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2019-01-17

釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束

★★★(3.0)
w釣りバカ日誌18
鑑賞No:01492
製作:2007年/日本/114分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/浅田美代子/檀れい/三國連太郎

記念すべきシリーズ20作目。本作でついにスーさんこと鈴木一之助は社長を退任し会長に就任する。
会長に就任直後、スーさんが行方不明になり重役たちは大騒ぎ。スーさんの奥さんから相談を受けたハマちゃんは、わずかな手がかりから岡山にいることを突き止め、いざ岡山へ。しかしふたりはそこでリゾート開発をめぐる騒動に巻き込まれてしまうのだった・・・。

今回の主役はスーさんだったので、マドンナ(檀れい)があまり目立たなかったのが残念。思えば、釣りのシーンも少なく、檀れいと高嶋政伸のロマンスも描き切れていなかったのが少々消化不良。ストーリー的にはマンネリ化されたありきたりの内容だが、興味ある話ではあったので、もう少し二転三転あってもよかった。瀬戸内の風景は、どこか見たような風景で親しみが感じられたが、方言は板についておらず違和感があった。あと鯉太郎がやけに大きくなっていたのには驚いた。

劇場公開日 2007年9月8日



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2018-03-09

西遊記

★★★+(3.5)
w西遊記
鑑賞No:01470
製作:2007年/日本/120分
監督:澤田鎌作
出演:香取慎吾/内村光良/伊藤淳史/深津絵里

2006年1月からTV放送された人気ドラマの映画化。「西遊記」の中で最も有名な強敵、金角・銀角が登場するエピソードを描いている。天竺を目指す三蔵法師と孫悟空・沙悟浄・猪八戒の一行は砂漠の中にある街に立ち寄る。そこで勇猛な姫・玲美から、妖怪大王の金角・銀角によって亀にされた両親お助けて欲しいと懇願される。一行は金角・銀角退治のため、彼らが潜む臥龍山に向かうが・・・。

正月に子供と一緒に観るには最適の映画。何も考えずにボォーと観るのがお勧め。TV版はじっくり観たことはなかったが、子供たちがTVで観ているのを何気に見たことはあったので、キャラクターに違和感は感じなかった。なお、評価点は大人の観点と子供の観点の中間で評価しています。(大人的には少し甘い評点、子供的は少し辛い評点というところでしょうか?)SFXにはそれなりにお金をかけているのか、まずまず見ごたえのある映像で満足でした。またストーリー的にも、西遊記で一番面白いエピソードを持ってきたらしく、これもまずまずでした。軽いタッチが多いのも、TV版からの流れなのか?子供向けとしてみた場合はいいノリなのかなという感じでした。全体的に見て感じたのは、まさに「水戸黄門」だなということ。三蔵法師が黄門様で、悟空・沙悟浄が助さん格さん、猪八戒がうっかり八兵衛といったところ?
悪巧みをするお代官様・悪徳商人が金角・銀角で、黄門様一行に助けを求める町娘が玲美という感じでしょうか?(ピッタリ水戸黄門に当てはまります) 妖怪同士の対決なので、妖術を駆使した対決かと思いきや、対決シーンの大半は殺陣というのもこんな感想を抱かせる一因でした。(唯一決定的に違うのは、お決まりの印籠で「控えお~ろ~」がないこと!?) 前半のにせ三蔵法師一行にも笑えた。キャスト的にも良かったので、欲を言えばもう少し絡んで欲しかった。

劇場公開日 2007年7月14日



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2018-02-25

ALWAYS 続・三丁目の夕日

★★★★+(4.5)
wALWAYS 続・三丁目の夕日
鑑賞No:01557
製作:2007年/日本/146分
監督:山崎貴
出演:吉岡秀隆/堤真一/小雪/堀北真希

昭和34年春。鈴木オートで、事業に失敗した親戚の娘・美加を預かることになった。しかしお嬢様育ちの美加は庶民生活に馴染めず、鈴木オートの一人息子・一平とは喧嘩ばかりしていた。一方、再び淳之介を引き取りに、実の父・川渕が茶川の元にやってくる。淳之介を渡したくない茶川は、淳之介に人並みの生活をさせてやることを証明するため、再び芥川賞に挑戦する・・・。

大ヒット作「ALWAYS 三丁目の夕日」の続編。前作のように思いっきり泣けるシーンはなかったが、やはりラストは感動的。また、前作のような鈴木(堤)と茶川(吉岡)の派手な喧嘩シーンなどはあまりなく、全体的におとなしくなった感があるし、ご近所さんとはいいながらどこかシビアな一面があった3丁目の住人たちも、今回は茶川の芥川賞受賞に向けて一致団結するあたり、ちょっときれい過ぎる展開ではあった。鈴木の同窓会、鈴木の妻トモエの元恋人とのロマンスなどのミニエピソードはあったものの、メインは茶川の芥川賞挑戦に関わるストーリーで、これに淳之介を引き取る話や、堀北真希演じる六子の田舎の同級生や小雪演じるヒロミなどが絡まりながら進んでいく。結末がある程度読めていたので新鮮さには欠けたが、十分昭和30年代を満喫できる映画となっている。それにしても最近の昭和ノスタルジー・ブームと、最新のCG技術によって、今となっては映像化が難しいと思われた“昭和”がまだまだ再現されそうだ。

劇場公開日 2007年11月3日



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2018-02-20

バイオハザードIII

★★★(3.0)
wバイオハザードIII
鑑賞No:01446
原題:Resident Evil: Extinction
製作:2007年/アメリカ/94分
監督:ラッセル・マルケイ
出演:ミラ・ジョボビッチ/オーディド・フェール

前作から数年後、砂漠の中で生存者を捜してさまようアリスは、アンデッドとカラスの大群に襲われているコンボイを救出する。そしてコンボイの生存者軍団と、唯一T-ウィルスから感染を免れていると推測されるアラスカにむかうことを決断する。一方、アリスの居場所を衛星から感知したアイザックス博士は、追っ手を差し向けるのだった・・・。

人気アクションシリーズの第3弾。ゾンビ映画というよりも、もはやアクション映画となった本作。ミラのアクション・シーンが満載。しかし、あまりにも強すぎて、ミラの戦闘シーンは逆にあまり緊張感が感じられなかった。前半は、これからどうなるのかという期待を膨らませる展開ながら、後半はあまりにあっさりした終わり方で、消化不良感が残った。ラストは意味深な終わり方だったので、ひょっとして・・・。

劇場公開日 2007年11月3日



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2018-02-09

アヒルと鴨のコインロッカー

★★★★+(4.5)
wアヒルと鴨のコインロッカー
鑑賞No:01483
製作:2007年/日本/110分
監督:中村義洋
出演:濱田岳/瑛太/松田龍平/大塚寧々

仙台の大学に入学し、一人暮らしを始めた椎名は、アパートの隣に住む河崎と知り合い、本屋襲撃を誘われる。同じアパートに住むブータン人留学生のために「広辞苑」をプレゼントするという。椎名は戸惑いながらも河崎の手伝いとして本屋を襲撃することに・・・・。

予告編だけを観て鑑賞に入ったが、予告編のイメージからはオチャラケ映画かと思っていた。確かに前半は軽いタッチでコミカルにストーリーが展開していく。コミカルだが、一応強盗事件らしいので笑ってもいられない。どう展開して、オチはどうなるのか・・・? と思いながら観ていると、後半様相が一変する。そして今までの話も謎も一つ一つ丁寧に解かれていく。見事なストーリーと感じ入った。と同時に笑い話ではない、切ないストーリーに思わず涙してしまう。椎名を演じた濱田岳、河崎を演じた瑛太の演技もよかったが、後半、存在感のある演技で、在りし日の松田優作を思い出させる松田龍平もとてもよかった。

劇場公開日 2007年6月23日



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2017-12-03

AVP2 エイリアンVS.プレデター

★★(2.0)
wAVP2 エイリアンズVSプレデター
鑑賞No:01482
原題:Aliens vs. Predator: Requiem
製作:2007年/アメリカ/94分
監督:ザ・ブラザーズ・ストラウス
主演:スティーヴン・パスカル/レイコ・エイルスワース

前作での南極での死闘の後、プレデターの体内にエイリアンが寄生していた。そして胸を突き破って生まれたエイリアンはプレデリアンとして、故郷を目指す宇宙船内でプレデターを襲撃したため、宇宙船は再び地球に墜落してしまう。新種のエイリアンに対抗するため、プレデターは究極のハンター“ザ・クリーナー”を地球に送り込んできたため、人間を巻き込んだ新たな闘いが始まる・・・。

前作でそれなりに楽しめたので期待して観たが、大いに期待外れに終わってしまった。もともとこの手の映画は場所設定が閉鎖空間ということで緊張感が高まるのだが、舞台が地球上の、さらに街中になってしまって、閉鎖空間から来る恐怖感・緊張感がかなり抑えられてしまった。また、前半のやや冗長なストーリー展開のお陰でややウトウトしてしまったため、後半のエイリアン・プレデター・人間の三つ巴の戦いの意味がよく分からなかった。終始画面も暗く、よく観ていないとエイリアンかプレデターか分かりにくい箇所もあり、全体的に分かりづらさを助長していた。そしてあのラスト。あのラストはないでしょう!結局、消化不良に終わった一作。

劇場公開日 2007年12月28日



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2017-11-26

王妃の紋章

★★★(3.0)
w王妃の紋章
鑑賞No:01672
原題:満城尽帯黄金甲 Curse of the Golden Flower
製作:2007年/中国、香港/114分
監督:チャン・イーモウ
出演:チョウ・ユンファ/コン・リー

中国は五代十国、後唐の時代。重陽節を前にして王家の人々は王宮に集まっていた。しかし王と王妃の関係はすでに冷え切っており、王妃は跡継ぎの皇太子と不義を続けていた。しかし、皇太子には別につきあっている娘がおり、それを知った王妃は二人の仲を裂こうとする。一方、妻の不貞を知っていた王は王妃に健康のためと偽って毒薬のトリカブトを飲ませていた・・・。

さすがチャン・イーモウ監督と唸ってしまうほど、絢爛豪華な衣装やセット、そしてCGとエキストラを駆使した戦闘シーンは目を瞠る。一方、人間関係は複雑だが、メインの登場人物は少ないので分かりやすい。夫婦の仲は冷め切っており、夫の国王は妻の王妃を毒殺しようとしているし、それを知っている王妃も反撃しようと裏で画策している。また王妃と皇太子は不義の関係だし、次男も国王に対して意趣があり王妃の画策に絡んでいるなど、王家における昼ドラのような人間関係と画策が縦横無尽である。ただ観ている側としては誰に感情移入してよいか迷うところである。同情するに値する人物がおらず、またそこまで感情移入できるほどの人物描写でもないので入り込めない。ゆえにラストの戦闘シーンは壮大だが、単なる歴史アクションという印象も否めない。

劇場公開日 2008年4月12日



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2017-10-11

大帝の剣

★★★(3.0)
w大帝の剣
鑑賞No:01426
製作:2007年/日本/110分
監督:堤幸彦
出演:阿部寛/長谷川京子/宮藤官九郎/江守徹/津川雅彦

オリハルコンで作られた大剣を背負う巨体の男・万源九郎。それは三種の神器の1つである大帝の剣で、源九郎は祖父の遺志を継いで残り2つを求めて旅をしていた。一方、豊臣の血を唯一継ぐ姫の舞は宇宙人に寄生され、不可解な言動を見せ始める・・・。

夢枕獏の同名小説を映画化したスペクタル時代劇。奇想天外、荒唐無稽といわれる夢枕ワールドを見事に映像化しているが、ストーリー自体は何か訳判らない感じで終わった。随所に散りばめられたギャクはクスッと笑えるものではあるが爆笑とまではいかず、観終わった後に何か心に残るようなシーンもなかった。子供と一緒に観たが、ストーリーを重視しない子供にはその場限りで楽しめる娯楽作品といったところ。普通ならさほど興味を示さない作品だったかもしれないが、ロケ地が地元広島県にある「みろくの里」だったことが鑑賞のきっかけとなった。

劇場公開日 2007年4月7日



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2017-09-26

ファンタスティック・フォー:銀河の危機

★★★★(4.0)
wファンタスティック・フォー 銀河の危機
鑑賞No:01428
原題:Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer
製作:2007年/アメリカ/92分
監督:ティム・ストーリー
出演:ヨアン・グリフィズ/ジェシカ・アルバ

前作の活躍でF4は有名人となり、リードとスーザンの結婚も全米の注目の的となっていた。だが挙式の最中に現れた謎の生命体シルバーサーファーによって、ジョニーは他の仲間に触れただけで能力が入れ替わるようになってしまう。一方、シルバーサーファーの目的を解明したリードは、軍に協力しシルバーサーファーの捕獲作戦を実行するが・・・。

F4シリーズの第2弾。敵キャラは思ったほど強敵ではなかったが、もっと強大な超宇宙生命体による地球の危機というスケールの大きさで今回は圧倒された。それぞれの持つ能力もストーリーのなかで上手く配分されており、SFXを駆使したスピード感ある映像も見ごたえがある。マーベル・コミックの中でも陽気で明るいイメージの感がある作品で、子供と一緒に家族で観るのにもいい映画である。

劇場公開日 2007年9月21日



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2017-09-16

JUNO/ジュノ

★★+(2.5)
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鑑賞No:01653
原題:Juno
製作:2007年/アメリカ/96分
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:エレン・ペイジ/マイケル・セラ

16歳の女子高生ジュノは、興味本位で同級生のポーリーとたった1回セックスをするが、それで妊娠してしまう。一旦は中絶しようとするが、中絶反対運動をしている同級生の言葉で生む決心をする。しかし、子供を育てることができない彼女は、フリーペーパーで子供を欲しがっている理想的な夫婦を見つけ、里子に出す契約を交わすが・・・・。

最近のティーンエイジャーとはこんなものか?と驚きと興味を持って観てしまった。いとも簡単にセックスし、妊娠し、そして育てられないからといって里子に出す。「人の命や親子の関係をなんと考えているのか!」と怒りたくなるが、口は悪いが明るくさばさばしたジュノの人間性にどこか憎めないものがあった。ストーリーはある程度分かっていたが、後半からの理想的な夫婦のトラブルは予想外で、何を描きたいのか少々とまどった。結局、ティーンエイジャーの妊娠というのはこの映画のテーマというほどでなく、妊娠を題材にしたジュノという小娘の成長振りをコミカルに描きたかった映画なのかもしれない。そう観ればエレン・ペイジはよく好演していた。

劇場公開日 2008年6月14日



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2017-09-10

モンゴル

★★★★(4.0)
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鑑賞No:01647
原題:Mongol
製作:2007年/ドイツ、カザフスタン、ロシア、モンゴル/125分
監督:セルゲイ・ボドロフ
出演:浅野忠信/スン・ホンレイ

12世紀のモンゴル。小部族を率いるイェスゲイの息子テムジンは9歳でボルテを未来の花嫁と決める。しかしその直後、他部族によってイェスゲイは毒殺されてしまう。父を失い、かつての父の部下にも裏切られたテムジンは追っ手から逃げる生活を余儀なくされるが、そんなテムジンをジャムカが救い、2人は兄弟の契りを交わす。やがて成人したテムジンはボルテを妻に迎えるが、仇敵メルキト族によってボルテを略奪されてしまう・・・・。

チンギス・ハーンを描いた作品としては最近では反町隆史主演の「蒼き狼 地果て海尽きるまで」を観ているが、ストーリー的にはほぼ同じで、幼少期からハーンになっていくまでが中心となっている。ただ、圧倒的に不遇の時期が長く描かれており、途中まで観ていて本当にこのテムジンはあの大モンゴル帝国のチンギス・ハーンになるのか?と心配になるほど。ただ周囲の状況は別にして、部下や家族に対する思いや筋の通った考え、忍耐強さなどは後の帝王としてのカリスマ性の一端をよく表していた。これだけの歴史上の人物を2時間やそこらで表現すること自体難しいことながら、上手くまとめ人物も良く描いていたと思う。ただ、ラストのジャムカとの雌雄を決する大決戦に急に展開するところはあまりにも脈絡がなく、チョット説明足らず。しかしながら、アクションシーンの少ない映画ながら、この決戦シーンはまずまず迫力があった。

劇場公開日 2008年4月5日



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2017-08-26

歓喜の歌

★★★+(3.5)
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鑑賞No:01623
製作:2007年/日本/112分
監督:松岡錠司
出演:小林薫/安田成美/伊藤淳史/由紀さおり

ホステスに入れあげて、降格された文化会館主任の飯塚は、大晦日の夜に2組のママさんコーラスの会場予約をWブッキングしてしまったことを前日に気付く。慌てた飯塚は部下とともに2つのグループを説得するものの、どちらも一歩も譲らないア。困った飯塚はなんとか合同でコンサートができないか両者から了解を得るように画策するが・・・・。

立川志の輔が書き下ろした創作落語の映画化。文化会館の職員の手違いで会場予約をWブッキングしてしまったことから起こる騒動を描いているが、張本人の主任・飯塚はそれ以外にも借金問題と離婚問題をも同時に抱え、暮れの忙しい最中、Wブッキング問題とともにこの3つのトラブルに駆けずり回ることになる。どれも深刻な問題にも関わらず、どこか無責任でテキトーな面のある小林薫演じる飯塚に却って周りの人間が振り回されるのがおかしい。でももっとドロドロしたストーリーになるかと思いきや、基本的に登場人物に悪者はおらず、割とサラッとした展開なので、やや物足らなさは感じるものの、嫌な気分にはならなかったのはよかったか?(ただし、あまりにも問題解決がスムーズ過ぎてリアル感はなかった)小林薫の味のある演技は光るが、映画にするほどではない内容。映画よりも落語の方を聴いてみたくなった。

劇場公開日 2008年2月2日



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2017-08-24

つぐない

★★★(3.0)
wつぐない
鑑賞No:01633
原題:Atonement
製作:2007年/イギリス、フランス/123分
監督:ジョー・ライト
出演:キーラ・ナイトレイ/ジェイムズ・マカヴォイ

1935年の英国。政府官僚ジャック・タリスの屋敷では、小説家を夢見る末娘のブライオニーが休暇で帰省する兄のため自作の劇で歓待しようと準備に追われていた。一方、鬱屈した日々を送っていた姉のセシーリアは、ある出来事をきっかけに使用人の息子ロビーへの愛を自覚する。しかし、ロビーにほのかな思いを抱いていたブライオニーは姉とロビーの関係を誤解してしまう。そんな時、敷地内である事件が起こり、ブライオニーはロビーを犯人だと告発する・・・・。

現代イギリス文学の巨匠イアン・マキューアンのベストセラー「贖罪」の映画化。第80回アカデミー賞で作品賞はじめ7部門にノミネートされ、作曲賞を受賞した。「パイレーツ・オブ・カリビアン」で一躍トップスターとなったキーラ・ナイトレイ。その美しさは如何なく発揮された映画だが、主役と思いきや、特に後半は出番が少ない。そもそも原作が「贖罪」というように、過ちを犯した妹と、その過ちによって人生を狂わされた恋人同士を描いているが、キーラ・ナイトレイ演じるセシーリアよりも彼女の恋人であるロビーの方が過酷な運命ゆえ、後半はそちらに重点がおかれているためか?キーラ・ナイトレイ見たさに観た映画だったのでチョット残念。ストーリーは単純で、展開も緩やかなので分かりやすい反面、途中中だるみしてしまう嫌いがある。また、前半の導入部に時間をとり過ぎ、肝心の後半部分(過酷な運命と罪の意識に苛まれる様子)が少々物足らなかった。

劇場公開日 2008年4月12日



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2017-08-22

潜水服は蝶の夢を見る

★★★(3.0)
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鑑賞No:01616
原題:Le Scaphandre et le Papillon
製作:2007年/フランス、アメリカ/112分
監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:マチュー・アマルリック/マリー=ジョゼ・クローズ

ELLEの編集長ジャン=ドミニク・ボビーは42歳の時、ドライブ中に突然脳梗塞に襲われる。そして病室で目覚めた彼は、全身の自由を奪われた“閉じ込め症候群”となっていた。絶望の底にたたき落とされた彼だったが、言語療法士や理学療法士の協力で、左目の瞬きでコミュニケーションをとる方法を習得していく・・・・。

突然脳梗塞で倒れ、身体の自由を奪われたELLEの元編集長ジャン=ドミニク・ボビーが唯一動く左目の瞬きだけで綴った自伝を映画化。タイトルの“潜水服”とは、全身の自由を奪われた状態を、あたかも重い潜水服を着せられた状態を表したもの。唯一身体で動くのは左目だったが、彼はそれ以外に2つ自由になるものがあると言っている。それは“想像力”と“記憶”。身体は潜水服を着せられたように自由が利かなかったが、想像力と記憶はまるで“蝶”のように自由に飛びまわれることを表現している。そのタイトルにあわせるが如く、前半の映像は彼自身の目線で描かれており、後半はまるで蝶が自由に飛びまわるように、カメラ目線も彼から離れ自由に動き回っている。特に左目視点の技法は斬新で、あたかも主人公と一体化できて身体の自由を奪われた人間を体感できた(ただし、最後までこの映像だと見るに耐えれなかったかも?)それほど面白い映画ではなく、終始皮肉っぽく語る主人公にあまり共感も得られないが、瞬きだけで自伝を書いたという事実と、それを可能にした療法士たちをはじめとした周りの人々の努力は凄いと思う。

劇場公開日 2008年2月9日



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2017-08-21

ダージリン急行

★★★(3.0)
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鑑賞No:01632
原題:The Darjeeling Limited
製作:2007年/アメリカ/91分
監督:ウェス・アンダーソン
出演:オーウェン・ウィルソン/エイドリアン・ブロディ/ジェイソン・シュワルツマン

父の死をきっかけに絶交していた3兄弟が、長男のフランシスの呼びかけでインド北西部を走るダージリン急行に集結する。3人それぞれ問題を抱えている彼らは、旅行を通して兄弟の結束を図ろうとするが、何かにつけ口論や取っ組み合いの喧嘩をする始末。それでも人生を変えるきっかけが欲しい彼らは旅を続けるが、またしても大喧嘩をして、ついに列車から追い出されてしまう・・・・。

どちらかというと、まったりしたストーリー展開。“急行”とあるが、話の進み方は鈍行。前半のフリから後半どんな展開になるかと期待したが、あまり予想外の展開といったことはなかった。また、3人の不仲やもめる理由、母親が消えた理由などがよく分からなかった。典型的なロードムービーではあるが、タイトルの“ダージリン急行”を舞台にしているのは前半で、後半は列車から追い出されてしまう。(ただし、ラストに戻ってくるが・・・)登場人物は少なく、ほぼ3兄弟がメインを占めているが、冒頭シーンのビル・マーレーは出演時間が少ない割には存在感があった。(もう少しストーリーに絡むのかと思ったが、それもなくチョット残念)この映画の冒頭に、公開時、同時上映された短編「ホテル・シュヴァリエ」が流れ、ナタリー・ポートマンが出演しているが、これに関係して本編にもチョットだけ顔出ししている。なお、彼女はこの短編でヌードを披露しているので必見。

劇場公開日 2008年3月8日



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2017-08-17

KIDS

★★★+(3.5)
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鑑賞No:01629
製作:2007年/日本/109分
監督:荻島達也
出演:小池徹平/玉木宏/栗山千明/泉谷しげる

自動車修理工場を営むタケオ。彼はかつて傷害罪で逮捕歴があり、保護観察処分を受けていたような腕っ節の強い男だったが、寂れた町から出て行けない自分に悶々としながら毎日を過ごしていた。そんなある日、好物のハンバーガーを食べにいつも行くダイナーに行った際、ダイナーの片隅で塩の入った瓶を何も使わずに移動させる青年を目撃する。アサトと名乗るその青年に興味を持ったタケオは彼に声をかけ、次第に親しくなっていくが・・・・。

他人の傷を自分に移動できるという設定が面白く、なかなか楽しめた映画だが、映画というよりはTVのスペシャルドラマを観ているような感じ。前半のストーリー展開は興味深いところがあったが、後半の展開はチョットどうでしょうか?特に玉突き事故のシーンはチョット白けましたし、ラストに持っていくのにこんなんで締めくくるの?という感じがしました。まあ、哀しい結末ではなかったので後味は悪くなかったけど、ちょっと重みのない薄っぺらい感は拭えませんでした。若手の俳優陣はそれぞれ個性を出したいい演技だと思いましたが、やはり脚本でしょうか、それとも演出でしょうか。もっと練れていれば、もっといい作品になったと思うのですが・・・・。期待せずに軽い気持ちで観れば、それなりに楽しめます。

劇場公開日 2008年2月2日



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2017-08-09

デイ・アフター 首都水没

★★(2.0)
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鑑賞No:01617
原題:Flood
製作:2007年/イギリス/110分
監督:トニー・ミッチェル
出演:ロバート・カーライル/ジェサリン・ギルシグ

アメリカで大きな被害を発生させた超大型低気圧が高潮と大潮により史上最大の洪水がロンドンを襲うことに。テムズ川にある高潮堤防システム「テムズバリア」のゲートを降ろすが効果はなく、「テムズバリア」の責任者サムと、海洋センターを営む元夫のロブは逆にゲートを開いてロンドンから水を海に押し返す作戦を考えるが・・・・。

「デイ・アフター・トゥモロー」かと思いきや、よく見るとタイトルが異なる災害パニックもの。たまたま翌日が休日ということもあり、劇場未公開ということもあって興味をもって観たが、やはり劇場公開にならなかった理由が分かったような映画だった。はっきり言って面白くなかった。登場人物もよく分からないし(出てくる人も多いがあまり詳しくは描かれていないため、把握しきれない)、災害的にも凄いのか凄くいないのかよく分からなかった(リアリティがないせい?)。劇場用映画というよりもTVドラマ風の編集技法も鼻に付いたし、面白くない割には長かった!(さらに完全版なる長尺もののDVDがあるらしいが、マジ・・・?)途中、何度も睡魔に襲われたB級災害パニック映画。

劇場未公開



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2017-07-31

TAXi④

★★★
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鑑賞No:01606
原題:TAXi 4
製作:2007年/フランス/91分
監督:ジェラール・クラヴジック
出演: サミー・ナセリ/フレデリック・ディーファンタル

タクシー運転手のダニエルとエミリアン刑事にそれぞれ息子が誕生し、幸せな日々を過ごしていた。そんなある日、“ベルギーの怪物”と呼ばれる凶悪犯をマルセイユ警察に護送してくるが、エミリアンのドジでみすみすこの凶悪犯を逃してしまう。ジベール署長からクビを言い渡されたエミリアンは汚名返上するため、ダニエルの力を借りて犯人グループを追跡することに・・・・。

人気シリーズの第4作。本シリーズの大きな見どころの一つは、ダニエルが運転するタクシーによるカー・アクションだが、その妙技はオープニングに見れただけで、本編とは関係なかったのが残念。(本編でもラストぐらいに派手なカーアクションが見れると思ったが、意外とダニエルの活躍するシーンは少なかった)相変わらずのエミリアンのボケぶりだが、それに輪をかけてボケるジベール署長は最高!もはや、この署長のコメディ映画になっているといっても過言ではない。その他の出演者も皆、適度にボケるといった始末で、アクション映画というよりコメディ映画になってしまっていた。ストーリー自体は単純な銀行強盗ものだが、銀行幹部と銀行強盗のボスが双子の兄弟というのはあまりに安直な設定だったのが少々不満。ちなみに、私はサッカーには疎いが、冒頭で出演するジブリル・シセはフランスの有名なサッカー選手で、本人によるカメオ出演である。

劇場公開日 2007年8月25日



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2017-07-30

リアル鬼ごっこ

★★★
リアル鬼ごっこ
鑑賞No:01607
製作:2007年/日本/98分
監督:柴田一成
出演:石田卓也/谷村美月/大東俊介/松本莉緒/吹越満

日本全国各地で“佐藤”姓の人々が事故や病気で次々と死亡する事件が起こっていた。そんな頃、高校生の佐藤翼は、敵対する佐藤洋率いる不良グループに追われ逃げ回っている最中、突然別世界にワープしてしまう。そこは元の世界と平行して存在するパラレル・ワールドで、そこでは王の命令により佐藤姓の人間を囚人が扮した鬼に追い、捕まえると殺すというゲーム“リアル鬼ごっこ”が繰り広げられていた・・・。

山田悠介の同名ベストセラー小説の映画化。鬼ごっこで捕まった佐藤姓を処刑するという、単純だがアイデアは興味をそそるもの。また、現実世界でもなく、近未来でもない、パラレルワードという異次元で、かつ現実世界とリンクしているという設定も面白い。ゆえに前半は面白かったが、次第に謎解きされていくと、逆につまらなくなってきたのは何故だろうか?(これ以上言うとネタばれになるが、単純な設定に対し、色々と理由をこじつけていくと却ってつまらなくなる例かな?と思った)子供にも楽しめそうな内容だったが、子供に見せるには少し凄惨なシーンがあるので要注意。鬼ごっこだけに映像的に走るシーンが多く、緊張感があったが、小説ではどう表現されているか逆に興味を持ったので一度読んでみたい。(息子が原作を持っているので・・・。息子は山田悠介作品が好きらしい。)

劇場公開日 2008年2月2日

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2017-07-29

ザ・シューター/極大射程

★★★+
ザ・シューター
鑑賞No:01603
原題:Shooter
製作:2007年/アメリカ/125分
監督:アントワーン・フークア
出演:マーク・ウォールバーグ/マイケル・ペーニャ

元海兵隊の名狙撃手だったスワガーは、軍を退役して山奥で暮らしていた。そんな彼の元にジョンソン大佐らが訪ねてきて、大統領遊説先における暗殺計画の阻止の協力要請をされる。狙撃手としての経験を活かし、狙撃ポイントを指摘し、大統領演説当日も現場の見張りについたスワガーだったが、事態は意外な方向に・・・・。

“このミステリーがすごい!”の2000年海外部門で第1位に輝いたスティーヴン・ハンターのベストセラー小説の映画化。大統領暗殺阻止のため、狙撃の名手の経験を利用して狙撃ポイントを割り出し、暗殺当日に捕まえるという設定から一転、すべてが罠だった・・・・となんとも興味をそそる展開で、序盤はかなり引き込まれた。だが、そのあとは追われものになってしまうが、話が進めば進むほど緊張感が薄れていった。最初は銃撃を受け、傷だらけになっての逃走だったためハラハラしたが、治療してからは無敵ともいえる強さを見せだしたからかもしれない。また並行して、事件に不信感を抱いたFBIの新米捜査官の調査していく設定はいいものの、観客にとってはあまり新しい情報はなく、これも肩透かしのような印象だった。前半がよかっただけに、後半もう少しよければ申し分ない作品。ラストは観ている観客をスッキリさせたかったのかもしれないが、非合法な解決には疑問を感じた。やはりその前の会合で法的に裁いてもらえるほうが何倍もスキッとしたと思う。

劇場公開日 2007年6月1日



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2017-07-27

茶々 天涯の貴妃(おんな)

★★+
茶々 天涯の貴妃
鑑賞No:01602
製作:2007年/日本/128分
監督:橋本一
出演:和央ようか/寺島しのぶ/富田靖子/渡部篤郎

父・浅井長政の謀反で浅井家は滅ぼされ、茶々、小督、はつの3姉妹は母・お市の方とともに柴田勝家のもとに身を寄せる。しかし、柴田家が秀吉に滅ぼされると、3姉妹は秀吉のとらわれの身となる。やがて秀吉の側室となった茶々は、秀吉の子を産むことで天下の女帝を目指すことに・・・・。

織田信長の妹・お市の方の娘として生まれ、豊臣秀吉の側室となった茶々の波乱万丈の生涯を描く。結構酷評された映画らしいが、それもうなずける出来。茶々の生涯を描いたというよりも、茶々にまつわる歴史的事件を薄っぺらく描いたような印象の映画だった。主演の和央ようかは宝塚では有名かもしれないが個人的には全く知らない女優で、決して映画向きとはいえない演技にも違和感が感じられた。特に、大阪の陣のシーンで甲冑を身につけ、馬に乗って家康の前に現れるシーンには興ざめした。(元宝塚スターを意識しての演出?)そしてあのラスト。(ちょっとやりすぎでしょ!)キャストもそれなりの俳優が出ているとはいえ、従来の歴史上の人物のイメージとはアンマッチな配役が気になった。(そういう意味では、茶々が主役でなければ、和央ようかの茶々役は個人的にはイメージに近いかも!?)なお、原作は井上靖の「淀どの日記」らしいが、原作と映画の関連性は薄いらしい。(原作は読んでいないので確かではないが・・・・)

劇場公開日 2007年12月22日



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2017-07-26

人のセックスを笑うな

★★+
人のセックスを笑うな
鑑賞No:01601
製作:2007年/日本/137分
監督:井口奈己
出演:永作博美/松山ケンイチ/蒼井優/忍成修吾

地方の美術学校に通う磯貝みるめは、新任講師の猪熊ユリに興味を持ち、彼女にリトグラフを習い始める。ある日、ユリに絵のモデルを頼まれ、彼女のアトリエに行ったみるめはそのまま男女の関係となる。それを機にみるめはユリとの恋にはまってしまうが、やがてユリが既婚者であることを知り、この不倫関係に悩むことに・・・・。

山崎ナオコーラの同名小説の映画化。永作博美はまさにハマリ役のような役どころで、すごく自然体で演じていたような気がした。でも配役的に永作博美がよかっただけで、あとは特に感じるものはなかった作品。まずこの手の映画で、2時間を超える(137分)は長すぎ。ストーリーがスローテンポなだけに途中何度も退屈した。それを埋めるものとしていわゆるエロいシーンがあるかと思いきや、タイトルとは裏腹に、いやらしいシーンはなく(多少その手のシーンはあるが、全然いやらしくはない!)、退屈しのぎにもならなかった。会話シーンも、演技というよりアドリブのようなやりとりで、自然な感じを出そうという意図があったかもしれないが、安っぽい素人映画のような印象を受けた。ポイントは、20歳も年上の女性との愛に苦しむ若者の気持ちを描いている点なのだろうが、その点も今ひとつよく分からなかった。

劇場公開日 2008年1月19日

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2017-07-22

28週後...

★★+
28週後
鑑賞No:01591
原題:28 Weeks Later
製作:2007年/イギリス、スペイン/104分
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ
出演:ロバート・カーライル/ローズ・バーン

レイジ・ウィルスが猛威を振るう中、ドンは妻のアリスと山荘に籠っていたが感染者に襲撃され、ドンはアリスを見捨てて命からがらボートで脱出する。そのレイジ・ウィルスも最後の感染者が死に、11週後には米軍主導のNATO軍が派遣され、ロンドンも再建が始まっていた。そんな28週後のロンドン。スペイン旅行中に難を逃れたタミーとアンディの姉弟は父親のドンと再会する。ドンは子供たちに、母親のアリスは感染者に襲われ助けることができなかったと弁明するが、ある日姉弟は思いがけずアリスと再会する・・・・。

「28日後...」の続編。前作同様、全力疾走するゾンビ(感染者)にはドキドキさせられたが、一番のキーポイントである前作の設定(世界観)は全くなく、別作品のような印象さえ受けた。単なるゾンビ映画になって、メッセージ性もなく、ゾンビ対策も過去のゾンビ作品のアイデアから抜き出ておらず陳腐なものばかり。最初の設定が活かされていない、安易な続編になっているのが残念な作品。

劇場公開日 2008年1月19日



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2017-07-18

デッド・サイレンス

★★★
デッド・サイレンス
鑑賞No:01595
原題:Dead Silence
製作:2007年/アメリカ/89分
監督:ジェームズ・ワン
出演:ライアン・クワンテン/アンバー・ヴァレッタ

ある日の夜、ジェイミーとリサの夫婦のもとに送り主の分からないトランクが届けられる。そして中にはビリーと名付けられた腹話術人形が入っていた。その後、ジェイミーが外出中に妻のリサが何者かに舌を切り取られ殺されてしまう。ジェイミーは警察から容疑者扱いされるが、事件に腹話術人形が関係していると直感したジェイミーは自ら事件を調査することに・・・・。

「ソウ」の監督と脚本家のコンビによるホラー映画。「ソウ」の監督と脚本家のコンビが製作したという触れ込みだったのでどうしても「ソウ」と比較しながら観てしまうが、「ソウ」(特に2作目以降)と比べるとグロさは低く、全体的におとなしいという感じがした。全体的なイメージでは「ソウ」の1作目に近いものがあり、ラストの衝撃?の展開もあるが、やはり「ソウ」と比べると衝撃度も小さい。また心霊ホラーなのですべてがミステリーとしての謎解きで解決しないため、スッキリ感もイマイチ。要は「ソウ」を意識せずにB級映画として観るのが一番正しいこの映画の見方ではないだろか。

劇場公開日 2008年3月22日



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2017-07-12

ジェシー・ジェームズの暗殺

★★★+
ジェシー・ジェームズの暗殺
鑑賞No:01590
原題:The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford
製作:2007年/アメリカ/160分
監督:アンドリュー・ドミニク
出演:ブラッド・ピット/ケイシー・アフレック

南北戦争後、ジェシー・ジェームズとその兄フランクが率いるジェームズ一味は銀行強盗や列車強盗を繰り返していた。彼ら一味の活躍を新聞や本で知ってジェシーに心酔していたひとりの若者ロバートは彼ら一味に加わることに。しかし、懸賞金が賭けられたジェシーは次第に精神的に追い詰められていく・・・・・。

アメリカ西部開拓時代の伝説的アウトローであるジェシー・ジェイムズと、彼を慕いながら彼を撃ち殺すロバート・フォードとの関係を描くドラマ。ジェシー・ジェームズはアメリカでは相当な有名人のようだが、日本ではあまり知られていない。私もこの映画を観るまで不覚にも知らなかった。それゆえ感情移入がそれほどできなかったが、映画では丁寧に描かれており、暗殺までの経緯はよく分かった。最初は登場人物の人間関係等分かりにくかったが、中盤以降は疑心暗鬼にとりつかれたジェシーと、そんなジェシーに内心ビクビクする一味たちの心理描写は凄かった。これもブラピの好演によるものだろうが、意外と印象に残る演技をしているのがジェシーを暗殺するロバート役のケイシー・アフレックだった。最初はヌーボーとした顔つきの、チョット間抜けな印象を持ったが、次第に感情を剥き出しにしたり、何を考えているか分からない不気味な表情をしたりと、暗殺に至るまでの苦悩と決意を巧く表していた。ジワジワと進むストーリーに多少間延び感を感じるも、なかなかの良品。

劇場公開日 2008年1月12日



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2017-07-09

300 〈スリーハンドレッド〉

★★★★
300スリーハンドレッド
鑑賞No:01431
原題:300
製作:2007年/アメリカ/117分
監督:ザック・スナイダー
出演:ジェラルド・バトラー/レナ・ヘディ

大国ペルシャからの服従勧告を退け、ペルシャとの戦いの道を選んだスパルタの国王レオニダス。鍛え抜かれた300人の戦士を引き連れ、ペルシャ軍を迎え撃つが、強大なペルシャ軍は100万人を超える大軍だった。圧倒的な兵力の差をものともせず、スパルタ兵は誇りを持って戦いに挑むが・・・。

「シン・シティ」のフランク・ミラーのグラフィック・ノベルを基に描いた歴史ドラマ。古代ギリシャの有名な戦闘「テルモピュライの戦い」を描いている。映像美は原作者が同じだけあって、同じ頃鑑賞した「シン・シティ」と共通するものがあった。特に黒い背景に浮かび上がる血を中心とした“赤”は印象的。「シン・シティ」同様、リアルで凄惨な映像が観ていて気になったが、迫力はあった。ただスローを多用しておりスピード感がやや抑制されている感があった。「スパルタ教育」という言葉があるようにスパルタのエリート戦士育成教育も描かれているが、単に強いだけでなく精神的な鍛錬も異常なまでにされている。極端ではあるが、課題山積の現代教育にあって見習うべき点もあるともいえる。ちなみに、この映画の基になっている「テルモピュライの戦い」は紀元前480年にペルシャ遠征軍とスパルタを中心としたギリシャ連合軍の間で行われた戦いである。ギリシャ連合軍は後方が山、前方が海という要衝の地テルモピュライに敵を引き込み戦いを有利に進め、ペルシャ軍を3日間食い止めるが、圧倒的な兵力の差の前にスパルタ軍は全滅する。ヘロドトスの記述した「歴史」によると、このときのスパルタ軍300人に対し、ペルシャ陸軍は210万人と書かれている。本作は実写のデジタル処理を駆使したハリウッドの超大作歴史アクション映画ではありながら、予算的には6000万ドルと恵まれていなかった(同じ頃公開されたCGを駆使した映画「スパイダーマン3」は製作費3億ドルとも言われている)。よって製作費を抑えるため、「トロイ」や「アレキサンダー」で使用した武器を再利用しているとのこと。

劇場公開日 2007年6月9日



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2017-07-08

さくらん

★★
さくらん
鑑賞No:01433
製作:2007年/日本/111分
監督:蜷川実花
出演:土屋アンナ/椎名桔平/木村佳乃/成宮寛貴/菅野美穂

8歳で遊郭「玉菊屋」に売られたきよ葉は最初何度も逃亡を試みては連れ戻され折檻されていたが、やがて花魁・粧ひの挑発で吉原一の花魁を目指すことになる。やがて成長したきよ葉はライバルの高尾との争いに勝ち、花魁の座を勝ち取るが・・・。

吉原の遊郭を舞台に女の意地と儚い恋を描く安野モヨコの原作コミックの映画化。今までにない感覚の遊郭ものを製作しようとしたと思われるが、至る面でかみ合っていなかったように思われる。まず主演の土屋アンナは一人浮いていた感じがしたし、どうしても感情移入ができなかった。音楽は椎名林檎が担当していたらしいが何か映画と違和感があったし、写真家が映画監督ということで映像美が話題になったがやたら“赤”が目に付き思っていたほどの感動は感じなかった。また個人的な印象だけだが、脇の菅野美穂や木村佳乃などが好演していたので余計に土屋アンナの素人っぽさが気になった。(原作は読んでいないので、原作にあっているのかもしれませんが・・・)

劇場公開日 2007年2月24日



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2017-06-28

REC レック

★★+
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鑑賞No:01576
原題:[Rec]
製作:2007年/スペイン/77分
監督:ジャウマ・バラゲロ/パコ・プラサ
出演:マニュアラ・ベアスコ/フェラン・テラッツァ

バルセロナのローカルTV局が消防署の密着取材を敢行した夜、レポーターのアンヘラはアパートの部屋に閉じ込められた老婆の救出に消防士と同行する。しかし救出のために部屋に入った消防士と警察官に、血まみれの老婆が襲いかかって来た。負傷した警官を部屋から連れ出そうとするが、すでにアパートは封鎖されていた・・・。

未知の伝染病が蔓延していく様を描いたスペイン製ホラー。撮影手法が「クローバーフィールド」と同じ全編ハンディカムで撮影するというPOV(ポイント・オブ・ビュー)がウリの映画。しかしもはや「ブレアウィッチプロジェクト」のような新鮮さはなく、ストーリーはありきたりのゾンビ物と変わらず・・・・といった感じで、見ごたえ感は感じられずに終わった。さらに「クローバーフィールド」同様、最後まで主人公たちにはほとんど情報が与えられないため、主人公と一体化している我々観客の消化不良感は否めない。ただ単にギャーギャー言ってただけの映画にしか感じられなかったのは残念。

劇場公開日 2008年6月14日



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2017-06-16

1408号室

★★
1408号室
鑑賞No:01650
原題:1408
製作:2007年/アメリカ/107分
監督:ミカエル・ハフストローム
出演:ジョン・キューザック/サミュエル・L・ジャクソン

娘を亡くしたオカルト作家マイク・エンズリンのもとに一通の葉書が届く。そこには「ニューヨークのドルフィンホテルの1408号室に入ってはならない」と書いてあった。興味をひかれたマイクは調査すると、この部屋の宿泊者が次々と自殺していることを知る。ますます好奇心に駆られたマイクはドルフィンホテルに赴き、支配人の警告を無視して1408号室に宿泊するが・・・・・。

スティーブン・キング原作、そして興味を惹くシチュエーション。期待を持って観たが、結局よく分からない映画だった。現実と幻想の狭間で正気を失っていく主人公マイク。ジョン・キューザックは良く演じていたと思うが、観ている側も主人公と一体で現実と幻想の境が分からず、段々混乱していった。それでも最後はすっきりさせてくれる説明が用意されていると思ったが・・・・。そういう点で期待はずれ度は大だった。次から次と繰り出される恐怖シーンも、何の意味を持たない現象であれば観ている人をこけおどしさせるだけの低俗なホラー映画といわざるを得ない。前半の恐怖の盛り上げ方が上手かった分、肩透かしを食わされる映画。

劇場公開日 2008年11月22日



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2017-05-28

魍魎の匣(はこ)

★★★
魍魎の匣
鑑賞No:01580
製作:2007年/日本/133分
監督:原田眞人
出演:堤真一/黒木瞳/阿部寛/椎名桔平

昭和27年の東京で、美少女の連続バラバラ殺人事件が世間を騒がせていた。そんな中、探偵の榎木津は引退した女優・柚木陽子から行方不明の娘の捜索依頼を受ける。一方、小説家の関口は、不幸をハコに閉じ込めるといって勢力を伸ばしている怪しげな新教宗教団体を調査していた・・・・。

京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」の映画化第二弾。京極作品は恐らく初鑑賞だと思うが、イメージとしては江戸川乱歩作品を感じさせる。かなり複雑な人間関係らしかったので、鑑賞前に事前学習をして観たが、これは功を奏した。ただし、その分、それぞれの人物が描ききれていない薄っぺらさも露呈することとなった。ストーリー展開も、時系列を複雑にして分かりにくくしていたが、かえって作品をつまらないものにしている気がした。話のメインは美少女のバラバラ殺人事件だが、それ故グロテスクなシーンもあり、気持ち悪いシーンが嫌いな人にはお勧めできない。ただ、今の邦画に主演・助演で出まくっている、堤真一、阿部寛、椎名桔平らが集い、安定した演技で安心して観られる。

劇場公開日 2007年12月22日



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2017-05-18

銀色のシーズン

★★★★
銀色のシーズン
鑑賞No:01579
製作:2007年
監督:羽住英一郎
出演:瑛太/田中麗奈/玉山鉄二/青木崇高

山向こうのリゾートに客を取られ、さびれた町の活性化のため集客に躍起になる桃山町のスキー場。そのスキー場の客をカモに、銀たち3人組は“雪山の何でも屋”を営んでいた。ある日、町おこしの目玉企画である雪上結婚式のため町に来た七海に銀はスキーを教えることになるが・・・・。

予告編と、「海猿」シリーズの羽住英一郎監督の作品ということで、スキー版海猿かと思いきや、いい意味で期待を裏切られた。またスキー=ロマンスという図式が先入観としてあったので、「私をスキーに連れてって」のような明るいラブストーリーかとも思ったが、それも違っていた。これは悪い意味ではなく、いい意味でオリジナル性があったということ。ただ、それなりに楽しめたが、結局は瑛太演じる銀のストーリーだけ締めて終わったため、玉山鉄二演じる祐治や田中麗奈演じる七海のエピソードは中途半端な終わり方をした感があった。しかし、スキー映画は久しぶりに観たが、昔スキーをやっていただけに、こんな映画を観るとまたスキーがやりたくなった。

劇場公開日 2008年1月12日



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2017-05-17

BUG/バグ

★★★
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鑑賞No:01585
原題:Bug
製作:2007年/アメリカ/102分
監督:ウイリアム・フリードキン
出演:アシュレイ・ジャッド/マイケル・シャノン

自分の不注意で息子が行方不明となったことを心の傷として抱えているアグネスはひとり、モーテルで暮らしていた。また最近は、暴力的な元夫からと思われる無言電話に頭を悩ませていた。ある日、バーで働く彼女の同僚からピーターという男を紹介される。謎めいた男ながら孤独に生きる彼にアグネスは好意を抱いていく。やがて彼は、従軍中に薬の実験台となり、自分の体内に“虫”が繁殖していると告白する・・・・。

ブロードウェイの舞台を映像化したサイコ・スリラー。アグネスが暮らすモーテルの一室が舞台の、いわゆる密室劇。タイトルになっている“バグ(=虫)”が彼らを恐怖に陥れていく唯一のものだが、虫は決して画面に映らない。というか、虫がいるという妄想に次第に精神がいかれていく彼らを描くのが目的?のようなので、見えない虫の方が恐怖は倍増するのかも!?それにしても最近観る謎めいた映画の特徴なのか、答えがない(謎が解けない)物が多いような気がする。この映画もそうで、途中に散りばめられた謎に対して確定的に出された答えは何一つなかったのではないか?観客に想像させることで作品の解釈の幅を広げているのか?よく理解できないが、消化不良感の残る映画である。

劇場公開日 2008年7月5日



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2017-05-15

ヒートアイランド

★★★★
ヒートアイランド
鑑賞No:01527
製作:2007年/日本/106分
監督:片山修
出演:城田優/木村了/北川景子/小柳友/浦田直也

渋谷のチーム“ギルティ”のリーダーのアキは、仲間とファイト・クラブを主宰していた。ある日、仲間のひとりが3000万円の入ったバッグを持って帰ってくる。その金は強盗団が、ヤクザの経営するカジノから強奪した金の一部だった。やがて彼らは、その金を狙う強盗団やヤクザ、さらには南米マフィアまで加わった争奪戦に巻き込まれていく・・・。

渋谷を舞台にした、若者と強盗団とヤクザの大金争奪戦を描く。それほど期待して観たわけではなかったが、意外と面白かった。テンポが非常によく、渋谷の若者グループ6名を中心に2組のヤクザ、強盗団、南米マフィアが絡んでくるものの、ストーリー自体は分かりやすく、またうまくつながっていくので観ていても飽きさせない。若者グループの俳優は無名?の人たちばかりで演技的にはうまいとはいえないが、まわりを固めるベテラン俳優陣の熱演が映画を盛り立てている。ちなみに、本映画のオフィシャルサイトで“ギルティ”誕生の秘密を描くショートムービーが期間限定配信されているので、先にこちらを観てから映画を観るとより楽しめる。

劇場公開日 2007年10月20日

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2017-05-14

どろろ

★★★★
どろろ
鑑賞No:01404
製作:2007年/日本/138分
監督:塩田明彦
出演:妻夫木聡/柴咲コウ/瑛太/杉本哲太/麻生久美子

天下統一を狙う醍醐景光が魔物と交わした契約で体の部位が欠けた姿で誕生した百鬼丸。その百鬼丸を呪医師の寿海が拾い、秘術を使って仮の肉体を与える。20年後、百鬼丸は失った部位を取り戻すため、魔物退治の旅に出る。そこで出会うのが、彼の左手に仕込まれた妖刀を狙う女盗賊“どろろ”だった。

手塚治虫の同名の原作漫画の映画化。戦乱の世で、魔物に奪われた肉体の部位を取り戻すために魔物と戦う百鬼丸と、彼が持つ妖刀を奪うためつけ狙う女盗人どろろの旅を描く。子供も十分楽しめるストーリーであり、次々と出てくる魔物も色々なデザインやキャラがあって楽しめる。また単なる魔物退治だけではなく、根底には親子の愛情・絆を描いており、その絆を断つ戦争に対して原作者・手塚治虫の怒りのメッセージも感じられる。映像も独特の雰囲気があり、戦いのシーンはVFXやワイヤーアクションを駆使したスピード感あるシーンが多く、観ていてワクワクした。

劇場公開日 2007年1月27日

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2017-04-26

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

★★★★
東京タワー
鑑賞No:01440
製作:2007年/日本/142分
監督:松岡錠司
出演:オダギリジョー/樹木希林/内田也哉子/松たか子

1960年代の小倉。酔っ払いのオトンに愛想をつかしたオカンはボクを連れて家出する。その後、時々現れるオトンに見守られながら、オカンに育てられたボクはやがて東京の美術学校に進学する。しかし東京で自堕落な生活をするボクのもとにオカンが入院したとの知らせがくる・・・。

リリー・フランキーのベストセラー小説の映画化。私も地方出身者として一時期上京したことがあるが、やはり「東京タワー」は特別なものだった。東京タワーに上がって東京を一望したとき、東京に来たことを改めて実感した。今では数ある東京の名所だが、地方の人間にとってはまだまだ東京タワーは東京の象徴のように感じた頃が懐かしい。リリー・フランキーの原作は読んだことがないが、映画は主人公が幼少の頃から、母親が死去するまでを淡々と描いている。決して普通ではない一家ではあるが、かといって深刻でもなく、ただ静かに緩やかに時間が過ぎていく。最後は母親の死という不幸な結末となるが、何かほろ苦くも爽やかな感じのする映画。この映画を観て、今からでも遅くない親孝行というものをもっとしなければ、と改めて思った。

劇場公開日 2007年4月14日



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2017-04-25

夕凪の街 桜の国

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夕凪の街 桜の国
鑑賞No:01526
製作:2007年/日本/118分
監督:佐々部清
出演:田中麗奈/麻生久美子/堺正章/吉沢悠/中越典子

原爆投下から13年後の広島。地元の小さな会社で働く皆実は、同僚の打越から愛を告白されるが、原爆で死んだ父や妹のことを思うと自分だけが幸せになることはできないと彼を受け入れられずにいた。しかし、自分の被爆体験を彼に語ることで次第に心を開いていくが、やがて皆実にも原爆症の症状が現れてくる。時は過ぎ、平成19年の東京。皆実の弟、旭は家族に内緒で広島に向う。父の行動に不審を抱いた娘の七波は駅でバッタリ会った友人の東子と共に父の後を追うが・・・。

こうの史代原作の同名コミックの映画化。タイトルは「夕凪の街」と「桜の国」の2部構成であることを示す。「夕凪の街」では原爆症の不安を抱えながら、自分だけが生き残った苦悩に苦しむ皆実を、「桜の国」では、父の秘密を追うことで自分のルーツが明らかになっている七波をそれぞれ描きながら、後半は2つの時代がうまく交錯しながらストーリー展開していく見事な構成となっている。原爆がテーマなので重くはあるが、それぞれ悩みながらも明るく振舞う2人の女性により、決してすごく暗いというイメージではなかった。ただ、それだけに起こる現実は物悲く、せつなかった。すでに終戦から60年以上経ち、私も含め戦争の恐ろしさ・悲惨さが風化しつつある今こそ、この映画を観て再認識して欲しいと思える映画。(私も広島県出身ですので、より強く感じます)それにしても、藤村志保の台詞、「あんた、被爆者と結婚する気ね」は胸にグサリときた。被爆者だからこそ、重みのある、子を思う言葉だが、こんな言葉を言わなくてはいけない現実が実際に数多くあったのかと思うと、怒りと悲しみで思わず涙がこぼれた。

劇場公開日 2007年7月28日



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2017-04-21

母べえ

★★★★
母べえ
鑑賞No:01600
製作:2007年/日本/132分
監督:山田洋次
出演:吉永小百合/浅野忠信/檀れい/志田未来

昭和15年、佳代は文学者である夫・滋と二人の娘たちと共に平穏な暮らしをしていた。だが滋が治安維持法により思想犯として投獄されたことで苦難の日々が始まる。滋の釈放の見通しはつかず、佳代は家計のために小学校の代用教員の職につく。そんな折、滋の教え子である山崎が訪ねてきて、それ以降、山崎は一家の手助けをすることに・・・・。

山田洋次監督と吉永小百合34年ぶりにコンビを組んだ作品。ちなみに前回のコンビは「男はつらいよ 恋やつれ」。この2人のコンビなので作品的には安心して観れる作品となっている。優しく物静かな母親でありながら、苦難の中で子供たちのためにたくましく生きる姿を吉永小百合が好演していた。特に夫に対する非難や罪人扱いに対してはかたくななまでに反論する芯の強さも見事だった。さらに、この家族に不可欠な存在となる山崎は、この家族だけでなく、この作品にとって重要な役割を持った役柄で、純朴ながら献身的な男を浅野忠信が好演していたのもポイント。吉永小百合はもちろんいいのだが、実年齢を知っているだけに、あの年齢の子供、夫の教え子・山崎との年齢差、そして晩年の母べえの子の役が倍賞千恵子というのはちょっと違和感があった。(相応しい女優がいれば、やはり母べえは40歳前後の女優でしょう!)

劇場公開日 2008年1月26日



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2017-04-19

ナンバー23

★★
ナンバー23
鑑賞No:01528
原題:The Number 23
製作:2007年/アメリカ/99分
監督:ジョエル・シュマッチャー
出演:ジム・キャリー/バージニア・マドセン

動物管理局に勤めるウォルターは、誕生日に妻のアガサから殺人ミステリー小説「ナンバー23」を贈られる。早速その小説を読み始めたウォルターだったが、小説の主人公フィンガリングの子供時代が自分の生い立ちと酷似していることから、本の世界にのめりこんでいくことに・・・。

呪われた数字“23”の謎に取りつかれた男の悪夢を描く。なんだかよくわからないまま終わっちゃったという感じの映画。“23”が呪われた数字であることを歴史的事件との関連で強調しようとしていたが、すべてが一定のルールのもとに合致するならまだしも信じられるが、見ていると決してそうではない。穿った見方とすると、有名な事件に関する色々な数字を集めて、ルールなく勝手に足したりして出来上がった“23”のものだけを取り上げていかにも“23”と関係があるかのごとく装う手法はインチキ宗教やマスコミが行う捏造と何ら変わりない。冒頭からそういう見方で映画に入ったため、結局楽しめなかったし、実際それほど興味を惹く作品でもなかった。コメディ俳優としてのイメージが強いジム・キャリーには珍しいシリアスな役は評価できると思うが、映画作品的にはイマイチ感は否めない。

劇場公開日 2007年11月23日



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2017-04-14

ゾディアック

★★★★
ゾディアック
鑑賞No:01448
原題:Zodiac
製作:2007年/アメリカ/157分
監督:デビッド・フィンチャー
出演:ジェイク・ギレンホール/マーク・ラファロ

1960年代末から1970年代前半にかけてアメリカで実際に起こった未解決事件の映画化。自ら“ゾディアック”と名乗って謎の犯行声明文と暗号を新聞社に送りつけ、殺人を行う犯人。このゾディアック事件を追う4人の男にスポットを当て、事件にのめり込むがゆえ、人生を狂わされていく姿を描いている。1969年、ドライブ中のカップルが襲撃され、女性が死亡する事件が起こる。1ヵ月後、新聞社にゾディアックと名乗る男から犯行声明文と暗号文が送りつけられ、暗号文を新聞に掲載しないと大量殺人を行うと脅迫してきた。新聞記者のエイブリーと漫画家のグレイスミスはこの謎解きに挑んでいく・・・。

157分という長尺で、なおかつ淡々と事件を時系列で追っていくため、途中やや中だるみする感もあったが、何よりも実在の事件だけあって目が離せず、最後まで息を飲みながら観れた。ただ、予想はしていたものの、未解決事件なので事実の列挙はできてもラストは有力な推測であり、真実が明らかにならない点は少々消化不良感が残る。単なる実在事件の映画化に留まらず、この事件に関わる4人の男もよく描かれている。映像はデビッド・フィンチャーらしい独特の映像センスが光った。なお、ゾディアック事件は1968年から1974年にサンフランシスコで確認された4件5人が殺害された未解決連続殺人事件。“ゾディアック”は事件後、犯人と思われる男から送られてきた犯行声明文で名乗っていた名前で、以後連続殺人の代名詞となっている。ちなみに、ゾディアックとは「十二星座(黄道十二宮)」の意味で、中世欧州にあった暗号の一種。警察で確認されている殺人は5人だが、最後の手紙では37人殺したとの記載もあり、真相は不明。クリント・イーストウッド主演の「ダーティハリー」に出てくる連続殺人犯スコルピオはゾディアックがモデルとなっていることは有名。ワシントンを舞台にした「エクソシスト3」の双子座殺人鬼もゾディアックがモデルとなっている。

劇場公開日 2007年6月16日



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2017-04-12

眉山

★★★+
眉山
鑑賞No:01451
製作:2007年/日本/120分
監督:犬童一心
出演:松嶋菜々子/宮本信子/大沢たかお/円城寺あや

東京で働く咲子のもとに、母の入院の知らせが届く。急遽、母の入院する故郷・徳島に戻った咲子は、母親の余命が短いことを知る。また、医師の寺澤から母が献体を希望していることを知り、思い悩むことに。さらに、母子家庭で育ち、父は死んだものと知らされていた咲子は、父が生きており、東京で暮らしていることを知る・・・。

さだまさし原作の同名小説の映画化。激しさはないが、静かに淡々と進行するストーリーに徐々に引き込まれていくといった感じの映画。主演は娘役の松嶋菜々子だが、描かれているのは母親の生き様であり、娘に対する愛情である。そしてその母親の真の愛情を、母親の死に直面することによって娘は気付くことになる。まさに母親役を演じた宮本信子の気丈な演技が光る作品である。ラストの本場・阿波踊りは壮観であり、その中で30年ぶりに再会する父と母の姿は涙を誘った。

劇場公開日 2007年5月12日



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2017-04-10

ディスタービア

★★★
ディスタービア
鑑賞No:01452
原題:Disturbia
製作:2007年/アメリカ/104分
監督:D・J・カルーソー
出演:シャイア・ラブーフ/キャリー=アン・モス

自動車事故で父親を亡くし、やけになっていたケールは学校で教師に暴力を振るったため、3ヶ月の自宅軟禁処分を言い渡される。足にセンサー付きの監視システムをつけられ、自宅から外出できないケールは退屈しのぎに近所の覗き見を始める。そんな時、近所に住むターナーが連続行方不明事件の容疑者と同じ車に乗っていることに気付き、疑いの目を向けるようになる・・・。

ご存知ヒッチコックの「裏窓」の現代版ともいえる設定。しかし、自宅から出れないことがきっかけで覗きを始めるが、「裏窓」と違って怪我をして身動きができないわけではないので、出れないという制約を破り、どんどん飛びだしていくというアクション性はある。前半は多少かったるい進み具合だが、ラストに近づくあたりから盛り上がってくる。ただし、ストレートなストーリーでラストのドンデン返しはないので、少々物足りなさを感じた。殺人鬼ターナー役のデビッド・モースは、「グリーンマイル」での役どころの印象が強く、ちょっと違和感があったが、むしろ凶暴な犯人よりも紳士然とした人物の方が却って怖いともいえる。

劇場公開日 2007年11月10日



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2017-04-08

モーテル

★★★+
モーテル
鑑賞No:01449
原題:Vacancy
製作:2007年/アメリカ/85分
監督:ニムロッド・アーントル
主演:ルーク・ウィルソン/ケイト・ベッキンセール

深夜、家路を急ぐ夫婦の車が故障し、やむを得ず近くのモーテルに泊まることにする。そこで退屈しのぎに観たビデオには本物の殺人の映像が映っており、なんとその場所は、いま自分たちがいるモーテルの部屋だった!やがて部屋に隠しカメラがあるのに気づき、自分たちも同じように狙われていることが分かる・・・。

殺人モーテルに宿泊した夫婦を襲う恐怖を描いた映画。込み入っていないストーリーなので、分かりやすく、どんどん引き込まれていく。85分という短い映画なのでアッという間に終わった感があった。ただ、謎解き(この事件の背景や動機、犯人グループの人間像や関係などの説明)もなく、ラストのドンデン返しも特にないというあまりにあっさりとしたおわりかたには少々落胆した。設定はそれなりに面白いと思ったので、展開に工夫があればもう少しイイ出来になった作品。

劇場公開日 2007年11月17日



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2017-04-04

しゃべれども しゃべれども

★★★+
しゃべれどもしゃべれども
鑑賞No:01425
製作:2007年/日本/109分
監督:平山秀幸
出演:国分太一/香里奈/森永悠希/松重豊

うだつの上がらない二つ目の落語家・三つ葉は、知り合いの女性からの頼みでクラスになじめない少年の村林に落語を教えることになる。落語教室を始めることになった三つ葉のもとに、ひょんなことから美人だが口の悪い十河、元野球選手だが口下手な解説者の湯河原が参加することになる。自らも伸び悩んでいるにもかかわらず、彼ら3人のために落語教室は続いていく・・・。

大きな変化はないものの静かにテンポよく進むストーリーとなっている。落語という日本の伝統的な話芸に、思うように気持ちや言いたいことが伝わらない人々が救いを求めて取り組む姿勢がよく描かれている。芸達者な伊東四朗の落語は見事だが、国分太一も(多分相当特訓したと思うが)なかなかの話芸を披露していた。最後の「火炎太鼓」は相当のものと思われるが、ストーリの中で突然上手くなった理由がよく分からなかった。子役の子の「饅頭こわい」は多少小生意気だが、大人顔負けの上手さだった。

劇場公開日 2007年5月26日



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2017-04-03

犯人に告ぐ

★★★+
犯人に告ぐ
鑑賞No:01397
製作:2007年/日本/117分
監督:瀧本智行
出演:豊川悦司/石橋凌/小澤征悦/笹野高史

6年前、指揮官として担当した男児誘拐事件で、人質を殺され犯人を取り逃がした過去を持つ巻島刑事。新たに起きた連続児童誘拐殺人事件を解決するために警察が考え出した“劇場型捜査”の担当に巻島刑事が指名される。巻島はテレビ番組に出演し、犯人バッドマンに向って呼びかけるが・・・。

犯人が誰かとか、動機は何かなどは重要視されていないし、犯人像すら浮かんでこないミステリー。姿なき犯人との目に見えぬ対決だけでなく、巻島がひたすら犯人に迫ろうとする中で、警察組織やマスコミの壁にぶち当たり、生死をさまよう妻と捜査との板ばさみの状態になるなど、精神面での描写が多かった。最後に犯人は捕まり、事件は解決するので多少スッキリするが、謎が残らないわけではない。

劇場公開日 2007年11月3日



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2017-03-30

ヘアスプレー

★★★+
ヘアスプレー
鑑賞No:01522
原題:Hairspray
製作:2007年/アメリカ/117分
監督:アダム・シャンクマン
出演:ニッキー・ブロンスキー/ジョン・トラボルタ

ボルチモアに住むとレーシーはダンスとおしゃれをこよなく愛する、かなり太めの女子高生。彼女の夢は、地元TV局のダンス番組「コーニー・コリンズ・ショー」に出演してスターになることだった。その番組で、ダンサーを募るオーディションがあることを知ったトレーシーは、母親の反対を押し切ってオーディションに参加するが・・・。

1987年の同名カルト映画を基にしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化。1960年代のボルチモアを舞台におデブ少女が人々に笑顔をもたらす。基本的にミュージカル映画なので、当然ミュージカル満載。ミュージカル好きにはいいが、そうでなければやや中だるみする作品。しかし、全編通して明るく爽やかなので、観ていてウキウキはしてくる。太めの女子高生トレーシーを演じたニッキー・ブロンスキーはダンス未経験だったらしいが、映画では見事なダンスを披露していた。(太めの女の子のダンスは華麗というよりは微笑ましいといった方がいいが・・・)ストーリーは分かりやすく、ハッピーエンドで終わる映画なので、観心地はいい。話題となったジョン・トラボルタの母親役もなかなか良く、印象の残るキャラクターとなった。ラストでトラボルタ演じる母親エドナのダンスシーンが観れたのもよかった。(トラボルタといえば一躍スターとなった出世作「サタデー・ナイト・フィーバー」を思い出します)

劇場公開日 2007年10月20日



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2017-03-28

ヒットマン

★★★★
ヒットマン
鑑賞No:01523
原題:Hitman
製作:2007年/アメリカ/93分
監督:ザビエ・ジャン
出演:ティモシー・オリファント/オルガ・キュリレンコ

幼い頃から暗殺者として訓練された“47”は冷酷な凄腕の暗殺者だった。そんな彼は指令によりロシア大統領を暗殺するが、殺したはずの大統領は生きており、何者かの密告でインターポールとロシア連邦保安庁の双方から追われる身となる。真相を追う“47”は事件の鍵を握る娼婦ニカに接触し、裏に隠された陰謀を知ることに・・・。

製作がリュック・ベッソンということで、21世紀版「レオン」とのキャッチフレーズがついている作品。確かに「レオン」は殺し屋と少女、「ヒットマン」は暗殺者と娼婦という似たような設定ではあるが、ストーリー展開やアクション性は「ジェイソン・ボーン」シリーズの方が近い感じがした。映像的には迫力があり、特に爆破シーンは「生きてるのが嘘!」というぐらい。計画実行に当たっての下準備も完璧で、攻撃力も圧倒的。テンポも小気味よく、観ていてスキッ!とする。93分という短尺の映画だが、なかなか充実した映画。

劇場公開日 2008年4月12日



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2017-03-27

ベオウルフ/呪われし勇者

★★★
ベオウルフ
鑑賞No:01520
原題:Beowulf
製作:2007年/アメリカ/113分
監督:ロバート・ゼメキス
出演:レイ・ウィンストン/アンソニー・ホプキンス

6世紀のデンマーク。宮殿の完成を祝い、フローズガール王が催していた宴に突如巨大な怪物グレンデルが現れ、人々を虐殺した。怒った王は多額の褒賞金を用意し、グレンデルを討伐すべく勇気ある者を募集する。この募集に戦士ベオウルフは仲間と共に応じ、見事グレンデルを退治する。ようやく宮殿に平穏が訪れたかと思いきや、次の日ベオウルフが目覚めると、彼の従者たちが皆殺しにされていた・・・。

最近、フルCGアニメはよく見かけるが、この作品のようにアニメとはいえない、限りなく実写に近いフルCGはまさに画期的。あまりにも精巧でリアルな映像でCGとは思えないほどの出来だった。しかCGとしてみると素晴らしいが、実写としてみるとやはり違和感は残る。実写ではできないアクションを可能にしている分、現実感がないのであろうか、動き一つとってもすごく不自然さを感じた。映像が凄い分、ストーリーは至って単純で、はっきり言ってあまり面白くはない。最初から最後まで、画期的に進んだ映像技術の粋を見せられただけのような印象だった。

劇場公開日 2007年12月1日



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2017-03-26

ルイスと未来泥棒

★★+
ルイスと未来泥棒
鑑賞No:01543
原題:Meet the Robinsons
製作:2007年/アメリカ/102分
監督:スティーヴン・アンダーソン
声の出演:ダニエル・ハンセン/アンジェラ・バセット

赤ん坊のころ母親に捨てられ養護施設で育ったルイスは部類の発明好き。しかし発明に熱中するあまり、問題児とみなされてなかなか里親が決まらなかった。ある日、自分の母親の姿を見た唯一の人物が自分であることに気付き、母親の顔の記憶を呼び起こすために“記憶スキャナー”を完成させる。彼はそれを科学フェアに出品するが、そこで未来から来たという少年ウィルバーと出会う・・・。

小学生の子供と観た。子供はそれなりに入り込んで観ていたが、こちらは途中眠気が襲ってくる始末。特に展開にあまり変化のない前半は辛かった。後半に入ってややスピード感が出てきて、展開も変化してきたが、やはり全体を通して中年男性にはキツイ内容だった。それでもラストの母親との再会?には少しホロリとさせられる。ディズニー版「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ともいえる、分かりやすいストーリーで子供にはお勧めか?

劇場公開日 2007年12月22日



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2017-03-24

プラネット・テラー in グラインドハウス

★★★★
プラネット・テラー
鑑賞No:01545
原題:Planet Terror
製作:2007年/アメリカ/105分
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ローズ・マッゴーワン/フレディ・ロドリゲス/ブルース・ウィリス

テキサスの田舎町。軍事基地で秘密裏に実験が行われていた生物化学兵器が流出し、そのガスを浴びた人々が次々とゾンビになり、周りの人々を襲い始めた。一方、ダンサーのチェリーは元恋人のレイとドライブ中にゾンビに襲われ、片足を食いちぎられてしまう・・・・。

クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督が競作した2本立てムービー「グラインドハウス」のうちのロドリゲス版。ストーリーは単純だが、ついハマってしまう面白さ。ただ全編通して映像的にドロドロ・べとべとしていて、観ていてもあまり爽快感は得られない。(しいて言うなら、片足ヒロインのチェリーが足マシンガンをぶっ放すところぐらい!?)それぐらい、グロい! でも露骨でグロいけど、最近のCGを使ったリアル映像とは違った70年代風の映像には懐かしさもあった。一言で言ってしまうとくだらない映画ではあるが、全体的には70年代を彷彿させる、これぞB級映画の原点ともいえる作品に仕上がっている。(要は面白ければいいのだ!)また、欠損したフィルムがあるという辺りも芸が細かい。B級映画好きにはお奨めだが、子供には奨められない映画。

劇場公開日 2007年9月22日



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2017-03-19

舞妓Haaaan!!!

★★★★
舞妓Haaaan
鑑賞No:01459
製作:2007年/日本/120分
監督:水田伸生
出演:阿部サダヲ/堤真一/柴咲コウ/小出早織

鬼塚は東京の食品会社で働く平凡なサラリーマンだが、修学旅行で京都に行って以来、熱狂的な舞妓ファンとなっていた。そんな鬼塚がある日京都支社転勤となり、念願の舞妓さんとの野球拳遊びの夢が現実のものとなる可能性がでてきた。しかし、お茶屋デビューするためには「一見さんお断り」の壁を乗り越える必要があった。鬼塚は自分の会社の社長がお茶屋の常連さんであることを知り・・・。

ハチャメチャなストーリーだが結構楽しめた。阿部サダヲの少々うるさくてオーバーな演技が鼻に付くシーンもあるが、感情の起伏の激しい主人公を好演している。念願である舞妓さんとの野球拳のためにひたすら仕事の成功に励む姿はいじらしいが、いつも間にかその熱意は、地位も名誉も金もあるプロ野球選手である内藤への対抗心に変わっていく。内藤が転身するたびに俳優、ボクサー、政治家に挑戦していくあたりから、本筋の「舞妓はん」からは離れていくが、逆に展開が読めない脱線ぶりに期待は膨らんでいった。軽い展開ながらテンポが非常によく、最後はホロリとさせるあたり、なかなかいい感じで仕上がっている。欲を言えば、伊丹作品のように今まであまり知られていない世界や分野についての説明や解説が「舞妓」の世界についてももっとあればより深い映画になったと思う。本作は阿部サダヲにとって初の主演作となった作品だが、奇しくも西陣の社長役で出演していた植木等の遺作となった。

劇場公開日 2007年6月16日



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