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2016-12-31

64 ロクヨン 後編

★★★+
64 ロクヨン 後編
鑑賞No:02833
製作:2016年/日本/119分
監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市/綾野剛/榮倉奈々/夏川結衣

昭和64年に発生し、犯人が捕まらないまま迷宮入りした少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。事件から14年が過ぎた平成14年、新たな誘拐事件が発生。犯人は「サトウ」と名乗り、身代金2000万円を用意してスーツケースに入れ、父親に車で運ばせるなど、事件は「ロクヨン」をなぞっていたが・・・。

警察内や警察と記者クラブとの熱い確執が印象的だった前編に比べ、ロクヨン模倣誘拐事件も起きてさらに盛り上がるかと思われた後編だったが、意外にも急激にトーンダウンし、全編とは違った印象の作品になっている。また、警察関係の伽sとは多いが、犯人サイドになりえる登場人物が少ないため、ロクヨンの犯人や、模倣誘拐事件の犯人も容易に推測でき、意外性は低い。あとは、予告編でも強調されていたラストで涙する結末に期待したが、それも肩透かしを食わされた感じ。ロクヨンの犯行動機もはっきりせず終り、あまりにも作品として前編と後編で落差のある作品。

劇場公開日 2016年6月11日



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2016-12-05

64 ロクヨン 前編

★★★★+
64 ロクヨン 前編
鑑賞No:02828
製作:2016年/日本/121分
監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市/綾野剛/榮倉奈々/夏川結衣

わずか1週間の昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」。事件は未解決のまま14年の時が流れ、平成14年、時効が目前に迫っていた。かつて刑事部の刑事としてロクヨンの捜査にもあたった三上義信は、現在は警務部の広報官として働き、記者クラブとの確執や、刑事部と警務部の対立などに神経をすり減らす日々を送っていた。そんなある日、ロクヨンを模したかのような新たな誘拐事件が発生する・・・・。

主人公の三上が所属する警務部広報室の位置づけがイマイチよく分からず観たので、前半はやや戸惑うし、登場人物も多く、県警の色んな部署が出てきて当初は混乱する。さらに舞台は平成14年だが、ストーリーの原点が昭和64年に起きた未解決事件(ロクヨン)ということで、人物群像だけでなく、時間軸でもより複雑にしている。ただ構成がいいのか、あるいは前編と後編に分けたことでじっくり描かれているのか、意外とストーリーは分かりやすい。前編はまださほどミステリー性はなく、三上を中心に、記者クラブとの確執、キャリヤ組や刑事部との攻防など、組織内での人間関係や対立が中心に描かれている。ただ終盤に、ロクヨン模倣事件が勃発したところで俄かにミステリー性が強くなってくるが、それは後編のお楽しみということで、期待感をふんだんに残して前編が終わってしまう。後編を乞うご期待といったところか。佐藤浩市演じる三上が、警察上部のやり方や組織内対立などの狭間にあって苦悩しながらも最後は自分の信念のもと行動する姿には胸を打たれる。

劇場公開日 2016年5月7日



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2016-02-20

ロマンス

★★
ロマンス
鑑賞No:02770
製作:2015年/日本/97分
監督:タナダユキ
出演:大島優子/大倉孝二/野嵜好美/窪田正孝

新宿・箱根間を結ぶロマンスカーで、車内販売を担当しているアテンダントの北條鉢子。仕事の成績も常にトップで、今日もつつがなく業務をこなすつもりだったある日、鉢子は怪しい映画プロデューサーの桜庭と出会う。ふとしたきっかけで桜庭に母親からの手紙を読まれてしまった鉢子は、桜庭に背中を押され、何年も会っていない母親を探すため箱根の景勝地を巡る小さな旅に出ることになる・・・・。

元AKB48の大島優子主演の映画。登場人物は少なく、ほぼ大島優子と大倉孝二2人のロードムービーのような映画。ただし、あまり内容も感動もない。そもそも2人が出会ってから旅に出るまでの経緯が不自然で弱い。旅の最中に2人の過去が明らかになっていくが、どちらも陳腐でありきたり。鉢子の子供時代は多少同情するシーンもあるが、珍しい話ではないし、桜庭に至ってはただ単に才能がないだけ。そんな2人が探す母親が自殺するかもという切迫感は全く感じられないし、結局みつからないという消化不良感だけが残る始末。何を描きたいのかよく分からない映画。

劇場公開日 2015年8月29日



(キャスト一覧)
大島優子(北條鉢子)
大倉孝二(桜庭洋一)
野嵜好美(久保美千代)
窪田正孝(直樹)
西牟田恵(北條頼子)


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2015-06-29

六月燈の三姉妹

★★★★+
六月燈の三姉妹
鑑賞No:02671
製作:2013年/日本/104分
監督:佐々部清
出演:吹石一恵/徳永えり/吉田羊/津田寛治

鹿児島県のとある寂れた商店街。その一角にある家族経営の和菓子店「とら屋」も、大型ショッピングセンターに客を奪われ赤字が続いていた。そんな店を建て直すべく、離婚した父と母や出戻りの長女、離婚調停中の次女、結婚直前に婚約破棄した三女、さらに東京から次女を追ってきた夫も加わり、六月燈の夜に発売する新作和菓子「かるキャン」で逆転を狙うが・・・・。

経営不振の店を再建すべく3姉妹が奮起する姿を描いたホームドラマとの触れ込みだったが、是が非でも店の再建が必要だという深刻さは伝わってこなかった。むしろ、次女の離婚問題を中心に家族の在り方や男女関係など、人間関係を描いたドラマではないか。そもそもこの家族もちょっと複雑。単なる普通の両親と三姉妹の5人家族かと思いきや、母親はバツ2で、旦那(父親)と思ったおじさんは別れた2番目の夫で今は単なる同居人、長女もバツ1で次女は離婚調停中、三女は不倫中という始末。また長女と次女は本当の姉妹だが、三女は父親が違う(三女の父親は同居人のおじさん)。こんな事情は最初分からず、観ていて次第に分かってくる。そんな中、復縁するため必死に努力する次女の旦那の姿がどこかせつない。さらに次女と三女は家族に明かせない秘密を持っている。そんな設定ではあるが、かといって暗い内容ではなく、全体的にはほのぼのとしたホームドラマ。登場人物は基本的に皆いい人なので、観ていても気持ちよかった。バツ1の長女に関するエピソードはほとんど触れられなかったが、長女のエピソードが絡めばさらに面白かったかも。

劇場公開日 2014年5月31日


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2015-06-13

ロック わんこの島

★★★+
ロック_わんこの島
鑑賞No:02218
製作:2011年/日本/123分
監督:中江功
出演:佐藤隆太/麻生久美子/土師野隆之介/岡田義徳

伊豆諸島・三宅島で民宿を営む野山家は父・松男、母・貴子、祖母・房子、そして息子の芯の4人で幸せに暮らしていた。しかし2000年8月、三宅島の噴火により全島民が避難することとなり、芯は生まれた時から育てていた愛犬ロックとの別れを余儀なくされる・・・。

フジテレビの情報番組「めざましテレビ」の人気コーナー「きょうのわんこ」で話題を呼ん だ実話を基に製作された作品。実話については全く知らないし、どの部分が実話で、どの部分が創作かもわからないけれど、観る者に感動を与えるようなストーリーになっている。ただ、出来すぎの内容に創作性の強さは感じられ、ネットでもこの作品に対する賛否両論は激しい。三宅島噴火に関するメッセージ性は逆に弱く、子供と動物を使うことによる安易なお涙頂戴ドラマの感は拭えない。

劇場公開日 2011年7月23日


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2012-08-16

ロボジー

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02275
製作:2012年/日本/111分
監督:矢口史靖
出演:ミッキー・カーチス/吉高由里子/濱田岳/川合正悟


弱小家電メーカー「木村電器」のエンジニア3人は、ロボット博の企業広告を目的とした二足歩行ロボットの開発を社長から命じられていた。しかし発表1週間前に開発中のロボット「ニュー潮風」は大破してしまう。途方に暮れた3人はロボットの中の人を募集し、その人に「ニュー潮風」を演じてもらい窮地を凌ごうと考えた。架空のオーディションで選ばれたのは73歳の老人だったが・・・。


ちょっとリアリティに欠けるきらいのある作品ではあったが、それでも苦肉の策で嘘をついた3人が何とか嘘がばれずに危機をクリアしていく様はドキドキさせられる。サラリーマンであれば同情できない点もないわけではない状況ではあるが、企業として社会に対して虚偽の製品を公開することは大きな罪であることもやはり見逃すことは出来ない。その辺のジレンマを最後にどう決着させるかを期待して観ていたが、それは無理があるだろうというオチで丸く収めようとした結末にはちょっと不満が残った。実は重いテーマである設定を、コミカルに描こうとしたところにやはり無理があったのだろうか?





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