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2017-11-19

ウホッホ探険隊

★★(2.0)
wウホッホ探検隊
鑑賞No:02086
製作:1986年/日本/105分
監督:根岸吉太郎
出演:十朱幸代/田中邦衛/村上雅俊/本山真二

インタビュアーの仕事をしている榎本登起子は中学生と小学生のふたりの息子と暮らしていた。夫の和也は食品会社の研究所員で、今は単身赴任で地方の研究所に行っていた。ある日、和也が久しぶりに我が家に戻ってきて家族水入らずの時間を過ごすが、登紀子と二人きりになると突然、単身赴任先に女がいることを告白し、一度会って欲しいと言ってきた・・・・。

ちょっと大人びたというか、何かよそよそしさを感じるこの家庭の不自然な会話に最後まで違和感を感じていたが、これも単身赴任という、一緒に住むべき家族にとって不自然で大きな生活環境の変化を敢えて強調するための演出だったのか・・・?個人的には私も単身赴任の身だったので共感するシーンがあるかと思いながら観ていたが、さほど共感するシーンもなく、何を描きたかったのかがイマイチわからなかった。ただ、印象に残るセリフは思いのほか多かったように思う。
たとえば、酔った愛人を夫婦二人で運ぶシーン。
「この人、重いわね」
「え、そんなことないよ」
この何気ない会話の中に、夫の愛人に対する嫌味と、夫の愛人をかばう姿がリアルに伝わってくる。セリフを楽しむ映画かもしれません。

劇場公開日 1986年10月18日

(予告編なし)

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2017-01-08

海猿 UMIZARU

★★★
海猿
鑑賞No:01374
製作:2004年/日本/120分
監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明/加藤あい/海東健/香里奈

潜水士を目指す14名の若き保安官たちが50日の厳しい研修を受けることになり、仙崎は劣等生の工藤とペアを組まされる。工藤に足を引っ張られながらも、仙崎は工藤を励ましながら訓練をパスしていくが・・・。

佐藤秀峰のコミックを原作とした海洋エンターテインメント映画。海上保安庁のエリートである「潜水士」。この潜水士を目指して厳しい訓練を受けながら成長していく青年たちを描いている。本作を観ているとどうしても1982年製作のリチャード・ギア主演映画「愛と青春の旅だち」がダブってしまった。米国海軍と海上保安庁、厳しい教官、地元の女性との恋愛、相棒の死・・・、パクリといわれてもしかたないほど酷似していた。そのため、原作も読んだことがないしTVドラマも見たことなかったが、ストーリーは容易に想像できた。しかし陳腐な内容ではあったがそれなりに楽しめた。海軍ではなく空軍を扱った「トップガン」もよく考えると同じようなストーリーですね。この手のモノはどうしても同じようなストーリー構成になるのかな・・・?

劇場公開日 2004年6月12日



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2016-11-29

海よりもまだ深く

★★★+
海よりもまだ深く
鑑賞No:02825
製作:2016年/日本/117分
監督:是枝裕和
出演:阿部寛/真木よう子/小林聡美/樹木希林

15年前に文学賞を一度受賞したものの、その後は売れず、作家として成功する夢を追い続けている中年男性・良多。現在は生活費のため探偵事務所で働いているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳していた。別れた妻・響子への未練を引きずっている良多は、彼女を「張り込み」して新しい恋人がいることを知りショックを受ける。ある日、団地で一人暮らしをしている母・淑子の家に集まった良多と響子と11歳の息子・真悟は、台風で帰れなくなり、ひと晩を共に過ごすことになるが・・・・。

阿部寛演じる良多が主人公のため、主人公寄りで主人公に同情的に描かれているが、厳しい言い方をすれば、完全に悪いのは良多で、同情の余地がないくらいダメ男である。過去の栄光にだけすがり、未練タラタラ、まっとうに働こうとせず、すぐギャンブルに走り、挙句の果て借金まみれ。妻に愛想を尽かされても誰にも文句が言えない有様。世間でよくありがちな、未練がましい男、別れた男には全く未練がない女、そしてこんなダメな息子が可愛くてしょうがない母親。そんな3人を中心に話は進み、ひょっとしてよりが戻るかもしれないという予感を感じさせる台風による足止めが起きるが、奇跡は起こらない。何とも現実的で納得のいく結末だったのが逆によかった。

劇場公開日 2016年5月21日



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2016-07-09

うた魂(たま)♪

★★★+
うた魂♪
鑑賞No:01620
製作:2008年/日本/120分
監督:田中誠
出演:夏帆/ゴリ/石黒英雄/薬師丸ひろ子

歌っている自分が大好きなかすみは女子合唱部に所属する、ちょっと自信過剰な高校生。ある日、イケメン生徒会長である牧村から「歌っている君の写真を撮りたい」と言われ有頂点になるが、できあがった写真を見せられ、さらに「産卵中の鮭にそっくりと言われて大ショックを受ける。悲しみと自信喪失で合唱部を辞めると言い出すかすみだったが、ヤンキー高校合唱部の権藤からそんなやる気のない態度を激しく指摘される・・・・。

主役の夏帆はまだまだ素人さが抜けない女優さんですが、それが却って自然な女子高生に映ってよかったように思った。ストーリー的には極めて単純で、さわやかな青春ストーリー。がレッジセールのゴリは個人的にはあまり好きではありませんが、ここでのヤンキー合唱部の主将役はなかなか良かった。ヤンキー合唱部の見た目と実際の言動のギャップも面白いが、建前と本音を完全に言い分けるシーンは特に面白かった。薬師丸ひろ子は今回、ちょっと冴えない産休代用教師役だったが、相変わらずほんわり感のある役どころはうまい!でも実は伝説のストリートミュージシャンという設定も意外性があってよかった。あと、短いシーンだが喫茶店のシーンで草薙幸二郎さんが出演されていたのが懐かしかった。インテリ系の悪役が多かった名脇役だが、本作が遺作となったのは残念である。

劇場公開日 2008年4月5日



(キャスト一覧)
夏帆(荻野かすみ)
ゴリ(権藤洋)
石黒英雄(牧村純一)
徳永えり(野村ミズキ)
亜希子(松本楓)
岩田さゆり(青柳レナ)
ともさかりえ(黒木杏子)
間寛平(荻野知恵蔵)
薬師丸ひろ子(瀬沼容子)


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2015-12-22

海街diary

★★★+
海街diary
鑑賞No:02749
製作:2015年/日本/126分
監督:是枝裕和
出演:綾瀬はるか/長澤まさみ/夏帆/広瀬すず

鎌倉に暮らす長女・幸、次女・佳乃、三女・千佳の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すずと対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める・・・・。

吉田秋生の人気コミックを実写化したドラマ。主役は美人4姉妹、舞台は美しい風景の鎌倉、湘南。主人公を取り巻く周りの人も基本的にいい人ばかり、小さなもめごとはちょくちょくあるが、それは性格の違いにもよるもので、基本は姉妹という気安さと相手への思いやりがベースなので、全編を通して観ていて気持ちはいい。さらに、末妹ながら、実母の犯した行為の責任を密かに背負い続けながらも明るく振る舞うすずの健気な姿には心打たれる。ただ、全体的にストーリーが美しすぎて、ちょっと物足らない気はした。幸たち3姉妹の実母との不和、すずと義母の関係、幸と不倫相手の男、すずと風太の交際の噂など、もっとギスギスした話になった方が緊張感が出て面白かったかもしれない。

劇場公開日 2015年6月13日



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2015-05-12

運命じゃない人

★★★★+
運命じゃない人
鑑賞No:02649
製作:2004年/日本/98分
監督:内田けんじ
出演:中村靖日/霧島れいか/山中聡/山下規介

おとなしくて、誠実で、不器用なサラリーマンの宮田くん。ある日突然、宮田くんがローンで買ったマンションから彼女であるあゆみちゃんが出て行ってしまい、途方に暮れる毎日。ある夜、帰宅すると、中学時代からの親友の私立探偵・神田くんから電話が入り、待ち合わせのレストランに駆けつける。そこで桑田真紀に出会うことになるが・・・・。

2005年のカンヌ国際映画祭で批評家週間に正式出品され評判を呼んだ異色のサスペンス・ラブ・コメディ。ある一晩の出来事を宮田くん、神田くん、そしてヤクザの親分・浅井の3人の視点からを中心に描いている。視点を変えて観ることで、謎だった点が次々と明らかになっていくという見事な展開。前半のコミカルな展開から、中盤ヤクザの登場で血なまぐさくなるのかと思いきや、ヤクザの親分・浅井のキャラがまた面白く、コメディ性に拍車をかける。ぜひ必見の作品。

劇場公開日 2005年7月16日


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2015-03-05

UDON

★★★★
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鑑賞No:01347
製作:2006年/日本/134分
監督:本広克行
出演:ユースケ・サンタマリア/小西真奈美/トータス松本/小日向文世

コメディアンの夢破れた男が、故郷・香川に戻ってうどんの魅力を再認識し、タウン誌でうどんを紹介したことから「うどんブーム」が沸き起こる・・・。

「踊る大捜査線」の本広克行監督が、讃岐うどんで有名な故郷・香川県を舞台にうどんをテーマにして製作した映画。安価で地味な食べ物でありながら、日本人の食生活に無意識に浸透している「うどん」を見事に表現している。また作品中でタウン誌の編集長が語る宇高連絡船の逸話がうどんの真の魅力を物語っている。うどんに関する情報満載で、描かれている色々なエピソードもほとんど実話とのこと。父がうどん職人ゆえ、うどんに対し一種拒否反応を示す息子との親子の絆も注目。


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2014-11-11

WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常

★★★★+
WOOD JOB! 神去なあなあ日常
鑑賞No:02578
製作:2014年/日本/116分
監督:矢口史靖
出演:染谷将太/長澤まさみ/伊藤英明/優香

大学受験に失敗し、彼女にもフラれて高校を卒業した平野勇気は、たまたま目に留まった林業研修プログラムのパンフレットの美女につられ、ケータイの電波も届かない田舎の神去村で林業の研修に参加することになる。だが、想像を絶する現場の過酷さに、早くも逃げ出したくなるが、パンフレットの美女が村に住んでいることを知り・・・・。

直木賞作家・三浦しをんの「神去なあなあ日常」の映画化。全体的には軽いタッチのコメディ映画だが、林業という珍しいテーマを扱っている点で新鮮であり、林業の実態もよく分かる。また、軽いタッチだけでなく、ヨキ夫妻の夜の営みのエピソードやラストの巨大神木の突入など下ネタ満載だが、村の人は明るく開けっぴろげすぎて、いやらしさは感じないのがいい。これまであまり好きとは言えなかった俳優・染谷将太も少々ちゃらんぽらんな男子を演じているが、いい味を出していた。ただ、1年の林業研修を通して、主人公は村の人とも心を通わし、林業に対する考えや取り組みも変わってくるのだが、研修期限の1年が経つと、割とあっさり元の都会生活に帰って行ってしまうラストにはかなり消化不良感が残るが・・・・・。最後の最後にスッキリできてよかったが、あの静かな終わり方はちょっとさびしい。
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2013-09-18

LIMIT OF LOVE 海猿

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01319
製作:2006年/日本/117分
監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明/加藤あい/佐藤隆太/大塚寧々


第十管区海上保安本部に異動となった海上保安官の仙崎大輔は、遠距離恋愛中の恋人・環菜と最近うまくいっていなかった。そんな中、総トン数1万1245トン、乗員乗客620名、9階建てのビルに相当する大型フェリー”くろーばー号“座礁の報せが機動救難隊に入る。浸水は予想を上回る速さで、沈没まで4時間あまり、積載された多くの車両による大爆発の危険もあった・・・。


2006年実写日本映画でNo.1ヒットした映画。機動救難隊士・仙崎大輔による大型フェリー座礁事故でのレスキューを描く。ストーリーの大筋は「ポセイドン・アドベンチャー」「ポセイドン」に類似。座礁当時は見た目にはたいした事故の印象はなく緊迫感はなかったが、船内の車両が爆破しだしたころから一気に緊張感が出てくる。「ポセイドン・アドベンチャー」などと異なるのは、ほとんどの人は救助されるが、船内に取り残された4名の救出劇であること。何度ももう無理と思わせながらクリアしていくところはハラハラドキドキ。ただし最後の沈没後の救出シーンは少し現実離れしていた。この手の映画では醜い人間の本質が露骨に出る登場人物やシーンが出るが、この映画ではほとんど出てこないのはいささかさわやかすぎ!?唯一、吹越満演じる乗客の海老原がその役を担っているが、仙崎のひたむきな救出姿勢に次第に心境が変化していく様は逆に「真はいい人」をより印象づけた。最後はハッピーエンドで終わるこのさわやかな映画は、素直な人にお勧めの映画といえる。





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2013-07-23

ウォーターボーイズ

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01868
製作:2001年/日本/91分
監督:矢口史靖
出演:妻夫木聡/玉木宏/三浦哲郎/金子貴俊


部員は3年生・鈴木だけという廃部寸前の唯野男子高校水泳部。そんな水泳部の顧問に美人新任教師の佐久間先生が就任したことから一気に部員が増えることに。しかし佐久間先生の目的は男子のシンクロナイズドスイミング部を作ることだったため、結局部員は5人に減ってしまう。しかも佐久間先生が勝手に文化祭に参加することを申請したため・・・・。


出演者はさすがにみんな若いですね。妻夫木聡も若々しいし、玉木宏にいたっては最初わからなかったぐらい今のイメージとは違ったはじけぶりに驚き。男子のシンクロナイズドスイミングといわれると何かとっつきにくく感じていたが、この映画を観てその感情も吹っ飛んだ。本作の女子高生版「スウィングガール」と同じようなストーリーだが、「スウィング~」同様、ずぶの素人が練習を重ね、最後の見せ場での演技は圧巻。この監督作品は「ひみつの花園」以来注目しているが、全体的に軽タッチでコミカルな演出ながら最後は感動させてくれるところがうれしい。


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2013-03-14

ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01913
製作:2009年/日本/114分
監督:根岸吉太郎
出演:松たか子/浅野忠信/広末涼子/妻夫木聡/堤真一


有名な小説家でありながら放蕩三昧を続ける大谷。そんな大谷を健気に支える妻の佐知は、貧しい生活ながら明るく押さない息子を育てていたが、酒代を肩代わりするため椿屋という飲み屋で働き始める。やがて水を得た魚のように生き生きと働き出した佐知を目当てに客が増え店は繁盛し・・・。


太宰治の傑作短編小説の映画化。ヴィヨンとは、自堕落で放浪無頼の人生を送ったフランスの詩人で、主人公の大谷の人物像に近いため付けられたタイトルと思われるが、観ているとヴィヨンというより作者の太宰治そのものと二重写しになる内容。しかし本編では大谷ではなく、放蕩三昧を続ける大谷を必死に支えながら、自分の生きがいや生き方を見出しいていく女性のたくましさを見せつけられる映画となっている。妻の佐知を松たか子が好演しており、まさにこれは彼女の代表作の一つになるのではないかと思う。原作は読んでいないので分からないが、夫婦の会話が敬語というのがちょっと違和感があったが、生き方がむちゃくちゃな割りに言葉は物静かで丁寧というギャップは面白い。





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2013-01-19

BRAVE HEARTS 海猿

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02325
製作:2012年/日本/116分
監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明/加藤あい/佐藤隆太/仲里依紗


海上保安官の仙崎大輔とバディの吉岡哲也は、海上保安庁最高レベルのレスキュー能力を誇る“特救隊”こと「特殊救難隊」の隊員となっていた。ある日、吉岡の恋人・美香の乗ったジャンボジェット機206便が羽田上空にてエンジン炎上のアクシデントに見舞われる。空港への着陸が困難となった206便は、海上への着水を強行することになり、仙崎らは機体が沈むまでのわずか20分間での乗客乗員346名の全員救出に挑むが・・・。


個人的にはシリーズ全4作の中で最も面白かった。これまでは映画の冒頭で事故が起こり、救出がメインの構成だったが、本作は前半は人間関係を中心とした内容で、中盤やっと事故が起こるが、それもすぐではなく、ジャンボ機に異変が発生してから海上着水まで結構時間をかけて描いており、観ていて緊張感が持続しっぱなしだった。そしてやっと後半になって救助となる。そんな関係で、困難とされた乗員乗客346名の救出シーンは意外とあっさりとなっている。今回特によかったのは、隊員や対策本部に曲者の俳優を配しておきながらいやらしい人間関係や対立がなかったこと。もちろん意見や考えの相違はあるが、ともかく関係者みんなが最も可能性の高い対策を必死で考え、全員救出のために一丸になるところはまさに日本人の美しい一面を見事に描いていたように思う。特に機体が着水するや否や、救助のために一斉に機体に向かうシーンには身震いした。ネタバレになるのであまり書けないが、最後は清々しい感動を味わえる作品。





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2012-12-09

宇宙兄弟

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02313
製作:2012年/日本/129分
監督:森義隆
出演:小栗旬/岡田将生/麻生久美子/堤真一


幼い頃、「2人で一緒に宇宙に行こう」と約束を交わした天然パーマの兄・南波六太とツンツンヘアの弟・日々人。時は過ぎて2025年。日々人は約束通り宇宙飛行士となり、世界中の注目を集めながら月へ旅立とうとしていた。一方、六太は勤めていた自動車会社をクビになり意気消沈しいていた。そんな六太のもとに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から宇宙飛行士選抜試験の書類選考通過を知らせる手紙が届くが・・・・。


小山宙哉の同名ベストセラー・コミックの実写映画化。娯楽映画として観るとそれなりに楽しめる。ただ、この兄弟が2人とも宇宙飛行士になるような飛び抜けて優秀なキャラというイメージは全然受けず、採用試験を見ていてもマジ?と思えるような内容で、なんかリアリティには欠ける嫌いがあった。特に悪い人間は出てこない映画で、最終試験に残った6人も特別強烈な個性があるわけでもなく、熾烈な争いもするわけでもない、何を描きたいのかよく分からない映画ではあるが、嫌味なく観れる。(単純に、幼い兄弟の夢のような夢が叶う映画)


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2012-08-25

宇宙で1番ワガママな星

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02236
製作:2010年/日本/91分
監督:伊東寛晃
出演:大倉孝二/きたろう/ゴリ/マイケル富岡


スペースヌードルの景品で宇宙旅行を当てた5人の男達は記者会見終了後、ロシアの宇宙飛行士訓練施設に向うため空港行きのバスに乗り込む。しかし、その途中、バスの中に睡眠ガスが流され、5人は眠ってしまう。その後、訓練施設に到着し、目を覚ました5人に対し訓練が始まるが、その訓練内容に5人は少しずつ不安を募らせていく・・・・。


この映画を観てまず頭をよぎったのは「カプリコン・1」という作品。1977年製作のアメリカ映画だが、SF映画という1つのジャンルにはまることなく、国家計画の陰謀に巻き込まれていく人々を描いた、政治ドラマあるいはサスペンスドラマの要素も多分に持った作品で非常に面白かった。本作はこの「カプリコン・1」のパクリ的映画だが、内容的にはSFともサスペンスとも言い難く、パクリとさえ言い難い低俗コメディ映画と言わざるを得ない。出演者もパっとしないキャスト陣で、お金を出来るだけ使わずに作ったような映画で、ある意味、さすが吉本興業といえるかもしれない。

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2012-07-30

ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02274
製作:2012年/日本/113分
監督:星田良子
出演:黒木瞳/木村多江/山崎静代/真矢みき


自分に無関心な夫と不登校の娘、嫌味な姑への怒り爆発寸前の主婦、美恵子。彼女は後輩のバツイチ女・かおりの提案で、なぜか意気投合したパート先のコンビニの万引き常習犯・雪見とバンドを結成。謎の自称元ロッカー・新子を巻き込んでディープ・パープルの名曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を猛特訓し始めるが・・・・。


日常に不満や悩みを抱える主婦たちが何かに打ち込もうとする姿を描く設定はよいが、それがバンドで、曲が「スモーク・オン・ザ・ウォーター」である説得力がどうも薄く、入り込めなかった。高校の文化祭でのライブシーンも一気に盛り上げてくれるのかと思いきや、中だるみしそうなだらだらした展開に入り込み、途中で抜けたメンバーを家まで連れ戻しに来るなど、ありえない設定にリアル感ゼロの内容。もう少し盛り上がり、感動できるドラマを期待していただけにちょっと残念。木村多江はいつもの薄幸キャラは今回はなく、どちらかというとちょっとチャラけた女性を好演していた。ただ、文化祭での衣装を着ているシーンでは久本雅美と見間違えてしょうがなかった。

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2012-06-02

THE LAST MESSAGE 海猿

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02070
製作:2010年/日本/129分
監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明/加藤あい/佐藤隆太/時任三郎


玄界灘に浮かぶ天然ガス・プラント、レガリアに、井戸部分の修復のために停泊していたドリルシップが高波にあおられて激突し、火災が発生する。大型台風が接近する中、仙崎大輔らは救助活動を行うが、レガリアで大爆発が起こり、大輔ら5人がレガリア内に取り残されてしまう・・・・。


シリーズ最大のスケールで描かれているという本作だが、その舞台となる“レガリア”がやたら言葉だけで1500億円の国家プロジェクトと連呼されるだけで、その凄さの説明がまったくされていないため、その巨大さ、凄さがあまり伝わってこない。伝わってこないというと、巨大台風もそうだし、大爆発が起こっても巨大な施設の中でどういう位置関係にいるかがよく分からないので、その切迫性も伝わってこない。スケールを大きくしたための弊害と思えるし、結局は救助されるんだ・・・という安心感からあまりドキドキもしない。ストーリー展開も新規性には乏しく、テーマ「人と人のつながり」もイマイチよく分からなかったが、まぁそこそこ楽しめるといった感じ。





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2012-02-25

うさぎドロップ

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02227
製作:2011年/日本/114分
監督:SABU
出演:松山ケンイチ/香里奈/芦田愛菜/桐谷美玲


27歳で独身サラリーマンの大吉は祖父の葬儀に訪れた実家で、祖父の隠し子りんと出会う。わずか6歳の少女の引き取り手はなく、親戚中から邪魔なお荷物扱いされるのに怒りを覚えた大吉は、両親や妹の反対を押し切ってりんをひとり暮らしの借家へ連れ帰る。そして、保育園探しに始まり、残業のない部署への異動や、おねしょ対策までりんのために尽くす大吉に、りんも心を開いてゆく・・・・。


いま話題のイクメンをテーマにした映画で、これまた今年の顔ともいえるNHK大河ドラマの主役も演じている松山ケンイチが主役を演じている。ただ、役どころのせいもあるのかもしれないが、熱演している割には妙に素人っぽさが気になる演技だった。それだけに、子役の芦田愛菜の自然だが堂々とした演技はとても光っていた。イクメン部分はほのぼのとしたシーンが中心で観ていて気持ちよかったが、りんの母親の言動には納得が行かないまま終わったのがチョット残念だった。あと、ちょっと衝撃だったのは、心が通じ合ったかに思えた大吉とりんだったが、親子にはなりたくないという、りんの正直な言葉に複雑な感情が走る作品だった。いずれにしても子育ては大変ですね。





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