
鑑賞No:02919
製作:2018年/日本/123分
監督:原田眞人
出演:木村拓哉/二宮和也/吉高由里子/平岳大
都内で発生した犯人不明の殺人事件を担当することになった、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、駆け出しの検事・沖野。やがて、過去に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の容疑者だった松倉という男の存在が浮上し、最上は松倉を執拗に追い詰めていく。最上を師と仰ぐ沖野も取り調べに力を入れるが、松倉は否認を続け、手ごたえがない。沖野は次第に、最上が松倉を犯人に仕立て上げようとしているのではないかと、最上の方針に疑問を抱き始める・・・・。
「犯人に告ぐ」などで知られる雫井脩介の同名ミステリー小説の映画化。原作は読んでおらず、何の予備知識もないまま観たので、前半、いまいちストーリーが分かりにくかった。後半に入ってやっとわかり始めたが、概略のあらすじや主要な登場人物は抑えておいた方が楽しめる。木村拓哉と二宮和也の共演でも話題となった作品だが、他作では観られない?木村のダークな面や、二宮演じる沖野検事の松倉への尋問シーンなどは見もの。ただ、ラストのあっけなさは残念。何の余韻もなく、ブチ切れたような終り方には消化不良感が残る。
劇場公開日 2018年8月24日
