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2012-11-30

青い鳥

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01973
製作:2008年/日本/105分
監督:中西健二
出演:阿部寛/本郷奏多/伊藤歩/太賀


いじめによる自殺未遂事件が起こった東ヶ丘中学2年1組。自殺を図った生徒・野口は転校し、クラスに臨時の担任として村内が赴任してくる。極度の吃音の村内を生徒は馬鹿にするが、村内は転校した野口の机をもとに戻し、毎朝、無人の机に向かって挨拶するようなる・・・・。


いじめ問題に対する現実の対応について一石を投じる作品になっている。最初はそこまで悪気はなかったかもしれないが、慣れと集団心理ほど恐ろしいものはない。いじめられる人間にしか分からない辛さ。そして学校の型にはまった対応。あんな反省文で解決しようなんて!そんな現実に、吃音であるがゆえに多くは語らないが、真面目に真剣に正面から向き合わせさせようとする教師の村内。「TRICK」などで見せるイメージとは180度違う阿部寛の演技は見もの。


  1. 邦画-あ

2012-11-29

ほぼ300 <スリーハンドレッド>

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01979
製作:2008年/アメリカ/87分
監督:ザック・スナイダー
出演:ジェラルド・バトラー/レナ・ヘディー


紀元前480年。スパルタ王レオニダスのもとに大帝国ペルシアの使者が訪れ、国を明け渡すよう迫ってきた。しかし、レオニダスはこの要求を一蹴し、使者を“死の穴”に葬り去る。そしてペルシアとの開戦を決意したレオニダスは・・・・。


タイトルから分かるとおり、「300<スリーハンドレッド>」のパロディ映画。そのほかにも「スパイダーマン」や「ロッキー」など色々な映画のパロディは満載だが、基本ストーリーを「300<スリーハンドレッド>」としているので、本家の映画を観ていないと面白くないかも!?ただお笑いの方はあまり笑えない。下ネタも多いが、結構観ていて目を背けたくなる痛~いシーンも多い。ラストはまるでインド映画のよう。



  1. 洋画-ほ

2012-11-28

書道ガールズ!! わたしたちの甲子園

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01980
製作:2010年/日本/121分
監督:猪股隆一
出演:成海璃子/山下リオ/桜庭ななみ/金子ノブアキ


かつて紙の町として栄えた愛媛県四国中央市。地元の高校の書道部で部長を務める里子は、真剣に書道に取り組むがゆえに他の部員に厳しすぎるきらいがあった。ある日、書道部の顧問となった臨時教師・池澤が、音楽に乗せて巨大な筆で文字を書く姿に書道部員は衝撃を受け、これは町おこしのための一大イベントになると確信し・・・。


実話を基にした作品。しかし、実話ベースの映画にありがちな感動はあまり伝わってこなかった。どこまでが実話で、どこまでがフィクションか分からないが、書道パフォーマンスで盛り上がるべきシーンで、何度も失敗してしまうゆえ、観ている側は拍手喝采すべき発散どころを失ってしまうからのように思える。ベタでもいいから、最後は完璧なパフォーマンスが見たかった。決して熱血漢溢れるとは言い難いが、飄々としながらも彼女らの熱意に次第に引きこまれ、書の指導をするようになる教師の池澤を金子ノブアキが好演していた。

  1. 邦画-し

2012-11-27

ボーダー

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01978
製作:2008年/アメリカ/100分
監督:ジョン・アヴネット
出演:ロバート・デ・ニーロ/アル・パチーノ


ニューヨーク市警のタークとルースターは20年以上コンビを組んでいるベテラン刑事。ある時、犯罪者ばかりを狙う殺人事件が発生する。捜査を進めていくうちに、犯人像は、自らの手で犯罪者に制裁を加える警察官との見方が強くなり、疑惑の目は無謀な捜査をするタークに向けられていく・・・・。


ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの共演というと真っ先に思い浮かぶのが「ゴッドファーザーPARTII」だが、多くの俳優から共演を熱望されてきたこの二人。この二人がタッグを組んだ作品なので見逃せない!・・・・と思ったが、いざ蓋を開けてみるとガッカリ。さすがに演技に貫禄はあるものの、緊張も興奮もなく、スピード感もスリルもなく、ストーリーは陳腐そのもので、早くから結末が読める。期待しただけにかなり残念な作品。

  1. 洋画-ほ

2012-11-26

ガール

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02308
製作:2012年/日本/124分
監督:深川栄洋
出演:香里奈/麻生久美子/吉瀬美智子/板谷由夏


仕事も恋も思うようにいかず焦る29歳の由紀子、男性部下との関係に悩む聖子、一回りも離れた新入社員に片思いする容子、仕事と子育てを両立しようとして空回りする孝子。彼女ら4人は、仕事も境遇も違うが気の合う友達だった。アラサーの彼女たちは人生の難題を前に戸惑いながらも正直に生きようとするが・・・・。


4人の女性の、それぞれ異なるシチュエーションにおける、悩みを抱きながらもたくましく生きる姿を描いている。男性の私にとっては分かりにくいシーンもあるが、これが女性の考え方、本音トークかと思うと勉強にもある。4人の女性は友人ということでよく集まっているシーンはあるが、ストーリーは4者4様のオムニバス形式のようで、直接、他の女性がストーリーに絡むことはない構成になっている。なんとなく最後はハッピーエンドのような終わり方で出来過ぎているが、そこそこ楽しめる映画となっている。檀れいがこれまでのイメージとは違った、はじけたキャラクターを演じているのも見もの。

  1. 邦画-か

2012-11-25

しあわせの隠れ場所

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01974
製作:2009年/アメリカ/128分
監督:ジョン・リー・ハンコック
出演:サンドラ・ブロック/ティム・マッグロウ


メンフィスの高級住宅街に住む主婦リー・アン。ある冬の夜道、Tシャツ1枚で街を歩く黒人のマイケルと出会う。アンは身寄りのないマイケルを憐れに思い、彼を家に招き入れる。そして部屋や食事を与え、家族としてマイケルの面倒を見るようになる。やがて、彼のスポーツの才能に気づいた一家は、家族全員で彼を後押しし始める・・・・。


サンドラ・ブロックが第82回アカデミー賞主演女優賞を獲得した作品。受賞にふさわしく、存在感ある豪快な主婦を演じていた。勝気で行動的な彼女は、ややもすると今で言うモンスター・ペアレントにもなりかねないようだが、そこはチョット違うのは、彼女のやっていることが優しさに溢れており、カラッとした言動がセレブとしての嫌らしさを感じさせなかったからのように思える。また家族もいい。黒人を家族同様に扱うアンに対して反発するどころか、家族みんなでマイケルに優しく接し、彼を応援している。信じがたいストーリーだが、実話がベースということでさらに驚かされる。多少美化されて描かれているようにも感じたが、その気持ちもエンディングの実際の写真で吹き飛んだ。こんなことって本当にあるんだなと思わせる、心洗われる映画。

  1. 洋画-し

2012-11-24

人生に乾杯!

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02305
製作:2007年/ハンガリー/107分
監督:ガーボル・ロホニ
出演: エミル・ケレシュ/テリ・フェルディ


運命的な出会いを機に結婚したエミルとヘディは、今では81歳と70歳。年金だけでは暮らしていけず、借金取りに追われる毎日の中、ついに二人の出会いのきっかけだったダイヤのイヤリングまで借金のカタに取られてしまう。夫のエミルは、イヤリングを奪い返すために紳士的に郵便局強盗を決行。その後も紳士的強盗を重ねていく。一度は警察に協力した妻のヘディも夫に合流し、二人は逃避行することに・・・。


老人夫婦の強盗ということで、日本では考えられない設定ながら、高齢化社会が進み、年金問題がさらに深刻になる中、今後は現実でもありえない話ではないと感じられた作品。ただ設定的には興味深く、現実性も見えながら、ストーリー展開は非現実的でつっこみどころも多かった。アベック強盗を題材にした映画というと「俺たちに明日はない」が真っ先に頭に浮かび、結末はどうなのか?犯罪ものなので最後は悲しい結末か?と想像したが、あまりにもありえない幼稚な終わり方にちょっと落胆した。

  1. 洋画-し

2012-11-23

アンフェア the answer

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02237
製作:2011年/日本/109分
監督:佐藤嗣麻子
出演:篠原涼子/佐藤浩市/山田孝之/阿部サダヲ


かつて警視庁検挙率ナンバーワンを誇る刑事だった雪平夏見は、北海道の紋別警察署に異動となり、上司の一条との密会を楽しみつつ、のどかな日々を送っていた。その頃、東京ではネイルガンで体中に釘を打ち込むという猟奇殺人事件が発生し、雪平の元夫でジャーナリストの佐藤が指名手配される。やがてその佐藤も殺され、雪平に殺人容疑がかかり、逮捕されてしまう・・・。


TVシリーズは全然観てなくて、前作の劇場版を観ただけど、原作とは大分印象の異なる映画だった。他の人のレビューを見ると、前作は散々ながら本作はそれなりに評価されていたが、個人的には前作も本作も五十歩百歩で、面白かったとは言い難い。そもそも警察上層部の腐敗を中心に警察内部のことが描かれているが、警察内部に焦点が行き過ぎ、映画なのにTVの域を得ないスケールになっているのは残念。


  1. 邦画-あ

2012-11-22

スカーフェイス

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:00113
製作:1983年/アメリカ/170分
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:アル・パチーノ/スティーヴン・バウアー


1980年に反カストロ主義者としてキューバから追放されたトニー・モンタナとマニー・リベラは、マイアナに渡り、政治犯レベンガを殺害し、コカイン取り引きで麻薬王と呼ばれるフランクの配下となる。しかし次第にのし上がってくるトニーに危機感を強めたフランクはトニーを殺害しようとして逆に殺される・・・・。


「暗黒街の顔役」のリメイク。3時間近い長尺だが、その分、見ごたえもある。主演がアル・パチーノということもあって、どうしても「ゴッドファーザー」を連想・比較してしまうが、暗黒社会でのし上がっていくストーリーは、「ゴッドファーザー」を彷彿させながらもやはり興奮を覚える内容。ラストの大銃撃戦も迫力あり、ギャング映画としてはなかなか面白く仕上がっている。


  1. 洋画-す

2012-11-19

ハート・ロッカー

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01972
製作:2008年/アメリカ/131分
監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー/アンソニー・マッキー


2004年、バグダッド。ブラボー中隊の2人は、爆弾処理中に爆死したトンプソン軍曹の後任ジェームズ班長を迎える。彼はこれまでに873個の爆弾を処理した爆弾処理のエキスパートだが、防護服を着なかったり、爆弾処理中に無線を切るなどチームプレイを無視する行動をするため、部下の2人は彼に反発するが・・・・。


イラクの現実を生々しく伝えた映画。これがイラクの現実、日常かと思うと恐怖を感じざるを得ない。過剰な演出はなく、淡々と描いている分、より恐怖は増長され、手持ちカメラを有効に使っているため、臨場感、緊迫感は尋常ではない。最初から最後まで緊張しっぱなしで、息をつく間がほとんどなかった。任務完了までのカウントダウンを見るたびに、生きていることにホッと胸をなでおろすが、ラストの新たなカウントダウンの始まりに、言いようのない脱力感と絶望感を感じてしまった。生きていること、そして平和な日本の幸福感を再認識させられる映画。

  1. 洋画-は

2012-11-18

タイタンの逆襲

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02306
製作:2012年/アメリカ/99分
監督:ジョナサン・リーベスマン
出演:サム・ワーシントン/リーアム・ニーソン


10年前にアルゴスのアンドロメダ姫を救った半神半人のペルセウスは、息子のヘレイオスと漁師として暮らしていた。そんな彼の元に父である全能神ゼウスが協力を求めて訪ねてくるが、ペルセウスは申し出を拒否する。やがてゼウスは神のひとりの裏切りによって囚われの身になり、さらにペルセウスの村に巨大な魔物キメラが出現し・・・。


前作の「タイタンの戦い」も印象薄く、ストーリーの記憶も曖昧だったが、前作を知らなくてもあまり問題はなく観れる。CG技術の発達で、この手の映画は作りやすくなったと思う。クリーチャーもリアルで映像的は十分楽しめる。ただCGということが分かり切って観ているため、逆にリアル感は薄い。また映像スピードが速すぎて、かえって観づらいシーンも多々あった。映像はよかったが、ストーリーはイマイチ。神々の戦いだが、そもそも出演する神々は人間臭く、神としての荘厳さに欠ける点が気になった。あまり印象に残らない映画。

  1. 洋画-た

2012-11-17

シャッター アイランド

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01971
製作:2009年/アメリカ/138分
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ/マーク・ラファロ


ボストンのはるか沖合いに浮かぶ孤島“シャッター アイランド”。1954年9月、荒れる海を越えて、連邦保安官のテディとチャックはシャッター アイランドのアッシュクリフ病院にやってくる。彼らは密室の病室から行方不明になった女性患者の捜査するためにやって来たのだが、テディにはそれ以外に別の目的があった・・・・。


この手のミステリーはやたら分かりにくい展開に持っていくことでミステリアスなイメージを作り出そうとするが、本作は分かりやすい展開にもかかわらず、次々と不可解な謎が浮かび上がり、ワクワクドキドキしながら最後まで興味津々で観ることができた。ラストのオチも途中で何となくそんな雰囲気は感じるものの、解き明かされてみるとそういうことか!と唸らされる。消化不良感の残る作品の多いこの手のミステリーで、満足のいくストーリー展開とラストは久しぶりの感があった。ラストを知った上でもう一度観たい作品。

  1. 洋画-し

2012-11-16

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01970
製作:2009年/アメリカ/121分
監督:クリス・コロンバス
出演:ローガン・ラーマン/ブランドン・T.ジャクソン


美術館で怪物に襲われた高校生のパーシーは、自分の父がポセイドンであり、自分も半神半人のデミゴッドであることを教師ブルナーから知らされる。しかも、全能の神ゼウスの最強武器である稲妻を盗んだ嫌疑をかけられていた。そのせいで母親を冥界の王ハデスにさらわれたパーシーは、嫌疑を晴らし母を救うべく、ハデスの元に向かうが・・・・。


「タイタンの戦い」(2010年版)と同時期に観たが、あちらがギリシャ神話のイメージをよく表現しているのに対し、こちらは現代を舞台にしているため、ちょっと違和感の感じる世界観でややとまどった。ただそんなことは無視して観ると、お馴染みのギリシャ神話のキャラクターが登場する冒険アドベンチャー映画としては楽しめる。ただ、あまりにも神々が軽い扱いで俗人化したイメージで描かれているため、「オリンポスの神々」という荘厳なイメージはまったくない。

  1. 洋画-は

2012-11-15

猿ロック THE MOVIE

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01969
製作:2010年/日本/112分
監督:前田哲
出演:市原隼人/比嘉愛未/高岡蒼甫/芦名星


天才カギ師・猿丸耶太郎、通称サルのもとに、ある日、謎の美女・マユミが訪ねてくる。マユミは、勤務先の金庫の暗証番号を忘れて困っているので開けて欲しいというのだ。二つ返事で引き受けたサルだったが、開けた金庫の中にあったのは、数日前に銀行強盗犯が現場から持ち去ったトランクだった・・・・。


これもTVドラマの劇場版だが、安易な映画化の問題をまたしても露呈したかのような作品。逃走劇が中心のような宣伝がされていたが、そのスケールは映画にしてはあまりにも小さく、TVのスペシャル版ですらないほど。ストーリーも陳腐で、マユミに対するサルの妄想で何度も鼻血を出すシーンなどは、陳腐を通り越してもう超古典的過ぎてあきれるほど。意外性やどんでん返しを予想させたいようなストーリー展開も、なんかギクシャクした内容で納得がいかない。TVドラマはヒットしたかもしれないが、もう少しなんとかならないものだろうか・・・・。

  1. 邦画-さ

2012-11-14

マイレージ、マイライフ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01968
製作:2009年/アメリカ/109分
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:ジョージ・クルーニー/ジェイソン・ベイトマン


年間3322日間、出張で全国を飛び回り、企業に代わって従業員にリストラ宣言を通告するライアンは、面倒な人間関係を嫌い、他人と深く関わることを避けてきた。マイレージも1000万目前まで貯まっていたが、ある日、この目標を阻む者が現れる。やり手の新人ナタリーで、彼女はネット上で解雇通告を行うことを提案し、採用されたため・・・・。


粋でやり手でダンディなビジネスマンのイメージがあった主人公だったので、ジョージ・クルーニーのまさに当たり役といった感じの冒頭だったが、観るにつれてそんな単純ではなく、その裏で犠牲にしているもの、それが本当は人生において大切なものえあることを主人公同様気づかせてくれる。最近の結婚観やリストラ問題なども切実な問題として描かれており、考えさせられるところ。最近、洋画を観るときは映像に集中したくて吹き替えで観ることが多くなったが、この作品は字幕で観ることをお薦め。(吹き替えの声はあまりにもジョージ・クルーニーのダンディさが伝わってこないので)

  1. 洋画-ま

2012-11-13

パビリオン山椒魚

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01956
製作:2006年/日本/98分
監督:冨永昌敬
出演:オダギリジョー/香椎由宇/高田純次/麻生祐未


自称・天才レントゲン技師の飛島芳一は、ある日、第二農響会の香川から動物国宝のオオサンショウウオのレントゲン写真を撮ってほしいとの依頼を受ける。それは経済的に逼迫したキンジロー財団を乗っ取るための香川の企みのためだった。依頼を受けた飛島はオオサンショウウオのキンジローを盗み出そうとするが、すでに財団の四女あづきによって盗まれた後だった・・・・。


このわけの分からないタイトルになぜか惹かれ、期待して観たが、タイトル通りわけの分からない映画だった。DVDで観たが、途中何度か挫折しそうになってしまった。主演のオダギリジョーと香椎由宇のコンビはまずまずよかったけど、やはり脚本が悪いのか、邦画でありながら邦画の良さを排除して、たとえば分かりにくいフランス映画などの悪い部分だけを真似たような感じ。オオサンショウウオのキンジローもいかにも作り物っぽく、興醒め。



  1. 邦画-は

2012-11-12

フライペーパー!史上最低の銀行強盗

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02302
製作:2011年/アメリカ、ドイツ/88分
監督:ロブ・ミンコフ
出演:パトリック・デンプシー/アシュレイ・ジャッド


ある日、とある銀行の閉店間際、窓口係をしているケイトリンが、大量の両替に来た少々変なトリップという客につかまっていたところ、突然、銀行内に銃声が響きわたる。押し入ってきたのは、完全武装した三人組と、買い物帰りのようなラフな格好した二人組。全く同じタイミングで2組の銀行強盗が鉢合わせしてしまったのだった・・・。


おバカ映画と思ってたいして期待せずに観たが、そこそこ楽しめた。全体的には安っぽい作りであることは仕方ないかも知れないが、2組の銀行強盗が偶然、同時に同じ銀行を襲うというシチュエーションには大いに興味が惹かれた。ストーリーてんかいはおバカ映画の域を出ていない感もあるが、最後のドンデン返しがあるなど、コンパクトに纏まったアクションコメディで、暇つぶしには良いかも!?

  1. 洋画-ふ

2012-11-11

幸せへのキセキ

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02304
製作:2012年/アメリカ/124分
監督:キャメロン・クロウ
出演:マット・デイモン/スカーレット・ヨハンソン


ロスの新聞社に勤めるコラムニストのベンジャミンは、半年前に最愛の妻を亡くし、最愛の子供2人と心機一転のため、郊外に引っ越すことにする。そして“理想の家”を見つけたベンジャミンだが、その購入条件は家に併設する「動物園」のオーナーになることだった。長男ディランの反対も押し切り、動物園の園長となったベンジャミンは、不慣れな動物の飼育に追われながら、飼育員たちと協力し、動物園の再オープンを目指すが・・・・。


それにしてもこの邦題は何とかならないものだろうか?原題の「We Bought a Zoo」もまさにそのまますぎてパッとしないが、「幸せ」とか「奇跡」とかいった言葉を邦題では安易に付けたがる傾向にはうんざりする。この邦題も決して映画の内容を的確に表現したものとは言い難く、興業的な狙いしか見えてこない。(ありきたりな言葉のタイトルなため、インパクトがなく、興業的にも良かったのかどうか・・・?)ただタイトルは別にして、内容的には良かった。フィクションではなく実話に基づいているという点でも、より惹きつけられる内容だった。動物園の再生というチャレンジはあまりにも敷居の高い事例であり、この話もまさに奇跡的な成功例であるため、人生の参考となる作品ではなかったが、最後は感動で幕を閉める作品。

  1. 洋画-し

2012-11-10

テルマエ・ロマエ

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02303
製作:2012年/日本/108分
監督:武内英樹
出演:阿部寛/上戸彩/北村一輝/市村正親


古代ローマの浴場設計技師ルシウスは、センスの古さを理由に仕事をクビになる。人で混み合い、のんびりと湯船に浸かる事も出来ないローマの巨大浴場で、あまりの騒々しさに湯に潜り、水中で考え事をしようと思ったルシウスは、突然、渦に巻かれ、気が付くと知らない浴場に出てしまった。そこにいたのは、見た事もない「平たい顔」の民族たちだったが、よく見るとそこは驚くような知恵と工夫に溢れていた・・・・。


タイム・スリップものだが、古代ローマ時代と現代の日本との行き来なので、そのギャップは大きく、大いに楽しめる。現代の日本と言いながら、ルシウスがやってくる日本の銭湯は、古き良き昭和の銭湯を彷彿させ、ケロリンの風呂桶やシャンプーハットなどはルシウスでなくても懐かしく感じられ感激するのでは。そして何よりもフルーツ牛乳は懐かしく、もう一度子供に戻って飲んでみたい気にさせられる。映画として、古代ローマ人と日本人のコミュニケーション上、最大の壁は言葉と思われたが、逆に言葉が通じないことを逆手に取って、ルシウスが心の中でつぶやくシーンは、より彼の仰天・感動ぶりが伝わってくる。お風呂映画なので必然性はあるが、阿部寛が随所でお尻丸出しの熱演をしている。


  1. 邦画-て

2012-11-09

交渉人 THE MOVIE タイムリミット 高度10,000mの頭脳戦

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01967
製作:2010年/日本/123分
監督:松田秀知
出演:米倉涼子/陣内孝則/林遣都/津川雅彦


私用で北海道に行くために羽田空港を訪れた玲子は、先日交渉に当たった現金強奪事件の人質だった青年を目撃する。青年の不審な行動に胸騒ぎを覚えた玲子は、青年を追って同じ飛行機に乗り込む。やがて、その飛行機はハイジャック犯に乗っ取られてしまう・・・。


これも最近流行のTVドラマの劇場版。普通なら観ない部類の映画だが、予告編でハイジャックが題材のような映画だったので、興味を持って観た。予告編通り、ハイジャックもので、その点では予想を裏切らなかったが、(TVドラマを見てないので詳しくは分からないが)これはタイトル通り、交渉人(ネゴシエーター)が主役の映画では?としたら、主人公である交渉人の活躍するシーンは皆無ではなかったか?しいて言えば陣内孝則演じる主人公の上司と犯人との間で交渉はあるが、それはあくまでハイジャック犯の要求を聞いているだけで決してネゴシエーションではなかった・・・・。あと色々とつっこみどころは満載で、さすがにそこまでは・・・というのもいくつもあったが、個人的には意外と楽しめた。ただ、ラストでいくつか意外などんでん返しがあるかと思ったが、当初の振りに比べ、オチはありふれたものだったのがイマイチ残念。

  1. 邦画-こ

2012-11-08

コンテイジョン

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02293
製作:2011年/アメリカ/106分
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:マット・デイモン/ケイト・ウィンスレット


香港出張からミネソタの自宅に帰って来たベス・エムホフが、謎の疾病で急死する。やがて彼女の幼い息子・クラークも同じ症状で死亡してしまう。ベスの他にも、香港、ロンドン、東京などの各都市で同じ症例での死亡者が発生し、死者はどんどん増えていった。報告を受けた世界保健機関や疾病予防管理管理センターは、直ちにその病気の調査に乗り出すが、感染の広がりは抑えられず、人々の間にはウイルスと共に恐怖心も蔓延していく・・・・。


冒頭、2日目からスタートし、「おや?」と思うけど、その意味はラストで分かる。アカデミー俳優が多く出演ということで豪華キャストも話題となった映画だが、映画自体はウィルス蔓延によるパニック映画のため、出演者一人一人は思ったほど詳しく描き切れておらず、豪華キャストの意味がよく分からなかった(もったいない感じがした)。見えないウィルスよりも人々の間に広がる恐怖心の方が怖いと感じる映画。

  1. 洋画-こ

2012-11-07

愛と誠

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02301
製作:2012年/日本/134分
監督:三池崇史
出演:妻夫木聡/武井咲/斎藤工/伊原剛志


1972年、新宿地下街に太賀誠が現れ、不良グループと大乱闘を繰り広げる。その結果、誠は少年院送りとなるが、その乱闘を見ていたブルジョワのお嬢様・早乙女愛によって院から出され、名門の青葉台学園に編入させられる。愛は校則違反のアルバイトをするなど誠を献身的に支えるが、誠は青葉台学園を退学になり、不良たちの掃き溜めの花園実業に編入することに・・・・。


1970年代の有名漫画の映画化で、その年代の雰囲気をたっぷり味わさせるために、随所に当時の歌謡曲が盛り込まれている。ただ、ミュージカル仕立ての演出は、奇抜さを通り抜けて、目を覆いたくなるような観ていて恥ずかしい演出だった。ストーリーも途中、睡魔に襲われるような退屈さ。早乙女愛演じる武井咲はキャスティング的に当たりだったが、妻夫木聡の太賀誠は漫画とのイメージにそぐわなかった。もっとシリアスでハードボイルドな感のある原作だが、この映画は一種コメディのような映画だった。


  1. 邦画-あ

2012-11-06

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01999
製作:2010年/アメリカ/117分
監督:マイク・ニューウェル
出演:ジェイク・ギレンホール/ジェマ・アータートン


ペルシャ帝国の第三王子ダスタンは、聖なる都アラムートがペルシャの敵国に武器を輸出していると聞き、その都を兄や叔父たちと制圧する。しかし、戦勝の宴でダスタンが贈った法衣を着た王が毒により死亡。犯人に仕立て上げられたダスタンは、アラムートの王女民ー名と逃走し無実の罪を晴らそうとするが・・・・。


意外と楽しめた一作。ありきたりなストーリーではあるが、分かりやすいストーリーとスピーディな展開についつい引き込まれ一気に観てしまった。ラストは今までの展開は何だったのだろうと思わせる強引なラストだが、ディズニー映画らしく、最後はハッピーエンドで終わらせたかったためだろうか?主演のジェイク・ギレンホールは、故ヒース・レジャーと共演した「ブロークバック・マウンテン」での同性愛男性の印象が強い俳優だったが、この作品ではそのイメージを払拭し、アクション満載の野生的な男性を印象付けた。

  1. 洋画-ふ

2012-11-05

ポテチ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02300
製作:2011年/日本/68分
監督:中村義洋
出演:濱田岳/木村文乃/大森南朋/石田えり


空き巣稼業をしている青年・今村は、ひょんな事で知り合った若菜という女性と同棲していた。ある日、今村の仕事を見てみたいという若菜を連れて、尾崎というプロ野球選手の部屋に二人で忍び込む。だが、何も盗もうとしない今村。そこへ尾崎に助けを求める電話がかかってきて、二人は尾崎の代理で電話の主のもとに向かうが・・・・。


68分という、とても短い映画だが、内容的にはこれくらいが丁度よい長さで、やたらダラダラ長くしていないところがいい。タイトルのポテチ(ポテトチップス)は内容とは全く関係はないが、今村がコンソメ味と塩味のポテチを間違えて若菜に渡して怒られてしまうが、間違えたポテチの方もそれはそれでよかったというくだりは、この映画の結末を思わせるシーンとなっている。その他には最初は分かりにくかった断片的に出てくる話が、後半になるにつれてちゃんと伏線になっていたことに気付かされ、感心させられる。本当は重いテーマを扱っているにも関わらず、濱田岳の軽妙な演技がコミカルだがちょっと泣かせる映画にしている。

  1. 邦画-ほ

2012-11-04

交渉人 真下正義

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01285
製作:2005年/日本/128分
監督:本広克行
主演:ユースケ・サンタマリア/寺島進/小泉孝太郎/國村隼


クリスマス・イブの東京で地下鉄の最新鋭実験車両が何者かに乗っ取られる。雪乃とデートの約束をしていた警視庁刑事部交渉課準備室課長の真下は室井管理官より呼び出され、犯人との交渉を命じられる。早速、列車指令室に出向いた真下は犯人との交渉を始めるが・・・・。


大人気TVドラマシリーズ「踊る大捜査線」から誕生したスピンオフ・ムービー。警視庁初の交渉人・真下正義を主人公とし、地下鉄テロとの対決を描く。「踊る大捜査線」のからの大きなリンクはなく、登場人物も主人公の真下正義をはじめ、恋人の雪乃、室井管理官など一部に限られる。ただし、さすがに細部では数々のリンクがあって面白い。役者も寺島進や國村隼などの個性的な俳優が新たに参加し、違った魅力を醸し出している。映画的には「踊る大捜査線」とはかなり異なった印象で、全く違った映画となっているが、頭脳戦を中心とした息詰まる展開は見どころ。

  1. 邦画-こ

2012-11-03

運命のボタン

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01997
製作:2009年/アメリカ/115分
監督:リチャード・ケリー
出演:キャメロン・ディアス/ジェームズ・マースデン


ヴァージニア州に住むノーマとアーサーの夫婦の元に、赤いボタンのついた謎の箱が届けられる。そしてその日の夕方、見知らぬ老紳士スチュワードが現れ、「ボタンを押せば見知らぬ誰かが死ぬが、あなたは100万ドルを手に入れる」と告げる。ボタンを押すかどうかは24時間以内に決めないといけないと言われ、夫婦は悩んだ末・・・・。


究極の選択に悩み、それによって巻き起こる騒動でも描かれているのかと勝手に思い込んで観始めたが、運命の選択よりも、選択後の経緯が中心だった!だから意外と簡単にボタンを押した時は、ちょっと拍子抜けしたが、本当の究極の選択は後でやってくるようでした。しかしそれにしてもこの手の映画は、最終的に人生の良い教訓となるべき逸話としてハッピーに終わるものだと思っていたが、何とも後味の悪い終わり方で、チョット残念だった。またミステリアスなサスペンスものかと思いきや、SFがかった展開に少し戸惑ってしまった。ショートショートを映画化したものだが、少し無理があったようで途中間延びした感じは否めなかった。

  1. 洋画-う

2012-11-02

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01998
製作:2010年/日本/130分
監督:錦織良成
出演:中井貴一/高島礼子/本仮屋ユイカ/三浦貴大


大手メーカーのエリートコースを歩んでいた筒井肇のもとに、故郷・島根で一人暮らす母親が倒れたとの知らせが入る。さらに入社同期の親友が事故死したとの連絡を受ける。久しぶりに帰省した肇は、家族を気遣うことなく仕事に追われていた日々を省みて、子どもの頃からの夢だった電車の運転士になろうと決意するが・・・・。


エリートコースを止めて、地方都市の一運転手から、それも49歳という歳で再スタートするという、極めて無謀とも思える人生の一大転機を、あまりにも淡々と描き過ぎていて、逆にリアリティに欠けるきらいはあった。現実にはもっと緊迫したり切羽詰ったりといった雰囲気が伝わってきてもよさそうだが、貯蓄もある、奥さんも店を持っているといった、プチセレブな土台があるが故、その辺りが伝わってこなかった。事件といえば親友の事故死、子どもの運転操作、そして母親の病などがあったが、どれも深刻には描かれておらず、逆に登場人物は皆、イイ人なので、どちらかというとまったり系に近い映画だった。

  1. 邦画-れ

2012-11-01

美しすぎる母

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01993
製作:2007年/スペイン、フランス、アメリカ/97分
監督:トム・ケイリン
出演:ジュリアン・ムーア/スティーヴン・ディレイン


貧しい家庭に育ったバーバラは、幼い頃から金持ちの男と結婚することが夢で、その夢が叶い、大富豪ブルックスと結婚し、息子のトニーをもうける。上流社会の一員として認められたくて必死に努力するバーバラだったが、努力すればするほど逆に階級の違いが目立つ結果となっていた。やがて夫にも愛想をつかされ若い愛人と去られてしまうと、取り残されたバーバラは息子とニーとの間で禁断の関係に・・・・。


実際に起こった息子による母親殺害事件を題材にした映画。実話なんだろうけど、淡々と描かれていて盛り上がりには欠ける。この家庭を見ているとトニーに同情はするが、どうも殺人に至るまでの動機が見えてこない。タイトルにある「美しすぎる母」もこの映画を観る限り、全く結びつかない。「美しすぎる」と「ジュリアン・ムーア」は結びつかないし、「美しすぎる」と殺人もどうも結びつかない。最終的に近親相姦が描かれ、その歪んだ関係のなれの果てが母親殺しになったんだろうと思われるが、全編通してこの家庭は異常で歪んでおり、あまり感情移入できない内容である。

  1. 洋画-う