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2019-01-14

あしたのジョー (2011年版)

★★★(3.0)
wあしたのジョー(2011年)
鑑賞No:02131
製作:2011年/日本/131分
監督:曽利文彦
出演:山下智久/香川照之/伊勢谷友介/香里奈

東京の下町で、矢吹丈は元ボクサーの丹下段平にボクサーとしてのセンスを見出される。しかし、問題を起こしたジョーは少年院に収監される。そこで、プロボクサー・力石徹と運命の出会いを果たしたジョー。やがて少年院を出た二人は、ボクサーとしてそれぞれ登りつめていくが、力石は世界戦を前にジョーとの決着を望む。しかし、ウエイト差が対決の障害となっていたため、力石は過酷な減量をはかり、ついに2人は宿命の対決に挑む・・・・。

言わずと知れた日本漫画史上の傑作であり、ボクシング漫画の金字塔といえる「あしたのジョー」の実写版。アニメ版同様、宿命のライバル・力石徹との対決を軸に描かれている。原作本もTVアニメも全て見切っている者にとってはたった2時間の映画では物足らなさが残るだけだが、映画としいて描くにはこれが限界か!? どうしても最初はアニメとの違和感は感じぜらるは得なかったが、それでも観ていると、山下智久の矢吹丈、伊勢谷友介の力石徹のキャスティングはなかなか良かった。また、彼らのこの映画に賭けた肉体改造も見もの。そして彼らにも増してはまっていたのが香川照之の丹下段平。もはや本人のイメージは完全に消し去って、丹下段平になりきっている俳優魂には脱帽。ストップモーションを多用しているのは一見効果的でもあったが、ややスピード感を失っていてその点は残念。

劇場公開日 2011年2月11日



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2019-01-13

のぼうの城

★★★★(4.0)
wのぼうの城
鑑賞No:02372
製作:2011年/日本/145分
監督:犬童一心/樋口真嗣
出演:野村萬斎/榮倉奈々/成宮寛貴/佐藤浩市

天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は、最後の敵・北条家を攻めるに当たり、その支城・忍城の攻略を寵臣・石田三成に命じた。“のぼう様(でくのぼうの意)”と領民から慕われる城代・成田長親は、小田原城に援軍として行っている城主で従兄の成田氏長の、開城の命を覆し、三成軍2万の大軍をわずか500人の兵で対抗することに・・・・。

戦国時代の実話を基にした和田竜のオリジナル脚本の映画化。でくのぼうの意で“のぼう様”と領民から慕われている主人公の成田長親だが、呼び名の通り、武芸はまったくだめで、さらにちょっと頭の弱そうなのんびり者。こんな男が籠城した城の城代としてわずか500の兵で2万の大軍を迎え撃って撃退するという話だから、歴史ファンならずとも興奮するストーリーである。ただ、どんな戦略で?と大きな期待が膨らむが、前半はのぼう様の活躍の場は無い。あるとすれば、希代の人心掌握術で、領民や兵の戦意を高めたことだが、緒戦の勝利も部下の家老たちの活躍によるもので、のぼう様の活躍はない。そんなのぼう様の見せ場は命がけの船上での田楽踊りと、開城の際の敵将・石田三成とのやりとりだろう。田楽踊りは、狂言師・野村萬斎の面目躍如ともいえる見事な踊りで、敵味方を一体にさせている。水攻めシーンはCGを使って迫力を出そうとしたみたいだが、ちょっとやりすぎのようでリアル感がなかった。逆に時期的に当初の公開時期が東日本大震災と重なり、津波を想像させるとして公開時期が延期になったらしいが、あの映像では致し方ないか。

劇場公開日 2012年11月2日



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2018-06-01

僕と妻の1778の物語

★★★(3.0)
w僕と妻の1778の物語
鑑賞No:02118
製作:2011年/日本/139分
監督:星護
出演:草なぎ剛/竹内結子/谷原章介/吉瀬美智子

SF作家の朔太郎と妻・節子は結婚16年を迎える仲睦まじい夫婦だった。そんなある日、節子は不意に腹痛に襲われ、もしや妊娠かと期待を膨らませて病院に行くが、急遽手術となり、大腸がんに冒されていることが判明する。余命1年と宣告されるが、医者から「笑うことで免疫力が上がることがある」と聞かされた朔太郎は、節子のために1日1編、笑える小説を書くことを決意するが・・・・。

SF作家の眉村卓と2002年にガンで逝去した夫人との実話を基にした作品。余命1年と宣告された夫人だったが、夫の毎日1編書く短編の効果もあり、5年もの間、余命を延ばす結果となるのだが、基本的に重い内容であるにも関わらず、主演のキャラにもよるのか、また意図的な描き方にもあるのか、あまり深刻さは伝わってこない。また、途中途中で、代表的な短編のイメージが描かれているが、どうも笑えないものばかりだし、オチもないようで、ただただ映画全体を軽薄なものにしてしまっているような感じが否めなかった。それ故、泣ける映画かと思いきや、泣けなかった作品。



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2018-05-10

八日目の蝉

★★★★(4.0)
w八日目の蝉
鑑賞No:02178
製作:2011年/日本/147分
監督:成島出
出演:井上真央/永作博美/小池栄子/森口瑤子

会社の上司で妻帯者の丈博を愛した希和子は彼の子供を身ごもるが、産むことは叶わず堕胎してしまう。そんなとき、丈博とその妻・恵津子の間に生まれた子供のことを知らされた希和子は、彼らの生後6か月の赤ん坊を誘拐し、子供には薫と名付け、各地を転々とする逃亡生活を続けることに。そして最後にたどりついた小豆島でひと時の安らぎを得るが、逃避行から4年、ついに捜査の手が希和子に迫り・・・・。

久々に見ごたえのあるドラマを見た感じの映画。誘拐事件を軸に、誘拐後の逃亡生活と、薫が成長し、過去の記憶をたどる旅をうまくリンクさせて展開していくストーリーはなかなか良かった。ただ、悲しく切ない物語で、それぞれの立場は分からないでもないが、観ていてちょっと腑に落ちない描き方に疑問を持った。 いったい誰が悪いのか?どうも映画では、永作博美演じる希和子に同情的に描かれているきらいがあり、そのため薫の実の母親をヒステリックに描くことでそれを強調しているかのようであるが、冷静に考えれば、最大の被害者は薫を除けば実の母親ではないか? そしてどんな理由があろうとも、誘拐は最も憎むべき犯罪であり、希和子の取った行動は弁解の余地のない、許されざる犯罪である。そこの部分にほとんど触れられずに、希和子と薫の疑似親子の物語になっているのがちょっと不満の残るところ。
(子を持つ親としては、森口瑤子演じる実の母親の姿、言動が本当で、真に迫っていると思う)

劇場公開日 2011年4月29日



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2018-05-08

探偵はBARにいる

★★★+(3.5)
w探偵はBARにいる
鑑賞No:02222
製作:2011年/日本/125分
監督:橋本一
出演:大泉洋/松田龍平/小雪/西田敏行

ススキノのBARを拠点とする探偵と助手の高田は謎の女性からの依頼である弁護士と会う。しかし、その直後、探偵は怪しい男たちに拉致され、人里離れた雪原に生き埋めにされてしまう。危ういところを高田に助けられた探偵は、依頼の真相を探るべく調査を始める。そんな矢先、探偵は高級クラブの美人ママ・沙織と出会うが・・・・。

シリアスな女性の復讐劇を描いているが、大泉洋の持ち前のキャラクターも大いに生かされており、ユーモアあふれる作品となっている。また相棒役の松田龍平も、「まほろ駅前多田便利軒」同様の役どころを好演しており、二人の掛け合いも面白い。ストーリーはありふれたもので、途中で全貌はほぼ予想でき、意外性はないが、結末はスッキリ半分、せつなさ半分といったところで、チョット中途半端に終わった。

劇場公開日 2011年9月10日



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2018-05-06

サンクタム

★★★+(3.5)
wサンクタム
鑑賞No:02223
原題:Sanctum
製作:2011年/アメリカ・オーストラリア/109分
監督:アリスター・グリアソン
出演:リチャード・ロクスバーグ/リース・ウェイクフィールド

パプアニューギニアの密林地帯にあるエサーラ洞窟を調査中の探検家フランクと息子のジョシュらだったが、調査費用の出資者カールと恋人ヴィクトリアが洞窟に到着したころ、サイクロンが発生し、地上への唯一の出口がふさがれてしまう。豪雨により大量の水が洞窟に流れ込む中、フランクたちは洞窟が海につながっていると信じて前人未到の水路を進んでいくが・・・・。

名作「ポセイドン・アドベンチャー」の洞窟版ともいえる内容。サイクロン発生のため、閉じ込められた洞窟に大量の水が流れ込んできたために脱出を試みる探検家たち。しかし、脱出の過程の中で一人また一人、脱落していく。また、極限状態にあって、人間の本性をさらけ出しながらも生きるために必死になる姿もまさに「ポセイドン・アドベンチャー」と瓜二つ。ストーリーには新鮮味はないが、それでも最後まで息を突かせない。閉所恐怖症の人にはちょっと辛いかもしれない映画。

劇場公開日 2011年9月16日



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2018-04-04

カウボーイ&エイリアン

★★★(3.0)
wカウボーイ&エイリアン
鑑賞No:02238
原題:Cowboys & Aliens
製作:2011年/アメリカ/118分
監督:ジョン・ファヴロー
出演:オリビア・ワイルド/ダニエル・クレイグ

1873年、アリゾナ。腕に奇妙な腕輪をはめられた、記憶を失った一人の男が西部のとある町へとたどり着く。そこはダラーハイドという男に支配された町だったが、その夜、西部の町の夜空に突如として未知の敵が襲来し、町の住民たちをさらっていった。その時それに対抗できたのは男の腕輪の武器だけだったため、さらわれた住民の救出と、自分の記憶を取り戻すため、男は敵を追うのだが・・・。

制作サイドの意図であり狙いなのだろうが、それにしても西部劇とエイリアンは似つかわしくなく、違和感いっぱいの作品だった。敵のエイリアンが出てくるまでは、それなりに面白い展開の純粋な西部劇で、このまま観てみたいという欲望に駆られる内容だっただけにちょっと複雑な感じは否めない。違和感のあるエイリアンも一昔前の造形で新規性はなく、目的もよくわからないまま、カウボーイとエイリアンがドンパチを行うといった摩訶不思議さ。このアンマッチさに違和感を感じなければ楽しめる映画かも!?

劇場公開日 2011年10月22日



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2018-04-02

マネーボール

★★★★(4.0)
wマネーボール
鑑賞No:02247
原題:Moneyball
製作:2011年/アメリカ/133分
監督:ベネット・ミラー
出演:ブラッド・ピット/ジョナ・ヒル

メジャーリーグの野球選手だったビリー・ビーンは、引退後オークランド・アスレチックスのゼネラル・マネージャーとなる。しかし、強豪球団の三分の一しか年俸が払えないアスレチックスでは、せっかく育てた有望選手を、強豪球団に引き抜かれるという事態が続いていた。チームの立て直しを図るビリーは、統計データを使って選手の将来的価値を予測するという「マネーボール理論」を導入し、イェール大卒のピーター・ブランドと共に、チームの改革を進めていくが・・・。

実話に基づいている作品なので興味深く観ることができる映画。周りの人すべてから反対や批判されながらも、自分の信念を貫こうとする主人公ビリー・ビーンをブラピが好演している。本作の中心である「マネーボール理論」は理論としては解らないでもないが、あくまで机上の理論であって、実際に最初はうまくいかない。追い詰められ、選手一人一人が理論を本当に理解し、自らの役目と意気込みをプラスしてこそ理論は現実になることを映画として表現している。理論の有効性は証明しながらこだわったアスレチックスを優勝させることができなかった結末に消化不良感は残る作品。

劇場公開日 2011年11月11日



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2018-03-31

スマグラー おまえの未来を運べ

★★+(2.5)
wスマグラー おまえの未来を運べ
鑑賞No:02249
製作:2011年/日本/114分
監督:石井克人
出演:妻夫木聡/永瀬正敏/松雪泰子/満島ひかり

俳優になることをあきらめ、その場しのぎの日銭でしのいでいる砧涼介は、借金返済のため、日給5万円という高額の運送アルバイトをすることに。その高額のアルバイトとは、運送屋とは名ばかりで、スマグラーと呼ばれる、死体などのヤバイ荷物の運搬と処理をする仕事だった。たった一度のミスすら命取りになる危険な世界に足を踏み入れた砧は、リーダーのジョー、ジジイとともに初仕事につくが・・・・。

妻夫木聡が主演ということでもう少し正統派の映画かと思いきや、結構キワモノの映画だったことに驚かされた。登場人物は誰もかれも一癖も二癖もあるキャラクターばかりで、何が起こるか何をしでかすか解らない展開に興味は尽きない。とはいいながら、重厚性はなく、軽い演技と薄い内容に期待したほどの作品でないことに途中で気づかされる。全編を通して薄暗い映像にも辟易したが、全体的に美しくない(映像的に気持ち悪い)映像にも問題があった。キャラ的にはキワモノの極め付けだった高嶋政宏演じるドSなヤクザが印象的。

劇場公開日 2011年10月22日



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2018-02-21

ミッション:8ミニッツ

★★★+(3.5)
wミッション 8ミニッツ
鑑賞No:02170
原題:Source Code
製作:2011年/アメリカ/94分
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:ジェイク・ギレンホール/ミシェル・モナハン

朝の列車内で目覚めた軍人コルター。向いの席の女性が親しげに話しかけてくるが、コルターには彼女が誰なのか分からない。そして彼のことをショーンと呼び、持っていた身分証もショーンのものだった。当惑するコルターだったが、それもつかの間、列車は大爆発を起こし、次の瞬間、コルターは暗い装置の中で目を覚まし・・・・。

この手の仮想現実を描いたものは兎角分かりにくいものが多いが、この作品はとても分かりやすい。さらに何度もリセットされて、一から話は始まるが、そのたびに新しい事実が判明していくという手法なので、興味津々で観ることができた。そもそも、ソースコード・プログラムの発想が面白く、映画の設定としては斬新で十分楽しめた。期待のラストは、予想と違っていたし、分かりにくい部分があったのは否めないが、久々に今までとは違った映画を観れてとてもよかった。(最近はリメイクや続編モノが多いので、とても新鮮に感じられた。)

劇場公開日 2011年10月28日



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2018-02-12

落語物語

★★+(2.5)
w落語物語
鑑賞No:02192
製作:2011年/日本/111分
監督:林家しん平
出演:ピエール瀧/田畑智子/柳家わさび/柳家権太楼

引っ込み思案な若者・春木真人は、たまたま寄席で聴いた落語に惹かれ、弟子入りを希望して東京下町にある今戸家小六師匠の家を訪れる。そして住み込みで落語家の道を歩み始め、“小春”という芸名もつけてもらうが、失敗の連続でなかなか芽が出ない・・・・。

何を描きたかったのか、さっぱりわからない映画。落語家を目指す若者の成長物語にもなっていないし、落語界の内幕を描いたというほどでもないし、この手の映画にしては人情ドラマ的かと思いきや後半は重い内容でちょっと冷めるし・・・・。いかにも素人監督の撮った素人映画としか言わざるを得ない。落語の良さ、真髄を見せつけてもらえるのかと思っただけに、期待外れの残念な作品。

劇場公開日 2011年3月12日



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2018-02-04

アンダルシア 女神の報復

★★★+(3.5)
wアンダルシア 女神の報復
鑑賞No:02210
製作:2011年/日本/125分
監督:西谷弘
出演:織田裕二/黒木メイサ/伊藤英明/戸田恵梨香

スペイン北部にある小国・アンドラのホテルで日本人投資家の川島が遺体で発見される。川島は日本の警視総監の息子という事で、国際会議の準備でパリにいた外交官・黒田康作は調査に飛んだ。事件の捜査は、インターポールの捜査官・神足誠が担当していたが、黒田は事件の第一発見者のビクトル銀行行員・新藤結花をスペイン・バルセロナの領事館に保護しようとする。しかし、何者かに襲われ・・・。

よく分からなかった「アマルフィ 女神の報酬」よりは内容は分かりやすかったが、前作同様、アンダルシアあるいはそもそも外国である必要があるのか? 主人公が外交官という設定なので仕方ないかもしれないが、大勢外人がうろちょろするものの、物語の中心は織田裕二、黒木メイサ、伊藤英明の3人で成り立っており、場所なんかどこでもいいって感じ。織田裕二が撃たれて死ぬ?シーンもすぐ見せかけとわかる意外性のなさだし、そもそもバックに国際テロ組織の影が見え隠れするが、テロ組織という名ばかりであまり緊張感や恐怖は伝わりにくかった。

劇場公開日 2011年6月25日



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2018-02-03

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

★★(2.0)
wもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら
鑑賞No:02211
製作:2011年/日本/125分
監督:田中誠
出演:前田敦子/瀬戸康史/峯岸みなみ/池松壮亮

病気で入院している親友・夕紀の代わりに、弱小・程久保高校野球部のマネージャーになった川島みなみ。この野球部のマネージャーとして、みんなを甲子園に連れて行きたいと思ったみなみは、書店で世界中のマネージャーが読んでいるというP.F.ドラッカーの「マネジメント」を勧められる。そして、ドラッガーの理論に基づき、野球部のマネジメントを始めるが・・・。

原作を読んでないので何とも言えませんが、期待していたドラッカーのマネジメント理論の野球への適用に感心されられるという内容には程遠かった。もっともっと理論的な話が出てくるかと思ったが、結局は友情や人間関係といった精神論が中心で、有効な理論的手法がイマイチ見当たらなかった。「イノベーション」はわかるが、それが「ノーボール・ノーバンド」戦法だけで、それまで弱小チームと言われた野球部が、勝ち続けるというのは無理があるような気がして、リアル感はほとんど感じられない、ありえないドラマの印象が強かった。前田敦子の演技も決していいとは言えず、親友の死の場面でも彼女の棒読みのようなセリフではとても泣けない、残念な演技でした。

劇場公開日 2011年6月4日



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2018-02-02

星守る犬

★★★+(3.5)
w星守る犬
鑑賞No:02204
製作:2011年/日本/128分
監督:瀧本智行
出演:西田敏行/玉山鉄二/川島海荷/余貴美子

北海道の、とあるキャンプ場で死後半年経つ男の白骨死体が、愛犬らしい遺体と共に発見される。しかし、犬の遺体は死後1か月しか経っておらず、なぜ犬が男のそばに寄り添って死んだのか謎だった。市役所に勤める奥津京介はその謎とともに死んだ男の人生に興味を感じ、自腹で東京まで調べに行く。そこで偶然知り合った少女・有希と共に死んだ男の足取りを追うことに・・・・。

西田敏行演じる主人を慕い、健気に尽くす犬のハッピーには涙を誘うシーンもあるが、主人の行為・行動には疑問が残る。最初は不幸にして路上生活者となった男とその愛犬の心温まる話かと思ったが、その不幸も男の無気力・無関心から招いたものだし、レストランのマスターに一旦はハッピーを託しながら、別れを惜しんで再び連れて行ったのも、本当の愛情とは言えない、男の身勝手さではないだろうか? 犬の演技は最高だったが、内容は思ったほどではなかった。ただ不況にあえぐ日本の世相の一端を垣間見る、熟年離婚、路上生活、孤独死を扱った身につまされる映画ではあった。

劇場公開日 2011年6月11日



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2018-01-29

エンジェル ウォーズ

★★(2.0)
wエンジェル ウォーズ
鑑賞No:02176
原題:Sucker Punch
製作:2011年/アメリカ/110分
監督:ザック・スナイダー
出演:エミリー・ブラウニング/アビー・コーニッシュ

母の死後、遺産を狙う義父のせいで妹まで亡くし、精神医療施設に入れられた少女ベイビードール。5日後にロボトミー手術が決まり、絶望的な現実から逃避しようと幻想を見るようになる。幻想の中で賢者から5つのアイテム=地図、火、ナイフ、鍵、そして“何か”を集めれば自由になれると教わった彼女は、4人の仲間とアイテムを集める旅に出る・・・・。

黒澤明監督や日本文化に影響を受けたといわれるザック・スナイダー監督らしく、日本刀や寺院、鎧を着た武将など、日本を想像させる映像が多く出てくる。ただ、映画の大半は幻想で、ゆえに何でもありの世界で、必然性はなく、ストーリーも分かりにくい。よってストーリーを楽しむというよりも、非現実的なアクション映像のみを楽しむ映画といえる。

劇場公開日 2011年4月15日




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2018-01-26

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男

★★★+(3.5)
w太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
鑑賞No:02161
製作:2011年/日本/128分
監督:平山秀幸
出演:竹野内豊/ショーン・マッゴーワン/井上真央/山田孝之

1944年、太平洋戦争末期のサイパン島。圧倒的な戦力を誇るアメリカ軍に対し、日本軍守備隊は最後の突撃を敢行し、玉砕してしまう。しかし、生き残った大場栄大尉は残存兵力を組織し、抵抗を開始する。そして、大場は47人の兵士たちと共に、512日もの間敵に立ち向かい、多くの民間人を守っていく。やがて彼の不屈の戦いぶりは、敵軍の将校ハーマン・ルイス大尉に畏敬の念を抱かせることに・・・・。

大場栄の名は恥ずかしながらこの作品を観るまで知らなかった。そもそも歴史好きにも拘らず、直近の大きな歴史事象である太平洋戦争についてあまり興味も知識もないのが恥ずかしい限り。この映画は大場栄を主役としながらも、日本側からだけの視点ではなく、アメリカ側の視点も入れ、2つの異なる視点から大場栄という人物を浮き彫りにしている。ただ、その割には、大場の活躍や偉大さなどが前宣伝に比べさほど表現されていないのがちょっと残念。人物のインパクト性では竹野内豊よりも唐沢寿明の方があった。

劇場公開日 2011年2月11日



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2018-01-23

これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫

★★(2.0)
wこれでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫
鑑賞No:02187
製作:2011年/日本/110分
監督:佐藤英明
出演:浅野忠信/堀北真希/阿部力/木村多江

大好きな少女マンガを作りたくて出版社に入社した武田初美。しかし「少年サンデー」に配属された彼女は、人気絶頂のギャグマンガ家・赤塚不二夫の担当にされてしまう。マジメで乙女な初美は初日から振り回されっぱなしで溶け込めなかったが、赤塚の強烈な手ほどきを受けていくうちに、初美は徐々にその才能を開花し、やがて2人は最強のコンビになっていく・・・・。

どこまでが本当の話か分からないが、ぶっ飛んだ赤塚不二夫という漫画家の一面を見ることはできるが、それは想定内の側面でしかなかったというのが感想。最初から最後までバカバカしいともいえる赤塚の見た目だけの言動が描かれているが、実は・・・といった赤塚の隠された内面的なものは全く描かれていないため、意外性や感動もなく、ただ単に赤塚不二夫ってこんな変な漫画家だったんだ・・・という印象しか残らない薄っぺらい作品になってしまっているのが残念。

劇場公開日 2011年4月30日



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2018-01-19

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密

★★★+(3.5)
wタンタンの冒険 ユニコーン号の秘密
鑑賞No:02205
原題:The Adventures of Tintin: The Secret of the Unicorn
製作:2011年/アメリカ・ニュージーランド/107分
監督:スティーヴン・スピルバーグ
声の出演:ジェイミー・ベル/アンディ・サーキス

ブリュッセルののみの市。少年タンタンはある店でひときわ目を引く精巧な帆船の模型に魅了され購入する。ところが購入直後、2人の男に売ってくれとしつこくせがまれる。その様子から、この模型は伝説の軍艦、ユニコーン号に違いないとタンタンは予想する。そして模型のマストから古い羊皮紙を見つけたタンタンは・・・・・。

まず驚かされたのが映像。CG技術は日進月歩だが、この映画の人の映像はすごい。(たぶんわざとだと思うが)アニメっぽくデフョルメされていると思うが、リアルさはピカ一。これだけリアルに作れるのであれば、もはや俳優もロケもいらないと思えるほど。ともかく映像に圧倒される作品。ただ、CGゆえ何でもアリの世界がチョット気になり、静止画的にはリアルだが、動画的にはリアルさがなかった。ストーリーも特筆するほどの内容ではなく、分かりやすいがありきたり。スピルバーグを知らない子供世代にはいいかもしれない。ラストは最近お決まりの、続編を予感させる終わり方だが、さほど続編を観たいと思わせるようなラストではなかった。

劇場公開日 2011年12月1日



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2018-01-17

SUPER 8/スーパーエイト

★★★+(3.5)
wSUPER 8_スーパーエイト
鑑賞No:02195
原題:Super 8
製作:2011年/アメリカ/111分
監督:J・J・エイブラムス
出演:エル・ファニング/カイル・チャンドラー

1979年、アメリカ・オハイオ州。14歳の少年ジョーは、5人の仲間と映画作りに没頭していた。ある夜、家を抜け出し、駅に忍び込んで撮影をしていた彼らは、貨物列車がトラックと衝突し、脱線・炎上する大事故を目撃してしまう。現場から命からがら逃げだした彼らは、このことを誰にも喋らないことを約束する。しかし、この事故以来、町では犬がいなくなったり、保安官ら9人が行方不明になるなどの不可解な出来事が続出する・・・・。

1980年代のスピルバーグ映画を彷彿させる作品で、「E.T.」と「スタンド・バイ・ミー」を足して2で割ったような内容。特に前半の、観客の興味を惹き、作品にのめり込ませていくストーリー展開は見事。それだけに後半の、(残念な意味で)意外な展開にはちょっとガッカリさせられた。あと、「E.T.」は造形的にはどうかと思うが愛嬌のある異星人だったが、この作品の異星人は可愛げも何もなく、感動的でもないため、印象薄い作品になりそう。

劇場公開日 2011年6月24日



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2018-01-06

まほろ駅前多田便利軒

★★★★(4.0)
wまほろ駅前多田便利軒
鑑賞No:02198
製作:2011年/日本/123分
監督:大森立嗣
出演:瑛太/松田龍平/片岡礼子/鈴木杏

東京郊外のまほろ市の駅前で便利屋を営む多田啓介。バツイチの彼は、拭えない過去を持ちながらも地道に仕事をこなしている。ある年の正月、仕事からの帰り道で、別の依頼人から預かったチワワを見失ってしまう。必死に探す多田は、バス停でチワワを抱いている男を見つけるが、その男は中学時代の同級生、行天春彦だった。行天は突然、多田に今晩泊めてくれと頼むが・・・・。

ゆったりとしたテンポで淡々と話が進むので、ありがちな「まったり系」映画かと思いきや、結構重い内容もあり、過激なシーンもありと、単なる日常ドラマでもない面白さがあった。また、瑛太と松田龍平という、個性の異なる2人の俳優の、着かず離れずのコンビぶりも新たな魅力を醸し出していた。特に肩肘張らない、飄々とした松田龍平演じる行天には妙に惹かれた。2人が暴漢に襲われた後、瑛太が発する「なんじゃこりゃ~」に対して、松田龍平がつぶやく「全然似てない」には思わず大爆笑。往年のTVドラマ「太陽にほえろ!」での有名なセリフだが、本家本元・松田優作の実の息子・龍平が言うだけについ笑ってしまう。

劇場公開日 2011年4月23日



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2017-12-28

津軽百年食堂

★★★+(3.5)
w津軽百年食堂
鑑賞No:02201
製作:2011年/日本/106分
監督:大森一樹
出演:藤森慎吾/中田敦彦/福田沙紀/ちすん

弘前にある蕎麦屋・大森食堂の長男・陽一は、大学進学で上京するが、就職できず、今はバルーンアートのアルバイトで生計を立てていた。ある日、バイト先で同郷のカメラマン・七海と出会い、ひょんなことからルームシェアすることになる。そんな頃、陽一の父親が出前の最中に交通事故に遭い、入院することに。陽一は店を手伝うために弘前に戻るが・・・・。

相変わらず多い、お笑いタレントを起用した映画で期待せずに観たが、意外とよくできた作品。これといったインパクトのあるストーリー内容ではないが、4代前から続く蕎麦屋の味を守る伝統というのは、先祖からの人から人へのつながりであることを改めて感じさせる。ストーリーも、4代前の創業者のストーリーと現代のストーリーを交互に交錯・リンクさせ、伝統の重さというか価値をより認識させる作りとなっている。東北らしい人情味あふれる人々の交流もいい。

劇場公開日 2011年4月2日



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2017-12-27

リアル・スティール

★★★★+(4.5)
wリアル・スティール
鑑賞No:02200
原題:Real Steel
製作:2011年/アメリカ/127分
監督:ショーン・レヴィ
出演:ヒュー・ジャックマン/エヴァンジェリン・リリー

2020年、ボクシングは、生身の人間ではなく高性能のロボットたちが闘う競技になっていた。元ボクサーのチャーリーは、ロボットの賭け試合で各地を放浪し、生計を立てていた。ある日、かつての恋人が亡くなり、その息子・マックスの親権を叔母夫婦に売った金でかつてのスター・ロボット、ノイジー・ボーイを入手、叔母夫婦が旅行に出る2か月間だけマックスを預かることになる。しかし、マックスを連れて挑んだ地下格闘技試合でノイジー・ボーイは惨敗・大破し、部品を盗むために忍び込んだゴミ捨て場で、ATOMという旧型ロボットを見つける・・・・。

ストーリーの骨格は「ロッキー」を思わせる内容。チャンピオン・ロボットと無名ロボットのタイトルマッチの設定や試合内容、試合のラストなど、まさに「ロッキー」。さらにこの作品では、今までにつながりのなかった親子が、ロボット格闘技を通じて親子の絆を取り戻していくのもメインの話だが、どちらかというとダメ親父を息子の方が積極的にリードして勝利への階段を上っていく姿がこれまでの作品とはちょっと違っていて面白い。とはいえ、ラストはヒュー・ジャックマン演じるrダメ親父が父親としての威厳を回復するかのごとくヒカるシーンはちょっと涙ぐむ。

劇場公開日 2011年12月9日



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2017-12-25

白夜行

★★★(3.0)
w白夜行
鑑賞No:02135
製作:2011年/日本/149分
監督:深川栄洋
出演:堀北真希/高良健吾/船越英一郎/戸田恵子

昭和55年。とある廃ビル内で質屋の店主が殺される事件が起こる。すぐに妻とその愛人に嫌疑がかかるが、10歳の息子の証言で母親のアリバイが認められる。一方、被害者が事件の直前に、西本文代という女の家を訪ねていたことが判明する。そして質屋殺しの決定的な証拠品も見つかるが、文代はガス中毒死してしまう・・・。

19年におよぶ男女の人生を描いているが、主人公の男女はほとんど絡むことはなく、また心のうちを吐露するシーンもなく、内面性が描かれていないのでどうしても観る側の想像や感じ方に左右される作品になっているよう。事件は次々と起こっていくが、解決しないまま時間が過ぎていき、最後に謎解きが行われるスタンダードな展開だが、どうも前半部は視聴者の想像に委ねる部分が多いゆえ、後半の真相との乖離に戸惑う部分はある。それにしても19年にもわたってあのような男女の関係があるものなのか?幼少期の異常な経験をした2人とは言え、なんか現実感がない設定には少し疑問を感じた。今回、いわゆる悪女を演じた堀北真希だが、女優として一皮剥けたのではないだろうか。

劇場公開日 2011年1月29日



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2017-12-24

カイジ2 人生奪回ゲーム

★★★+(3.5)
wカイジ2 人生奪回ゲーム
鑑賞No:02246
製作:2011年/日本/133分
監督:佐藤東弥
出演:藤原竜也/伊勢谷友介/吉高由里子/生瀬勝久

再び借金を背負い、地下の強制労働施設に送られた伊藤カイジは、地獄チンチロで勝利し、仲間全員の借金2億円の返済のため2週間の猶予を与えられて地上に戻る。そして元帝愛グループ幹部の利根川に再会し、裏カジノへの招待状を手に入れる。しかし、そこで待っていたのは執拗にカイジを敵視する冷酷な支配人・一条だった・・・。

前作同様、3つのゲームを軸とした構成だが、最後の「人喰い沼」にかなりウエイトが置かれた分、冒頭の「地獄チンチロ」は説明も不十分で冒頭のゲームとしては盛り上げに欠ける。中盤のゲームも前作同様、命がけのゲームだが、選択を間違えるとライオンに食い殺されるという凄惨なゲームでドキドキもの。心理ゲームとしてはこの「姫と奴隷」ゲームが一番面白い。メインの「人喰い沼」はだんだん盛り上がっていくタイプのエピソードだったが、建物自体を傾けるという驚天動地のアイデアがピークで、そのあとは少々くどいドンデン返しが続くきらいがあった。ラストの利根川との勝負のところは、やっぱり!とうなずかせる「カイジ」らしい終わり方だった。

劇場公開日 2011年11月5日



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2017-12-20

神様のカルテ

★★★+(3.5)
w神様のカルテ
鑑賞No:02248
製作:2011年/日本/128分
監督:深川栄洋
出演:櫻井翔/宮崎あおい/要潤/吉瀬美智子

信州・松本の“24時間、365日対応”の本庄病院に勤めている青年内科医・栗原一止。この小さな病院では専門外の診療をしたり、働き詰めで睡眠が取れなかったりすることが日常茶飯事。それでも一止は激務を凌いでいた。そんな折、一止は母校の医局を通じ大学病院に勤めないかと誘われる。悩む一止だったが、ある日、彼の前に大学病院からと見放された末期ガン患者・安曇雪乃が何故か一止を頼って現れる・・・。

救急医療を扱っているわりにはあまり緊迫感・スピード感の感じられない、全体的におっとりスローモーな進行に、ややもどかしく退屈に感じられる作品。主人公の周りに登場する人々もあまり描き切れておらず、結局ストーリーの中心は末期がん患者の話だけで、それ以外は薄っぺらさが否めないエピソードばかり。宮崎あおい演じる妻との会話もリアリティのない口調で、ちょっと入り込めなかった。ともかく、主人公が捉えどころがなく、何も伝わってこなかったのが正直な感想。やはりジャニーズ起用には無理があるのか?

劇場公開日 2011年8月27日



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2017-12-19

パーティーは終わった

★+(1.5)
wパーティーは終わった
鑑賞No:02128
製作:2011年/日本/140分
監督:行定勲
出演:成宮寛貴/永山絢斗/高岡蒼甫/林遣都/仲里依紗

売れっ子漫画家だが彼氏のいない十朱は、友人に誘われてとあるパーティーに出かける。パーティー慣れした友人はすぐいなくなり、ひとり取り残された十朱は、そこで彼女の前を次々と通り過ぎていく美しい男達と目が合う。そして彼女は想像に耽っていき・・・・。

一人の女性と5人の男性が織りなす5つのラブストーリーからなるオムニバス映画。設定としては、パーティー会場で仲里依紗演じる十朱が出会った美男子に対し、勝手に想像に耽るというもので、それ以上でもそれ以下でもない作品。5つのエピソードに仲里依紗が五人五色の女性を演じ分けているが、やはりエピソードの違いを鮮明にしているのは男優たちが演じる男の設定。色々なパターンの男たちに愛され、頼られ、怖がらせられ・・・といったともすれば翻弄される十朱が見ものの作品。

劇場未公開



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2017-12-17

SP 革命篇

★★★(3.0)
wSP 革命篇
鑑賞No:02140
製作:2011年/日本・128分
監督:波多野貴文
出演:岡田准一/香川照之/真木よう子/堤真一

官房長官を狙ったテロ事件から2か月。井上ら第4係のSPたちは、麻田内閣不信任案の採決が行われる国会議事堂での警備に就く。井上は上司の尾形に対する不信感を募らせながらも、尾形の指令で警備をしていたが、謎のテロリストグループが国会議事堂内にまんまと侵入し、やがて尾形を先頭に衆議院本会議場に乱入し占拠する・・・・・。

前作「SP 野望篇」の完結編に当たる本作。前作でさんざん「革命篇」への期待を膨らます展開だったために満を持してレンタルし視聴したが、期待が大きかっただけに裏切られた感は大きかった。革命、革命と前作から連呼していたが、国会占拠まではスリリングな展開とどうなるかという期待感で膨らんだ気持ちも、占拠後の議員糾弾に終始する展開は映画的にはいかがなものだろうか?タイトルの「SP」からすると「革命篇」はその本来の姿を大きく逸脱し、もはや「SP」ではない感すらあった(「野望篇」の方がよっぽど「SP」らしい)。終わり方も何か謎めいた感じがあり、続編がありそうな雰囲気も残しつつ終わるところも消化不良感の残るものとなった。

劇場公開日 2011年3月12日



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2017-12-15

漫才ギャング

★★★+(3.5)
w漫才ギャング
鑑賞No:02141
製作:2011年/日本/137分
監督:品川祐
出演:佐藤隆太/上地雄輔/石原さとみ/綾部祐二

結成10年になるが未だに売れない漫才コンビ“ブラックストーン”の黒沢飛夫は、ある日、相方の保から突然解散を告げられる。ヤケになった飛夫は酔ってトラブルに巻き込まれ、留置場に放り込まれてしまう。そこで鬼塚龍平と出会い、彼のツッコミの才能に気付いた飛夫は龍平とコンビを組むことにする。“ドラゴンフライ”と名付けた新しい漫才コンビは公園でネタの猛特訓を開始するが・・・・。

くだらないコメディ映画かと思いながらも観始めたが、やはりくだらないストーリーや下ネタ満載のギャグ連発。でもなぜか笑えてしまう。特に前半の佐藤隆太演じる飛夫の独り言のシーンはあるある探検隊のようで面白い。上地雄輔演じる龍平のツッコミも自然体で、バラエティでのおバカキャラとはまた違った魅力を出していた。相変わらずお笑いタレントが跋扈しており多少鼻につくが、宮川大輔は存在感が光っていた。漫才一本かと思いきや、下ネタ・風俗はもちろん、暴力・借金・友情・恋愛などなどが散りばめられていて多彩。ただベタでも漫才コンテストへのチャレンジの方も描いて欲しかった。あと女性の出演が少ない中、石原さとみの存在は大きく、また抱きしめたくなるほど可愛い役どころに大満足。

劇場公開日 2011年3月19日



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2017-12-07

大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇

★★★(3.0)
w大木家のたのしい旅行_新婚地獄篇
鑑賞No:02177
製作:2011年/日本/121分
監督:本田隆一
出演:竹野内豊/水川あさみ/荒川良々/樹木希林

大木信義と咲は、長い同棲生活の末になし崩し的に結婚した新婚カップル。そのため、新婚なのにすでに倦怠期を迎えていた二人は、怪しげな占い師に地獄に行くように告げられる。興味にかられた二人は一泊二日の地獄ツアーに申し込むことに。支度を整えた二人は、集合場所の屋上にやってくると、そこには小さなバスタブがあり、ここが地獄の入口だと言われ・・・・。

地獄旅行と聞いて、まず思い浮かぶのが、閻魔様がいて、針の山や亡者がさまよう、苦しみと絶望の世界、を想像し、映像化しても何かおどろおどろしい暗く不気味なイメージで心して観なくては・・・と思ったが、なんとやもはや、この夫婦の脳天気さはどうであろう。いとも簡単に地獄行きを決め、地獄の入口であるあの汚いバスタブにも多少躊躇するものの、飛び込むなんて・・・。 でもその陽気さと、最初の想像とは違う地獄の様子に少し安堵し、逆に先の読めない展開にワクワクしながら観ることができた。ばかばかしい内容ではあるが、暇つぶしにはいい映画。

劇場公開日 2011年5月14日



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2017-12-04

パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉

★★★+(3.5)
wパイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉
鑑賞No:02174
原題:Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides
製作:2011年/アメリカ/141分
監督:ロブ・マーシャル
出演:ジョニー・デップ/ペネロペ・クルス

古い仲間のギブスを絞首刑から救うべく、ロンドンに現れたジャック・スパロウ。裁判官に化けたジャックは、適当な罪状でギブスを牢獄送りにし、護送中に救い出そうと画策するが、結局捕まり国王ジョージ2世の前に引きずり出される。国王はジャックに永遠の命をもたらすという“生命の泉”への道案内を命じるが、なんとかその場から逃げ出す。その後、「ジャックが“生命の泉”を目指すため乗組員を集めている」という噂を耳にし、偽物のジャックを突き求めると、それは彼がかつて愛した女海賊アンジェリカだった・・・。

ジャック演じるジョニー・デップとともに主役級の活躍をしていたオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイが今回は出演しておらず、その代わりにジャックの元恋人役でペネロペ・クルスが出演していたが、やや存在感に欠ける嫌いはあった。全体的には前3部作とはちょっとイメージの違う作品になっており、良くも悪くも新鮮な感じはしたが、これまで築いた作品感から来る大きな期待には少し応えられていない気のする作品になっていた。特に前半は、テンポ良いアクションシーンはあるものの、前シリーズをしのぐものにはなっておらず、本当に気を入れて観れだしたのは、後半の人魚の登場シーンぐらいからで、目的の“生命の泉”に向けての展開は前半部に比べ格段に面白かった。ただ、人気作品も4作目となると、前宣伝の大きさに比べ、その期待を上回ることはやはり難しいものだと感じる作品だった。

劇場公開日 2011年5月20日



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2016-11-23

おとなのけんか

★★★★
おとなのけんか
鑑賞No:02823
原題:Carnage
製作:2011年/フランス、ドイツ、ポーランド/79分
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ジョディ・フォスター/ケイト・ウィンスレット

子ども同士のケンカを解決するため2組の夫婦が顔をあわせ、話し合いを始める。最初は理性的に進められていた話し合いも、時間がたつにつれ各々の本性がむきだしになり、やがてそれぞれの夫婦間にも不協和音が生じていく・・・・。

トニー賞演劇部門の作品賞やローレンス・オリビエ賞の新作コメディ賞を受賞したヤスミナ・レザの舞台劇「大人はかく戦えり」の映画化。登場人物は4人のみで、室内でリアルタイムに進行する会話劇となっている。1時間40分という短尺ではあるが、4人のみの出演で、ほとんど同じ室内でのやりとりだが、決して飽きさせないテンポ良い進行で展開する。子供の喧嘩が原因の、被害者の両親と加害者の両親による大人の紳士的な話し合いでストーリーは始まるが、次第に本性を露呈し始め、醜い大人の口げんかになっていく様は面白い。対立軸も加害者と被害者という関係だけではなく、お互いの夫婦間、あるいは男同士VS女同士といったように、刻々と目覚ましく変化する様子もよくできている。大人の喧嘩は最終的に収拾のつかない泥沼化を呈するが、喧嘩した当の子供たちはそんなことはお構いなしに仲直りしているラストは印象的。

劇場公開日 2012年2月18日



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2016-06-16

ツレがうつになりまして。

★★★
ツレがうつになりまして。
鑑賞No:02252
製作:2011年/日本/121分
監督:佐々部清
出演:宮崎あおい/堺雅人/吹越満/津田寛治

仕事をバリバリこなすサラリーマンの夫、通称ツレが、ある日突然、心因性うつ病だと診断される。結婚5年目でありながら、ツレの変化にまったく気付かなかった妻・晴子は、妻としての自分を反省する一方、うつ病の原因が会社にあったことからツレに退職を迫る。会社を辞めたツレは徐々に体調を回復させていくが・・・・。

増加する現代病の一つとして何かと話題になるうつ病。そんなうつ病をテーマにした作品だが、かといって決して重い内容ではなく、真面目ながら軽妙なタッチで描かれている。また、配偶者がうつ病になった時の対応方法、つまり夫婦のあり方についても参考になる描写が多かった。うつ病患者に「頑張れ」という言葉は禁句だとよく聞きますが、この作品での夫婦も頑張ろうとはせず、焦らず追い込まず、のんびり過ごそうよという姿勢で対処しているところは大いに参考になった。ただ、俳優陣の演技はよかったが、軽妙なタッチが却ってこの病気の実情をどこまで伝えきっているのだろうか、実際はもっとドロドロしたことまるのではないか、きれいに描きすぎていないか、などの疑問が浮かぶ、ややリアリティに問題の残る感じがした。

劇場公開日 2011年10月8日



(キャスト一覧)
宮崎あおい(ハルさん)
堺雅人(ツレ)
吹越満(杉浦)
津田寛治(高崎和夫)
犬塚弘(川路)
梅沢富美男(三上隆)
田山涼成(加茂)
大杉漣(栗田保男)
余貴美子(栗田里子)


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2015-08-31

宇宙人ポール

★★★+
宇宙人ポール
鑑賞No:02207
原題:Paul
製作:2011年/イギリス/104分
監督:グレッグ・モットーラ
出演:サイモン・ペッグ/ニック・フロスト

1947年、ワイオミング州に怪しい飛行物体が落下する。それから60年後。イギリス人のSF作家クライヴとイラストレーターのグレアムは、アメリカ・サンディエゴで開催される世界中のマニアが集うコミコンに参加し、そのあと長年の夢だったアメリカのUFOスポット巡りに出発する。そこでひょんなことからポールと名乗る宇宙人と遭遇し、成り行きで車に乗せる事に・・・・。

ストーリー的には「E.T.」に近いところがあるが、宇宙人のキャラが全然違う。宇宙人ポールの方は流暢な英語を話し、生意気な口調で馴れ馴れしく、下ネタ満載の会話。でも、どこか愛嬌があり、憎めないキャラ。「E.T.」だけでなく、「未知との遭遇」「スター・ウォーズ」「メン・イン・ブラック」などのSF・宇宙人映画へのオマージュも目いっぱいある。ともかく、何も考えずに観れて、大笑いできる楽しい映画。

劇場公開日 2011年12月23日


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2015-06-27

聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実

★★★+
聯合艦隊司令長官 山本五十六
鑑賞No:02668
製作:2011年/日本/140分
監督:成島出
出演:役所広司/玉木宏/柄本明/柳葉敏郎

昭和14年夏。日独伊三国軍事同盟をめぐり、締結を強く主張する陸軍だけではなく、国民の大半も同盟に希望を見いだしていた。そんな中、海軍次官の山本五十六、海軍大臣の米内光政、軍務局長の井上成美は、陸軍の圧力や世論にも信念を曲げることなく同盟に反対の立場をとり続ける。しかし、第2次世界大戦が勃発し・・・・。

「この空の花 長岡花火物語」を観て、この作品の中で長岡の著名な歴史上の人物として、河井継之助、小林虎三郎、そして山本五十六の名がたびたび出てきて、この3人に興味を持ったので、まずは容易に映画で観れる本作を鑑賞した。本作は単なる人間ドラマではなく、できるだけ忠実に再現し、山本五十六の実像に迫ろうという意図のもと製作された作品だけあって、イメージしていた山本五十六像とはちょっと違った、人間臭い山本五十六を垣間見れて良かった。そして、さいごまで戦争に反対した男、自分の本意とは別に開戦に踏み切らざるを得なかったこと、戦争中も常に講和に持ち込むための戦いを考えていたことなどを知らされる。それだけに、志半ばで亡くなり、この志を継げる日本人は誰もいなくなり、日本は泥沼の戦争に向かったことが今となっては悔やまれることであるが、それが後世に伝わる作品である。

劇場公開日 2011年12月23日


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2015-06-24

この空の花 長岡花火物語

★★★★
この空の花 長岡花火物語
鑑賞No:02667
製作:2011年/日本/160分
監督:大林宣彦
出演:松雪泰子/高嶋政宏/原田夏希/猪股南

11年夏、熊本・天草の地方紙記者の玲子が新潟・長岡を訪れる。目的は、中越地震を乗り越え復興し、東日本大震災の被災者をいち早く受け入れた同地を取材すること。そして、長年音信不通だった元恋人からの「長岡の花火を見てほしい」という便りに心ひかれたためだった・・・・。

普通の映画だと思ったら大間違いの映画。ドラマでもなく、ドキュメンタリーでもない、今まで観たことのないジャンルの作品だ。これを無名の監督が作ったのならまだ分かるが、大御所・大林宣彦監督が作ったというのだから驚き。そのチャレンジ精神には拍手喝采。ただ、それだけ独特な作風なだけに万人受けする作品ではない。また、最初、題材は東日本大震災かと思ったが、それにとどまらず、長岡の歴史全般に波及し、ストーリーも一見、支離滅裂するかのごとく飛び飛びだ。けれども何故か妙に惹きこまれるから不思議。160分という長尺ながら飽きさせない内容だった。

劇場公開日 2012年5月12日


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2015-06-13

ロック わんこの島

★★★+
ロック_わんこの島
鑑賞No:02218
製作:2011年/日本/123分
監督:中江功
出演:佐藤隆太/麻生久美子/土師野隆之介/岡田義徳

伊豆諸島・三宅島で民宿を営む野山家は父・松男、母・貴子、祖母・房子、そして息子の芯の4人で幸せに暮らしていた。しかし2000年8月、三宅島の噴火により全島民が避難することとなり、芯は生まれた時から育てていた愛犬ロックとの別れを余儀なくされる・・・。

フジテレビの情報番組「めざましテレビ」の人気コーナー「きょうのわんこ」で話題を呼ん だ実話を基に製作された作品。実話については全く知らないし、どの部分が実話で、どの部分が創作かもわからないけれど、観る者に感動を与えるようなストーリーになっている。ただ、出来すぎの内容に創作性の強さは感じられ、ネットでもこの作品に対する賛否両論は激しい。三宅島噴火に関するメッセージ性は逆に弱く、子供と動物を使うことによる安易なお涙頂戴ドラマの感は拭えない。

劇場公開日 2011年7月23日


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2015-06-05

グリーン・ランタン

★★
グリーン・ランタン
鑑賞No:02219
原題:Green Lantern
製作:2011年/アメリカ/114分
監督:マーティン・キャンベル
出演:ライアン・レイノルズ/ブレイク・ライブリー

米空軍テストパイロットのハル・ジョーダンはある日、宇宙の平和と正義を守る組織「グリーン・ランタン」の一員に選ばれる。宇宙最強の武器と言われるパワーリングの力に当初は戸惑うハルだったが、幼なじみで恋人のキャロルや仲間たちを守るため、全宇宙を巻き込んだ壮大な戦いに身を投じていく・・・・。

CG技術の発達で、この手の映画が作りやすくなったのだろうか、やたらコミック・ヒーローの映画化が立て続いているが、この作品もその一つ。日本人の誰もが知っているアメコミ・ヒーローと比べるとメジャーではない主人公なので、イマイチとっつきにくさはあった。特に、メジャーでないがゆえに、より際立った特徴があれば印象に残りやすいのだが、あまりにも特徴に欠けるヒーローという印象しか残らなかった。おそらく、観てしばらくたつとストーリーを忘れそうな作品。

劇場公開日 2011年9月10日


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2015-05-17

X-MEN:ファースト・ジェネレーション

★★★★
X-MEN ファースト・ジェネレーション
鑑賞No:02157
原題:X-Men: First Class
製作:2011年/アメリカ/131分
監督:マシュー・ボーン
出演:ジェームズ・マカヴォイ/マイケル・ファスベンダー

テレパシー能力をもつチャールズと、あらゆる金属を操ることができるエリックは、同じミュータントとして親友になる。しかし2人は、CIAから依頼された、邪悪なミュータント軍団が仕組んだ人類滅亡計画を阻止する戦いに参加したことから、次第に友情が崩壊していく・・・・。

人気アクションシリーズ「X-MEN」のプリクエル(前章)。「X-MEN」シリーズのように銘打っているが、今までのシリーズとは一線を画し、若き日のプロフェッサーXとマグニートーを描くことで、X-MENの起源に迫っている。これまではミュータントの戦いが中心だったが、本作はミュータント自身が生き生きと描かれ、より親しみが感じられるようになったのと、X-MENシリーズにつながるいろいろなことも明らかになって、面白さが倍増する内容となっていました。

劇場公開日 2011年6月11日


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2015-05-13

犬飼さんちの犬

★★★+
犬飼さんちの犬
鑑賞No:02212
製作:2011年/日本/92分
監督:亀井亨
出演:小日向文世/ちはる/木南晴夏/池田鉄洋

離島にある「スーパー バスコダガマ鳥か崎店」に勤務する48歳の平社員・犬飼保は、妻の潤子や子どもたちと離れて寂しく単身赴任中。ある日、本社へ出張することになり、犬飼は家族のもとに戻るが、久々に帰ったわが家には、犬嫌いの保に内緒で家族が飼い始めたサモエド犬のサモンがいた・・・・。

犬嫌いのお父さんが、飼い犬のサモンと接し、いろいろと経験するうちに、やがて心が通うようになり、犬好きになるという話。一言で言ってしまえばそれだけの単純な話だが、全体的にほのぼのとした、心温まる作品。犬が中心の映画のようなタイトルだが、主題は犬を通じて家族の絆を描いているようだった。

劇場公開日 2011年6月25日


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2015-05-09

キツツキと雨

★★★★+
キツツキと雨
鑑賞No:02647
製作:2011年/日本/129分
監督:沖田修一
出演:役所広司/小栗旬/高良健吾/臼田あさ美

とあるのどかな山村に、ある日突然、ゾンビ映画の撮影隊がやってくる。ひょんなことから撮影を手伝うことになった60歳の木こりの克彦と、その気弱さゆえにスタッフをまとめられず狼狽する25歳の新人監督・幸一は、互いに影響を与えあい、次第に変化をもたらしていく・・・・。

2011年・第24回東京国際映画祭で審査員特別賞を受賞した作品。あまり期待せず、何気に観始めた映画だがこれは面白かった。職人気質で一見、人付き合いの悪そうな役所広司演じる木こりの岸さんだが、そこはやはり田舎の人、実は親切で、困っている映画撮影隊の結構無理難題な頼みごとを乗り気ではないながら結局巻き込まれて手伝っていく様を面白おかしく描いている。また、小栗旬演じる気弱な新人監督・幸一との交流も主題のひとつ。彼との交流を通して、岸さんは映画の良さを知り、映画にのめりこんでいくし、幸一も監督としての自信をつけていく。タイトルの「キツツキと雨」の意味がよくわからなかったが、キツツキというのは、森で暮らす木こりのことを言うらしい。雨はこの作品を観てもらえれば分かります。

劇場公開日 2012年2月11日


  1. 邦画-き

2015-03-02

ワン・デイ 23年のラブストーリー

★★★
ワン・デイ 23年のラブストーリー
鑑賞No:02614
製作:2011年/アメリカ/107分
監督:ロネ・シェルフィグ
出演:アン・ハサウェイ/ジム・スタージェス

しっかり者のエマと自由奔放で恋多きデクスターは、互いにひかれ合いながらも友人でいることを選び、親友として毎年7月15日を一緒に過ごすと決める。旅行や恋愛相談など友人としての交際を続けながらも、エマは秘かにデクスターを思い続けていたが、あるときデクスターから別の女性と結婚することを告げられ・・・。

23年分の7月15日だけを切り取ってつなぎ合わせたストーリー構成という、目新しいアイデアの作品。限りなく恋愛感情に近い気持ちをお互い抱きながら恋人関係ではなく友人という関係を20年以上つづけた2人の男女というのも、ちょっと現実離れした内容だった。最初のボタンのかけ違いから、こうも恋愛に至らないのか、あと一歩、あお一言、勇気を出せば・・・・というシーンも多く、観ていてじれったくなることも。7月15日だけのつなぎ合わせストーリーのため、省略部分が多く展開が早いため、最初は分かりにくいが、だんだんハマってくる。ただ、全体的にはほのぼの系ラブストーリーかと思いきや、ラストの展開は意外だった。


  1. 洋画(わ行)

2015-03-01

ヒミズ

★★+
ヒミズ
鑑賞No:02603
製作:2011年/日本/129分
監督:園子温
出演:染谷将太/二階堂ふみ/渡辺哲/吹越満

どこにでもいる中学3年生の祐一の夢は、成長してごく当たり前のまっとうな大人になること。一方、同い年の景子の夢は、自分が愛する人と支え合いながら人生を歩んでいくことだった。しかしある日、2人の人生を狂わせる大事件が起き・・・・。

古谷実原作の人気漫画の映画化。出演した染谷将太と二階堂ふみは第68回ヴェネツィア国際映画祭で新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞しているが、それは納得の熱演ぶり。特に祐一のかなり歪んだ言動に起因する家庭環境の凄まじさには同情するが、それにしても常に怒り、その行き場のない気持ちがやがて異常な行動として発展していく。二階堂ふみが演じた景子も不可思議な少女。どうも、この二人の気持ちや行動には同調、共感、理解しがたいところがあったが、尋常ではない家庭環境の中で生き抜いていく術だったのか・・・。


  1. 邦画-ひ

2014-05-10

天使の処刑人 バイオレット&デイジー

★★★+
天使の処刑人 バイオレットデイジー
鑑賞No:02504
製作:2011年/アメリカ/88分
監督:ジェフリー・フレッチャー
出演:アレクシス・ブレーデル/シアーシャ・ローナン

ニューヨークでお手軽な仕事だけを請け負う殺し屋のバイオレットとデイジーは、あこがれの新作ドレス欲しさに、ある仕事を引き受ける。それは、自ら電話をかけ殺してほしいと頼んできた男を殺すだけの、ごく簡単な仕事のはずだった。しかし、男は別の殺し屋にも狙われており、2人は思わぬ事態に巻き込まれていく・・・・。

観る前はタイトルから、若き天使のような少女2人が男顔負けのバイオレンス・アクションを展開するのかと勝手に想像していたが、意外な展開に驚いた。途中からは「処刑人」という映画のイメージは全く影をひそめ、殺しのターゲットである男と次第に心を通わせていくという、何ともタイトルとは程遠い内容になっていく。それでも、使命である「殺し」を遂行すべく、葛藤する少女はよく描かれている。スッキリする結末ではないが、最後までどうなるか楽しめる作品。



出演者
アレクシス・ブレーデル(バイオレット)
シアーシャ・ローナン(デイジー)
ジェームズ・ガンドルフィーニ(マイケル)
ダニー・トレホ(ラス)
マリアンヌ・ジャン=バプティスト(アイリス)


  1. 洋画-て

2014-04-07

バーニー みんなが愛した殺人者

★★★★

鑑賞No:02502
製作:2011年/アメリカ/99分
監督:リチャード・リンクレイター
出演:ジャック・ブラック/シャーリー・マクレーン


テキサス州の田舎町で葬儀屋を営むバーニーは、誰にでも優しく慈愛に満ちた人柄で町民から慕われていた。一方、金持ちの老未亡人マージョリーは偏屈な嫌われ者だったが、心優しいバーニーはひとり暮らしのマージョリーを気遣い、たびたび家を訪問して相手をするようになる。やがて彼は住み込みの専属マネージャーになるが、ある日、バーニーはマージョリーを殺してしまう・・・・。


1996年にテキサスの田舎町で実際に起こった事件を、当事者を知る住民たちの証言を交えて描いた作品。事実がベースだけに、却って謎が残り、後味もちょっと悪い内容になっている。殺人が発覚し裁判になってからも町中の人から味方にされるほど、好人物に描かれているバーニーだが本質はどうだったのか? 町中の人から嫌われているマージョリーに執拗なまでに行為をみせるが、金目的とも勘ぐれる。そしてマージョリーのわがままに耐えかねて衝動的に彼女を殺してしまうが、その後、隠ぺい工作を図り、あたかも彼女が生きているかのような演出を長い期間行っている。結局、彼は終身刑になるが、最後まで彼の本質は分からず仕舞いで、スッキリしない作品だった。





  1. 洋画-は

2012-12-10

ハングリー・ラビット

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02311
製作:2011年/アメリカ/106分
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ニコラス・ケイジ/ジャニュアリー・ジョーンズ


ささやかながらも幸せな生活を送っていた高校教師のウィル。ある日、妻のローラが何者かに襲われ重傷を負ってしまう。そんなウィルの前に見知らぬ男サイモンが現れ、「奥さんを襲った犯人を殺してやろう」と持ちかける。犯人への復讐の念にかられるウィルはサイモンの提案を受け入れ、代理殺人が実行されるが、半年後、今度はサイモンが所属する組織から代理殺人をやるよう強要され・・・・。


典型的な巻き込まれ型サスペンスだが、主人公も全くの善良者ではなく、奥さんが暴行されたとはいえ、復讐の念からサイモンに代理殺人を依頼している負い目はある。代理殺人をしてもらって全く代償を要求されないという考えは甘いが、そんな甘い言葉に乗せられてまんまと地獄の底に落ちていく様は結構スリリングで楽しめた。最後まで組織のことは詳しく語られず謎めいたまま終わるが、ラストでもこの組織の奥深さが窺えて空恐ろしかった。





  1. 洋画-は

2012-09-19

僕達急行 A列車で行こう

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02286
製作:2011年/日本/117分
監督:森田芳光
出演:松山ケンイチ/瑛太/貫地谷しほり/松坂慶子


「のぞみ地所」の社員、小町圭と「コダマ鉄工所」の二代目、小玉健太は趣味の鉄道を通じて意気投合。住まいにもトレインビューを追求する小町は、コダマ鉄工所の寮に入るが、やがて九州に転勤となる。九州で鉄道ファンの人脈を活かし、大手企業「ソニックフーズ」の社長と意気投合した小町は、小玉の鉄工所も巻き込んで商談を成功させていく・・・・。


2011年11月に急逝した森田芳光監督の遺作。誰ひとり悪者が出てこない、いわゆる「ほのぼの系」「ほんわか系」の映画で、趣味を活かしたビジネス成功譚は「釣りバカ」に通ずるところもあり、決して嫌いな映画ではなかった。それどころか、ドキドキ感はないものの、安心して観れる良い映画だった。主役2人も、鉄道オタクながら、オタクっぽさは強調されず、現代の普通の若者の代表のようで、それを力まず自然体で演じているようで好感が持てた。舞台は東京と博多で、職種も違う2人の割には彼らを取り巻く人間関係が偶然にしてはあまりに狭く都合よ過ぎたが、これも愛嬌か?





  1. 邦画-ほ

2012-08-22

ハラがコレなんで

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02280
製作:2011年/日本/109分
監督:石井裕也
出演:仲里依紗/中村蒼/斉藤慶子/石橋凌


妊娠9カ月、お腹の子供の父親であるアメリカ人の彼と別れ、お金も底をついた光子は、行くあてもなくアパートを引き払う。流れ辿り着いたのは、子供時代に両親と暮らした時代遅れの長屋。そこには寝たきりになった大家のおばちゃんと、光子の幼なじみで叔父の次郎と食堂を営んでいる陽一が住んでいた。光子は大家のおばちゃんの世話をしながら長屋で出産する決意をするが・・・。


タイトルから見て妊婦の話ということは想像に難くなかったが、妊娠にまつわる話の膨らみはほとんどなく、「粋だねぇ」を連発する主人公の人助けがメインの映画。よって極論すれば、必ずしも主人公は妊娠している必要もなく、妊娠は長屋にたどり着くための理由づけに過ぎないような感じの設定だった。それでもそれなりに面白いストーリーにはなっているが、演出のせいか、演技やセリフは自然体ではなく、何か素人っぽさが目立つのが気になった。





  1. 邦画-は

2012-08-21

DOG×POLICE 純白の絆

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02242
製作:2011年/日本/104分
監督:七高剛
出演:市原隼人/戸田恵梨香/村上淳/時任三郎


早川勇作は、人一倍正義感が強く、犯罪者に対して天性の鋭い嗅覚を持つ優秀な警察官だった。しかし、刑事を目指す彼に下った異動先は、警視庁警備部警備二課装備第四係であり、そこは警備犬の訓練所だった。仕事への意欲を失っていく勇作だったが、ある日、ハンディキャップを持って生まれた犬“シロ”に出会う。勇作はそんなシロに自分を重ね合わせ、警備犬へと育成しようと決意するが・・・。


警察犬の話かと思ったら、どうやら警備犬という、ちょっと警察犬とは異なる任務を持つ犬とその訓練員との共に成長していく過程を描く。犯人を追う警察犬とは違い、警備や捜索、救助が主体なので、映画的には結構地味だし、ストーリーもベタ。それでも敢えて盛り上がりをつけようと、主人公が暴走するシーンが目立つが、それが却ってリアリティをなくしており、マイナスとなっている。ごくありきたりの動物映画として観るべき映画。


  1. 邦画-と

2012-08-18

アントキノイノチ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02256
製作:2011年/日本/131分
監督:瀬々敬久
出演:岡田将生/榮倉奈々/松坂桃李/原田泰造


高校時代、自分のせいで友達を「殺して」しまった事がきっかけで、心を閉ざすようになった杏平は、父親の勧めで“遺品整理業”の会社で働く事になる。そこでの初仕事は、死後1ヶ月で発見された男の部屋だったが、先輩社員のゆきと二人で黙々と部屋の整理をしていると、ゆきの手首にリストカットの痕を見つける。互いに心に傷を持っている事を知り、杏平とゆきは次第に強く惹かれ合うようになるが・・・・。


「おくりびと」でもこのような職業があるのかと驚いたが、この映画でも遺品整理業といった職業があることに驚きと、世知辛いながらも便利な世の中になっているなと感じざるを得なかった。死者を天国に送り届けるためのお手伝いをするという点では「おくりびと」も「アントキノイノチ」も共通するが、「おくりびと」がどちらかというと“死”を美化して見せていたように感じる反面、「アントキノイノチ」は“死”をよりリアルに現実のものとして描いていたのが大きく異なる点だったように思う。そういう意味で前半は興味深く観れたが、後半やや興味が薄れる展開になり、タイトルの由来を示すオチには少々冷めてしまう。


  1. 邦画-あ

2012-08-17

ワイルド7

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02257
製作:2011年/日本/109分
監督:羽住英一郎
出演:瑛太/椎名桔平/丸山隆平


犯罪者からスカウトされた白バイ警察官7人で構成される超法規的警察組織、通称“ワイルド7”。飛葉大陸、セカイ、パイロウ、ソックス、オヤブン、ヘボピー、B・B・Qの7人は。いずれ劣らぬ犯罪歴と、犯行のために身につけた特殊技能をあわせ持ったプロフェッショナルだった。ある日、指揮官・草波勝のもと、“ワイルド7”の出動が要請され、メンバーたちは事件の犯人を追い詰めるが、その瞬間、謎のスナイパーが現れ、犯人を射殺して逃走する・・・。


子供の頃、テレビドラマ見た覚えのあるワイルド7だが、薄れた記憶のテレビ版とこの映画版のイメージはあまり重なるところはなかった(個人的に持っていたイメージとは隔たりがあった)。ストーリーの記憶はほとんどないが、TV版は悪の組織と戦うワイルド7という設定でストーリー展開していたと思うが、映画は敵と戦うところはあっけなく、その後、警察組織から追われる立場に逆転してしまい、そっちの方がメインにえがかれているせいかもしれない。あと、主人公役が瑛太というのも、今までの役のイメージからワイルドさに欠けるきらいはあった。


  1. 邦画(わ行)