
鑑賞No:00109
原題:Traitement De Choc
製作:1972年/フランス/91分
監督:アラン・ジェシュア
出演:アラン・ドロン/アニー・ジラルド
パリで婦人服の工場を経営する中年女性エレーヌ・マッソンは40歳を目の前にしてまだ独身だ。彼女にはボーイフレンドがいたが若い女に彼氏を取られて自分が女性としての魅力が無くなっているのと全身の老化に気づき友人でゲイのジェロームの紹介でシェルブールの海岸にある療養所へやって来るが・・・。
フランスの往年の2枚目俳優アラン・ドロン。個人的には「太陽がいっぱい」や「ボルサリーノ」が好きな作品で、クールなイメージがあるが、中には異質な作品もある。その代表的な作品がこの「ショック療法」ではないだろうか。ストーリー自体は、今となってはポピュラーになったアンチエイジングの先駆けのような内容だが、その治療を担当するアラン・ドロン演じるドクター・デビレによる恐怖の行為に戦慄させられる作品。ただ、もっとも衝撃的だったのは、全裸で海岸を走り抜けるアラン・ドロンの映像かな。
劇場公開日 1973年8月18日
