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2017-05-08

闇金ウシジマくん ザ・ファイナル

★★★
闇金ウシジマくん ザ・ファイナル
鑑賞No:02849
製作:2016年/日本/130分
監督:山口雅俊
出演:山田孝之/綾野剛/永山絢斗/真飛聖

ある日、ウシジマの中学時代の同級生・竹本優希がカウカウファイナンスに現れ、生活のための金を貸してほしいと言うが、ウシジマはその頼みを断る。金を借りられずに事務所を去った竹本は、住み込みで労働ができるという「純愛の家」に入居することになるが、「純愛の家」の実態は、入居者に過酷な労働を強いる貧困ビジネスだった・・・・。

Part3では露出度が少なく、目立たなかった感が強かったが、本作ではウシジマくんがメインでストーリーが展開される。それもこれまでは触れられなかったウシジマくんの過去がクローズアップされ興味深い。原作のコミックさえ読んでいなかったので、本シリーズは全作観ていながら、カウカウファイナンスの人間関係もよく知らず、本作でウシジマくんと柄崎の関係を知って驚いた始末。Part3同様、本来の闇金業界ネタは少ないが、緊張感ある展開で面白い。

劇場公開日 2016年10月22日



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2017-05-07

闇金ウシジマくん Part3

★★★★
闇金ウシジマくん Part3
鑑賞No:02848
製作:2016年/日本/131分
監督:山口雅俊
出演:山田孝之/綾野剛/本郷奏多/白石麻衣

派遣の仕事で食いつなぐ沢村真司はある日、街で撮影中のタレントの麻生りなを見かけ、社会の格差を実感する。ネット長者の天生祥が主宰する「誰でも稼げる」というセミナーに半信半疑で参加した真司は、人生の一発逆転を狙った億単位のマネーゲームに巻き込まれていく。一方、妻がいながらキャバクラに通うサラリーマンの加茂守は、美人キャバ嬢を落とそうと躍起になっていたが・・・・。

前2作とは異なり、闇金ウシジマくんはどちらかというと主役というより、主軸に絡んでくるといった設定。そして主軸となるのが、ネットビジネス詐欺に巻き込まれる沢村真司と、酒と女に溺れ破滅していく加茂守の2つのストーリー。全体的に面白くはあったが、闇金業の裏側、小ネタ的なストーリーがなく、主人公の魅力を大いに引き出した作品とは言い切れず、物足らなさは残る。本作は「ザ・ファイナル」と2部作構成になっており、ウシジマくんの出番は「ザ・ファイナル」中心となっている。

劇場公開日 2016年9月22日



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2016-07-26

やじきた道中 てれすこ

★★+
やじきた道中てれすこ
鑑賞No:01567
製作:2007年/日本/103分
監督:平山秀幸
出演:中村勘三郎/柄本明/小泉今日子/ラサール石井

5年前に亡くした妻とそっくりの花魁・お喜乃に想いを寄せる弥次はある日、彼女から遊郭を抜け出し病気の父を見舞うために一緒に故郷の沼津に行って欲しいと頼まれる。その遊郭で偶然再会した幼馴染の喜多さんも加え、3人で西に向う珍道中が始まるが・・・。

「東海道中膝栗毛」に「てれすこ」「狸賽」などの落語ネタを取り入れた人情時代劇。中村勘三郎と柄本明という少々年配の役者を配したことで、演技的には安心して観れたものの地味さは拭えなかった。原作の「東海道中膝栗毛」よりも落語ネタ満載の内容で、ストーリーを彩る小ネタ的役割は果たしていたものの、メインストーリーは配役同様やはり地味で単純という感じがした。タイトルに冠している「テレスコ」についても落語ネタ以上の突っ込みはなく、本編との絡みもあまりなかったのが残念。その分、キョンキョンが紅一点、目立っており、いい女優になってきたと感心した。常道の時代劇ではあるが、少々中だるみのする作品。

劇場公開日 2007年11月10日



(キャスト一覧)
中村勘三郎(弥次郎兵衛)
柄本明(喜多八)
小泉今日子(お喜乃)
ラサール石井(梅八)
笑福亭松之助(与兵衛)
淡路恵子(おきん)
間寛平(奉行)
松重豊(地廻りの太十)
山本浩司(地廻りの甚八)
吉川晃司(沓脱清十郎)
鈴木蘭々(清十郎の妻・菊)
藤山直美(お仙)
國村隼(代貸)
笹野高史(お喜乃の父・杢兵衛)


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2015-10-17

八つ墓村

★★★+
八つ墓村(豊川版)
鑑賞No:00829
製作:1996年/日本/127分
監督:市川崑
出演:豊川悦司/浅野ゆう子/高橋和也/宅麻伸

岡山と鳥取の県境に位置する山村の八つ墓村は、戦国時代に村人によって惨殺された8人の落武者の祟りがあると言い伝えられていた。そんな村の青年・辰弥は村の資産家・田治見要蔵の遺児であることを知らされ、田治見家を継ぐように言われる。このことを巡って、村で次々と連続殺人事件が起こることに・・・。

八つ墓村で起こった連続殺人事件に、名探偵・金田一耕助が挑む本格推理サスペンス。遺産相続、祟り、鍾乳洞、双子の老婆・・・・といった具合に横溝ミステリー特有のキーワードが出てきてミステリアスな雰囲気を醸し出している。本作の題材となった津山事件は1938年に起こっており、別名“津山30人殺し”として有名な大量殺人事件が実際に起こっているだけに、単なるフィクションにとどまらないおどろおおどろしさが醸し出されている作品である。本作は1951年に片岡千恵蔵の金田一、1977年には渥美清の金田一で映画化されている。本作の豊川悦司の金田一とあわせ、石坂・金田一、古谷・金田一を見慣れた人には映画版・八つ墓村は、他の横溝作品と比べ少し趣が異なる映画となっている。

劇場公開日 1996年10月26日


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2014-11-04

闇金ウシジマくん Part2

★★★★
闇金ウシジマくん Parts2
鑑賞No:02574
製作:2014年/日本/133分
監督:山口雅俊
出演:山田孝之/綾野剛/崎本大海/やべきょうすけ

ある日、ウシジマの事務所に暴走族のヘッド・愛沢とトラブルを起こしたヤンキーのマサルが、愛沢に連行されてくる。愛沢はマサルに借金をさせ、その金を自分への慰謝料として払うよう要求するが、マサルはウシジマに懇願してカウカウ・ファイナンスで働くことに。当てがはずれてしまった愛沢だが、彼にもまた、すぐにでも金が必要なある事情があった・・・・。

真鍋昌平の人気コミックを山田孝之主演で2010年にテレビドラマ化、2012年には映画化された劇場版第2作。闇金業者、ヤクザ、ホスト、風俗嬢、ヤンキー、ストーカーといった裏社会に生きる人々が描かれており、非現実でありながら、まんざら嘘でもないそこそこリアル感があって、恐怖が伝わってくる。裏社会の怖さ、そして際限のない欲望のエスカレート、その先には破滅、そして死が待っているという、負の連鎖。決して関わりたくない、別世界である。そんな中、クールで毅然に生きるウシジマはある意味、魅力的。ただ、Part2はエピソードが多すぎて、逆にどれも中途半端で、かつウシジマがイマイチ目立たなかった感は否めない。
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2014-03-07

野獣死すべし

★★★★

鑑賞No:00344
製作:1980年/日本/118分
監督:村川透
出演:松田優作/小林麻美/室田日出男/鹿賀丈史


ある夜、警視庁の警部補・岡田が殺され、拳銃を奪われるという事件が起こる。さらに、賭博場が襲われ、暴力団3人が射殺され、現金三千万円が奪われる。岡田の部下だった柏木は、執念深く事件を追い、通信社の戦場カメラマンだった男・伊達邦彦を容疑者として追うことに・・・・。


「蘇える金狼」と並ぶ、松田優作のハードボイルド映画の傑作。主人公は戦場カメラマンとして幾多の地獄絵図を見てきた経験が、まさに野獣の如く狂気を帯びた男を作り上げているが、そんな男を松田優作が見事に演じていた。周りを固める役者、特に鹿賀丈史のキレた演技も秀逸で松田優作に劣らない狂気を醸し出しているし、刑事役の室田日出男も松田優作との対峙シーンで印象強い演技をしています。狂気に満ちた内容だけに部分部分で分かりにくいところはありますが、好奇心と緊張感の持続する映画です。それにしてもハードボイルドとはいえ、あまりにも無抵抗の人を殺しすぎ!?また前半の緻密な銀行強盗計画に比べ、実践は意外と乱雑だったのが残念。





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2013-09-25

山のあなた ~徳市の恋~

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01684
製作:2008年/日本/94分
監督:石井克人
出演:草なぎ剛/加瀬亮/マイコ/堤真一


目の不自由な二人の按摩、徳市と福市は冬場を海の温泉場で過ごし、春先からは山の温泉場で稼ぐのが毎年の恒例だった。そんな彼らが山の温泉場に向う途中、彼らの横を1台の馬車が駆け抜けていった。馬車には東京から山の温泉場に向う女性・三沢美千穂と、大村真太郎、真太郎の甥・研一が乗っていた。徳市らが温泉場に着くと、早速呼び出しがかかるが、お客は美千穂だった・・・。


古きよき時代の人々の触れ合いと自然の美しさを感じさせる映画。徳市の一途な恋を柱に、温泉街で巻き起こる騒動を描いているが、騒動といってもそんな大したものではなく、緊張感というものはあまり感じられずにストーリーは淡々と進んでいく。目の不自由な按摩役というちょっと難しい役どころを草なぎ剛はよく演じていたが、腰の低いイメージのある按摩(草なぎ剛も勝手にそんなイメージを持っているが・・・)だが、草なぎ演じる徳市はちょっと過激な言動もあり、意外感はあった。昨今邦画に多いゆるめの感じの映画で面白味には欠けるが、ゆったり自然を満喫しながら観るにはいい映画かも?(温泉に行ってマッサージを受けたい気分にはなるかも?)


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2013-09-12

約三十の嘘

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01875
製作:2004年/日本/100分
監督:大谷健太郎
出演:椎名桔平/中谷美紀/妻夫木聡/田辺誠一


大阪駅から、札幌行きの豪華寝台特急トワイライトエクスプレスに乗り込んだ5人の男女。彼らは、落ちぶれた天才詐欺師・志方をはじめ、クールな美女・宝田、アル中の佐々木などで、偽者の羽毛布団を売ってひと儲けをたくらんでいた。途中で乗り込んできたボインの美女・今井を加え、彼らは札幌でひと儲けに成功するが、大金の詰まったスーツケースが列車から消えてしまって・・・・。


映画の舞台の大半が列車の中という、いわゆる密室劇で、登場人物はほとんど6人だけ、そして彼らは詐欺師ということになれば、「キサラギ」のような次々にくるどんでん返しというのをいやがうえにも期待してしまう。その期待が大きかったゆえ、期待を上回るどんでん返しはなく、ちょっと期待はずれの内容だった。最後くらいはあるかと思った「まさかの展開」も、来るか来るかと思わせておいて来ないという残念さ。クールなイメージの椎名桔平のとぼけた演技、誠実で優しいイメージの妻夫木聡のチョイ悪イメージの演技は新鮮でよかった。

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2013-08-04

山桜

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01680
製作:2008年/日本/99分
監督:篠原哲雄
出演:田中麗奈/東山紀之/篠田三郎/檀ふみ


江戸後期。野江は若くして最初の夫に先立たれ、現在は二度目の嫁ぎ先である磯村家にいたが、実家の浦井の家とは環境がまるで違っていた。武士ながら蓄財に勤しむ夫と舅、“出戻りの嫁”を蔑む姑、そんな中でも野江は磯村の嫁として懸命に耐えていた。そんな折、野江は山道で偶然、手塚弥一郎と名乗る武士と出会う。その武士は野江が磯村に嫁ぐ前に、縁談を申し込んできた相手だったが、母一人子一人の家と聞いて会うこともなく断っていたのだった・・・。


自分の不遇な現状にもじっと耐える健気な嫁を田中麗奈がよく好演していた。二度ので戻りを演じる女性としては少々若い気もしたが・・・。でも時代とはいえ、相手を確認せずに結婚の承諾や断りをするところにこのような不幸が起こるのだが、そんな中、野江の母親が野江に言う一言が印象的。「あなたはただ遠回りしているだけですよ。」この一言に、不幸な過去に後悔せず、まだ見ぬ未来に一条の光明を見出すことができる。人には避けることのできない運命というものがあるのかもしれないが、この一言はその運命を受け入れながらポジティブに生きていく希望を持たせる一言に聞こえた。ありがちなストーリー展開ではあるが、やはり涙を誘ってしまう良品に仕上がっている。ラストはちょっと消化不良気味の終り方。結論を観る者に委ねる手法もよいが、ここは結論を出して欲しかった。まして不幸な結婚生活を耐え忍んでいただけに、最後は野江が幸せな人生を掴み取るところを見たかった。ベタでもいいから納得いく殿様の裁断でスッキリ終りたかったのが正直な感想。





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2013-05-26

山形スクリーム

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01902
製作:2009年/日本/116分
監督:竹中直人
出演:成海璃子/AKIRA/マイコ/竹中直人


歴史研究会の女子高生4人組が、落ち武者伝説の残る山形県の村を訪れる。その日は村で村長らにより、落ち武者を祀る祠を壊す行事が行われていたが、祠を壊したことにより、落ち武者4人がゾンビとなって復活してしまう。そしてゾンビたちは村人を次々と殺していき・・・・。


竹中直人の監督第6作だが、これは酷かった。何でこんな映画を撮ったのか?わけの分からないストーリーの上、怖くも面白くもないコメディホラーだから最悪。色んな映画などのパロディもあるが、それも意味のないパクリにしか見えなかったし、映像的に汚いシーンもあるし・・・。ここ何年か洋画を抑え、いい邦画が増えてきた反面、お笑いタレントの安易な映画作りから駄作も増えてきているように思えるが、これもそのうちの1本。

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2013-04-16

野性の証明

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:00345
製作:1978年/日本/143分
監督:佐藤純彌
出演:高倉健/中野良子/薬師丸ひろ子/夏八木勲


自衛隊特殊工作隊の味沢岳史は東北山中の単独踏破訓練中、近くの寒村で起こった大量殺人事件に遭遇する。その中で唯一頼子という少女が生き残るが、彼女はそのときのショックで記憶喪失となっていた。時は流れ、自衛隊を除隊した味沢は羽代市で保険の外交をしていた。そして彼の元には養女として引き取られた頼子がいた・・・・。


森村誠一の同名小説の映画化。公開当時は「人間の証明」で一躍有名になった森村誠一の小説が売れに売れていた時期で、それに当時としては大々的な宣伝を行う角川映画の効果もあって一大旋風を起こした作品のようなイメージが残っている。さらに主演が高倉健に加え、この映画がデビュー作となり、やがて超アイドル映画スターになる薬師丸ひろ子だったということもヒットの要因だったように思う。ストーリーとしては、本来の推理ミステリーの要素を残しつつ、ある地方都市の腐敗した権力構造に立ち向かう男を描いているが、自衛隊も絡ませた社会派映画の雰囲気が強い。もう30年前の映画だが、薬師丸ひろ子演じる頼子のセリフ「お父さん、怖いよ!」は今でも記憶に新しい。



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2013-02-10

闇金ウシジマくん

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02333
製作:2012年/日本/129分
監督:山口雅俊
出演:山田孝之/大島優子/林遣都/崎本大海


借金の回収のためにセレブたちのホームパーティに訪れた丑嶋は、イベント系サークル代表のジュンと出会う。数日後、丑嶋の経営する「カウカウ・ファイナンス」に現れたジュンは、イベントの資金調達のための借金を懇願する。一方、ギャンブルにハマった母親の借金を背負い、丑嶋の容赦ない取り立てに追われる未來。借金返済のため“出会いカフェ”でバイトを始めた未來は、簡単に手にした大金に次第に気持ちが揺らいでいく・・・・。


原作がどのようなものか知りませんが、ジュンと未來がストーリーの中心として表だって描かれており、主役であるはずの丑嶋の露出が少し少ないのは残念でした。(もう少し、闇金業者の実体を見てみたかった) 映画の尺が長い割には間延びした感のある展開で、かつ構成・編集に問題があるのか、ストーリーがやたら飛んでいるようで分かりにくい個所が目立った。全体的には割と面白かったが、最後のジュンに対する仕打ちは酷く、後味の悪いものとなった。それにしても山田孝之の役になり切る演技には脱帽する。





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2012-03-09

やさしい手

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02226
製作:2010年/日本/80分
監督:関根和美
出演:水沢アキ/風祭ゆき/大竹一重/宮川一郎太


不漁続きで水産加工場のパートの職を失った葵は、失踪した夫が残した300万円の借金返済と脳梗塞で倒れた夫の母(の世話に頭を悩ませていた。懸命な職探しもしても不景気の上、50歳という年齢もネックとなってすべてダメ。困り果てて訪ねた求人先は「コンパニオン急募・年齢不問・個室ビデオ」。それは男性を手で慰める風俗の仕事だった・・・。


2007年製作の英仏合作映画「やわらかい手」を、舞台を日本に移して水沢アキを主演にリメイクした作品のようです。「やわらかい手」でもそうでしたが、風俗店のオーナーがいい人というのがこの作品をほのぼのとしたものにしている。特に本作での女性オーナーは本当にいい人。いい人と言えば本作に出てくる人はみんないい人。唯一、悪人と思われるのが宮川一郎太演じるサラ金業者だが、それもラストでは・・・。それにしても水沢アキの56歳でのフルヌード披露が話題となった作品だが、ヌードシーンの必然性は全く感じられず、ラストのベッドシーンも何だったのか?ラストに大いに疑問の残る作品。


予告編

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