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2018-05-02

傷だらけの栄光

★★★★+(4.5)
w傷だらけの栄光
鑑賞No:01826
原題:Somebody Up There Likes Me
製作:1956年/アメリカ/113分
監督:ロバート・ワイズ
出演:ポール・ニューマン/ピア・アンジェリ

ボクシングのミドル級世界チャンピオン、ロッキー・グラジアノの伝記映画。ニューヨークの貧民街に育ったロッキーは、子供の頃から遊ぶ金欲しさに仲間と盗みを働く札付きのワルだった。ある日、喧嘩をして感化院に送られ、さらに揉め事を起こして刑務所に。ようやく出所したら今度は陸軍に徴集されるが、上官を殴って脱走する。そして名を変えてボクサーとしてデビューするが・・・・。

ロッキー・グラジアノという実在の世界チャンピオンのボクサーの実話を描いている見ごたえのある映画。冒頭からとにかくテンポのよい展開。もうちょっとじっくり描いてもいいんじゃないという思いを無視するかのように、どんどん先に展開していく。2時間の映画で描ききるにはこうでもしないと描ききれないほどの波乱に富んだ人生だったからだ。野性味溢れる主人公、その内に留めることのできないエネルギーをだれかれかまわず爆発させ、感化院、刑務所、軍隊へと転々としていく。そしてそのエネルギーを唯一正当な方法で爆発させることのできるボクシングの世界に入っていき、最大の相手となるトニー・ぜールとの死闘を演じることに・・・・。観ていてどうしても「あしたのジョー」の矢吹丈が頭をよぎったのは私だけだろうか?ロッキーの波乱の半生、そしてぜールとの死闘は非常に見ごたえがある。

劇場公開日 1956年12月15日



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2018-02-19

知りすぎていた男

★★★(3.0)
w知りすぎていた男
鑑賞No:02018
原題:The Man Who Knew Too Much
製作:1956年/アメリカ/120分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジェームズ・スチュアート/ドリス・デイ

アメリカの医師ベンは、妻のジョーと7歳の息子ハンクを連れて、パリで開かれた会議に出席後、モロッコを旅していた。そのバスでの道中で知り合ったベルナールとマラケシュで食事をする約束をするが、ベルナールに急用が発生しキャンセルとなる。そして翌日、ベンたちが市場に買い物に行っていると、そこでアラビア人に変装したベルナールが何者かに殺されてしまう・・・・。

ヒッチコックお得意の、いわゆる巻き込まれ型のサスペンス。ただ、巻き込まれる事件の大きさに比べて、主人公と秘密を告げる謎の男との関係が希薄すぎて、いまいち現実性が乏しい気がした。それでも、子どもを誘拐された夫婦が必死になって犯人を追う姿は真に迫ってくるものがあり、首相暗殺へのクライマックスに至るまでのオーケストラの盛り上げも見事。さすがはヒッチコックという演出。ドリス・デイが歌う「ケ・セラ・セラ」も印象深く、観終わっても当分耳から離れなかった。

劇場公開日 1956年7月12日



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2016-01-19

OK牧場の決斗

★★★
OK牧場の決斗
鑑賞No:00416
原題:Gunfight at the O.K. Corral
製作:1956年/アメリカ/122分
監督:ジョン・スタージェス
出演:バート・ランカスター/カーク・ダグラス

牛泥棒のクラントン一家を追ってフォート・グリフィンにやって来たダッジ・シティのマーシャル、ワイアット・アープは、町民からリンチされそうになっていた賭博師ドク・ホリデイを、彼の情婦ケイトの協力で救い出す。ダッジ・シティで女賭博師ローラと出会ったワイアットはやがて彼女と共に第二の人生を歩もうと決意するが、そこへトゥームストンの町で保安官をしている兄バージルから救援の報が届けられ・・・・。

1881年10月26日に行われた、アリゾナ州トゥームストーンにおけるワイアット・アープとクラントン一味との対決の映画化。この有名な決闘の映画化は他にジョン・フォード監督の「荒野の決闘」があるが、豊富な資金、最高の技術、恵まれた俳優陣による本作は内容的にも事実にかなり正確である。バート・ランカスターが、威厳はあるが、どこか冷たいワイアット・アープを好演している。

劇場公開日 1957年7月3日



(キャスト一覧)
バート・ランカスター(Wyatt_Earp)
カーク・ダグラス(Doc_Holliday)
ロンダ・フレミング(Laura_Denbow)
ジョー・バン・フリート(Kate_Fisher)
ジョン・アイアランド(Ringo)
ライル・ベトガー(Ike_Clanton)
フランク・フェイレン(Cotton_Wilson)
アール・ホリマン(Charles_Bassett)
テッド・デ・コルシア(Shanghai_Pierce)
デニス・ホッパー(Billy_Clanton)
ジョン・ハドスン(Virgil_Earp)


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2015-12-27

禁断の惑星

★★★
禁断の惑星
鑑賞No:00594
原題:Forbidden Planet
製作:1956年/アメリカ/98分
監督:フレッド・M・ウィルコックス
出演:ウォルター・ピジョン/アン・フランシス

西暦2200年、高度に文明の進んだ地球人は、他の遊星に植民を行い、光より速いスピードの原子艇で宇宙を駈けめぐる。アダムス機長の遊星連合、宇宙巡察機C-57-D号は惑星第4アルテアに赴く。艇の任務は20年前、この惑星に派遣・消息を絶った科学者の一団を探すことだった・・・・。

地球外の惑星を材にとった空想科学スリラー。科学技術が使う者を虜にするという思索的なSF映画の製作に影響を与えたと言われる作品。「イドの怪物」をはじめとする特殊効果、恐るべきクレール人の地下施設、不気味で革新的な電子音楽など楽しめる要素は多い。

劇場公開日 1956年9月8日



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2014-05-25

間違えられた男

★★★+
間違えられた男
鑑賞No:00229
製作:1956年/アメリカ/105分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ヘンリー・フォンダ/ベラ・マイルズ

貧乏バス演奏者のマニイは妻の歯の治療費を工面するため、保険会社に借金に行く。しかしそこの窓口係に強盗犯人と間違われ、マニイは警察に連行されてしまう。強盗犯人の顔とマニイの顔はそっくりで、筆跡まで酷似していたため犯人と断定され独房行きとなる。なんとか姉の奔走で保釈金によりマニイは釈放されるが、無実の罪を証明するため、弁護士を雇うことに・・・・。

これはいつものヒッチコック作品と思ってみるとガッカリする。いつものスリラーやホラーとは若干違い、誤認逮捕された男の不安や恐怖は描かれているが、あまり謎解きの要素はない。無実の罪なのに逮捕され、その容疑を覆す術のないとき、善良な市民の見方であるべき警察が、いいようのない国家権力の巣窟で無力な個人ではとても太刀打ちできないという空しさを感じてしまう、そんな映画。最近の邦画であった「それでもボクはやってない」が印象として近い。

間違えられた男-1

出演者
ヘンリー・フォンダ
ベラ・マイルズ
アンソニー・クエイル
ハロルド・J・ストーン

  1. 邦画-ま