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2019-12-06

ヒンデンブルグ

★★★(3.0)
wヒンデンブルグ
鑑賞No:00195
原題:The Hindenburg
製作:1975年/アメリカ/115分
監督:ロバート・ワイズ
出演:ジョージ・C・スコット/アン・バンクロフト

ナチス・ドイツの権勢の象徴として建造された大飛行船ヒンデンブルグ号が1936年、ドイツのフランクフルトとアメリカのレイクハーストを結ぶウ大西洋横断航路に就航する。そして新時代の乗り物としてイメージ定着された翌1937年の5月3日、運命のフライトが行われた・・・。

20世紀最大のミステリーといわれる、ヒンデンブルグ号の謎の大爆発事故を、当時のニュース・フィルムを盛り込んで描くサスペンス映画。実際に起こったヒンデンブルグ号爆発事故の真相に迫るサスペンスものだが、なんといっても圧巻はラストの大爆発シーン。このシーンはあまりにも有名なニュース映像を使用しているが、実際の事故の映像のため、そのものすごさと恐ろしさは真に迫ってくる。この迫り来る強烈なインパクトは、いかに急進歩したCG技術をもってしても再現できないと思った。(実際の映像ほどリアルなものはないからでしょう)また、このリアリティは映像だけではなく、この事故の模様を伝えるアナウンサーの泣き叫ぶような実況からも高められます。映画では反ナチスによる爆破説がストーリーの中心ですが、実際の事故原因には数々の説があるようです。この事故で、乗員・乗客97名中35名と地上整備員1名が亡くなりますが、それにしてもあのすさまじい爆発で生存者がいたこと自体、奇跡ですね。

劇場公開日 1976年7月10日



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  1. 洋画-ひ
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  3. CM(0)

2019-08-19

ジョーズ

★★★★+(4.5)
wジョーズ
鑑賞No:00105
原題:Jaws
製作:1975年/アメリカ/124分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ロイ・シャイダー/ロバート・ショウ

小さな海水浴場アミティの浜辺で遊んでいた若者グループのうち、一人の女性が海に飛び込み、沖に出る。その瞬間、彼女は海の中に消えてしまう。翌日浜辺に切り刻まれたような溺死体が打ち上げられる。
アミティの警察署長はサメによる事故として海岸を遊泳禁止とするが、夏場の稼ぎところとして重要な海岸を閉鎖することに激怒した市長は遊泳禁止を解除する。次の日、大勢集まった海水浴客の中で、また犠牲者が出る・・・。

平和な海水浴場を恐怖のどん底におとしいれた巨大な人食いサメとの闘いを描く。海岸に人食いサメが現れ、それを退治するという、極めて単純なストーリーでありながら、パニック・恐怖映画としては群を抜く一級品の作品。前半はサメという恐怖の正体を明らかにせず恐怖感を醸し出し、後半はその恐怖の正体であるサメとの壮絶な闘いにおける恐怖という二段階で迫ってくるのもイイ。そして何よりも、恐怖を盛り上げているのは、ジョン・ウィリアムズの音楽。いかにも恐怖が迫りくる緊迫感を音源化したようなこの音楽もこの作品を一級品にしている大きな要素の一つと思えた。

劇場公開日 1975年6月20日



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  1. 洋画-し
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  3. CM(0)

2019-05-19

グレートハンティング

★★(2.0)
wグレートハンティング
鑑賞No:00062
原題:Ultime Grida Dalla Sauana
製作:1975年/イタリア/95分
監督:アントニオ・クリマティ/マリオ・モッラ
出演:-

人がライオンに食われるシーンで公開当時話題となったイタリア製の長編ドキュメンタリー。日本公開時、副題に「地上最後の残酷」にあったようにショッキングな映像の連続する映画。

全編を通して描かれているのは、全世界の動物や人間の狩りをめぐるエピソード。バスから降りてライオンを撮影していた観光客がライオンに襲われ、家族の目の前で食い殺されるシーンをはじめ、原住民が白人を狩って頭の皮を剥ぎ、首を切り落とすシーンなど、残酷なシーンがてんこ盛り。本作を観たときは幼かったこともあるが衝撃度は凄かった。全てが真実と思い込み、自分たちが住む世界とは全く違う、大自然での恐るべき実態に足が震えた記憶がある。結局どこまでが真実でどこまでが虚実かわからないが、良くも悪くも衝撃的な映画。

劇場公開日 1976年3月13日

(キャスト一覧)




  1. 洋画-く
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-09-09

カッコーの巣の上で

★★★★
カッコーの巣の上で
鑑賞No:00723
原題:One Flew Over the Cuckoo's Nest
製作:1975年/アメリカ/133分
監督:ミロス・フォアマン
出演:ジャック・ニコルソン/ルイーズ・フレッチャー

刑務所での強制労働から逃れえるため、マクマーフィは精神病患者を装ってオレゴン州立精神病院に送られてくる。そこは絶対的な権限を持つラチェッド婦長により患者は無気力に管理されていた。病院の管理体制に反発を感じたマクマーフィはやがてラチェッド婦長に反抗を続けながら無気力な患者たちに生きる気力を与えようとする・・・。

人間の自由と尊厳をテーマとしたちょっと重い映画であり、結末も非常に辛いものである。当時の医学会を痛烈に批判した結果であろうが、表からは見えにくい部分で弱者に対する人を人とも思わない行為は現代での隠然として行われているだろうということを感じさせる恐ろしい映画に仕上がっている。考えさせられれる映画だが、一見する価値あり。ジャック・ニコルソンは本作でアカデミー主演男優賞を受賞しているが納得!

劇場公開日 1976年4月3日



(キャスト一覧)
ジャック・ニコルソン
ルイーズ・フレッチャー
ウィリアム・レッドフィールド
マイケル・ベリーマン
ウィル・サンプソン
クリストファー・ロイド
ダニー・デビート
ブラッド・ドゥーリフ


  1. 洋画-か

2013-09-26

本陣殺人事件

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01683
製作:1975年/日本/106分
監督:高林陽一
出演:田村高廣/中尾彬/高沢順子/村松英子


岡山県の旧本陣の末裔・一柳家で長男の賢蔵と克子の婚儀が執り行なわれていた。婚礼は滞りなく済み、新郎新婦は母屋から庭一つ隔てた離れに寝ることに。しかし夜も明けぬ4時過ぎ、克子の悲鳴によって母屋にいた克子の叔父・銀造たちが離れに行くと、そこには血まみれで死んでいた賢蔵と克子の姿があった。ところが犯人の姿はなく、離れには錠がかかっており、深夜から降り出した雪の上には足跡もない完全な密室殺人だった・・・・。


横溝正史の同名小説の映画化。原作はあの名探偵・金田一耕助のデビュー作でもある。原作は読んでいたのでストーリーや犯人は知っていたため、どちらかと言うと小説の内容をいかに映像化しているかというのを確認しながら観たような感じ。金田一耕助役はお馴染みの石坂浩二や古谷一行ではなく、最近バラエティなどで露出度の高い中尾彬。この金田一といい、作風といい、角川映画の金田一シリーズとは一線を画する映画となっている。馴染みの金田一作品で強調されるおどろおどろらしさはあまり感じられず、犯人探しを主眼とした怪しげな人物設定も少ない。金田一自身も今や定着したイメージの石坂・金田一とはかなり違ったイメージを醸し出している。何もかも他の金田一作品とは違う感のある作品で面白い反面、事件の動機や謎解き部分の描き方が物足らない感じも残る。


  1. 邦画-ほ