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2012-10-31

サマーウォーズ

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01959
製作:2009年/日本/114分
監督:細田守
声の出演:神木隆之介/桜庭ななみ/谷村美月/富司純子


小磯健二はもう少しのところで数学オリンピック日本代表の座を逃した理系オタク。ある日、健二は憧れの先輩・夏希からバイトを誘われ、彼女の故郷に一緒に旅行する。そして打ち明けられたバイトの内容は、夏希の親戚の前で彼女のフィアンセのふりをすることだった。そんな時、たまたま仮想空間OZのパスワードを解いてしまったことにより、世界は大混乱に・・・。


ネット犯罪・サイバー犯罪を題材にした作品が昨今増えてきており、観て理解するにも色々とネット知識が必要なので、大変だなと感じた作品。ネットの中では大事件だが、どうしても観ていて現実感があまりないので、緊張感も思ったほど高まらないのがサイバー犯罪の怖さでもあり、映画的には弱点かもしれない。それでもテンポいい展開に思わずドキドキハラハラはしてしまった。この作品は、ネット社会を題材にしながら実は今までの古きよき時代の家族・親類縁者のつながり・絆の大切さを訴えている映画なんだなとつくづく感じる映画でした。

  1. 邦画-さ

2012-10-30

酒井家のしあわせ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01947
製作:2006年/日本/102分
監督:呉美保
出演:森田直幸/友近/ユースケ・サンタマリア/鍋本凪々美


関西の田舎町に住む酒井家は、どこにでもありそうな平凡な4人家族。しかし、実は母の照美は再婚で、長男の次雄は前夫の連れ子だったため、次雄の妹の光とは父親違いの兄妹という関係だった。そんなある日、照美と喧嘩した父・正和が突然家を出ると言い出して・・・・。


ほのぼの系あるいはコメディ系の映画かと思って観たが、意外とシビアな内容の映画。ただほのぼの感もコメディ感もあるのだが、シビアな内容も含め、どれも中途半端な感じは否めず、感情移入もあまりできなかった。最近の傾向である、お笑い芸人の映画出演もこの映画でも目立つが、その効果は薄く、その点でも残念。主演の友近やユースケ・サンタマリアは自然体の演技で好感は持てるが、インパクトはあまり感じられない作品となっている。

  1. 邦画-さ

2012-10-29

インビクタス 負けざる者たち

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01992
製作:2009年/アメリカ/134分
監督:クリント・イーストウッド
出演:モーガン・フリーマン/マット・デイモン


1994年、南アフリカ共和国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラは、ある日、ラグビー南ア代表チームの試合を見て閃く。白人が愛好し、黒人にとってはアパルトヘイトの象徴であるラグビーのワールドカップが1年後に南アで開催されるが、ラグビーを通して人種間の和解ができないかと考えたのだ。早速、マンデラ大統領は代表チームのキャプテン、ピナールとの接触を図るが・・・。


クリント・イーストウッド監督が描く、実話を元にしたドラマ。以前、「マンデラの名もなき看守」で、ネルソン・マンデラの囚われの27年間を見たが、こちらはその囚われから解放され大統領になってからを描いており、マンデラの偉業や人となりを知る上で大いに参考となった。特に、ネルソンの根底に「恨むのではなく許すこと」という気持ちがあるということで、その人間性の素晴らしさが伝わってきた。そんな思いがキャプテン、ピナールにも伝わり、弱小(のように描かれているが、実際はそこまで弱いチームではなく、実力のあるチームだが・・・)チームを決勝戦まで勝ち進ませる原動力となったのではないかと思った。試合結果よりも、試合終了直後、思わず抱き合ったり握手する大統領のボディガードたちに思わず感動を覚えた作品。

  1. 洋画-い

2012-10-28

容疑者 室井慎次

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01291
製作:2005年/日本/117分
監督:君塚良一
出演:柳葉敏郎/田中麗奈/哀川翔/八嶋智人


新宿で起きた殺人事件の被疑者が逃走中に車にはねられ死亡する。この事件の捜査本部長を務めていた室井は、この事件に疑問を抱いており被疑者死亡で決着したはずのこの事件の捜査を続行する。そんな矢先、被疑者の母親が捜査の行き過ぎを主張し室井を告訴し、室井は逮捕されてしまう・・・。


「交渉人 真下正義」に続く「踊る大捜査線」のスピンオフ第2弾。「踊る大捜査線」のスピンオフながら「交渉人 真下正義」が結構面白かったので期待してみたが、期待が大きかったせいもあるのか、期待は大きく裏切られた。スピンオフなので、必ずしも「踊る~」とは趣きを異にしてもしょうがないが、「踊る~」のような軽いノリと後半の盛り上がり、「交渉人~」のようなハラハラドキドキ感といったものがなく、いわば冤罪ともいうべき汚名を晴らす闘いが中心のため、重く暗い感じがした。

  1. 邦画-よ

2012-10-27

20世紀少年<最終章>ぼくらの旗

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01886
製作:2009年/日本/155分
監督:堤幸彦
出演:唐沢寿明/豊川悦司/常盤貴子/香川照之


ともだち暦3年。“ともだち”は世界大統領となり、世界を完全に支配していた。殺人ウイルスが蔓延した東京は周りを高い壁で包囲され、外部との行き来も完全に制限されていた。そしてついに“ともだち”は8月20日に人類は宇宙人によって滅ぼされる」という予言を発表し、世界を恐怖に陥れる。反政府組織を率いるヨシツネや、武装蜂起を訴えるカンナ、さらにユキジやオッチョはそれぞれ人類滅亡を回避すべく手を打つが・・・・。


第1章、第2章で謎だった事柄が次々と解明されていき、最後ついに“ともだち”の正体が明かされます。ちょっぴり最終章に対する期待が膨らみすぎたせいか、思ったほどの興奮と意外性は感じ得なかったのが偽らざる感想。最終章に過去の多くの謎も含め、色々詰め込みすぎたせいか、ドラマ性やストーリー性が乏しくなったせいもあるかも!?ただ、最後の最後まで“ともだち”の正体は明かされず、やきもきさせられるが、正体が明かされ、エンドロールが出たからといってこれで観終えてはいけません。エンドロール後が大事ですから・・・・。ともかく誰が“ともだち”かは観てのお楽しみに!(ネタばれは決してしません)それにしてもこのシリーズ3作、同じ監督ですよね。何か3作とも違う監督が撮ったような感じを受けたのは私だけでしょうか?至る所で登場人物の名前に思わず笑ってしまいます。

  1. 邦画-に

2012-10-26

こわい童謡 -裏の章-

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01464
製作:2007年/日本/79分
監督:福谷修
出演:安めぐみ/松尾敏伸/津田寛治/多部未華子


聖蘭女学院合唱部で起こった大量殺人事件の惨劇から5年。深夜の校舎から童謡が聞こえるという噂から、TVクルーが取材に訪れ、音響分析官・響子も取材に同行する。響子は校内の不穏な空気を察し、5年前の事件に関わる音声データを基に独自の調査を始める。しかし、取材が進むにつれ、TVクルーが次々と異変に襲われていく・・・。


「こわい童謡 -表の章-」の謎解き編という位置づけの本編。単なる心霊現象としてでなく、音声データを基に科学的に解明しようとするアプローチは斬新だったが、音(超低周波)と心霊現象との関係は何となく理解できるが、それと殺人は結びつきにくく、さらに殺人と童謡の関係も説明不足で、納得のいく解決とは言いがたかった。さらに拙い演技の役者が多い中、最後はTVクルー全員がおかしくなってしまうという低俗なホラーっぽくなったのは興ざめだった。映画というよりTVドラマスペシャル程度の内容であり、まして2部作にする必要のない作品と感じたのは私だけでしょうか・・・?

  1. 邦画-こ

2012-10-25

こわい童謡 -表の章-

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01462
製作:2007年/日本/74分
監督:福谷修
出演:多部未華子/近野成美/悠城早矢/秦みずほ


東京の名門校、聖蘭女学院に転校してきた彩音は奇妙な幻聴に悩まされていた。そんな時、ルームメイトで同じ合唱部に所属する奈々香が飛び降り自殺をする。死の直前、奈々香は童謡「かごめかごめ」を口ずさんでいた。その後、合唱部の女生徒が次々と失踪する。そしてその度に彼女らは彩音の前で「とおりゃんせ」や「はないちもんめ」などの童謡を口ずさんでいた・・・。


何とも訳の分からない映画。夢なのか現実なのか境がはっきりせず、次々と死んでいく(あるいは失踪する)時に口ずさまれる童謡と死の関係も全く分からない。結局何も分からないまま、合唱部は顧問の先生も含め全員死んじゃうの?といった感じでの終わり方には不満たっぷり。またホラー映画なんだろうけど、ちっとも怖くないのも不満の一因。まー、これは前編(謎編)らしく、後編ですべての謎が解けるらしいので、後編に期待したいところ。昔から、その歌詞に対して色々な解釈がなされてきた童謡「かもめかもめ」「はないちいもんめ」などをどのように解釈し、表の章の謎を解決して溜まった不満をスッキリさせてくれるか期待したいところ。

  1. 邦画-こ

2012-10-24

ジェネラル・ルージュの凱旋

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01837
製作:2009年/日本/123分
監督:中村義洋
出演:竹内結子/阿部寛/堺雅人/羽田美智子


東城大学附属病院のお荷物医師・田口は「チーム・バチスタ事件」の功績で院内倫理委員会の委員長になっていた。そんな彼女のもとに、救急救命センター長・速水が医療メーカーと癒着しているという告発文が届く。さらに、そのメーカーの支店長が病院内で自殺するという事件が起こる。院長の命令で田口は院内を調査することになるが、そんな中、骨折した厚生労働省の役人、白鳥が病院に運ばれてくる・・・・。


「チーム・バチスタの栄光」のスタッフと出演者が最結集した、海堂尊原作の映画化第2弾。前作「チーム・バチスタの栄光」は犯人当ての要素が強かったが、本作はどちらかというと、現代の救急医療が直面している問題を浮き彫りにした作品といえる。ニュースやワイドショー等でも最近よく話題になる医師不足やたらい回しなどの問題を扱っているという点でタイムリーで興味深い。それに絡めて、今回の主役の一人、救急救命センター長・速水にかけられた殺人と収賄の疑惑。緊迫するストーリー展開を、竹内結子演じる田口のほんわかキャラが時々緩め、エリート官僚・白鳥の鋭いながら何故か笑いを誘う言動がほどよいスパイスとなっている。速水が好物として常に舐めているチュッパチャップスも意味ある小道具として生かしているなど、無駄がない。

  1. 邦画-し

2012-10-23

サイドカーに犬

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01475
製作:2007年/日本/94分
監督:根岸吉太郎
出演:竹内結子/古田新太/松本花奈/椎名桔平


夏休みのある日、母親が家出した薫の家に“ヨーコ”なる女性がやってくる。快活で男勝りでタバコも吸うこの破天荒な女性は神経質な母親とは正反対の女性だったが、次第に薫はヨーコに魅力を感じ、心を開いていく・・・。


芥川賞作家・長嶋有のデビュー作の映画化。内気な少女と男勝りの女性・ヨーコとの交流を描く。竹内結子が出演する映画・ドラマはほとんど観たことがなかったが、私が抱いていたイメージとは違う役柄を好演していたように思った。父親が少しヤバイ商売に手を出していたことから、どんな展開になっていくのかちょっとワクワクしながら観ていたが、大きな事件には発展せず、終始ヨーコと薫の交流に主軸をおいた、ほのぼの?とでも言うべきか、嫌な気分にならず最後まで観れたのはとてもよかった。この夫婦とヨーコとの三角関係には相当の修羅場があったと思うが、詳しくは描かれていない。ラストにちょっと女同士の争いはあるが・・・。そういえば、父親役の古田新太の台詞のなかで、「争うごとや難しいことは嫌いだ」といった内容のものがあったが、その映画自体、難しいことや争いごとがあるにもかかわらず、あえてあまり触れないように感じた。ゆえに最初、ヨーコが登場した際も、父親とヨーコの関係が分からず、もやもやした気持ちで観ていた。だが結果的に、映画全体としては爽やか感が残る良作となっていたように思う。薫役の松本花奈も内気な少女を好演しており、ラストの父親との別れのシーンで、内気な少女が精一杯自分の気持ちを表現するかのように父親に頭突きをするところはジーンときた。

  1. 邦画-さ

2012-10-22

もしも昨日が選べたら

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01472
製作:2006年/アメリカ/107分
監督:フランク・コラチ
出演:アダム・サンドラー/ケイト・ベッキンセール


建築士マイケルは、美しい妻と二人の可愛い子供たちがいながら、家庭を顧みない仕事人間で、自宅にある多くのリモコンもどれか分からない状態だった。ある日、すべての電化製品を操れるリモコンを買おうと深夜に出かけ、見つけた店の怪しげな部屋にいた店員から最先端のリモコンを提供される。なんとそれは人や時間も操れるリモコンだった・・・。


まずは、日常何気なく使っているリモコンで人や時間が操れるといった設定が面白く、ついつい映画に入り込んでしまった。確かに主人公のように、嫌なことはリモコンで早送りしたいという気持ちは分かるが、それによって失うものの重要さを後々、思い知らされた。主人公もそれを痛感するラストはやや涙するものの、最後のオチがあるのもなかなかイイ。随所にエッチネタも満載で、気軽に大人が楽しめる映画。でもリモコンの過去に戻れる機能は是非欲しいと思ったのは私だけでしょうか?

  1. 洋画-も

2012-10-21

ボックス!

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02294
製作:2010年/日本/126分
監督:李闘士男
出演:市原隼人/高良健吾/谷村美月/筧利夫


気弱な優等生ユウキは、やんちゃな幼なじみのカブに誘われ、恵美須高校ボクシング部に入部する。怠け者だが天性のボクシングセンスを持つカブは、ボクシング大会でいきなり連戦連勝するが、無敵の超高校級ボクサー・稲村との対決で、あっさり負けてしまう。そして初めての敗北のショックからボクシング部を退部してしまう。一方、そんなカブを横目に、ひたすら鍛錬を重ねていったユウキは、着実に強くなっていく・・・・。


とっても分かりやすい映画ながら、終始主役が市原隼人演じるカブというわけではなく、途中、主役的立場を高良健吾演じるユウキが担うというストーリー構成に目を見張った。そして二人は対戦相手として直接対決へ。しかし、観ていて清々しかったのは、一貫して二人の友情が不変だったこと。谷村美月演じるマネージャーの死は意外で悲しい展開だったが、この一環とした友情関係がこの映画を美しい青春映画として評価を高めたと思う。

  1. 邦画-ほ

2012-10-20

フェーズ6

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01987
製作:2009年/アメリカ/85分
監督:アレックス・パストー/デヴィッド・パストー
出演:クリス・パイン/ルー・テイラー・プッチ


兄ブライアンと弟ダニー、ブライアンの恋人ボビー、ダニーの級友ケイトの4人は、世界中に蔓延する致死率100%ウィルスから逃れるため、人気のない海岸を目指して車を走らせていた。しかし途中で車が故障し、やむなく途中で見かけた感染者親娘の車に同乗するが・・・・。


ある程度、あらすじを読んでから観ないと、最初説明がほとんどないので状況が良く分からず、何の映画か分かりません。予告編を観ると、何かゾンビもの的な感じでしたが、実際はゾンビものではなく、むしろ極限状態に置かれた人間がどうなるかという点に重点を置いているよう。結末に未来は見出せず、悲しいストーリー展開で、観終わっても重苦しい気持ちが残るだけだが、人間の本性やエゴを至る所で垣間見れる映画。残酷で非情な内容だが、いざ自分が同じ立場になったとすると果たして?と考えさせられる。





  1. 洋画-ふ

2012-10-19

20世紀少年 -第2章- 最後の希望

★★★+


シネマ大好き!
鑑賞No:01823
製作:2009年/日本/139分
監督:堤幸彦
出演:豊川悦司/常盤貴子/平愛梨/香川照之


“血の大みそか”から15年後。世界同時多発テロの首謀者として、歴史の教科書にも載る極悪人となったケンヂ。一方、ともだちは救世主として祭り上げられていた。だが、ことの真相を知るケンヂの姪・カンナは高校生となり、いつの日かその汚名を晴らし、ともだちの正体を暴こうと心に秘めていた。そんなある日、問題児扱いのカンナは「ともだちランド」に送られることに。そこは社会のルールから外れた人間を洗脳する施設だったが、カンナはそこでヨシツネと再会する・・・・。


なかなか第1章は面白かったが、時代設定が変わり(15年後)、主役も変わり、秘密基地メンバーのその後の説明も十分ではなく、テンポの速い展開で・・・と原作の漫画を読んでいない人(自分もそうだが)には、ちょっとついていくのが大変なストーリー展開。時代も大きく変わったせいもあって、映画から醸し出される雰囲気も大きく違い、続編のような気がしない感じもあった。結局、中心となる謎は良く分からず、結論は最終章の3作目に委ねることとなりそうで、つなぎ役のような位置づけの、3部作における2作目の宿命を感じざるを得なかった。最大の謎である“ともだち”の正体は明かされないままだが、最終章で納得の行く結論にして欲しい気持ちでいっぱい。

  1. 邦画-に

2012-10-18

チーム・バチスタの栄光

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01597
製作:2008年/日本/120分
監督:中村義洋
出演:竹内結子/阿部寛/吉川晃司/池内博之


東城大学付属病院で、バチスタ手術を26回連続で成功させている“チーム・バチスタ”が、手術中に3回続けて術中死を起こす。院長は心療内科の女医・田口に原因の調査を依頼するが、メンバーへの聞き取り調査からは問題は見つからず、事故と結論を出す。そんな時、同じく調査を依頼していた厚生労働省の役人・白鳥がやってくる。彼はチームの中に犯人がいると断言し、再調査を始める・・・・。


海堂尊の同名医療ミステリー小説の映画化。120分という時間がかなり短く感じられるほど、テンポよく、かつ引き込まれる内容だった。医療ミステリーということで若干敷居が高い内容かと思っていたが、専門的な部分については分かりやすく解説があり、医学関係に不案内でも問題なく楽しめる。あまりトントンと話が進んでいき、時間の経つのを忘れてしまうせいか、後半(1時間半あたりだろうか)真相が判明されたときは、「ええっ、これで終わり?」というチョット失望にも似たあっけなさを感じたが・・・・。真相を追究する竹内結子と阿部寛のコンビも、相反する性格で面白い。特に阿部は、憎らしいがさすがエリートと思わせる仕事ぶりをみせるキャリアを見事に演じている。最近の洋画にありがちな、謎だけふっておいて解決や解明のない映画が増えている傾向の中、この映画はラストは謎解きがあるので、その点では消化不良感は残らない。ただ、犯行の動機に深みがなく、最近の現実に起きている事件を見ていると逆にリアルでつまらない印象はあった。(もっとチームに関わる深くドロドロした動機を期待していたのだが・・・)

  1. 邦画-ち

2012-10-17

食堂かたつむり

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01988
製作:2010年/日本/119分
監督:富永まい
出演:柴咲コウ/余貴美子/ブラザートム/三浦友和


都会で恋人に捨てられ、全財産まで持ち逃げされ、ショックで声も失った倫子は、おっぱい山の麓にある小さな町に里帰りする。実家には風変わりな母と、母が飼うブタのエルメスがいたが、エルメスに天然酵母パンを作っているうちに、自分で食堂を開くことを思いつく。そして始めた食堂“かたつむり”は1日1組限定の食堂だったが、訪れた客は夢が叶うと評判になり・・・・。


タイトルや予告編からのイメージだけで観たのですが、「かもめ食堂」や「のりちゃんのり弁」のような映画を期待したのは間違いでした。まったりしながらも邦画独特の庶民感をかもし出して欲しかったのですが、全然違ってた。ストーリーは特筆すべきものは泣く、そういう意味ではまったり系ですが、CGやアニメーションを多用したがために幼稚なイメージになり、折角のまったりした雰囲気も台無し。母親が大切に飼っているブタのエルメスは愛嬌があってよかったが、あのような展開になるとは・・・。





  1. 邦画-し

2012-10-16

月に囚われた男

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01991
製作:2009年/イギリス/97分
監督:ダンカン・ジョーンズ
出演:サム・ロックウェル/ドミニク・マケリゴット


宇宙飛行士のサムは、地球に不可欠なエネルギー採掘のため3年契約で一人、月に派遣されていた。月の基地では地球との直接通信することを禁じられており、話し相手は人工知能搭載ロボットのガーティだけだった。妻テスとの会話も衛星事故によって閉ざされていたが、任務終了まで2週間となっていた。そんなある日、彼の周りで奇妙なことが起こり始める・・・・。


低予算映画ながら、最後まで観る者を惹きつける作品。3年契約の単身赴任ということで、つい我がことのように観てしまったが、3年間一人ぼっちで話し相手はロボットだけというのはやはりチョット辛い。幻覚をみてもしょうがないか・・・とも思えるが、3年近く勤務してきて何もなかったのに、残り2週間となって精神に異常をきたすのはおかしい展開だな?と思っていたら、ストーリーは意外な展開に進んでいき、切ない気持ちになっていった。恐るべき近未来の企業形態を暗示しているかの如くだが、一方、年々進歩し続けている人工知能機能搭載ロボットだが、本作でのガーティが人間らしいロボットであることに唯一救いがあった。監督のダンカン・ジョーンズは、あのデヴィッド・ボウイの息子。次回作が楽しみな監督である。

  1. 洋画-つ

2012-10-15

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02295
製作:2011年/日本/123分
監督:蔵方政俊
出演:三浦友和/余貴美子/小池栄子/中尾明慶


富山地方鉄道に勤務する運転士の滝島徹。彼は勤続42年、35年間無事故無違のベテランで、定年を一カ月後に控えていた。そんなある日、妻の佐和子が結婚を機に辞めた看護師の仕事を再開すると宣言する。定年後の残りの人生はずっと専業主婦として家事を任せきりだった妻のために、という気持ちが打ち砕かれた思いの徹は佐和子と口論になり、佐和子は家を出て行ってしまう・・・・。


RAILWAYSシリーズ第2弾とのことだが、中井貴一主演の1作目とは特に関係ない。舞台も富山県の鉄道で、随所で見られる立山連邦の風景が美しい。男の立場としては、三浦友和演じる徹の気持ちが痛いように分かり、どうしても徹の肩を持った見方になってしまったが、すでにそれが男のエゴというか、自分勝手なのかもしれないという気持ちにもさせられた。定年を分岐点とした夫婦の姿を再認識させられ、考えさせられる映画。熟年離婚しないためにも・・・・。


  1. 邦画-れ

2012-10-14

国家代表!?

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01989
製作:2009年/韓国/146分
監督:キム・ヨンファ
出演:ハ・ジョンウ/キム・ドンウク


1996年、韓国で冬季オリンピック誘致のために正式種目の一つであるスキージャンプの国家代表チームが急編成される。元子供スキー教室の講師パン・ジョンサムが国家代表コーチに任命され、彼の口車に乗せられてメンバーが集まってくる。その一人ボブは、元ジュニアアルペンスキー米国代表だったが、この機会を利用して韓国にいる実の母を捜そうとするが・・・・。


実話がベースらしいが、どこまでが実話で、どこまでがフィクションか良く分からない映画だった。内容的には「クール・ランニング」のようだが、オリンピックを目指す動機はやや不純で共感はしにくいし、至る所おバカなギャグや無理やり笑わせようと作っているところがあり、真摯に取り組む感があまり伝わってこない。それでも終盤の長野オリンピックシーンではお約束どおり盛り上がるような設定にはなっている。もう少し変な笑いを抑え、コンパクトに纏めていればもっと良かったかも!? 内容の割にやや時間が長いのも難。

  1. 洋画-こ

2012-10-13

アウトランダー

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01986
製作:2008年/アメリカ、ドイツ/115分
監督:ハワード・マケイン
出演:ジム・カヴィーゼル/ソフィア・マイルズ


8世紀、時空を超えて地球に不時着したケイナンは、バイキングの一族に捕らわれる。そんな中、船内に潜んでいた殺戮生命体が次々と人間を襲い始める。バイキングの王を救ったことでバイキングたちの信頼を得たケイナンは、殺戮生命体との戦いに挑むが・・・・。


最初、情況設定がイマイチ分かりにくかったが、ストーリーが進んでいくにつれ、判らなかったことが明らかになってくる。ただし、謎めいた謎ではなく、聞けばありきたりな設定。結局は主人公が地球に連れてきてしまったエイリアンを、現地のバイキングと協力して退治するというもの。たいした内容ではないが、B級映画としてはまあまあの及第点か。後半になるとやっと盛り上がってくる展開なので、前半はやや退屈。

  1. 洋画-あ

2012-10-12

デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01983
製作:2009年/アメリカ/125分
監督:トニー・ギルロイ
出演:ジュリア・ロバーツ/クライヴ・オーウェン


トイレタリー業界最大手のB&R社に激しいライバル心を燃やす新興企業エクイクロム社のCEOディックは、強力なスパイ・チームを組織しB&R社の機密を収集することに躍起になっていた。英国の諜報機関MI6の元エージェントだったレイはこのスパイ・チームに加えられ、早速、世界を牛耳る新製品の発表を控えているという情報を入手するが・・・。


何の予備知識もなく観ると、分かりにくい映画。時間軸も飛び飛びなので、今いつなのか戸惑ってしまう。スパイものなので、謎が多く、騙しあいを見所としているのは分かるが、そのために内容が分かりにくくなっている感は否めない。騙しあいながら最後はスッキリ!としたかったが、終わりも消化不良感の残る内容で、ジュリア・ロバーツとクライヴ・オーウェンの共演ということで期待して観たが、チョット残念な映画。

  1. 洋画-て

2012-10-11

シルク

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01962
製作:2007年/カナダ、フランス、日本ほか/109分
監督:フランソワ・ジラール
出演:マイケル・ピット/キーラ・ナイトレイ/役所広司


19世紀のフランス。青年エルヴィは製糸工場を営むヴァルダヴューから蚕卵の買い付けのためアフリカ行きを依頼される。そして、苦労してアフリカから蚕卵を持ち帰り、大金を手に入れたエルヴィは美しい女性エレーヌと結婚、幸せな日々を送る。しかしアフリカから持ち帰った蚕が病気にやられ、再度ヴァルダヴューから買い付けの依頼が来る。しかし今度の行き先は遙か遠い日本だった・・・・。


ストーリーに全然起伏がなく、淡々と(悪く言うとだらだらと)進む展開に、どうしても退屈感を覚えずにはいられなかった。映像的にはとても美しく仕上がっており、出番は少ないながら役所広司や中谷美紀は存在感のある演技で、日本的には面目躍如の映画と言えなくもないが、全体的には分かりにくいというか、これと言って面白味はない映画だった。主人公は何度もフランスと日本を行き来するが、フランスから見れば世界の果てのように描かれている日本を意外とあっさり往復するくだりも距離感が感じられず、ここでも表現の淡白さが露呈した形でインパクトに欠ける要因となっている感じ。

  1. 洋画-し

2012-10-10

ウルフマン

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01984
製作:2010年/アメリカ/102分
監督:ジョー・ジョンストン
出演:ベニチオ・デル・トロ/アンソニー・ホプキンス


舞台俳優のローレンスは、兄ベンが行方不明になったと聞き、久しぶりに実家に帰ってくる。しかし、ベンは無残な姿で発見され、ローレンスは自ら犯人探しに乗り出す。そんな中、謎の狼男に襲われたローレンスは、満月の夜にウルフマンに変身し、次々と村人を襲うことに・・・・。


古典的なモンスターもので、ありきたりといえばありきたりだが、ただ単にモンスターの恐怖を描いているのではなく、図らずもウルフマンになってしまった男の苦悩と、彼を愛する女性との悲恋を描いている。変身シーンはやはりCG技術による出来の良さはあるが、それ以上にベネチオ・デル・トロがウルフマンのイメージに近く、違和感なく観れました。面白さははイマイチ感がありますが、まずまずの映画です。

  1. 洋画-う

2012-10-09

ベスト・キッド(1984年版)

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01981
製作:1984年/アメリカ/127分
監督:ジョン・G・アヴィルドセン
出演:ラルフ・マッチオ/ノリユキ・パット・モリタ


高校生のダニエルは、母親の仕事の都合でカリフォルニア州サンフェルナンド・バレーに引っ越してくる。そこでダニエルは可愛い女の子アリに一目惚れするが、アリのかつてのステディ、ジョニーに目を付けられ、事あるごとに彼ら一派に痛い目に遭わされていた。そんなある日、ダニエルがジョニー一派に袋叩きにあっていると、同じアパートに住む日本人・ミヤギに助けられ・・・・。


単純なストーリーで、結末も予想通りの、ベタではあるがそれなりに楽しめる映画。内容は出来すぎで、あんなひ弱な少年が空手大会で優勝するというのは、訓練を見ている限りでは違和感があったが、これもご愛嬌。結果よりも、師匠・ミヤギの人間性というか、師弟愛が感動と共感を得る基盤になっているよう。ジャッキー・チェンによるリメイク版も製作されており、本作と比較してみるのもよい。

  1. 洋画-へ

2012-10-08

卓球温泉

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02285
製作:1998年/日本/110分
監督:山川元
出演:松坂慶子/牧瀬里穂/山中聡/蟹江敬三


家事に追われるだけの毎日を過ごしていた42歳の専業主婦・藤木園子は、相談したラジオ番組のDJ・かなえにたきつけられて、家出を決行する。彼女が向かったのは、かつて夫と訪れた山間の竜宮温泉。ところが、そこは客足が鈍り、今やすっかり寂れた温泉地になっていたため、卓球による町興しの案がでていたが・・・。


特段の盛り上がりも、胸に響くような感動もない、ごく普通の主婦の家出と、家出先での人々との触れ合いを描いた普通の映画です。ラストも、スピード感のない卓球のラリーがつつくだけの何とも盛り上がりにくい結末に、映画とはいえ、卓球温泉のその後が心配になるほどでした。ただ、温泉と言えば卓球という、古き良き持代を思い起こさせ懐かしめる映画だった。松坂慶子の主婦役はよく似合ってよかったけど、牧瀬里穂のキャラはイマイチ。

  1. 邦画-た

2012-10-07

劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02007
製作:2010年/日本/119分
監督:堤幸彦
出演:仲間由紀恵/阿部寛/松平健/佐藤健


カミハエーリという最強の霊能力者が治める村、万練村。そのカミハエーリが他界し、後継者を選ぶべく、村人たちは全国から霊能力者を集めてバトルロイヤルを開催することにした。優勝賞金目当てにマジシャン・山田奈緒子も参加するが、そこには、馬鹿げた風習を断ち切って欲しいと依頼を受けた物理学者・上田次郎もいた・・・・。


相変わらずの小ネタ満載で、分かる人は十分楽しめるつくりになっているが、逆に小ネタが理解できないとこの作品の面白さは半減してしまうことになってしまう。それも村の名前と同じマンネリ化が大きな要素ではないか。ストーリー的にはありきたりというか過去作と変わらず新鮮味はない。また、タイトルにもなっている数々のトリックもこれまた使い古されたようなものばかり。やはりこの作品はB級感漂うところがいいので、劇場版ではなく短編で深夜放送するのが、一番光るのでは?と思った作品です。


  1. 邦画-と

2012-10-06

最高の人生の見つけ方

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01558
製作:2007年/アメリカ/97分
監督:ロブ・ライナー
出演:ジャック・ニコルソン/モーガン・フリーマン


家族のために大学を中退し45年もの間、自動車修理工として働いてきたカーターは癌に冒され治療のために入院する。そんな彼と同室になったのはその病院のオーナーでもある大富豪のエドワードだった。最初は傲慢なエドワードとはそりが合わなかったカーターだが、やがてエドワードも癌と知り、次第に意気投合し始める。そして互いに余命いくばくもないと知ると、エドワードのあり余る財産を使ってリストアップした“人生でやり残したこと”をすべて実行すべく2人は旅立つ・・・。


まだまだ人生半ばなのでこの映画のようなことは考えたことはなかったが、余命を告げられてからでは遅いかもしれない、悔いのない人生を送るためには、元気な今こそ、バンケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)を書いてチャレンジすべきかな、と考えさせられた映画。泣き映画かな?と思ってみていたが、意外とそうでもなく、2人が反発したり楽しんだりしながら一つ一つ夢を叶えていく様がすがすがしく羨ましくあった。「心残りがあるなら、お前も一つぐらい挑戦しろよ」と言われているみたいで、これからの生き方(そおこまで大げさではないが)をチョット考えてみようと思わされた。それにしてもさすがベテラン2人。地味ながら、グイグイひき込む演技には感服。

  1. 洋画-さ

2012-10-05

30デイズ・ナイト

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02006
製作:2007年/アメリカ/113分
監督:デヴィッド・スレイド
出演:ジョシュ・ハートネット/メリッサ・ジョージ


夏は日の沈まない白夜が訪れ、冬は30日間太陽が昇らない極夜がやってくる極寒の町・バロウ。そんな町が極夜に入ったバロウで、突然町中が停電、電話も不通になり、住民が次々と惨殺されていく。それが吸血鬼のしわざと知った保安官エバンは、生き残った住民と力を合わせて極夜が明けるまでの30日間を生き延びようとするが・・・・。


いわゆるバンパイアものだが、普通は一夜ごとの短期決戦だが、極夜で30日間夜で戦い続けねばならないという長期決戦は斬新。アラスカというある意味密室感を醸し出す土地柄もよかった。さらに本来は紳士的なイメージの強いバンパイヤだが、本作では、ゾンビのような様相と、スピーディな動きがチョット意外で目新しかった。ただストーリーはいたって単純で、謎めいたシーンはいくつも出てくるが、あまり説明はされず、消化不良感は残る。ラストの主人公の行動は、切なく悲しい。

  1. 洋画-さ

2012-10-04

誘拐ラプソディー

★★★
シネマ大好き!

鑑賞No:02004
製作:2009年/日本/111分
監督:榊英雄
出演:高橋克典/林遼威/船越英一郎/哀川翔


前科物で数百万円の借金を抱える伊達秀吉は、人生にくたびれて自殺しようとするが、死に切れずにいた。そんなところに家出をしてきた小学生・篠宮伝助が現れる。伝助が金持ちの子どもだと知ると、秀吉は伝助を誘拐して身代金を奪い取ろうと実行に移す。しかし、実は伝助はヤクザの組長の息子で、やがて秀吉はヤクザたちに追われることに・・・。


高橋克典がコミカルな演技全開で終始する誘拐もの。棚からぼた餅的に易々と良家のお坊ちゃんを誘拐できたと喜ぶ、借金まみれの主人公だが、実はヤクザの息子と知り仰天。さらに誘拐するつもりのないのに、さらにその友達も加わり、その子は警官の息子というから笑える。誘拐ものとは言いながら、手口はありきたりの古めかしさ。誘拐された子も人懐っこく悲壮感はなく、誘拐ものというよりはコミカルなロードムービーといった方がよい内容。


  1. 邦画-ゆ

2012-10-03

シーサイドモーテル

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02011
製作:2010年/日本/103分
監督:守屋健太郎
出演:生田斗真/麻生久美子/山田孝之/玉山鉄二


海もないのにシーサイドと名づけられた、山奥に建つモーテル。その4つの部屋で11人の男女による騙しあいが始まる。「103号室」ではインチキ美容クリームのセールスマンが部屋を間違えたコールガールを口説き落とそうとする。「203号室」では女装の中年男がコールガールを待ちわび、「202号室」では借金を踏み倒した男が取り立てのチンピラに襲われ、「102号室」ではスケベ男がキャバ嬢を連れ込んでいた・・・・。


それぞれバラバラに進行する4つのストーリーの共通点は「騙しあい」。基本的に接点のないショートストーリーだが、テンポよく進行するストーリーと微妙に絡み合う4つのストーリーにほくそ笑むような面白さがある。モーテルの各部屋で展開する事柄はさほどすごいことではないが、4つのストーリーがかすかにリンクすることでちょっとした群像劇になっているような気がします。何も考えず気楽に観れる映画です。ただ、4つのストーリーがもっと絡み合えばもっと面白かったと思いますが・・・。

  1. 邦画-し

2012-10-02

アイアンマン2

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02009
製作:2010年/アメリカ/124分
監督:ジョン・ファヴロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr./グウィネス・パルトロウ


自分がアイアンマンであることを公表してしまったトニーは、パワードスーツを軍事目的に利用したい国防省から圧力をかけられていた。さらにロシアからやってきた謎の男には襲われた上、胸に埋め込んだリアクターの副作用で身体は毒素に冒され始めていた・・・。


単純に「1」より面白かった気がします。見た目はさほどカッコいいとは言えない外見(特に顔)だが、その強さは格別で、観ていて爽快。ちょっと強すぎて拍子抜けするほどで、むしろ悪役にもっと頑張れと声援してしまいそう。その反面、リアクターの影響で蝕まれていく自分の身体に人知れず悩むトニーには人間っぽさがにじみ出ていて、そのギャップがまたいい。ミッキー・ロークはさすがに存在感はあったが、思ったほどの活躍というか悪役振りではなかったのは残念。ラストの終わり方からもまた続編は作られそうである。

  1. 洋画-あ

2012-10-01

エグザム

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02008
製作:2009年/イギリス/101分
監督:スチュアート・ヘイゼルダイン
出演:ルーク・マブリー/ジミ・ミストリー


合格すれば一生、年棒1億円が保証されるという、ある大企業の入社試験の最終選考に男女8人が残った。そして80分の試験が始まるが、問題用紙は白紙だった。彼らは互いに色で呼び合い、ホワイトを中心に協力して問題を探すことにする。しかし、試験前に試験監督から告げられたルールを破った者が次々と失格となっていく・・・・。


密室劇は大好きで、あらすじを読んだ時は興味津々、とても期待して観ましたが、いつものごとく期待しすぎると必ず裏切られるという典型的なパターンの映画でした。密室劇で大好きな「キサラギ」のような興味深いストーリー展開でもなく、「ソウ」のような大ドンデン返しのあるラストでもなく、最大の謎もこれが答え?という、ちょっと納得のいかない終わり方でした。まぁ、最初からB級映画と割り切って観るなら、ラストのオチは別にして、そこそこ楽しめる密室劇です。

  1. 洋画-え