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2019-01-15

LIAR GAME The Final Stage

★★★★+(4.5)
wLIAR GAME The Final Stage
鑑賞No:01975
製作:2010年/日本/133分
監督:松山博昭
出演:戸田恵梨香/松田翔太/田辺誠一/鈴木浩介

神崎直は一度は辞退した「ライアーゲーム」最終決戦に、秋山深一を助けるために参加することに。今回のエデンの園ゲームは、金・銀・赤の3色のリンゴのうち、プレイヤーが一つを選ぶという単純なもの。赤が揃えば全員+1億円。誰かが裏切り、金か銀に投票すると赤の投票者が負債を負うルール。赤がない場合は、金と銀の多い方が+1億円となる。直はみんなに「赤を揃えましょう」と呼びかけるが・・・・。

ありえない状況設定と、その中で繰り広げられる心理ゲームは、「カイジ 人生逆転ゲーム」を思わせるが、「カイジ 人生逆転ゲーム」が3つのゲームで構成されているのに対し、こちらは「エデンの園ゲーム」一つ。それもごく単純なルールで、これを13回行うというのだから、最初ちょっとうんざりしかけたが、意外とこれが面白い。これがこのドラマの醍醐味なのだろうか(TVドラマは見てなので詳しくは知らないが・・・)、騙しあいの連続に、ゲーム展開はスリル満点。TVドラマは見ていなくても十分楽しめる。

劇場公開日 2010年3月6日



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2019-01-04

ラプラスの魔女

★★★+(3.5)
wラプラスの魔女
鑑賞No:02907
製作:2018年/日本/116分
監督:三池崇史
出演:櫻井翔/広瀬すず/福士蒼汰/志田未来

妻と温泉地を訪れた初老男性が硫化水素中毒で死亡する事件が発生した。捜査を担当する刑事・中岡は妻による遺産目当ての計画殺人を疑うが、事件現場の調査を行った地球化学専門家・青江修介は、気象条件の安定しない屋外で計画を実行するのは不可能として事件性を否定。しかし数日後、被害者男性の知人が別の地方都市で硫化水素中毒により死亡する事故が起きる。新たな事故現場の調査に当たる青江だったが、やはり事件性は見受けられない。もし2つの事故を連続殺人事件と仮定するのであれば、犯人はその場所で起こる自然現象を正確に予測していたことになる。行き詰まる青江の前に謎の女・羽原円華が現われ、これから起こる自然現象を見事に言い当てる。彼女は事件の秘密を知る青年・甘粕謙人を探しており、青江に協力を頼むが……。

原作は読んでいないのでよく分からないが、東野圭吾作品の映画化ということで期待して観たが、思ったほどの面白さはなかった。まず、ピエール=シモン・ラプラスが提唱した「ラプラスの悪魔」という物理学の概念が犯罪に関連しているが、そもそもポピュラーな概念ではないので知らないと何のことかわからない。その上、リアル感が薄いため、どうも入り込めなかった嫌いがある。若手俳優で固めた作品だが、存在感があったのは円熟味の増してきた豊川悦司だったような気がする。

劇場公開日 2018年5月4日



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2018-04-15

ラヂオの時間

★★★★★(5.0)
wラヂオの時間
鑑賞No:00752
製作:1997年/日本/103分
監督:三谷幸喜
出演:唐沢寿明/鈴木京香/西村雅彦/戸田恵子

初めて書いたシナリオがラジオドラマに採用された主婦の鈴木みやこ。スタジオでは本番を待つばかりとなっていた直前、主演女優の千本のっこが自分の役名が気に入らないと言い出し、急遽役名を変更する。これをきっかけにシナリオの辻褄を合わせていくために次第に内容が大きく変貌していく・・・。

生放送のラジオドラマのスタジオを舞台に繰り広げられるドタバタ劇。三谷幸喜の本領を発揮したコメディ映画。熱海を舞台にしたメロドラマが、いつのまにかシカゴに舞台となってバイオレンスに始まり、大洪水は起こるわ、挙句の果てには宇宙にまで飛び出していくという大スペクタルに変わっていく。やや行き過ぎな部分もあるが、辻褄を合わせるためにスタッフや出演者たちがあたふたする場面は観ていて楽しい。このまま行くと最後はどうなるか?とハラハラしながら観るようになるが、最後はハッピーに終わるところが三谷作品らしい。

劇場公開日 1997年11月8日



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2018-02-12

落語物語

★★+(2.5)
w落語物語
鑑賞No:02192
製作:2011年/日本/111分
監督:林家しん平
出演:ピエール瀧/田畑智子/柳家わさび/柳家権太楼

引っ込み思案な若者・春木真人は、たまたま寄席で聴いた落語に惹かれ、弟子入りを希望して東京下町にある今戸家小六師匠の家を訪れる。そして住み込みで落語家の道を歩み始め、“小春”という芸名もつけてもらうが、失敗の連続でなかなか芽が出ない・・・・。

何を描きたかったのか、さっぱりわからない映画。落語家を目指す若者の成長物語にもなっていないし、落語界の内幕を描いたというほどでもないし、この手の映画にしては人情ドラマ的かと思いきや後半は重い内容でちょっと冷めるし・・・・。いかにも素人監督の撮った素人映画としか言わざるを得ない。落語の良さ、真髄を見せつけてもらえるのかと思っただけに、期待外れの残念な作品。

劇場公開日 2011年3月12日



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2018-01-27

雷桜

★★★(3.0)
w雷桜
鑑賞No:02096
製作:2010年/日本/133分
監督:廣木隆一
出演:岡田将生/蒼井優/小出恵介/柄本明

将軍家斉の十七男に生まれた斉道。早くに母親を亡くし、母の愛情を知らずに育った斉道は、心の病を抱えていた。そんな彼はある日、療養を兼ねて家臣の瀬田助次郎の故郷・瀬田村を訪れ、女の天狗と出会う。その女天狗の正体は、幼い頃に誘拐され、山奥で育てられていた瀬田助次郎の妹・遊だった。斉道は、自由奔放な遊に惹かれていき・・・・。

時代劇版ロミオとジュリエットのような作品。身分の差によって現世ではかなわぬ恋を若手俳優2人の熱演で演じてはいるが、お涙ちょうだいとまではいかない内容ようだった。どうもこの2人、どうしても感情移入できない役柄というか演技というか・・・。もともとラブ・ストーリーはあまり好みではないからかもしれない。それでも観れたのはむしろ脇役の人たちの存在で、特に柄本明の存在・演技で、かろうじて時代劇としての風格を保っていたよう。この人がいなかったら、時代劇の格好をした単なるラブドラマにすぎなかったかもしれない。

劇場公開日 2010年10月22日



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2018-01-13

落語娘

★★★★(4.0)
w落語娘
鑑賞No:02160
製作:2008年/日本/109分
監督:中原俊
出演:ミムラ/津川雅彦/益岡徹/伊藤かずえ

12歳のときに落語に目覚めた香須美は、大学の落研で学生コンクールを総なめにし、プロの門をたたく。しかし、女性ということで受け付けてもらえずにいると、彼女を拾ってくれたのは業界の異端児と言われた三々亭平佐だった。しかし平佐は一度も稽古をつけてくれないばかりか、不祥事を起こして寄席にも出入り禁止となっていた。そんな平佐にTV局から、これまで演じた者は必ず命を落とすといわれる「緋扇長屋」に挑む話が舞い込んできて・・・・。

まったく知らない映画だったが、これが意外と面白く、ストーリーもよくできている。女落語家が主役という設定も変わっていていいが、それゆえまだまだ閉鎖的な古典芸能の世界を奇しくもより明確に表現している。また、この難しい役を、ミムラがこれまでのイメージを払拭したかのごとく好演している。最初は人間ドラマと人情ドラマが混ざったライトコメディかと思いきや、途中からはミステリーとホラーの要素も垣間見せ、興味津々な内容に。そして意外とあっさりと流されてしまうかと思った「緋扇長屋」の話を、津川雅彦の見事な語り口と再現ドラマで堪能させてくれた。最後もオチも粋で、最後まで楽しませてくれた映画。

劇場公開日 2008年8月23日



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2017-06-19

らせん

★★★
らせん
鑑賞No:00708
製作:1998年/日本/97分
監督:飯田譲治
出演:佐藤浩市/中谷美紀/真田広之/鶴見辰吾

息子を海の事故で亡くした医師・安藤は、自身も死ぬことを考えていた。そんなとき、死んだ友人・高山竜司を司法解剖すると、高山の体内から謎の数字の羅列が書かれた紙が見つかる。安藤は、自分自身の死期を悟った高山が、自分に何かメッセージを残したのではないかと考え・・・・。

タイトルも監督も違うが、あの「リング」の続きで、作品的には「リング」が前編、この「らせん」が後編に当たる。よって、同じ感じで観たかったが、監督が前編と後編で違ったため、どうも続き物の感じが薄らいだ感は否めなかった。ストーリー的にもつながりが分かりにくいところもあり、「リング前編」「リング後編」として、監督も中田秀夫ひとりで撮ればよかったのにと思った作品。

劇場公開日 1998年1月31日

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2016-02-17

ラブ&ピース

★★+
ラブピース
鑑賞No:02747
製作:2015年/日本/117分
監督:園子温
出演:長谷川博己/麻生久美子/西田敏行/渋川清彦

ロックミュージシャンの夢に破れ、楽器の部品会社で働くサラリーマン鈴木良一。想いを寄せる同僚の寺島裕子にもまともに声をかけることもできず、うだつのあがらない日々を過ごしていた。ある日、良一がデパートの屋上で出会った一匹のミドリガメ。その亀に運命的なものを感じ、ピカドンと名前をつけてかわいがる良一だったが、会社で同僚にからかわれピカドンをトイレに流してしまう。しかし、下水道を流れていったピカドンが地下に住む謎の老人に拾われたことにより、良一とピカドンに思いもよらない展開が待っていた・・・・。

冒頭は結構面白い展開が期待できる内容だったが、トイレで亀のピカドンが流され、行き着いたところで西田敏行扮する謎の老人が出てくるあたりから映画の雰囲気というか、せっかくの面白そうな期待感が一気に萎んでしまう。そして、映画はファンタジックなコメディぽくなってしまう。それでも地上の人間界の方は良一に意外な展開が起こり、成り上がり人間の醜さがよく出ていて面白かったが、如何せん、地下世界に場面が移るとクールダウンしてしまう。そしてもうラストは救いようのない展開に・・・。人生が変わるきっかけは別にして、この映画、地下世界はない方がよいかも。

劇場公開日 2015年6月27日



(キャスト一覧)
長谷川博己(鈴木良一)
麻生久美子(寺島裕子)
西田敏行(謎の老人)
渋川清彦(マネージャー/稲川さとる)
マキタスポーツ(良一の会社の課長)
深水元基(田中透)
手塚とおる(科学者)
奥野瑛太(Revolution Q)
長谷川大(Revolution Q)
谷本幸優(Revolution Q)
IZUMI(Revolution Q)
小倉一郎(良一の会社の同僚A)
真野恵里菜(女子高生)
神楽坂恵(ユリの母)
菅原大吉(記者)
波岡一喜(良一のアパートの隣人)
松田美由紀(レコード会社のプロデューサー/松井)
田原総一朗(司会者)
水道橋博士(コメンテーター)
宮台真司(コメンテーター)
茂木健一郎(コメンテーター)
津田大介(コメンテーター)
星野源(PC-300(声))
中川翔子(マリア(声))
犬山イヌコ(スネ公(声))
大谷育江(大谷育江(声))
横尾和則(スーツアクター)


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2015-12-25

羅生門

★★★★+
羅生門
鑑賞No:00694
製作:1950年/日本/88分
監督:黒澤明
出演:三船敏郎/京マチ子/森雅之/志村喬/千秋実

平安時代、都にほど近い山中で貴族女性が山賊に襲われ、供回りの侍が殺された。やがて盗賊は捕われ裁判となるが、山賊と貴族女性の言い分は真っ向から対立する。検非違使は巫女の口寄せによって侍の霊を呼び出し証言を得ようとする、それもまた二人の言い分とは異なっていた・・・・。

世界にクロサワの名を知らしめた歴史的作品。原作は芥川龍之介の短編「藪の中」。ミステリーでもよく使われる、1つの事件に関して複数の証言者による異なった証言で事件が迷走化するという手法の、まさに原点ではないかと思われる作品。言い分のかみ合わない話がフラッシュバック形式で再現され、次から次に出てくる事実に驚きながらも、すぐにその事実も疑わしくなる。まさに先のまったく見えないストーリーで、もはや信じられるものは何もないと思ってしまうほどである。ちょっと暗く、寂しい話だが、黒沢作品の傑作のひとつであることには間違いない。

劇場公開日 1950年8月26日



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2015-11-25

ライアの祈り

★★★+
ライアの祈り
鑑賞No:02734
製作:2015年/日本/119分
監督:黒川浩行
出演:鈴木杏樹/宇梶剛士/武田梨奈/宅間孝行

ある日、桃子は鮮烈なイメージの不思議な夢を見る。それは縄文時代、巨大イノシシに襲われた若い女(ライア)が仲間の若い男(マウル)に助けられ、2人の親代わりである族長(テレマン)により新たな運命を受け入れるというものだった。桃子は縄文遺跡の発掘を研究している佐久間五朗と出会い、2人は交際へと発展する。縄文時代の夢をたびたび見るようになった桃子は夢を現実の自分と重ね、夢で出てきた祈りの紐を五朗に贈るために編み始める。そんな矢先、五朗は研究のためにパプアニューギニアに行くこととなる・・・・。

現代の青森県と夢の中の縄文時代、この2つの時代をつなぐ男女の運命的な出会いと絆を描いた、森沢明夫の同名小説の映画化。不妊が原因で離婚し、二度と再婚はないと断言している桃子と、考古学研究に没頭し、恋愛には奥手のクマゴロウのもどかしいほどピュアなラブストーリーを描いている。作品中では、縄文時代に関する豆知識もたくさん出てきてとても興味深い。

劇場公開日 2015年6月13日




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2015-09-18

Love Letter

★★★★
Love Letter
鑑賞No:00445
製作:1995年/日本/113分
監督:岩井俊二
出演:中山美穂/豊川悦司/酒井美紀/柏原崇

神戸に住む渡辺博子は、婚約者だった藤井樹の三回忌の帰り道、彼の母に誘われ、彼の中学時代の卒業アルバムを見せてもらう。そして彼に対する忘れえぬ思いから、そのアルバムに載っていた、昔彼が住んでいた小樽の住所に手紙を出してみることにした。すると来るはずのない返事が返ってきて・・・・。

死んだ婚約者が昔住んでいた住所に手紙を送ったら返事が返ってきたという、いかにも映画らしいミステリアスな導入部だが、そのミステリアスな事件の真相が明らかになっていく話かと思いきや、そうではなく、婚約者と同姓同名の女性がいて、中学時代二人は同級生で、そのころの淡い恋心が描かれていくという展開に多少驚きながらも、とても興味深く入り込んでしまう映画に仕上がっている。この中学時代の婚約者の思いや行動を知ることで、自分の知らなかった婚約者の横顔を、この映画の主人公は知ることになるのだが、直接的ではない彼の愛情表現にじれったさといじらしさを感じてしまった。淡い思春期の恋心を描いた珠玉作。

劇場公開日 1995年3月25日


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2015-06-16

Laundry ランドリー

★★★★
Laundry ランドリー
鑑賞No:02650
製作:2001年/日本/126分
監督:森淳一
出演:窪塚洋介/小雪/内藤剛志/田鍋謙一郎

脳に障害を抱える青年テルは、祖母が営むコインランドリーで洗濯物を盗まれないように見張り続けている。そんなある日、水絵という女性に出会ったテルは、ランドリーにワンピースを残したまま故郷へ帰ってしまった水絵を追って外の世界へと足を踏み出すが・・・・。

脳に障害がありながら、非常にピュアな心を持つテルを窪塚洋介が好演していた。窪塚洋介はあまりすきな俳優ではなかったが、やはり上手いのかなぁ。最近は悪役が多く、それはそれで板についていて、今のイメージを固めつつあるが、その対極ともいえるこんな役も何とも自然に演じ切れているのは素晴らしい。映画はタイトルが示す通り、テルの働き場所であるコインランドリーを中心に、やってくる人々との出会いを描いているが、それは前半部で、後半はコインランドリーを離れ、ロードムービーの様相を呈してくるという、予想外の展開。最後はホロリとさせられる逸品。

劇場公開日 2002年3月9日


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2014-09-29

ライヴ


ライヴ
鑑賞No:02562
製作:2014年/日本/105分
監督:井口昇
出演:山田裕貴/大野いと/森永悠希/入来茉里

うだつの上がらないフリーター・田村直人のもとに、ある日突然、謎の男から山田悠介の小説「ライヴ」が届けられる。同時に母親が何者かに拉致監禁されている動画がケータイに届き、「母親を助けたければ、小説の内容をヒントにレースを完走しろ」と脅される。直人は状況も理解できないまま、同じように家族や恋人を拉致された人々とレースを開始するが・・・・。

最近、質が低下した邦画が目立つが、この作品もその代表的なもの。設定自体、興味深いものではないし、リアリティはないけど、かといって非現実世界の話でもない。よって、全然入り込めない。俳優も全くダメ。個人的にはほとんど知らない俳優だが、演技は素人同然。ストーリー展開もぎこちなければ、演技もぎこちない最悪の状態。さらにグロいシーンだけはてんこ盛りなので、もうまともには観れたものではない作品。
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2014-08-05

ララピポ

★+
ララピポ
鑑賞No:01794
製作:2008年/日本/94分
監督:宮野雅之
出演:成宮寛貴/村上知子/中村ゆり/濱田マリ

風俗スカウトマンの栗野は、街行く女に声をかけては部屋に連れ込み、一晩中セックスの相手をする毎日。そんな栗野に口説かれ、OLからAV嬢へと堕ちていくトモコ。栗野の階下に住む杉山は対人恐怖症のフリーター。そんな杉山をたらしこみ、デブ専AVを隠し撮りしている声優志望の小百合。SFヒーローに憧れるオタク青年と、ゴミ屋敷に住む欲求不満な中年女。東京という大都会の底でうごめくダメ人間6人の生活ぶりを描く・・・。

個人的には全くといっていいほど面白くなかった作品。下ネタ連発でうんざりするほどだが(下ネタは嫌いではないが)、別にいやらしさは感ぜず、ただ下品というか、あまりにも品がなさ過ぎで、観ていて不快感すら感じられた。ただ共感はできないものの、大都会・東京で生きる人々の、特殊ではあると思いますがこんな世界もあるのかと、一種驚きと興味を持って観ることができた。人はみんな生きている。生きるために必死になっている。そして生きるためにいろんな手段がある。そんなことが伝わってくる映画ではあった。「ララピポ」なる変なタイトルも、作品中にその名の由来が分かる。




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2014-06-29

ラストゲーム 最後の早慶戦

★★★+
ラストゲーム
鑑賞No:01818
製作:2008年/日本/96分
監督:神山征二郎
出演:渡辺大/柄本佑/柄本明/石坂浩二

昭和18年。戦争は激化し、東京六大学は解散が決定、学業優先で徴兵を猶予されていた学生も学徒出陣に備えるよう圧力がかけられていた。そんな中、早稲田大学野球部顧問の飛田のもと選手たちは、出陣のその日まで野球を続けようとしていた。そんなある日、慶応大学の塾長・小泉が飛田のもとに早慶戦の実施を申し込んできた・・・・。

1943年10月16日に、太平洋戦争中の学徒出陣前に壮行試合として行われた“最後の早慶戦”を映画化。早慶戦自体に縁がない人には、戦時中に早慶戦をやる意義があまり伝わってこないが、やはり実話が元になっていると思うと感情移入してしまう映画。戦時中ということで、軍人は野球にうつつを抜かす学生に冷たい一方、世間の早慶戦に対する期待は大きく、学生の最後のはなむけのために柄本明演じる飛田の早慶戦実現に向けての熱意には思わず感動する。戦時中という緊迫感はあまりなかったし、試合の結果そのものにはあまり盛り上がりには欠けたが、試合後のエール交換はさすがにジーンときた。一応、反戦映画のようでもあるが、あまりメッセージ性はなく、最後の早慶戦という実話を淡々と描いたという感じの映画。

ラストゲーム 最後の早慶戦-2 ラストゲーム 最後の早慶戦-1

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2014-01-16

らくごえいが

★★

鑑賞No:02439
製作:2013年/日本/110分
監督:遠藤幹大/松井一生/坂下雄一郎
出演:田島ゆみか/山田孝之/安田顕/加藤貴子


「ビフォーアフター」
大ヒット漫画の映画化でロケ地探しに苦労する映画製作会社の社員・林田かるほは、ある企みをもって上司を実家に連れていく。
「ライフ・レート」
死神に命を救ってもらった上に特殊能力まで授かった男は、ある約束を破ってしまったことから運命が狂い始める。
「猿後家はつらいよ」
映画版「古典落語『猿後家』」の撮影現場に主役の役者がなかなか現れず、困ったプロデューサーが監督にあるお願いをするが・・・・。


古典落語の「ねずみ」「死神」「猿後家」を原作・原案に、それぞれ舞台を現代に移して描いた3つの短編からなるオムニバス。ただ、これら古典落語を題材にはしているが、内容に相通じる点はあるものの、そのまま映画化しているわけではなく、古典落語自体とは違った作品に仕上がっている。3話ともイマイチ感はあったが、その中で個人的に一番面白かったのは「猿後家はつらいよ」で、一番落語を映像化できた落語っぽい作品だった。


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2014-01-10

ラーメンより大切なもの 東池袋大勝軒 50年の秘密

★★

鑑賞No:02464
製作:2013年/日本/90分
監督:印南貴史
出演:山岸一雄/谷原章介(語り)


創業以来50年、伝説のラーメン屋東池袋大勝軒の店主を勤めてきた名物店主・山岸一雄の半生に迫るドキュメンタリー映画。、ラーメンの味はもとより、店主・山岸さんの人柄にひかれて日々やってくる常連客や弟子たちでにぎわう店の様子を克明に映していく・・・・。


私もラーメン好きなので、もちろん東池袋大勝軒の名前は知っていたが、さすがに首都圏に住んでいないので実際に食べに行ったことはないが、やはりこの映画を観ると、一度は食べてみたかったラーメンで、今となっては叶わないのが残念。また、ラーメンの味だけではなく、大将・山岸一雄の人柄も余すところなく、カメラはとらえており、行列のできる店である理由の一端が見える。だから、店主が入院し、弟子が代わりに厨房に入っても、常連さんや通の人には分かるのでしょうね。すぐに行列が途絶える店になってしまったのには必然性と、それまでの店主の味のすごさが感じられます。ちなみに、某地方都市にある、のれん分けした大勝軒でラーメンを食べましたが、感動するほどの味ではありませんでした。





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2013-01-28

LOVE まさお君が行く!

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02329
製作:2012年/日本/109分
監督:大谷健太郎
出演:香取慎吾/広末涼子/光石研/成海璃子


松本秀樹は売れない芸人だったが、そんな松本君にチャンスがやって来る。ラブラドール・レトリーバーのまさおと松本君が二人で旅をするというペット・バラエティ番組に、ギャラが安いという理由で抜擢されたのだ。怪力で大食いのまさおに振り回されてばかりだったが、やがて彼らの間には友情が芽生えていき、番組もだんだんと人気が出てきて・・・。


動物モノとういうことで、もっと真面目で感動的な内容を想像していたが、いやいや内容は薄くて安っぽく、やたらドタバタが目立ち、シリアスでもなければ笑えるほどのコメディさもない中途半端な作品となってしまっていた。後半はまさお君が病気ということでちょっとシリアスな展開を予感させるが、最後まで感動することもなければ、と言って本気で涙することもないラストに落胆した。この映画でも芸人タレントの多用が目立ち、日本映画の将来に不安を覚える今日この頃。

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2012-09-20

ライアーゲーム 再生(リボーン)

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02281
製作:2012年/日本/131分
監督:松山博昭
出演:松田翔太/多部未華子/芦田愛菜/船越英一郎


ファイナルステージから2年。帝都大学を卒業したばかりの篠宮優のもとに、現金1億円とライアーゲームへの招待状が届く。戸惑った優は、かつて何度か講義を受けたことのある心理学教授・秋山深一に助けを求めた。秋山は最初は優を拒否するが、自分の元にも招待状が届いたため、ライアーゲームに参加することにする。今回のゲームは、“イス取りゲーム”。総額20億円をかけて20人のプレイヤーたちが椅子を取り合う心理戦が始まる・・・・。


1回観ただけではよく分からない部分もあるが、前作同様楽しめる作品になっている。今回はイス取りゲームということで、最初は運と体力勝負ではないかと思って少々落胆しかけたが、実は国盗りゲームであるというこのゲームの本質が分かってきて俄然面白くなる。ただ疑問というかアラも目立つ。じっくり検証してみないと分からないが、頭脳戦と言いながら運によるところも大きく、頭脳だけでこのような都合の良い展開にはならないような気がした。また今回はゲーム主体で、参加者についてはあまり描かれていないし、特に事務局の存在感のなさは目立った。天才子役・芦田愛菜を登用して話題性を狙ったかもしれないが、違和感ありでミスキャストのように思えた。





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2012-05-10

乱暴と待機

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02103
製作:2010年/日本/97分
監督:冨永昌敬
出演:浅野忠信/美波/小池栄子/山田孝之


郊外の平屋の市営住宅に引っ越してきた番上夫婦。失業中の夫・貴男に代わり、身重の身体でスナック勤めをする妻のあずさは、引越しの挨拶に近所の山根家を訪ねて驚愕する。そこには、高校のときに酷く傷つけられた憎き女・奈々瀬が居たからだ。さらに奈々瀬は、実の兄でもない男・英則を「お兄ちゃん」と呼び、一緒に暮らしていた。そんな奈々瀬に貴男が惹かれていき・・・・。


ちょっと普通では理解できない、妙な4人の不可思議な関係に、半分は興味津々に、もう半分は呆れてつまらなく観てしまった。多分、大半の意見も評価も賛否両論に分かれるような作品ではなかったろうか。役者ひとりひとりは、ちゃんと個性があり演技もよいのだが、作品自体は分かりにくいことだらけで、まさに4人だけの世界観からなるドラマ。「わたし出すわ」といい、最近続けて小池栄子の出演作を観ているが、いつの間にか自然体でいいキャラを演じられる女優さんになったことが新たな発見となった作品。


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