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2019-01-17

釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束

★★★(3.0)
w釣りバカ日誌18
鑑賞No:01492
製作:2007年/日本/114分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/浅田美代子/檀れい/三國連太郎

記念すべきシリーズ20作目。本作でついにスーさんこと鈴木一之助は社長を退任し会長に就任する。
会長に就任直後、スーさんが行方不明になり重役たちは大騒ぎ。スーさんの奥さんから相談を受けたハマちゃんは、わずかな手がかりから岡山にいることを突き止め、いざ岡山へ。しかしふたりはそこでリゾート開発をめぐる騒動に巻き込まれてしまうのだった・・・。

今回の主役はスーさんだったので、マドンナ(檀れい)があまり目立たなかったのが残念。思えば、釣りのシーンも少なく、檀れいと高嶋政伸のロマンスも描き切れていなかったのが少々消化不良。ストーリー的にはマンネリ化されたありきたりの内容だが、興味ある話ではあったので、もう少し二転三転あってもよかった。瀬戸内の風景は、どこか見たような風景で親しみが感じられたが、方言は板についておらず違和感があった。あと鯉太郎がやけに大きくなっていたのには驚いた。

劇場公開日 2007年9月8日



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2017-12-28

津軽百年食堂

★★★+(3.5)
w津軽百年食堂
鑑賞No:02201
製作:2011年/日本/106分
監督:大森一樹
出演:藤森慎吾/中田敦彦/福田沙紀/ちすん

弘前にある蕎麦屋・大森食堂の長男・陽一は、大学進学で上京するが、就職できず、今はバルーンアートのアルバイトで生計を立てていた。ある日、バイト先で同郷のカメラマン・七海と出会い、ひょんなことからルームシェアすることになる。そんな頃、陽一の父親が出前の最中に交通事故に遭い、入院することに。陽一は店を手伝うために弘前に戻るが・・・・。

相変わらず多い、お笑いタレントを起用した映画で期待せずに観たが、意外とよくできた作品。これといったインパクトのあるストーリー内容ではないが、4代前から続く蕎麦屋の味を守る伝統というのは、先祖からの人から人へのつながりであることを改めて感じさせる。ストーリーも、4代前の創業者のストーリーと現代のストーリーを交互に交錯・リンクさせ、伝統の重さというか価値をより認識させる作りとなっている。東北らしい人情味あふれる人々の交流もいい。

劇場公開日 2011年4月2日



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2017-09-22

築地魚河岸三代目

★★★(3.0)
w築地魚河岸三代目
鑑賞No:01663
製作:2008年/日本/116分
監督:松原信吾
出演:大沢たかお/田中麗奈/伊原剛志/伊東四朗

一流企業に勤める旬太郎は人事課長に昇進するが、早速大掛かりなリストラの陣頭指揮を任されることになる。そのリストラ対象者の中に昔お世話になった元上司の名前もあり、旬太郎は思い悩むことに。さらに服飾デザイナーの恋人・明日香との結婚も考えていた旬太郎だったが、ある日、明日香が築地で働いている姿を見る。事情を知った旬太郎は明日香を助けたい一心で築地で手伝いを始めることに・・・・。

ベタな映画だが、最後は上手くまとまってホッとする人情映画。これ1作で完結であればまずまず納得の映画だが、どうもシリーズ化が決定し、来年早々2作目が公開されるらしい。「寅さん」や「釣りバカ」シリーズに次ぐシリーズを目論んでいるらしいが、これからどう展開させるのか、ちょっぴり期待と不安が残る作品である。この手の人情作品のシリーズものの顔として主演の大沢たかおはどうかな?との思いもあるが、脇役陣はいい味のバイプレーヤーが多く期待はできる。あとは。「寅さん」や「釣りバカ」シリーズでお馴染みのマドンナをどうするか?シリーズ化に必要なお決まりのアイテムも重要だと思うが・・・・。続編の最初の正念場である2作目に注目したい!

劇場公開日 2008年6月7日



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2017-09-18

釣りバカ日誌6

★★★(3.0)
w釣りバカ日誌6
鑑賞No:01100
製作:1993年/日本/
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/石田えり/喜多嶋舞/中本賢

多忙で釣りに行く暇もなく、妻は海外旅行でやもめ暮らしを余儀なくされているスーさんをハマちゃんが釜石でのアイナメ釣りに誘う。ちょうど釜石で講演会の予定があったスーさんは喜んで応じることに。しかし釜石で釣り三昧の一日を過ごし、車で宿に向った2人を出迎えた市の職員はハマちゃんを社長と勘違いしてしまい・・・・。

ハマちゃんを社長に間違えるというハプニングは目当たらしい設定だが、シリーズの中では全体的にはおとなしめというか、インパクトの少ない作品。「男はつらいよ」シリーズ同様、マドンナの登場が定番化してきているが、今回はミュージカル女優の久野綾希子で、スーさんがほのかに恋心を抱くという設定。マンネリ化しだした感は否めない部分もあるが、気楽に楽しめる作品となっている。

劇場公開日 1993年12月25日



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2017-08-31

釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?

★★★(3.0)

鑑賞No:01546
製作:2004年/日本/106分
監督:朝原雄三w釣りバカ日誌15
出演:西田敏行/三國連太郎/江角マキコ/筧利夫

鈴木建設で人事改革制度に取り組むことになり、経営コンサルタントの薫の提言により合理化プランを進めていた。社長のスーさんはこのプランに不安を覚えていたが、そんな頃、ハマちゃんは新任課長の舟木を言いくるめ、リフレッシュ休暇を取って秋田へ釣り旅行に出かけていた。その行きの新幹線の中でハマちゃんは偶然、薫と知り合うことに。薫は鈴木建設に対し合理化案を提案していたが、実は心の中で疑問に感じていた・・・。

もうマンネリ化しすぎた映画だが、このマンネリ化がなんとも心地よい。ハリウッドのメジャー作品や、CG満載の大作などを観た後に気軽に観るにはもってこい。何も真剣に観なくても(ちょっと製作者・出演者には失礼だが・・・)片手間に観てもストーリーが全然分からなくなることはない。これもマンネリ化のメリット?か。今回の舞台は秋田。この映画は毎回、舞台が変わるところも魅力の一つだが、その土地の風景や文化・風俗、人柄などが伝わって来るのもいい。ただし秋田弁はよく分からなかったが・・・。ストーリー的にはネタ切れ感が強いが、三國連太郎が続けられる限り、続編を作って欲しい。

劇場公開日 2004年8月21日



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2017-06-14

釣りバカ日誌5

★★★
釣りバカ日誌5
鑑賞No:00620
製作:1992年/日本/95分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/石田えり/中本賢

浜崎家に誕生した長男・鯉太郎。その鯉太郎も1歳となりヨチヨチ歩きを始めるようになった。ある日、ハマちゃんの奥さんは同窓会に行き、たまたま上京していたハマちゃんの母親もギックリ腰になったことからハマちゃんは鯉太郎を背負って会社に行くことに。しかし会社内で鯉太郎が行方不明になり、会社中大騒ぎに・・・。

ハマちゃんのインパクトある母親は登場するものの、今回はマドンナと呼べるゲスト女性は登場しないのが少し寂しい。しかしながら、ハマちゃんの息子を巡る騒動と、それに伴う左遷地での話はシリーズの中でも屈指の面白さ。

劇場公開日 1992年12月26日



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2017-05-16

釣りバカ日誌8

★★★
釣りバカ日誌8
鑑賞No:00623
製作:1996年/日本/105分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/浅田美代子/柄本明

ある日、スーさんこと鈴木一之助は亡き友人の娘で秘書の榊真理から父親の3回忌が過ぎたことを知らされる。法事に行けなかった一之助は休日に榊家を訪れ、そこで真理の姉で外科医の和美と再会する。これがきっかけで一之助は和美の病院で大腸検査を受けることになり・・・・。

人気コメディの通算第9作。今回は前半と後半でストーリーが大きく異なる、いわゆる2部構成のごとくなっているという点で異色作。前半の主役はどちらかというとハマちゃんでもスーさんでもなく、スーさんの友人の娘と、ハマちゃんの釣りの弟子で、それぞれ今まで異性に縁のなかった二人が意外にもゴールインすると言うストーリーがメイン。後半は一転して、彼ら2人の結婚式後の話になるが、ハマちゃんとスーさんが渓流釣りに夢中になって山で遭難するという話になる。遭難した2人の山小屋でのやり取りは、2人の性格が剥きだしにされて、思わず笑ってしまう。1作の中で2つのエピソードがあるチョットお得な作品。

劇場公開日 1996年8月10日



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2017-03-07

釣りバカ日誌4

★★★
釣りバカ日誌4
鑑賞No:00920
製作:1991年/日本/96分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/石田えり/尾美としのり

今回はスーさんの甥・和彦が登場し、ハマちゃんのいる営業3課に配属される。スーさんは、見込みがあればいずれ和彦に鈴木建設を継がせてもよいと考えていた。しかし、和彦はハマちゃんの親友の妹・町子に恋してしまい・・・。

シリーズ第4作。今回はスーさんの甥を中心としたロマンスが中心で、それに釣りバカ・ハマちゃんが絡んでいく。行方不明になった和彦と町子の2人の居場所を知っているという理由だけでハマちゃんは社費で彼らをむかえに行くのだが、そこはハマちゃん、タダでは起きない男。社命をいいことに釣り三昧にふけようと考える・・・という設定。バカバカしいが楽しめる。

劇場公開日 1991年12月23日



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2017-02-28

釣りバカ日誌3

★★+
釣りバカ日誌3
鑑賞No:00833
製作:1990年/日本/96分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/石田えり/五月みどり

お馴染みハマちゃんとスーさんは、釣りに行った伊豆の星ヶ浦でスーさんの昔の恋人の娘と出会い、そしてすでに昔の恋人が他界していることを知る。スーさんの態度から、その娘はスーさんの実の娘ではないかと疑ったハマちゃんは・・・。

今回のマドンナ役は五月みどり。第2作めに続いてスーさんのロマンスに関するストーリーだが、若き日のスーさんの一端が明らかになる。ハマちゃんちの妊娠騒動(子供ができない)も絡めた話になるが、ややマンネリ化し始めてきた点は否めない。

劇場公開日 1990年12月22日



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2017-01-18

釣りバカ日誌2

★★★
釣りバカ日誌2
鑑賞No:01380
製作:1989年/日本/96分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/石田えり/谷啓

スーさんこと鈴木建設の社長・鈴木一之助は役員の態度に腹をたて、ふいっと姿をくらましてしまう。ハマちゃんはスーさんの奥さんの依頼でスーさんを捜しに伊良湖岬に向うが、そこで美女と一緒にホテルに宿泊しているスーさんに出会い・・・。

シリーズ第2作。のっけからハマちゃん一家は東京にいたが、前作(1作目)のラストでは確か四国に転勤になったのではなかったか?そんなことはどうでもいいが、今回より「男はつらいよ」と同様、マドンナともいうべき女性が登場し、ストーリーに花を咲かせることになる。マドンナ役は原田美枝子で、スーさんとの淡い恋心が描かれている。西田敏行と三國連太郎との掛け合いだけでなく、マドンナ登場によるラブストーリーも絡ませ、シリーズが定着していくことになる基礎となった作品。

劇場公開日 1989年12月27日



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2017-01-16

釣りバカ日誌

★★★
釣りバカ日誌
鑑賞No:01062
製作:1988年/日本/93分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/石田えり/谷啓

脳天気で釣りバカのサラリーマン・浜崎伝助は、ひょんなことから寂しげな老人と出会い、釣りに誘う。二人は釣りを通して意気投合するが、実はその老人は浜崎の勤める鈴木建設の社長だった・・・。

やまさき十三、北見けんいち原作の人気漫画を映画化したシリーズ第1弾。西田敏行の持ち前のコミカルな演技と、対照的な三國連太郎との掛け合いが絶妙のコメディ。2009年12月公開の「釣りバカ日誌20 ファイナル」で完結した全22作の人気シリーズとなるきっかけとなった第1作で、ハマちゃんとスーさんの出会いが中心のストーリーとなっている。釣り音痴でも十分楽しめる、一服の清涼剤のような映画である。なおチラシからもわかるようにシリーズ当初は「男はつらいよ」の併映作品だった。

劇場公開日 1988年12月24日



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2016-10-27

椿三十郎 (2007年版)

★★★★
椿三十郎
鑑賞No:01561
製作:2007年/日本/119分
監督:森田芳光
出演:織田裕二/豊川悦司/松山ケンイチ/鈴木杏

とある社殿で9人の若侍が密談していた。若侍のリーダーである井坂が、上役の汚職を訴える意見書を城代家老に差し出すがはねつけられ、代わりに大目付の菊井に受理されたという。そのため彼らは大目付についていこうと決断するが、そこに偶然居合わせた浪人が、大目付こそ汚職の黒幕だと言って彼らの前に現れる・・・。

45年前に黒澤明&三船敏郎で製作された傑作時代劇をリメイクした作品。黒澤作品のリメイクである「隠し砦の三悪人」はオリジナルから色々と設定やストーリーを変えているようだが、この「椿三十郎」はオリジナルとそっくりそのままといっても過言ではない内容。(もっとも脚本の完成度が高いため、下手に変えると全体をダメにしてしまう恐れ大なので賢明な選択かも?)話は単純な勧善懲悪ものながら、細かい点では面白さがてんこ盛りのストーリーで退屈させない。ただ、オリジナルを観た私にとっては俳優陣の演技にやや不満が残る。三船敏郎の自然体の椿三十郎に比べ、織田裕二はややオーバーアクションの不自然さが目立ったし(時代劇初挑戦ではやむを得ないか)、クールな演技の豊川悦司の演技は光るものの、仲代達矢のようなギラギラ感が感じられなかったのは残念。唯一、オリジナルと大きく異なると思われたのはラストシーン(織田と豊川の対決シーン)だが、ある意味評価できるが、インパクト面ではオリジナルに大きく及ばない。それでもお話は面白いので、オリジナルを観ていない人にはそれなりに楽しめる。

劇場公開日 2007年12月1日




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2016-10-04

椿三十郎 (1962年版)

★★★★★
椿三十郎(1962)
鑑賞No:01457
製作:1962年/日本/96分
監督:黒澤明
出演:三船敏郎/仲代達矢/加山雄三/入江たか子

薄暗い社殿で密議する九人の若侍。彼らは城代家老睦田に、次席家老黒藤と国許用人竹林の汚職粛清の意見書をさし出したが受け入れてもらえず、大目付菊井に諭されてこの社殿に集っていた。彼らは黒幕は城代家老としてこれを討とうと考えるが、社殿の奥でこの話を聞いていた一人の素浪人が現れる。素浪人は、本当の黒幕は大目付菊井だといい放ち、その手勢が社殿を取り囲むと、見事な機転で若侍たちを危機から救うのだが・・・。

名作「用心棒」の続編ともいえる作品。確かに痛快で、観るものを惹きつけて離さないストーリー展開は見事。話の骨格は藩を揺るがす大事件ながら、敵も味方もコミカルなキャラが多く出てくるため、全体的に緊迫感というより、ほのぼの感さえある話となっている。主人公の椿三十郎というキャラクターもいい。決してスマートなヒーローではない。一見汚らしく、飄々とした軽さはあるものの、どこか頼りがいのある人物イメージを醸し出し、実際に権謀術数に長け、剣術もめっぽい強い。三船敏郎だからこそ演じきれた役柄のようにも思える。相手役を演じた仲代達矢のギラギラした鋭い目の侍役も良かった。コミカルなストーリー展開に一本筋を入れ、全体を引き締め緊張感を与える役どころとして重要なキャラとなっている。ラストの対決シーンは多少あっけなく感じられたが、その分衝撃的な印象を強く残す結果となった。

劇場公開日 1962年1月1日



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2016-07-13

釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様

★★★
釣りバカ日誌19
鑑賞No:01714
製作:2008年/日本/110分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/三國連太郎/常盤貴子/山本太郎

ある日、ハマちゃんは会社の健康診断にひっかかるが、胃カメラ検査を拒否し、担当である総務課の派遣社員・河井波子は困り果ててしまう。そこにハマちゃんの後輩である中途新入社員の大輔が助け船を出し、結局ハマちゃんは胃カメラを飲むことになる。検査結果は大したことはなく、その後、ハマちゃんは晴れて大分に社員旅行に行くことになるが、その旅行の幹事は波子だった・・・・。

お馴染みのシリーズ最新作だが、今まで観た中でも一番何も起こらなかった作品ではないか。パート16がかなり行き過ぎだった感じがあったが(米軍に監禁されて米国まで行ってしまう話)、それと比べると両極をなるぐらい、平々凡々としたストーリーだった。終始ほのぼのとした感じで気分よく観れたが、大輔と波子の恋の行方もあっさり行くし、兄妹でもめていたという話も実際は何のドタバタもなく、チョット物足らなさは感じられた。一番盛り上がったのはラストの披露宴でのスピーチのシーンだが、そのきっかけとなる総務部長役の俳優も見もの。

劇場公開日 2008年10月25日



(キャスト一覧)
西田敏行(浜崎伝助)
浅田美代子(浜崎みち子)
常盤貴子(河井波子)
竹内力(河井康平)
山本太郎(高田大輔)
三國連太郎(鈴木一之助)


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2016-06-27

釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ!

★★★
釣りバカ日誌17
鑑賞No:01548
製作:2006年/日本/107分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/三國連太郎/石田ゆり子/大泉洋

ハマちゃんのいる営業3課に、結婚退職していた元社長秘書の弓子が契約社員として配属される。才色兼備の弓子の復帰に社内は沸き立つが、彼女には人には言えない悩みを抱えていた。弓子の暗い表情に心配したハマちゃんは彼女を釣りに誘うが、釣りの後、ハマちゃんに思いがけない告白をする・・・・。

最近感じるのは、スーさんとハマちゃんの絡みが少なくなったこと。「釣りバカ」の醍醐味はスーさんとハマちゃんの、社長と社員、つりの師匠と弟子という時と場所によって逆転する立場でのやり取りに一番の面白さを感じているのだが・・・。ストーリー的にはすでにマンネリ化しており、その点においてはあまり期待していないが、毎回変わる出演者のキャラとワンパターンだがなぜかほのぼのとさせる雰囲気を味わいたいというのが多いのではないだろうか? 今回は大泉洋という個性的なゲストで一つのスパイスにはなっていたが。マンネリ化はやむを得ないとしても原点は忘れないで欲しい。

劇場公開日 2006年8月5日



(キャスト一覧)
西田敏行
三國連太郎
浅田美代子
石田ゆり子
片岡鶴太郎
大泉洋
宮崎美子
谷啓
ヨネスケ
ダンディ坂野


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2016-06-18

釣りバカ日誌14 お遍路大パニック!

★★★+
釣りバカ日誌14
鑑賞No:01530
製作:2003年/日本/116分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/三國連太郎/浅田美代子/三宅裕司/高島礼子

ハマちゃんこと浜崎伝助の所属する営業3課の佐々木課長が次長に昇進、新しい課長としてやり手の岩田がやってくる。しかしハマちゃんはそんなことはお構いなしに、スーさんとともに四国八十八ヶ所お遍路の旅に出る。そんな旅の途中、高知で男勝りの美女みさきと出会い、楽しいひとときを過ごし、帰郷する。ある日、そのみさきがハマちゃんを訪ねてきて、たまたま応対した岩田課長はみさきに一目ぼれするが・・・。

前半はお遍路でのみさきとの出会いが中心で、女手一つで男の子供を育てるみさきに対し、ハマちゃんが父親役を演じてその子の心を開いていく話がメインだが、後半はそのみさきと、ハマちゃんの新上司・岩田課長のラブロマンスが中心となっていく。ワンパターン化しつつあるシリーズにあって、ちょっと目先の変わった内容になっている。上記のような内容なので、スーさんの出番は少なく、目立たない感じだった。また釣りのシーンも通常よりは少なかったよう。谷啓演じる佐々木課長が昇進したことは喜ばしいが、営業3課からいなくなって、いつものハマちゃんとの掛け合いが見れなくなりそうなのがチョット残念。

劇場公開日 2003年9月20日



(キャスト一覧)
西田敏行(浜崎伝助)
三國連太郎(鈴木一之助)
高島礼子(中浜みさき)
三宅裕司(岩田千吉)
浅田美代子(浜崎みち子)
持丸加賀(浜崎鯉太郎)
金井史更(中浜良介)
谷啓(佐々木次長)
西田尚美(洋子)
さとう珠緒(鮎美)
濱口優(海老名)
奈良岡朋子(鈴木久江)
加藤武(秋山専務)
國村隼(川島営業担当取締役)
鶴田忍(堀田常務)
小野武彦(原口人事担当取締役)
笹野高史(前原運転手)
中本賢(太田八郎)
斎藤洋介
笑福亭仁鶴
間寛平
有野晋哉
松村邦洋


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2016-06-16

ツレがうつになりまして。

★★★
ツレがうつになりまして。
鑑賞No:02252
製作:2011年/日本/121分
監督:佐々部清
出演:宮崎あおい/堺雅人/吹越満/津田寛治

仕事をバリバリこなすサラリーマンの夫、通称ツレが、ある日突然、心因性うつ病だと診断される。結婚5年目でありながら、ツレの変化にまったく気付かなかった妻・晴子は、妻としての自分を反省する一方、うつ病の原因が会社にあったことからツレに退職を迫る。会社を辞めたツレは徐々に体調を回復させていくが・・・・。

増加する現代病の一つとして何かと話題になるうつ病。そんなうつ病をテーマにした作品だが、かといって決して重い内容ではなく、真面目ながら軽妙なタッチで描かれている。また、配偶者がうつ病になった時の対応方法、つまり夫婦のあり方についても参考になる描写が多かった。うつ病患者に「頑張れ」という言葉は禁句だとよく聞きますが、この作品での夫婦も頑張ろうとはせず、焦らず追い込まず、のんびり過ごそうよという姿勢で対処しているところは大いに参考になった。ただ、俳優陣の演技はよかったが、軽妙なタッチが却ってこの病気の実情をどこまで伝えきっているのだろうか、実際はもっとドロドロしたことまるのではないか、きれいに描きすぎていないか、などの疑問が浮かぶ、ややリアリティに問題の残る感じがした。

劇場公開日 2011年10月8日



(キャスト一覧)
宮崎あおい(ハルさん)
堺雅人(ツレ)
吹越満(杉浦)
津田寛治(高崎和夫)
犬塚弘(川路)
梅沢富美男(三上隆)
田山涼成(加茂)
大杉漣(栗田保男)
余貴美子(栗田里子)


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2016-06-02

憑神

★★★
憑神
鑑賞No:01460
製作:2007年/日本/107分
監督:降旗康男
出演:妻夫木聡/赤井英和/香川照之/西田敏行

“三囲(みめぐ)り稲荷”にお参りした旧友が出世したと知った下級武士の彦四郎。酔った勢いで同じようにお参りに行くが、彦四郎が参ったのはみめぐり違いの“三巡(みめぐ)り稲荷”だった。翌日、彦四郎の前に現れたのは貧乏神。これにより、彦四郎の実家の借金苦に拍車がかかることに・・・。

西田敏行の演じた貧乏神のくだりはとても面白く、かなり食いつかせる内容となっていた分、後半はあまり面白くなかった。不幸の度合いが大きく笑えない部分が出てきたこと、西田敏行の演技が良かった分、赤井英和の神様役は不釣合いで演技不足にもよること、無理矢理史実に絡ませようとしていること、ラストのよく分からない終わり方など・・・が原因でしょうか?原作を読んでいないので、原作に忠実なのか脚色しているのか分からないが、むしろお笑いに徹し、西田敏行のくだりと同じノリで、西田に匹敵する芸達者な役者を配した方が良かったように感じた。笑いあり涙ありの時代劇とのキャッチフレーズだったが、笑えたのは前半のみで涙が出るシーンはやや期待外れ。

劇場公開日 2007年6月23日



(キャスト一覧)
妻夫木聡
西田敏行
香川照之
江口洋介
夏木マリ
佐々木蔵之介
鈴木砂羽
森迫永依
笛木優子
佐藤隆太
赤井英和


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2016-04-18

罪の余白

★★★
罪の余白
鑑賞No:02780
製作:2015年/日本/120分
監督:大塚祐吉
出演:内野聖陽/吉本実憂/谷村美月/葵わかな/宇野愛海

高校のベランダから転落死した女子高生の加奈。娘の死を受け止められず、自分を責める日々を送る父親の安藤は、事故か自殺か、娘の死の真相を知るために、娘のクラスメイトに接触する。そんな安藤の前に、校内カーストの頂点に立つ美少女・咲が現れる・・・・。

単純なストーリーながら、先が気になる感じの設定の作品のような気がして観ていたが、思ったほどではない結末で少しガッカリ。頭の切れる咲に対し、知的・論理的に安藤が追い詰めていき、(勝手な思いだが)意外な真相と共にスッとさせる結末ならよかったが、安藤の追及は感情的、暴力的で、娘を殺された父としての無念さは同情はするが、その同情も半減する行動には?がついた。ストーカーとして警察に通報され連行されるが、中立的な立場で観ると当然ではある。一方、演技が光っていたのは咲を演じた吉本実憂。まだ若いのにまさに魔性の女というか、悪女ぶりは堂に入っており、主役以上に存在感を示していた。

劇場公開日 2015年10月3日



(キャスト一覧)
内野聖陽(安藤聡)
吉本実憂(木場咲)
谷村美月(小沢早苗)
葵わかな(笹川七緒)
宇野愛海(新海真帆)
吉田美佳子(安藤加奈)
堀部圭亮(西崎真)
利重剛(宮崎知良)
加藤雅也(高山満)


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2015-09-07

繕い裁つ人

★★★+
繕い裁つ人
鑑賞No:02704
製作:2015年/日本/104分
監督:三島有紀子
出演:中谷美紀/三浦貴大/片桐はいり/黒木華

神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」。初代の祖母から店を継いだ2代目店主・市江が手がけるオーダーメイドの洋服は大人気だが、昔ながらの職人スタイルを貫く手作りのため、量産はできない。市江はデパートからのブランド化の依頼にも興味を示さず、祖母が常連のために作った服を直し、たまに新しい服を作るという日々に満足していたが・・・・。

町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた池辺葵の同名人気コミックを実写映画化。市江の服に魅了されてブランド化を提案するため毎日のように南洋裁店に通う百貨店営業の藤井だが、やがて彼女の仕事ぶりを間近で見ることにより、彼女の服に対する思いを改めて知らされ、ブランド化を断念する。ただ、市江には秘めたる思いがあることもわかってくる。偉大な先代を持ったがゆえにそれを引き継ぐ2代目の重圧。そして伝統を守るが故の自由の抑圧。しかし、やがて彼女の考えも変わってくる。自分にできること、自分にしかできないこと、自分のやりたいことに前向きになろうとする。タイトルの「繕い」は伝統を守ることを意味していると思うが、「裁つ」は自分のオリジナルの服を作るという意思表示ではないだろうか。

劇場公開日 2015年1月31日


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2015-02-20

釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪!

★★★+
釣りバカ日誌13
鑑賞No:01171
製作:2002年/日本/109分
監督:本木克英
出演:西田敏行/三國連太郎/鈴木京香/小澤征悦/丹波哲郎

富山の老舗薬問屋の黒部会長から、釣りが縁で美術館建設の仕事を受注したハマちゃん。しかしそのデザインを巡りトラブルとなったため、設計担当でミス・鈴建といわれる桐山桂と富山へ向う。そしてなんとか黒部会長を説得した2人だったが、桂を気に入った黒部会長はハマちゃんに、桂を自分の息子の嫁に欲しいと言い出す・・・。

今回はハマちゃんもスーさんもあまり目立たない役どころで、ゲスト女優である鈴木京香演じる桐山桂を中心にストーリーが展開していく。そういう意味でハマちゃんとスーさんの絡みも少なく、谷啓や浅田美代子らの出演シーンも少なかったように感じた。その分、強烈な個性と存在感を見せていたのが丹波哲郎。重厚な演技とコミカルな演技を織り交ぜ、作品の場面場面にあった緊張感と笑いを与えるあたりは見事。特に目立ったストーリー展開はないものの安心して楽しめる作品。


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2014-03-22

釣りバカ日誌9

★★★
w釣りバカ日誌9
鑑賞No:00909
製作:1997年/日本/115分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/小林稔侍/風吹ジュン

ハマちゃんの所属する営業部に、同期の馬場が新任部長として配属されてくる。さっそく馬場はハマちゃんと得意先への挨拶まわりに行き、ハマちゃんの取引先との深い信頼関係に驚かされる。そんなある日、ある大口取引でハマちゃんに窮地を救われた馬場は、お礼にハマちゃんをある小さなバーに連れて行く。そこには馬場が思いを寄せるママ・茜がいた・・・。

釣りバカ・シリーズの中ではドラマとしてちゃんと作られており、じっくり楽しめる。西田敏行演じるハマちゃんと、上司としてやってくる小林稔侍演じる馬場部長が同期だという設定もいいが、何よりも馬場部長の人柄がよく、つい応援したくなる。ハマちゃんもどちらかというと脇役にまわり、馬場部長のために一肌脱ぐ姿が微笑ましい。

劇場公開日 1997年9月6日



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2013-12-20

つみきのいえ

★★★

鑑賞No:01705
製作:2008年/日本/12分
監督:加藤久仁生


少しずつ水没していく町に住み、レンガを積み重ねながら家を建て増しして暮らしてきた一人の老人。そんな彼が、水の中に落としたお気に入りのキセルを拾うため水の中に潜ります。そして一つ一つ階を下りていくに従って過去を遡り、昔を思い出していき・・・・。


言わずと知れた第81回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した作品。「言わずと知れた」と書いたが、アカデミー賞を取るまでは存在すら知らなかった作品。しかし日本人監督がオスカーを取ったとなると見ないわけにはいかない・・・ということで急遽鑑賞しました。映画自体はまさに短編で12分足らず。しかしその短い映像の中に、味わい深さと深いメッセージが込められている。この老人の回想シーンはあまり若い人には分からないかもしれないが、親となり、子供が成長し、そして老いていってしまった人ほどジーンと来るのではないでしょうか?私も回想シーンとともに子供の幼い頃や自分の幼い頃が二重写しになり、思わず昔の思い出に浸ってしまいました。また、町が水没していくシーンは地球温暖化への警鐘であり、積み上げていく建て増しの家が次第に先細りしているのは人類の未来を象徴しているようで、強いメッセージ性も感じられる作品でした。

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2013-10-19

釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01547
製作:2005年/日本/115分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/三國連太郎/伊東美咲/ボビー・オロゴン


鈴木建設が着工した長崎県佐世保市の第二西海橋の完成式に、鈴木一之助社長とともに出席することになったハマちゃん。さっそく長崎営業所の担当者・久保田に釣り船を準備させることに。そして佐世保入りしたハマちゃんは仕事そっちのけで、偶然知り合ったボブと釣りを楽しむ。一方、久保田は愛する女性・美鈴にプロポーズするが、父親を一人残せないとなかなか決心がつかない・・・。


尾崎紀世彦演じる父親と伊東美咲演じる娘の、結婚にまつわるエピソードはよかったが、それをとりまくシーンに少し支離滅裂な部分があってチョット興ざめするところもあった。特にハマちゃんが米軍に監禁されて米国まで連れて行かれるところなどは、もう行き過ぎで「釣りバカ」の世界を逸脱したシナリオ。面白ければなんでもありといわんばかりの脚本にはついていけない気がした。マンネリ化といわれようと、佐世保の町を舞台にした人情ドラマに徹して欲しかった。


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2013-09-04

罪とか罰とか

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01882
製作:2008年/日本/110分
監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:成海璃子/永山絢斗/段田安則/犬山イヌコ


売れないアイドルの円城寺アヤメは、久しぶりに掲載されたグラビア頁が逆さに印刷されているのを見つけ、そのショックで雑誌を万引きしてしまい、捕まってしまう。そして、逮捕を免れる条件として一日署長を務めることになるが、アヤメの担当となった刑事の春樹はアヤメの元カレだった。さらに春樹には殺人癖があり・・・・。


地味な映画ながらブラックユーモア満載で、大笑いはできないが小笑い・苦笑いしてしまう作品。複数の並行したエピソードも中盤以降、うまく絡み合ってきて面白いが、全体的にはありえないドタバタ劇のようで、真剣に観ない方が期待は裏切られない。主人公の円城寺アヤメのエピソードもよいが、冒頭登場する段田安則演じるさえないサラリーマンのエピソードが突然の展開で完了するが、こちらのエピソードの広がりをもう少し見てみたかった。さらに、地味な出演者たちの中で、チョイ役で麻生久美子や佐藤江梨子が出ていたので、もうチョット絡んで欲しかった。反面、奥菜恵は私の持つイメージを大きく打ち破る過激な演技でなかなかよかった。





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2013-07-26

劔岳 点の記

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01866
製作:2008年/日本/139分
監督:木村大作
出演:浅野忠信/香川照之/宮崎あおい/小澤征悦


明治40年、地図の測量手・柴崎芳太郎は突然、陸軍参謀本部から呼び出され、日本地図最後の空白地点・劔岳の初登頂を目指すよう言い渡される。日本のほとんどの山は陸地測量部によって初登頂されており、唯一登頂されずに残っていたのが劔岳だけだったためだった。柴崎は山の案内人・宇治長次郎や助手の生田信らと登頂に向けて準備に入るが、同じ頃、日本山岳会の会員も劔岳の初登頂を目指すべく計画していた・・・・。


新田次郎の同名小説の映画化。CGに頼らない、本物の自然を撮影したとの触れ込み通り、美しい自然の映像はなかなか良かった。その反面、映画PRの際に出演者が口々に言っていた雪山シーンの撮影の大変さ、危険さが思ったほど画面からは伝わってこなかったのが残念。特に最後の未踏峰といわれる劔岳の登頂がいかに困難であるかというところが今ひとつ映像的に納得がいかないところ。登頂準備まではじっくり時間をかけていたが、いざ登頂というところはあっさり描かれているのもその一因か?いずれにせよ、実話が基なので、登頂に賭けた男たちの情熱と執念には頭が下がる思いで、感動する。


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2013-07-14

つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02394
製作:2012年/日本/138分
監督:行定勲
出演:阿部寛/小泉今日子/野波麻帆/風吹ジュン


家族を捨て、艶(つや)という名の女性と駆け落ちをした男、松生は、艶がガンに侵されこん睡状態に陥ったことを現実として受け止められず、自らの愛を確かめるため艶がかつて関係をもった男たちに、艶の死期を知らせ始める。一方、すでに過去の存在だった艶の危篤を知らされた男たちと、その妻や恋人、子どもらは、それぞれの人生に突然割り込んできた艶という女の存在に困惑するが・・・・。


オムニバス形式のような、群像ラブ・ストーリー。ストーリーの中心は艶という、恋愛に奔放な謎の女性だが、癌のため死の淵にあり、元気な姿での登場はほとんどない。にもかかわらず、彼女を取り巻く男女の愛憎劇が徐々に明らかになっていき、艶という女性の人物像も浮き彫りにされていくさまは、まさに「桐島、部活やめるってよ」と同じ手法のよう。


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2013-06-19

釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01093
製作:2001年/日本/111分
監督:本木克英
出演:西田敏行/三國連太郎/宮沢りえ/青島幸男


ある日、鈴木建設常務の高野が突然辞めることに。故郷の山口県萩市に戻って長年の夢だった晴耕雨読の生活をするというのだ。それから数日後、スーさんは山口に出張することになり、ハマちゃんに萩で釣りをしようと誘う。ハマちゃんはなんとか休暇を取り付けて萩に向かうが、退職した高野が入院したことを知り・・・・。


全体的にはいつも通り楽しませてくれるが、メインゲストと思われた青島幸男演じる元常務が亡くなってしまうという、ちょっと暗い内容が意外だった。宮沢りえも思ったほど絡まないし、釣りシーンも少なく、レギュラー陣もいつもほど出演しないという、今までのシリーズの中ではちょっと異色とも思える内容だった。(監督が前作より、栗山富夫から本木克英に変わったせい?)

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2013-05-27

綱引いちゃった!

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02385
製作:2012年/日本/111分
監督:水田伸生
出演:井上真央/松坂慶子/玉山鉄二/浅茅陽子


大分市役所広報課の西川千晶は、あまりに知名度の低い大分市をPRするため、市長命令で女子綱引きチームを結成して全国大会出場を目指すことに。勤務先の給食センターが廃止の危機にある母の容子とその同僚たちを誘い、なんとかチームを結成した千晶だったが、メンバー不足から自身もチーム入りせざるをえず、さらにはキャプテンまで押し付けられてしまう・・・・。


実在の女子綱引きチームを題材にしているものの、あくまで題材で、実話ではないのでストーリーにも入り込めない。給食センター廃止の取りやめの条件が綱引きチームの全国大会出場というのも、あまりにもリアリティがない。(市長に約束を反故にされるところあたりは却ってリアリティがあるのかも?) それでも最後は結果を出してハッピーエンドで終わるかと思いきや、何とも中途半端な終わり方にもガッカリ。大分が舞台だが、大分の良さすら伝わってこない残念な作品。

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2013-04-29

ツナグ

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02367
製作:2012年/日本/129分
監督:平川雄一朗
出演:松坂桃李/樹木希林/佐藤隆太/桐谷美玲


幼いころ両親が謎の死を遂げ、祖母のアイ子と2人で暮らしている、一見するとごく普通の男子高校生・歩美。彼は祖母アイ子から、生者と死者の一夜限りの出会いを仲介する使者・ツナグを引き継ぐ見習いをしていた。ある日、土地の権利書のある場所を聞くため、ガンで亡くなった母親に会いたいという男の仲介をするが・・・・。


生者と死者の一度限りの出会いを仲介するというツナグという役どころも斬新で面白かった。また出会いの場所もホテルの一室で、生きていたころのままで会えるというのは、観ていてとても優しく美しく、映画での話だが、現実にこんなシステムがあればいいな・・・と思わず思ってしまった。だから、学校で都市伝説として語られながら、意外と簡単にツナグにアクセスできるなど、つっこみどころはあるが、3つのエピソードの成り行きの方が気になって、突っ込みどころは気にならなかった。3つのエピソードも、親子、親友、恋人というバランスのとれた関係を描いており、それぞれ興味深かった。主演の松坂桃李の肩肘張らない、抑えた静かな演技も、いかにもツナグらしい雰囲気を醸し出しており好感が持てた。


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2012-09-01

つむじ風食堂の夜

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02013
製作:2009年/日本/84分
監督:篠原哲雄
出演:八嶋智人/月船さらら/下絛アトム/スネオヘアー


昔懐かしさの残る月舟町にあるアパートに住む人工降雨の先生は、ある日十字路の角にあるつむじ風食堂を訪れる。そこには古本屋のおやじや不思議な帽子屋、イルクーツクに行きたがっている果物屋の青年、売れない舞台女優などの常連がいた。最初は違和感を覚える先生だったが、やがて馴染んでいくうちに・・・・。


個性的な人々が集まる食堂に最初は違和感を覚える主人公の先生だったが、観ている方は最後まで違和感たっぷり。食堂に集まる人々は先生も含め、言ってることがよくわからない。共感も同情もできない内容ばかり。それでいて、ストーリーは単調で変化はなく、何の事件も起こるわけでもない。最近の邦画に多いまったり系のようでもあるが、出来としてはあまりよくない。退屈しのぎに観た映画だが、それにしても残念な映画。八嶋智人主演ではやはり過度の期待はできないか・・・。





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2012-05-24

釣りバカ日誌20 ファイナル

★★★
w釣りバカ日誌20
鑑賞No:02025
製作:2009年/日本/118分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/三國連太郎/浅田美代子/松坂慶子

不況の波が鈴木建設にも押し寄せる中、会長として会社の業績不振の責任をとるべく、スーさんこと鈴木会長は無期限の給料全額返還を申し出る。その噂に発奮したハマちゃんこと浜崎伝助は釣り人脈から大型受注を成功させる。そのご褒美として釣り休暇をもらい、スーさんと北海道に釣り旅行に行くことになるが・・・。

シリーズ最後のロケ地は北海道。最終回とはえてしてこんなものだが、今までの作品の余韻に浸るかのような穏やかな内容。特にスーさんは終始物静かで、シリーズ最後となる本作を、出演しながら脇で穏やかに見ているような感じさえ受ける。ラストに至る三途の川のくだりは逆に最終回にふさわしくない低俗なコント仕立てになっていて不満が残るが、ラストの大団円は最終回にふさわしい終わり方で、本当にシリーズ完結を思わせる終わり方。

劇場公開日 2009年12月26日



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2012-05-04

椿山課長の七日間

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01312
製作:2006年/日本/118分
監督:河野圭太
主演:西田敏行/伊東美咲/成宮寛貴/和久井映見


デパートで勤務中に突然死した椿山課長が気付くと、そこはあの世とこの世の間にある中陰役所だった。担当者のマヤから特例として初七日までの3日間だけ現世に帰ることができる制度があると聞いた椿山は、早速申し出る。他に特例が認められたのは、子分たちの様子を知りたいヤクザの武田と実の両親に会いたい少年・雄一だった。そして椿山が目を覚ますと、絶世の美女・椿になって現世に戻っていた・・・。


浅田次郎の同名小説の映画化。軽いタッチののりで肩肘張らずに楽しめる。ラストは「ゴースト」を彷彿させるだが、西田敏行演じる椿山課長が突然死し、天国に行く途中で現世に期限付きで戻されるときは伊東美咲になるというのは???。ストーリー的には依然観た「天国から来たチャンピオン」が近いな?と思ったが、笑いや涙を誘うストーリーも散りばめられている。


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2012-03-13

冷たい熱帯魚

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02142
製作:2010年/日本/146分
監督:園子温
出演:吹越満/でんでん/黒沢あすか/神楽坂恵


小さな熱帯魚屋を営む社本信行は、死別した前妻の娘と後妻の妙子と暮らしていた。しかし、娘と後妻の折り合いが悪く、ついに娘は万引き事件を起こしてしまう。万引きされたスーパーから呼び出しを受けた社本はスーパー店長から責められ窮地に陥るが、その時社本を救ったのは店長の友人の村田だった。さらに社本と同様、熱帯魚店を営む村田は、社本の娘をバイトで雇い入れる。村田の新設を素直に受け入れ、村田との交流が始まってしばらくして、社本は村田より利益の大きい高級魚の取引きに参加しないかと持ちかけられ・・・・。


1993年に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件をベースとした作品。犬が熱帯魚に置き換わっているが、殺害方法や遺体の処分方法は実際の事件に基づいている。ただ、実際の事件を参考にしているとはいえ、遺体解体のシーンはあまりにグロテスクで、本作を観るには注意が必要。でんでんが狂気の殺人鬼を演じているが、半分地でいっているような演技は逆にリアルに感じた。登場人物は皆異様で普通の人はいないが、その中で唯一普通っぽいのが主役を演じる吹越満演じる社本だが、その普通の人間が殺人の手伝いをしていくうちにやがて内に抑圧されていた狂気が目覚めるラストは見もの。ただ全体的に後味の悪い作品で、特に前半に比べ、後半の作りは監督の意図かもしれないが粗さを感じる内容だった。


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