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2013-10-31

鴨川ホルモー

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01848
製作:2009年/日本/113分
監督:本木克英
出演:山田孝之/濱田岳/栗山千明/荒川良々


二浪して京都大学に入った安倍は、一目ぼれした早良京子に近づきたい一心で、たまたま誘われた怪しげなサークル「京大青竜会」に入部する。だが最初はごく普通のサークルと思われた「京大青竜会」だったが、やがて安倍たち新入生は、京都を舞台に鬼や式神を使って争う謎の競技「ホルモー」で戦うために集められたことを知る。安倍たちは半信半疑だったが、実際に「オニ」の姿を見て・・・・・。


あまりのつまらなさに、途中で眠ってしまい、一時は観るのを断念した作品。しかしながら一緒に観ていた子供たちにはそれなりにウケていた。あまり考えず、純真な気持ちで楽しむつもりで観るにはいい映画なのかもしれない。CGで作られたオニは可愛いといえば可愛いが、その分、戦闘に緊張感や迫力が無かったのが残念。また、戦闘の時のセリフやポーズも滑稽で、この映画のイメージの中心となっているが、山田孝之や栗山千明も今までのイメージをかなぐり捨ててよく演じたと、ある意味感心した。特筆すべきストーリーではないが(設定は突飛だが)、一風変わった邦画を楽しみたい人はどうぞ!


  1. 邦画-か

2013-10-30

飢餓海峡

★★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01847
製作:1964年/日本/183分
監督:内田吐夢
出演:三國連太郎/左幸子/伴淳三郎/高倉健


昭和22年、台風の最中に、北海道岩内で質店一家3人が惨殺される強盗殺人事件が起こる。さらに犯人は放火して逃げ、時を同じくして起こった青函連絡船の沈没惨事に紛れて忽然と姿を消した。青函連絡船の船客の死体収容にあたっていた函館警察の刑事・弓坂は、引き取り手のない2人の死体に疑惑を抱き、この2人が質店強盗殺人の犯人と睨み、もう一人の行方が分からない犬飼多吉を追うことに・・・・。


水上勉の同名小説の映画化。最近は自分の理解力が落ちてきたのか、あるいはストーリーがいたずらに複雑なのか、省略しすぎているのか、それとも観る者の想像に任せているのか、分かりにくい映画が多いように思える。そんな中、この映画を観たが、3時間という長尺ながら飽きさせず、また分かりやすく丁寧に描かれていた。無駄もなく手抜きもないというのが、飽きさせずかつ分かりやすい原点なのかもしれない。主役の三國連太郎の、犬飼多吉/樽見京一郎のいわゆる二役も見事だったが、晩年のコメディアンとしての姿しか記憶のなかった伴淳のシリアスな演技も印象的。今の重厚な演技とは対照的な若き日の高倉健の血気盛んな刑事役も見ものだった。内容は単なる犯罪サスペンスではなく、終戦直後の貧困の中で生きていくために必死だった貧しきものの生き様、人間ドラマを見るようだった。映画の背景となっている事故・事件も洞爺丸沈没事故や岩内町大火を題材にしており、リアル感があった。


  1. 邦画-き

2013-10-29

ウォッチメン

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01842
製作:2008年/アメリカ/163分
監督:ザック・スナイダー
出演:ジャッキー・アール・へイリー/パトリック・ウィルソン


1985年、ニクソン大統領が政権を握るアメリカ。ある夜、ニューヨークのある高層マンションの一室のガラスが割れ、一人の男が墜落死する。死体のそばには、血のついたスマイルバッジが落ちており、死んだ男はかつて“ウォッチメン”と呼ばれていた一人であり、スマイルバッジは彼のトレードマークだった・・・・。


いわゆるアメコミの映画化だが、スーパーマンやスパイダーマンとは趣の異なる作品。まず、ストーリーが分かりにくい。何の予備知識もなく観るとついていけなくて、ものの30分も観ているとリタイアしたくなるような内容。登場人物も個性があるようで、実は全体的に地味。ウォッチメン自体知らなかった私にはキャラクターも全く分からず、最初からつまづいた。後半にはエロチックなシーンもあり、どう見ても子供には不向きの、大人向けのアメコミ映画。


  1. 洋画-う

2013-10-28

レイン・フォール/雨の牙

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01846
製作:2009年/日本/111分
監督:マックス・マニックス
出演:椎名桔平/長谷川京子/ゲイリー・オールドマン


日系アメリカ人の殺し屋ジョン・レインは、依頼人の依頼を受けて国土交通省の高級官僚・川村を暗殺する。しかし川村から奪うようにいわれていたメモリースティックを見つけることができなかった。そのメモリスティックには日米関係を揺るがす機密データが入っていたため、レインを拘束すべく、CIAアジア支局が動いていた・・・・。


舞台は東京ながら、CIAが日系アメリカ人殺し屋を追うという設定でCIA支局長としてゲイリー・オールドマンを登場させ、純粋な邦画とは違った雰囲気を醸し出しているようだが、それが却って中途半端なイメージも拭えない結果となっていた。ストーリーは、機密情報を手にした殺し屋をCIAが追うという至って単純な話で、前半はやや引き込まれるシーンもあるものの、後半はあまり緊迫感もなく、終り方も「何これ?」といった大いに不満の残るもの。国家機密の争奪戦というスケールの大きな設定でありながら、世界観の極めて狭い映画。

  1. 邦画-れ

2013-10-27

アルマゲドン

★★★★★
アルマゲドン
鑑賞No:00771
原題:Armageddon
製作:1998年/アメリカ/150分
監督:マイケル・ベイ
主演:ブルース・ウィリス/ベン・アフレック

テキサス州に匹敵するアステロイド(小惑星)が地球に接近していることが判明。このままいくと地球に衝突し、地球は壊滅的な被害を受ける。これを回避するためにアステロイドに穴をあけ、その中で核爆弾を爆発させることをNASAは考えつく。穴あけのため、石油採掘のプロ8人が選ばれ、即席の訓練を受けて宇宙に旅立つが・・・。

次々と襲い掛かる苦難に立ち向かいながら、地球のために全力で使命を果たそうとする男たちの姿は感動もの。襲いかかる苦難はどれも危機的、絶望的なれど、危機一髪、奇跡的に回避して希望をつないでいく。そして、すべてをやり遂げながら、娘との約束を果たせないラストでの、B・ウィリス演じるハリーと娘の恋人であり部下であるA.J.との別れのシーンは涙を誘う。ヒットしたが故に評価の分かれる作品でもあるが、肩肘張って観なければ十分楽しめる娯楽大作である。冒頭、都市に小惑星のかけらが降り注ぐシーンに一瞬だが松田聖子が出演しているのは思わず苦笑した。

劇場公開日 1998年12月12日





(キャスト一覧)
ブルース・ウィリス(Harry S. Stamper)
ビリー・ボブ・ソーントン(Dan Truman)
リブ・タイラー(Grace Stamper)
ベン・アフレック(A.J. Frost)
ウィル・パットン(CharlesChick Chapple)
スティーブ・ブシェーミ(Rockhound)
ピーター・ストーメア(Lev Andropov)
オーウェン・ウィルソン(Oscar Choi)
キース・デビッド(General Kimsey)
クリス・エリス(Walter Clark)
ジェイソン・イザック(Ronald Quincy)


  1. 洋画-あ

2013-10-26

マーシャル博士の恐竜ランド

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01841
製作:2009年/アメリカ/101分
監督:ブラッド・シルバーリング
出演:ウィル・フェレル/アンナ・フリエル


タイムワープの研究をしているマーシャル博士は、彼の説を信じるホリーの励ましもあって、時空間の歪みを行き来できる装置を完成させる。早速実験を行うため、マーシャルとホリー、そして土産物屋のウィルの3人は装置を使うと、彼らは不思議な世界に迷い込んでしまう。そこはあらゆる世界や時代が混在する世界で、恐竜やトカゲ人間のいる世界だった・・・。


これはどれもこれも中途半端な映画。子供向けかと思いきや、子供にはどうも退屈な映画のよう。(恐竜やトカゲ人間が出てくるシーンはいいかもしれないが・・・)といって、大人にも退屈だったし、ともかくあまり笑えないコメディ。CGの恐竜は「ジュラシック・パーク」を思わせる映像だったが、トカゲ人間は1900年代中頃の異星人または地底人を思わせる風体で、逆に笑ってしまった。特に科学的な説明もなく、変な異次元の世界に迷い込む話で、ただそれだけといったテーマ性もなく、ドラマも笑いもない(笑いはあるかもしれないが、アメリカンギャグのため笑えず)、期待外れの映画。


  1. 洋画-ま

2013-10-25

シャッフル

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01688
製作:2007年/アメリカ/96分
監督:メナン・ヤポ
出演:サンドラ・ブロック/ジュリアン・マクマホン


親子4人で幸せに暮らすリンダのもとにある日、夫のジムが自動車事故で死亡したとの連絡が入る。失意のうちに一夜を過ごすリンダだったが、翌朝目を覚ますと、死んだはずのジムが何事もなかったかのように目の前にいて唖然とする。しかし、その翌日には、ジムの葬儀のため大勢の人が集まっていた。さらに不可解なことが次々と起こりだし、何かがおかしいと感じたリンダは不可解な出来事を順番に並べ替えてみると曜日がバラバラにシャッフルされてやってきていることに気付く・・・・。


時間軸が前後する映画は色々あるが、夫の事故死した日を中心に前後の日々(1週間)がシャッフルされてやってくるというのは新たな発想で面白かった。さらに断片的な謎が次々と現れ、それがシャッフルされた曜日が進んでいくことで徐々に解明されていくストーリー展開でどんどん惹きつけられていく。最初は謎だらけで分かりにくい部分もあるが、それだけに少しずつ解明されていく様はとても心地よい。これ以上言うとネタばれになるので書けないが、ラストは賛否両論あるかもしれないが、個人的にはうまく持っていった納得のシナリオでこの手の映画では久々に魅入ってしまった。


  1. 洋画-し

2013-10-24

MW ムウ

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01859
製作:2009年/日本/130分
監督:岩本仁志
出演:玉木宏/山田孝之/石田ゆり子/石橋凌


16年前、ある島で島民全員が虐殺される事件が発生。その事実は政府の手によって闇に葬られるが、実は惨劇を逃れた2人の少年がいた。その一人、エリート銀行員となった結城は16年前の事件関係者に制裁を下す美しき殺人鬼となっていた。そしてもう一人の賀来は神父となるものの、結城の犯罪を黙認し苦悩することに・・・・。


手塚治虫生誕周年を記念して製作された作品。まず何よりも玉木宏演じる殺人鬼・結城の好演が光る。原作は読んでいないので良く分からないが、論評では原作との違いを酷評されているようだが、玉木宏の冷静で冷徹な殺人鬼はピカレスク映画としては及第点だと思う。またその結城を追う刑事を演じていた石橋凌も、歳を取って太めの体型でありながらのアクションシーンはなかなか見事だった。もう一人の主役・山田孝之の存在がやや中途半端な感じでイマイチいつもの存在感が感じられなかったのは残念。ストーリーはいわゆる復讐ものだが、復讐者が主役のこの手の映画であのラストは満足できるものなのか?ラストも山田孝之同様、中途半端感は否めなかった。





  1. 邦画-む

2013-10-23

コッポラの胡蝶の夢

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01855
製作:2007年/アメリカ、ドイツ、イタリアほか/124分
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:ティム・ロス/アレクサンドラ・マリア・ララ


第二次世界大戦前夜のルーマニア。年老いた言語学者ドミニクは、若き頃愛した女性ラウラのことを忘れられずにいた。そんなある復活祭の夜、自殺を考えていたドミニクは、突然落雷を受けながらも奇跡的に一命をとりとめ、病院に搬送される。そこで目覚めた彼は、何故か肉体も頭脳も若返っていくのだった・・・。


フランシス・F・コッポラの新作ということで期待して観たが、ハッキリ言って分かりにくく、面白いとも言いがたい作品だった。舞台がナチス・ドイツに占領される前のルーマニアという馴染みの薄い土地であり、色々な要素があまり整理されないまま進行していくのでついていけないという感じ。それでも前半は、落雷のショックで70歳の老人がだんだん若返っていくという、ブラッド・ピッドの「ベンジャミン・バトン」のような展開に興味をそそられるが、中盤以降は理解に苦しむ展開に置いていかれてしまった。一度観ただけでは容易に理解できない映画。

  1. 洋画-こ

2013-10-22

ビーン

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:00698
製作:1997年/アメリカ/89分
監督:メル・スミス
出演:ローワン・アトキンソン/ピーター・マクニコル


イギリス国立美術館の幹部たちは最悪の監視員ビーンを、アメリカ絵画の傑作「画家の母親」の披露スピーチを依頼してきたカリフォルニアの美術館に、その道の権威と誤魔化して派遣する。しかしあろうことか、「画家の母親」を破損してしまい、細工して展示するが・・・。


やはり「Mr.ビーン」はTVの短編ドラマでその魅力を十二分に発揮するのだと再認識させられる映画。決して面白くないわけではないが、長編映画にしたことでテンポのよさとコンパクトに上手く詰め込まれた充実感のあるエピソードが、却って間延びした感がある。また少々理解しにくい英国ギャグだが、TVの場合は観客の笑い声が入っているため釣られて笑えたが、映画ではそれが無く、ちょっと寂しい感じがした。

  1. 洋画-ひ

2013-10-21

北辰斜にさすところ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01849
製作:2007年/日本/111分
監督:神山征二郎
出演:三國連太郎/緒方直人/林隆三/佐々木愛


かつて第七高等学校の野球部のエースとして活躍し、その後軍医として出兵、終戦後は開業医となり、今は悠々自適の老後生活を送っている上田勝弥。その勝弥のもとに「五高七高対抗戦百周年記念試合」の案内状が届く。これは野球部の仲間たちが勝弥の故郷・熊本県人吉市の球場で開催を決めた試合だったが、なぜか勝弥はこの案内を頑なに拒むのだった・・・・。


時代、野球、七高、人吉、などの映画に関連するキーワードに関係ない人にとってはある意味つまらない映画かもしれない。戦争を知らない世代が大半を占める世の中になり、出演者の多くがその当時の若者だったという設定のいわゆる老人ばかりで、老人向けの回顧映画のようにも思える。内容も九州に限定されたローカルな話でなかなか他地域の人には共感しにくい点もあったが、さすが三國連太郎の重厚な演技にはどこか映画を引き締める貫禄を感じる作品。


  1. 邦画-ほ

2013-10-20

アンフェア the movie

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01515
製作:2007年/日本/112分
監督:小林義則
出演:篠原涼子/江口洋介/椎名桔平/寺島進


警察の不正を暴く極秘文書を追っていた雪平の娘・美央が、何者かによって爆弾を仕掛けられた車に乗って重傷を負い、入院する。そんな頃、警察庁長官の入院する警察病院がテロリストに占拠され、長官を人質に警察の裏金80億円を要求してくる。長官以外の人質は全員解放されるが、その中にその病院に入院していた美央の姿はなかった・・・。


人気TVドラマの映画化。バツイチで子持ち、大酒飲みだが検挙率No.1の女刑事・雪平の活躍を描く。TVドラマは見たことがなかったが、ドラマとは独立した作りとなっているのか、ドラマでの配役等知らなくても分かりやすく、全然困らなかった。(ドラマを見ていればもっと楽しめたのかもしれないが・・・)ストーリーは、ドラマの延長線のような設定かと思いきや、さすがに映画版ということでスケール的には大きい設定(テロリストによる東京都民人質事件)にはなってはいた。しかし事件の性質上、舞台の中心は病院の中ということで設定ほど大きさは感じられなかった(映画というより、TVのスペシャル版というイメージ?)サスペンス性という点ではなかなか面白い設定ではあったが、それほど目新らしさは感じられず、展開も読み易かった。また随所に穴(ツッコミどころ)も多く、安易な映画化には残念な思いもした。あと、よく分からなかったのがラスト。何かスッキリしない終わり方にも残念!それにしても、テロリストが都民人質の武器として使った“かいそきん”って? “壊疽(えそ)菌”のこと?





  1. 邦画-あ

2013-10-19

釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪♪

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01547
製作:2005年/日本/115分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/三國連太郎/伊東美咲/ボビー・オロゴン


鈴木建設が着工した長崎県佐世保市の第二西海橋の完成式に、鈴木一之助社長とともに出席することになったハマちゃん。さっそく長崎営業所の担当者・久保田に釣り船を準備させることに。そして佐世保入りしたハマちゃんは仕事そっちのけで、偶然知り合ったボブと釣りを楽しむ。一方、久保田は愛する女性・美鈴にプロポーズするが、父親を一人残せないとなかなか決心がつかない・・・。


尾崎紀世彦演じる父親と伊東美咲演じる娘の、結婚にまつわるエピソードはよかったが、それをとりまくシーンに少し支離滅裂な部分があってチョット興ざめするところもあった。特にハマちゃんが米軍に監禁されて米国まで連れて行かれるところなどは、もう行き過ぎで「釣りバカ」の世界を逸脱したシナリオ。面白ければなんでもありといわんばかりの脚本にはついていけない気がした。マンネリ化といわれようと、佐世保の町を舞台にした人情ドラマに徹して欲しかった。


  1. 邦画-つ

2013-10-18

アベンジャーズ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02379
製作:2012年/アメリカ/144分
監督:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニー・Jr./クリス・エバンス


自ら開発したパワードスーツをまとったアイアンマンとして戦う、億万長者で天才発明家のトニー・スターク、70年間の眠りから覚めた伝説の戦士キャプテン・アメリカ、神の王の息子で神々の国アスガルドから追放されたソー、怒りにより巨人ハルクに変身する科学者ブルース・バナー、女スパイのブラック・ウィドウ、エリートエージェントで弓の達人ホークアイは、人類史上最大の敵の襲来に備えた「アベンジャーズ」として召集されるが・・・・。


アメコミに強い関心と深い知識のない私にとっては、意外と豪華さはあまり伝わってこない、ヒーローたちの総集結だった。それゆえ、この作品がこれほどまでヒットした理由がわからない。ひとりひとりはそれなりに個性があって面白かったが、かたまって出演されると、それがプラスに働かず、その個性がマイナスに働いて、ヒーローとは思えない言動があちこちに垣間見えたのは残念だった。ストーリーもこれといって新規性はなく、アクション依存の作品。





  1. 洋画-あ

2013-10-17

バレット

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02434
製作:2013年/アメリカ/92分
監督:ウォルター・ヒル
出演:シルベスター・スタローン/サン・カン


元海兵隊員で殺し屋のジミーは、依頼を受けて標的を始末した直後、唯一心を許していた相棒を殺されたことから復讐を誓い、自分とは正反対の正義を信じる堅物刑事テイラーとコンビを組むことになる。しかし、そんな2人の前に警察やマフィアが立ちはだかり・・・・。


「エクスペンダブルズ」の時よりも精悍に感じられるスタローンのアクション映画。ストーリーは単純でわかりやすいが、スタローン演じる殺し屋と刑事が組んで、相棒の復讐を兼ねた一連の事件を追うという、ありえない設定には苦笑いする。刑事役の多いスタローンだが、今回は殺し屋という役どころのため、これまで以上に殺しに関しては躊躇・容赦がない。敵の殺し屋キーガンとのタイマン勝負も見もの。

  1. 洋画-は

2013-10-16

トランス

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02431
製作:2013年/アメリカ、イギリス/101分
監督:ダニー・ボイル
出演:ジェームズ・マカボイ/ロザリオ・ドーソン


競売人のサイモンは、ギャングと結託してオークション会場からゴヤの名画「魔女たちの飛翔」を盗み出すが、計画とは違う行動をとったためギャングのリーダーに殴られ、その衝撃で記憶が消えてしまう。ギャングのリーダーは催眠療法(トランス)を使い、サイモンが隠した絵画の場所を探ろうとするが・・・・。


観ていて途中から現実と虚構が入り交じり、分かりにくい展開になるものの、前半は興味深い展開に思わず引き込まれる。ただ、途中から分かりにくくなる上、中盤以降は中だるみもあって少し退屈な展開になるのが残念。当初は隠された絵画の在りか探しが中心の映画化と思わせるが、実は催眠療法の恐ろしさを描いた映画のよう。ロザリオ・ドーソンの存在感と大胆な演技は印象的なれど、好みの女優さんではないのがややマイナス。

  1. 洋画-と

2013-10-15

遺体 明日への十日間

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02428
製作:2012年/日本/105分
監督:君塚良一
出演:西田敏行/緒形直人/筒井道隆/柳葉敏郎


2011年3月11日、日本観測史上最大の地震により発生した津波が岩手県釜石市を襲った。一夜明けても混乱状態が続く中、廃校となった旧釜石第二中学校の体育館が遺体安置所となり、次々と遺体が運ばれてきた。そんな中、地区の民生委員として働く相葉常夫が遺体安置所を訪れ、安置所の様子に驚愕した相葉は安置所の世話役を申し出る・・・・。


TV等の映像では流れることのない、遺体安置所の様子にスポットを当てた、東日本大震災のもう一つの真実、側面を描いた作品。無情にも次々と運ばれてくる遺体により、この悲劇を現実のものとして受け入れざるを得ない遺族の人々の辛さ、悲しみは想像を絶する。そうした遺族の心を少しでも安らげようと、西田敏行はじめ役所や医師たちの心遣いや対応に心打たれる。震災で我が子を失った母親が子供の遺体からなかなか離れられない姿には涙を誘う。





  1. 邦画-い

2013-10-14

くちづけ

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02433
製作:2013年/日本/123分
監督:堤幸彦
出演:貫地谷しほり/竹中直人/宅間孝行/田畑智子


知的障害をもつマコは、元人気漫画家の父親いっぽんに連れられ、知的障害者の自立支援グループホーム「ひまわり荘」にやってくる。無邪気で陽気な住人たちに囲まれ、のびのびと日々を送るマコは、そこで出会った男性うーやんにも心を開いていく。ようやく見つけた理想の場所で娘が幸せになれば、いっぽんも漫画家として復帰できるかと思われたが・・・・。


シリアスな設定、ストーリーだが、知的障害者たちの飄々とした言動や、それを取り巻く施設の人たちの優しい対応にほのぼの感もあるドラマ。だが、やはり知的障害者に対する世間の偏見や厳しい現実も随所に描かれており、やりきれない思いにさせられる。そして、最愛の娘の将来を思い、悩み苦しんだ末、選んだ究極の選択には残念でならないと同時に、誰も責められない現実に無力感だけが残った。芸術作品としての映画の出来はイマイチなところもあるが、知的障害者に対する現状には一石を投じた作品である。


  1. 邦画-く

2013-10-13

二郎は鮨の夢を見る

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02432
製作:2011年/アメリカ/82分
監督:デビッド・ゲルブ

出演:小野二郎/小野禎一/小野隆士/山本益博


大正14年(1925年)生まれで現在も現役の小野二郎さんが店主を務める「すきやばし次郎」は、「ミシュランガイド東京」で5年連続の三ツ星を獲得した名店。その小野二郎に魅了された米国人監督が、彼の職人としての姿勢、プライドや情熱、そしてそれを受け継ごうとする2人の息子や弟子たちとの師弟関係を映し出していく・・・。


まずは一言。一度でいいから食べてみたい。早い人だと15分くらいのコースだそうだが、それで3万円とは流石に高い!と言わざるを得ないが、それでも一度は食べてみたいと感じてしまう、職人としてのプロ意識を感じた。映画自体はドキュメンタリー形式で、出演者もいわゆる俳優ではないので、通常の評価は難しいが、ついつい最後まで観てしまう作品。

  1. 洋画-し

2013-10-12

ウルヴァリン:SAMURAI

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02430
製作:2013年/アメリカ/125分
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ヒュー・ジャックマン/福島リラ/ウィル・ユン・リー


カナダで隠遁生活を送っていたウルヴァリンことローガンは、以前命を救ったことのある日本人の大物実業家・矢志田に請われて日本を訪れる。しかし、重病を患っていた矢志田はほどなくして死去。矢志田の葬儀が執り行われるが、そこをギャングたちが襲撃。ローガンは矢志田の孫娘・マリコを連れ、その混乱から逃げ出すが・・・・。


日本を舞台にしての「X-MEN」シリーズのスピンオフ2作目だが、この作品のイメージからして日本は合わなかったようだ。また日本を強調したいがためか、いつの時代?と首をかしげたくなる描写も多い。未だに、サムライ、忍者、日本刀が日本を表現する常套手段のように描かれるのはちょっと不快。いくらか見ごたえのあるアクションシーンもあるが、新幹線上での格闘はやりすぎ。あまりにもリアリティがなさすぎで笑ってしまった。また、このシリーズの見ものであるミュータントだが、ヘビ女だけというのはさびしい。さらにこのヘビ女、意外と弱く、ウルヴァリンと戦う前にやられてしまう。日本が舞台ということで、ストーリーの中心的な役どころに2人の日本人女優が抜擢されているが、ところでこの2人誰? もうちょっと有名な女優を使ってもよかったのでは!?

  1. 洋画-う

2013-10-11

華麗なるギャツビー(2012年版)

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02429
製作:2012年/アメリカ/142分
監督:バズ・ラーマン
出演:レオナルド・ディカプリオ/トビー・マグワイア


1920年代の米ニューヨーク、ロングアイランド。宮殿のような豪邸に暮らし、素性も仕事も謎めいた大富豪のジェイ・ギャツビーは、毎夜のように豪華絢爛なパーティを開いていた。そんなある日、ギャツビーは、隣人の青年ニックをパーティーに招待する。その後、彼は自らの生い立ちを語り始めるが、あまりにできすぎた物語に、ニックはギャツビーが何か隠し事をしていると直感するが・・・・。


1974年製作のロバート・レッドフォード版のリメイク。内容は1974年版とほぼ同じだが、映像の美しさとスケールの大きさは1974年版を大きく上回る出来。あまりに映像が綺麗すぎて、却ってリアリティ感が感じにくいほど。ディカプリオのギャツビー役もイイ。レッドフォードに比べ、成り上がり感も良く、常日頃は上流階級者としての立ち振る舞いが身についている感があるが、感情的な状況になった時にむき出しになる本性とのギャップが印象的。デイジーに対する一途な想いに反して終盤の展開には胸が痛む作品。

  1. 洋画-か

2013-10-10

ザ・バンク 堕ちた巨像

★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01856
製作:2008年/アメリカ、ドイツ、イギリス/117分
監督:トム・ティクヴァ
出演:クライヴ・オーウェン/ナオミ・ワッツ


インターポール捜査官のサリンジャーは、ニューヨーク検事局のエレノアと共に、欧州の巨大銀行IBBC銀行の犯罪組織とのつながりや武器密輸の捜査を続けていた。そんな中、内部告発しようとした男と接触するために待機していたベルリン中央駅の駐車場で、彼とコンビを組んでいた検事局員が殺され、告発者も事故死に見せかけて殺されてしまう・・・・。


ちょっと堅苦しさの漂う雰囲気の映画で人によってはとっつき難いかも。映画自体はあまり目新しさはなく、正義感燃える捜査官が巨大組織を相手に挑んでいくが、強大な組織力の前に次々ともみ消されていく様が描かれている。見せ場はラストの銃撃戦だが、迫力はあるものの、リアル感はイマイチ。ただスリリングさはあったので良しとすべきか。銃撃戦以外は印象に残りにくい映画。

  1. 洋画-さ

2013-10-09

重力ピエロ

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01857
製作:2009年/日本/119分
監督:森淳一
出演:加瀬亮/岡田将生/小日向文世/鈴木京香


7年前に交通事故で母を亡くした泉水と春の兄弟。彼らの住む仙台では最近、放火事件が続発していた。そんな中、遺伝子の研究をしている大学生の泉水は、街の落書き消しをしている春から、一連の放火事件の現場がいつも自分が消しているグラフィティアートの近くであることを聞かされる。泉水は春とともに放火犯捜しをすることに・・・・。


加瀬亮、小日向文世の出演で、まったり系の映画かと思いきや、結構重い内容の映画。しかしながら、この二人の持ち前の雰囲気で、その重苦しさをかなり和らげてはいる。登場人物が少ないため、途中で真相は容易に読めてはくるが、観ていて、その予感が外れていて欲しいという気持ちにさせられる。小日向文世演じる父親が「俺の家族は最強だ」といったセリフがあるが、家族の大切さ、家族愛の大切さ、そして家族とは何なのかを問いかける映画。


  1. 邦画-し

2013-10-08

ジョゼと虎と魚たち

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:01844
製作:2003年/日本/116分
監督:犬童一心
出演:妻夫木聡/池脇千鶴/新屋英子/上野樹里


大学生の恒夫は深夜に麻雀屋でアルバイトしていたが、そこで謎の老婆が曳く乳母車の話を聞く。しばらくして恒夫はその乳母車が坂道を暴走してくるのを見かける。近づいてみると、その乳母車には少女が乗っており、近づいた恒夫に握っていた包丁を振り回してきた。彼女は歩けなかったため、祖母から「こわれもの」として世間から隠されていたのだった・・・・。


口が悪く、小憎らしい女性ながら、どこか憎めず、同情してしまうジョゼ。足が不自由なことで世間から隔絶されて生きているため、どうしても人と接することが苦手になってしまっているジョゼが、恒夫との出会いを機に心を開き、本当の姿や心情を見せてくるシーンにとても可愛らしさ、いじらしさを感じられずにはいられませんでした。それ故、ラストはあまりにも切なく、現実というものをまざまざと見せつけられる映画で、考えさせられます。


  1. 邦画-し

2013-10-07

ウォー・ゲーム ザ・デッド・コード

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01853
製作:2008年/アメリカ/101分
監督:スチュアート・ジラード
出演:マット・ランター/アマンダ・ウォルシュ


高校生のウィルは、「リプリー」と呼ばれるテロリスト撃退ゲームがお気に入りだったが、それは米国の国土安全保障省がテロリストをおびき寄せるための罠だった。偶然、大金を手にしたウィルはそれを賭け金にリプリーを始めるが、テロリストと疑われて・・・・。


1983年のサスペンス映画「ウォー・ゲーム」のリメイクというか続編にあたる作品。1983年のオリジナル版と比べ、緊迫感が薄い作品。内容的にはリメイクという内容ではなく、1983年版を観たことのある人なら分かる「ジョシュア」が登場することで続編のような感じになっていることが分かる。この「ジョシュア」の登場によってラスト20分くらいが、期待していた「ウォー・ゲーム」らしさが出てきて、緊迫感が出てくる。ただし前半の緊迫感のなさがかなり無駄の感じのする作品となっているのが残念。

  1. 洋画-う

2013-10-06

ジャッキー・コーガン

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02426
製作:2012年/アメリカ/97分
監督:アンドリュー・ドミニク
出演:ブラッド・ピット/リチャード・ジェンキンス


「優しく、殺す」をモットーにする殺し屋ジャッキーは、「ドライバー」と呼ばれるエージェントから、賭博場強盗の黒幕を捜索する依頼を受ける。ジャッキーは前科のあるマーキーを探し出すが、実際に強盗を仕組んだのは別の悪党3人組であることが発覚。さまざまな思惑が交錯するなか、ジャッキーは事件にかかわった人間を皆殺しにすることを決めるが・・・・。


本作でのブラピの殺し屋役はまさに適役。クールで優しく殺すという一見相反するモットーがその通り描かれている。ストーリーは至極単純で分かりやすいが、無駄にダラダラした会話も多い。もう少し無駄を省いてスピーディーな展開しに、ストーリーにももっと膨らみを持たせればもっと面白かったかも!? ジャッキーが相棒として選んだ初老の殺し屋がジャッキーと対照的な自堕落な男で殺し屋らしくないのも何か妙。マーキー役でレイ・リオッタが出ていたので、相当の悪役ぶりを見せてくれるものと期待して観ていたが、意外と期待外れ。





  1. 洋画-し

2013-10-05

クロユリ団地

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02425
製作:2013年/日本/106分
監督:中田秀夫
出演:前田敦子/成宮寛貴/勝村政信/西田尚美


13年前から謎の死が続いているクロユリ団地に、そうとは知らずに引っ越してきた明日香は、隣の部屋から響く不気味な音に悩まされていた。そんなある日、隣室で孤独死した老人を発見してしまい、その日を境に周囲でおぞましい出来事が続発することに。この謎を解くために、老人の遺品整理にやってきた青年・笹塚の助けを借りるが・・・・。


「リング」の中田秀夫監督の最新作だが、「リング」や「呪怨」には足元にも及ばない、全然怖くないホラー映画。ストーリーも平凡極まりなく、意外性はない(後半、意外性のあるような展開になるが、使い古された展開で新規性はない)。前田敦子は好きでも嫌いでもないが、演技は相変わらず大根。AKB卒業後、映画には色々と出ているが、ちゃんとした映画の主演には難しかったのか、三流ホラー映画の主演となった?わけだが、実はホラー映画こそ心理描写が難しく、演技力が試させるジャンルではなかろうか。特に本作のようなスプラッターな映像が少ないホラー映画はより演技力が必要になるが、やはり力不足か、伝わってくる恐怖は少なかった。


  1. 邦画-く

2013-10-04

相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01854
製作:2009年/日本/105分
監督:長谷部安春
出演:六角精児/萩原聖人/市川染五郎/紺野まひる


東京ビッグシティマラソンでの無差別爆破テロの捜査の最中に、鑑識課の米沢守は蒸発した元妻の知子の姿を発見する。そこでなんとか彼女の住むアパートを突き止めるが、翌日、知子は自殺死体で発見される。しかし、よく調べるとその死体は元妻に瓜二つの別人だった。ほっとする米沢のもとに、死んだ女の元夫の刑事・相原が現れて・・・・。


「相棒」人気に乗じたスピンオフだが、映画にするほどの内容ではなかったのはちょっと残念。「相棒」の水谷豊と寺脇康文も顔見世程度に出演しているが事件に関わることもなく、「鑑識」と銘打っている割には鑑識の技術を披露してくれる内容でもなかった。事件も今話題の天下り問題をテーマにして興味を惹きつけようとの意図があるのか、普通の事件を大げさに大きくしていくが、とどのつまりは・・・・といった最後に萎んでしまう結末にもガッカリ。地味な主役にもあるが、TVドラマで十分な内容の映画。


  1. 邦画-あ

2013-10-03

砂の器

★★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01686
製作:1974年/日本/143分
監督:野村芳太郎
出演:丹波哲郎/森田健作/加藤剛/緒形拳


国鉄蒲田操車場構内で轢死体が発見されるが、被害者の身元が分からず捜査は難航を極める。そして警視庁の今西刑事と西蒲田署の吉村刑事の必死の聞き込みにより得たのは、被害者が東北訛りであることと“カメダ”という言葉が唯一だった。この“カメダ”を地名と推測した2人は秋田県にある亀田という土地を洗いに行くが何の手がかりも得られなかった。被害者の身元すら分からず、迷宮入りかと思われた矢先、被害者の息子と名乗る男が現れる・・・・。


「点と線」と並ぶ松本清張の傑作推理小説の映画化。「点と線」が時刻表を使ったアリバイトリックに重点をおいた本格推理ものに比べ、こちらは少しずつ謎が解けていく形式を取りながら、単なる推理ものではなく人間ドラマに重点をおいたような仕上がりになっている。「東北訛り」と「カメダ」という手がかりだけで被害者の身元を洗っていく過程、被害者が分かってからは事件に遭遇するまでの足取りを追う過程、とても丁寧に分かり易く描いており、観る者への十分な配慮も感じられます。そしてその丁寧な描き方で、被害者の人物像を見事に浮き彫りにし、ラスト30分は捜査会議と演奏シーンと放浪する親子の3つのシーンが見事に絡み合い、事件の全貌と事件に至るまでの過程を見事描ききっています。原作、脚本、演出、そして俳優陣、すべてが一流で手抜きのない丁寧な作りゆえ、このような傑作が出来上がっていると感じました。それにしても35年前の作品ゆえ、丹波哲郎さんはじめ、皆さん若いですね。またすでに亡くなられた方も多くいて、懐かしい映画でもありました。


  1. 邦画-す

2013-10-02

レディ・キラーズ

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01278
製作:2004年/アメリカ/104分
監督:ジョエル&イーサン・コーエン
出演:トム・ハンクス/イルマ・P・ホール


ミシシッピ州に住む敬虔なクリスチャンであるマンソン夫人のもとに、部屋を借りたいと申し出てきた男がいた。彼は身なりのよい紳士で、音楽仲間と音楽の練習をしたいとのことだった。まんまと部屋を借りた彼だったが、実は彼は教授と呼ばれる完全犯罪のプロで、借りた部屋から船上カジノの金庫室までトンネルを掘り、現金を強奪する目的があった・・・・。


1955年製作のイギリス映画「マダムと泥棒」のリメイク。最近では珍しいトム・ハンクスのコメディ映画。だが、彼が昔演じていたようなおバカなコメディとは少し違い、ブラックなコメディの感が強い作品だった。ストーリーは単純だが、逆にあっさりしすぎていて、主人公たちの主目的である現金強奪はものの見事に成功してしまう。そして実はこの映画は現金強盗そのものではなく、その事実を知ったマンソン夫人と教授たちの命を懸けたやり取りがメインであることに観ていて気付く。チョット抜けた強盗団と夫人のやり取りは笑いは誘うが大爆笑とまでは行かず、あっさりしていて先の読めるストーリー展開といい、少し物足らなさを感じるコーエン兄弟作品。

  1. 洋画-れ

2013-10-01

ドーン・オブ・ザ・デッド

★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01280
製作:2004年/アメリカ/98分
監督:ザック・スナイダー
出演:サラ・ポーリー/ヴィング・レイムス


看護婦のアナは夫のルイスと幸せな毎日を送っていた。この日の夜も情熱的に愛し合い、そして朝を迎えるが・・・。寝室のドアの暗がりに浮かぶのは隣家のヴィヴィアンだった。ヴィヴィアンは猛スピードでルイスに突進し、彼をかみ殺してしまう。恐怖に慄きながらもアナは屋外に逃げるが、外でもいたるところで殺人や放火が行われる異常な状況となっていた・・・・。


ジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」の現代風リメイク。この映画で印象的なのは何といっても“走るゾンビ”。ゾンビが走るなんて、と賛否両論があった設定だが、昔ながらのありきたりのゾンビ映画に飽きた人には大いにいい刺激になったかもしれない。ヨタヨタしながらじわじわ押し寄せてくるゾンビ集団も怖いが、疾走して追いかけてくるゾンビはさらに怖い。そういう意味では設定的にはよかったと思う。ただし、この映画はその点のみ印象が残る程度で、あとはあまり特筆すべき点はなかった。

  1. 洋画-と