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2014-03-31

それでも夜は明ける

★★★★

鑑賞No:02500
製作:2013年/アメリカ、イギリス/134分
監督:スティーブ・マックイーン
出演:キウェテル・イジョフォー/マイケル・ファスベンダー


1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていた。が、ある日、興業者に誘われワシントンでショーに出演するが、その興業者の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう・・・・。


第86回アカデミー賞で9部門にノミネートされ、作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した作品。重く、辛く、痛い映画であるが、実話ということで観る者により訴えかけてくる作品となっている。内容が内容だけに、主人公と自分をつい置き換えて観てしまうが、自分だと絶望感にうちひしがれて、どこまで耐えられるか疑問に思いながら観ていた。それに反し、主人公の絶望感に屈せず、希望を持ち続け、生き延びようとする姿は素晴らしい。身分や差別が存在するがゆえに自分を失い、本性やエゴ丸出しの人間の醜い部分を見せつけられた思いのした作品である。アカデミー会員の好きそうな作品となっており、映画テクニックの部分では少し不満が残る点もあったが、全体的な内容としてはアカデミー作品賞受賞も納得。





  1. 洋画-そ

2014-03-30

サボテンの花

★★★★

鑑賞No:01797
製作:1969年/アメリカ/103分
監督:ジーン・サックス
出演:ウォルター・マッソー/イングリッド・バーグマン


独身主義のプレイボーイである歯科医・ジュリアンは、結婚していると嘘をついて年若きトニーという女性と付き合っていた。しかしトニーが自殺未遂を起こしたことから、ジュリアンはトニーと結婚する決意を固める。しかし、トニーはジュリアンの奥さんがかわいそうだと言い出し、彼女に会って話がしたと言い出す。困ったジュリアンは、看護婦のステファニーを即席の妻に仕立て上げようとするが・・・・。


粋で小気味のよい大人の会話が楽しめる映画。ストーリー自体はゆったりとしているようでも会話がテンポいいため飽きが来ない。そしてウォルター・マッソー演じるジュリアンがその場をしのごうとしてつく嘘が嘘を呼び、話がややこしくなっていくところや、上手い具合にトニーが誤解していくあたり、上品なドタバタ・コメディ映画として仕上がっていて面白い。そして何よりも驚かされたのが、イングリッド・バーグマンの出演。「カサブランカ」や「ガス燈」で強烈に印象づけられたイメージからは想像できなかったバーでのダンスシーンには驚き。一見の価値があります。


サボテンの花-1

出演者
イングリッド・バーグマン
ウォルター・マッソー
ゴールディ・ホーン
ジャック・ウェストン
リック・レンツ
ビトー・スコッティ



  1. 洋画-さ

2014-03-29

ラーメンガール

★★★+

鑑賞No:01798
製作:2008年/アメリカ/102分
監督:ロバート・アラン・アッカーマン
出演:ブリタニー・マーフィー/西田敏行/余貴美子


恋人を追いかけて東京にやってきたアビー。しかし、恋人はアビーを捨てて大阪に行ってしまう。失意のどん底に落とされたアビーだったが、アパートの向かいにあるラーメン屋の赤提灯に惹かれ、店に入って食べたラーメンに感動する。そしてこのラーメン作りが自分の天職だと確信したアビーは、店の主人に弟子入りしたいと申し出るが・・・・。


最初、邦画だと思っていたらアメリカ人監督による作品なんですね。ただ主人公はアメリカ人ですが、登場人物のほとんどは日本人で、舞台も日本です。私もラーメンは大好物なので、とても興味を持って観ました。最後まで言葉が壁になっていて、どうやって意思疎通していったのか疑問でしたが、そのあたりはあまり語られていません。最後、出来上がったラーメンを食べたみんなが泣き出すシーンもちょっと理解ができず、食べ物がキーの映画にしては食欲をそそるような感じが今ひとつ画面から伝わらなかったのは残念。ちょっと中途半端な感じのするラーメン(実際は中華そば)映画だが、さすがに西田敏行のラーメン屋のオヤジ役は堂に入っていて、映画をそれらしくしていた。あと何よりもよかったのは、師匠役として山崎努が出演していたこと。伊丹十三監督の「タンポポ」が思わず思い浮かんだ。





  1. 洋画-ら

2014-03-28

メッセージ・イン・ア・ボトル

★★★+

鑑賞No:00915
製作:1999年/アメリカ/131分
監督:ルイス・マンドーキ
出演:ケヴィン・コスナー/ロビン・ライト


離婚して間もないシングルマザーのテリーサは、休暇を過ごしにやってきた海岸で手紙の入ったボトルを拾う。それはキャサリンという女性に宛てたラブ・レターだった。その内容に胸を打たれたテリーサは勤務するシカゴ・トリビューン誌に持っていくと、オフィス内でも感動の渦となり、やがて新聞に全文掲載されてしまう。新聞掲載について何も知らなかったテリーサは激怒するが、読書の反響は大きく、何百通もの感動の手紙が新聞社に送られてくる・・・・・。


ベタなラブ・ストーリーといってしまえばそれまでですが、メッセージボトルがきっかけで恋が芽生えるというのは、何か夢があってよかった。ただし、夢のあるドラマなら最後まで夢を見させて欲しかった。ラストですごい切ない現実に戻されたようで、後味という点では必ずしも良くなかった。大人向けのラブ・ストーリーということもあり、やや地味になりがちな内容だが、今は亡きポール・ニューマンが映画全体に彩りを添える光る演技をしているのが印象に残る作品。


メッセージ・イン・ア・ボトル-1



  1. 洋画-め

2014-03-27

はじまりのみち

★★★+

鑑賞No:02472
製作:2013年/日本/96分
監督:原恵一
出演:加瀬亮/田中裕子/濱田岳/ユースケ・サンタマリア


戦時中。監督した映画『陸軍』が戦意高揚の役割を果たしていないと当局から睨まれた木下恵介は働いていた松竹に辞表を出し、脳溢血で倒れた母が療養する浜松へと向かう。母・たまは恵介を気遣うが、戦況は悪化の一途を辿り、恵介たちは母をリヤカーに乗せて疎開することを決めるが・・・・。


木下恵介監督の生誕100年記念として製作された作品。戦時中、木下監督が病気の母を疎開させるためリヤカーに乗せて山越えしたという実話の映画化。主人公の木下監督とその母、便利屋の3人が山道を越えて疎開先に向かうまでのロードムービーだが、ただそれだけのシンプルな内容。96分という短尺でシンプルな内容だけにあっという間に終わってしまって見ごたえ感は少し欠けるけど、主人公の母を思う気持ちはひしひしと伝わってくる作品。





  1. 邦画-は

2014-03-26

劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL

★★+

鑑賞No:02496
製作:2013年/日本/119分
監督:木村ひさし
出演:中居正広/北村一輝/栗山千明/玉森裕太


警視庁の管轄内とニューヨークのFBI組織で爆破事件が発生。警視庁は犯罪に使われた「ウィザード」というコンピュータウィルスを作成した謎の女性マドカを追うが、そこへラリー率いるFBIチームがやってくる。2つの事件の手口が同じであることから、警視庁とFBIが合同捜査することになり、ラリーに連れられてきたアタルも捜査に加わるが・・・・。


この作品も相変わらずTVドラマの劇場版で、私はTVドラマの方は見ないので、常連キャストの人間関係や人柄などがにわかには分からず、最初はとまどう。特にアタル(アタルのことをイノクチと言ったり、チョコザイ君と言ったりするのも、初見の人は戸惑う)の設定が先天性サヴァン症候群という聞きなれない設定なので、観る前にやはり予習しておくのがいいかも。事件の発端は日米の同時期の爆破事件となるが、その主犯である国際的犯罪者マドカは堀北真希演じるうら若き女性だし、犯行の主がコンピュータ・ウィルスということで、映画版刑事ものとしては派手さに欠ける地味な内容。





  1. 邦画-あ

2014-03-25

LIFE!

★★★+

鑑賞No:02495
製作:2013年/アメリカ/114分
監督:ベン・スティラー
出演:ベン・スティラー/ショーン・ペン/クリステン・ウィグ


LIFE誌の写真管理者として毎日地下鉄に乗って通勤し、変化のない日々を過ごすウォルター・ミティ。そんな彼の唯一の楽しみは空想をすることだった。ある日、LIFE誌の最終号の表紙を飾る大切な写真がないことに気付いたウォルターは、カメラマンにネガのありかを聞くため、カメラマン捜しの旅に出るが・・・・。


空想好きの男性が主役なのでしょうがないが、現実と空想の境目がなく急に空想シーンに入るため、観ていて何度も戸惑ってしまう。ベン・スティラーらしいシーンの演出のためかどうかは分からないが、それ以外は割と真面目なシーンが多く、見ごたえのあるストーリーなので、空想好きという設定はなくても良かったような気もした。主人公の壮大なカメラマン捜しの旅はなかなか面白く観れ、最後まで気にさせるのはやはりなくなった25番のネガの映像。どんな映像か気になりながら最後まで引っ張られるが、ラストは納得と感動で終れる作品。





  1. 洋画-ら

2014-03-24

甘い鞭

★+

鑑賞No:02494
製作:2013年/日本/118分
監督:石井隆
出演:壇蜜/間宮夕貴/中野剛/屋敷紘子


隣人男性に拉致監禁され、1カ月にわたって弄ばれ続けた末に男を殺害して生き延びた女子高生・奈緒子。トラウマを抱えたまま成長した彼女は、昼間は不妊治療専門の女医、夜はSMクラブの売れっ子M嬢というふたつの顔を持つようになる・・・・。


壇蜜と間宮夕貴のAVに匹敵するような大胆なヌードシーンには脱帽。よくぞここまで・・・と思わせる。ただ、ヌードは美しいが、痛々しいシーンが多く、また後半は血みどろのシーン満載で、ホラー映画のような映像になっている。また壇蜜と間宮夕貴のそれぞれのストーリーが何かバラバラで、過去と現在がリンクしたような感じがしなかった。壇蜜の台詞も相変わらず棒読みで、他の俳優やシーンと馴染んでいないため、どうも一人浮いた感があった。体当たり演技だけが評価できる、あまり内容のない作品。





  1. 邦画-あ

2014-03-23

地獄でなぜ悪い

★★★★

鑑賞No:02490
製作:2013年/日本/129分
監督:園子温
出演:國村隼/堤真一/二階堂ふみ/友近/長谷川博己


ヤクザの組長・武藤は、獄中の妻しずえの夢でもある、娘ミツコを主演にした映画の製作を決意。うだつのあがらない映画青年と、通りすがりのごく普通の青年を監督に迎え、手下のヤクザたちをキャストに映画作りを始める。しかし、対立する池上組の組長でミツコに恋心を抱く池上も巻き込み、事態は思いもよらない方向へ・・・・。


はっきり言ってハチャメチャな映画。だが、メチャメチャ面白い。B級映画感満載で、タランティーノ作品を彷彿させる。ヤクザに映画撮影という設定は、三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワー」を思い起こさせるが、作風は全く異なり、どちらも甲乙つけがたい。特に前半の予想がつかない展開にはいやが上にも惹きこまれていく。その分、後半は雑な感じで、やけくそのような展開・シーンに目を覆いたくなるのが残念。ラストも納得いくオチではなく、結局収拾つかないまま、適当に終わった感は否めない。





  1. 邦画-し

2014-03-22

釣りバカ日誌9

★★★
w釣りバカ日誌9
鑑賞No:00909
製作:1997年/日本/115分
監督:栗山富夫
出演:西田敏行/三國連太郎/小林稔侍/風吹ジュン

ハマちゃんの所属する営業部に、同期の馬場が新任部長として配属されてくる。さっそく馬場はハマちゃんと得意先への挨拶まわりに行き、ハマちゃんの取引先との深い信頼関係に驚かされる。そんなある日、ある大口取引でハマちゃんに窮地を救われた馬場は、お礼にハマちゃんをある小さなバーに連れて行く。そこには馬場が思いを寄せるママ・茜がいた・・・。

釣りバカ・シリーズの中ではドラマとしてちゃんと作られており、じっくり楽しめる。西田敏行演じるハマちゃんと、上司としてやってくる小林稔侍演じる馬場部長が同期だという設定もいいが、何よりも馬場部長の人柄がよく、つい応援したくなる。ハマちゃんもどちらかというと脇役にまわり、馬場部長のために一肌脱ぐ姿が微笑ましい。

劇場公開日 1997年9月6日



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  1. 邦画-つ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2014-03-21

トロイ

★★★★

鑑賞No:01231
製作:2004年/アメリカ/163分
監督:ウォルフガング・ペーターゼン
出演:ブラッド・ピット/オーランド・ブルーム


トロイの王子パリスが、スパルタ王の妻ヘレンと恋に落ち、彼女を略奪してしまう。スパルタ王の兄アガメムノンは、これを口実にトロイを攻めることにし、大軍団を編成してトロイに向うことに。トロイの王は苦悩の末、ギリシア軍との全面戦争を選択する。このギリシャ軍の中には、難攻不落といわれるトロイの攻撃のカギを握る最強戦士アキレスがいた・・・・。


世界最古の歴史叙事詩、ホメロスの「イリアス」の映画化。古代ギリシアに起こったトロイ戦争を描いている。有名なトロイの木馬やアキレウス(アキレス)が弱点のかかとを射抜かれるシーンなど、何となく聞き知っている伝承のシーンも描かれているが、実際の伝承と異なるとも指摘されている。(ただし詳しくは知らないので観ていても違和感はなかったが・・・)ギリシア神話という先入観が頭をよぎるが、神々の話というよりはより人間的な話で構成されており、3千年前の史実が身近に感じられた。約3時間と長尺だが、世界史に少しでも興味が持てるかもという点でいい題材の映画。





  1. 洋画-と

2014-03-20

101回目のプロポーズ SAY YES

★★★

鑑賞No:02493
製作:2012年/日本、中国/106分
監督:レスト・チェン
出演:リン・チーリン/ホアン・ボー/武田鉄矢


しがない内装業者のホアンは、99回目のお見合いに失敗した日、美しいチェロ奏者のイエに出会う。ホアンはイエにひかれるが、イエには婚約者を結婚式当日に交通事故で失うという悲しい過去があった。イエが人を愛することに憶病になっていることを知ったホアンは、自らダンプカーの前に飛び出すという決死の行為で思いを伝えるが・・・・。


日本で大ヒットしたドラマ「101回目のプロポーズ」のリメイク。「レッド・クリフ」でその美貌を如何なく披露し、存在感を示したリン・チーリンが、本作でもはまり役ともいうべき美しいチェロ奏者を演じている。日本での武田鉄矢と浅野温子のカップル以上にギャップのある本作のカップルだけに違和感は否めないが、かといってホアン・ボー演じるホアン・ダーの憎めない役どころについつい引きこまれて観てしまう。ポイントポイントは日本版を押さえつつ、後半はオリジナルのストーリーを展開するところは見もの。武田鉄矢が日本版ドラマと同じ役で登場するサービスシーンもある。





  1. 洋画-ひ

2014-03-19

100回泣くこと

★★+

鑑賞No:02492
製作:2013年/日本/116分
監督:廣木隆一
出演:大倉忠義/桐谷美玲/ともさかりえ/忍成修吾


4年前のバイク事故で記憶の一部を失った藤井は、友人の結婚式で以前付き合っていた佳美と再会する。しかし、藤井の記憶に佳美の存在は残っていなかったため、自分が恋人だったことを打ち明けないまま、再び藤井と付き合い始める。2人は幸せな時間を共有し、やがて藤井は佳美にプロポーズするが・・・・。


泣かせる映画という製作サイドの思いが伝わってこない映画。それは俳優の演技、ストーリーそして演出と、あらゆる面で未熟というか力不足のためだと思う。時系列も結構目まぐるしく変わり、前半の展開は分かりにくく、また2人の関係も分かりにくい。特に大倉忠義の無機質な演技ではあまり喜びや悲しみは伝わってこない。佳美の死に対する恐怖感は伝わってくるが、死の切迫感までは伝わってこないし、最大の泣き所である佳美の死のシーンもあまりにあっけなさすぎる。ベタな内容にも関わらず、ツボを押さえていない感満載の作品。





  1. 邦画-ひ

2014-03-18

サイド・エフェクト

★★★

鑑賞No:02491
製作:2013年/アメリカ/106分
監督:スティーブン・ソダーバーグ
出演:ジュード・ロウ/ルーニー・マーラ


幸福な生活を送っていたエミリーは、夫がインサイダー取引で収監されたことをきっかけに、かつて患ったうつ病が再発。精神科医のバンクスが処方した新薬により、うつ症状は改善されたものの副作用で夢遊病を発症し、やがて無意識状態のまま殺人を犯してしまう。バンクスは主治医としての責任を問われ・・・・。


鬼才スティーブン・ソダーバーグの最後の劇場作品で、至高のサスペンスということで観る前から期待は大きく膨らんだが、膨らみ過ぎて期待外れな作品となってしまった。サスペンスという割には謎が少なく、そもそも謎の焦点もあまり興味をそそるような感じではない。またキャストが少ないので、ある程度ストーリーも先が読め、ワクワクするようなところもない。ちょっと残念な作品。





  1. 洋画-さ

2014-03-17

アンダーワールド ビギンズ

★★★

鑑賞No:01838
製作:2009年/アメリカ/90分
監督:パトリック・タトポロス
出演:マイケル・シーン/ビル・ナイ/ローナ・ミトラ


長老ビクターが率いるヴァンパイア族が狼男族から生まれた新たな種族・ライカンを奴隷として支配していた世界。ルシアンはライカンでありながらその能力をビクターに買われ優遇されていた。しかし、ビクターの娘・ソーニャと恋に落ちたため幽閉され、彼は奴隷生活からの脱出とソーニャとの想いを遂げるため、脱獄を図るが・・・・。


シリーズ3作目にして完結編になる本作だが、タイトルの通り、前2作の続編ではなく、前2作につながるヴァンパイアとライカンとの戦いの起源を描いている。もちろん前2作を踏まえて観るとより楽しめると思うが、前2作をあまり知らなくてもそれなりに内容は分かる。構図は単純で、吸血鬼と狼男の争いの中、狼男の男と吸血鬼の女が恋に陥るというまさに古典的なラブ・ストーリーでもある。映像は終始ダークなイメージだが綺麗。ただし残虐なシーンも多くあり、注意して観る必要あり。





  1. 洋画-あ

2014-03-16

えびボクサー

★+

鑑賞No:01194
製作:2002年/イギリス/90分
監督:マーク・ロック
出演:ケヴィン・マクナリー/ペリー・フィッツパトリック


かつてはボクサーで、今はしがないパブを経営しているビル。ある日、友人のアミッドから、カリブ海に生息する巨大えびを使って人間対えびのボクシングで一儲けしようと持ちかけられる。冴えない日々からの脱却を考えていたビルは、巨大えびを購入してボクシングを教え始めるが・・・・。


正月とかにバラエティ番組で着ぐるみを着た三流タレントが格闘する程度の内容の映画。映画としてはひどすぎるので、そこは覚悟して観る必要あり。ラストは多少ジーンとくるような脚本にはなっているようだが、如何せん、見た目の悪さからあまり同情も感動もしなかった。えびには罪がないので、その点には同情するものの、彼(えび)を取り巻く人間模様が一番の主題かもしれないが、それにしても低俗な映画。





  1. 洋画-え

2014-03-15

96時間

★★★★

鑑賞No:01836
製作:2009年/フランス/93分
監督:ピエール・モレル
出演:リーアム・ニーソン/ファムケ・ヤンセン


激務に追われ過程を顧みなかったことが原因で離婚したブライアンは、前妻と暮らす娘・キムとの絆を取り戻したいと願っていた。そんなある日、友人とパリ旅行に旅立ったキムと電話で話し中、滞在先に突然乱入してきた男たちにキムは拉致されてしまう。電話から聞こえてきた男たちのわずかな情報からブライアンは娘を救出するためにパリに向う・・・・。


あの「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソンが過激なアクションに挑戦した作品とのことで、それを期待して観た。確かにアクションシーンでは頑張っているという印象を強く受けた。このとき57歳。最近のアラカン(アラウンド還暦)は凄いですね。ストーリーは至って単純で分かりやすい。それもそのはず、誘拐された最愛の娘を父親が探し出すというもの。話は単純だが、これが現実に起きたら(自分の身に降りかかったら)、まず探し出すことは不可能だろう。そんな事件内容だが、それを可能にしたのが元CIA工作員という設定。しかし、それにしてもロスなく確実に犯人に迫っていくところはやはり映画。1時間半という長さの中に無駄なく、しっかりまとめられており、スピード感もあって最後まで飽きさせなかった。それにしてもリーアム・ニーソン、過激なアクションが売りといいながら、容赦ない殺し方は凄すぎ!?





  1. 洋画-き

2014-03-13

共喰い

★★★

鑑賞No:02489
製作:2013年/日本/102分
監督:青山真治
出演:菅田将暉/木下美咲/光石研/田中裕子


昭和63年、山口県下関市で父親とその愛人と3人で暮らす高校生の遠馬は、性行為の際に相手の女性を殴るという粗暴な性癖をもつ父親を忌み嫌っていた。しかし、17歳の誕生日を迎えた日、幼なじみの千草と初めて交わった遠馬は、自分にも粗野な父親と同じ血が流れていることを自覚させられ・・・・。


第146回芥川賞受賞を受賞した田中慎弥の同名小説の映画化。やたらヌードシーンの多い映画だが、父親の異常な性癖はあまり画面からは伝わってこない。もっとどろどろした、におい立つような描写の映画のような気がしていたが、意外とソフトで観易く仕上げているのがかえってインパクトのない印象薄い作品となっているようだ。特に異常性癖の父親役の光石研が思ったほど毒がなくちょっとガッカリ。逆に田中裕子演じる仁子は一見物静かながら芯の強さを見せる女性で、その秘めたる思いはラスト衝撃の結末を迎える。それぞれ違ったタイプの女性が3人登場し、3人とも遠馬とも父親とも関係を持つということがタイトルの由来かと思わせるストーリー。





  1. 邦画-と

2014-03-12

容疑者X 天才数学者のアリバイ

★★★

鑑賞No:02488
製作:2012年/韓国/110分
監督:パク・ウジン
出演:リュ・スンボム/イ・ヨウォン/チョ・ジヌン


ひとり静かに平凡な生活を送っていた高校の数学教師ソッコは、ある日、隣室の女性ファソンが、暴力を振るう前夫のチョルミンを偶発的に殺してしまったことを知る。ソッコはファソンを助けるため完璧なアリバイを作り出し、ファソンを容疑者として捜査していた警察は行き詰ってしまう。しかし、担当刑事のミンボムは高校の同級生のソッコがファソンの隣人だと知ると、ソッコが何か手助けしているのではと疑い始め・・・。


福山雅治主演で映画化された東野圭吾の人気小説「容疑者Xの献身」を、韓国で映画化した本作。日本版をすでに何回か観ているので、本作を観てもすんなりストーリーは頭に入ってくるが、本作が初見だと分かりにくいところもあったように思う。日本版は完成度が高く、最後は思わず涙してしまうが、本作はそこまでの域には達していない。細かい部分の詰めや説明が甘く、そもそもキャストが悪い。日本版は天才VS天才という設定ゆえに頭脳戦に興奮するが、なぜ韓国版は犯人が天才で、刑事は天才どころか上司によく叱責される優秀とは言い難い設定なのか?そんな設定には興奮しないし、まして天才が凡人に敗れるとはおかしい。さらに天才といわれる教師もショボイ俳優だし・・・・。まぁ韓国版だからしょうがないか。日本版を観ていたらあえて観る必要はない作品。





  1. 洋画-よ

2014-03-11

東海道四谷怪談

★★★+

鑑賞No:01830
製作:1959年/日本/76分
監督:中川信夫
出演:天知茂/若杉嘉津子/江見俊太郎/池内淳子


備前岡山。浪人民谷伊右衛門は、お岩との仲をひきさかれたのを恨みに思い、その父四谷左門と、彼の友人佐藤彦兵衛を殺してしまう。これを目撃した仲間直助は、弱味につけこんで伊右衛門を脅迫するようになった。そして左門・彦兵衛殺しを他人の仕業に偽装し、あだ討ちと称してお岩と妹のお袖、お袖の許婚・与茂七らと江戸に向かうが・・・・。


有名な鶴屋南北の「東海道四谷怪談」の映画化。お岩さんの怪談話は昔から知っているが、きちんと映像化されたものを観たのはこれが初めて。「お岩さん=顔が醜くはれ上がった=怖い」というイメージの強い四谷怪談だが、映画を観ていると哀れで可哀想な女性であり、逆に天知茂演じる伊右衛門の残酷さに憤りを感じる。しかしその伊右衛門も真からの悪人ではなく、根は弱気で小心者ゆえの行為だけにどこかやるせない気持ちが残る内容である。50年以上前の映画だが、CGや特殊効果でのみ怖がらせる映画とは異なり、人間の内面の恐ろしさから恐怖を感じさせる、本当の意味での怪談映画。


東海道四谷怪談-1 東海道四谷怪談-2

  1. 邦画-と

2014-03-10

劇場版 タイムスクープハンター安土城最後の1日

★★

鑑賞No:02487
製作:2013年/日本/102分
監督:中尾浩之
出演:要潤/夏帆/杏/時任三郎


本能寺の変直後の京都にタイムワープした沢嶋。幻の茶器を持つ豪商を護衛する侍、権之助を取材中、謎の山伏に襲われ、茶器が行方不明に。これによって歴史が変わってしまうことを恐れた沢嶋は、茶器を回収すべく、さまざまな時代に飛び、やがて焼失直前の安土城にたどり着いて・・・・。


TV版は観たことないので何とも言えないところはあるが、TV版の域を出ていないのでは?と感じる作品。というのも、歴史上の有名人にスポットを当てるのではなく、庶民や無名の人といった、これまでスポットが当たることのなかった名もなき人に着目しており、それ自体は面白い設定だとは思うが、それ故、地味でいかにもNHKのドキュメンタリー風なドラマだったからだ。その割には興味深い「安土城焼失の謎」に迫るような物語の展開だが、結局はその謎もあやふやで、エンドロールでそれらしき謎解きをしているが、何とも安っぽい結論で説得力はなかった。映画版としてはちょっと残念な作品。





  1. 邦画-た

2014-03-09

ガッチャマン

★★

鑑賞No:02486
製作:2013年/日本/113分
監督:佐藤東弥
出演:松坂桃李/綾野剛/剛力彩芽/濱田龍臣


謎の侵略者により、わずか17日間で地球の半分が壊滅した21世紀初頭。人類は絶滅を回避するため、「石」と呼ばれる不思議な結晶体に望みを託す。「石」の力を引き出せる「適合者」として集められた若者たちは、特殊な訓練を強制され、やがて「石」を操る忍者「ガッチャマン」として侵略者との過酷な戦いに身を投じていくが・・・・。


SFヒーローアクションアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の実写化。子供のころ、アニメ版はリアルタイムに観ていた作品だけにそのイメージははっきり固定化している。それゆえ、そのイメージを極力崩さずに実写として再現してくれるかを期待していたが、その期待は残念ながら裏切られた。アニメと実写版とは約40年の隔たりがあるため、そのギャップを埋めるための相違はやむを得ないとは思うが、私がイメージしているガッチャマンとは全く別物の作品のような気がした。ストーリーもアニメを彷彿する内容ではなく、キャラクターを演じる俳優陣もちょっとイメージと合わない気がした作品。





  1. 邦画-か

2014-03-08

ブラボー火星人2000

★★★

鑑賞No:01010
製作:1998年/アメリカ/95分
監督:ドナルド・ペトリ
出演:クリストファー・ロイド/ジェフ・ダニエルズ


TV局の記者ティムは局長に頼み込んでロケット発射現場の取材に行くが、局長の娘ブレイスとうまくいかず仕事をクビに。その帰り道、何かの墜落現場に行き合わせるが宇宙船の模型を発見しただけだった。しかし、実は火星人が彼の車に乗っていたのだった・・・・。


1960年代に人気を博したTVシリーズ「ブラボー火星人」のリメイク映画。あまりヒットしなかった映画のようだけれど、なかなか笑いのツボを押さえていて、十分楽しませてくれるコメディ映画。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドク役で有名なクリストファー・ロイドが奇妙な火星人を怪演が光る映画であり、ストーリーははちゃめちゃで、ドタバタコメディの部類に入るが、バカバカしいながらもどこか微笑ましく味わいのある映画に仕上がっている。


ブラボー火星人2000-1 ブラボー火星人2000-2

  1. 洋画-ふ

2014-03-07

野獣死すべし

★★★★

鑑賞No:00344
製作:1980年/日本/118分
監督:村川透
出演:松田優作/小林麻美/室田日出男/鹿賀丈史


ある夜、警視庁の警部補・岡田が殺され、拳銃を奪われるという事件が起こる。さらに、賭博場が襲われ、暴力団3人が射殺され、現金三千万円が奪われる。岡田の部下だった柏木は、執念深く事件を追い、通信社の戦場カメラマンだった男・伊達邦彦を容疑者として追うことに・・・・。


「蘇える金狼」と並ぶ、松田優作のハードボイルド映画の傑作。主人公は戦場カメラマンとして幾多の地獄絵図を見てきた経験が、まさに野獣の如く狂気を帯びた男を作り上げているが、そんな男を松田優作が見事に演じていた。周りを固める役者、特に鹿賀丈史のキレた演技も秀逸で松田優作に劣らない狂気を醸し出しているし、刑事役の室田日出男も松田優作との対峙シーンで印象強い演技をしています。狂気に満ちた内容だけに部分部分で分かりにくいところはありますが、好奇心と緊張感の持続する映画です。それにしてもハードボイルドとはいえ、あまりにも無抵抗の人を殺しすぎ!?また前半の緻密な銀行強盗計画に比べ、実践は意外と乱雑だったのが残念。





  1. 邦画-や

2014-03-06

コンプライアンス -服従の心理-

★★★

鑑賞No:02485
製作:2012年/アメリカ/90分
監督:クレイグ・ゾベル
出演:アン・ダウド/ドリーマ・ウォーカー


アメリカのあるファーストフード店で店長を務めるサンドラのもとに、警察官と名乗る男から電話が入る。男は女性従業員のベッキーに窃盗の疑いがあると言い、サンドラに対してベッキーの身体検査を命じる。警察官の言うことならばと指示に従ってサンドラは着衣を脱いで身体検査に応じるが・・・・。


2004年、米ケンタッキー州のファーストフード店で実際に起こった事件を基にした作品。事件の詳細の真実は知らなかったが、ネットで実在の事件を調べると、概要は大体映画の内容に近いようだ。それにしても、たとえ警察を名乗ったとしても、観ていると不自然なことが多く、どうしてここまで事件がエスカレートしたのかは不思議である。が、副題の「服従の心理」が示すように、一度、権威・権力に服するともはやどうんもできなくなるというのは、心理学か何かの実験でもやっていたような記憶がある。もちろん、ベッキーのモデルとなった実際の被害者は気の毒だが、この事件に関わったサンドラやその婚約者などの実際のその後の運命を聞くと、彼らもまた被害者ともいえる、なんともやりきれない事件である。





  1. 洋画-こ

2014-03-05

イル・ポスティーノ

★★★+

鑑賞No:01834
製作:1994年/イタリア、フランス/107分
監督:マイケル・ラドフォード
出演:マッシモ・トロイージ/フィリップ・ノワレ


チリの偉大な詩人、パブロ・ネルーダが祖国を追放されイタリアに亡命し、南イタリアの小さな島に滞在していた。そのネルーダに世界中からファンレターが届くため、臨時の配達人として、青年マリオが雇われる。彼は毎日ネルーダの元に手紙を届けるうちに、彼の人柄に惹かれ、やがて2人の間に友情が生まれてくる。そんな頃、マリオは食堂で働く娘ベアトリーチェに恋をし、それをネルーダに打ち明けて・・・・。


“イル・ポスティーノ”とは郵便配達人のこと。主人公マリオが就いた職業である。それにしても、たった一人の人のためだけの郵便配達人とは何とのどかで、ほのぼのとした話だろう。そのたった一人というのがチリから亡命してきた有名な詩人なのだが、このパブロ・ネルーダ、実在の人物なんですね。チリの国民的英雄で詩人、さらにノーベル文学賞を受賞している。そんな著名な詩人と、一介の郵便配達人との交流にはなぜか心が打たれる。ゆったりした時間の流れの中で淡々と進むストーリーに途中、やや退屈しがちにもなるが、最後はその結末に涙してしまう佳作。





  1. 洋画-い

2014-03-04

ミッドナイト・ガイズ

★★★★

鑑賞No:02483
製作:2012年/アメリカ/95分
監督:フィッシャー・スティーブンス
出演:アル・パチーノ/クリストファー・ウォーケン


28年の刑期を終えて出所したギャングのヴァルは、仕事仲間だった親友のドクに会う。2人は再会を喜ぶが、ドクは組織のボスから翌朝の10時までバルを殺すよう命令されていた。親友を手にかけるができないドクは、そのことをバルに打ち明ける。2人は現実から逃れるように、3人目の仲間ハーシュも連れ出し、夜のロサンゼルスで人助けや警察とのカーチェイスに興じるが・・・・。


たった1日(一晩)のできごとを描いた映画だが、一晩の出来事としてはあまりにも濃密な内容を実に丁寧に描いていてじっくり見せてくれる。主役がおじいちゃん3人ということで、実にゆったりしたペースで分かりやすい。かなり年取った感のあるアル・パチーノだったが、それでも男の魅力を垣間見せながら、かつおどけた演技も見せるところはさすが。しかし、それ以上に苦悩しながらも男気と友情をみせるクリストファー・ウォーケンの演技は秀逸。最後は予想を裏切らないラストで、嫌な思いをせずに済んで良かった!





  1. 洋画-み

2014-03-03

ホビット 竜に奪われた王国

★★★

鑑賞No:02484
製作:2013年/アメリカ/161分
監督:ピーター・ジャクソン
出演:マーティン・フリーマン/イアン・マッケラン


魔法使いガンダルフやトーリン・オーケンシールド率いる13人のドワーフとともに、かつてのドワーフの王国エレボールを取り戻すため冒険を続けるホビット族の青年ビルボ・バギンズは、姿を変えることができる獣人ビヨルンや、巨大な蜘蛛の群れにも遭遇しながらも、やがて目指す「はぐれ山」へとたどり着くが・・・・。


「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の前章となる「ホビット」3部作の第2部。「ロード・オブ・ザ・リング」の壮大な世界観から比べると、どうしてもこじんまりした印象は免れない作品。ストーリーも奇抜なものはなく、スタンダードというか、ありきたり。獣人ビヨルンや巨大蜘蛛、オークとの戦いはスピード感あって見ごたえあるが、巨大蜘蛛やオークは見た目の割に数頼りで意外と弱い。その分、ラストの邪竜スマウグとの戦いに期待は膨らんだが、何とも中途半端な終わり方。最終章に繋ぐための製作サイドの意図明白だが、3部作のつなぎ役的印象が強い作品で単品としては今一つ盛り上がらない。161分と長尺のせいもあり、中盤ややだれる。





  1. 洋画-ほ

2014-03-02

となり町戦争

★★★

鑑賞No:01780
製作:2006年/日本/114分
監督:渡辺謙作
出演:江口洋介/原田知世/瑛太/岩松了


舞坂町に住んで1年になる北原修路は、ある日、町の広報誌で舞坂町が隣の森見町と戦争することを知る。しかし、開戦当日を迎えても町の様子は変わらない。ただ広報誌には戦死者の数だけ掲載され、その数は日ごとに増えていくのだった。そんなある日、対森見町戦争推進室の香西と名乗る女性から電話があり、特別偵察業務を引き受けてもらうよう要請があり・・・・。


原作もストーリーも知らずに観たため、何かが原因で隣町同士で対立する話かと思っていたら、本当に隣町同士で戦争するという、ある意味重い内容の作品。それでも初めは戦争とはいえ、「ごっこ」的なものかと楽観視していたが、本当に戦死者が出ているということで尋常ではない作品の様相を呈してくる。しかし、町の風景はのどかで平凡なもの。さらに実際の戦闘シーンは出てこないため、戦時中という実感はない。主人公の北原も、戦時下における特別任務を受けているが、戦争中という実感が持てないまま日々過ごすことになる。要は、世界のどこかで戦争が行われているにもかかわらず、同じ地球上にいながら日本はそれを実感しないまま日々過ごしているということを皮肉ったものなのか?地球という規模を町レベルに落として、戦争とは何かを日本人に問いかけたような映画だが、何か伝わりにくいような気がした。伝えたいメッセージはわからないでもないが、テーマが大きすぎたのが原因だろうか・・・?





  1. 邦画-と

2014-03-01

彼が二度愛したS

★★★+

鑑賞No:01750
製作:2008年/アメリカ/108分
監督:マイケル・ランゲネッガー
出演:ヒュー・ジャックマン/ユアン・マクレガー


毎日短調で退屈な日々を送っている会計士のジョナサンは、仕事先でエリート弁護士のワイアットと知り合い、セレブな生活に足を踏み入れることになる。ある日、ワイアットと携帯電話を取り違えたことがきっかけで、一夜限りの情事を楽しむセレブ限定の会員制秘密クラブを知ったジョナサンは、その甘美な世界にはまっていく。そんな時、名前が“S”で始まる美しい女性と一夜を共にするが、それは大きな罠の始まりだった・・・・。


単純に邦題だけ見ると最初ラブ・ストーリー?かと思ったが、いやいやなかなか楽しめるサスペンス映画だった。登場人物が少ない分、ストーリーも分かりやすい。前半はやや冗長な部分はあるが、ヒュー・ジャックマン演じるワイアットが妙に馴れ馴れしくフレンドリーなのが逆に怪しくて、どういう展開になるのだろうと期待感を高めてくれる。その期待を裏切らず、後半はテンポよいスリリングな展開になり、観ていて楽しかった。ラストはイマイチだったが、官能シーンも楽しめる掘り出し物。ただ邦題はもう少し考えて欲しかった。





  1. 洋画-か