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2012-09-30

パレード

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02003
製作:2010年/日本/118分
監督:行定勲
出演:藤原竜也/香里奈/貫地谷しほり/小出恵介


都内の2LDKのマンションに同居する男女4人の若者。映画会社に勤務する直輝、イラストレータの未来、フリーターで人気TV俳優と交際している琴美、大学生の良介。彼らは互いに深くは関わらず上辺だけの付き合いをちょうど良しとする共同生活をおくっていた。そんなある日、男娼のサトルが共同生活に加わるが、時を同じくして連続暴行事件が近くで起こり始め・・・・。


共同生活をする男女4人を、それぞれの視点から描く興味深い構成。共同生活をしていながら一定のライン以上には立ち入らない、不思議な付き合いをしている彼らを見ると、ゲーム世代の現代の若者の生態の縮図といえなくもない。前半はどちらかといえばまったりした感じで何気に観ていられたが、後半から様相が次第に変わっていく。途中、やや中だるみ感は否めないが、ラストの衝撃と、それを衝撃とも思わない彼らの異常さにさらに戦慄する。これまでの作品でやたらオーバーアクションの目立った藤原竜也だが、本作ではかなり抑えた演技で好感が持てる。

  1. 邦画-は

2012-09-29

ザ・ウォーカー

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02002
製作:2010年/アメリカ/118分
監督:アルバート・ヒューズ/アレン・ヒューズ
出演:デンゼル・ワシントン/ゲイリー・オールドマン


最終戦争で文明が崩壊し、生き延びた人々の間で強奪が横行するアメリカ。そんな中、世界で一冊だけ残る本を携えて30年間旅をする男“ウォーカー”が西に向かっていた。ある日、とある町に立ち寄ったウォーカーは、酒場でゴロツキどもに絡まれるが、軽く撃退する。それを見た町の独裁者カーネギーはウォーカーに関心を示し・・・・。


最後の一冊として残った本。それを宝物のように大事に携えて旅をするウォーカー。その本を執拗に探し求める独裁者カーネギー。すぐにその本が聖書であることは想像がつくが、宗教感の薄い日本や私にとっては、その本の影響力がイマイチ伝わってこず、ゆえにこの映画のテーマやメッセージは良く分からなかった。この独特の世界観を楽しめない人はウォーカーとゴロツキどもが繰る広げるアクションを楽しむしかない映画ですが、ラストは「ほぉ~」と唸らせる結末が用意されていたのでやや満足。

  1. 洋画-さ

2012-09-27

逆転裁判

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02288
製作:2011年/日本/135分
監督:三池崇史
出演:成宮寛貴/斎藤工/桐谷美玲/中尾明慶


弁護士と検事の直接対決により3日間で判決を下す「序審裁判」制度が導入された世の中。上司が殺害された事件で被告の弁護人となった新人弁護士・成歩堂龍一は、幼なじみの天才検事・御剣怜侍と法廷で激しいバトルを繰り広げる。その裁判の後、成歩堂のもとに御剣が殺人容疑で逮捕されたという知らせが届き、御剣の弁護を引き受けるが・・・・。


大人気ゲームの映画化。ただし、このゲームはやったことがないので、良くも悪くも本作鑑賞には何の影響もなかった。法廷モノは好きなジャンルで、全体的なストーリー展開は悪くない感じがしたが、ゲームのキャラクターがそうなのか、主人公のお茶らけた言動が全体の緊張感のなさを生み、それがこの映画の評価を下げているような気がした。結末も意外とありきたりで、題名の“逆転”から大ドンデン返しを期待していたが、それがなかったのが少し残念。

  1. 邦画-き

2012-09-26

天国からのエール

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02291
製作:2011年/日本/114分
監督:熊澤誓人
出演:阿部寛/ミムラ/桜庭ななみ/矢野聖人


沖縄県・本部町で小さな弁当屋を経営している大城陽は、弁当を買いに来る高校生たちが、バンドをやりたくても練習する場所がないと知って、彼らが練習するための音楽スタジオ「あじさい音楽村」を自分の手で作る。使用は無料としたが、そのかわりに条件として、挨拶をすること、赤点をとらないことなどを提示し、彼らの夢を後押しするのだったが・・・・。


実話の映画化。何の予備知識もなく観た映画だが、題名から察し、途中でストーリー展開は大体読める内容だった。それでもラストでは思わず涙してしまう。ただ、泣かせるための過剰な演出はされておらず、実話を忠実に伝えようとする抑えた演出には好感が持てる。主人公に阿部寛を起用しているのも成功だと思った。それだけに悲しい現実の辛さが胸に突き刺さる映画。フィクションより実話の方が本当に残酷だと痛感する。


  1. 邦画-て

2012-09-25

ブレーキ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02289
製作:2012年/アメリカ/91分
監督:ゲイブ・トーレス
出演:スティーブン・ドーフ/カイラー・リー


突然何者かに誘拐され、気がつくと身動きが出来ないほどの大きさの箱の中に監禁されていたジェレミー。彼は、車のトランクの中に閉じ込められていたのだった。箱の中ではデジタル時計が4分をカウントダウンするごとに、仕掛けられた罠が次々と襲ってくる。死と等しい苦痛の連続を強いられるジェレミーだったが、犯人の目的とはいったい何なのか・・・・。


“閉じ込められ”モノは最近多いように思われるが、途中まではどれも変わり映えしないものが多く、本作も例外ではなかった。それどころか、完全に外界と隔離されているわけではなく、電話や隙間から外界が見れるなど、孤立感は他作よりも少ない。やはりこのような作品はラストの結末のオチで決まると言っても過言ではないが、その点では2段落ちとなっており、あっと言わせる結末には及第点をあげてもいいのではないだろうか。

  1. 洋画-ふ

2012-09-24

バイオハザードV:リトリビューション

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02290
製作:2012年/アメリカ/96分
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ/ミシェル・ロドリゲス


アンブレラ社の空挺部隊との戦闘で海に落ち、意識を失ったアリスは、アンブレラ社の要塞のような巨大施設の中で目を覚ます。そこで拷問のような尋問を受けていると、エイダ・ウォンというスパイが現れ、彼女を救う。アリスはエイダと彼女の仲間たちと共に、東京やモスクワを模した巨大施設の中を通り抜け、施設からの脱出を図るが・・・・。


過去作のストーリーもすでに曖昧になっている中、本作を観たが、冒頭にこれまでの要約的映像があり、なんとなくストーリーはつながって観ることができた。ただ、以降のストーリーは意外と複雑というか、シーンが次々と展開していき、分かりにくかった。ただ観ていて、ストーリーはさほど重要ではなく、スピード感あるアクションシーンが中心の映画だった。どちらかというと人間VS人間がメインで、ゾンビはかなりグロテスクに進化しているようだったが、意外と弱かったのは残念。

  1. 洋画-は

2012-09-23

東京ゾンビ

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01309
製作:2005年/日本/103分
監督:佐藤佐吉
主演:浅野忠信/哀川翔/ 奥田恵梨華/古田新太


東京の片隅にある消化器工場で働くアフロヘアーのフジオとハゲのミツオ。毎日、柔術の練習に明け暮れる2人は、年齢の差を超えた不思議な友情で結ばれていた。ある日、粗大ゴミ、産業廃棄物、さらに不要になった“人間”まで捨てて埋められているゴミ山“黒富士”から、ゾンビが大量発生する。ゾンビは東京を襲い、首都は壊滅状態になる・・・・。


近未来の東京でゾンビと戦う2人の男の友情の話。ストーリーなど全く予備知識がない状態で何気なく観てしまった。タイトルの「ゾンビ」は何かの比喩だろう、何の比喩だろうか?という気持ちで鑑賞に入った。コメディ映画だろうとは思っていたが・・・・。主役の2人である浅野忠信演じるフジオと哀川翔演じるミツオがいきなり会社の上司らしき男を殺してしまうところから「あれ?」と思い、「この映画どんな話なのか?と非常に興味を持った。死体をゴミの山”黒富士”に捨てに行くのだが、そこからこの映画は暴走を始める。ゾンビは比喩ではなく本当に出てきた。あまりに馬鹿馬鹿しい映画だが、展開が読めず、最後まで楽しめた。

  1. 邦画-と

2012-09-22

BECK

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02217
製作:2010年/日本/145分
監督:堤幸彦
出演:水嶋ヒロ/佐藤健/桐谷健太/向井理


内気な高校生の幸雄は、ある日、ニューヨーク帰りで天才的なギターテクニックを持つ竜介と運命的な出会いをし、音楽の道にのめり込んでいく。そして、ボーカルの千葉、ベースの平、そしてコユキの親友サクがドラムに加わり、バンドBECKが結成された。ライブハウスでの活躍、自主制作CDの作成、そして大型ロックフェスへの出演が決まり、バンドは順調に見えたが・・・。


コユキの歌声の演出には賛否両論があるようですが、イメージを確保するためには苦肉の演出のようで仕方なかったのでしょうね(実際の歌声を流して興醒めするよりはまし!?)。ただ、奇跡の歌声を期待して観ているひとにとってはかなり落胆するオチにこの作品の評価が下がる要因になっているかも。全体的には青春ドラマとして及第点の取れる作品。ラストのライブシーンはやや冗長で飽きかけたが・・・・。

  1. 邦画-へ

2012-09-21

サウンド・オブ・サンダー

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01289
製作:2004年/アメリカ/102分
監督:ピーター・ハイアムズ
主演:エドワード・バーンズ/キャサリン・マッコーマック


シカゴの旅行代理店タイム・サファリ社は高額所得者を対象に、タイムマシンを使った白亜紀恐竜ハンティングツアーを売りにしていた。ある夜、ツアー参加者を招いたパーティーにタイムマシンの開発者ソニア・ランド博士が乱入し、ツアーの危険性を指摘する。ツアーの引率者ライヤー博士は彼女から真相を聞きだすが、危惧する事態はほどなく勃発する・・・・。


SF作家レイ・ブラッドベリの短編小説「いかづちの音」が原作のSF映画。タイムトラベルによって過去の生態系が狂い、未来において人類滅亡の危機に陥るという話。設定はおもしろいが、これに限らずどの映画もタイムトラベルによる矛盾を解決するものはないので、そんなことは無視して楽しむしかない。現代において白亜紀のような世界を再現したいという発想なのか、タイムトラベルという手段は使うものの「キングコング」や「ジュラシックパーク」の二番煎じのような感があった。

  1. 洋画-さ

2012-09-20

ライアーゲーム 再生(リボーン)

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02281
製作:2012年/日本/131分
監督:松山博昭
出演:松田翔太/多部未華子/芦田愛菜/船越英一郎


ファイナルステージから2年。帝都大学を卒業したばかりの篠宮優のもとに、現金1億円とライアーゲームへの招待状が届く。戸惑った優は、かつて何度か講義を受けたことのある心理学教授・秋山深一に助けを求めた。秋山は最初は優を拒否するが、自分の元にも招待状が届いたため、ライアーゲームに参加することにする。今回のゲームは、“イス取りゲーム”。総額20億円をかけて20人のプレイヤーたちが椅子を取り合う心理戦が始まる・・・・。


1回観ただけではよく分からない部分もあるが、前作同様楽しめる作品になっている。今回はイス取りゲームということで、最初は運と体力勝負ではないかと思って少々落胆しかけたが、実は国盗りゲームであるというこのゲームの本質が分かってきて俄然面白くなる。ただ疑問というかアラも目立つ。じっくり検証してみないと分からないが、頭脳戦と言いながら運によるところも大きく、頭脳だけでこのような都合の良い展開にはならないような気がした。また今回はゲーム主体で、参加者についてはあまり描かれていないし、特に事務局の存在感のなさは目立った。天才子役・芦田愛菜を登用して話題性を狙ったかもしれないが、違和感ありでミスキャストのように思えた。





  1. 邦画-ら

2012-09-19

僕達急行 A列車で行こう

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02286
製作:2011年/日本/117分
監督:森田芳光
出演:松山ケンイチ/瑛太/貫地谷しほり/松坂慶子


「のぞみ地所」の社員、小町圭と「コダマ鉄工所」の二代目、小玉健太は趣味の鉄道を通じて意気投合。住まいにもトレインビューを追求する小町は、コダマ鉄工所の寮に入るが、やがて九州に転勤となる。九州で鉄道ファンの人脈を活かし、大手企業「ソニックフーズ」の社長と意気投合した小町は、小玉の鉄工所も巻き込んで商談を成功させていく・・・・。


2011年11月に急逝した森田芳光監督の遺作。誰ひとり悪者が出てこない、いわゆる「ほのぼの系」「ほんわか系」の映画で、趣味を活かしたビジネス成功譚は「釣りバカ」に通ずるところもあり、決して嫌いな映画ではなかった。それどころか、ドキドキ感はないものの、安心して観れる良い映画だった。主役2人も、鉄道オタクながら、オタクっぽさは強調されず、現代の普通の若者の代表のようで、それを力まず自然体で演じているようで好感が持てた。舞台は東京と博多で、職種も違う2人の割には彼らを取り巻く人間関係が偶然にしてはあまりに狭く都合よ過ぎたが、これも愛嬌か?





  1. 邦画-ほ

2012-09-18

プロメテウス

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02287
製作:2012年/アメリカ/124分
監督:リドリー・スコット
出演:ノオミ・ラパス/マイケル・ファスベンダー


2089年、スコットランドの孤島で発見された古代遺跡から、人類の起源に関する答えを導き出す重大なヒントを発見した科学者チームは、宇宙船プロメテウス号に乗り込んである惑星へと向かう。2093年、惑星にたどり着いた彼らは、人類のあらゆる文明や常識を完全に覆す世界を目の当たりにすることになるが・・・・。


人類の起源の謎に迫るというふれこみの映画で、冒頭からの映像イメージも「2001年 宇宙の旅」を思い起こされる感じもあって、理解しがたい映画かと思って観ていたら、後半からはまさに「エイリアン」。ラストのエイリアンの造形にしても、主人公の腹からエイリアンを取り出すシーンもまさに「エイリアン」を思い起こさせる。よって難しいと思われた映画も途中から単なるSFホラー映画と化してしまう。なお、後で知ったことだが、もともと本作は「エイリアン」の前日譚として企画されたそうで、それならば納得。ただし、人類の起源に関する謎の解明については分かりにくく、また結構突っ込みどころの多い、雑な設定・ストーリーにはなっている。


  1. 洋画-ふ

2012-09-17

デンジャラス・ラン

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02284
製作:2012年/アメリカ/115分
監督:ダニエル・エスピノーサ
出演:デンゼル・ワシントン/ライアン・レイノルズ


南アフリカ・ケープタウン。諜報活動の最前線から遠く離れたこの地で、CIAの新米職員マット・ウェストンは隠れ家の管理という閑職に辟易していた。そんな中、各国謀報機関を敵に回し36か国で指名手配されている元CIAエージェント、フロストが、当地の米領事館に突然投降し、隠れ家に護送されてくるが・・・。


スピード感はあるが、あまり内容はなく、ただ単に逃亡劇を見せられる映画。演技派のデンゼル・ワシントンの演技はさすがだが、チョットもったいない内容の作品。スピード感をだすためかもしれないが、多用されているカメラのブレには観ていて疲れる。鑑賞前の口コミ評価は割と高めだっただけに期待して観たが、個人的には少し期待外れの映画だった。

  1. 洋画-て

2012-09-16

踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!

★★★+


シネマ大好き!
鑑賞No:01952
製作:2010年/日本/141分
監督:本広克行
出演:織田裕二/柳葉敏郎/深津絵里/小栗旬


3日後の新湾岸署の開署式にむけて、湾岸署は引越しの準備で騒然としていた。係長に昇進した青島は、引越し本部長も務めるなど大忙しだったが、そんな中、管内でバスジャックと銀行強盗事件が立て続けに発生する。さらに新湾岸署の武器庫から3丁の拳銃が盗まれる・・・。


公開4日目で100万人の動員を突破するなど大ヒット公開中だったため、少し時期をずらして観に行った映画だが、さすがに観客は少なくなっていた。それもそのはず、「1」「2」からの流れでかなり期待して観に行ったが、思いのほか面白くなかった。というのも事件も登場人物も欲張ったせいかかなり多く、故にそれぞれさらりと描かれているため、事件も人も深みがなかったのが最大の原因でしょうか?また犯罪がデジタルあるいはサイバー犯罪となって、青島が本領を発揮できるアナログ部分が少なかったのも一因のように思えた。さらに過去のドラマや映画を熟知していないと分からない部分も多々あるのも、知らない人には面白さを半減する要素になっていたのでは。設定や登場人物など、かなりチャレンジ的な要素も多かったが、裏目に出た感の強かった作品。1作目、2作目のノリで観るとチョットがっかりします。


  1. 邦画-お

2012-09-15

テイキング・ライブス

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01995
製作:2004年/アメリカ/103分
監督:D・J・カルーソー
出演:アンジェリーナ・ジョリー/イーサン・ホーク


1983年、家出した少年マーティンが交通事故で死んだと母親のもとに知らせが届く。それから20年後、モントリーオールの建設現場で白骨死体が発見される。捜査応援の依頼を受けたFBI捜査官のイリアナは専門のプロファイリングで捜査を進めていくが、やがて第二の殺人が起こり、目撃者のコスタの似顔絵から、犯人はマーティンであることを突き止めるが・・・・。


殺人を犯し、その被害者になりすましてはまた殺人を犯すという設定は、緒形拳が主演した「復讐するは我にあり」に通じるところがあるが、「復讐~」は実在の事件の映画化でもあり、犯人側に立った視点で事件の経緯を克明に描きながら、犯人に関わる女性の騙され方もよく表現されていたが、そういう点で比較すると、描き方に不十分さが目立った。冒頭のシーンは衝撃的で期待を持たせる始まりだったが、イーサン・ホークが出てきてからは犯人もすぐ分かり、逆に犯人を分からせないような小細工が目立つ作りとなっている。アンジェリーナ・ジョリー演じるFBI捜査官も、イメージ通りの颯爽とした姿だったが、コスタに惹かれていく頃からそのいつもの強さが影をひそめ、一人の普通の女性になっていくところはちょっと意外な展開だった。犯人当てがこの程度の簡単さならむしろ犯人は最初から明らかにして、タイトル通り、被害者に成りすます過程やテクニックに重点を置いた方が良かったかも?

  1. 洋画-て

2012-09-14

4分間のピアニスト

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01994
製作:2006年/ドイツ/115分
監督:クリス・クラウス
出演:ハンナー・ヘルツシュプルング/モニカ・ブライブトロイ


女子刑務所で受刑者たちにピアノを教えているクリューガーは、ある日、ジェニーという天才的なピアノの才能を持つ受刑者に出会う。ジェニーは反抗的で、刑務所内でも問題児となっていたが、クリューガーは自分の果たせなかった夢をジェニーに託し、彼女をレッスンしてコンテントへの出場を目指すが・・・・。


先生のクリューガーと生徒のジェニー。なかなか打ち解けないままレッスンは進むが、それもそのはず、2人は共に過去に辛い経験を持っており、それを今でも引きずっている上、目指す音楽の方向性も違う。さらに2人とも頑固で信念が強いから当然ぶつかり合う。しかし、周りは敵だらけの刑務所にあって、真剣にピアノを教えようとするクリューガーに次第に心を開いていくジェニーが良く描かれている。ストーリーの展開からすぐにタイトルの意味は分かったが、ラストの展開は意外だった。お互いに理解しあったのかと思いきや、自分の目指す信念を貫いたジェニーは、先生にも観客にも、そして映画を観る者にさえ、媚びないドイツ映画の象徴のような感さえあった。

  1. 洋画-よ

2012-09-13

孤高のメス

★★★★+


シネマ大好き!
鑑賞No:02022
製作:2010年/日本/126分
監督:成島出
出演:堤真一/夏川結衣/吉沢悠/中越典子


89年、大学病院との癒着で腐敗したさざなみ市民病院に、ピッツバーグ大学で肝臓移植も手がけた外科医・当麻が着任する。彼は優れた技術と、患者を救いたいという強い信念で、次々と困難なオペを成功させていく。彼の行動は、旧態然とした病院を活気付けていく反面、彼を快く思わない医師たちからは反発を招いていく。そんな中、市長が末期の肝硬変で倒れ、病院に運び込まれてくる・・・・。


北野武監督の「アウトレイジ」を観た直後の鑑賞だっただけに、この両極端にあるともいえる作品が描く「命」の重さの違いを痛感した。「アウトレイジ」があまりにも軽く、まるで虫けらのように描かれている「命」を、本作では何物にも代えがたい尊いものとして描いている。その目の前の命を何としても救おうとして奮闘する外科医を堤真一が好演しているが、その姿勢はまさに“孤高”である。ただし、とっつきにくそうな雰囲気もありながら、都はるみの歌を愛し、手術中に都はるみの歌を流すことをスタッフに反対されると子供のように脹れるところなどは人間味があって好感が持てた。現代医療の問題も取り上げながら、法に触れる恐れを冒してまで生体肝臓移植に挑む医師の感動作。我が子の臓器提供を申し出る母親の苦渋の決断には涙してしまう。

  1. 邦画-こ

2012-09-12

アウトレイジ

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02021
製作:2010年/日本/109分
監督:北野武
出演:ビートたけし/椎名桔平/加瀬亮/國村隼


関東一円を仕切る巨大暴力団・山王会の若頭の加藤は、傘下の池元組と古参のヤクザ、村瀬組との内密のつき合いを怪しみ、村瀬組を叩くよう池元に命じる。池元はこの役目を配下の大友組に押し付ける。そして見事、その役目を果たすが、これをきっかけに壮絶な権力闘争が始まることに・・・・。


北野武監督のお得意のバイオレンス映画。当たり外れの多い北野作品だが、これは単純に面白かった。単なる理不尽な殺し合いの映画との見方もあり、実際内容もその通り。だが、なぜか一気に最後まで観てしまう面白さがあった。キャスト全員が悪人と銘打っていたが、個性あるキャストの、それぞれのワルぶりは見もので、どんどん変化する展開にワクワクしっぱなし。暴力世界だが生き残るためには知略も大いに必要な世界。トップとて油断のならないこの世界の厳しさに肌寒さすら感じる。目を背けたくなるシーンもあり、鑑賞には要注意だが、理不尽なバイオレンス映画と割り切れば大いに楽しめる映画。


  1. 邦画-あ

2012-09-11

エアベンダー

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02020
製作:2010年/アメリカ/103分
監督:M.ナイト・シャマラン
出演:ノア・リンガー/デヴ・パテル


氣、水、土、火の4つの王国が均衡を保っていた世界で、火の国が他国を侵略する。人々は4つのエレメントを操ることができる救世主・アバターの出現を待ちわびていた。そんなある日、水の国の少女・カタラは氷に閉じ込められた少年アンを助ける。彼こそアバターだと確信したカタラはアンとともに北の水の国へ向かう・・・。


壮大な世界観を予想されるような物語の設定だが、ストーリーにしろ世界観にしろ、安っぽく貧弱な感じな否めなかった。またハリウッド映画のイメージは薄く、どちらかというと香港映画(カンフー映画)あるいはタイ映画の「マッハ!」などを観ているような感じだった。またシャマラン監督だったというのも驚き。実はラストのエンディングを観るまで知らなかったが、「シックス・センス」で衝撃を与えておきながらその後期待を裏切り続けているシャマランが監督だったとは!またしてもという感じだったが、知らなかった分、裏切られ感は感じずに済んだ。それにしてもラストから、ありありと続編を予告していたが、大丈夫・・・?という映画。

  1. 洋画-え

2012-09-10

カムイ外伝

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02019
製作:2009年/日本/120分
監督:崔洋一
出演:松山ケンイチ/小雪/伊藤英明/佐藤浩市


貧しさゆえに忍びの世界に入ったカムイだったが、明け暮れる殺戮の日々に嫌気がさした彼は、この世界から抜け、裏切り者として追われる身となる。そんな中、偶然命を救った漁師の半兵衛一家のもとに身を寄せることとなるが、そこには半兵衛の妻として身を潜めるかつての仲間スガルもいた・・・。


CGを駆使しないと映像化の難しい映画だったかもしれないが、そのCGの多用が却ってリアル感をなくし、さらにはしつこい感じと残忍な映像シーンを強調するだけの作品になってしまったのではないかと思われる。その割りにたとえば伊藤英明が乗っていた船などは作り物アリアリのCGで、最近のCGとしていかがなものだろうか?ストーリーも大して内容のないものがダラダラ続き、イマイチ印象に残りにくいし、結末も後味悪い。原作は読んだことはないが、原作のよさを本当に出しているのか疑問の作品。





  1. 邦画-か

2012-09-09

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01206
製作:2003年/日本/138分
監督:本広克行
主演:織田裕二/柳葉敏郎/深津絵里/水野美紀


湾岸署管内で女子高生に噛みつくという婦女暴行事件が発生、さらに絵に描いたような一家によるスリ事件も発生し、多忙を極める中、会社役員の他殺体が発見される。そして、SMまがいの縛られ方で殺されていたこの殺人事件の捜査本部が湾岸署に設置され、本庁初の女性管理官・沖田仁美が本部長として乗り込んでくる・・・。


本作は人気TVドラマの映画化第2作で、日本映画史上最高の興行成績と、実写映画で最高の動員数を記録している。前作から5年後という設定。前作同様、大小3件の事件が並行して起こるが、前作ほど互いの絡みや関連性はなくやや期待外れ。婦女暴行にしてもスリ事件にしてももう少し描いて欲しかった。メインストーリーの方は逆にミステリー性もあり、ネゴシエーターが出てきたりと面白さはUPしていた。しかし、本作の特徴でもある警察機構と捜査本部を描いているところは少々わかり難く、疑問も多かった(これが現実ならまさに異常な世界であり、あきれる思い)。
本作のサブタイトルにもある「レインボーブリッジ」を封鎖するシーンは終盤の盛り上がり部分の重要なシーンだが、交通量の多いレインボーブリッジを実際に撮影で貸切にすることはできなかったらしい。そのためレインボーブリッジの封鎖シーンは当時開通を間近に控えていた京滋バイパスの久御山JCT近くで行われている。なお、京滋バイパスでの撮影が可能になったのは、日本道路公団の担当責任者が「踊る大捜査線」の大ファンだったからだとか。映画の中では、ロケ地にある「ジャスコ久御山店」の看板が小さく写っている。





  1. 邦画-お

2012-09-08

踊る大捜査線 THE MOVIE

★★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:00814
製作:1998年/日本/119分
監督:本広克行
主演:織田裕二/柳葉敏郎/深津絵里/水野美紀


ある日、川で男の水死体が見つかり、やがて猟奇殺人の様相を呈してくる。その対応に追われる湾岸署内で窃盗事件が起きる中、副総監の誘拐事件が起こり、湾岸署に捜査本部が設置される。サイコ犯の方はインターネットを通じて接触に成功。刑事になったばかりの雪乃が会うことになり、青島刑事らが見張ることに。一方副総監誘拐事件の方は身代金受け渡しとなるが、犯人から電話があるものの失敗に。やがて犯人からの電話に、サイコ犯を見張っていた青島刑事の声が入っていたことから・・・。


人気TVドラマの映画化第1弾。何度観ても楽しめる娯楽刑事ドラマである。物語の中心である誘拐事件、サブストーリー的に並行して展開する猟奇殺人、息抜き的なテイスト満載の領収書窃盗事件の3つの一見何の関わりもない事件が微妙にリンクして絡んでくる。昔の小泉今日子好きの私にとってはやや心外なサイコ犯役だったが、「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクターを彷彿させる役どころや、笑ったときの歯の矯正器が見えるシーンはこの映画での存在感を大きくしていた。メインの誘拐事件はあまり芸のない内容だったが、現代の警察機構における問題点の一端が伺えるところは面白いと同時に腹立たしいかった。終盤ではあの有名な「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ!」が聞けるが、つい心の中では警察だけでなく会社でも同じと叫びたくなるシーン。


  1. 邦画-お

2012-09-07

ごくせん THE MOVIE

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02017
製作:2009年/日本/118分
監督:佐藤東弥
出演:仲間由紀恵/亀梨和也/生瀬勝久/三浦春馬


ヤンクミこと山口久美子は新たに赤銅学院高校3年D組の担任になっていたが、新しい生徒たちはなかなかヤンクミに馴染んでくれず手を焼いていた。そんな彼女の前に、かつての教え子・小田切が教育実習生として赤銅学院にやってくる。大喜びのヤンクミだったが、卒業生の一人が警察沙汰で追われ行方不明に・・・・。


これもTVドラマの劇場版につき、人物関係や設定がイマイチ分からないまま観たので、やはり知っている人よりは面白さ半減なのかもしれない。それにしても、70年代の熱血学園ドラマを彷彿させるがごとくのヤンクミの台詞には感動を大きく飛び越えて観ていて恥ずかしくなる。さらにアクションはついてきていないが喧嘩も強すぎるし、見た目と違って生徒からは女性として評価されていないし、といったビジュアル面ではどうもチグハグ感が否めない作品。「TRICK」でも共演している仲間由紀恵と生瀬勝久のやり取りがある意味一番面白いが、TVのスペシャル版の域を出ない作品ではある。

  1. 邦画-こ

2012-09-06

リアル鬼ごっこ2

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02016
製作:2010年/日本/107分
監督:柴田一成
出演:石田卓也/吉永淳/三浦翔平/蕨野友也


半年前にリアル鬼ごっこを生き延びた佐藤翼。彼は現在、新たなパラレルワールドに飛ばされ、謎の独裁者によって支配されている世界でやはり“佐藤さん”が迫害を受ける中、抵抗活動を続けていた。そしてある日、独裁者によって再び、48時間のリアル鬼ごっこが始まる。逃走する翼は逃げる途中、現実世界にスリップしてしまうが、その時に鬼も3匹現実世界に連れてきてしまう・・・・。


何も考えず、鬼ごっこ=逃走シーンを単純に楽しむ映画。原作の発想は面白いと思うが、映画の設定やストーリーははちゃめちゃ。つっこみどころ満載といった感じ。また、追っ手の鬼がバカで、ひとりひとりは意外と弱いのも拍子抜けだし、主人公はじめ主要メンバーはどんな窮地に陥っても生き延びるといったリアル感のなさは少々がっかり。それにしても主人公の翼の足の速さは酷すぎる。これにもあきれた。ラストはどうも、タイムスリップものの代表作の一つ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のパクリですね。まさか、この設定で続編作る気じゃない・・・・?

  1. 邦画-り

2012-09-05

鬼平犯科帳 劇場版

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01944
製作:1995年/日本/105分
監督:小野田嘉幹
出演:中村吉右衛門/多岐川裕美/岩下志麻/藤田まこと


火付盗賊改方長官・長谷川平蔵の前に「狐火の勇五郎」を名乗る盗賊が現れる。 しかし、その手口は本来「狐火の勇五郎」とは違っていた。 平蔵の密偵であるおまさはかつて恋仲にあった勇五郎と逢い、勇五郎の腹違いの弟・文吉が勇五郎の名を騙っていることを知り、平蔵に報告するが・・・。


TVドラマの劇場版だが、TVドラマは観たことがなかったので「鬼平」はドラマ・映画通じて初鑑賞。面白くなかったわけではないが、古典的な時代劇の枠からは抜け出ておらず、そもそも劇場版にするほどの内容ではなかった(TVのスペシャルで十分)。たださすがに劇場版だけあって出演陣は豪華。今から15年前の作品なので当然皆さん若々しいが、亡くなられた藤田まこと、峰岸徹などが見れたのも印象深い。

  1. 邦画-お

2012-09-04

ヒーローショー

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02015
製作:2010年/日本/134分
監督:井筒和幸
出演:後藤淳平/福徳秀介/ちすん/米原幸佑


先輩の勧めでヒーローショーのバイトを始めたユウキ。ところがバイト仲間のノボルが、先輩の恋人を寝取ったことからショーの最中に大乱闘となってしまう。それでも怒りの収まらない先輩はノボルを強請ろうとするが、ノボルも兄の友人で自衛隊出身の勇気の加勢を得ることができ・・・・。


何の予備知識もなく観た映画だが、主演の二人がお笑いコンビで、タイトルが「ヒーローショー」なんてタイトルだと青春コメディかと思ったが、さすが井筒監督。いい意味でも悪い意味でも大きく裏切られた。それにしてもこれほど評価しにくい映画はない。内容も演技もひどい。映画の品としては最低かもしれない。でもどこに行き着くのか予測のつかないストーリーの暴走はついつい最後まで目が離せなかった。青春コメディどころか、目を覆いたくなるようなバイオレンスシーンの連続で子供には見せたくないシーンも多々ある。何が言いたかったのか、何を描きたかったのかよくわからない映画ではあるが、集団暴行が殺人にいたる集団心理というものは何か見えたような感じがする映画。

  1. 邦画-ひ

2012-09-03

アーマード 武装地帯

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02014
製作:2009年/アメリカ/87分

監督:ニムロッド・アーントル
出演:マット・ディロン/ジャン・レノ


イラクから帰還した元軍人のタイは、警備会社に入社し、マイクたちのチームで現金輸送を受け持っていた。ある日、タイはマイクから現金強奪計画を打ち明けられ、最初は拒否するが、家と弟のためにどうしてもお金が必要なため協力することに。計画は始めこそうまくいくが、小さな誤算から次第に計画は大きく狂っていく・・・。


狂言による現金輸送車強奪がテーマと聞いてとても興味を持って観たが、狂言強盗自体はあまりにもずさんでいきなり興味は失った。さらに計画は成功するわけでもなく、いきなり計画はあっけなく崩れ去り、計画を修繕しようとして次第に傷口が大きくなっていく。そんな中で、本来は善良だった彼らの人間性がむき出しになっていくという方に主題が置かれていた感じ。我を忘れて必死に建て直しを図る彼らだが、思い通りになったとしてその後どうするんだろうと疑問の残る展開に、観ていて心配になるような展開。タイトルが示すとおり(「アーマード」とは装甲現金輸送車を指す言葉らしい)、装甲車を舞台とした攻防戦として観る映画かもしれない。

  1. 洋画-あ

2012-09-02

はやぶさ 遥かなる帰還

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02283
製作:2012年/日本/136分
監督:瀧本智行
出演:渡辺謙/江口洋介/夏川結衣/山崎努


2003年5月9日、鹿児島県肝付町にある内之浦宇宙空間観測所から小惑星探査機「はやぶさ」を搭載したロケットが発射された。この発射を見守っていたプロジェクトマネージャーの山口駿一郎教授は、これからスタートする壮大なプロジェクトに決意を新たにしていた。やがて長旅を続けた「はやぶさ」は2005年、ついに小惑星「イトカワ」へのタッチ・ダウンに成功するが、さまざまなトラブルに見舞われてしまうことに・・・・。


同時期に製作された「はやぶさ」ものの最後(3番目)の鑑賞となったため、ストーリー自体には新鮮味が感じられない作品となってしまった。しかしながら、「はやぶさ HAYABUSA」はスタンダードな一般受けする「はやぶさ」もの、「おかえり、はやぶさ」は教育テレビ的要素のある、ちょっと中途半端な人間ドラマだったのに比べ、この作品は全体的な盛り上がりには欠ける終始静かな進行だが、キャスト的にも重厚な人間ドラマとなっており、見ごたえはあった。同じ「はやぶさ」ものでもちょっとタイプの異なる3作品ではあったが、この3作のいいとこ取りをした1作でよかったようにも思える。

  1. 邦画-は

2012-09-01

つむじ風食堂の夜

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02013
製作:2009年/日本/84分
監督:篠原哲雄
出演:八嶋智人/月船さらら/下絛アトム/スネオヘアー


昔懐かしさの残る月舟町にあるアパートに住む人工降雨の先生は、ある日十字路の角にあるつむじ風食堂を訪れる。そこには古本屋のおやじや不思議な帽子屋、イルクーツクに行きたがっている果物屋の青年、売れない舞台女優などの常連がいた。最初は違和感を覚える先生だったが、やがて馴染んでいくうちに・・・・。


個性的な人々が集まる食堂に最初は違和感を覚える主人公の先生だったが、観ている方は最後まで違和感たっぷり。食堂に集まる人々は先生も含め、言ってることがよくわからない。共感も同情もできない内容ばかり。それでいて、ストーリーは単調で変化はなく、何の事件も起こるわけでもない。最近の邦画に多いまったり系のようでもあるが、出来としてはあまりよくない。退屈しのぎに観た映画だが、それにしても残念な映画。八嶋智人主演ではやはり過度の期待はできないか・・・。





  1. 邦画-つ