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2019-11-22

パピヨン

★★★★(4.0)
wパピヨン
鑑賞No:00184
原題:Papillon
製作:1973年/フランス、アメリカ/151分
監督:フランクリン・J・シャフナー
出演:スティーブ・マックィーン/ダスティン・ホフマン

胸に蝶の刺青があることからパピヨンと呼ばれる男。身に覚えのない殺人罪で終身刑を言い渡された彼は、自由を求めて脱獄を繰り返した末、親友のドガと共に脱獄不可能とされる孤島に送られるが・・・・。

無実の殺人罪で刑務所に収監されたパピヨンがひたすら脱獄を試みて、ついには成功し自由の身となるまでを描いた作品。アンリ・シャリエールの自叙伝「パピヨン」の映画化として有名。パピヨンとドガをそれぞれスティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンが演じているが、2人のすばらしい演技が、この映画の完成度を高めている。ずいぶん昔に観た映画なので細かいところは忘れたが、牢獄での悲惨な生活が多く描かれていた分、ラストの絶壁から飛び込んだ海は眩しいくらい青かったように記憶している。じっくり腰を据えて観たい映画である。

劇場公開日 1974年3月16日



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2019-09-09

スティング

★★★★★(5.0)
wスティング
鑑賞No:00119
原題:The Sting
製作:1973年/アメリカ/129分
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
出演:ポール・ニューマン/ロバート・レッドフォード

1936年のシカゴを舞台に詐欺を働いていたフッカーたちは、バックに大組織がいるとも知らず、ある男をカモって大金を得る。怒った組織はフッカーの仲間で師匠のルーサーを殺し、フッカーは命からがら逃げ延びる。殺されたルーサーへの復讐を誓ったフッカーは伝説的詐欺師のゴンドーフを訪ね、大組織相手に一世一代の大詐欺を企てる・・・。

第46回アカデミー作品賞をはじめ計7部門を受賞した娯楽映画の傑作。極めつけは有名なラストの大ドンデン返しだが、そこに至るまでの二転三転するストーリー展開も見事。ストーリー展開自体、軽妙で、スリリングで、飽きさせない内容であり、雰囲気やバックで流れる音楽も、実際は知らないながら1930年代という時代を何となく感じさせる。CGを駆使した映画でなくても、達者な俳優陣とよく練られた脚本があればこれだけ面白い映画ができるという見本の一つ。未鑑賞の方は是非観て心地よく騙されて頂きたい。

劇場公開日 1974年6月15日



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2019-06-26

最後の猿の惑星

★★+(2.5)
w最後の猿の惑星
鑑賞No:00084
原題:Battle for the Planet of the Apes
製作:1973年/アメリカ/93分
監督:J・リー・トンプソン
出演:ロディ・マクドウォール/クロード・エイキンズ

人類と猿類との戦争はついに核戦争へと発展し、両者はほとんど全滅してしまう。その中でわずかに生き残った猿類のリーダー、シーザーは未来を予知できた両親が残したといわれるビデオを発見し、人類との共存を目指すようになる。しかし、ミュータント化した人類が猿の都を攻撃してきて激しい戦闘が繰り返されることに・・・。

「猿の惑星」シリーズ最終章。衝撃的な第1作から、その後日譚ともいえる第2作、チョット視点を変えて舞台を現代の地球にした第3作と、インパクトは薄れながらも「猿の惑星」の世界を広げていったシリーズだが、最後はなんかむりやり辻褄を合わせながら丸く収めたといった感が強い。でも結局、矛盾が多く、第1作のような衝撃さは微塵もない、あまり意味のない結末編となったのは残念。第3作目まではなんとか面白いシリーズで期待もあっただけに落胆した。

劇場公開日 1973年7月21日



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2019-04-13

エクソシスト

★★★+(3.5)
wエクソシスト
鑑賞No:00037
原題:The Exorcist
製作:1973年/アメリカ/122分
監督:ウィリアム・フリードキン
出演:エレン・バースティン/リンダ・ブレア

ワシントンで仮住まいしている女優のクリスの一人娘リーガンにある日、異変が起こる。声色は変わり卑猥な言葉を連発し、形相も変貌していった。医者に見せても埒が明かず、リーガンの行状は日増しにひどくなっていった。悩んだクリスはカラス神父に悪魔祓いを依頼する・・・・。

一大オカルト・ブームを巻き起こした作品。オカルト映画は数多くあるが、やはりその頂点に立つのがこの作品だと思う。それぐらい、初めて観たときは驚いたし、怖かった。あの有名なリーガンの首が180度回転するシーンはもちろん、リーガンの鬼気迫る形相は凄すぎ。そしてリーガンと神父の壮絶な対決シーン。恐怖と気持ち悪さが同居する中、安直なオカルト映画とは異なり、神父が背負った罪との葛藤も描いた重厚な作品となっている。ちなみに、この作品はウィリアム・ピーター・ブラッティが実話に基づいて小説化したもの。映画でエレン・バースティンが演じた母親役は、彼の家の隣人である女優シャーリー・マクレーンがモデルになっている。オカルト映画につきものの不思議な出来事も起こっている。悪魔に取り憑かれた少女を演じたリンダ・ブレアの祖父とマックス・フォン・シドーの兄弟が撮影開始早々に死亡。悪霊の模型が輸送中に行方不明になったり、ジェイソン・ミラーの息子がバイク事故で重傷、スタッフも指を切断したり、家のセットが原因不明の火災で焼けるなどの事故が起こっている。

劇場公開日 1974年7月13日



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2017-05-24

続・激突! カージャック

★★★
続・激突
鑑賞No:00465
原題:The Sugarland Express
製作:1973年/アメリカ/110分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ゴールディ・ホーン/ベン・ジョンソン

裁判で親の資格なしとして取り上げられた一人息子が養子に出されることになったクロービスとルー・ジーンの夫婦。ルー・ジーンに泣きつかれた現在服役中のクロービスは仕方なく脱走し、逃げる途中にパトカーをハイジャックするはめになる。やがて道路は封鎖され、大量のパトカーや野次馬が出てきて大騒ぎに・・・。

1969年に実際に起きた事件を基にしたアクション映画。当時まだ無名に近かったスピルバーグの本格デビュー映画なので、車関係ということもあり、好評だったTV映画の「激突!」の続編のようなタイトルだが、内容は全く関係なく続編でもない。前作?の「激突!」の出来が良すぎただけに、前作のようなスリルを期待すると肩透かしをくらうが、コメディタッチな部分を含め面白い映画には仕上がっている。ゴールディ・ホーンも嫌な女性を好演している。

劇場公開日 1974年6月8日

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2016-07-19

燃えよドラゴン

★★★★
燃えよドラゴン
鑑賞No:00239
原題:Enter The Dragon
製作:1973年/アメリカ/100分
監督:ロバート・クローズ
出演:ブルース・リー/ジョン・サクソン

南シナ海の要寒島ハンで大武術大会が開催されることになり、世界中の武術の名人が招待されることになった。そして香港に近い田舎で少林寺拳法を修行中のリーのもとにも出場の打診がある。リーはいったん断るものの、数年前、妹のスー・リンが要寒島の支配者ハンの手下に殺されたことを知り、大会に出場することに・・・・。

ブルース・リーの代表作にして、彼をスターダムに押し上げた映画。彼の、芸術的な肉体と動き。初めて観たときは衝撃を受けざるを得なかったし、ハリウッドでもない日本映画でもない、独特の雰囲気の香港映画にも衝撃を受けた記憶のある映画である。ストーリー的には単純で分かりやすいが、格闘シーンでの息遣いが間近に感じられる映画で、観終わった後も興奮覚めやらなかった。この作品を最初に観たのはまだ子供の頃だが、男の子はみんなブルース・リーの真似をしていたような記憶がある。一大ブームを巻き起こしたのも納得の作品である。

劇場公開日 1973年12月22日



(キャスト一覧)
ブルース・リー(Lee)
ジョン・サクソン(Roper)
ジム・ケリー(Williams)
アーナ・カプリ(Tania)
ロバート・ウォール(Oharra)
シー・キエン(Han)
アンジェラ・マオ(Su_Lin)
ベティ・チュン(Mei_Ling)
ジェフリー・ウィークス(Braitwaite)
ヤン・スエ(Bolo)


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2015-01-07

仁義なき戦い・代理戦争

★★★★
仁義なき戦い・代理戦争
鑑賞No:00477
製作:1973年/日本/102分
監督:深作欣二
出演:菅原文太/小林旭/梅宮辰夫/金子信雄

昭和35年、広島最大の暴力団・村岡組で跡目を巡り、打本と山守が対立。打本は広能を介して、神戸の明石組と手を組む。それを知った村岡は跡目を山守に譲り、山守組は広島最大の暴力団となった。孤立した打本は明石組の傘下に入り、山守組も神戸の神和会と手を組む。この結果、打本と山守の対立は、明石組と神和会による代理戦争へと発展する・・・・。

シリーズ第3部。ただし内容的には第1部の続編に位置づけられる。第1部、第2部に続き、相変わらず超豪華なキャストだが、さらに本作から日活の大スター、小林旭が加わり、さらに豪華さが増している。第1部では菅原文太演じる広能もチンピラ風体が中心だったが、本作では呉の一角を仕切る親分に成長し、威風・貫禄の十分備わったやくざになっている。ストーリーの中心は第二次広島抗争だが、実録もので基本、事実に即して描かれており、広島だけでなく神戸やくざも絡んだ複雑な人間関係、組織関係なため、1回観ただけでは分かりにくいところはある。いずれにせよ、超豪華キャストに加え、個性豊かな登場人物が多いため、最初から最後まで楽しめる。


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2014-12-20

仁義なき戦い・広島死闘篇

★★★★
仁義なき戦い・広島死闘編
鑑賞No:00474
製作:1973年/日本/100分
監督:深作欣二
出演:菅原文太/北大路欣也/千葉真一/梶芽衣子/金子信雄

一時休戦していた博徒の村岡組とテキ屋の大友連合会だったが、ここへきて再び抗争が勃発していた。博奕のトラブルから刑務所に入った山中は、仮出所早々、大友連合会の連中に袋叩きに遭う。それがもとで、山中はライバル組織の村岡組の組員となるのだった。そして村岡の姪でもある靖子ともいい仲になるが・・・・。

シリーズ第2作。主演は1作目に続き、広能昌三を演じた菅原文太だが、露出度は少ない。その代わり、主演を食わんばかりの露出度と強烈なインパクトを残したのが、千葉真一と北大路欣也。やくざ映画なので、出演者の多くはヤクザ役だが、そんなヤクザの中でも枠にはまらない、無鉄砲でエネルギッシュでギラギラしたものを感じる2人。1作目の菅原文太もそんな雰囲気があったが、さらに輪をかけたようだ。だから、2作目の菅原文太は妙に落ち着いておとなしくなったような感じさえ強く感じるほどだ。シリーズの中では異色とも言われている作品だが、面白いことには変わりない。
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2014-12-19

仁義なき戦い

★★★★
仁義なき戦い
鑑賞No:00470
製作:1973年/日本/99分
監督:深作欣二
出演:菅原文太/松方弘樹/梅宮辰夫/渡瀬恒彦

戦後間もない広島・呉。友人の喧嘩相手を射殺した復員兵・広能昌三は刑務所に服役、そこで出会った土居組若頭・若杉と義兄弟の契りを結ぶ。出所後広能は山守組の盃を受け組の下で活躍するが、組の勢力が増すにつれて敵対組織との抗争、また組内部にも抗争が勃発。仁義なき戦いの火蓋が切られていく・・・・。

戦後の広島で実際に起こった広島抗争を題材として、飯干晃一が著したモデル小説の映画化。日本版「ゴッドファーザー」とも言われているが、まさに実録やくざ映画の代表格で、男なら一度は観てみたい、ゾクゾクする映画。「ゴッドファーザー」も血で血を洗う抗争劇を描いてはいるが、そこにはファミリー愛というのが根底が感じられるが、「仁義なき戦い」はともかく隙あらばのし上がろうとする野心家たちの目まぐるしい裏切りに次ぐ裏切りの連続で愛は感じられない。そんな中で菅原文太演じる広能昌三は一本筋の通った、まさに仁義に生きる男っぷりで格好いい。手持ちカメラによる撮影のため、ブレが多く、幾分見にくいシーンもあるが、却って臨場感を増す効果も出している。
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2014-09-24

カンバセーション…盗聴…

★★★
カンバセーション盗聴
鑑賞No:01759
製作:1973年/アメリカ/114分
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:ジーン・ハックマン/ハリソン・フォード

プロの盗聴屋のハリー・コイルは、依頼主の注文で、若い男女の会話をテープに収めていた。そしてその会話を収めたテープを依頼主の専務に渡しに行くが不在のため、専務秘書の脅しの言葉を無視して、テープを持ち帰るのだった。そのときの秘書の言葉に疑惑を抱いたハリーはテープを分析し始めたところ、「殺されるかもしれない」という会話を聞き取ることに・・・・。

1974年度のカンヌ映画祭グランプリに輝いた作品。サスペンス映画なんでしょうけれど、単なるサスペンス映画として観ると案外退屈な映画です。物語りもゆっくり淡々と進むし、思ったような複雑な事件展開もないので、そういう意外な展開を期待してみると期待はずれかもしれません。むしろこの映画は、盗聴という仕事の鉄則である盗聴内容に深入りいないことを冒し、事件を予兆してどんどん想像の世界にのめりこんでいく孤独な男の物語として捉えた方がよいのかもしれません。ついには自分が盗聴されているのではと疑心暗鬼に捕らわれ、部屋の隅々まで盗聴器を捜す姿に現代社会の見えない恐怖を感じます。
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