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2013-08-31

脳男

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02415
製作:2013年/日本/125分
監督:瀧本智行
出演:生田斗真/松雪泰子/江口洋介/二階堂ふみ


都内近郊で無差別連続爆破事件が発生し、犯行には舌を切り取られた女性の全身に爆弾を巻きつけた「人間爆弾」が使われていた。茶屋刑事は犯人・緑川のアジトを突き止めるが、確保できたのは身元不明の男・鈴木一郎のみ。共犯とみなされた一郎は、その犯行手口の異常さから精神鑑定を受けることになるが・・・・。


第46回江戸川乱歩賞を受賞した首藤瓜於の同名小説の映画化。いきなり冒頭にグロい映像だったので、「うわぁ、この手の映画か!」とちょっと引き気味に観始めたが、以降は思ったほどのグロさはなかった。ただ、ツッコミどころは満載。リアル感が乏しい上に、登場人物の大半は人間的にもおかしい。脳男はそもそもありえない尋常さだし、犯人・緑川の異常さ、刑事も感情的で刑事らしからぬ行動が目立つし、精神科医も結局は無能だったし・・・。生田斗真の無表情・無感情の演技だけが光る映画かも。

  1. 邦画-の

2013-08-30

八月の濡れた砂

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02398
製作:1971年/日本/91分
監督:藤田敏八
出演:広瀬昌助/村野武範/剛たつひと/赤沢直人


朝の海辺で西本清は、緑色のオープンカーから下着だけで放りだされる少女・早苗を目撃する。清は無人の売店小屋へ彼女を入れ、家に帰って、服を持ってくるが、そこに彼女の姿はなかった。しばらくして、早苗の姉、真紀が清を訪ねてきて、清を暴行犯人と思った真紀は彼を警察につきだそうとするが・・・・。


今から40年以上も前の作品ですが、当時としては斬新で共感を得る作品だったのでしょうか? タイトルは知っていましたが観るのは初めてで、製作から40年以上経って観ると、その感覚はあまりにも色褪せた感は否めなく、面白さも共感も感じられませんでした。というか、かたや青春映画の傑作とも評価されている本作ですが、内容、ストーリー展開、そして演技も含め、とてもそのような感想は感じられませんでした。やはり時代の違いでしょうか・・・。

  1. 邦画-は

2013-08-29

大安に仏滅!?

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:00730
製作:1998年/日本/107分
監督:和泉聖治
出演:橋爪功/吉行和子/酒井美紀/金子賢


念願のマイホームを手に入れた哲夫は、青森から父を呼び寄せることができ、娘の真由は結婚間近と人生絶頂の時を迎えていた。しかしその念願のマイホームが欠陥住宅であることが判明。時を同じくして、真由は婚約者との喧嘩がもとで結婚を取りやめると言い出し、長男の雄平はお笑い芸人になると言って栄を飛び出してしまう。さらに欠陥住宅に関わって次々とトラブルに見舞われることに・・・・。


平々凡々な家庭を舞台にしたホームドラマ。傍から見ると至って普通の家庭だが、そんな家庭でも大なり小なり問題はある。そんな至って普通の問題が時を同じくして次々と降りかかるためにドタバタするさまを面白おかしく描いている。一つの軸というかテーマとして欠陥住宅も取り上げられているが、“傍から見るとわからない隠れた問題”の象徴のようにもとれる。問題は次々起こるが、それらの問題を通して家族の絆がより深まっていくという、オーソドックスな展開で最後はホロッとさせられる。

  1. 邦画-た

2013-08-28

レッド・サン

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:00259
製作:1971年/フランス/115分
監督:テレンス・ヤング
出演:三船敏郎/チャールズ・ブロンソン/アラン・ドロン


黒田重兵衛は日米修好のためアメリカにやってきた日本大使の随行として、大統領への献上品の宝刀を警護していた。ところが列車でアメリカ西部に向う途中、リンクとゴーシュの率いる強盗団に襲われ、ゴーシュに宝刀は奪われてしまう。さらにゴーシュはリンクもろとも列車を爆破してしまい、リンクは負傷する。大使は重兵衛に宝刀奪還を命じ、負傷したリンクの傷が癒えると彼を案内役として重兵衛はゴーシュの追跡を始めるが・・・・。


何と言っても日・米・仏の大スターが共演したというのがこの映画のすごいところ。だからそれだけでも一見の価値があり、あとはどうでもいいのかもしれません。それぐらいこの共演は凄いことであり、映画そのものはつっこみどころの多いハチャメチャな部分は否めません。それもそのはず、西部劇に武士が出てくるのですから。全体的にはロードムービーのような体をなしていて、三船敏郎とチャールズ・ブロンソンがアランドロンを捕まえるために旅をするというのが中心ですが、大物3人の映画にもかかわらず、笑える箇所も多く、エンターテイメントに徹した作品でもあります。

  1. 洋画-れ

2013-08-27

パトリオット・ゲーム

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:00357
製作:1992年/アメリカ/117分
監督:フィリップ・ノイス
出演:ハリソン・フォード/アン・アーチャー


CIAを辞めて海軍学校の教官となったジャック・ライアンは妻と一人娘とともに休暇旅行でロンドンに来ていた。そこで偶然、テロリストによる襲撃事件を目撃し、本能的にテロリストに立ち向かう。その結果、テロリスト一人が死に、一人が逮捕される。ライアンはその功績を称えられるが、テロリストに命を狙われることに・・・・。


本作は「レッド・オクトーバーを追え!」に続く“ジャック・ライアン”シリーズ第2弾。ただし、1作目のジャック・ライアンはアレック・ボールドウィンが演じており、作品の印象も異なります。今回のは、テロリストから王室の人を守るためにテロリストの一人を殺すが、その復讐として彼自身や彼の家族が襲われる話です。そのため、ライアンは家族を守るため戦うわけですが、こういう話はハリソン・フォードうってつけのシチュエーションです(そのため主役が変わったのでしょうか?)そしてその期待を裏切らない活躍をハリソン・フォードは見せてくれます。ありきたりなサスペンス・アクションに落ち着いた感はあるものの、結構楽しめる作品。

  1. 洋画-は

2013-08-26

すーちゃん まいちゃん さわ子さん

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02413
製作:2012年/日本/106分
監督:御法川修
出演:柴咲コウ/真木よう子/寺島しのぶ/木野花


すーちゃん、まいちゃん、さわ子さんの3人は、かつてのバイト仲間で、10数年たった今でも友情が続いている。カフェに勤務するすーちゃんは最近、職場のマネージャーに片思い。OA機器メーカーに務めるまいちゃんは不倫恋愛中。WEBデザイナーのさわ子さんは、母と2人で祖母の介護に追われている日々。3人はそれぞれが選んできた道に迷いながらも、少しの幸せを見つけていくが・・・・。


益田ミリの4コマ漫画シリーズの映画化。30代未婚女性の恋愛・結婚にまつわるエピソードを中心に仕事や日常生活を綴った作品。あくまで日常でありがちなエピソードばかりで目新しさはなく、また女性視点から描かれているのはしょうがないが、男性にも共感できる点は多く、また女性心理を理解する参考となる。女性3人も嫌味がなく、3人の関係も羨ましいほど。女性が魅力的な分、周りを取り巻く男性の人間的しょぼさに観ている男性としてはがっかりさせられる。

  1. 邦画-す

2013-08-25

ボクたちの交換日記

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02414
製作:2013年/日本/115分
監督:内村光良
出演:伊藤淳史/小出恵介/長澤まさみ/木村文乃


甲本と田中のお笑いコンビ「房総スイマーズ」は結成12年目になるが、いまだ鳴かず飛ばず。気がつけば30歳になり、もう後がない2人は、互いの本音をぶつけ合い現状を打破するために交換日記を始める。そして日記を通して目標を見つめ直した彼らは、お笑いコンビコンテストに再挑戦するが・・・・。


交換日記の内容をナレーションにした構成はストーリーや心情が分かりやすくてとてもよかった。ただ、お笑いコンビでいきなり交換日記をするというのはちょっと唐突な気がして、もう少し経緯や説明が欲しかった。お笑い全盛の現在にあって、さらに塵芥のごとく存在する売れない芸人の日常や苦悩がよく描かれており、その中で「房総スイマーズ」が栄光を勝ち取るサクセスストーリーかと思いきや、コンビ2人の運命は全く違う方向に分かれてしまう展開は意外。そして十数年後に明かされる真実。軽快なタッチで描かれているかに見えたライトコメディが最後は涙を誘うドラマに。軽いノリの女性役が目立つ長澤まさみも今回は夫の陰で尽くす妻役を好演している。

  1. 邦画-ほ

2013-08-24

007 慰めの報酬

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02377
製作:2008年/アメリカ、イギリス/106分
監督:マーク・フォースター
出演:ダニエル・クレイグ/オルガ・キュリレンコ


恋人ベスパーの死の真相を探るためハイチに飛んだジェームズ・ボンドは、奇しくも知り合った美女カミーユを通じ、ベスパーを死に追いやった謎の組織の幹部ドミニク・グリーンに接近する。彼の巨大な陰謀を知ったMI6はボンドに任務を課すが・・・・。


007シリーズ第22作で、前作「007 カジノ・ロワイヤル」の続編。前作がどちらかというと「静」のイメージが強い分、本作は「動」ともいえるアクションシーンの多い内容となっている。反面、前作で死んだ恋人の復讐と任務のはざまで苦悩する、今までにない人間臭さというか、人間らしさが濃厚に出た作品ともいえる。前作に比べ、作品時間がかなり短くなっていたのも十分な満足感が得られなかった理由の一つのような気がする。

  1. 洋画-た

2013-08-23

007 カジノ・ロワイヤル (2006年版)

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02376
製作:2006年/イギリス、アメリカ、チェコ/144分
監督:マーティン・キャンベル
出演:ダニエル・クレイグ/エバ・グリーン


ソ連・スメルシュのフランスにおける工作員であるル・シッフルは、使い込んだ組織の資金を穴埋めするため、ロワイヤル・レゾーのカジノでポーカーによる一攫千金を狙っていた。しかし、英国の諜報機関MI6の殺しのライセンスを得た若きジェームズ・ボンドによって妨害によって失敗し、1億ドル以上の損失を被る。テロ組織から資金の返還を迫られるル・シッフルは・・・・。


007シリーズ第21作だが、新たに6代目ボンドにダニエル・クレイブを迎え、ボンドが007になるまでを描く、原点に戻ったともいえる作品。タイトルでわかる通り、本作のストーリーの核となるのがカジノでのシーンのため、どちらかというとアクションシーンの少ない作品で、その代わり、ポーカーをする緊迫したシーンは見ごたえがある。アクションシーンもなくはなく、特に冒頭のアクションシーンは掴みとしては文句ない。ダニエル・クレイグのボンド像を確立した作品。

  1. 洋画-た

2013-08-22

ペントハウス

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02360
製作:2011年/アメリカ/104分
監督:ブレット・ラトナー
出演:ベン・スティラー/エディ・マーフィ


ニューヨーク、マンハッタンの一等地に建てられた超高級マンション「ザ・タワー」最上階のペントハウスに暮らす大富豪のアーサー・ショウが、2000万ドルの詐欺容疑で逮捕され、使用人たちの財産も騙し取られていたことが発覚する。ザ・タワーの管理人として働くジョシュは使用人たちとチームを組み、厳重なセキュリティに守られたペントハウスに忍び込んでショウの隠し財産を奪い取るという計画を練るが・・・・。


予告編を見ると結構面白うそうな感じがしたが、いざ観てみるとフツーのコメディ映画だった。設定的には面白くなりそうな予感を感じさせるが、ストーリー展開にひねりがなく、トークもイマイチ日本人には馴染まないアメリカンジョーク的なものが多かったように感じられる。往年のコメディスター、エディ・マーフィーが出演しているが、期待したほどの出番は多くなく、存在感も今一つだった。

  1. 洋画-へ

2013-08-21

ムービー43

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02412
製作:2013年/アメリカ/94分
監督:スティーブン・ブリルほか
出演:エリザベス・バンクス/クリスティン・ベル


ハリウッド、某映画会社のオフィス。大物プロデューサーのグリフィンは、突如アポなしで押しかけてきた脚本家チャーリーの猛烈な企画売り込みを受けていた。「心温まる映画だが、ヒットも狙えるはずだ」。そう自信満々かつ思わせぶりにチャーリーが語り出したのは、世にも不可解でお下劣なストーリーの数々だった・・・・。


批評家、観客双方から酷評され、大コケしてしまったオムニバスコメディ。確かに構成されている短編はどれもこれも訳がわからず、下品でひどい内容。それだけなら目にも留まらないC級映画だったかもしれないが、この作品が酷評の対象となったのはその出演者の顔ぶれ。ヒュー・ジャックマン、ケイト・ウィンスレット、ナオミ・ワッツ、エマ・ストーン、リチャード・ギア、クロエ・モレッツ、ハル・ベリー、ジェラルド・バトラー、ユマ・サーマンほか主役級の俳優が出演していながら、そのもったいない使い方にただただあきれる。アメリカだからこそ出来たかもしれない最低の映画。

  1. 洋画-む

2013-08-20

ムーンライズ・キングダム

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02409
製作:2012年/アメリカ/94分
監督:ウェス・アンダーソン
出演:ジャレッド・ギルマン/カーラ・ヘイワード


1965年、ニューイングランド沖にある小さな島で、12歳のサムがボーイスカウトのキャンプから脱走する。サムは1年前から密かに同い年のスージーと駆け落ちすることを計画しており、ついにその計画を実行したのだった。島をひとりで守っているシャープ警部や、ボーイスカウトのウォード隊長、スージーの両親ら、周囲の大人たちは2人を追いかけるが・・・・。


決して面白い映画というわけでもなく、むしろやや退屈な映画ではあったが、小学生のころの初恋を思い起こさせる、どこか懐かしくノスタルジックな映像、ストーリーについつい最後まで観てしまった。かといって、必ずしもハッピーでハートフルな映画ではない。2人の恋は純粋かもしれないが、2人を取り巻く大人の事情は複雑。ただ、最後はハッピーな結末で終わってホッとした。2人を取り巻く大人のキャストは豪華で、かつ、いつもとは違った役どころだったのが見もの。

  1. 洋画-む

2013-08-19

パシフィック・リム

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02410
製作:2013年/アメリカ/131分
監督:ギレルモ・デル・トロ
出演:チャーリー・ハナム/イドリス・エルバ/菊地凛子


2013年、太平洋の深海の裂け目から巨大怪獣が突如出現し、サンフランシスコ湾を襲撃し、わずか6日間で3つの都市が壊滅する。環太平洋沿岸(パシフィック・リム)諸国は英知を結集して人型巨大兵器「イェーガー」を開発し、怪獣との戦いに乗り出す。それから10年後、人類と怪獣の戦いは続いていたが、残った4機のイェーガーと兵士が香港に集結し、最後の戦いに挑むことに・・・・。


怪獣とロボットが戦う映画。一言で言ってしまえばこれに尽きる。人間ドラマの要素がなくもないが、薄っぺらく、印象には残らない。近未来を描いた作品で、怪獣も海底から現れるといった「ゴジラ」を思わせる映画だが、映像的にはどこか荒廃的で、怪獣もネバネバっぽく、どちらかといえば巨大化した「エイリアン」のような感じ。菊地凛子の子役として芦田愛菜がハリウッドデビューした作品としても話題になったが、チョイ役でこれまた印象薄い。





  1. 洋画-は

2013-08-18

ひまわりと子犬の7日間

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02408
製作:2013年/日本/117分
監督:平松恵美子
出演:堺雅人/中谷美紀/でんでん/若林正恭


ある日、母犬と生まれたばかりの子犬が保健所に収容される。子犬を守るため近寄る人を激しく威嚇する母犬を見た保健所職員の神崎彰司は、なんとかしてこの母犬の心を開かせ、里親を見つけようと奔走するが、なかなかうまくいかない。やがて、飼い主が見つからなければ殺処分されるこの親子犬の収容期限が迫ってきて・・・・。


2007年に宮崎県の保健所で起きた実話をベースとした話らしい。動物モノということで通常はどうしても感情移入してしまうが、思ったほどの感動はなかった。そもそも保健所のシステムに対し、可哀想だということで特定の母子犬だけを特別に保護し延命しようとする姿にはどこか納得いかない。最後の解決策も「なんだ、結局はそうか」的な結末でしっくりこないし。保健所のシステムを変えようとする動きに最後は発展するのはせめてもの救いだが、そこまでの過程はほとんど描かれていないため、ここでも感動しづらかった。配役は悪くなかったが、一番の演技賞はやはり母犬だろうか。

  1. 邦画-ひ

2013-08-17

スター・トレック イントゥ・ダークネス

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02411
製作:2013年/アメリカ/132分
監督:J・J・エイブラムス
出演:クリス・パイン/ベネディクト・カンバーバッチ/ザッカリー・クイント


西暦2259年、ジェームズ・T・カーク率いるUSSエンタープライズは、未開の惑星を調査中に陥った予期せぬ危機から脱するため、重大な規則違反を犯す。無事に地球へ帰還できたものの、カークは艦長職を解任されてしまう。そんな時、ロンドンの艦隊基地が爆破される事件が発生し、艦隊士官のジョン・ハリソンという男の仕業であることが判明するが・・・・。


今回もストーリー自体は割と単純で分かりやすい。また、主役の艦長ジェームズ・T・カークの成長物語でもある。若き艦長カークは熱く、人間味はあるが、自己流を貫くわがままさも目立つ、艦長としてはまだまだ未熟さが否めない人物で、いかに艦長としての人望実績を積むかというところもメインに描かれている。ただカーク一人を中心に描くのではなく、チームワークを重視した描き方で、特に副長のスポックの存在感と活躍は主役を凌ぐほど大きい。逆に最強の敵という触れ込みのジョン・ハリソンだったが、意外と期待倒れ!?

  1. 洋画-す

2013-08-16

さよならドビュッシー

★★★
シネマ大好き!

鑑賞No:02406
製作:2013年/日本/131分
監督:利重剛
出演:橋本愛/清塚信也/ミッキー・カーチス/柳憂怜


ピアニストを目指す16歳の遥は、両親や祖父、従妹らに囲まれ幸せに暮らしていたが、ある日火事に巻き込まれ、祖父と従姉妹のルシアを亡くし、自らも全身に火傷を負いながらも九死に一生を得る。それでもピアニストになることをあきらめない遥は、音大生・岬洋介の指導の下、コンクール優勝を目指してレッスンに励む。しかし、周囲で不吉な出来事が続発し・・・・。


ミステリー作品にありがちな、莫大な遺産をめぐる不可解な事件が柱の作品だが、動機、犯人などはしょぼい内容で、原作は読んでいないので分からないが、とても賞を獲った作品が原作とは思えないクオリティ。さらに隠された驚愕の真実がラストで分かるストーリーだが、勘のいい人ならかなり早い段階でこの真実は読めてしまう。また、この真実自体、現実味のない、まさに小説の世界の話のような陳腐なトリックだった。むしろ、死の淵から生還した少女の再生、夢へのチャレンジを描いたドラマとして観る方がよさそう。

  1. 邦画-さ

2013-08-15

横道世之介

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02407
製作:2012年/日本/160分
監督:沖田修一
出演:高良健吾/吉高由里子/池松壮亮/綾野剛


1987年、大学進学のため長崎から上京した世之介は、入学式で出会った倉持とサンバ・サークルに入り、慌ただしい毎日を送っていた。そんなある日、友人からWデートに誘われ、そこで社長令嬢の与謝野祥子と出会う。意気投合した2人はやがて付き合うようになるが・・・・。


1980年代の学生ライフを描いているが、さほど大きな事件や展開がないにも関わらず、160分の長尺さはちょっと中だるみしてしまう。それでも最後まで観れるのは、登場人物に悪い人は誰も出てこず、嫌な気分にならないからだろうか。まして、主役の世之介は大らかでお人よしのいい人、恋人の祥子も天真爛漫で嫌味がないので、観ていて心地よい。それだけに終盤のラジオDJが伝えるニュースには衝撃で耳を疑った。何か、こんな終わり方はこの作品には似つかわしくないように思われた作品。





  1. 邦画-よ

2013-08-14

きいろいゾウ

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02403
製作:2013年/日本/131分
監督:廣木隆一
出演:宮崎あおい/向井理/緒川たまき/リリー・フランキー


出会ってすぐ惹かれあい結婚したツマとムコ。2人は東京から田舎の古い1軒家に移り住み、互いに秘密を抱えたままではあったが、穏やかな日々を送っていた。しかし、ムコ宛に届いた1通の差出人不明の手紙をきっかけに、2人の気持ちは大きく揺らぎ始める・・・・。


西加奈子の人気小説の映画化。原作は読んでないので、ストーリーは全く分からないまま観始めたが、前半のイメージはゆる系、まったり系のほのぼの夫婦愛のストーリーかと思ったが、ツマが動物や植物と話をしたりするシーンにはちょっと首をかしげ、さらに夫婦の関係が揺るぎ始める1シーンで、水道の水を執拗に止めるムコの手を殴り続けるツマには恐怖すら覚え、ホラー映画の雰囲気さえ醸し出す、前半とは違和感を感じる展開に。そして夫婦の気持ちを揺るがすきっかけとなる1通の手紙にまつわるムコの過去も何か中途半端で、盛り上がりも感動も無い作品となっていたのは残念。

  1. 邦画-き

2013-08-13

オズ はじまりの戦い

★★★
シネマ大好き!

鑑賞No:02405
製作:2013年/アメリカ/130分
監督:サム・ライミ
出演:ジェームズ・フランコ/ミラ・クニス/レイチェル・ワイズ


カンザスのサーカス一座の若きマジシャン、オズはある日、竜巻に飛ばされて自分と同じ名前の魔法の国オズに迷い込んでしまう。そこで、伝説の偉大な魔法使いと勘違いされたオズは、東の魔女エヴァノラから国を支配する邪悪な魔女を倒してほしいと頼まれ、財宝と名声を得ることを引き換えに魔女退治を引き受けるが・・・・。


名作児童文学「オズの魔法使い」に登場する魔法使いのオズがいかにして誕生したのかを描いたファンタジーアドベンチャー。冒頭のモノクロのスタンダード画面サイズから、オズの国に到着するとカラーでシネスコサイズに切り替わる演出は、世界観が広がる見事な演出。また、カラフルな映像美はファンタジー感をより高めていた。ただ、「オズの魔法使い」の前日譚ということで、ストーリーは単純、また児童文学が原作のため、大人にはやや幼稚な感は否めなかった。主人公のキャラがイマイチだった反面、魔女やお供たちは印象に残るキャラが多かった。

  1. 洋画-お

2013-08-12

オブリビオン

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02401
製作:2013年/アメリカ/124分
監督:ジョセフ・コジンスキー
出演:トム・クルーズ/オルガ・キュリレンコ


スカヴと呼ばれるエイリアンの攻撃により地球が壊滅し、生き残った人類は遠い惑星タイタンへの移住を余儀なくされる。最後まで地球に残り監視任務に就いていたジャック・ハーパーは、ある日、墜落した謎の宇宙船の中で眠っている美女を発見。彼女を保護したジャックだったが、そこへ現れたビーチと名乗る男に捕らわれてしまう・・・・。


ストーリーは結構ひねってあるようだが、そのひねり方で却って物語を解りにくくしており、結局ラストも意味深で観る側の解釈による的な終わり方で釈然としなかった。またSF大作という触れ込みだが、世界観のわりに登場人物は少なく、行動範囲は狭く、エイリアンも・・・・という何か大作らしからぬスケールだったのが残念。トム・クルーズの一人芝居映画ともいえる作品。





  1. 洋画-お

2013-08-11

ワールド・ウォーZ

★★★+
シネマ大好き!

鑑賞No:02404
製作:2013年/アメリカ/116分
監督:マーク・フォースター
出演:ブラッド・ピット/ミレイユ・イーノス


突如発生した謎のウィルスが瞬く間に広がり、世界は崩壊状態に陥る。元国連捜査官で、伝染病の調査や紛争国での調停役を務めた経験をもつジェリーは、国連事務次官ティエリーに呼び出され、ワクチン開発の情報収集のため各国をめぐる調査隊に同行するよう依頼される。ジェリーは妻と娘2人を安全な国連指揮艦の空母にかくまってもらうことを条件に依頼を引き受けるが・・・・。


ベストセラーを記録した、マックス・ブルックスの小説を実写化したパニック大作。冒頭から未知の恐怖がものすごいスピード感で襲ってくる。一言でいえばゾンビ映画なのだが、これまでのゾンビ映画とは一線を画す、圧倒的なスピードと膨大な人数で襲ってくるゾンビの恐怖は尋常ではない。特に数に物を言わせた巨大人柱が防壁を乗り越えてくるシーンなどはCGとわかっていても目をみはる。ただ、何が起きているのか、何が原因か分からぬまま進行するストーリーに未知の恐怖は感じるものの、思っていたよりも意外と単純な結末。

  1. 洋画(わ行)

2013-08-10

終戦のエンペラー

★★★★+
シネマ大好き!

鑑賞No:02402
製作:2013年/アメリカ/105分
監督:ピーター・ウェーバー
出演:マシュー・フォックス/トミー・リー・ジョーンズ/初音映莉子/西田敏行


1945年8月、第二次世界大戦が終結し、ダグラス・マッカーサー元帥率いるGHQが日本に置かれ、米軍統治が始まる。そんな時、日本文化を研究し、日本に対して格別な思いを抱くボナー・フェラーズ准将は、太平洋戦争の真の意味での責任者は一体誰なのかを10日間で調査するようマッカーサーから極秘に命じられ、独自に調べを開始するが・・・・。


最初、マッカーサー元帥が主役の映画かと思いきや、天皇に戦争責任があったかどうかを問う作品で、ちょっと最初の印象とは違っていたが、史実に近くかなり踏み込んだ内容で興味深い作品だった。マッカーサー元帥も出番は必ずしも多くないが、要所要所で登場し、特に天皇との対面シーンは存在感大だった。終戦直後の日本中枢の混乱ぶりと、天皇が終戦に対して果たした大きな役割を改めて認識できるストーリーとなっている。並行して描かれている、主役のフェラーズ准将とアヤとのラブストーリーもせつない。


  1. 洋画-し

2013-08-09

101

★★+
シネマ大好き!

鑑賞No:01669
製作:1996年/アメリカ/102分
監督:スティーブン・ヘレク
出演:グレン・クロース/ジェフ・ダニエルズ


ゲームデザイナーのロジャーと駆け出しのファッションデザイナーのアニタは、それぞれ飼っているダルメシアン犬の散歩中にひょんなことから出会い、犬も彼女らも恋に落ちる。ほどなく二人は結婚し、ダルメシアン犬も15匹の子犬を産む。しかしアニタの上司でファッション業界に君臨する女王クルエラ・デ・ヴィルは彼らの子犬に目をつける。彼女の夢は子犬の毛皮で作ったコートを着ることだったのだ・・・・。


この映画では犬は喋らないのですね。犬が主役だと思っていたのですが、そんな印象を受けない作りになっていました。「101匹わんちゃん大行進」という昔の名作アニメが元で、その実写リメイクのようですが、元のアニメの方はどうなのでしょうか?(アニメは観たことがないので・・・)その分、グレン・クローズがクルエラ役を怪演していました。傲慢で残忍な一面をみせながら、犬たちに散々コケにされるところはスカッ!とさせてくれます。またドジな悪党2人もいい味を出しています。ちょっと「ホーム・アローン」を思い出させるような2人ですが、子供向けのコメディとしていいスパイスになっています。大人にはイマイチですが子供向けとして楽しめる作品。


  1. 洋画(わ行)

2013-08-08

ダ・ヴィンチ・コード

★★★+
シネマ大好き!

鑑賞No:01307
製作:2006年/アメリカ/149分
監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス/オドレイ・トトゥ


講演のためパリを訪れていたハーバード大学教授のラングドンは、深夜、フランス司法警察のファーシュ警部に呼び出され、ルーブル美術館に連れ出される。そこでは美術館長のソニエールが殺されており、死体にはラングドンの名を含む謎のダイイング・メッセージが残されていたことから捜査に協力して欲しいとの要請だった。しかしメッセージ解明中にソニエールの孫娘で暗号解読官のソフィーが現れ、彼に殺人容疑がかかっていることを告げる・・・・。


原作を読んでいないせいもあるが、1回観ただけでは理解しがたい映画。映画の中では説明が少ないので、当時の歴史や宗教などについてある程度予備知識がないと分かりにくい。逆に言うと興味ある人にとっては面白いと思われる。映画の本筋は殺人事件の解明だが、謎の多い殺人事件を解明するためにダ・ヴィンチの絵画の謎やキリスト教の聖杯伝説の謎に迫っていくあたりはとても興味深い。それだけに万人に分かるような親切な説明があればよかったが、それが足らなかった分、評価が大きく分かれる結果になったのではなかろうか?

  1. 洋画-た

2013-08-07

ラースと、その彼女

★★★
シネマ大好き!

鑑賞No:01682
製作:2007年/アメリカ/106分
監督:クレイグ・ギレスピー
出演:ライアン・ゴズリング/エミリー・モーティマー


アメリカ中西部の小さな町に住むラースはとても優しく純粋な青年で、町の誰からも慕われていた。しかし女性と積極的に交際しようとしないため、ずっと彼女がおらず、同じ敷地内に住む兄のガスとその妻カリンらは心配していた。そんなある日、ラースがガス夫婦に「彼女を紹介する」と言い出す。喜んでその彼女に会ったガス夫婦だったが、彼女とはビアンカと名付けられたリアルドールだった・・・・。


リアルドールを恋人にする男なんて単なる変人?あるいは変態男の話?と思いきや、何か深~い話でした。主人公のラースは物静かで大人しく優しい青年。一見奥手でそれがために彼女ができないのかと思いきや、意外ともてるのです。でもそんなアプローチからも何故か逃げているため、彼女ができません。この映画を心地よいものにしているのは悪者が一人も出てこないことです。一つ間違えればかなり危ない男・ラースを、家族も町の人も温かく見守り、そして人形のビアンカさせ、一人の女性と扱っていることです。この温かい周りの人たちによってラースは一人の男として一つの殻を破るわけですが、ほんわか系の良作でした。

  1. 洋画-ら

2013-08-06

テープ

★★★+
シネマ大好き!

鑑賞No:01214
製作:2001年/アメリカ/87分
監督:リチャード・リンクレイター
出演:イーサン・ホーク/ユマ・サーマン


あるモーテルの一室で二人の男が話をしていた。本業は消防士をしているが、裏ではドラッグの売人をして稼いでいるヴィンセント。もう一人彼の同郷の友、ジョンは映画監督となり、翌日の映画祭のため帰郷していた。話は最初、他愛もないものだったが、やがて昔のとある事件の話になって様相が変わってくる・・・・。


登場人物が男女計3人、舞台もとあるモーテルに一室のみ。凄いストーリー展開がある訳でもなく、アクションだってない。昔のレイプ事件に関して男女3人が“あーだ、こーだ”言い合うだけの映画である。それでも1本の映画として成立させている。それはそれで凄いことだと思う。最初は少々とっつき難いところもあるが、それを乗り越えると徐々に彼らの会話に惹きつけられていく。密室劇の好きな人には興味ある映画。

  1. 洋画-て

2013-08-05

告発のとき

★★★★
シネマ大好き!

鑑賞No:01681
製作:2007年/アメリカ/121分
監督:ポール・ハギス
出演:トミー・リー・ジョーンズ/シャーリーズ・セロン


元軍人のハンクのもとに、息子のマイクがイラクから帰還直後、無許可離隊したとの一報が届く。真面目な息子の軍律違反が信じられないハンクはマイクが所属していていた基地に向う。しかし必死の捜査も空しく、マイクはバラバラ死体となって発見される。ハンクは地元警察の女刑事エミリーの協力を得て事件の真相を探るが・・・・。


物語は無断離隊して行方不明になった息子を捜していたら、息子が死体で発見され、犯人と事件の真相を追うことになるが、その過程で今まで知らなかった息子の別の顔を垣間見るようになる。それは父である自分の持ち続けた息子とはまったく違った顔だったが、その原因であるイラク戦争をこの映画は痛烈に批判し、戦争の愚かさを伝えようとしている。ハンク夫婦は2人の息子がいたが、その2人とも軍人となり、そのため2人とも失うことになる。スーザン・サランドン演じる母親の痛切な叫び、その叫びを黙って聞かざるを得ない悲しみに暮れるトミー・リー・ジョーンズ演じる父親。これは映画の世界ではなく、実際に戦場に行き、愛する家族を失った多くのアメリカ家庭そのものだろう。最後に真実は明らかになるが、犯人が誰かなんてラストではあまり問題に感じなかった。まともな人間をまったくの別人に変えてしまう戦争というものの恐ろしさ。怖い映画だが、これが現実であり、「正義の戦争」を唱えるアメリカという国の愚かさを感じぜざるを得ない映画。それにしても「告発のとき」という邦題は何なのでしょう?内容を全然伝えるものになっていない!(原題は「エラの谷」だが・・・・。)


  1. 洋画-こ

2013-08-04

山桜

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01680
製作:2008年/日本/99分
監督:篠原哲雄
出演:田中麗奈/東山紀之/篠田三郎/檀ふみ


江戸後期。野江は若くして最初の夫に先立たれ、現在は二度目の嫁ぎ先である磯村家にいたが、実家の浦井の家とは環境がまるで違っていた。武士ながら蓄財に勤しむ夫と舅、“出戻りの嫁”を蔑む姑、そんな中でも野江は磯村の嫁として懸命に耐えていた。そんな折、野江は山道で偶然、手塚弥一郎と名乗る武士と出会う。その武士は野江が磯村に嫁ぐ前に、縁談を申し込んできた相手だったが、母一人子一人の家と聞いて会うこともなく断っていたのだった・・・。


自分の不遇な現状にもじっと耐える健気な嫁を田中麗奈がよく好演していた。二度ので戻りを演じる女性としては少々若い気もしたが・・・。でも時代とはいえ、相手を確認せずに結婚の承諾や断りをするところにこのような不幸が起こるのだが、そんな中、野江の母親が野江に言う一言が印象的。「あなたはただ遠回りしているだけですよ。」この一言に、不幸な過去に後悔せず、まだ見ぬ未来に一条の光明を見出すことができる。人には避けることのできない運命というものがあるのかもしれないが、この一言はその運命を受け入れながらポジティブに生きていく希望を持たせる一言に聞こえた。ありがちなストーリー展開ではあるが、やはり涙を誘ってしまう良品に仕上がっている。ラストはちょっと消化不良気味の終り方。結論を観る者に委ねる手法もよいが、ここは結論を出して欲しかった。まして不幸な結婚生活を耐え忍んでいただけに、最後は野江が幸せな人生を掴み取るところを見たかった。ベタでもいいから納得いく殿様の裁断でスッキリ終りたかったのが正直な感想。





  1. 邦画-や

2013-08-03

カメレオン

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01679
製作:2008年/日本/97分
監督:阪本順治
出演:藤原竜也/水川あさみ/塩谷瞬/豊原功輔


仲間とともに結婚詐欺で金を稼いでいる伍郎。だがある日、いつも通りまんまと大金をせしめた伍郎たちは、帰り際に結婚式場の地下駐車場で偶然、要人の拉致現場を目撃してしまう。数日後、謎の組織が現れ、目撃者である彼らを次々と襲っていった。一人残った伍郎は復讐に立ち上がるが・・・・。


この映画はDVDが出るまでよく知らなかった映画。よってB級映画的感覚で観るとそれなりにまとまっていた映画だと思う。ストーリーは極めて単純で分かりやすく、前半の導入部から中盤の展開にかけては面白味が膨らんでいった。ただその分、後半はあっさりし過ぎており、ラストシーンにいたっては訳の分からないシーンが続出でツッコミどころ満載。主演の藤原竜也の力演は評価できるとは思うが、タイトルの“カメレオン”をイメージさせる人物像にまでは至っていなかった。そもそもこの作品は、脚本の丸山昇一が30年前に松田優作主演を想定して書いた「カメレオン座の男」を映画化したものらしいが、この映画を観た人はみな、こう思ったと思う。“松田優作の「カメレオン」が観たかった!”と。


  1. 邦画-か

2013-08-02

ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01678
製作:2008年/日本/115分
監督:本木克英
出演:ウエンツ瑛士/北乃きい/田中麗奈/大泉洋


小雨の降る夜に「かごめ歌」を聴いた若い女性が失踪する事件が続発、その事件に巻き込まれた女子高生の楓とともに鬼太郎は謎の解明に乗り出す。そして千年の時を経て蘇えった悪霊の呪いであることを突き止め、その呪いを封印すべく、古の楽器を求めて鬼太郎たちは旅立つが・・・・。


漫画世代の人間にとっては実写版とのギャップをどうしても感じぜざるをえないものですが、さすがに続編となるとイメージも定着してきており違和感を感じなくなっていた。主要キャストは皆、前作から替わっていないというのもよく配慮されている。ストーリーも前作より深みがあり、妖怪の目を通して発せられる人間世界に対する苦言も納得せざるを得ないメッセージ性を持っている。特に大俳優・緒形拳演じる「ぬらりひょん」の言葉は悪者ながらものすごい説得力を持って聞くものに伝わってきた。内容よりも“緒形拳”という俳優の凄さだと思われるが・・・・。俳優陣は前回同様、豪華なキャスティングを組まれていたが、妖怪役はイマイチ誰がやってもよく分からないというところがあって、あとで調べたら「あ~、この人が出てたんだ!」なんていうのもありました。キャストを調べてから観るのも一つの楽しみになるかもしれません(知らずに観て後で楽しむ方法もありますが・・・)ということで、必要な人のためにもう少し詳しいキャストを以下に記載しておきます。
鬼太郎(ウエンツ瑛士)、楓(北乃きい)、猫娘(田中麗奈)、ねずみ男(大泉洋)、ぬらりひょん(緒形拳)、子なき爺(間寛平)、砂かけ婆(室井滋)、一反木綿(声:柳沢慎吾)、ぬり壁(声:伊集院光)、濡れ女(寺島しのぶ)、夜叉(ソ・ジソブ)、蛇骨婆(佐野史郎)、井戸仙人(笹野高史)、海人(萩原聖人)、琵琶牧々(河本準一)、竹切り狸の夫婦(ブラザートム/星野亜季)、さとり(上地雄輔)、文車妖妃(中川翔子)
ほかにフジテレビ・アナウンサーの軽部真一や中野美奈子、作家の京極夏彦も出演している。

  1. 邦画-け

2013-08-01

ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!

★★★★
シネマ大好き!

鑑賞No:01677
製作:2007年/イギリス、フランス/120分
監督:エドガー・ライト
出演:サイモン・ペック/ニック・フロスト


ロンドン警視庁のエリート警官エンジェルは検挙率No.1を誇るスーパー巡査。しかしそれを上司に妬まれ、サンドフォードという田舎の村に左遷されてしまう。そこはのんびりした村で、エンジェルは署長の息子ダニーとコンビを組まされ、のんびりした任務をこなしていた。しかし、こののどやかな村で次々と不審な死亡事件が続発し始める。早速意気揚々と捜査に乗り出すエンジェルだったが、村人も警察の仲間もみな事件を事故として片付けようとしていた・・・・。


てっきりおバカなコメディ映画かと思ってた。いい意味で期待を裏切られた!そしてイギリス映画と聞いて意外だった。この手のポリス・コメディは大概、主人公がおバカなものが多いと思っていたが、この映画の主人公エンジェルは超エリートで真面目で堅物。面白味はないが、周囲の人間がみな変わり者。その路線でいくおバカ映画かと思いきや、コミカルシーンは随所に入れながら、さらにポリス映画のパロディが満載。しかし、この映画はコメディだけではなかった。ミステリアスな事件が起こり、スプラッターホラー顔負けの殺人シーンあり、コメディ映画らしからぬガン・アクションありと、詰め込みすぎではないかと思われるぐらいさまざまなテイストがてんこ盛り。意外に見ごたえのある佳作。

  1. 洋画-ほ