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2019-01-17

釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束

★★★(3.0)
w釣りバカ日誌18
鑑賞No:01492
製作:2007年/日本/114分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/浅田美代子/檀れい/三國連太郎

記念すべきシリーズ20作目。本作でついにスーさんこと鈴木一之助は社長を退任し会長に就任する。
会長に就任直後、スーさんが行方不明になり重役たちは大騒ぎ。スーさんの奥さんから相談を受けたハマちゃんは、わずかな手がかりから岡山にいることを突き止め、いざ岡山へ。しかしふたりはそこでリゾート開発をめぐる騒動に巻き込まれてしまうのだった・・・。

今回の主役はスーさんだったので、マドンナ(檀れい)があまり目立たなかったのが残念。思えば、釣りのシーンも少なく、檀れいと高嶋政伸のロマンスも描き切れていなかったのが少々消化不良。ストーリー的にはマンネリ化されたありきたりの内容だが、興味ある話ではあったので、もう少し二転三転あってもよかった。瀬戸内の風景は、どこか見たような風景で親しみが感じられたが、方言は板についておらず違和感があった。あと鯉太郎がやけに大きくなっていたのには驚いた。

劇場公開日 2007年9月8日



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2019-01-09

ちはやふる 結び

★★★★(4.0)
wちはやふる 結び
鑑賞No:02912
製作:2018年/日本/128分
監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず/野村周平/新田真剣佑/上白石萌音

瑞沢高校競技かるた部の1年生・綾瀬千早がクイーン・若宮詩暢と壮絶な戦いを繰り広げた全国大会から2年が経った。3年生になった千早たちは個性派揃いの新入生たちに振り回されながらも、高校生活最後の全国大会に向けて動き出す。一方、藤岡東高校に通う新は全国大会で千早たちと戦うため、かるた部創設に奔走していた。そんな中、瑞沢かるた部で思いがけないトラブルが起こる・・・・。

てっきり前2作「上の句」「下の句」による全2部作だと思っていたが、ただそれにしては全国優勝もしていなければ、新との対決、クイーンとの雪辱戦などが描かれないままの消化不良作だと前回の鑑賞時、感じていた。しかし、やはり作る方も観る方も同じ感想だったようで(作る方は最初から続編は想定していたと思うが)、完結編に当たる本作が製作されたので納得し、前回のノリで鑑賞した。広瀬すず演じる千早は相変わらずのキャラだったが、他のメンバーは2年間で大きく成長したかのように人間ができてきていたのでドタバタ劇のようなシーンはなく、すこし残念と思えたが、その役どころは今回、新入生2名が引き継いでいたので、緊張感は維持できた。今回、最も印象が変わっていたのが、野村周平演じる太一。かるたと大学受験の両立が思うようにできず、千早と新の関係にも疑心暗鬼することで悩み落ち込むシリアスな場面が目立った(太一のキャラがかなり抑えられていた)。一方、クイーンは本作でも絶対的な存在を強調されながら、千早との実戦での対決シーンが無かったのは残念。

劇場公開日 2018年3月17日



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2019-01-02

泥棒役者

★★★+(3.5)
w泥棒役者
鑑賞No:02902
製作:2017年/日本/114分
監督:西田征史
出演:丸山隆平/市村正親/石橋杏奈/宮川大輔

かつて金庫破りとして泥棒稼業に足を踏み込んでいた大貫はじめ。今では足を洗い小さな町工場で真面目に働き、恋人の美沙と幸せな同棲生活を送っていた。しかし、刑務所から出所したばかりのかつての泥棒仲間だった畠山則男に「美沙に泥棒だった過去をバラす」と脅されたはじめは、則男とともに泣く泣くある豪邸に泥棒に入る。忍び込んだ豪邸で「豪邸の主人」「絵本作家」「編集者」と次々と別人に間違えられるはじめは、泥棒であることがバレたくない一心で間違えられた役柄を必死に演じることとなるが・・・・。

原作が舞台作品というのはよく分かります。やはり、映画よりも舞台の方が本作品におけるキーとなる緊張感はよく伝わると思う。ただ、単純に楽しめる作品になってはいる。主演の丸山隆平もキャラクターを活かした役作りでいい味を出してはいたが、この映画の作品イメージをより強く印象付ける演技をしていたのは、さすがとも言える市村正親の役どころ。「ここまでよくやるな~」という驚きを通り越して、むしろこの役を自ら進んで楽しんで演じているとさえ感じる演技に納得した。あとは前半の展開が良すぎた分、後半はもっと映画ならではの展開になってもよかったのでは?

劇場公開日 2017年11月18日



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2019-01-01

DESTINY 鎌倉ものがたり

★★★(3.0)
wDESTINY 鎌倉ものがたり
鑑賞No:02901
製作:2017年/日本/129分
監督:山崎貴
出演:堺雅人/高畑充希/堤真一/安藤サクラ

幽霊や魔物、妖怪といった「人ならざるもの」が日常的に姿を現す古都・鎌倉。この地に居を構えるミステリー作家・一色正和のもとに嫁いできた亜紀子は、妖怪や幽霊が人と仲良く暮らす鎌倉の街に最初は驚くが、次第に溶け込んでいく。正和は本業の執筆に加え、魔物や幽霊が関わる難事件の捜査で警察に協力することもあり、日々はにぎやかに過ぎていった。しかし、そんなある日、亜紀子が不測の事態に巻き込まれ、黄泉の国へと旅立ってしまう。正和は亜紀子を取り戻すため、黄泉の国へ行くことを決意するが・・・。

ファンタジー色の強い、ちょっとコミカルな作品。もっとシリアスな映画かと思っていたら、子供のいる家族で観ても楽しめる内容になっている。事態は深刻でも、それを感じさせないのは一つは堺雅人と高畑充希が夫婦役の設定がポイント。また、「ALWAYS 三丁目の夕日」の山崎貴監督が贈るCG映像の世界もそんな雰囲気をさらに醸し出している。ただし、「ALWAYS 三丁目の夕日」のような感動は期待しない方がよい。

劇場公開日 2017年12月9日



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2018-08-12

探偵はBARにいる3

★★★+(3.5)
w探偵はBARにいる3
鑑賞No:02899
製作:2017年/日本/122分
監督:吉田照幸
出演:大泉洋/松田龍平/北川景子/前田敦子

札幌にあるアジア最北の歓楽街・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くす探偵のもとに、相棒である高田が人探しの依頼を持ち込んでくる。失踪した女子大生・麗子について調査を開始した探偵たちは、モデル事務所の謎めいた美人オーナー、マリに翻弄されるうちに、いつしか大きな事件に巻き込まれていく・・・・。

探偵シリーズ」の実写映画化第3作。3作通して大泉洋と松田龍平の共演。1作目、2作目も観たけど、ストーリーはほとんど記憶に残っていない。ストーリーは独立しているので、それでも問題はないが、出演者もシリーズ化しているため、お馴染み?の人が記憶にないとちょっとわかりにくい。作品的にはもっとコミカルだった印象があったが、今回は思ったほどコメディ性は弱く、大泉もシリアスな演技が強い感じがした。内容はごちゃごちゃしておらず、うまくまとまっているが、逆にまとまりすぎていて出来すぎと言うか、意外性はない。北川景子演じるマリのナゾの行動の理由を知った時、思わず涙する。

劇場公開日 2017年12月1日



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2018-05-08

探偵はBARにいる

★★★+(3.5)
w探偵はBARにいる
鑑賞No:02222
製作:2011年/日本/125分
監督:橋本一
出演:大泉洋/松田龍平/小雪/西田敏行

ススキノのBARを拠点とする探偵と助手の高田は謎の女性からの依頼である弁護士と会う。しかし、その直後、探偵は怪しい男たちに拉致され、人里離れた雪原に生き埋めにされてしまう。危ういところを高田に助けられた探偵は、依頼の真相を探るべく調査を始める。そんな矢先、探偵は高級クラブの美人ママ・沙織と出会うが・・・・。

シリアスな女性の復讐劇を描いているが、大泉洋の持ち前のキャラクターも大いに生かされており、ユーモアあふれる作品となっている。また相棒役の松田龍平も、「まほろ駅前多田便利軒」同様の役どころを好演しており、二人の掛け合いも面白い。ストーリーはありふれたもので、途中で全貌はほぼ予想でき、意外性はないが、結末はスッキリ半分、せつなさ半分といったところで、チョット中途半端に終わった。

劇場公開日 2011年9月10日



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2018-02-28

トリック劇場版2

★★★(3.0)
wトリック 劇場版2
鑑賞No:01315
製作:2006年/日本/111分
監督:堤幸彦
出演:仲間由紀恵/阿部寛/生瀬勝久/堀北真希

ある日、上田の研究室に、上田の著書を手にした青年・青沼が訪ねてくる。10年前、筐神佐和子に連れ去られた幼馴染みの美沙子という女性を取り戻して来て欲しいというのが用件だった。一人では怖い上田は、例によって奈緒子を巻き込み、佐和子とその信奉者が待ち受ける筐神島へ向かうのだが・・・・。

TVシリーズの劇場版第2作。TV版は観たことがないが、それなりに楽しめる。ただしパロディ満載のコメディ作品だが、マニアックに通じていないとわからないパロディも多くある。タイトルにもなっているさまざまな仕掛け(トリック)はあまり納得できないものばかり。もう少し現実性のあるものが欲しい。堤監督は完結編といっているらしいが、本当か? 続編を期待する。(案の定、3作目は製作されたが・・・・) 市長選立候補者ポスターの中に「ばってん荒川」さんがあり。この映画を観たときはすでにお亡くなりになっていました。ご冥福をお祈りします。

劇場公開日 2006年6月10日



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2018-02-24

となりのトトロ

★★★(3.0)
wとなりのトトロ
鑑賞No:02005
製作:1988年/日本/88分
監督:宮崎駿
声の出演:日高のり子/坂本千夏/糸井重里

サツキとメイの姉妹は、お父さんと一緒に田舎の一軒家に引っ越してくる。入院中の母親の退院を空気のきれいな家で迎えるためだった。ある日メイは、茂みのトンネルをくぐり抜け、不思議な生き物トトロに出会う。さらにサツキも父の帰りを待つバス停でずぶ濡れのトトロに出会い、傘を貸してあげることに。やがて病院から電報が届き、心配したメイは一人病院に向うが迷子になってしまい・・・・。

今まで観たジブリ作品は非現実的な世界を描いた作品が多かったが、この「このとなりのトトロ」は観始めは現実的な世界だったため、ちょっと意外感があった。そしてトトロが登場するあたりから非現実感が漂ってくるが、どうも現実と非現実が混ざり合ったような内容で、最後まで戸惑った。作者は何を描きたかったのか? この映画は我が家の子どもたちも幼い頃、大好きな映画だったが、多分大人とは違った感じ方で楽しんでいたものと思う。それぐらい、摩訶不思議な世界観と、随所にどうも引っかかるシーンやセリフがあった。後でネットで調べると、「となりのトトロ」に関する都市伝説があることを知り、読んでみると「なるほど」と引っかかったシーンを見事に説明してくれていた。この都市伝説自体はジブリは否定しているし、こじつけたような解釈もあるが、観終わった後のモヤモヤ感はいくらか解消してくれる。解釈次第では単なるファンタジー・アニメとは言えない奥の深い作品。

劇場公開日 1988年4月16日



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2018-02-22

東京原発

★★★★(4.0)
w東京原発
鑑賞No:02162
製作:2003年/日本/110分
監督:山川元
出演:役所広司/段田安則/平田満/吉田日出子

都民の支持が高い天馬東京都知事が臨時緊急局長会議の席上で、「東京都に原発を誘致する」と爆弾発言する。原発誘致のメリットを力説する天馬に対し、津田副知事はじめ6名の出席者は賛成派、反対派に分かれ、喧々諤々の論争に。そのころ、東京都内を極秘裏にプルトニウム燃料を積んだトレーラーが走っていたが、そのトレーラーが爆弾を持った一人の少年にジャックされ・・・・・。

7年前に公開された映画だが、こんな映画があったとは!という感動にも似た印象を持った作品。当時はあまり関心がなかったと思われる原発問題だが、今観るには最適の映画で、原発の現状や問題点などがわかりやすく理解できる。賛成派、反対派それぞれの言い分にそれなりにうなずきながら、原発の真の問題点の核心に迫っていくストーリー構成は面白い。多少エンターテイメント性を持たせるために爆弾ジャックの話を入れているのは余計のような気もしたが、最後はハラハラドキドキでどういう結末にするのか気を揉んだ。東日本大震災が起こり、原発問題がこれだけクローズアップされているだけに、今観てほしい映画。

劇場公開日 2004年3月13日



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2018-01-26

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男

★★★+(3.5)
w太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
鑑賞No:02161
製作:2011年/日本/128分
監督:平山秀幸
出演:竹野内豊/ショーン・マッゴーワン/井上真央/山田孝之

1944年、太平洋戦争末期のサイパン島。圧倒的な戦力を誇るアメリカ軍に対し、日本軍守備隊は最後の突撃を敢行し、玉砕してしまう。しかし、生き残った大場栄大尉は残存兵力を組織し、抵抗を開始する。そして、大場は47人の兵士たちと共に、512日もの間敵に立ち向かい、多くの民間人を守っていく。やがて彼の不屈の戦いぶりは、敵軍の将校ハーマン・ルイス大尉に畏敬の念を抱かせることに・・・・。

大場栄の名は恥ずかしながらこの作品を観るまで知らなかった。そもそも歴史好きにも拘らず、直近の大きな歴史事象である太平洋戦争についてあまり興味も知識もないのが恥ずかしい限り。この映画は大場栄を主役としながらも、日本側からだけの視点ではなく、アメリカ側の視点も入れ、2つの異なる視点から大場栄という人物を浮き彫りにしている。ただ、その割には、大場の活躍や偉大さなどが前宣伝に比べさほど表現されていないのがちょっと残念。人物のインパクト性では竹野内豊よりも唐沢寿明の方があった。

劇場公開日 2011年2月11日



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2017-12-28

津軽百年食堂

★★★+(3.5)
w津軽百年食堂
鑑賞No:02201
製作:2011年/日本/106分
監督:大森一樹
出演:藤森慎吾/中田敦彦/福田沙紀/ちすん

弘前にある蕎麦屋・大森食堂の長男・陽一は、大学進学で上京するが、就職できず、今はバルーンアートのアルバイトで生計を立てていた。ある日、バイト先で同郷のカメラマン・七海と出会い、ひょんなことからルームシェアすることになる。そんな頃、陽一の父親が出前の最中に交通事故に遭い、入院することに。陽一は店を手伝うために弘前に戻るが・・・・。

相変わらず多い、お笑いタレントを起用した映画で期待せずに観たが、意外とよくできた作品。これといったインパクトのあるストーリー内容ではないが、4代前から続く蕎麦屋の味を守る伝統というのは、先祖からの人から人へのつながりであることを改めて感じさせる。ストーリーも、4代前の創業者のストーリーと現代のストーリーを交互に交錯・リンクさせ、伝統の重さというか価値をより認識させる作りとなっている。東北らしい人情味あふれる人々の交流もいい。

劇場公開日 2011年4月2日



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2017-10-11

大帝の剣

★★★(3.0)
w大帝の剣
鑑賞No:01426
製作:2007年/日本/110分
監督:堤幸彦
出演:阿部寛/長谷川京子/宮藤官九郎/江守徹/津川雅彦

オリハルコンで作られた大剣を背負う巨体の男・万源九郎。それは三種の神器の1つである大帝の剣で、源九郎は祖父の遺志を継いで残り2つを求めて旅をしていた。一方、豊臣の血を唯一継ぐ姫の舞は宇宙人に寄生され、不可解な言動を見せ始める・・・。

夢枕獏の同名小説を映画化したスペクタル時代劇。奇想天外、荒唐無稽といわれる夢枕ワールドを見事に映像化しているが、ストーリー自体は何か訳判らない感じで終わった。随所に散りばめられたギャクはクスッと笑えるものではあるが爆笑とまではいかず、観終わった後に何か心に残るようなシーンもなかった。子供と一緒に観たが、ストーリーを重視しない子供にはその場限りで楽しめる娯楽作品といったところ。普通ならさほど興味を示さない作品だったかもしれないが、ロケ地が地元広島県にある「みろくの里」だったことが鑑賞のきっかけとなった。

劇場公開日 2007年4月7日



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2017-10-04

TATTOO[刺青]あり

★★★(3.0)
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鑑賞No:00310
製作:1982年/日本/107分
監督:高橋伴明
出演:宇崎竜童/関根恵子/渡辺美佐子

20歳の時に“30歳までにドでかいことをやったる”と誓った竹田明夫。それまでの生活を一変するためキャバレーのボーイとなり、その店のNo.1ホステスの三千代と同棲生活を始める。しかし明夫の生活についていけなくなった三千代は明夫のもとから逃げてしまう。男をあげなければと思った明夫は幼なじみの島田と銀行襲撃を計画するが・・・・。

この映画は1979年に梅川昭美(映画では竹田明夫)が起こした三菱銀行北畠支店襲撃事件を題材とした実録映画。しかし、じけんそのものはほとんど描かれておらず、事件に至るまでの梅川(竹田明夫)の半生が中心。犯人自身の半生はよく描かれており、主役の宇崎竜童も、彼に関係する2人の女性もよかったが、この事件に至る直接的なものがイマイチよく分からなかった。そして主人公とこの事件を本当に知るために、襲撃事件そのものを描かないというのはいかがなものかと少し疑問に思える。(あまりにも生々しく、事件から間もないこともあって被害者の方に配慮したせいかも?)いずれにせよ、映画としてはチョット物足らなかった。

劇場公開日 1982年6月5日



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2017-09-22

築地魚河岸三代目

★★★(3.0)
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鑑賞No:01663
製作:2008年/日本/116分
監督:松原信吾
出演:大沢たかお/田中麗奈/伊原剛志/伊東四朗

一流企業に勤める旬太郎は人事課長に昇進するが、早速大掛かりなリストラの陣頭指揮を任されることになる。そのリストラ対象者の中に昔お世話になった元上司の名前もあり、旬太郎は思い悩むことに。さらに服飾デザイナーの恋人・明日香との結婚も考えていた旬太郎だったが、ある日、明日香が築地で働いている姿を見る。事情を知った旬太郎は明日香を助けたい一心で築地で手伝いを始めることに・・・・。

ベタな映画だが、最後は上手くまとまってホッとする人情映画。これ1作で完結であればまずまず納得の映画だが、どうもシリーズ化が決定し、来年早々2作目が公開されるらしい。「寅さん」や「釣りバカ」シリーズに次ぐシリーズを目論んでいるらしいが、これからどう展開させるのか、ちょっぴり期待と不安が残る作品である。この手の人情作品のシリーズものの顔として主演の大沢たかおはどうかな?との思いもあるが、脇役陣はいい味のバイプレーヤーが多く期待はできる。あとは。「寅さん」や「釣りバカ」シリーズでお馴染みのマドンナをどうするか?シリーズ化に必要なお決まりのアイテムも重要だと思うが・・・・。続編の最初の正念場である2作目に注目したい!

劇場公開日 2008年6月7日



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2017-09-18

釣りバカ日誌6

★★★(3.0)
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鑑賞No:01100
製作:1993年/日本/
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/石田えり/喜多嶋舞/中本賢

多忙で釣りに行く暇もなく、妻は海外旅行でやもめ暮らしを余儀なくされているスーさんをハマちゃんが釜石でのアイナメ釣りに誘う。ちょうど釜石で講演会の予定があったスーさんは喜んで応じることに。しかし釜石で釣り三昧の一日を過ごし、車で宿に向った2人を出迎えた市の職員はハマちゃんを社長と勘違いしてしまい・・・・。

ハマちゃんを社長に間違えるというハプニングは目当たらしい設定だが、シリーズの中では全体的にはおとなしめというか、インパクトの少ない作品。「男はつらいよ」シリーズ同様、マドンナの登場が定番化してきているが、今回はミュージカル女優の久野綾希子で、スーさんがほのかに恋心を抱くという設定。マンネリ化しだした感は否めない部分もあるが、気楽に楽しめる作品となっている。

劇場公開日 1993年12月25日



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2017-09-09

DIVE!! ダイブ!!

★★★+(3.5)
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鑑賞No:01645
製作:2008年/日本/116分
監督:熊澤尚人
出演:林遣都/池松荘亮/溝端淳平/瀬戸朝香

坂井知季は、元オリンピック選手の両親を持つエリートの冨士谷要一の飛び込みに魅せられて、同じダイビングクラブに通うごく普通の中学生。しかし、そのクラブは赤字経営で存続が危ぶまれていた。そんな時、クラブに美人コーチ・麻木がやってくる。彼女の使命はこのクラブからオリンピック選手を出すことで、それがクラブ存続の条件となっていた・・・。

直木賞作家森絵都の同名ベストセラー小説の映画化。青春スポーツ映画にしてはおとなしすぎる感のある映画だった。飛び込み競技という、ちょっと地味なスポーツをテーマとしているので、逆に友情や競争、恋愛などで大きな葛藤、争い、対立などがふんだんに出てきてストーリーを盛り上げるのかと思っていたが、思ったほど終始盛り上がりには欠ける展開ではあった。しかし嫌味な部分がない分、観終わった後は清清しさが残る。小説は読んでいないので結末は知らなかったため、後半のオリンピック選考会の結末にはチョットはらはらした。ダイビング競技に挑む選手役を演じる若手俳優陣はいづれも知らない俳優ばかりで、素人っぽさの残る初々しい演技だったが、そんな彼らを時に厳しく、また時には優しく指導する女性コーチを瀬戸朝香がよく演じていて映画を引き締めていた。映画そのものは特筆すべき点が少ないが、美しい自然をバックに何度も出てくるダイビングシーンには思わず惹きつけられます。

劇場公開日 2008年6月14日



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2017-08-31

釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?

★★★(3.0)

鑑賞No:01546
製作:2004年/日本/106分
監督:朝原雄三w釣りバカ日誌15
出演:西田敏行/三國連太郎/江角マキコ/筧利夫

鈴木建設で人事改革制度に取り組むことになり、経営コンサルタントの薫の提言により合理化プランを進めていた。社長のスーさんはこのプランに不安を覚えていたが、そんな頃、ハマちゃんは新任課長の舟木を言いくるめ、リフレッシュ休暇を取って秋田へ釣り旅行に出かけていた。その行きの新幹線の中でハマちゃんは偶然、薫と知り合うことに。薫は鈴木建設に対し合理化案を提案していたが、実は心の中で疑問に感じていた・・・。

もうマンネリ化しすぎた映画だが、このマンネリ化がなんとも心地よい。ハリウッドのメジャー作品や、CG満載の大作などを観た後に気軽に観るにはもってこい。何も真剣に観なくても(ちょっと製作者・出演者には失礼だが・・・)片手間に観てもストーリーが全然分からなくなることはない。これもマンネリ化のメリット?か。今回の舞台は秋田。この映画は毎回、舞台が変わるところも魅力の一つだが、その土地の風景や文化・風俗、人柄などが伝わって来るのもいい。ただし秋田弁はよく分からなかったが・・・。ストーリー的にはネタ切れ感が強いが、三國連太郎が続けられる限り、続編を作って欲しい。

劇場公開日 2004年8月21日



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2017-08-28

単騎、千里を走る。

★★★★(4.0)
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鑑賞No:01627
原題:千里走単騎
製作:2006年/中国、日本/108分
監督:チャン・イーモウ/降旗康男
出演:高倉健/中井貴一/寺島しのぶ

漁師の高田は、東京で暮らす息子の健一が病で倒れたと聞き上京するが、長年の確執もあって会うことができなかった。健一の妻・理恵から健一の命が長くないと聞かされ、さらに健一が仕事で制作したテレビ番組のビデオをもらう。そこには中国の奥地で民族舞踊を紹介する健一が映っており、現地の舞踏家に対し、「来年、“千里走単騎”を撮りに来る」と約束していた。今となっては果たせなくなったこの約束を高田は引き継ごうと単身、中国に向う・・・・。

高倉健演じる高田が、息子が交わした約束を代わりに果たすべく単身中国に渡り、約束の“千里走単騎”を撮影するため、何度も困難を乗り越え進んでいくという話。最初、高田が中国に行く動機があまり理解できずにいたが、観ているうちに動機よりも、長年確執のため会えなかった息子が死に直面し、最後に何かできないかというワラをも掴みたい父親の心情がジワジワと伝わってきた。それにしても中国の人たちの人の良さは何でしょう?あまりにも善意の人ばかりで、さらに中国人はみな素人なのか、たどたどしい演技がとても素朴に見えてなんか作為的な映像に感じられたのは残念。高倉健は子を想う父親を、自分の意志を頑なに貫こうとすることで見事に演じていた。我が子に与えることができなかった我が子への愛情表現を、代わりに中国で出会った子供に示すシーンは思わず涙がこぼれる。

劇場公開日 2006年1月28日



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2017-08-23

東京少女

★★★+(3.5)
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鑑賞No:01618
製作:2008年/日本/98分
監督:小中和哉
出演:夏帆/佐野和真/秋本奈緒美/近藤芳正

ファンタジー小説家を夢見る女子高生の未歩はふとしたことで携帯電話を落としてしまうが、その携帯電話が時空を超えて明治45年に生きる小説家志望で夏目漱石の弟子・宮田時次郎の手に渡ってしまう。自分の携帯に電話をかけた未歩はこの事実に驚くが、時次郎と会話を重ねるうちに2人はほのかな気持ちを抱きあうように・・・・。

時空を超えてコミュニケーションを取る映画としてはまずキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの「イルマーレ」が浮かんだが、この時のツールは手紙だったのに対し、こちらは携帯電話と現代っぽい設定になっている。また「イルマーレ」の時間差は2年という設定だったが、この「東京少女」は明治と昭和という、約100年の時間差というか時代差がある。基本的なストーリーはこの手の映画は常套なのか、似通った部分がかなりあるが、100年という時空を超えたデートシーンはなかなか面白かった。10円カレーで有名な日比谷の松本楼が出てくるが、100年以上の歴史のあるお店だからこそ成り立つシーンですね。手鏡のシーンもよかったし(「イルマーレ」では木を植えるシーンに当たるのかな?)、約100年前の事件としてタイタニック沈没を持ち出すところも、お決まりながら嬉しかった。それにしても、この2人に実際に会っているあのお婆ちゃんは100歳越えになるはずですが、ちょっと元気過ぎでしたね。でも最後にこのお婆ちゃんがうまく絡んでくるあたり、よくできたストーリーになっていた。

劇場公開日 2008年2月23日



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2017-08-20

突入せよ!あさま山荘事件

★★★+(3.5)
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鑑賞No:01127
製作:2002年/日本/133分
監督:原田眞人
出演:役所広司/宇崎竜童/伊武雅刀

72年2月19日、長野県南軽井沢のあさま山荘に、連合赤軍メンバー5人が管理人の妻を人質にとって立てこもった。警察庁長官の命で現地に向った佐々は陣頭指揮に当たることになる。しかし、極寒の現場、警視庁と長野県警の対立、マスコミの批判や大勢の野次馬など、トラブルが続出し、事件も予想外の長期戦となってしまう。そしてついに強行突破へと・・・・。

1972年に実際に起こったあさま山荘事件を題材にした映画。この事件の象徴的なシーンはやはりクレーン車に取り付けた鉄球で山荘を取り壊すシーンでしょか?このシーンは今でも時折TVで流れることがありますが、衝撃的なシーンでした。映画はこの事件をドキュメンタリー風に描いていますが、TVでは分からない部分をよく描いています。そして現場での実態がよく分かり、もどかしさと不信感がふつふつと湧いてきます。もし自分が人質になっていてこんな様子を見たら「何やってんだ!」と怒鳴りたくなるでしょう。まさに日本の官僚機構の大きな欠点をさらけだしたような映画でもあります。事件そのものはいきなりTVの中継で全国の視聴者の知るところとなりますが、実は後先になりますが、この事件の発端となる大量リンチ殺人が後で明らかになります。70年代の日本を震撼させた大事件なので、一見の価値がある映画です。

劇場公開日 2002年5月11日

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2017-07-27

茶々 天涯の貴妃(おんな)

★★+
茶々 天涯の貴妃
鑑賞No:01602
製作:2007年/日本/128分
監督:橋本一
出演:和央ようか/寺島しのぶ/富田靖子/渡部篤郎

父・浅井長政の謀反で浅井家は滅ぼされ、茶々、小督、はつの3姉妹は母・お市の方とともに柴田勝家のもとに身を寄せる。しかし、柴田家が秀吉に滅ぼされると、3姉妹は秀吉のとらわれの身となる。やがて秀吉の側室となった茶々は、秀吉の子を産むことで天下の女帝を目指すことに・・・・。

織田信長の妹・お市の方の娘として生まれ、豊臣秀吉の側室となった茶々の波乱万丈の生涯を描く。結構酷評された映画らしいが、それもうなずける出来。茶々の生涯を描いたというよりも、茶々にまつわる歴史的事件を薄っぺらく描いたような印象の映画だった。主演の和央ようかは宝塚では有名かもしれないが個人的には全く知らない女優で、決して映画向きとはいえない演技にも違和感が感じられた。特に、大阪の陣のシーンで甲冑を身につけ、馬に乗って家康の前に現れるシーンには興ざめした。(元宝塚スターを意識しての演出?)そしてあのラスト。(ちょっとやりすぎでしょ!)キャストもそれなりの俳優が出ているとはいえ、従来の歴史上の人物のイメージとはアンマッチな配役が気になった。(そういう意味では、茶々が主役でなければ、和央ようかの茶々役は個人的にはイメージに近いかも!?)なお、原作は井上靖の「淀どの日記」らしいが、原作と映画の関連性は薄いらしい。(原作は読んでいないので確かではないが・・・・)

劇場公開日 2007年12月22日



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2017-06-14

釣りバカ日誌5

★★★
釣りバカ日誌5
鑑賞No:00620
製作:1992年/日本/95分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/石田えり/中本賢

浜崎家に誕生した長男・鯉太郎。その鯉太郎も1歳となりヨチヨチ歩きを始めるようになった。ある日、ハマちゃんの奥さんは同窓会に行き、たまたま上京していたハマちゃんの母親もギックリ腰になったことからハマちゃんは鯉太郎を背負って会社に行くことに。しかし会社内で鯉太郎が行方不明になり、会社中大騒ぎに・・・。

ハマちゃんのインパクトある母親は登場するものの、今回はマドンナと呼べるゲスト女性は登場しないのが少し寂しい。しかしながら、ハマちゃんの息子を巡る騒動と、それに伴う左遷地での話はシリーズの中でも屈指の面白さ。

劇場公開日 1992年12月26日



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2017-06-03

東京少年

★★+
東京少年
鑑賞No:01619
製作:2008年/日本/95分
監督:平野俊一
出演:堀北真希/石田卓也/草村礼子/平田満

両親が交通事故で亡くなって以来、祖母と2人暮らしをする少女みなとには、同じ年齢の男ナイトという文通相手がいた。ある日、彼女は浪人生のシュウと恋に落ちるが、初デートの最中に記憶を失ってしまう。その後、シュウは彼女に対しよそよそしくなり、やがてふられることに。落ち込んだ彼女はどうしてもナイトに会いたくなり、手紙を出すが・・・・。

「東京少女」のほうがなかなか良かっただけに、ちょっと残念な作品。堀北真希は二重人格者をそれなりに良く演じていたとは思ったが、ストーリー的にはイマイチ感は否めない。同じ映像の繰り返し使用も、視点を変えるなどの工夫があればまだよかったが、ちょっとした情報の追加のみではくどさのみが目立ってしまった。全体的に画面が暗かったのも観難いだけで、なんか中途半端で効果が薄かったような感じがした。二重人格自体が常人には理解しがたい病気ゆえ、感情移入も難しかった。

劇場公開日 2008年2月2日



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2017-05-25

長州ファイブ

★★★
長州ファイブ
鑑賞No:01438
製作:2006年/日本/119分
監督:五十嵐匠
出演:松田龍平/山下徹大/北村有起哉/三浦アキフミ

黒船来航から10年、佐久間象山の教えに感化された志道聞多の誘いにより、山尾は幕府の禁を破って英国に渡航する決意をする。さらに伊藤俊輔、野村弥吉、遠藤謹助の3人も加わり、いざ英国へ。英国に渡った5人は異国の技術に驚愕し文化に戸惑いながらも、造船や鉄道技術を吸収していく・・・。

近代日本の発展に尽力した山尾庸三ら長州藩士5人(いわゆる長州5傑)の奮闘を描く。史実に基づいた内容なので歴史好きには面白いが、歴史に興味がないとあまり特徴のない映画ともいえる。前半は歴史年表の映像化のような感があったが、後半、山尾庸三を中心にストーリーが展開し始めたところからやや人間が描かれているような気がした。ともかく歴史好きにはお勧め、そうでない方にはチョット・・・です。ちなみに本作の中で今回スポットを当てられていた山尾庸三は、のちに日本工学の父と呼ばれた人物で、工部大学校(のちの東京大学工学部、東京芸術大学)の創設者。本作では渡航したイギリスでの聾唖者との交流も描かれているが、日本発の盲聾唖学校の創設者でもある。さらに伊藤俊輔はのちの伊藤博文、志道聞多はのちの井上馨である。また野村弥吉はのちに日本の鉄道の父と呼ばれた井上勝、遠藤謹助は維新後、造幣局長を務める(大阪造幣局・桜の通り抜けを始めた)人物。

劇場公開日 2007年2月10日



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2017-05-16

釣りバカ日誌8

★★★
釣りバカ日誌8
鑑賞No:00623
製作:1996年/日本/105分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/浅田美代子/柄本明

ある日、スーさんこと鈴木一之助は亡き友人の娘で秘書の榊真理から父親の3回忌が過ぎたことを知らされる。法事に行けなかった一之助は休日に榊家を訪れ、そこで真理の姉で外科医の和美と再会する。これがきっかけで一之助は和美の病院で大腸検査を受けることになり・・・・。

人気コメディの通算第9作。今回は前半と後半でストーリーが大きく異なる、いわゆる2部構成のごとくなっているという点で異色作。前半の主役はどちらかというとハマちゃんでもスーさんでもなく、スーさんの友人の娘と、ハマちゃんの釣りの弟子で、それぞれ今まで異性に縁のなかった二人が意外にもゴールインすると言うストーリーがメイン。後半は一転して、彼ら2人の結婚式後の話になるが、ハマちゃんとスーさんが渓流釣りに夢中になって山で遭難するという話になる。遭難した2人の山小屋でのやり取りは、2人の性格が剥きだしにされて、思わず笑ってしまう。1作の中で2つのエピソードがあるチョットお得な作品。

劇場公開日 1996年8月10日



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2017-05-14

どろろ

★★★★
どろろ
鑑賞No:01404
製作:2007年/日本/138分
監督:塩田明彦
出演:妻夫木聡/柴咲コウ/瑛太/杉本哲太/麻生久美子

天下統一を狙う醍醐景光が魔物と交わした契約で体の部位が欠けた姿で誕生した百鬼丸。その百鬼丸を呪医師の寿海が拾い、秘術を使って仮の肉体を与える。20年後、百鬼丸は失った部位を取り戻すため、魔物退治の旅に出る。そこで出会うのが、彼の左手に仕込まれた妖刀を狙う女盗賊“どろろ”だった。

手塚治虫の同名の原作漫画の映画化。戦乱の世で、魔物に奪われた肉体の部位を取り戻すために魔物と戦う百鬼丸と、彼が持つ妖刀を奪うためつけ狙う女盗人どろろの旅を描く。子供も十分楽しめるストーリーであり、次々と出てくる魔物も色々なデザインやキャラがあって楽しめる。また単なる魔物退治だけではなく、根底には親子の愛情・絆を描いており、その絆を断つ戦争に対して原作者・手塚治虫の怒りのメッセージも感じられる。映像も独特の雰囲気があり、戦いのシーンはVFXやワイヤーアクションを駆使したスピード感あるシーンが多く、観ていてワクワクした。

劇場公開日 2007年1月27日

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2017-04-30

T.R.Y. トライ

★★★+
TRY
鑑賞No:01195
製作:2002年/日本、中国/105分
監督:大森一樹
主演:織田裕二/シャオ・ピン/ソン・チャンミン/渡辺謙

20世紀初頭の上海で日本人詐欺師・伊沢修は武器商人を巧みに騙して大金をせしめていた。ある日、伊沢に騙された武器商人が彼に殺し屋を差し向けるが、間一髪のところで革命家の関に助けられる。関は伊沢を保護する代わりに、日本陸軍から大量の武器を奪い取るよう頼まれるが・・・。

第19回横溝正史賞を受賞した井上尚登の同名小説の映画化。伝説の日本人詐欺師が上海・東京を舞台に究極の詐欺を展開するアドベンチャー大作。頭脳戦といいながら結構アクションシーンもあり、それなりに楽しめた。お決まりの二転三転もあり、ラストシーンはこの手の映画の最高傑作「スティング」を彷彿させるところもあった。テンポがもう少しよければ良かったかもしれない。

劇場公開日 2003年1月11日



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2017-04-26

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

★★★★
東京タワー
鑑賞No:01440
製作:2007年/日本/142分
監督:松岡錠司
出演:オダギリジョー/樹木希林/内田也哉子/松たか子

1960年代の小倉。酔っ払いのオトンに愛想をつかしたオカンはボクを連れて家出する。その後、時々現れるオトンに見守られながら、オカンに育てられたボクはやがて東京の美術学校に進学する。しかし東京で自堕落な生活をするボクのもとにオカンが入院したとの知らせがくる・・・。

リリー・フランキーのベストセラー小説の映画化。私も地方出身者として一時期上京したことがあるが、やはり「東京タワー」は特別なものだった。東京タワーに上がって東京を一望したとき、東京に来たことを改めて実感した。今では数ある東京の名所だが、地方の人間にとってはまだまだ東京タワーは東京の象徴のように感じた頃が懐かしい。リリー・フランキーの原作は読んだことがないが、映画は主人公が幼少の頃から、母親が死去するまでを淡々と描いている。決して普通ではない一家ではあるが、かといって深刻でもなく、ただ静かに緩やかに時間が過ぎていく。最後は母親の死という不幸な結末となるが、何かほろ苦くも爽やかな感じのする映画。この映画を観て、今からでも遅くない親孝行というものをもっとしなければ、と改めて思った。

劇場公開日 2007年4月14日



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2017-04-09

トリック 劇場版

★★★★
トリック
鑑賞No:01174
製作:2002年/日本/119分
監督:堤幸彦
出演:仲間由紀恵/阿部寛/野際陽子/生瀬勝久

300年に一度、巨大な亀が現れて大きな災いを起こすといわれる糸節村。その村人の不安を取り除くため神を演じて欲しいと頼まれた自称天才マジシャンの奈緒子は糸節村に向かう。しかし、そこに待っていたのは、奈緒子以外にも神を名乗る男たちだった。一方、「どんと来い!超常現象」の編集者に「糸節村の様々な謎を解いて欲しい」と頼まれた上田も糸節村に向かう・・・。

TV版は観たことがないが、随所にマニアックな笑いが散りばめられていて、結構楽しめる映画。タイトルの示す通り、逐一マジックの種明かしの説明をしてもらえるのも嬉しい。TVを観ていないとよく分からないやり取りもあるが、なんとなく雰囲気でクスッと笑えた。ストーリー自体は大したことがなく、映像的にも大掛かりなものもないため、映画化の必要性自体はあまり感じられない作品だが、仲間と阿部のやり取りはなかなか面白く笑える。

劇場公開日 2002年11月9日



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2017-03-21

大誘拐 RAINBOW KIDS

★★★+
大誘拐
鑑賞No:00703
製作:1991年/日本/119分
監督:岡本喜八
出演:北林谷栄/緒形拳/風間トオル/内田勝康

ある日、大富豪の老女が3人の若者グループに誘拐される。そして老女の誘拐の知らせに、老女を生涯の恩人と慕う警部が捜査に乗り出してくる。一方、誘拐犯の身代金5千万という額の低さに怒った老女は、自らが指揮を執り、100億円という身代金を家族に要求するが・・・。

1979年に日本推理作家協会賞を受賞した天藤真の同名小説の映画化。大金持ちの老女が3人組の若者に誘拐されるが、いつの間にか老女がその誘拐犯のリーダーになって巨額の身代金を要求するというブラックコメディ。奇想天外なストーリーで面白い誘拐モノに仕上がっている。岡本喜八監督がこの人しかいないと言い切った老女役の北林谷栄は、大富豪の老女を見事な演技で演じきっていた。ありえない設定も、北林谷栄の演技で納得させられる一面もあるほど。なお、誘拐犯と人質の立場が逆転するという設定は、本作よりも15年も前に作られた「喜劇・大誘拐」からヒントを得たものらしい。機会があればこちらも観てみたい。

劇場公開日 1991年1月15日

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2017-03-13

転校生

★★★
転校生
鑑賞No:00315
製作:1982年/日本/112分
監督:大林宣彦
出演:小林聡美/尾美としのり/佐藤允/樹木希林

斉藤一夫の中学校に幼馴染の斉藤一美が転校してくる。ある日、一夫と一美は神社の階段から転げ落ち、二人の身体は入れ替わってしまう。このため、ガキ大将の一夫は女っぽくなり、一美は荒っぽくなってしまい・・・。

監督・大林宣彦の故郷・尾道を舞台にした“尾道”3部作の第1作。尾道はよく知っている街だけにとても身近な感じのする映画だった。中学生男女の身体が入れ替わるという設定も面白く、身体が入れ替わったことで絶望感や嫌悪感を覚えながら、思春期の中学生が当然感じ始める“異性”を身をもって意識する様を爽やかに描いている良品。今でもたまに尾道の街をそぞろ歩きするが、そのたびにこの映画を思い出す。

劇場公開日 1982年4月17日

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2017-03-10

天国と地獄

★★★★★
天国と地獄
鑑賞No:01067
製作:1963年/日本/143分
監督:黒澤明
出演:三船敏郎/香川京子/仲代達矢/木村功/山崎努

製靴会社専務・権藤のもとに息子を誘拐したという電話が入る。しかし実際に誘拐されたのは彼の運転手の息子だった。年恰好がにていたため、犯人が間違って誘拐したのだった。身代金要求額は三千万円だったが、権藤は翌日までに時期株主総会対策として五千万円送金する必要があり、苦悩する・・・。

エド・マクベイン原作の「キングの身代金」を巨匠黒澤明が映画化。犯人の要求と野心の間で苦悩する重役の心理描写を見事に描いている。そして誘拐事件としての犯人を追い詰めている過程も丁寧で、最後まで緊張感のあるストーリー。誘拐モノとしてはピカ一で、以降の誘拐モノにも影響を与えたというのはうなずける。

劇場公開日 1963年3月1日



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2017-03-07

釣りバカ日誌4

★★★
釣りバカ日誌4
鑑賞No:00920
製作:1991年/日本/96分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/石田えり/尾美としのり

今回はスーさんの甥・和彦が登場し、ハマちゃんのいる営業3課に配属される。スーさんは、見込みがあればいずれ和彦に鈴木建設を継がせてもよいと考えていた。しかし、和彦はハマちゃんの親友の妹・町子に恋してしまい・・・。

シリーズ第4作。今回はスーさんの甥を中心としたロマンスが中心で、それに釣りバカ・ハマちゃんが絡んでいく。行方不明になった和彦と町子の2人の居場所を知っているという理由だけでハマちゃんは社費で彼らをむかえに行くのだが、そこはハマちゃん、タダでは起きない男。社命をいいことに釣り三昧にふけようと考える・・・という設定。バカバカしいが楽しめる。

劇場公開日 1991年12月23日



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2017-03-05

団地

★★+
団地
鑑賞No:02844
製作:2016年/日本/103分
監督:阪本順治
出演:藤山直美/岸部一徳/大楠道代/石橋蓮司

三代続いた漢方薬の店を売り払い、団地へ越してきた清治とヒナ子夫妻。昼間から散歩ばかりの清治に団地の住人たちはあれこれと噂をしているようだが、ヒナ子はそんなことも気にせずパートに出かける毎日を送っていた。清治が散歩に出なくなり、ヒナ子の家にスーツ姿の若い男が出入りするようになると、離婚、清治の蒸発、さらには殺人か、などと好き勝手なことを噂される始末。ヒナ子夫妻にまつわる噂はさらに拡大し、警察やマスコミまでをも巻き込む事態へと発展するのだが・・・・。

大阪の団地を舞台にした騒動を描いたコメディ作品、だけかと思ったら、団地内の噂は主人公夫婦の離婚?旦那の失踪?はたまたバラバラ殺人?と飛躍していき、どのような方向、結末に向かっていくのか、全く読めないストーリー展開だった。また、作品の雰囲気とは明らかに異なる違和感を醸し出す斎藤工演じる真城の存在はますます分からなくしてしまう。そして終盤の予想外の展開。単なるコメディでもなく、ミステリーでもなく、実はSF作品だったとは!それで、これまでの真城の言動は一応理解できたが、どうもラストはもやもやした終り方で、スッキリしなかったのは残念。

劇場公開日 2016年6月4日



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2017-03-03

竹取物語

★★★
竹取物語
鑑賞No:00309
製作:1987年/日本/121分
監督:市川崑
出演:沢口靖子/三船敏郎/中井貴一/若尾文子

“かぐや姫”の物語を、誕生から月に戻るまで、ロマンスと特撮を織り交ぜて描く。我が子を失った初老の夫婦がある日、光る竹やぶの中で赤ん坊を見つける。その子供はやがて美しい娘へと成長し、かぐや姫と呼ばれるようになる。そんなかぐや姫のもとに、安倍の右大臣、車持の皇子、大伴の大納言の三人がやって来て彼女に求婚する。そこで世に得がたい宝物といわれる蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣、竜の首の玉を持って来た人に嫁ぐことにするが・・・。

基本的なストーリーはいわゆる日本最古の物語である「竹取物語」に割と沿っているので、子供に見せるのにいい映画かもしれない。ストーリーが判っているので意外性は乏しいが、安心して観られる。当時としてはまだ珍しい特撮を駆使しており、それなりの迫力があったし、ラストの月に戻るシーンはスピルバーグ映画っぽいイメージを感じた。(もっとも、「E.T.」は「竹取物語」の盗作だという裁判があったみたいだが・・・)かぐや姫を演じた沢口靖子も初々しく可愛い。

劇場公開日 1987年9月26日

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2017-02-28

釣りバカ日誌3

★★+
釣りバカ日誌3
鑑賞No:00833
製作:1990年/日本/96分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/石田えり/五月みどり

お馴染みハマちゃんとスーさんは、釣りに行った伊豆の星ヶ浦でスーさんの昔の恋人の娘と出会い、そしてすでに昔の恋人が他界していることを知る。スーさんの態度から、その娘はスーさんの実の娘ではないかと疑ったハマちゃんは・・・。

今回のマドンナ役は五月みどり。第2作めに続いてスーさんのロマンスに関するストーリーだが、若き日のスーさんの一端が明らかになる。ハマちゃんちの妊娠騒動(子供ができない)も絡めた話になるが、ややマンネリ化し始めてきた点は否めない。

劇場公開日 1990年12月22日



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2017-02-25

誰も知らない

★★★
誰も知らない
鑑賞No:01384
製作:2004年/日本/141分
監督:是枝裕和
出演:柳楽優弥/北浦愛/木村飛影/清水萌々子

あるアパートに母親と息子の明が引っ越してくる。アパートの大家には母子2人だと挨拶するが、実は明以外に3人の子がいた。子供たちの父親はそれぞれ違い、子供らは学校に通うことなく、母親が仕事中は明が幼い弟妹の世話をしていた。やがて母親はわずかなお金とメモを残し姿を消してしまう・・・。

14歳の柳楽優弥が2004年度のカンヌ国際映画祭主演男優賞を獲得した作品。1988年に巣鴨で実際に起こった子供置き去り事件をモチーフに、是枝監督が構想15年を経て映画化した。現実に起こった事件だけに考えさせられる内容だが、映画的には観ていて完成度が高いとは思えなかった。自然な演技も素人演技としてみれば納得いくし、分かりにくい場面も多々あった(監督としてはそれを手法として観客に何か訴えようとしているのかもしれないが・・・)。ただ、柳楽くんはさすが何か光るものは感じられるものはあった(彼のイメージと役柄がマッチしていたのもあると思うが・・・)。

劇場公開日 2004年8月7日



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2017-02-15

どら平太

★★★★
どら平太
鑑賞No:00957
製作:2000年/日本/111分
監督:市川崑
出演:役所広司/浅野ゆう子/宇崎竜童/菅原文太

とある藩の政治腐敗を解決すべく、町奉行として江戸からやってきた遊び人の武士、小平太。さっそく小平太は、“壕外”と呼ばれる犯罪地帯の浄化に着手する。そのため、“壕外”を仕切っている3人の親分を観念させるのだが、彼の真の狙いは彼らと結託して私腹を肥やしていた城代家老をはじめとする藩の重役たちだった・・・。

黒澤明、木下恵介、市川崑、小林正樹からなる“四騎の会”が残した脚本を映像化。魅力ある主人公が活躍する痛快時代劇といったところ。ずば抜けたストーリーや意外性はないものの、これぞ勧善懲悪の時代劇の王道ともいえる内容で、安心して観れるし、最後はスッキリする。殺陣のシーンはTVの時代劇っぽく迫力には欠けるが、さすがに人間描写はうまく、また役所広司も上手く演じている。遠山の金さんが好きな人にはお勧めかも。

劇場公開日 2000年5月13日

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2017-02-13

超高速!参勤交代 リターンズ

★★★
超高速!参勤交代 リターンズ
鑑賞No:02842
製作:2016年/日本/119分
監督:本木克英
出演:佐々木蔵之介/深田恭子/伊原剛志/寺脇康文

知恵と工夫でなんとか江戸への参勤を果たした湯長谷藩の藩主・内藤政醇らは、故郷に帰るため江戸を出発する。ところがその道中、湯長谷で一揆が発生したとの情報が入る。政醇らに打ち負かされた老中・信祝が、復讐のため湯長谷藩を壊滅させようと画策しているのだ。一揆を収めるためには2日以内に湯長谷へ帰らなくてはならず、政醇らは行きの倍の速さで走ってどうにか故郷へ帰り着く。しかし、城は既に乗っ取られてしまっており・・・・。

前作に続き、今回は江戸から故郷に急ぎ戻る様子を描いた作品。前作の驚異の4日で参勤に対し、さらに半減の2日で戻らなければならないということで、アイデアも倍増と期待していたが、戻るのに費やした尺も奇策も半減しており、期待は裏切られた。その代わり、追加されたのが謀反、お家取りつぶし、将軍暗殺、合戦といった、元々のタイトルとは少しかけ離れたスケールの大きな話になっていた。参勤交代にまつわる薀蓄、小ネタ、アイデア・奇策が魅力な作品だっただけに、お家取りつぶしや将軍暗殺というとこれまでの時代劇と変わらない、ありふれたテーマとなってしまっていて、ちょっと興醒めした。

劇場公開日 2016年9月10日



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2017-02-06

探偵ミタライの事件簿 星籠の海

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探偵ミタライの事件簿 星籠の海
鑑賞No:02838
製作:2016年/日本/107分
監督:和泉聖治
出演:玉木宏/広瀬アリス/石田ひかり/要潤

瀬戸内海の小さな島で、半年の間に6体の身元不明の死体が流れ着くという怪事件が発生。その話に興味を抱いた御手洗は現地に飛び、死体が広島県福山市から流れ着いたことを突き止める。しかしその後、外国人女性の変死や、滝つぼに目と口をふさがれた男女が拘束されるといった奇妙な事件が続発。御手洗は絡み合う事件の真実を探るが・・・・。

島田荘司が、天才脳科学者で探偵の御手洗潔を主人公に描く人気シリーズの一作「星籠(せいろ)の海」の映画化。シャーロック・ホームズばりの推理、プロファイリングで御手洗が事件の核心に迫っていく様は観ていて心地よいが、あまりにも見事すぎる推理にやややり過ぎ感は否めない。全く関係のない3つの事件が起き、前半やや戸惑うが、これらが次第につながっていくのは興味深い。ただしこれもあまりに絡み合いすぎる不自然さ感が感じられる。瀬戸内を舞台に、織田信長の鉄船の話も出てくるなど、ミステリーファンだけでなく、歴史好きにも楽しめる作品。

劇場公開日 2016年6月4日



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2017-01-22

着信アリ Final

★★
着信アリFinal
鑑賞No:01368
製作:2006年/日本/104分
監督:麻生学
出演:堀北真希/黒木メイサ/板尾創路/チャン・グンソク

草間えみりの通う高校が韓国に修学旅行に行くが、旅行先でクラスメートのひとりの携帯電話に死の着メロが流れる。予告どおり、その生徒は死を遂げ、以降次々と死の着メロが他の生徒にも送信されてくる・・・。

携帯電話をモチーフにした人気ホラーのシリーズ最終章。シリーズの中で目新しい点は“転送すれば死なない”点。また“転送”によって友達関係が崩れていく様が生々しかった。本シリーズは1作目を観たが、1作目はホラー性が強かったのに比べ、人間の本性を垣間見るB級ドラマのような感があった。2作目は観ていないが、本作を観る限り“Final”の意味はよく判らない。(ただ単にもう次回作は作らないという意味だけ?)

劇場公開日 2006年6月24日



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2017-01-18

釣りバカ日誌2

★★★
釣りバカ日誌2
鑑賞No:01380
製作:1989年/日本/96分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/石田えり/谷啓

スーさんこと鈴木建設の社長・鈴木一之助は役員の態度に腹をたて、ふいっと姿をくらましてしまう。ハマちゃんはスーさんの奥さんの依頼でスーさんを捜しに伊良湖岬に向うが、そこで美女と一緒にホテルに宿泊しているスーさんに出会い・・・。

シリーズ第2作。のっけからハマちゃん一家は東京にいたが、前作(1作目)のラストでは確か四国に転勤になったのではなかったか?そんなことはどうでもいいが、今回より「男はつらいよ」と同様、マドンナともいうべき女性が登場し、ストーリーに花を咲かせることになる。マドンナ役は原田美枝子で、スーさんとの淡い恋心が描かれている。西田敏行と三國連太郎との掛け合いだけでなく、マドンナ登場によるラブストーリーも絡ませ、シリーズが定着していくことになる基礎となった作品。

劇場公開日 1989年12月27日



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2017-01-16

釣りバカ日誌

★★★
釣りバカ日誌
鑑賞No:01062
製作:1988年/日本/93分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/石田えり/谷啓

脳天気で釣りバカのサラリーマン・浜崎伝助は、ひょんなことから寂しげな老人と出会い、釣りに誘う。二人は釣りを通して意気投合するが、実はその老人は浜崎の勤める鈴木建設の社長だった・・・。

やまさき十三、北見けんいち原作の人気漫画を映画化したシリーズ第1弾。西田敏行の持ち前のコミカルな演技と、対照的な三國連太郎との掛け合いが絶妙のコメディ。2009年12月公開の「釣りバカ日誌20 ファイナル」で完結した全22作の人気シリーズとなるきっかけとなった第1作で、ハマちゃんとスーさんの出会いが中心のストーリーとなっている。釣り音痴でも十分楽しめる、一服の清涼剤のような映画である。なおチラシからもわかるようにシリーズ当初は「男はつらいよ」の併映作品だった。

劇場公開日 1988年12月24日



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2017-01-13

天然コケッコー

★★★
天然コケッコー
鑑賞No:01479
製作:2007年/日本/121分
監督:山下敦弘
出演:夏帆/岡田将生/夏川結衣/佐藤浩市

全校生徒6人で、小学校と中学校は同じ校舎という山間の分校に通う右田そよは中学二年生。ある日、東京から同じ中学二年生の転校生・大沢広海がやってくる。最初は恥ずかしさから冷たい態度をとっていたそよだが、次第に大沢に惹かれていき・・・。

くらもちふさこ原作の同名人気少女漫画の映画化。島根県浜田市を舞台にしたスローテンポな青春ムービー。最近、この手の映画が増えてきて、なんか邦画の一つのジャンルとして確立してきた感がある。“まったり”、“癒し”、“脱力感”などというキーワードがよく当てられ、昨年見た映画でも、「かもめ食堂」や「夜のピクニック」などに近い。結局、映画で表現するような事件や事故は起こらない。普通の人の日常とさして変わらない些細な出来事が起こるだけである。殺人も起こらなければ、悪い奴も出てこない。とても安心して見れる映画である。何も起こらないからこそ、ちょっとした出来事が事件であり、新鮮に感じられる。現実の凶悪事件や、映画の中の特撮に慣れた人には、却って新鮮な気持ちになれる映画かもしれない。

劇場公開日 2007年7月28日



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2016-12-28

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

★+
TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ
鑑賞No:02830
製作:2016年/日本/125分
監督:宮藤官九郎
出演:長瀬智也/神木隆之介/尾野真千子/森川葵

平凡な男子高校生・大助は、修学旅行中に交通事故に巻き込まれ死んでしまう。目覚めるとそこは、深紅の空の下で人々が責め苦を受けるホンモノの地獄だった。戸惑う大助の前に、地獄専属ロックバンド「地獄図(ヘルズ)」のボーカル&ギターで、地獄農業高校の軽音楽部顧問をつとめる赤鬼・キラーKが出現。現世によみがえる方法があることを知った大助は、大好きなクラスメイト・ひろ美ちゃんとキスするため、キラーKの厳しい指導のもと地獄めぐりを開始する・・・・。

人気脚本家・宮藤官九郎監督の奇想天外コメディ。はっきり言って内容はハチャメチャ。何も知らないと「何だこれは?」と思ってしまう作品だが、宮藤官九郎が監督だと思うと、何となくうなずける。ハチャメチャさは長瀬智也演じるロックバンドのボーカル&ギターの赤鬼の言動にも多大に現れており、長瀬のこれまでのイメージを大きく覆すキャラ。中にはウケるネタもあるが、ウケようがウケまいが、これでもかこれでもかとぶっこんでくるギャグの嵐には感心すらする。作品の品位は低いが、たまにはこんな型にはまらない映画があってもいいのかもしれない。

劇場公開日 2016年6月25日



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2016-12-13

転々

★★★★+
転々
鑑賞No:01537
製作:2007年/日本/101分
監督:三木聡
出演:オダギリジョー/三浦友和/小泉今日子/吉高由里子

84万円の借金を抱える大学生の文哉のもとに借金取りの福原が現れる。しかし返済めどのたたない文哉に、福原はある提案をする。それは100万円の報酬で、井の頭公園から霞ヶ関までの福原の散歩に付き合うというものだった。福原の奇妙な提案に戸惑いながらも、借金が返済できない文哉はしぶしぶ引き受けるが・・・。

脱力系のギャグと小ネタ満載の三木ワールドが展開されるロード・ムービー。借金者と借金取りという奇妙なコンビによる、奇妙な東京散歩という意外な設定ながら、観ているうちにだんだん引き込まれていく不思議さはやはり三木ワールドのなせる業か?極悪非道の借金取りかと思いきや、実は優しく、面倒見のいい福原を三浦友和が好演している。今までのイメージや役柄とは少し違う一面を見せ、芸域の幅を広げたような演技だった。オダギリはさすが三木作品には慣れているせいか、ごく自然体の演技が冴えていた。両親に捨てられ、親の愛情や他人との触れ合いを味わっていないオダギリ演じる文哉が次第に三浦演じる福原と心を通わせ、最後にはまるで親子のような心のつながりを得ていくあたりはホロリとさせられる。相変わらず小ネタ満載の三木作品だが、ちなみに「ハンガーを頭にはめると自然に首が回る」というのは、関西・西日本を中心に放映されている「探偵ナイトスクープ」で取り上げられたネタ。(関東の方は分からないかもしれませんが・・・)

劇場公開日 2007年11月10日



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2016-11-19

殿、利息でござる!

★★★★+
殿、利息でござる!
鑑賞No:02820
製作:2016年/日本/129分
監督:中村義洋
出演:阿部サダヲ/瑛太/妻夫木聡/竹内結子

江戸中期、財政難のため民衆に重税を課す仙台藩では、破産や夜逃げが相次いでいた。寂れ果てた宿場町の吉岡宿でも年貢の取り立てや労役で人々が困窮し、造り酒屋を営む穀田屋十三郎は、町の行く末を案じていた。そんなある日、十三郎は、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治から、藩に大金を貸し付けて利息を巻き上げるという、宿場復興のための秘策を打ち明けられる。計画が明るみになれば打ち首は免れないが、それでも十三郎と仲間たちは、町を守るために私財を投げ打ち、計画を進める・・・・。

歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」の映画化。阿部サダヲ主演と聞いて、てっきりコメディ映画かと思いきや、実話が元で感動のドラマであり、いい意味で期待を裏切られる作品だった。また、全体的にほんわかしたストーリー。実は悪そうな感じの役者は何人もいたが、基本、根っからの悪役はいないため、最後まで気分よく観れる。ましてや、二代にわたっての守銭奴と世間では言われていた、山﨑努・妻夫木聡演じる浅野屋甚内の隠れた行いには思わず涙した。普段は悪役の多い堀部圭亮演じる代官も本当に人のいい熱血漢の役人だし、松田龍平演じるキレ者の萱場もちょっと意地は悪いが、根っからのワルではなく、動きや口調も飄々としていてワル者らしさは感じられなかった。自分たちの宿場を何とか救おうとする人々の熱意のドミノが実った内容だが、裏話でこの作品が映画化に至った話も「感動のドミノ」としてパンフなどで紹介されており、熱意は繋がるということを証明した一例であった。

劇場公開日 2016年5月14日



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2016-10-27

椿三十郎 (2007年版)

★★★★
椿三十郎
鑑賞No:01561
製作:2007年/日本/119分
監督:森田芳光
出演:織田裕二/豊川悦司/松山ケンイチ/鈴木杏

とある社殿で9人の若侍が密談していた。若侍のリーダーである井坂が、上役の汚職を訴える意見書を城代家老に差し出すがはねつけられ、代わりに大目付の菊井に受理されたという。そのため彼らは大目付についていこうと決断するが、そこに偶然居合わせた浪人が、大目付こそ汚職の黒幕だと言って彼らの前に現れる・・・。

45年前に黒澤明&三船敏郎で製作された傑作時代劇をリメイクした作品。黒澤作品のリメイクである「隠し砦の三悪人」はオリジナルから色々と設定やストーリーを変えているようだが、この「椿三十郎」はオリジナルとそっくりそのままといっても過言ではない内容。(もっとも脚本の完成度が高いため、下手に変えると全体をダメにしてしまう恐れ大なので賢明な選択かも?)話は単純な勧善懲悪ものながら、細かい点では面白さがてんこ盛りのストーリーで退屈させない。ただ、オリジナルを観た私にとっては俳優陣の演技にやや不満が残る。三船敏郎の自然体の椿三十郎に比べ、織田裕二はややオーバーアクションの不自然さが目立ったし(時代劇初挑戦ではやむを得ないか)、クールな演技の豊川悦司の演技は光るものの、仲代達矢のようなギラギラ感が感じられなかったのは残念。唯一、オリジナルと大きく異なると思われたのはラストシーン(織田と豊川の対決シーン)だが、ある意味評価できるが、インパクト面ではオリジナルに大きく及ばない。それでもお話は面白いので、オリジナルを観ていない人にはそれなりに楽しめる。

劇場公開日 2007年12月1日




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2016-10-24

ちはやふる 下の句

★★★+
ちはやふる 下の句
鑑賞No:02815
製作:2016年/日本/103分
監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず/野村周平/真剣佑/上白石萌音

高校で再会した幼なじみの太一と一緒に競技かるた部を作った千早は、創部1年にして東京都大会優勝を果たす。自分をかるたに導いてくれた新に優勝報告をした際、新の衝撃的な告白に動揺する千早だったが、全国大会のために仲間たちと練習に打ちこむ。そんな折、千早は同い年で日本一となった若宮詩暢のことを知り・・・・。

広瀬すず主演で末次由紀の大ヒットコミックを実写映画化した「ちはやふる」2部作の後編。前編(上の句)は小学生の頃の楽しかったかるたチームの思い出を再現しようと、かるた部作りに奔走し、様々な障害を乗り越え、東京都大会で優勝するまでを、かなりベタではあるが、映画的には許せる範囲の青春エンターテイメント的作品で楽しめた。主人公の千葉すず演じる千早もキュートで元気溌剌、とても好感の持てるキャラを好演していた。後編に当たる本作では、全国大会出場、かるたクイーンとの対決と、さらにレベルは上がり、また新たな困難へのチャレンジを期待していたけど、少し肩透かしを食わされた感じの内容だった。「上の句」に比べ、人物描写が弱く、ストーリーの軸も変わったようで、作品の印象すら変わった感が拭えない。特に「上の句」からよく分からなかった新の言動がスッキリ解明されるかとおもいきや、さらに分かりにくくなっていた。祖父の死の影響が大きいというのは分かるが、新と祖父の関係がイマイチ描かれていない。少し不満と消化不良感の残る作品。

劇場公開日 2016年4月29日



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2016-10-21

テラフォーマーズ

★★
テラフォーマーズ
鑑賞No:02812
製作:2016年/日本/109分
監督:三池崇史
出演:伊藤英明/武井咲/山下智久/山田孝之

2599年、人口増加による貧富の差が激しくなる日本では、新たな居住地開拓のために「火星地球化(テラフォーミング)計画」が始まっていた。しかし、火星の気温を上げるためにコケとともに放たれたゴキブリが異常進化してしまう。そのゴキブリたちを駆除するため、15人の日本人が火星に送り込まれるが・・・・。

累計発行部数1600万部超えを記録した大人気コミックを鬼才・三池崇史監督により実写映画化した作品。キャストはわりと豪華だが、個々の人物描写は雑なので、そこまで共感はしない。やはり注目は、火星で異常な進化を遂げたゴキブリのテラフォーマーとの死闘だろう。圧倒的な強さと想像を絶する数のテラフォーマーに生き残れる気がしない闘いを絶望感だけで観るしかないが、見どころではある。ただ、変身後の人間がただのコスプレにしか見えないのは残念。そもそも手術ベースの虫が訳が分からず基本的にしょぼくて、強そうにも見えなければ印象にも強く残らない。逆に鮮烈な印象を残したのは、化学者・本多晃を怪演した小栗旬ではないだろうか。ともかく肩肘張らず暇つぶしに観るにはいい映画。

劇場公開日 2016年4月29日



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