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2018-02-28

トリック劇場版2

★★★(3.0)
wトリック 劇場版2
鑑賞No:01315
製作:2006年/日本/111分
監督:堤幸彦
出演:仲間由紀恵/阿部寛/生瀬勝久/堀北真希

ある日、上田の研究室に、上田の著書を手にした青年・青沼が訪ねてくる。10年前、筐神佐和子に連れ去られた幼馴染みの美沙子という女性を取り戻して来て欲しいというのが用件だった。一人では怖い上田は、例によって奈緒子を巻き込み、佐和子とその信奉者が待ち受ける筐神島へ向かうのだが・・・・。

TVシリーズの劇場版第2作。TV版は観たことがないが、それなりに楽しめる。ただしパロディ満載のコメディ作品だが、マニアックに通じていないとわからないパロディも多くある。タイトルにもなっているさまざまな仕掛け(トリック)はあまり納得できないものばかり。もう少し現実性のあるものが欲しい。堤監督は完結編といっているらしいが、本当か? 続編を期待する。(案の定、3作目は製作されたが・・・・) 市長選立候補者ポスターの中に「ばってん荒川」さんがあり。この映画を観たときはすでにお亡くなりになっていました。ご冥福をお祈りします。

劇場公開日 2006年6月10日



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2018-02-18

インビジブル2

★★+(2.5)
wインビジブル2
鑑賞No:02133
原題:Hollow Man 2
製作:2006年/アメリカ/91分
監督:クラウディオ・ファエ
出演:クリスチャン・スレーター/ピーター・ファシネリ

ライズナー研究所の資金集めを目的としたパーティーで、ヴィリアーズ博士が何者かに殺される。シアトル警察のフランクとリサが現場に駆け付けた時には、現場には血の付いた足跡が残されていたが、犯人の姿を見た者はいなかった。不思議に思う2人だったが、署に戻った2人は次に狙われると思われるマギー博士の警護を命じられる。そしてマギー博士の家で警護につくが、リサとマギー博士が何者かに襲撃され・・・・・。

1作目の名を借りた全く別作品ともいえる続編。安易な続編の典型で、人間が全く描かれていない。1作目は、透明人間になる過程や、透明人間になった人間性や、次第に狂気を帯びていく様子がよく描かれていたが、本作は透明人間がいきなり登場し、透明人間ありきの、ビジュアルのみ描かれており、内容的には印象に残らない内容のない作品となっていた。

劇場公開日 2006年12月23日



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2018-02-14

嫌われ松子の一生

★★★(3.0)
w嫌われ松子の一生
鑑賞No:01310
製作:2006年/日本/130分
監督:中島哲也
出演:中谷美紀/瑛太/伊勢谷友介/香川照之

53才で殺害死体として発見された川尻松子。その半生はすさまじいものだった。中学の教師となり、いい感じの人生かと思いきや、セクハラ教師のせいで退職せざるを得なくなり、その後は実らぬ恋を繰り返しながら、特殊浴場のサービス嬢にまで転落していく。しかし、努力を重ね、店のトップにまで上りつめるが、同棲していた男の浮気に逆上して殺人を犯してしまう・・・・。

ヒロイン川尻松子の転落に次ぐ転落の人生を描いた映画。愛に生きながらも次々と男に裏切られ、最後には殺人犯になってしまうところは、まことに哀れ。軽快かつコミカルに物語りは進行し、最初からの謎だった「誰に殺された」のクライマックスに向かうところは、非常に胸が高鳴ったが、存外あっけない幕切れで少々がっかりした。

劇場公開日 2006年5月27日



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2018-02-10

カンナさん大成功です!

★★★★(4.0)
wカンナさん大成功です!
鑑賞No:01468
原題:200 Pounds Beauty
製作:2006年/韓国/116分
監督:キム・ヨンファ
出演:キム・アジュン/チュ・ジンモ

鈴木由美子の同名コミックの映画化。身長169cm、体重95kgのカンナは、唯一の取り柄である歌の才能を活かし、人気歌手のゴーストシンガーをしていた。たとえ裏方であっても、憧れのプロデューサのサンジュンに会えることを楽しみにカンナは仕事をしていたが、ふとしたことからサンジュンの本音を聞いてしまう。「ブスでデブな自分はただ利用されているだけ」という現実を知ったカンナは、命懸けの全身整形を行うことに・・・。

特殊メイクとはいえ、うまく手術前のカンナと手術後のカンナ(ジェニー)をよく演じ分けていた。カンナを演じたキム・アジュンを見るのはこの映画が初めてだったが、可愛くてキュートな演技がこの映画の成功の決め手のよう。軽いノリの映画だが、テンポよいストーリーなので飽きずに楽しめた。個人的に、韓国映画としては久々のヒット。また、男性にはよく分からない女性心理だが、少なくともこの映画で女性心理の一端を垣間見ることができたのは大きな収穫(?)。 韓流スターというとやたらイケメン俳優の名が目立つが、キム・アジュンにはこの映画を機にもっと活躍してもらいたい。

劇場公開日 2007年12月15日



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2018-01-25

ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男

★★★+(3.5)
wザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男
鑑賞No:02152
原題:The Hoax
製作:2006年/アメリカ/116分
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:リチャード・ギア/アルフレッド・モリーナ

売れない作家のクリフォード・アーヴィングは、勢いだけで今世紀最大の大作を持ち込むと約束してしまう。自ら窮地に立った彼は、変り者で人前に姿を見せない大富豪ハワード・ヒューズのニセ自伝を書くことを思いつく。筆跡をまねて彼の手紙を偽造し、ニュース映像からヒューズの声や話し方の特徴をつかみ、周囲の人々を騙し続けていく。やがて彼は嘘を続けるうちに、現実と虚構の区別がつかなくなっていく・・・・。

1971年のニューヨークで実際に起こった、アメリカ史上最大規模の詐欺事件の映画化。この事件は知らなかったが、高度情報化時代の現代では考えられないほど、意外とばれずに成りすまして自伝ができることにある意味感心した。今なら、過剰なまでのマスコミと、ネット情報ですぐにばれてしまうだろうが・・・。でも時代もそうだが、アーヴィングも偽装のためにありとあらゆる知恵を絞り、綱渡りを渡るがごとく、詐欺を続けていくところは観ていてハラハラドキドキする。でも、嘘も続けてなり切ってしまうと、本当と嘘の境目がわからなくなるものか・・・?

劇場公開日 2011年4月30日



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2017-12-31

ウルトラヴァイオレット

★★(2.0)
ウルトラヴァイオレット
鑑賞No:01316
原題:Ultraviolet
製作:2006年/アメリカ/87分
監督:カート・ウイマー
出演:ミラ・ジョヴォビッチ/キャメロン・ブライト

近未来、アメリカ政府が開発したウィルスが漏れ、それに感染した人間は高い身体能力を持つ超人間「ファージ」に変化していた。その力を恐れた人間政府は、彼らを抹殺し始めるが、生き残ったファージは地下組織を結成し、政府との戦いを始めた。ファージを滅ぼす最終兵器が開発されたことを聞きつけた組織は一人の殺し屋ヴァイオレットを送り込むが・・・・。

ミラ・ジョヴォビッチのSFアクション映画。ストーリーは割りと単純で、どんでん返しもない内容。未来+アクションということで、CGがふんだんい使われているが、それが却ってリアル感やスリル感を半減している。(ラストのヴァイオレットとダクサスの決闘シーンでの燃えさかる炎の剣は本物らしい) とろこで、「アンダーワールド」「イーオン・フラックス」など、美人女優のアクション物がやたら増えてきているのは気のせい?益々女性が強くなっていくのだろうか?

劇場公開日 2006年6月24日



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2017-12-21

ザ・ゲーム

★★★★(4.0)
wザ・ゲーム
鑑賞No:02137
原題:Even Money
製作:2006年/アメリカ、ドイツ/116分
監督:マーク・ライデル
出演:キム・ベイシンガー/ニック・キャノン

小説家のキャロリンは新作が書けないことからギャンブル依存症になり、家の貯金をすべて使い込んでいた。そんな時、カジノで知り合った元マジシャンのウォルターと手を組み、失ったお金を取り戻すとする。一方、配管工のクライドは多額の借金に悩んでおり、裏組織に脅迫されて、弟のゴッドフリーにバスケットの試合で八百長をさせていた・・・・。

未公開映画ながら、キム・ベイシンガー、ダニー・デヴィート、ティム・ロス、フォレスト・ウィッテカー、レイ・リオッタといった錚々たる顔ぶれの作品。ギャンブル依存症になり、夫に内緒で家の貯金を使い果たし、途方に暮れるキャロリンと元マジシャンの出会いと、やはり多額の借金をして強引な取立てに苦悩する配管工のストーリーが交わることなく並行して描かれているが、やがてこれが交わるが如く繫がる。分かりやすいストーリー展開とドキドキ感は最後まで継続し、期待した以上に楽しめる。アクの強い悪役をよく演じるレイ・リオッタが今回はギャンブル依存症の妻に苦しむ夫役を好演し、悪役はティム・ロスが怪演してる。決して楽しい題材ではなく、結末も暗いが、印象に残る作品である。

劇場未公開



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2017-12-14

日常 恋の声

★★+(2.5)
w日常 恋の声
鑑賞No:02101
製作:2006年/日本/105分
監督:笹部香
出演:ケンドーコバヤシ/井上聡/友近/小杉竜一

大阪の街。会話がかみ合わないカップル、動物園のデートでもめるカップル、パトロール中に携帯電話で話をする警官、ホステスを口説き落とそうとする妻子もちの男・・・・。さまざまな男と女のやりとりが・・・・。

あらすじさえ書きづらい、わけの分からない映画。というか、これは映画なのだろうか?映画としては最悪。ストーリーもなければ演技もされていない。自然体でごくありふれた日常を描いていると言うのかもしれないが、大したことが起こらないという点では日常的だが、観ていて不自然さが目立つ日常さで、何か入り込めない。お笑いタレントばかりの出演で、映画というよりはバラエティ番組かとも思ったが、さほど面白くもない内容だし、ここのエピソードもつながりはないし、メッセージ性もない。ともかく、何が言いたいのか、何を表現したいのか、さっぱり分からないとしか言いようのない作品。何気に暇つぶしに観るしかない映画。

劇場公開日 2007年2月3日



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2017-12-08

サイレントヒル

★★(2.0)
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鑑賞No:01313
原題:Silent Hill
製作:2006年/アメリカ、日本、カナダ、フランス/126分
監督:クリストフ・ガンズ
出演:ラダ・ミッチェル/ショーン・ビーン

夢遊病のように歩き、“サイレントヒル”とつぶやきながらうなされる少女シャロン。ローズとクリストファーの夫婦は、赤ん坊の頃に養女として引き取った愛娘の言動に心を痛めていた。サイレントヒルという街が実在することを突き止めたローズは、車でシャロンと街へ向かう。そこは30年前の大火災が発生後、閉鎖された街だった・・・・。

日本の同名ホラー・ゲームの映画化。ゲームをしたことがなかったため、「バイオハザード」と同類と思っていたが、出てくるのはゾンビではなく異様な動きをするクリーチャー。恐怖感は次第に高まってくるが、全体的にはイマイチの感がある作品。

劇場公開日 2006年7月8日



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2017-12-06

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト

★★★★+(4.5)
wパイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト
鑑賞No:01295
原題:Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest
製作:2006年/アメリカ/151分
監督:ゴア・バービンスキー
出演:ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム

不死の海賊バルボッサからブラックパール号を奪い返したジャック・スパロウは再び、航海に出る。しかし、13年前に“深海の悪霊”ディヴィ・ジョーンズと交わした契約が気がかりだった。それは、ブラックパール号の船長となるため、自らの魂と引き換えにすることだった。そして、その契約期間が終わり、ジャックの魂の取り立てが始まろうとしていた・・・・。

全世界で2006年公開作No.1の興行収入を記録した映画。前作のヒットに伴う続編だが、続編にありがちな期待倒れではなく、前作を上回る面白さがあった。「1」はまさに海賊映画そのもので、ある意味単純だったため、分かりやすくもあった。しかし、本作は海賊映画のみならず、色々な要素が散りばめられており、多少複雑で分かりにくい点もあったが、エンターテイメント性は非常に高かった。ストーリー展開もスピード感があり、飽きることなく、最後まで楽しめる。新しく登場したキャラクターもそれぞれ魅力があって面白いが、観ていてやや気持ち悪い感はあった。ストーリー的には盛りだくさんではあるが、最初から第3作めを意識して作られているせいか、中継ぎ的な印象も残った。

劇場公開日 2006年7月22日



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2017-09-24

松ヶ根乱射事件

★★★(3.0)
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鑑賞No:01424
製作:2006年/日本/112分
監督:山下敦弘
出演:新井浩文/山中崇/木村祐一/川越美和/三浦友和

1990年代初頭、雪の積もった松ヶ根の国道で女の死体が見つかる。警察官の光太郎はその女の検視に立ち会うが、女は実は死んでおらず仮死状態だった。女は全く何も覚えていなかったが、その後光太郎の双子の兄・光にバッタリ会い、光の車に轢かれたことを思い出す。やがて、女の彼氏が現れ、光を恐喝し始める・・・。

とある田舎町で起こった轢き逃げ事件をきっかけに巻き起こる騒動を描いたブラックコメディ。登場人物皆一風変わっており、独特の町の雰囲気を作り出している。轢き逃げされた被害者が轢き逃げ犯である町の住人を恐喝する話が中心で、ストーリー的には単純だが、まったりとしたストーリー展開にも拘らず引き込まれていくのは不思議。しかし、結局解決されたのかといえば?だし、解明されない点も多く消化不良になりがち。ラストで光太郎が数発乱射するが、これがタイトルの由来かと思うとガッカリ。タイトルだけでこの映画を選んだ人には期待はずれとなりそう。

劇場公開日 2007年2月24日

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2017-08-28

単騎、千里を走る。

★★★★(4.0)
w単騎、千里を走る。
鑑賞No:01627
原題:千里走単騎
製作:2006年/中国、日本/108分
監督:チャン・イーモウ/降旗康男
出演:高倉健/中井貴一/寺島しのぶ

漁師の高田は、東京で暮らす息子の健一が病で倒れたと聞き上京するが、長年の確執もあって会うことができなかった。健一の妻・理恵から健一の命が長くないと聞かされ、さらに健一が仕事で制作したテレビ番組のビデオをもらう。そこには中国の奥地で民族舞踊を紹介する健一が映っており、現地の舞踏家に対し、「来年、“千里走単騎”を撮りに来る」と約束していた。今となっては果たせなくなったこの約束を高田は引き継ごうと単身、中国に向う・・・・。

高倉健演じる高田が、息子が交わした約束を代わりに果たすべく単身中国に渡り、約束の“千里走単騎”を撮影するため、何度も困難を乗り越え進んでいくという話。最初、高田が中国に行く動機があまり理解できずにいたが、観ているうちに動機よりも、長年確執のため会えなかった息子が死に直面し、最後に何かできないかというワラをも掴みたい父親の心情がジワジワと伝わってきた。それにしても中国の人たちの人の良さは何でしょう?あまりにも善意の人ばかりで、さらに中国人はみな素人なのか、たどたどしい演技がとても素朴に見えてなんか作為的な映像に感じられたのは残念。高倉健は子を想う父親を、自分の意志を頑なに貫こうとすることで見事に演じていた。我が子に与えることができなかった我が子への愛情表現を、代わりに中国で出会った子供に示すシーンは思わず涙がこぼれる。

劇場公開日 2006年1月28日



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2017-07-17

ゾンビーノ

★★
ゾンビーノ
鑑賞No:01594
原題:Fido
製作:2006年/カナダ/93分
監督:アンドリュー・カリー
出演:クサン・レイ/ ビリー・コノリー

むかし宇宙からの放射線の影響でしたいがゾンビとなり人々を襲うという事態が発生するが、ゾムコム社が開発した首輪によってゾンビを従順にし、地球に平和が戻った。それから数年後、ウィラードの街に住むティミーの家でもゾンビを飼うことになり、「ファイド」と名付けて仲良しになる。しかしある日、ティミーと遊んでいる最中、ファイドが近所のお婆さんを食べてしまったことから街は大騒ぎになり・・・。

ゾンビがペットという設定に興味を持って観たのだが・・・・。突拍子もないコメディあるいは心温まるドラマを期待していたが見事に裏切られた。コメディなのか、ホラーなのか、ドラマなのか? どれでもないような中途半端さがあり、笑えないし泣くこともできない(もちろん感動もできない)。時代設定(60年代?)もよく分からないし、中途半端に不気味なゾンビをどの家庭も平気で飼っているという設定にも違和感を感じる。憎たらしい近所のお婆さんや悪ガキらがゾンビにやっつけられるところは多少スカッとするが、よく考えると街を大騒ぎにさせる元凶は主人公の子供とゾンビだし、彼らの行為を隠蔽しようとするストーリーにも疑問を感じ、まったくといっていいほど感情移入できなかった。マンネリ化した感のあるゾンビ映画としては新たな方向性は示せているので、もう少し脚本を練れば面白いものに仕上がると思ったが・・・・。

劇場公開日 2007年10月27日



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2017-07-15

ヒトラーの贋札(にせさつ)

★★★★
ヒトラーの贋札
鑑賞No:01593
原題:Die Falscher
製作:2006年/ドイツ、オーストリア/96分
監督:ステファン・ルツォヴィツキー
出演:カール・マルコヴィクス/アウグスト・ディール

第二次世界大戦中、ナチス・ドイツはイギリス経済を混乱に陥れるため大量の贋札製造を計画する。そのためにザクセンハウゼン強制収容所に世界的贋作師のサリーほかユダヤ系の技術者が集められる。彼らはユダヤ人であるにもかかわらず破格の待遇を受けながら、贋札作りに従事することになるが・・・。

国家による史上最大の贋札事件と言われる、“ベルンハルト作戦”を題材にしたヒューマンドラマ。実際に強制収容所で贋造(がんぞう)に携わった印刷技師アドルフ・ブルガーの著書を基に映画化している。国家レベルでこれほど大きな贋札事件があったことも驚きだが、事件そのものよりも、強制的に贋札作りに従事させられた技術者の心の葛藤を見事に描き出していた。強要される贋札作りを拒否すると即銃殺される、しかし贋札作りを成功させることは自分たちの同胞をより危険にするという状況の中で、サリーとブルガーは反目しあうことになる。そこで彼らにとって唯一とれる行為が、100%拒否もしない、協力もしないサボタージュだったことも納得できる。サリーの言うことも一理あり、またブルガーの正義感にも理解できるが、こんな葛藤も大きな権力の前では何ら意味もなく踏みにじられることも理解しなければならない。それにしても、イングランド銀行にすら贋札を見破られず、さらには本物とのお墨付きかでもらえる贋札を作った技術には驚く。短尺ながら見ごたえのある作品。

劇場公開日 2008年1月19日



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2017-07-14

シムソンズ

★★★★
シムソンズ
鑑賞No:01586
製作:2006年/日本/113分
監督:佐藤祐市
出演:加藤ローサ/藤井美菜/高橋真唯/星井七瀬

北海道常呂町の高校に通う和子は毎日、親友の史江とおしゃべりに興じるぐらいしか楽しみのない、刺激のない日々を送っていた。ある日、長野冬季オリンピックのカーリング競技に出場した町の英雄、加藤真人が凱旋試合のため常呂町に戻っていることを知り応援に行く。そこで偶然真人に声をかけられた和子は、真人の何気ない一言からカーリングチームを発足することに・・・。

ソルトレークオリンピックにカーリング女子日本代表チームとして挑んだ「シムソンズ」の実話に基づく青春ストーリー。カーリングという地味なスポーツについてはまったく無知といってもいいぐらいだったが、この映画を観てチョッピリ、カーリングのルールなどが分かった。氷上のチェスといわれているらしいが、頭脳だけではなく、緻密で正確な投球と臨機応変な判断力を必要とする掃き手とのチームワークが必要な、なかなか奥の深い競技である。まったくの素人(4人中3人)がそのカーリングに挑むわけだが、ストーリーは技術面での向上過程ではなく、人間関係や次々と起こる様々な障害を乗り越えていくあたりが中心で、チームワークの大切さを伝えているよう。主役の4人は皆、素人っぽくて初々しい反面、作品としての完成度を落としている気がしないでもないが、同じ自然体の演技でも本当に地元のコーチらしい演技をしていた大泉洋はハマリ役だった。ラストは爽やかな感動を呼ぶ良品。

劇場公開日 2006年2月18日



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2017-07-13

レベル・サーティーン

★★+
レベル・サーティーン
鑑賞No:01592
原題:13 Beloved
製作:2006年/タイ/114分
監督:M・チューキアット・サックヴィーラクル
出演:クリサダ・スコソル・クラップ/アチタ・シカマナ

タイ・バンコクの楽器会社に勤めるプチットは営業成績が出ず、突然会社を解雇される。借金に苦しんでいる上に、故郷の母親からも金の無心をされていた彼は困り果てていると、突然見知らぬ相手から携帯電話に連絡がある。それは、チップが幸運のゲームの参加者に選ばれ、13のゲームをすべてクリアすると約3億円の賞金を手にできるというものだった・・・・。

設定自体は非常に面白いと思ったが、出されるゲームの質が低いというがグロくて幻滅した。お金のために人は何処までやれるかという、人間の本性というか本質をさらけ出させるという点では非常にいい着眼点だったので、ゲーム自体はもっと上品ながら究極の選択であるような設定が欲しかった。観終わった後も気分の悪い映画。この映画は「シン・シティ」のワインスタイン兄弟によってハリウッドリメイクが決定しているみたいだが、設定は活かしながらもう少し良質の作品に仕上げて欲しい。

劇場公開日 2007年6月9日



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2017-07-03

それでもボクはやってない

★★★★
それでもボクはやってない
鑑賞No:01413
製作:2006年/日本/143分
監督:周防正行
出演:加瀬亮/役所広司/瀬戸朝香/山本耕史

フリーターの徹平は就職面接に向う途中の満員電車の中で、電車のドアに挟まった上着をとろうとしたことから女子中学生に痴漢と間違えられる。現行犯逮捕された徹平は取り調べにあたった刑事には頭から有罪と決めつけられ、当番弁護士にも示談を勧められ次第に不安に駆られる。しかし「無実だから」との思いから無罪を主張する徹平は留置場に拘留されることになり、その後1年にわたる無罪を求めた長き闘いが始まることとなってしまう・・・。

満員電車で痴漢に間違えられ現行犯逮捕された青年の、無実を訴える裁判ドラマ。痴漢事件における冤罪はよく耳にはするが、その実態をまざまざと見せつけられたような衝撃の映画だった。また「疑わしきは罰せず」という裁判の大原則が現実には有名無実であったことも思い知らされる。「起訴されたら99.9%有罪」などという具体的かつ衝撃的な事例などが次々と出てくるのも日本の裁判制度の現実を浮き彫りにしている。この映画を観る限り、2年後に始まる裁判員制度がこの映画で問題提起した点をクリアにしていけるのか、はなはだ不安の残るところ。映画自体はなかなか面白かったが、「これが現実か」というシーンに納得のいかない消化不良感が多々残る映画となった。

劇場公開日 2007年1月20日



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2017-07-01

叫(さけび)

★★
叫(さけび)
鑑賞No:01411
製作:2006年/日本/104分
監督:黒沢清
出演:役所広司/葉月里緒菜/小西真奈美/伊原剛志

東京の埋立地で女の水死体が見つかる。捜査に当たった刑事の吉岡は、現場に自分の痕跡を見つけ自分が犯人ではないかとの疑問が浮かぶ。あいまいな自分の記憶に不安を覚えカウンセリング治療を始めるが、彼の前に見におぼえのない赤いドレスの女の幽霊が現れる・・・・。

はっきり言ってよく分からない映画。幽霊のような怪奇現象を扱っているということで、すべてに明確さを求められないが、何が言いたいか(タイトルも含め)掴みがたかった。ネタばれになるので記載しないが、ラストで多少解明するものの、逆に何の意味があるの?と更なる疑問が膨らむシーンもある。ミステリー映画に分類されているが、ミステリー性は低く、かといってホラーといえるほど怖くもない、チョット中途半端な作品だった。

劇場公開日 2007年2月24日



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2017-06-12

シャーロットのおくりもの

★★★
シャーロットのおくりもの
鑑賞No:01406
原題:Charlotte's Web
製作:2006年/アメリカ/97分
監督:ゲイリー・ウイニック
声の出演:ドミニク・スコット・ケイ/ジュリア・ロバーツ

農場に引き取られた子ブタのウィルバーは、ねずみのテンプルトンから自分がクリスマスに食べられることを聞かされ悲しみに暮れる。そんなウィルバーを救うべく、クモのシャーロットは農場の納屋の入り口にクモの糸でメッセージをつづることで世間の注目を集め、彼を救おうとする・・・。

子供向けにはよいファンタジー映画。登場したときは多少気味の悪いクモのシャーロットだったが、彼女の献身的な行為に次第にその見た目の気味悪さが薄らいでいく。ラストはちょっぴり感動。ただ、最初のメッセージは“とくべつなブタ”ではあるが、ブタだけに世間の耳目が集まったのは何故かよく分からなかった。(メーセージを綴ることができるクモの方が凄いのでは?)

劇場公開日 2006年12月23日



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2017-06-09

ラッキーナンバー7

★★★★
ラッキーナンバー7
鑑賞No:01405
原題:Lucky Number Slevin
製作:2006年/アメリカ/111分
監督:ポール・マクギガン
出演:ジョシュ・ハートネット/ブルース・ウィリス

不在の友人に間違われたスレヴンはギャングのドン“ボス”のところに拉致される。そこで多額の借金の返済を求められるが、3日以内にある暗殺を実行すれば借金は帳消しになるという。いったん釈放されるが、今度は“ボス”と敵対するギャングによってドン“ラビ”のところに連れて行かれ、借金返済のかたに“ボス”暗殺を命じられる・・・。

冒頭の殺し屋の回想シーンは最初分かりにくく、とっつきにくい映画かな?と思ったがスレヴンが登場してからはわりと分かりやすい展開。ところどころ分かりにくいシーンもあるが、それはラストでの伏線となっている。いわゆる「ラストのどんでん返し」モノだが、前評判ほどの衝撃はなかった。

劇場公開日 2007年1月13日



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2017-05-31

ストロベリーショートケイクス

★★+
ストロベリーショートケイクス
鑑賞No:01578
製作:2006年
監督:矢崎仁司
出演:池脇千鶴/中越典子/中村優子/岩瀬塔子

大失恋を経験したフリーターの里子は、今はデリヘル店で電話番をしていた。大失恋を経験してもなお、恋がしたいという里子は、店のNo.1の秋代と親しくなっていく。秋代はデリヘルで稼いだお金で高層マンションを買うつもりだった。一方、イラストレーターの塔子は、男に愛されることばかり考えているルームメイトのちひろに嫌気が差していた・・・。

人気漫画家・魚喃キリコの同名コミックの映画化。女性にはウケル映画なのだろうか? 男である私にはこの映画の良さはさっぱり分からなかった。唯一、男性向きなのはR-15指定になった所以である、ベッドシーンやヌードシーンの多いことぐらい?主人公は里子、秋代、塔子、ちひろの4人になるのだろうが、ストーリーは里子と秋代、塔子とちひろの2組に完全に分かれ、この2組の接点がなかった。ここがそもそも分からない。4人の女性の、それぞれ違った生き様はそれなりに面白いし、女性の強さというものを垣間見ることもできた。たぶん、都会で女性一人が生きていくというのはこんなことだろうし、男性には分からない辛さがあるんだな、といった印象は感じられた。でも、結局何だったのか? 特にすごい展開もなく、驚くような結末もなく、何となく話が進み、何となく終わっちゃったという感じで、消化不良感はかなり残った。あと部分的に音声が小さくなって聞き取りにくく、分かりにくさをさらに助長していた。

劇場公開日 2006年9月23日



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2017-05-25

長州ファイブ

★★★
長州ファイブ
鑑賞No:01438
製作:2006年/日本/119分
監督:五十嵐匠
出演:松田龍平/山下徹大/北村有起哉/三浦アキフミ

黒船来航から10年、佐久間象山の教えに感化された志道聞多の誘いにより、山尾は幕府の禁を破って英国に渡航する決意をする。さらに伊藤俊輔、野村弥吉、遠藤謹助の3人も加わり、いざ英国へ。英国に渡った5人は異国の技術に驚愕し文化に戸惑いながらも、造船や鉄道技術を吸収していく・・・。

近代日本の発展に尽力した山尾庸三ら長州藩士5人(いわゆる長州5傑)の奮闘を描く。史実に基づいた内容なので歴史好きには面白いが、歴史に興味がないとあまり特徴のない映画ともいえる。前半は歴史年表の映像化のような感があったが、後半、山尾庸三を中心にストーリーが展開し始めたところからやや人間が描かれているような気がした。ともかく歴史好きにはお勧め、そうでない方にはチョット・・・です。ちなみに本作の中で今回スポットを当てられていた山尾庸三は、のちに日本工学の父と呼ばれた人物で、工部大学校(のちの東京大学工学部、東京芸術大学)の創設者。本作では渡航したイギリスでの聾唖者との交流も描かれているが、日本発の盲聾唖学校の創設者でもある。さらに伊藤俊輔はのちの伊藤博文、志道聞多はのちの井上馨である。また野村弥吉はのちに日本の鉄道の父と呼ばれた井上勝、遠藤謹助は維新後、造幣局長を務める(大阪造幣局・桜の通り抜けを始めた)人物。

劇場公開日 2007年2月10日



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2017-05-12

守護神

★★★★
守護神
鑑賞No:01400
原題:The Guardian
製作:2006年/アメリカ/139分
監督:アンドリュー・デイビス
出演:ケビン・コスナー/アシュトン・カッチャー

かつて救助した人数は200人とも300人とも言われる伝説の救難士ベン。しかしある海難救助での大事故で仲間を失った彼は現役を退き、エリート救難士を養成するスクールの教官となる。一方才能ある水泳選手だった新入生ジェイクも、高校時代の暗い過去を引きずったままスクールに入学してきていた。2人はぶつかり合いながらもその才能を認め合い、次第に心を通じていく・・・。

「海猿」のハリウッド版リメイクともいわれる本作だが、「海猿」が訓練生視点なのに対し、「守護神」は教官視点寄りである。ストーリー展開的にはやはり「海猿」に似ており、「愛と青春の旅だち」を彷彿させる。ただエピソードは多いながら、深みに若干かける感はあった。(人間を描くよりも訓練そのものを描く時間が長すぎたせいかも?)訓練模様や海難救助シーンはとてもリアルでさすがハリウッドと思われた。なお題名の「守護神」の意味はラストで明らかになる。

劇場公開日 2007年2月10日



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2017-04-29

ロッキー・ザ・ファイナル

★★★★
ロッキー・ザ・ファイナル
鑑賞No:01436
原題:Rocky Balboa
製作:2006年/アメリカ/103分
監督:シルベスター・スタローン
出演:シルベスター・スタローン/バート・ヤング

妻のエイドリアンに先立たれ、一人息子とも別れて孤独に暮らすロッキー。エイドリアンへの思い出と過去の栄光だけが生きるよすがだったが、そんな満たされない心を取り戻すため、再びボクシングに挑戦することにする。一方、強すぎるがゆえに相手に恵まれない現役ヘビー級チャンピオンのディクソン陣営も現状を打破するため、ロッキーとのエキシビジョンマッチを企画する。このオファーを受けたロッキーは、無謀とも思える復帰戦に向けて始動する・・・。

「ロッキー」シリーズ第6作にして完結編。シリーズ最終章といわれた「5」では戦わなかったゆえ消化不良に終わった感があったが、本作はそれを払拭した。前半部はやや冗長な感じもしたが、試合が決まってからはスピードがつき、試合そのものはスピード感あるものに仕上がっている。試合はもはや相手との戦いではなく自分との戦いであり、心の奥にたまったものをすべて吐き出すかのように相手に打ち込んでいく姿には思わずこちらのこぶしも堅くなった。そこには試合の結果に対する執着はなく、試合後颯爽とリングから去るロッキーにすがすがしさを感じた。ストーリー的には第1作を彷彿させるものがあり、全体的にもよく出来ていた。欲を言えばもう少し試合シーンが多ければ良かった。

劇場公開日 2007年4月20日



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2017-04-05

毛皮のエロス ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト

★★★
毛皮のエロス
鑑賞No:01429
原題:Fur: An Imaginary Portrait of Diane Arbus
製作:2006年/アメリカ/122分
監督:スティーブン・シャインバーグ
出演:ニコール・キッドマン/ロバート・ダウニーJr

1958年のニューヨーク。写真家の夫と2人の子供に囲まれ、何自由のない生活を送っていたディアン。
そんなある日、アパートの上の階にマスク姿の男ライオネルが引っ越してくる。得体の知れぬ隣人に奇妙な関心を抱いたディアンは、彼を写真に撮りたいという衝動に駆られ、彼に近づいていく・・・。

フリークスを好んで被写体にした実在の写真家ダイアン・アーバスをニコール・キッドマンが演じる。平凡で貞淑な妻が何ゆえフリークスにのめりこんで行くのか、映画の中で説明はあるものの理解しがたい(あるいは説明が足りない)印象があった。やはり男の立場として妻ディアンのとった行動は不可解ではあるが、女の本性というか奥深い感情を垣間見たような気もした。(うちも気をつけねば・・・)ストーリーの冒頭及びエンディングはイマイチよく分からなかったが、必要なシーンなのだろうか?実在のダイアン・アーバスをよく知らないので、勉強不足といわれればそれまでだが、普通の写真家ではなかったことはうかがえる。

劇場公開日 2007年5月26日



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2017-03-31

パンズ・ラビリンス

★★★+
パンズ・ラビリンス
鑑賞No:01521
原題:El laberinto del fauno
製作:2006年/スペイン、メキシコ/119分
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:イバナ・バケロ/セルジ・ロペス

1944年のスペイン。母親と山奥の駐屯地にきたオフェリア。彼女は、庭の奥にある迷宮の地下で牧神パンに自分が王国の姫であることを告げられる。その王国に戻るためには、満月の夜までにパンから与えられた3つの試練に耐えなければならなかった。つらい現実から逃れたいオフェリアはそれを受け入れ、試練に向うことに・・・。

ファンタジー映画という気持ちで観ていたら、良くも悪くも裏切られた映画だった。まさにダーク・ファンタジー。ラストの結末も、ファンタジー映画とは思えないものが待ち受けている(ネタばれになるので、これ以上言えません)。試練の場に現れる魔者たちも、気色悪いというか、異形というか、ヘンなものばかり。ただ、この映画はそういった幻想的な世界ばかりを描いているのではなく、現実世界として背景にはスペイン内戦という歴史的事実も描いており、なかなか深いものがある。いずれにせよ、普通のハッピーなファンタジー映画ではないことだけは確か。

劇場公開日 2007年10月6日



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2017-02-26

めぐみ-引き裂かれた家族の30年

★★★+
めぐみ
鑑賞No:01466
原題:Abduction: The Megumi Yokota Story
製作:2006年/アメリカ/90分
監督:クリス・シェリダン/パティ・キム
出演:横田滋/横田早紀江/増元照明

1977年11月15日、新潟に住む13歳の中学生・横田めぐみさんが、下校途中に忽然と姿を消した。警察の必死の捜査やTV公開捜査によっても、ようとしてその行方はわからなかった。事件から2年後、日本海側で頻発したアベック失踪事件から北朝鮮による拉致疑惑が浮上、さらに20年後、北朝鮮の元工作員の証言によって拉致は立証されることに・・・。

北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの両親、横田さん夫妻の活動を描いたドキュメンタリー。拉致事件および横田夫妻を中心とした活動を、事実のみを客観的に描くことによって多くの人に正確に事実と現実を伝えようとしている意図が伝わってきた。本来なら日本人が製作・監督すべき映画だと思うが、日本人だとつい「怒り」が先行してしまう恐れがあるため、客観的事実を伝えるという意味では、外国人監督という選択は良かったかもしれない。映像的には何度もニュース等で見たものが多々あるが、見事な編集でこの一連の拉致事件の全貌が上手く整理されており、ニュースでは伝わってこなかった裏事情も垣間見ることができた。未だ解決の目処が立たない拉致問題であるが、1日も早い解決を願いたい。

劇場公開日 2006年11月25日

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2017-02-09

ボルベール <帰郷>

★★★+
ボルベール
鑑賞No:01480
原題:Volver
製作:2006年/スペイン/120分
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:ペネロペ・クルス/カルメン・マウラ

10代の時に火事で母を失ったライムンダは失業中の夫の分まで働く毎日を過ごしていた。ある日、ライムンダの留守中に夫が15歳の娘パウラに関係を迫まり、抵抗したパウラは父親を殺してしまう。娘を守るため、ライムンダは死体を隠し、事件の隠蔽を図る。一方、叔母の葬儀のために帰郷したライムンダの姉は、自分たちの母親が幽霊となって現れ、叔母を世話していたという話を聞く・・・。

第59回カンヌ国際映画祭で脚本賞と女優賞を受賞したスペイン映画。女性主役の、女性のための映画のような感じ。メインの出演者は女性ばかりで、男性は娘にいきなり殺される夫と、レストランにやってくる映画クルーの世話役のような男性くらい。この男性も最後何かで絡んでくるかとおもいきや、ただ単にライムンダの生きていくたくましさを引き出しただけの役だったか!?ストーリーは特に複雑ではなくて分かりやすく、謎自体も大きな意外性はない代わりに十分納得できるいい内容。周りの女性たちがイマイチ冴えないため、ベネロペ・クルスの凛とした美しさが際立った映画だった。

劇場公開日 2007年6月30日



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2017-02-05

スネーク・フライト

★+
スネーク・フライト
鑑賞No:01379
原題:Snakes on a Plane
製作:2006年/アメリカ/107分
監督:デビッド・R・エリス
出演:サミュエル・L・ジャクソン/ジュリアナ・マーグリーズ

ギャングのボスが、自分の殺人を目撃した証人の口を封じようと刺客を送るが、間一髪のところでFBI捜査官のフリンが救う。フリンは証人に証言させるために民間機で護送するが、今度はその飛行機に刺客として数千匹の蛇を放っていた・・・。

ジャンボジェット機の中で猛毒を持つ多数の蛇が暴れ回るパニック・ムービー。逃げ場のない旅客機内に放たれた多数の蛇で大パニックになるというのがメインストーリーだが、逆に言うとただそれだけ。パイロットが死に、操縦経験のない素人が無事着陸させるというのも、飛行機モノのお決まりのストーリーで、特に目新しさはなかった。閉鎖空間でのパニックものがお好きな方はどうぞ、という感じ。蛇の映像にはもちろんCG技術を使用しているが、すべてCGではなく、450匹の本物の蛇も持ち込まれている。当然、無毒化してだが・・・。

劇場公開日 2006年10月21日



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2017-02-03

7月24日通りのクリスマス

★★★
7月24日通りのクリスマス
鑑賞No:01385
製作:2006年/日本/109分
監督:村上正典
出演:大沢たかお/中谷美紀/佐藤隆太/上野樹里

長崎市役所に勤めるサユリは、出会う男性に王子様ランキングをつけて楽しむ妄想の毎日を過ごしていた。そんな中、王子様ランキングの常にトップである憧れの先輩・聡史に再会したことから、この恋を実らせようと奮闘が始まる・・・。

長崎を舞台に、健気でちょっとドジな女性が憧れの先輩との恋を夢見るラブ・ストーリー。中谷美紀が「嫌われ松子の一生」同様、美貌に反した役を好演している。「嫌われ松子」も「サユリ」もともに男性に愛されたいという願望から行動する女性を演じているが、サユリは「嫌われ松子」とは正反対のエンディングを迎えるので観終わって幸せな気分を味わうことができる。出演者も皆いわゆるイイ人ばかりなので、ほんとにピュアなラブ・ストーリーという感じ。(どろどろしたところがないので少し物足らない!?)中谷美紀にしろ、サユリと同類として扱われるメグミ役の上野樹里にしろ、さえない女性の役だが元がイイので、多少感情移入できないところはあった。(さえない女性役なら、こんな美人女優を配役するのはいかがなものか・・・?)

劇場公開日 2006年11月3日



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2017-01-30

ブラック・ダリア

★★★
ブラック・ダリア
鑑賞No:01366
原題:The Black Dahlia
製作:2006年/アメリカ/121分
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ジョシュ・ハーネット/スカーレット・ヨハンソン

ロスで若い女性の切断された全裸死体が発見される。やがて被害者は女優の卵とわかり、レズビアン・バーに出入りしていたことが判明。捜査を担当していたバッキーはそのレズビアン・バーでマデリンという名の女と出会い、恋に落ちる・・・。

LAで実際に起きた女性殺害事件を扱ったミステリー。はっきり言って個人的にはよく判らない映画だった。そういう演出のつもりなのか、単純なストーリーをわざと判りにくく編集している感があり、観終わっても謎解きの部分は印象に残らなかった。ただ映像は綺麗でしたが、口を裂くシーンなど目を背けたくシーンもあった。この映画の本当の良さを理解するには、一度観るだけではだめなのかもしれない。

劇場公開日 2006年10月14日



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2017-01-22

着信アリ Final

★★
着信アリFinal
鑑賞No:01368
製作:2006年/日本/104分
監督:麻生学
出演:堀北真希/黒木メイサ/板尾創路/チャン・グンソク

草間えみりの通う高校が韓国に修学旅行に行くが、旅行先でクラスメートのひとりの携帯電話に死の着メロが流れる。予告どおり、その生徒は死を遂げ、以降次々と死の着メロが他の生徒にも送信されてくる・・・。

携帯電話をモチーフにした人気ホラーのシリーズ最終章。シリーズの中で目新しい点は“転送すれば死なない”点。また“転送”によって友達関係が崩れていく様が生々しかった。本シリーズは1作目を観たが、1作目はホラー性が強かったのに比べ、人間の本性を垣間見るB級ドラマのような感があった。2作目は観ていないが、本作を観る限り“Final”の意味はよく判らない。(ただ単にもう次回作は作らないという意味だけ?)

劇場公開日 2006年6月24日



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2017-01-20

氷の微笑2

★★
氷の微笑2
鑑賞No:01382
原題:Basic Instinct 2
製作:2006年/アメリカ/114分
監督:マイケル・ケイトン・ジョーンズ
出演:シャロン・ストーン/デビッド・モリッシー

ロンドンで車が川に転落し、助手席に乗っていたサッカー選手が死亡する。運転していた女流小説家キャサリンが殺人の疑いをかけられ精神鑑定を受けるが、証拠不十分で釈放される。その後、自分を鑑定した精神科医マイケルに興味を持ったキャサリンはマイケルにセラピーを依頼する・・・。

シャロン・ストーンを一躍スターにした「氷の微笑」の続編。前作同様、結局本当の真実は明確にされないまま終わったようで、欲求不満の残る作品となった。ストーリーは前作よりは分かりやすかったが、前作から14年経っての製作にも関わらず、前作との関係も出てくるので、事前に前作を観ていないと多少混乱する。なお、作品そのものよりもシャロン・ストーンのヌードシーンの方が話題になったこのシリーズだが、本作も48歳とは思えない肢体を披露していた。ただし、作品的にもエロチック度も前作を下回ることは否めない。なお、見事な肢体を披露したシャロン・ストーンだが、顔のしわはデジタル合成ですべて消したとのこと。また48歳とは思えないバストも最新のSFX技術を駆使して修正いるとの噂も・・・。映像映りにこだわった彼女も、冒頭の浸水した車内から脱出するシーンでは、ハイヒールが床に引っかかったため、本当に命がけで脱出したらしい。

劇場公開日 2006年11月11日



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2017-01-17

蟲師

★★+
蟲師
鑑賞No:01373
製作:2006年/日本/131分
監督:大友克洋
出演:オダギリジョー/江角マキコ/蒼井優/大森南朋

今から百年前の日本では耳が聞こえなくなったり、目が見えなくなったりするとそれは蟲のせいだと噂した。そしてその蟲を封じることが出来る者を蟲師と呼んだ。放浪のたびを続ける蟲師・ギンコは、ある日たどり着いた庄屋で、そこの婦人から耳が聞こえなくなった3人の患者の診察を依頼され、その原因が蟲だと突き止め、駆除にかかるが・・・。

漆原由紀の同名コミックを実写映像化したファンタジー。原作を読んでないので原作に忠実なのかどうかは不明だが、思っていたほど面白いとは思えなかった。131分というやや長めの映画にも関わらず、ストーリーにスピード感がなく淡々と進むので、かなり長尺に感じられ、やや退屈した。“蟲師”という役どころは面白い気がしたが、ストーリー全体としてはイマイチ魅力に欠けた。

劇場公開日 2007年3月24日

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2017-01-07

バベル

★★★+
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鑑賞No:01361
原題:Babel
製作:2006年/アメリカ/142分
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット

モロッコをバス旅行中のアメリカ人夫婦を襲った銃弾。重傷を負った妻を救うため、なんとか医者のいる村にたどり着くが、言葉が通じにくく、アメリカ政府の対応も遅い。不安と苛立ちを隠せない夫。このモロッコの事件を中心に、メキシコ、アメリカ、日本を舞台に異なる話が並行して進み、話は徐々に1本につながっていく・・・。

ストーリー構成はなかなか面白く、展開もよく練られている。4つの異なるストーリーが展開していくが、結果的には単純な話なので特に混乱はしない。ストーリーは1丁のライフルが巻き起こす事件が接点となるが、それぞれの話は独立もしている。タイトルが示すとおり、「ことば」がキーワードであり、言語の違いや障害による意思伝達の難しさを痛感する。菊地凛子はさすがにアカデミー賞にノミネートされるだけあって、難しい役を存在感たっぷりに演じている。ただラストをはじめ、分かりにくい・疑問の残るシーンもいくつかあった。

劇場公開日 2007年4月28日



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2016-12-26

ホリデイ

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鑑賞No:01367
原題:The Holiday
製作:2006年/アメリカ/135分
監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:キャメロン・ディアス/ケイト・ウインスレット

ロンドンに住む新聞記者のアイリスと、LAに住む映画の予告編製作会社社長のアマンダはともに恋に失敗したばかり。そんな状況を吹っ切るためにアマンダは旅に出ることを決意し、アイリスが出した貸しコテージの広告に目をつけ、お互いの家を期間限定で交換することにするが・・・。

行き先や滞在日数が一致する旅行者同士がお互いの家を交換して住みあうシステム「ホーム・エクスチェンジ」を題材にした映画。「ホーム・エクスチェンジ」は日本ではあまり馴染みがありませんが、実際にあるんですね。映画だからと言ってしまえばそれまでですが、2週間限定の交換生活でお互い新たな出会いがあり、恋に発展するなんて出来過ぎ?との感はありましたが、爽やかな印象の残る良作でした。
ただ、キャメロン・ディアス演じるアマンダが、偶然訪ねて来たジュード・ロウ演じるグラハムといきなりそのままベッド・インするストーリーはチョット行き過ぎ?

劇場公開日 2007年3月24日



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2016-12-24

Gガール 破壊的な彼女

★★
Gガール 破壊的な彼女
鑑賞No:01364
原題:My Super Ex-girlfriend
製作:2006年/アメリカ/98分
監督:アイバン・ライトマン
出演:ユマ・サーマン/ルーク・ウイルソン

事件や事故が起こると何処からともなく現れて人助けをするGガールのいる街・ニューヨーク。ある日、地下鉄で見かけたネガメ美女・ジェニーに目を留めた普通のサラリーマン・マットは見事アプローチに成功し、彼女と付き合うことになる。しかしやがて彼女がGガールと知ったマットは、彼女の異常な嫉妬心に嫌気をさして・・・。

嫉妬深いスーパー・ヒロインと、その彼女と付き合うことになった男とのラブ・コメディ。なんともバカバカしい映画で観終わった後の満足感はないが、ライト・コメディとして気楽に観れば楽しめるのでは?という映画。Gガールの一途なところは同情するが、やはりあの嫉妬深さと復讐心は男性諸氏にとってはかなりうんざりさせられるかも。

劇場公開日 2007年2月10日



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2016-12-17

スリザー

★★+
スリザー
鑑賞No:01559
原題:Slither
製作:2006年/アメリカ/95分
監督:ジェイムズ・ガン
出演:ネイサン・フィリオン/エリザベス・バンクス

アメリカ南西部の田舎町の森の中にある日、隕石が落下する。町の有力者グラントは昔の女友達とたまたまその森に来ていて、不気味な物体を発見する。そしてソノオ物体からなにやら怪しげなものが飛び出し、グラントに刺さってしまう。それ以来、彼の体に異変が起こり、醜い腫れ物が次第に大きくなっていった。それと時を同じくして町では次々と行方不明者が出てきた・・・。

監督がB級を通り越したZ級カルトムービー制作会社トロマ出身と聞いて何となくうなづける作品。冒頭のシーンでもTV画面に映っていた映画はたしか同社が製作した「悪魔の毒々モンスター」だったと思う。ストーリー自体はよくありがちな異星人による寄生型の地球侵略もの。ただ、2006年に製作の映画だが、雰囲気は1980年のホラー映画を思わせる。トロマらしいといえばそれまでだが、やはり表現はグロかった。そこそこ楽しめたものの、見た目で後味の悪さが尾を引く作品である。

劇場公開日 2007年12月8日



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2016-12-16

ダーウィン・アワード

★★★★
ダーウィン・アワード
鑑賞No:01550
原題:The Darwin Awards
製作:2006年/アメリカ/95分
監督:フィン・タイラー
出演:ジョセフ・ファインズ/ウィノナ・ライダー

殺人犯を取り逃がして警察をクビになったダーウィン・アワード・マニアのマイケル。しかし、おバカな人々のマヌケな行いがありえない事故を起こし、保険会社に毎年何百万ドルもの損害を与えていることに気付いたマイケルは、持ち前のプロファイリングを武器に自分を保険会社に売り込む。会社は4週間でマイケルの言うことを証明すれば採用するとし、女性調査員シリと組んで全米を調査することに・・・。

実際にダーウィン・アワードのサイトで紹介されたおバカな事故を基に製作しているだけに面白い。大したストーリーはなく、小ネタ集のような映画だが、実際にあった事故を基にしているところがフィクションでない面白さとして伝わってくる。それを現場検証と推理によって、ダーウィン・アワード的事故として解明していく過程がなんともいい。ウィノナ・ライダーも久しぶりに見たが、随分と可愛かった。(なかなかいい感じの女優になっていた)何の予定もない退屈な休日に、暇つぶしに観るには最適の映画。

劇場公開日 2007年12月1日



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2016-12-15

タロットカード殺人事件

★★★★
タロットカード殺人事件
鑑賞No:01555
原題:Scoop
製作:2006年/イギリス/95分
監督:ウディ・アレン
出演:スカーレット・ヨハンソン/ヒュー・ジャックマン/ウディ・アレン

夏休みにロンドンの友人宅に遊びに行ったジャーナリスト志望のアメリカ人学生のサンドラは、ロンドンのマジックショーで舞台に上げられ、身体の消えるボックスに入れられる。そのボックスの中で著名なジャーナリストの亡霊に出くわし、とっておきのスクープを教えられる。そのスクープとは英国中を震撼させていたタロットカード連続事件の犯人が青年貴族ピーター・ライモンだというものだった・・・。

ウディ・アレンの作品というとチョット小難しいセリフと分かりにくいストーリーで敬遠しがちだったが、この作品はそういった私にとって苦手な部分は極力排除された軽妙なコメディ・サスペンスとなっている。殺人事件と銘打っているが、残忍で暗いところはない。ストーリー的にも先が読める簡単なものだが、主人公たちを導くのは幽霊というのも面白い設定。なお、ストーリーは読めたが、ラストの展開までは読めなかった意外なオチはさすが!スカーレット・ヨハンソンにゾッコンのウディ・アレンの作品とのことなので、本作よりも一般的に受けのよい「マッチポイント」も観たくなった。

劇場公開日 2007年10月27日



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2016-12-08

最終絶叫計画4

★★
最終絶叫計画4
鑑賞No:01416
原題:Scary Movie 4
製作:2006年/アメリカ/83分
監督:デビッド・ザッカー
出演:アンナ・ファリス/レジーナ・ホール

新たに介護職についたシンディは隣に住む男性トムと親密になるが、突如宇宙人が地球を襲撃し、介護している老婆の家では白面の少年が現れる。その謎を解くため、シンディは友人ブレンダとある村に向うが・・・。

大ヒット作や話題作をパロディ化した人気シリーズの第4弾。「宇宙戦争」を中心に、「ソウ」「呪怨」「ヴィレッジ」「ブロークバック・マウンテン」などがパロディ化されている。はっきりいってハチャメチャなコメディだが、パロディ化されている映画を観ているとチョット楽しめる。前3作までは劇場公開だったらしいが、本作は劇場未公開とのこと。昨今の邦画台頭の影響もあると思うが、うなずける。

劇場未公開



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2016-11-27

デジャブ

★★★★
デジャヴ
鑑賞No:01419
原題:Deja Vu
製作:2006年/アメリカ/127分
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン/ポーラ・パットン

全米最大のカーニバル、マルディグラで賑わうニューオーリンズで、海兵とその家族を乗せたフェリーが大爆発を起こす。死者543名を出したこの事件を担当したATF捜査官タグは事件現場から爆薬を発見し、爆破テロだと確信する。同じ頃、爆破現場近くで発見された女性もテロ事件の被害者かと思われたが、遺体を見たタグは彼女の死に不審を抱く・・・。

デンゼル・ワシントン主演のSFサスペンス。結構引き込まれていくテンポよい展開はよかった。また前半に張り巡らされた伏線が後半、小気味よく明らかになっていくのも楽しめた。ただ最初、刑事サスペンスかと思っていたが、後半の意外な展開には驚いた。(ネタばれになるのであえて書きませんが)この手の映画に必ずつきまとう矛盾はやはり解決されず、ラストはこんなものかと思いながら多少不満は残るものとなった。それを差し引けば、まずまず楽しめる良品。

劇場公開日 2007年3月17日



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2016-11-26

BOBBY ボビー

★★★+
ボビー
鑑賞No:01414
原題:Bobby
製作:2006年/アメリカ/120分
監督:エミリオ・エステベス
出演:アンソニー・ホプキンス/デミ・ムーア

残業を強制され野球観戦の断念を余儀なくされた厨房のメキシコ系スタッフ、ベトナム派遣を回避するため結婚する男女、宿泊者の悩みを聞くホテル支配人の妻でもある美容師、人種差別がもとでクビになったキッチンマネージャーなど当日ホテルに居合わせた人々はそれぞれ事情を抱えていたが、皆ボビーが大統領になれば未来は明るいという希望を持っていた・・・。

遊説先のLA、アンバサダーホテルでロバート・F・ケネディが暗殺される1968年6月5日に、ホテルに居合わせた宿泊客や従業員、選挙スタッフらが織りなす人間模様を描いた、いわゆる「グランドホテル形式」と呼ばれる群像劇。最近この手の映画が増えており、2006年にアカデミー作品賞を獲得した「クラッシュ」もこの形式。本作とジャンルは異なるが、三谷幸喜の「THE 有頂天ホテル」もこの形式といえる。この形式の妙は、全く独立したエピソードが同時進行しながら、そのエピソードが微妙に絡み合うところであろう。そしてそのエピソードが共通した場所・目的で進行すること。本作でいえば、場所はアンバサダーホテルであり、最終的にロバート・ケネディ暗殺事件に遭遇するという点であろう。それぞれのエピソードには個人的な問題に留まらず、当時のアメリカの抱える問題が凝縮されており、その象徴として随所にベトナム戦争の映像が織り込まれている。エピソードが盛り沢山な分、一つ一つについては深く入り込んでない点がやや不満。

劇場公開日 2007年2月24日



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2016-11-25

マリー・アントワネット

★★+
マリー・アントワネット
鑑賞No:01420
原題:Marie Antoinette
製作:2006年/アメリカ/123分
監督:ソフィア・コッポラ
出演:キルスティン・ダンスト/ジェイソン・シュワルツマン

オーストリアの皇女マリーは14歳でフランス王太子ルイ16世に嫁ぐことになる。期待を膨らませフランスにやってくるが、国境で衣装をすべてフランス製に変えられ、愛犬も取り上げられてしまう。夫のルイ16世も必要なこと以外マリーとは口をきかず、閨でも彼女に触れようともしない。宮廷内で様々な悪い噂の流れる中、やがてまりーはパーティやギャンブルに興じるようになる・・・。

悲劇の王妃マリー・アントワネットの半生を描くドラマ。ただ、歴史ドラマとして観ると失望する映画。歴史上の人物であるマリー・アントワネットを一人の女性として扱っているが、結果的に失敗だったと言わざるを得ない。結局何を描きたかったのか最後までよく分からなかった。主演のキルスティン・ダンストだが、「スパイダーマン」のときも思ったが、ヒロインとしては相応しくない女優という先入主があり、感情移入も難しかった。映画に採用しているポップ調の音楽は斬新だが、その分重厚さに欠ける軽い映画となっている。時代劇とBGMの組み合わせでは北野武の「座頭市」を思い出させるものだった。「マリー・アントワネット」ということは忘れて、政略結婚させられたある貴族女性の成長記という程度で観ればよいかと思う。

劇場公開日 2007年1月20日



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  1. 洋画-ま
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2016-10-09

アポカリプト

★★★★
アポカリプト
鑑賞No:01484
原題:Apocalypto
製作:2006年/アメリカ/138分
監督:メル・ギブソン
出演:ルディ・ヤングブラッド/ダリア・ヘルナンデス

マヤ文明後期の中央アメリカのジャングルで、ジャガー・バウは部族長である父や妻子、仲間と共に幸せな日々を送っていた。だがある日、マヤ帝国の傭兵たちによって村は焼かれ、部族の者たちは殺されるか捕虜とされた。ジャガーの父も殺され、ジャガーは妻子を井戸の中に隠すものの自らは囚われ、捕虜となる。やがてジャガーら捕虜は護送され、護送先で待ち受けていたのは過酷な仕打ちだった・・・。

冒頭の和やかな部族の日常から、部族襲撃によって様相は一変する。それからジャガーたちに襲い掛かる仕打ちは極めて過酷で、目を背けたくなるシーンも多い。中盤から後半にかけての逃走シーンは臨場感溢れ、手に汗握る場面の連続。ただ逃げるだけでなく、井戸にかくまった妻子の救出もしなければいけないというタイムリミットもあり、なかなか飽きさせない展開となっている。また、ジャングルでのシーンはランボーを彷彿させるシーンもあった。ちなみに“Apocalypto(アポカリプト)”とはギリシャ語で“新しい始まり”という意味だとか。この意味はラストで判ります。

劇場公開日 2007年6月9日



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  1. 洋画-あ

2016-09-30

ブラッド・ダイヤモンド

★★★★★
ブラッド・ダイヤモンド
鑑賞No:01362
原題:Blood Diamond
製作:2006年/アメリカ/143分
監督:エドワード・ズウィック
出演:レオナルド・ディカプリオ/ジャイモン・ハンスゥ

内戦が続くシエラレオネ共和国で捕虜として収監されていたソロモンは、採掘場で大粒のピンク・ダイヤをみつけ、ある場所に隠す。それを刑務所で耳にしたアーチャーはソロモンを釈放させ、ピンク・ダイヤを手に入れるべく、ソロモンに近づくが・・・。

コンフリクト(紛争)・ダイヤモンドをテーマにした社会派サスペンス映画。ディカプリオは本作で今年のアカデミー主演男優賞にノミネートされたが、惜しくも逃した。政治や紛争に関わる話ということで最初入り込むのが難しいかな?と思ったが、意外と分かりやすく観るものに配慮された感じがした。紛争ダイヤモンドという実際の問題を扱っているだけでなく、アクションも満載であり、サスペンス性あり、家族愛あり、そして息もつかせぬ展開とエンターテイメント性も十分。舞台となっているシエラレオネ共和国は世界で一番平均寿命が短い国という記録があるらしいが、それもうなずけるような内戦状態もよく描ききっている。「ディパーテッド」といい、最近のディカプリオは子供らしさが抜けワイルド感がでてきており、演技も良くなっていると感じられる一作。必見です。なお、紛争ダイヤモンド(コンフリクト・ダイヤモンド)は反政府ゲリラやRUF(国民統一戦線)の主要な財源となっている。シエラレオネは違法なダイヤモンドを隣国リベリアに供給し、その資金とリベリアでのゲリラ特訓の成果を反政府活動に充てている。よってこのダイヤは「血塗られたダイヤ(ブラッド・ダイヤモンド)とも呼ばれている。

劇場公開日 2007年4月7日



(キャスト一覧)
レオナルド・ディカプリオ(ダニー・アーチャー)
ジェニファー・コネリー(マディー・ボウエン)
ジャイモン・フンスー(ソロモン・バンディー)
マイケル・シーン(シモンズ)
アーノルド・ボスルー(大佐)


  1. 洋画-ふ

2016-09-29

夜のピクニック

★★★+
夜のピクニック
鑑賞No:01360
製作:2006年/日本/96分
監督:長澤雅彦
出演:多部未華子/石田卓也/郭智博/西原亜希

全校生徒が徹夜で80kmを歩く行事で、貴子は一度も話したことがないクラスメートの融に話しかける決意をする。しかしなかなか話しかけられないまま、時は過ぎていく・・・。

茨城県の高校で実際に行われている行事を題材にした、恩田陸の同名小説の映画化。映画のほとんどは歩行祭と呼ばれる80kmを歩く行事が中心。はっきり言って約2時間ダラダラ歩くシーンが大半だが、これが意外と面白かった。時間の流れは緩やかでまったりしており、もどかしい気もするが、このまったりさが心地よくなってくる。歩くシーンが多いと言いながら、随所に回想シーンやエピソード風の話が満載で飽きさせない構成になっているのがすごい。主演の二人も素人ぽっさが残っているのがかえってさわやかに感じた。

劇場公開日 2006年9月30日



(キャスト一覧)
多部未華子
石田卓也
郭智博
西原亜希
貫地谷しほり
柄本佑
加藤ローサ
池松壮亮
嶋田久作
田山涼成
南果歩


  1. 邦画-よ

2016-09-28

地下鉄(メトロ)に乗って

★★★★
地下鉄に乗って
鑑賞No:01356
製作:2006年/日本/121分
監督:篠原哲雄
出演:堤真一/大沢たかお/岡本綾/常盤貴子

地下鉄の駅で亡き兄の姿を見かけた長谷部は、その後ろ姿を追って出口を出る。するとそこは東京オリンピックで賑わう昭和39年の東京だった。そこで彼は若き日の父親や、長谷部の現在での不倫相手であるみち子に出会うが・・・。

原作は浅田次郎の同名小説。絶縁状態にあった父親の過去と、その父親の子供に対する本当の愛情を知ることで、父親に対する長谷部の気持ちの変化を丁寧に描いている。最初はタイムスリップの入り口が地下鉄の駅として描かれているが、次第に無意識のうちにタイムスリップしだし、タイムスリップする時代も微妙に変化していくところなどは、1972年製作のアメリカ映画「スローターハウス5」を思い起こさせた。不倫相手のみち子に関わる真相と結末は少し衝撃。全体としては面白い設定とストーリーで十分楽しめる。

劇場公開日 2006年10月21日



(キャスト一覧)
堤真一(長谷部真次)
岡本綾(軽部みち子)
常盤貴子(お時)
大沢たかお(小沼佐吉)
田中泯(野平啓吾)
笹野高史(岡村)
北条隆博(小沼昭一)
吉行和子(長谷部民枝)


  1. 邦画-め

2016-09-24

選挙

★★+
選挙
鑑賞No:01494
製作:2006年/日本/120分
監督:想田和弘
出演:山内和彦/山内さゆり/小泉純一郎/川口順子

東京で切手コイン商を営む山内和彦は、ひょんなことから川崎市宮前区議員補欠選挙に立候補することに。しかしまったく政治の素人であり、選挙区も縁もゆかりもない土地。そんな地盤もないところで激しい選挙戦に入るが・・・・。

2005年10月に行われた川崎市宮前区議員補欠選挙に立候補した山内和彦氏に密着したドキュメンタリー。何も知らず、選挙を題材にしたドラマかと思って観始めたが、実際にあった選挙のドキュメンタリーだった。自民党公認候補として出馬しているだけあって、応援には石原伸晃や川口順子、橋本聖子、萩原健司など著名な政治家が多数やってきて、挙句の果てには当時の首相である小泉首相までも応援に駆けつけてくる。本編は特にナレーションもなく、実際の選挙運動を淡々と映している。本人はまったくしがらみのない候補者で改革を進めるといっているが、実際の選挙の内情をこのように目の当たりに見せられると、立候補した時点ですでにさまざまなしがらみが発生しており、自分一人の考えや思想なんか到底貫き通すことなど難しいことがよく判る。決して面白いわけではなく、映画というより報道特集のような作品。

劇場公開日 2010年6月19日(日本初公開 2007年6月9日)



(キャスト一覧)
山内和彦
山内さゆり
小泉純一郎
川口順子
石原伸晃
萩原健司
橋本聖子


  1. 邦画-せ

2016-09-11

口裂け女

★★
口裂け女
鑑賞No:01412
製作:2006年/日本/90分
監督:白石晃士
出演:佐藤江梨子/加藤晴彦/水野美紀/桑名里瑛

1970年代後半、全国の子供を震え上がらせた口裂け女の噂。その噂が再び広まる中、1人の少年が何者かに連れ去られる。小学校は対策として集団下校を行うが、小学校教師の京子は、担任の生徒・美佳を自宅近くまで送るが、口裂け女に遭遇し美佳を連れ去られる・・・。

現代の家庭や学校の持つ問題を提起した点は多少評価できるも、全体的には作品としてのレベルは低い。本来の噂になった口裂け女のイメージとはほど遠く、知名度のある「口裂け女」を利用した全く違った映画だった。怖いというよりも目を背けたくなる残虐なシーンの目立つ和製ホラー。ただ、口裂け女役を買ってでた水野美紀の好演(怪演?)は他の出演者より目立っていた。

劇場公開日 2007年3月17日



(キャスト一覧)
佐藤江梨子
加藤晴彦
水野美紀
桑名里瑛
入江紗綾
松澤一之
坂上香織


  1. 邦画-く