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2019-07-14

ルームロンダリング

★★★★(4.0)
wルームロンダリング
鑑賞No:02926
製作:2018年/日本/109分
監督:片桐健滋
出演:池田エライザ/渋川清彦/伊藤健太郎/光宗薫

18歳で天涯孤独の身となってしまった八雲御子。そんな御子の前に叔父の雷土悟郎が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれることになった。そのアルバイトとは訳あり物件に住み、部屋の履歴を帳消しにする「ルームロンダリング」という仕事だった。このアルバイトを始めたことで、幽霊が見えるようになった御子は、幽霊と奇妙な共同生活を送り、彼らのお悩み解決に奔走させられる。そんな中で御子は失踪した母親と再会を果たすが・・・・。

「TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM2015」で準グランプリに輝いたオリジナルストーリーの映画化。予備知識がなく観始めたため、オープニングシーンを見たときは、すっかりオカルトホラー映画だと思い込んで観ていた。しかし、ストーリーが進むにつれ、主演の池田エライザが醸し出す独特の空気感がオカルトホラー感を完全に払拭し、ストーリー自体もそれにつられるがごとくコメディーファンタジー化していく。そしてそれを決定づけるのが渋川清彦演じる幽霊の登場。ここから完全にコメディー映画に変わっていく。そして主人公の御子自身も行動や考え方に次第に変化が見られ、ストーリーの本来の目的も変わってくる。そう、タイトルの「ルームロンダリング」は、単なる映画の取っ掛かりの理由づけにすぎなくなり、本来のルームロンダリングの話は無くなっていた。面白い設定だっただけにその点は残念だったが、映画全体としてはラストはホロリとさせられる作品。映画の印象は主演の御子約を演じた池田エライザの雰囲気・存在感とまさに一緒。

劇場公開日 2018年7月7日



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2017-12-12

ルート225

★★★+(3.5)
wルート225
鑑賞No:02104
製作:2005年/日本/101分
監督:中村義洋
出演:多部未華子/岩田力/石原裕太/小南千明

中学2年生のエリ子は、両親と一つ年下の弟・ダイゴの4人で暮らす、ごく普通の女の子。ある日、母親に頼まれて、帰りの遅いダイゴを探しに行ったエリ子は、隣町の公園でダイゴを見つける。どうも学校でいじめられ、制服のシャツに落書きをされて帰るに帰れなかったらしい。エリ子はなんとか説得して一緒に帰路についたが、どうも周りの様子が変になっていて・・・・。

「君に届け」で好感度が大いにアップした多部未華子の、まだ初々しさの残る2005年の主演作。パラレルワールドに迷い込んだ姉弟が元の世界に戻るために奮闘するストーリーだが、絶望的な状況の中で悲壮感をあまり漂わせず、明るく前向きに事態に対応する姿には好感が持てる。この手の映画は最後はハッピーエンドで終わるのが常套だが、この映画は予想に反した終わり方。しかし、前向きさを失わない彼女の生き方には、たとえば今回の大震災で不幸にして両親を失った子供たちの何らかの励みになるのかもしれません。SFファンタジー映画というより、姉弟愛を描いた映画ではないでしょうか?

劇場公開日 2006年3月11日



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2015-02-22

ルパン三世

★★
ルパン三世
鑑賞No:02613
製作:2014年/日本/133分
監督:北村龍平
出演:小栗旬/玉山鉄二/綾野剛/黒木メイサ

所有する者は世界を統べると言われる秘宝「クリムゾンハート・オブ・クレオパトラ」が鉄壁のセキュリティを誇る要塞「ナヴァロンの箱舟」にあることを知ったルパン三世は、銭形警部の追跡をかわしながら、仲間である次元大介、石川五ェ門と秘宝強奪計画を進めていくが・・・・。

モンキー・パンチ原作の名作「ルパン三世」の実写映画化。だが、長年TV・映画放映されてきたアニメ版の印象が強すぎるのか、どうも馴染めなかった。まずキャラクター。小栗旬のルパン三世、玉山鉄二の次元大介、綾野剛の石川五エ門、そして浅野忠信の銭形警部。どれも似せてはいるが、微妙にマッチングしていない。しいて言えば、黒木メイサの峰不二子が一番イメージに近かったか? ただ不二子はじめアクションシーン満載過ぎるのには辟易した。本来のルパン三世はアクション派というよりは、頭脳派で、かつコメディ要素の高い作品だが、アクションに重視した感が強かった。あと、世界観を出すために海外を舞台にしているが、登場人物の中心は日本人もしくは一見日本人かと思った台湾・韓国人、そして舞台も日本、香港、タイなど東南アジアがメイン。どうもアジアテイストの抜けない「ルパン」という印象が拭えない作品。


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2015-01-22

るろうに剣心 伝説の最期編

★★★
るろうに剣心 伝説の最期編
鑑賞No:02606
製作:2014年/日本/135分
監督:大友啓史
出演:佐藤健/武井咲/福山雅治/藤原竜也

海を漂流し流れ着いたところを、剣術の師匠である比古清十郎に助けられた緋村剣心。その後剣心は、山中で居を構え陶器作りに励む師匠に対し、飛天御剣流の奥義を教えてほしいと懇願する。一方、甲鉄艦・煉獄に搭載した大砲で一つの村を襲撃した志々雄真実は、政府に対して剣心を指名手配し、捕らえて処刑するように求める・・・・。

原作でも人気の高いエピソード「京都編」2部作の後編。1本に纏めるには盛り沢山な内容のような気もするが、かといって2部作にしたことでスピード感あふれる展開の前編に比べ、この後編は妙に間延びした内容で正直、前半は眠くなった。(感じとしては、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の2作目ラストから3作目前半のような展開と似ている) さすがに師匠との特訓の成果があり、四乃森蒼紫や瀬田宗次郎との対決は思ったほど苦戦しなかったが、さすがに志々雄真実は強すぎるほど強く敵ながら天晴。もはや剣心だけでは歯が立たず、斉藤一や四乃森蒼紫、相楽左之助も加勢して戦うという、主役側では通常考えられないなりふり構わない所業に、却って志々雄を応援したくなったほど。それほど、藤原竜也の入れ込んだ志々雄は主役を食うほどの存在感だっただけに、前半の間延びは残念。


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2014-12-18

るろうに剣心 京都大火編

★★★★
るろうに剣心 京都大火編
鑑賞No:02592
製作:2014年/日本/139分
監督:大友啓史
出演:佐藤健/武井咲/青木崇高/蒼井優/藤原竜也

かつては「人斬り抜刀斎」と恐れられた緋村剣心は、新時代の訪れとともに穏やかな生活を送っていた。しかし、剣心の後継者として「影の人斬り役」を引き継いだ志々雄真実が、全身に大火傷を負わせた明治政府へ復讐を企てていると知った剣心は、逆羽刀を手にとり、単身で志々雄のいる京都へ向かう・・・・。

「るろうに剣心」(2012年)の続編。原作のクライマックスともいうべき「京都編」を前後編で実写映画化したもので、「京都大火編」はその前編にあたる。続編ではあるが、前作からは時代も変わっており、特に予備知識を復習しなくても十分わかる、分かりやすいストーリー。ただ、色々興味深いキャラは出てきたけど、前編ということで本作は後編の前フリ的な位置づけなので、主人公との対決シーンは後編にお預けという少し消化不良感が残る作品。よって、一番盛り上がった対決は意外と主人公ではなく、伊勢谷友介演じる四乃森蒼紫と田中泯演じる柏崎念至の対決。見ていても手に汗握る。
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2014-05-04

ルームメイト

★★★★
ルームメイト
鑑賞No:02516
製作:2013年/日本/110分
監督:古澤健
出演:北川景子/深田恭子/高良健吾/尾上寛之

派遣社員として働く23歳の萩尾春海は、交通事故に遭い入院した病院で、看護師の西村麗子と出会う。2人は意気投合し、春海の退院をきっかけに2人はルームシェアを始める。だが、ある日、春海は麗子の奇妙な言動を目撃し、それ以降、周囲で不可解な事件が続発する。そして、ついには殺人事件まで起こってしまう・・・・。

多重人格ものというのはすぐわかったけど、それほど単純ではなく、後半の謎解きで思わず唸ってしまうほど、思っていた以上に面白かった。また、真相を解く伏線が前半にあるのだが、それを見逃していたのは悔しかった。主演2人の女優は美女だが、心から怖い演技ができる女優ではなかったので、ホラー度は低いが、サスペンス度は高い。ちょっとエグいシーンもあるが、ジョニー・デップの「シークレット ウインドウ」を彷彿させる内容であり、「サイコ」も頭をよぎった作品。



出演者
北川景子(萩尾春海)
深田恭子(西村麗子)
高良健吾
尾上寛之
大塚千弘
筒井真理子
螢雪次朗
田口トモロヲ


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2013-04-20

ROOKIES 卒業

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01861
製作:2009年/日本/137分
監督:平川雄一朗
出演:佐藤隆太/市原隼人/小出恵介/城田優


春になり、ニコガク野球部のメンバーは3年に進学、最後の夏の甲子園を目指すことに。そんなメンバーに、メジャーを目指す赤星と、平塚をヒーローと崇める濱中の2人の新人が新たに加わる。だがエリートの赤星は練習不要と豪語して練習に参加せず、平塚の正体を知って呆れた濱中も拗ねてしまう。そんな時、不良に絡まれた赤星を救おうとしてキャプテンの御子柴が負傷してしまう・・・・。


人気TVドラマの続編劇場版。最近のTVドラマの映画化に共通していえることですが、スケール、内容的には劇場版にする必要は感じられない作品。特に1クール(3ヶ月)で描いていたドラマを、続編とはいえ2時間に集約して描くとなると制約が多すぎて細かいところが描ききれず消化不良になりがちなのは否めない。それでもROOKIESの持つ一種昭和40年代のスポコン物を彷彿させる雰囲気がうまく心を揺さぶり感動できる仕上がりにはなっている。もともとTV版でニコガク・メンバーの目標が甲子園だったので、その結末を描くところにあるため、人間ドラマよりも甲子園出場できるかどうかが主眼に描かれているようだった。

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2012-12-31

るろうに剣心

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02317
製作:2012年/日本/134分
監督:大友啓史
出演:佐藤健/武井咲/吉川晃司/蒼井優


明治10年の東京に、神谷活心流の人斬り抜刀斎を名乗る人斬りが現れ、多くの人が惨殺される事件が起こっていた。その人斬りの正体は鵜堂刃衛で、アヘンを使って日本を牛耳ろうと企む実業家・武田観柳の護衛のひとりだった。父親から道場を継いだ神谷活心流の師範代・神谷薫は、神谷活心流の名を汚す抜刀斎を探す最中、緋村剣心という逆刃刀を持ったるろうに(流浪人)と出会い、彼を居候させることとなる。実は剣心こそが、幕末に世を騒がせた伝説の“人斬り抜刀斎”だったが・・・・。


和月伸宏の人気コミック「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の実写化。緋村剣心はコミックの中での架空の人物だが、幕末に実在した人斬り以蔵こと岡田以蔵らを彷彿させる人物のように描かれている。ちなみに監督の大友啓史は以前、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の演出をしており、この作品で岡田以蔵を演じていたのが今回主演の佐藤健。ちょっとしたつながりがあるようだ。映画自体はまずまず面白い。特にスピード感ある殺陣シーンは見もの。普段は愛くるしい笑顔と腰の低い態度の緋村剣心だが、闘う時はガラッと表情も変わり、相手に対峙するところはブルース・リーも彷彿させる。





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