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2019-12-01

うそつきパラドクス

★★★(3.0)
wうそつきパラドクス
鑑賞No:02942
製作:2013年/日本/83分
監督:吉田浩太
出演:本山なみ/真山明大/戸田れい/青野未来

草食系男子の会社員・八日堂俊介は、少しぼんやりした癒し系の同期・栖佑日菜子に入社当時から思いを寄せていた。栖佑には遠距離恋愛中の恋人がいたが、それを承知の上で八日堂は「彼氏の代用品の恋人にしてほしい」と申し入れる。2人はそれぞれが抱える寂しさを埋めるためだけに、嘘の恋人関係をスタートさせるが、次第にその関係がエスカレートしていき・・・・。

きづきあきら、サトウナンキ原作の同名コミックの実写映画化。恋愛マンガが原作ということであまり期待せずに観たが、意外と見入ってしまった。嘘でも代用品でもよいので寂しさを埋めるために始まった見せかけの恋人関係。だが、二人の関係はどんどんエスカレートし、本気になっていく。私は男(俊介)の味方である。嘘の恋人関係とはいえ、元々俊介は本気で日菜子が好きだったのだ。当然と言えば当然のエスカレートである。俊介は何も悪くないと思う。悪いのは日菜子の方だ。嘘の恋人関係という口実で日菜子は二股をかけているのだ。俊介の望んだこととはいえ、やはり俊介に対しても失礼だし、何よりも存在はしているが画面に一度も姿を見せなかった日菜子の彼氏に対しては裏切り行為である(結婚していないので不倫とは言えない)。そんな悪女ともいえる日菜子だが、画面上ではなぜか憎めない存在である。そんな癒やし系の日菜子を、演技は下手だが、下手とは思わせない不思議な雰囲気を醸し出して演じていた本山まみ。彼女に私も見入っていたのかもしれない。

劇場公開日 2013年9月7日



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2019-01-08

エンド・オブ・ホワイトハウス

★★★★(4.0)
wエンド・オブ・ホワイトハウス
鑑賞No:02446
原題:Olympus Has Fallen
製作:2013年/アメリカ/120分
監督:アントワン・フークア
出演:ジェラルド・バトラー/モーガン・フリーマン

アメリカ独立記念日の翌日となる7月5日、綿密に練られたテロ計画によりホワイトハウスが襲撃、占拠される前代未聞の事態が発生。大統領を人質にとったアジア人テロリストは、日本海域からの米軍第7艦隊の撤収と核爆弾作動コードを要求する。、かつて大統領専属のシークレットサービスだったマイクが、ホワイトハウスへの潜入に成功するが・・・・。

ホワイトハウス版ダイ・ハードといえる作品。設定やストーリーもよく似たシーンがあった。ただ、ダイ・ハードは、巻き込まれ型で自分の不幸を嘆きながらもタフに敵を撃退していくが、本作は自ら占拠されたホワイトハウスに乗り込み、大統領を救出しようとするところは対照的。それでも、タフさは共通で、多人数に対して1人ではありえない活躍ぶり。ストーリーも分かりやすく、盛り上がりも随所にあるが、一番の急所である、大統領の息子やマイクの妻が窮地に落ちなかったのは、さらなる盛り上げには欠かせないと思ったが・・・。

劇場公開日 2013年6月8日



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2018-05-14

真夏の方程式

★★★+(3.5)
w真夏の方程式
鑑賞No:02458
製作:2013年/日本/129分
監督:西谷弘
出演:福山雅治/吉高由里子/北村一輝/杏

手つかずの美しい海が残る玻璃ヶ浦で海底資源の開発計画が持ち上がり、その説明会に招かれた湯川は、宿泊先の旅館「緑岩荘」でひとりの少年・恭平と出会う。やがて旅館の近くで男性の変死体が発見され、遺体の身元が「緑岩荘」に宿泊していた元捜査一課の刑事・塚原だということがわかる。地元警察は塚原の死を転落死として処理しようとするが、現地入りした捜査一課の岸谷美砂は、塚原の死に不可解な点があることに気づき、湯川に事件解決への協力を依頼する・・・・。

劇場版第1作目の「容疑者Xの献身」が傑作だっただけに、本作は期待大で観たが、思ったほどの内容ではなく、ちょっとガッカリ。TV版で魅力あるシーンは全くと言っていいほど影をひそめ、煩わしい感さえあった吉高由里子演じる岸谷との絡みすら少なく、ガリレオシリーズの最大の魅力である物理学の観点からのトリック見破りもほとんどない始末。川畑家の抱える秘密が最大のミステリーではあるが、ありきたりで使い古された謎で、意表を突かれるほどの謎ではないし、観ていて大体読める内容。ミステリー性が低い分、人間ドラマとしての要素が強く、終盤はホロリとさせられるシーンもある。原作は読んでいないので分からないが、脚本にも問題があるのでは?と感じられる作品。監督は「容疑者Xの献身」と同じ西谷監督だっただけに残念。

劇場公開日 2013年6月29日



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2016-01-03

オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分

★★★★
オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分
鑑賞No:02754
原題:Locke
製作:2013年/イギリス、アメリカ/86分
監督:スティーブン・ナイト
出演:トム・ハーディ/オリビア・コールマン

プライベートでは妻と2人の子どもにも恵まれ、仕事でも建築現場監督として評価され、順風満帆な人生を送っているアイヴァン・ロック。大規模なプロジェクトの着工を翌日に控えた夜、高速道路に乗り、目的地へ向かおうとしていたアイヴァンに1本の電話がかかってきたことから、全てが狂い始めていく・・・・。

高速道路を走る主人公ただ1人が86分間にわたって映し出される異色のワンシチュエーションサスペンス。映像としての登場人物は主人公ただ1人。あとは主人公と電話で話す声のみの登場。設定も高速道路を走る車の中だけという、何とも安上がりな設定。ただ、それだけに86分という短尺ながら最後まで飽きさせない、アイデアや展開が必要だが、そういう意味では終始緊張状態が続き、ハラハラさせられる展開ではあった。ともかく主人公はもうどうにもできない状況に追い詰められた中で、不倫相手の出産に立ち会うことを決意、そのために家庭や重要な仕事を犠牲にする覚悟で車を進めている。ただ、どうしても当日立ち会えなくなった重要な仕事の現場での業務を無事遂行させるため、代行者に必死で引き継ぎするものの、次々と問題が発生してくるという状況に陥る。しかも、この仕事すっぽかしを責任者に伝え、また不倫したことも妻に伝えたことにより、その対応にも追われる。さらに、出産間際の不倫相手からも出産立会いの督促電話が・・・。観ている方もあたふたしそうな状況に陥りながら、それでも主人公は諦めたり投げ出したりせず、一つずつクリアにしていくところは凄い。しかしながら、これだけハラハラさせて、どんな結末を迎えるのか?期待いっぱいだったが、どんでん返しなどの意外な展開はなく、あまりにも普通の結末だったのは残念。

劇場公開日 2015年6月27日



(キャスト一覧)
トム・ハーディ(アイヴァン・ロック)
オリビア・コールマン(ベッサン(声))
ルース・ウィルソン(カトリーナ(声))
アンドリュー・スコット(ドナル(声))
ベン・ダニエルズ(ガレス(声))
トム・ホランド(エディ(声))
ビル・ミルナー(ショーン(声))


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2015-09-30

もらとりあむタマ子

★★★
もらとりあむタマ子
鑑賞No:02708
製作:2013年/日本/78分
監督:山下敦弘
出演:前田敦子/康すおん/伊東清矢/鈴木慶一

東京の大学を卒業した23歳のタマ子は、父親がスポーツ用品店を営む甲府に戻って来る。彼女は特に就職活動をするわけでもなく、ほぼ毎日惰眠をむさぼり、ぐうたらな日々を送っていた。父親に仕事を探せとせっつかれても聞く耳も持たず、たまに起きているときはマンガやゲームに没頭していたが・・・・。

自堕落な引きこもり生活を送る娘のタマ子が、父親の再婚話をきっかけに少し自立する程度の話? それ以外は取り立てて事件も起こらず、内容もない。主人公のタマ子同様、ストーリーもダラダラ進む。演技の上手い下手は別にして、元AKB48のトップアイドルとしての肩書をかなぐり捨てたタマ子役は、これまでの前田敦子作品の中で一番役柄的には馴染んでいるように思えた。女優を目指すならこの路線かもしれない。

劇場公開日 2013年11月23日



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2015-07-31

奪還者

★★
奪還者
鑑賞No:02686
原題:The Rover
製作:2013年/オーストラリア、アメリカ/103分
監督:デビッド・ミショッド
出演:ガイ・ピアース/ロバート・パティンソン

世界経済の崩壊から10年、オーストラリアの地は鉱物資源を求める無法者たちが暴れ回っていた。すべてを失い、唯一の財産は命より大切な愛車だけというエリックだったが、その愛車がヘンリー率いる強盗団に奪われてしまう。あらゆる手段を使って車の奪還を試みるエリックが強盗団を執拗に追いかける。その追跡の途中、強盗中に撃たれ、瀕死の重傷の状態で現場に置き去りにされたヘンリーの弟レイと出会う。さらなる追跡を続けるエリックとレイの間に、いつしか奇妙な友情が芽生え始める・・・・。

冒頭のイメージから、スティーブン・スピルバーグ監督の「激突!」のような雰囲気があったが、それは最初だけで、全然違った展開の映画だった。いまいち、この映画の世界観が分からなかったが、唯一の財産とはいえ、あそこまで殺戮を繰り返してまで取り戻したい車の理由に最後まで疑問に思ったが、最後のオチも何とも納得するには呆れたオチ。そう思って振り返ると、至る所で雑さの目立つ作品。描くということはあまりせず、すぐ殺すという、安易な展開に、そもそも単純なストーリー展開の本作を高めるだけのアイデアは持ち合わせていなかったよう。とても「激突!」には及ばない作品。

劇場公開日 2015年7月25日


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2015-07-07

グランドピアノ 狙われた黒鍵

★★★
グランドピアノ 狙われた黒鍵
鑑賞No:02676
原題:Grand Piano
製作:2013年/スペイン、アメリカ/91分
監督:エウヘニオ・ミラ
出演:イライジャ・ウッド/ジョン・キューザック

過去の失敗からステージ恐怖症に陥り、演奏から遠ざかっていたピアニストのトムは、5年ぶりに表舞台へ復帰することになる。演奏会にはベーゼンドルファー社製の名器インペリアルが用意され、トムは恩師パトリックが残した難曲の演奏に挑むが、その譜面には「一音でも間違えたら、お前を殺す」というメッセージが記されていた。やがて会場に潜む謎のスナイパーの銃口が自分をとらえていることを知ったトムは、誰にも助けを求めることもできず、絶体絶命の中で演奏を続けるが・・・・。

コンサートホールでの演奏中に命を狙われたピアニストの危機がワン・シチュエーションで描かれるサスペンス。ワン・シチュエーション作品ははストーリーが単純明快な分、アイデア勝負のところがあり、それがないと最後まで観客の興味を惹きつけることはできない。そういう意味で以前より非常に期待していた作品だったが、期待が大きかっただけに落胆も大きかった。設定からして不自然というか違和感の感じるものだが、それでも最後に納得させるだけのオチが用意されていれば大成功だと思う。だが、この作品はそのオチがない。途中、結構ハラハラするシーンがあっただけにオチがないのは残念。また、オチがないだけではなく、終盤は暴走し始め、もはや前半の緊迫感が何だったのかと思わざるを得ないのは残念。

劇場公開日 2014年3月8日


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2015-06-29

六月燈の三姉妹

★★★★+
六月燈の三姉妹
鑑賞No:02671
製作:2013年/日本/104分
監督:佐々部清
出演:吹石一恵/徳永えり/吉田羊/津田寛治

鹿児島県のとある寂れた商店街。その一角にある家族経営の和菓子店「とら屋」も、大型ショッピングセンターに客を奪われ赤字が続いていた。そんな店を建て直すべく、離婚した父と母や出戻りの長女、離婚調停中の次女、結婚直前に婚約破棄した三女、さらに東京から次女を追ってきた夫も加わり、六月燈の夜に発売する新作和菓子「かるキャン」で逆転を狙うが・・・・。

経営不振の店を再建すべく3姉妹が奮起する姿を描いたホームドラマとの触れ込みだったが、是が非でも店の再建が必要だという深刻さは伝わってこなかった。むしろ、次女の離婚問題を中心に家族の在り方や男女関係など、人間関係を描いたドラマではないか。そもそもこの家族もちょっと複雑。単なる普通の両親と三姉妹の5人家族かと思いきや、母親はバツ2で、旦那(父親)と思ったおじさんは別れた2番目の夫で今は単なる同居人、長女もバツ1で次女は離婚調停中、三女は不倫中という始末。また長女と次女は本当の姉妹だが、三女は父親が違う(三女の父親は同居人のおじさん)。こんな事情は最初分からず、観ていて次第に分かってくる。そんな中、復縁するため必死に努力する次女の旦那の姿がどこかせつない。さらに次女と三女は家族に明かせない秘密を持っている。そんな設定ではあるが、かといって暗い内容ではなく、全体的にはほのぼのとしたホームドラマ。登場人物は基本的に皆いい人なので、観ていても気持ちよかった。バツ1の長女に関するエピソードはほとんど触れられなかったが、長女のエピソードが絡めばさらに面白かったかも。

劇場公開日 2014年5月31日


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2015-05-22

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札

★★★+
グレース・オブ・モナコ
鑑賞No:02655
原題:Grace of Monaco
製作:2013年/フランス/103分
監督:オリビエ・ダアン
出演:ニコール・キッドマン/ティム・ロス

人気絶頂の56年にモナコ大公レーニエ3世と結婚して女優業を退き、世界を驚かせたグレース・ケリー。それから6年、いまだ公妃としての立場になじめずにいたグレースは、ヒッチコックからの誘いに心動かされ、女優復帰も考えていた。そんな時、フランスのシャルル・ド・ゴール大統領が過酷な課税をモナコに強要し、夫レーニエ3世が窮地に立たされる・・・・。

グレース・ケリーと言えばヒッチコック監督の「裏窓」がすぐ思い浮かび、往年のスターとしては、イングリッド・バーグマンと並び、超美人女優として有名である。また、モナコ公妃になったことや自動車事故死したことは知っていたが、モナコ公妃としての彼女の人生はまったくと言って知らなかった。なので、すべてが事実ではないだろうが、一応事実に基づいて作られていると思える本作の内容は驚きであり、また興味深かった。また、大女優で公妃であるグレース・ケリーの私生活に触れることができ、彼女の横顔を垣間見ることができたことは大きな収穫となる作品だった。ただ、ニコール・キッドマン色が強く、実物のグレース・ケリーとイマイチ重ならなかったのは残念。

劇場公開日 2014年10月18日


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2015-05-20

キック・アス ジャスティス・フォーエバー

★★★
キック・アス ジャスティス・フォーエバー
鑑賞No:02651
原題:Kick-Ass 2
製作:2013年/アメリカ、イギリス/108分
監督:ジェフ・ワドロウ
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン/クロエ・グレース・モレッツ

キック・アス、ヒット・ガールというヒーローの姿を捨て、普通の学園生活を送っていたデイブとミンディ。しかし、卒業がせまり将来について考えたデイブは、スーパーヒーロー軍団を作り、世界の平和を守ることを決意する。キック・アスの活躍に触発された元ギャングの活動家スターズ・アンド・ストライク大佐とともに「ジャスティス・フォーエヴァー」を結成したデイブだったが、そんな彼の前に、打倒キック・アスを誓うレッド・ミストがマザー・ファッカーと名を改め、悪の軍団を率いて姿を現す・・・・。

相変わらずユニークなコスチュームを着たヒーローが登場するおバカなコメディ映画かと思いきや、おバカなわりには結構過激なシーンが多く、目を背けたくなる場面もチラホラある。ストーリーもコミカルなタッチながら内容は意外とシリアスで容赦ない。大佐役で出演しているジム・キャリーも、マジともギャグともとれる微妙な役柄を好演していたが、ラストは意外と残忍な結末で唖然とした。

劇場公開日 2014年2月22日


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2015-05-15

リベンジ・マッチ

★★★★
リベンジ・マッチ
鑑賞No:02653
原題:Grudge Match
製作:2013年/アメリカ/113分
監督:ピーター・シーガル
出演:シルベスター・スタローン/ロバート・デ・ニーロ

若い頃にピッツバーグのボクシング界で実力を競い合っていたレイザーとキッド。全米で注目を集めていた2人のライバル争いは、1勝1敗という対戦成績で迎えた運命の第3戦の前夜、レイザーが突然引退を発表して幕を下ろした。それから30年が経ち、金儲けのチャンスだと確信したプロモーターから「もう一度リングに上がり、今度こそ決着をつける」というオファーが2人のもとに舞い込むが・・・・。

「レイジング・ブル」と「ロッキー」という往年の名作ボクシング映画に出演したロバート・デ・ニーロとシルベスター・スタローンがまさにその若き頃の役を彷彿させる役どころで登場し、さらに30年の時を経て、リベンジマッチとして激突する夢のような設定の映画。対戦までには二転三転あり、何度も対戦が危ぶまれるが、いざゴングが鳴ると、年齢を感じさせないファイトに思わず力が入る。そして最終ラウンド。最終ラウンドは感動のラウンドで結末も納得。それだけに最後の判定は少々興ざめ。

劇場公開日 2014年4月4日


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2015-05-03

ランナーランナー

★★★
ランナーランナー
鑑賞No:02644
原題:Runner Runner
製作:2013年/アメリカ/91分
監督:ブラッド・ファーマン
出演:ジャスティン・ティンバーレイク/ベン・アフレック

プリンストン大学に在学する大学生リッチーは、大切な学費をオンラインカジノのポーカーでスッてしまう。カジノ側のペテン行為を見抜いたリッチーは、カジノサイトのオーナーのもとへ乗りこむが、逆にカジノ王アイヴァン・ブロックに見込まれたリッチーは彼の右腕となる・・・・。

内容的には「ウォール街」を彷彿させる。ストーリーはわかりやすく、纏まりもよいが、全体的にややスケール感は感じられない。カジノ王役のベン・アフレックも、「ウォール街」のマイケル・ダグラスほどの貫禄はないものの、堂々とした演技で違和感は感じなかった。結末は定番通りだったので、驚きはなかったが、スッキリはする終わり方でよかった。

劇場公開日 2014年11月21日


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2015-04-23

リュウグウノツカイ

★★
リュウグウノツカイ
鑑賞No:02638
製作:2013年/日本/60分
監督:ウエダアツシ
出演:寉岡萌希/武田梨奈/佐藤玲/樋井明日香

開発工事の影響で漁業不振に陥っている田舎の小さな漁師町に暮らす女子高生・幸枝。友人の孝子と真姫は、それぞれ親が開発業者側と漁師側で対立しており、幸枝は2人の間を取り持つために苦労していた。そんなある朝、幸枝たちは、深海魚のリュウグウノツカイが浜辺に打ちあげられているのを見つける。リュウグウノツカイには「豊漁の兆候」と「災いの予兆」という両極端な言い伝えがあったが、そんな最中、3年前に上京した同級生の千里が戻ってくる・・・・。

アメリカの小さな漁村であった女子高生集団妊娠騒動に着想を得た作品。60分という短尺ながら、最近のチャラチャラした青春ものとは一線を画し、少し重い内容でインパクトは強い。ただ、アメリカの実際の事件の概要を詳しく知らないが、騒動に至るまでの経緯がやや分かりにくい。大人社会における閉塞感からの脱却というのは何となく分かるが、イマイチ個々が描かれておらず、なぜという疑問は残った。騒動を起こすきっかけの一つともなったタイトルの「リュウグウノツカイ」も登場した時のインパクトはあったが、タイトルになるほどのストーリーの影響度はなかったような気がした。

劇場公開日 2014年8月2日


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2015-04-02

アメリカン・ハッスル

★★★★
アメリカン・ハッスル
鑑賞No:02621
原題:American Hustle
製作:2013年/アメリカ/138分
監督:デビッド・O・ラッセル
出演:クリスチャン・ベール/ブラッドリー・クーパー

1979年、ラスべガスやマイアミに続くカジノタウンとして開発中のニュージャージー州アトランティックシティ。詐欺師のローゼンフェルドを逮捕したFBI捜査官のディマーソは、司法取引でローゼンフェルドを捜査に協力させ、偽のアラブの大富豪をエサにした巧妙なおとり捜査によって、カジノの利権に絡んだ大物汚職政治家たちを逮捕しようとするが・・・・。

1970年代後半のアメリカを揺るがした政治家などの収賄スキャンダル、アブスキャム事件を題材にしたサスペンスドラマ。最初はちょっと判りにくく、つまらない感が漂うが、さすがに実在の事件をモデルにしているだけにやはり面白くなってきた。ただ、計画通りに事が進んでいかないので、観ていてストレスが溜まってはくるが、逆に先が読めず、ハラハラドキドキ感は楽しめる。モヤモヤしながら観ていた前半とは裏腹に、後半は割とスッキリできる展開の映画。

劇場公開日 2014年1月31日


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2015-03-30

風邪(ふうじゃ)

★+
風邪(ふうじゃ)
鑑賞No:02627
製作:2013年/日本/90分
監督:橋本以蔵
出演:小西真奈美/窪塚洋介/秋吉久美子/柄本明

天才科学者の紀久生は、200種類以上にも及ぶ風邪ウイルスを駆逐できる奇跡の特効薬「風邪(ふうじゃ)ワクチン」の開発に成功する。しかし、紀久生の才能に嫉妬する医師・一ノ瀬や、ワクチンの開発技術を盗もうと企む秘密組織の幹部らが、それぞれの目的のため手段を選ばず紀久生を狙う。そして謎めいた女・桜子も紀久生に接触してくるが・・・・。

風邪ウイルスを駆逐できる特効薬の利権をめぐる攻防の割に世界観やスケールは小さい。また謎めいた展開はするものの、結末はありきたりで意外性はない。しいて言えばラストの主人公の誤算による悲劇くらいか。ともかく全体的には何か分かりにくく、あまり面白くもなく、退屈。面白そうなテーマだっただけに残念。

劇場公開日 2014年9月27日


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2015-03-23

そして泥船はゆく

★★★
そして泥船はゆく
鑑賞No:02622
製作:2013年/日本/88分
監督:渡辺紘文
出演:渋川清彦/高橋綾沙/飯田芳/武田美奈

栃木県大田原市で祖母と二人暮らしの平山隆志は、36歳にして定職に就かず、離婚した妻に養育費を払っている。怠惰な生活を反省することはさらさらなく、働く気力も起こらない。そんなある日、隆志のもとに死んだ父親の娘を名乗る少女がやって来る・・・・。

栃木県出身の若手映像作家・渡辺紘文が、弟で作曲家の渡辺雄司とともに故郷の栃木で旗揚げした映画制作集団「大田原愚豚舎」の第1回作品。久々に観るモノクロ映像というのも新鮮な気がした。原発事故やカルト宗教、選挙に絡んだ話も出てくるが、メッセージ性は感じられないし、主人公の発言は世間の本音の部分も多分にあるが、主人公自身が自堕落な生活を送る超ダメ男なので、説得力はない。主人公を演じた渋川清彦はまさに当たり役ともいえるキャラクターで面白かったが、ラストの展開はちょっと意味不明でガッカリ。

劇場公開日 2014年12月13日


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2015-01-20

オー!ファーザー

★★★+
オー!ファーザー
鑑賞No:02568
製作:2013年/日本/102分
監督:藤井道人
出演:岡田将生/忽那汐里/佐野史郎/河原雅彦

性格も個性もバラバラな父親と呼ぶべき人物が4人もいる高校生の由紀夫は、4人から受ける愛情に煩わしさも感じていた。クラスメイトの多恵子には「父親たち全員に似ている」と言われ、複雑な思いを抱いたある日、由紀夫は賭博場で鞄の盗難事件を目撃。そのことがきっかけで、一家はとんでもない事件に巻き込まれていく・・・・。

4人の父親とはあまりに非現実的な設定だけど、映画的には逆に珍しく面白い。ただ、4人の父親たちは妙に仲が良く、ほんわかムードは観ていて気持ちはいいものの、父親たちの間でドラマが展開したり、それぞれの父親のキャラクターが活きる演出があればもっと面白かったかも。4人の父親をこれほどまでに虜にしたママが最後には登場するかと期待していたが、顔見せなく終わったのは残念。


  1. 邦画-お

2015-01-05

42 世界を変えた男

★★★+
42 世界を変えた男
鑑賞No:02597
製作:2013年/アメリカ/128分
監督:ブライアン・ヘルゲランド
出演:チャドウィック・ボーズマン/ハリソン・フォード

1947年、ブルックリン・ドジャースのGMだったリッキーは周囲の反対を押し切り、ロンビンソンとメジャー契約を結ぶ。2人はファンやマスコミ、チームメイトからも誹謗中傷を浴びせられるが、自制心を貫き通し、プレーに徹するロンビンソンの姿勢に、次第に周囲の人々の心もひとつになっていくが・・・・。

アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを描いた作品。タイトルの「42」はロビンソンが付けていた背番号で、現在アメリカの全ての野球チームで永久欠番となっている。このジャッキー・ロビンソンの半生を描いた作品だが、単なる野球人生だけでなく、今でも根強く残るアメリカ社会での人種差別との戦いの人生を描いた内容である。作品からも十分うかがえるが、当時の人種差別のすさまじさを感じることができ、あのような環境の中、くじけずに世間を変えていったジャッキー・ロビンソンの生き様には感動する。そしてそんな彼を支えたブランチ・リッキーの存在も印象深く、ハリソン・フォードが好演していた。


  1. 洋画-ふ

2015-01-04

かぐや姫の物語

★★+
かぐや姫の物語
鑑賞No:02589
製作:2013年/日本/137分
監督:高畑勲
声の出演:朝倉あき/高良健吾/地井武男/宮本信子

その昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中からかわいらしい女の子が現れ、翁は媼と共に大切に育てることに。女の子は瞬く間に美しい娘に成長しかぐや姫と名付けられ、うわさを聞き付けた男たちが求婚してくるようになる。彼らに無理難題を突き付け次々と振ったかぐや姫は、やがて月を見ては物思いにふけるようになり・・・・。

原作は昔話のかぐや姫ではなく、古典文学の「竹取物語」。今さら何で映画化?と思うほど、一部オリジナルの登場人物を除き、基本、原作に忠実のストーリー。特に変わり映えはありません。それでも宣伝で強調されていた「かぐや姫の罪」とは何か?その真相が解き明かされるかと期待して観ていたが、具体的な真相は語られず、思いっきり肩すかしを食らった感じ。かぐや姫の物語に対する新解釈をこの作品に求めると期待外れかもしれません。


  1. 邦画-か

2015-01-02

リーガル・マインド 裏切りの法廷

★★★
リーガル・マインド裏切りの法廷
鑑賞No:02561
製作:2013年/アメリカ/97分
監督:カレン・モンクリーフ
出演:ケイト・ベッキンセール/ニック・ノルティ

腐敗した法システムと戦い続けてきた女性弁護士のケイトは、そのストレスからアルコール依存症となり、娘の養育権を失ってしまう。娘との関係修復のため、依存症から抜け出そうと努めるケイトは、ある日、殺人事件で有罪判決を受けた女性レイシーの弁護を依頼される。涙ながらに自分はやっていないと訴えるレイシーに冤罪の可能性を感じたケイトは、事件の真相を調査。さまざまな偽証が明らかになっていく・・・・。

法廷サスペンスものながら、それだけではなく、むしろアルコール依存症から立ち直り社会復帰しようとしている一人の女性の生活に焦点を置いたような作品。よって、短尺にもかかわらず、描く要素が多かったためか、法廷事件についてはほとんど無駄なく、展開も早い。途中からストーリー展開も読めてくるほど単純な内容ではあるが、テンポ良い展開なのでそれなりに楽しめた。


  1. 洋画-り

2014-12-24

人類資金

★★+
人類資金
鑑賞No:02518
製作:2013年/日本/140分
監督:阪本順治
出演:佐藤浩市/香取慎吾/森山未來/観月ありさ

金融ブローカーを名乗って詐欺を繰り返す真舟雄一の前に、石優樹と名乗る男が現れ、M資金を管理しているという財団「日本国際文化振興会」を訪ねることになる。しかし、防衛省の秘密組織の人間に襲撃を受けた真舟は逃げ延びった先で本庄一義という男から「10兆円のM資金を報酬50億円で盗み出してほしい」と依頼されるが・・・・。

M資金とは、戦後GHQが占領下の日本で接収した財産などを基に、現在も極秘に運用されていると噂される秘密資金のこと。ただし、その存在は確認されておらず、むしろこの資金を口実に起こった詐欺事件で有名になっている。本作もそんなM資金を題材にした作品だが、一見世界を股にかけたスケールが大きいような感じがするが、登場人物は日本人中心で思ったほどの世界感は感じなかった。また、ストーリーもミステリーっぽくみせるためか、分かりにくく、面白さも半減、長尺な分、退屈感が否めなかった。
  1. 邦画-し

2014-12-22

パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間

★★★
パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間
鑑賞No:02596
製作:2013年/アメリカ/93分
監督:ピーター・ランデズマン
出演:ザック・エフロン/マーシャ・ゲイ・ハーデン

1963年11月22日、遊説のためテキサス州ダラスを訪れたアメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディは、パレードの最中に何者かに狙撃され、凶弾に倒れる。その様子を偶然カメラに収めていた8ミリフィルム愛好家のエイブラハム・ザプルーダーや、ケネディ大統領が搬送されたパークランド病院の担当医、シークレットサービス、FBI捜査官、そして容疑者とされたリー・H・オズワルドの家族ら、事件によって大きく運命を変えられる・・・・。

ケネディ暗殺事件を扱ったドラマだが、事件そのものではなく、事件に関わることになった人々にスポットを当てて、もっと広い視点っから事件を捕えた作品となっている。よって、従来のケネディ暗殺ものに比べて目新しさはあるものの、ただ、内容はこれまで伝わっている周知の事実のみの構成のため、新たな真実を追求したものではない。そのため、どうしても消化不良感が残るのは否めない。
  1. 洋画-は

2014-12-21

ラヴレース

★★
ラヴレース
鑑賞No:02595
製作:2013年/アメリカ/93分
監督:ロバート・エプスタイン
出演:アマンダ・セイフライド/ピーター・サースガード

カトリック信者の両親の厳格さにうんざりしていた21歳のリンダは、地元のバーを経営するチャック・トレイナーと結婚し、彼によって性の快楽に目覚めていく。やがて売春容疑で逮捕され、保釈金や借金で行き詰ったチャックは、リンダをポルノ映画へ出演させてひと儲けしようと思い付く。そして、リンダが主演に決まったポルノ映画「ディープ・スロート」は、たった7日間で撮影され大ヒットを記録する・・・・。

1972年製作のポルノ映画「ディープ・スロート」で一世を風靡した女優リンダ・ラブレースの半生を描いたドラマ。田舎娘が伝説のポルノ女優になった伝記ドラマだが、リンダ・ラブレースや「ディープ・スロート」を知らないで観ると、この手の世界の人の波乱万丈な人生というにはありきたりな内容で、思ったほどの衝撃度はない。また、そもそも基になった映画の性描写の衝撃さがリンダを大スターに押し上げるのだが、本作ではそれがほとんど伝わってこない。さらに短尺な割に時間軸の変化が激しく、少々分かりづらく戸惑うところもある。むしろ、一番衝撃的だったのは、後で知ったのだが、リンダの母親を演じていたのがシャロン・ストーンだったことかな。
  1. 洋画-ら

2014-12-02

大統領の執事の涙

★★★+
大統領の執事の涙
鑑賞No:02588
製作:2013年/アメリカ/132分
監督:リー・ダニエルズ
出演:フォレスト・ウィテカー/オプラ・ウィンフリー

綿花畑の奴隷として生まれたセシル・ゲインズは、1人で生きていくため見習いからホテルのボーイとなり、やがて大統領の執事にスカウトされる。キューバ危機、ケネディ暗殺、ベトナム戦争など歴史が大きく揺れ動く中、セシルは黒人として、執事としての誇りを胸に、ホワイトハウスで30年にわたり7人の大統領の下で働き続ける・・・。

7人の米国大統領に仕えた黒人執事の実話を描いたヒューマンドラマ。黒人差別がテーマの作品で、内容的には地味で暗い映画だが、なぜか最後まで惹きこまれてしまう。それは実話が基であること、歴代の大統領が実名で出てきて、大統領の素顔が垣間見れたり、随所に名高い事件が織り込まれているので観ていて飽きない。その中で主人公であるセシルが黒人でありながらぞの実直な勤務態度で次第に歴代大統領の信頼を得ていく。その一方で、彼の家庭では様々な問題が起こり、長男との間には取り返しのつかないヒビが入ったり、次男はベトナム戦争で戦死するなど、職場と家庭の極端な明暗も見もの。
  1. 洋画-た

2014-10-17

7500

★★
7500(原題)
鑑賞No:02565
製作:2013年/アメリカ/97分
監督:清水崇
出演:ライアン・クワンテン/レスリー・ビブ

乗員・乗客273人を乗せてロサンゼルス空港を飛び発った東京行き7500便。大西洋上空の旅客機内で搭乗者が超常現象に襲われ、恐怖体験をする。それは、機内には人間ではないものも乗り込んでいた。超常現象に見舞われ巨大な棺となりつつある機内で、ブラッドたち乗客は決死の戦いを繰り広げる・・・・。

これ、映画化する必要ある?的レベルの内容の映画。スケールも小さい。予告編では乗客273名とあるが、実際に出てくるのはその10分の1程度の人。シーンもほとんど機内で、セット感満々で飛んでる気がしない。清水崇監督らしい演出もこけおどしにしか感じられないし、謎めいた現象はすべて最後のあっけないオチで誤魔化された感があり、真面目に観て損したような気分は否めなかった。TVドラマ「世にも奇妙な物語」のエピソードで十分の内容。
  1. 洋画-な

2014-10-15

アンダー・ザ・スキン 種の捕食

★+
アンダー・ザ・スキン 種の捕食
鑑賞No:02567
製作:2013年/イギリス/108分
監督:ジョナサン・グレイザー
出演:スカーレット・ヨハンソン/ポール・ブラニガン

スコットランドの街で、とあるセクシーな黒髪美女に誘惑された男たちが次々と姿を消していた。彼女の正体は、地球外生命体で、はじめのうちは無表情のまま男たちを捕食していくが、顔に障害を持つ孤独な男との出会いをきっかけに人間的な感情に目覚めていく・・・・。

スカーレット・ヨハンソンが妖艶な黒髪エイリアン役を演じ、初のフルヌードにも挑んだSFスリラーだが、注目点はそこだけ。セリフを含め、説明は一切省かれているので訳の分からないストーリー。スカーレット・ヨハンソンも造形は人間なので、予備知識がないとエイリアンであることすら分からない。そして、次々と男を獲物のごとく捕えていくが、目的すら分からない。ストーリーの進行も緩慢で退屈。特に盛り上がりもなく単調なので眠気が襲ってくる作品。
  1. 洋画-あ

2014-09-22

RETURN ハードバージョン

★★★+
RETURN ハードバージョン
鑑賞No:02555
製作:2013年/日本/105分
監督:原田眞人
出演:椎名桔平/水川あさみ/山本裕典/キムラ緑子

暴力団幹部を殺害し、アルゼンチンに逃亡していた北原は、ある悪徳日本人実業家の暗殺を強いられ、身の危険を覚悟で10年ぶりに日本へ帰国。殺された兄弟への敵討ちに燃える凶暴な3姉妹=御殿川シスターズと闇組織の2つの勢力を相手に、三つ巴の死闘を繰り広げることに・・・・。

三つ巴の死闘の展開予想にワクワクの冒頭で期待は高まったが、中盤に行くにつれ、緊張感も緩み、中だるみし始めた。三つ巴も期待したような絡み合いの展開ではなく、ドタバタ劇のような少々安っぽい演出のような感は否めなかった。そんなドタバタ感満載の中、一人、主人公の椎名桔平だけが妙に落ち着いた演技だったのが印象的。こんな調子でラストはどうなるかと思っていると、意外というか、こんなのあり?的終わり方で呆気にとられるかも!?
  1. 邦画-り

2014-09-16

麦子さんと

★★★+
麦子さんと
鑑賞No:02558
製作:2013年/日本/95分
監督:吉田恵輔
出演:堀北真希/松田龍平/余貴美子/麻生祐未

声優になることが夢のアニメオタク女子・麦子は、無責任な兄の憲男と2人暮らし。そんなある日、麦子たちが幼い頃に家を出たまま音信不通だった母親の彩子が突然現れ、同居することに。自分勝手な母が許せず戸惑う麦子だったが、実は病魔に冒されていた彩子は、ほどなくして他界してしまう・・・・。

自分たちを捨て家を出た母に恨みこそあれど愛情なんかひとかけらもないと思っていた兄妹だが、妹の麦子は納骨のために母の生まれ故郷を訪れ、そこで若き日の母の一面を知らされ、徐々に心境が変化していくさまが描かれている。登場人物に悪い人はおらず、特に母の故郷の人は皆いい人で麦子に対しても殊更親切にしてくれる。なんか心温まるストーリーとともに、やはり親子の血は切れないものだぁと感じさせる。特に、母を恨んでいた兄ですら、母の死に接し、火葬場でところ構わず泣くシーンには心打たれる。罪深き母親でありながら、どこか憎めないキャラの母親役を余貴美子が好演している。




  1. 邦画-む

2014-08-31

恋の渦

★★★★
恋の渦
鑑賞No:02553
製作:2013年/日本/140分
監督:大根仁
出演:新倉健太/若井尚子/柴田千紘/後藤ユウミ/松澤匠

部屋コンに集まった9人のチャラ男とギャル。目的はイケてないオサムにユウコを紹介することだった。しかし、やって来たユウコのルックスに男たちはドン引きし、コンパは大した盛り上がりも見せず終了。だが、その夜から彼らの浮気や嫉妬、下心が交錯する恋の駆け引きが展開していくが・・・・。

2006年に上演された劇団ポツドールの三浦大輔による同名戯曲で、本音と嘘が入り混じった男女9人の恋をめぐる室内劇の映画化。登場人物はほぼ、部屋コンに参加した9人だが、9人とも役者名も知らない無名?の俳優のため、最初は顔と名前が一致しづらく、ついていけるかな・・・?と思ったが、観ているとだんだん惹きこまれていく展開で、非常に面白かった。舞台劇の映画化だけあって、シチュエーションは男たちの部屋(4部屋)に限られ、そこを舞台に男女の恋模様が描かれる。刻々と変化する恋模様と意外な展開ではあるが、ありがちな恋愛劇で、とても分かりやすかった。それにしても、最後は、女はしたたかでズル賢く、男は単純でバカであることを痛感させられるが、これも現実か・・・?




  1. 邦画-こ

2014-08-18

潜伏 senpuku

★★★
潜伏 senpuku
鑑賞No:02544
製作:2013年/日本/96分
監督:保坂延彦
出演:土屋貴子/なだぎ武/東野克/真由子

介護ヘルパーとして施設で働く波子は、職場で内装工の山路と知り合い、やがて二人は同居するようになる。しかし彼女は、かつて世間を震撼させた無差別テロを行った新興宗教団体「カーマの家」の元信者で、指名手配中の逃亡犯であることを自ら明かし・・・・。

地下鉄サリン事件ほか、数々の社会的事件を引き起こしたオウム真理教の元信者、菊地直子の17年間にわたる逃亡生活をモデルにした作品。実録映画ではないため、この事件の本質を追求したものではないが、実際に17年も逃亡生活をしていた菊池直子の潜伏生活はある程度再現できているのではないかと思った。ただ、犯した犯罪には特に言及せず、ひたすら主人公サイドに立った潜伏状態を描いているためえ、ともすれば美化された部分には疑問が残る。本作でもお笑い芸人を重要な役どころで登用しているが、昨今の安易なお笑い芸人のキャスティングにも不満が残る。




  1. 邦画-せ

2014-08-17

陽だまりの彼女

★★★
陽だまりの彼女
鑑賞No:02513
製作:2013年/日本/129分
監督:三木孝浩
出演:松本潤/上野樹里/玉山鉄二/大倉孝二

新人営業マンの浩介は、仕事先で幼なじみの真緒と10年ぶりに再会する。中学時代は「学年有数のバカ」と呼ばれ、いじめられっ子だった真緒は、見違えるほど美しい大人の女性になっていた。浩介は彼女と恋に落ち、やがて結婚を決意するが、真緒には誰にも知られてはいけない不思議な秘密があった・・・・。

越谷オサムのベストセラー小説を実写化したラブストーリー。ベタなストーリーで、おじさんには観ていて恥ずかしくなるような内容だが爽やかではある。そしてラストはお決まりのお涙頂戴的な悲しい結末かと思いきや、なんとファンタジーだった!ただ、意外性はなく、途中でネタバレした内容ではあった。ラストの結末で一気に現実性のないファンタジーラブストーリーと化してしまう本作ではあるが、ピュアな気持ちで観るとそれなりに楽しめる。




  1. 邦画-ひ

2014-08-16

マイティ・ソー/ダーク・ワールド

★★★
マイティ・ソー ダーク・ワールド
鑑賞No:02547
製作:2013年/アメリカ/112分
監督:アラン・テイラー
出演:クリス・ヘムズワースソー/ナタリー・ポートマン

ロンドンに原因不明の重力異常が発生し、ソーの恋人で天文学者のジェーンが調査に向かうが、そこでジェーンは地球滅亡の鍵となる「ダーク・エルフ」の力を宿してしまう。ソーはジェーンを連れてアスガルドに戻るが、そのせいで家族や故郷を危機的状況に陥れてしまう。最後の手段としてソーは、血のつながらない弟で宿敵でもあるロキの力を借りることにするが・・・・。

「マイティ・ソー」の続編。前作のストーリーの記憶はあまりなく、主人公ソーの故郷と地球が時空を超えてつながっている設定と、ソーの弟ロキが前作では敵キャラだったことぐらいしか覚えていなかったが、それでも十分鑑賞できる。内容は至って単純なアメコミもの。映像は「スターウォーズ」によく似ていて、ナタリー・ポートマンの出演がそれに拍車をかけている。




  1. 洋画-ま

2014-08-15

愛の渦

★★★+
愛の渦
鑑賞No:02548
製作:2013年/日本/123分
監督:三浦大輔
出演:池松壮亮/門脇麦/滝藤賢一/中村映里子/新井浩文

都内の高級マンションの一室に設けられた秘密のクラブ“ガンダーラ”。そこで開催される乱交パーティにフリーター、女子大生、サラリーマン、OL、保育士など8人の男女が集う。快楽に溺れていく彼らは、やがて性行為のパートナーを巡って、愛憎渦巻く争いを始める・・・・。

第50回岸田國士戯曲賞を受賞した、演劇ユニット「ポツドール」の同名舞台劇の映画化。「着衣時間が全編中たった18分半」というのを売りにした乱交パーティが舞台の映画ということでどんだけ淫乱な内容かと思いきや、いわゆる濡れ場シーンは思ったほどなく、またそこまで過激でもなかった。大半はバスタオルい1枚の格好で、男女8人が次第に本能、本性をさらけ出しいていく待合室での言動が中心。それにしても、この映画でも感じられるが、男って単純で純粋でバカだなって思うこと。男に比べ女は残酷で表と裏の顔の差が激しく、男以上にスケベだということ。それは本作のラストでも象徴的で、何か切ない。


  1. 邦画-あ

2014-08-14

サンブンノイチ

★★★+
サンブンノイチ
鑑賞No:02549
製作:2013年/日本/119分
監督:品川ヒロシ
出演:藤原竜也/田中聖/小杉竜一/中島美嘉/窪塚洋介

人生の一発逆転をかけて銀行強盗を成功させた、キャバクラ「ハニーバニー」店長のシュウ、ボーイのコジ、常連客の健さん。手にした数億円の大金は3人で山分けするはずだったが、それぞれが自分の取り分を少しでも増やそうと駆け引きを始める。さらに謎の女や闇の帝王など、さまざまな人物がその金を狙って現れ・・・・。

これも吉本芸人監督作かと思うとチョット引くところはあったが、本当につまらない吉本芸人作品の中では出来のいい作品で、つっこみどころは多々あるが、目まぐるしく変化するストーリーは観ていて面白かった。銀行強盗犯3人のうちの一人を、芸人の小杉竜一が演じていたが、はっきり言って演技はへたくそだが、テンポ良い会話のやり取りが特徴のこの作品にあって、芸風の小気味よいつっこみは作品にマッチしていてなかなかよかった。ただ、チョイ役とはいいながら意味もなく吉本芸人を多用しているのは気になるところ。そんな中で主役ではないが、窪塚洋介の存在感ある演技は秀逸。ラストは中途半端な終わり方で、続編を匂わせる終わり方。




  1. 邦画-さ

2014-08-11

赤々煉恋

★★
赤々煉恋
鑑賞No:02543
製作:2013年/日本/83分
監督:小中和哉
出演:土屋太鳳/清水富美加/吉沢亮/吉田羊

自殺したことで浮遊霊となり、この世をさまよい続けている女子高生の樹里は、自分のことが普通に見えるらしい小さな女の子と出会い、その子をりんごちゃんと呼んで交流を深める。しかし、りんごの母親に、人間を自殺へと追いやる「虫男」という死神がとり憑いているのを見つけ・・・・。

単なるホラー映画くらいの気持ちで観始めた作品だが、テーマは自殺で、結構真面目で重い内容だった。ただ、主人公が自殺して、孤独な浮遊霊になって初めて自殺したことを後悔することで、自殺に対する強いメッセージは感じることができる。時間軸がよく変わるので、少しわかりにくく、中だるみする部分もあるが、ラストは緊張の展開に。しかし、結末はせつなく、後味は悪い。




  1. 邦画-せ

2014-08-02

スノーピアサー

★★★+
スノーピアサー
鑑賞No:02541
製作:2013年/韓国、アメリカ、フランス/125分
監督:ポン・ジュノ
出演:クリス・エバンス/ソン・ガンホ/ティルダ・スウィントン

2014年、地球温暖化を防止するため78カ国でCW-7と呼ばれる薬品が散布されるが、その結果、地球上は深い雪に覆われ、氷河期が再来してしまう。それから17年後、かろうじて生き延びた人々は「スノーピアサー」と呼ばれる列車の中で暮らし、地球上を移動し続けていた。列車の前方は一握りの上流階級が支配し、贅沢な生活を送る一方、後方車両には貧しい人々がひしめいていたが・・・・。

ハリウッド映画とは少し雰囲気が違ったので、製作国を見ると、韓国人監督による韓国、アメリカ、フランスの合作の英語作品ということで何となく納得。設定が面白そうだったので観てみた作品だが、よくよく考えるとかなり無理がある割には、設定については特に詳しい説明はない。氷河期が来るほどの薬散布にしても、どんだけ撒いたんだ?と思うし、生き延びた人々は何故、電車を走り続けさせるのか?疑問は次々と浮かぶが、納得する解説はなく、特に深く考えずに現状を素直に受け入れて楽しむしかないようだった。結局は走る電車という密室の中で起こる、上流階級に対する貧困層の反乱劇ということになるが、それはそれで十分楽しめた。ただグロいシーンも多々あるので、鑑賞の際は要注意。




  1. 洋画-す

2014-07-30

ジ、エクストリーム、スキヤキ

★★★+
ジ、エクストリーム、スキヤキ
鑑賞No:02537
製作:2013年/日本/111分
監督:前田司郎
出演:井浦新/窪塚洋介/市川実日子/倉科カナ

絶縁状態だった大学時代の友人・大川と15年ぶりに再会した洞口は、人懐っこい大川のペースにのせられ、ある旅行の計画に巻き込まれる。大川の同棲相手・楓と、洞口の昔の恋人だった京子も強引に計画に引き入れ、4人はなぜかスキヤキ鍋を持って海に向かうことになるが・・・・。

独特の間と、かみ合わない会話でゆるゆる、だらだら続く脱力系の映画。このスタイルは初めから終わりまで続く。そして、ストーリーのメインである4人の小旅行だが、とりわけ事件が起こったり、事態が急変したりということもなく、相変わらず日常的な、しかしちょっと変わった会話が続く。なんてことない内容だが、この脱力感は、休日、家でゴロゴロしながら観るには心地よい映画かもしれない。それにしても、唯一衝撃的な冒頭の洞口の自殺シーン。何の説明もなく、場面は大川のアパートの一室シーンに変わる。そして後半、映画も終わりに近づいたころ、やっとこの冒頭のシーンにつながるが・・・・。この部分は消化不良感の残る作品となった。




  1. 邦画-し

2014-07-28

ゲノムハザード ある天才科学者の5日間

★★★+
ゲノムハザード ある天才科学者の5日間
鑑賞No:02533
製作:2013年/日本、韓国/120分
監督:キム・ソンス
出演:西島秀俊/キム・ヒョジン/真木よう子/浜田学

ある日、自宅で妻が殺されているのを発見した科学者の石神武人は、死んだはずの妻からの電話を受け、その日を境に警察を名乗る男たちに追われるようになる。真実を求める石神は、正体不明の女記者や妻を装う女との出会いを通し、自分の記憶が何者かに上書きされているということに気づいていくが・・・・。

前半のミステリアスな展開に、ついつい惹きこまれていく作品。多くの謎が複雑に絡み合い、なおかつ記憶というつかみどころのないものが大きく絡んでいるので、ともすれば分かりにくい展開になりがちな内容だが、そのわりにはよくまとまっており、さほど混乱はしない構成になっていた。ただ、後半、次第に謎解きが始まるが、ちょっと突っ込みどころが多いのも気になった。まずは一度観て、全体把握してから、もう一度確認しながらよく観ると分かりやすいかも?




  1. 邦画-け

2014-07-27

永遠の0

★★★★+
永遠の0
鑑賞No:02540
製作:2013年/日本/144分
監督:山崎貴
出演:岡田准一/三浦春馬/井上真央/濱田岳

司法試験浪人の佐伯健太郎と、フリーライターの姉・慶子は、実の祖父だと思っていた賢一郎とは血のつながりがなく、本当の祖父は太平洋戦争で特攻により戦死した宮部久蔵という人物であることを知る。久蔵について調べ始めた2人は、祖父が凄腕のパイロットであり、生きることに強く執着した人物であったことを知る。そんな祖父がなぜ特攻に志願したのか。元戦友たちの証言から祖父の実像が明らかになっていき・・・・。

何か最近つまらない邦画がやたら目につくようになったが、そんな中、久々に見ごたえのある作品だった。そして何よりも、現代と戦時中の2つの時間軸をうまく交錯させて、色々なキャラクターの証言を基に次第に真実が明らかになっていくという構成は見事だった。CGもよくできていて、リアル感ある戦闘シーンもよかった。ただ疑問も残る。あれだけ生にこだわった主人公が急に特攻に志願すること。自分が生きているのは周りの同僚や教え子の死の上に成り立っていることを悟ったからのように描かれているが、それは分かりきったことであり、また生にこだわる理由が臆病さからではなく、家族の未来に支障が生じてはいけないという一心からであり、どうして急にそれを覆す変心をしたのかが描き切れていなかったのではないかとの印象が残った。あと、反戦映画のようでありながら、どうも特攻を美化することで、反戦性が薄らいでいるきらいがあった。ドラマとしては面白かっただけに、その裏で見え隠れする作者・製作者の本意には少し疑問が残った。

劇場公開日 2013年12月21日





(キャスト一覧)
岡田准一(宮部久蔵)
三浦春馬(佐伯健太郎)
井上真央(松乃)
濱田岳(井崎)
新井浩文(景浦)
染谷将太(大石)
三浦貴大(武田)
上田竜也(小山)
吹石一恵(佐伯慶子)
田中泯(景浦)
山本學(武田)
風吹ジュン(清子)
平幹二朗(長谷川)
橋爪功(井崎)
夏八木勲(賢一郎)
佐々木一平(山田)
青木健(伊藤)
遠藤雄弥(香川)
栩原楽人(寺西)
古川雄輝


  1. 邦画-え

2014-07-24

アイム・ソー・エキサイテッド!

★★
アイム・ソー・エキサイテッド!
鑑賞No:02534
製作:2013年/スペイン/90分
監督:ペドロ・アルモドバル
出演:アントニオ・デ・ラ・トーレアレックス/ウーゴ・シルバ

スペインのマドリッドからメキシコ・シティへ向かう旅客機にトラブルが発生。緊迫する状況の中、3人のオネエの客室乗務員たちは、乗客を和ませようと歌って踊り、オリジナルカクテルを振る舞う。そうした中、三角関係に悩む機長や、愛人と元カノが気になる元人気俳優、SMの女王に不祥事を働いた銀行頭取など、乗客たちの素性が明らかになっていき・・・・。

航空機パニックものかと思いきや、緊張感ゼロの単なる密室劇。だから低予算のせいもあるのか、まず飛んでいる感がないので、トラブル発生と言っても緊張感がないわけだ。さらに、客室乗務員3人はオネエだし、機長は同性愛者と性的倒錯者ばかり。その上、乗客も変な素性の人ばかりで、もうストーリーどころではない内容。そんなコメディ映画だが、かといって笑えるギャグがあるわけでもなく、何ともつまらないとしか言いようのない作品。




  1. 洋画-あ

2014-07-23

バスジャック

★+
バスジャック
鑑賞No:02532
製作:2013年/日本/77分
監督:深沢佳文
出演:遠藤章造/石橋杏奈/藤原光博/清水一希

リストラで職を失い、原因不明の歯痛にも悩まされる小宮は、目の前に転がる拳銃を無意識に拾い上げ、そのまま故郷の高知行きのバスに乗る。しかし、そうとは知らずに拳銃を運転手につきつける格好になってしまった小宮は、バスジャック犯と勘違いされてしまう。慌てて釈明しようとするが、乗客の男がナイフを持って叫び始め、事態は思わぬ方向へと転がっていく・・・・。

お笑いコンビ「ココリコ」の遠藤章造が初の映画単独主演を務めた密室劇。ともかく酷いとしか言いようのない作品。大半はバス内が舞台だが、リアル感はゼロで、よってバスジャックというのにまるで緊張感がない。乗り合わせた乗客の個性や事情にもどれも魅力はなく、同情もしない。セリフもちぐはぐで、展開もぎこちなく、素人感満載。どうしてこんな映画を作ったのか極めて疑問。唯一、お母さんの危篤の連絡を受けて一人高知に向かう少女のエピソードだけが心を打たれるのみ。




  1. 邦画-は

2014-07-12

ジャッジ!

★★★★
ジャッジ!
鑑賞No:02531
製作:2013年/日本/105分
監督:永井聡
出演:妻夫木聡/北川景子/鈴木京香/豊川悦司

落ちこぼれ広告マンの太田喜一郎は、クセ者上司に押し付けられ、世界一のテレビCMを決める広告の祭典・サンタモニカ国際広告際で審査員を務めるはめになる。ゲイ審査員対策として、ギャンブル好きな同僚の大田ひかりを偽の妻として同行することに成功するが、実は太田はちくわのCMが賞をとらなければ、クビになってしまうということを知り・・・・。

くだらないと言えばくだらない映画だが、古き良き時代の典型的な和製コメディを踏襲した作品で、とても懐かしい感じのするコメディ映画。くだらないギャグも満載ながら、サービス精神旺盛な作りで、何も考えずに楽しめる。ストーリーも単純で、先の読める王道のような展開だが、逆に安心して観ることができる。とは言いながら、TOYOTAやエースコックなど実名で会社名が出るなど、リアリティも出している。作品中に使用されているTOYOTAのCMは本物を使用したとか!?




  1. 邦画-し

2014-07-11

バイロケーション

★★★
バイロケーション
鑑賞No:02530
製作:2013年/日本/119分
監督:安里麻里
出演:水川あさみ/千賀健永/高田翔/滝藤賢一

ある日、スーパーで身に覚えのないニセ札の使用容疑をかけられた高村忍は、防犯カメラにいないはずの自分が映っていたことを知る。やがて、自分と同じ容姿をしたもうひとりの自分(バイロケ)が出現する怪現象「バイロケーション」が起こっていることを知った忍は、同じ悩みを持つ人々が集う「“バイロケーション”の会」を訪れるが・・・・。

トリックというか真相は、昔からよくある双子や変装によるトリックと相通じるところがあり、オリジナルかバイロケかというトリックは観ていてすぐ見破ることができた。ただ、バイロケの会の主宰者・飯塚が仕掛けた伏線は解説を聞かないと分からなかった。またバイロケの特性と、ストーリーが少々複雑で、一度観ただけではわかりづらく、矛盾や違和感を感じる部分もあったので、もう1回観ないと納得いかないところもあった。トリックと伏線をよく理解したうえで、もう一度確認のために観てみたい作品。




  1. 邦画-は

2014-07-08

すべては君に逢えたから

★★★
すべては君に逢えたから
鑑賞No:02528
製作:2013年/日本/106分
監督:本木克英
出演:玉木宏/高梨臨/木村文乃/東出昌大

人間不信に陥ったウェブデザイン会社の社長、仙台と東京で遠距離恋愛中のカップル、意中の先輩に告白できない女子大生、余命半年を宣告された新幹線運転士、母親と過ごすクリスマスを夢見る少女など、10人の男女が織りなす6つのエピソードが描かれる。

クリスマスシーズンとは全く真逆の時期に観たためちょっと違和感はあったが、6つのエピソードはどれもこじんまりだがよく纏まっており、それらが微妙に絡み合っていて小気味よかった。その中でも新幹線運転士のエピソードは同じ父親という視点から見れるので一番共感でき、また涙した。また、倍賞千恵子演じるオーナーの話は店員のエピソードの余談かと思っていたら、最後に意外なオチがあったが、全体的には平凡な愛をテーマにしたオムニバス形式の映画。





  1. 邦画-す

2014-07-07

受難

★+
受難
鑑賞No:02527
製作:2013年/日本/95分
監督:吉田良子
出演:岩佐真悠子/淵上泰史/伊藤久美子/古舘寛治

天涯孤独で修道院育ち、汚れを知らないフランチェス子は、大人になって社会に出てからも、どうして男女が付き合い、セックスをするのかという疑問に悶々とした毎日を送る。そんなある日、フランチェス子の股間に人面瘡ができ、フランチェス子を口汚くののしってくる。それでもフランチェス子は、その人面瘡と共生する道を模索するが・・・・。

股間に人面瘡ができるという発想は面白く、期待して観たが、全くの期待外れ。人面瘡も場所が場所だけにそのものは登場しづらいため、声のみの登場で会話中心のストーリー展開となっているが、この会話が全くもって面白くない。笑えない。また意味不明な会話も数々。岩佐真悠子自身はフルヌードも辞さない熱演ぶりではあるが、単なる話題作りとしか思えない、必然性のない演出。邦画の質の低下が懸念される一作。




  1. 邦画-し

2014-07-06

トリック劇場版 ラストステージ

★★★+
トリック ラストステージ
鑑賞No:02529
製作:2013年/日本/112分
監督:堤幸彦
出演:仲間由紀恵/阿部寛/生瀬勝久/東山紀之

ある日、上田の前に貿易会社社員の加賀美慎一という男が現れる。加賀美は海外の秘境でレアアースの採掘権を獲得したが、呪術を信仰する地元民が立ち退きに応じず、困っているという。彼らが信望する呪術師のトリックを見破ることができれば、研究資金を提供すると持ちかけられた上田は、例によって自称天才マジシャンの奈緒子を誘うが・・・・。

14年の集大成とするシリーズ完結編。完結編ということで泣ける映画との触れ込み。さすがに泣けはしなかったが、これまでのシリーズとは一線を画すラスト。そのせいもあってか、「トリック」本来の謎解きは重きを置いておらず、ミステリー感はあまり感じられない。ただ、相変わらず小ネタは満載で分かる人にはハマる内容になっている。ラストは「トリック」らしからぬシリアスな終わり方をしたが、それでも山田が本当に死んだとはしない思わせぶりな演出に、モヤモヤ感の残る作品。




  1. 邦画-と

2014-07-01

利休にたずねよ

★★
利休にたずねよ
鑑賞No:02526
製作:2013年/日本/123分
監督:田中光敏
出演:市川海老蔵/中谷美紀/市川團十郎/大森南朋

信長の寵愛を受け、天下一の茶人として名を馳せながらも、秀吉の不興を買い、切腹を命じられた千利休。刻一刻と最期のときが迫る中、妻・宗恩の問いかけを機に、自らの人生を回顧しはじめた利休は自分の美学の原点となった、若かりし頃、色街に入り浸っていたときのある事件を思い出し・・・・。

千利休を題材とした映画には「千利休 本覺坊遺文」「利休」があるが、本作も含め、いずれも地味で暗く、面白さに欠ける。そもそも茶道にまつわる話だし、戦国時代とはいえ戦闘が主ではなく、いわば秀吉と利休との心理戦のようなものなので、地味さを免れないのは致し方ないか。その上、数々の歴史的出来事も、目立たないような地味な演出のため、観ていて退屈感は否めなかった。ただ終盤、少々変化する。切腹までのカウントダウン形式で進んできたストーリーが、突然、若かりし頃の利休になり、違和感を感じた。内容はちょっと色っぽく、人間臭くなって興味深くはなったが、史実とは異なるようで、テーマである美学の原点としては説得力がないようだ。




  1. 邦画-り

2014-06-24

エンダーのゲーム

★★+
エンダーのゲーム
鑑賞No:02523
製作:2013年/アメリカ/114分
監督:ギャビン・フッド
出演:エイサ・バターフィールド/ハリソン・フォード

異星人の侵攻を受けた地球は、衛星軌道上に「戦いを終わらせる者」を育成するバトルスクールを設立し、世界中から優秀な子どもたちを集めていた。一家族がもうけられる子どもは2人までと定められた世界で、3人目の子どもとして生まれ冷遇されていたウィッギン家の少年エンダーは、やがて才能を見込まれバトルスクールに送られ、優秀な成績をおさめるが・・・・。

SF映画としては「スターシップ・トゥルーパーズ」を思い起こされたが、戦いの中心がまだ幼い子供たちであることや、シミュレーション訓練が主体なのでどうもリアル感が薄く、その分、面白さが少なかった。また、その子供たちの成長物語がストーリーの中心なのだが、それも単調で盛り上がりにも欠ける感があった。結局、何を描きたかったのかがはっきりせず、地球の運命をゲーム世代の彼ら幼い子供たちに委ねるというゲーム感覚の域から出ない作品のような気がした。ハリソン・フォードの使い方ももったいなかった。




  1. 洋画-え

2014-06-23

ケンとメリー 雨あがりの夜空に

★★+
ケンとメリー 雨あがりの夜空に
鑑賞No:02522
製作:2013年/日本/87分
監督:深作健太
出演:竹中直人/フー・ビン/北乃きい/ジザン・ラジャ・ローワク

中年サラリーマンの片倉健は、男手ひとつで育ててきた娘・縁の結婚を止めるため、マレーシアのクアラルンプールへと向かう。ところが、乗り込んだ飛行機が嵐によってマレーシア僻地に緊急着陸。見知らぬ土地で財布をすられて一文無しになってしまった健が茫然自失していると・・・・。

典型的なロードムービーだが、内容ははちゃめちゃでストーリーにも無理があった。その割には意外性はあまりなく、先の読めるストーリー。登場の瞬間からメリーが北乃きい演じる縁の婚約者であることも容易に分かるので、途中まで明かさないのは無駄なような気がした。ただ、笑いどころ、泣きどころはそれなりに押さえており、竹中直人とフー・ビンのコンビも意外によかった。あまり期待せずに気楽に観る分にはそれなりに楽しめる作品。




  1. 邦画-け

2014-06-16

武士の献立

★★★+
武士の献立
鑑賞No:02525
製作:2013年/日本/121分
監督:朝原雄三
出演:上戸彩/高良健吾/西田敏行/余貴美子

優れた味覚と料理の腕をもつが、気が強いために1年で離縁されてしまった春は、加賀藩の料理方である舟木伝内に才能を見込まれ、舟木家の跡取り息子・安信と再婚する。安信は料理が大の苦手で、春は姑の満の助けも借りながら、夫の料理指南を始めるが・・・・・。

時代を江戸時代にした単なる料理エンターテイメント映画かと思いきや、予想したよりもコメディ性や人情性は少なく、結構真面目で重い作品。というのも、まず映画に出てくる包丁侍、舟木伝内とその子の安信が実在の人物で、実際に加賀藩のご料理人だったことや、物語の背景も実際にあった加賀騒動が描かれており、ある意味、歴史ドラマの一面もあった。そのため、ちょっと重く感じる部分はあるが、そこは主演の2人、上戸彩と高良健吾のキャラで微笑ましいシーンも随所に織り込まれている。タイトルは「武士の献立」だが、この手の映画でよくあるレシピはほとんど紹介されず、あくまで春と二人三脚で包丁侍として安信が苦悩しながら成長していく姿を描いたヒューマンドラマである。




  1. 邦画-ふ