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2019-01-09

ちはやふる 結び

★★★★(4.0)
wちはやふる 結び
鑑賞No:02912
製作:2018年/日本/128分
監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず/野村周平/新田真剣佑/上白石萌音

瑞沢高校競技かるた部の1年生・綾瀬千早がクイーン・若宮詩暢と壮絶な戦いを繰り広げた全国大会から2年が経った。3年生になった千早たちは個性派揃いの新入生たちに振り回されながらも、高校生活最後の全国大会に向けて動き出す。一方、藤岡東高校に通う新は全国大会で千早たちと戦うため、かるた部創設に奔走していた。そんな中、瑞沢かるた部で思いがけないトラブルが起こる・・・・。

てっきり前2作「上の句」「下の句」による全2部作だと思っていたが、ただそれにしては全国優勝もしていなければ、新との対決、クイーンとの雪辱戦などが描かれないままの消化不良作だと前回の鑑賞時、感じていた。しかし、やはり作る方も観る方も同じ感想だったようで(作る方は最初から続編は想定していたと思うが)、完結編に当たる本作が製作されたので納得し、前回のノリで鑑賞した。広瀬すず演じる千早は相変わらずのキャラだったが、他のメンバーは2年間で大きく成長したかのように人間ができてきていたのでドタバタ劇のようなシーンはなく、すこし残念と思えたが、その役どころは今回、新入生2名が引き継いでいたので、緊張感は維持できた。今回、最も印象が変わっていたのが、野村周平演じる太一。かるたと大学受験の両立が思うようにできず、千早と新の関係にも疑心暗鬼することで悩み落ち込むシリアスな場面が目立った(太一のキャラがかなり抑えられていた)。一方、クイーンは本作でも絶対的な存在を強調されながら、千早との実戦での対決シーンが無かったのは残念。

劇場公開日 2018年3月17日



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2017-07-27

茶々 天涯の貴妃(おんな)

★★+
茶々 天涯の貴妃
鑑賞No:01602
製作:2007年/日本/128分
監督:橋本一
出演:和央ようか/寺島しのぶ/富田靖子/渡部篤郎

父・浅井長政の謀反で浅井家は滅ぼされ、茶々、小督、はつの3姉妹は母・お市の方とともに柴田勝家のもとに身を寄せる。しかし、柴田家が秀吉に滅ぼされると、3姉妹は秀吉のとらわれの身となる。やがて秀吉の側室となった茶々は、秀吉の子を産むことで天下の女帝を目指すことに・・・・。

織田信長の妹・お市の方の娘として生まれ、豊臣秀吉の側室となった茶々の波乱万丈の生涯を描く。結構酷評された映画らしいが、それもうなずける出来。茶々の生涯を描いたというよりも、茶々にまつわる歴史的事件を薄っぺらく描いたような印象の映画だった。主演の和央ようかは宝塚では有名かもしれないが個人的には全く知らない女優で、決して映画向きとはいえない演技にも違和感が感じられた。特に、大阪の陣のシーンで甲冑を身につけ、馬に乗って家康の前に現れるシーンには興ざめした。(元宝塚スターを意識しての演出?)そしてあのラスト。(ちょっとやりすぎでしょ!)キャストもそれなりの俳優が出ているとはいえ、従来の歴史上の人物のイメージとはアンマッチな配役が気になった。(そういう意味では、茶々が主役でなければ、和央ようかの茶々役は個人的にはイメージに近いかも!?)なお、原作は井上靖の「淀どの日記」らしいが、原作と映画の関連性は薄いらしい。(原作は読んでいないので確かではないが・・・・)

劇場公開日 2007年12月22日



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2017-05-25

長州ファイブ

★★★
長州ファイブ
鑑賞No:01438
製作:2006年/日本/119分
監督:五十嵐匠
出演:松田龍平/山下徹大/北村有起哉/三浦アキフミ

黒船来航から10年、佐久間象山の教えに感化された志道聞多の誘いにより、山尾は幕府の禁を破って英国に渡航する決意をする。さらに伊藤俊輔、野村弥吉、遠藤謹助の3人も加わり、いざ英国へ。英国に渡った5人は異国の技術に驚愕し文化に戸惑いながらも、造船や鉄道技術を吸収していく・・・。

近代日本の発展に尽力した山尾庸三ら長州藩士5人(いわゆる長州5傑)の奮闘を描く。史実に基づいた内容なので歴史好きには面白いが、歴史に興味がないとあまり特徴のない映画ともいえる。前半は歴史年表の映像化のような感があったが、後半、山尾庸三を中心にストーリーが展開し始めたところからやや人間が描かれているような気がした。ともかく歴史好きにはお勧め、そうでない方にはチョット・・・です。ちなみに本作の中で今回スポットを当てられていた山尾庸三は、のちに日本工学の父と呼ばれた人物で、工部大学校(のちの東京大学工学部、東京芸術大学)の創設者。本作では渡航したイギリスでの聾唖者との交流も描かれているが、日本発の盲聾唖学校の創設者でもある。さらに伊藤俊輔はのちの伊藤博文、志道聞多はのちの井上馨である。また野村弥吉はのちに日本の鉄道の父と呼ばれた井上勝、遠藤謹助は維新後、造幣局長を務める(大阪造幣局・桜の通り抜けを始めた)人物。

劇場公開日 2007年2月10日



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2017-02-13

超高速!参勤交代 リターンズ

★★★
超高速!参勤交代 リターンズ
鑑賞No:02842
製作:2016年/日本/119分
監督:本木克英
出演:佐々木蔵之介/深田恭子/伊原剛志/寺脇康文

知恵と工夫でなんとか江戸への参勤を果たした湯長谷藩の藩主・内藤政醇らは、故郷に帰るため江戸を出発する。ところがその道中、湯長谷で一揆が発生したとの情報が入る。政醇らに打ち負かされた老中・信祝が、復讐のため湯長谷藩を壊滅させようと画策しているのだ。一揆を収めるためには2日以内に湯長谷へ帰らなくてはならず、政醇らは行きの倍の速さで走ってどうにか故郷へ帰り着く。しかし、城は既に乗っ取られてしまっており・・・・。

前作に続き、今回は江戸から故郷に急ぎ戻る様子を描いた作品。前作の驚異の4日で参勤に対し、さらに半減の2日で戻らなければならないということで、アイデアも倍増と期待していたが、戻るのに費やした尺も奇策も半減しており、期待は裏切られた。その代わり、追加されたのが謀反、お家取りつぶし、将軍暗殺、合戦といった、元々のタイトルとは少しかけ離れたスケールの大きな話になっていた。参勤交代にまつわる薀蓄、小ネタ、アイデア・奇策が魅力な作品だっただけに、お家取りつぶしや将軍暗殺というとこれまでの時代劇と変わらない、ありふれたテーマとなってしまっていて、ちょっと興醒めした。

劇場公開日 2016年9月10日



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2017-01-22

着信アリ Final

★★
着信アリFinal
鑑賞No:01368
製作:2006年/日本/104分
監督:麻生学
出演:堀北真希/黒木メイサ/板尾創路/チャン・グンソク

草間えみりの通う高校が韓国に修学旅行に行くが、旅行先でクラスメートのひとりの携帯電話に死の着メロが流れる。予告どおり、その生徒は死を遂げ、以降次々と死の着メロが他の生徒にも送信されてくる・・・。

携帯電話をモチーフにした人気ホラーのシリーズ最終章。シリーズの中で目新しい点は“転送すれば死なない”点。また“転送”によって友達関係が崩れていく様が生々しかった。本シリーズは1作目を観たが、1作目はホラー性が強かったのに比べ、人間の本性を垣間見るB級ドラマのような感があった。2作目は観ていないが、本作を観る限り“Final”の意味はよく判らない。(ただ単にもう次回作は作らないという意味だけ?)

劇場公開日 2006年6月24日



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2016-10-24

ちはやふる 下の句

★★★+
ちはやふる 下の句
鑑賞No:02815
製作:2016年/日本/103分
監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず/野村周平/真剣佑/上白石萌音

高校で再会した幼なじみの太一と一緒に競技かるた部を作った千早は、創部1年にして東京都大会優勝を果たす。自分をかるたに導いてくれた新に優勝報告をした際、新の衝撃的な告白に動揺する千早だったが、全国大会のために仲間たちと練習に打ちこむ。そんな折、千早は同い年で日本一となった若宮詩暢のことを知り・・・・。

広瀬すず主演で末次由紀の大ヒットコミックを実写映画化した「ちはやふる」2部作の後編。前編(上の句)は小学生の頃の楽しかったかるたチームの思い出を再現しようと、かるた部作りに奔走し、様々な障害を乗り越え、東京都大会で優勝するまでを、かなりベタではあるが、映画的には許せる範囲の青春エンターテイメント的作品で楽しめた。主人公の千葉すず演じる千早もキュートで元気溌剌、とても好感の持てるキャラを好演していた。後編に当たる本作では、全国大会出場、かるたクイーンとの対決と、さらにレベルは上がり、また新たな困難へのチャレンジを期待していたけど、少し肩透かしを食わされた感じの内容だった。「上の句」に比べ、人物描写が弱く、ストーリーの軸も変わったようで、作品の印象すら変わった感が拭えない。特に「上の句」からよく分からなかった新の言動がスッキリ解明されるかとおもいきや、さらに分かりにくくなっていた。祖父の死の影響が大きいというのは分かるが、新と祖父の関係がイマイチ描かれていない。少し不満と消化不良感の残る作品。

劇場公開日 2016年4月29日



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2016-10-03

ちはやふる 上の句

★★★★
ちはやふる 上の句
鑑賞No:02813
製作:2016年/日本/111分
監督:小泉徳宏
出演:広瀬すず/野村周平/真剣佑/上白石萌音

幼なじみの綾瀬千早、真島太一、綿谷新の3人は、新に教わった「競技かるた」でいつも一緒に遊んでいた。新の競技かるたにかける情熱に、千早は夢を持つことの大切さを教わるが、そんな矢先に新は家の事情で遠くへ引っ越してしまう。高校生になった千早は、新に会いたい一心で「競技かるた部」創設を決意し、高校で再会した太一とともに部員集めに奔走。なんとか5人の部員を集めて競技かるた部を立ち上げた千早は、全国大会を目指して練習に励むが・・・・。

コミックス既刊29巻で累計発行部数1400万部を突破する末次由紀の大人気コミック「ちはやふる」を実写映画化した2部作の前編。「競技かるた」という、今まで映画で観たことがないテーマを扱っているのも面白い。詳しいルールは知らなくても随所に解説があるので心配なし。高校生たちが競技かるたに打ち込む姿を描いた青春ドラマだが、前半は割とコミカルでおバカ映画に近い演出だが、次第にスポ根ものになっていくので、思わず手に力が入ってくのが分かる。ストーリーはとても分かりやすく、期待を裏切らない結末なので安心して観れる。主演の広瀬すずも主人公・千早をサッパリした性格の女子高生役を等身大で演じており好感が持てる。キュートで可愛い千早だが、競技終了直後の白目を剥いた爆睡状態には笑える。

劇場公開日 2016年3月19日



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2015-12-14

忠臣蔵

★★★+
忠臣蔵
鑑賞No:02745
製作:1958年/日本/166分
監督:渡辺邦男
出演:長谷川一夫/市川雷蔵/鶴田浩二/勝新太郎/川口浩

元禄十四年三月、江戸城松の廊下で、浅野内匠頭は度重なる侮辱にたえかね、勅使接待役指南の吉良上野介へ刃傷に及んだ。幕府では上野介派の老中柳沢出羽守が目付役多門や老中士屋らの反対を押しきり、上野介は咎めなし、内匠頭は右京太夫邸で即日切腹という処分を裁決した。赤穂で、悲報を受けた内蔵助は、家中の意見を篭城から殉死へ導き、その後初めて仇討の意図を打ち明ける・・・・。

すでに50年以上も前の作品なので、出演者の多くは亡くなっているが、長谷川一夫を筆頭に、鶴田浩二、菅原謙二、山本富士子、京マチ子、市川雷蔵、根上淳、淡島千景、三益愛子、川口浩等々オール・キャストの豪華出演者による忠臣蔵。冒頭、いきなり松の廊下刃傷事件を赤穂に知らせる早籠から始まるので、「ええっ、ここから?」と思うが、すぐに刃傷事件前までさかのぼる。あとはお決まりのシーンをふんだんに取り入れた、スタンダードと言えばスタンダードな忠臣蔵。ただ、討ち入り前までは割と丹念に描かれているが、討ち入りそのものは割とあっさりな描き方。

劇場公開日 1958年4月1日


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2015-08-06

忠臣蔵 花の巻 雪の巻

★★★★
忠臣蔵 花の巻 雪の巻
鑑賞No:02687
製作:1962年/日本/207分
監督:稲垣浩
出演:松本幸四郎(八代目)/加山雄三/三橋達也/宝田明

元禄十四年春三月、年々の慣例として勅使饗応の役を申し渡された播州赤穂の城主浅野内匠頭は、指南役吉良上野介から礼儀作法について教えをこうことになった。が、上野介は意味もなく内匠頭を嘲笑した。饗応の儀もあと一日という御勅答御儀の日であった。それまで抑えに抑えていた正義の剣は、殿中松の廊下で振りおろされた・・・・。

言わずと知れた赤穂浪士の討ち入りを描いた作品。忠臣蔵関係の映画は数多くあれど、本作は世に知れたエピソードを多く取り入れた、割とポピュラーな作品の一つではないだろうか。主演は八代目松本幸四郎(のちの松本白鷗)。その他、もはや今となっては故人となられた人も多いが、豪華キャストといえる往年の俳優・女優が勢ぞろいしている。207分という長尺ではあるが、忠臣蔵には数多くのエピソードがあるので、よくこの時間に纏めたなぁと感心する構成。当然、代表的なエピソードに絞られてはいるが、畳替え事件や吉良邸の図面入手などは漏れなく描かれている。全体は花の巻と雪の巻に分かれ、花の巻は松の廊下刃傷事件・内匠頭切腹まで、雪の巻は吉良邸討ち入りまでが中心。

劇場公開日 1962年11月3日



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2014-11-23

超高速!参勤交代

★★★★
超高速!参勤交代
鑑賞No:02581
製作:2014年/日本/119分
監督:本木克英
出演:佐々木蔵之介/深田恭子/伊原剛志/寺脇康文

8代将軍・吉宗の世。磐城国のわずか1万5000石の弱小藩である湯長谷(ゆながや)藩は、湯長谷の金山を狙う幕府の老中・松平信祝から、通常なら8日間を要するところを、わずか4日間で参勤交代せよと命じられる。湯長谷藩主の内藤政醇は、知恵者の家老・相馬兼嗣とともに4日間での参勤交代を可能にする奇想天外な作戦を練り、実行に移すが、松平もそれを阻止せんと刺客を放っていた・・・・。

大名行列として有名な参勤交代は歴史の教科書ではお馴染みだが、これをテーマにした映画ができようとは思わなかった。それも、大人数の整然とした行列が「したに~、したに」と言いながら優雅に通過して行くイメージとは裏腹に、ただ期限を守るためになりふり構わず江戸まで向かう姿はもはや参勤交代とは程遠い。しかし、映画の中では随所に参勤交代に関するうんちくが入っており、参勤交代の意外な一面も知らされる。基本的にはコメディで、アクションも盛りだくさんだが、ドタバタ場面も多い。俳優陣も個性派が多く、気楽に楽しめるエンターテイメント作品として仕上がっている。
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2014-10-27

チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像

★★★★
チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像
鑑賞No:02572
製作:2014年/日本/127分
監督:星野和成
出演:伊藤淳史/仲村トオル/桐谷美玲/松坂桃李

東城医大と国と自治体が三位一体となって取り組む死因究明システムの一大改革による国際Aiセンター発足に向け奔走する田口と白鳥だったが、計画に参加していた白鳥の上司ら9人の医療関係者が集団で不可解な死を遂げる。さらに、東城大に「三の月、東城医大病院とケルベロスの塔を破壊する」という脅迫状が届き・・・・。

TVドラマからのストーリーつながりがあるようで、TVドラマを見ていない私にはわかりにくい部分もあったが、本筋のストーリーは割と分かりやすく、面白かった。ただ、分かりやすい反面、ミステリー性は低く、しかも真犯人の説明もチョット説得性に乏しいような気がした。あの真犯人が一人ですべてできるのか?どうも疑問。「チーム・バチスタ」シリーズは竹内結子と阿部寛の映画版2作だけしか見たことなかったが、伊藤&仲村コンビの方もなかなかユニークでよかった。
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2014-08-10

小さいおうち

★★★★
小さいおうち
鑑賞No:02546
製作:2014年/日本/136分
監督:山田洋次
出演:松たか子/黒木華/片岡孝太郎/吉岡秀隆

昭和11年、山形から出てきた純真な娘・布宮タキは、東京郊外に建つモダンな赤い三角屋根の小さな家で女中として働き始める。家の主人で玩具会社に勤める平井雅樹、その妻・時子、2人の5歳になる息子の恭一とともに穏やかな日々を送っていたある日、雅樹の部下で板倉正治という青年が現れ、時子の心が板倉へと傾いていく・・・・。

第143回直木賞を受賞した中島京子の小説の映画化。映画はタキの死から始まり、タキの自叙伝に基づいて昭和と平成の2つの時代を交錯させながらストーリーが進んでいくという見事な構成。予告編を観たときは何やら淫靡な感じすらした「60年の時を超えた若奥様の秘密」だったが、いざ観てみるとそこは山田洋次監督、そんな印象は吹き飛び、どこか純粋でせつない、そしてノスタルジックな作品でした。世の中は支那事変から太平洋戦争にかけての激動の時代が舞台ですが、そんな世の中を感じさせない平穏な「小さいおうち」の日常がゆったりと描かれます。それから板倉さんの登場で秘密の恋愛事件が描かれていきます。そしてタキが誰にも言えなかった本当の秘密がラストで明かされます。察しはついていた結末ではありましたが、60年の時を超えたよくできた結末でした。




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2014-01-27

中学生円山

★★+

鑑賞No:02474
製作:2013年/日本/119分
監督:宮藤官九郎
出演:草なぎ剛/平岡拓真/坂井真紀/仲村トオル


ごく平凡な家族に囲まれて育った少年・円山克也は、思春期真っ盛りの中学2年生。あるエロい目的を達成するため、極限まで身体を柔らかくする「自主トレ」を密かな日課にしていた。そんなある日、団地の上の階に謎めいたシングルファーザーの下井辰夫が引越してくる。ほどなくして団地のそばで殺人事件が起こり・・・・。


クドカンらしいと言えばそれまでだが、いかにもバカバカしくて酷い映画。ストーリーの中心が中学生の円山の妄想なので、もうやりたい放題、理由や必然性なんてものはない。しかも男子中学生なので妄想も観ていてこちらが恥ずかしくなるようなエロくてバカバカしい妄想だらけ。さらに映画やTVドラマをパロディ化した妄想もあり、てんこ盛りなのはいいけれど、収拾がつかない内容となっている。それでも明るい青春映画かと思いきや、後半は意外な様相を示してくるなど、一筋縄ではいかない側面を持つ作品でもあった。





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2012-10-18

チーム・バチスタの栄光

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01597
製作:2008年/日本/120分
監督:中村義洋
出演:竹内結子/阿部寛/吉川晃司/池内博之


東城大学付属病院で、バチスタ手術を26回連続で成功させている“チーム・バチスタ”が、手術中に3回続けて術中死を起こす。院長は心療内科の女医・田口に原因の調査を依頼するが、メンバーへの聞き取り調査からは問題は見つからず、事故と結論を出す。そんな時、同じく調査を依頼していた厚生労働省の役人・白鳥がやってくる。彼はチームの中に犯人がいると断言し、再調査を始める・・・・。


海堂尊の同名医療ミステリー小説の映画化。120分という時間がかなり短く感じられるほど、テンポよく、かつ引き込まれる内容だった。医療ミステリーということで若干敷居が高い内容かと思っていたが、専門的な部分については分かりやすく解説があり、医学関係に不案内でも問題なく楽しめる。あまりトントンと話が進んでいき、時間の経つのを忘れてしまうせいか、後半(1時間半あたりだろうか)真相が判明されたときは、「ええっ、これで終わり?」というチョット失望にも似たあっけなさを感じたが・・・・。真相を追究する竹内結子と阿部寛のコンビも、相反する性格で面白い。特に阿部は、憎らしいがさすがエリートと思わせる仕事ぶりをみせるキャリアを見事に演じている。最近の洋画にありがちな、謎だけふっておいて解決や解明のない映画が増えている傾向の中、この映画はラストは謎解きがあるので、その点では消化不良感は残らない。ただ、犯行の動機に深みがなく、最近の現実に起きている事件を見ていると逆にリアルでつまらない印象はあった。(もっとチームに関わる深くドロドロした動機を期待していたのだが・・・)

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2012-08-02

ちょんまげぷりん

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02043
製作:2010年/日本/108分
監督:中村義洋
出演:錦戸亮/ともさかりえ/今野浩喜/佐藤仁美


シングルマザーの遊佐ひろ子は、息子の友也と二人暮らしで、仕事と子育ての両立に四苦八苦していた。そんなある日、二人は侍の恰好をした木島安兵衛と名乗る男と出会う。安兵衛は恰好だけでなく本物の侍で、江戸時代からタイムスリップしてきたため途方に暮れ、成り行きでひろ子の家に居候することに。そして恩返しといって家事一切を引き受け一生懸命こなし始め・・・・。


最初はふざけたタイトルにチョット眉をひそめながら観始めたが、なかなか面白いし、心温まる作品。特に時代ギャップからくるひろ子と安兵衛の会話はちぐはぐな面白さがある。安兵衛も、現代の風習を不思議そうに受け入れながらも、昔ながらの良さに対しては凛とした態度で主張し、現代人が忘れかけている礼儀や節度に対して暗に警鐘を鳴らしてくる。観ていて幸せになる映画だが、ラストは思う通りにならないところが残念な気もしたが、最後の最後にはちゃんとオチが用意されています。

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2012-03-06

築城せよ!

★★+
シネマ大好き!


鑑賞No:01863
製作:2009年/日本/120分
監督:古波津陽
出演:片岡愛之助/海老瀬はな/江守徹/阿藤快


町興しのために城を復元して観光客を呼び込もうとする住民と、工場を建設して雇用を増やし町を発展させようとする町長たち役場の人間が対立する猿投町。そんなある夜、城を復元しようとしている遺跡発掘現場で3人の





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