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2018-05-07

アン・ハサウェイ/裸の天使

★★★(3.0)
アン・ハサウェイ 裸の天使
鑑賞No:02896
原題:Havoc
製作:2005年/アメリカ/85分
監督:バーバラ・コップル
出演:アン・ハサウェイ/ビジュー・フィリップス

ロサンゼルスの裕福な家庭で育った女子高生アリソンは、退屈な暮らしに嫌気が差しドラッグやケンカに明け暮れる毎日。ある日、仲間と一緒に治安の悪いヒスパニック街へ繰り出したアリソンは、そこでドラッグの売人ヘクトルと出会う。彼らギャングの刺激的な生き方にひかれていったアリソンは、仲間に入れてくれるよう頼み込むが・・・・。

予備知識なしで観たので、オープニングは意味不明だったが、次第に内容が判明してくる。ただし、最後まで観ても観た以上のものはなく、ラストもすっきりしない終り方で消化不良感が残る。結局は暇をもてあそばしたセレブなお嬢さまが、本当の怖さを知らないで遊び半分・興味半分で飛び込んだ世界で恐怖を味わうというだけの映画だった。悪いのはギャングのようになっているが、元々の原因はアリソンらになるのは明白だし、ギャングの方も彼らなりに筋は通して応対しているので、やっぱり悪いのは女性たちの方! むしろギャングには同情すらしたくなる。単なる金持ちのエゴを描いた映画だった。

劇場未公開



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2018-03-02

ALWAYS 三丁目の夕日

★★★★+(4.5)
wALWAYS 三丁目の夕日
鑑賞No:01294
製作:2005年/日本/133分
監督:山崎貴
主演:吉岡秀隆/堤真一/小雪/堀北真希

昭和33年の東京。短気だが情の厚い則文が営む鈴木オートに、集団就職で六子がやってきた。しかし、都会の大会社への就職を夢見ていた六子だったが、小さな町工場にがっかりしてしまう。そんな鈴木オートの向かいで駄菓子屋をする茶川は、芥川賞の選考に残った経験がありながら、今は少年誌に冒険小説を投稿する日々だった。そんなある日、茶川は思いを寄せる飲み屋のおかみ、ヒロミに頼まれ、身寄りのない少年、淳之介を預かることに・・・。

昭和30年代の東京を舞台にした人情ドラマ。こだわりのセットとVFX技術を駆使して昭和30年代を再現しており、幼少の頃を想い出した。吉岡演じる竜之介のもとに同居することになった淳之介との別れ、そして再び茶川家に戻ってくるシーンは思わず涙を誘う。ラストシーンでの夕日に映える東京タワーはあまりにも美しすぎる。鈴木オートの社長夫婦を演じた堤真一と薬師丸ひろ子もいい演技だった。昭和ノスタルジーに浸れる感動のドラマ。

劇場公開日 2005年11月5日



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2017-12-12

ルート225

★★★+(3.5)
wルート225
鑑賞No:02104
製作:2005年/日本/101分
監督:中村義洋
出演:多部未華子/岩田力/石原裕太/小南千明

中学2年生のエリ子は、両親と一つ年下の弟・ダイゴの4人で暮らす、ごく普通の女の子。ある日、母親に頼まれて、帰りの遅いダイゴを探しに行ったエリ子は、隣町の公園でダイゴを見つける。どうも学校でいじめられ、制服のシャツに落書きをされて帰るに帰れなかったらしい。エリ子はなんとか説得して一緒に帰路についたが、どうも周りの様子が変になっていて・・・・。

「君に届け」で好感度が大いにアップした多部未華子の、まだ初々しさの残る2005年の主演作。パラレルワールドに迷い込んだ姉弟が元の世界に戻るために奮闘するストーリーだが、絶望的な状況の中で悲壮感をあまり漂わせず、明るく前向きに事態に対応する姿には好感が持てる。この手の映画は最後はハッピーエンドで終わるのが常套だが、この映画は予想に反した終わり方。しかし、前向きさを失わない彼女の生き方には、たとえば今回の大震災で不幸にして両親を失った子供たちの何らかの励みになるのかもしれません。SFファンタジー映画というより、姉弟愛を描いた映画ではないでしょうか?

劇場公開日 2006年3月11日



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2017-11-30

イン・ハー・シューズ

★★+(2.5)
wイン・ハー・シューズ
鑑賞No:01996
原題:In Her Shoes
製作:2005年/アメリカ/131分
監督:カーティス・ハンソン
出演:キャメロン・ディアス/トニ・コレット

ローズはフィラデルフィアの法律事務所に勤める女弁護士。仕事一筋の彼女だったが、実は太目の体型にコンプレックスを持っており、恋愛は失敗ばかり。そんな彼女のアパートに妹のマギーが転がり込んでくる。マギーは姉とは違い、ルックスには自信を持っていたが地に足がつかない生活を送っていた。そんなある日、ローズが出張に行っている間にマギーは姉の恋人と肉体関係を持ってしまう・・・。

自由奔放と言ってしまえばそれまでだが、とても個人的には共感できないし、現実にいたら(実際いそうだが・・・)嫌な女だろうなと思わせる女性をキャメロン・ディアスが好演していた。肉体的なコンプレックスを持ちながら成功してキャリアウーマンとして活躍している姉と、精神的なコンプレックスを持ちながら持ち前のルックスで男性にチヤホヤされはするが、放浪する人生を送る妹といったあまりにも対照的な姉妹を対比させながら女性としての生き方と姉妹の家族愛といったものを描いている。男性的には正直、面白いという内容ではなかったが、考えさせられる映画ではあった。

劇場公開日 2005年11月12日



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2017-11-12

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

★★★★+(4.5)
wスター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
鑑賞No:01265
原題:Star Wars: Episode III - Revenge of the Sith
製作:2005年/アメリカ/141分
監督:ジョージ・ルーカス
出演:ユアン・マクレガー/ナタリー・ポートマン

クローン戦争の勃発から3年。パルパティーン最高議長がドロイド軍のグリーバス将軍に捕らえられて人質となり、オビ=ワンとアナキンが救出に向かう。パルパティーンの奪還に成功し、帰還したアナキンは、妻パドメが妊娠していることを知るが、やがてパドメが出産とともに死んでしまう夢にうなされるようになる。一方、パルパティーンとジェダイ評議会は次第に溝を深めていき、評議会はパルパティーンの信頼の厚いアナキンに、その動向を探るよう密命を下す。しかし、評議会の疑心を見抜いていたパルパティーンは、自分こそがフォースの全てを知り尽くしており、暗黒面の力を用いれば人を死からも救うことができるとアナキンに明かす。それを知ったアナキンはパドメを救いたいという思いから、次第に暗黒面へと傾いてく・・・・。

大ヒットSFシリーズ「スター・ウォーズ」新3部作の最終章。ジェダイの騎士アナキン・スカイウォーカーが暗黒卿ダース・ベイダーとなる過程を描いた、シリーズ中、最大のヤマ場を迎える。また、本作のラストは977年製作の旧シリーズ第1作「エピソード4 新たなる希望」につながり、これによってすべての謎は解き明かされ、旧3部作と新3部作の6作に渡るシリーズは完結する。

劇場公開日 2005年7月9日



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2017-09-27

ミュンヘン

★★★+(3.5)
wミュンヘン
鑑賞No:01427
原題:Munich
製作:2005年/アメリカ/164分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:エリック・バナ/ダニエル・クレイグ

1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピックに参加していたイスラエル選手団の宿舎を、パレスチナゲリラ“黒い九月”が襲う。人質となった選手11名は全員死亡するという最悪の事態に、イスラエル機密情報機関モサドは暗殺チームを結成しこの事件の首謀者の暗殺を企てる。暗殺チームのリーダーに抜擢されたアフナーは仲間4人と任務を遂行していくが・・・。

1972年のミュンヘン・オリンピック開催中に実際に起きたイスラエル選手団襲撃事件の真相に迫る問題作。実際に起きた事件(イスラエル選手団襲撃事件)としては史実にできるだけ忠実に描いているようには受け止められたが、その後の復讐劇は同情には値するがややユダヤ人を擁護するような表現が目についた。主人公の国家に対する忠誠心と暴力による解決方法に対する疑問の葛藤、そして家族愛と死に対する恐怖などはよく描かれており、緊張感や恐怖感はヒシヒシと伝わってきた。ただ見知らぬ俳優が多く出演している関係もあり、途中やや分かりにくくなるところもあった。本作では明確なメッセージが今ひとつ伝わらなかったが、確実に言えることは「テロ行為は最も憎むべき犯罪であり、それに対する報復行為は何の解決にもならない」ことだと思いました。一見する価値はある作品です。

劇場公開日 2006年2月4日



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2017-09-08

ザスーラ

★★+(2.5)
wザスーラ
鑑賞No:01643
原題:Zathura
製作:2005年/アメリカ/110分
監督:ジョン・ファブロー
出演:ジョシュ・ハッチャーソン/ジョナ・ボボ

兄のウォルターに一緒に遊んでもらえず、逆に怒られて地下室に入れられた弟のダニーは、そこで古めかしいボード・ゲーム“ザスーラ”を見つける。さっそくリビングに持ち帰り、何気なくボタンを押してゲームをスタートさせた。しかしこのゲームは禁断のゲームだった。ゲームをスタートさせると、彼らは家ごと宇宙にワープしてしまう・・・・・。

続編ではないが、「ジュマンジ」の宇宙版といった内容の映画。だが「ジュマンジ」は非現実な世界ながらも夢があり、あってもおかしくない現実性を秘めていたが、「ザスーラ」はもう非現実を通り越してハチャメチャ。宇宙に家ごといること自体があまりにも突拍子もない設定だし、あれだけ攻撃を受けてなぜ彼らは無傷なの? あまりにも非現実過ぎるとリアリティが全くなく、どうしても醒めた目で観てしまう。この手の映画はどこか夢があって、夢の中で現実を楽しむといったような世界を演出して欲しいもの。あと、宇宙飛行士の正体。結局訳わかんなかったよ。上手くまとめたようなラストだが、経緯がよくわかんなくて、なんか説得力のない感じがした。

劇場公開日 2005年12月10日



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2017-07-02

サイレン

★★★+
サイレン
鑑賞No:01298
製作:2005年/日本/86分
監督:堤幸彦
出演:市川由衣/田中直樹/阿部寛/西田尚美

天本由貴は病弱な幼い弟の静養にために、父と3人で夜美島に引っ越してきた。しかし島民の視線は冷たく、隣に住む女性からは「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」と忠告される。それは29年前に起こった全島民消失事件から来る島の言い伝えだった。以降、由貴の周辺で奇妙な現象が起こり始める・・・。

「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」という宣伝コピーが焼きついていたわりにストーリーは全く知らなかったのだが、予想していた内容とは大幅に違っていて、意外な展開となった。映画の内容はこれ以上触れていくとネタばれになるので控えるとして、タイトルの「サイレン」に代表されるように本作は「音」にこだわっていると言うか、「音」で怖がらせようとしている点が新鮮だった。

劇場公開日 2006年2月11日



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2017-06-29

輪廻

★★★+
輪廻
鑑賞No:01577
製作:2005年/日本/96分
監督:清水崇
出演:優香/香里奈/椎名桔平/治田敦/杉本哲太

昭和45年に、あるホテルで11人もの人が殺される事件が起こる。犯人はこのホテルに家族で宿泊に来た大学の教授で、自分の子供まで殺害していた。それから35年後。この事件に執着する映画監督の松村はこの事件を映画化しようとしていた。そして映画の主役に新人女優の杉浦渚が抜擢されるが・・・。

相変わらず訳の分からない心霊物あるいはゾンビ物かと思いながら観ていたら、ラストの結末は意外で、そこに至るまでの伏線が改めて理解できた。ただ、メインキャストの優香と香里奈の接点がなく、また実際に事件で殺された人と35年後に亡霊にとり憑かれる人との関係(関係はない?)がよく分からなかった。本作品で一番評価できるのは優香の演技だろうか。単なるバラエティタレントとは思えないほど、35年前の事件で犠牲になった人の怨念に悩まされる新進女優を見事に演じていた。

劇場公開日 2006年1月7日



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2017-06-08

戦国自衛隊1549

★★+
戦国自衛隊1549
鑑賞No:01437
製作:2005年/日本/119分
監督:手塚昌明
出演:江口洋介/鈴木京香/鹿賀丈史/北村一輝/綾瀬はるか

2003年、陸上自衛隊の秘密実験の最中に的場一左率いる中隊が460年前の戦国時代に飛ばされる。それから2年後、過去の世界の過干渉が原因と思われる異常現象が起こり始めたため、歴史を正すため新たに救出部隊をタイムスリップさせる。救出部隊の一員として1549年の世界にやってきた鹿島らは、そこで織田信長になりすました的場一左を見るのだった・・・。

角川グループ60周年記念作品として製作された、1979年製作版のリメイク。ただし完全なリメイクではなく、ストーリーはオリジナル。ツッコミどころが多すぎて、もはやタイムスリップものとは考えず、単純に現代の自衛隊が戦国時代に行ったらどうなるか?を楽しめばいいと思う。いきなりタイムスリップのシーンから入るのも、下手に突っ込まれる説明をするよりも手っ取り早いと考えたからではないだろうか?(リメイクということで、すでに設定は広くしられているということもあると思うが・・・)しかし1979年版はどちらかというと戦国大名対自衛隊という構図であったのに対し、今回は自衛隊対自衛隊という感じで、イマイチ半村良原作の面白さが半減していた。織田信長や豊臣秀吉も、歴史に疎い人でも取っ付きやすいように無理やり登場させているような気がした。

劇場公開日 2005年6月11日

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2017-05-11

妖怪大戦争

★★+
妖怪大戦争
鑑賞No:01288
製作:2005年/日本/124分
監督:三池崇史
出演:神木隆之介/宮迫博之/南果歩/成海璃子/佐野史郎

タダシは両親の離婚によって、母と祖父と共に田舎で暮らすことになる。都会育ちのタダシはなかなか田舎育ちのクラスメートに馴染めないが、ある日神社のお祭りでタダシは“麒麟送子”に選ばれ、妖怪が見れるようになってしまう・・・。

妖怪研究の第一人者水木しげると、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆきの作家陣のプロデュースチーム「怪」が作り上げた原案を映画化。1968年に同名の映画が作られているが、内容はかなり異なる。ストーリーは至って簡単で、人間が捨てた物や捕獲した妖怪を組み合わせて作った悪霊で人類滅亡を図る加藤保憲に対し、主人公や妖怪たちが力を合わせて対抗するというもの。豪華なキャストはいいが、ほとんどは妖怪役で本人とはわからないほどのメイキャップ技術により無駄な豪華配役の感は拭えなかった。また、豪華なメンバーによる原案の割りに内容がつまらなかったのもどこに問題があったのだろうか?
子供向けの映画と思えるが、我が子もソッポを向いてしまうほどの出来は残念。ただし、昔なじみの妖怪が、昔のような着ぐるみではなくリアルだったので何か懐かしい気がしたのは幸いだった。

劇場公開日 2005年8月6日



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2017-02-11

フライトプラン

★★★
フライトプラン
鑑賞No:01287
原題:Flightplan
製作:2005年/アメリカ/98分
監督:ロベルト・シュヴェンケ
出演:ジョディ・フォスター/ショーン・ビーン

事故死した夫の棺を乗せてベルリンから故郷のニューヨークに向う飛行機に、娘のジュリアとともに乗り込んだ航空機設計士のカイル。機内で睡魔に襲われ眠ってしまったカイルは、やがて眼を覚まして隣の席を見るとジュリアがいなくなっていた。機内をくまなく捜すも見つからず、また誰一人姿を見たものもいなかったのだ。カイルの狂言を疑う乗客、乗務員らをよそに、カイルは一人娘の行方を捜すのだった・・・。

“飛行機の中で子供が行方不明になる”という設定を聞く限り、どんな展開か、どんなオチなのか、大ドンデン返しがあるのか?と非常に興味が持てる。しかし期待が大きかった分、後半のわりとあっさりした展開と、予想できた結末に少々ガッカリした。娘の行方を必死で捜すジョディ・フォスター扮する母親像はそれなりに評価できるとは思うが、片や乗客側から見るとエゴむき出しで人種差別も厭わない嫌な女にも映るきらいがあった。何ともすっきりしない、消化不良の作品だったような印象である。

劇場公開日 2006年1月28日



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2017-01-29

キャッチボール屋

★★★+
キャッチボール屋
鑑賞No:01489
製作:2005年/日本/105分
監督:大崎章
出演:大森南朋/キタキマユ/寺島進/松重豊

東京の会社をリストラされたタカシは、故郷に戻って高校時代の野球部の仲間と飲んでいるうちに、かつて片思いだった女性に会うため、東京行きの最終電車に乗せられてしまう。二日酔いのまま、都会の公園で目覚めたタカシは見知らぬ男から10分100円でキャッチボールの相手をするキャッチボール屋の留守番をすることに。その男はすぐ帰ってくるはずだったが、結局戻ってこず、タカシはキャッチボール屋を引き継いで続けることに・・・。

これもいわゆる脱力系の映画だろうか!?タカシに留守番を頼むキャッチボール屋のキャッチボールの下手さにも、頼み方にも不自然さや違和感が感じられるも、ついつい最後まで何となく観てしまう不思議な映画だった。キャッチボール屋なんて風変わりな商売と最初は思ったが、人間関係の希薄な都会にあって、逆にわずらわしさのない人とのつながりというものは求められているのではないか?それを容易にみたしてくれるものの象徴としてキャッチボールが描かれているのではないか?と思って観るようになった。
この映画が初主演らしい大森南朋の、脇役以上に目立たない地味で素人っぽい演技がかえって爽やかで心地よかった。作中、頻繁に流れる山口百恵の「夢前案内人」も懐かしく、改めて「いい歌だな~」と思われた。この映画を観て、久しぶりに子供とキャッチボールをしたくなった。

劇場公開日 2006年10月21日



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2017-01-14

星になった少年 Shining Boy & Little Randy

★★★★
星になった少年
鑑賞No:01485
製作:2005年/日本/113分
監督:河毛俊作
出演:柳楽優弥/常盤貴子/蒼井優/高橋克実

哲夢は内にこもる性格と、家が動物プロダクションを経営していることから学校でいじめにあっていたが、購入した仔ゾウとの出会いから象使いを志すようになる。そしてタイにある象訓練センターに単身留学することに。見知らぬ土地と見知らぬ人々の中で戸惑いながらも訓練を続け、やがて象とも周りの仲間たちとも心を通わせていく・・・。

物語は、「日本での象使いを志すまで」「タイでの象使いの修行」「日本に戻っての象使いとしての活躍」の3つに大きくは構成されるが、どれも手を抜かず丁寧に描いている。その分、あまりにも早すぎ、あまりにもあっけなさ過ぎる死にとても切なくなった。主役の柳楽優弥も「誰も知らない」からひと回り成長した感があり、演技も板についてきている。ラストの常盤貴子演じる母親と蒼井優演じるガールフレンドとの会話のシーンは思わず泣けてしまった。

劇場公開日 2005年7月16日



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2017-01-02

かもめ食堂

★★★+(3.5)
wかもめ食堂
鑑賞No:01369
製作:2005年/日本/102分
監督:荻上直子
出演:小林聡美/片桐はいり/もたいまさこ/ヤルッコ・ニエミ

サチエは、ヘルシンキ街で食堂を開くが客足はサッパリ。そんな時、日本かぶれの青年が最初の客として訪れ、「ガッチャマン」の歌詞を尋ねられる。サチエは答えられず、たまたま図書館で見かけた日本人のミドリに教えてもらったことをきっかけにミドリも食堂を手伝うことになる・・・。

フィンランドで日本人女性が開いている食堂を舞台に、そこに集まる日本からの旅人や現地の北欧人らとの交流を描く。ストーリーの流れはのんびりしており、大した事件も起こらず、ゆったりした時間が過ぎていくなかで徐々にかもめ食堂に集まる人が増えていく。緊張感やワクワク感はないが、観ていて妙に幸せな気分になれる映画である。日本のソウルフードである“おにぎり”に対するこだわりと、それが次第に北欧人に受け入れられていく様が心地よい。

劇場公開日 2006年3月11日



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2016-12-22

バットマン ビギンズ

★★★
バットマン ビギンズ
鑑賞No:01365
原題:Batman Begins
製作:2005年/アメリカ/140分
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル/ケイティ・ホームズ

ゴッサム・シティの大富豪の御曹司ブルース・ウェインは、目の前で強盗に両親を殺されて人生が一変する。復讐に燃えるブルースはヒマラヤの奥地に存在する影の同盟のデュカードに師事し格闘術や精神鍛錬のすべてを授かる。数年後、ゴッサムに戻ったブルースはバットマンとして悪と戦うことを決意する・・・。

バットマンシリーズ第5弾。作品としては5作目だが、タイトル通り、バットマン誕生に至る秘話がストーリーの中心。第1作で強調されていたブルースの心の闇の原因となっていた過去が明らかになるストーリーは面白かった。ただ過去4作で出演していた個性的な悪役キャラクターはなく、その点では面白さは半減。話題となった渡辺謙の出演シーンも少なく、存在感もイマイチだった。デュカードを演じたリーアム・ニーソンはスター・ウォーズとダブって見えたし・・・。毎回変わるブルース役に、シリーズへの愛着も薄れつつある。なお、映画「マシニスト」で体重を落としガリガリだったバットマン役のベイルは監督に「細すぎる!」と言われ肉体改造を実施。結果、100kgまで増量するが、バットスーツが着れなくなり、再び減量することとなった。

劇場公開日 2005年6月18日



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2016-12-11

ブラザーズ・グリム

★★★+
ブラザーズ・グリム
鑑賞No:01525
原題:The Brothers Grimm
製作:2005年/アメリカ/117分
監督:テリー・ギリアム
出演:マット・デイモン/ヒース・レジャー/モニカ・ベルッチ

ウィルとジェイコブのグリム兄弟は、インチキ魔物退治で賞金を稼いでいたが、ドイツの村でその芝居がばれて逮捕されてしまう。そして2人はある村で子供たちが何人も行方不明になっている怪奇の森を調査するように命じられる・・・・。

大人向けなのか、子供向けなのかちょっと中途半端なファンタジー映画の感じはしたが、ダークな内容満載な点からは見ると大人向けか?有名なグリム童話のシーンも交えてストーリー展開していくところはなかなかいい構成だが、思ったほどグリム童話との絡みがなかったのは残念。テリー・ギリアムらしい映像表現は随所にあるので、ファンにはいいかもしれない。それにしても、ジェイコブを演じたヒース・ジャー。28歳という若さで急逝したが、ハリウッド期待の若手演技派俳優だっただけに残念である。

劇場公開日 2005年11月3日



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2016-11-22

雪に願うこと

★★★+
雪に願うこと
鑑賞No:01417
製作:2005年/日本/112分
監督:根岸吉太郎
出演:伊勢谷友介/佐藤浩市/小泉今日子/吹石一恵

東京で起業した会社が倒産しかかり逃げてきた上、帯広のばんえい競馬で持ち金をすってしまった学は、調教師の兄を訪ねる。事情を知った兄は、身勝手な学に腹を立てながらも厩務員の仕事を与える。
やがて厩舎での仕事や、自分と二重写しの馬ウンリュウ号を通して人生の挫折から立ち直っていこうとする・・・。

北海道の障害物レース“ばんえい競馬”を舞台にした、家族の絆を描くドラマ。自分では頑張ってきたつもりだが結果的に挫折し八方ふさがりとなってしまって世間から逃避しているにも拘らず自尊心の強い弟、そんな弟に辛く当たりながらもなんとか助けてやろうとする兄。対立しながらもお互い次第に打ち解けあっていく兄弟の姿をよく描いている。老人ホームに入っている母親に弟を会わせることにした兄の心境の変化には拍手喝采したが、母親に会ったときの厳しい現実には涙してしまう。彼らを取り巻く人々も厳しい生活の中、伸び伸びイキイキと生きている様はいかにも北海道らしい。実際のばんえい競馬は経営難から廃止の危機に瀕しているようだが、本作をきっかけに再興できればと思う。

劇場公開日 2006年5月20日



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2016-10-29

SHINOBI

★★★+
SHINOBI.jpg
鑑賞No:01569
製作:2005年/日本/101分
監督:下山天
出演:仲間由紀恵/オダギリジョー/椎名桔平/黒谷友香

時代は太平の世に向い始めた1614年。それまで忍者の里として勢力を競ってきた伊賀と甲賀は、初代・服部半蔵の定めた掟によって長きに渡って互いに戦うことを禁じられてきた。そういった中で、それぞれの里の跡取りである伊賀の朧と甲賀の弦之介は運命的な出会いをし、恋に落ちる。しかし、徳川家康の命によって、伊賀と甲賀の精鋭5人を戦わせ、その結果によって将軍家の世継ぎを決めることに・・・。

山田風太郎の「甲賀忍法帖」を原作とする時代劇。全体的になかなかよいストーリー展開で面白かったが、描き方が多少薄っぺらい感があり、その分感情移入も薄くなった。そもそも2人が愛し合うところから何も描かれていないので、その後の2人の苦悩もあまり強く伝わってこなかった。精鋭5人の決闘シーンは結構見ごたえがあったが、誰がどんな忍術の持ち主か、もう少し説明があって、それぞれ5人がもっと入り乱れての戦いであればもっと面白かったように思った(柔道の対抗戦のような戦いを想像していたので・・・・)。全体的に日本版X-MENといった感じの映画。ちなみに、朧と弦之介との対決シーンでの結末は切ないながら感情移入できていない分、泣けるシーンとはならなかったが、朧と家康の面会シーンでの朧の身体を張った嘆願には心を打たれた。映画の進行上ではすでに忍者の里に対する攻撃が始まっていたので、もの凄い後味の悪い終わり方が頭をよぎったが、最後はきれいにまとめた感があった。

劇場公開日 2005年9月17日



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2016-10-18

シンデレラマン

★★★★+
シンデレラマン
鑑賞No:01467
原題:Cinderella Man
製作:2005年/アメリカ/144分
監督:ロン・ハワード
出演:ラッセル・クロウ/レニー・ゼルウィガー

“シンデレラマン”と呼ばれた実在した伝説のボクサー、ジム・ブラドッグを描く感動のドラマ。前途有望なボクサーとして活躍していたジムは、1929年、右手の故障によって引退を余儀なくされる。しかし世の中はまさに大恐慌の時期で、これによりジムの一家も困窮し、過酷な肉体労働でわずかな日銭を稼ぐ生活を送ることになる。そんな折、元マネージャーのジョーから一夜限りのカムバックの話が持ち上がる。それは勝ち目のない、新進ボクサーとの対戦だったが、ジムは妻と3人の子供を困窮から救うため、リングに立つことにする・・・。

人生のどん底に叩き落された男が家族を守るためにひたむきに戦う姿には心打たれる。そんな主人公を、静かながらうちには燃えるような闘争心を隠し持った男としてラッセル・クロウが好演している。ラッセル・クロウといえば、2007年にフォーブス誌によって「ギャラをもらい過ぎの俳優」で1位に選ばれているが、本作ではなかなかの演技をしていたように感じた。(ただし、本作の興行収入はサッパリだったようだが!?)ボクシングにおけるシンデレラストーリーといえば、真っ先にシルベスター・スタローンの「ロッキー」が思い浮かぶ。全体的には同じような趣ではあるが、「ロッキー」が、チャンピオンとのドリームマッチという一世一代のチャンスにより夢を掴もうとするのに対し、「シンデレラマン」はあくまで家族のため、生活のために戦うものであり、そこに「ロッキー」との決定的な違いを感じた。本作では、ジムのマネージャーを演じたポール・ジアマッティが第78回アカデミー助演男優賞にノミネートされているが、印象に残る納得の演技を披露していた。(この時、助演男優賞を受賞したのは「シリアナ」のジョージ・クルーニー)終盤の王者マックス・ベアとの死闘は手に汗握るシーンが続出で、ラストは感動的!

劇場公開日 2005年9月17日



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2016-10-17

ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]

★★★
ファンタスティック・フォー
鑑賞No:01358
原題:Fantastic Four
製作:2005年/アメリカ/106分
監督:ティム・ストーリー
出演:ヨアン・グリフィズ/ジェシカ・アルバ

宇宙嵐に接近することで人間のDNA情報を解明できると考えた科学者たちは宇宙に出発するが、予想より早く宇宙嵐に巻き込まれてしまう。その時浴びた大量の放射能でDNA変化が起こり、彼らはそれぞれ超能力を得る・・・。

スタン・リーの同名コミックの映画化。宇宙嵐によって得る超能力が個々に違っており、それぞれ特徴あって面白いが、その特徴をうまく生かしきれていない印象を持った。悪役も同じ宇宙嵐で得た超能力者のため、強大な迫力がなかった。CGを駆使した映像は良かったが、最近は見慣れているせいか、あまり感動はなかった。むしろ敢えてCGにせず特殊メイクにしていた岩男(ザ・シング)が着ぐるみのようで愛着をもった。もう少し強大な敵と、4人の個性ある超能力を活かした活躍が観たい。

劇場公開日 2005年9月17日



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  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-10-16

パニック・フライト

★★★
パニック・フライト
鑑賞No:01363
原題:Red Eye
製作:2005年/アメリカ/85分
監督:ウェス・クレイヴン
出演:レイチェル・マクアダムス/キリアン・マーフィ

一流ホテルのマネージャーであるリサは祖母の葬儀を終えてマイアミに戻る途中、リップナーという男性と知り合う。飛行機内でも隣席となるが、実はリップナーは国家要人の暗殺チームの一員だった。暗殺計画遂行の鍵を握るリサは父親を人質に取られ、暗殺の協力を迫られるが・・・。

飛行機ものサスペンスといえば最近では「フライトプラン」があるが、あちらに比べて静的で、座席に座ってのストーリー展開が主。ただしそれなりの緊迫感はあり、個人的には「フライトプラン」よりは良かった。しかし部屋を変えさせてミサイルをぶち込むだけの単純な計画で、素人女性に暗殺も父親殺害も阻止されるとは、敵側からみるとなんとも情けない映画でした。映画自体は短いながらコンパクトにまとまっており楽しめます。また、主役のレイチェル・マクアダムスの好演が光っており、今後が注目されます。

劇場未公開



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  1. 洋画-は

2016-08-09

亀は意外と速く泳ぐ

★★★★
亀は意外と速く泳ぐ
鑑賞No:01496
製作:2005年/日本/90分
監督:三木聡
出演:上野樹里/蒼井優/岩松了/ふせえり

夫が海外単身赴任中の片倉スズメは、ペットの亀と平凡な日々を送っていた。幼馴染のクジャクと違ってあまりにも平凡な自分を嘆くスズメはある日、スパイ募集の張り紙を見つける。思わず連絡をし、ある国のスパイだと名乗るシズオとエツコ夫婦に会う。彼らはむりやりスズメに活動資金500万円を渡し、来るべき日のために目立たないように平凡な日々を送るよう指示されるが・・・。

まったり、ゆるゆる系の映画。ゆったりと流れる時間の中で、取り立てて事件が起きるわけでもなく、平凡な日々が過ぎていく。そんな平凡な日常の中で、スパイとして目立たないよう平凡に暮らせと言われると、意外と平凡と思われた日常が非凡に見えてくるといったことがテーマなようだった。確かにありふれた風景や日常の出来事も視点を変えると意外に面白く、新たな発見ができることを再認識させられる。出演者は個性派俳優が多く、持ち味を十分出していたように思う。ただ、蒼井優は少し浮いていた感はあるが・・・(「フラガール」のイメージが強く、あっ!と思わせる役柄で、新たな芸域は感じたが)最後で今までモヤモヤとした不思議感が晴れるかと思ったが、それがなかったのがやや残念。(この手の映画にそれを求めるのがそもそも無理なのか?)美味くも不味くもないラーメン屋のオヤジが、実は凄く美味いラーメンを作れる実力があることに少し感動した。

劇場公開日 2005年7月2日



(キャスト一覧)
上野樹里
蒼井優
岩松了
ふせえり
要潤
松重豊
村松利史
森下能幸
緋田康人
温水洋一
松岡俊介
水橋研二
岡本信人
嶋田久作
伊武雅刀


  1. 邦画-か

2016-07-18

明日の記憶

★★★★
明日の記憶
鑑賞No:01502
製作:2005年/日本/122分
監督:堤幸彦
出演:渡辺謙/樋口可南子/吹石一恵/水川あさみ

広告会社の営業部長の雅行は、大きなプロジェクトと娘の結婚を控え忙しい毎日を送っていた。そんなある日、体調不良に襲われたり、ミーティングのスケジュールや部下の名前を忘れるなどの出来事に不安を覚え、妻と共に病院に診察に行く。診断の結果、「若年性アルツハイマー」と宣告された雅行は絶望感に襲われるも、妻の枝実子とともに病気と闘うことを決意するが・・・。

第18回山本周五郎賞を受賞した荻原浩の同名小説の映画化。50歳を前にして不幸にもアルツハイマーを発症した夫と、それを献身的に支える妻の愛のドラマではあるが、それよりもアルツハイマーの恐ろしいさを目の当たりに見せつけられた映画でもあった。エリートサラリーマンからアルツハイマーを宣告された衝撃、そして次第にアルツハイマーに冒されていく雅行を実に見事に丁寧に演じていた渡辺謙もさすがだったが、映画そのものも非常に丁寧で見ごたえがあった。治療できるすべのない病気とのことだが、ラストはやはり衝撃的で、とても切なかった。最近、物忘れをすることが増えた自分にとっても決して他人事ではない、とても考えさせられる映画。

劇場公開日 2006年5月13日



(キャスト一覧)
渡辺謙(佐伯雅行)
樋口可南子(佐伯枝実子)
吹石一恵(佐伯梨恵)
水川あさみ(生野啓子)
市川勇
松村邦洋
MCU
木梨憲武(木崎茂之)
及川光博(吉田武宏)
遠藤憲一
木野花
渡辺えり子(浜野喜美子)
香川照之(河村篤志)
大滝秀治(菅原卯三郎)


  1. 邦画-あ

2016-05-12

逆境ナイン

★★
逆境ナイン
鑑賞No:01574
製作:2005年/日本/115分
監督:羽住英一郎
出演:玉山鉄二/堀北真希/田中直樹/藤岡弘

全力学園の野球部キャプテン、不屈闘志は、あまりにも弱小チームゆえ校長から野球部廃部を言い渡される。廃部を避けるため、校長に「甲子園出場」を誓った不屈はやる気のない部員たちを言葉巧みにその気にさせながらもう特訓を始めるが、彼の前に次から次へと試練ともいえる逆境に襲われることに・・・。

島本和彦の同名マンガの映画化。真面目に観てはバカを見るような、あまりにもバカバカしく、ありえない映画。ともかく、過剰な演技、ありえないシーン、奇想天外な展開、などなど何もかもハチャメチャ。何も考えずに観るならば、そしてこういう映画(原作)という理解の下に観るならばそれなりに楽しめるのかもしれないが、悪く取れば観客をバカにしたような映画と取れなくもない。ただただ低俗な笑いを取るためだけのギャグは満載だが、感動も教訓も何も得ることのできない映画でもあった。まぁ~、ここまでおバカに徹しているのはある意味評価できるかもしれないが・・・?

劇場公開日 2005年7月2日



(キャスト一覧)
玉山鉄二(不屈闘志)
堀北真希(月田明子)
田中直樹(榊原剛)
藤岡弘(校長)
柴田将士(キャッチャー大石)
出口哲也(ファースト後藤)
寺内優作(セカンド小林)
坂本真(サード南)
青木崇高(ショート新屋敷)
土倉有貴(レフト古屋)


  1. 邦画-き

2016-03-28

ステルス

★★★+
ステルス
鑑賞No:01461
原題:Stealth
製作:2005年/アメリカ/120分
監督:ロブ・コーエン
出演:ジョシュ・ルーカス/ジェシカ・ビール/ジェイミー・フォックス

米海軍が極秘に進めているテロ対策プロジェクトに選ばれた若き3人のパイロット。さらにこの3人に新たな仲間が加わることになる。その仲間とは最新鋭の人工頭脳を持つ無人のステルス戦闘機だった。この4機が訓練中、急遽任務が与えられるが・・・。

ミリタリーものにはあまり関心や知識がないので普段は多少敬遠しているが、本作はそんな知識がなくても十分楽しめる(知識があればより楽しめると思うが・・・)。内容は別にして、迫力ある戦闘シーンは劇場向き。内容はそんなに深いものではなかったが、テンポのよさで補っていたよう。米海軍内の対立、あるいは人と人工知能の対決かと思いきや、最後は悪役は北朝鮮にすり替わっているあたり、要領よく纏めた典型的なアメリカ映画といった感じ。

劇場公開日 2005年10月8日



(キャスト一覧)
ジョシュ・ルーカス(ベン・ギャノン)
ジェシカ・ビール(カーラ・ウェイド)
ジェイミー・フォックス(ヘンリー・パーセル)
サム・シェパード(ジョージ・カミングス)
ジョー・モートン(ディック・マーシュフィールド)
リチャード・ロクスバーグ(キース・オービット)


  1. 洋画-す

2016-03-22

チャーリーとチョコレート工場

★★★
チャーリーとチョコレート工場
鑑賞No:01284
原題:Charlie and the Chocolate Factory
製作:2005年/アメリカ/115分
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ/フレディ・ハイモア

チャーリー少年の楽しみは、年に一度、誕生日に買ってもらえる“ウォンカ”のチョコレートだった。だが、世界的にも大人気の“ウォッカ”のチョコレートだったが、工場の人や工場の中を見た人はいなかった。
そんなある日ウォンカ氏が、工場内に5人の子供を招待すると発表した。そしてチャーリーは拾ったお金で買った“ウォンカ”チョコレートに幸運のゴールデンチケットが入っていたため、工場に招待されることに・・・。

ロアルド・ダールの児童文学「チョコレート工場の秘密」の映画化。本作は1971年に「夢のチョコレート工場」というタイトルで映画化されている。大人向けのファンタジー映画のような紹介もされていた記憶があるが、やはり子供向け(ファミリー向け)のよう。はっきり言って面白い作品とは言いがたい点もありますが、原色系たっぷりの映像は奇麗を通り越して網膜に鮮明に残った。出てくるキャラクターもそれなりに面白いが、原作を読んでいないので、何が起こるのか?というワクワク感がよかった(結局、期待したほど大したことは起こらないが・・・)。「パイレーツ・オブ・カリビアン」の時とはかなり違うジョニー・デップのイメージは必見。

劇場公開日 2005年9月10日



(キャスト一覧)
ジョニー・デップ(ウィリー・ウォンカ)
フレディ・ハイモア(チャーリー・バケット)
デビッド・ケリー(ジョーじいちゃん)
ヘレナ・ボナム・カーター(バケット夫人)
ノア・テイラー(バケット氏)
クリストファー・リー(ドクター・ウォンカ)
アナソフィア・ロブ(バイオレット・ボーレガード)


  1. 洋画-ち

2016-03-01

お散歩

★★★
お散歩
鑑賞No:02706
製作:2005年/日本/49分
監督:松田彰
出演:村田牧子/鍋山晋一

4カ月前に1度だけ関係を持って以来、毎週日曜日にだけお散歩をしてきた小春とナベ。歩きながら交わされるとりとめのない会話を中心に、友達以上恋人未満の2人の微妙な関係がリアルに浮き彫りになる・・・・。

一風変わった作品。登場人物は1組の男女のみ。2人とも名前も知らないような無名の役者さん。作風はドキュメンタリー風で、ほとんどのシーンは2人の散歩のシーンとそれぞれがインタビューに答えるシーンで構成されている。この会話からわかるのは、男女の恋愛観の典型的な違い。やはり男は理想的、空想的で甘い、女は現実的でシビアというのが、随所に伝わってくる。

劇場公開日 2006年7月22日



(キャスト一覧)
村田牧子
鍋山晋一


  1. 邦画-お

2016-02-25

銀河ヒッチハイク・ガイド

★+
銀河ヒッチハイク・ガイド
鑑賞No:01628
原題:The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
製作:2005年/アメリカ/109分
監督:ガース・ジェニングス
出演:マーティン・フリーマン/サム・ロックウェル

ある日、世界各国の上空に無数の巨大な宇宙船が現れる。これらは銀河バイパスの建設船団で、バイパスの通り道にある地球が邪魔なため、地球を破壊するという。そしてものすごい轟音とともに地球は一瞬のうちに消滅してしまう。たまたま「銀河ヒッチハイク・ガイド」の編集者で実はエイリアンだったフォードと友人だった平凡な英国人アーサーは、宇宙船をヒッチハイクすることで間一髪、地球から脱出し、最後の地球人となるが・・・・。

伝説的SF小説「銀河ヒッチハイク・ガイド」の完全映画化。原作はスティーブン・ホーキンス博士やジョージ・ルーカス監督を夢中にさせたらしいが、映画自体は全くといっていいほど面白くない。イギリス・ジョークが満載だが、これが理解不能。どこが面白いのか分からない。映画全体から醸し出される世界観は一種独特の雰囲気は多少興味深いが、ともかくバカバカしいストーリー、訳の分からないストーリーに約2時間近く苦痛だった。多分、この笑いにはまる人にとっては非常に面白い映画かもしれませんが、そうでない人にはちっとも面白くない、大きく評価の分かれると思われる映画。

劇場公開日 2005年9月10日



(キャスト一覧)
サム・ロックウェル(ゼイフォード・ビーブルブロックス)
モス・デフ(フォード・プリーフェクト)
ズーイー・デシャネル(トリシア・マクミラン)(トリリアン)
マーティン・フリーマン(アーサー・デント)
ビル・ナイ(スラーティバートファースト)
ワーウィック・デイビス(マーヴィン)
アラン・リックマン(マーヴィン(声))
アンナ・チャンセラー(ケストゥラー・ロントック)
ヘレン・ミレン(ディープ・ソート(声))
ジョン・マルコビッチ(ハーマ・カヴーラ)
スティーブン・フライ(ナレーター)


  1. 洋画-き

2015-11-28

シン・シティ

★★★★
シン・シティ
鑑賞No:01430
原題:Sin City
製作:2005年/アメリカ/124分
監督:ロバート・ロドリゲス/フランク・ミラー
出演:ブルース・ウィリス/ミッキー・ローク/クライブ・オーウェン

シン・シティの刑事ハーディガンは誘拐された少女ナンシーを救うべく、誘拐犯ロアーク・ジュニアを半殺しにする。しかしロアーク・ジュニアの父親で、シン・シティを牛耳っている権力者ロアーク上院議員とつながっているボブ刑事の裏切りによりハーディガンは投獄されることになる。一方、シン・シティに住む前科者マーヴは唯一自分を愛してくれた美女ゴールディと一夜を共にする。しかし朝、目を覚ますとッゴールディはベッドで死んでおり、マーヴは殺人犯として追われることになる・・・。

犯罪都市シン・シティを舞台とした同名グラフィック・ノベルの映画化。3話のオムニバス形式のストーリー。それぞれの話は微妙にリンクしてはいるが独立したストーリーとなっている。ロバート・ロドリゲスにさらにクエンティン・タランティーノがゲスト監督として参加しているだけあってアクションシーンは強烈(というかかなりエグイシーンあり)。さらに原作のフランク・ミラーも共同監督を務めていることから、映像的に今までにない感性の映像を作り上げている。冒頭はすぐに入り込めなかったが、次第にのめり込んでいき、ラストまで一気に観れた。出演者も豪華で、3話のそれぞれの主役以外にもジェシカ・アルバ、ベネチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネット、マイケル・クラーク・ダンカンなどが出演している。ただ殺し屋を演じていたジョシュ・ハートネットの役どころがイマイチ分からなかった。

劇場公開日 2005年10月1日


  1. 洋画-し
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2015-10-11

ティム・バートンのコープスブライド

★★
コープスブライド
鑑賞No:01376
原題:Tim Burton's Corpse Bride
製作:2005年/イギリス/77分
監督:ティム・バートン/マイク・ジョンソン
声の出演:ジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム=カーター

19世紀ビクトリア朝のロンドン。結婚を控えた内気な青年ビクターは、ふとした間違いからコープスブライド(死体の花嫁)の指に結婚指輪をはめてしまい、死者の世界に連れ去られてしまうが・・・・。

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のティム・バートン監督が贈る人形アニメ。CGが多用化される昨今の中でかなり手間のかかるストップモーションアニメを使用することでCGとは違った味わいを出している。また生者の世界をモノクロ化し、死者の世界をカラフルなカラーで表現している点も面白い。映像に労力を使っている分、ストーリーはありきたりなのが残念。

劇場公開日 2005年10月22日


  1. 洋画-こ

2015-07-21

イン・ザ・プール

★★★★
イン・ザ・プール
鑑賞No:01544
製作:2005年/日本/101分
監督:三木聡
出演:松尾スズキ/オダギリジョー/市川実和子/田辺誠一

豹柄のシャツとブーツに白衣を羽織った、見るからに怪しげな精神科医・伊良部。その彼の元に色々な患者がやってくる。何に興奮したというわけでもないのに、24時間勃起しているという“継続性勃起症”の会社員・田口。戸締りや火の元を何度も確認しないと気がすまない“強迫神経症”のルポライター・涼美。
ストレス発散のために始めたプール通いがいつのまにかプールで泳がないと精神に異常をきたしてしまう“プール依存症”のサラリーマン・田口。どこか奇妙なこれら患者と、破天荒な医者・伊良部が巻き起こすコメディ。

不覚にも三木聡という監督・脚本家を知らなかったが、「図鑑に載ってない虫」「亀は意外と速く泳ぐ」「転々」と立て続けに三木聡作品を観、三木ワールドに完全にはまってしまった。そういう意味ではこの作品はこれら3作よりも旧く、まさに三木ワールドの原点とも言うべき作品かもしれない。相変わらず脱力系&小ネタはふんだんだが、他の3作と明らかに違うのは、主演の松尾スズキが醸し出す雰囲気ではないか。彼独特のこの雰囲気は、まさに彼しかできない演技であり、独り舞台のよう。脇を固める俳優も面白そうな面々ばかりで、たまらない世界を提供してくれます。

劇場公開日 2005年5月21日


  1. 邦画-い

2015-05-31

アイランド

★★★★
アイランド
鑑賞No:01421
原題:The Island
製作:2005年/アメリカ/136分
監督:マイケル・ベイ
出演:ユアン・マクレガー/スカーレット・ヨハンソン

汚染された地球から辛くも生き延びた人間たちが収容された巨大施設。その中で規則正しい生活を送る彼らにとって唯一の希望は、汚染を逃れた「アイランド」に移住することだった。その移住者は定期的に抽選で決めるのだが、ある日ジョーダンがアイランド行きの抽選に当たる。その頃、ジョーダンと親しいリンカーンはアイランド行きが死を意味することを知り、ジョーダンを連れて施設を脱走しようとする・・・。

クローン人間を扱った近未来SFサスペンス。クローンを扱った映画はいくつもあるが、最も現実的で切実な可能性として捉えられた映画ではないだろうか?非常に重いテーマではあるが、設定といい、展開といい、結構楽しめる作品となっている。ラストはある意味スタンダードな終わり方だが、チョット物足らなさの残る結末となった。(この後がとても気になる終わり方)

劇場公開日 2005年7月23日


  1. 洋画-あ

2015-04-08

ホステル

★+
ホステル
鑑賞No:01357
原題:Hostel
製作:2005年/アメリカ/93分
監督:イーライ・ロス
出演:ジェイ・ヘルナンデス/デレク・リチャードソン

アムステルダムで、「最高の女を抱き放題」というホステルがスロバキアにあるという話を聞いた3人の男たちは、スロバキアへ向かう。しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは想像を絶する恐怖だった・・・・。

ヨーロッパを旅する若者たちが次々と失踪し、拷問を受けて殺されていくホラー。タイに実在するといわれる拷問クラブが基になっている。事前にストーリーを知らずに観ると、前半部は「何が起こるんだろう?」という期待を持たせる展開だが、後半はただ目を背けたくなるだけの映画。何のひねりもなく、納得できる理由や説明も少ない。

劇場公開日 2006年10月28日


  1. 洋画-ほ

2015-03-21

トンマッコルへようこそ

★★★★+
トンマッコルへようこそ
鑑賞No:01354
原題:Welcome to Dongmakgol
製作:2005年/韓国/132分
監督:パク・クァンヒョン
出演:シン・ハギュン/チョン・ジェヨン

純粋な心を持つトンマッコルの村人との交流がきっかけで、それまで命を懸けて殺し合いをしていた男たちが国境や人種を越えて心が通じ始めていく。そして、トンマッコル村を爆撃しようとする米軍に対し、力を合わせて阻止しようとするが・・・。

敵対する兵士たちがトンマッコルという村に来たことから巻き起こるドラマ。国家や戦争の犠牲になっているのはいつも罪のない人々であることを再認識させられ、改めて戦争に対し憤りを持った。それゆえトンマッコルの純粋な村人に接し、本来の人間らしさを取り戻し、それまで敵だった相手と心を通わせながら、村を出て再び戦場で見えたら殺しあわなければならないと寂しそうに話すシーンは象徴的だった。一味違った韓国映画で、とても良かった。

劇場公開日 2006年10月26日


  1. 洋画-と

2015-02-26

ジャケット

★★★★
ジャケット
鑑賞No:01345
製作:2005年/アメリカ/103分
監督:ジョン・メイブリー
出演:エイドリアン・ブロディ/キーラ・ナイトレイ

ジャックは湾岸戦争で頭部に重傷を負い、帰還する途中、道中で助けた少女ジャッキーに自分の認識票を渡す。その後警察官射殺事件に巻き込まれ、精神病院に送られることに。拷問さながらの治療を受ける中、治療中に突然15年後の世界にタイムスリップしてしまう。そこでジャッキーと再会したジャックは、自分が4日後に死ぬことを知る・・・。

拘束衣(ジャケット)を着せられ死体安置用の引き出しに入れられることで起こるタイムスリップ・ロマンス。最初は分かりにくい展開だったが、何度か1992年と2007年の世界を行き来するうちに色々な謎が解けていき、納得させられる。常に疑問や矛盾がまとわりつくタイムトラベルだが、話の展開の面白さにあまり気にせず楽しめた。


  1. 洋画-し

2015-02-16

カポーティ

★★★★
カポーティ
鑑賞No:01375
製作:2005年/アメリカ/114分
監督:ベネット・ミラー
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン/キャサリン・キーナー

1959年、カンザス州で起きた一家4人惨殺事件に興味を持ったカポーティは現地を訪ね、調査を始める。やがて犯人2人が逮捕されるが、そのうちの1人ペリーに面会を求め、殺人事件の真相に迫っていく中で徐々に彼との間に友情が芽生えてくる・・・。

トルーマン・カポーティのノンフィクション小説「冷血」の誕生に秘められた天才作家カポーティの苦悩を描く。犯人ペリーとの友情を育みながらも小説に対する執着がすごく、小説完成のためにやがてペリーの死刑を望んでいく過程が見事に描かれていた。実在のカポーティのことはよく知らないが、相当研究してこの役に挑んだというホフマンの演技はアカデミー主演男優賞受賞もうなずける。なお、このカポーティの「冷血」は1967年に映画化されている。


  1. 洋画-か

2015-01-26

ナイロビの蜂

★★★
ナイロビの蜂
鑑賞No:01335
製作:2005年/イギリス/128分
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:レイフ・ファインズ/レイチェル・ワイズ

新妻テッサとともにケニアに赴任した外交官ジャスティン。だがテッサは外出先で交通事故に遭い死亡。妻の死に疑問を抱いたジャスティンは、やがて妻の死の裏に隠された巨大な陰謀があることに気づく・・・。

活動家で行動的な妻テッサと、穏やかな性格の夫ジャスティン。相反する性格ながら、2人の愛は本物で、ジャスティンは巨大な陰謀を知ったとき、妻の自分への愛の深さも知ることになる。テッサは実在の人物をモデルとしており、戦争・飢餓・病気に苦しむアフリカの現実と合わせると、単なるサスペンス映画とはいえないメッセージが含まれている。すべてを知ったジャスティンが、最後、妻の死んだ湖畔に向かうところは言い知れぬ愛情が感じられる。


  1. 洋画-な

2015-01-15

ローズ・イン・タイドランド


ローズ・イン・タイドランド
鑑賞No:01333
製作:2005年/イギリス、カナダ/117分
監督:テリー・ギリアム
出演:ジョデル・フェルランド/ジェフ・ブリッジフ

ママがヘロイン中毒で急死したため、ジェライザ=ローズはパパと共にお婆ちゃんの家に行く。しかしパパも長い旅に出てしまい、一人になったジェライザ=ローズは現実と幻想の不思議な世界に入っていく・・・。

「不思議の国のアリス」をモチーフにしたダークファンタジー映画。一言で言ってよく分からない映画。テリー・ギリアム監督独特の幻想的な世界観ではあるが、観終わっても何だったのか、何が言いたかったのか結局分からず、何も伝わってこなかった。ただ主演のジョデル・フェルランドは可愛く、今後注目すべき女優。


  1. 洋画-ろ

2014-11-22

メゾン・ド・ヒミコ

★★+
メゾン・ド・ヒミコ
鑑賞No:01624
製作:2005年/日本/131分
監督:犬童一心
出演:オダギリジョー/柴咲コウ/田中泯/西島秀俊

塗装会社の事務員・沙織のもとに岸本と名乗る男が訪ねてくる。岸本は沙織の父の恋人だという。沙織の父は、沙織が幼い頃に家を出て行き、その後有名なゲイバー“卑弥呼”を経営していたが、引退後ゲイのための老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”を運営していた。その父がガンのため死期が近いので、ホームを手伝ってほしいとのことだった。自分と母を捨てた父を嫌悪する沙織だったが、多額の借金を抱える沙織に破格の日給が提示され・・・・。

ガンで余命いくばくもないゲイの父親とその若い恋人、そしてゲイの父親に捨てられ長年嫌悪してきた娘の3人を中心に、ゲイのための老人ホームを舞台に繰り広げられる人間ドラマ。どうもこの手のドラマは苦手というか、良さがよく分からない。ゲイがテーマというところもどこかとっつき難く、理解もしにくい。よって柴咲コウ演じる沙織が抱くゲイに対する偏見は自然なのかもしれない。一方、最近はTVなどでもオカマキャラのタレントが増え、ゲイに対する距離感というか偏見も薄れつつある。ゲイの人は皆とかく異常に明るい印象があり、話をするだけなら決して嫌悪感はなく逆に楽しいとは思うが、その底抜けの明るさの内側にある悲しみや苦悩をこの映画で見ることができるのでは?と思う。そして本人の悲しみや苦悩だけでなく、彼らを取り巻く家族の悲しみや苦悩も考えなければならない。オカマキャラの台頭によりさらにゲイの人は今後増えてくると思うが、いつか自分も身近で接するかもしれないことを考え、一見の価値があるのでは・・・。
  1. 邦画-め

2014-11-14

ソウ2

★★★★
ソウ2
鑑賞No:01342
製作:2005年/アメリカ/100分
監督:ダレン・リン・バウズマン
出演:トビン・ベル/ショウニー・スミス

殺人事件の現場に呼ばれたエリックは、死体から犯人のアジトを割り出す。SWATらと踏み込んだアジトは案の定、連続殺人犯として追っていたジグソウのアジトだった。しかしそれはジグソウによる罠で、新たなるゲームの始まりだった・・・。

衝撃的なラストで話題となった「ソウ」の続編。前作と内容はリンクしているが、核となるストーリーは独立している。前作の「ソウ」の衝撃度が大きく、期待しすぎた分、前作ほどの衝撃はなかったものの、やはりラストはやられた~という結果に終わった。相変わらず目を背けたくなる残酷なシーンが満載だが、完成度の高いストーリーで楽しめた。
  1. 洋画-そ

2014-10-25

大停電の夜に

★★★
大停電の夜に
鑑賞No:01330
製作:2005年/日本/132分
監督:源孝志
出演:豊川悦司/原田知世/田口トモロヲ/吉川晃司

バーの店主とキャンドル店の店主、妻に秘密を明かされた夫、再会した元ヤクザとその昔の恋人、エレベータに閉じ込められた失恋女性とホテルマン、などの一見何のつながりもない6組の男女のストーリーが並行して進みながら、次第にそのつながりが明らかになっていく・・・。

大停電に見舞われるクリスマス・イブの夜に繰り広げられる6組の男女のラブ・ストーリー。彼らの中で展開されるストーリーはどれも切ないものばかりで、大停電という背景がより話を暗くするのかと思いきや、なぜか優しく温かいものになっている。次第に明かされる登場人物たちのつながりも興味深い。
  1. 邦画-た

2014-10-21

宇宙戦争 (2005年版)

★★
宇宙戦争
鑑賞No:01283
製作:2005年/アメリカ/114分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・クルーズ/ダコタ・ファニング

湾岸地帯で働く平凡な労働者レイが、別れた妻との間にもうけた子供たちと面会するその日、突如現れた“何者か”が容赦なく町を破壊していく。レイは子供たちとともに生きるために町を逃げ出すが・・・・。

スティーブン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演で大々的に宣伝されていたが故、期待倒れの感がある作品。原作はH・G・ウエルズの同名小説で、1953年に一度製作されている。53年版の一見見た目はかわいい火星人に比べ、今回の宇宙人はグロテスク。スピルバーグ監督がテーマとした家族愛はそれなりに描けているが、53年版同様、ラストがあっけないというか、消化不良感が残った。どうも最近のハリウッド映画は、進歩したVFX技術頼みのリメイクばかり目立つように思える。
  1. 洋画-う

2014-10-18

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女

★★★
ナルニア国物語_第1章
鑑賞No:01290
製作:2005年/アメリカ/140分
監督:アンドリュー・アダムソン
出演:ウィリアム・モーズリー/アナ・ポップルウェル

戦争を回避し田舎の大学教授の家に疎開したペベンジー4兄妹は、衣装ダンスの扉の向こうが別世界であることに気づく。そこは白い魔女の呪いによって1000年もの間、氷に閉ざされたナルニアだった。4人はナルニア国を救う運命にあることを知り、ナルニアの王アスランとともに魔女に戦いを挑む・・・。

C.S.ルイスの傑作同名ファンタジー小説の映画化。原作は読んでいないが、ファンタジーものとしてよく比べられる「ロード・オブ・ザ・リング」と比べると、壮大さやストーリー、感動度などは劣るといわざるを得ない。ただ子供が見る分には分かりやすく、いいかも。さすがに最新の技術からか、映像は美しかった。
  1. 洋画-な

2014-10-13

Mr.&Mrs.スミス

★★★
MrMrsスミス
鑑賞No:01302
製作:2005年/アメリカ/118分
監督:ダグ・リーマン
出演:ブラッド・ピット/アンジェリーナ・ジョリー

スゴ腕の暗殺者2人が相手の正体を知らずに結婚するが、数年たった今は倦怠期に突入。そんなある日、2人は同じ標的を狙うはめになったことから初めてお互いの正体に気づき、相手を抹殺しなければならなくなる。2人の戦闘は、巨大組織を巻き込んでエスカレートしていき・・・・。

お互いが殺し屋でありながらその素性を隠したまま結婚した男女に訪れる壮絶な夫婦バトルを描く。別々の暗殺組織の殺し屋であるスミス夫婦は、偶然同じ標的となったターゲットの暗殺失敗を機に、互いの正体を知ることとなる。正体がばれた途端、撃ち合い、爆破、カーチェイスなど、ハイテンポの壮絶バトルに発展していくという展開。この映画の共演を機に熱愛関係となる2人の息はピッタリ。特にアンジェリーナは「トゥーム・レイダー」とかわらぬ板についたアクションが見事。2人のテンポよい悪口の言い合いも面白い。
  1. 洋画-み

2014-10-12

博士の愛した数式

★★★★
博士の愛した数式
鑑賞No:01311
製作:2005年/日本/117分
監督:小泉堯史
出演:寺尾聰/深津絵里/齋藤隆成/吉岡秀隆

家政婦の杏子は、家政婦としてある数学博士のところに派遣される。しかし、この博士は記憶が80分しか保てないという記憶障害の持ち主だった。最初はとまどう杏子だが、難しい数学の話や記憶障害にも徐々に慣れてきて心が通うようになっていく・・・。

記憶障害のある数学博士と母子のふれあいを描いた映画。博士自身、80分しか記憶が持たないということを理解しており、その苦悩やそれに対する対応努力には心を打たれる。杏子の子供の存在も、博士と杏子の関係に大きく影響する重要なファクターとなっている。博士から飛び出す数学用語もはじめて聞く内容で面白い。たとえば、「完全数とは」・・・・その数字自身以外の約数の和がその数自身と等しいこと。例として28がある。「友愛数とは」・・・・異なる2つの数のその数自身を除いた約数の和が互いに等しくなる数。例として220と284がある。
  1. 邦画-は

2014-10-08

ブロークバック・マウンテン

★★★
ブロークバック マウンテン
鑑賞No:01329
製作:2005年/アメリカ/134分
監督:アン・リー
出演:ヒース・レジャー/ジェイク・ギレンホール

ブロークバック・マウンテンでの羊放牧の季節労働者として雇われたイニスとジャック。寒さをしのぐためにひとつテントで寝たことから2人は同性愛に目覚める。以後、2人とも結婚し子供までもうけるが、彼らの関係は20年の長きにわたる・・・。

第78回アカデミー作品賞は逃したものの、監督賞ほか3部門に輝いた。(この年の作品賞は「クラッシュ」)ドラマとしては非常に丁寧に描いているように思えたが、テーマとなっている同性愛がどうしても理解できないので、感情移入できなかった。むしろ夫の同性愛を知ったアルマの苦悩に同情する。主演を演じたヒース・レジャーはこの作品で有名になるものの、その後の活躍を期待されながら、若くして亡くなるのは残念。
  1. 洋画-ふ

2014-10-02

世界最速のインディアン

★★★★
世界最速のインディアン
鑑賞No:01326
製作:2005年/ニュージーランド/127分
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:アンソニー・ホプキンス/ダイアン・ラッド

ニュージーランドに住む63歳のバートは、彼が愛用するバイク“インディアン”で、米国ボンヌビルで開催されるバイクレースに出場するのが夢。その夢をかなえるため、家を抵当に入れ単身米国に向かう。幾多の苦難を乗り越え、ボンヌビルにたどり着いたバートはいよいよ世界最速に向けて始動する・・・。

この映画は、伝説のライダー バート・マンローの世界最速への挑戦を描いたもの。レースもさることながら、レースに出場するまでの道のりで、さまざまな人とのふれあいのすばらしさが印象に残る。変わり者で気難しさはあるものの、どこか憎めないキャラのバートに対し、周りの人たちがいつの間にか彼に協力しようとするのだ。アンソニー・ホプキンスといえば「羊たちの沈黙」のレクター博士がすぐ頭に浮かぶが、イメージを一変させるくらいバート役を見事に演じている。なおラストの“インディアン”での疾走シーンは思わず力が入ってしまった。
  1. 洋画-せ

2014-07-04

マッチポイント

★★★★
マッチポイント
鑑賞No:01778
製作:2005年/イギリス、アメリカ、ルクセンブルク/124分
監督:ウディ・アレン
出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ/スカーレット・ヨハンソン

アイルランド人のクリスは英国の上流階級に憧れ、高級テニスクラブのコーチとなり、金持ちの息子トムと親しくなる。さらにトムの妹クロエに気に入られ、やがてクリスはクロエの父親の会社に就職し、クロエとも結婚する。しかしクリスはトムの恋人ノラとも浮気をしており、やがてこの状態を維持することが難しくなってきて・・・・。

従来のウディ・アレン監督映画とは違った雰囲気の映画。ただし、会話の部分はそれらしさが残っている。ストーリー的には、冒頭のテニスボールのシーン(ネットにひっかかったボールがどちらのコートに落ちるか)に集約されているように、人の人生は運によって大きく変わることを描いた物語といえる。上流階級の娘と結婚することで地位と財産を得た男が今の生活を失いたくないと思う一方、超美人の女性との浮気も捨てがたいというのは分からないでもないが、結局は男のエゴである。同じ男として許しがたい行為ではあるが、物語の結末は???と、必ずしも期待したとおりにならないというのが、実はウディ・アレンらしさなのか?引っ張るだけ引っ張って、あっさり手を離され、唖然とした感のある映画。

マッチポイント-1 マッチポイント-2


  1. 洋画-ま

2014-04-24

空中庭園

★★+

鑑賞No:01353
製作:2005年/日本/114分
監督:豊田利晃
主演:小泉今日子/板尾創路/鈴木杏/広田雅裕


家族に秘密を持たないというルールのある京橋家。それにより幸せな家庭が築けていると信じる妻の絵里子だが、夫や2人の子供には家族に言えない秘密があった。秘密が露呈することで、見せかけの幸福な家庭が崩壊していくが・・・。


角田光代の同名小説の映画化。あたふたとする夫を演じる板尾創路がむしろ最も自然で、どうも不自然さが目立つ家族の印象を持った。原作は読んでいなかったので、それぞれの秘密が露呈されることによって、どのような展開になっていくのか期待しながら観ていたが、ラストもどうも納得のいかない結末で消化不良感の残る作品だった。





  1. 邦画-く