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2019-10-29

美人が婚活してみたら

★★★(3.0)
w美人が婚活してみたら
鑑賞No:02939
製作:2019年/日本/89分
監督:大九明子
出演:黒川芽以/臼田あさ美/田中圭/中村倫也

不倫の恋ばかりしてきた30代の美人デザイナー・タカコは、ある大きな恋を終えた途端に燃え尽き症候群に陥ってしまう。親友の漫画家ケイコに後押しされて自分を変えるべく一念発起したタカコは、勢いで婚活サイトに登録。やがて知り合った2人の男性の間で揺れ動くが、結婚そのものが目的となっているタカコに、ケイコは怒りを募らせていく。タカコの婚活を面白がっているように見えたケイコは、実は自分自身が結婚に苦しんでいたのだった。そしてついに、タカコとケイコはケンカしてしまい・・・・。

漫画アプリ「Vコミ」で長期間ランキング1位を獲得し続けた人気コミックの映画化。美人な主人公が本気で婚活する姿をコミカルに描いた作品で、序盤は婚活の現状や美人であるが故の苦労も描かれており、結構面白く観ていた。特に、真面目だがちょっと変な若者・園木と、離婚歴のある医師・矢田部の2人に候補が絞られてからはどちらを選ぶのか、興味深く観ていた。だが、予想を反し、コミカルな雰囲気もだんだん消えて重い空気が漂う雰囲気となって来た。また、主人公に同情・共感する部分もあったが、園木との結末が決定的に主人公に対する不快感がピークに達した。まさに、ケイコとの喧嘩シーンでケイコがタカコに言った言葉が正解だと思った。前半は面白かっただけに、私としてはこれを最後まで貫いて欲しかった。

劇場公開日 2019年3月23日



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2019-06-24

ビブリア古書堂の事件手帖

★★★★(4.0)
wビブリア古書堂の事件手帖
鑑賞No:02924
製作:2018年/日本/121分
監督:三島有紀子
出演:黒木華/野村周平/成田凌/夏帆

五浦大輔は祖母の遺品から夏目漱石の直筆と思われる署名が入った「それから」を見つけ、鑑定してもらうため北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れる。店主である若い女性・篠川栞子は極度の人見知りでありながら本に対して並外れた情熱と知識を持っており、大輔が持ち込んだ本を手に取って見ただけで、大輔の祖母が死ぬまで隠し通してきた秘密を解き明かしてしまう。そんな栞子の推理力に圧倒された大輔は、足を怪我した彼女のために店を手伝うことに。やがて大輔は、栞子が所有する太宰治「晩年」の希少本をめぐり、大庭葉蔵と名乗る謎の人物が彼女を付け狙っていることを知る・・・・。

三上延原作のベストセラーミステリー同名小説を、黒木華と野村周平の主演で実写映画化した作品。監督は「幼な子われらに生まれ」「しあわせのパン」の三島有紀子。ほのぼのとしたラブ・ストーリーと、ミステリーが過去と現代にまたがって展開する。ラブ・ストーリーもミステリーもやや中途半端感は否めない。犯行をほのめかす犯人は直ぐわかってしまう。ただ、ストーリー全体はどういう展開になるのか、予想がつかないので最後まで見入ってしまう。主演の二人はまずまずだったが、意外な配役が、過去の不倫カップルを演じた夏帆と東出昌大。名前だけ聞くとミスキャストのような感じだが、意外とハマっていた。そして最もハマっていたのが成田凌。少し前に「スマホを落としただけなのに」を観ていたが、この人のこの手の役はピカ一と思える。題材も実在の小説、主題歌も好きなサザンオールスターズと興味は尽きない。本作を観ると、改めて漱石や太宰治を読んでみたくなった。

劇場公開日 2018年11月1日



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2018-03-10

秘密

★★★+(3.5)
w秘密
鑑賞No:02039
製作:1999年/日本/119分
監督:滝田洋二郎
出演:広末涼子/小林薫/岸本加世子/金子賢

スキーバスの転落事故に遭遇し、病院に運ばれた平介の妻・直子と高校生の娘・藻奈美。直子は亡くなるが、藻奈美は一命を取りとめる。しかし、意識が戻った藻奈美の人格は直子に変わっていた。戸惑いながらも父娘として暮らし始める平介と直子だったが、やがて17歳の高校生として新たな人生を歩み始めた直子は人生を満喫し始め・・・・。

なかなか面白い設定で楽しめた映画。私には娘がいないので、平介の気持ちは分かりにくいところもあるが、実際にこのようなことになったら複雑な気持ちになるだろうなとついつい考えてしまった。娘の身体に妻の人格が宿った状況での生活も慣れ始めた頃、やがて藻奈美の人格が徐々に戻ってきて、そしてついに直子との別れのシーンは感動的。それだけに意外なラストはちょっと衝撃的でもあり、なんか感動的な別れのシーンを台無しにされたような気にもさせられた。むしろラストの告白とでもいうべきシーンこそ“秘密”にして欲しかった・・・?

劇場公開日 1999年9月25日



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2017-07-06

病院へ行こう

★★★★病院へ行こう
鑑賞No:00333
製作:1990年/日本/118分
監督:滝田洋二郎
出演:真田広之/薬師丸ひろ子/大地康雄

コピーライターの公平は、妻が自宅に見知らぬ男を連れ込んでいる現場に鉢合わせし、その男ともみ合いの上、階段から落ちて骨折し入院することに。しかし病室は大部屋で変人が多く、なおかつその隣のベッドには妻の不倫相手がいた。さらには担当になった医者は新米研修医で、点滴すらうまく刺せない始末だった・・・。

個人的にはアイドル女優というイメージが強かった薬師丸ひろ子のイメージを一変させた映画。彼女のとぼけた迷演技が、とかく暗くなりがちな病院を舞台にしながら、大いに笑っても不謹慎とは思わせない雰囲気を形作っていた。(この作品以降、チョットとぼけた、ほのぼの系のおかあさん役はハマリ役のような女優になったのではないかと思うのは私だけ?)同様に二枚目俳優の真田広之もコミカルな演技が板についており、間男役の大地康雄や彼らを取り巻く入院患者ら個性ある脇役陣のお陰で、最後まで退屈しない作品に仕上がっている。病院を舞台にしたコメディといえば、この映画がまずは思い浮かぶ傑作ではないだろうか。

劇場公開日 1990年4月7日

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2017-06-10

ひみつの花園

★★★★
ひみつの花園
鑑賞No:00709
製作:1997年/日本/83分
監督:矢口史靖
出演:西田尚美/利重剛/角替和枝/田中規子

銀行OLの咲子は銀行強盗の人質になり、5億円の入ったスーツケースもろとも吹き飛ばされるも奇跡的に生還を果たす。しかし半年のリハビリ生活ですっかり怠け癖がついた咲子は、毎日をダラダラ過ごすようになっていた。そんな折テレビニュースで、盗まれた5億円が車と一緒に焼失したという報道に記憶を蘇えらせ・・・。

三度のメシよりお金の好きなOLが5億円の入ったスーツケースを手に入れるため悪戦苦闘するコメディ。大好きな大金を得るためとはいえ、主人公の咲子のバイタリティには脱帽する。5億円の在りかである樹海に入るための準備として、樹海の地質を学ぶため大学に入ったり、5億円にたどり着くために必要な運転免許の取得や水泳、ロッククライミングなどの習得と限りない。もはやお金そのものへの執着を超越し、ひたすら目的に向って突き進むことに執着したかのような主人公の姿が、立派であると同時に滑稽だったところが良かった。

劇場公開日 1997年2月15日



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2017-05-15

ヒートアイランド

★★★★
ヒートアイランド
鑑賞No:01527
製作:2007年/日本/106分
監督:片山修
出演:城田優/木村了/北川景子/小柳友/浦田直也

渋谷のチーム“ギルティ”のリーダーのアキは、仲間とファイト・クラブを主宰していた。ある日、仲間のひとりが3000万円の入ったバッグを持って帰ってくる。その金は強盗団が、ヤクザの経営するカジノから強奪した金の一部だった。やがて彼らは、その金を狙う強盗団やヤクザ、さらには南米マフィアまで加わった争奪戦に巻き込まれていく・・・。

渋谷を舞台にした、若者と強盗団とヤクザの大金争奪戦を描く。それほど期待して観たわけではなかったが、意外と面白かった。テンポが非常によく、渋谷の若者グループ6名を中心に2組のヤクザ、強盗団、南米マフィアが絡んでくるものの、ストーリー自体は分かりやすく、またうまくつながっていくので観ていても飽きさせない。若者グループの俳優は無名?の人たちばかりで演技的にはうまいとはいえないが、まわりを固めるベテラン俳優陣の熱演が映画を盛り立てている。ちなみに、本映画のオフィシャルサイトで“ギルティ”誕生の秘密を描くショートムービーが期間限定配信されているので、先にこちらを観てから映画を観るとより楽しめる。

劇場公開日 2007年10月20日

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2017-04-12

眉山

★★★+
眉山
鑑賞No:01451
製作:2007年/日本/120分
監督:犬童一心
出演:松嶋菜々子/宮本信子/大沢たかお/円城寺あや

東京で働く咲子のもとに、母の入院の知らせが届く。急遽、母の入院する故郷・徳島に戻った咲子は、母親の余命が短いことを知る。また、医師の寺澤から母が献体を希望していることを知り、思い悩むことに。さらに、母子家庭で育ち、父は死んだものと知らされていた咲子は、父が生きており、東京で暮らしていることを知る・・・。

さだまさし原作の同名小説の映画化。激しさはないが、静かに淡々と進行するストーリーに徐々に引き込まれていくといった感じの映画。主演は娘役の松嶋菜々子だが、描かれているのは母親の生き様であり、娘に対する愛情である。そしてその母親の真の愛情を、母親の死に直面することによって娘は気付くことになる。まさに母親役を演じた宮本信子の気丈な演技が光る作品である。ラストの本場・阿波踊りは壮観であり、その中で30年ぶりに再会する父と母の姿は涙を誘った。

劇場公開日 2007年5月12日



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2017-04-02

陽はまた昇る

★★★★
陽はまた昇る
鑑賞No:01176
製作:2002年/日本/108分
監督:佐々部清
出演:西田敏行/渡辺謙/緒形直人/真野響子/仲代達矢

日本ビクターの加賀谷は赤字部門である横浜工場ビデオ事業部の事業部長として異動し、大幅な人員整理を命じられる。ひとりの解雇者も出したくない加賀谷は、極秘にプロジェクトチームを立ち上げ、家庭用VTRVHSの開発に着手する・・・。

家庭用VTRの世界規格となったVHSの開発に関わった男たちを描いた映画。以前NHKで放送されていた「プロジェクトX」を思わせる人間ドラマの映画化。(実際に「プロジェクトX」で放送された内容が元になっている)有名なVHS開発に関わる実話に基づいた話で非常に楽しめる。人名は変えてあるが実在の人物は存在し、松下幸之助のみ実名で登場する。「企業は人なり」という言葉を改めて実感する映画である。実話モノのお好きな方にはオススメ。

劇場公開日 2002年6月15日



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2017-01-26

人が人を愛することのどうしようもなさ

★★
人が人を愛することのどうしようもなさ
鑑賞No:01486
製作:2007年/日本/115分
監督:石井隆
出演:喜多嶋舞/津田寛治/永島敏行/竹中直人

土屋名美は人気女優として活躍していたが、実生活では若手女優と浮気をしている俳優の夫と破局の危機を迎えていた。現在撮影中の新作にはヒロインとして名美のほか、夫も浮気相手の若手女優も出演しており、このスキャンダラスなキャスティングにマスコミも注目していた。そんな名美に雑誌編集者の葛城がロングインタビューを試みるのだった・・・。

現実と、映画撮影現場と、さらに映画の中の劇中劇が交錯しながらストーリーは展開するので、ボゥーと観ていると少し混乱するが、この映画はそんなストーリーはあまり関係ないよう。注目は全編通して半分くらいはあるのではと思われる喜多嶋舞のヌードシーン。それも大胆かつ激しいエロティシズムを映し出している。ただし、年齢的なものもあるのか、必ずしも新鮮な美しさはない。(個人的には夫の浮気相手の若手女優のヌードシーンの方が良かった)まぁ、よくここまで大胆なシーンを撮ったのかと拍手はおくりたいが。ラストは衝撃的とまではいかないが(ある程度読めたが)、ドンデン返しのような結末は用意されている。

劇場公開日 2007年9月8日

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2016-11-14

ヒメアノ~ル

★★★+
ヒメアノ~ル
鑑賞No:02819
製作:2016年/日本/99分
監督:吉田恵輔
出演:森田剛/濱田岳/佐津川愛美/ムロツヨシ

平凡な毎日に焦りを感じながら、ビルの清掃のパートタイマーとして働いている岡田は、同僚の安藤から思いを寄せるカフェの店員ユカとの恋のキューピッド役を頼まれる。ユカが働くカフェで、高校時代に過酷ないじめに遭っていた同級生の森田正一と再会する岡田だったが、ユカから彼女が森田にストーキングをされている事実を知らされる・・・・。

「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」の古谷実による同名コミックの実写映画化。あらすじやキャストなどまったくの予備知識がないまま観出した映画で、映画が始まって出てきた濱田岳とムロツヨシを見て、コミカルな恋愛モノかと思って観ていた。ところがストーカーらしき森田剛が出てきて、また冴えない青年の濱田岳に一目惚れしたというユカの胡散臭さに、単なるラブ・コメディではなく、犯罪の臭いが感じられ始めた。そして、映画の中盤頃に突然タイトルロールが・・・・。何で今ごろ?と思っていたら本当に始まってしまった。この映画の本当の姿が!決してラブ・コメディ映画なんかではなかった。それもリアルな描写で視覚的に迫ってくる恐怖。森田剛演じる狂気の殺人者も真に迫った演技で見事だった。前半部と後半部で様相が一変する凄い映画。

劇場公開日 2016年5月28日



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2016-07-10

ピンクとグレー

★★★+
ピンクとグレー
鑑賞No:02802
製作:2015年/日本/119分
監督:行定勲
出演:中島裕翔/菅田将暉/夏帆/柳楽優弥

人気俳優の白木蓮吾が6通の遺書を残し急逝した。自殺か他殺かも判明しない中、彼の少年時代からの親友で死の瞬間にも立ち会った売れない俳優・河田大貴は、遺書に導かれるまま蓮吾の人生を綴った伝記を発表し世間の注目が集まるが・・・・。

ジャニーズ所属のアイドルの原作、主演ということでノーマークの作品だったが、作品あらすじを読むとちょっと興味を惹くミステリーのようで、なおかつ気になったのが、開始62分で物語が一変するという謳い文句だった。幕開けから62分後に何が起こるのか?その興味のみで観始めた作品。取っ掛かりは意外と面白くなかったが、それでも徐々に映画の中に惹きこまれていく展開であったが、ともかく、気になるのは白木蓮吾の自殺の真相ではなく、開始62分後の驚愕の展開のみ。その時間が近づくに従って、興味のボルテージが上がっていく展開は良くできているのかもしれない。ただ、62分後の展開は確かに予想外の展開ではあったが、「イニシエーション・ラブ」のラスト5分ほどの衝撃はなかったかも!?

劇場公開日 2016年1月9日



(キャスト一覧)
中島裕翔(白木蓮吾)
菅田将暉(河田大貴)
夏帆(サリー)
柳楽優弥
岸井ゆきの
千葉哲也
マキタスポーツ
入江甚儀
橋本じゅん
篠原ゆき子
矢柴俊博
宮崎美子


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2016-05-14

HERO

★★★★
HERO(木村拓哉)
鑑賞No:01551
製作:2007年/日本/130分
監督:鈴木雅之
出演:木村拓哉/松たか子/松本幸四郎/大塚寧々

転勤先の山口県から東京に戻った久利生検事が、大物政治家が絡む傷害致死事件の解明に挑む。結婚式を数日後に控えた男性が男に殴られ死亡する。容疑者の男は犯行を認めており簡単に結審すると思われたが、初公判が始まると一転して男は犯行を否認する。被告の弁護には日本有数の敏腕弁護士・蒲生一臣がつき、久利生を追い詰めていくことに。さらに被告が贈収賄疑惑事件の重要な証人であることから、世間の注目を浴びる裁判となっていく・・・。

木村拓哉主演の人気TVドラマの映画版で、2007年邦画No.1ヒット作。TVドラマは見たことがなかったため、登場人物や人間関係が最初よく分からなかったが、事件自体は丁寧に説明されており分かりやすかった。サスペンスもの、裁判もののストーリーとしては目新しさや斬新性はなく、ハッキリ言ってありきたりではあったがドラマ的にはそこそこ楽しめる内容だった。(キムタクファンなら十分楽しめると思った) ただ映画にするほどの内容とも思えず、TVドラマのスペシャル版といった印象は拭えない。それを払拭するために、キャストを豪華にしたり、あまり意味のないと思われる韓国ロケを入れたりしているいのかな?と思った。主人公の担当ではない贈収賄疑惑は解決されたようだが、元々の担当である傷害致死事件の方は限りない偶然によるアリバイ崩しはできたものの、事件に関与した立証の面では曖昧に終わった点も少々消化不良。

劇場公開日 2007年9月8日



(キャスト一覧)
木村拓哉(久利生公平)
松たか子(雨宮舞子)
大塚寧々(中村美鈴)
阿部寛(芝山貢)
勝村政信(江上達夫)
小日向文世(末次隆之)
八嶋智人(遠藤賢司)
角野卓造(牛丸豊)
児玉清(鍋島利光)
森田一義(花岡練三郎)
イ・ビョンホン(カン・ミンウ)
松本幸四郎(蒲生一臣)


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2016-05-09

ヒロイン失格

★★★
ヒロイン失格
鑑賞No:02791
製作:2015年/日本/112分
監督:英勉
出演:桐谷美玲/山崎賢人/坂口健太郎/福田彩乃

幼なじみの同級生・寺坂利太に思いを寄せる女子高生の松崎はとりは、利太のヒロインは自分だとずっと思い続けてきた。ところがある日、利太が同じクラスの地味な女子・安達未帆に告白されて付きあうことに。意外な展開にはとりが焦りを感じる中、学校イチのモテ男・弘光廣祐がはとりに興味を抱きはじめる・・・・。

米国の映画サイトTC Candlerが毎年ランキング発表する「世界で最も美しい顔100人」で日本人最高位の12位に輝いたことがある桐谷美玲の主演作。最近、主演作を含め、TV、映画等への露出が増えている桐谷美玲だが、演技はまだまだといったところ。ただ、美貌を前面に出した役どころだが、決して鼻につく役どころではなく、かえってキュートな可愛さがより強調される印象が残るのはいい。また、変顔やハゲヅラにも挑戦しているのにも好感が持てる。ただ、軽いノリのストーリーに対し、単純に楽しめる内容ではなかった。この手の映画は誰も不幸にならず、皆ハッピーで終るのが常道だと思うが、最終的にハッピーなのは主人公のはとりと利太だけで、まったく非がなく、むしろ個人的には最終的に結ばれて欲しかった安達および弘光の2人のことを思うと、どうもやり切れない気持ちになって、スッキリしない作品となった。

劇場公開日 2015年9月19日



(キャスト一覧)
桐谷美玲(松崎はとり)
山崎賢人(寺坂利太)
坂口健太郎(弘光廣祐)
福田彩乃(中島杏子)
我妻三輪子(安達未帆)
高橋メアリージュン(恵美)
中尾彬
柳沢慎吾
六角精児
濱田マリ(利太の母親)
竹内力(学食のオヤジ)


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2016-01-26

HERO (2015年)

★★★
HERO(2015).jpg
鑑賞No:02761
製作:2015年/日本/120分
監督:鈴木雅之
出演:木村拓哉/北川景子/松たか子/佐藤浩市

ネウストリア大使館の裏通りで女性が車にはねられて死亡し、東京地検城西支部の検事・久利生は事務次官の麻木千佳とともに事故を起こした運転手を取り調べる。そんな2人の前に、かつて久利生の事務官を務めていた雨宮舞子が現れる。死亡した女性が、大阪で検事として活躍している雨宮の追っていた事件の重要な証人だったことから、久利生と雨宮は事件の裏に何かがあると感じ、合同で捜査を開始する・・・・。

本作は2007年の劇場第1作を観ただけで、TVドラマシリーズは観ていない。それが影響してか、内輪ネタが結構出てくるので、ついていけない部分は結構あった。事件自体は特に新規性やミステリー性はなく、ありきたり。「たかが交通事故」というセリフに木村拓哉演じる久利生検事は何度もムッとするが、現実、担当事件は交通事故なのに、東京・大阪の検事たちが集団であんなに捜査に関わるなんて、ドラマとはいえちょっと現実離れしている。現実離れしていると言えば、本作の主テーマである、外国大使館に対する捜査。外交官特権や治外法権といった、打つ手なしの大きな壁に対してどう乗り越えるかというのが一番の見どころとなっているが、乗り越えたというよりは出来すぎの設定によるものが多く、イマイチ感動はできなかった。

劇場公開日 2015年7月18日



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2015-11-15

映画 ビリギャル

★★★★
映画 ビリギャル
鑑賞No:02731
製作:2015年/日本/117分
監督:土井裕泰
出演:有村架純/伊藤淳史/吉田羊/田中哲司

名古屋の女子高に通うさやかは、偏差値30の学年ビリという成績。見かねた母に塾へ通うことを提案され、入塾面接で教師の坪田と運命的な出会いを果たす。金髪パーマに厚化粧、耳にはピアス、極端に短いミニスカートというギャル全開なさやかに面を食らう坪田だったが、さやかの素直な性格に気付き、ふたりは慶應大学への受験合格を約束することに・・・・。

投稿サイトに掲載された実話を書籍化しベストセラーとなった「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を映画化した作品。偏差値30という何とも絶望的な成績で、わずか1年であの慶應義塾大学を受験しようというのだがら、常識では無謀な話。しかし、坪田の前向きで肯定的な指導と、さやかの素直な性格が見事にマッチし、さやかはメキメキ学力を上げていく。しかし、現実はそう甘くない。学校教師の否定的な言動や父親との不和、そして必ずぶち当たる伸び悩み・スランプ。そのたびに挫けそうになりながら、さらに一念発起していく。これは学力アップのストーリーだけでなく、さやかの人間的成長も描かれている。最終的に慶應に合格するシーンはやはり感動ものだが、実話とはいえ、1年前まで聖徳太子を「セイトクタコ」と読み、太った女性だと思っていた子が慶應合格とは非常に驚き。

劇場公開日 2015年5月1日



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2015-06-19

百円の恋

★★★★
百円の恋
鑑賞No:02666
製作:2014年/日本/113分
監督:武正晴
出演:安藤サクラ/新井浩文/稲川実代子/早織

実家でひきこもり生活を送る32歳の一子は、離婚して出戻ってきた妹とケンカしてしまい、やけになって一人暮らしを始める。100円ショップで深夜勤務の職にありついた一子は、その帰り道に通るボクシングジムで寡黙に練習を続ける中年ボクサーの狩野と出会い、恋をする。しかし幸せも長くは続かず、そんな日々の中で一子は自らもボクシングを始めるが・・・・。

2014年・第27回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で作品賞を受賞した作品。32歳だというのに働きもせず実家で自堕落な生活を送っていた主人公の一子が一人暮らしを始めたことにより、今まで経験しなかったことを経験し、女として、人間として変わっていく。特に恋をしたボクサーの男にふられたことがきっかけで、自らボクシングを始め、顔つき、体格などが実家時代とかなり変わっていく様に驚かされる。自堕落な頃のダラダラした動きからは想像できない、スパーリングの成長ぶりはもはや拍手喝采ものだった。ただ、映画とはいえ人生は甘くない。ようやく掴んだ試合だが、滅多打ちにされ惨敗。ラストで心から悔しがる一子だが、負けても一心不乱に打ち込んだボクシングへの取り組みは家族や元カレにも共感を与え、元カレとはヨリを戻すという、勝利を最後に手に入れて終わるラストは何かよかった。

劇場公開日 2014年12月20日


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2015-04-25

蜩ノ記(ひぐらしのき)

★★★★
蜩ノ記
鑑賞No:02639
製作:2014年/日本/129分
監督:小泉堯史
出演:役所広司/岡田准一/堀北真希/原田美枝子

前代未聞の事件を起こした戸田秋谷は、10年後の夏に切腹すること、そしてその日までに藩の歴史である「家譜」を完成させることを命じらる。幽閉されたまま家譜の編纂を続け、切腹の日まであと3年となったある日、城内で刀傷沙汰を起こした藩士の檀野庄三郎が、秋谷の監視役としてやってくる。庄三郎は、秋谷が7年前の事件を家譜にどう記しているかを確認して報告し、また、逃亡するようであれば家族もろとも斬り捨てよとの密命を帯びていた・・・・。

直木賞作家の葉室麟のベストセラー小説の映画化。まさに武士の美学を描いた作品。全体を通して激しいアクションとかもなく、淡々と静かにストーリーは進んでいくが、秋谷の息子の友人・源吉の死にはやるせない憤りが残る。武士の美学を感じる作品だが、それを際立たせるのが親子愛、家族愛、師弟愛などだ。そう、この作品には愛が溢れているのかもしれない。死を覚悟した秋谷の潔さは男として、武士として格好は良かったが、家族のことを思うとラストまで大ドンデン返しの助命がないか、期待して観ていた潔くない自分がいました。

劇場公開日 2014年10月4日


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2015-03-01

ヒミズ

★★+
ヒミズ
鑑賞No:02603
製作:2011年/日本/129分
監督:園子温
出演:染谷将太/二階堂ふみ/渡辺哲/吹越満

どこにでもいる中学3年生の祐一の夢は、成長してごく当たり前のまっとうな大人になること。一方、同い年の景子の夢は、自分が愛する人と支え合いながら人生を歩んでいくことだった。しかしある日、2人の人生を狂わせる大事件が起き・・・・。

古谷実原作の人気漫画の映画化。出演した染谷将太と二階堂ふみは第68回ヴェネツィア国際映画祭で新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞しているが、それは納得の熱演ぶり。特に祐一のかなり歪んだ言動に起因する家庭環境の凄まじさには同情するが、それにしても常に怒り、その行き場のない気持ちがやがて異常な行動として発展していく。二階堂ふみが演じた景子も不可思議な少女。どうも、この二人の気持ちや行動には同調、共感、理解しがたいところがあったが、尋常ではない家庭環境の中で生き抜いていく術だったのか・・・。


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2014-09-09

ピンポン

★★★+
ピンポン
鑑賞No:01154
製作:2002年/日本/114分
監督:曽利文彦
出演:窪塚洋介/ARATA/サム・リー/中村獅童

卓球をこよなく愛する天真爛漫で気分屋のペコと、卓球は死ぬまでの暇つぶしと公言するクールなスマイル。相反する性格の二人は幼馴染で、同じ高校の卓球部に所属していた。だが以前は名門といわれた卓球部も今や弱小化し、1年ながらレギュラーの二人はまともに練習にも参加していなかった・・・・。

卓球というと、どうしてもスポーツの中では地味なイメージが拭えないスポーツの印象がある。ただ本作では、夢を持ってそれに対してひたすら努力する姿の美しさ、素晴らしさを訴えており、そこにあるスポーツはもはや野球であろうがサッカーであろうが、まして卓球であろうが何ら変わらないということが強く伝わってきた。またCG技術の発達により、地味と思われる卓球の世界を、スピード感溢れる展開と派手なパフォーマンス映像で観るものを十分楽しませるものとなっている。私的なことだが、我が長男も中学時代、卓球をやっていたことからより興味深い作品である。
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2014-08-17

陽だまりの彼女

★★★
陽だまりの彼女
鑑賞No:02513
製作:2013年/日本/129分
監督:三木孝浩
出演:松本潤/上野樹里/玉山鉄二/大倉孝二

新人営業マンの浩介は、仕事先で幼なじみの真緒と10年ぶりに再会する。中学時代は「学年有数のバカ」と呼ばれ、いじめられっ子だった真緒は、見違えるほど美しい大人の女性になっていた。浩介は彼女と恋に落ち、やがて結婚を決意するが、真緒には誰にも知られてはいけない不思議な秘密があった・・・・。

越谷オサムのベストセラー小説を実写化したラブストーリー。ベタなストーリーで、おじさんには観ていて恥ずかしくなるような内容だが爽やかではある。そしてラストはお決まりのお涙頂戴的な悲しい結末かと思いきや、なんとファンタジーだった!ただ、意外性はなく、途中でネタバレした内容ではあった。ラストの結末で一気に現実性のないファンタジーラブストーリーと化してしまう本作ではあるが、ピュアな気持ちで観るとそれなりに楽しめる。




  1. 邦画-ひ

2014-05-15

百万円と苦虫女

★★★+
百万円と苦虫女
鑑賞No:01692
製作:2008年/日本/121分
監督:タナダユキ
出演:蒼井優/森山未來/ピエール瀧/笹野高史

鈴子の飼っていた捨て猫を、彼女の同居人が勝手に捨てたことに腹を立て、鈴子は同居人の荷物を捨ててしまい、警察の厄介になる。それを機に、彼女は親元を離れ、バイトで100万円貯まったら次の土地に移動するという生活を始める。しかし、海、山、地方都市と転々とする鈴子だったが、行く先々でトラブルに巻き込まれていく・・・・。

運が悪く、前科者になったこともあり、人との距離を置いて関わりあいになろうとしない女性を蒼井優が好演している。その姿は「フラガール」や「亀は意外と速く泳ぐ」とはまた全く違った印象を与え、幅の広さを見せている。地元・東京でのエピソードを除いても、海、山、地方都市での3つの独立したエピソードで成り立つオムニバス映画とも言える。3つのエピソードで共通しているのは、人とはできるだけ関わらずに生きていこうとする鈴子に対し、その見た目の可愛さゆえ、興味を持たれ好かれてしまい、関わらざるを得なくなっていく点。チョット変わったロードムービー風映画だが、最後まで飽きさせずに見せてくれる。姉の鈴子のストーリーに並行して弟のイジメ問題も描かれているが、いずれもこれといった結論というか結末ではなかったのが少々消化不良感が残り残念だった。



出演者
蒼井優
森山未來
ピエール瀧
竹財輝之助
齋藤隆成
笹野高史
佐々木すみ江


  1. 邦画-ひ

2014-03-19

100回泣くこと

★★+

鑑賞No:02492
製作:2013年/日本/116分
監督:廣木隆一
出演:大倉忠義/桐谷美玲/ともさかりえ/忍成修吾


4年前のバイク事故で記憶の一部を失った藤井は、友人の結婚式で以前付き合っていた佳美と再会する。しかし、藤井の記憶に佳美の存在は残っていなかったため、自分が恋人だったことを打ち明けないまま、再び藤井と付き合い始める。2人は幸せな時間を共有し、やがて藤井は佳美にプロポーズするが・・・・。


泣かせる映画という製作サイドの思いが伝わってこない映画。それは俳優の演技、ストーリーそして演出と、あらゆる面で未熟というか力不足のためだと思う。時系列も結構目まぐるしく変わり、前半の展開は分かりにくく、また2人の関係も分かりにくい。特に大倉忠義の無機質な演技ではあまり喜びや悲しみは伝わってこない。佳美の死に対する恐怖感は伝わってくるが、死の切迫感までは伝わってこないし、最大の泣き所である佳美の死のシーンもあまりにあっけなさすぎる。ベタな内容にも関わらず、ツボを押さえていない感満載の作品。





  1. 邦画-ひ

2013-11-23

必殺4 恨みはらします

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01751
製作:1987年/日本/131分
監督:深作欣二
出演:藤田まこと/村上弘明/かとうかずこ/三田村邦彦


ある日、町奉行内で見習い与力が町奉行に切りかかり、奉行が殺されると事件が起こる。そして、その場にいた中村主水の不手際によるものとされ、主水は向こう半年の御扶持半額を取り上げられることに。やがて後任の奉行・奥田右京亮が着任するが、さっそく奉行から嫌味を言われる主水。ふて腐れて居酒屋でヤケ酒を飲んでいると、近くで騒動が起き・・・・。


監督が深作欣二ということで、従来の「必殺シリーズ」とはやや趣が異なる派手なアクションが目立つ作品となっている。千葉真一、真田広之の出演によってアクションも本格的なイメージを醸し出だしており、さらに真田は衣装でも派手さを強調していた。また周りを固める出演陣もよい。室田日出男、石橋蓮司、藤岡重慶、蟹江敬三、成田三樹夫と、超個性的なバイプレーヤーが目白押しで顔を見るだけでも楽しめる。お色気シーンでも露出度が高く、映画版としてはエンターテイメント性が高い作品となっている。ただ残念ながら、大立ち回りなどが目立つ分、本来の仕事人としての殺しのシーンが大雑把で仕事人らしくなかった。


  1. 邦画-ひ

2013-09-28

必殺!

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01175
製作:1984年/日本/124分
監督:貞永方久
出演:藤田まこと/三田村邦彦/鮎川いづみ/中条きよし


江戸市中で身元不明の死体が次々と見つかる事件が起こる。死体がみな仕事人と見抜いた中村主水は仲間に連絡し、元締めのおりくは事の次第を確かめるため上州に向う。そんな中、主水たちに仕事を依頼してきた遊女が殺され、その犯人も別の仕事人に殺されるという事件が起こる。さらに主水に別の殺し屋仲間に入るよう接近してくる女も現れる。しかし上州から帰ってきたおりくにより、連続仕事人殺しの裏には関八州の殺し屋団がいることがわかり・・・・。


TV時代劇「必殺シリーズ」の映画化第1弾。「水戸黄門」「暴れん坊将軍」といったいわゆるTV時代劇はほとんど見ないが、その中で唯一見ていたのがこの「必殺シリーズ」。それもこの映画の主要キャストが活躍していたシリーズをよく見ていた。時代設定は江戸ながら当時のリアルタイムな世相や事件を織り込んでいたこと、時代劇ながら軽妙なタッチであること、勧善懲悪ものでありながら主人公たちも実は犯罪者(殺し屋)といういわゆるクライムものであること、そして悪者退治も単なるチャンバラではなく各自個性のある殺し方であること、などが魅力の理由だった。本作はTVドラマの映画版ということで、豪華キャストながらややTVでの魅力がやや薄れ、仕事人同士の縄張り争い的な構図になっていたのは残念だが、気楽に観れる時代劇映画となっている。

  1. 邦画-ひ

2013-08-18

ひまわりと子犬の7日間

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02408
製作:2013年/日本/117分
監督:平松恵美子
出演:堺雅人/中谷美紀/でんでん/若林正恭


ある日、母犬と生まれたばかりの子犬が保健所に収容される。子犬を守るため近寄る人を激しく威嚇する母犬を見た保健所職員の神崎彰司は、なんとかしてこの母犬の心を開かせ、里親を見つけようと奔走するが、なかなかうまくいかない。やがて、飼い主が見つからなければ殺処分されるこの親子犬の収容期限が迫ってきて・・・・。


2007年に宮崎県の保健所で起きた実話をベースとした話らしい。動物モノということで通常はどうしても感情移入してしまうが、思ったほどの感動はなかった。そもそも保健所のシステムに対し、可哀想だということで特定の母子犬だけを特別に保護し延命しようとする姿にはどこか納得いかない。最後の解決策も「なんだ、結局はそうか」的な結末でしっくりこないし。保健所のシステムを変えようとする動きに最後は発展するのはせめてもの救いだが、そこまでの過程はほとんど描かれていないため、ここでも感動しづらかった。配役は悪くなかったが、一番の演技賞はやはり母犬だろうか。

  1. 邦画-ひ

2013-03-22

映画 ひみつのアッコちゃん

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02352
製作:2012年/日本/120分
監督:川村泰祐
出演:綾瀬はるか/岡田将生/谷原章介/吹石一恵


パパからもらった鏡を割ってしまい、ショックを受けている小学5年生の加賀見あつ子、通称アッコちゃんのもとに鏡の精がやって来て、何にでも変身できる魔法のコンパクトをくれる。これで大人の自分に変身したアッコちゃんは、ある日、赤塚化粧品のエリート社員、早瀬尚人にスカウトされ、同じ会社でアルバイトすることになるが・・・・。


第何作目になるか覚えていないが、割と初期の作品をアニメで観ていた、我々世代には懐かしい作品の実写化。内容はトム・ハンクスの「ビッグ」を彷彿させるようなストーリーで、ベタで新規性はない。また、観ていて恥ずかしくなるような大人向けとは言い難い内容ながら、アッコちゃんを綾瀬はるかが演じていることでなぜか許せてしまう不思議感はある。子供と一緒に肩肘張らずに気楽に観るにはいい映画。

  1. 邦画-ひ

2012-12-04

引き出しの中のラブレター

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01954
製作:2009年/日本/119分
監督:三城真一
出演:常盤貴子/林遣都/中島知子/仲代達矢


FMラジオのパーソナリティの真生は、ある日、北海道に住む少年から1通の葉書をもらう。そこには、笑わない祖父を笑わせるにはどうしたらいいかと書かれていたが、答えに詰まった真生はその方法を番組で募集する。しかし突然、「もう募集はやめて欲しい」との手紙が届く。この少年が気になった真生は、ひとり北海道に向うが・・・。


古典的なストーリーながら、それでも涙してしまうストーリー。タイトルにはラブレターとあるが、単に恋人同士の恋愛を描いているのではなく、どちらかというと「家族」がテーマになっている。複数のストーリーが並行して進行するが、後半、これらが絡み合っていくさまもよい。邦画独特の雰囲気、そして「ラジオ」というメディアが醸し出す独特の雰囲気を感じられる作品。

  1. 邦画-ひ

2012-12-01

ヒトリマケ

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01982
製作:2008年/日本/118分
監督:四季涼
出演:街田しおん/井戸田潤/亜希子/横山涼


参加者がそれぞれ抱える借金を一つにまとめ、負けた一人がそのすべての借金を背負い込むというゲームに参加した6人の男女。参加者たちは1日1回投票を行い、5人の意見が一致すれば“ヒトリマケ”が決定するのだ。借金総額は5,003万円。6人たちは借金地獄から逃れるために駆け引きを始めるが・・・・。


「カイジ 人生逆転ゲーム」「LIAR GAME The Final Stage」などと同類の映画だと思えるが、これらに比べ、ストーリー、キャスト、興奮度などあらゆる面でかなり格差のある作品。特に今流行のお笑いタレントを多用しているが、素人演技が多く、レベルの低いものになっている。ドキドキする興奮感が乏しいのも、参加者6人がいずれも駆け引きしようとするが切れ者のイメージがないので何がしたいのか分からないため。ラストもいまいち冴えない結末。

  1. 邦画-ひ

2012-09-04

ヒーローショー

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02015
製作:2010年/日本/134分
監督:井筒和幸
出演:後藤淳平/福徳秀介/ちすん/米原幸佑


先輩の勧めでヒーローショーのバイトを始めたユウキ。ところがバイト仲間のノボルが、先輩の恋人を寝取ったことからショーの最中に大乱闘となってしまう。それでも怒りの収まらない先輩はノボルを強請ろうとするが、ノボルも兄の友人で自衛隊出身の勇気の加勢を得ることができ・・・・。


何の予備知識もなく観た映画だが、主演の二人がお笑いコンビで、タイトルが「ヒーローショー」なんてタイトルだと青春コメディかと思ったが、さすが井筒監督。いい意味でも悪い意味でも大きく裏切られた。それにしてもこれほど評価しにくい映画はない。内容も演技もひどい。映画の品としては最低かもしれない。でもどこに行き着くのか予測のつかないストーリーの暴走はついつい最後まで目が離せなかった。青春コメディどころか、目を覆いたくなるようなバイオレンスシーンの連続で子供には見せたくないシーンも多々ある。何が言いたかったのか、何を描きたかったのかよくわからない映画ではあるが、集団暴行が殺人にいたる集団心理というものは何か見えたような感じがする映画。

  1. 邦画-ひ

2012-07-31

必死剣鳥刺し

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02041
製作:2010年/日本/114分
監督:平山秀幸
出演:豊川悦司/池脇千鶴/吉川晃司/戸田菜穂


圧政に苦しむ海坂藩の庶民を救うため、藩主・右京太夫の側室で藩政に悪影響を及ぼしていた側室の連子を殺した三佐ェ門。しかし打ち首を覚悟していた彼の思いとは別に、1年間の閉門という軽い処分で済んでしまう。やがて閉門も解け、藩の仕事にも復帰するが、それにはある秘命を請け負わされていた・・・。


藤沢周平の短編小説の映画化で、淡々としているが、なかなかじっくり観させてくれる。ただ、やや後味が悪いというか、せつない終わり方にスッキリしないところが残るのは残念。亡き妻への思いが強く、生きる希望を失っていたのは分かるが、それが本当に側室殺害の理由だったのか?物静かで感情をあまり表にあらわにしない三佐ェ門だけに、そこまでの正義感も感じられなかったし、謎が残る。また、亡き妻への思いが強く、さらに里尾の将来を真剣に考えているにも関わらず、最後は関係を持ってしまうところも、ちょっとそれまでの三佐ェ門の言動にふさわしくない。ラストの殺陣シーンは見ごたえあるが、やはり切なく悲しい終わり方。唯一、タイトルの必死剣鳥刺しのシーンでやや溜飲が下がる思いとなるのが救い。

  1. 邦画-ひ