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2013-05-31

ホースメン

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01911
製作:2008年/カナダ、アメリカ/90分
監督:ジョナス・アカーランド
出演:デニス・クエイド/チャン・ツィイー


デトロイト郊外の凍った池の上で大量の歯が発見される。歯科法医学の権威であるエイダン刑事が担当するが、これが猟奇的な連続殺人に発展していく。遺体はさまざまな姿勢で宙吊りにされ、現場には毎回「COME AND SEE(来たれ)」というメッセージが残されていた。そんな中、2番目の犠牲者の養女クリスティンが突然犯行を自供し・・・・。


「セブン」を思わせるようなシーンや展開だが、「セブン」には遠く及ばない。聖書を知らないとこの映画の設定や展開がよく理解できず、やたら残忍なシーンのみが印象に残るので、「セブン」よりも「ソウ」に近い印象さえ受ける映画。清純派女優のチャン・ツィイーが殺人鬼を演じるということで話題になった作品だが、殺人鬼というよりは妖艶な悪女を演じているようで、思ったほどの出番や主人公との関わりもなく、やや期待外れ。猟奇的な殺人と並行して描かれている主人公の家族の話も興味深く、残虐なテーマだっただけにこちらで最後は癒されたかったのだが・・・・。

  1. 洋画-ほ

2013-05-30

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:00179
製作:1990年/アメリカ/119分
監督:ロバート・ゼメキス
主演:マイケル・J・フォックス/クリストファー・ロイド


不慮の事故が発生し、ドクの乗ったデロリアンが1955年から1885年の世界に飛ばされてしまう。その直後、マーティのもとに1885年のドクが出した手紙が届く。ドクの無事を知ったマーティだったが、ふとしたきっかけで70年前のドクは手紙を出した1週間後に死んでしまうことを知る。1955年のドクに協力を求めたマーティは、1885年にタイムスリップするが・・・・。


PART2からPART3への思いがけない展開には興奮したが、PART3そのものについてはPART1、PART2とは一線を画す作品となっている。タイムスリップものというよりは、コミカルな西部劇であり、準主役である科学者ドクのラブストーリーでもある。タイムスリップ上の唯一の興味は、デロリアンがタイムスリップするのに必要な速度をどうやって出すか?に絞られるが、終盤は前作のようなハラハラどきどきシーンも出てくる。西部劇が好きな人には楽しめる作品である。

  1. 洋画-は

2013-05-29

バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:00178
製作:1989年/アメリカ/107分
監督:ロバート・ゼメキス
主演:マイケル・J・フォックス/クリストファー・ロイド


無事に1985年へ戻ってきたマーティの前に、2015年からデロリアンに乗ってやってきたドクが現れ、マーティの将来に危機が生じると告げる。その危機を回避するため、2015年の未来にタイムスリップしたマーティは未来世界での事件を解決するが、そこでのささいな出来事が発端となり、戻った先の1985年は全く違う世界に変貌していた・・・・。


前作の1985年から1955年へのタイムスリップに加え、30年後の未来である2015年へのタイムスリップが加わり、より複雑なストーリー展開となりながら面白く仕上がっている。特に前作の場面を引用しながら展開するシーンは思わず懐かしく、またよく出来たカットに感心した。タイムスリップものにありがちな矛盾は細かく見るとあるが、テンポよいストーリー展開で気にせず観れる。PART3に続くラストシーンは、最高の予告編だった。





  1. 洋画-は

2013-05-28

バック・トゥ・ザ・フューチャー

★★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:00177
製作:1985年/アメリカ/116分
監督:ロバート・ゼメキス
主演:マイケル・J・フォックス/クリストファー・ロイド


1985年、高校生のマーティ・マクフライは、近所に住む科学者のエメット・ブラウン博士が愛車デロリアンを改造して開発したタイムマシンの実験を手伝うが、誤作動で1955年の世界にタイムスリップしてしまう。困ったマーティは1955年のドクを探し出し、事情を説明して未来に戻る手助けをしてもらうことになるが、その過程で若き日の両親の出会いを邪魔してしまう・・・・。


文句なしに楽しめる、誰もが知っているエンターテイメントSF映画。タイムマシン車デロリアンで1985年から1955年にタイムスリップした主人公の高校生マーティが高校生時代の自分の両親と出会い、未来の母親に恋される話。無駄のないストーリーで、伏線の張り方も上手い! 全体的にハッピーな映画で、ワル役として不良のビフが出てくるが、これはスパイス役で、コミカルにやっつけられることでよりスキッーとする。冒頭、クリストファー・ロイド演じるドクがテロリストに殺される残酷なシーンがあるが、これもラストでオチがある。


  1. 洋画-は

2013-05-27

綱引いちゃった!

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02385
製作:2012年/日本/111分
監督:水田伸生
出演:井上真央/松坂慶子/玉山鉄二/浅茅陽子


大分市役所広報課の西川千晶は、あまりに知名度の低い大分市をPRするため、市長命令で女子綱引きチームを結成して全国大会出場を目指すことに。勤務先の給食センターが廃止の危機にある母の容子とその同僚たちを誘い、なんとかチームを結成した千晶だったが、メンバー不足から自身もチーム入りせざるをえず、さらにはキャプテンまで押し付けられてしまう・・・・。


実在の女子綱引きチームを題材にしているものの、あくまで題材で、実話ではないのでストーリーにも入り込めない。給食センター廃止の取りやめの条件が綱引きチームの全国大会出場というのも、あまりにもリアリティがない。(市長に約束を反故にされるところあたりは却ってリアリティがあるのかも?) それでも最後は結果を出してハッピーエンドで終わるかと思いきや、何とも中途半端な終わり方にもガッカリ。大分が舞台だが、大分の良さすら伝わってこない残念な作品。

  1. 邦画-つ

2013-05-26

山形スクリーム

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01902
製作:2009年/日本/116分
監督:竹中直人
出演:成海璃子/AKIRA/マイコ/竹中直人


歴史研究会の女子高生4人組が、落ち武者伝説の残る山形県の村を訪れる。その日は村で村長らにより、落ち武者を祀る祠を壊す行事が行われていたが、祠を壊したことにより、落ち武者4人がゾンビとなって復活してしまう。そしてゾンビたちは村人を次々と殺していき・・・・。


竹中直人の監督第6作だが、これは酷かった。何でこんな映画を撮ったのか?わけの分からないストーリーの上、怖くも面白くもないコメディホラーだから最悪。色んな映画などのパロディもあるが、それも意味のないパクリにしか見えなかったし、映像的に汚いシーンもあるし・・・。ここ何年か洋画を抑え、いい邦画が増えてきた反面、お笑いタレントの安易な映画作りから駄作も増えてきているように思えるが、これもそのうちの1本。

  1. 邦画-や

2013-05-25

BALLAD 名もなき恋のうた

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01908
製作:2009年/日本/132分
監督:山崎貴
出演:草なぎ剛/新垣結衣/武井証/筒井道隆


ひょんなことから戦国時代にタイムスリップした小学生の真一は、春日という小国の廉姫と、その姫を命がけで守る侍・又兵衛と出会う。真一の面倒を見ることになった又兵衛と真一は次第に打ち解けあい、気心の知れあう仲になっていく。そんな頃、北関東の大名・大倉井高虎が廉姫に婚儀を申し込んでくるが・・・・。


『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』の実写化。全体的にはそれなりに良かったと思える作品だが、「ALWAYS 三丁目の夕日」のような涙がこみ上げてくるところまではいかなかった。特にラストシーンはなんか釈然としないものが残り、無理やり泣かせようとする気すらしてチョット残念な終わり方。タイムスリップ映画ではあるが、そのあたりはあまり描かれてなく、タイムスリップの理由や方法には重きを置いていない。むしろ戦国映画といった方がよいほど、合戦シーンはそれなりに迫力がある。

  1. 邦画-は

2013-05-24

モンスター上司

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02232
製作:2011年/アメリカ/98分
監督:セス・ゴードン
出演:ジェイソン・ベイトマン/チャーリー・デイ


仕事帰りにバーでグチをこぼす独身三人組のニック、デール、カート。出世を目指し、上司ハーケンのどんな理不尽な要求にも耐えてきたニックだが、ある日、出世が永久に実現しない事を知る。結婚を控えた歯科助手のデールは、女医のセクハラに耐えているが、我慢も限界にくる。経理を担当するカートは、新しい経営者のボビーがとんでもない男で、会社を潰そうとしている事に気づく。ある夜、酒の勢いも借りて、3人は上司たちを“排除”する計画を立てるが・・・・。


バカバカしいストーリーながら結構楽しめる映画。三人組を演じている俳優だけを見ると二流映画のように思えるが、上司役の俳優の顔ぶれは豪華で驚かされる。また、シリアスな映画に似合う俳優ばかりなので、こんなおバカな映画には不釣り合いかと思いきや、その役を楽しむがごとく、のびのびと自由に演技している様がうかがえる。まさにアメリカ的なコメディなので、日本人には合う人、合わない人がいると思うが、あまり深く考えずに観るにはいい映画。

  1. 洋画-も

2013-05-23

こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02224
製作:2011年/日本/112分
監督:川村泰祐
出演:香取慎吾/香里奈/速水もこみち/深田恭子


亀有公園前派出所勤務の巡査長・両津勘吉が小学校時代のあこがれの同級生・桃子と偶然再会し、心をときめかせる。そんなとき、警察庁長官の孫娘が誘拐される事件が発生。桃子が事件に巻き込まれていることを知った両津は、真相解明に乗り出すが・・・・。


両津勘吉の漫画でのキャラクターがやはり強烈なので、これを実写で演じるのは難しいと思う。なおさら、その役をアイドルスターが演じるというのは違和感がありすぎて、香取慎吾の頑張りは伝わってはきたが、やはり無理があったことは否めない。ストーリーはまずまずでそこそこ楽しめる内容だが、感動作という色合いが強い作品となっているがゆえに、マンガ本来のコメディさは影をひそめていたのは少し残念。

  1. 邦画-こ

2013-05-22

バウンド

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02299
製作:1996年/アメリカ/108分
監督:アンディ・ウォシャウスキー/ラリー・ウォシャウスキー
出演:ジェニファー・ティリー/ジーナ・ガーション


5年の刑期を終えて出所し、マフィアのビアンキーニ一家の下で働くことになった泥棒のコーキー。彼女はシーザーの情婦ヴァイオレットと知り合い、女同士で恋に落ちる。ヴァイオレットはコーキーに、組織の金二百万ドルを奪い、ビアンキーニの息子のせいにして逃亡しようと持ちかけ、二人はまんまと金を奪うことに成功するのだが・・・・。


とても面白いという評価を聞きながら、同性愛映画ということでちょっと引き気味に観始めた映画だったが、何でもっと早く観なかったのかと後悔させられた映画。マフィア相手に組織の金を強奪するというハラハラドキドキの設定に、さらに二転三転する予想のつかないストーリー展開。そしてこのレズの関係で結ばれた二人は本当に味方なのか?実は敵なのか?最後まで疑いながら観てしまう、極上のクライム・サスペンスに仕上がっています。お勧めです。

  1. 洋画-は

2013-05-21

シザーハンズ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02297
製作:1990年/アメリカ/98分
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ/ウィノナ・ライダー


丘の上の屋敷に住む発明家に作られた、人造人間のエドワード。未完成のまま主人に先立たれたエドワードは、ハサミの手を持っていた。その後、ゴースト屋敷のような丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元にある日、化粧品のセールス・ウーマンのペグが訪ねて来た。心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰るが・・・。


現代のマスコミを見るにつけ、この映画とよく似た縮図に驚かされる。特異なキャラクター故に、周りからさんざんもてはやされ、利用され、誤解され、そして叩かれる。切ないファンタジー映画として有名な本作だが、その奥には純粋な主人公に対する人間の優しさと醜さを見事に描いた作品といえる。ただ、ラストは泣ける映画と聞いていたが、そうでもなかった。

  1. 洋画-し

2013-05-20

トリハダ -劇場版-

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02330
製作:2012年/日本/87分
監督:三木康一郎
出演:谷村美月/木南晴夏/佐津川愛美/石橋杏奈


家電メーカーのコールセンターに勤める高林ひかりは、製品には関係なく罵詈雑言を浴びせるような酷いクレーマーにも、ひたすら謝り続けるような地味で真面目な社員だった。その日も後輩の美香に頼まれ、頻繁に電話してくる中年女性・宮脇和世からのクレーム対応に疲れ果てて帰宅すると、ふと隣の部屋の表札が“宮脇和世”である事に気付く・・・・。


タイトルのように実際に鳥肌が立つということはないが、7つのエピソードからなる短編オムニバスはどれもドッキリさせられる内容で、映画として十分楽しめた。キャラ的に怖かったのは宅配便の配達員に付き纏う女。ちょっと怖いストーカー女ですが、その異常さを顔面に表現しつくした女優さんの演技はとても怖かった。エピソードの中で個人的に一番ゾォーとしたのは隣人からシチューをおすそ分けされる話。ストーリーは単純ですが、ストーカー女と違って、出てくる隣人が良さそうな人だったため、そのギャップが大きかったです。

  1. 邦画-と

2013-05-19

4:44 地球最期の日

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02310
製作:2011年/アメリカ、スイス、フランス/85分
監督:アベル・フェラーラ
出演:ウィレム・デフォー/シャニン・リー


ニューヨークの高級アパートの部屋に暮らす男と女がいた。明日の4時44分には地球の終わりが訪れ、誰もその運命から逃れられることはできない。男は最後に娘や前妻と連絡を取るが、女はそんな男の姿に嫉妬する。地球の終末になす術もない人々は、いつも通りの日常を過ごすが・・・・。


地球最期の日という割には、緊迫感や悲壮感があまり伝わってこない。舞台は部屋の一室がほとんどで外の世界がどれだけ深刻なのか分からない。地球最期の時を迎えるというのに、ちょっとした嫉妬話になるのもよく分からない。本当に地球最期の日ってこんな感じになるだろうか? あまりに静かなひと時を描いており、ただただ退屈。

  1. 洋画-よ

2013-05-18

ハンコック

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01608
製作:2008年/アメリカ/92分
監督:ピーター・バーグ
出演:ウィル・スミス/シャーリーズ・セロン


ロサンゼルスで酒びたりの毎日を送る男ハンコックは、実は不死身で空も飛べ、驚異的なパワーを持つ超人だった。その能力を使って、事件が起きればすぐ駆けつけ解決はしてくれるが、その解決方法は乱暴で周囲に与える損害は莫大なものになり、スーパーヒーローであるにもかかわらず人々から非難されていた。そんなある日、ハンコックが助けた男レイから、正義のヒーローとしてのイメージアップ計画を持ちかけられる・・・・。


一言で言うと、前半のつかみOK、後半よく分からない、といった映画。前半の面白いところは大半、予告編で観れるのでわざわざ劇場にまで来て観る映画ではなかった!設定自体は面白く、どんな展開になるのかとワクワクさせられるが、想像とは違った方向に話が進んでいき、ちょっと唖然とさせられた。(これ以上いうとネタばれになるが、勝手にヒーローものと思っていたのが裏切られた感じ)スーパーマン並みの能力を持っているが、何でこんな能力を持っているのか前半は全く分からず、後半でも・・・・といったもやもや感の多分に残る映画だった。いずれにせよ、なかなか面白いキャラ設定なので、味付け次第でもっともっと面白くなりそうな映画である。

  1. 洋画-は

2013-05-17

最も危険な遊戯

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02307
製作:1978年/日本/89分
監督:村川透
出演:松田優作/田坂圭子/荒木一郎/内田朝雄


日本の財界の大物達が相次いで誘拐されるという事件が起こるが、犯人が複数である事以外、手がかりは一切つかめない。そんな時、東日電気社長の南条信隆も強引に誘拐される。南条社長の義父で東日電気会長の小日向は鳴海昌平を呼び、謝礼五千万円で誘拐された南条社長の救出を依頼するが・・・・。


松田優作の映画には大きく分けてハードボイルド系と文学作品系があるが、やはりハマり役が多いのはハードボイルド系の方で、この作品もハマり役に該当する。松田優作の傑作ハードボイルド作品というと「蘇る金狼」と「野獣死すべし」だが、この2作には及ばないものの、この2作に通じる雰囲気を醸し出した作品となっている。ストーリー自体は大したことないが、松田優作のかっこよさを堪能するにはよい映画。

  1. 邦画-も

2013-05-16

犬の首輪とコロッケと

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02378
製作:2011年/日本/84分
監督:長原成樹
出演:鎌苅健太/ちすん/中村昌也/宮下雄也


大阪・生野区で毎日食卓にコロッケとキムチしか出さない在日韓国人の父親のもとに生まれたセイキは、ケンカや窃盗に明け暮れ、少年院に入れられてしまう。やがて少年院を出たセイキは、友人から紹介されたミチコのために真面目に生きることを決意。芸人を目指していた相棒のタツヤに誘われお笑いの道へ進むが・・・・。


「探偵ナイトスクープ」の探偵で有名な長原成樹の自伝的小説を自ら監督して映画化した作品。今のタレント業からはちょっと想像しがたい若き日の非行ぶりが脚色なし?で描かれているよう。出演者はほとんど知らない、素人に毛が生えたような演技だが、それ故、かえってリアルな面も醸し出している。対照的に、どうしてこんな男と?不思議に思うほど、魅力的なミチコの登場でセイキの人生が変わるのは理解できるが、お笑いの道に進む過程はあまり詳しく描かれておらず、ちょっと不親切。


  1. 邦画-い

2013-05-15

人生の特等席

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02381
製作:2012年/アメリカ/111分
監督:ロバート・ローレンツ
出演:クリント・イーストウッド/エイミー・アダムス


大リーグの伝説的なスカウトマンとして知られるガスは、年齢による視力の衰えを隠せず、その手腕に球団フロントが疑問を抱き始める。そこで苦しい立場のガスを、長年離れて暮らしていたひとり娘のミッキーが手助けすることに。父と娘が久々に対じすることにより、秘められた過去と真実が明らかになるが・・・・。


なかなか現実は厳しいというのを、映画の中でも敢えて見せつけられたような球団首脳部のドラフト1位指名だったが、やはり映画なので後味悪いな・・・と思っていたら、ラストのあの大ドンデン返し。溜飲は下がったが、とはいえ、あまりにもご都合主義の展開には唖然とした。だいたい、あの無名のピッチャーは何なの?いきなり現れ、ドラフト1位指名の選手のバットをかすりもしない投球をするが、エイミー・アダムス演じるミッキーは軽々と捕球してたよね?あまりの出来すぎを通り越して不自然極まりない展開にただただ驚いた。それまでの親子の葛藤と和解はドラマチックだったのにね。

  1. 洋画-し

2013-05-14

その夜の侍

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02383
製作:2012年/日本/119分
監督:赤堀雅秋
出演:堺雅人/山田孝之/綾野剛/谷村美月


鉄工所を営む中村は、5年前に妻をひき逃げ事件で失って以来、妻からの最後の留守電を聞くのを日課とした無気力な日々を送っていた。一方、ひき逃げ犯の木島は刑期を終え出所したが、しばらくすると匿名の殺害の脅迫状が届くようになる。そして中村の妻の命日に2人はついに対峙することになるが・・・・。


どのような方法で復讐を遂げ、結末を迎えるのか?それを楽しみに、途中、少しかったるいストーリー展開にも我慢して観ていたが、予想外の唖然とする展開にガッカリ。2人が直接対峙するまでが長すぎるきらいはあるが、並行して描かれる2人の3日間は興味深いといえば興味深かった。それだけにこの結末は何なの?感が尋常ではない。異常ともいえる木島の性向にも拘らず、谷村美月演じる警備員や田口トモロヲ演じる会社の先輩など、あれほど木島にひどいことをされながら彼から離れないのも理解に苦しむ。

  1. 邦画-そ

2013-05-13

悪の教典

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02382
製作:2012年/日本/129分
監督:三池崇史
出演:伊藤英明/二階堂ふみ/染谷将太/林遣都


生徒から慕われ、学校やPTAからの評価も高い高校教師・蓮実聖司は、教師の鑑ともいうべき表向きの顔とは別に生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)という隠された顔があった。いじめ、モンスターペアレンツ、セクハラ、淫行など問題だらけの学校で、自らの目的を達するため、蓮実は躊躇なく殺人を繰り返していく。しかしある日、ほんのささいなミスを犯してしまった蓮実は、それを隠匿するためクラスの生徒全員を惨殺し始める・・・・。


表の顔と裏の顔が極端に異なるハスミンだが、それまでの過程や変化する心理描写などはほとんど描かれていないし、そもそも背景も詳しく説明されていないので、最初は全く何もわからないまま見せられる展開で分かりにくい。後半、何となく輪郭が分かってくるが、その時はもう、ハスミンによるひたすらな殺人行為に入ってしまっている。そして生徒全員への殺戮行為の理由がまた分からない。まったくスッキリしない映画だが、唯一スッキリするのが、ハスミンによる殺人行為であることを証明するAEDのくだりだけ。ただ、これで解決・終結と思いきや、続編があるかのような終わり方。全くもって分からない。





  1. 邦画-あ

2013-05-12

鍵泥棒のメソッド

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02380

製作:2012年/日本/128分
監督:内田けんじ
出演:堺雅人/香川照之/広末涼子/荒川良々


35歳でオンボロアパート暮らしの売れない役者・桜井は、銭湯で出会った羽振りのよい男・コンドウが転倒して記憶を失ってしまったことから、出来心で自分とコンドウの荷物をすり替え、そのままコンドウになりすます。しかし、コンドウの正体は伝説の殺し屋で、桜井は恐ろしい殺しの依頼を引き受けなくてはならなくなる・・・・。


ちょっと強引で現実離れしたところはあるが、全体的な設定、ストーリーは面白く、楽しめる。ただ、入れ替わった割に現職が活かされていない点は気になった。特に役者という設定の桜井が、殺し屋として極めつけの演技で真実味を出すかと思ったがそれはなかったのが残念(ただしあったとしたら、「ザ・マジックアワー」とかぶってしまうか?)。逆に主演の堺雅人を食わんばかりの存在感を見せたのが香川照之。絶望的な人生を送っていた桜井に入れ替わってしまうが、常に前向きな姿勢で取り組む姿には感動すら覚える。広末涼子演じるチョット変わった女編集長の存在も大きく、最後まで目の離せない展開だが、結末は意外と普通。


  1. 邦画-か

2013-05-11

くろねこルーシー

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02341
製作:2012年/日本/107分
監督:亀井亨
出演:塚地武雅/安めぐみ/大政絢/濱田マリ


迷信を信じ、縁起を担いでばかりいる気の小さい占い師・鴨志田賢は、妻の幸子と5歳の息子・陽と別居し、わびしい一人暮らしを送っていた。そんなある日、鴨志田の前にルーシーという名の黒猫が現れ、2匹の子猫を置き去りにする。仕方なく子猫の世話をすることになった鴨志田だったが、次第に運勢が上向きになり始めて・・・・。


これといって評価するほどの作品ではないが、期待せずに観た割にはまずまず。特に大きな事件は起こらない代わりに、悪い人も出てこず、平坦なストーリーだが、ほのぼのとしていて、安心して観れるからだろうか? キャラも塚地と子猫という組み合わせは癒されるし、ほんわかしていて心地よかった。動物に依存したきらいはあるが、ゆったりした気持ちになれる良品。

  1. 邦画-く

2013-05-10

テール しっぽのある美女

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02375
製作:2012年/ノルウェー/75分
監督:アレクサンデル・ノラス
出演:モルテン・アンドレセン/アーレン・ネルボル


犯罪現場の清掃員として働くレオとエルビスは、これまでにない凄惨な事件現場の地下室で、裸の若い美女が監禁されているのを発見する。おびえきって言葉も発することができない彼女には、驚くべきことにしっぽがあった。やがて彼女の驚くべき秘密が明らかになっていく・・・。


ノルウェーの森深くに住むと言い伝えられる、美女に牛のしっぽを持った伝説の妖精「フルドラ」をモチーフにしたサスペンスホラー。そんな前知識がないと、何だこりゃ?というストーリー展開が続く。たとえ前知識があったとしても、前半は観ていて汚いシーンの連続で、妖精が出てくる幻想的な映像とは似ても似つかない。また内容も分かりにくく、ともかく前半はもう苦痛の連続。終盤、やっと謎が解けてきて、牛妖精のフルドラも姿を現し、それらしい展開になるが、期待したほどの展開もオチも無く終わる、何とも消化不良感の残る作品。

  1. 洋画-て

2013-05-09

ダークナイト ライジング

★★★+
シネマ大好き!


鑑賞No:02347
製作:2012年/アメリカ/164分
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベール/マイケル・ケイン


ジョーカーの危機が去ってから8年後のゴッサム。“デント法“により組織犯罪は沈静化していた。街には表向きの平和が訪れ、ブルース・ウェインは人々の前に姿を見せることなく暮らしていたが、街の地下では恐ろしい力を持つ庸兵ベインが“ある計画“を開始しようとしていた・・・。


「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」に続くシリーズ完結編。全2作とも観ているが、内容を忘れた頃に本作を観たので、つながりはイマイチ分からなかった。が、何とか混乱することも無く観れた。作品自体は奥深く、高尚で完成度が高い感じがしたが、私はマイケル・キートンが演じていたころのバットマンがアメコミっぽく好きだったな・・・。今回の敵役・べインは強敵感は強いが、ジョーカーなどと比べて個人としてのキャラ性は低く、魅力に欠ける点はあった。そういう意味ではバットマン自身も個性は抑えられ、戦闘もタイマンではなく、警察対敵役集団の戦争のようで、ちょっとガッカリ。それでも、前半の冗長な流れに反し、終盤は息もつかせぬ戦闘アクションシーンに興奮する。

  1. 洋画-た

2013-05-08

クエスチョン

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02373
製作:2011年/イギリス/95分
監督:クリス・クロウ
出演:スカーレット・アリス・ジョンソン/ジャック・ゴードン


人気のソーシャル・ネットワークからニューヨーク旅行に招待された4人の男女が、プライベート・ジェット機に乗り込む。やがて飛び立った機内でクイズが出題されることに。このゲームに勝利すれば夢のような景品がプレゼントされるのだ。景品に目がくらんだ彼らは参加条件が記された書類に目を通すこともなく、ゲームへの参加を決めるが・・・。


最近多い、この手のシチュエーション・スリラーものだが、設定や過程だけを重視して、動機、必然性、現実性、納得のいく解説や結末などは軽視される傾向にあるが、この作品もそれらと同類。手の込んだ犯罪計画だが、どう考えても現実性は乏しく、動機も意味不明。ゲームの内容も大半は隠しっぱなしなので、緊張感やドキドキ感も少ない。最後に大ドンデン返しがあるわけでもなく、安易な発想で安価でできる、つまらない作品の域を出ていない。期待して観ると損する作品。

  1. 洋画-く

2013-05-07

ジョン・カーター

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02337
製作:2012年/アメリカ/133分
監督:アンドリュー・スタントン
出演:テイラー・キッチュ/リン・コリンズ


1868年、アメリカ南北戦争で活躍したジョン・カーターは、ある出来事がきっかけで地球から遠く離れた滅びゆく神秘の惑星バルスームに瞬間移動してしまう。そこで出会ったサーク族の戦士タルス・タルカスやヘリウム国の王女デジャー・ソリスらと心を通わせたカーターは、バルスームの危機を救う戦いに身を投じていくが・・・・。


前半、やや分かりにくい展開もあり、ストーリー的にももたつき感が否めなかったが、中盤から後半にかけて一気にストーリー展開が加速し、面白さが出てくる。ただ、映像的に「スター・ウォーズ」とかぶるところも多々見受けられ、どうしても比較してしまうと見劣りしてしまう。「スター・ウォーズ」を模して壮大なSFドラマを構築したかったのかもしれないが、いろいろ詰め込んだばっかりに却って分かりにくくなってしまったかもしれない。出演者も無名の人ばかりで、魅力あるキャラがいなかったのも残念な要因。

  1. 洋画-し

2013-05-06

リンカーン/秘密の書

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02371
製作:2012年/アメリカ/105分
監督:ティムール・ベクマンベトフ
出演:ベンジャミン・ウォーカー/ドミニク・クーパー


のちにアメリカ合衆国第16代大統領となるリンカーンがまだ少年だった頃、母親をバンパイアに殺され、復讐を遂げるため戦いの術を学びはじめる。やがて成長したリンカーンは、奴隷制度を隠れ蓑に“食事”を手に入れるバンパイアと、それを利用して金儲けを企む政治家たちの姿を目の当たりにし、斧を片手にバンパイア退治を始めるが・・・・。


映像はきれいだし、スピード感あるアクションシーンの連続でそれはよかったが、あまりにもCGだよと言わんばかりのリアル感はゼロ、火に包まれながら崩れ落ちる列車シーンなんかはもうあり得なすぎて、もう唖然。戦闘シーンも主人公の武器が斧なので、ちょっと映像的にグロいのは否めなかった。そもそも主人公がリンカーン大統領という設定は一見面白いように思えたが、映画を観ていてどうも必然性が感じられず、スピルバーグ監督の「リンカーン」の便乗作品の色合いが濃厚。

  1. 洋画-り

2013-05-05

THE GREY 凍える太陽

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02335
製作:2012年/アメリカ/117分
監督:ジョー・カーナハン
出演:リーアム・ニーソン/フランク・グリロ


ならず者たちが集まるアラスカの石油採掘現場。そこで働くオットウェイは、作業員たちを野獣から守るために雇われた射撃の名手だった。しかし彼は過去を悔やみ、現実に絶望していた。ある日、オットウェイを乗せた飛行機が雪原に墜落する。オットウェイは生き残った男たちと共に脱出をはかるが、オオカミの群れが次々に襲いかかり、仲間たちはひとりひとりと命を落としていくことに・・・・。


「96時間」はじめ最近、おやじアクションで注目のリーアム・ニーソンが本作でもオオカミを相手に生き残りをかけたアクションを見せつける映画。ストーリー自体はさほど新規性があるわけでもなく、いたってありきたりではあるが、逃げたり隠れたりする術がほとんどない雪原の中で繰り広げられるオオカミとの死闘は緊張感がある。年を感じさせないリーアム・ニーソンのアクションシーンに拍手喝采。

  1. 洋画-さ

2013-05-04

I'M FLASH !

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02365
製作:2012年/日本/91分
監督:豊田利晃
出演:藤原竜也/松田龍平/水原希子/仲野茂


新興宗教団体「ライフイズビューティフル」を率いる教祖・吉野ルイは、ふとしたことから謎の美女・流美と出会うが、ルイが引き起こした交通事故によって流美は植物状態になってしまう。教団の幹部であるルイの母や姉は事故のもみ消しを計るため、3人のボディガードを雇い、ルイを南海の孤島に避難させるが、そこでルイは教団の陰謀を暴く重大な決断を下すことに・・・・。


藤原竜也と松田龍平との共演ということで興味深く感じて観たが、絡みがほとんどなく、共演している感じが全くなかった。それだけでなく、ストーリーが雑というか、何の説明も無い不親切さ満載で、雇われた3人のボディガードも、その理由や氏素性など最後まで分からないし、描かれてもいない。そして後半までのダラダラした流れも退屈。なのにラストのあの急転直下の急展開は何? もうついて行かれんわ。とても残念な作品。


  1. 邦画-あ

2013-05-02

ふがいない僕は空を見た

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02370
製作:2012年/日本/142分
監督:タナダユキ
出演:永山絢斗/田畑智子/原田美枝子/窪田正孝


助産院を営む母に女手ひとつで育てられた高校生の卓巳は、友人に連れられて行ったイベントで、あんずと名乗るアニメ好きの主婦・里美と出会う。それ以来、卓巳と里美はアニメのコスプレをして情事を重ねるように。そんなある日、同級生の七菜から告白された卓巳は、里美と別れることを決心するが・・・・。


永山絢斗と田畑智子の大胆なラブシーンで話題になった作品だが、それ以外では特筆すべきものは何もない映画。というか、内容のないわけの解らない映画。その割に142分という長尺なのは辛かった。時間軸が目まぐるしく変わる構成も分かりにくい原因だし、卓巳と里美の恋愛模様が主題かと思ったが、途中から主役を置き去りにしたような、卓巳の親友が主体の物語になっているのも、分かりにくい原因。コスプレ不倫を楽しむカップルの軽薄なラブストーリーかと思いきや、内容は結構重いものの連続で、何か後味の悪い作品。

  1. 邦画-ふ

2013-05-01

007 スカイフォール

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02369
製作:2012年/アメリカ/143分
監督:サム・メンデス
出演:ダニエル・クレイグ/ジュディ・デンチ


各国のテロ組織に潜入している工作員を記録したMI6のハードディスクが何者かに奪われ、ボンドは犯人を追いつめるが、MI6の長官Mの命令で放たれた銃弾に撃たれ、橋の上から谷底へと落ちていく。さらに、リストを奪った犯人によりMI6のオフィスが爆破される。このニュースを見たボンドは再びMのもとへ舞い戻り、現場へ復帰。犯人の手がかりを求めて上海へと渡るが・・・・。


ダニエル・クレイグのボンド作は本作が初めて観るが、冒頭から息をもつかせぬアクションシーンの連続で、最初からボルテージは最高潮。その後も激しいアクションシーンは次々と展開され、最後まで飽きさせない。ただ、これまでの007シリーズとはちょっと違い、復讐者との対決で、前半は敵役を追う展開だが、後半は敵を待ち受けての対決というのも新鮮。ハビエル・バルデム演じる敵役も存在感大だったが、その分、ボンドガールの存在感は薄めだった。

  1. 洋画-た