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2019-01-13

のぼうの城

★★★★(4.0)
wのぼうの城
鑑賞No:02372
製作:2011年/日本/145分
監督:犬童一心/樋口真嗣
出演:野村萬斎/榮倉奈々/成宮寛貴/佐藤浩市

天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は、最後の敵・北条家を攻めるに当たり、その支城・忍城の攻略を寵臣・石田三成に命じた。“のぼう様(でくのぼうの意)”と領民から慕われる城代・成田長親は、小田原城に援軍として行っている城主で従兄の成田氏長の、開城の命を覆し、三成軍2万の大軍をわずか500人の兵で対抗することに・・・・。

戦国時代の実話を基にした和田竜のオリジナル脚本の映画化。でくのぼうの意で“のぼう様”と領民から慕われている主人公の成田長親だが、呼び名の通り、武芸はまったくだめで、さらにちょっと頭の弱そうなのんびり者。こんな男が籠城した城の城代としてわずか500の兵で2万の大軍を迎え撃って撃退するという話だから、歴史ファンならずとも興奮するストーリーである。ただ、どんな戦略で?と大きな期待が膨らむが、前半はのぼう様の活躍の場は無い。あるとすれば、希代の人心掌握術で、領民や兵の戦意を高めたことだが、緒戦の勝利も部下の家老たちの活躍によるもので、のぼう様の活躍はない。そんなのぼう様の見せ場は命がけの船上での田楽踊りと、開城の際の敵将・石田三成とのやりとりだろう。田楽踊りは、狂言師・野村萬斎の面目躍如ともいえる見事な踊りで、敵味方を一体にさせている。水攻めシーンはCGを使って迫力を出そうとしたみたいだが、ちょっとやりすぎのようでリアル感がなかった。逆に時期的に当初の公開時期が東日本大震災と重なり、津波を想像させるとして公開時期が延期になったらしいが、あの映像では致し方ないか。

劇場公開日 2012年11月2日



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2019-01-03

のみとり侍

★★+(2.5)
w蚤とり侍
鑑賞No:02906
製作:2018年/日本/110分
監督:鶴橋康夫
出演:阿部寛/寺島しのぶ/豊川悦司/斎藤工

長岡藩のエリート藩士・小林寛之進は、運悪く藩主の機嫌を損ねてしまい、猫の「のみとり」の仕事に就くよう命じられる。それは文字通り猫ののみを取って日銭を稼ぐものだが、実際は床で女性に愛をお届けする裏稼業であった。長屋で暮らすのみとりの親分・甚兵衛のもとで働きはじめた寛之進は、初めてののみとり相手であるおみねから下手くそと罵られたものの、伊達男・清兵衛の指南によって腕を磨いていく。そんな中、老中・田沼意次の失脚を受けてのみとり禁止令が敷かれ、寛之進らは突如として犯罪者扱いされてしまう・・・・。

もちろん風貌から二枚目役は板についている阿部寛だが、この手のコメディ作品における三枚目役ももはやお馴染みになった感がある。それにしても、人気テレビドラマの「TRICK」を始め、「テルマエ・ロマエ」や「疾風ロンド」のような心の中でつぶやく作品が多いというか似合っている俳優かも。裸シーンやHネタも同様。この作品も同時期に観た松坂桃李の「娼年」ほどではないにしろ、ここまでやるかと言った体を張った演技には脱帽する。ただ、作品自体の評価は期待した程ではなかったため低め。

劇場公開日 2018年5月18日



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2015-12-01

脳内ポイズンベリー

★★★
脳内ポイズンベリー
鑑賞No:02740
製作:2015年/日本/121分
監督:佐藤祐市
出演:真木よう子/西島秀俊/古川雄輝/成河/吉田羊

携帯小説の作家として生計を立てている櫻井いちこは、飲み会で出会って以来気になっていた青年・早乙女と偶然にも再会を果たす。彼女の頭の中では、「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」という5つの思考がせめぎあい、声を掛けるか否かで会議を繰り広げはじめる。その結果、早乙女を食事に誘ったいちこは彼の部屋にまで押しかけて肉体関係を結び、やがて2人は付きあうことになるが・・・・。

漫画家・水城せとなの同名コミックをもとに、年下男性に翻弄されるアラサー女性の苦悩を、彼女の脳内にある5つの思考を擬人化して描いたラブコメディ。人の行動を、頭の中で5つの異なった思考による会議で決めるという設定は面白い。ただそれぞれ異なる思考が皆自分の考えを主張するのだから、結論がまとまるわけがない。実際、会議は常にもめにもめ、皆が納得する結論が出ないまま、状況は好転と悪化を繰り返しながら進んでいく。最後は自分自身が納得いく結論に持っていくが、何か今までの主人公の優柔不断さが周りを混乱させたような気がしてならない。ラストの越智さんのぶち切れも決して越智さんが悪いのではなく、悪いのは主人公。越智さんはむしろ人間臭さが出て、好感が持てたというか、男としてはスーとした。

劇場公開日 2015年5月9日



(キャスト一覧)
真木よう子(櫻井いちこ)
西島秀俊(理性/議長(吉田))
古川雄輝(早乙女)
成河(越智さん)
吉田羊(ネガティブ(池田))
桜田ひより(衝動(ハトコ))
神木隆之介(ポジティブ(石橋))
浅野和之(記憶(岸さん))
野波麻帆
岡本玲
カンニング竹山
ともさかりえ


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2014-01-22

ノン子36歳 (家事手伝い)

★★★

鑑賞No:01779
製作:2008年/日本/105分
監督:熊切和嘉
出演:坂井真紀/星野源/津田寛治/鶴見辰吾


女優として活動してみたが売れず、現在は実家の神社で家事手伝いをしているノブ子こと通称ノン子。そんな彼女は同級生が経営するスナックで酒を飲むのが楽しみという日々を送っていた。ある日、神社の祭りでヒヨコを売ろうとする若者マサルと偶然出会い、彼のまっすぐな性格に惹かれていく・・・・。


「うーん」といった感じの映画。36歳のバツイチ女性が主人公ノン子だが、彼女の考えや何がしたいのかがよく分からなかった。というか、ノン子自身がよく分からず悩みもがいているのだと思うが、どうも同情も感情移入もできない女性で、正直観ていて困った。ノン子を慕う若者-コイツもよく分からない奴で、腰の低い若者かと思えば急にキレたりする、これまた同情できない男。こんな二人が中心でストーリーが展開するわけで、あまり面白いとはいえない。そもそもこの映画が話題になったのは坂井真紀の全裸濡れ場シーンであり、それ以外の話題はあまり耳にしなかったのも頷ける。しかしながら、さすがに濡れ場シーンは凄かった。よくぞここまでと、彼女の女優魂に拍手喝采です。


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2013-08-31

脳男

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02415
製作:2013年/日本/125分
監督:瀧本智行
出演:生田斗真/松雪泰子/江口洋介/二階堂ふみ


都内近郊で無差別連続爆破事件が発生し、犯行には舌を切り取られた女性の全身に爆弾を巻きつけた「人間爆弾」が使われていた。茶屋刑事は犯人・緑川のアジトを突き止めるが、確保できたのは身元不明の男・鈴木一郎のみ。共犯とみなされた一郎は、その犯行手口の異常さから精神鑑定を受けることになるが・・・・。


第46回江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於の同名小説の映画化。いきなり冒頭にグロい映像だったので、「うわぁ、この手の映画か!」とちょっと引き気味に観始めたが、以降は思ったほどのグロさはなかった。ただ、ツッコミどころは満載。リアル感が乏しい上に、登場人物の大半は人間的にもおかしい。脳男はそもそもありえない尋常さだし、犯人・緑川の異常さ、刑事も感情的で刑事らしからぬ行動が目立つし、精神科医も結局は無能だったし・・・。生田斗真の無表情・無感情の演技だけが光る映画かも。

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2013-04-19

のんちゃんのり弁

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01896
製作:2009年/日本/107分
監督:緒方明
出演:小西真奈美/岡田義徳/村上淳/佐々木りお


下町育ちの31歳の永井小巻は、うだつの上がらない夫・範朋に愛想を尽かし、娘ののんちゃんを連れて実家に戻った。自立して生きていくためにはまずは仕事を見つけなければと面接を受けまくるが、結果はどれもダメ。時給のよい水商売にも挑戦するが、酔っ払いサラリーマンのスケベな行為に嫌気が差し、すぐ辞めてしまう。そんなとき、毎日のんちゃんに作っているのり弁当が周りで好評となり、弁当屋を開くことに・・・。


シングルマザーとして生きていこうとする30女性のたくましさを見せつけられる映画。挫折も多いがくじけず、前向きに取り組む姿勢は好ましく、日常的な映画ではなるが、最近流行のまったり系映画ともまた違った感じのする作品に仕上がっている。それにしても途中で何度も紹介されるお弁当のレシピを見ていると、やはり食べてみたくなるのは私だけだったであろうか?小西真奈美も今までのイメージとは違った役柄を熱演している。


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