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2019-04-01

レッドクリフ Part I

★★★★+(4.5)
wレッドクリフ1
鑑賞No:01640
原題:赤壁
製作:2008年/アメリカ、中国、日本、台湾、韓国/145分
監督:ジョン・ウー
出演:トニー・レオン/金城武/チャン・フォンイー/チャン・チェン

西暦208年、中国大陸制覇を目指す曹操は、残る敵である劉備、孫権の征伐に向う。そして曹操の大軍に攻められ、なすすべもなく敗走する劉備軍。それでも劉備軍の勇将たちはその存在感を示す。張飛は体を張って逃げる民を守り、関羽は一人敵をなぎ倒し曹操に肉薄、趙雲は敵の囲みを破って劉備の妻子を救おうとする。しかし敗れた劉備は窮地に立たされたため、劉備の軍師・諸葛孔明は単身、呉に赴き、孫権と同盟を結ぶことを説く。やがて呉の軍司令官である周瑜と親交を深め、ついに劉孫同盟ができる。そんなところに80万の軍勢を引き連れた曹操軍が赤壁に向って進軍してくる・・・・。

三国志中盤のクライマックスである「赤壁の戦い」を描く。といっても、いわゆる赤壁の戦いそのものは「Part II」で描かれるようで、この「Part I」では戦い前夜までのストーリーとなっている。よって何も知らず、赤壁の戦い観たさに映画館に行った人にとってはチョットとがっかりする終わり方。「Part II」は来年4月の公開らしいので、それまでのお楽しみとなりそう。赤壁の戦いはないものの、諸葛孔明の奇策“九官八卦の陣”による戦いも壮絶で見ごたえがある。お得意のワイヤーアクションとCGが駆使されているので、チョット現実離れしたアクションの嫌いはあるが、迫力は十分でよかった。主役扱いの周瑜と諸葛孔明はイメージ的にピッタリで、「三国志」を読んで浮かべていたイメージとマッチしていた。また張飛もイメージに近かった。ただ、孫権、劉備はちょっとイメージと違う感じがした。趙雲もチョット私のイメージとは違っていた。関羽は渋くて悪い感じではなかったが、もっと恰幅がよく貫禄のある俳優にして欲しかった。(私のイメージでは相当な偉丈夫というイメージがあったため、一番程遠かった) いずれにせよ、三国志ファンにはたまらない作品。

劇場公開日 2008年11月1日



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2019-01-21

イエロー・ハンカチーフ

★★+(2.5)
wイエロー・ハンカチーフ
鑑賞No:02069
原題:Yellow Handkerchief
製作:2008年/アメリカ/96分
監督:ウダヤン・プラサッド
出演:ウィリアム・ハート/マリア・ベロ

6年の刑期を終えて刑務所から出所したブレットは、ひとりニューオーリンズに向かうためフェリー乗り場でフェリーを待っていた。そこで、若い娘のマーティーンと青年ゴーディに声をかけられ、道中を共にすることになる。ブレッドの向かうニューオーリンズには彼の妻がいるはずだったが、彼の目的はあることを確かめることだった・・・。

本作は言わずと知れた山田洋次監督の名作「幸福の黄色いハンカチ」のリメイク。基本的なストーリーや有名なシーンはオリジナルから受け継がれているが、登場人部の設定などはだいぶ違っているし、何よりも淡白に描かれすぎていて、あまり情が移らないし、感動も少ない。たとえば出所直後、店に立ち寄ってビールを飲むシーン。あまりにも有名で、高倉健のビールを飲み干したときの表情は、長かった刑務所暮らしのつらさと、それからの開放感が画面からひしひしと伝わってくる。しかし、本作はそんな演技もなく、あっさりと飲み干してしまう。ラストの黄色いハンカチのシーンもそう。この映画で最も盛り上がるシーンだが、「えっ、ウソー」といってしまいたいほどのあっさりさ。邦画が傑作なだけにどうしても比べてしまうが、あまりにも差が目立つ作品。

劇場公開日 2010年6月26日



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2018-05-13

K-20 怪人二十面相・伝

★★★+(3.5)
wK-20 怪人二十面相・伝
鑑賞No:01777
製作:2008年/日本/137分
監督:佐藤嗣麻子
出演:金城武/松たか子/仲村トオル/國村隼

1949年、第二次世界大戦が起こらなかった架空都市・帝都。その帝都では怪人二十面相により無線送電システム“テスラ装置”の模型が盗まれる事件が発生。そんな頃、サーカス団の遠藤平吉は謎の紳士によって名探偵・明智小五郎と華族の令嬢・羽柴陽子の婚約式の写真撮影を頼まれるが、そこで怪人二十面相に間違えられ、捕まってしまう・・・・。

舞台は架空都市ながら昭和初期の日本を彷彿させる映像を楽しませてくれ、さすが「ALWAYS 三丁目の夕日」のスタッフによるものと思われた。さらにスピード感あるアクションが加わって、「バットマン」や「スパイダーマン」といったアメコミをも彷彿させている。(怪人二十面相自体は「Vフォー・ヴェンデッタ」を思わせる) 怪人二十面相の正体には???のところがあったが、それは現実とは違う滑空の世界ということで納得するしかないでしょう。新たな怪人二十面相像として楽しめる作品に仕上がっており、続編のありそうな終わり方だったので続編に期待したい。

劇場公開日 2008年12月20日



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2018-05-11

スピード・レーサー

★★+(2.5)
wスピード・レーサー
鑑賞No:01656
原題:Speed Racer
製作:2008年/アメリカ/135分
監督:アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
出演:エミール・ハーシュ/クリスティーナ・リッチ

日本のアニメ「マッハGoGoGo」の実写化。レーシング一家の中で育ったスピードは、レース中の事故で亡くなった兄の遺志を継いでレーサーとなり、ぶっちぎりの活躍をしていた。そのスピードの才能に目をつけたローヤルトン社のオーナーからスポンサーになりたいという申し出があるが、スピードはその誘いを断ってしまう。するとローヤルトンの態度が一変し、レースはすべて八百長だと暴露、スピードは衝撃を受ける・・・・。

製作サイドの意図としては“みたこともない映像”の構築だったらしく、そのために現実感も無視したそう。それ自体は成功のようで、確かに現実感のない映像だったが、それだけにリアル感や緊張感は全然伝わってこなかった。他のカーアクション映画とは一線を隠せたものの、面白さという点では如何なものかと思わせる映画だった。ストーリーも単純、典型的な勧善懲悪もので、ドンデン返しのない割には、この手の映画として135分はちょっと長すぎ。途中、中だるみしてしまった。レースシーンだけなら子供にはウケル作品かも。

劇場公開日 2008年7月5日



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2018-04-30

容疑者Xの献身

★★★★★(5.0)
w容疑者Xの献身
鑑賞No:01712
製作:2008年/日本/128分
監督:西谷弘
出演:福山雅治/堤真一/松雪泰子/柴咲コウ

顔を潰され、指紋を隠すため指を焼かれた男の死体が発見される。しかし、すぐ身元は判明し、その男の別れた妻・花岡靖子に警察は疑いの目を向ける。しかし、花岡靖子には完璧すぎるほどのアリバイがあった。貝塚北警察署の内海は、物理学者・湯川に事件の相談をし、湯川は靖子の隣人が大学の同窓・石神哲哉だと知る。彼こそ、湯川が唯一認める天才だった。そしてこの犯罪の裏に石神がいるのではと推理するように・・・・。

いわずと知れたTVドラマ「探偵ガリレオ」の映画化だが、相変わらずTVドラマは見たことないので、このシリーズもこの映画が初見となる。ただ、登場人物も少なく、事件も突発的に起きた殺人事件ということで、ストーリーの中心は天才数学者が犯人である花岡靖子をかばうために考えたトリックを、天才物理学者である主人公が解いていくという単純さで分かりやすい。ただストーリーは分かりやすいが、さすが天才VS天才の知能戦だけ会って次々出てくる工作は秀逸。そして結末の驚きのトリック。しかし、本作が評価されるのは単なるトリックだけではないと思う。原作も読んだことがないので多少意味不明だったタイトルが、ラストでジーンとくるほど切なく迫ってくる悲しいドラマでもあることだと思う。悲しい結末ではあるが、最後は人間としてあるべき姿を見せられて、一番納得のいくラストでよかった。

劇場公開日 2008年10月4日



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2018-03-07

ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝

★★★★(4.0)
wハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
鑑賞No:01604
原題:The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor
製作:2008年/アメリカ/112分
監督:ロブ・コーエン
出演:ブレンダン・フレイザー/マリア・ベロ/ジェット・リー

太古の中国。中国全土統一の野望に燃える皇帝は、呪術師ツイ・ユアンに横恋慕して彼女の恋人を殺害したため、彼女の呪いによって陶器にされてしまう。時は変わって1946年。ロンドン在住のリックとエヴリン夫婦は、息子のアレックスを海外留学に送り出し退屈な日々を送っていた。そんな彼らに秘宝“シャングリラの眼”を上海に移送する仕事が舞い込んでくる。そこでやってきた上海で偶然、息子のアレックスと再会することに。ところがアレックスが発見した皇帝のミイラが復活したことで・・・・。

最新のCGを駆使した映像とテンポよい展開で、まずまず楽しめる作品に仕上がっている。出てくるキャラクタも多彩で面白い。ファンタジーSFにつきもののようなドラゴン、未知の動物として有名なイエティ、兵馬俑を彷彿させる皇帝軍、そしてお決まりのミイラ、といった具合で楽しませてくれる。一方、今回は主役のリックに加え、リックとエヴリンの息子アレックスが大活躍するストーリーとなっている。それもそのはず、1作・2作でエヴリンを演じたレイチェル・ワイズが今回降板したための措置らしいが、レイチェル・ワイズの出演しないハムナプトラはハムラプトラではないような気もした。なお、1作目の「ハムラプトラ」の原題は「The Mummy」(ミイラ)で、ハムラプトラとは映画に出てくる砂漠にある伝説の都のことだが、この3作目は伝説の都ハムラプトラとは何の関係もない。

劇場公開日 2008年8月16日



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2018-03-06

L change the WorLd

★★★+(3.5)
wL change the WorLd
鑑賞No:01575
製作:2008年/日本/128分
監督:中田秀夫
出演:松山ケンイチ/工藤夕貴/福田麻由子/平泉成

キラ事件でパートナーのワタリを失ったLのもとに、未知のウィルスのために消滅したタイの村でただ一人生き残った少年がワタリへのメッセージを持って送られてくる。一方、ウィルス学の権威である二階堂博士が、助手の九條と過激派組織ブルーシップによって殺される。その現場を目の当たりに見ていた娘の真希は、亡き父から生前託されていたものを持ってLのところに飛び込んでくることに・・・・。

「デスノート」でキラと熾烈な対決を繰り広げた名探偵Lを主人公にしたスピンオフ作品。「デスノート」で見せたキラとのクールで無表情ながら見事な頭脳戦・心理戦が注目され、そしてスピンオフの製作となったはず。であれば、「デスノート」でのよさがあまり活かされていなかったように感じた。無表情なLが、子供の扱いに戸惑ったり、屋上のランチで手を合わせたりといった小ネタ的なLの別の一面を見せる程度であれば問題ないが、Lらしからぬアクションシーンが出てくる分、ストーリー的には「デスノート」に比べ緻密さに欠け、大雑把な感じが否めなかった。また、「デスノート」は完全に非現実的な話なので割り切って観れたが、こちらは中途半端にリアリティがあるため、その気で観ると結構ツッコミどころ満載でした。あまり「デスノート」を意識してみない方がよい作品。

劇場公開日 2008年2月9日



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2018-02-26

ハッピーフライト

★★★★(4.0)
wハッピーフライト
鑑賞No:01756
製作:2008年/日本/103分
監督:矢口史靖
出演:田辺誠一/時任三郎/綾瀬はるか/吹石一恵

機長昇格を目指す副操縦士の鈴木和博。実機での最終試験となるホノルル行き1980便のフライトに挑むことに。だがその試験教官として同乗したのは堅物で威圧感のある機長の原田だった。一方、同じ便に乗り込んだ国際線デビューの新人キャビンアテンダントの斎藤悦子。鬼チーフ・パーサーが同乗するということでテンパリ気味で、次々と失敗を連発するのだった・・・・。

もともとはパニック映画として描く予定だった映画らしいが、内容的には乗務員および空港関係者の群像劇になっており、なおかつコメディテイストの強い作品となっている。そのため後半は、機体に異常が発生し、いわゆるパニックものの様相を呈してくるが、前半の雰囲気からあまり緊張感は感じられない内容となっている。ただ、緊張感がない分、お笑い要素は多々あり、結構楽しめる。さらに現場で働く人々の裏側が色々描かれていて、へぇーという話もあって面白いです。

劇場公開日 2008年11月15日



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2018-02-15

クライマーズ・ハイ

★★★★(4.0)
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鑑賞No:01673
製作:2008年/日本/145分
監督:原田眞人
出演:堤真一/堺雅人/尾野真千子/山崎努

横山秀夫が17年かけて書き上げた同名小説の映画化。
1985年8月12日、群馬県御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落し、520人の死者を出すという航空史上未曾有の大惨事が起こる。群馬県前橋市にある北関東新聞社では社長の一声で一匹狼の悠木を全権デスクに指名し、大新聞社相手に地元紙ならでわの紙面作りをすべく、激闘の1週間が始まる・・・・。

四半世紀近くたった今でも鮮明に記憶に残っている日航ジャンボ機墜落事故。それぐらい事故発生当時は連日連夜センセーショナルに報道された事故であり、それに値する未曾有の大惨事であったことはいうまでもありません。そんな大事故を題材に、事件の現状や真相を追う地方新聞社の内情を描いています。新聞は他の出版物と比べてもその過酷さは想像できます。毎日が締め切りであり、紙面も刻々と変わる状況によって対応を迫られるものであり、世俗の週刊誌などと違って予想や勘だけでは記事にできない(この映画でも主人公はダブルチェックという確証を追求することに徹している)現実があります。そのあたりの葛藤や社内での激論はリアル感がありドキドキしながら観れました。一方、新聞社の内実を描いた作品としては秀逸でしたが、題材となった日航機事故そのものについては描き方が少ないように感じた。2時間程度の映画という時間的制約があると思うが、その中で描くのであれば事故直後の1週間に限定してもう少し濃密に描いて欲しかった。少なくとも時折挿入される登山シーンや離れ離れになっている息子との話は要らなかったと思う。(原作がどうかは分からないが・・・・)

劇場公開日 2008年7月5日



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2018-02-11

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

★★★★+(4.5)
wベンジャミン・バトン 数奇な人生
鑑賞No:01691
原題:The Curious Case of Benjamin Button
製作:2008年/アメリカ/167分
監督:デビッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット

1918年のニューオーリンズ。実業家トーマス・バトンの妻が難産で命を落とす。そのとき生まれてきた赤ん坊があまりにも醜い姿だったのにうろたえたトーマスは、子供を抱え街に飛び出し、老人養護施設の玄関先にその子を置き去りにしてしまう。養護施設のクイニーに拾われたその子はベンジャミンと名付けられ、施設で暮らすようになるが、ベンジャミンは生まれながらにして80歳の老人の姿を持つ子供だった・・・。

第81回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞ほか最多13部門にノミネートされている作品。原作はF・スコット・フィッツジェラルドの短編小説。久しぶりにじっくり観れた人間ドラマ。ドラマは時間の流れと共に進んでいくが、主人公の肉体だけ時間と逆行して進んでいくという設定が面白い。しかしそれ自体が主題ではなく、そういう生き方を余儀なくされた人と周りの人の接し方が素晴らしい。また、自分の運命を恨むことなく、素直に受け入れ、その中で自分の運命を変えていこうとする姿もいい。「フォレスト・ガンプ」を彷彿させる内容(脚本家が同じ)で、新鮮味に欠ける部分はあるものの一人の人間の一生を丁寧に描いている。アカデミー賞作品候補はこれしか観ていないが、アカデミー好みの作品といった印象の作品で、かなり有望だと思われる。

劇場公開日 2009年2月7日



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2018-01-13

落語娘

★★★★(4.0)
w落語娘
鑑賞No:02160
製作:2008年/日本/109分
監督:中原俊
出演:ミムラ/津川雅彦/益岡徹/伊藤かずえ

12歳のときに落語に目覚めた香須美は、大学の落研で学生コンクールを総なめにし、プロの門をたたく。しかし、女性ということで受け付けてもらえずにいると、彼女を拾ってくれたのは業界の異端児と言われた三々亭平佐だった。しかし平佐は一度も稽古をつけてくれないばかりか、不祥事を起こして寄席にも出入り禁止となっていた。そんな平佐にTV局から、これまで演じた者は必ず命を落とすといわれる「緋扇長屋」に挑む話が舞い込んできて・・・・。

まったく知らない映画だったが、これが意外と面白く、ストーリーもよくできている。女落語家が主役という設定も変わっていていいが、それゆえまだまだ閉鎖的な古典芸能の世界を奇しくもより明確に表現している。また、この難しい役を、ミムラがこれまでのイメージを払拭したかのごとく好演している。最初は人間ドラマと人情ドラマが混ざったライトコメディかと思いきや、途中からはミステリーとホラーの要素も垣間見せ、興味津々な内容に。そして意外とあっさりと流されてしまうかと思った「緋扇長屋」の話を、津川雅彦の見事な語り口と再現ドラマで堪能させてくれた。最後もオチも粋で、最後まで楽しませてくれた映画。

劇場公開日 2008年8月23日



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2017-12-05

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

★★★★+(4.5)
wインディ・ジョーンズ_クリスタル・スカルの王国
鑑賞No:01573
原題:Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull
製作:2008年/アメリカ/122分
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ハリソン・フォード/シャイア・ラブーフ/カレン・アレン

1957年、米兵に扮した女諜報員スパルコ率いるソ連兵の一団が米軍基地を襲撃。彼らの目的は、宇宙の神秘を解き明かす力があるという“クリスタル・スカル”を入手することだった。そのため捕えられたインディは、クリスタル・スカルの捜索を強要されていた。スキをみてスパルコの手から脱出を図ったインディは考古学教授として赴任している大学へと舞い戻るが、彼の前に一通の手紙を携えたマットという青年が現われる…。

ハリソン・フォード&スティーヴン・スピルバーグ&ジョージ・ルーカスで19年ぶりに製作された人気シリーズ第4弾。齢60をはるかに超したハリソン・フォードがどれだけ往年のアクションを見せてくれるか?が一つの見所だったが、もう年齢を感じさせないアクションにまず脱帽した。冒頭の核爆発からの脱出は少々荒唐無稽だが、オープニングの掴みとしては遊び心があって許容範囲ではあるし、その他のアクションシーンも撮影技術やCG技術の進歩もあって、今までよりもより迫力とスピード感を演出していた。(ただし核実験を遊び心のために題材にすることには問題があるが・・・) 前半はやや過去作のイメージとは違って違和感もあったが、中盤からは過去作を彷彿させるシーンの続出でもうハラハラドキドキの連続。
特にジープによるカーチェイス、巨大アリの襲撃、巨大な瀧落ち・・・・と書けばきりがないほど。久々にインディ・ジョーンズですが、十分楽しめます! 衝撃のラストと銘打っている本作のラストには賛否両論があるよう。思えば冒頭にエリア51やロズウェルが出てきていたのはこのラストのための布石だったのか?宇宙人がマヤ文明に関わっているというようなまことしやかな説も聞くし、スピルバーグが監督だからということで納得できないこともないが、インディシリーズと宇宙人というのはしっくりこないというのもうなずける。いずれにせよ、謎解きとしては過去作に比べ新鮮味がなく、宇宙人を絡ますことによって曖昧にした感はあった。よって楽しむなら、謎解きよりもテンポよいアクションとストーリー展開だろうか?

劇場公開日 2008年6月21日



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2017-11-28

ワン・ミス・コール

★★(2.0)
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鑑賞No:01675
原題:One Missed Call
製作:2008年/アメリカ/88分
監督:エリック・ヴァレット
出演:シャニン・ソサモン/エド・バーンズ

心理学専攻の女子大生ベスはルームメイトのパーティで友人のレアンと、自宅で事故死した友人のシェリーの話をしていた。そこにレアンの携帯電話に着信があり、3日後の日付でレアンの悲鳴のような声が録音されていた。3日後、レアンはベスと電話中、踏切りの歩道橋から飛び降り、列車に轢かれて死んでしまう・・・・。

三池崇史監督、柴咲コウ主演のホラー映画「着信アリ」のハリウッド・リメイク版。基本的なストーリーは日本版と同じで、ある意味忠実に作られている。ということは何のためにリメイクしたのかがよく分からない映画。日本版はどちらかというと心理的な恐怖を強調しているが、ハリウッド版はビジュアル的な恐怖の強調が印象として残る。でもその程度の違いしかなく、少なくとも日本人は日本版を観ればあえて本作を観る必要なないかもしれない。予告編で象徴的に見えた不気味な顔の女性がもっとストーリーに絡むほど出てきて、ハリウッド版ならではのオリジナリティが出てればもっとよかったと思う。

劇場公開日 2008年7月19日



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2017-10-07

ベガスの恋に勝つルール

★★★+(3.5)
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鑑賞No:01662
原題:What Happens in Vegas
製作:2008年/アメリカ/99分
監督:トム・ヴォーン
出演:キャメロン・ディアス/アシュトン・カッチャー

大勢の友人の前でフィアンセにフラれたキャリアウーマンのジョイ。父親の経営する工場を解雇されたジャック。この鬱憤晴らしのために親友とラスベガスにやってきた二人は偶然知り合い、意気投合してしまう。そしてあろうことか、酔った勢いで結婚してしまい、翌朝目を覚まして二人はビックリ!もちろんすぐに離婚するつもりだったが、別れ際に何気なく回したスロットマシンが大当たりし、300万ドルが転がり込んだことから・・・・・。

この手の映画は結末はお決まりなので、ストーリー展開を楽しむしかありませんが、なかなかあの手この手で楽しませてくれます。設定自体は多少無理がありますが、そこは映画だと割り切って観ることが肝要です。お互いにラスベガスで大当てした300万ドルを手中にしようと、親密な夫婦を演じたり、あるいは浮気をさせてお金を独り占めしようとしたりと、次々に新たな作戦を実行してきますが、結構バカバカしくて笑えます。さすがにラブコメの女王キャメロン・ディアスうってつけの映画だが、若い頃のキュートさから少しイメチェンし、ちょっと子憎たらしい棘のあるキャリアウーマン役が似合うようになったのはやはり年齢のせいでしょうか?ちなみに相手役を演じたアシュトン・カッチャーはデミ・ムーアの旦那だそうですね。

劇場公開日 2008年8月16日



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2017-09-23

ミラクル7号

★★(2.0)
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鑑賞No:01664
原題:長江7号
製作:2008年/香港/87分
監督:チャウ・シンチー
出演:チャウ・シンチー/シュー・チャオ

超ビンボーのため小学校でいじめられているディッキーは、工事現場で働く父親のティーと二人暮らし。貧乏なため欲しいおもちゃも買ってもらえない。そんなある日、父親がゴミ捨て場から拾ってきたゴムボールが4本足の小型犬のような生物に変身する。ディッキーは彼にナナちゃんと名付け、いじめっ子たちに対抗しようとするが・・・・。

「カンフーハッスル」のチャウ・シンチーが監督・製作・脚本・主演の4役を務めたSFコメディ。中国版E.T.といった内容で、展開は丸分かりのベタ作品。ストーリー展開が読め、全体的にオチャラけた雰囲気なので、本来なら泣きのシーンも全く感情移入できなかった。ミラクル7号のナナちゃんにかんする情報や説明は全くなく、チャウ・シンチーならではだろうがやたらカンフーが出てくるし、CGだって現代においてはお粗末。ただし、チャウ・シンチーの息子役を演じたシュー・チャオは1万人のオーディションから選ばれたらしいが、そういう意味ではいい演技だった。(ちなみに役どころは少年だが、本人は少女です)中途半端な中国版E.T.(一部、ドラえもんを想像させるシーンもあり)だったが、ディッキーの通う小学校の先生を演じていた女優さん(キティ・チャン)は素晴らしく美しかった。今後注目したい女優さんである。(キャラクターのような名前で笑っちゃいますが・・・・)

劇場公開日 2008年6月28日



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2017-09-22

築地魚河岸三代目

★★★(3.0)
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鑑賞No:01663
製作:2008年/日本/116分
監督:松原信吾
出演:大沢たかお/田中麗奈/伊原剛志/伊東四朗

一流企業に勤める旬太郎は人事課長に昇進するが、早速大掛かりなリストラの陣頭指揮を任されることになる。そのリストラ対象者の中に昔お世話になった元上司の名前もあり、旬太郎は思い悩むことに。さらに服飾デザイナーの恋人・明日香との結婚も考えていた旬太郎だったが、ある日、明日香が築地で働いている姿を見る。事情を知った旬太郎は明日香を助けたい一心で築地で手伝いを始めることに・・・・。

ベタな映画だが、最後は上手くまとまってホッとする人情映画。これ1作で完結であればまずまず納得の映画だが、どうもシリーズ化が決定し、来年早々2作目が公開されるらしい。「寅さん」や「釣りバカ」シリーズに次ぐシリーズを目論んでいるらしいが、これからどう展開させるのか、ちょっぴり期待と不安が残る作品である。この手の人情作品のシリーズものの顔として主演の大沢たかおはどうかな?との思いもあるが、脇役陣はいい味のバイプレーヤーが多く期待はできる。あとは。「寅さん」や「釣りバカ」シリーズでお馴染みのマドンナをどうするか?シリーズ化に必要なお決まりのアイテムも重要だと思うが・・・・。続編の最初の正念場である2作目に注目したい!

劇場公開日 2008年6月7日



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2017-09-17

デス・レース

★★★★(4.0)
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鑑賞No:01655
原題:Death Race
製作:2008年/アメリカ/105分
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ジェイソン・ステイサム/ナタリー・マルティネス

2012年。孤島に浮かぶ民間の刑務所では、所長のヘネシーが囚人たちによるカー・レース“デス・レース”のネット中継で利益を得ていた。その刑務所に元レーサーのエイムズが入所してくる。彼はある夜、何者かに襲われ、妻殺しの濡れ衣を着せられていたのだ。彼はヘネシーから、事故死した人気覆面レーサー、フランケンシュタインの代役としてレースに参加し、勝てれば釈放すると持ちかけられる・・・・。

本作はロジャー・コーマン製作のアクション映画「デスレース2000」のリメイク。ストーリーは単純で、アクション好きの人には楽しめる映画。見どころのレースシーンはさながらTVゲームをしているような感覚に陥る。デス・レースは3ステージで行われ、1ステージではレース参加者による命懸けのレースが繰り広げられる。もちろんタイトル通り、レース中に死者が続出し、レースの過激さと緊張が段々膨らんでくる。しかし2ステージでは途中から様相が変わり、レース参加者VSヘネシー所長という構図に変わり、あれっ?と思わせながら、最終ステージで意外な(というより予感させる伏線はあるが)展開が待っている。
過激なレースシーンもさることながら、スカッ!とさせるラストに満足の一作。

劇場公開日 2008年11月29日



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2017-09-09

DIVE!! ダイブ!!

★★★+(3.5)
wダイブ!!
鑑賞No:01645
製作:2008年/日本/116分
監督:熊澤尚人
出演:林遣都/池松荘亮/溝端淳平/瀬戸朝香

坂井知季は、元オリンピック選手の両親を持つエリートの冨士谷要一の飛び込みに魅せられて、同じダイビングクラブに通うごく普通の中学生。しかし、そのクラブは赤字経営で存続が危ぶまれていた。そんな時、クラブに美人コーチ・麻木がやってくる。彼女の使命はこのクラブからオリンピック選手を出すことで、それがクラブ存続の条件となっていた・・・。

直木賞作家森絵都の同名ベストセラー小説の映画化。青春スポーツ映画にしてはおとなしすぎる感のある映画だった。飛び込み競技という、ちょっと地味なスポーツをテーマとしているので、逆に友情や競争、恋愛などで大きな葛藤、争い、対立などがふんだんに出てきてストーリーを盛り上げるのかと思っていたが、思ったほど終始盛り上がりには欠ける展開ではあった。しかし嫌味な部分がない分、観終わった後は清清しさが残る。小説は読んでいないので結末は知らなかったため、後半のオリンピック選考会の結末にはチョットはらはらした。ダイビング競技に挑む選手役を演じる若手俳優陣はいづれも知らない俳優ばかりで、素人っぽさの残る初々しい演技だったが、そんな彼らを時に厳しく、また時には優しく指導する女性コーチを瀬戸朝香がよく演じていて映画を引き締めていた。映画そのものは特筆すべき点が少ないが、美しい自然をバックに何度も出てくるダイビングシーンには思わず惹きつけられます。

劇場公開日 2008年6月14日



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2017-08-30

僕らのミライへ逆回転

★★★+(3.5)
w僕らのミライへ逆回転
鑑賞No:01637
原題:Be Kind Rewind
製作:2008年/アメリカ/101分
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:ジャック・ブラック/モス・デフ

VHSしか置いていない下町のビデオ・レンタル店の店長フレッチャーは、この店が伝説のジャズ・ミュージシャンの生家であることが自慢だった。しかしDVD化に乗り遅れ、店の売り上げは低迷していた。そこで店を救うため、店を店員のマイクに任せて調査の旅に出ることにする。店を任されたマイクは店長の期待に応えるべく張り切って仕事をしようとするが、悪友ジェリーの突拍子もない妄想によって引き起こされた事故が原因で、店のVHSの映像が全て消えてしまう。困った2人はこの窮地を脱するために、自分たちで映画をリメイクして貸し出すことに・・・・。

映画好きにはたまらない設定でしたね。ただその分、期待が大きかったせいか、期待したほどの満足度は得られなかったのが正直な感想でしょうか。最初のリメイク作品である「ゴーストバスターズ」は割と忠実にリメイクしようと作られていましたが、次第にテキトーというか手を抜いたリメイクになっていくのは残念でした。また、リメイク作りの映像ばかりでしたが、お客と同じ視点に立った完成品も観てみたかったですね。これがなかったのが物足らなさの最大の原因でしょうか。リメイクがヒットして著作権協会に知れることになり、VHSはすべて廃却されるあたりからチョット今までとは様相が変わってきて、オリジナル映画を作ろうとする話になってしまいます。まぁ、それはそれでモノ作りの楽しさ、大切さが伝わってきましたが・・・。それにしてもこの邦題、内容が全然伝わらない邦題ですね。

劇場公開日 2008年10月11日



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2017-08-27

ガチ☆ボーイ

★★★★(4.0)
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鑑賞No:01626
製作:2008年/日本/120分
監督:小泉徳宏
出演:佐藤隆太/サエコ/向井理/仲里依紗

大学在学中に司法試験合格も夢ではないと言われる秀才の五十嵐が、学生プロレスの魅力にとり付かれ、プロレス研究会に入会する。やる気満々の五十嵐だったが、会のモットーは安全第一で、ガチンコでは試合しないことになっていた。そのため試合の段取りを教えら、それをすべてメモする五十嵐だったが、なかなか覚えられずにいた。やがて「マリリン仮面」というリングネームをもらい試合デビューするが、段取りを忘れガチンコの試合をしてしまう。しかしそれがかえって客に大ウケしてしまい・・・・。

もともと学生プロレスは格闘技というよりもコントのようなスポーツでコメディ色が強く、そのため全て段取りに基づいて執り行われている。よってこの映画もコメディ色の強いおバカ映画かと思いきや、いい意味で裏切られた。劇中で繰り広げられるプロレスシーン自体は笑いの要素が強いが、主人公の五十嵐が抱える問題は深刻で、胸をつまされる。ストーリーはベタながら不覚にも泣いてしまう感動作。ラストのプロレスシーンは思わず手に力が入ってしまう!五十嵐が抱える問題とは高次脳機能障害という記憶障害。彼はちょっとした事故でこの障害を抱えることになり、それ以来、一晩寝るとそれまでの記憶がなくなってしまうというもの。同じような障害は「博士の愛した数式」でも描かれている。この障害を周りに悟られずプロレスを続けるため、五十嵐はすべてメモに取り、翌朝それをすべて復誦することで記憶を蘇えらせているが、その努力たるもの、想像を絶する。五十嵐の底抜けの明るさのうちに、この隠れた苦悩は胸に迫ってくる。それだけに、ラストの試合結果もベタでいって欲しかった。

劇場公開日 2008年3月1日



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2017-08-23

東京少女

★★★+(3.5)
w東京少女
鑑賞No:01618
製作:2008年/日本/98分
監督:小中和哉
出演:夏帆/佐野和真/秋本奈緒美/近藤芳正

ファンタジー小説家を夢見る女子高生の未歩はふとしたことで携帯電話を落としてしまうが、その携帯電話が時空を超えて明治45年に生きる小説家志望で夏目漱石の弟子・宮田時次郎の手に渡ってしまう。自分の携帯に電話をかけた未歩はこの事実に驚くが、時次郎と会話を重ねるうちに2人はほのかな気持ちを抱きあうように・・・・。

時空を超えてコミュニケーションを取る映画としてはまずキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの「イルマーレ」が浮かんだが、この時のツールは手紙だったのに対し、こちらは携帯電話と現代っぽい設定になっている。また「イルマーレ」の時間差は2年という設定だったが、この「東京少女」は明治と昭和という、約100年の時間差というか時代差がある。基本的なストーリーはこの手の映画は常套なのか、似通った部分がかなりあるが、100年という時空を超えたデートシーンはなかなか面白かった。10円カレーで有名な日比谷の松本楼が出てくるが、100年以上の歴史のあるお店だからこそ成り立つシーンですね。手鏡のシーンもよかったし(「イルマーレ」では木を植えるシーンに当たるのかな?)、約100年前の事件としてタイタニック沈没を持ち出すところも、お決まりながら嬉しかった。それにしても、この2人に実際に会っているあのお婆ちゃんは100歳越えになるはずですが、ちょっと元気過ぎでしたね。でも最後にこのお婆ちゃんがうまく絡んでくるあたり、よくできたストーリーになっていた。

劇場公開日 2008年2月23日



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2017-08-06

幸せの1ページ

★★★+
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鑑賞No:01614
原題:Nim's Island
製作:2008年/アメリカ/96分
監督:ジェニファー・フラケット
出演:ジョディ・フォスター/アブゲイル・ブレスリン

サンフランシスコに住む人気作家のアレクサンドラは極度の対人恐怖症でひきこもり。そんな彼女は空想で作った理想の男性像をヒーローとした冒険小説を書いていた。その小説の新しいネタを探していると、孤島に住む海洋学者ジャックの記事に目が留まり、彼にメールで協力を求めることにする。メールの返事はニムと名乗る人物から返ってくるが、ある日ニムから父親のジャックが嵐の海から帰ってこないとSOSが入る。連絡を受けたアレクサンドラはニムがジャックの娘と知り・・・・。

ストーリーは、孤島に取り残された少女を救いにジョディ・フォスターが単身孤島に乗り込み、少女を助けながら様々な苦難を克服しながら父親を救出するもの・・・と勝手に思い込んで観始めましたが、全然違っていた。少女ニムと、ジョディ・フォスター演じるアレクサンドラとはメールのやりとり以外、ラストまで直接的な接点はなく、2人の独立したストーリー(父親のジャックを入れると3人のストーリー)が並行して進んでいく。アレクサンドラの方はあたふたする場面が目につくものの、使命感のみでそれを克服し、降りかかる苦難を乗り越えていく冒険活劇の様相を呈している。一方、ニムは知恵と勇気で果敢に苦難に対抗していく姿は、「ホーム・アローン」を彷彿させる。全体的には、ジョディ・フォスターよりもアブゲイル・ブリスリンの活躍が目立つ映画である。

劇場公開日 2008年9月6日



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2017-08-04

Sweet Rain 死神の精度

★★★+(3.5)
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鑑賞No:01612
製作:2008年/日本/113分
監督:筧昌也
出演:金城武/小西真奈美/光石研/富司純子

人間が不慮の死を迎える7日前に現れ、観察の結果、実行か(死なせるか)、見送りか(生かせるか)の判定を行う死神の千葉。ミュージックを聴くことが楽しみの千葉の今回のターゲットはメーカーの苦情係、一恵。家族を亡くし、恋人にも先立たれた薄幸の女性だ。しかし、彼女の声にほれ込んだ音楽プロデューサーに見出されたことで、一恵の将来に期待した千葉は、彼女を「見送り」にする。それから22年後、やくざの敵討ちに千葉は巻き込まれ、さらに21年後、美容師かずえの店を訪れた千葉は彼女に死神であることを見破られる・・・・。

この作品は3つの物語から構成されており、タイトルに使われている「死神の精度」は小説では小西真奈美演じる一恵の物語にあたる。ちなみにやくざの物語は小説では「死神と藤田」、美容師の物語は「死神対老女」となっている。設定は面白いと思って期待して観たが、3つの物語のオムニバス形式になっていることから映画としての深みが出し切れず、テレビドラマレベルの印象が拭えなかったのは残念。劇場に観に行った人は、金城ファンは別にして、劇場ではなくDVDで十分と思った人も多かったのでは?1話1話はコンパクトにまとめられていてそれなりに面白いエピソードばかり。金城武の死神もクールながら死神っぽくなく、会話がかみ合わないシーンなどはコミカルで面白い。また独立した3つの物語りながら、微妙に関連しているところも面白い。

劇場公開日 2008年3月22日



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2017-08-03

シャッター

★★★
シャッター
鑑賞No:01611
原題:Shutter
製作:2008年/アメリカ/85分
監督:落合正幸
出演:ジョシュア・ジャクソン/レイチェル・テイラー/奥菜恵

写真家のベンとその妻ジェーンはハネムーンと仕事を兼ねて日本にやってくる。宿泊先に向う途中で2人は白い服を着た女性を車ではねてしまう。しかし、現場にはねた痕跡は残っておらず、その女性の姿もなかった。その後、ベンが撮影した写真に傷のような模様が現れるなど、2人の周辺で不可解な現象が起こるようになる・・・・。

奥菜恵のハリウッド進出作品として宣伝されているが、オリジナルはタイ映画、監督も日本人なら舞台も日本ということで、ハリウッドらしさは感じられない映画だった。内容もホラーとしては全然怖くないホラーで、怖いもの見たさの人にとってはガッカリする内容。一言でいうと、心霊写真を見て霊を見つけたときの、「おっ!」という一種驚きというか感動というか、ちょっとしたゾーと感はあるが、決して怖いというわけではない。後半は真実が明らかになっていき、ホラーというよりも切なさすら感じる映画である。日本が舞台のJホラーにあってアメリカ人が主役というのは何か違和感が感じられなくもなかったため、かえって奥菜恵の存在感は大きく感じられた。

劇場公開日 2008年9月6日

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2017-07-24

崖の上のポニョ

★★★
崖の上のポニョ
鑑賞No:01598
製作:2008年/日本/101分
監督:宮崎駿
声の出演:奈良柚莉愛/土井洋輝/山口智子/長嶋一茂/天海祐希

海のそばの崖の上の一軒家に住む5歳の少年・荘介は、瓶にはまって動けなくなったさかなの子を助け、家に連れ帰る。このさかなの子にポニョと名付けて飼ううちにお互いのことを好きになっていく。しかし、ポニョの父親によってポニョは海に連れ戻されてしまう。人間になってもう一度荘介に会いたいの望むポニョは、妹たちの力を借りて父親が蓄えた魔法の力を使って海の中の家から脱出を図るが・・・。

以前のレビューでも記載したとおり、宮崎駿作品はあまり観たことがないのだが(観た作品はわりと最近のものが多い)、「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」などと比べるとアニメのタッチが違っていて、なんか懐かしさを感じる作品だった。CGを一切使っていないとのことらしいが、CGに慣れきってしまった最近では、かえって新鮮に感じられた。内容の方は最初、さかなと人間が会話したり、さかなの子が人間の姿をしていたり、となんだこれは?と思ったが、次第にそんなことを考えて観る映画ではないなと思いながら観た。これは現代の童話であり、子供のような純粋な気持ちで観るものと気付いたから・・・・。そうすれば大人でも楽しめるし、逆にそうでなければつまらない映画になってしまう映画だと思う。それにしても、宮崎作品とはいえ大ヒットしているのは、一度聞いたら耳から離れない主題歌の影響によるものも大きいとおもった。♪♪♪ポニョ、ポニョポニョ、さかなのこ~

劇場公開日 2008年7月19日



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2017-07-16

ハプニング

★★★
ハプニング
鑑賞No:01596
原題:The Happening
製作:2008年/アメリカ/91分
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:マーク・ウォールバーグ/ズーイー・デシャネル

ある日突然、アメリカ全土からミツバチが消える異常現象が起こる。そしてニューヨーク・セントラルパークで人々が突然立ち止まり、次々と自らの命を絶っていった。この異常現象は次第に広がりをみせ始め、多数の犠牲者を生んでいくことになる。この事態の知らせを聞いたフィラデルフィアの高校教師エリオットは安全な場所に避難しながら事件を解明しようとするが・・・・。

「シックス・センス」「サイン」のM・ナイト・シャラマン監督が最新作ミステリー・サスペンス。「シックス・センス」で衝撃のラストを経験させられて以来、結構期待させられては裏切られてきた感のあるM・ナイト・シャラマン作品だが、これは・・・・。レビュー結果はネタばれに即通じるので、後述としたい。ともかく、恐怖の正体が目に見えない、そして突然のようにやってくる防御しがたい死、さらに打ち手のない防御策、周りの人が次々と犠牲になっていく恐怖感の盛上がりは凄い。ミステリー・サスペンスとしては、全てが謎で、見えない恐怖が迫り来るため、もう身震いがするほどつかみはOKといった作品。この作品を観終わってまず感じたのは、スピルバーグの「宇宙戦争」を観終わった時とおなじだったこと。全てが謎で、ミステリー・サスペンスとしてはつかみはOKだったが、その謎を最後には解いてくれないと、映画を観ているものにとっては満足感は得られない。そういう意味で、何ら解明もなくあっけなく終わってしまったラストに大いに不満が残った。実際、観ている途中で、シャラマン監督はこの事態をどんなラストで終わらせる気か、期待と不安で一杯だったが、結局不安の方が的中してしまった。最近、「「クローバーフィールド」のように公開前に謎めいた部分ばかりクローズアップして、結局謎のまま終わらせる、一種卑怯な手法には呆れてしまいます。この作品をもって、シャラマン監督には今後、期待しないことにしました。

劇場公開日 2008年7月26日



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2017-07-11

奈緒子

★★★+
奈緒子
鑑賞No:01589
製作:2008年/日本/120分
監督:古厩智之
出演:上野樹里/三浦春馬/笑福亭鶴瓶

小学生の奈緒子は両親と共に喘息の療養のため、長崎県波切島に訪れていた。ある日、両親と船釣りに出た奈緒子は誤って海に落ちてしまう。そんな彼女を助けてくれた釣り船の船長は雄介の父親だった。しかし雄介の父親は、直後命を落としてしまう。それから数年後、奈緒子は天才ランナーとなった雄介と偶然再会する。しかし二人の時間はあの日から止まったままになっていた。彼らの複雑な事情を知った波切高校陸上部の西浦監督は、奈緒子をマネージャーとして誘うことに・・・。

1994年から8年間、「ビッグコミック スピリッツ」で長期連載された伝説の駅伝コミックの映画化。原作コミックは読んでないのでよくわからないが、「奈緒子」というタイトルなので奈緒子中心の映画かと思いきや、奈緒子は雄介やチームをマネージャーとして支えているだけの存在のようで、なぜタイトルが「奈緒子」なのかが正直分からなかった。(冒頭の事件や、給水におけるエピソードがストーリーにおける中心化と思って観ていたが、最後まで活かされていなかったのでは?と感じた。)反面、雄介や駅伝大会に向けて葛藤するチームについては割と中心に描かれていたが、こちらも、反目しバラバラになったかと思うと、本番ではチームがまとまっているなど描き方に少々説明不足を感じた。素材的にはよかったし、後半の駅伝大会のシーンはそれなりに盛り上がったが、心理面での描写に工夫と掘り下げがあればもっとよかったと思う。なお、西浦監督を演じた笑福亭鶴瓶は自然体で好演していたと思う。

劇場公開日 2008年2月16日



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2017-07-05

少林少女

★★
少林少女
鑑賞No:01584
製作:2008年/日本/107分
監督:本広克行
出演:柴咲コウ/仲村トオル/キティ・チャン

祖父の道場を継ぐため、中国の少林武術学校で3000日にわたる厳しい修行を終えて帰国した凛。しかし、道場は荒れ果て、兄弟子たちは皆、少林拳を辞めていた。ひとりでも少林拳を広めていこうと決意する凛だったが、ひょんなことから大学のラクロス部の助っ人にスカウトされる。そんな彼女を、最強を追い求め続ける学長が特別な思いで見つめていた・・・・。

柴咲コウ作品は意外と好きで、「バトルロワイヤル」「GO」「黄泉がえり」「県庁の星」など、どの作品も楽しませてくれている。そんな彼女と、「踊る大捜査線」の本広克行監督がタッグを組んだとなれば当然期待も大きくなる。そして、少林拳とラクロスの組み合わせという設定と、エグゼクティブプロデューサーがチャウ・シンチー(「少林サッカー」の主演)となると、ラクロス版「少林サッカー」を期待してしまう。しかし蓋を開けてみると・・・・。まず何を描きたかったのか、よく分からなかった。中心の設定と思われたラクロスもなんか中途半端な扱いで、チームワークの大切さを訴えているのかとおもいきや、後半はそんなことはお構いなしの少林拳による決闘シーンが中心。戦いに徹するのかと思いきや、仲村トオルとの決闘は意外な方向に・・・・。感動するシーンも、笑えるシーンもない、観ていて途中睡魔に襲われた、退屈な作品だった。

劇場公開日 2008年4月26日



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2017-06-17

ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛

★★★+
ナルニア国物語2
鑑賞No:01651
原題:The Chronicles of Narnia: Prince Caspian
製作:2008年/アメリカ/145分
監督:アンドリュー・アダムソン
出演:ベン・バーンズ/セルジオ・カステリット

ナルニア国はかつてベベンシー兄妹によって治められた黄金時代から1300年の年月が経っていた。しかし全てのものが幸せに暮らしていた当時とは全く異なり、戦闘民族テルマール人に征服されたナルニア国は暗黒時代を迎えていた。そんなテルマールの王宮では、亡き王の弟ミラースが王位継承者カスピアンの暗殺を企んでいた。命からがらカスピアンは王宮から脱出するが、追っ手に追い詰められ、とっさに魔法の角笛を吹くと・・・・・。

前半から中盤にかけてはイマイチ盛り上がりに欠け、ダラダラ進行する感があったが、さすがにラスト1時間からのタイマン勝負&大戦闘シーンは迫力があり面白かった。ただ「ロード・オブ・ザ・リング」や「スター・ウォーズ新3部作」などのCG技術を駆使した戦闘シーンを真似たようなイメージで、迫力はあるものの新鮮味は薄かった(だいぶ見慣れてきたせいか?)。ベベンジー兄妹は1作目に比べて精神的にかなり成長していて印象がかなり変わっていたが、何で彼らがあんなに強いのか(戦闘民族と互角以上に戦っている!)わかんないな?という感じだった。あとアスラン(ライオン)は凄いですね。あんなに凄い力があるならもっと早く出てこいよ、って感じですかね。ナルニア国の住民は容姿からして興味深いキャラが一杯いましたが、もう少し彼らも描いて欲しかったが、今でさえ140分という長尺がそれも無理な話でしょうか。

劇場公開日 2008年5月21日



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2017-06-06

地球が静止する日 (2008年版)

★★+
地球が静止する日
鑑賞No:01666
原題:The Day the Earth Stood Still
製作:2008年/アメリカ/106分
監督:スコット・デリクソン
出演:キアヌ・リーブス/ジェニファー・コネリー

突然宇宙から不気味に光る巨大な球体とともにやってきた男クラトゥ。彼はある任務を遂行するために地球にやってきたのだった。政府や科学者は謎の多い彼の正体や真意を解き明かそうとする中、科学者のヘレンと幼い義理の息子は彼の任務に巻き込まれていく・・・・。

傑作SF映画「地球の静止する日」の舞台を現代に移したリメイク。キアヌ・リーヴス主演ということで期待度も大きかったのか、結構酷評の目立つ作品。確かにタイトルや予告編から感じられた壮大さはあまり伝わってこなかった。映画で伝えたいメッセージは人類の環境破壊に対する警鐘であり、それはストレートで分かりやすいが、エンターテイメントとしての映画としてはいかがなものかとの印象は残った。唯一の期待はラストだったが、これも微妙で曖昧な終り方。映画の訴えるメッセージの重要性を強調するには至らなかった。あまり見どころのない、安易なリメイクの失敗作と言われても仕方のない面のある映画。

劇場公開日 2008年12月19日



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2017-06-03

東京少年

★★+
東京少年
鑑賞No:01619
製作:2008年/日本/95分
監督:平野俊一
出演:堀北真希/石田卓也/草村礼子/平田満

両親が交通事故で亡くなって以来、祖母と2人暮らしをする少女みなとには、同じ年齢の男ナイトという文通相手がいた。ある日、彼女は浪人生のシュウと恋に落ちるが、初デートの最中に記憶を失ってしまう。その後、シュウは彼女に対しよそよそしくなり、やがてふられることに。落ち込んだ彼女はどうしてもナイトに会いたくなり、手紙を出すが・・・・。

「東京少女」のほうがなかなか良かっただけに、ちょっと残念な作品。堀北真希は二重人格者をそれなりに良く演じていたとは思ったが、ストーリー的にはイマイチ感は否めない。同じ映像の繰り返し使用も、視点を変えるなどの工夫があればまだよかったが、ちょっとした情報の追加のみではくどさのみが目立ってしまった。全体的に画面が暗かったのも観難いだけで、なんか中途半端で効果が薄かったような感じがした。二重人格自体が常人には理解しがたい病気ゆえ、感情移入も難しかった。

劇場公開日 2008年2月2日



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2017-06-01

陰日向に咲く

★★★★
陰日向に咲く
鑑賞No:01583
製作:2008年/日本/129分
監督:平川雄一朗
出演:岡田准一/宮崎あおい/伊藤淳史/平山あや

ギャンブル好きがたたって借金で首が回らなくなった観光バスの運転手シンヤは、上司から援助を受けるが、結局パチンコで全額使い果たしてしまう。そのため会社に見放され、借金の取り立て屋に追われる彼は、切羽詰ってオレオレ詐欺を働こうとするが失敗する。そんなシンヤは偶然浅草の仲見世で寿子という女性と知り合い、彼女の母親の芸人時代の相方探しを手伝うことに・・・・。

劇団ひとりのベストセラー小説の映画化。いくつかのストーリーのオムニバス形式のような序盤のため、説明部分が多いような感じでゆっくりしたスタートでややだるい気もするが、中盤からストーリー展開に加速がついてっくる。そして一見バラバラのように見えたエピソードが次第につながっていくところは見事だった。ただつながり方が見事すぎて逆にリアリティに欠けるというか、やりすぎという感も否めなかった。大都会の中でそれぞれ自分たちの転機を迎え、悩みながらも進むべき道を模索している中で、登場人物たちの意外なつながりが明らかになっていくのだが、あまりにもつながりすぎて大都会という世界観が一気に消え、ものすごく狭い世界に見えてしまったのは残念。それでもシンヤと、オレオレ詐欺がきっかけで交流を持つことになった老婆との関係には思わず涙してしまった。いくつかのエピソードの中で唯一、他とはつながりのなかったエピソードであるアキバ系のゆうすけの話。他のエピソードはあまりにも登場人物の関係が偶然つながりすぎで違和感があったが、唯一つながらず独立したストーリーだったこの話は、これはこれで違和感があった。ここまでむりやり関係付けたのなら、このエピソードも何か関連性を持たせて欲しかった。

劇場公開日 2008年1月26日

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2017-04-20

ダークナイト

★★★★
ダークナイト
鑑賞No:01599
原題:The Dark Knight
製作:2008年/アメリカ/152分
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル/ヒース・レジャー

ゴッサム・シティーの平和を守るため、ゴードン警部補、デント検事とマフィア組織撲滅を誓ったバットマン。そして彼らの資金を洗浄していた中国企業の社長を捕まえ、彼の証言をもとにマフィアを次々と裁判にかけていく。しかし、彼らの前に凶悪犯ジョーカーが現れ、バットマンの正体を明かさないと毎日市民を殺すというゲームを開始する・・・・。

新生バットマン・シリーズ「バットマン ビギンズ」の続編。旧シリーズは暗さの中にもエンターテイメント性があったが、新シリーズはシリアスな面がより強調されており、やや重い内容となっている。しかしエンターテイメント性がなかったというわけではなく、特に後半、スケールアップしていくジョーカーのゲームにはハラハラドキドキさせられた。中でも船に非難した人たちにまつわるシーンは最高。続編とはいえ前作はバットマンの誕生秘話が中心だったのに対し、今回のメインは何といってもジョーカーといえるほど悪役にスポットライトを当てており、趣をことにする。本作はジョーカー役を演じたヒース・レジャーが急死したことでさらに話題になったが、それを差し引いても彼は強烈な印象を残した。それはまさにバットマンの存在をも凌ぐほどであり、主役といってもいいほど。人間の奥底に潜む正義と悪、良心と邪心をよく描いており、その象徴がデント検事と船に非難した人々だったように思う。

劇場公開日 2008年8月9日



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2017-04-18

バンテージ・ポイント

★★★+
バンテージ・ポイント
鑑賞No:01529
原題:Vantage Point
製作:2008年/アメリカ/90分
監督:ピート・トラビス
出演:デニス・クエイド/マシュー・フォックス

テロ撲滅国際サミットが開催されているスペイン、サラマンカ。サミットに出席していたアシュトン米大統領は、広場で演説しようとして何者かに狙撃され、直後大爆発が起こる。大統領の警護に当たっていたシークレットサービスのバーンズが、向かいの建物の異変に気付いた矢先のことだった・・・。

アメリカ大統領襲撃事件を、目撃者8人の視点から追うサスペンス・アクション。狙撃前後の23分間を目撃者それぞれの視点から繰り返し再現しながら、事件の全貌を明らかにしていく方式は非常に面白い。ただ、視点が変わるごとに事実が少しずつ明らかになっていくのは観ていて惹きつけられるが、小さな衝撃が段階的に起きる反面、最後のドンデン返しというのがないのがチョット寂しい。一見複雑なようだが、実は分かりやすいストーリー。目的が大統領狙撃事件の真実を明らかにすること一点に集中しているため、それ以外(特に登場人物についてはほとんど描かれていない)は薄っぺらい内容。犯人も途中で分かるため、謎解き性というのは低い。また後半は謎解きというよりはカーチェイスが強調されるアクション映画に変わってしまっている。それでもテンポよく、コンパクトにまとめているので、飽きずに楽しめた。

劇場公開日 2008年3月8日



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2016-12-27

ランボー 最後の戦場

★★★+
ランボー 最後の戦場
鑑賞No:01560
原題:Rambo
製作:2008年/アメリカ/90分
監督:シルヴェスター・スタローン
出演:シルヴェスター・スタローン/ジュリー・ベンツ

タイ奥地のジャングルで見世物ショー用の毒蛇を獲って暮らしているジョン・ランボーのもとにアメリカからキリスト教支援団がやってくる。彼らはミャンマーの軍事政権から迫害を受けている少数民族の支援に行くのだという。彼らの中にいた女性サラの熱意に負けたランボーは彼らを目的地の村まで送り届ける。しかし数日後、ランボーのもとにサラたちが軍に拉致されたとの知らせが来るのだった・・・。

前作から20年ぶりとなるシリーズ第4弾。まず驚かされたのは、過去3作に比べ、殺戮シーンがあまりにリアルで凄惨だったこと。これはCG技術の進歩もあるが、エンターテイメント性を追究するのであればあんなリアルなシーンである必要はないと思った。そこには今回のシリーズで監督をも務めたスタローンの、ミャンマーでの悲惨な現実を世界に伝えたいという強い気持ちの表れと理解したい。それにしても目を背けたくなくシーンも続出で、R-15指定というのもうなづける。時間的には短尺で多少物足らなさは残るが、スピード感がある分、内容には充実感はある。また凄惨なシーンが多い分、長尺で観るにはキツイ感じもする。エンターテイメント作品というよりもメッセージ性の強く感じる作品。

劇場公開日 2008年5月24日



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2016-11-18

チェンジリング

★★★★+
チェンジリング
鑑賞No:01706
原題:Changeling
製作:2008年/アメリカ/142分
監督:クリント・イーストウッド
出演:アンジェリーナ・ジョリー/ジョン・マルコヴィッチ

1928年のロサンゼルス。シングルマザーのクリスティンは息子のウォルターと幸せな毎日を送っていた。だがある日、家で一人で留守番していたウィルターが失踪する。そして行方不明のまま5ヶ月が過ぎたとき、息子が発見されたとの報が入る。クリスティンは喜び勇んで息子と再会を果たすが、彼女の前に現れたのはウィルターではなく、彼に似た見知らぬ少年だった・・・。

子供が失踪してから見つかるまでの5ヶ月間があまりにも早く簡単に描かれていたため、その間の母親の苦悩や憔悴が描ききれないまま、この映画の最初の転機である“よく似た”息子と再会を果たすため、事件の発端があまりにも淡白な感じが否めなかったが、この後の波乱に満ちた展開を思うと公開時間的にここはさらりと流すしかなかったのではないかと後で思った。それほど、ストーリーは非常に分かりやすいながら、こんな展開になっていくのかと驚かされる見ごたえのあるドラマになっていきます。そんな中、母親として子供に会いたい一心で、巨大な権力にも臆せず立ち向かっていく女性をアンジーが熱演しています。アクションだけではなく、こういう演技もできるという、アカデミー主演女優賞ノミネートも納得の演技でした。ネタばれになるので結論は言えませんが、希望を失わない母親の執念というか、一途な思いには脱帽する映画です。

劇場公開日 2009年2月20日



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2016-11-13

センター・オブ・ジ・アース

★★★★
センター・オブ・ジ・アース
鑑賞No:01639
原題:Journey to the Center of the Earth 3D
製作:2008年/アメリカ/92分
監督:エリック・ブレビグ
出演:ブレンダン・ブレイザー/ジョシュ・ハッチャーソン

大学教授のトレバーは地底世界の存在を信じていた行方不明の兄の学説を立証しようと研究を続けていた。そんなある日、兄の遺品の本の書き込みから、地底世界解明の謎がアイスランドにあると確信、兄の息子のショーンとともにアイスランドへ。現地の山岳ガイドのハンナの協力を得た彼らはスネフェルス山に向う・・・・。

ジュール・ベルヌ原作の「地底旅行」をベースにした新型3Dアドベンチャー映画。ツッコミどころ満載の映画といえばそれまでだが、子供と一緒に童心に帰って観れば結構楽しめる。ストーリーも単純で分かりやすく、何よりもフル3D映像による臨場感あふれるシーンの体感は映画というより、アミューズメント・アトラクションを体験しているよう。約90分というやや短尺なため、内容の深みはイマイチながら、アトラクションと考えれば十分長いと感じられる。特にトロッコの暴走シーンなどはリアル体感ができて最高。(早すぎて目がついていけなかったが・・・・動体視力の衰え?)それにしても、地球の中心があんな世界だとは・・・。夢があっていいけど、体感映像とは逆にリアル感はなかったですね。

劇場公開日 2008年10月25日



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2016-11-06

アキレスと亀

★★+(2.5)
wアキレスと亀
鑑賞No:01707
製作:2008年/日本/119分
監督:北野武
出演:ビートたけし/樋口可南子/柳優怜/麻生久美子

裕福な家に生まれ、幼いころから絵を描くことだけに集中してきた真知寿は将来、画家になることを夢みていた。しかし父親の会社が倒産し、両親の自殺、貧乏生活、画家仲間の事故死などを経験しながらも絵を描き続けていた。そんな彼の前に唯一の理解者ともいえる幸子が現れる。二人は結婚し、幸子は働きながら彼を支えるが、いくら創作に励んでも絵は一向に認められず売れなかった・・・・。

北野作品は個人的には当たり外れの多い気がする。そして前作の「監督・ばんざい!」でとうとう北野作品の限界を感じたというか、世間の評価に疑問を感じぜらるをえなくなってきた。この作品は「監督・ばんざい!」ほどではないにしろ、自分がやりたいことのみ追求する我儘で自己満足的な映画のような気がして、共鳴するものはなかった。出てくる絵(北野武の絵?)もよく分からない絵だし、画商が言う評価も納得。絵に象徴されるような映画だと思った。あと、多少憤りを感じるのは、死に対するあまりにも安直な描き方。笑いを取ろうとしているのか分からないが、そうであれば徹底したコメディにして欲しい。そういう意味でも中途半端で高評価しがたい。

劇場公開日 2008年9月20日



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2016-10-19

花より男子ファイナル

★★★+
花より男子ファイナル
鑑賞No:01670
製作:2008年/日本/131分
監督:石井康晴
出演:井上真央/松本潤/小栗旬/松田翔太/阿部力

神尾葉子原作の同名ベストセラー・コミックのテレビドラマの映画化。「花より男子2~リターンズ~」から4年後が舞台。道明寺がつくしにプロポーズして4年。道明寺は全世界に向けて盛大な婚約発表会見を行う。そして2人は結納を交わすことになり、つくしは道明寺の母から道明寺家に代々伝わる推定100億円ともいわれるティアラ“ビーナスの微笑”を贈られる。しかし、その夜、そのティアラが何者かによって盗まれてしまう・・・・。

相変わらず最近多い人気TVドラマの映画化。ほとんどTVドラマを見ない(もちろん原作コミックも読んでない)ため、登場人物や設定、経緯等一切分からない。この映画もTVドラマからの継続のようだが状況はよく分からないまま観始めた。すぐ、大金持ち男と貧乏娘の超格差婚がストーリーの中心とは分かったが、何か途方もない金額の盗難事件が起こって、ちょっとしたサスペンスもの?と思いながら観てしまった。これ以上言うとネタばれになるため書かないが、ドラマとはいえ大金持ちのやることは一般庶民には理解できないことなのですね。スケールが大きすぎて現実感ゼロのストーリーだが、コミックの世界と割り切って観れば結構楽しめる。前半の展開から一転する後半も、単純だったストーリー展開に刺激を与える点で面白い。

劇場公開日 2008年6月28日

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2016-10-15

パコと魔法の絵本

★+
パコと魔法の絵本
鑑賞No:01709
製作:2008年/日本/105分
監督:中島哲也
出演:役所広司/アヤカ・ウィルソン/妻夫木聡/土屋アンナ

患者も医者も看護婦も癖のある者ばかりのとある病院。その中でも偏屈ジジイで通っている大貫はみんなの嫌われ者だった。ある日、大貫は自分が大事にしているライターを少女パコが盗んだと誤解し殴ってしまう。後になって、パコが事故の後遺症で1日しか記憶が持たないことを知った大貫は後悔し、今までの態度を改めることにした。そしてパコのために、彼女が大切にしている絵本「ガマ王子対ザリガニ魔人」を院内で上演しようと提案する・・・・。

豪華な出演陣、原色を主体とした色彩とCGとの融合による映像びと非現実感、従来の邦画とも洋画とも違う世界観、そしてオーバーアクションと扮装・特殊メイクによる奇抜感、あらゆる意味で今までの常識を打ち破る映画だった。ただ注目点は多いものの、面白いかといわれると個人的には全然面白くなかった。ファンタジーに理解がないのか、常識にとらわれすぎているのか分からないが、常識を打ち破った内容が結構わざとらしく、奇をてらった演出のようでかなり違和感があったからだ。総合的にはかなり低評価となったが、出演陣の、これまでのキャリアをかなぐり捨てたような熱演には拍手を贈りたいし、パコを演じたアヤカ・ウィルソンはキュートで可愛かった。

劇場公開日 2008年9月13日



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2016-10-14

インクレディブル・ハルク

★★★
インクレディブル・ハルク
鑑賞No:01708
原題:The Incredible Hulk
製作:2008年/アメリカ/114分
監督:ルイ・レテリエ
出演:エドワード・ノートン/リヴ・タイラー/ティム・ロス

軍によって極秘に進められていたスーパーソルジャー計画。最強の兵士を作ることを目的としていたが、そうとは知らずに参加していた科学者ブルースは実験中に多量のガンマ線を浴び、緑色のモンスター“ハルク”となってしまう。軍の計画の真相を知ったブルースは軍の手を逃れ逃亡すること5年。しかし、ロス将軍によって居所を突き止められ・・・・。

マーベル・コミックによるアメコミ「超人ハルク」の映画化。2003年の「ハルク」の続編ではなくリニューアル版としての位置づけで製作されている。人間ドラマの要素が強かった2003年版に比べ、今回はヒーローものの要素が強くなっている。それも前作の興行的失敗とCG技術の進歩によるものだと思うが、それぐらいフルCGによるハルクは前作よりリアルで躍動感が合った。ただやはりCGということが前提で観てしまうのと、実写と完全には融合していないため、リアル感がないというか、よくできた映像としてしか観れないきらいはあった。ストーリー的には特筆すべきものはないし、敵役も突出した強さを持つ怪物ではないため興奮度はイマイチ。むしろ、ハルクになった時に異常に大きく伸びたズボンが気になったり、ラストでアイアンマン?と思わせる演出が気になった。

劇場公開日 2008年8月1日



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2016-09-19

映画 クロサギ

★★★+
映画クロサギ
鑑賞No:01517
製作:2008年/日本/127分
監督:石井康晴
出演:山下智久/堀北真希/山崎努/竹中直人

詐欺師を専門に騙す詐欺師“クロサギ”の黒崎は、詐欺界のフィクサー・桂木の仲介で、レイコから依頼を受ける。レイコはかつて会社を経営していたが、贈答詐欺を生業とする詐欺師・石垣の魔の手にかかり会社をつぶされていた。黒崎はレイコの金を取り戻すために、IT企業の社長に変装し、石垣に接近するが・・・。

山下智久主演の人気TVドラマの映画化。相変わらずTVドラマは見てないので、設定やキャストは何も知らないまま観たが、冒頭にそれなりの説明があったので支障はなかった。あらかじめ、詐欺師を対象に騙す詐欺師の話とは聞いていたので、「スティング」のような映画(綿密な準備・設定と最後のドンデン返し、そして爽快感)を期待していたが、ちょっと違っていた。まず、前半に繰り広げられる話が何とも暗い。そしてそんな話が長く、期待しているトリックとか騙しの技術がおざなりになっている気がした。そして後半からラストのあまりにもうまく行き過ぎる展開と、綿密な計画のはずが警察の介入によって狂っているはずなのに、展開に影響しなかったり、説明のつかない行動があったりと、謎や違和感の残るストーリーが目立った。そして笑福亭鶴瓶演じる役どころもラストで重要となるが、まったく説明なく不満が残った(TVドラマを見ていないせいかも?)。最後はそれなりにモヤモヤは解消するが、爽快感を味わうまではいかない。映画化にあたってはもう少し練った内容にしてもらいたかった。

劇場公開日 2008年3月8日

(キャスト一覧)
山下智久
堀北真希
加藤浩次
市川由衣
大地真央
竹中直人
飯島直子
笑福亭鶴瓶
田山涼成
奥貫薫
岸部シロー
杉田かおる
石橋蓮司
峰岸徹
北村有起哉
西村清孝
哀川翔
山崎努


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2016-09-15

ALLDAYS 二丁目の朝日

★+
ALLDAYS.jpg
鑑賞No:01621
製作:2008年/日本/81分
監督:村上賢司
出演:三浦涼介/谷桃子/松田祥一/中原和宏

売春防止法が施行される昭和33年のほんの少し前、新宿二丁目には個性豊かな人たちが住んでいた。女性に興味が持てない軽演劇場の役者・真雄は、戦時中に出会ったアイパッチの男のことが忘れられず、その男を捜す毎日を送っていた。そんなこととは知らず、真雄にほれた新人の踊り子・さと子は真雄に告白し、振られてしまう・・・・。

タイトルは「ALLWAYS 三丁目の夕日」の完全なパクリですが、「ALLWAYS~」のような映画を決して期待してはいけませんし、パロディ映画でもありません。いわゆる新宿二丁目誕生秘話のような映画で、内容はパクリでもパロディでもないオリジナルの映画でした。それゆえタイトルのパクリは残念です。しかしながらそうでもしなければ、観なかった映画かもしれません。そして観終わった後も特に感動も共感もありませんでした。私の理解できない世界が描かれているせいもありましたが、私の知らない俳優ばかりの決して上手くない演技にも起因しているかもしれません。ストーリー自体は単純ですが、細かい部分の展開が理解できなかったり不自然だったりと荒が目立ちすぎです。また、リアル感も伝わってこないので、ホント別世界の話で共感できませんでした。

劇場公開日 2008年2月2日



(キャスト一覧)
三浦涼介
松田祥一
谷桃子
竹下宏太郎


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2016-08-19

神様のパズル

★★
神様のパズル
鑑賞No:01654
製作:2008年/日本/134分
監督:三池崇史
出演:市原隼人/谷村美月/石田ゆり子/松本莉緖

寿司屋でバイトしているロッカー志望の基一は、優等生の双子の弟の代わりに大学の物理のゼミに出ることに。ある日、担当教授から不登校の天才少女、沙羅華をゼミに参加させるように依頼される。そこで彼女に会いにいった基一は、なりゆきから彼女と「宇宙を作る」という難題に取り組むことになる。物理学の知識のない基一から出てくる素朴な疑問は、沙羅華にとって新鮮なヒントとなり研究は進んでいくが・・・・。

機本伸司の同名SF小説の映画化。「う~ん!」と唸りたくなる映画。「宇宙を作る」などとハリウッド映画でもないような壮大なテーマを掲げ、盛り上げるだけ盛り上げておいてこの結末?という感は否めなかった。また、宇宙に関する理論が次々と出てきて素人には良く分からなかったが、そこは分からないわりに漫画チックに説明されていて、好感は持てた。天才少女といわれる沙羅華も、物理の素人である基一相手に馬鹿にすることもなく真剣に対等に相手するところなどは好感の持てるコンビを印象づけた。が如何せん、基一にキャラは良いとして、全体的にはイマイチ感の残る作品だった。「宇宙」テーマはいいが、ロックは必要? 特に前半のストーリーはよかっただけに、後半のぶっ飛びなパニック映画化にはついていけなかった。

劇場公開日 2008年6月7日



(キャスト一覧)
市原隼人
谷村美月
松本莉緖
田中幸太朗
岩尾望
黄川田将也
六平直政
遠藤憲一
塩見三省
李麗仙
笹野高史
國村隼
若村麻由美
石田ゆり子


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2016-07-17

パッセンジャーズ

★★★
パッセンジャーズ
鑑賞No:01721
原題:Passengers
製作:2008年/アメリカ/93分
監督:ロドリゴ・ガルシア
出演:アン・ハサウェイ/パトリック・ウイルソン

セラピストのクレアは、飛行機墜落事故で奇跡的に生き残った5人の心のケアにあたることになった。しかし、その中で一人だけ、事故のトラウマを感じさせず、戸別訪問を希望するエリックに戸惑いを感じながらも惹かれていくことに。一方、事故の記憶をたどる過程で、彼らを監視している人物がいることに気付いたクレアは、事故の真相を隠蔽しようとしている航空会社の陰謀ではないかと疑い始める・・・・。

この手の映画は宣伝する側も、そしてこうしてレビューを書くときも難しいものです。ちょっとでも核心に触れるとネタばれになってしまうからです。特に心理サスペンスものと謳っている映画などはその最たるものです。だからほとんど触れることはできませんが・・・。ただ前半の展開とは打って変わった後半の展開というか結末が待っています。意外な展開に驚く人、裏切られた感じを抱く人、それぞれいるかと思います。これも最近よく見かける意外性を主軸にしているが故に、全体的におかしな部分もあり、賛否両論の的になりやすいように思えますが、こういう内容ではこういう展開しかしょうがないのでしょうね。

劇場公開日 2009年3月7日



(キャスト一覧)
アン・ハサウェイ(クレア・サマーズ)
パトリック・ウィルソン(エリック・クラーク)
デビッド・モース(アーキン)
アンドレ・ブラウアー(ペリー)
クレア・デュバル(シャノン)
ダイアン・ウィースト(トニ)


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2016-07-16

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

★★★
レボリューショナリー・ロード
鑑賞No:01718
原題:Revolutionary Road
製作:2008年/アメリカ/119分
監督:サム・メンデス
出演:レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ウィンスレット

1950年代のアメリカ、コネチカット州。フランクとエイプリルの夫婦は2人の子供にも恵まれ、はた目には幸福な理想のカップルに映っていた。しかし、互いに家庭のために夢を犠牲にしたと感じており、次第に二人の間に亀裂が生まれてくる。そんな時、それぞれの夢を実現するため、エイプリルはパリで暮らすことを提案する・・・・。

現実の豊かで幸せな生活を捨ててまでも夢に向ってチャレンジする映画?と勝手に思いながら観ていたら、大きな勘違いだった。というのも、そもそもストーリーはあまり知らないまま、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの、いわゆる「タイタニック」コンビの共演ということだけで観たため、先述のような思い込みになった次第。映画自体はラストに向うほど夫婦の絆が崩れ、夫婦仲は悪化していく。そしてあまりにも重くつらいラストを迎えてしまう・・・・。しょせん男と女はなかなか分かり合えないものなのかもしれないが、レオちゃんの気持ちはやはり男である私には分かるような気がするものの、ケイト・ウィンスレット演じるエイプリルの方は理解しがたい。これはロマンチストな面と現実的な面の、男女の比重の違いなのかも知れない。男性と女性では感じ方が大きく異なる映画なのかもしれません。ちなみに「タイタニック」でレオちゃんに何かと親切だった貴婦人“不沈のモリー・ブラウン”を演じたキャシー・ベイツも出演しています。

劇場公開日 2009年1月24日



(キャスト一覧)
レオナルド・ディカプリオ(フランク・ウィーラー)
ケイト・ウィンスレット(エイプリル・ウィーラー)
キャスリン・ハーン(ミリー・キャンベル)
マイケル・シャノン(ジョン・ギヴィングス)
デビッド・ハーバー(シェップ・キャンベル)
キャシー・ベイツ(ヘレン・ギヴィングス夫人)


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2016-07-14

ソウ5

★+
ソウ5
鑑賞No:01717
原題:Saw V
製作:2008年/アメリカ/93分
監督:デイヴィッド・ハックル
出演:トビン・ベル/コスタス・マンディラー

ジクソウの死によって一連の事件は終結したかに思われた。しかしFBI捜査官ストラムは、無傷でゲームから生還し、しかも連続殺人事件解決の手柄を独り占めしたホフマン刑事こそがジグソウの後継者ではないかと疑い、独自に捜査を開始する。一方、ある密室では、男女5人が監禁され、死のゲームが始まろうとしていた・・・・。

1作目があまりにも鮮烈で衝撃的だったために、それだけで続いているようなシリーズだが、もははストーリーはあってないようなもの。本気で観る気なら今一度、「1」から「4」を観て整理しないと、ただ「5」だけ観ていても訳が分からなくなっている。謎解きや意外性ももはやなく、エスカレートしていくのは残虐な描写だけ。ただ、正視に堪えられないようなシーンは増えている。このシリーズ、まだ続くような気配だが、さすがにもういいか!といった気分の映画。

劇場公開日 2008年11月28日



(キャスト一覧)
トビン・ベル
コスタス・マンディラー
スコット・パターソン
ベッツィ・ラッセル
マーク・ロルストン
カルロ・ロータ
ジュリー・ベンツ
グレッグ・ブリック
ローラ・ゴードン
ミーガン・グッド


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2016-07-13

釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様

★★★
釣りバカ日誌19
鑑賞No:01714
製作:2008年/日本/110分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/三國連太郎/常盤貴子/山本太郎

ある日、ハマちゃんは会社の健康診断にひっかかるが、胃カメラ検査を拒否し、担当である総務課の派遣社員・河井波子は困り果ててしまう。そこにハマちゃんの後輩である中途新入社員の大輔が助け船を出し、結局ハマちゃんは胃カメラを飲むことになる。検査結果は大したことはなく、その後、ハマちゃんは晴れて大分に社員旅行に行くことになるが、その旅行の幹事は波子だった・・・・。

お馴染みのシリーズ最新作だが、今まで観た中でも一番何も起こらなかった作品ではないか。パート16がかなり行き過ぎだった感じがあったが(米軍に監禁されて米国まで行ってしまう話)、それと比べると両極をなるぐらい、平々凡々としたストーリーだった。終始ほのぼのとした感じで気分よく観れたが、大輔と波子の恋の行方もあっさり行くし、兄妹でもめていたという話も実際は何のドタバタもなく、チョット物足らなさは感じられた。一番盛り上がったのはラストの披露宴でのスピーチのシーンだが、そのきっかけとなる総務部長役の俳優も見もの。

劇場公開日 2008年10月25日



(キャスト一覧)
西田敏行(浜崎伝助)
浅田美代子(浜崎みち子)
常盤貴子(河井波子)
竹内力(河井康平)
山本太郎(高田大輔)
三國連太郎(鈴木一之助)


  1. 邦画-つ

2016-07-12

ワルキューレ

★★★★+
ワルキューレ
鑑賞No:01713
原題:Valkyrie
製作:2008年/アメリカ/120分
監督:ブライアン・シンガー
出演:トム・クルーズ/ケネス・ブラナー

名門貴族の出身のシュタウフェンベルク大佐は国家への忠誠心が強く、赴任先のチュニジアでも無益な戦いよりも部下の命を優先する男だった。しかし連合軍の爆撃に遭い、左目と右手、そして左手の指2本を失ってしまう。やがて彼は良心と忠誠心の葛藤の末、祖国のためヒトラー暗殺を考えるようになり、画期的な暗殺計画“ワルキューレ作戦”を立案するが・・・・。

第二次世界大戦中に実際にあった、最後にして最大のヒトラー暗殺計画の映画化。史実に基づいて、暗殺計画の全貌をスピーディにスリリングに描いている。テンポがいい分、この史実をある程度知っていないと、ややこしい登場人物名もあって最初少々分かりにくく戸惑うかもしれない。ただストーリーが進むにつれ、緊張感はどんどん高まり、例え結末が分かっていてもドキドキするような重苦しさが襲ってきます。この暗殺計画に加わった人々もみんながすべて100%成功を信じているわけではなく、成功するか失敗するか五分五分のところで自分の保身もちらつかせながら揺れ動く心情も良く描かれています。ここ最近、いまいちパッとしなかったトム・クルーズ作品だが、これはなかなかの出来であると思われる。

劇場公開日 2009年3月20日



(キャスト一覧)
トム・クルーズ(シュタウフェンベルク大佐)
ケネス・ブラナー(ヘニング・フォン・トレスコウ少将)
ビル・ナイ(オルブリヒト将軍)
トム・ウィルキンソン(フロム将軍)
カリス・ファン・ハウテン(ニーナ・フォン・シュタウフェンベルク)
トーマス・クレッチマン(オットー・エルンスト・レーマー少佐)
テレンス・スタンプ(ルートヴィヒ・ベック)
エディ・イザード(エーリッヒ・フェルギーベル将軍)
ケビン・マクナリー
クリスチャン・ベルケル(メルツ・フォン・クヴィルンハイム大佐)
ジェイミー・パーカー(ヴェルナー・フォン・ヘフテン中尉)
デビッド・バンバー
トム・ホランダー
デビッド・スコフィールド
ケネス・クランハム
ハリナ・ライン
ベルナー・ダーエン
ハーベイ・フリードマン


  1. 洋画(わ行)

2016-07-09

うた魂(たま)♪

★★★+
うた魂♪
鑑賞No:01620
製作:2008年/日本/120分
監督:田中誠
出演:夏帆/ゴリ/石黒英雄/薬師丸ひろ子

歌っている自分が大好きなかすみは女子合唱部に所属する、ちょっと自信過剰な高校生。ある日、イケメン生徒会長である牧村から「歌っている君の写真を撮りたい」と言われ有頂点になるが、できあがった写真を見せられ、さらに「産卵中の鮭にそっくりと言われて大ショックを受ける。悲しみと自信喪失で合唱部を辞めると言い出すかすみだったが、ヤンキー高校合唱部の権藤からそんなやる気のない態度を激しく指摘される・・・・。

主役の夏帆はまだまだ素人さが抜けない女優さんですが、それが却って自然な女子高生に映ってよかったように思った。ストーリー的には極めて単純で、さわやかな青春ストーリー。がレッジセールのゴリは個人的にはあまり好きではありませんが、ここでのヤンキー合唱部の主将役はなかなか良かった。ヤンキー合唱部の見た目と実際の言動のギャップも面白いが、建前と本音を完全に言い分けるシーンは特に面白かった。薬師丸ひろ子は今回、ちょっと冴えない産休代用教師役だったが、相変わらずほんわり感のある役どころはうまい!でも実は伝説のストリートミュージシャンという設定も意外性があってよかった。あと、短いシーンだが喫茶店のシーンで草薙幸二郎さんが出演されていたのが懐かしかった。インテリ系の悪役が多かった名脇役だが、本作が遺作となったのは残念である。

劇場公開日 2008年4月5日



(キャスト一覧)
夏帆(荻野かすみ)
ゴリ(権藤洋)
石黒英雄(牧村純一)
徳永えり(野村ミズキ)
亜希子(松本楓)
岩田さゆり(青柳レナ)
ともさかりえ(黒木杏子)
間寛平(荻野知恵蔵)
薬師丸ひろ子(瀬沼容子)


  1. 邦画-う