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2019-02-21

アマデウス

★★★★★(5.0)
wアマデウス
鑑賞No:00014
原題:Amadeus
製作:1984年/アメリカ/160分
監督:ミロス・フォアマン
出演:F.マーレイ・エイブラハム/トム・ハルス

ウィーンの街で自殺を図った老人が「モーツァルトを殺したのは私だ」という告白を始める。この老人こそ、かつてオーストリア皇帝ヨゼフ2世に使えた作曲家サリエリだった。彼の前にモーツァルトが現れたことにより、彼の人生が変わっていくことになり、サリエリの愛した歌手にモーツァルトが手を出したことから憎悪は頂点に達していく・・・。

天才音楽家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの謎に満ちた私生活と、その死に関する謎を題材とした映画。天真爛漫で女たらしながら比類なき作曲の才能を持つモーツァルトと、宮廷作曲家という地位にありながらモーツァルトの才能に恐怖と嫉妬を感じるサリエリの好対照な人間の心理を巧みに描いている。天才モーツァルトを、第三者(サリエリ)の視点で描いているのがよい。

劇場公開日 1985年2月16日



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2019-02-20

アニマル・ハウス

★★(2.0)
wアニマル・ハウス
鑑賞No:00013
原題:National Lampoon's Animal House
製作:1978年/アメリカ/109分
監督:ジョン・ランディス
出演:ジョン・ベルーシ/トム・ハルス

フェーバー大学に入学したさえない新入生のラリーとケントは秀才揃いの学生クラブ「オメガ・ハウス」に入れてもらえず、怒った勢いで隣にあった「アニマル・ハウス」に入会する。しかし、大学の品位を脅かす「アニマル・ハウス」の存在に頭を痛めていた大学長は、彼らの一掃を画策していた・・・。

1962年のカレッジを舞台に、劣等生対優等生の学園生活を描くドタバタ・コメディ。ジョン・ランディス監督の大傑作コメディとも言われており、当時の全米歴代ヒットランキングの上位にも記録された作品だが、日米の笑いのセンスの違いからか(これは個人的なものかもしれないが)、あまり笑えなかった。ともかくドタバタが満載で何でもありといった感じ。当時の米国の大学風俗というものは伝わってくるような感じだが、得るものは少ないおバカ映画といった印象が強い。ただ、故ジョン・ベルーシの怪演は見ものかもしれない。

劇場公開日 1979年4月21日



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2019-02-19

アダムス・ファミリー

★★★(3.0)
wアダムス・ファミリー
鑑賞No:00012
原題:The Addams Family
製作:1991年/アメリカ/100分
監督:バリー・ソネンフェルド
出演:アンジェリカ・ヒューストン/ラウル・ジュリア

鉄の門に閉ざされた館に住むアダムス一家。その一家の弁護士タリーは多額の借金返済に困り、アダムス一家の財産を狙っていた。そのため、当主ゴメスの兄で長年行方不明になっているフェスターのそっくりさんをフェスターに仕立て上げ、送り込む。アダムス家でパーティが開かれた日、長女のウェンズデーの姿が見えなくなり、一家総出で捜すうちに、タリーたちに家から閉め出されてしまう・・・。

アメリカの漫画「アダムスのお化け一家」の映画化。典型的なアメリカン・ギャグ満載のコメディで、本国では抱腹絶倒かもしれないが、あまり笑えない映画だった。この映画で、アメリカと日本との“笑い”のセンスというか、感覚の違いを改めて感じさせられた象徴的な映画となった。(私個人の受け止め方だけかもしれませんが・・・)ただ、元のアニメは観たことがないのですが、キャラクターは皆個性的で、多分どれも想像以上によく演じられていたように思う。特にクリスティーナ・リッチのやや不気味な可愛さは印象的。なお、一家の顔でもあるゴメス役のラウル・ジュリアが早世したのは残念なことである。

劇場公開日 1992年4月25日



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2019-02-18

万引き家族

★★★★+(4.5)
w万引き家族
鑑賞No:02915
製作:2018年/日本/120分
監督:是枝裕和
出演:リリー・フランキー/安藤サクラ/松岡茉優

東京の下町。高層マンションの谷間に取り残されたように建つ古い平屋に、家主である初枝の年金を目当てに、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀が暮らしていた。彼らは初枝の年金では足りない生活費を万引きで稼ぐという、社会の底辺にいるような一家だったが、いつも笑いが絶えない日々を送っている。そんなある冬の日、近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねた治が家に連れ帰り、信代が娘として育てることに。そして、ある事件をきっかけに仲の良かった家族はバラバラになっていき、それぞれが抱える秘密や願いが明らかになっていく・・・・。

2018年・第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、日本映画としては1997年の「うなぎ」以来21年ぶりとなる、最高賞のパルムドールを受賞した作品。ワーキングプアともいえる両親のもと、家族5人で暮らす一家が主役だが、この一家、貧しく悪態をつきながらも固く結ばれた家族のように見えた。児童虐待に苦しむ少女を誘拐するかのように助けて同居するあたりも、法的には許されないことであっても、現実では救えない事態に犯罪覚悟で手を差し伸べるところなどは心情的に同情する点もある。しかし、最初に感じた違和感は万引き家族であるということではなかった。この家族に秘められた謎が後半解明された時、その闇の深さに驚愕する。現実ではありえないと思える設定だが、実は実際の事件を元に製作されたと聞いて、再度驚いた。この家族は何でつながっていたのだろうか? 最後は妻がすべての罪を背負ったような形になって終わっているが、少女の生活は元に戻ってしまっている。何かやるせなさが残る現代を象徴するかのような作品だった。

劇場公開日 2018年6月8日



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2019-02-14

明日に向って撃て!

★★★★+(4.5)
w明日に向って撃て!
鑑賞No:00011
原題:Butch Cassidy and the Sundance Kid
製作:1969年/アメリカ/110分
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
出演:ポール・ニューマン/ロバート・レッドフォード

家畜泥棒と銀行強盗を稼業とするブッチとサンダンスのふたり組が列車強盗をし、成功させる。しかし追跡隊に追われた二人はサンダンスの恋人を連れて南米ボリビアへ高飛びする。そこで再び荒稼ぎを始めるがやがて警察に追い詰められていく・・・。

実在した2人組の強盗を描いた新感覚のウエスタン。追っ手に追跡され追い詰められていくハラハラ感、ウィットの効いた会話、ブッチがサンダンスの恋人エッタを自転車に乗せて走るシーン、そしてその時流れるバカラックの音楽、どれも印象に残るものばかりです。さらに忘れられないラストシーン。今までのマカロニウエスタンとは一線を画す斬新な映画でした。

劇場公開日 1970年2月7日



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2019-02-13

悪魔の毒々モンスター

★(1.0)
w悪魔の毒々モンスター
鑑賞No:00010
原題:The Toxic Avenger
製作:1984年/アメリカ/92分
監督:マイケル・ハーツ/サミュエル・ウェイル
出演:アンドリー・マランダ/ミッチェル・コーエン

ヘルスクラブの清掃係のメルヴィンはさえない男。更衣室でいちゃつくカップルをたまたま目撃したことで、そのカップルの怒りを買い、仕返しをされる。その際に有毒廃棄物を全身に浴びてしまい、それがもとで醜悪なモンスターと化してしまう。しかしその後、街では次々と暴力事件が解決していくことになるが、それは謎のモンスターのお陰だった・・・。

あまりのくだらなさに「Z級映画」と呼ばれるカルト作品を制作するトロマ・エンターテイメントの作品。くだらなさを通り越して、差別ネタやエロ・グロネタが次々出てきて不快極まりない映画。アメリカにはこういう映画もひとつのジャンルとして認めており、納得の上で楽しむみたいだが、はっきり言って受け入れがたい映画だった。この作品はシリーズ化され他にも何作か製作されているが(悪魔の毒々ハイスクールというシリーズもある)、今後観ることはない作品と思われる。

劇場公開日 1987年1月15日



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2019-02-12

悪魔の棲む家

★★+(2.5)
w悪魔の棲む家
鑑賞No:00009
原題:The Amityville Horror
製作:1979年/アメリカ/118分
監督:スチュアート・ローゼンバーグ
出演:ジェームズ・ブローリン/マーゴット・キッダー

ジョージとキャサリーンの夫婦は3人の子供と共にニューヨーク郊外のアミティヴィルにある屋敷に引っ越して来た。この屋敷は破格の安さだったが、引っ越してすぐ異様な出来事が起こるようになる。この屋敷を訪れた神父もこの異様さにただならぬものを感じていたがどうしようもなかった。やがてジョージの行動がおかしくなり始め、キャサリーンは神父に助けを求めるが、神父も見えざる力で生ける屍となっていた・・・。

ニューヨーク郊外の一軒の屋敷を舞台に、そこで起こる超常現象に遭遇する一家の恐怖を描く。本作は実際に起こった事件をモデルにしているということで話題になった作品。実際、舞台となった屋敷で一家惨殺事件が起こっており、その屋敷にラッツ一家が引っ越してきて最後に結末に至る点は事実のようであるが、それ以外は事実と異なる点も多いよう。映画自体は「シャイニング」を思わせる内容で、実在事件の映画化というよりもホラー色の強い映画。本作は以後6作も続編が製作されており、2005年にはリメイク版も製作されている。

劇場公開日 1980年3月29日



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2019-02-11

青い珊瑚礁

★★+(2.5)
w青い珊瑚礁
鑑賞No:00008
原題:The Blue Lagoon
製作:1980年/アメリカ/105分
監督:ランダル・クレイザー
出演:ブルック・シールズ/クリストファー・アトキンズ

20世紀初頭の南太平洋。その海上を進行する一隻の船が突然火事になり、船にいた8歳のリチャードは父親とはぐれ、7歳の従妹のエミリーンと料理番のパディの3人は無人島に流れ着く。リチャードとエミリーンは生きていくための術をパディから教わりながら無人島で暮らすが、ある日そのパディが事故で死んでしまう。無人島でアダムとイヴのごとく暮らす2人はやがて愛し合うようになる・・・。

青い海とブルック・シールズの美しさが印象に残る作品。しかし逆に言うとそれだけの作品でもあった。ストーリーは性教育教材に使えそうな内容だが、無人島生活という切迫感やリアル感はあまり伝わってこない、奇麗過ぎる展開が目についた。2人きりの話が中心なのでやや退屈する場面も。(無人島ものではトム・ハンクスの「キャスト・アウェイ」があるが、こちらはほとんどトム一人での進行だが、退屈しなかったが・・・)

劇場公開日 1980年8月14日



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2019-02-10

アウトサイダー

★★★+(3.5)
wアウトサイダー
鑑賞No:00007
原題:The Outsiders
製作:1983年/アメリカ/92分
監督:フランシス・F・コッポラ
出演:C・トーマス・ハウエル/マット・ディロン

“グリース”のメンバーであるボニーはいつもツルんでいるジョニー、ダラスとある日、ドライブインシアターで女の子と知り合う。しかしその子たちは“グリース”と対立関係にあるグループ“ソッシュ”の女の子で、ソッシュの連中に追われる事件が起こる。この事件がきっかけで、2つのグループの対立は深まり・・・。

オクラホマ州タルサの少年グループ、“グリース”と“ソッシュ”の対立を軸にした「ウエスト・サイド物語」を彷彿させる青春映画。1980年代に観た時は耀いて見えたこの映画も今となっては耀きの失せた映画に見えるのは私が年を取ったせいでしょうか・・・?見ていて少し恥ずかしくなるようなクサさがありますが、青春映画としては映画史の1ページを飾る作品ではあるのでしょうか。やはり今観て一番すごいのはキャストでしょう。トム・クルーズ、マット・ディロン、ロブ・ロウ、ダイアン・レイン・パトリック・スウェイジなどなど・・・。確かに今だと豪華ですね。ちなみに、“ソッシュ”は裕福な地区のグループ、“グリース”は貧しい地区のグループだったことから、コッポラ監督は若手俳優たちから良い演技を引き出すため、ロケ期間中、ソッシュのメンバーは一流ホテルで優雅に過ごさせ、グリースのメンバーは三流ホテルで待遇も落としたといわれている。

劇場公開日 1983年8月27日



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2019-02-09

愛は危険な香り

★★+(2.5)
w愛は危険な香り_2
鑑賞No:00006
原題:Lady Beware
製作:1987年/アメリカ/108分
監督:カレン・アーサー
出演:ダイアン・レイン/マイケル・ウッズ

デパートなどのショー・ウィンドウでディスプレイ・デザイナーのカチア。ピッツバーグで最大のデパートのウィンドウを任されたカチアは、エロチックで風変わりなディスプレイを披露し、道行く人の目を奪った。そんな彼女に一人の男が目をとめる。ジャックという異常な性癖を持つこの男は、やがてカチアを尾行し、不気味な電話をし始める・・・。

特筆すべき点の薄い作品で、ごく単純なストーカーに対する復讐もの。緊張感や恐怖感も薄く、サスペンス性も低い。しいて言うなら、ダイアン・レインが本作で初ヌードを披露している点ぐらい?ダイアン・レイン自身はヌードも辞さないぐらいの意気込みを感じたが、作品に対する一般的な評価も低いとういう残念な作品。

劇場公開日 1987年9月12日



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2019-02-03

愛の選択

★★+(2.5)
w愛の選択
鑑賞No:00005
原題:Dying Young (The Choice of Love)
製作:1991年/アメリカ/111分
監督:ジョエル・シュマッカー
出演:ジュリア・ロバーツ/キャンベル・スコット

新聞の求人広告を見て富豪の病人看護婦の募集に応募したヒラリーは、いったん断られるが何故か再び呼び戻されて採用される。ヒラリー採用は、病人である富豪の息子ビクターのたっての希望だった。ビクターは白血病患者で、その闘病生活のすざまじさに、ヒラリーは一時仕事をやめようとするが、やがてビクターとも心を通わせ始め、自暴自棄に陥っていくビクターを必死で支えようとしていく・・・。

恋愛+重い病気という個人的にはキツイ設定のため、普段なら映画館にまでは観に行かない映画(DVDでも進んでは観ない映画?)だが、知人に誘われて嫌々?観に行った映画。案の定、暗い気持ちになった。あまり好きではない恋愛映画だが、描くならやっぱり明るくコミカルな恋愛ものがいいとつくづく思った。ネタばれになるため記載しませんが、思っていた結末ではなかったのがなりよりの救いでした。

劇場公開日 1991年12月14日



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2019-01-30

愛と青春の旅だち

★★★★★(5.0)
w愛と青春の旅だち
鑑賞No:00004
原題:An Officer and a Gentleman
製作:1982年/アメリカ/124分
監督:テイラー・ハックフォード
出演:リチャード・ギア/デブラ・ウィンガー

自堕落な生活をする父親と別れを告げたザック・メイオは海軍士官養成学校に入る。そこで厳しい訓練を受ける中、懇親パーティで出会った町娘ポーラと恋に落ちる。真剣な愛を求めるポーラと、仕官になるまでの遊びで付き合っているザックだったが、そんな折同じように町娘と付き合っていた仲間のシドに不幸が訪れる・・・。

日本でもヒットした青春映画。リチャード・ギアにとって飛躍するきっかけとなった作品。ラストで結ばれる2人でさわやかな感動を呼ぶ。何よりも引き立った、際立ったのは鬼教官を演じたルイス・ゴセットJr。普段の教習のときとは全く違った卒業式での振る舞いが印象的。この作品でアカデミー助演男優賞を受賞するのだが、納得。

劇場公開日 1982年12月18日



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2019-01-27

空飛ぶタイヤ

★★★★+(4.5)
w空飛ぶタイヤ
鑑賞No:02914
製作:2018年/日本/120分
監督:本木克英
出演:長瀬智也/ディーン・フジオカ/高橋一生//深田恭子

ある日トラックの事故により、1人の主婦が亡くなった。事故を起こした運送会社社長、赤松徳郎が警察から聞かされたのは、走行中のトラックからタイヤが突然外れたという耳を疑う事実だった。整備不良を疑われ、世間からもバッシングを受ける中、トラックの構造自体の欠陥に気づいた赤松は、製造元であるホープ自動車に再調査を要求する。しかし、なかなか調査が進展を見せないことに苛立った赤松は、自ら調査を開始。そこで赤松は大企業によるリコール隠しの現実を知ることとなる・・・・。

実際に起こった三菱自動車によるトラック脱輪死傷事故とリコール隠しを下敷きにした作品だが、現実もこうだったのだろうと思わず思ってしまう倫理観のない企業至上主義を顕著に現した作品。ここでは弱者はいつも被害者・犠牲者となり、泣き寝入りさせられている現実。正義感を持って真実を追求しても巨大な悪の壁のもと、潰えてしまう現実をまざまざと見せつけられる。内部告発でさえ非情なまでの追及で犯人捜しをされ、握りつぶされてしまう。実際にも発覚していないだけで、至る所で同じようなことが起こり、闇から闇に葬りさられているのではないかと思わず疑ってしまう。ラストは真実が暴かれるという、いわゆるハーピーエンドで終わるが、根本的な問題が解決されていないので、どうもスッキリしない終り方だった。ただ、十分見ごたえはある作品。

劇場公開日 2018年6月15日



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2019-01-26

愛と哀しみの果て

★★★(3.0)
w愛と哀しみの果て
鑑賞No:00003
原題:Out of Africa
製作:1985年/アメリカ/161分
監督:シドニー・ポラック
出演:ロバート・レッドフォード/メリル・ストリープ

デンマークの資産家の娘カレンはスウェーデンの男爵との結婚を機に念願だったアフリカ・ケニアの農園に新居を構える。ナイロビに向う途中、カレンは冒険家のデニスという男と出会い、デニスから頼みごとをされる。これがカレンにとって運命の出会いとなるのだが・・・。

アフリカの大地に魅せられ、アフリカに渡ってコーヒー園を営む1人の女性を中心に、彼女を取り巻く2人の男性との恋と仕事の波乱の半生を描く。アフリカを舞台にした壮大なドラマではあるが、2時間40分という長尺と恋愛がベースということから、多少退屈する映画ではあった。ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープという申し分ないキャストなので、本気で観ると見ごたえはあったと思う。第58回アカデミー賞は本作と「カラーパープルで熾烈な争いをし、結果的に本作が7部門を制覇することになるが、個人的には「カラーパープル」の方がよかった。

劇場公開日 1986年3月15日



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2019-01-24

愛と栄光への日々/ライト・オブ・デイ

★★(2.0)
w愛と栄光への日々 ライト・オブ・デイ
鑑賞No:00002
原題:Light of Day
製作:1986年/アメリカ/109分
監督:ポール・シュレイダー
出演:マイケル・J・フォックス/ジーナ・ローランズ

オハイオ州クリーブランドの工場で働くジョーは、夜はクラブで姉と組んでロックバンドのギタリストとして活躍していた。姉のパティはツッパリから家を飛び出し、父親の分からない子供を産んでいたことから母との間でいさかいが絶えなかった。そんな二人の関係にジョーはいつも心を痛めていた・・・。

ロックに情熱をかける姉弟を描く青春ドラマ。かなり以前に観た映画のため、ストーリーはあまり記憶にないが、結局はその程度の映画だったように思う。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のようなライト・コメディタッチのマイケル・J・フォックスを期待してみたら少し期待外れになるはず。

劇場公開日 1987年6月13日



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2019-01-22

アイアン・イーグル

★+(1.5)
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鑑賞No:00001
原題:Iron Eagle
製作:1986年/アメリカ/116分
監督:シドニー・J・フューリー
出演:ルイス・ゴセットJr./ジェイソン・ゲドリック

アメリカ空軍機がテスト飛行中、中東上空で被弾、パイロットが捕虜となる。そして捕まったパイロットのテッドはそのまま裁判で死刑判決を言い渡される。父テッドとともに大空を飛ぶことを夢見ていた息子のダグはなんとか自分の手で父を助けたいと思うがどうしようもできなかった。そんなダグの前に、黒人の退役軍人チャビーが現れる・・・。

戦闘機好きの人にはある意味たまらない映画かもしれないが、そうでない人にはなんてことのない映画です。知っている限りこのシリーズは「4」まで続いていますが、何で?という感じです。もうかなり昔に観た映画なので詳細は忘れましたが、印象に残っているのは「愛と青春の旅だち」で鬼教官を演じていたルイス・ゴセットJrが出演していたぐらい?

劇場公開日 1986年4月19日



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2019-01-21

イエロー・ハンカチーフ

★★+(2.5)
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鑑賞No:02069
原題:Yellow Handkerchief
製作:2008年/アメリカ/96分
監督:ウダヤン・プラサッド
出演:ウィリアム・ハート/マリア・ベロ

6年の刑期を終えて刑務所から出所したブレットは、ひとりニューオーリンズに向かうためフェリー乗り場でフェリーを待っていた。そこで、若い娘のマーティーンと青年ゴーディに声をかけられ、道中を共にすることになる。ブレッドの向かうニューオーリンズには彼の妻がいるはずだったが、彼の目的はあることを確かめることだった・・・。

本作は言わずと知れた山田洋次監督の名作「幸福の黄色いハンカチ」のリメイク。基本的なストーリーや有名なシーンはオリジナルから受け継がれているが、登場人部の設定などはだいぶ違っているし、何よりも淡白に描かれすぎていて、あまり情が移らないし、感動も少ない。たとえば出所直後、店に立ち寄ってビールを飲むシーン。あまりにも有名で、高倉健のビールを飲み干したときの表情は、長かった刑務所暮らしのつらさと、それからの開放感が画面からひしひしと伝わってくる。しかし、本作はそんな演技もなく、あっさりと飲み干してしまう。ラストの黄色いハンカチのシーンもそう。この映画で最も盛り上がるシーンだが、「えっ、ウソー」といってしまいたいほどのあっさりさ。邦画が傑作なだけにどうしても比べてしまうが、あまりにも差が目立つ作品。

劇場公開日 2010年6月26日



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2019-01-20

ダリル (D.A.R.Y.L.)

★★★+(3.5)
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鑑賞No:00140
原題:D.A.R.Y.L.
製作:1985年/アメリカ/99分
監督:サイモン・ウィンサー
出演:バレット・オリヴァー/メアリー・ベス・ハート

自分の名前しか覚えていない少年ダリルが山中で発見され、児童保護センターで保護される。やがて子供のいないアンディ&ジョイス夫婦のもとに里子に出され、彼は勉強でもスポーツでもスーパー少年ぶりを発揮する。そんなある日、ダリルの本当の両親と名乗る男女がやって来てダリルを連れて帰っていく。しかしアンディ夫婦たちが後をつけてみると・・・・。

人間と見分けがつかない少年型ロボットといえばまずスピルバーグ監督の「A.I.」(2001年)が思い浮かぶが、「A.I.」よりも16年も先駆けてこの「ダリル」が存在する。「ダリル」は「A.I.」のような悲しい物語ではないが、人間として目覚めていくダリルに対し、研究対象としてしか見ていない軍によって抹殺されそうになるのはよく似たシチュエーション。ただ、心ある人間によってハッピーエンドへと話が進んでいくところは救われた気持ちになる。派手さはないが、ハートフルな作品。

劇場公開日 1986年2月22日



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2019-01-17

釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束

★★★(3.0)
w釣りバカ日誌18
鑑賞No:01492
製作:2007年/日本/114分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/浅田美代子/檀れい/三國連太郎

記念すべきシリーズ20作目。本作でついにスーさんこと鈴木一之助は社長を退任し会長に就任する。
会長に就任直後、スーさんが行方不明になり重役たちは大騒ぎ。スーさんの奥さんから相談を受けたハマちゃんは、わずかな手がかりから岡山にいることを突き止め、いざ岡山へ。しかしふたりはそこでリゾート開発をめぐる騒動に巻き込まれてしまうのだった・・・。

今回の主役はスーさんだったので、マドンナ(檀れい)があまり目立たなかったのが残念。思えば、釣りのシーンも少なく、檀れいと高嶋政伸のロマンスも描き切れていなかったのが少々消化不良。ストーリー的にはマンネリ化されたありきたりの内容だが、興味ある話ではあったので、もう少し二転三転あってもよかった。瀬戸内の風景は、どこか見たような風景で親しみが感じられたが、方言は板についておらず違和感があった。あと鯉太郎がやけに大きくなっていたのには驚いた。

劇場公開日 2007年9月8日



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2019-01-16

疑惑の影

★★★(3.0)
w疑惑の影
鑑賞No:00611
原題:Shadow of a Doubt
製作:1942年/アメリカ/108分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:テレサ・ライト/ジョゼフ・コットン

サンタ・ローザの町に住むニュートン一家は幸せな日々を送っていたが、長女のチャーリーは家庭を生き生きとしたものにしたいと思っていた。そのため、母の弟で憧れのチャーリーー叔父さんに来てもらおうとしたところ、偶然にもチャーリー叔父さんの方からニュートン家にやってきた。一家は歓待するが、実はチャーリー叔父さんはある犯罪のために身の危険を悟り、逃げてきたところだった・・・。

身内とは思えないほどの愛情感を叔父さんに対して示すチャーリーの映画前半部と裏腹に、叔父さんに対する疑惑を持ってからの異常なまでの態度の豹変ぶりを示す映画後半部とのギャップが凄い。疑惑を持ったチャーリーが、その疑惑を明らかにするため、恐怖に慄きながら秘かに調査を進める後半はサスペンスものの醍醐味を感じさせる。

劇場公開日 1946年12月17日



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2019-01-15

LIAR GAME The Final Stage

★★★★+(4.5)
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鑑賞No:01975
製作:2010年/日本/133分
監督:松山博昭
出演:戸田恵梨香/松田翔太/田辺誠一/鈴木浩介

神崎直は一度は辞退した「ライアーゲーム」最終決戦に、秋山深一を助けるために参加することに。今回のエデンの園ゲームは、金・銀・赤の3色のリンゴのうち、プレイヤーが一つを選ぶという単純なもの。赤が揃えば全員+1億円。誰かが裏切り、金か銀に投票すると赤の投票者が負債を負うルール。赤がない場合は、金と銀の多い方が+1億円となる。直はみんなに「赤を揃えましょう」と呼びかけるが・・・・。

ありえない状況設定と、その中で繰り広げられる心理ゲームは、「カイジ 人生逆転ゲーム」を思わせるが、「カイジ 人生逆転ゲーム」が3つのゲームで構成されているのに対し、こちらは「エデンの園ゲーム」一つ。それもごく単純なルールで、これを13回行うというのだから、最初ちょっとうんざりしかけたが、意外とこれが面白い。これがこのドラマの醍醐味なのだろうか(TVドラマは見てなので詳しくは知らないが・・・)、騙しあいの連続に、ゲーム展開はスリル満点。TVドラマは見ていなくても十分楽しめる。

劇場公開日 2010年3月6日



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2019-01-14

あしたのジョー (2011年版)

★★★(3.0)
wあしたのジョー(2011年)
鑑賞No:02131
製作:2011年/日本/131分
監督:曽利文彦
出演:山下智久/香川照之/伊勢谷友介/香里奈

東京の下町で、矢吹丈は元ボクサーの丹下段平にボクサーとしてのセンスを見出される。しかし、問題を起こしたジョーは少年院に収監される。そこで、プロボクサー・力石徹と運命の出会いを果たしたジョー。やがて少年院を出た二人は、ボクサーとしてそれぞれ登りつめていくが、力石は世界戦を前にジョーとの決着を望む。しかし、ウエイト差が対決の障害となっていたため、力石は過酷な減量をはかり、ついに2人は宿命の対決に挑む・・・・。

言わずと知れた日本漫画史上の傑作であり、ボクシング漫画の金字塔といえる「あしたのジョー」の実写版。アニメ版同様、宿命のライバル・力石徹との対決を軸に描かれている。原作本もTVアニメも全て見切っている者にとってはたった2時間の映画では物足らなさが残るだけだが、映画としいて描くにはこれが限界か!? どうしても最初はアニメとの違和感は感じぜらるは得なかったが、それでも観ていると、山下智久の矢吹丈、伊勢谷友介の力石徹のキャスティングはなかなか良かった。また、彼らのこの映画に賭けた肉体改造も見もの。そして彼らにも増してはまっていたのが香川照之の丹下段平。もはや本人のイメージは完全に消し去って、丹下段平になりきっている俳優魂には脱帽。ストップモーションを多用しているのは一見効果的でもあったが、ややスピード感を失っていてその点は残念。

劇場公開日 2011年2月11日



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2019-01-13

のぼうの城

★★★★(4.0)
wのぼうの城
鑑賞No:02372
製作:2011年/日本/145分
監督:犬童一心/樋口真嗣
出演:野村萬斎/榮倉奈々/成宮寛貴/佐藤浩市

天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は、最後の敵・北条家を攻めるに当たり、その支城・忍城の攻略を寵臣・石田三成に命じた。“のぼう様(でくのぼうの意)”と領民から慕われる城代・成田長親は、小田原城に援軍として行っている城主で従兄の成田氏長の、開城の命を覆し、三成軍2万の大軍をわずか500人の兵で対抗することに・・・・。

戦国時代の実話を基にした和田竜のオリジナル脚本の映画化。でくのぼうの意で“のぼう様”と領民から慕われている主人公の成田長親だが、呼び名の通り、武芸はまったくだめで、さらにちょっと頭の弱そうなのんびり者。こんな男が籠城した城の城代としてわずか500の兵で2万の大軍を迎え撃って撃退するという話だから、歴史ファンならずとも興奮するストーリーである。ただ、どんな戦略で?と大きな期待が膨らむが、前半はのぼう様の活躍の場は無い。あるとすれば、希代の人心掌握術で、領民や兵の戦意を高めたことだが、緒戦の勝利も部下の家老たちの活躍によるもので、のぼう様の活躍はない。そんなのぼう様の見せ場は命がけの船上での田楽踊りと、開城の際の敵将・石田三成とのやりとりだろう。田楽踊りは、狂言師・野村萬斎の面目躍如ともいえる見事な踊りで、敵味方を一体にさせている。水攻めシーンはCGを使って迫力を出そうとしたみたいだが、ちょっとやりすぎのようでリアル感がなかった。逆に時期的に当初の公開時期が東日本大震災と重なり、津波を想像させるとして公開時期が延期になったらしいが、あの映像では致し方ないか。

劇場公開日 2012年11月2日



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2019-01-12

相棒 劇場版II 警視庁占拠!特命係の一番長い夜

★★★(3.0)
w相棒 劇場版II 警視庁占拠!特命係の一番長い夜
鑑賞No:02130
製作:2010年/日本/119分
監督:和泉聖治
出演:水谷豊/及川光博/小西真奈美/小澤征悦

警視庁本部内で、警視総監はじめ各部の部長ら幹部12名を人質にした籠城事件が起こる。犯人は1人だったが動機は不明で要求もないまま、時間だけが過ぎていった。やがて特殊捜査班と機動隊員が強行突入し、犯人は射殺され、人質は全員無事保護される。事件は一件落着するが、なぜ犯人は籠城したか解明されないまま、事件は闇に葬られようとしていた。疑問を持った杉下右京と神戸尊は独自の調査を始めるが・・・・。

籠城事件そのものがストーリーの中心と思って観始めましたが、籠城事件そのものは意外とあっさり解決してしまい、ストーリーは籠城事件を起こした犯人の動機である、7年前のテロ事件の真相追求となってくる。テロ事件を闇に葬ったとされるのは警察上層部ということで一見、スケールが大きそうだが、傍から見ていると警察内部の権力抗争も含めた内輪もめのようで、実際の政界と同様、映画的な面白さやスケールの大きさは感じられなかった。ラストは確かに衝撃的だったが、ある意味、「相棒」の重要なキャストだけにあれでよかったのだろうか・・・?

劇場公開日 2010年12月23日



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2019-01-11

海外特派員

★★★+(3.5)
w海外特派員
鑑賞No:01125
原題:Foreign Correspondent
製作:1940年/アメリカ/120分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジョエル・マクリー/ラレイン・デイ

1938年、ニューヨークのモーニング・グローブ紙の社長は、政情不穏なヨーロッパの情勢を取材するため、ジョーンズ記者を特派員として派遣する。早速、取材のため、戦争防止の立役者であるオランダの元老政治家ヴァン・メアに近づくが、アムステルダムで開かれる平和会議に出席しようとしたヴァン・メアは、ジョーンズの目の前で射殺されてしまう。犯人を追ったジョーンズは、犯人が逃げ込んだ風車小屋で監禁されているヴァン・メアを見つけ・・・。

ヒッチコックお得意の巻き込まれ型サスペンスだが、テンポよい展開と分かりやすいストーリーで充分楽しめる。意外とスケールの大きい作品となっており、飛行機の墜落シーンなど70年前の作品とは思えない映像技術には驚かされる。サスペンスシーンも健在で、特に風車小屋でのシーンは最初から最後までドキドキしっぱなし。ロンドン塔での殺し屋が主人公を突き落とそうとタイミングを計るシーンもハラハラです。

劇場公開日 1976年9月11日



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2019-01-10

陽炎(かげろう)

★★★★(4.0)
w陽炎
鑑賞No:02913
製作:1991年/日本/106分
監督:五社英雄
出演:樋口可南子/仲代達矢/本木雅弘/荻野目慶子

昭和3年、熊本の花街。女胴師りんは両親亡き後、若旦那として料亭「八雲」を切り盛りしている弟・市太郎から、かつての故郷は、今や宿敵・岩船一家が牛耳る、色と欲に満ちた場所になっていると知らされる。りんは、身寄りのないりんと弟を引き取り育ててくれた「八雲」の先代への恩返しのため岩船一家を相手に死闘を繰り広げるのだった・・・・。

樋口可南子の異常なまでの美しさを目の当たりにする作品。女任侠ものでは岩下志麻などの大御所女優は別として当時の若手女優では一番と思われていた夏目雅子に勝るとも劣らない妖艶さを見せつけた。ただ妖艶さと言ってもけばけばしくもなければ、いらやしくもない、清楚なイメージが漂うため、夏目雅子とは違った美しさを醸し出していた。それだけに、終盤の岩船一家への殴り込みには驚かされた。たった一人で殴り込みに行くこと自体、勝算があるのかと首をひねったが、まさかダイナマイト持参とは恐れ入った。最初、仲代達矢演じる村井の立ち位置がよく分からなかったが、ラストで納得した。樋口可南子の作品は色々観てはいるが、個人的には本作が一押しの代表作となった。

劇場公開日 1991年2月9日

(予告編なし)

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2019-01-09

ちはやふる 結び

★★★★(4.0)
wちはやふる 結び
鑑賞No:02912
製作:2018年/日本/128分
監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず/野村周平/新田真剣佑/上白石萌音

瑞沢高校競技かるた部の1年生・綾瀬千早がクイーン・若宮詩暢と壮絶な戦いを繰り広げた全国大会から2年が経った。3年生になった千早たちは個性派揃いの新入生たちに振り回されながらも、高校生活最後の全国大会に向けて動き出す。一方、藤岡東高校に通う新は全国大会で千早たちと戦うため、かるた部創設に奔走していた。そんな中、瑞沢かるた部で思いがけないトラブルが起こる・・・・。

てっきり前2作「上の句」「下の句」による全2部作だと思っていたが、ただそれにしては全国優勝もしていなければ、新との対決、クイーンとの雪辱戦などが描かれないままの消化不良作だと前回の鑑賞時、感じていた。しかし、やはり作る方も観る方も同じ感想だったようで(作る方は最初から続編は想定していたと思うが)、完結編に当たる本作が製作されたので納得し、前回のノリで鑑賞した。広瀬すず演じる千早は相変わらずのキャラだったが、他のメンバーは2年間で大きく成長したかのように人間ができてきていたのでドタバタ劇のようなシーンはなく、すこし残念と思えたが、その役どころは今回、新入生2名が引き継いでいたので、緊張感は維持できた。今回、最も印象が変わっていたのが、野村周平演じる太一。かるたと大学受験の両立が思うようにできず、千早と新の関係にも疑心暗鬼することで悩み落ち込むシリアスな場面が目立った(太一のキャラがかなり抑えられていた)。一方、クイーンは本作でも絶対的な存在を強調されながら、千早との実戦での対決シーンが無かったのは残念。

劇場公開日 2018年3月17日



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2019-01-08

エンド・オブ・ホワイトハウス

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02446
原題:Olympus Has Fallen
製作:2013年/アメリカ/120分
監督:アントワン・フークア
出演:ジェラルド・バトラー/モーガン・フリーマン

アメリカ独立記念日の翌日となる7月5日、綿密に練られたテロ計画によりホワイトハウスが襲撃、占拠される前代未聞の事態が発生。大統領を人質にとったアジア人テロリストは、日本海域からの米軍第7艦隊の撤収と核爆弾作動コードを要求する。、かつて大統領専属のシークレットサービスだったマイクが、ホワイトハウスへの潜入に成功するが・・・・。

ホワイトハウス版ダイ・ハードといえる作品。設定やストーリーもよく似たシーンがあった。ただ、ダイ・ハードは、巻き込まれ型で自分の不幸を嘆きながらもタフに敵を撃退していくが、本作は自ら占拠されたホワイトハウスに乗り込み、大統領を救出しようとするところは対照的。それでも、タフさは共通で、多人数に対して1人ではありえない活躍ぶり。ストーリーも分かりやすく、盛り上がりも随所にあるが、一番の急所である、大統領の息子やマイクの妻が窮地に落ちなかったのは、さらなる盛り上げには欠かせないと思ったが・・・。

劇場公開日 2013年6月8日



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2019-01-07

友罪

★★★(3.0)
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鑑賞No:02904
製作:2018年/日本/129分
監督:瀬々敬久
出演:生田斗真/瑛太/佐藤浩市/夏帆

ジャーナリストの夢を諦めて町工場で働き始めた益田は、同じ時期に入社した鈴木と出会う。無口で影のある鈴木は周囲との交流を避けている様子だったが、同じ年の益田とは少しずつ打ち解けていく。しかしある出来事をきっかけに、益田は鈴木が17年前の連続児童殺傷事件の犯人なのではないかと疑いを抱くようになり・・・。

やはり注目は瑛太が演じる少年Aのその後の青年役。感情を心の奥底に隠し、得体の知れない狂気的な男を演じるところは「アヒルと鴨のコインロッカー」を彷彿させるし、NHK大河ドラマ「西郷どん」での大久保利通役にも通ずる。そのため、全体的には暗く、重い作品だが最後まで見入ってしまう。ただ、「64 ロクヨン」の瀬々敬久監督作品なのである程度は仕方ないが、佐藤浩市の役どころや演技が「64 ロクヨン」と被るのには観ていて困った。

劇場公開日 2018年5月25日



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2019-01-06

ヴェノム

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02911
原題:Venom
製作:2018年/アメリカ/112分
監督:ルーベン・フライシャー
出演:トム・ハーディ/ミシェル・ウィリアムズ

「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。エディはシンビオートが語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる・・・・。

マーベルコミック作品の映画は昨今の異常なまでの多作化で少々飽き気味だったが、本作は割と新鮮で、また入りやすい内容だったため、思わず一気に観てしまった。また、ヴェノムの気色悪い風体とは裏腹に、ちょっとコミカルな言動にも親しみが湧いてくる。主人公も決してダンディでもハードボイルドでもスーパーマンでもない、フツーのオッサンで、不運の運命に翻弄される姿には同情すらしたくなるキャラだ。最近のマーベル作品とは一線を画すお勧めの映画。

劇場公開日 2018年11月2日



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2019-01-05

ミッション:インポッシブル フォールアウト

★★★★+(4.5)
wミッション インポッシブル フォールアウト
鑑賞No:02910
原題:Mission: Impossible - Fallout
製作:2018年/アメリカ/147分
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ/ヘンリー・カビル

盗まれた3つのプルトニウムを回収するミッションについていたイーサン・ハントと仲間たちだったが、回収目前で何者かによりプルトニウムを奪われてしまう。事件の裏には、秘密組織「シンジケート」の残党が結成した「アポストル」が関与しており、手がかりはジョン・ラークという名の男だった。ラークが接触するという謎めいた女、ホワイト・ウィドウに近づく作戦を立てるイーサンとIMFだったが、イーサンの動きに不信感を抱くCIAが、監視役として敏腕エージェントのウォーカーを送り込んでくる。イーサンは疑惑の目を向けるウォーカーを同行しながら、ミッションを遂行するのだが・・・・。

ストーリーは割と単純だが、それが却って作品を分かりやすく面白くしている。さらに圧巻なのは、息をもつかせぬほどの間隔で展開する追跡戦。もはやスピード感という言葉では表現できないほどの目で追えない超スピード感に興奮する。相変わらずのありえないアクションシーンの目白押しだが、CGと分かっていても現実と区別がつかないリアル感にも驚かされると同時に、至る所でトム・クルーズ自身でアクション・シーンを演じているらしく、驚きは尽きない。シリーズも回数を重ねるたびに質は落ちがちだが、本作はシリーズ最高傑作と言っても過言ではない。

劇場公開日 2018年8月3日



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2019-01-04

ラプラスの魔女

★★★+(3.5)
wラプラスの魔女
鑑賞No:02907
製作:2018年/日本/116分
監督:三池崇史
出演:櫻井翔/広瀬すず/福士蒼汰/志田未来

妻と温泉地を訪れた初老男性が硫化水素中毒で死亡する事件が発生した。捜査を担当する刑事・中岡は妻による遺産目当ての計画殺人を疑うが、事件現場の調査を行った地球化学専門家・青江修介は、気象条件の安定しない屋外で計画を実行するのは不可能として事件性を否定。しかし数日後、被害者男性の知人が別の地方都市で硫化水素中毒により死亡する事故が起きる。新たな事故現場の調査に当たる青江だったが、やはり事件性は見受けられない。もし2つの事故を連続殺人事件と仮定するのであれば、犯人はその場所で起こる自然現象を正確に予測していたことになる。行き詰まる青江の前に謎の女・羽原円華が現われ、これから起こる自然現象を見事に言い当てる。彼女は事件の秘密を知る青年・甘粕謙人を探しており、青江に協力を頼むが……。

原作は読んでいないのでよく分からないが、東野圭吾作品の映画化ということで期待して観たが、思ったほどの面白さはなかった。まず、ピエール=シモン・ラプラスが提唱した「ラプラスの悪魔」という物理学の概念が犯罪に関連しているが、そもそもポピュラーな概念ではないので知らないと何のことかわからない。その上、リアル感が薄いため、どうも入り込めなかった嫌いがある。若手俳優で固めた作品だが、存在感があったのは円熟味の増してきた豊川悦司だったような気がする。

劇場公開日 2018年5月4日



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2019-01-03

のみとり侍

★★+(2.5)
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鑑賞No:02906
製作:2018年/日本/110分
監督:鶴橋康夫
出演:阿部寛/寺島しのぶ/豊川悦司/斎藤工

長岡藩のエリート藩士・小林寛之進は、運悪く藩主の機嫌を損ねてしまい、猫の「のみとり」の仕事に就くよう命じられる。それは文字通り猫ののみを取って日銭を稼ぐものだが、実際は床で女性に愛をお届けする裏稼業であった。長屋で暮らすのみとりの親分・甚兵衛のもとで働きはじめた寛之進は、初めてののみとり相手であるおみねから下手くそと罵られたものの、伊達男・清兵衛の指南によって腕を磨いていく。そんな中、老中・田沼意次の失脚を受けてのみとり禁止令が敷かれ、寛之進らは突如として犯罪者扱いされてしまう・・・・。

もちろん風貌から二枚目役は板についている阿部寛だが、この手のコメディ作品における三枚目役ももはやお馴染みになった感がある。それにしても、人気テレビドラマの「TRICK」を始め、「テルマエ・ロマエ」や「疾風ロンド」のような心の中でつぶやく作品が多いというか似合っている俳優かも。裸シーンやHネタも同様。この作品も同時期に観た松坂桃李の「娼年」ほどではないにしろ、ここまでやるかと言った体を張った演技には脱帽する。ただ、作品自体の評価は期待した程ではなかったため低め。

劇場公開日 2018年5月18日



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2019-01-02

泥棒役者

★★★+(3.5)
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鑑賞No:02902
製作:2017年/日本/114分
監督:西田征史
出演:丸山隆平/市村正親/石橋杏奈/宮川大輔

かつて金庫破りとして泥棒稼業に足を踏み込んでいた大貫はじめ。今では足を洗い小さな町工場で真面目に働き、恋人の美沙と幸せな同棲生活を送っていた。しかし、刑務所から出所したばかりのかつての泥棒仲間だった畠山則男に「美沙に泥棒だった過去をバラす」と脅されたはじめは、則男とともに泣く泣くある豪邸に泥棒に入る。忍び込んだ豪邸で「豪邸の主人」「絵本作家」「編集者」と次々と別人に間違えられるはじめは、泥棒であることがバレたくない一心で間違えられた役柄を必死に演じることとなるが・・・・。

原作が舞台作品というのはよく分かります。やはり、映画よりも舞台の方が本作品におけるキーとなる緊張感はよく伝わると思う。ただ、単純に楽しめる作品になってはいる。主演の丸山隆平もキャラクターを活かした役作りでいい味を出してはいたが、この映画の作品イメージをより強く印象付ける演技をしていたのは、さすがとも言える市村正親の役どころ。「ここまでよくやるな~」という驚きを通り越して、むしろこの役を自ら進んで楽しんで演じているとさえ感じる演技に納得した。あとは前半の展開が良すぎた分、後半はもっと映画ならではの展開になってもよかったのでは?

劇場公開日 2017年11月18日



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2019-01-01

DESTINY 鎌倉ものがたり

★★★(3.0)
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鑑賞No:02901
製作:2017年/日本/129分
監督:山崎貴
出演:堺雅人/高畑充希/堤真一/安藤サクラ

幽霊や魔物、妖怪といった「人ならざるもの」が日常的に姿を現す古都・鎌倉。この地に居を構えるミステリー作家・一色正和のもとに嫁いできた亜紀子は、妖怪や幽霊が人と仲良く暮らす鎌倉の街に最初は驚くが、次第に溶け込んでいく。正和は本業の執筆に加え、魔物や幽霊が関わる難事件の捜査で警察に協力することもあり、日々はにぎやかに過ぎていった。しかし、そんなある日、亜紀子が不測の事態に巻き込まれ、黄泉の国へと旅立ってしまう。正和は亜紀子を取り戻すため、黄泉の国へ行くことを決意するが・・・。

ファンタジー色の強い、ちょっとコミカルな作品。もっとシリアスな映画かと思っていたら、子供のいる家族で観ても楽しめる内容になっている。事態は深刻でも、それを感じさせないのは一つは堺雅人と高畑充希が夫婦役の設定がポイント。また、「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が贈るCG映像の世界もそんな雰囲気をさらに醸し出している。ただし、「ALWAYS 三丁目の夕日」のような感動は期待しない方がよい。

劇場公開日 2017年12月9日



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2018-12-31

娼年

★★★+(3.5)
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鑑賞No:02909
製作:2018年/日本/119分
監督:三浦大輔
出演:松坂桃李/真飛聖/冨手麻妙/猪塚健太

大学での生活も退屈し、バイトに明け暮れ無気力な毎日を送っているリョウ。ホストクラブで働く中学の同級生シンヤがリョウのバイト先のバーに連れてきたホストクラブの客、御堂静香。彼女は秘密の会員制ボーイズクラブ「パッション」のオーナーで、恋愛や女性に興味がないというリョウに「情熱の試験」を受けさせ、リョウは静香の店で働くこととなる。「娼夫」という仕事に最初は戸惑うリョウだったが、女性たちひとりひとりが秘めている欲望の奥深さに気づき、そこにやりがいを見つけていく。リョウは彼を買った女性たちの欲望を引き出し、そして彼女たちは自分自身を解放していった・・・・。

この作品は内容・ストーリーはともかく、一人の大学生が「娼夫」という仕事に目覚めて、No.1「娼夫」に変貌していくその過程が見ものであり、何と言っても主人公の大学生リョウを演じる松坂桃李の、言葉通り体当たり演技に脱帽する。松坂桃李のこれまでのイメージだと、役柄が限定され大きな飛躍が望めないと思っていたが、前作の「不能犯」で悪役を演じ切り、そして今回は生々しいベッドシーンをまさに体当たりで演じ切ったことで、格段と役柄の幅が広がったと思える。ここまでやれれば、どんな役でも行けるので、次回作も期待してしまう。女優陣はあまり知らない人ばかりだったが、こちらも松坂桃李に負けず劣らずの体当たり演技だった。なお、老女役を演じた江波杏子は本作が映画の遺作となった。

劇場公開日 2018年4月6日



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2018-12-30

ボヘミアン・ラプソディ

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02908
原題:Bohemian Rhapsody
製作:2018年/アメリカ/135分
監督:ブライアン・シンガー
出演:ラミ・マレック/ルーシー・ボーイントン

1970年のロンドン。ルックスや複雑な出自に劣等感を抱くフレディ・マーキュリーは、ボーカルが脱退したというブライアン・メイとロジャー・テイラーのバンドに自分を売り込む。類いまれな歌声に心を奪われた二人は彼をバンドに迎え、さらにジョン・ディーコンも加わってクイーンとして活動する。やがて「キラー・クイーン」のヒットによってスターダムにのし上がるが、フレディはスキャンダル報道やメンバーとの衝突に苦しむ・・・・。

世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。「クイーン」やフレディ・マーキュリーの名やエイズで亡くなったことなど基本中の基本的なことぐらいしか知らなかったが、本作で「クイーン」の誕生秘話やスキャンダル、メンバーとの確執、そしてエイズ感染などの真実?が生々しく描かれている。次々と起こる障害や反発などにも屈せず、自己を貫いたフレディの壮絶な人生が垣間見れる作品。

劇場公開日 2018年11月9日



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2018-12-23

卒業

★★★★(4.0)
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鑑賞No:00128
原題:The Graduate
製作:1967年/アメリカ/107分
監督:マイク・ニコルズ
出演:ダスティン・ホフマン/キャサリン・ロス

大学で陸上部のスターだったベンジャミンは卒業を機に帰郷して、卒業記念パーティーに出席する。そこで幼馴染のエレーヌの母と再会し、彼女から思わぬ誘惑を受ける。やがて夜毎の逢瀬を重ねることになるが、一方で憂鬱な日々を過ごしていた。そんな彼を心配した両親は、幼馴染のエレーヌとの交際を勧め、初めてのデートでエレーヌに恋してしまう・・・・。

大学を卒業する頃の社会に出て行くことへのいいようのない不安感、年上の女性への憧れや興味、そして幼く不安だらけの自分を包み込んでくれる包容力への安心感、そして純粋な恋愛・・・・。男なら一度は考え感じることをダスティン・ホフマンがよく演じていた。そしてバックに流れるサイモン&ガーファンクルの名曲と、ラストの花嫁を連れ去るシーン。映画音楽の重要性を感じるとともに、鮮烈な印象を残し大ヒットにつながったラストシーンはあまりにも有名で必見である。

劇場公開日 1968年6月8日



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2018-11-24

カメラを止めるな!

★★★★+(4.5)
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鑑賞No:02905
製作:2017年/日本/96分
監督:上田慎一郎
出演:濱津隆之/真魚/しゅはまはるみ/長屋和彰

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたが、そこへ本物のゾンビが襲来。ディレクターの日暮は大喜びで撮影を続けるが、撮影隊の面々は次々とゾンビ化していき・・・。

2017年11月に「シネマプロジェクト」第7弾作品の「きみはなにも悪くないよ」とともに劇場で上映されて好評を博し、2018年6月に単独で劇場公開。当初は都内2館の上映だったが口コミで評判が広まり、同年8月から全国で拡大公開。200万人を超える観客動員を記録する異例の大ヒットとなった。前半の30分あまりと後半の1時間の大きな落差と、謎解きのような伏線の説明はドタバタ劇のように見せて実は緻密に計算された演出に驚愕する。ともかく話題の映画と言うことで、早く観たかったが、今回GYAOで1日限定の無料配信が行われ、観ることができた。最初は手振れ映像のまさにB級映画そのもので、落胆しかけたが、後半は様相が一変、俄然面白くなるという構成。96分の短尺だが見ごたえある、良くできた作品。

劇場公開日 2018年6月23日



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2018-11-11

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★★(2.0)
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鑑賞No:02903
製作:2017年/日本/70分
監督:齊藤工
出演:高橋一生/松岡茉優/斎藤工/リリー・フランキー

13年前に突然失踪した父親の消息が判明した。しかし、がんを患った父の余命はわずか3カ月。父と家族たちの溝は埋まることなく、3カ月後にこの世を去ってしまう。葬儀に参列した人びとが語る家族の知らなかった父親のエピソードの数々によって、父と家族の13年間の空白が埋まっていく。

多額の借金をして、借金取りに毎日取り立てにあう父親が突然失踪し、13年後、消息が分かるが余命3か月という設定。そして父が死に、葬儀の場で父の借金の理由を家族が知るというストーリーで、当然、その真実の意外さを期待して本作を観た。結論は、意外性なしの一言。ネタバレになるので詳細は書かないが、ありがちな結論で、期待していただけに落胆も大きかった。また、70分という短尺なので、もっとスピーディに進行してもいいはずなのに、無意味にスローテンポ。そのため、気だるい感じが終始否めなかった。結局、何を言いたい映画なのか分からないまま終わった作品。(冒頭、同姓の故人の葬儀が目と鼻の先であり、次々とくる弔問客が受付を間違えるというシーンがある。主人公の父の弔問客は少ないながら、生前の父親の人柄を愛し、行いに感謝しているが、逆に弔問客は多いが表向きや世間体だけで集まっているだけという現実ありがちな光景を皮肉っている作品に見えた。)

劇場公開日 2018年2月3日



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2018-11-04

ラストエンペラー

★★★★★(5.0)
wラストエンペラー
鑑賞No:00249
原題:The last emperor
製作:1987年/イタリア、イギリス、中国/163分
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
出演:ジョン・ローン/ジョアン・チェン

わずか3歳で清朝皇帝になり、1000人もの宦官にかしずかれての生活をおくっていた。14歳のとき、イギリス人のジョンストンが溥儀の家庭教師となり、彼の目は世界に向けられる。しかし1924年、馮玉祥のクーデターで紫禁城を追われた溥儀は、日本軍に利用され、満州国の傀儡皇帝となる・・・。

中国清朝最後の皇帝溥儀の生涯を描く。本作は劇場で鑑賞したが、長尺にも関わらず飽きずに非常に楽しめた。回想シーンを交えながらではあるがストーリーはきちんと整理されており、分かりやすかった。また映像も綺麗だったし、坂本龍一が担当した音楽も素晴らしかった。多少歪曲された部分もあるようだが、歴史ドラマとして溥儀の激動の人生をよく伝えている作品と思う。皇帝という地位まで登りつめながら、実は囚人のように自由に外にも出ることのできない一人の男の実像をジョン・ローンが淡々と演じていたのも印象的。

劇場公開日 1988年1月23日



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2018-08-26

リバース・エッジ

★★(2.0)
wリバース・エッジ
鑑賞No:02900
製作:2018年/日本/118分
監督:行定勲
出演:二階堂ふみ/吉沢亮/上杉柊平/SUMIRE

女子高生の若草ハルナは、元恋人の観音崎にいじめられている同級生・山田一郎を助けたことをきっかけに、一郎からある秘密を打ち明けられる。それは河原に放置された人間の死体の存在だった。ハルナの後輩で過食しては吐く行為を繰り返すモデルの吉川こずえも、この死体を愛していた。一方通行の好意を一郎に寄せる田島カンナ、父親の分からない子どもを妊娠する小山ルミら、それぞれの事情を抱えた少年少女たちの不器用でストレートな物語が進行していく・・・・。

主演の二階堂ふみ以外は無名なのか、それとも有名だけど私が知らないだけなのか、俳優は名前も知らない人ばかり。でも、分からなかったのは俳優の名前だけでなく、映画そのものもよく分からなかった。そもそも原作は岡崎京子の同名漫画らしいが、もちろん知らない作品で、なおかつ現代ではなく、90年代が舞台だそうだ。ただ、映画からは時代観は伝わってこなかった。つまり、いつの時代の話なのかといった設定からして分からない内容。そして登場人物。不良と付き合い、授業をさぼって学校の屋上でたばこを吸う、優等生とは言えない主人公のハルナが一番まともで、あとの登場人物はみんな変な奴らばかりだ。そして、展開していくストーリーや設定も何か暗く、気味悪く、汚く、残酷なシーンの連続である。とても食事中などに観るべきではない内容である。これが実話の映画化ならまだ分からないでもないが、結末もスッキリしない中途半端な作品と言わざるを得ない。二階堂ふみの体当たり演技には女優魂を感じはするが、興業的にも大コケした理由は分からないではない。

劇場公開日 2018年2月16日



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2018-08-12

探偵はBARにいる3

★★★+(3.5)
w探偵はBARにいる3
鑑賞No:02899
製作:2017年/日本/122分
監督:吉田照幸
出演:大泉洋/松田龍平/北川景子/前田敦子

札幌にあるアジア最北の歓楽街・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くす探偵のもとに、相棒である高田が人探しの依頼を持ち込んでくる。失踪した女子大生・麗子について調査を開始した探偵たちは、モデル事務所の謎めいた美人オーナー、マリに翻弄されるうちに、いつしか大きな事件に巻き込まれていく・・・・。

探偵シリーズ」の実写映画化第3作。3作通して大泉洋と松田龍平の共演。1作目、2作目も観たけど、ストーリーはほとんど記憶に残っていない。ストーリーは独立しているので、それでも問題はないが、出演者もシリーズ化しているため、お馴染み?の人が記憶にないとちょっとわかりにくい。作品的にはもっとコミカルだった印象があったが、今回は思ったほどコメディ性は弱く、大泉もシリアスな演技が強い感じがした。内容はごちゃごちゃしておらず、うまくまとまっているが、逆にまとまりすぎていて出来すぎと言うか、意外性はない。北川景子演じるマリのナゾの行動の理由を知った時、思わず涙する。

劇場公開日 2017年12月1日



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2018-07-27

不能犯

★★★+(3.5)
w不能犯
鑑賞No:02898
製作:2018年/日本/106分
監督:白石晃士
出演:松坂桃李/沢尻エリカ/新田真剣佑/間宮祥太朗

都会のど真ん中で連続変死事件が発生し、現場では必ず黒スーツの男が目撃されていた。その男・宇相吹正はSNSで「電話ボックスの男」と噂される人物で、とある電話ボックスに殺人の依頼を書いた紙を貼ると実行してくれるのだという。彼に狙われた者は確実に死亡するが、その死因は病死や自殺、事故など、いずれも殺人が立証できないものだった。警察はようやく宇相吹正の身柄を確保して任意聴取を始める。宇相吹正の能力にベテラン捜査官たちも翻弄される中、女性刑事・多田だけが彼にコントロールされないことが判明し・・・。

個人的には、沢尻エリカが普通にその美貌と魅力を見せた作品。ただ、作品全体は普通とは言えない内容。原作は人気コミックらしいが、読んだことが無いため何とも言えないが、謎が多すぎてフラストレーションが溜まる作品ではある。また、沢尻エリカ演じる多田刑事の周辺でばかり事件が起こるという、狭すぎる人間関係にも世界観の無さを感じざるを得なかった。そもそも、松坂桃李演じる宇相吹正って何者? 「ウソウフキマサ」⇒「「うそをふきます」⇒「嘘をつきます」と言った感じに、ダジャレ世代の私には読み換えられ、「ダジャレかよ?」と突っ込みたくなるほど、真面目なのかギャグなのかすら分からない。結局、何もわからないまま、解説も結論もないまま、あの終わり方では消化不良感が残るのは私だけだろうか? 設定は面白かっただけに満足のいくラストが欲しかった。どうも続編を意識しての終わり方としか思えない。松坂桃李はこれまでの役どころとは全く異なった役柄を好演している。

劇場公開日 2018年2月1日



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2018-06-01

僕と妻の1778の物語

★★★(3.0)
w僕と妻の1778の物語
鑑賞No:02118
製作:2011年/日本/139分
監督:星護
出演:草なぎ剛/竹内結子/谷原章介/吉瀬美智子

SF作家の朔太郎と妻・節子は結婚16年を迎える仲睦まじい夫婦だった。そんなある日、節子は不意に腹痛に襲われ、もしや妊娠かと期待を膨らませて病院に行くが、急遽手術となり、大腸がんに冒されていることが判明する。余命1年と宣告されるが、医者から「笑うことで免疫力が上がることがある」と聞かされた朔太郎は、節子のために1日1編、笑える小説を書くことを決意するが・・・・。

SF作家の眉村卓と2002年にガンで逝去した夫人との実話を基にした作品。余命1年と宣告された夫人だったが、夫の毎日1編書く短編の効果もあり、5年もの間、余命を延ばす結果となるのだが、基本的に重い内容であるにも関わらず、主演のキャラにもよるのか、また意図的な描き方にもあるのか、あまり深刻さは伝わってこない。また、途中途中で、代表的な短編のイメージが描かれているが、どうも笑えないものばかりだし、オチもないようで、ただただ映画全体を軽薄なものにしてしまっているような感じが否めなかった。それ故、泣ける映画かと思いきや、泣けなかった作品。



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2018-05-28

グリーン・ホーネット

★★+(2.5)
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鑑賞No:02119
原題:The Green Hornet
製作:2010年/アメリカ/119分
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:セス・ローゲン/ジェイ・チョウ

ブリット・リードはロサンゼルスにある大新聞社の御曹司だったが、幼くして母を亡くし、新聞社の創業者である厳格な父に反抗して、放蕩生活を繰り返す青年だった。しかしある日、父が急死し、ブリットが社長の座につくことに。そんな中、父の運転手だったカトーから父の意外な一面を知らされ、正義に目覚めたブリットはロスに蔓延る悪を退治する決意をする。そして、天才発明家でもあるカトーとともに“グリーン・ホーネット”と名乗って活動を始めるが・・・・。

スーパーヒーローものだが、主人公が人間的に問題ある設定なのは奇を衒って面白いのかもしれないが、観ていてもどうもヒーローものとしては感じにくく、日本で興行的に失敗した理由も分かるような気がする作品。主人公に反して、まさに完璧なヒーローとして活躍するのが相棒のカトーだが、こちらは役どころの割にインパクトの薄い俳優が演じているためにどうも盛り上がりに欠ける。映画に彩りを加える大きな要素として、秘書役でキャメロン・ディアスが出演しているのは救いだが、もう少しストーリーに絡んで欲しかった。

劇場公開日 2011年1月22日



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2018-05-25

SPACE BATTLESHIP ヤマト

★★★(3.0)
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鑑賞No:02122
製作:2010年/日本/138分
監督:山崎貴
出演:木村拓哉/黒木メイサ/柳葉敏郎/緒形直人

西暦2199年。突如地球に侵攻して来た正体不明の敵・ガミラスによって、人類は存亡の危機に瀕していた。地球は遊星爆弾によって放射能汚染され、わずかに生き残っていた人類は地下に避難して生き延びていた。そんなある日、地球にカプセルが落下してくる。それは惑星イスカンダルからの通信カプセルで、そこに行けば放射能除去装置があるという。人類は一縷の望みをこのメッセージにかけ、イスカンダル目指し宇宙戦艦ヤマトが旅立つことに・・・・。

往年の名作アニメを最新のCG技術を駆使して実写版として再現させた映画。アニメの実写化としては、アニメのイメージを損なわず、なかなかの出来だと思った。ただ、観た感じ(印象)としては、「宇宙戦艦ヤマト」色よりも「スター・ウォーズ」と「エイリアン」を足して2で割ったような印象の映画。また、森雪が戦闘員だったり、佐渡先生が女性だったりとキャラクターを少しいじっており、多少違和感はあった。また敵のでスラー始めガミラス星人の実体が出てこないのもアニメと大きく異なり、「ヤマト」でありながら「ヤマト」とは違う作品のような印象が残った。映画なのでしょうがない点もあるが、イスカンダルまでの道のりが安易で、アニメで描かれていた激しい戦闘で満身創痍になったヤマトというイメージが感じられなかったのは残念。

劇場公開日 2010年12月1日



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2018-05-21

薄桜記

★★★(3.0)
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鑑賞No:02897
製作:1959年/日本/109分
監督:森一生
出演:市川雷蔵/勝新太郎/真城千都世/三田登喜子

丹下典膳は高田馬場での決闘へ向かう途中の中山安兵衛と出会った。安兵衛の相手が自分と同門の知心流と知りその場を離れる典膳だったが、同門を見捨てたとして師匠から破門を言い渡される。典膳は千春という女性と結ばれるが、留守中に知心流の門弟五人により千春を陵辱されてしまう。五人組に復讐するため、典膳は浪人となり千春と離別し、千春の兄に斬られ片腕を失った。安兵衛は主人である浅野内匠頭の仇討ちのため吉良邸への討ち入りを計画。一方、典膳は吉良家に迎え入れられていた・・・・。

五味康祐の産経新聞連載小説の映画化で、赤穂浪士の仇討を背景とした時代劇。背景は赤穂事件ではあるが、赤穂事件を描いているわけではないので忠臣蔵ファンには物足らない内容。ただ、主人公の丹下典膳に関するストーリーは壮絶。名前が丹下で、片腕を失うことから途中、「丹下左膳」の話かと間違うような展開だったが、ラストの片腕での殺陣は緊張感があってハラハラした。顔と名前が分かる俳優が勝新だけで、キャストの設定も最初よく分からなかったので、初めて観るのなら役どころを予習して観た方がより楽しめる。

劇場公開日 1959年11月23日



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2018-05-19

パーフェクト・ストーム

★★★(3.0)
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鑑賞No:00965
原題:The Perfect Storm
製作:2000年/アメリカ/130分
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:ジョージ・クルーニー/マーク・ウォルバーグ

1991年。マサチューセッツ州の港からビリー船長ら6人を乗せたアンドレア・ゲイル号が出港する。それぞれが思いを胸に秘めて大漁で帰港する決意で臨んだ出港でみごと大漁となるが、帰路、グレイスと呼ばれるハリケーンが発生し、さらに低気圧と高気圧のせいで未曾有の大嵐となったパーフェクト・ストームに巻き込まれることに・・・・・。

海洋パニックものとしては迫力ある映像で、壮絶な自然の猛威との闘いに手に汗握る。ストーリーも分かりやすいし、人間も良く描かれていて、感情移入もできる内容。ただそれだけに、結末が暗く、スッキリと終われないところが残念。ジョージ・クルーニーはコメディやラブ・ストーリーなどにも幅広くチャレンジしていますが、やはりこの作品のような男らしい、男くさい役どころが良く似合いますね。

劇場公開日 2000年7月29日



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2018-05-17

ニセ札

★★★+(3.5)
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鑑賞No:01865
製作:2009年/日本/94分
監督:木村祐一
出演:倍償美津子/青木崇高/板倉俊之/木村祐一

新千円札が発行された昭和25年の、とある貧しい小さな村。小学校では子供たちが読む本もない有様だった。そんなある日、小学校の教員、かげ子のもとに、教え子の大津からニセ札作りの計画を持ちかけられる。最初は頑なに断るかげ子だったが、やがて子供たちのために参加することに。製紙や印刷のプロが集まり、ニセ札作りは本格的に始まることに・・・・。

お笑い芸人・木村祐一の長編初監督作品。1951年に起こった実在の事件がモデルになっている。酷評も多いこの作品ですが、同じお笑い芸人の松本人志の初監督作品「大日本人」なんかと比べると内容にしろ、映画撮影に対する姿勢にしろ、全然良かったと思います。もちろん、まだまだ素人監督なので、酷評されるようなツッコミどころも色々とありますが、第一回監督作品としては及第点ではないでしょうか?ただ、実在の事件がモデルというところが興味深いですが、ニセ札作りまでに相当時間をかけた割に、ニセ札が出来てからの展開があっけないほどあっさりしていて、ちょっと拍子抜けしたのが残念だった。

劇場公開日 2009年4月11日



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