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2017-11-14

アフロ田中

★★★+(3.5)
wアフロ田中
鑑賞No:02240
製作:2012年/日本/114分
監督:松居大悟
出演:松田翔太/佐々木希/堤下敦/田中圭

幼い頃、髪型のせいでいじめられた田中は、自らアフロヘアに変身し、以来ずっとアフロヘアで通してきた。高校をノリで退学して家を追い出された田中は、1人暮らしを始めるが、何もしないでふらふら生きて、気が付けば24歳になっていた。ある日、高校時代の友達・井上の結婚が知らされる。「結婚式には彼女同伴で出席しよう」という約束を思い出し、焦る田中。そんな時、隣の部屋に超美人が引っ越して来て・・・・。

「ライアーゲーム」での松田翔太とは一転したコミカルなキャラクターを好演し、演技の幅は広げていたものの、ぎこちなさが目立った。キャラクターの最大の特徴でタイトルにもなっている“アフロ”だが、最後までアフロであることがストーリーを広げていくこともなく、アフロである意味がちょっと疑問の作品だった。ストーリーはバカバカしいほど単純で分かりやすいが、ラストは期待通りの展開ではなく少しもやもや感が残る。下ネタ連発の作品のため、観ていて低俗感は否めなかった。

劇場公開日 2012年2月18日



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2016-11-20

ライアー・ハウス

★★★+
ライアー・ハウス
鑑賞No:02821
原題:Breathless
製作:2012年/アメリカ/92分
監督:ジェシー・バジェット
出演:ジーナ・ガーション/ケリー・ギディッシュ

テキサスの田舎町で暮らすローナは、夫デイルが銀行強盗で手にした現金10万ドルを奪うため、自宅で彼を縛り上げて金の隠し場所を聞き出そうとする。親友タイニーも呼び出してデイルに銃を突きつけるローナだったが、誤ってデイルを射殺してしまう。金の行方はわからないまま、死体の処理に悪戦苦闘する2人。さらに運の悪いことに、警官まで訪ねてきてしまう。絶体絶命の状況に追い込まれた2人は、ある考えを思いつくが・・・・。

いわゆる密室劇・ワンシチュエーション映画に類する作品。舞台は主人公ローナが暮らす家の一室。冒頭の設定からして衝撃的で、観客を惹きつけるには文句なし。ストーリーも単純で分かりやすく、入りやすい。前半はややスローペースで変化に乏しいが、中盤から後半かけて急にテンポが速く、状況も刻々と変わっていく。ただ、ストーリーにやや無理があること、また、意外性は低く先読みできることが難点と思われる。また、少々グロくて、軽い内容の割には家族団らんで観るには向いていない。

劇場公開日 2016年1月9日



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2016-11-04

R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私

★★(2.0)
wR-18文学賞vol1 自縄自縛の私
鑑賞No:02817
製作:2012年/日本/106分
監督:竹中直人
出演:平田薫/安藤政信/綾部祐二/津田寛治

サービス残業や社会のいじめでストレスを抱えるOLの百合亜は、自らを縛り上げることを密かな趣味にして、ストレスを解放していた。やがてブログを通じて知り合った「運命の人」と出会った百合亜は、次第に大胆になっていき・・・・。

全体的にストーリーは緩やかに進むため、ちょっと退屈気味になる作品。ストレスを抱えているのは分かるが、それが自縄自縛をするきっかけや、のめり込んでいく理由がイマイチ描けていないというか、よく分からなかった。登場人物も、だれもかれも普通の人はおらず、皆、異常者に見えたのは私だけだろうか?主人公と同類(同趣味)のメル友が実は意外な人物というか、ちょっとしたオチのようで、これは良かった。題名からもうちょっとエロチックな作品かと思っていたが、意外と普通で、一言でいえば異常な世界の作品といえる。

劇場公開日 2013年2月2日



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2015-09-04

世界にひとつのプレイブック

★★★
世界にひとつのプレイブック
鑑賞No:02702
原題:Silver Linings Playbook
製作:2012年/アメリカ/122分
監督:デビッド・O・ラッセル
出演:ブラッドリー・クーパー/ジェニファー・ローレンス

妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパットは、仕事も家も失い、両親とともに実家暮らし。いつか妻とよりを戻そうと奮闘していたある日、事故で夫を亡くして心に傷を抱えた女性ティファニーに出会う。愛らしい容姿とは裏腹に、過激な発言と突飛な行動を繰り返すティファニーに振り回されるパットだったが・・・・。

病気とはいえ、こんな自分本位な一方的に自分の思いを押し付けようとする主人公の強引さには、冒頭から不快感でイッパイ。それでなくても、始終ギャーギャー喚くシーンが多く、何と騒々しい映画かと思ったほど。それでも主人公サイドで描かれているため、どうしても同情しがちになる。その最たるのが父子の間に挟まりながら明るく主人公に接する母の優しさや、主人公と何度も対立しながらも父として子を愛する気持ちには打たれる。そんな主人公を徐々に変えていくのがティファニーだ。彼女も最初は何と口の悪い嫌な女性だなと思ったが、実は・・・。ラストはやっと感動できるのでご安心を。

劇場公開日 2013年2月22日


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2015-07-04

センチメンタルヤスコ

★★
センチメンタルヤスコ
鑑賞No:02339
製作:2012年/日本/87分
監督:堀江慶
出演:岡本あずさ/池田成志/滝藤賢一/和田正人

両親の命日になると自殺未遂を繰り返してきたキャバクラ嬢のヤスコが、何者かに首を絞められ意識不明の重体で病院に搬送される。容疑者としてヤスコの恋人だった7人の男が浮かび上がるが、7人の証言は食い違い、隠されていたヤスコの過去が明らかになっていく・・・・。

「ベロニカは死ぬことにした」の堀江慶監督が旗揚げした劇団「CORCFLASES」で上演された舞台劇を、堀江監督自ら映画化した作品。舞台劇の場合、その特有の雰囲気と、舞台劇ゆえの制限もあるので、ある程度突飛な設定も許されるのかもしれないが、本作は舞台劇の設定をそのまま映画に持ってきたような気がする(舞台劇の設定は知らないが・・・)。それゆえ、違和感のある、おかしな設定の作品になっている。そもそも、携帯電話の履歴に名前があっただけで容疑者扱い、しかも病院の待合室に全員呼び出して集団尋問だなんて、絶対ありえない設定。もうこの時点でこの映画に対する底の浅さが露呈している。実際、内容も底が浅い。面白そうなテーマだっただけに残念な作品。

劇場公開日 2012年4月21日


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2015-04-12

ファイアbyルブタン


ファイアbyルブタン
鑑賞No:02611
原題:Feu par Christian Louboutin, le film 3D
製作:2012年/フランス/80分
監督:ブルノ・ユラン
出演:クリスチャン・ルブタン

世界的ファッションデザイナーのクリスチャン・ルブタンが演出、鬼才デビッド・リンチが音楽で参加し、フランス・パリの老舗ナイトクラブ「クレイジー・ホース」でわずか80日間だけ上演された伝説のショーを映像化した作品。

エロチックだがいやらしさはない作品。ただ、見どころはそこだけで、あとは観ていて退屈。昔観たポール・バーホーベン監督の「ショーガール」を思い出させる作品。

劇場公開日 2013年12月21日


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2015-03-28

捨てがたき人々

★★★
捨てがたき人々
鑑賞No:02624
製作:2012年/日本/123分
監督:榊英雄
出演:大森南朋/三輪ひとみ/美保純/田口トモロヲ

生きることに飽きてしまった勇介は故郷へ戻り、そこで顔にあざのある女性・岡辺京子と出会う。快楽を求める勇介は京子と関係をもち、そのままなし崩し的に同棲を始めるが、やがて京子の妊娠が発覚。父親になる決心がつかない勇介は京子に対して子を堕ろすよう迫る・・・・。

人間の醜い本性の部分を隠さず、本性のまま生きる男を描いた感じ。決して友達にはなれないし、なりたくもないし、人間としては最低を絵で描いたような男。そんな男・勇介から離れられなくなる京子の心境は分からないが、もっとわからないのが美保純演じる叔母。早くから勇介の性悪さを見ぬき、さんざん京子に忠告しておきながら、自らが強引に関係を持たれると、コロッと変わってしまった。やはり男と女は肉体関係が大きな要素を占めるのか?胸くそ悪い映画だが、ある意味真実を突いた映画かも知れない。

劇場公開日 2014年6月7日


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2014-05-13

マッキ―

★★★
マッキー
鑑賞No:02515
製作:2012年/インド/125分
監督:S・S・ラージャマウリ
出演:スディープ/サマンサ・ルス・プラブ

家の向かいに住む美人の慈善活動家ビンドゥに思いを寄せるジャニ。ある日、ジャニは勇気を出してビンドゥに告白し、2人は両思いになる。しかし、同じくビンドゥに思いを寄せる、表向きは建設会社の社長スディープは激怒し、ジャニをなぶり殺してしまう。やがて小さなハエとして転生したジャニは、殺された恨みを晴らすべく・・・・。

まさにインド映画というテイストの作品。ストーリーは殺された恨みをハエになって晴らすという復讐劇だが、全体的には陽気でコミカル、そしてミュージカル風という、インド映画の王道そのもの。ハエはもちろんCG作成だが、これが中途半端というか、品質的に悪くはないがリアルでもなく、いかにもCGというのが丸わかりすぎてちょっとどうかと思う。内容的には勧善懲悪そのもので、スッキリはするが、ドキドキ感は少ない。ラストはインド映画お決まりのダンスシーンがあるが、本作ではハエのダンスとなっている。



出演者
スディープ(スディープ)
サマンサ・ルス・プラブ(ビンドゥ)
ナーニ(ジャニ)


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2014-05-03

タイピスト!

★★★

鑑賞No:02503
製作:2012年/フランス/111分
監督:レジス・ロワンサル
出演:ロマン・デュリス/デボラ・フランソワ

故郷の田舎町を飛び出したローズは、あこがれの秘書になるため保険会社に就職するが、すぐにクビを言い渡されてしまう。クビを免れる条件は、彼女の唯一の特技であるタイプライター早打ち世界選手権で頂点に立つこと。上司ルイのもと特訓に励むローズだったが・・・・。

1950年代を舞台にした映画だが、2012年製作とは思えないほど、50年代映画の匂いがプンプンする映画だった。50年代感は見た目だけでなく、ストーリー展開にも表れており、単純で分かりやすいが、50年代映画を知る人にとっては妙な懐かしさを感じる作品である。内容は典型的なシンデレラ・ストーリー、サクセス・ストーリーだが、タイプライターの世界一を決める大会というのにはちょっと興味をそそられた。




出演者
ロマン・デュリス(ルイ・エシャール)
デボラ・フランソワ(ローズ・パンフィル)
ベレニス・ベジョ(マリー・テイラー)
ショーン・ベンソン(ボブ・テイラー)
ミュウ=ミュウ(マドレーヌ・エシャール)
メラニー・ベルニエ
ニコラ・ブドス
エディ・ミッチェル
フレデリック・ピエロ


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2014-03-20

101回目のプロポーズ SAY YES

★★★

鑑賞No:02493
製作:2012年/日本、中国/106分
監督:レスト・チェン
出演:リン・チーリン/ホアン・ボー/武田鉄矢


しがない内装業者のホアンは、99回目のお見合いに失敗した日、美しいチェロ奏者のイエに出会う。ホアンはイエにひかれるが、イエには婚約者を結婚式当日に交通事故で失うという悲しい過去があった。イエが人を愛することに憶病になっていることを知ったホアンは、自らダンプカーの前に飛び出すという決死の行為で思いを伝えるが・・・・。


日本で大ヒットしたドラマ「101回目のプロポーズ」のリメイク。「レッド・クリフ」でその美貌を如何なく披露し、存在感を示したリン・チーリンが、本作でもはまり役ともいうべき美しいチェロ奏者を演じている。日本での武田鉄矢と浅野温子のカップル以上にギャップのある本作のカップルだけに違和感は否めないが、かといってホアン・ボー演じるホアン・ダーの憎めない役どころについつい引きこまれて観てしまう。ポイントポイントは日本版を押さえつつ、後半はオリジナルのストーリーを展開するところは見もの。武田鉄矢が日本版ドラマと同じ役で登場するサービスシーンもある。





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2014-03-12

容疑者X 天才数学者のアリバイ

★★★

鑑賞No:02488
製作:2012年/韓国/110分
監督:パク・ウジン
出演:リュ・スンボム/イ・ヨウォン/チョ・ジヌン


ひとり静かに平凡な生活を送っていた高校の数学教師ソッコは、ある日、隣室の女性ファソンが、暴力を振るう前夫のチョルミンを偶発的に殺してしまったことを知る。ソッコはファソンを助けるため完璧なアリバイを作り出し、ファソンを容疑者として捜査していた警察は行き詰ってしまう。しかし、担当刑事のミンボムは高校の同級生のソッコがファソンの隣人だと知ると、ソッコが何か手助けしているのではと疑い始め・・・。


福山雅治主演で映画化された東野圭吾の人気小説「容疑者Xの献身」を、韓国で映画化した本作。日本版をすでに何回か観ているので、本作を観てもすんなりストーリーは頭に入ってくるが、本作が初見だと分かりにくいところもあったように思う。日本版は完成度が高く、最後は思わず涙してしまうが、本作はそこまでの域には達していない。細かい部分の詰めや説明が甘く、そもそもキャストが悪い。日本版は天才VS天才という設定ゆえに頭脳戦に興奮するが、なぜ韓国版は犯人が天才で、刑事は天才どころか上司によく叱責される優秀とは言い難い設定なのか?そんな設定には興奮しないし、まして天才が凡人に敗れるとはおかしい。さらに天才といわれる教師もショボイ俳優だし・・・・。まぁ韓国版だからしょうがないか。日本版を観ていたらあえて観る必要はない作品。





  1. 洋画-よ

2014-03-06

コンプライアンス -服従の心理-

★★★

鑑賞No:02485
製作:2012年/アメリカ/90分
監督:クレイグ・ゾベル
出演:アン・ダウド/ドリーマ・ウォーカー


アメリカのあるファーストフード店で店長を務めるサンドラのもとに、警察官と名乗る男から電話が入る。男は女性従業員のベッキーに窃盗の疑いがあると言い、サンドラに対してベッキーの身体検査を命じる。警察官の言うことならばと指示に従ってサンドラは着衣を脱いで身体検査に応じるが・・・・。


2004年、米ケンタッキー州のファーストフード店で実際に起こった事件を基にした作品。事件の詳細の真実は知らなかったが、ネットで実在の事件を調べると、概要は大体映画の内容に近いようだ。それにしても、たとえ警察を名乗ったとしても、観ていると不自然なことが多く、どうしてここまで事件がエスカレートしたのかは不思議である。が、副題の「服従の心理」が示すように、一度、権威・権力に服するともはやどうんもできなくなるというのは、心理学か何かの実験でもやっていたような記憶がある。もちろん、ベッキーのモデルとなった実際の被害者は気の毒だが、この事件に関わったサンドラやその婚約者などの実際のその後の運命を聞くと、彼らもまた被害者ともいえる、なんともやりきれない事件である。





  1. 洋画-こ

2014-03-04

ミッドナイト・ガイズ

★★★★

鑑賞No:02483
製作:2012年/アメリカ/95分
監督:フィッシャー・スティーブンス
出演:アル・パチーノ/クリストファー・ウォーケン


28年の刑期を終えて出所したギャングのヴァルは、仕事仲間だった親友のドクに会う。2人は再会を喜ぶが、ドクは組織のボスから翌朝の10時までバルを殺すよう命令されていた。親友を手にかけるができないドクは、そのことをバルに打ち明ける。2人は現実から逃れるように、3人目の仲間ハーシュも連れ出し、夜のロサンゼルスで人助けや警察とのカーチェイスに興じるが・・・・。


たった1日(一晩)のできごとを描いた映画だが、一晩の出来事としてはあまりにも濃密な内容を実に丁寧に描いていてじっくり見せてくれる。主役がおじいちゃん3人ということで、実にゆったりしたペースで分かりやすい。かなり年取った感のあるアル・パチーノだったが、それでも男の魅力を垣間見せながら、かつおどけた演技も見せるところはさすが。しかし、それ以上に苦悩しながらも男気と友情をみせるクリストファー・ウォーケンの演技は秀逸。最後は予想を裏切らないラストで、嫌な思いをせずに済んで良かった!





  1. 洋画-み

2014-01-14

クロニクル

★★

鑑賞No:02470
製作:2012年/アメリカ/84分
監督:ジョシュ・トランク
出演:デイン・デハーン/アレックス・ラッセル


平凡で退屈な日常生活を送る3人の高校生アンドリュー、マット、スティーブは、ある日、特殊な能力・念動力を身につける。最初は遊び半分でその力を使って楽しんでいた彼らだったが、やがて自身の力をコントロールできなくなったアンドリューが暴走し始める・・・・。


POV方式で撮影された映画だが、モキュメンタリーっぽくない内容なので、果たしてPOV方式がよかったのか疑問の作品。POV方式にしたが故に、見づらい、分かりづらいシーンが多くあったことも否めない。また低予算映画だからしょうがない点はあるものの、脚本、俳優、演技など一流とは言えない内容には少し不満が残る。ただし、念動力を使ったアクションシーンはよくできていた。青春映画ともいえる内容ながら、主役のアンドリューに同情する点はほとんどなく、後味の悪い終わり方だったのも残念な作品。


  1. 洋画-く

2014-01-02

あぁ...閣議

★★★
あぁ閣議
鑑賞No:02460
製作:2012年/日本/75分
監督:郷力大也
出演:山口智充/木下ほうか/酒井若菜/堀内敬子

新人大臣の小野塚は意気込んで閣議に臨むが、法案にただサインをするだけの形式的なものに落胆と苛立ちを覚える。そんな中、官房長官の村西から「日本人は男女差なくブラジャーとパンティの着用を禁止する」という、とんでもない法案が提出される。それは収賄事件に関与するある大臣をあぶりだすためのものだったが・・・・。

この手の密室劇は嫌いではなく、それなりに楽しめたが、閣議の中心となるテーマ(議題)があまりにも低俗だったのがちょっと残念だった。(もう少し高尚なテーマなら品格も感じられたのだが、あまりにも低俗なテーマで、出席している大臣連中もほとんど低俗な感じだったのが残念) 目的は収賄事件に関与したもう一人の大臣を見つけることで、犯人絞り込みの過程はまずまず面白く、ラストにオチも用意されているのでお楽しみに。

劇場公開日 2013年3月9日

あぁ閣議-001

(キャスト一覧)
山口智充
木下ほうか
酒井若菜
堀内敬子
ルー大柴
二瓶鮫一
並樹史朗
市川勇
坂田利夫
田村亮


  1. 邦画-あ

2014-01-01

ペーパーボーイ 真夏の引力

★★★+

鑑賞No:02457
製作:2012年/アメリカ/107分
監督:リー・ダニエルズ
出演:ザック・エフロン/ニコール・キッドマン/マシュー・マコノヒー


1969年、問題を起こして大学を追われたジャックは、父親の会社で新聞配達を手伝うだけの日々を送っていた。ある日、大手新聞社の記者で兄のウォードが、ある死刑囚の冤罪疑惑を取材するために帰省。ジャックはウォードの調査を手伝い、その過程で出会った死刑囚の婚約者で、謎めいた美貌の持ち主シャーロットに心を奪われてしまう・・・・。


主役(であろう?)ザック・エフロンがどうしてもかすんでしまうほど、マシュー・マコノヒー、ニコール・キッドマン、ジョン・キューザックの存在感、怪演が印象深い作品。特にニコール・キッドマンのこれまでのイメージをかなぐり捨てたかのような、ここまでやるかといった演技には驚かされた。また、ジョン・キューザックの目の奥に狂気を秘めた危なげな囚人役も秀逸。同様にこれまでの役柄とは違ったマシュー・マコノヒーを含め、この3人の演技は見ものの作品。





  1. 洋画-へ

2013-12-30

人生、いろどり

★★★+

鑑賞No:02459
製作:2012年/日本/112分
監督:御法川修
出演:吉行和子/富司純子/中尾ミエ/平岡祐太


人口2000人のうち半数近くが高齢者で、過疎化の一途をたどる徳島県の上勝町。ある日、農協職員の江田が葉っぱをつまものとして売物にしようと立ち上がる。周囲から冷ややかな目で見られる江田だったが、薫、花恵、路子という平均年齢70歳の3人の幼なじみの女性が参加することで葉っぱビジネスは次第に軌道に乗っていくが・・・・。


徳島県の上勝町で、70~80代の女性が中心となって葉っぱや道端の草を料理のつまものとして販売し、売上高2億6000万円をあげるビジネスとして成功させた実話の映画化。映画では薫、花恵、路子の3人の幼馴染みが中心となるが、3人それぞれ悩みを抱えながら、自分の人生を見直すべく、新たなビジネスを生きがいとして取り組む姿には感心させられる。そして、葉っぱビジネスという、発想・着眼点のすごさにも驚かされ、まだまだ、この人たちには負けてられないと奮起すらかけさせられる映画。





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2013-10-15

遺体 明日への十日間

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02428
製作:2012年/日本/105分
監督:君塚良一
出演:西田敏行/緒形直人/筒井道隆/柳葉敏郎


2011年3月11日、日本観測史上最大の地震により発生した津波が岩手県釜石市を襲った。一夜明けても混乱状態が続く中、廃校となった旧釜石第二中学校の体育館が遺体安置所となり、次々と遺体が運ばれてきた。そんな中、地区の民生委員として働く相葉常夫が遺体安置所を訪れ、安置所の様子に驚愕した相葉は安置所の世話役を申し出る・・・・。


TV等の映像では流れることのない、遺体安置所の様子にスポットを当てた、東日本大震災のもう一つの真実、側面を描いた作品。無情にも次々と運ばれてくる遺体により、この悲劇を現実のものとして受け入れざるを得ない遺族の人々の辛さ、悲しみは想像を絶する。そうした遺族の心を少しでも安らげようと、西田敏行はじめ役所や医師たちの心遣いや対応に心打たれる。震災で我が子を失った母親が子供の遺体からなかなか離れられない姿には涙を誘う。





  1. 邦画-い

2013-10-06

ジャッキー・コーガン

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02426
製作:2012年/アメリカ/97分
監督:アンドリュー・ドミニク
出演:ブラッド・ピット/リチャード・ジェンキンス


「優しく、殺す」をモットーにする殺し屋ジャッキーは、「ドライバー」と呼ばれるエージェントから、賭博場強盗の黒幕を捜索する依頼を受ける。ジャッキーは前科のあるマーキーを探し出すが、実際に強盗を仕組んだのは別の悪党3人組であることが発覚。さまざまな思惑が交錯するなか、ジャッキーは事件にかかわった人間を皆殺しにすることを決めるが・・・・。


本作でのブラピの殺し屋役はまさに適役。クールで優しく殺すという一見相反するモットーがその通り描かれている。ストーリーは至極単純で分かりやすいが、無駄にダラダラした会話も多い。もう少し無駄を省いてスピーディーな展開しに、ストーリーにももっと膨らみを持たせればもっと面白かったかも!? ジャッキーが相棒として選んだ初老の殺し屋がジャッキーと対照的な自堕落な男で殺し屋らしくないのも何か妙。マーキー役でレイ・リオッタが出ていたので、相当の悪役ぶりを見せてくれるものと期待して観ていたが、意外と期待外れ。





  1. 洋画-し

2013-06-16

任侠ヘルパー

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02391
製作:2012年/日本/134分
監督:西谷弘
出演:草なぎ剛/安田成美/夏帆/風間俊介


暴力団「隼会」を抜け、堅気として生きることを決めた翼彦一は、コンビニ店員として暮らしていた。しかし、金に困って強盗に入ってきた元極道の老人・蔦井雄三を見逃したことから、自身も逮捕されてしまう。獄中で再会した雄三から、困った時は極鵬会の朝比奈を訪ねろと言われた彦一は、出所後、朝比奈がいる大海市を訪れるが・・・・。


例によってTVドラマの映画化だが、例によってTVドラマは見ない私にとって、登場人物の説明(描写)がほとんどないため、最初は戸惑いながら観る始末。さらに全体的なストーリーも説明不足でなんか入り込めなかった(TVドラマ見てないとダメなの?) 老人介護の社会問題を扱ってはいるが、そもそも暴力団が絡んでいる設定には?だし、主人公が徐々に施設の更生に動き出すところはよかったが、最後にスカッ!とさせてくれる結末を期待したのだったが・・・・。最後まで中途半端な内容の作品。





  1. 邦画-に

2013-05-13

悪の教典

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02382
製作:2012年/日本/129分
監督:三池崇史
出演:伊藤英明/二階堂ふみ/染谷将太/林遣都


生徒から慕われ、学校やPTAからの評価も高い高校教師・蓮実聖司は、教師の鑑ともいうべき表向きの顔とは別に生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)という隠された顔があった。いじめ、モンスターペアレンツ、セクハラ、淫行など問題だらけの学校で、自らの目的を達するため、蓮実は躊躇なく殺人を繰り返していく。しかしある日、ほんのささいなミスを犯してしまった蓮実は、それを隠匿するためクラスの生徒全員を惨殺し始める・・・・。


表の顔と裏の顔が極端に異なるハスミンだが、それまでの過程や変化する心理描写などはほとんど描かれていないし、そもそも背景も詳しく説明されていないので、最初は全く何もわからないまま見せられる展開で分かりにくい。後半、何となく輪郭が分かってくるが、その時はもう、ハスミンによるひたすらな殺人行為に入ってしまっている。そして生徒全員への殺戮行為の理由がまた分からない。まったくスッキリしない映画だが、唯一スッキリするのが、ハスミンによる殺人行為であることを証明するAEDのくだりだけ。ただ、これで解決・終結と思いきや、続編があるかのような終わり方。全くもって分からない。





  1. 邦画-あ

2013-04-07

さまよう獣

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02355
製作:2012年/日本/94分
監督:内田伸輝
出演:山崎真実/波岡一喜/渋川清彦/山岸門人


豊かな自然に恵まれた田舎の村。ある日突然、都会からやってきて、田舎のバス停に降り立ったキヨミは、老女キヌに拾われる。過去を語ろうとしないキヨミは、孫同然のマサルと3人で囲む食卓で、どう振舞えばいいのか分からない。やがて、キヨミは謎めいた魅力で、作家を夢見るシンジやトマト栽培に励むタツヤを虜にしていく・・・。


謎めいた趣でスタートし、ワケあり女にどんな過去があったのか期待を膨らませながら観ていたが、じれったいほど展開に大きな変化がなく、ワケありのワケもありきたりなものでがっかり。後半、津田寛治演じる主人公を追う男が現れ、どんな展開になるかと思いきや、マサルと逃げた家で悠長に食事し、その後結ばれるという訳の分からない展開で終わるという内容にはもう唖然。低予算映画なんだろうけど、出来も予算相応のレベル。





  1. 邦画-さ

2013-03-07

夢売るふたり

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02346
製作:2012年/日本/137分
監督:西川美和
出演:松たか子/阿部サダヲ/田中麗奈/鈴木砂羽


東京の片隅で小料理屋を営む貫也と妻の里子。店は小さいながらも繁盛していたが、調理場からの失火が原因の火事で全てを失ってしまう。絶望して酒びたりの日々を送っていた貫也はある日、常連客だった玲子と再会、酔った勢いで一夜を共にしてしまい、それがきっかけで大金を手にする。その事を知った里子は、結婚詐欺で金をだまし取る事を思いつき・・・・。


結婚詐欺を始めるきっかけまでは非常に面白い展開で興味津々で観ていたが、具体的に結婚詐欺を働くようになってからがさっぱりダメ。結婚詐欺の対象を多くしたがために、一人一人のエピソードに全く深みがなく、話も省略しまくっているため、全然感情移入できない始末。これはトリックを全く明かさないミステリーを見せられているようで、制作サイドの怠慢とも取れる。さらに後半に入って分かりにくいシーンが多く、ラストに至ってはこれで終わり?と首をかしげたくなる終わり方。やはり詐欺の対象者をもっと絞り、話に深みを持たせ、そしてもっとドロドロしい復讐劇にするなど、面白くなる要素の多い題材だっただけに残念である。





  1. 邦画-ゆ

2013-02-23

桐島、部活やめるってよ

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02340
製作:2012年
監督:吉田大八
出演:神木隆之介/橋本愛/大後寿々花/東出昌大


バレー部のキャプテンで成績も優秀な桐島。ガールフレンドは、校内ナンバーワンの人気女子・梨沙で、男子からも一目置かれている。ある金曜日の放課後、桐島の姿が見えなくなり、部活をやめたという噂が学校中に広がる。キャプテンの退部に、バレー部員たちは戸惑い、ざわめき始める女子たち。不穏な空気が流れる中、映画部員たちが行動を始めた・・・・。


タイトルから「桐島」が主役と思いきや、「桐島」なる人物は皆の口から名前として出てくるだけで、結局最後まで姿を見せない。また、同じ時間を人物ごとに視点を変えて何度も描くことによって群像劇がより強調されるという、不思議な効果と、人物の浮き彫りに成功している。登場人物を演じている俳優がほとんど知らない人だったので、この効果は大きい。ただ、「桐島」は出てこないし、桐島に関する真実は不明のまま、最後にオチもなく、なんか消化不良のまま終わってしまう感は否めない。よって解釈は百人百様となる映画のようで、誰に感情移入するかによっても見方も感想も違ってきそうな映画。





  1. 邦画-き

2013-01-19

BRAVE HEARTS 海猿

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02325
製作:2012年/日本/116分
監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明/加藤あい/佐藤隆太/仲里依紗


海上保安官の仙崎大輔とバディの吉岡哲也は、海上保安庁最高レベルのレスキュー能力を誇る“特救隊”こと「特殊救難隊」の隊員となっていた。ある日、吉岡の恋人・美香の乗ったジャンボジェット機206便が羽田上空にてエンジン炎上のアクシデントに見舞われる。空港への着陸が困難となった206便は、海上への着水を強行することになり、仙崎らは機体が沈むまでのわずか20分間での乗客乗員346名の全員救出に挑むが・・・。


個人的にはシリーズ全4作の中で最も面白かった。これまでは映画の冒頭で事故が起こり、救出がメインの構成だったが、本作は前半は人間関係を中心とした内容で、中盤やっと事故が起こるが、それもすぐではなく、ジャンボ機に異変が発生してから海上着水まで結構時間をかけて描いており、観ていて緊張感が持続しっぱなしだった。そしてやっと後半になって救助となる。そんな関係で、困難とされた乗員乗客346名の救出シーンは意外とあっさりとなっている。今回特によかったのは、隊員や対策本部に曲者の俳優を配しておきながらいやらしい人間関係や対立がなかったこと。もちろん意見や考えの相違はあるが、ともかく関係者みんなが最も可能性の高い対策を必死で考え、全員救出のために一丸になるところはまさに日本人の美しい一面を見事に描いていたように思う。特に機体が着水するや否や、救助のために一斉に機体に向かうシーンには身震いした。ネタバレになるのであまり書けないが、最後は清々しい感動を味わえる作品。





  1. 邦画-う

2012-12-31

るろうに剣心

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02317
製作:2012年/日本/134分
監督:大友啓史
出演:佐藤健/武井咲/吉川晃司/蒼井優


明治10年の東京に、神谷活心流の人斬り抜刀斎を名乗る人斬りが現れ、多くの人が惨殺される事件が起こっていた。その人斬りの正体は鵜堂刃衛で、アヘンを使って日本を牛耳ろうと企む実業家・武田観柳の護衛のひとりだった。父親から道場を継いだ神谷活心流の師範代・神谷薫は、神谷活心流の名を汚す抜刀斎を探す最中、緋村剣心という逆刃刀を持ったるろうに(流浪人)と出会い、彼を居候させることとなる。実は剣心こそが、幕末に世を騒がせた伝説の“人斬り抜刀斎”だったが・・・・。


和月伸宏の人気コミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の実写化。緋村剣心はコミックの中での架空の人物だが、幕末に実在した人斬り以蔵こと岡田以蔵らを彷彿させる人物のように描かれている。ちなみに監督の大友啓史は以前、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の演出をしており、この作品で岡田以蔵を演じていたのが今回主演の佐藤健。ちょっとしたつながりがあるようだ。映画自体はまずまず面白い。特にスピード感ある殺陣シーンは見もの。普段は愛くるしい笑顔と腰の低い態度の緋村剣心だが、闘う時はガラッと表情も変わり、相手に対峙するところはブルース・リーも彷彿させる。





  1. 邦画-る

2012-12-22

ヘルタースケルター

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02316
製作:2012年/日本/127分
監督:蜷川実花
出演:沢尻エリカ/大森南朋/寺島しのぶ/綾野剛


完璧なスタイルと美貌を持ち、トップモデルとして芸能界の頂点に君臨するりりこ。しかし、その美貌は全身整形で作られたものだった。そして副作用に苦しみ整形を繰り返す彼女は、後輩のこずえに人気No.1の地位を奪われるのではないかと恐れ、精神的に不安定になっていた。そこで自分に心酔するマネージャーの羽田美知子とその恋人を利用し、こずえを陥れようと企むりりこだったが・・・・。


「さくらん」同様、特に「赤」を中心とした映像美はすごく特徴のある監督作品だったけど、ストーリーを中心とした映画としてはどうか?原作は知らないけど、本作を観る限り、面白そうな題材だし、それなりの監督が撮れば外面的にも内面的(精神的)にももっともっといい映画になったと思う。主役の沢尻エリカはあまり好きではないが、役どころとしては地で行ける適役だったし、ヌードも辞さない熱演は評価できる。ただ、残念ながら作品としては全体を通してちょっと退屈で深みも感じられないものだった。映像美を追求しすぎたためか、後遺症で蝕まれていく美があまり醜く感じられなかったのも残念。





  1. 邦画-へ

2012-09-20

ライアーゲーム 再生(リボーン)

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02281
製作:2012年/日本/131分
監督:松山博昭
出演:松田翔太/多部未華子/芦田愛菜/船越英一郎


ファイナルステージから2年。帝都大学を卒業したばかりの篠宮優のもとに、現金1億円とライアーゲームへの招待状が届く。戸惑った優は、かつて何度か講義を受けたことのある心理学教授・秋山深一に助けを求めた。秋山は最初は優を拒否するが、自分の元にも招待状が届いたため、ライアーゲームに参加することにする。今回のゲームは、“イス取りゲーム”。総額20億円をかけて20人のプレイヤーたちが椅子を取り合う心理戦が始まる・・・・。


1回観ただけではよく分からない部分もあるが、前作同様楽しめる作品になっている。今回はイス取りゲームということで、最初は運と体力勝負ではないかと思って少々落胆しかけたが、実は国盗りゲームであるというこのゲームの本質が分かってきて俄然面白くなる。ただ疑問というかアラも目立つ。じっくり検証してみないと分からないが、頭脳戦と言いながら運によるところも大きく、頭脳だけでこのような都合の良い展開にはならないような気がした。また今回はゲーム主体で、参加者についてはあまり描かれていないし、特に事務局の存在感のなさは目立った。天才子役・芦田愛菜を登用して話題性を狙ったかもしれないが、違和感ありでミスキャストのように思えた。





  1. 邦画-ら

2012-09-18

プロメテウス

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02287
製作:2012年/アメリカ/124分
監督:リドリー・スコット
出演:ノオミ・ラパス/マイケル・ファスベンダー


2089年、スコットランドの孤島で発見された古代遺跡から、人類の起源に関する答えを導き出す重大なヒントを発見した科学者チームは、宇宙船プロメテウス号に乗り込んである惑星へと向かう。2093年、惑星にたどり着いた彼らは、人類のあらゆる文明や常識を完全に覆す世界を目の当たりにすることになるが・・・・。


人類の起源の謎に迫るというふれこみの映画で、冒頭からの映像イメージも「2001年 宇宙の旅」を思い起こされる感じもあって、理解しがたい映画かと思って観ていたら、後半からはまさに「エイリアン」。ラストのエイリアンの造形にしても、主人公の腹からエイリアンを取り出すシーンもまさに「エイリアン」を思い起こさせる。よって難しいと思われた映画も途中から単なるSFホラー映画と化してしまう。なお、後で知ったことだが、もともと本作は「エイリアン」の前日譚として企画されたそうで、それならば納得。ただし、人類の起源に関する謎の解明については分かりにくく、また結構突っ込みどころの多い、雑な設定・ストーリーにはなっている。


  1. 洋画-ふ

2012-08-16

ロボジー

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02275
製作:2012年/日本/111分
監督:矢口史靖
出演:ミッキー・カーチス/吉高由里子/濱田岳/川合正悟


弱小家電メーカー「木村電器」のエンジニア3人は、ロボット博の企業広告を目的とした二足歩行ロボットの開発を社長から命じられていた。しかし発表1週間前に開発中のロボット「ニュー潮風」は大破してしまう。途方に暮れた3人はロボットの中の人を募集し、その人に「ニュー潮風」を演じてもらい窮地を凌ごうと考えた。架空のオーディションで選ばれたのは73歳の老人だったが・・・。


ちょっとリアリティに欠けるきらいのある作品ではあったが、それでも苦肉の策で嘘をついた3人が何とか嘘がばれずに危機をクリアしていく様はドキドキさせられる。サラリーマンであれば同情できない点もないわけではない状況ではあるが、企業として社会に対して虚偽の製品を公開することは大きな罪であることもやはり見逃すことは出来ない。その辺のジレンマを最後にどう決着させるかを期待して観ていたが、それは無理があるだろうというオチで丸く収めようとした結末にはちょっと不満が残った。実は重いテーマである設定を、コミカルに描こうとしたところにやはり無理があったのだろうか?





  1. 邦画-ろ

2012-07-28

麒麟の翼 ~劇場版・新参者~

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02273
製作:2012年/日本/129分
監督:土井裕泰
出演:阿部寛/新垣結衣/黒木メイサ/溝端淳平


腹部を刺されたカネセキ金属の製造本部長、青柳武明が日本橋の麒麟像の前で息を引き取った。その直後、現場から逃亡しようとした青年、八島冬樹は車に轢かれて意識不明となる。捜査本部は武明の鞄を所持していた冬樹の犯行と断定するが、所轄の刑事・加賀恭一郎は武明の行動に疑問を抱き、被害者の家族や容疑者の恋人から丹念に話を聞いていくうちに意外な事実が・・・・。


ミステリーものだが、やたら謎めいた設定で分かりにくいストーリーものと違い、非常に丁寧に分かりやすく描かれている。冒頭に発生する事件も単純で、犯人も明確すぎてこれでいいの?と思ってしまうが、ストーリーが進行するに従って、次第に謎めいてきて興味はどんどん募り、見逃せなくなる。謎解きも、ラストで一気ではなく、後半じわじわと解明されていく展開も、視聴者に合わせているようで心地よい。泣かせるミステリーというふれこみでもあるが、さすがに泣きはしなかったが、切ない気持ちになるミステリー。久々に良質の邦画を観た感じ。





  1. 邦画-き