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2019-02-25

アラビアのロレンス

★★★★★(5.0)
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鑑賞No:00016
原題:Lawrence of Arabia
製作:1962年/イギリス/227分
監督:デヴィッド・リーン
出演:ピーター・オトゥール/アレック・ギネス

1935年5月13日に起きたバイク事故で1週間後、一人の男が他界する。その男の名はトマス・エドワード・ロレンス。彼こそアラブを母国とし、砂漠とその民をこよなく愛し、砂漠での利権を狙い侵攻するトルコ軍に果敢に反抗した英国人T・E・ロレンスだった・・・・。

アラブ国民の英雄、T・E・ロレンスの波乱の半生を描いた名作。この映画は第35回アカデミー賞作品賞ほか計7部門を制覇している。長尺ながら骨太で見応えのある作品。実在の英雄の半生を描いているが、そこにはただ単に英雄の姿があるだけではなく、一人の男の苦悩と挫折を丁寧に描いた人間ドラマが存在しており、文句なしの名作といえる。なかなか遠く離れた日本にいては分かりにくい中東だが、現代のパレスチナ問題を理解するにも役立つ内容となっている。もちろん、アラブのことについてあまり予備知識がなくても十分楽しめるが、内容的には重い。

劇場公開日 1963年2月14日



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  1. 洋画-あ
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2016-10-04

椿三十郎 (1962年版)

★★★★★
椿三十郎(1962)
鑑賞No:01457
製作:1962年/日本/96分
監督:黒澤明
出演:三船敏郎/仲代達矢/加山雄三/入江たか子

薄暗い社殿で密議する九人の若侍。彼らは城代家老睦田に、次席家老黒藤と国許用人竹林の汚職粛清の意見書をさし出したが受け入れてもらえず、大目付菊井に諭されてこの社殿に集っていた。彼らは黒幕は城代家老としてこれを討とうと考えるが、社殿の奥でこの話を聞いていた一人の素浪人が現れる。素浪人は、本当の黒幕は大目付菊井だといい放ち、その手勢が社殿を取り囲むと、見事な機転で若侍たちを危機から救うのだが・・・。

名作「用心棒」の続編ともいえる作品。確かに痛快で、観るものを惹きつけて離さないストーリー展開は見事。話の骨格は藩を揺るがす大事件ながら、敵も味方もコミカルなキャラが多く出てくるため、全体的に緊迫感というより、ほのぼの感さえある話となっている。主人公の椿三十郎というキャラクターもいい。決してスマートなヒーローではない。一見汚らしく、飄々とした軽さはあるものの、どこか頼りがいのある人物イメージを醸し出し、実際に権謀術数に長け、剣術もめっぽい強い。三船敏郎だからこそ演じきれた役柄のようにも思える。相手役を演じた仲代達矢のギラギラした鋭い目の侍役も良かった。コミカルなストーリー展開に一本筋を入れ、全体を引き締め緊張感を与える役どころとして重要なキャラとなっている。ラストの対決シーンは多少あっけなく感じられたが、その分衝撃的な印象を強く残す結果となった。

劇場公開日 1962年1月1日



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  1. 邦画-つ

2015-08-06

忠臣蔵 花の巻 雪の巻

★★★★
忠臣蔵 花の巻 雪の巻
鑑賞No:02687
製作:1962年/日本/207分
監督:稲垣浩
出演:松本幸四郎(八代目)/加山雄三/三橋達也/宝田明

元禄十四年春三月、年々の慣例として勅使饗応の役を申し渡された播州赤穂の城主浅野内匠頭は、指南役吉良上野介から礼儀作法について教えをこうことになった。が、上野介は意味もなく内匠頭を嘲笑した。饗応の儀もあと一日という御勅答御儀の日であった。それまで抑えに抑えていた正義の剣は、殿中松の廊下で振りおろされた・・・・。

言わずと知れた赤穂浪士の討ち入りを描いた作品。忠臣蔵関係の映画は数多くあれど、本作は世に知れたエピソードを多く取り入れた、割とポピュラーな作品の一つではないだろうか。主演は八代目松本幸四郎(のちの松本白鷗)。その他、もはや今となっては故人となられた人も多いが、豪華キャストといえる往年の俳優・女優が勢ぞろいしている。207分という長尺ではあるが、忠臣蔵には数多くのエピソードがあるので、よくこの時間に纏めたなぁと感心する構成。当然、代表的なエピソードに絞られてはいるが、畳替え事件や吉良邸の図面入手などは漏れなく描かれている。全体は花の巻と雪の巻に分かれ、花の巻は松の廊下刃傷事件・内匠頭切腹まで、雪の巻は吉良邸討ち入りまでが中心。

劇場公開日 1962年11月3日



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