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2019-01-15

LIAR GAME The Final Stage

★★★★+(4.5)
wLIAR GAME The Final Stage
鑑賞No:01975
製作:2010年/日本/133分
監督:松山博昭
出演:戸田恵梨香/松田翔太/田辺誠一/鈴木浩介

神崎直は一度は辞退した「ライアーゲーム」最終決戦に、秋山深一を助けるために参加することに。今回のエデンの園ゲームは、金・銀・赤の3色のリンゴのうち、プレイヤーが一つを選ぶという単純なもの。赤が揃えば全員+1億円。誰かが裏切り、金か銀に投票すると赤の投票者が負債を負うルール。赤がない場合は、金と銀の多い方が+1億円となる。直はみんなに「赤を揃えましょう」と呼びかけるが・・・・。

ありえない状況設定と、その中で繰り広げられる心理ゲームは、「カイジ 人生逆転ゲーム」を思わせるが、「カイジ 人生逆転ゲーム」が3つのゲームで構成されているのに対し、こちらは「エデンの園ゲーム」一つ。それもごく単純なルールで、これを13回行うというのだから、最初ちょっとうんざりしかけたが、意外とこれが面白い。これがこのドラマの醍醐味なのだろうか(TVドラマは見てなので詳しくは知らないが・・・)、騙しあいの連続に、ゲーム展開はスリル満点。TVドラマは見ていなくても十分楽しめる。

劇場公開日 2010年3月6日



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2019-01-12

相棒 劇場版II 警視庁占拠!特命係の一番長い夜

★★★(3.0)
w相棒 劇場版II 警視庁占拠!特命係の一番長い夜
鑑賞No:02130
製作:2010年/日本/119分
監督:和泉聖治
出演:水谷豊/及川光博/小西真奈美/小澤征悦

警視庁本部内で、警視総監はじめ各部の部長ら幹部12名を人質にした籠城事件が起こる。犯人は1人だったが動機は不明で要求もないまま、時間だけが過ぎていった。やがて特殊捜査班と機動隊員が強行突入し、犯人は射殺され、人質は全員無事保護される。事件は一件落着するが、なぜ犯人は籠城したか解明されないまま、事件は闇に葬られようとしていた。疑問を持った杉下右京と神戸尊は独自の調査を始めるが・・・・。

籠城事件そのものがストーリーの中心と思って観始めましたが、籠城事件そのものは意外とあっさり解決してしまい、ストーリーは籠城事件を起こした犯人の動機である、7年前のテロ事件の真相追求となってくる。テロ事件を闇に葬ったとされるのは警察上層部ということで一見、スケールが大きそうだが、傍から見ていると警察内部の権力抗争も含めた内輪もめのようで、実際の政界と同様、映画的な面白さやスケールの大きさは感じられなかった。ラストは確かに衝撃的だったが、ある意味、「相棒」の重要なキャストだけにあれでよかったのだろうか・・・?

劇場公開日 2010年12月23日



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2018-05-28

グリーン・ホーネット

★★+(2.5)
wグリーン・ホーネット
鑑賞No:02119
原題:The Green Hornet
製作:2010年/アメリカ/119分
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:セス・ローゲン/ジェイ・チョウ

ブリット・リードはロサンゼルスにある大新聞社の御曹司だったが、幼くして母を亡くし、新聞社の創業者である厳格な父に反抗して、放蕩生活を繰り返す青年だった。しかしある日、父が急死し、ブリットが社長の座につくことに。そんな中、父の運転手だったカトーから父の意外な一面を知らされ、正義に目覚めたブリットはロスに蔓延る悪を退治する決意をする。そして、天才発明家でもあるカトーとともに“グリーン・ホーネット”と名乗って活動を始めるが・・・・。

スーパーヒーローものだが、主人公が人間的に問題ある設定なのは奇を衒って面白いのかもしれないが、観ていてもどうもヒーローものとしては感じにくく、日本で興行的に失敗した理由も分かるような気がする作品。主人公に反して、まさに完璧なヒーローとして活躍するのが相棒のカトーだが、こちらは役どころの割にインパクトの薄い俳優が演じているためにどうも盛り上がりに欠ける。映画に彩りを加える大きな要素として、秘書役でキャメロン・ディアスが出演しているのは救いだが、もう少しストーリーに絡んで欲しかった。

劇場公開日 2011年1月22日



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2018-05-25

SPACE BATTLESHIP ヤマト

★★★(3.0)
wSPACE BATTLESHIP ヤマト
鑑賞No:02122
製作:2010年/日本/138分
監督:山崎貴
出演:木村拓哉/黒木メイサ/柳葉敏郎/緒形直人

西暦2199年。突如地球に侵攻して来た正体不明の敵・ガミラスによって、人類は存亡の危機に瀕していた。地球は遊星爆弾によって放射能汚染され、わずかに生き残っていた人類は地下に避難して生き延びていた。そんなある日、地球にカプセルが落下してくる。それは惑星イスカンダルからの通信カプセルで、そこに行けば放射能除去装置があるという。人類は一縷の望みをこのメッセージにかけ、イスカンダル目指し宇宙戦艦ヤマトが旅立つことに・・・・。

往年の名作アニメを最新のCG技術を駆使して実写版として再現させた映画。アニメの実写化としては、アニメのイメージを損なわず、なかなかの出来だと思った。ただ、観た感じ(印象)としては、「宇宙戦艦ヤマト」色よりも「スター・ウォーズ」と「エイリアン」を足して2で割ったような印象の映画。また、森雪が戦闘員だったり、佐渡先生が女性だったりとキャラクターを少しいじっており、多少違和感はあった。また敵のでスラー始めガミラス星人の実体が出てこないのもアニメと大きく異なり、「ヤマト」でありながら「ヤマト」とは違う作品のような印象が残った。映画なのでしょうがない点もあるが、イスカンダルまでの道のりが安易で、アニメで描かれていた激しい戦闘で満身創痍になったヤマトというイメージが感じられなかったのは残念。

劇場公開日 2010年12月1日



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2018-05-15

蛇のひと

★★★★+(4.5)
w蛇のひと
鑑賞No:02245
製作:2010年/日本/101分
監督:森淳一
出演:永作博美/西島秀俊/板尾創路/劇団ひとり

三辺陽子が朝出社すると、部長の伊東が自殺したということで会社は大変な騒ぎになっていた。しかも課長の今西まで行方不明になっていたのだ。今西に一番近い部下だった陽子は副社長に呼び出され、今西が横領で逃げている疑いがあると聞かされる。しかもその証拠を伊東部長が握っていたというのだ。そして、陽子は会社の命令を受けて、今西を探しに行くのだが・・・・。

冒頭からとても興味をひく展開で、次々と明らかになっていく事実に引き込まれていく秀逸のサスペンス映画。失踪の謎だけでなく、今西課長の秘められた過去が丁寧に暴かれていき、失踪の謎へとつながっていくストーリーの展開もよくできている。2時間にも満たない映画だが、十分見ごたえがある。ただ、ラストの今西課長の行動は不可解。最後に何をしようとしたのか?意味不明な終わり方には疑問が残る。

劇場公開日 2010年9月25日



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2018-05-12

アンストッパブル

★★★★(4.0)
wアンストッパブル
鑑賞No:02091
原題:Unstoppable
製作:2010年/アメリカ/99分
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン/クリス・パイン

ペンシルバニア州の操車場に停車中の最新式貨物列車777号が、整備士の人的ミスから無人で走行を始めた。777号には大量の有毒化学物質と19万リットルのディーゼル燃料を搭載しており、断線すれば大爆発は避けられない非常事態となった。その頃、勤続28年のベテラン機関士バーンズは、入社4ヶ月の未熟車掌コルソンとこの日初めてコンビを組み、旧式機関車1206号に乗り込んでいた・・・・・。

短尺で単純なストーリーだけれど、その分、分かりやすくテンポがいいので単純に楽しめる。ともかく、最初から最後まで飽きることなく観れる映画。ただ、あまりにオーソドックス過ぎて捻りがないため、見終わった後の印象はやや残りにくく、記憶に残る大作映画になり損なった感は否めない。主人公である2人の人間ドラマも描かれてはいるが、深みはなく、とってつけたような内容なので人間ドラマにもなっていない。あくまで暴走する列車を止めるというただ一点に集中して見るべきアクション映画。

劇場公開日 2011年1月7日



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2018-04-22

裁判長!ここは懲役4年でどうすか

★★★(3.0)
w裁判長!ここは懲役4年でどうすか
鑑賞No:02108
製作:2010年/日本/96分
監督:豊島圭介
出演:設楽統/片瀬那奈/螢雪次朗/村上航

売れないライターの南波タモツはある日、映画プロデューサーの須藤光子から愛と感動の裁判映画の脚本執筆を依頼され、取材のために裁判を傍聴することに。しかし、プロデューサーの求める愛と感動の裁判にはなかなかめぐり合えず時間だけが過ぎていった。そんな頃、傍聴席で知り合った傍聴マニアの西村たちと知り合ったタモツはやがて彼らと行動をともにするようになり・・・・。

大学の専攻が法学部だったので実習で法廷見学いわゆる傍聴を体験しましたが、こういっては非常に不謹慎ですが、つまらないドラマよりも百倍も面白いです。何といってもそこで展開されるドラマは作り物ではなく事実であり、人間臭さが満載で人間の愚かさ、滑稽さ、優しさ、小賢しさなどが詰まっているからです。そんな要素が詰まった映画かと思って鑑賞しましたが、どのエピソードも軽く、中途半端でちょっと残念。それでもラストの裁判では何か心に残るエピソードに・・・と期待しましたが、ええっ!的結末でもう唖然です。裁判という素材はいくらでも面白くできる素材なので、作り手の力不足と言わざるを得ない作品です。でも気楽に観るにはそれなりに楽しめます。

劇場公開日 2010年11月6日



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2018-04-16

君に届け

★★★★(4.0)
w君に届け
鑑賞No:02064
製作:2010年/日本/128分
監督:熊澤尚人
出演:多部未華子/三浦春馬/蓮佛美沙子/桐谷美鈴

周囲の人のことを第一に考え、他人の役に立ちたいと人の嫌がる掃除なども積極的に行う高校1年生の黒沼爽子だったが、見た目が暗く、映画「リング」の“貞子”というあだ名までつけられ、周りから怖がられていた。一方、クラスメイトの風早翔太は明るく爽やかな男の子で、爽子に対しても優しく接してくれていた。そんな風早が励みとなって、徐々に爽子はほかのクラスメイトたちとも打ち解けていくようになり・・・・。

予告編を観たときは、恋愛物だがその陰で陰湿なイジメが描かれているのかとちょっと引いて観ていたが、全体的には爽やかな青春もので、懸念していた陰湿な部分は気にするほどではなく、後味もいい、気持ちのよい作品に仕上がっている。主演を演じた多部未華子演じる爽子も、現代では皆無との思えるけなげな少女を好演しており、可愛くてしょうがなかった。さらに恋愛部分を強調するために、主人公は特に女子からも孤立しているように描かれるかと思ったら、2人の好感の持てる友人も現れ、観ていて本当にホッとする友情映画にもなっている。ともかく、多部未華子の可愛さに尽きる映画。「アイコ16歳」の富田靖子が主人公の母親役を演じる年になっていたのがちょっと驚きで、月日の経つ早さを改めて実感しました。

劇場公開日 2010年9月25日



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2018-04-08

神様ヘルプ!

★★+(2.5)
w神様ヘルプ!
鑑賞No:02034
製作:2010年/日本/87分
監督:佐々木詳太
出演:加藤和樹/佐津川愛美/賀来賢人/北条隆博

廃校となった佐藤学園をお化け屋敷とする計画のプランナー、アツオは、訪れた佐藤学園で自分そっくりの男が写っている写真を見つけ、突然意識を失う。同じころ、校舎にいた刑事や高校生カップルは複数の幽霊を目撃する。実はそこは25年前に、ある高校教師によって大量殺人が行われた場所だった・・・・。

面白そうな予感がしたので借りて観たが、期待は裏切られた作品だった。そもそも有名な俳優が出ていないので(少なくとも私は知らない俳優ばかりなので)、冒頭の説明不足でのストーリーの進行に多少とまどった。それでも後半あるいはラストに納得のいける説明なり、大ドンデン返しなどがあるかと思ったが、それも肩透かしに終わった。基本はホラー映画なのだろうが、コメディ要素たっぷりで、ぜんぜん怖くない。もともと舞台劇らしいが、映画には向かなかったということか? あくまでB級映画として期待せずに観た方がよい作品。

劇場公開日 2010年8月7日



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2018-04-03

スリーデイズ

★★★+(3.5)
wスリーデイズ
鑑賞No:02241
原題:The Next Three Days
製作:2010年/アメリカ/134分
監督:ポール・ハギス
出演:ラッセル・クロウ/エリザベス・バンクス

ピッツバーグで教師をしているジョンは、妻ララと幼い息子ルークと平和な日々を送っていたが、ある日突然、妻のララが殺人容疑で逮捕されてしまう。それから3年。控訴は棄却され、ララは絶望から自殺を図ってしまう。追い詰められたジョンは、自分の手でララを刑務所から脱獄させる事を決意し、計画実行のため綿密な調査と準備が始まった・・・。

前半の綿密な計画準備に対して、後半のあまりにも計画通りに進まない脱獄に、ハラハラする反面、なんかスッキリしない展開に少々落胆する。綿密な計画だけに、一つでも狂うともはや成功はありえないはずで、実際行き当たりばったり的な展開になっていき、結末が不安になるが、そこは映画。出来過ぎな結末だけど、溜飲の下りる終わり方にはなっている。ただし、事件の真相は思わせぶりで、結局、ララの供述に出てくる犯人のボタンが見つからず仕舞に終わるのには少しモヤモヤ感が残る。

劇場公開日 2011年9月23日



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2018-03-01

半次郎

★★+(2.5)
w半次郎
鑑賞No:02191
製作:2010年/日本/121分
監督:五十嵐匠
出演:榎木孝明/AKIRA/白石美帆/津田寛治

幕末、薩摩藩。貧しい下級武士の中村半次郎は、若い侍たちの中心的存在である西郷吉之助が京に上ると聞き、自分もその一員に加えてほしいと願い出る。上京後は、人並み外れた度胸のよさと剣の腕前が評判となり、半次郎の名前はたちまち世間に知れ渡っていく。そんな中で出会った煙管屋の村田伊兵衛の一人娘さとと互いに心通わせる間柄になるが・・・。

幕末、人斬り半次郎の異名をとった、中村半次郎(のちの桐野利秋)を描いた映画だが、どこに力点を置いて描きたかったのかよく分からず、全体的に薄っぺらい内容になっている。メインは西南戦争だと思うが、西郷隆盛との関係も描き切れていない気がするし、そもそも準主役級であるべき西郷隆盛を演じていた俳優は誰? 無名?の俳優であるため、存在感がイマイチ。その割に存在が気になったのが白石美帆演じる女性。淡いロマンスを描くのはいいが、西南戦争で戦死する半次郎を、京都からやってきて戦場で見届けるシーンはちょっとやりすぎで興醒め。

劇場公開日 2010年10月9日



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2018-02-17

キラー・インサイド・ミー

★★+(2.5)
wキラー・インサイド・ミー
鑑賞No:02165
原題:The Killer Inside Me
製作:2010年/アメリカ・スウェーデン・イギリス・カナダ/109分
監督:マイケル・ウィンターボトム
出演:ケイシー・アフレック/ケイト・ハドソン

1950年代の西テキサスの田舎町。真面目な保安官助手のルーは、ある日、上司から娼婦のジョイスに対する苦情処理を任される。彼女に会いに行ったルーはそこでジョイスに魅せられ、その後、情事を重ねることになる。しかし、ルーの中で長年眠っていた殺人の衝動が目を覚まし、地元の顔役に復讐すべく、ジョイスと、顔役の息子エルマーを殺してしまう。完全犯罪と思われた事件だったが、ルーに疑いの目が向けられ・・・・。

主人公が殺人に目覚め、次々と殺人を重ねる殺人鬼に変貌していく様を描いた映画だが、何故そんな衝動にかられ、殺人を重ねるようになったのかがイマイチ分かりにくかった。描き方もじわじわ変貌するのではなく、急に人格が変わったように急変してしまったのでついていけなかった、殺人シーンも残忍で、特にあのジェシカ・アルバをボコボコに殴って殺すシーンは酷い。観ていて後味の悪い作品。

劇場公開日 2011年4月16日



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2018-02-08

ヤバい経済学

★★+(2.5)
wヤバい経済学
鑑賞No:02197
原題:Freakonomics
製作:2010年/アメリカ/93分
監督:アレックス・ギブニーほか
出演:スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー

アメリカでベストセラーとなった同名経済書を映画化したオムニバス形式のドキュメンタリー。相撲の八百長問題とサブプライム・ローン問題の類似性や、テストの出来によって報奨金を高校生に与えると成績は上がるかという実験結果などを解説している。

面白そうな予感がしたので観てみたが、意外と退屈。内容もヤバいというほどのこともなかった。相撲の話が一番興味があったが、八百長問題を経済学の観点から解明したかのように表現していたが、新規性はなく、分かり切った内容でちょっとガッカリした。全体を通して、インセンティブ(報奨)が与える影響についての考察だが、ただそれだけでは短絡的な解釈で、大きな話題になるような因果関係を証明した気のしないものだった。

劇場公開日 2011年5月28日



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2018-02-07

洋菓子店コアンドル

★★★+(3.5)
w洋菓子店コアンドル
鑑賞No:02194
製作:2010年/日本/115分
監督:深川栄洋
出演:江口洋介/蒼井優/江口のりこ/戸田恵子

東京で人気の洋菓子店“パティスリー・コアンドル”に、鹿児島から恋人・海を追いかけて上京して来た少女、なつめが訪ねてくる。しかし、恋人の海は既にコアンドルを辞め、居場所が分からなくなっていた。行く宛のないなつめは、海を探すため泊り込みで働かせてくれと頼み込むのだが・・・・。

江口のりこ演じる先輩パティシエ・マリコの、蒼井優演じるなつめに対する評価や言いぐさは、いちいち尤もと頷いてしまうほど、強気で根拠のない自信過剰ぶりで周りをイラつかせる女性・なつめ。私だったらこんな女性は勘弁願いたいし、なつめの元を去った恋人・海の気持ちも良くわかる。原作ではどう描かれているか分からないが、観ている者をもイラつかせるなつめを見事に演じきった蒼井優はすごい女優かもしれない。主人公(?)の江口洋介の存在や、もう一つの主役である、劇中数々出てくる洋菓子が霞むほど、存在感を出していた蒼井優の映画となっている。マリコ役の江口のりこの存在も光る。

劇場公開日 2011年2月11日



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2018-02-06

ねこタクシー

★★★(3.0)
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鑑賞No:02169
製作:2010年/日本/106分
監督:亀井亨
出演:竹山隆範/鶴田真由/山下リオ/芦名星

間瀬垣勤は元教師だったが、人間関係が原因で辞職し、今はタクシー運転手。人付き合いが苦手なのもあって、営業成績は最低だった。家庭でも妻や娘に馬鹿にされており、彼が唯一安らぐ場所は人気のない公園だった。そんなある日、いつもの公園で一匹の三毛猫を見つける。「御子神」と書かれた首輪をしたその猫に何とも言えぬ魅力を感じた間瀬垣は、タクシーに乗せて仕事を続けるが・・・・。

キレ芸タレントのカンニング竹山が、その芸風とは180度違った人見知りで腰の低い、しがない中年男を好演している。内容的には「ほのぼの系」で、大きな事件は起こらず、日常的なエピソードを綴っているだけのようだが、「御子神」同様、どこか癒される。家族も、会社の人も、タクシーのお客も、主人公と何かトラブル的なことが起こりそうな人間関係を予感させながら、実は皆なイイ人で、主人公の人柄もあってうまく収まっている。ドキドキはしないけど、ゆったり安心して観れる映画。

劇場公開日 2010年6月12日



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2018-02-05

世界侵略:ロサンゼルス決戦

★★★★(4.0)
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鑑賞No:02209
原題:Battle: Los Angeles
製作:2010年/アメリカ/116分
監督:ジョナサン・リーベスマン
出演:アーロン・エッカート/ブリジット・モイナハン

2011年の夏。謎の生命体が地球に降り立ち、世界各地を攻撃し始める。かろうじて戦力を残すアメリカ西海岸では、敵を制圧するために3時間後にロサンゼルス市街を空爆することになる。しかし、その対象地区に民間人5名が取り残されたため、マルチネス少尉率いる10名の海兵隊員が救出に向かうが・・・・。

地球侵略を図るエイリアンと人間との戦いを描いた作品はトム・クルーズの「宇宙戦争」や「クローバーフィールド」、つい最近では「モンスターズ 地球外生命体」「スカイライン -征服-」などあるが、この作品はその中でも面白い部類に入ると思った。エイリアンものというよりは戦争映画に近く、手持ちカメラでの撮影が多いので、まるでその場にいてそばで見ているがごとくの臨場感があった。ともかく、白昼の銃撃戦が大半を占めるので、戦争アクション好きの方には格好かもしれない。ストーリーも単純ながら、他の映画に比べてドラマチックな設定になており、訳のわからない侵略ものとも一線を画している。

劇場公開日 2011年9月17日



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2018-01-27

雷桜

★★★(3.0)
w雷桜
鑑賞No:02096
製作:2010年/日本/133分
監督:廣木隆一
出演:岡田将生/蒼井優/小出恵介/柄本明

将軍家斉の十七男に生まれた斉道。早くに母親を亡くし、母の愛情を知らずに育った斉道は、心の病を抱えていた。そんな彼はある日、療養を兼ねて家臣の瀬田助次郎の故郷・瀬田村を訪れ、女の天狗と出会う。その女天狗の正体は、幼い頃に誘拐され、山奥で育てられていた瀬田助次郎の妹・遊だった。斉道は、自由奔放な遊に惹かれていき・・・・。

時代劇版ロミオとジュリエットのような作品。身分の差によって現世ではかなわぬ恋を若手俳優2人の熱演で演じてはいるが、お涙ちょうだいとまではいかない内容ようだった。どうもこの2人、どうしても感情移入できない役柄というか演技というか・・・。もともとラブ・ストーリーはあまり好みではないからかもしれない。それでも観れたのはむしろ脇役の人たちの存在で、特に柄本明の存在・演技で、かろうじて時代劇としての風格を保っていたよう。この人がいなかったら、時代劇の格好をした単なるラブドラマにすぎなかったかもしれない。

劇場公開日 2010年10月22日



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2018-01-20

ロシアン・ルーレット

★★★+(3.5)
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鑑賞No:02202
原題:13
製作:2010年/アメリカ/97分
監督:ゲラ・バブルアニ
出演:サム・ライリー/ジェイソン・ステイサム

父親が入院したため、大金が必要となった青年ヴィンス。そんな時、彼が仕事で訪れた家の男が危険な仕事で大金を手にしようとしていることを知る。しかし、その男は麻薬のオーバードーズで死んでしまい、ヴィンスはその男の代わりにその仕事に参加しようと企む。しかし、その仕事とは17人の中で誰が最後まで生き残るか、大金をかけたロシアン・ルーレットに参加することだった・・・。

主人公の背景(お金が入用な事情など)は最初に少し描かれているが、その他のゲーム参加者の人物やその背景はほとんど描かれていないため、映画を最後まで観るまでもなく、ゲームの結末は容易に予想されたため、ゲームの緊張感というのはイマイチだった。むしろ、大金を入手してからの逃走劇の方が何倍もハラハラした。そしてラストのジェイソン・ステイサムはまさに滑稽。何とかホッとする結末で一応満足。

劇場公開日 2011年6月18日



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2018-01-16

タイタンの戦い (2010年版)

★★★(3.0)
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鑑賞No:01966
原題:Clash of the Titans
製作:2010年/アメリカ/106分
監督:ルイ・レテリエ
出演:サム・ワーシントン/ジェマ・アータートン

古代ギリシャ世代、傲慢な神々に人間が反旗を翻し、争いが激化していた。冥界の王・ハドスはアルゴス国に、破滅するか王女アンドロメダをいけにえに出すか選択するよう要求してきた。神々の王・ゼウスと人間の子である半神ベルセウスは王女を救うため、仲間とともに地獄山に旅立つが・・・・。

1981年に製作されたハリーハウゼン特撮の同名映画のリメイク。1981年版は観ていないが、多分映像的に大幅に進化を遂げた作品になっていると思う。ただ、最近の映画で嫌というほどCG技術を見せつけられているので、それと比べれば新鮮味はなかった。ただし、ギリシャ神話お馴染みのゼウスやメデューサ、クラーケン、ペガサスなどが出てくるのでそれだけでも楽しめる。前半ややだるい進行だが、中盤からスピード感あふれる戦闘シーンが盛りだくさん。ストーリーよりもあくまで戦闘シーンを楽しむ映画。

劇場公開日 2010年4月23日



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2018-01-14

ザ・ファイター

★★★★+(4.5)
wザ・ファイター
鑑賞No:02193
原題:The Fighter
製作:2010年/アメリカ/116分
監督:デヴィッド・O・ラッセル
出演:マーク・ウォールバーグ/クリスチャン・ベール

マサチューセッツ州ローウェルに住むプロボクサーの兄弟。兄のディッキーは町が誇る天才肌のボクサーだが、その短気で怠惰な性格からすさんだ毎日を送っていた。一方異父弟のミッキーは、地道な性格だったが、兄と母の無茶なマッチメイクもあり、どうにも勝つことが出来ない。そんなある日、ディッキーが薬物に手を出し逮捕されてしまい、ミッキーはリングから遠ざかっていく・・・・。

兄・ディッキー役のクリスチャン・ベールと、母・アリス役のメリッサ・レオが第83回アカデミー賞助演賞をW受賞した作品。納得できる受賞で、主演のマーク・ウォールバーグの存在が霞むほど。特にクリスチャン・ベールはドラッグまみれの麻薬依存症の役を見事に演じ、そのその存在感は大きかった。モンスター母役のメリッサ・レオとともにこの2人がこの作品を引っ張っているといっても過言ではない。試合のシーンはボクシング中継のプロが撮影しただけあって、リアルな臨場感を醸し出している。

劇場公開日 2011年3月26日



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2018-01-12

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ

★★+(2.5)
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鑑賞No:02156
原題:I Spit on Your Grave
製作:2010年/アメリカ/106分
監督:スティーヴン・R・モンロー
出演:セーラ・バトラー/ジェフ・ブランソン

新作執筆のために人里離れた山奥の別荘にやって来た作家のジェニファー。しかし、地元の男たちが別荘に侵入し、ジェニファーに襲い掛かってきた。男たちの隙をついて逃走したジェニファーは、保安官に助けを求めるが、実は保安官も男たちとグルだった。再び別荘に連れ戻されたジェニファーはレイプされたうえ、殺されそうになる。しかし、射殺される寸前に川に身を投じ・・・・。

ストーリーは単純。複数の男性にレイプされた女性が、命からがら男たちから逃げ延び、次々と復讐を果たしていくというもの。レイプシーンではこの主役の女性ジェニファーにかなり同情したが、後半の復讐劇を見ていると、その同情も次第に薄れていくのを感じざるを得なかった。それぐらい、ジェニファーの復讐方法は凄惨で、何度目を背けたことか! 「女性を怒らせると本当に怖い」「女性には乱暴してはならない」ということを改めて痛感させられる映画。ホント、痛い映画です。

劇場公開日 2011年6月4日



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2018-01-11

モンスターズ 地球外生命体

★★★(3.0)
wモンスターズ 地球外生命体
鑑賞No:02158
原題:Monsters
製作:2010年/イギリス/94分
監督:ギャレス・エドワーズ
出演:ホイットニー・エイブル/スクート・マクネイリー

地球外生命体が繁殖し、国の半分が隔離地帯とされたメキシコ。そのメキシコでスクープを狙っていたカメラマンのコールダーは、そこで怪我をした社長令嬢のサマンサをアメリカの国境まで送り届けるよう上司から命令される。2人はモンスターの襲撃を避けながら海岸に向かうが、コールダーのミスでパスポートとチケットを盗まれ、最後の船を逃してしまう・・・・。

モンスター映画というよりは、ロードムービーといった感の映画。特に前半はその趣が強い。よって前半と後半の映画の印象は異なる内容となっている。作品自体は製作費130万ドルといわれているように低予算映画で、予算に見合った内容。モンスターも期待するべきものではなく、タコのお化けのような造形で、新規性も斬新性もないが、予算的にしょうがないか?

劇場公開日 2011年7月23日



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2018-01-05

リセット

★+(1.5)
wリセット
鑑賞No:02199
原題:Vanishing On 7th Street
製作:2010年/アメリカ/91分
監督:ブラッド・アンダーソン
出演:ヘイデン・クリステンセン/タンディ・ニュートン

ある夜、世界規模の大停電とともに、地球上の人々が、衣服や靴をその場に残して謎の消失を遂げてしまう。その後も電気は復旧せず、夜の時間がどんどん長くなっていく。停電の際、偶然光を身につけていたルークは消失を免れ、発電機による光がもれる一軒のバーにたどりつく。そこには同じく消失を免れた男女がいたが・・・。

つくつぐ、ネタ切れなんだな~と思う映画。一見、観る者を惹きつけるかのような現象設定だけしておいて、ラストまで解決・解明しない手口はもはや詐欺と言っても過言ではない。謎だらけの現象も、途中から中だるみを始め、興味は薄れ、結末にはただただ唖然。こんな無責任なストーリーがこの映画だけでなく、最近散見されるのがちょっと不安というか残念。

劇場公開日 2011年2月5日



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2018-01-03

ばかもの

★★★★(4.0)
wばかもの
鑑賞No:02181
製作:2010年/日本/120分
監督:金子修介
出演:成宮寛貴/内田有紀/白石美帆/中村ゆり

群馬県高崎市で地元の三流大学に通うヒデは、ある日、近所のおでん屋で店の女将の娘、額子と出会う。数日後、その額子と同じバイト先で再会したことから、二人は成り行きで肉体関係を持ち、ヒデは額子にのめりこんでいく。しかし、ある夜、額子はヒデを公園の木に縛り付け、彼の下着を降ろしたまま、彼に別れを告げて去って行った・・・・。

予備知識が全くないまま、少々軽薄な大学生と年上の女性とのよくあるラブストーリーかと思いながら観ていたが、意外な展開と、10年にわたるドラマで見ごたえ十分の、いい意味で期待を裏切った作品。ヒデが額子との愛を貫き通したため、彼に惹かれてていく他の女性たちの運命がせつなかった作品だが、良き家庭だった大須家が、ヒデと額子の出会いによって崩壊寸前にまでなっていく様もせつなく、明らかに悪い人間が登場人物の中にいるわけではないので、やりきれない気持ちになる映画。一見、強気で奔放な年上女性を内田有紀が見事に好演していた。

劇場公開日 2010年12月18日



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2017-12-29

カレには言えない私のケイカク

★★★(3.0)
wカレには言えない私のケイカク
鑑賞No:02186
原題:The Back-up Plan
製作:2010年/アメリカ/104分
監督:アラン・プール
出演:ジェニファー・ロペス/アレックス・オロックリン

ニューヨークでペットショップを経営するゾーイは、理想の結婚相手がなかなか現れないため、人工授精で未婚の母になることを決意し実行する。しかしその帰りにタクシーを取り合った男性スタンと運命の出会いをする。出会いの印象は悪かったが、デートを重ねるうちに気持ちが燃え上がっていったゾーイは、妊娠の事実をスタンに打ち明けるが・・・。

確かに言いにくい秘密だが、タイトルの割には意外と簡単に彼氏に打ち明けてしまうので、チョット拍子抜けした。個人的には、秘密をごまかすために最後まで独り相撲をとってドタバタするのかと思っていたのだが・・・・。気の弱い私には目を背けたくなるようなリアルな出産シーンもあるが、まずまず楽しめるラブ・コメディー。

劇場未公開



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2017-12-23

クレイジーズ

★★★(3.0)
wクレイジーズ
鑑賞No:02114
原題:The Crazies
製作:2010年/アメリカ/101分
監督:ブレック・アイズナー
出演:ティモシー・オリファント/ラダ・ミッチェル

細菌兵器を積んだ軍用機がとある町の川に墜落し、ウィルスが流失し、その水を飲んだ住人たちが次々と凶暴化していった。保安官のデヴィッドは、この水の給水を遮断するが、すでに周りの人々はウィルスに感染しており、デヴィッドは同僚たちと共に脱出しようとする。しかし軍は事件を秘密裏に処理するため住民を隔離し始め、デヴィッドの妻も隔離されてしまう・・・・。

ゾンビものかと思って観ましたが、ゾンビではなくウィルス感染によるパニックものといった感じ。どういう形態で感染していくのかイマイチ分かりにくかったけど、まずまずドキドキ感は継続する。特に洗車機のところで襲われるシーンは結構怖い。ストーリーは絶望的で救いようがない展開に突き進み、結末は「バタリアン」のような終わり方で、途中で何となく予想できたが、感染ものとしてはこんなものかなと勝手に納得した作品。

劇場公開日 2010年11月13日



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2017-12-22

最後の忠臣蔵

★★★★(4.0)
w最後の忠臣蔵
鑑賞No:02120
製作:2010年/日本/133分
監督:杉田成道
出演:役所広司/佐藤浩市/桜庭ななみ/山本耕史

赤穂浪士の討ち入り後に、切腹の列に加わることを許されず、大石内蔵助から「真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助せよ」と密命を受け、生き延びることになった寺坂吉右衛門。彼は討ち入りから16年、その密命を全うするため、全国を歩き回っていた。そんなある日、吉右衛門は偶然、ある男を見かける。それは、討ち入り前夜に忽然と姿を消した瀬尾孫左衛門だった。彼もまた、大石内蔵助から密命を受けて、討ち入りに参加せず、これまで生き延びていたのだが・・・・。

忠臣蔵といえば、江戸城松の廊下での浅野内匠頭の刃傷事件、そして赤穂浪士の吉良邸討ち入りが有名であり、欠かされることなく必ず描かれる定番シーンだが、本作は忠臣蔵といっても後日譚に重きを置いており、主役も討ち入り後に生き延びた寺坂吉右衛門と瀬尾孫左衛門のため、これらの超有名シーンはほとんど割愛されている。よって従来の忠臣蔵とはちょっと違ったイメージになっているが、定番の内容ではないため、かえって新鮮。武士の鑑として褒め称えられた四十七士とは正反対に、討ち入りに参加しなかった赤穂浪士やその家族にスポットを当て、忠臣蔵の裏舞台で後々まで苦しんだ人々がいたことは今まで意識しなかったため、新たな忠臣蔵の側面を見せつけられた感じがする。

劇場公開日 2010年12月18日



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2017-12-13

LAST7 ラストセブン

★★(2.0)
wLAST7 ラストセブン
鑑賞No:02102
原題:The Last Seven
製作:2010年/イギリス/84分
監督:イラムーン・ナクビィ
出演:テイマー・ハッサン

近未来のロンドン。ウィリアムが目を覚ますと、街には誰一人いなかった。当てもなく彷徨うウィリアムはやがて6人の生存者と出会う。しかし、誰も自分が誰で、なぜ人々が消えてしまったのか思い出せないでいた・・・・。

あらすじを読んだだけで興味津々の内容。これは面白うそうと思った反面、話題として聞いたことのない映画だったし、未公開映画という一抹の不安があったが、その予感は的中した。わけのわからない状況から徐々に解明されていくのかと思いきや、フラッシュのように表示される記憶の断片を見せられても却って分かりにくく混乱するだけでなく、だんだん観ていてイラついてきた。最終的にラストで一気に謎は解明するけど、思ったほどの意外性は無く、なぁーんだといったオチ。未公開なのが納得の映画。暇つぶしにどうぞ。

劇場未公開



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2017-11-29

タイタニック2012

★★(2.0)
wタイタニック2012
鑑賞No:02151
原題:Titanic II
製作:2010年/アメリカ/86分
監督:シェーン・ヴァン・ダイク
出演:シェーン・ヴァン・ダイク/マリー・ウェストブルック

タイタニック号沈没から100年後の2012年。悲劇が起きた同じ日に、タイタニック2号と名付けられた豪華客船が大西洋に旅立った。しかしその頃、カナダ北部で巨大な氷河の崩落が観測される。その影響でかつてない大津波が起こり、タイタニック2号に向かっていた・・・・。

タイトルからして分かる、ジェームズ・キャメロン監督の「タイタニック」の模倣作品。「タイタニック2」にしていないところは良心的?ともいえるが、原題は「Titanic II」だった! 模倣作品とはいえ、それなりに見どころがあるかと思ったが、これはひどかった。まずCG。2010年製作作品とは思えないCGの稚拙さ。CG初期のころのような品質で、ひどいというよりもう笑ってしまうしかなかった。特に氷河の亀裂シーンは1970年代の特撮映画を観ているようだった。あまりのリアル感なしに、CG製作にはやはりお金がかかることを改めて実感した。あとストーリーもひどい。登場人物の描き方も手抜きだが、何よりも乗客は描かれておらず、主役の女性と、その女性を助けようとする元彼と父親だけのドラマにしかなっていなかった。

劇場未公開



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2017-11-25

ミケランジェロの暗号

★★★★(4.0)
wミケランジェロの暗号
鑑賞No:02235
原題:Mein bester Feind
製作:2010年/オーストリア/106分
監督:ヴォルフガング・ムルンベルガー
出演:モーリッツ・ブライブトロイ/ゲオルク・フリードリヒ

1938年。ユダヤ人画商一族のカウフマン家は、イタリアのムッソリーニも欲がるほどの国宝級の代物・ミケランジェロの絵を密かに所有していた。ある日、一家の息子ヴィクトルは、久しぶりに訪ねてきた親友ルディに絵の在りかを教えてしまう。ナチスに傾斜していたルディは、軍で昇進するためにそれを密告し、一家は絵を奪われ収容所へと送られることに・・・・。

「ダ・ヴィンチ・コード」を思わせるタイトルで、どんな謎(暗号)があるのかと期待して観たが、暗号らしきものはなかった。ストーリーの中心は、本物のミケランジェロの絵の行方を巡るやりとりだったが、ナチス相手に命がけの駆け引きと相次ぐ立場の逆転にハラハラさせられる珠玉のサスペンスものだった。何となく結末は予想できる内容ではあったが、それでもラストの結末はスッキリできる爽快感ある結末でよかった。

劇場公開日 2011年9月10日



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2017-11-22

借りぐらしのアリエッティ

★★★+(3.5)
w借りぐらしのアリエッティ
鑑賞No:02116
製作:2010年/日本/94分
監督:米林宏昌
声の出演:志田未来/神木隆之介/大竹しのぶ/竹下景子

東京郊外の古い家の床下には“借りぐらし”をしている身の丈10cmほどの一家3人が住んでいた。彼ら小人たちは、上の家の住人に気づかれることなく、少しずつ石鹸や食べ物、電気やガスなどを必要な分だけ借りて生活していた。そんなある日、その家に12歳の少年がやってくる。心臓の弱いその少年・翔は病気の療養のためにこの家にやってきたのだが、小人一家の娘・アリエッティは翔に見つかってしまう・・・。

ジブリ作品ということ以外は何の予備知識もなく観たが、簡潔でまさに直球のストーリーなので分かりやすく楽しめた(映画から発するメッセージもストレート)。ただ、逆に大きな展開や発展性がなかったのは少し物足りなさを感じる内容でもあった。小人視線で実物の人間を見るという設定ですぐ思いつくのは「トイ・ストーリー」だが、彼ら(小人または人形)と人間との共存の仕方がまったく違うということで似て非なる作品となっている。ドールハウスに住むという夢(?)はむしろ女性(女の子)しか分からないかもしれないが、人間の道具をうまく小人世界に取り込んでいるアイデアは面白かった。人間の存在によって多くの生命種が危機的存在の危険に追いやられているというラストメッセージにはやるせない気持ちにさせられて、アニメとしては重い内容でもある。

劇場公開日 2010年7月17日



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2017-11-21

エクスペリメント

★★★★(4.0)
wエクスペリメント
鑑賞No:02115
原題:The Experiment
製作:2010年/アメリカ/97分
監督:ポール・シューリング
出演:エイドリアン・ブロディ/フォレスト・ウィテカー

弁護士の職を失ったばかりのトラヴィスは、反戦デモで知り合ったベイと恋に落ち、インド旅行の約束をする。その旅費を稼ぐため、日給1000ドルという高報酬の求人に応募する。それは14日間にわたる実験に参加するものだったが、トラヴィスは24人の合格者のひとりとして選考に受かる。その実験とは、被験者を看守役と囚人役に分かれて、その役割を終日振舞うというものだったが・・・・。

本作は1971年に米スタンフォード大学で行われた監獄実験をモチーフにしたドイツ映画「es(エス)」のリメイク。「es(エス)」はまだ未鑑賞だが、オリジナル版と違って、観察者は出てこず、被験者の視点に絞った表現となっている。異常な環境下に置かれ、支配する者と支配される者に分けられた人間の本性がむき出しにされ、暴力的になっていく人間という生き物の怖さを痛感させられる。囚人と看守それぞれのリーダーとなっていくエイドリアン・ブロディとフォレスト・ウィテカーの激化していく対立が見もの。

劇場公開日 2010年12月4日



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2017-11-04

ハウスメイド

★★★(3.0)
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鑑賞No:02261
原題:下女
製作:2010年/韓国/107分
監督:イム・サンス
出演:チョン・ドヨン/イ・ジョンジェ/ソウ/ユン・ヨジョン

上流階級の家にメイドとして雇われたウニは、優しい主人のフンと双子を妊娠中の妻、6歳の娘、そして昔から働くメイドのビョンシクに囲まれ、日々を忙しく過ごしていた。ある日、ウニは求められるままにフンと肉体関係を結んでしまうが、それ以降、邸宅で次々と不可解な事件が起こりはじめる・・・・。

韓国映画界の名作「下女」(1960)をリメイクした官能サスペンス。一見、ありがちな不倫もの、復讐ものの雰囲気でストーリーは展開し、大きな山場はない。ラストはちょっと意外で、狂気じみた感はあるが、何でも金で解決する上流階級の人間に対する貧乏人の抵抗はこれが限界なのかなぁと思わずにはいられない終わり方。ちょっと悲しい。

劇場公開日 2011年8月27日



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2015-08-29

NECK ネック

★★+
NECK.jpg
鑑賞No:02208
製作:2010年/日本/96分
監督:白川士
出演:相武紗季/溝端淳平/平岡祐太/板東英二

大学のマドンナ・真山杉奈に恋する首藤友和は、玉砕を覚悟で杉菜に告白をする。すると友和は彼女の研究室に呼び出され、そこに置かれた大きな木箱に入れられてしまう。その、首だけ出る木箱「ネックマシーン」はお化けを作り出そうとしている杉奈の研究道具で、友和はその実験台として選ばれたのだった・・・・。

舞城王太郎が映画作品のために書き下ろしたホラー・エンターテインメント。ホラーとはいいながら全然怖い要素はなく、かといって低俗なコメディのため、大して笑えない。やたらドタバタしている感が強く、ストーリーもあったものではない。ともかく一言でいえばくだらない映画ということになってしまうが、子供と気楽に観る程度ならいいかも。

劇場公開日 2010年8月21日


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2015-06-07

明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。

★★★+
明日やること ゴミ出し 愛想笑い 恋愛。
鑑賞No:02214
製作:2010年/日本/95分
監督:上利竜太
出演:谷村美月/西田尚美/六角精児/山下容莉枝

桜美散は、働き始めてまだ3ヶ月の新人AD。憧れて飛び込んだテレビの世界だったが、結婚し損ねたお局デスク、セクハラまがいの先輩ディレクター、ろくに仕事もしないのに高いギャラだけもらう大御所放送作家などなど、クセモノばかりだった。そして毎日のようにミスをしては怒鳴られ落ち込んでいたが、そんな彼女の心の支えは、いつも優しく慰めてくれる先輩・堂本照子APと、密かに恋心を寄せるファミレスで出会ったイケメンだった・・・。

一般人には分からない、テレビ業界の裏側をコミカルに描いた作品。知られざる世界の本当にありそうな裏話ばかりで結構楽しめる。そんな世界で孤軍奮闘する新人AD役を谷村美月がうまく演じていた。内容は多少バタバタしていて、落ち着きがないのが難だったが。本来は俳優ではないタレントが多く出演しているのもちょっと気になったが、それなりに楽しめる作品。

劇場公開日 2010年8月1日


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2015-01-19

101日

★★★
101日
鑑賞No:02610
製作:2010年/クロアチア/82分
監督:ネヴィオ・マラソヴィッツ
出演:スヴェン・メドヴェセク/ナターシャ・ドルチッチ

TV番組の企画で集められ、ある家から6ヵ月間外に出ずに過ごすことになった6人のカップル。視聴者の投票で一人ずつ脱落していくが、そんな中、第三次世界大戦が勃発する。だが、参加者は戦争が始まった事実を知らされず、眠っている間に地下の核シェルターに移送される。やがて核ミサイルが撃ち込まれ、参加者6人を除く人類は死滅してしまう・・・・。

予備知識なく、何気に観始めた映画だけど、クロアチア映画だったんですね。どうりで、どうもハリウッド映画とはちょっと雰囲気が違う気が随所に出てたね。いきなり冒頭で、ある部屋にいる複数の男女が映し出されるが、状況や理由など全く分からないままストーリーは進んでいく。ストーリー展開も時系列ではなく、時間軸があちこち飛びながら進むので最初は戸惑うが、次第に状況が分かってくる。主人公夫婦の最大の懸念事項である息子をどうするか?の結末には親としての愛情とエゴが入り混じった行動で複雑な気持ちにさせられたが、核シェルターの中の人々の結末に言及しなかったのはやや消化不良。


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2014-01-09

4デイズ

★★★★

鑑賞No:02220
製作:2010年/アメリカ/97分
監督:グレゴール・ジョーダン
出演:サミュエル・L・ジャクソン/キャリー=アン・モス


アメリカ国内3ヶ所に核爆弾を仕掛けたと告白するビデオがアメリカ政府に届けられる。犯人のテロリストの身柄は難なく拘束されるが、爆弾は全て4日(96時間)以内に爆発するという。国家的危機の中、FBIエリート捜査官ヘレンのもとに召喚されたのは、尋問のプロ“H”。彼は、考え得る限り最も暴力的な取り調べを行うが、テロリストは一向に口を割ろうとしない。ヘレンは自分のモラルに反する彼のテクニックに猛烈に反発するが・・・。


人権尊重か?非人道的拷問か? テロリストといえど人間、子供を拷問にかけるという非人道的な行為は許されてよいのか? いやいや、テロそのものが許されざる犯罪、そこに人権尊重を唱え、罪なき多くの人を巻き添えにしていいのか? まさに究極の選択であり、この選択はFBI捜査官だけでなく、観客にも突きつけられた選択である。そして、その選択は作品の中では答えは出されておらず、観る者に委ねられるという、なんともスッキリしない終わり方。


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2013-02-13

シュアリー・サムデイ

★★(2.0)
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鑑賞No:02027
製作:2010年/日本/122分
監督:小栗旬
出演:小出恵介/勝地涼/鈴木亮平/ムロツヨシ

タクミ、キョウヘイら仲良し5人組みは、女性にもてたい一心でバンドを組み、文化祭で披露しようと必死で練習していたにも関わらず、学校の都合で文化祭は中止になってしまう。憤慨した彼らは講義と文化祭復活のため学校を占拠するが、誤って学校を爆破してしまう。その結果、退学させられる羽目となった彼らは全員見事に転落人生を迎えるが・・・・。

人気若手俳優が監督したということで話題になった作品。ただ内容的にはまだまだといった感じで、面白くもないし、いったい何を描きたいのか、ストーリーもはちゃめちゃだし、せりふは聞き取りにくいし・・・と散々な内容。人間関係も狭すぎて逆に現実感がないため、ありえないストーリーとあわせ、何か伝わってこない映画になっている。友情出演で主演陣よりも豪華・多彩な顔ぶれが出演していただけに惜しい作品。

劇場公開日 2010年7月17日



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2012-08-28

グリーン・ゾーン

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02000
製作:2010年/フランス、アメリカ、スペイン、イギリス/114分
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン/グレッグ・キニア


フセイン政権崩壊直後のバグダッド。隠された大量破壊兵器の行方を追って、ロイ・ミラーと彼の部隊はバグダッドを駈けずり回っていた。しかし、いつも踏み込んだ先は空振りで、やがて彼は国防総省の動きに不信感を覚え、同じ疑念を抱いていたCIAのブラウンと組んで米政府の陰謀を暴こうとするが・・・・。


虚実織り交ぜたような映画。戦争映画はどれも最初、退屈なスタートのものが多いと個人的に感じているが、これもご他聞に漏れず、取っ掛かりは少々取っ付きにくい感じがあった。しかし観すすめていくうちにだんだん興味深い内容となってきた。単なる戦争映画ではなく、歴史的犯罪ともいえる大量破壊兵器の保有を口実に始めたイラク戦争の側面を垣間見れたような気がしたためだからだ。最終的には、米政府の陰謀を突き止め、暴くところで終わるが、アメリカ視点でもなく、旧フセイン政権側の視点でもない、元イラク兵のフレディの視点が一番真実に近いように思われた。彼がラストでミラーに発する「この国の未来を決めるのは、あんたらじゃない!」の言葉が胸に突き刺さるほど印象的。「ジェイソン・ボーン」シリーズの監督・主演コンビとのふれこみだったが、あまりそちらの方の面白さは期待しないほうが良いような結構真面目な映画。

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2012-08-11

フローズン

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02032
製作:2010年/アメリカ/93分
監督:アダム・グリーン
出演:ケヴィン・ゼガーズ/ショーン・アシュモア


ダン、ジョー、パーカーの3人は、日の暮れたスキー場で最後の滑りを楽しむべく、リフト運転を停止しようとしていたリフト係を説得してリフトに乗り込む。しかし、勘違いした別のリフト係によって、3人の乗るリフトは山上への途中で突然停止してしまう。周りには誰もおらず、やがてゲレンデの照明も消え、3人は地上15メートルの空中に置き去りにされてしまう・・・。


私も若いころはスキーをしていたので、リフトに乗っていると、「ここで止まったらやばいな」という想像が頭をよぎったことがあり、設定としては面白く興味を持って観た。ただ、単純な設定でも、脱出にかけるさまざまなアプローチによって、この手の映画は面白くも面白くなくもなってしまうが、設定同様、アプローチも単純で意外性がなかったのが残念。一番意外だったのは、ゲレンデに人食いオオカミが出てくることだが、逆にリアリティがなく興ざめ。ここにも製作サイドのアイデア不足が露呈した感じ。一番怖かったのは、リフトが止まったことよりも、ゲレンデの照明が消えた瞬間。一気に絶望感が映画全体に漂った。「オープン・ウォーター」のスキー場版といった映画。

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2012-06-26

死刑台のエレベーター(2010年版)

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02058
製作:2010年/日本/111分
監督:緒方明
出演:吉瀬美智子/阿部寛/玉山鉄二/北川景子


手都グループの会長夫人、手都芽衣子と、グループ下の医師として働く時藤隆彦は不倫関係にあり、2人は芽衣子の夫で手都グループの会長を自殺に見せかけて殺害する完全犯罪計画を立てる。計画は上手くいき、完全犯罪は成功するかに思えたが、部屋に侵入するのに利用したロープの回収に失敗してしまう。そのため、退社後すぐにロープの回収に戻り、無事回収するが、乗り込んだエレベーターが突然停止し、閉じ込められてしまう・・・・。


いわずと知れた、1958年に同名で製作されたフランスの名匠ルイ・マル監督のデビュー作のリメイク。時代的背景や登場人物の設定等、一部変更はされているが、基本のストーリーはオリジナルに結構忠実に再現されている。ただ、フランス・ヌーヴェルヴァーグの代表的作品と評されているオリジナル作品の醸し出す雰囲気はあまり感じられず、現代風な感じに仕上げられている。けれども、ストーリーの重要なキーである「エレベーター」は、ストーリーの設定上、昭和レトロなエレベーターにせざるを得ないちぐはぐ感はあった。完全犯罪といいながら、結構つっこみどころの多いストーリーだが、「エレベーターに閉じ込められた男」「男の行方を追う女」「男の車を盗んで犯罪を犯すカップル」の3つのストーリーが平行して進行するこの映画の大きな特徴はうまく表現できていた。





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2012-06-11

桜田門外ノ変

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02078
製作:2010年/日本/137分
監督:佐藤純彌
出演:大沢たかお/長谷川京子/柄本明/生瀬勝久


安政7年(1860年)、開国推進に力を入れる大老・井伊直弼を暗殺するため、水戸藩攘夷派の志士たちが立ち上がる。そして指揮官に関鉄之介が指名され、襲撃は3月3日に決まり、水戸脱藩士17名と薩摩藩士有村次左衛門の18名が実行部隊として集結する。3月3日、彼らは桜田門で井伊を襲撃し、見事、井伊の首を討ち取る。そして薩摩藩の挙兵に合流するため京都に向かうが、同志たちは次々と死亡、捕縛され、薩摩藩内でも挙兵慎重論が持ち上がり・・・・。


幕末史でも有名な「桜田門外の変」を扱った映画。「幕末」を扱ったドラマや映画ではよく出てくる井伊直弼の暗殺シーンだが、そこばかりクローズアップされていてその前後(特に後)についてはあまり語られていない。この映画は、桜田門外の変に至る経緯だけというよりも、変後の志士たちを追っている点で斬新であり、興味深い。よって変がクライマックスではないため、変自体は割りと前半に描かれている。クライマックスではないといいながら、暗殺シーンは今までのどの作品(私が見た限りですが・・・)よりも詳しくリアルでその場にいるような臨場感があった。ストーリーは時系列に描かれておらず、時代が結構前後するので、ある程度幕末史を知っていないと見ていて戸惑うかもしれませんが、場面チェンジするときに表示される「年代(時間表示)」を注意して見ておくことをお勧めします。暗殺事件関係者の最期についてはきちんと出てはきますが、一人ひとりがあまり詳しく描かれていなかったのは少し残念。





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2012-06-09

SP 野望篇

★★★★
SP野望篇
鑑賞No:02079
製作:2010年/日本/98分
監督:波多野貴文
出演:岡田准一/真木よう子/香川照之/堤真一

六本木で大規模なテロが発生するが、井上の活躍で阻止する。警察上層部の煮え切らない態度に、警視庁警備部警護課第四係係長の尾形は業を煮やして、仲間たちとある計画を実行に移そうとしていた。その計画の裏には、与党幹事長・伊達國雄の存在もあった・・・・。

TVドラマの劇場版だが、独立したストーリーではなく、TVの続きなので、TVドラマを見ていないと分かりにくいかもしれない。かくゆう私もTVドラマはほとんど見ないし、このドラマも見ていなかったので、「野望篇」を観るにあたって、TVで放映されていた総集編とスペシャル番組を見ておいた。総集編を見ておいたのは正解だったが、スペシャル版は映画後編の「革命篇」のためだったようで、「野望篇」の映像が満載(ダイジェスト)だったため、本編を観ても新鮮味がなかったのは残念。内容的には、後編の「革命篇」の序章のような感じなのでクライマックスがないため盛り上がりにはやや欠けるが、テロ犯人追跡や官房長官護衛のシーンはSPならではのスピードとアクションシーン続出で手に汗握る。この映画を観ると、「革命篇」を観たくなるし(製作側の意図でしょうが・・・)、「革命篇」を観ないと意味分かんないし、といった感じですが、2部作にして見せるより、1作にまとめて一気に見たい作品でしたね。

劇場公開日 2010年10月30日



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  1. 邦画-え
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2012-06-08

キャタピラー

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02075
製作:2010年/日本/84分
監督:若松孝二
出演:寺島しのぶ/大西信満/吉澤健/粕谷佳五


太平洋戦争末期。シゲ子のもとに、中国に出征していた夫の久蔵が戻ってくる。ただ、シゲ子の元に帰ってきた久蔵は、顔面が焼けただれ、四肢を失った無残な姿になっていた。それでも世間から軍神と崇められる久蔵に献身的に尽くすシゲ子だったが、久蔵の食欲と性欲を満たすだけの生活に次第に空虚感と歪んだ優越感を抱くようになっていく・・・・。


明らかに反戦映画なんでしょうけど、それ以上に、人間の本能の凄まじさを見せつけられる映画。戦争で四肢を失った久蔵には多少同情するが(多少というのは、久蔵も戦場では戦勝者の常として、現地でひどいことをしているので、その報いではあるため)、感情移入できるほどのビジュアルではないので、さもすると目をそむけたくなってしまい、あまり気分のいい映画ではない。久蔵とシゲ子のセックスシーンも多く、寺島しのぶの脱ぎっぷりは見事だが、あまりいやらしさはなく、生々しさが妙に目立った。体を張った演技と、歪んだ夫への感情変化の演技が認められて寺島しのぶは第60回ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を取ったものと思われるが、作品自体は監督の過激で独特の表現に多少戸惑う感は否めない。


  1. 邦画-き

2012-06-02

THE LAST MESSAGE 海猿

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02070
製作:2010年/日本/129分
監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明/加藤あい/佐藤隆太/時任三郎


玄界灘に浮かぶ天然ガス・プラント、レガリアに、井戸部分の修復のために停泊していたドリルシップが高波にあおられて激突し、火災が発生する。大型台風が接近する中、仙崎大輔らは救助活動を行うが、レガリアで大爆発が起こり、大輔ら5人がレガリア内に取り残されてしまう・・・・。


シリーズ最大のスケールで描かれているという本作だが、その舞台となる“レガリア”がやたら言葉だけで1500億円の国家プロジェクトと連呼されるだけで、その凄さの説明がまったくされていないため、その巨大さ、凄さがあまり伝わってこない。伝わってこないというと、巨大台風もそうだし、大爆発が起こっても巨大な施設の中でどういう位置関係にいるかがよく分からないので、その切迫性も伝わってこない。スケールを大きくしたための弊害と思えるし、結局は救助されるんだ・・・という安心感からあまりドキドキもしない。ストーリー展開も新規性には乏しく、テーマ「人と人のつながり」もイマイチよく分からなかったが、まぁそこそこ楽しめるといった感じ。





  1. 邦画-う

2012-05-23

十三人の刺客

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02097
製作:2010年/日本/141分
監督:三池崇史
出演:役所広司/山田孝之/稲垣吾郎/市村正親


弘化元年3月。明石藩江戸家老の間宮が、藩主・松平斉韶の暴君ぶりを訴えて、老中・土井大炊頭利位の門前で切腹自害する。しかし、将軍の弟である斉韶は次期老中が内定しており、事件は不問に付される。このままでは幕府の存亡にかかわると危惧した土井は、斉韶暗殺を決断し御目付役・島田新左衛門にその命を下す。早速、新左衛門は暗殺計画実行のため、刺客集めに奔走するが、斉韶の腹心・鬼頭半兵衛もその情報を掴み、対策を講じようとしていた・・・・。


ストーリーに奇想天外さはなく、まさにど真ん中ストレートの時代劇。思い通り、期待通りのストーリー展開だが、しかし実に面白い。時代劇にありがちな勧善懲悪ものといえばそれまでだが、悪の権化・斉韶の暴君ぶりも尋常ではなく、赤穂浪士の討ち入りを思わせる周到な襲撃計画、「七人の侍」を思わせる殺陣、そして宿場に仕掛けられた数々の驚きの罠、そしてラスト50分に及ぶ13人対200人以上に及ぶ決闘シーン、時代劇の常識を破る大爆破、アクションシーンなど興味深いシーンは多い。また、島田新左衛門ら13人の刺客を迎え撃つ鬼頭半兵衛もまた主君をどんなことがあっても守りぬこうとする武士道にある種感動する。2時間20分という時間を感じさせない内容となっており、エンターテイメント性は高い。





  1. 邦画-し

2012-05-10

乱暴と待機

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02103
製作:2010年/日本/97分
監督:冨永昌敬
出演:浅野忠信/美波/小池栄子/山田孝之


郊外の平屋の市営住宅に引っ越してきた番上夫婦。失業中の夫・貴男に代わり、身重の身体でスナック勤めをする妻のあずさは、引越しの挨拶に近所の山根家を訪ねて驚愕する。そこには、高校のときに酷く傷つけられた憎き女・奈々瀬が居たからだ。さらに奈々瀬は、実の兄でもない男・英則を「お兄ちゃん」と呼び、一緒に暮らしていた。そんな奈々瀬に貴男が惹かれていき・・・・。


ちょっと普通では理解できない、妙な4人の不可思議な関係に、半分は興味津々に、もう半分は呆れてつまらなく観てしまった。多分、大半の意見も評価も賛否両論に分かれるような作品ではなかったろうか。役者ひとりひとりは、ちゃんと個性があり演技もよいのだが、作品自体は分かりにくいことだらけで、まさに4人だけの世界観からなるドラマ。「わたし出すわ」といい、最近続けて小池栄子の出演作を観ているが、いつの間にか自然体でいいキャラを演じられる女優さんになったことが新たな発見となった作品。


  1. 邦画-ら

2012-05-08

武士の家計簿

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02111
製作:2010年/日本/129分
監督:森田芳光
出演:堺雅人/仲間由紀恵/松坂慶子/草笛光子


江戸時代末。御算用者として代々加賀藩に仕えてきた猪山家。八代目の直之はその才能を認められ、めきめきと頭角を現していく。そんなある日、町同心・西永与三八の娘・お駒との縁談が決まり、藩内での不正を告発したことで異例の昇進も果たす。しかし、猪山家の出費もかさむようになり、これまで膨らんだ借金を返済すべく、直之は家計立て直し宣言するが・・・・。


加賀藩の下級武士として実在した猪山直之を主人公とし、彼の一族が残した入払帳や書簡を基にして作られた映画。武士といっても所謂サムライばかりでなく、社会(ここでは藩)を管理運営していくために色々な役職や業務があり、これは現代と変わるところではないことに親近感が持てる。それにしても加賀百万石といわれるだけあって、会計処理(現代でいう経理でしょうか)に150人のサムライが当たっていたというのだから驚き。ストーリーは、時代劇といいながら借金返済・財政立て直しのために一家で一致団結して節約する姿を面白おかしく描いている。多少の愚痴は出るものの、猪山家の人々は皆、いわゆるイイ人で、周りの登場人物もあまり毒のある人はいないため、内容自体はおとなしめで緊迫感や緊張感はあまりない。唯一あるのは、武士としての体面であり、さらに体面よりも直之が重んじ守ろうとする家族を描いているところが象徴的。


  1. 邦画-ふ

2012-05-03

サビ男サビ女

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02106
製作:2010年/日本/91分
監督:藤田容介/松梨智子/呉美保/関口現
出演:桜庭ななみ/中村蒼/友近/小泉今日子


4話からなるオムニバス映画。
「ハゲマシガールズ」
チハルは友人2人とハゲマシガールズを結成し、落ち込んでいる人を歌って踊って励ます活動をしていたが・・・・。
「Boys? meets girl」
地味で目立たない男子高校生・幸之助は、憧れの美少女・香織に近づくため女装したところ、見違えるほどの魅力的な女性に変身したことから自信を持って・・・・。
「くれえむないと!」
家に帰ると電気が点かず、電力会社にクレームの電話を入れる一人暮らしの女・繭子。すると電力会社からお客様対応の責任者がやってきて誠意ある対応をされたことから、繭子はその責任者を豚しゃぶに誘うが・・・・。
「せびろやしき」
主婦・真弓は公園で出会ったリストラにあった男・平田に同情し、家につれて帰って1日過ごさせる。次の日には別の男をつれて帰ってくる真弓。やがて家はリストラされた背広姿の男たちでいっぱいになり・・・・。


前半の2本は安物のショートストーリーのようで、イマイチ感いっぱいだったが、後半の2本は私がサラリーマンということもあって、興味深く観れた。立場的にも友近や小泉今日子目線ではなく、お客様係やリストラされたサラリーマン目線で観てしまうところが少し悲しかったが・・・。友近のクレーマーぶりは芸風が良く活かされていたが、お笑い番組で演じるコントの域は出ていなかったかも。やっぱりなんと言っても独特のまったりさを出した小泉今日子の可愛さは作品中、群を抜いており、キョンキョンらしさがフルスロットルでした。オチもこの「せびろやしき」が一番良かった。


  1. 邦画-さ

2012-05-02

デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02093
製作:2010年/アメリカ/95分
監督:トッド・フィリップス
出演:ロバート・ダウニー・Jr./ザック・ガリフィアナキス


初めての赤ちゃんの誕生を5日後に控えたピーターは、妻の出産に立ち会うため、仕事先のアトランンタからロサンゼルスに向かうべく飛行機に乗り込んだ。しかし、彼の目の前に現れた妙な男イーサンのせいでテロリストに間違われ、搭乗拒否されてしまう。さらに財布や身分証は飛行機に残したままだったので身動きできない状態に。そこに先ほどのイーサンが現れ、一緒に大陸横断しないかと持ちかけられ・・・・。


「アイアンマン」「シャーロック・ホームズ」などでかなりメジャーとなった旬の俳優ロバート・ダウニー・Jr.が、クールなキャラクターを演じながらも、厭々同行することになってしまったイーサンのせいで何とも滑稽で三枚目の男役に見えてしまうコメディ映画。悪気はないのだろうが、憎めないとは言えない超迷惑男のせいで、どんどんどツボにはまっていく様は面白い。アメリカン・コメディでよくあるタイプのロードムービーだが、苦々しいけど楽しめる映画。


  1. 洋画-て