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2018-08-12

探偵はBARにいる3

★★★+(3.5)
w探偵はBARにいる3
鑑賞No:02899
製作:2017年/日本/122分
監督:吉田照幸
出演:大泉洋/松田龍平/北川景子/前田敦子

札幌にあるアジア最北の歓楽街・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くす探偵のもとに、相棒である高田が人探しの依頼を持ち込んでくる。失踪した女子大生・麗子について調査を開始した探偵たちは、モデル事務所の謎めいた美人オーナー、マリに翻弄されるうちに、いつしか大きな事件に巻き込まれていく・・・・。

探偵シリーズ」の実写映画化第3作。3作通して大泉洋と松田龍平の共演。1作目、2作目も観たけど、ストーリーはほとんど記憶に残っていない。ストーリーは独立しているので、それでも問題はないが、出演者もシリーズ化しているため、お馴染み?の人が記憶にないとちょっとわかりにくい。作品的にはもっとコミカルだった印象があったが、今回は思ったほどコメディ性は弱く、大泉もシリアスな演技が強い感じがした。内容はごちゃごちゃしておらず、うまくまとまっているが、逆にまとまりすぎていて出来すぎと言うか、意外性はない。北川景子演じるマリのナゾの行動の理由を知った時、思わず涙する。

劇場公開日 2017年12月1日



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2018-05-08

探偵はBARにいる

★★★+(3.5)
w探偵はBARにいる
鑑賞No:02222
製作:2011年/日本/125分
監督:橋本一
出演:大泉洋/松田龍平/小雪/西田敏行

ススキノのBARを拠点とする探偵と助手の高田は謎の女性からの依頼である弁護士と会う。しかし、その直後、探偵は怪しい男たちに拉致され、人里離れた雪原に生き埋めにされてしまう。危ういところを高田に助けられた探偵は、依頼の真相を探るべく調査を始める。そんな矢先、探偵は高級クラブの美人ママ・沙織と出会うが・・・・。

シリアスな女性の復讐劇を描いているが、大泉洋の持ち前のキャラクターも大いに生かされており、ユーモアあふれる作品となっている。また相棒役の松田龍平も、「まほろ駅前多田便利軒」同様の役どころを好演しており、二人の掛け合いも面白い。ストーリーはありふれたもので、途中で全貌はほぼ予想でき、意外性はないが、結末はスッキリ半分、せつなさ半分といったところで、チョット中途半端に終わった。

劇場公開日 2011年9月10日



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2018-01-26

太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男

★★★+(3.5)
w太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男
鑑賞No:02161
製作:2011年/日本/128分
監督:平山秀幸
出演:竹野内豊/ショーン・マッゴーワン/井上真央/山田孝之

1944年、太平洋戦争末期のサイパン島。圧倒的な戦力を誇るアメリカ軍に対し、日本軍守備隊は最後の突撃を敢行し、玉砕してしまう。しかし、生き残った大場栄大尉は残存兵力を組織し、抵抗を開始する。そして、大場は47人の兵士たちと共に、512日もの間敵に立ち向かい、多くの民間人を守っていく。やがて彼の不屈の戦いぶりは、敵軍の将校ハーマン・ルイス大尉に畏敬の念を抱かせることに・・・・。

大場栄の名は恥ずかしながらこの作品を観るまで知らなかった。そもそも歴史好きにも拘らず、直近の大きな歴史事象である太平洋戦争についてあまり興味も知識もないのが恥ずかしい限り。この映画は大場栄を主役としながらも、日本側からだけの視点ではなく、アメリカ側の視点も入れ、2つの異なる視点から大場栄という人物を浮き彫りにしている。ただ、その割には、大場の活躍や偉大さなどが前宣伝に比べさほど表現されていないのがちょっと残念。人物のインパクト性では竹野内豊よりも唐沢寿明の方があった。

劇場公開日 2011年2月11日



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2017-10-11

大帝の剣

★★★(3.0)
w大帝の剣
鑑賞No:01426
製作:2007年/日本/110分
監督:堤幸彦
出演:阿部寛/長谷川京子/宮藤官九郎/江守徹/津川雅彦

オリハルコンで作られた大剣を背負う巨体の男・万源九郎。それは三種の神器の1つである大帝の剣で、源九郎は祖父の遺志を継いで残り2つを求めて旅をしていた。一方、豊臣の血を唯一継ぐ姫の舞は宇宙人に寄生され、不可解な言動を見せ始める・・・。

夢枕獏の同名小説を映画化したスペクタル時代劇。奇想天外、荒唐無稽といわれる夢枕ワールドを見事に映像化しているが、ストーリー自体は何か訳判らない感じで終わった。随所に散りばめられたギャクはクスッと笑えるものではあるが爆笑とまではいかず、観終わった後に何か心に残るようなシーンもなかった。子供と一緒に観たが、ストーリーを重視しない子供にはその場限りで楽しめる娯楽作品といったところ。普通ならさほど興味を示さない作品だったかもしれないが、ロケ地が地元広島県にある「みろくの里」だったことが鑑賞のきっかけとなった。

劇場公開日 2007年4月7日



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2017-10-04

TATTOO[刺青]あり

★★★(3.0)
wTATTOOあり
鑑賞No:00310
製作:1982年/日本/107分
監督:高橋伴明
出演:宇崎竜童/関根恵子/渡辺美佐子

20歳の時に“30歳までにドでかいことをやったる”と誓った竹田明夫。それまでの生活を一変するためキャバレーのボーイとなり、その店のNo.1ホステスの三千代と同棲生活を始める。しかし明夫の生活についていけなくなった三千代は明夫のもとから逃げてしまう。男をあげなければと思った明夫は幼なじみの島田と銀行襲撃を計画するが・・・・。

この映画は1979年に梅川昭美(映画では竹田明夫)が起こした三菱銀行北畠支店襲撃事件を題材とした実録映画。しかし、じけんそのものはほとんど描かれておらず、事件に至るまでの梅川(竹田明夫)の半生が中心。犯人自身の半生はよく描かれており、主役の宇崎竜童も、彼に関係する2人の女性もよかったが、この事件に至る直接的なものがイマイチよく分からなかった。そして主人公とこの事件を本当に知るために、襲撃事件そのものを描かないというのはいかがなものかと少し疑問に思える。(あまりにも生々しく、事件から間もないこともあって被害者の方に配慮したせいかも?)いずれにせよ、映画としてはチョット物足らなかった。

劇場公開日 1982年6月5日



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2017-09-09

DIVE!! ダイブ!!

★★★+(3.5)
wダイブ!!
鑑賞No:01645
製作:2008年/日本/116分
監督:熊澤尚人
出演:林遣都/池松荘亮/溝端淳平/瀬戸朝香

坂井知季は、元オリンピック選手の両親を持つエリートの冨士谷要一の飛び込みに魅せられて、同じダイビングクラブに通うごく普通の中学生。しかし、そのクラブは赤字経営で存続が危ぶまれていた。そんな時、クラブに美人コーチ・麻木がやってくる。彼女の使命はこのクラブからオリンピック選手を出すことで、それがクラブ存続の条件となっていた・・・。

直木賞作家森絵都の同名ベストセラー小説の映画化。青春スポーツ映画にしてはおとなしすぎる感のある映画だった。飛び込み競技という、ちょっと地味なスポーツをテーマとしているので、逆に友情や競争、恋愛などで大きな葛藤、争い、対立などがふんだんに出てきてストーリーを盛り上げるのかと思っていたが、思ったほど終始盛り上がりには欠ける展開ではあった。しかし嫌味な部分がない分、観終わった後は清清しさが残る。小説は読んでいないので結末は知らなかったため、後半のオリンピック選考会の結末にはチョットはらはらした。ダイビング競技に挑む選手役を演じる若手俳優陣はいづれも知らない俳優ばかりで、素人っぽさの残る初々しい演技だったが、そんな彼らを時に厳しく、また時には優しく指導する女性コーチを瀬戸朝香がよく演じていて映画を引き締めていた。映画そのものは特筆すべき点が少ないが、美しい自然をバックに何度も出てくるダイビングシーンには思わず惹きつけられます。

劇場公開日 2008年6月14日



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2017-08-28

単騎、千里を走る。

★★★★(4.0)
w単騎、千里を走る。
鑑賞No:01627
原題:千里走単騎
製作:2006年/中国、日本/108分
監督:チャン・イーモウ/降旗康男
出演:高倉健/中井貴一/寺島しのぶ

漁師の高田は、東京で暮らす息子の健一が病で倒れたと聞き上京するが、長年の確執もあって会うことができなかった。健一の妻・理恵から健一の命が長くないと聞かされ、さらに健一が仕事で制作したテレビ番組のビデオをもらう。そこには中国の奥地で民族舞踊を紹介する健一が映っており、現地の舞踏家に対し、「来年、“千里走単騎”を撮りに来る」と約束していた。今となっては果たせなくなったこの約束を高田は引き継ごうと単身、中国に向う・・・・。

高倉健演じる高田が、息子が交わした約束を代わりに果たすべく単身中国に渡り、約束の“千里走単騎”を撮影するため、何度も困難を乗り越え進んでいくという話。最初、高田が中国に行く動機があまり理解できずにいたが、観ているうちに動機よりも、長年確執のため会えなかった息子が死に直面し、最後に何かできないかというワラをも掴みたい父親の心情がジワジワと伝わってきた。それにしても中国の人たちの人の良さは何でしょう?あまりにも善意の人ばかりで、さらに中国人はみな素人なのか、たどたどしい演技がとても素朴に見えてなんか作為的な映像に感じられたのは残念。高倉健は子を想う父親を、自分の意志を頑なに貫こうとすることで見事に演じていた。我が子に与えることができなかった我が子への愛情表現を、代わりに中国で出会った子供に示すシーンは思わず涙がこぼれる。

劇場公開日 2006年1月28日



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2017-03-21

大誘拐 RAINBOW KIDS

★★★+
大誘拐
鑑賞No:00703
製作:1991年/日本/119分
監督:岡本喜八
出演:北林谷栄/緒形拳/風間トオル/内田勝康

ある日、大富豪の老女が3人の若者グループに誘拐される。そして老女の誘拐の知らせに、老女を生涯の恩人と慕う警部が捜査に乗り出してくる。一方、誘拐犯の身代金5千万という額の低さに怒った老女は、自らが指揮を執り、100億円という身代金を家族に要求するが・・・。

1979年に日本推理作家協会賞を受賞した天藤真の同名小説の映画化。大金持ちの老女が3人組の若者に誘拐されるが、いつの間にか老女がその誘拐犯のリーダーになって巨額の身代金を要求するというブラックコメディ。奇想天外なストーリーで面白い誘拐モノに仕上がっている。岡本喜八監督がこの人しかいないと言い切った老女役の北林谷栄は、大富豪の老女を見事な演技で演じきっていた。ありえない設定も、北林谷栄の演技で納得させられる一面もあるほど。なお、誘拐犯と人質の立場が逆転するという設定は、本作よりも15年も前に作られた「喜劇・大誘拐」からヒントを得たものらしい。機会があればこちらも観てみたい。

劇場公開日 1991年1月15日

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2017-03-05

団地

★★+
団地
鑑賞No:02844
製作:2016年/日本/103分
監督:阪本順治
出演:藤山直美/岸部一徳/大楠道代/石橋蓮司

三代続いた漢方薬の店を売り払い、団地へ越してきた清治とヒナ子夫妻。昼間から散歩ばかりの清治に団地の住人たちはあれこれと噂をしているようだが、ヒナ子はそんなことも気にせずパートに出かける毎日を送っていた。清治が散歩に出なくなり、ヒナ子の家にスーツ姿の若い男が出入りするようになると、離婚、清治の蒸発、さらには殺人か、などと好き勝手なことを噂される始末。ヒナ子夫妻にまつわる噂はさらに拡大し、警察やマスコミまでをも巻き込む事態へと発展するのだが・・・・。

大阪の団地を舞台にした騒動を描いたコメディ作品、だけかと思ったら、団地内の噂は主人公夫婦の離婚?旦那の失踪?はたまたバラバラ殺人?と飛躍していき、どのような方向、結末に向かっていくのか、全く読めないストーリー展開だった。また、作品の雰囲気とは明らかに異なる違和感を醸し出す斎藤工演じる真城の存在はますます分からなくしてしまう。そして終盤の予想外の展開。単なるコメディでもなく、ミステリーでもなく、実はSF作品だったとは!それで、これまでの真城の言動は一応理解できたが、どうもラストはもやもやした終り方で、スッキリしなかったのは残念。

劇場公開日 2016年6月4日



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2017-03-03

竹取物語

★★★
竹取物語
鑑賞No:00309
製作:1987年/日本/121分
監督:市川崑
出演:沢口靖子/三船敏郎/中井貴一/若尾文子

“かぐや姫”の物語を、誕生から月に戻るまで、ロマンスと特撮を織り交ぜて描く。我が子を失った初老の夫婦がある日、光る竹やぶの中で赤ん坊を見つける。その子供はやがて美しい娘へと成長し、かぐや姫と呼ばれるようになる。そんなかぐや姫のもとに、安倍の右大臣、車持の皇子、大伴の大納言の三人がやって来て彼女に求婚する。そこで世に得がたい宝物といわれる蓬莱の玉の枝、火鼠の皮衣、竜の首の玉を持って来た人に嫁ぐことにするが・・・。

基本的なストーリーはいわゆる日本最古の物語である「竹取物語」に割と沿っているので、子供に見せるのにいい映画かもしれない。ストーリーが判っているので意外性は乏しいが、安心して観られる。当時としてはまだ珍しい特撮を駆使しており、それなりの迫力があったし、ラストの月に戻るシーンはスピルバーグ映画っぽいイメージを感じた。(もっとも、「E.T.」は「竹取物語」の盗作だという裁判があったみたいだが・・・)かぐや姫を演じた沢口靖子も初々しく可愛い。

劇場公開日 1987年9月26日

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2017-02-25

誰も知らない

★★★
誰も知らない
鑑賞No:01384
製作:2004年/日本/141分
監督:是枝裕和
出演:柳楽優弥/北浦愛/木村飛影/清水萌々子

あるアパートに母親と息子の明が引っ越してくる。アパートの大家には母子2人だと挨拶するが、実は明以外に3人の子がいた。子供たちの父親はそれぞれ違い、子供らは学校に通うことなく、母親が仕事中は明が幼い弟妹の世話をしていた。やがて母親はわずかなお金とメモを残し姿を消してしまう・・・。

14歳の柳楽優弥が2004年度のカンヌ国際映画祭主演男優賞を獲得した作品。1988年に巣鴨で実際に起こった子供置き去り事件をモチーフに、是枝監督が構想15年を経て映画化した。現実に起こった事件だけに考えさせられる内容だが、映画的には観ていて完成度が高いとは思えなかった。自然な演技も素人演技としてみれば納得いくし、分かりにくい場面も多々あった(監督としてはそれを手法として観客に何か訴えようとしているのかもしれないが・・・)。ただ、柳楽くんはさすが何か光るものは感じられるものはあった(彼のイメージと役柄がマッチしていたのもあると思うが・・・)。

劇場公開日 2004年8月7日



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2017-02-06

探偵ミタライの事件簿 星籠の海

★★★+
探偵ミタライの事件簿 星籠の海
鑑賞No:02838
製作:2016年/日本/107分
監督:和泉聖治
出演:玉木宏/広瀬アリス/石田ひかり/要潤

瀬戸内海の小さな島で、半年の間に6体の身元不明の死体が流れ着くという怪事件が発生。その話に興味を抱いた御手洗は現地に飛び、死体が広島県福山市から流れ着いたことを突き止める。しかしその後、外国人女性の変死や、滝つぼに目と口をふさがれた男女が拘束されるといった奇妙な事件が続発。御手洗は絡み合う事件の真実を探るが・・・・。

島田荘司が、天才脳科学者で探偵の御手洗潔を主人公に描く人気シリーズの一作「星籠(せいろ)の海」の映画化。シャーロック・ホームズばりの推理、プロファイリングで御手洗が事件の核心に迫っていく様は観ていて心地よいが、あまりにも見事すぎる推理にやややり過ぎ感は否めない。全く関係のない3つの事件が起き、前半やや戸惑うが、これらが次第につながっていくのは興味深い。ただしこれもあまりに絡み合いすぎる不自然さ感が感じられる。瀬戸内を舞台に、織田信長の鉄船の話も出てくるなど、ミステリーファンだけでなく、歴史好きにも楽しめる作品。

劇場公開日 2016年6月4日



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2016-05-07

探検隊の栄光

★+
探検隊の栄光
鑑賞No:02781
製作:2015年/日本/91分
監督:山本透
出演:藤原竜也/ユースケ・サンタマリア/小澤征悦/田中要次

落ち目の俳優・杉崎は、新境地を開拓するため、「ヤーガ」と呼ばれる未確認生物(UMA)を求めて秘境を探検するテレビ番組で隊長を務めることになる。しかし、番組が面白ければ何でもありというプロデューサーを筆頭に、進行が大ざっぱなディレクター、バラエティ番組をバカにしているAD、適当な現地通訳ら、バラバラなチームワークの番組制作スタッフに振り回され、探検は行き当たりばったり。そんな現場で杉崎には隊長としての自覚が芽生えていき、徐々に番組作りに真剣になっていくが・・・・。

昔はやった、嘘くさい(というかウソだらけだが)探検ドキュメントものの裏実情を面白可笑しく描いた作品。嘘くさい裏実態の暴露がテーマだけに、あまりにも軽すぎるタッチのため、作品レベルもC級映画の感じがプンプンする。そんな作品に藤原竜也が出演しているのは驚きだが、実際のドキュメント番組同様、嘘くさい演出を体当たりで演じている様は面白い。観ている側も嘘と分かっていることをちゃんと分かった上で惹きつけようとする過剰な演出も、真剣な番組作りの姿勢の一つであることが少し理解できる。

劇場公開日 2015年10月16日



(キャスト一覧)
藤原竜也(杉崎正雄)
ユースケ・サンタマリア(井坂善三)
小澤征悦(瀬川学)
田中要次(橋本政明)
川村陽介(小宮山秀一)
佐野ひなこ(赤田たまき)
岡安章介(マゼラン)


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2016-04-21

たそがれ清兵衛

★★★★(4.0)
たそがれ清兵衛
鑑賞No:01251
製作:2002年/日本/129分
監督:山田洋次
出演:真田広之/宮沢りえ/田中泯/岸惠子

庄内、海坂藩の平侍・井口清兵衛は、妻を労咳で亡くし、二人の子供と老婆の3人と貧しい暮らしをしている。下城の太鼓がなると同僚の誘いにも一切応じず、家で内職に励んでいた。そんな清兵衛を同僚は“たそがれ清兵衛”とからかっていた。そんなある日、清兵衛は昔想いをよせていた朋江と再会する。朋江は最近、酒乱の夫と離縁して実家に帰っていたのだ。しかし、朋江を家に送った際に、朋江の元夫・豊太郎と鉢合わせし、決闘する羽目に・・・。

「隠し剣 鬼の爪」「武士の一分」とともに山田洋次の時代劇三部作の1つ。「隠し剣 鬼の爪」はまだ鑑賞していないので何ともいえないが、「武士の一分」といい本作といい、ごく平凡に暮らしている一下級武士に突然降りかかる災難とでもいうべき事態に悩み、苦しみ、しかし武士としての潔い対応を果たそうとするまでの心情や心の葛藤を見事に描いている。せつないストーリー展開に胸をつまらされるが、「武士の一分」と同様、ラストはホッとするストーリーには拍手喝采!(ただし後日譚は悲しいが・・・)

劇場公開日 2002年11月2日



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2015-12-21

大忠臣蔵

★★★
大忠臣蔵
鑑賞No:02748
製作:1957年/日本/155分
監督:大曾根辰夫
出演:市川猿翁(2代目)/市川団子/水谷八重子(初代)/高田浩吉

播州赤穂城主浅野内匠頭は、高家筆頭吉良上野介から受けた恥辱にたえかねて殿中刃傷に及んだが、加古川本蔵にさえぎられて吉良を討損じた。お家断絶、内匠頭は切腹。家老大石内蔵助は、無事に城を明渡し、家臣を離散させた。だが、その胸中には、主君の無念を晴らすべく、固い誓いが数十人の連判状と共に秘められているのだった。その時、内匠頭の近習早野勘平は、事件の当日腰元おかると恋に耽り、大事な場に居合わさなかったため・・・・。

大忠臣蔵と「大」の字をつけた「忠臣蔵」だが、「大」がつくほどスケールアップした感はない作品。むしろ、これまでの「忠臣蔵」と比べたら、有名で、スタンダードなエピソードは敢えて外して、オリジナルなストーリーにスポットを当てている印象が強く、言ってみれば「番外編」と言った方が近いかもしれない。

劇場公開日 1957年8月10日


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2015-10-18

ターン

★★★★
ターン
鑑賞No:01090
製作:2001年/日本/111分
監督:平山秀幸
出演:牧瀬里穂/中村勘太郎/北村一輝/柄本明

銅板画家の真希は、ある日交通事故にあった衝撃で誰もいないパラレル・ワールドにジャンプしてしまう。その世界では毎日、事故の時刻になると前の日の同じ時刻にターンしてしまうということが起こっていた。戸惑いながらも前向きに生きることにした真希のもとに1本の電話がかかってくる。それは元の世界からで、真希の作品を気に入った男性からだったが、真希はその電話を切らないことで唯一の希望としていく・・・。

事故の影響で、パラレル・ワールドに行くことを繰り返す女性を描いた、北村薫の同名小説の映画化。色々なタイムパラドックスものの映画があるが、大半は未来に行くとか、過去に戻るというのが定番で、行った先でのその時代の人々(あるいは恐竜などもあり!?)との絡みを描いているのが常だが、本作は元の世界とは全く同じながら誰もいない世界に行くという、チョット変わった設定が面白い。実際は死の淵をさまよう主人公の、夢の中の話のようにも取れるが、その夢の中に現実世界からの電話のアクセスがあったり、同様に死の淵にいる犯罪者がこの世界に飛び込んでくるあたり、異次元ワールド映画としての不思議感が十分味わえる。

劇場公開日 2001年10月13日


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2015-09-03

滝を見にいく

★★★+
滝を見にいく
鑑賞No:02701
製作:2014年/日本/88分
監督:沖田修一
出演:根岸遙子/安澤千草/荻野百合子/桐原三枝

幻の滝を見に行くツアーに参加した7人のおばちゃんたち。写真を撮ったりおしゃべりに花を咲かせたり、それぞれの楽しみ方で紅葉のひろがる山道を進んでいくが、ガイドの男性が先を見に行ったきり戻ってこなくなってしまう。携帯の電波も届かない山中に取り残されたおばちゃんたちは、食料も寝床もないサバイバル生活を送るハメになり・・・・。

7人のおばちゃんが山の中で迷子になって四苦八苦する話だが、出てくる主要キャストの7人のおばさんたち、誰一人知った顔の女優さんではない。それもそのはず、全員がオーディションで選出された人であり、中には演技経験のない人もいたそうだ。そういえば、ぎごちない演技のひとがいたいた。ストーリーは単純で陳腐ではあるが、おばちゃん特有の性格がよく出ていて、最初は対立も起こるが、非常事態状況に置かれたことで次第に協力・協調する姿勢が現れてくる様子を描いている。ただ、描き方が漠然と全体的で、もっとひとりひとりに踏み込んだ内容であればよかった。そのため、タイトルである、見に行きたい「滝」と各個人との関係が感じられず、滝にたどり着いた時の感動もさほどではなかったのは残念。

劇場公開日 2014年11月22日




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2015-05-04

太陽の坐る場所

★★
太陽の坐る場所
鑑賞No:02625
製作:2014年/日本/102分
監督:矢崎仁司
出演:水川あさみ/木村文乃/三浦貴大/森カンナ

高校時代、学校中の人気を集め、クラスの女王として君臨していた響子と、そんな彼女の傍らにひっそりと寄り添っていた、同じ名前を持つクラスメイトの今日子だが、ある日をきっかけに2人の立場は逆転する。高校卒業から10年後、響子は地元地方局のアナウンサーとして満たされない毎日を過ごし、今日子は東京で人気女優として活躍していた。そんな2人が同窓会で再会を果たし、10年前の真実が明らかになっていく・・・・。

いわゆるスクールカーストを題材にした作品のようだが、それに対するメッセージ性はあまり感じない。また、恨みや復讐といったどろどろとした展開があるのかと思ったがそれもなく、そもそものきっかけ(真実)も思ったほどのことではなく、結局まったく特徴のない、何を描きたかったの?映画という感じになってしまった。どこにでもありそうなゆえ、特筆すべき点のない内容となった作品。

劇場公開日 2014年10月4日


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2015-04-15

大日本人


大日本人
鑑賞No:01454
製作:2007年/日本/113分
監督:松本人志
出演:松本人志/竹内力/UA/神木隆之介

ひっそりと暮らす大佐藤は、6代目大日本人として防衛庁からの依頼である、巨大な生き物“獣”と戦うという仕事で生計をたてていた。しかし、襲来する獣が減少し、大日本人の必要性が疑問視され始めていた。そんなある日、防衛庁から依頼を受けた大佐藤は電変場に行き、ある儀式を行うが・・・。

ダウンタウンの松本人志が企画、監督、主演を務めた映画。一言で言ってこれは「ひどい!」。松本人志本人も「あくまでテレビの延長線上」と言っているように、テレビでのコントとして放映されたのならまだ評価できる。しかし映画として作られ、いかにもすごい映画のように秘密のベールに包まれた宣伝のされ方をし、カンヌでも上映された作品としては、個人的評価は最低。何を表現し、何を訴えたいか全くわからないし、本人も最初からそんな意図はないように感じられる。唯一評価できるのは本人も言っているオリジナリティーと、ネット等で共通して言われているシュールな世界観。ただオリジナリティーは必ずしもいい意味ではなく、あくまで「今まで観たことがない」という意味合いが強く、駄作であることにも通じる。シュールさは確かに感じられ、最初はどんな展開になるのか、どんな結末になるのか、多少ワクワク感があった。それ故、あの結末はこの作品の評価を地に落とす結果となってしまった。なお、大日本人と獣との戦いのシーンは子供には大ウケだったが。

劇場公開日 2007年6月2日


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2014-12-08

たみおのしあわせ

★★★
たみおのしあわせ
鑑賞No:01700
製作:2007年/日本/118分
監督:岩松了
出演:オダギリジョー/原田芳雄/麻生久美子/大竹しのぶ

父・伸男と2人暮らしをしている内気な青年・民男は、最近お見合いした瞳とはうまくいき、晴れて婚約する。一方、伸男は民男に内緒で秘かに部下の宮地と交際しており、民男に紹介すべく機会を狙っていた。そんな中、ニューヨークにいるはずの義弟・透が秘かに帰国し、2人の家の天井裏に住み着いていた。そして透は偶然宮地に見つかってしまい、それを機に恋に落ちてしまう・・・・。

てっきり、まったり・ほのぼの系の映画かと思いきや、予想は大きく裏切られた。民男の結婚が決まるまではそんな感もあったが、義弟が屋根裏に住んでいることが判ってからは様相が変わってくる。ほのぼの系から何か言い知れぬミステリアスな異様な映画の様相を呈してくる。登場人物も伸男・民男そして婚約者の瞳以外はみんな変な奴らばかりである。映画自体はゆるく進みながらも変な人物ばかりで展開が読めなくなる。そしてあろうことか瞳まで父・伸男に対し不可解な行動を取り始める。分からないことだらけで物語は進行するが、最後はすっきりさせてくれる! 、と思いきや、ラストが一番分からない!!謎のまま物語は終る消化不良感一杯の作品。
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2014-10-25

大停電の夜に

★★★
大停電の夜に
鑑賞No:01330
製作:2005年/日本/132分
監督:源孝志
出演:豊川悦司/原田知世/田口トモロヲ/吉川晃司

バーの店主とキャンドル店の店主、妻に秘密を明かされた夫、再会した元ヤクザとその昔の恋人、エレベータに閉じ込められた失恋女性とホテルマン、などの一見何のつながりもない6組の男女のストーリーが並行して進みながら、次第にそのつながりが明らかになっていく・・・。

大停電に見舞われるクリスマス・イブの夜に繰り広げられる6組の男女のラブ・ストーリー。彼らの中で展開されるストーリーはどれも切ないものばかりで、大停電という背景がより話を暗くするのかと思いきや、なぜか優しく温かいものになっている。次第に明かされる登場人物たちのつながりも興味深い。
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2014-08-20

抱きしめたい 真実の物語

★★★★
抱きしめたい 真実の物語
鑑賞No:02551
製作:2014年/日本/122分
監督:塩田明彦
出演:北川景子/錦戸亮/上地雄輔/國村隼/風吹ジュン

高校時代に遭った交通事故の影響で左半身がマヒし、記憶障害も抱えている女性つかさ。それでも前向きに笑顔で生きる彼女に恋をしたタクシー運転手の雅己は、付き合っていた恋人と別れ、つかさと真剣に向き合う。いつしかかけがえのない存在となった2人は結婚を決意するが、周囲に猛反対され・・・・。

TVドキュメンタリーにも取り上げられた、実話を基にした恋愛ドラマ。ストーリーは全く知らずに観始めたが、観る前から“結末は死”を予感していると、何といきなり主人公が死ぬことを明らかにされてしまう。そのため、泣く映画なんだろうけど、涙の出ない映画となってしまった。実際、主人公が死ぬシーンもあまりにもあっけなく描かれており、涙が出る暇がないほど。錦戸亮演じる雅巳は、つかさに対しては好感の持てるピュアな男性に思えるが、つかさと付き合うために、付き合っている恋人に対する仕打ちはあまりにも理不尽で人間性を疑うし、美化した描き方にも疑問は残る。




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2014-06-02

ダイアリー・オブ・ザ・デッド

★★
ダイアリー・オブ・ザ・デッド
鑑賞No:01748
製作:2007年/アメリカ/95分
監督:ジョージ・A・ロメロ
出演:ミシェル・モーガン/ジョシュア・クローズ

映画学校の生徒たちが山奥でホラー映画を撮影していると、蘇えった死者が人々を襲っているというニュースがラジオから流れてくる。すぐに撮影を中止し、山を下った彼らはニュースが現実のものと知る。そして次々と襲ってくるゾンビを倒しながら、監督志望のジェイソンは記録として残すため、ビデオを撮り続けていた・・・・。

撮影方法は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「クローバーフィールド」で有名になった、手持ちカメラによる撮影(P.O.V.)を採用している。よりリアル感をだすためと思うが、「ブレア~」や「クローバー~」のように手ブレがあまりない分、P.O.V.による効果はあまり出ていないように思った。ストーリー的にも、なぜゾンビが現れたのか説明はなく、すべて謎のまま進行することによってミステリアスな感じを出しているようだったが、観ている方は「クローバー~」の時と同様、モヤモヤ感が昂じる結果となった。映像的にはさほど怖くはなかったが、ゾンビを倒すシーンでは多少グロいシーンが目立った。



出演者
ミシェル・モーガン
ジョシュア・クローズ
ショーン・ロバーツ
アラン・バン・スプラング


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2014-06-01

太平洋ひとりぼっち

★★★
太平洋ひとりぼっち
鑑賞No:01813
製作:1963年/日本/97分
監督:市川崑
出演:石原裕次郎/森雅之/田中絹代/浅丘ルリ子

1962年、堀江謙一というひとりの青年がマーメイド号というヨットで西宮港を出港する。彼が目指すのは太平洋をヨットで横断し、サンフランシスコに到着すること。日本の法律では密出国となる危険を犯して太平洋に出るが、そこからは孤独と悪天候との闘いだった・・・・・。

世界初の単独太平洋横断に成功した堀江謙一の自叙伝の映画化。堀江謙一を石原裕次郎が演じている。実際の堀江謙一さんの性格はよく知らないが、石原裕次郎演じる堀江は陽気で楽天的な感じなので、観ていても悲愴感はあまり伝わってこない。それでもさすがに嵐のシーンではついにあきらめかけたり、霊らしきものを見たりと、孤独な絶望感を垣間見せるシーンもある。そして最後はやはり“お母ちゃん”なのか?母親の面影を思い出すあたりは若者らしさが出ている。それにしても終始前向きでポジティブな性格がないとこんな偉業は達成できないという典型的な例のような内容。



出演者
石原裕次郎
森雅之
田中絹代
浅丘ルリ子
ハナ肇
神山勝
芦屋雁之助
大坂志郎
草薙幸二郎


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2014-05-11

タイガーマスク

★+
タイガーマスク
鑑賞No:02519
製作:2013年/日本/91分
監督:落合賢
出演:ウエンツ瑛士/夏菜/哀川翔/良知真次

孤児院で育った伊達直人は悪役レスラー養成機関「虎の穴」を卒業し、覆面レスラー「タイガーマスク」としてプロレス界に君臨する。しかし、正体を隠してファイトマネーを孤児院に寄付した直人の行為を裏切りとみなした「虎の穴」は、さまざまな刺客を送ってタイガーマスクを倒そうとする・・・・。

子供の頃、リアルタイムで観ていた人気プロレスアニメの実写化。ただし、アニメのイメージをそのまま実写化してくれていれば懐かしさも相まって惹きこまれたはずだが、現代受けするよう、最近の戦隊物ヒーロー風にアレンジされているため、もうほとんど懐かしい「タイガーマスク」とは別物となっている。また、虎の穴の本拠地のセットもショボく、なによりもタイガーマスク=伊達直人がウエンツ瑛士というのがミスキャスト。マットの上で戦うレスリングシーンも極めて少なく、ストーリーも3人の虎の穴同期の戦いのみという、全く広がりのない、ともかく突っ込みどころが多く、不満の残る作品。



出演者
ウエンツ瑛士(伊達直人)
夏菜(若月ルリ子)
哀川翔(ミスターX)
良知真次
勝信
宮地真緒
遠藤久美子
辻よしなり
ビッグ村上
金山一彦
温水洋一
平野綾
釈由美子


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2014-04-12

探偵物語

★★★

鑑賞No:01789
製作:1983年/日本/111分
監督:根岸吉太郎
出演:薬師丸ひろ子/秋川リサ/岸田今日子/松田優作


大学2年生の新井直美は、1週間後に父親の待つアメリカに留学することになっていた。仲間たちと別れを惜しむ中、憧れの先輩・永井に誘われホテルへ。ところが、そこに直美の叔父と名乗る男が侵入してきて、永井を追い出してしまう。実はその男は私立探偵で、直美の母親代わりの元秘書・長谷沼がつけたボディ・ガードだった・・・・。


まさに赤川次郎の軽いタッチの小説をそのまま映像化したような映画。薬師丸ひろ子の独特の素人っぽい演技がそれをより助長していて、観ていて恥ずかしい反面、なんか包み込まれるような安らぎも感じる。松田優作もどちらかというと大人しい演技で、ハードボイルドな面、コミカルな面、シリアスな面、いずれも強調されないためイマイチ、インパクトに欠ける点は残念だが、やはり松田優作の存在感の大きさは十分感じられる。ストーリー自体は分かりやすく、ミステリー性は少ないものの、薬師丸ひろ子の青春ドラマとしてそれなりに楽しめる作品。





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2014-03-10

劇場版 タイムスクープハンター安土城最後の1日

★★

鑑賞No:02487
製作:2013年/日本/102分
監督:中尾浩之
出演:要潤/夏帆/杏/時任三郎


本能寺の変直後の京都にタイムワープした沢嶋。幻の茶器を持つ豪商を護衛する侍、権之助を取材中、謎の山伏に襲われ、茶器が行方不明に。これによって歴史が変わってしまうことを恐れた沢嶋は、茶器を回収すべく、さまざまな時代に飛び、やがて焼失直前の安土城にたどり着いて・・・・。


TV版は観たことないので何とも言えないところはあるが、TV版の域を出ていないのでは?と感じる作品。というのも、歴史上の有名人にスポットを当てるのではなく、庶民や無名の人といった、これまでスポットが当たることのなかった名もなき人に着目しており、それ自体は面白い設定だとは思うが、それ故、地味でいかにもNHKのドキュメンタリー風なドラマだったからだ。その割には興味深い「安土城焼失の謎」に迫るような物語の展開だが、結局はその謎もあやふやで、エンドロールでそれらしき謎解きをしているが、何とも安っぽい結論で説得力はなかった。映画版としてはちょっと残念な作品。





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2014-01-19

誰も守ってくれない

★★★★

鑑賞No:01835
製作:2008年/日本/118分
監督:君塚良一
出演:佐藤浩市/志田未来/松田龍平/柳葉敏郎


幼い姉妹の殺人事件で未成年の容疑者が逮捕される。そして、その日を境に容疑者の家族の生活は一変する。家族はハイエナのように群がるマスコミの格好の餌食となり、世間から好奇の目で見られる。家族はマスコミや野次馬から守るため警察の保護下におかれることになり、中学生の妹・沙織は刑事の勝浦に任せられるが、勝浦が匿おうとする場所にもマスコミが押しかけ・・・・・。


やや過剰な表現が目立ち、リアリティを若干失わせる部分もあるが、テーマとして「犯罪加害者の家族」に焦点を当てたことは画期的であるし、警察、マスコミ、ネット社会に対する賛否両論はあると思うが、いい意味で問題提起されていると思う。特に問題の根源はマスコミにあると思われ、過剰な興味本位と商魂逞しいマスコミによって作り上げられていく虚像にはこの映画だけでなく、日常のワイドショーなどでも嫌気が差すことはしばしば。特に自分たちだけが正義だといわんばかりの態度には気分が悪くなる。それにしても加害者の家族を守るというのは確かに一見おかしな話だが、そういったおかしな状況を作り上げているマスコミには反省してもらいたい。犯罪加害者の家族に焦点を当てているものの、犯罪被害者の家族の視点もはいっていることは落ち度がなくてとてもよい。





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2013-11-02

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02437
製作:2013年/日本/119分
監督:橋本一
出演:大泉洋/松田龍平/尾野真千子/渡部篤郎


探偵の友人だったオカマのマサコちゃんが殺害される事件が発生。警察の捜査は遅々として進まず、探偵が独自に調査を始めるが、事件の背後にカリスマ政治家の影がちらつく。やがてマサコちゃんが熱狂的ファンだった美人バイオリニストの弓子が現れ、探偵に事件の真相を暴くよう依頼するが・・・・。


東直己のハードボイルド小説を映画化した第2弾。前作よりハチャメチャ度が減った分、アクションやエロ度はスケールアップした感じ。ハードボイルドとはいいながら、主演が大泉洋ということもあって、コミカル、ギャグ性が強いのはしかたないか。ストーリーは至って陳腐でありきたり、途中から大体読めてしまうが、そんなにつまらなくもない、王道のようなストーリー。飄々とした相棒を演じる松田龍平の目立たないが存在感ある演技は健在、大泉洋との絶妙のコンビを演じている。


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2013-09-15

TAJOMARU

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01887
製作:2009年/日本/131分
監督:中野裕之
出演:小栗旬/柴本幸/田中圭/萩原健一


室町時代末期。名門・畠山家の長男・信綱と次男・直光は仲のよい兄弟だったが、将軍より阿古姫と結婚し大納言家の財産を継いだ者を管領にすると告げられ、家督を争うことに。そして阿古姫を力づくで自分のものにしようとする信綱から逃げるため、直光は阿古姫を連れて家を出るが、途中で盗賊・多襄丸に襲われ・・・・。


黒澤明監督の「羅生門」の原作となった芥川龍之介の「藪の中」がモチーフとなっていると勘違いして観てしまったが、実際は「藪の中」に出てくる盗賊の多襄丸を主人公にしたオリジナル・ストーリーだった。よって「羅生門」とは内容が全然異なる。最初は兄弟の家督争いかと思ったが、それも違っていて、家臣の桜丸の陰謀によって兄は殺され、弟は家を追われて名門・畠山家を乗っ取られるが、その復讐ん戻ってくるといったストーリー。ただ、冒頭の、もとは芋泥棒の子供だった桜丸を管領家の子息が兄弟同様に引き立てるシーンからして無理があり不自然。その後の阿古姫の態度・行動や盗賊・多襄丸とのやり取りなどもどれをとっても無理や不自然さが目立ち、内容的にはチョット酷い。将軍を演じた萩原健一の怪演のみ光る作品。

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2013-09-09

体脂肪計タニタの社員食堂

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02417
製作:2013年/日本/100分
監督:李闘士男
出演:優香/浜野謙太/草刈正雄/宮崎吐夢


健康機器メーカー、タニタの気弱な2代目副社長・幸之助は、病に倒れたワンマン社長・卯之助の代わりに新商品の体脂肪計の発表会のプランを任されてしまう。そこで彼は、太り気味の社員たちがダイエットに挑むキャンペーンを提案。高校時代の同級生である栄養士・菜々子を社員食堂のスタッフに雇ってプロジェクトを開始するが・・・・。


レシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食」から着想した小説が原作の、実話をもとにした映画。ただ、実話のわりには感動は少ない。というのも、あまりにもコミカル路線に走っているため。また3か月という短いダイエット期間で、モニターの社員は何度も挫折しているので、本当にダイエットできたのか疑問がよぎったため。実際、ビフォー・アフターははっきりと見られなかったし、特殊メイクやCG?でごまかしているなど、どうもリアリティに欠けた。出演者も優香と草刈正雄以外はほぼ無名の俳優で、その点でも地味。ただし、ダイエットを考えている人にはヒントにもなる情報もあるので、お奨めかも?

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2013-08-29

大安に仏滅!?

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:00730
製作:1998年/日本/107分
監督:和泉聖治
出演:橋爪功/吉行和子/酒井美紀/金子賢


念願のマイホームを手に入れた哲夫は、青森から父を呼び寄せることができ、娘の真由は結婚間近と人生絶頂の時を迎えていた。しかしその念願のマイホームが欠陥住宅であることが判明。時を同じくして、真由は婚約者との喧嘩がもとで結婚を取りやめると言い出し、長男の雄平はお笑い芸人になると言って栄を飛び出してしまう。さらに欠陥住宅に関わって次々とトラブルに見舞われることに・・・・。


平々凡々な家庭を舞台にしたホームドラマ。傍から見ると至って普通の家庭だが、そんな家庭でも大なり小なり問題はある。そんな至って普通の問題が時を同じくして次々と降りかかるためにドタバタするさまを面白おかしく描いている。一つの軸というかテーマとして欠陥住宅も取り上げられているが、“傍から見るとわからない隠れた問題”の象徴のようにもとれる。問題は次々起こるが、それらの問題を通して家族の絆がより深まっていくという、オーソドックスな展開で最後はホロッとさせられる。

  1. 邦画-た

2012-10-08

卓球温泉

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02285
製作:1998年/日本/110分
監督:山川元
出演:松坂慶子/牧瀬里穂/山中聡/蟹江敬三


家事に追われるだけの毎日を過ごしていた42歳の専業主婦・藤木園子は、相談したラジオ番組のDJ・かなえにたきつけられて、家出を決行する。彼女が向かったのは、かつて夫と訪れた山間の竜宮温泉。ところが、そこは客足が鈍り、今やすっかり寂れた温泉地になっていたため、卓球による町興しの案がでていたが・・・。


特段の盛り上がりも、胸に響くような感動もない、ごく普通の主婦の家出と、家出先での人々との触れ合いを描いた普通の映画です。ラストも、スピード感のない卓球のラリーがつつくだけの何とも盛り上がりにくい結末に、映画とはいえ、卓球温泉のその後が心配になるほどでした。ただ、温泉と言えば卓球という、古き良き持代を思い起こさせ懐かしめる映画だった。松坂慶子の主婦役はよく似合ってよかったけど、牧瀬里穂のキャラはイマイチ。

  1. 邦画-た

2012-05-13

TANNKA 短歌

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02068
製作:2006年/日本/102分
監督:阿木燿子
出演:黒谷友香/黄川田将也/村上弘明/西郷輝彦


33歳のフリーライター・薫里は9年もの間、年上のカメラマンMと不倫関係にあった。しかし、お互いに忙しくなり、以前ほど頻繁に会えなくなった頃、薫里は行きつけのバーで年下のヴァイオリニスト志望の圭と出会い、肉体関係をもってしまう。一方、Mが最近、薫里の後輩の女子と仕事をしていることを知り、嫉妬するが・・・・。


映画初主演の黒谷友香の惜しげもない裸体と官能シーンで話題になった作品だが、男性諸氏にはそこだけに目が行く映画で、逆に言うとそのシーンで持っている映画で、官能シーン以外は面白くものなんともない映画。終始、女性目線の映画であるし、女性の生き方や考え方がテーマなのでそれは仕方のない事かもしれないが、映画の完成度としてはいかがなものか? まぁ、監督が本作初監督の阿木燿子だから仕方ないか・・・。


  1. 邦画-た