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2013-12-31

桜姫

★+

鑑賞No:02456
製作:2013年/日本/95分
監督:橋本一
出演:日南響子/青木崇高/麻美ゆま/平間美貴


高家の娘・桜姫は、ある夜、釣鐘の入れ墨を持つ権助に襲われ、激しく抵抗するが、初めて男を知った喜びに権助を忘れられなくなる。権助を運命の相手と思い定めた桜姫は家を飛び出し、やがて場末の遊郭へと流れついた桜姫は、圧倒的な人気を誇る遊女となっていくが・・・・。


お色気たっぷりのエロシーン満載映画だが、内容はひどい。歌舞伎狂言作者・四世鶴屋南北による演目「桜姫東文章」をベースにしているらしいが、ちゃんとした時代劇かと思いきや、あまりにもおふざけが過ぎ、低級のホラー映画のようなテイストに仕上がった残念な作品。





  1. 邦画-さ

2013-12-30

人生、いろどり

★★★+

鑑賞No:02459
製作:2012年/日本/112分
監督:御法川修
出演:吉行和子/富司純子/中尾ミエ/平岡祐太


人口2000人のうち半数近くが高齢者で、過疎化の一途をたどる徳島県の上勝町。ある日、農協職員の江田が葉っぱをつまものとして売物にしようと立ち上がる。周囲から冷ややかな目で見られる江田だったが、薫、花恵、路子という平均年齢70歳の3人の幼なじみの女性が参加することで葉っぱビジネスは次第に軌道に乗っていくが・・・・。


徳島県の上勝町で、70~80代の女性が中心となって葉っぱや道端の草を料理のつまものとして販売し、売上高2億6000万円をあげるビジネスとして成功させた実話の映画化。映画では薫、花恵、路子の3人の幼馴染みが中心となるが、3人それぞれ悩みを抱えながら、自分の人生を見直すべく、新たなビジネスを生きがいとして取り組む姿には感心させられる。そして、葉っぱビジネスという、発想・着眼点のすごさにも驚かされ、まだまだ、この人たちには負けてられないと奮起すらかけさせられる映画。





  1. 邦画-し

2013-12-28

秋深き

★★★+

鑑賞No:01827
製作:2008年/日本/105分
監督:池田敏春
出演:八嶋智人/佐藤江梨子/渋谷天外/佐藤浩市


中学教師の寺田は、大阪のクラブで働くホステスの一代にぞっこんで、一か八か意を決してプロポーズしたところ、OKをもらう。早速、家を飛び出した寺田は二人の生活を始めるが、次第に一代の過去の男性遍歴を知り始め嫉妬しだす。そんな寺田をいとおしく見つめる一代だったが、ある日、一代が乳がんに冒されていることが分かって・・・・。


「夫婦善哉」で有名な織田作之助の短編を基に映画化。八嶋智人演じる寺田。ちょっと嫌な奴だが、でもどこか憎めないところもある奴。一代に対する思いが一途なだけに、あの執拗な嫉妬心も男なら分からないでもない気はする。でもそんな思いにとらわれるのはやはり自分に自信がないからでしょうね。そんな役柄をよく演じていたと思います。でも人生、競馬に賭けてはいけませんよ。映画ではハッピーな結果になってたけど、生徒の修学旅行のお金に手をつけて転落する教師なんてよくある話。後先見えなくなるんでしょうね。あと見違えたのは佐藤江梨子。佐藤江梨子は「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」でのイメージが強かっただけに、ホントいい女に映ったし、好感度も上がった。この映画での一番の収穫。





  1. 邦画-あ

2013-12-26

魔女の宅急便

★★★★

鑑賞No:01814
製作:1989年/日本/112分
監督:宮崎駿
声の出演:高山みなみ/佐久間レイ/山口勝平


魔女の娘は13歳になると修行のために独立するという掟があり、13歳になったキキもいよいよ旅立ちの日を迎えようとしていた。そして黒猫ジジと共に旅に出、港町コリコに着くが、誰にも相手にされず落ち込んでしまう。そんな時、たまたまお客の忘れ物を届けたことから、パン屋の女主人おソノに気に入られ、店の空き部屋に居候させてもらうことになる・・・・。


13歳というと日本では中学生。決して大人ではないが、小学生のような子供子供でもなく、大人への階段を上る最初の入口のような時期で徐々ではあるが自立し始める年頃。キキもそんな13歳で、魔女という自分の立場というか能力を活かして社会に役立とうとしている姿はとても感心させられ、我が子に是非観せたい映画だと思った。それにしても箒にまたがって空を飛ぶ魔女が選んだ仕事が宅急便とは、まさにこれといわんばかりのベストマッチ。作者の発想のよさというかセンスのよさが感じられる。ちなみに「宅急便」はヤマト運輸の登録商標。通常なら一般名称である「宅配便」となるところだが、それを知らずに製作したとか。この件でヤマト運輸はこの映画の筆頭スポンサーになり、映画のヒットとともにヤマト運輸も知名度と業績を上げたようだ。


  1. 邦画-ま

2013-12-25

ディアボロス/悪魔の扉

★★★+

鑑賞No:00711
製作:1997年/アメリカ/144分
監督:テイラー・ハックフォード
出演:キアヌ・リーブス/アル・パチーノ/シャーリーズ・セロン


法廷での無敗記録を伸ばし続けていた若手弁護士ケヴィンはニューヨークのミルトン法律事務所の社長ジョン・ミルトンに見込まれスカウトされる。役員待遇で迎え入れられたケヴィンは妻のメアリー・アンと共にニューヨークで豪奢な生活をスタートさせるが、仕事に忙殺され、家庭を顧みなくなってしまう。一方、妻のメアリー・アンは慣れない都会生活で精神に異常をきたし始め、やがてケヴィンもおかしな幻影を見るようになる・・・・。


キアヌ・リーヴス、アル・パチーノ、シャーリーズ・セロンという豪華なキャストだが、今ひとつストーリーが分かりづらい嫌いがありました。観ていても現実なのか幻なのか最後まではっきりしないもやもや感が残る作品でした。それでもこのキャスト。アル・パチーノの重厚な演技はいまさらながら流石です。そして共演のキアヌ・リーブスも頑張っていましたが、個人的に評価したいのはシャーリーズ・セロン。この作品はシャリーズ・セロンにまともに出会った最初の作品ですが、ともかくまぶしいばかりの美しさ。そして大胆な脱ぎっぷり。ストーリーはあまり記憶にありませんが、映像のみ鮮明に記憶に残っている作品です。キアヌにしてみれば憧れのアル・パチーノとの共演、そしてシャーリーズ・セロンとの濡れ場。当たり役の「スピード」の続編出演を蹴ってこちらに出演したのも分かる気がします。


  1. 洋画-て

2013-12-24

ザ・タワー 超高層ビル大火災

★★★

鑑賞No:02455
製作:2012年/韓国/121分
監督:キム・ジフン
出演:ソル・ギョング/ソン・イェジン/キム・サンギョン


1700世帯5700人が居住するマンションや展望レストランなどの商業施設が併設された地上108階建ての超高層複合ビル「タワースカイ」にヘリが激突して火災が発生。凄腕の消防士ヨンギ隊長率いる消防隊が救助に向かうが、ビルは崩壊に向かっていた・・・・。


内容的には、悪く言えばパクリともいえる、韓国版「タワーリング・インフェルノ」。さらに、舞台や設定は9・11テロを思い起こさせ、ちょっと複雑な気持ちにさせられる。ただ、ラストは必ずしもハッピー・エンドではなく、こちらは「アルマゲドン」のパクリか? アクションシーンも、あまりにも現実離れしたシーンが多く、興醒めするところもあるが、VFXだけに頼らず、90%は実写の火災シーンや放水シーンだったという話なのでその点は評価できる。コミカルすぎる演技や演技下手により緊張感がやや足らないのが残念な作品。

  1. 洋画-さ

2013-12-23

イノセント・ガーデン

★★+

鑑賞No:02453
製作:2013年/アメリカ/99分
監督:パク・チャヌク
出演:ミア・ワシコウスカ/ニコール・キッドマン


外部と隔絶された大きな屋敷に暮らす繊細な少女インディアは、18歳の誕生日に良き理解者だった父親を事故で失う。そして父の葬儀に、行方不明になっていた叔父チャーリーが突然現れ、一緒に屋敷で暮らすことになる。そのことをきっかけにインディアの周囲で不可解な現象が起こりはじめる・・・・。


不気味な存在の叔父チャーリーの登場で一気にミステリー感は盛り上がるが、謎の解明はあまり描かれず、心理的描写に重きを置いているのか、いかようにも解釈できるので、理解に苦しむところはあった。ただ、怖いのは叔父ではなく、隠れた本性を静かに無意識に表してくるインディアだったことがこの映画のすべてで、それ以上でもそれ以下でもない作品。ニコール・キッドマンは相変わらず妖艶な美しさを見せてはいるが、やや年を取ったか!?

  1. 洋画-い

2013-12-22

キャプテン・フィリップス

★★★★+

鑑賞No:02454
製作:2013年/アメリカ/134分
監督:ポール・グリーングラス
出演:トム・ハンクス/キャサリン・キーナー


2009年4月、援助物資として5000トン以上の食糧を積み、ケニアに向かって航行していたコンテナ船マースク・アラバマ号は、ソマリア海域で海賊に襲われ、瞬く間に占拠されてしまう。ベテラン船長リチャード・フィリップスは、20人の乗組員を解放することと引き換えに自ら拘束され、たった1人でソマリア人の海賊と命がけの駆け引きを始めるが・・・・。


2009年にソマリア海域で実際に起こった海賊船による貨物船人質事件を映画化した作品。海賊船に襲われた場合の訓練をしている最中に実際に海賊に追跡されるという展開だが、ここから一気に緊張感は高まり、それはラストまで継続する。海賊船の追跡は一旦かわすが、再び現れた海賊たちに瞬く間に船を占拠されてしまう。ただ、海賊たちによる一方的な展開かと思いきや、海賊のボスを乗組員たちが拘束するなど一時的にせよ、立場が逆転する展開は面白い。しかし、一人で拘束されてからはやることが裏目裏目に出て、だんだん追い詰められていくフィリップス船長をトム・ハンクスが熱演している。





  1. 洋画-き

2013-12-21

蝿男の恐怖

★★★

鑑賞No:00172
製作:1958年/アメリカ/94分
監督:カート・ニューマン
出演:ヴィンセント・プライス/アル・ヘディソン


物理学者のアンドレは、物体を瞬時に別の場所に移動させる物質転送機を発明する。そして自分自身で人体実験を行い、成功したかにみえる。しかし、機械の中に一匹のハエが紛れ込んでいたため、転送中に両者が混じりあい、アンドレは頭がハエで身体が人間のハエ男になってしまう・・・・。


ジョルジュ・ランジュランの小説「蝿」の映画化。1986年にデヴィッド・クローネンバーグ監督によって製作された「ザ・フライ」はこの映画のリメイク。「ザ・フライ」を観てこの映画の存在を知り、オリジナル鑑賞となった作品。今から50年前の作品ということもあり、「ザ・フライ」に比べ特殊メイクに稚拙さはあるものの、どちらの作品にも通じる悲しく切ない恋愛感情は共通しており、単なるSFホラー映画とはいえない。また技術的制約によりあまりリアルでないハエ男の頭を敢えて映さず、観客の想像力で恐怖を増長させる演出は秀逸。

  1. 洋画-は

2013-12-20

つみきのいえ

★★★

鑑賞No:01705
製作:2008年/日本/12分
監督:加藤久仁生


少しずつ水没していく町に住み、レンガを積み重ねながら家を建て増しして暮らしてきた一人の老人。そんな彼が、水の中に落としたお気に入りのキセルを拾うため水の中に潜ります。そして一つ一つ階を下りていくに従って過去を遡り、昔を思い出していき・・・・。


言わずと知れた第81回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した作品。「言わずと知れた」と書いたが、アカデミー賞を取るまでは存在すら知らなかった作品。しかし日本人監督がオスカーを取ったとなると見ないわけにはいかない・・・ということで急遽鑑賞しました。映画自体はまさに短編で12分足らず。しかしその短い映像の中に、味わい深さと深いメッセージが込められている。この老人の回想シーンはあまり若い人には分からないかもしれないが、親となり、子供が成長し、そして老いていってしまった人ほどジーンと来るのではないでしょうか?私も回想シーンとともに子供の幼い頃や自分の幼い頃が二重写しになり、思わず昔の思い出に浸ってしまいました。また、町が水没していくシーンは地球温暖化への警鐘であり、積み上げていく建て増しの家が次第に先細りしているのは人類の未来を象徴しているようで、強いメッセージ性も感じられる作品でした。

  1. 邦画-つ

2013-12-19

ケープ・フィアー

★★★+

鑑賞No:00579
製作:1991年/アメリカ/127分
監督:マーティン・スコセッシ
出演:ロバート・デ・ニーロ/ニック・ノルティ


レイプ罪で14年の刑期を終え出所したマックスは、自分の弁護ができなかった弁護士のサムに復讐の念を燃やしていた。マックスはサム一家の住む場所を探し出し、嫌がらせ行為を始める。マックスのストーカー的行動に恐怖を抱いたサム一家は秘かに町を抜け出し、ハウスボートのあるケープ・フィアーに向うが・・・・。


1962年公開の「恐怖の岬」のリメイク。ストーカーの恐怖を描いた作品だが、特筆すべきはやはり偏執狂的な男を演じているロバート・デ・ニーロだろう。そもそも役作りには定評のある彼だが、見事に復讐心に燃える男を好演し、弁護士一家だけではなく、観る者を恐怖のどん底に落とし込んでいくところはさすが。その恐怖は身体に刻み込んだ刺青からだけではなく、14年という長い牢獄生活で蓄積された怒りが一気に爆発するのではなく、ジワジワと襲ってくるところにあります。不気味な怖さを体感できる作品です。

  1. 洋画-け

2013-12-18

リターン・トゥ・パラダイス/決断の8日間

★★★

鑑賞No:00995
製作:1998年/アメリカ/111分
監督:ジョセフ・ルーベン
出演:ヴィンス・ヴォーン/アン・ヘッシュ


アメリカ人男性3人がマレーシアに休暇旅行に行き、そこで女と大麻の楽しいひとときを過ごす。そして3人のうちルイスはそのまま現地に残るが、2人は帰国する。2年後、ルイスが、3人が買った大麻が原因で逮捕され、このままでは麻薬の売人として死刑を宣告されるという。一緒にいた2人が戻れば刑は減刑されるが、その場合2人は3年の刑に処せられることに。期限は8日間。迷った末に2人が選んだ道は・・・・。


罪は3人平等にあるが、犯罪を犯してから2年経ち、幸せな日々を送っている中、友人のために刑に服せることができるか?良心と友情、そしてその人の本質を問われる作品である。こんな時、自分ならどうするか? 友人を見捨てて今の生活を守るか? 今の生活を犠牲にしてまでも友人を救うため牢獄に入るか? 映画を観ながら常にこの究極の選択を迫られる感じがする。犯罪を犯してから2年後というのも微妙な時間である。当時の罪の意識もなく、友人との交流も疎遠となり、新しい生活が確立している矢先である。映画としての結論は出るが、後味の悪い作品でもある。

  1. 洋画-り

2013-12-17

二流小説家 シリアリスト

★★★+

鑑賞No:02451
製作:2013年/日本/115分
監督:猪崎宣昭
出演:上川隆也/片瀬那奈/伊武雅刀/武田真治


ある日、売れない小説家・赤羽一兵のもとに、殺人犯の死刑囚・呉井大悟から告白本を書いてほしいとの依頼が舞い込む。呉井は、自身を信奉する3人の女性と呉井を主人公とした官能小説として仕上げるように要求し、赤羽は仕方なく女性たちを取材してまわるが、その先々で、かつて呉井が犯した殺人と同一の手口で女性たちが殺されて・・・・。


武田真治の呉井役の演技が印象的で、物静かな役の主役の上川隆也の存在がかすんでしまう作品。呉井が12年前に犯した殺人と同じ手口で呉井を信奉する女性たちが殺されるが、犯人、動機、そして現実性どれもまさに机上の空論のごとく、リアル感ゼロ。どうも意外性、ミステリー性を強調するがあまり、リアル感がないため、作品全体をダメにしてしまう作品が最近多いような気がするが、この作品もその一つ。犯人があの○○(ネタばれになるので隠します)なら、映画の中でも殺人の経緯(殺人シーンや遺体処理など)を描写してほしいが、そういうところは一切ない説明不足感が残るのが残念。


  1. 邦画-に

2013-12-16

グランド・マスター

★★★★

鑑賞No:02450
製作:2012年/中国/123分
監督:ウォン・カーウァイ
出演:トニー・レオン/チャン・ツィイー/チャン・チェン


1930年代の中国。引退を決意した北の八卦掌の宗師(グランドマスター)、ゴン・バオセンは、一番弟子のマーサンと、南の詠春拳の宗師、イップ・マンを後継者の候補と考えていたが、野望に目のくらんだマーサンがバオセンを殺害。ライバルでもあるイップ・マンに惹かれていたバオセンの娘ルオメイは、その思いを封印して父の復讐を誓うが・・・・。


ブルース・リーの師匠として知られる詠春拳の達人イップ・マンを中心に、実在のグランドマスターたちをモデルにした作品。思っていた内容とはちょっと違ったが、グランドマスターたちが繰り広げる戦いはどれも見どころある。特に主役のトニー・レオン演じるイップ・マン以上の存在感と美しさで印象強かったのがチャン・ツィイー演じるルオメイ。最後のマーサンとの駅のプラットフォームでの対決は壮絶で手に汗握った。久々の見ごたえある対決シーン満載のカンフー映画。

  1. 洋画-く

2013-12-15

箱入り息子の恋

★★★★

鑑賞No:02449
製作:2013年/日本/117分
監督:市井昌秀
出演:星野源/夏帆/平泉成/森山良子


わずらわしい人付き合いを避け、職場と自宅を往復するだけの日々を送る市役所勤務の天雫健太郎は、彼女いない歴が年齢と同じ35歳。そんな息子を見かねた両親は、本人たちに替わり親同士が見合いをする「代理見合い」をセッティングする。健太郎はそこで出会った今井夫妻の娘で、目にハンデを抱えた女性・奈緒子に生まれて初めて恋に落ちるが・・・・。


箱入りかどうかは別にして、私も息子を持つ親として、また息子がどことなく主役の健太郎に共通する点が多いので、両親の心配と、代理見合いに行かざるを得ない心境は分からないでもないし、他人事でもない作品だった。ただ、健太郎のような性格でも、何かきっかけがあれば、予想もしない積極的な行動に出るのだなと半分驚き、半分感心した。本作では唯一悪役のような役どころの大杉漣だが、これも愛しい娘のことを思ってのことだから責めることはできない。ただ、健太郎の母親同様、息子可愛さに子離れできていないのも分かる。そんな障害を乗り越え、2人の距離は縮まっていくが、最後スカッ!とするような気持ち良い終わり方ではなかった中途半端さがちょっと残念。


  1. 邦画-は

2013-12-14

ゼロ・グラビティ

★★★★

鑑賞No:02452
製作:2013年/アメリカ/91分
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:サンドラ・ブロック/ジョージ・クルーニー


スペースシャトルのメディカル・エンジニア、ストーン博士とベテラン宇宙飛行士のマットは、船外作業をしていたところで予想外の事故に遭い、宇宙空間に放り出されてしまう。空気も残りわずかで地球との交信手段も断たれ、たった1本のロープでつながっているだけの2人は、絶望的な状況の中から生還を目指すが・・・・。


どうやって撮影しているのか分からないが、CGと見事なカメラワークと演技によって、宇宙空間、無重力空間を見事に演出し、観ている者が本当に宇宙にいるかのごとく体感させてくれる。さらに、宇宙に取り残された孤独感、息苦し感もよく伝わってくる。短尺ながら、次々と見舞われるトラブル、試練に緊張感は最後まで途切れない。サンドラ・ブロックの生への執念も見どころだが、ジョージ・クルーニーはさすが男らしい役どころだったが、思ったほど出番がなかったのが残念。





  1. 洋画-せ

2013-12-12

ランボー3/怒りのアフガン

★★★

鑑賞No:00253
製作:1988年/アメリカ/100分
監督:ピーター・マクドナルド
出演:シルヴェスター・スタローン/リチャード・クレンナ


タイ・バンコクの小さな仏教寺院で隠遁生活を送っていたランボーのもとに、彼の元上官であるトラウトマン大佐がやってくる。トラウトマン大佐は極秘任務のためにアフガニスタンに潜入する作戦に協力して欲しいと頼むが、ランボーはそれを断った。しかし暫くしてしてトラウトマンがソ連軍の奇襲に遭い拉致されたという知らせを聞く。彼はトラウトマンを救うため、アフガニスタンに向うことに・・・・。


もともとの1作目「ランボー」はベトナム帰還兵に対する世間の冷淡さを描いた感じだったが、追い詰められていくランボーのプロフェッショナルな反撃がだんだんエスカレートしていった感がある。特にこの3作目ではアフガン侵攻したソ連の打倒を正当化するようなメッセージ性が強く出ており、スケールアップしたアクションシーンももはや現実離れしすぎた感じが否めなかった。過去2作を観て期待して観た人にはちょっとガッカリさせられる映画。

  1. 洋画-ら

2013-12-11

ボディガード

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:00218
製作:1992年/アメリカ/135分
監督:ミック・ジャクソン
出演:ケヴィン・コスナー/ホイットニー・ヒューストン


世界屈指のボディガートといわれているフランク・ファーマーは歌手で女優のスーパースター、レイチェル・マロンの護衛を依頼される。最近彼女の身辺で不穏な事件が起こり、脅迫状まで届けられていたからだった。最初は険悪な関係だった二人だが、ライブ中に襲われたレイチェルをフランクが救ったことから、レイチェルは次第に心を開きはじめ、やがて愛情が芽生え始める・・・・。


ありきたりなラブ・ストーリーだが、当時人気絶頂のケヴィン・コスナー主演ということと、ホイットニーが歌う「I Will Always Love You」の大ヒットで何となく有名になった映画。ボディガードという職業にスポットライトを当てた点は面白く、職業柄、アクション性とサスペンス性は出てくるのでそれなりには楽しめるが、やはり内容的にはありきたりで、ケヴィンとホイットニーのためだけの映画ともいえる。しかし共に自分の職業に対する自覚と責任が強く、ラストはそれに従ってしまうあたりは少しジ~ンときた。ちなみにtakusyun夫婦の結婚式での入場曲がこの「I Will Always Love You」でした。

  1. 洋画-ほ

2013-12-10

すべてはその朝始まった

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01442
製作:2005年/アメリカ/107分
監督:ミカエル・ハフストローム
出演:クライヴ・オーウェン/ジェニファー・アニストン


平凡な会社員チャールズは、ある朝通勤電車の中で小銭を忘れ困っているところをルシンダに救われる。共に家庭のある身だったが、これをきっかけに2人は不倫の中に陥るが、不倫中に強盗に襲われ、その後さらに脅迫されることになる・・・。


不倫をきっかけに恐喝される男と恐喝者との対決という単純な構図かと思いきや、後半から意外な展開になっていく点は評価できる。ただ、名のある出演者たちにもかかわらず劇場公開されなかった理由はここにあるのか、荒っぽいストーリー展開も目立った。ネタばれになるので詳しくは書けませんが、ツッコミどころの多い映画でもあります。適度な緊張感はあるものの、派手さはない作品。

  1. 洋画-す

2013-12-09

俺はまだ本気出してないだけ

★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02447
製作:2013年/日本/105分
監督:福田雄一
出演:堤真一/橋本愛/生瀬勝久/山田孝之


42歳でバツイチ子持ちの大黒シズオは、「本当の自分を探す」という理由で会社を辞めるが、毎日朝からゲームをしてばかり。高校生の娘に借金し、バイト先ではミスを連発するダメダメな日々を送っていたシズオは、ある日、本屋で立ち読み中に突然ひらめき、漫画家になると宣言するのだったが・・・・。


堤真一の3枚目なダメダメ親父ぶりを好演した作品。シリアスな役どころも多い彼だが、キャラ的には「ALWAYS 三丁目の夕日」の役をさらにハチャメチャにしたような感じ。生瀬勝久演じる宮田の息子が、終盤、涙ながらに自分の父親が堤真一演じるシズオのようになって欲しくないと訴えるシーンはどこかせつない。それでも、全く根拠のない自信で前向きに生きるシズオからは、悩み迷いながら生きる中年男への応援讃歌のようなメッセージが伝わってくる気がした。説得力のない生き方をしているシズオだが、時々いいことも言うので要注目。





  1. 邦画-お

2013-12-08

リアル 完全なる首長竜の日

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:02448
製作:2013年/日本/127分
監督:黒沢清
出演:佐藤健/綾瀬はるか/オダギリジョー/染谷将太


浩市と淳美は幼なじみで恋人同士だったが、淳美は1年前に自殺未遂で昏睡状態に陥り、いまも眠り続けていた。浩市は淳美を目覚めさせるため、「センシング」という最新医療技術を使って淳美の意識の中へ入り込み、彼女がなぜ自殺を図ったのかを探るが・・・・。


勝手にラブ&ファンタジー映画かと思って観始めたが、いやいやファンタジーどころか、ホラー色の強い作品。その上、意識の中に入るという設定なので、不条理感もあり、最初はよかったが段々判りにくくなっていく。そして極めつけは開始80分ぐらいのドンデン返し。変に意表を突かれ、ちょっと呆れてしまう。あと首長竜。タイトルにも使われており、映画のイメージにもなっているが、首長竜が出てくる必然性というか、なぜ首長竜なのかという納得いく説明は一切ないのが残念。そして何よりリアルに不気味だったのがCGで再現した人間だった!?


  1. 邦画-り

2013-12-06

スピード

★★★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:00475
製作:1994年/アメリカ/115分
監督:ヤン・デ・ボン
主演:キアヌ・リーブス/サンドラ・ブロック


ロサンゼルスの高層ビルのエレベーターが爆発し、10数名が宙づり状態のまま閉じ込められた。脅迫電話が警察に入り、要求に応じなければケーブルを爆破し乗客を皆殺しにするという。ロス警察SWAT隊の若き行動派、ジャックは、パートナーのハリーと共に全員を救出するが、犯人のハワードには逃げられてしまう。数日後、市バスに爆弾を仕掛けたハワードは、ジャックに身代金を要求してくる・・・・。


通勤バスに時限爆弾を仕掛けた犯人から身代金の要求。そのバスは50マイル以下のスピードとなると自動的に爆発する仕掛けとなっている。SWAT隊員のジャックは自らこのバスに乗り込むが、次々とトラブルが襲い掛かってくる・・・。メインはバスでの疾走シーンだが、その前後にエレベータでのパニック、地下鉄の暴走と、サービス満点のアクション活劇となっている。「そりゃないでしょ」というシーンもあるが、常に緊張感が持続する映画で、最初から最後まで楽しめる。アクション映画としては傑作の一つといえる。キアヌとサンドラのコンビもよかったが、爆弾魔を演じたデニス・ホッパーの怪演が光った。

  1. 洋画-す

2013-12-01

REDリターンズ

★★★+
シネマ大好き!
鑑賞No:02445
製作:2013年/アメリカ/116分
監督:ディーン・パリソット
出演:ブルース・ウィリス/ジョン・マルコビッチ/メアリー=ルイーズ・パーカー


元凄腕スパイのフランク、マービン、ビクトリアらは、32年前に一度は失敗し、封印されたはずのミッションがきっかけとなり、再び戦いの舞台に呼び戻される。いまだ衰えない戦闘能力と情報収集能力を駆使して過去を探るうちに、一行は各国の諜報機関や殺し屋たちに狙われるはめになるが、やがて封印されたミッションに隠された真実が明らかになり・・・・。


アクション・エンタテインメント「RED レッド」(2010)の続編。チラシのコピー「若造に世界が救えるか!!」の通り、シニア世代が大活躍するアクション・スパイ映画。前作では素人で足手まといだったサラも今回は重要な役割を随所で見せてくれる活躍を果たす。出演者も豪華で、初めは敵対関係にあった者も次第に仲間に合流していく様は観ていて心地よい。そして最後はスカッ!とさせてくれる結末にも満足。途中、多少中だるみもあるが、全体的にはテンポ良いストーリー展開である。ちなみに、一番目立った活躍をするのは、ほかの誰でもない、ヘレン・ミレン演じるヴィクトリア!?

  1. 洋画-り