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2013-06-30

しあわせ家族計画

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02363
製作:2000年/日本/100分
監督:阿部勉
出演:三浦友和/渡辺えり子/片岡鶴太郎/名取裕子


父親、富士夫が会社をリストラされたことをきっかけに、元同僚にお金をだまし取られかけたり、店の金を持ち逃げされたりするなど不運が続く川尻一家。そんな中、息子が出したテレビ番組「しあわせ家族計画」の応募ハガキが当選する。しかし、300万円の賞品に課せられた宿題は、一度も弾いたことのないピアノ演奏だった・・・・。


三浦友和が人のいい、ダメ親父を好演したホームドラマ。何をやってもダメだけど、リストラされて失業の身でさらに肩身の狭い思いをしている親父が、お金と家族のため、そして自分自身のために必死で宿題のピアノ演奏を習得しようとする姿は観ていて同じ親父として応援したくなった。とはいえ、そこはダメ親父、すんなり上達するのではなく、観ていてもどかしいほど挫折の連続を繰り返す。それでも何とか本番前日には一応最後まで弾けるようになり、いよいよ本番。あとは、この手のドラマのお決まりの様な結末だが、分かっていてもやはり本当の番組を見ているように最後までドキドキした。結構ガミガミ言いながらも夫や家族のことを本気で現実的に考え家族を事実上支えている妻役を渡辺えり子が好演している。

  1. 邦画-し

2013-06-29

東京公園

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02221
製作:2011年/日本/119分
監督:青山真治
出演:三浦春馬/榮倉奈々/小西真奈美/井川遥


大学生の光司はカメラマンを目指し、東京の公園を巡り家族写真を撮っていた。ある日、いつものように写真を撮っていると、突然現れた男性に難癖をつけられる。ところが後日その男性から連絡が入り「公園に娘連れで出掛けるある女性を尾行し毎日写真を撮って送って欲しい」と依頼される。光司は理由がわからないまま、引き受けることとなったが・・・・。


爽やかでほのぼのとした癒し系のラブストーリーのつもりで観ていたら、意外な展開にちょっと戸惑ってしまった。結局はハッピーエンドな終わり方だけど、どうも分かりにくい内容だし、そもそも何を描きたかったのかよく分からない。全体的に冗長な感じが漂い、良く言えば心地よい眠りを誘う映画。

  1. 邦画-と

2013-06-28

アイ,ロボット

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01242
製作:2004年/アメリカ/115分
監督:アレックス・プロヤス
出演:ウィル・スミス/ブリジット・モイナハン


2035年。「ロボット3原則」を遵守し、人間社会に奉仕する民生用ロボットが民間に普及している中、ある日、USロボテックス社のロボット工学第一人者のラニング博士が謎の死を遂げる。シカゴ市警のスプーナー刑事はロボットの仕業と推理するが、ロボット心理学者のカルヴィン博士はそれを否定する。そんな中、一体のロボットが動き出す。そのロボットには「ロボット3原則」がプログラムされていなかった・・・・。


近未来映画だが、すぐ間近ではないものの、自分が生きているうちにこんな社会になるのだろうな・・・と現実性を想像できる映画で、それなりにリアル感があり、映画の中に入っていきやすかった。ストーリー的にはミステリー性よりもアクション性の方が強いきらいはあるが、二転三転する展開で最後まで息が抜けず楽しめる。少なくとも将来的に人類はロボットと共存して生きていく社会に必ずなっていくことは間違いないが、そういった未来への問題点を警鐘した映画ともいえる。





  1. 洋画-あ

2013-06-26

アビエイター

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01257
製作:2004年/アメリカ/169分
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ブランシェット


18歳で亡き父の事業を引き継ぎ大富豪となったハワード・ヒューズ。彼はその莫大な財産をすべて注ぎ込み、航空アクション映画「地獄の天使」の製作に着手、完成した映画は大ヒットしハワードは一躍セレブの仲間入りを果たす。その後も人気女優との恋や、航空会社の買収など順風満帆な人生に思えたが・・・・・。


実在したアメリカの大富豪ハワード・ヒューズの半生を描いた伝記ドラマ。ディカプリオはそれなりに好演していたように思うが、彼の若々しさ(幼さ)が大富豪のイメージに程遠く、実在のハワード・ヒューズと合致しにくかった。それでもハワード・ヒューズの波乱に満ちた半生はまさに映画向きで、一人の偉人の伝記物語としては十分楽しめた。ディカプリオもこのような人物を本当に演じきれるだけの貫禄が出てくると本当の意味で大俳優になれるのでしょうね。

  1. 洋画-あ

2013-06-25

最後の初恋

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01870
製作:2008年/アメリカ、オーストラリア/97分
監督:ジョージ・C・ウルフ
出演:リチャード・ギア/ダイアン・レイン


別居中の夫と週末に一緒に過ごす娘と息子を送り出したエイドリアンは、親友のジーンに代わって5日間だけ海辺の小さなホテルを切り盛りするために田舎町ロダンテにやってくる。季節はずれということもあって、ホテルの客はたった一人。カレはポールと名乗る無愛想な男だった。そんな折、大型ハリケーンがこの町に迫ってきており・・・・。


中年男女の4日間の恋物語というと「マディソン群の橋」がすぐ頭に浮かんだが、こちらとはちょっと違う結末。それぞれ家庭問題で悩みを持つ2人だが、後にあれほど心を通わせる間柄になるほどのきっかけがどうも乏しいような気のする映画だった。客と管理人とはいえ、同じ屋根の下に寝起きして、外は嵐という、恋愛感情を高揚させるシチュエーションではあるが、どうも不自然感は拭えなかった。ただ、その後の二人はどうなるか?このまま結ばれたらエイドリアンの子は?という心配をものの見事に払拭した展開は意外で、ジーンときた。リチャード・ギアは相変わらず歳を取ってもセクシーだが、ダイアン・レインは・・・・。「ストリート・オブ・ファイヤー」の頃が懐かしい。

  1. 洋画-さ

2013-06-24

火天の城

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01893
製作:2009年/日本/139分
監督:田中光敏
出演:西田敏行/福田沙紀/大竹しのぶ/椎名桔平


天正4年、織田信長は琵琶湖を臨む安土の地に巨大な城を築くため、熱田の宮番匠・岡部又右衛門に作事を命じる。しかし一転、作事を指揮する総棟梁は名だたる番匠の図面争いで決めることに。前代未聞の仕事を手に入れるため、又右衛門は寝食を忘れて図面作りに没頭するが・・・。


安土城築城という、歴史好きには興味深い題材で、主役の岡部又右衛門を西田敏行が熱演している姿はとてもよかった。特に作事の総責任者になるまでは個人的には結構盛り上がったが、それ以降は意外やだんだんつまらなくなってきた。(本当なら城が出来るに従って盛り上がってくるはずなのに・・・) つまらなくなってきたのは、お笑い芸人を多用した配役と、歴史ドラマと思って観ていたのにふたを開けるとコテコテの時代劇のような展開にあったような気がする。そして極めつけはCG。巨石が転がり落ちるシーンも最近のCGとは思えない質の悪さだが、一番がっかりきたのは安土城。さぞかしCGで見事に再現されるかと思った幻の城があまりにもしょぼかったのは特に残念。

  1. 邦画-か

2013-06-23

ロフト.

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01891
製作:2008年/ベルギー/117分
監督:エリク・ヴァン・ローイ
出演:ケーン・デ・ボーウ/フィリップ・ペーテルス


ビンセントは、フィリップの結婚に際し、フィリップをはじめ家族ぐるみで付き合いのある友人マルニクス、ルク、クリスに鍵を渡した。それはとある新築マンションのロフトスペースの合鍵で、5人はその部屋を妻には内緒の秘密の情事部屋として使うようになる。しかし、ある朝ルクがロフトを訪れると、ベッドで血まみれになって死んでいる全裸の女性が・・・・。


密室殺人事件、5人の容疑者と彼らの証言によるストーリーの二転三転、邦画の「キサラギ」を予感させる設定ですが、「キサラギ」ほど軽くなく、また密室感もありません。舞台は殺人現場であるロフトだけにとどまらず、主要容疑者はロフトの共有使用者である5人だが、それぞれの妻も絡んできて複雑。さらに時間軸もめまぐるしく移動し、よく見ていないとついていけない。それでも最後まで飽きさせず、徐々に解明されていく真実につい引き込まれていく作品。

  1. 洋画-ろ

2013-06-22

アウトロー

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02356
製作:2012年/アメリカ/130分
監督:クリストファー・マッカリー
出演:トム・クルーズ/ロザムンド・パイク


ある日、ピッツバーグ近郊の川沿いで、穏やかな空気を切り裂いて6発の銃声が鳴り響き、対岸にいた5人の男女が殺害される事件が発生する。犯人はすぐ逮捕されるが、“ジャック・リーチャーを呼べ”と謎のメモを残した後、護送中に瀕死の重傷を負ってしまう。そして警察がリーチャーの行方を掴めず途方に暮れているところ、突然リーチャー本人が現われるのだった・・・。


ストーリーは明快なため分かりやすく、それなりに楽しめる作品。50歳になったトム・クルーズだが、年齢を感じさせない体当たりのアクションシーンも頑張っている感がある。ただ、ストーリーは明快な分、単純で最後までひねりがなく、主人公も強すぎて、山場に欠けるきらいがあった。正義のためには手段を選ばない主人公だが、かといってタイトルの「アウトロー」には違和感がある。「アウトロー」というより「孤高」といった印象。

  1. 洋画-あ

2013-06-21

守護天使

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01892
製作:2009年/日本/109分
監督:佐藤祐市
出演:カンニング竹山/佐々木蔵之介/與真司郎/忽那汐里


須賀啓一は、鬼嫁から毎日500円のお小遣いをもらい満員電車で会社に向かう薄給メタボで恐妻家のサラリーマン。ある日、通勤中の駅で500円玉を落とした彼は、それを拾ってくれた女子高生・涼子に一目惚れし、勝手に彼女を守ることを決意する。しかし須賀が勤務する塾で担当する引きこもりの学生が見つけたブログには、彼女が書いたらしいみだらな日常がつづられており・・・・。


気持ち悪いサラリーマン役としては、そこそこ好演?(というより地でいける?)していたカンニング竹山でしたが、演技的にはやはりまだまだ浮いている感は否めない作品でした。ただ、周りの共演者(佐々木蔵之助はじめ大杉漣、佐野史郎、寺島しのぶ)らの強烈な演技のお陰で予想以上の面白さには仕上がっていた。ストーリー的には特筆すべき点は乏しいが、退屈せずに観れた作品です。ただ「キサラギ」の監督の作品にしてはひねりのない普通の作品すぎた感じだったのは残念。

  1. 邦画-し

2013-06-19

釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01093
製作:2001年/日本/111分
監督:本木克英
出演:西田敏行/三國連太郎/宮沢りえ/青島幸男


ある日、鈴木建設常務の高野が突然辞めることに。故郷の山口県萩市に戻って長年の夢だった晴耕雨読の生活をするというのだ。それから数日後、スーさんは山口に出張することになり、ハマちゃんに萩で釣りをしようと誘う。ハマちゃんはなんとか休暇を取り付けて萩に向かうが、退職した高野が入院したことを知り・・・・。


全体的にはいつも通り楽しませてくれるが、メインゲストと思われた青島幸男演じる元常務が亡くなってしまうという、ちょっと暗い内容が意外だった。宮沢りえも思ったほど絡まないし、釣りシーンも少なく、レギュラー陣もいつもほど出演しないという、今までのシリーズの中ではちょっと異色とも思える内容だった。(監督が前作より、栗山富夫から本木克英に変わったせい?)

  1. 邦画-つ

2013-06-18

カタクリ家の幸福

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02390
製作:2002年/日本/113分
監督:三池崇史
出演:沢田研二/松坂慶子/武田真治/西田尚美


脱サラして人里離れた山中で、ペンション経営を始めるカタクリ家の6人。しかし、やっと来た客が、原因不明の死を遂げてしまう。それでなくても経営難に悩む一家は、死体を隠し事件を隠蔽しようとする。しかし、次から次へとペンションにやってくる人が死んでしまうという困った事態が生じてしまう・・・・。


予備知識なく、タイトルだけで観始めた映画。タイトルからは、ほのぼの系のホームドラマかと思っていたら全く違っていた。いわゆるコメディホラーの部類なのだろうが、随所にミュージカルもあり、観ていて呆れる内容。また、予算がないのか、お金のかかりそうなアクションシーンはクレイアニメにしているのも滑稽。結末の呆気にとられる内容で、典型的なB級映画。暇なら見ても良い作品。

  1. 邦画-か

2013-06-17

風の谷のナウシカ

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01890
製作:1984年/日本/116分
監督:宮崎駿
声の出演:島本須美/辻村真人/京田尚子


大戦争からおよそ千年たった世界。わずかに生き残った人類は、有毒な瘴気を発する菌類の森・腐海に征服されようとしていた。その腐海のほとりに小国・風の谷があり、そこに住む姫ナウシカは自然との不思議な親和力を持っていた。ある日、風の谷に巨大な輸送機が墜落し、その中から千年前の大戦争で使われた兵器・巨神兵が出てきて・・・・・。


宮崎アニメとしては有名な作品であることは知っていたが、内容には全く予備知識のない状態で観始めてしまった。タイトルだけのイメージで、「魔女の宅急便」的な映画かと思って観始めたのだが、すぐ全く違うことに気づき、楽しむというより考えさせられる映画で、ちょっと戸惑った。一見、現実世界とは別世界、あるいはアニメの世界ではあるが、内容を見ていると明らかに自然破壊に対する警鐘や、戦争批判のメッセージが強く感じられ、宮崎作品の奥深さに改めて驚かされた。


  1. 邦画-か

2013-06-16

任侠ヘルパー

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02391
製作:2012年/日本/134分
監督:西谷弘
出演:草なぎ剛/安田成美/夏帆/風間俊介


暴力団「隼会」を抜け、堅気として生きることを決めた翼彦一は、コンビニ店員として暮らしていた。しかし、金に困って強盗に入ってきた元極道の老人・蔦井雄三を見逃したことから、自身も逮捕されてしまう。獄中で再会した雄三から、困った時は極鵬会の朝比奈を訪ねろと言われた彦一は、出所後、朝比奈がいる大海市を訪れるが・・・・。


例によってTVドラマの映画化だが、例によってTVドラマは見ない私にとって、登場人物の説明(描写)がほとんどないため、最初は戸惑いながら観る始末。さらに全体的なストーリーも説明不足でなんか入り込めなかった(TVドラマ見てないとダメなの?) 老人介護の社会問題を扱ってはいるが、そもそも暴力団が絡んでいる設定には?だし、主人公が徐々に施設の更生に動き出すところはよかったが、最後にスカッ!とさせてくれる結末を期待したのだったが・・・・。最後まで中途半端な内容の作品。





  1. 邦画-に

2013-06-15

アメリカを売った男

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01889
製作:2007年/アメリカ/110分
監督:ビリー・レイ
出演:クリス・クーパー/ライアン・フィリップ


FBI訓練捜査官のオニールは、ある日上司のバロウズに呼び出され、定年間近のハンセン特別捜査官の下について、彼を密かに監視するよう命じられる。しかしハンセンには怪しいところはなく、逆にハンセンとオニールの間には信頼関係が生まれ家族ぐるみで付き合うようになる。ハンセンの監視に疑問を持ち始めたオニールは上司を問い詰めると、ハンセンには長年にわたるスパイ容疑があるとのことだった・・・。


アメリカで実際に起こったロバート・ハンセンによるスパイ事件を基にしている。謎の多いこの作品だが、そんな謎解きが目的ではない、ハンセンとオニールとのわずか2ヶ月のやり取りが非常に重要で、この映画の出来を良くしている。ともかく、ハンセンを地味ながら(地味だからこそ20年以上もスパイ活動できたのかもしれないが・・・)クリス・クーパーが見事なまでに好演していたことだろう。そしてそんなすごいスパイが、あんな若造訓練捜査官だけはなぜか最後まで信用し、結局それが逮捕に繋がってしまうという悲しさ。オニールも言いようのない複雑な気持ちだったことを良く演じていた。派手さはないものの結構見ごたえのある佳作。


  1. 洋画-あ

2013-06-13

ポリスアカデミー3/全員再訓練!

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:00221
製作:1986年/アメリカ/83分
監督:ジェリー・パリス
出演:スティーヴ・グッテンバーグ/ババ・スミス


お馴染みマホニーやジョーンズ、ハイタワー、タックルベリーらが卒業したポリス・アカデミーが廃校になるかもしれないという噂が流れる。校長のラサールは教え子に助けを求め、OBたちはそれに応じてラサール校長のもとに集まってくるが・・・・。


お馴染みポリアカ・シリーズのメンバーに加え、今回は新たに新人たちが絡んでくるが、これまたとんでもない連中ばかり。キャラが増えて新鮮になった反面、一人ひとりのキャラは薄れてしまった感はある。より個性の強いキャラは強調される傾向にあるが、主役のマホニーは存在が薄れつつある感は否めなくなっている。相変わらず軽いノリで、バカバカしいギャグ満載だが、気楽に楽しめる。

  1. 洋画-ほ

2013-06-12

ウルヴァリン:X-MEN ZERO

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01888
製作:2009年/アメリカ/108分
監督:ギャヴィン・フッド
出演:ヒュー・ジャックマン/リーヴ・シュレイバー


ある夜、ビクターの父がローガンの父を射殺、怒りに我を忘れたローガンは両手からツメが飛び出し、そのツメでビクターの父を殺してしまう。しかしビクターの父が実の父親と知ったローガンはビクターと共に逃亡、その後軍人として暮らすが、やがて凶暴化したビクターと袂を分かつ・・・・。


「X-MEN」シリーズの中心キャラであるウルヴァリンを主人公にしたスピンオフ映画で、彼の生い立ちを描いている。「X-MEN」といいながら、映画の雰囲気は「X-MEN」とは大きく異なり、ミュータントの対決というよりは、ウルヴァリンの誕生秘話を内面的な視点から描かれており、「X-MEN」気分で観るとチョット肩透かしを食らう。ただし対決シーンやアクションシーンはCG技術を駆使した派手でスピード感があり、この部分では「X-MEN」を彷彿させる。誕生秘話というと「バットマン」がすぐ浮かんだが、二番煎じ的でもあり、「X-MEN」につなげるという制約もあってか、新鮮さはあまりなく、いまひとつという感の否めない作品。

  1. 洋画-う

2013-06-11

SURVIVE STYLE 5+

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02386
製作:2004年/日本/120分
監督:関口現
出演:浅野忠信/橋本麗香/小泉今日子/阿部寛


殺して埋めても、その度により凶暴になって蘇ってくる妻を、なおも殺しつづけようとする石垣。困り果てた彼は、イギリスからやって来た殺し屋・ジミーに妻殺しを依頼するのだが、結果は同じだった。ところが、そうこうするうち石垣と妻の間には奇妙な愛情が芽生えるようになり、クリスマス、彼は妻と仲直りするが・・・・。


5つ(+1)の独立したエピソードがやがて絡み合っていく愛憎劇。それぞれのストーリーはどれもまともとは言えず、特に浅野忠信のエピソードは不条理極まりなく、他のエピソードとも一線を画していた。そんなエピソードの集まりだが、次第に微妙にかかわり合っていく様は観ていて楽しい。また、次々登場するキャストが思った以上に豪華なのも驚き。個人的には、催眠術で鳥にされてしまう父親のエピソードが興味深いというか怖かったが、途中途中で楽しめたのは小泉今日子演じるCMプランナーが閃くCMだった。

  1. 邦画-さ

2013-06-10

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02388
製作:2012年/アメリカ、カナダ、スウェーデン/95分
監督:ジェームズ・ワトキンス
出演:ダニエル・ラドクリフ/キアラン・ハインズ


19世紀末のロンドン。愛妻を亡くし、失意のどん底にいた若き弁護士アーサーは、ひとり息子をロンドンに残し、とある田舎町に赴く。ある老夫人の遺言状を見つけ出すため、とある田舎町の老婦人の館に赴く。そこで謎めいた黒衣の女を目撃し、やがて館の忌まわしい過去と、町の子どもたちが相次いで変死している事実を探り当てることに・・・。


「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフを主演に迎えたゴシックホラーというのが売りかもしれない作品だが、内容は至ってありきたり平凡なもの。ホラーといってもあまり怖くもなく、次々起こる怪奇現象や幻影もお決まりのもので、目新しさは感じられない。ラストはちょっと曖昧な終わり方で、結末を観る者に委ねたようで消化不良感が残る。

  1. 洋画-う

2013-06-09

大奥 永遠 [右衛門佐・綱吉篇]<男女逆転>

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02389
製作:2012年/日本/124分
監督:金子文紀
出演:堺雅人/菅野美穂/尾野真千子/柄本佑


男女逆転の世が誕生して30年経った徳川5代将軍綱吉の時代。大奥では後継者を巡って正室と側室の間で争いが起こる中、公家出身の謎の男・右衛門佐(えもんのすけ)が綱吉の夫にあたる御台所・信平に呼ばれ大奥に入る。綱吉の側室候補であったが年齢を理由にそれを辞退した右衛門佐は、代わりに大奥総取締の座を望むが・・・・。


このシリーズ、TV・映画で続いているが、男女逆転した設定は最後までなじめなかった。また、将軍綱吉の世ということで、生類憐みの令と世継ぎ問題がストーリーの中心だが、それだけではあまりにも地味で盛り上がりに欠けた。また、本来女性の世界である大奥の、どろどろした陰湿な世界も男女逆転であまり感じられず、むしろさわやかな感すらあった。同時代の大事件である赤穂事件に触れられていないことも残念。

  1. 邦画-お

2013-06-08

プラダを着た悪魔

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01372
製作:2006年/アメリカ/110分
監督:デビッド・フランケル
主演:アン・ハサウェイ/メリル・ストリープ


オシャレに無関心なジャーナリスト志望のアンディがその足がかりとして一流ファッション誌の編集部に入社する。ファッションにはまるで興味のなかったアンディだが、彼女が仕えるカリスマ編集長ミランダはまさに“プラダを着た悪魔”だった。そんなミランダの理不尽な要求に振り回されるアンディだったが・・・・。


大学を卒業したばかりの若きヒロインが、鬼編集長のアシスタントとして数々の試練を乗り越えていく姿を描いている。この手の映画はあまり好みではなく、ましてファッションにはまったく興味のない私だが、この映画は大いに楽しめた。ファッション業界を扱っているだけに、出演者や演技はおしゃれでスマート。また会話の端々にセンスある皮肉や嫌味が飛び交うのも面白い。主演のアン・ハサウェイも良かったが、何といってもメリル・ストリープの貫禄ある演技と存在感が光った。ちなみに“悪魔”を演じるため、金髪を白髪にしたのはメリルの提案だとか。「金髪だと素敵なママに見えるから」というのが理由。役柄に入り込むために、撮影現場でも周りと距離をおいていたという。

  1. 洋画-ふ

2013-06-07

悪夢のエレベーター

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01900
製作:2009年/日本/105分
監督:堀部圭亮
出演:内野聖陽/佐津川愛美/モト冬樹/斎藤工


小川順が頭の痛みを覚えながら目を覚ますと、そこはエレベーターの中だった。エレベーターは急停止した状態で、中には刑務所帰りの男、過去が見える超能力者、自殺願望の少女が乗っていた。しかし非常ボタンは故障し、携帯電話は電池切れで外部と連絡が取れないため、助けを呼ぶことができず・・・。


先が読めない展開というのはこの手の映画につきもので、まったくゼロの情報からのスタートなので興味津々で観始めたが、事実は次第に明らかにされていく過程は面白いものの意外性という点では期待ほどではなかった。終始舞台はエレベーター内かも思いきや、そうではなかったのも徹底した密室劇でない甘さが露呈した内容の濃さになっている。俳優陣はなかなか個性的で適役だった。


  1. 邦画-あ

2013-06-06

さまよう刃

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01914
製作:2009年/日本/112分
監督:益子昌一
出演:寺尾聰/竹野内豊/伊藤四朗/長谷川初範


妻に先立たれ、一人娘の成長だけを楽しみに生きていた長峰は、ある日突然、残忍な少年たちによって娘を殺されてしまう。しかし、少年法の存在により加害者の少年たちには厳罰は下されない立場となる。そんな犯人への怒りと絶望のどん底にいた長峰のもとに、謎の人物から犯人を告げる電話が入り・・・。


法治国家において長峰の取った行動が許されることかといえばそうではないだろうが、そうせざるを得ない現在の少年法の不備・矛盾を突いた考えさせられる映画。特に残忍な少年たちによって娘を陵辱され殺された父親を寺尾聰が見事な演技で熱演しており、同じ子を持つ親として深い同情を生むものとなったが、映画自体はやや説明・表現不足があり、深い映画でありながらやや安っぽくなっている。

  1. 邦画-さ

2013-06-05

THE 4TH KIND フォース・カインド

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01917
製作:2009年/アメリカ/99分
監督:オラトゥンデ・オスンサンミ
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ/ウィル・パットン


アラスカ州北部の町ノーム。ここは60年代以降、FBIによる訪問が2000回を超えるといわれる町だった。ここでカウセリングの仕事をするアビゲイル・タイラー博士は、夫を何者かに殺され、心に深い傷を負っていた。アビゲイルは原因不明の不眠症に悩む数人の患者を催眠療法で診療していたが、彼女に療法を受けた患者が次々と謎の死を遂げ・・・・。


どこまでが真実で、どこまでが脚色なのか分からず、記録映画と再現ドラマを同時に表示してリアル感を出すという効果は結構あり、最後まで画面に釘付けにはなった。ただ最後まで多くの謎は謎のまま終わり、未解決というのは甚だ消化不良に終わってしまった。あとでこの映画はモキュメンタリーと知り、観ながらドキドキしていた自分がちょっと愚かに思われた。予備知識なしで観て騙される方が楽しめる映画。

  1. 洋画-ふ

2013-06-04

マルタイの女

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:00676
製作:1997年/日本/131分
監督:伊丹十三
出演:宮本信子/西村雅彦/村田雄浩/津川雅彦


有名女優の磯野ビワコは、ふとしたことから殺人現場を目撃したため、犯人に殺されかけてしまう。危うく助けられたビワコは一躍マスコミの的となり、警察は重要証人となったビワコをマルタイと呼ばれる身辺保護対象者とし、刑事2人をガードにつける。しかし、傍若無人な振る舞いのビワコに対し、次第に2人は・・・・。


いわゆる伊丹十三監督の女シリーズ最後の作品。女シリーズとしては圧倒的に「マルサの女」が有名で、本作は「マルサの女」ほどのインパクトは感じられない。ただ、マルサで「国税局査察部」を世間に知らしめたように、この映画でも「マルタイ」=「護衛の対象となる人間」という警察用語を新たに認知させた。インパクト的には「マルサの女」には及ばなかったものの、実際に監督自身が暴力団に襲われマルタイになった実体験が基だけにリアル感はある。面白さ的にはやや低迷しだした感のあるこの頃だったが、まさか本作が遺作になろうとは思わなかっただけに残念。

  1. 邦画-ま

2013-06-03

トランスフォーマー:リベンジ

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01905
製作:2009年/アメリカ/150分
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ/ミーガン・フォックス


トランスフォーマー“オートボット”との戦いに敗れた悪のディセプティコンが新たな仲間を引き連れて再び地球を襲う。一方、大学に進学したサムは、両親や恋人のミカエラらと別れて大学生活を始めようとしていた。しかし、引越しの最中に触れたオールスパークのせいで幻覚を見るようになり・・・・。


2007年製作の「トランスフォーマー」の続編。CG技術はすごい。CG技術の進歩を見せつけられる作品。しかしそれだけの映画ともいえる。映像はすごいが、早すぎて目が回りそうでついていけない(歳のせい?)。ストーリーもあってないような中身だし、日本の子供向けの戦隊シリーズの高映像版のような感じで、子供受けはするかもしれないが、大人にはつまらない映画といった感じ。本作は第30回ゴールデンラズベリー賞で最低映画賞を受賞しているが、うなずけなくもない。

  1. 洋画-と

2013-06-02

カラスの親指

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02387
製作:2012年/日本/160分
監督:伊藤匡史
出演:阿部寛/村上ショージ/石原さとみ/能年玲奈


働いていたヤミ金の情報を警察にリークしたタケは、相棒のテツと詐欺師として暮らしていた。そんな2人のもとに、ひょんなことから不幸な生い立ちを背負った美人姉妹と1人の青年が転がり込んでくる。5人は家族さながらの共同生活を始めるが、タケに恨みを持つヤミ金に居場所を突き止められたことから、人生の再逆転を狙った一世一代の大勝負に打って出ることにする・・・・。


冒頭から巧みに仕掛けられた詐欺のエピソードが披露されるが、思ったほどの詐欺のエピソードは以降出てこない。全体は160分というえらい長尺な作品だが、本編は2時間くらいで一旦終わる。残り30分弱、何があるのだろうと思ってみていたら、それまで張られていた伏線が解かれていき、すべてをスッキリさせるという展開になっている。長尺な分、やや冗長な感も否めない部分はあるが、丁寧に描かれているのでストーリーは分かりやすい。ただ、大勝負の詐欺の手口は古典的な展開でちょっとガッカリ。村上ショージがぎこちない演技ながら、味のある重要な役どころを好演している。

  1. 邦画-か

2013-06-01

サイドウェイズ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01910
製作:2009年/日本/123分
監督:チェリン・グラック
出演:小日向文世/生瀬勝久/菊地凛子/鈴木京香


かつてはTVのヒーロー番組で主人公を演じたことのある親友・大介の結婚式を1週間後に控え、ドライブ旅行をするためにロサンゼルスにやってきたシナリオライターの道雄。二人はワインの産地ナパ・バレーにドライブ旅行に出かけるが、そこで道雄はかつての片思いの女性・麻有子とばったり再会し・・・・。


第77回アカデミー賞で脚色賞を受賞したコメディ・ドラマ「サイドウェイ」のリメイク。ただ、オリジナルを観ていないので、良くも悪くも比較コメントはできない。ストーリー的には単純で大きな変化はないものの、小日向文世と生瀬勝久の持ち味がよく活かされており、彼らのやり取りは面白い。ただ、リメイクとはいえ、この2人と、この2人に絡む女性2人、菊地凛子、鈴木京香が登場人物のほぼ中心なので、舞台がアメリカである必要性はあまり感じなかった。若い頃、好意を持っていた女性と20年ぶりに再会するとこんな感じかなとついつい思わせてくれて、どこか共感できる映画ではあったが、男がいつまで経っても子供なのに対し、女性の成長ぶりにちょっと悲しいやら恥ずかしいやら・・・・。

  1. 邦画-さ