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2013-09-30

エマニエル夫人

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:00654
製作:1974年/フランス/91分
監督:ジュスト・ジャカン
出演:シルヴィア・クリステル/アラン・キュニー


外交官の妻エマニエルはバンコクで退屈な生活を送っていた。そんなある日、知人の紹介で性の儀式を受け入れたエマニエルは次第にその欲望を開花されるようになる。やがて彼女はアバンチュールを重ねるようになり、成熟した大人の女性に変貌していく・・・・。


1970年代の映画だから当然今ほど性に対して開放的ではない時代。そんな中での公開だったため、当時はかなりショッキングで、相当話題になった。当然私はまだ子どもで公開当時は観ることはできなかったが、ポスターを見ただけでも興奮し目を逸らしたくなるような感じだった記憶が薄っすらある。改めて今観ると全然衝撃的ではないのですが、当時としてはやはり過激だったのでしょう。内容的にも特に面白くなく、なぜ大ヒットしたか疑問ですが、やはりその時代の背景と、「エマニエル」というこの言葉の持つどこか艶かしく卑猥な感じのする語感が男心を誘ったのでしょうか?

  1. 洋画-え

2013-09-29

ミロクローゼ

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02424
製作:2012年/日本/90分
監督:石橋義正
出演:山田孝之/マイコ/石橋杏奈/原田美枝子


神秘的な美女ミロクローゼに心を奪われるも、彼女が別の男性といるのを目撃して恋に破れ、心に空いた穴を鍋ぶたでふさぎながら孤独に生きるオブレネリ ブレネリギャー。一方、花屋に勤めるユリに一目ぼれしたタモンは、なんとかユリの気を引こうとするが、ある日突然ユリは強盗に連れ去られ姿を消してしまう。ユリを捜し求めるタモンはやがて時空を越え、波乱万丈の冒険を繰り広げるが・・・・。


山田孝之はそれぞれ全く異なる3人のキャラクターを熱演していたが、正直言って全く面白くない。というか、よくわからない退屈な映画。冒頭に始まるオブレネリ ブレネリギャーのエピソードもたいして興味を惹く内容でもないのにダラダラ10分も続く。すると、何の脈絡もなく、相談員・熊谷ベッソンのエピソードに移り、続いてタモンのエピソードに。タモンに至っては時空を超えた展開で、もうついていけないほどハチャメチャ。エピソードは後半つながることはつながるが、意外性はなく、脚本自体、クエスチョン感が強い。どうしてこんな映画を作ったのか?疑問の多い作品。


  1. 邦画-み

2013-09-28

必殺!

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01175
製作:1984年/日本/124分
監督:貞永方久
出演:藤田まこと/三田村邦彦/鮎川いづみ/中条きよし


江戸市中で身元不明の死体が次々と見つかる事件が起こる。死体がみな仕事人と見抜いた中村主水は仲間に連絡し、元締めのおりくは事の次第を確かめるため上州に向う。そんな中、主水たちに仕事を依頼してきた遊女が殺され、その犯人も別の仕事人に殺されるという事件が起こる。さらに主水に別の殺し屋仲間に入るよう接近してくる女も現れる。しかし上州から帰ってきたおりくにより、連続仕事人殺しの裏には関八州の殺し屋団がいることがわかり・・・・。


TV時代劇「必殺シリーズ」の映画化第1弾。「水戸黄門」「暴れん坊将軍」といったいわゆるTV時代劇はほとんど見ないが、その中で唯一見ていたのがこの「必殺シリーズ」。それもこの映画の主要キャストが活躍していたシリーズをよく見ていた。時代設定は江戸ながら当時のリアルタイムな世相や事件を織り込んでいたこと、時代劇ながら軽妙なタッチであること、勧善懲悪ものでありながら主人公たちも実は犯罪者(殺し屋)といういわゆるクライムものであること、そして悪者退治も単なるチャンバラではなく各自個性のある殺し方であること、などが魅力の理由だった。本作はTVドラマの映画版ということで、豪華キャストながらややTVでの魅力がやや薄れ、仕事人同士の縄張り争い的な構図になっていたのは残念だが、気楽に観れる時代劇映画となっている。

  1. 邦画-ひ

2013-09-27

アメリカン・ギャングスター

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01685
製作:2007年/アメリカ/157分
監督:リドリー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン/ラッセル・クロウ


1968年、ハーレムの黒人ギャングのボスバンビーの死をきっかけに、運転手として彼に長年仕えたフランク・ルーカスは独自の麻薬ビジネスを展開していく。そして大物マフィアをも出し抜く成功を収め、麻薬王として君臨するようになる。一方、警官の汚職が蔓延する警察内で、潔癖な仕事を貫いていた刑事リッチー・ロバーツは麻薬捜査班のチーフに抜擢される。そして市場に蔓延っていた純度100%の麻薬捜査を進めるうちにフランクの存在を突き止めていく・・・・・。


デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウの二大スターの対決映画かと思ったが、思っていたほどの対決シーンはなかった。役柄的にはマフィアのボスと刑事だから当然敵対する関係にあるが、前半はデンゼル・ワシントンがマフィアのボスとしてのし上がっていくところに重点がおかれ、一方のラッセル・クロウも賄賂に屈しない孤高の刑事であること、その反面私生活で妻と裁判沙汰になっていることが中心に描かれている。前半はこのように2人は絡むこともなく、やや冗長にストーリーが展開され、やや退屈気味になる嫌いはあるが、後半からだんだん盛り上がってくる。そして後半2人の直接対決(といっても取調室での2人のやり取りだが・・・)が行われる。このシーンは全編に対し短いながら、今まで絡まなかった分、凝縮されて伝わってくるため印象の強い場面となっている。実話を基にしているだけに色々と考えさせられる映画でもある。

  1. 洋画-あ

2013-09-26

本陣殺人事件

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01683
製作:1975年/日本/106分
監督:高林陽一
出演:田村高廣/中尾彬/高沢順子/村松英子


岡山県の旧本陣の末裔・一柳家で長男の賢蔵と克子の婚儀が執り行なわれていた。婚礼は滞りなく済み、新郎新婦は母屋から庭一つ隔てた離れに寝ることに。しかし夜も明けぬ4時過ぎ、克子の悲鳴によって母屋にいた克子の叔父・銀造たちが離れに行くと、そこには血まみれで死んでいた賢蔵と克子の姿があった。ところが犯人の姿はなく、離れには錠がかかっており、深夜から降り出した雪の上には足跡もない完全な密室殺人だった・・・・。


横溝正史の同名小説の映画化。原作はあの名探偵・金田一耕助のデビュー作でもある。原作は読んでいたのでストーリーや犯人は知っていたため、どちらかと言うと小説の内容をいかに映像化しているかというのを確認しながら観たような感じ。金田一耕助役はお馴染みの石坂浩二や古谷一行ではなく、最近バラエティなどで露出度の高い中尾彬。この金田一といい、作風といい、角川映画の金田一シリーズとは一線を画する映画となっている。馴染みの金田一作品で強調されるおどろおどろらしさはあまり感じられず、犯人探しを主眼とした怪しげな人物設定も少ない。金田一自身も今や定着したイメージの石坂・金田一とはかなり違ったイメージを醸し出している。何もかも他の金田一作品とは違う感のある作品で面白い反面、事件の動機や謎解き部分の描き方が物足らない感じも残る。


  1. 邦画-ほ

2013-09-25

山のあなた ~徳市の恋~

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01684
製作:2008年/日本/94分
監督:石井克人
出演:草なぎ剛/加瀬亮/マイコ/堤真一


目の不自由な二人の按摩、徳市と福市は冬場を海の温泉場で過ごし、春先からは山の温泉場で稼ぐのが毎年の恒例だった。そんな彼らが山の温泉場に向う途中、彼らの横を1台の馬車が駆け抜けていった。馬車には東京から山の温泉場に向う女性・三沢美千穂と、大村真太郎、真太郎の甥・研一が乗っていた。徳市らが温泉場に着くと、早速呼び出しがかかるが、お客は美千穂だった・・・。


古きよき時代の人々の触れ合いと自然の美しさを感じさせる映画。徳市の一途な恋を柱に、温泉街で巻き起こる騒動を描いているが、騒動といってもそんな大したものではなく、緊張感というものはあまり感じられずにストーリーは淡々と進んでいく。目の不自由な按摩役というちょっと難しい役どころを草なぎ剛はよく演じていたが、腰の低いイメージのある按摩(草なぎ剛も勝手にそんなイメージを持っているが・・・)だが、草なぎ演じる徳市はちょっと過激な言動もあり、意外感はあった。昨今邦画に多いゆるめの感じの映画で面白味には欠けるが、ゆったり自然を満喫しながら観るにはいい映画かも?(温泉に行ってマッサージを受けたい気分にはなるかも?)


  1. 邦画-や

2013-09-24

藁の楯 わらのたて

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02423
製作:2013年/日本/124分
監督:三池崇史
出演:大沢たかお/松嶋菜々子/岸谷五朗/藤原竜也


孫娘を殺害された政財界の大物・蜷川が、犯人の清丸国秀を殺した者に10億円支払うという、行方不明の犯人殺害を依頼する全面広告を掲載。日本中がにわかに殺気立ち、身の危険を感じた清丸国秀は福岡県警に自首する。警察は警視庁警備部SPの銘苅一基、白岩篤子ら精鋭5人を派遣し、清丸を福岡から警視庁まで移送させるが・・・・。


娯楽映画として観ると、なかなか興味深い設定で、特に前半は面白い。ただ、リアリティ的にはかなり不足していて、映画の中での非現実世界という印象が強く、真に迫ってくるものがなかった。特に後半の展開は常識でありえない行動が多く、多分、突っ込みどころ満載ではなかろうか? 金目当てで清丸を襲ってくる人々も???なところが多い。清丸に藤原竜也を起用した点は奇をてらったキャスティングだったかもしれないが、これも成功だったかどうか・・・?





  1. 邦画(わ行)

2013-09-23

死刑台のエレベーター

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:00364
製作:1957年/フランス/92分
監督:ルイ・マル
出演:モーリス・ロネ


土地開発会社の技師ジュリアンは社長夫人フロランスと不倫関係にあり、社長を殺す完全犯罪を目論んでいた。そしてその計画は実行される。しかし社長殺害後、残してきた証拠に気付いたジュリアンは慌てて現場に戻ろうとしてエレベーター内に閉じ込められてしまう。さらに彼の車は若いカップルに盗まれ、さらなる別の犯罪へと巻き込まれていくことに・・・。


設定は興味深く面白い。完全犯罪を目論んだ男がちょっとしたミスで現場に戻ろうとしてエレベーターに閉じ込められる。もうこれだけでも、どうなるんだろう?という期待感が膨れてくる。そして本人の意思とは別に事件は思わぬ方向に進んでいきながら、最終的には完全犯罪が崩れるという結末に納得してしまう。50年以上も前の作品らしく、ストーリーはシンプルで無駄がないが、飽きさせない展開は上手い。斬新な撮影手法としても名高いこの作品だが、今では使い古された感があり、今観ると思ったほど斬新さは感じられない。


  1. 洋画-し

2013-09-22

L.A.ギャングストーリー

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02422
製作:2013年/アメリカ/113分
監督:ルーベン・フライシャー
出演:ジョシュ・ブローリン/ライアン・ゴズリング/ショーン・ペン


ドラッグや銃器取引、売春で得た金を使い、警察や政治家をも意のままに操る大物ギャングのミッキー・コーエンは、自らを「神」と豪語し、ロサンゼルスを支配する。しかし、そんなコーエンを打ち破るべく、6人の警察官が立ち上がる。彼らは、警察官という素性も名前も隠し、コーエン率いるギャング組織へ戦いを挑むが・・・・。


コーエンやギャング部隊のメンバーなど実在の人物も多く、実話をベースにうまく脚色も織り交ぜたエンターテイメント作品に仕上がっている。警察VSギャングの勧善懲悪ストーリーというと、ケヴィン・コスナーの「アンタッチャブル」を思い出すが、派手さ・残忍さはこちらの方が上。悪の権化コーエンを演じたショーン・ペンの演技も強烈で、絶対的権力者でありながら徐々に追い詰められていく姿を見事に演じていた。特に男性にはお奨めのポリス・エンターテイメント映画。

  1. 洋画-え

2013-09-21

エリジウム

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02421
製作:2013年/アメリカ/109分
監督:ニール・ブロムカンプ
出演:マット・デイモン/ジョディ・フォスター


2154年、人類は人口過多で、スペースコロニー「エリジウム」に暮らす富裕層と、荒廃した地球に取り残された貧困層とに二分されていた。地球に住む労働者で、事故により余命5日と宣告されたマックスは、エリジウムにはどんな病気でも治すことができる特殊な装置があることを知り、厳しい移民法で出入りが制限されているエリジウムへ潜入を試みるが・・・・。


富裕層と貧民層に二分化された世界が設定の基本だが、それまでの経緯や世界の仕組み等あまり説明がない。また、舞台の大半は地球で、タイトルにもなっている「エリジウム」の世界の様子がよく分からない。舞台が荒廃した地球が中心なので、どうしても近未来感がなく、描写も暴力シーンが多く、どうも終始暗い映画だった。暗いと言えば、主人公がエリジウムに向かう目的は自分が助かりたいためという、映画にしては何とも自己中心的な動機なのも、どうも共感しにくい部分で晴れ晴れしない。

  1. 洋画-え

2013-09-20

X-MEN2

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01183
製作:2003年/アメリカ/125分
監督:ブライアン・シンガー
出演:パトリック・スチュワート/ヒュー・ジャックマン


ミュータント登録法案が提案され、ミュータントに対する偏見や嫌悪が強まる中、謎のミュータントによる大統領暗殺未遂事件が起こる。これにより一層、反ミュータント運動が加速され、その中心に元陸軍司令官ストライカーがいた。ストライカーはプロフェッサーX率いるX-MENを抹殺するため、牢獄に幽閉されているマグニートーに近づくが・・・。


シリーズ第2弾。1作目に比べ、映像的にもストーリー的にも非常によく、私的にはシリーズを通して一番面白かった。対立構造が前作のミュータントVSミュータントから、ミュータントVS人間となり、前作の敵が見方になるなども面白さを助長したよう。キャラクターもより多彩になっており良かったが、対する人間側は人数頼みでミュータントを脅かすだけのパワーがなかったのが残念(それを補うために、リーダーのプロフェッサーXを操ってはいたが・・・)。主人公はヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンなんだろうけど、その存在がかすむほど他のキャラクターも存在感を出していた。

  1. 洋画-え

2013-09-19

X-メン

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01023
製作:2000年/アメリカ/104分
監督:ブライアン・シンガー
出演:ヒュー・ジャックマン/パトリック・スチュワート


人間社会から疎外されながら生きているミュータントたち。人類とミュータントの共存を願うチャールズ・エグゼビア教授は、X-メンというミュータント・チームを組織していた。一方、ミュータントが人類を支配すべきと考えるマグニートーは、人間をミュータント化する計画を進めていた・・・・。


アメリカン・コミックスの同名メガヒット作の映画化。アメコミのヒーローはそれぞれ何がしかの超人的能力をもっており、それが魅力の一つとなっているが、X-メンはそれが集団で出てくるところが大きな魅力。能力もそれぞれ個性的で多彩なので絶対に一番面白いはずだが、多彩ゆえ限られた時間の中で個々に深くまで描ききれていないという弱点もあった。「1」単体としてはそこそこ楽しめる作品、シリーズ通してみると「2」を盛り上げるための作品といった感じ。

  1. 洋画-え

2013-09-18

LIMIT OF LOVE 海猿

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01319
製作:2006年/日本/117分
監督:羽住英一郎
出演:伊藤英明/加藤あい/佐藤隆太/大塚寧々


第十管区海上保安本部に異動となった海上保安官の仙崎大輔は、遠距離恋愛中の恋人・環菜と最近うまくいっていなかった。そんな中、総トン数1万1245トン、乗員乗客620名、9階建てのビルに相当する大型フェリー”くろーばー号“座礁の報せが機動救難隊に入る。浸水は予想を上回る速さで、沈没まで4時間あまり、積載された多くの車両による大爆発の危険もあった・・・。


2006年実写日本映画でNo.1ヒットした映画。機動救難隊士・仙崎大輔による大型フェリー座礁事故でのレスキューを描く。ストーリーの大筋は「ポセイドン・アドベンチャー」「ポセイドン」に類似。座礁当時は見た目にはたいした事故の印象はなく緊迫感はなかったが、船内の車両が爆破しだしたころから一気に緊張感が出てくる。「ポセイドン・アドベンチャー」などと異なるのは、ほとんどの人は救助されるが、船内に取り残された4名の救出劇であること。何度ももう無理と思わせながらクリアしていくところはハラハラドキドキ。ただし最後の沈没後の救出シーンは少し現実離れしていた。この手の映画では醜い人間の本質が露骨に出る登場人物やシーンが出るが、この映画ではほとんど出てこないのはいささかさわやかすぎ!?唯一、吹越満演じる乗客の海老原がその役を担っているが、仙崎のひたむきな救出姿勢に次第に心境が変化していく様は逆に「真はいい人」をより印象づけた。最後はハッピーエンドで終わるこのさわやかな映画は、素直な人にお勧めの映画といえる。





  1. 邦画-う

2013-09-17

スープ・オペラ

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02420
製作:2010年/日本/119分
監督:瀧本智行
出演:坂井真紀/西島隆弘/加賀まりこ/藤竜也


三十路なかばを過ぎた独身女性ルイは、30年以上ともに暮らしていた叔母のトバちゃんが嫁いだことで、ひとり寂しく暮らすことになる。そんなある日、風変わりな初老男性のトニーさんと、いつも笑顔の青年・康介が家に転がりこんできて、ひょんなことから同居することになるが・・・・。


人気エッセイスト・阿川佐和子の小説の映画化。悪い人は誰一人出てこない、いわゆるまったり系の映画。一人暮らしとなった独身女性ルイの家に、見ず知らずの男性2人が転がり込む設定は少々不自然でリアリティには欠けるが、トニーさんがルイのもとにやって来た理由は後半明らかにされ、必然性があることが分かる。大きな事件は起こらない、奇妙な共同生活における、ごく日常を描いた作品だが、何故かはまってしまう。ラストはちょっと中途半端な終わり方だが、最後まで穏やかな気持ちで観れる映画。

  1. 邦画-す

2013-09-16

日本沈没(2006年版)

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01318
製作:2006年/日本/135分
監督:樋口真嗣
出演:草なぎ剛/柴咲コウ/豊川悦史/及川光博


相次いで起こる自然災害の原因を探るために潜水艇『わだつみ6500』の操縦士である小野寺俊夫は、地球科学博士・田所の指揮のもと、同僚の結城と深海調査に向かう。そこで判明したのは、バクテリアの発生によって海底プレートが急速に沈降しているという衝撃的な事実だった・・・・。


1973年に製作された「日本沈没」のリメイク版。原作は小松左京の同名小説。1973年版は子供の頃、映画館に友達と観に行って興奮した。地表の下にマントル海流があり、その流れがぶつかり合って地核の奥深く引きづり込むような場所の上に日本があることをそのとき知った。本当らしいので、子供心に「これは映画だけでなく、本当に起こるのかも?」と思って観たものだった。映画自体も沈没が強調され、人々は逃げるのに精一杯だった。2006年版はただ沈没するのを手をこまねいてみているのではなく、沈没を阻止しようとする試みが目新しかった。ただし、その阻止方法はブルース・ウィリス主演の「アルマゲドン」を見ているようだった。また草なぎ剛演じる小野寺と柴咲コウ演じる玲子、豊川悦史演じる田所博士と大地真央演じる鷹森のラブ・ストーリーを絡ませている点も、作品の幅を広げていた。映像はさすがにVFX技術の発達で、73年とは比べようもないほど迫力があった。日本の何処が沈むのか?がひとつの興味だったが、主だったポイントは押さえているようだった。





  1. 邦画-に

2013-09-15

TAJOMARU

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01887
製作:2009年/日本/131分
監督:中野裕之
出演:小栗旬/柴本幸/田中圭/萩原健一


室町時代末期。名門・畠山家の長男・信綱と次男・直光は仲のよい兄弟だったが、将軍より阿古姫と結婚し大納言家の財産を継いだ者を管領にすると告げられ、家督を争うことに。そして阿古姫を力づくで自分のものにしようとする信綱から逃げるため、直光は阿古姫を連れて家を出るが、途中で盗賊・多襄丸に襲われ・・・・。


黒澤明監督の「羅生門」の原作となった芥川龍之介の「藪の中」がモチーフとなっていると勘違いして観てしまったが、実際は「藪の中」に出てくる盗賊の多襄丸を主人公にしたオリジナル・ストーリーだった。よって「羅生門」とは内容が全然異なる。最初は兄弟の家督争いかと思ったが、それも違っていて、家臣の桜丸の陰謀によって兄は殺され、弟は家を追われて名門・畠山家を乗っ取られるが、その復讐ん戻ってくるといったストーリー。ただ、冒頭の、もとは芋泥棒の子供だった桜丸を管領家の子息が兄弟同様に引き立てるシーンからして無理があり不自然。その後の阿古姫の態度・行動や盗賊・多襄丸とのやり取りなどもどれをとっても無理や不自然さが目立ち、内容的にはチョット酷い。将軍を演じた萩原健一の怪演のみ光る作品。

  1. 邦画-た

2013-09-14

新宿インシデント

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01885
製作:2009年/香港/119分
監督:イー・トンシン
出演:ジャッキー・チェン/竹中直人/ダニエル・ウー


日本で消息を絶った恋人の秀秀(シュシュ)を追って密入国者たちとともに日本に来た鉄頭(ティエトウ)は、新宿・歌舞伎町にいる弟分の阿傑(アージェ)のもとにたどり着く。そこで彼は違法な日払い労働などをして生計を立てるが、ある日、日本のやくざ「三和会」の幹部・江口の傍らにいる秀秀と出会い・・・・。


いまだ私はジャッキー・チェンといえば「酔拳」などでのコミカルなアクションスターとしてのイメージが強く残るのだが、この映画はそんなジャッキーのイメージを根底から変えてしまった。正義の味方でないジャッキーも初物だったし、得意のアクションもほとんど控えめ。そして何よりもストーリーがしっかりしており、人間ドラマになっていた。アクションが少ない分、目を背けたくなるような残忍なシーンが多かったのには辟易したが、まずまず楽しめる内容だった。ただ悪人を演じるならとことん悪人を演じて欲しかった。中途半端に善人だったり悪人だったりしたのはチョット残念。

  1. 洋画-し

2013-09-13

Dolls

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01878
製作:2002年/日本/113分
監督:北野武
出演:菅野美穂/西島秀俊/三橋達也/深田恭子


文楽人形が物語る、3つの純愛を描いたドラマ。松本は恋人・佐和子を裏切り別の女性と結婚しようとするが、佐和子は自殺未遂を図り、病院へ。病院から佐和子を連れ出した松本は、ふたりであてどもない流離の旅に出るが・・・・。


派手さの微塵もない映画だが、3つの愛の物語にはそれぞれ重苦しい切なさが漂っている。恋人に裏切られて精神に異常をきたした女、若き日に別れた恋人を今でも待ち続ける年配の女、そして熱烈なファンだったアイドルの事故を慮り自ら視力を失った男。どれも切なさ過ぎる設定である。そして希望のないラスト・・・・。3つのエピソードは特に交わることもなく進行していくが、何を描きたかったのかイマイチ分からない映画。描ききれず、「死」でもってすべての説明を終わらせる手法には疑問を感じる。

  1. 邦画-と

2013-09-12

約三十の嘘

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01875
製作:2004年/日本/100分
監督:大谷健太郎
出演:椎名桔平/中谷美紀/妻夫木聡/田辺誠一


大阪駅から、札幌行きの豪華寝台特急トワイライトエクスプレスに乗り込んだ5人の男女。彼らは、落ちぶれた天才詐欺師・志方をはじめ、クールな美女・宝田、アル中の佐々木などで、偽者の羽毛布団を売ってひと儲けをたくらんでいた。途中で乗り込んできたボインの美女・今井を加え、彼らは札幌でひと儲けに成功するが、大金の詰まったスーツケースが列車から消えてしまって・・・・。


映画の舞台の大半が列車の中という、いわゆる密室劇で、登場人物はほとんど6人だけ、そして彼らは詐欺師ということになれば、「キサラギ」のような次々にくるどんでん返しというのをいやがうえにも期待してしまう。その期待が大きかったゆえ、期待を上回るどんでん返しはなく、ちょっと期待はずれの内容だった。最後くらいはあるかと思った「まさかの展開」も、来るか来るかと思わせておいて来ないという残念さ。クールなイメージの椎名桔平のとぼけた演技、誠実で優しいイメージの妻夫木聡のチョイ悪イメージの演技は新鮮でよかった。

  1. 邦画-や

2013-09-11

休暇

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01872
製作:2007年/日本/115分
監督:門井肇
出演:小林薫/西島秀俊/大塚寧々/大杉漣


刑務官の平井は平々凡々とした人生を送る40歳過ぎの独身男。ある日、姉の紹介でシングルマザーの美香と見合いし、その場の雰囲気で二人の結婚は決まったような状況になる。この結婚を人生の節目にしたい平井は、美香を新婚旅行に連れて行きたいと考え、死刑囚の支え役をやれば1週間の休暇がもらえることから、この支え役を志願するのだったが・・・・。


死刑制度の是非を論じる際に視点が死刑囚にいってしまいますが、この映画を観ると、その死刑に立ち会う刑務官という職業があり、こういう人たちの複雑な気持ちや辛い現実を目の当たりに見せてもらった感じがしました。ただ、刑務官側だけから描いているのではなく、死刑囚を演じていた西島秀俊も、死刑への言い知れぬ恐怖を静かな演技の中で見事に表現していたと思います。

  1. 邦画-き

2013-09-10

アイアンマン3

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02419
製作:2013年/アメリカ/131分
監督:シェーン・ブラック
出演:ロバート・ダウニー・Jr./グウィネス・パルトロウ


人類滅亡の危機を救ったアベンジャーズの戦いから1年、トニー・スタークはアイアンマンスーツのさらなる開発に没頭していたが、合衆国政府は国家の命運をヒーローという個人の力にゆだねることを危惧していた。そんな時、謎のテロリスト、マンダリンが動き出し、その壮絶な攻撃の前にトニーは全てを失ってしまう・・・・。


前2作と監督が変わったせいもあるのか、トニー・スタークがヒーローとはやや遠い、等身大の一人の男として描かれているシーンが多い。アベンジャーズの戦いのせいもあるが、不眠症やパニック障害にくるしむなど、ヒーローらしからぬ設定である。アイアンマンスーツの装着も思い通りにいかないことが多く、キリアンの前に大いに苦戦する。それでも、飛行機から落下した11人の乗客乗務員を救出するシーンなどは息をもつかせぬスリリングなシーンで活躍する。敵役のキリアンは不死身に近く、最強の敵であったが、拍子抜けしたのはベン・キングズレー演じる首魁のマンダリン。存在感あるベン・キングズレーだけに大物敵役を怪演してくれると期待していたのだが・・・・。

  1. 洋画-あ

2013-09-09

体脂肪計タニタの社員食堂

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02417
製作:2013年/日本/100分
監督:李闘士男
出演:優香/浜野謙太/草刈正雄/宮崎吐夢


健康機器メーカー、タニタの気弱な2代目副社長・幸之助は、病に倒れたワンマン社長・卯之助の代わりに新商品の体脂肪計の発表会のプランを任されてしまう。そこで彼は、太り気味の社員たちがダイエットに挑むキャンペーンを提案。高校時代の同級生である栄養士・菜々子を社員食堂のスタッフに雇ってプロジェクトを開始するが・・・・。


レシピ本「体脂肪計タニタの社員食堂 500kcalのまんぷく定食」から着想した小説が原作の、実話をもとにした映画。ただ、実話のわりには感動は少ない。というのも、あまりにもコミカル路線に走っているため。また3か月という短いダイエット期間で、モニターの社員は何度も挫折しているので、本当にダイエットできたのか疑問がよぎったため。実際、ビフォー・アフターははっきりと見られなかったし、特殊メイクやCG?でごまかしているなど、どうもリアリティに欠けた。出演者も優香と草刈正雄以外はほぼ無名の俳優で、その点でも地味。ただし、ダイエットを考えている人にはヒントにもなる情報もあるので、お奨めかも?

  1. 邦画-た

2013-09-08

プラチナデータ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02418
製作:2013年/日本/133分
監督:大友啓史
出演:二宮和也/豊川悦司/鈴木保奈美/生瀬勝久


政府が水面下で収集した国民のDNAデータ「プラチナデータ」をもとに犯罪捜査が行われ、検挙率が大幅に上昇した2017年。そんなある日、DNA捜査のシステム開発者の殺害事件が発生。DNA捜査の専門家で警察庁特殊解析研究所に所属する神楽のDNAデータが現場から検出される。身に覚えのない神楽は逃亡し、ベテラン刑事の浅間が神楽を追跡するが・・・・。


DNA捜査は、過去の冤罪事件を晴らす手段としても注目されているが、この作品を観ると、DNA至上主義に走ると逆にそれを逆手に取った冤罪事件が懸念される恐れを強く感じた。ただ、その懸念は本作では取り込まれていなかった。その代わりに、二重人格や警察上層部の陰謀などの興味深い設定はあったものの、思ったほどの面白さではなかった。あまり深く突っ込んでいなかったせいもあるが、ストーリーの中心は、逃亡しながら真相をつかもうとする神楽の長々とした逃亡劇だったため。それも最新のIT技術で、いとも簡単に神楽の所在をつかみながら、何度もまんまと逃げられる警察のぶざまな犯人逮捕劇にあった。(途中眠くなった) ラストの真相も何とも納得いかないもの。

  1. 邦画-ふ

2013-09-07

ホテル・ルワンダ

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01884
製作:2004年/イギリス、イタリア、南アフリカ/122分
監督:テリー・ジョージ
出演:ドン・チードル/ソフィー・オコネドー


1994年。ルワンダでは、フツ族とツチ族との間で続いていた内戦が終息し、和平協定が結ばれようとしていた。そんな中、首都キガリにある高級ホテル、ミル・コリンの支配人ポールは、フツ族の民兵によるツチ族の虐殺が始まるという噂を耳にする。やがて本当にフツ族によるツチ族虐殺が始まり、フツ族のポールはツチ族の妻や息子たちを守るためにホテルに匿うが・・・・。


日本人には関心が薄く、理解しがたい民族紛争。映画の世界だけでなく、現実に各地で起こっており、映画よりもさらに悲惨な現実があるものと思われる。安全な場所で安穏と暮らしている我々にとって、そんな現実があると見せつけられてもただ「怖いね」の一言で終わってしまう。そんな我々に同じ台詞でこの映画は痛烈に非難してくる。この映画は実話を元にしているらしいが、主人公は最初、隣人の悲劇にも何もしてやれない人間だった。しかし次第に紛争の中心にいて自分の立場や役割を次第に自覚していき、最終的には1200人という人を救う英雄になっていくのだが・・・。ポールの次第に変化していく言動にも注目の作品。

  1. 洋画-ほ

2013-09-05

ピアノを弾く大統領

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01883
製作:2002年/韓国/93分
監督:チョン・マンベ
出演:チェ・ジウ/アン・ソンギ


とあるソウルの女子高に赴任してきた新任の女教師ウンス。赴任早々、突飛な行動で生徒たちを唖然とさせていたが、クラスの問題児ヨンヒに手を焼く。そこで親を呼び出すことにするが、なんと現れたのは韓国の大統領ハン・ミヌクだった。やがて、娘の教育問題でたびたび大統領に会うことになったウンスは誠実な大統領の人柄に惹かれていき・・・・。


ドラマ「冬のソナタ」は見たことないが、何となく抱いていたチェ・ジウのイメージ(物静かで清楚なイメージ)とはちょっと違う役柄に、新たなチェ・ジウのイメージができてしまった。それにしても冒頭の女子高生役のチェ・ジウには驚かされた!(ストーリーを知らなかったので「マジ!」という衝撃)ストーリー自体は単純で分かりやすく、なかなか面白い。現役の大統領と簡単にコンタクトが取れ、二人きりで会ったり、愛し合ったりと、現実離れした設定には苦笑するが、そこはラブ・コメ映画と割り切ってみればそんなに気にならない。タイトルについている「ピアノ」については取ってつけたようなアイテムで、エピソード的には重要ではなかったのがちょっと残念だったが。

  1. 洋画-ひ

2013-09-04

罪とか罰とか

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01882
製作:2008年/日本/110分
監督:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:成海璃子/永山絢斗/段田安則/犬山イヌコ


売れないアイドルの円城寺アヤメは、久しぶりに掲載されたグラビア頁が逆さに印刷されているのを見つけ、そのショックで雑誌を万引きしてしまい、捕まってしまう。そして、逮捕を免れる条件として一日署長を務めることになるが、アヤメの担当となった刑事の春樹はアヤメの元カレだった。さらに春樹には殺人癖があり・・・・。


地味な映画ながらブラックユーモア満載で、大笑いはできないが小笑い・苦笑いしてしまう作品。複数の並行したエピソードも中盤以降、うまく絡み合ってきて面白いが、全体的にはありえないドタバタ劇のようで、真剣に観ない方が期待は裏切られない。主人公の円城寺アヤメのエピソードもよいが、冒頭登場する段田安則演じるさえないサラリーマンのエピソードが突然の展開で完了するが、こちらのエピソードの広がりをもう少し見てみたかった。さらに、地味な出演者たちの中で、チョイ役で麻生久美子や佐藤江梨子が出ていたので、もうチョット絡んで欲しかった。反面、奥菜恵は私の持つイメージを大きく打ち破る過激な演技でなかなかよかった。





  1. 邦画-つ

2013-09-03

華麗なるギャツビー(1974年版)

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02416
製作:1974年/アメリカ/141分
監督:ジャック・クレイトン
出演:ロバート・レッドフォード/ミア・ファロー


ニューヨークの郊外、ロングアイランドのウェストエッグにある大富豪ジェイ・ギャツビーの大邸宅では毎夜、豪華絢爛な饗宴が繰り広げられていた。そんなある日、ギャツビーは、隣人の青年ニックをパーティーに招待する。そしてギャツビーと親しくなったニックは彼に親戚のデイジーとの橋渡しを頼まれるが・・・・。


原作を読んでいなかったので、タイトルから内容を勝手に想像していたが、想像とは全く異なる内容。いい意味で裏切られた感じ。上流社会に住む人種のラブストーリーだが、ギャツビーは生まれながらの上流階級ではない、成り上がり者。そういった過去に起因したせつないラブストーリーで、ギャツビーのデイジーに募る想いにはとても共感できた。それだけに終盤の展開はむなしい。それにしても上流階級役のレッドフォードは板についている感があるが、成り上がり者にはちょっと見えないのが残念。

  1. 洋画-か

2013-09-02

3時10分、決断のとき

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01879
製作:2007年/アメリカ/122分
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ラッセル・クロウ/クリスチャン・ベイル


妻と二人の息子と暮らす牧場主ダンは、地主から借りた金を返せずに土地からの立ち退きを迫られていた。ある日、ダンは強盗団のウェイド一味が駅馬車を襲う現場を目撃する。そして町へ出たダンは、ウェイドが逮捕される現場に偶然立ち会い、彼を護送する仕事を志願するが・・・。


1957年製作の「決断の3時10分」のリメイク。西部劇は、日本で言うと時代劇のようであまり好んでは観ませんが、最近の邦画での時代劇も感じが変わっていい作品が増えてきましたが、この西部劇も昔ながらの西部劇とはチョット違った、現代風にアレンジされていてとても観やすかった。もともとオリジナルのストーリーがいいのかもしれませんが、なかなかの傑作です。クリスチャン・ベイル演じるダンとその息子との関係もドキドキしながら観れますし(私にも2人の息子がいるため)、親として男としての生き様を見せ付けられます。そしてラッセル・クロウ。強盗団のボスという悪役ですが、ストーリーが進むにつれ、どんどんかっこよくなってきます。この2人が絡み合いながら護送を続けるという展開ですが、最後はどうなるのか、本当にドキドキ、ハラハラしてしまう映画です。

  1. 洋画-さ

2013-09-01

しんぼる

★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01881
製作:2009年/日本/93分
監督:松本人志
出演:松本人志


奇妙なパジャマを着た男が、目を覚ますと四方を白い壁で囲まれた部屋に閉じ込められていた。ここがどこなのか、どうしてここにいるのか見当もつかないその男。やがてこの部屋から脱出するために出口を探しはじめた彼は、壁から無数のチ○コ型ボタンがあることに気づき、そのボタンを押してみると・・・・。


個人的にはとんでもない愚作と評価した、松本人志の監督第1作から2年。カンヌ国際映画祭の監督週間でも公開された話題作だったが、第1作に勝るとも劣らない愚作ぶりに、半ば呆れ、半ば苦笑いしてしまうほど。松本ワールドといってしまえばそれまでだが、くだらないTVコントと大して変わらない内容。謎は謎として何ら解説も解決も解答もなく、並行して描かれていたメキシコ人中年プロレスラーのストーリーとのリンクも、「こんなのあり!?」的なつながりで全く理解不能。不条理映画に仕立てたつもりかもしれないが、観ている方にはショートコントの寄せ集めにしか見えず、もやもや感と消化不良感だけが残る映画となった。

  1. 邦画-し