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2018-02-03

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

★★(2.0)
wもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら
鑑賞No:02211
製作:2011年/日本/125分
監督:田中誠
出演:前田敦子/瀬戸康史/峯岸みなみ/池松壮亮

病気で入院している親友・夕紀の代わりに、弱小・程久保高校野球部のマネージャーになった川島みなみ。この野球部のマネージャーとして、みんなを甲子園に連れて行きたいと思ったみなみは、書店で世界中のマネージャーが読んでいるというP.F.ドラッカーの「マネジメント」を勧められる。そして、ドラッガーの理論に基づき、野球部のマネジメントを始めるが・・・。

原作を読んでないので何とも言えませんが、期待していたドラッカーのマネジメント理論の野球への適用に感心されられるという内容には程遠かった。もっともっと理論的な話が出てくるかと思ったが、結局は友情や人間関係といった精神論が中心で、有効な理論的手法がイマイチ見当たらなかった。「イノベーション」はわかるが、それが「ノーボール・ノーバンド」戦法だけで、それまで弱小チームと言われた野球部が、勝ち続けるというのは無理があるような気がして、リアル感はほとんど感じられない、ありえないドラマの印象が強かった。前田敦子の演技も決していいとは言えず、親友の死の場面でも彼女の棒読みのようなセリフではとても泣けない、残念な演技でした。

劇場公開日 2011年6月4日



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2017-10-23

模倣犯

★★★(3.0)
w模倣犯
鑑賞No:01172
製作:2002年/日本/123分
監督:森田芳光
出演:中居正広/城戸真亜子/モロ師岡/小木茂光

東京の下町で豆腐屋を営む有馬の孫娘・古川鞠子が失踪して10か月、事件は一向に進展していなかった。そんなある日、公園のゴミ箱から女性の右腕とショルダーバッグが発見される。その後、各局に犯人からの犯行声明と共に、それぞれ別の被害者と思われる女性の写真が届く。日本中が騒然となる中、有馬は鞠子を救い出すべく必死の捜索を行うが・・・・。

宮部みゆきのベストセラー同名小説の映画化。原作は読んでいないが、多くのエピソードを緻密に紡ぎあげた作品らしく、観る前から期待が大きかったが、観ると意外と面白くない。面白くないというよりは、期待が大きかっただけに落胆も大きかったのだろうか。意外と心に響いてこなかった。意欲的な映像表現にチャレンジしている所は評価できるが、犯人と被害者の家族との対決軸が弱く、原作で描いたテーマがちゃんと伝わってこない感じがした。もう一歩といった感じか。

劇場公開日 2002年6月8日

(予告編なし)

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2017-06-21

モスラ

★★★
モスラ
鑑賞No:00639
製作:1996年/日本/106分
監督:米田興弘
出演:小林恵/山口沙弥加/羽野晶紀/二見一樹

北海道の森林開発現場で発見された光るメタル。現場監督によってそのメタルが持ち去られたとき、インファント島の妖精・エリアス姉妹は不気味な予兆を感じとる。やがて黒い妖精・ベルベラは、メタルを使って破壊獣デスギドラを甦らせる。エリアス姉妹は、モスラの力で地球を救おうと試みるが・・・・。

日本の怪獣映画の中では、ゴジラ、ガメラ、と共に主役を張れる怪獣として有名な怪獣だが、ゴジラやガメラに比べて強さが引き立たず、動きも地味な怪獣だ。その分、映画では、色彩を派手にし、アクション性が欠ける分、ファンタジックな映像にしている。また、本作ではモスラの子が登場し、親モスラの代わりに活躍するといった意外性や、地上戦だけではなく空中戦も取り入れ、多彩な構成にしているのも見どころ。

劇場公開日 1996年12月14日



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2017-05-28

魍魎の匣(はこ)

★★★
魍魎の匣
鑑賞No:01580
製作:2007年/日本/133分
監督:原田眞人
出演:堤真一/黒木瞳/阿部寛/椎名桔平

昭和27年の東京で、美少女の連続バラバラ殺人事件が世間を騒がせていた。そんな中、探偵の榎木津は引退した女優・柚木陽子から行方不明の娘の捜索依頼を受ける。一方、小説家の関口は、不幸をハコに閉じ込めるといって勢力を伸ばしている怪しげな新教宗教団体を調査していた・・・・。

京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」の映画化第二弾。京極作品は恐らく初鑑賞だと思うが、イメージとしては江戸川乱歩作品を感じさせる。かなり複雑な人間関係らしかったので、鑑賞前に事前学習をして観たが、これは功を奏した。ただし、その分、それぞれの人物が描ききれていない薄っぺらさも露呈することとなった。ストーリー展開も、時系列を複雑にして分かりにくくしていたが、かえって作品をつまらないものにしている気がした。話のメインは美少女のバラバラ殺人事件だが、それ故グロテスクなシーンもあり、気持ち悪いシーンが嫌いな人にはお勧めできない。ただ、今の邦画に主演・助演で出まくっている、堤真一、阿部寛、椎名桔平らが集い、安定した演技で安心して観られる。

劇場公開日 2007年12月22日



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2017-02-21

森山中教習所

★★+
森山中教習所
鑑賞No:02841
製作:2016年/日本/103分
監督:豊島圭介
出演:野村周平/賀来賢人/岸井ゆきの/寺十吾

ある日、免許を取ろうと思い立った大学生の佐藤清高は、ヤクザの轟木が運転する車にひかれてしまう。轟木が無免許運転だったため、事件抹消のために組長を乗せた車にそのまま引きずり込まれた清高が連れていかれた先は、非公認の教習所だった。さらに、そこで清高と轟木が高校の同級生であったことが判明する・・・・。

真造圭伍による同名コミックの映画化。何かゆるい映画だったけど、ゆるいだけで何があるというわけではない作品。主人公のノー天気な大学生は、大した目的もなく運転免許証を取るために無認可の自動車教習所に通うが、そこは教習所とは思えない個人経営のアットホームな教習所。すでにありえない設定だが、さらに練習コースもこれまたありえない小学校のグラウンドのような場所に簡易的に作ったコース。そんなところに来る生徒もろくなもんではない。だってヤクザが習いに来るのだから。この若きヤクザと主人公が高校時代のクラスメートという設定。だからといって特に面白い、あるいは意外なストーリー展開はない。ただひと夏のちょっとした思い出的なエピソード程度で、観終わっても何の感動も起こらない作品。

劇場公開日 2016年7月9日



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2016-11-24

モヒカン故郷に帰る

★★★+
モヒカン故郷に帰る
鑑賞No:02824
製作:2016年/日本/125分
監督:沖田修一
出演:松田龍平/柄本明/前田敦子/もたいまさこ

モヒカン頭がトレードマークの売れないデスメタルバンドのボーカル・田村永吉は、恋人の由佳が妊娠したのをきっかけに、彼女を連れて7年ぶりに瀬戸内海の戸鼻島に帰郷する。実家には、矢沢永吉を信奉する父・治と熱狂的なカープファンの母・春子、たまたま帰省していた弟・浩二がいた。家族が珍しく顔を揃えたのも束の間、すぐに始まる恒例の親子喧嘩。そんな中、治が末期ガンであることが判明し・・・。

単純なストーリーで分かりやすい内容ではあるが、冒頭から特に何の説明もなく進行するので、何の映画か、どんな映画か予想できず、ちょっと戸惑う。そして主人公の2人はタイトルにあるように広島の実家に帰る。帰ってからやっと、2人は恋人同士であること(予想はつくが、恋人なのか夫婦なのかの説明が冒頭になし)、そして今度結婚すること、彼女の由佳が現在妊娠していることなどが明らかになる。ただ、最後まで、故郷を出て7年も帰省しなかった理由(単純にお金がないだけ?)やモヒカンスタイルにこだわる理由などは明かされなかったし、特に言及もされなかった。恋人の由佳は夫の実家の家族にすぐ馴染んでいくが、父子はなぜか馴染めない。それでも父の治が末期ガンと判明してからは、次第に心が通いあっていく姿が描かれえいる。「矢沢永吉のお見舞い」のリクエストが出たときは、ひょっとして永ちゃん出演してるの?と思ったが、やはり本人登場はこの映画では違和感が感じられたのか、永ちゃんに変装して願いを叶えるといった対応だったのは無難だと思った。

劇場公開日 2016年4月9日



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2015-09-30

もらとりあむタマ子

★★★
もらとりあむタマ子
鑑賞No:02708
製作:2013年/日本/78分
監督:山下敦弘
出演:前田敦子/康すおん/伊東清矢/鈴木慶一

東京の大学を卒業した23歳のタマ子は、父親がスポーツ用品店を営む甲府に戻って来る。彼女は特に就職活動をするわけでもなく、ほぼ毎日惰眠をむさぼり、ぐうたらな日々を送っていた。父親に仕事を探せとせっつかれても聞く耳も持たず、たまに起きているときはマンガやゲームに没頭していたが・・・・。

自堕落な引きこもり生活を送る娘のタマ子が、父親の再婚話をきっかけに少し自立する程度の話? それ以外は取り立てて事件も起こらず、内容もない。主人公のタマ子同様、ストーリーもダラダラ進む。演技の上手い下手は別にして、元AKB48のトップアイドルとしての肩書をかなぐり捨てたタマ子役は、これまでの前田敦子作品の中で一番役柄的には馴染んでいるように思えた。女優を目指すならこの路線かもしれない。

劇場公開日 2013年11月23日



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2015-04-06

もののけ姫

★★★+
もののけ姫
鑑賞No:01038
製作:1997年/日本/133分
監督:宮崎駿
声の出演:松田洋治/石田ゆり子/田中裕子/美輪明宏

室町時代の東北地方に住む若武者アシタカは、村を襲った大猪に触れ、腕に死の呪いがとりつく。アシタカは祟りを取り除くため旅に出るが、途中で谷に転落した牛飼いの甲六らを助けたことで製鉄工場・タタラ場に寄ることになる。そして不死身の森の神であるシシ神なら呪いを解くことができることを知る・・・・。

いわゆるジブリ作品の中で最初に観た映画がこれ。この作品より前にも「風の谷のナウシカ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」など有名な作品は多いが、どこかアニメということで軽く見ていた時期があり、いずれも観ていなかったため。さすがに「もののけ姫」は、あの「E.T.」が持つ日本の映画興行記録を抜く大ヒット作となってしまったため無視できなかった。観るとさすがにただのアニメではなかった。アニメに対する見方も変わった。要はアニメとか実写とかではないのだ。何を求め、何を伝え、何を表現し、何を訴えようとしているか、それが大事であることを。この映画もメッセージ性が強く、胸がジーンとなるシーンが出てくるが、人として、人類として自然と共存していく道を改めて考えさせられる映画である。

劇場公開日 1997年7月12日


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2014-11-17

百瀬、こっちを向いて。

★★★★
百瀬、こっちを向いて。
鑑賞No:02579
製作:2014年/日本/109分
監督:耶雲哉治
出演:早見あかり/竹内太郎/石橋杏奈/工藤阿須加

冴えない高校生のノボルは、ある日、尊敬する先輩の宮崎瞬から、ショートヘアで野良猫のような鋭い目つきの美少女・百瀬陽を紹介される。瞬には学校のマドンナ的存在の神林徹子という恋人がいたが、百瀬と付き合っているという噂が流れて困っており、ノボルに百瀬と期間限定で付き合うふりをするよう提案。ノボルと百瀬は嘘の恋愛関係を始めるようになるが・・・・。

作家の乙一が、中田永一という別名義で執筆したベストセラー小説を原作とした青春ロマンス。ほろ苦く、せつないストーリーと、現在と15年前の過去を交錯させた構成、そして随所に散りばめられた伏線は秀逸。メインの俳優陣がほとんど無名の若手で、演技力がついてこないのは残念だったが、素人っぽい演技が逆にノボルなどは玲愛経験のない高校生の初心な姿をリアルなものにしていた。ノボルと百瀬、そして宮崎先輩と神林先輩、それぞれが思いを寄せる人のために嘘をつき、演技をし、そのために悩み苦しむといったちょっとやるせない中で、一粒の清涼剤的存在としていいタイミングで登場するノボルの友人・田辺くんの存在感は大きい。
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2014-11-10

MONSTERZ モンスターズ

★★★+
MONSTERZ モンスターズ
鑑賞No:02576
製作:2014年/日本/112分
監督:中田秀夫
出演:藤原竜也/山田孝之/石原さとみ/田口トモロヲ

まなざしひとつですべての人を操ることができ、その能力ゆえに孤独に生きてきた男の前に、初めて力の通じない人物、田中終一が現れる。終一もまた、両親のいない孤独な人生を歩んできたが、男によって数少ない大切な人を奪われてしまう。自分の世界を守るため男は終一の抹殺を図り、終一は大切な人を守れなかった自分を責め、男への復讐を誓うが・・・・。

設定は興味深い。すべての人を操ることができる男。最強だ。だが、ただ一人、操ることのできない男。こいつこそ最強の上をいく男・田中終一だ。しかし、終一に攻撃力はない。よって、人を操ることができる男によって徹底的に攻撃され、打撃を受ける。だが、終一二は驚くべき回復力がある。そのため、どんなに傷ついてもあっという間に回復する。そんな2人の対決だから決着がつかない。藤原竜也と山田孝之という配役も良い。設定も良く、配役も良いのに、なぜか薄っぺらい。それなりに面白くはあったが、何のために戦っているのか、何を描きたいのかが伝わってこない作品。やたら、無意味に人が死ぬシーンがあるのは空しいだけ。
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2014-09-15

土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI

★★★★
土竜の唄 潜入捜査官REIJI
鑑賞No:02557
製作:2014年/日本/130分
監督:三池崇史
出演:生田斗真/仲里依紗/山田孝之/堤真一

正義感が強いが童貞で、警察学校では史上最低の成績を残している巡査・菊川玲二は、ある日突然、通称「モグラ」と呼ばれる潜入捜査官になるよう命じられる。麻薬の密売ルートを暴き、暴力団組織・数寄矢会の轟周宝会長を挙げるため組織へ潜入した玲二は、数寄矢会に渦巻く権力闘争や、日本最大の暴力団・蜂乃巣会との抗争に巻き込まれていく・・・・。

2014年のNHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」で高山右近をクールに演じている生田斗真が、本作ではぶっ飛んだ軽薄キャラを体当たりで熱演している。ストーリー自体は単純な任侠ものだが、随所にギャグや下ネタ満載で、くだらないほどバカバカしい映画だが、笑って楽しめる。キャラクターとしては色々と面白いキャラが出てくるが、やはり光っているのは堤真一演じるヤクザ。男気があるが、どこか憎めない優しさがある。警察側の3人トリオも面白いが、敵キャラとしてナイナイの岡村はちょっと弱すぎる感がある。終盤はやり過ぎともいえる演出もあるが、これも三池崇史流といえば納得か? 続編作る気満々のラストだが、期待したいところ。





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2013-05-17

最も危険な遊戯

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02307
製作:1978年/日本/89分
監督:村川透
出演:松田優作/田坂圭子/荒木一郎/内田朝雄


日本の財界の大物達が相次いで誘拐されるという事件が起こるが、犯人が複数である事以外、手がかりは一切つかめない。そんな時、東日電気社長の南条信隆も強引に誘拐される。南条社長の義父で東日電気会長の小日向は鳴海昌平を呼び、謝礼五千万円で誘拐された南条社長の救出を依頼するが・・・・。


松田優作の映画には大きく分けてハードボイルド系と文学作品系があるが、やはりハマり役が多いのはハードボイルド系の方で、この作品もハマり役に該当する。松田優作の傑作ハードボイルド作品というと「蘇る金狼」と「野獣死すべし」だが、この2作には及ばないものの、この2作に通じる雰囲気を醸し出した作品となっている。ストーリー自体は大したことないが、松田優作のかっこよさを堪能するにはよい映画。

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2012-06-24

モテキ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02233
製作:2011年/日本/118分
監督:大根仁
出演:森山未來/長澤まさみ/麻生久美子/仲里依紗


31歳の藤本幸世は、派遣会社を卒業しニュースサイトのライター職として新しい生活を踏み出そうとしているが、女性との新しい出会いもないまま日々過ぎていた。だがある日突然、“モテキ”が訪れる。雑誌編集者のみゆき、年上OLのるみ子、ガールズバーの愛、先輩社員の素子という、まったくタイプの異なる4人の美女の間で揺れ動く幸世だったが・・・。


森山未來演じる藤本を巡って4人の女性たちとのラブストーリーを描いているが、その中心で断然たる存在感を出していたのが長澤まさみ。この映画で再ブレイクというか女優として新境地を開き、一気に注目を浴びるようになった男心をくすぐる可愛さと、大胆なちょいエロさは見もの。そのキュートさの最たるシーンで有名になった、飲み会での帰り際の「ドロンします。しゅしゅしゅしゅしゅ」は最高。この映画に賭けたと思われる長澤まさみ必見の映画。





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