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2014-05-31

その土曜日、7時58分

★★★+
その土曜日、7時58分
鑑賞No:01815
製作:2007年/アメリカ、イギリス/117分
監督:シドニー・ルメット
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン/イーサン・ホーク

ニューヨーク郊外の小さな宝石店で強盗事件が発生。その事件3日前、会計士のアンディが弟ハンクに強盗計画を持ちかけており、狙いは両親が営む宝石店だった。二人とも金に困っての計画だったが、おじけづいたハンクは相棒に友人を雇ったことで計画に狂いが生じてきて・・・・。

自分の両親の宝石店を襲うことで、息子二人は金を得、両親も保険がおりて被害はないという、一見家族の誰も損しない強盗計画だったが、強盗の相棒に雇った友人のせいで、母親は死に、その友人も死んで、金は手に入らず、友人の家族にも付け狙われる・・・といった予想外の展開にワクワクさせられる。サスペンス映画としても面白いが、被害者と加害者が同じ家族であり、このチョットした誤算からこの家族が崩壊していく様は観ていて何ともいえない哀しさがある。展開は予想外だが、ストーリーは非常に分かりやすく、時間軸と視点がコロコロ変わるが逆にそれが大きな変化として楽しめる。スピーディな冒頭の展開とは裏腹に中盤少々中だるみするのは残念。



出演者
フィリップ・シーモア・ホフマン
イーサン・ホーク
マリサ・トメイ
アルバート・フィニー
ローズマリー・ハリス
アレクサ・パラディノ
マイケル・シャノン
エイミー・ライアン
ブライアン・F・オバーン


  1. 洋画-そ

2014-05-30

Little DJ ~小さな恋の物語~

★★★+
Little DJ
鑑賞No:01804
製作:2007年/日本/128分
監督:永田琴
出演:神木隆之介/福田麻由子/原田芳雄/広末涼子

ある日学校で倒れ、入院することになった野球とラジオのDJ好きの少年・太郎。入院生活に飽きた頃、お昼に聞こえる音楽に興味を持った太郎は、やがて院内放送のDJを行うようになる。太郎は放送を通じて周りの患者たちとの交流を深めていき、やがて美しい少女・たまきと出会い、恋が芽生えていくことに・・・・・。

鬼塚忠原作の同名小説の映画化。主人公の太郎が明るく、前向きな子供なので観ていて応援したくなり、周りの人々も優しく受け入れてくれるので観ていて気分の晴れる展開だったが、実は悲しく切ないストーリーで、前半が幸せモードだっただけに余計にラストは悲しくなった。大人顔負けのDJができるのに、面と向って好きな女の子に告白できないといったことや、15年の年月を超えて好きな女の子のリクエストをかなえてあげるなど、ストーリーの中にちりばめられた主人公の思いや行為がジンジンと伝わってくる映画です。ちなみに主人公・太郎が持っていたラジカセ、私も同じモノを持っていました。思わず昔が思い起こされて懐かしかったです。



出演者
神木隆之介(高野太郎)
福田麻由子(海乃たまき)
広末涼子(大人になった海乃たまき)
佐藤重幸(若先生)
村川絵梨(かなえ)
松重豊(捨次)
光石研(結城)
西田尚美(高野ひろ子)
石黒賢(高野正彦)
原田芳雄(大先生)


  1. 邦画-り

2014-05-29

スーパーバッド 童貞ウォーズ

★★★
スーパーバッド
鑑賞No:01805
製作:2007年/アメリカ/113分
監督:グレッグ・モットーラ
出演:ジョナ・ヒル/マイケル・セラ

高校卒業まであとわずかとなった3人の少年、セスとエバン、フォーゲル。いづれもモテそうになく、下品な会話を楽しむ毎日。そんな3人がある女生徒からパーティに誘われる。高校卒業までに童貞が捨てられると考えた彼らは有頂天になるが、未成年が買えない酒を調達して欲しいと頼まれたことから、涙ぐましい努力が始まるが・・・・。

下品な会話の連発で、家族で観るにはあまりふさわしくない映画。(男一人で観る映画でしょうか?)しかしながらいやらしいのは会話のみで、映像的にいやらしい(エロシーン)は出てこない(男性自身のイラストは出てくるが・・・)。映画自体はバカバカしい内容ではあるが、パーティに招待された3人が女の子の期待に沿うべく、未成年では買えないアルコールを手に入れようと奮闘するとこrは涙ぐましい。そして予想外の展開に結構楽しめた。映画は未公開作品らしいが、未公開作品としてはなかなか良くできている。



出演者
ジョナ・ヒル
マイケル・セラ
クリストファー・ミンツ=プラッセ
セス・ローゲン
ビル・ヘイダー


  1. 洋画-す

2014-05-28

TOKYO!

★+
TOKYO!.jpg
鑑賞No:01730
製作:2008年/フランス、日本、韓国/110分
監督:ミシェル・ゴンドリー/レオス・カラックス/ボン・ジュノ
出演:藤谷文子/加瀬亮/ドゥニ・ラバン/香川照之

東京を舞台に、3人の監督が短編を手掛けたオムニバス映画。
「インテリア・デザイン」
映画監督を目指す恋人アキラとともに上京したヒロコ。友人の部屋に同居させてもらいながら部屋探しをする2人だったが、やがてヒロコにある異変が起こる・・・。
「メルド」
マンホールの下に住む怪人メルドは、町に突如現れては通行人に危害を加えていた。ある日ついに逮捕され、裁判にかけられることに・・・・。
「シェイキング東京」
10年間引きこもり生活をしている男。その彼がいつも注文している宅配ピザの配達員とある日、目が合い、一目惚れしてしまう。そして彼女に会うために、外に出る決意をするが・・・。

正直、3作品とも結局、訳の分からない映画。取っ掛かりは多少興味の持てる部分はあるが、途中から訳が分からなくなる。外人監督の、日本・東京に対するイメージを映像化しているようで、巨大都市の中で埋没する個性、狂気を帯びた通り魔、引きこもりなど、大都市東京の持つある一面は捉えているかのようだが、そこから導き出されるメッセージはまったく不明。ただ、短編オムニバスながら、妻夫木聡、蒼井優、竹中直人、石橋蓮司らも出演しており意外と豪華。



出演者
藤谷文子
加瀬亮
伊藤歩
大森南朋
妻夫木聡
でんでん
ドゥニ・ラバン
ジャン=フランソワ・バルメヴォランド
石橋蓮司
北見敏之
嶋田久作
香川照之
蒼井優
竹中直人
荒川良々
山本浩司
松重豊

  1. 洋画-と

2014-05-27

イキガミ

★★★+
イキガミ
鑑賞No:01731
製作:2008年/日本/133分
監督:窪田崇
出演:松田翔太/塚本高史/山田孝之/金井勇太

国民に生命の価値を再認識させることを目的とする国家繁栄維持法により、18歳から24歳の中から0.1パーセントの人が否応なく死を迎える世界。公務員の藤本は、この法律によって死を迎える人にイキガミと呼ばれる死亡予告書を配達していた。しかし、死を迎える彼らの最後を目の当たりにした藤本は、この制度への疑問が芽生えてきていた・・・。

間瀬元朗の人気コミックの映画化。映画は大きく3つのエピソードから構成されている。1つめは、路上で歌っていたコンビのうち、一人がスカウトされデビューすることに。しかし初のテレビ出演の日が死亡予定日だったという話。2つめは、政治家の母に嫌悪し、引きこもりになった息子にイキガミがくる話。3つめは、事故で両親を失った兄と全盲の妹のもとに、兄宛にイキガミがくる話。3つのエピソードはそれぞれ独立していて、特に関連性はない。ただし、3つのエピソードには共通してイキガミの配達人として松田翔太演じる藤本が登場する。最近はこの手の映画のように、非現実的で奇想天外、不条理な世の中の設定が多いが、それも先行きの読めない社会情勢への不安から来るものなのか?映画的には設定として面白いが、あくまで映画の世界として観ないと楽しめない。ラストは何の解決もなく、スッキリ感にはほど遠いが、国家繁栄維持法に疑問を感じる藤本に対して、笹野高史演じる藤本の上司が囁く「時が来たら・・・」というセリフに、続編の匂いがプンプンしたように思う。



出演者
松田翔太
塚本高史
成海璃子
山田孝之
柄本明
劇団ひとり
金井勇太
佐野和真
井川遥
笹野高史
塩見三省
風吹ジュン


  1. 邦画-い

2014-05-25

間違えられた男

★★★+
間違えられた男
鑑賞No:00229
製作:1956年/アメリカ/105分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ヘンリー・フォンダ/ベラ・マイルズ

貧乏バス演奏者のマニイは妻の歯の治療費を工面するため、保険会社に借金に行く。しかしそこの窓口係に強盗犯人と間違われ、マニイは警察に連行されてしまう。強盗犯人の顔とマニイの顔はそっくりで、筆跡まで酷似していたため犯人と断定され独房行きとなる。なんとか姉の奔走で保釈金によりマニイは釈放されるが、無実の罪を証明するため、弁護士を雇うことに・・・・。

これはいつものヒッチコック作品と思ってみるとガッカリする。いつものスリラーやホラーとは若干違い、誤認逮捕された男の不安や恐怖は描かれているが、あまり謎解きの要素はない。無実の罪なのに逮捕され、その容疑を覆す術のないとき、善良な市民の見方であるべき警察が、いいようのない国家権力の巣窟で無力な個人ではとても太刀打ちできないという空しさを感じてしまう、そんな映画。最近の邦画であった「それでもボクはやってない」が印象として近い。

間違えられた男-1

出演者
ヘンリー・フォンダ
ベラ・マイルズ
アンソニー・クエイル
ハロルド・J・ストーン

  1. 邦画-ま

2014-05-24

マスター・アンド・コマンダー

★★★+
マスター・アンド・コマンダー
鑑賞No:01723
製作:2003年/アメリカ/139分
監督:ピーター・ウィアー
出演:ラッセル・クロウ/ポール・ベタニー

1805年4月、ブラジル北岸沖を航海中の英国海軍サプライズ号の艦長ジャック・オーブリーに、フランスの私掠船アケロン号の太平洋進出阻止の命令が下される。しかし霧の中から現れたアケロン号に不意を突かれ、サプライズ号は大打撃をくらい、多くのけが人が出てしまう。だがオーブリーは任務と友情の板ばさみになりながらアケロン号を追う・・・・。

英仏の海戦?が主体の映画かと思いきや、それだけではなく、ラッセル・クロウ演じるオーブリー艦長と彼を支えるマチュリン医師の男の友情や、ガラパゴスを舞台にした新種生物の登場、海軍の生活と若い士官たちの活躍など、結構盛りだくさん。海戦以外は割と平穏で多少冗長な感もあるが、特にダーウィンの進化論で有名なガラパゴス諸島を舞台にしたシーンは興味深い。なんでも映画としては初めてガラパゴスを映像化したらしく、その点でも貴重な映像といえる。続編製作に余韻を残す終り方だったが、イマイチ興行的に振るわなかったため、「2」は製作されるか否か?



出演者
ラッセル・クロウ
ポール・ベタニー
マックス・パーキス
ビリー・ボイド
ジェームズ・ダーシー
マックス・ベニッツ
リー・イングルビー

  1. 洋画-ま

2014-05-23

日本のいちばん長い日

★★★+
日本のいちばん長い日
鑑賞No:00323
製作:1967年/日本/157分
監督:岡本喜八
出演:三船敏郎/山村聡/宮口精二/笠智衆

1945年7月、日本の無条件降伏を求めるポツダム宣言を傍受した日本は、それを受け入れるかどうか連日閣議を開くが、なかなか結論が出なかった。そのうち、広島、長崎に原爆が投下され、ついに8月14日、緊急の御前会議で天皇は終戦を決意される。そしてポツダム宣言受諾に向けた準備が始まるが、終戦に反対する青年将校たちによってクーデター計画が練られていた・・・・。

今見ると凄すぎるほどのそうそうたるキャストにまず驚かされる。そして今では終戦記念日という名前でしかない1945年8月15日を迎えるまでの1日がこんなに深く、タイトルの通り長い日だったかを改めて感じざるを得ない映画である。終戦前夜の裏舞台で起こった事実を事実として残そうとした関係者の意気込みがヒシヒシと伝わって来る映画で、息を飲む緊迫感は尋常ではない。



出演者
宮口精二(東郷外務大臣)
戸浦六宏(松本外務次官)
笠智衆(鈴木総理)
山村聰(米内海相)
三船敏郎(阿南陸相)

  1. 邦画-に

2014-05-22

ビバリーヒルズ・コップ2

★★★+
ビバリーヒルズ・コップ2
鑑賞No:00194
製作:1987年/アメリカ/103分
監督:トニー・スコット
出演:エディ・マーフィ/ジャッジ・ラインホルド

高級宝石店が襲われ、ビバリーヒルズ警察のボミル刑事部長が撃たれて重傷を負う事件が起こる。捜査から外された部下のローズウッド刑事とタガート巡査部長はデトロイト市警のアクセル刑事に援助を求め、友情に燃えるアクセルは早速ビバリーヒルズに向うが・・・・。

まさにエディ・マーフィ絶頂期の、彼の代表作シリーズ。この作品でも高く評価されているのが彼のマシンガン・トークだが、字幕ではそこまで表現できないため、このトークをフルに味わえないのは残念(英語力をつけて字幕なしで観れるようになるしかないか!)前作の面白さを引き継ぎながら、アクション性も高め、テンポよいストーリー展開も心地よい。彼の協力者であるビバリーヒルズ警察のローズウッド刑事とタガート巡査部長のコンビもアクセル刑事に振り回されながらもいい味を出していて、作品のいいアクセントになっている。

ビバリーヒルズ・コップ2-1

出演者
エディ・マーフィ
ブリジット・ニールセン
ジャッジ・ラインホルド
ジョン・アシュトン
ロニー・コックス
ユルゲン・プロフノウ
ディーン・ストックウェル

  1. 洋画-ひ

2014-05-21

ICHI

★★★
ICHI.jpg
鑑賞No:01727
製作:2008年/日本/120分
監督:曽利文彦
出演:綾瀬はるか/大沢たかお/中村獅童/窪塚洋介

一人旅を続ける盲目の市がチンピラとのいざこざに巻き込まれているところに、藤平十馬と名乗る素浪人が助けに入ってくる。しかし、手が震え、刀を抜くことができない十馬は返り討ちにされそうになる。そのとき、男たちを斬り殺したのは市だった。そんな市の後を十馬はついてきて、ある宿場町にたどり着く。だがそこは万鬼党というチンピラたちが支配する町だった・・・・。

盲目や居合抜きといった座頭市の基本はもちろん踏襲しているものの、勝新・座頭市とは作品の質や雰囲気などにおいて大きく異なる作品となっている。悪くいえば、「座頭市」の名を借りて話題性を高めただけの全くの別作品といえる。同じ座頭市ものでも北野武版座頭市のような斬新さもなく、ストーリーも単純。(斬新といえば座頭市が女性であることぐらい?)主演の綾瀬はるか自身は盲目殺陣の演技で熱演していると思うが、そもそも主役的に立ち回っていたのは市というよりも大沢たかお演じる十馬の方が目立っていた。もう少し市のキャラを明確に目立たせて欲しかった。



出演者
綾瀬はるか(市)
大沢たかお(十馬)
中村獅童(万鬼)
窪塚洋介(虎次)
柄本明(長兵衛)
竹内力(伊蔵)
利重剛(喜八)
佐田真由美(美津)
島綾佑(小太郎)
杉本哲太(盲目の男)
横山めぐみ(十馬の母)
渡辺えり(お浜)


  1. 邦画-い

2014-05-20

かけひきは、恋のはじまり

★★★
かけひきは、恋のはじまり
鑑賞No:01742
製作:2008年/アメリカ/113分
監督:ジョージ・クルーニー
出演:ジョージ・クルーニー/レニー・ゼルウィガー

1925年。破産したアメフトチームのキャプテンのドッジは、チーム再建のため、大学リーグの花形選手カーターのスカウトに乗り出す。一方、副編集長の座を賭けてカーターの暴露記事を狙う敏腕女性記者レクシーはカーターに色仕掛けで接近する。そしてドッジとレクシーはカーターを巡る駆け引きが始まるが・・・・。

ちょっと歳のいった男女のラブコメディですが、その分、大人の恋愛ということで落ち着いて観れる映画に仕上がっています。ダンディなジョージ・クルーニーだからこそたまに見せる3枚目的なシーンもなぜか粋に見えてしまいます。時代も1920年代と、アメリカの古きよき時代の雰囲気を醸し出していていい感じでした。ただ何か物足らない。結局、「かけひき」って何なの?というのが一番の不満でしょうか。ラブコメといいながらラブストーリーというよりは、アメフト界の若きスターの英雄話の真偽を描くのがストーリーの中心だが、結論は途中でハッキリしていてイマイチ盛り上がりに欠けた。ラストのアメフトの試合もそうだが、すべて先が読める内容だったので、もう少し意外な展開が欲しかった。



出演者
ジョージ・クルーニー
レニー・ゼルウィガー
ジョン・クラシンスキー
ジョナサン・プライス
ウェイン・デュバル


  1. 洋画-か

2014-05-19

JOHNEN 定の愛


JOHNEN定の愛
鑑賞No:01743
製作:2008年/日本/109分
監督:望月六郎
出演:杉本彩/中山一也/高瀬春奈/内田裕也

カメラマンのイシダは、海岸でヌード撮影をしている時、白髪の老紳士オオミヤに声をかけられ、屋敷に招かれる。そしてそこで出会ったオオミヤの妻サダに心を奪われてしまう。イシダはオオミヤからサダの撮影を頼まれるが、やがてイシダはサダとの愛の情念に埋もれていくことに・・・・。

タイトルからあの有名な「阿部定事件」を扱っていると思い、あのエロス女優の杉本彩がどれだけ妖艶に、エロティックに、そして生々しくあの事件を再現するか、かつて観た「愛のコリーダ」と比較すべく鑑賞したが、その思いは無残に砕かれた。たしかに「阿部定事件」はモチーフになっているが、中味は単なるエロ映画。杉本彩の脱ぎっぷりは見事だが、ストーリーも何もあったものではなく、内田裕也なんかは小難しい表現のわけの分からない言葉の羅列を棒読みする素人芸で観ていて興醒め。その他の出演者もベテラン俳優が何人もいたが、不自然な演技やセリフ(監督的には意図的だろうが、私には理解できなかった)の連続で、途中ほんとに眠くなった。これはAVですね。

JONEN 定の愛-1 JONEN 定の愛-2

出演者
杉本彩
中山一也
阿藤快
斉藤暁
村松利央
菅田俊
高瀬春奈
本宮泰風
風間トオル
江守徹
内田裕也


  1. 邦画-し

2014-05-18

清須会議

★★★★
清須会議
鑑賞No:02520
製作:2013年/日本/138分
監督:三谷幸喜
出演:役所広司/大泉洋/小日向文世/佐藤浩市

天正10年(1582年)、本能寺の変で織田信長がこの世を去り、筆頭家老の柴田勝家は信長の三男でしっかり者の信孝を、羽柴秀吉は次男で大うつけ者と噂される信雄をそれぞれ後継者に推薦する。さらに信長の妹・お市は秀吉への恨みから勝家に肩入れし、秀吉は信長の弟・三十郎信包を味方に引き入れて対抗する。やがて後継者を決める会議が清須城で開かれ・・・・。

三谷幸喜が17年ぶりに書き下ろした同名小説を、自ら脚色、監督した作品。豊臣秀吉の天下取りを描いたこれまでの映画や大河ドラマなどでもお馴染みの清須会議だが、本作は秀吉の天下取りのターニングポイントとなったこの会議の前後5日間に絞って描いているという珍しい作品。すでに映画・ドラマで結末もお馴染みなだけに、秀吉ドンデン返しの秘策として三法師を擁立するシーンも驚くことはないが、やはりそこに至るまでの秀吉と勝家、さらにその周りの一族・家臣たちの思惑、策略、激論などは面白い。配役もいつもの三谷映画の常連が多いが、豪華で個性的。エンターテイメント性を追求したせいか、内容の重大性、深刻性に反し、全体的にコミカルな作りにはなっているが、それはそれで歴史好きではない人にも親しみやすくなっている。また、随所に小ネタが入っているが、その中でも西田敏行演じる更科六兵衛が出てくるのは面白い(※更科六兵衛とは、同じ三谷映画の「ステキな金縛り」で幽霊で出てくる戦国武将)。戦国武将が中心の作品のため、どうしても男優中心の配役となる中、存在感を出していたのが鈴木京香演じるお市様。お市様のイメージの見本は1957年製作の「蜘蛛巣城」の山田五十鈴らしいが、不気味で怖かった。



出演者
役所広司(柴田勝家)
大泉洋(羽柴秀吉)
小日向文世(丹羽長秀)
佐藤浩市(池田恒興)
鈴木京香(お市様)
妻夫木聡(織田信雄)
伊勢谷友介(織田三十郎信包)
坂東巳之助(織田信孝)
剛力彩芽(松姫)
篠井英介(織田信長)
中村勘九郎(織田信忠)
浅野忠信(前田利家)
寺島進(黒田官兵衛)
阿南健治(滝川一益)
松山ケンイチ(堀秀政)
でんでん(前田玄以)
市川しんぺー(佐々成政)
浅野和之(明智光秀)
染谷将太(森蘭丸)
瀬戸カトリーヌ(小袖)
近藤芳正(義兵衛)
中谷美紀(寧)
戸田恵子(なか)
梶原善(小一郎)
天海祐希(枝毛)
西田敏行(更科六兵衛)


  1. 邦画-か

2014-05-17

グーグーだって猫である

★★★
グーグーだって猫である
鑑賞No:01696
製作:2008年/日本/116分
監督:犬童一心
出演:小泉今日子/上野樹里/加瀬亮/大島美幸

女性人気漫画家の小島麻子は可愛がっていた飼い猫のサバの死によって漫画が描けなくなってしまう。彼女のアシスタントたちも麻子のことが心配でならなかったが、そんなある日、麻子は小さな子猫と出会う。その子猫にグーグーと名付け、一緒に暮らし始めた麻子はみるみる元気を取り戻した。暫くしてグーグーの避妊手術のため動物病院に向うが、途中グーグーが逃げ出してしまう。その時、グーグーを探す麻子は青年・沢村と出会う・・・・。

主演の小泉今日子が、報知映画賞およびキネマ旬報ベスト・テンで主演女優賞を受賞した作品ということで注目していた作品。結論は、小泉今日子が醸し出す緩やかな癒やし系の演技には好感が持てたものの、作品的には特筆すべきものはなかった。楽しい映画と言うわけではなく、かといってキョンキョン演じる麻子は後半病に冒されるものの悲しい結末というわけでもなく、ラブストーリーでもありながら成就するわけでもなく、なんとも中途半端だった。ただ、もう一人というかもう1匹の主役、グーグーはチャーミングで可愛く、観ていてとても癒やされた。特にストーリーには期待せずに、仕事や恋に疲れ、癒やされたい人にお奨めの映画。



出演者
小泉今日子(小島麻子)
上野樹里(ナオミ)
加瀬亮(青白)
大島美幸(加奈子)
村上知子(咲江)
黒沢かずこ(美智子)
小林亜星(山本泰助)
松原智恵子(麻子の母)

  1. 邦画-く

2014-05-16

北斎漫画

★★★★
北斎漫画
鑑賞No:00337
製作:1981年/日本/119分
監督:新藤兼人
出演:緒形拳/西田敏行/田中裕子/樋口可南子

定職を持たない鉄蔵(のちの葛飾北斎)は毎日絵を描いてぶらぶら暮らすていたらくで、鉄蔵には娘のお栄がいたが二人は佐七(のちの滝沢馬琴)の家に居候していた。ある日、鉄蔵はお直と名乗る魔性の女と出会い、その虜になってしまう。しかし彼女を描くことで現状を打破しようとするが上手くいかず、お直を養父の伊勢に紹介することで彼女と別れ、さらにお金をせびることにした。しかし、お直の魔性にとり憑かれた伊勢は首をくくって死んでしまう・・・・・。

歴史上の人物として、あるいはその作品の名前はよく聞くが、生身の人間としての人物像までは詳しく知らない葛飾北斎と滝沢馬琴。もちろん史実とは違ったフィクションでしょうが、生身の人間として身近に感じられる作品となっている。北斎の生き様には色々意見が出るとは思いますが、春画にかける情熱は強く感じられるような表現になっています。緒形拳、西田敏行という配役もよく、エンターテイメント作品としても面白く仕上がっています。もちろん当時話題となった樋口可南子や田中裕子の脱ぎっぷりのよさも評価したい作品です。

北斎漫画-1 北斎漫画-3

出演者
緒形拳(鉄蔵)(葛飾北斎)
西田敏行(左七)(曲亭馬琴)
田中裕子(お栄)(鉄蔵の娘)
樋口可南子(お直)
乙羽信子(お百)(左七の女房)
佐瀬陽一(伍助)
殿山泰司(彫師)
宍戸錠(十返舎一九)
大村崑(式亭三馬)
愛川欽也(歌暦)
梅津栄(岡っ引)
戸浦六宏(番頭)
観世栄夫(狩野融川)
大塚国夫(鳶屋重三郎)
森塚敏(刷師)
今井和子(お品ばばあ)
フランキー堺(中島伊勢)

  1. 邦画-ほ

2014-05-15

百万円と苦虫女

★★★+
百万円と苦虫女
鑑賞No:01692
製作:2008年/日本/121分
監督:タナダユキ
出演:蒼井優/森山未來/ピエール瀧/笹野高史

鈴子の飼っていた捨て猫を、彼女の同居人が勝手に捨てたことに腹を立て、鈴子は同居人の荷物を捨ててしまい、警察の厄介になる。それを機に、彼女は親元を離れ、バイトで100万円貯まったら次の土地に移動するという生活を始める。しかし、海、山、地方都市と転々とする鈴子だったが、行く先々でトラブルに巻き込まれていく・・・・。

運が悪く、前科者になったこともあり、人との距離を置いて関わりあいになろうとしない女性を蒼井優が好演している。その姿は「フラガール」や「亀は意外と速く泳ぐ」とはまた全く違った印象を与え、幅の広さを見せている。地元・東京でのエピソードを除いても、海、山、地方都市での3つの独立したエピソードで成り立つオムニバス映画とも言える。3つのエピソードで共通しているのは、人とはできるだけ関わらずに生きていこうとする鈴子に対し、その見た目の可愛さゆえ、興味を持たれ好かれてしまい、関わらざるを得なくなっていく点。チョット変わったロードムービー風映画だが、最後まで飽きさせずに見せてくれる。姉の鈴子のストーリーに並行して弟のイジメ問題も描かれているが、いずれもこれといった結論というか結末ではなかったのが少々消化不良感が残り残念だった。



出演者
蒼井優
森山未來
ピエール瀧
竹財輝之助
齋藤隆成
笹野高史
佐々木すみ江


  1. 邦画-ひ

2014-05-14

スペースバンパイア

★★★
スペースバンパイア
鑑賞No:00124
製作:1985年/イギリス/102分
監督:トビー・フーパー
出演:スティーブ・レイルズバック/マチルダ・メイ

宇宙空間に浮かぶ宇宙船の中に3人の全裸死体が入ったカプセルが発見される。このカプセルは回収され地球に持ち帰られるが、そのうち女性死体が生き返り、ガードマンを襲う。襲われたガードマンは精気を吸い取られミイラに。やがて町の人々は次々と精気を吸い取られ、ゾンビと化していく・・・。

昔観たときはかなり衝撃的で面白かったように思えたが、CG技術も発展し、エイリアンものやゾンビものの映画があふれる昨今、改めてみると特に特徴のないありふれた映画となってしまった。ホラーっぽい感じの映画ながら、ややコミカルでくだらない部分もあり、気楽に観れる映画である。やはり男性諸氏には印象が強いのは、マチルダ・メイが演じた全裸の女性エイリアンだろうか・・・?

スペースバンパイア-1 スペースバンパイア-2

出演者
スティーブ・レイルズバック
ピーター・ファース
フランク・フィンレイ
マチルダ・メイ
パトリック・スチュワート



  1. 洋画-す

2014-05-13

マッキ―

★★★
マッキー
鑑賞No:02515
製作:2012年/インド/125分
監督:S・S・ラージャマウリ
出演:スディープ/サマンサ・ルス・プラブ

家の向かいに住む美人の慈善活動家ビンドゥに思いを寄せるジャニ。ある日、ジャニは勇気を出してビンドゥに告白し、2人は両思いになる。しかし、同じくビンドゥに思いを寄せる、表向きは建設会社の社長スディープは激怒し、ジャニをなぶり殺してしまう。やがて小さなハエとして転生したジャニは、殺された恨みを晴らすべく・・・・。

まさにインド映画というテイストの作品。ストーリーは殺された恨みをハエになって晴らすという復讐劇だが、全体的には陽気でコミカル、そしてミュージカル風という、インド映画の王道そのもの。ハエはもちろんCG作成だが、これが中途半端というか、品質的に悪くはないがリアルでもなく、いかにもCGというのが丸わかりすぎてちょっとどうかと思う。内容的には勧善懲悪そのもので、スッキリはするが、ドキドキ感は少ない。ラストはインド映画お決まりのダンスシーンがあるが、本作ではハエのダンスとなっている。



出演者
スディープ(スディープ)
サマンサ・ルス・プラブ(ビンドゥ)
ナーニ(ジャニ)


  1. 洋画-ま

2014-05-12

アナと雪の女王

★★+
アナと雪の女王
鑑賞No:02520
製作:2013年/アメリカ/102分
監督:クリス・バック/ジェニファー・リー
声の出演:クリステン・ベル/イディナ・メンゼル

触れたものを凍らせる秘密の力を持ったエルサは、その力を制御しきれず、真夏の王国を冬の世界に変えてしまい、それを悲観して逃亡してしまう。エルサの妹アナは、逃亡した姉と王国を救うため、山男のクリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、夏にあこがれる雪だるまのオラフとともに、雪山の奥へと旅に出るが・・・。

ピクサー作品を除いたディズニーアニメとしては初めて、アカデミー長編アニメーション賞を受賞、主題歌賞も受賞した作品。興業的にも大ヒットし、主題歌も大ヒットし、ある意味、ブームとなっている。それほど世間的には評価されている作品だが、普通のオジサンである私にはあまり伝わってこず、それどころか、
途中睡魔に襲われた。それぐらい、ありふれたストーリーで、どうしてここまで大反響、大ヒットするのかわからない。ただ、ラストの真実の愛については予想外だった。



声の出演者
クリステン・ベル(アナ)
イディナ・メンゼル(エルサ)
ジョナサン・グロフ(クリストフ)
サンティノ・フォンタナ(ハンス)
ジョシュ・ギャッド(オラフ)
アラン・テュディック(ウェーゼルトン公爵)
クリス・ウィリアムズ
神田沙也加(アナ)(日本語吹き替え)
松たか子(エルサ)(日本語吹き替え)
ピエール瀧(オラフ)(日本語吹き替え)

  1. 洋画-あ

2014-05-11

タイガーマスク

★+
タイガーマスク
鑑賞No:02519
製作:2013年/日本/91分
監督:落合賢
出演:ウエンツ瑛士/夏菜/哀川翔/良知真次

孤児院で育った伊達直人は悪役レスラー養成機関「虎の穴」を卒業し、覆面レスラー「タイガーマスク」としてプロレス界に君臨する。しかし、正体を隠してファイトマネーを孤児院に寄付した直人の行為を裏切りとみなした「虎の穴」は、さまざまな刺客を送ってタイガーマスクを倒そうとする・・・・。

子供の頃、リアルタイムで観ていた人気プロレスアニメの実写化。ただし、アニメのイメージをそのまま実写化してくれていれば懐かしさも相まって惹きこまれたはずだが、現代受けするよう、最近の戦隊物ヒーロー風にアレンジされているため、もうほとんど懐かしい「タイガーマスク」とは別物となっている。また、虎の穴の本拠地のセットもショボく、なによりもタイガーマスク=伊達直人がウエンツ瑛士というのがミスキャスト。マットの上で戦うレスリングシーンも極めて少なく、ストーリーも3人の虎の穴同期の戦いのみという、全く広がりのない、ともかく突っ込みどころが多く、不満の残る作品。



出演者
ウエンツ瑛士(伊達直人)
夏菜(若月ルリ子)
哀川翔(ミスターX)
良知真次
勝信
宮地真緒
遠藤久美子
辻よしなり
ビッグ村上
金山一彦
温水洋一
平野綾
釈由美子


  1. 邦画-た

2014-05-10

天使の処刑人 バイオレット&デイジー

★★★+
天使の処刑人 バイオレットデイジー
鑑賞No:02504
製作:2011年/アメリカ/88分
監督:ジェフリー・フレッチャー
出演:アレクシス・ブレーデル/シアーシャ・ローナン

ニューヨークでお手軽な仕事だけを請け負う殺し屋のバイオレットとデイジーは、あこがれの新作ドレス欲しさに、ある仕事を引き受ける。それは、自ら電話をかけ殺してほしいと頼んできた男を殺すだけの、ごく簡単な仕事のはずだった。しかし、男は別の殺し屋にも狙われており、2人は思わぬ事態に巻き込まれていく・・・・。

観る前はタイトルから、若き天使のような少女2人が男顔負けのバイオレンス・アクションを展開するのかと勝手に想像していたが、意外な展開に驚いた。途中からは「処刑人」という映画のイメージは全く影をひそめ、殺しのターゲットである男と次第に心を通わせていくという、何ともタイトルとは程遠い内容になっていく。それでも、使命である「殺し」を遂行すべく、葛藤する少女はよく描かれている。スッキリする結末ではないが、最後までどうなるか楽しめる作品。



出演者
アレクシス・ブレーデル(バイオレット)
シアーシャ・ローナン(デイジー)
ジェームズ・ガンドルフィーニ(マイケル)
ダニー・トレホ(ラス)
マリアンヌ・ジャン=バプティスト(アイリス)


  1. 洋画-て

2014-05-09

飛べ!ダコタ

★★★★
飛べ!ダコタ
鑑賞No:02507
製作:2013年/日本/109分
監督:油谷誠至
出演:比嘉愛未/窪田正孝/柄本明/ベンガル

終戦から5カ月後の昭和21年1月14日、佐渡島にある高千村の海岸に、上海から東京へ向かっていたイギリス空軍の要人機ダコタが不時着した。村人たちはつい最近まで敵国だったイギリスの人々に対して複雑な思いを抱えながらも、困った者を助けるという佐渡の精神に従い、彼らを温かく迎え入れることにするが・・・・。

こんな実話があったとは知らなかったので、大いに驚いた作品。戦争はもう終わったとして新たな生き方を目指す人々と、まだ戦争は終わっていないと過去の恩讐にこだわる人々の葛藤がよく描かれている。ただ戦争とは国と国との都合だけで行われているものであり、個人個人としては国によって洗脳され、戦意を高められているだけであり、人は直接、接することが大切さだということを教えられる。この作品も、つい最近までは敵同士だった人々が、接することで次第に打ち解け、最後は村を挙げて想像を超える人助けをするという内容で、日本人としても誇らしいエピソードの映画である。



出演者
比嘉愛未(森本千代子)
窪田正孝(木村健一)
柄本明(森本新太郎)
ベンガル(高橋源治)
綾田俊樹(佐吉)


  1. 邦画-と

2014-05-08

あさひるばん

★★★
あさひるばん
鑑賞No:02517
製作:2013年/日本/110分
監督:やまさき十三
出演:國村隼/板尾創路/山寺宏一/桐谷美玲

高校球児の浅本、日留川、板東の3人は、その名前から「あさひるばん」と呼ばれ、マネージャーの幸子にそろって惚れ込んでいた。それから30年。3人は中年になりそれぞれの人生を歩んでいたが、幸子の娘から「入院中の母に会いに来てほしい」との手紙が届いたことから、3人はひさびさの故郷・宮崎に集まるが・・・・。

「釣りバカ日誌」シリーズの原作者、やまさき十三が監督を務めただけあって、「釣りバカ日誌」のテイストがふんだんに盛り込まれた作品。ストーリーも「釣りバカ日誌」にありがちなエピソードだが、主役は高校野球部の同級生3人で、今はそれぞれ違った人生を歩んでいる中年オヤジたち。中年になった今でも、時には喧嘩もするが、いざとなると見事な連携と協力体制を見せる、何ともうらやましい親友関係である。ありふれたストーリーながらほのぼのとした内容の作品である。「釣りバカ日誌」の西田敏行が、幸子の父親役で登場し、得意の釣りシーンも見せてくれる。



出演者
國村隼(浅本有也)(あさ)
板尾創路(日留川三郎)(ひる)
山寺宏一(板東欽三)(ばん)
桐谷美玲(阪元有三子)
斉藤慶子(阪元幸子)
雛形あきこ(長友寿美)
間寛平(北山俊夫)
温水洋一(安永医師)
松平健(野沢七郎)
西田敏行(阪元雷蔵)
上島竜兵(松尾)
國本鍾建(尾松)
竹富聖花


  1. 邦画-あ

2014-05-07

MONDAY

★★★+
MONDAY.jpg
鑑賞No:02512
製作:2000年/日本/100分
監督:SABU
出演:堤真一/松雪泰子/大河内奈々子/西田尚美

月曜の朝。見知らぬホテルの一室で目覚めたごく普通のサラリーマン・高木。週末、酔っ払って何をしていたか憶えていない彼だったが、ポケットからお浄めの塩が出てきたことから次第に記憶が蘇ってくるのだった。それは前日の日曜日。友人の通夜に参列していた高木は、ひょんなことから、遺体に残されたペースメイカーを外す役を任され・・・・。

真面目なサラリーマンが酔っぱらって何をしたか覚えていなかったが、次第に思い出していく記憶は全く先が読めない奇想天外なストーリーで、ついつい惹き込まれてしまう。あまりに現実離れした内容と、緩い展開、そして堤真一のはちゃめちゃぶりという、これまたとりとめのない展開ではあったが、キャストも癖のある配役が多く、夢か現実か戸惑う内容だった。ラストで銃社会を痛烈に批判するシーンがあり、これが監督のメッセージかと思われたが、その後、それも違うような展開となり、本当のラストは中途半端な終わり方になるという、最後まで訳の分からない映画だった。よく似た展開の映画に、マイケル・ダグラスの「フォーリング・ダウン」があるが、まさに日本版「フォーリング・ダウン」のようだった。



出演者
堤真一(高木光)
松雪泰子(霧島優子)
大河内奈々子(近藤理恵)
西田尚美(町田由紀)
安藤政信(近藤光男)
大杉漣(村井良夫)
小島聖(アキコ)
麿赤兒(浮浪者/悪魔)
塩見三省(大島大介)
野田秀樹(神山伸吾)
山本亨(花井喜一郎)
田口トモロヲ(島光彦)
寺島進(中野三郎)
松重豊(久保正樹)
根岸季衣(近藤美代子)
津田寛治(ケンジ)



  1. 邦画-ま

2014-05-06

暗闇から手をのばせ

★★
暗闇から手をのばせ
鑑賞No:02478
製作:2013年/日本/68分
監督:戸田幸宏
出演:小泉麻耶/津田寛治/森山晶之/管勇毅

軽い動機で障害者専門のデリヘル業界に飛び込んだ沙織は、全身タトゥの入った進行性筋ジストロフィー患者、自らの障害をネタに本番行為を要求する常連客、バイク事故で自由を奪われ殻に閉じこもる青年といった客たちに出会い、衝撃を受ける。しかし彼らに接するうち、沙織のなかにある変化が訪れる・・・・。

障害者専門のデリヘルというものが実際に存在するのかどうか知らないが、あたかも実話をベースにしたかのようなドキュメンタリー風の演出でリアル感を出している。ただ、出演者が素人のような演技なので、それはそれでリアルなのかもしれないが、あまり真には伝わってこなかった。ドキュメンタリー風で行くのであれば最後まで一貫して通した方がよかったかも!? テーマは新鮮というか知らない世界だったので興味深かった。



出演者
小泉麻耶(沙織)
津田寛治(津田)
森山晶之(健司)
管勇毅
松浦佐知子(裕美子)
ホーキング青山(中嶋)
モロ師岡(小西)


  1. 邦画-く

2014-05-05

許されざる者

★★★★
許されざる者(2013年)
鑑賞No:02514
製作:2013年/日本/135分
監督:李相日
出演:渡辺謙/佐藤浩市/柄本明/柳楽優弥

幕末、幾多の志士を斬りまくり、「人斬り十兵衛」と恐れられた釜田十兵衛は、幕府崩壊後いつしか姿を消し、人里離れた場所で静かに暮らしていた。やがて月日は流れ、妻に先立たれた十兵衛のもとにかつての仲間が現れ、無残に傷つけられた女郎と賞金のため、再び刀を手にすることになるが・・・・。

クリント・イーストウッド監督・主演で第65回米アカデミー作品賞、監督賞ほか4部門を受賞した傑作西部劇「許されざる者」(1992)の日本版リメイク。明治初期の北海道が舞台で、旧幕府側の人間、新政府側の人間、アイヌ人、女郎など色々な立場の人間が登場し、権力を持つ者と、その権力に従わざるを得ない者との格差をまざまざと見せつけられます。ただ、どちらも、いい、悪いでいうと、みんな脛に傷持つ悪い人ばかりで、心から同情したり共感することはできません。主人公の十兵衛だって、今は権力者の前にひざまづかなければならない立場だが、改心したとはいえ、かつては非常な人斬りで多くの命を奪っていた人間ですから・・・。しいて同情できるのは女郎たちと残された十兵衛の子供たちでしょうか。ただ、それでも最後は虐げられた人間の復讐を果たし、溜飲は下がります。



出演者
渡辺謙(釜田十兵衛)
佐藤浩市(大石一蔵)
柄本明(馬場金吾)
柳楽優弥(沢田五郎)
忽那汐里(なつめ)
小池栄子(お梶)
國村隼(北大路正春)
小澤征悦(堀田佐之助)
三浦貴大(堀田卯之助)
滝藤賢一(姫路弥三郎)
近藤芳正(秋山喜八)


  1. 邦画-ゆ

2014-05-04

ルームメイト

★★★★
ルームメイト
鑑賞No:02516
製作:2013年/日本/110分
監督:古澤健
出演:北川景子/深田恭子/高良健吾/尾上寛之

派遣社員として働く23歳の萩尾春海は、交通事故に遭い入院した病院で、看護師の西村麗子と出会う。2人は意気投合し、春海の退院をきっかけに2人はルームシェアを始める。だが、ある日、春海は麗子の奇妙な言動を目撃し、それ以降、周囲で不可解な事件が続発する。そして、ついには殺人事件まで起こってしまう・・・・。

多重人格ものというのはすぐわかったけど、それほど単純ではなく、後半の謎解きで思わず唸ってしまうほど、思っていた以上に面白かった。また、真相を解く伏線が前半にあるのだが、それを見逃していたのは悔しかった。主演2人の女優は美女だが、心から怖い演技ができる女優ではなかったので、ホラー度は低いが、サスペンス度は高い。ちょっとエグいシーンもあるが、ジョニー・デップの「シークレット ウインドウ」を彷彿させる内容であり、「サイコ」も頭をよぎった作品。



出演者
北川景子(萩尾春海)
深田恭子(西村麗子)
高良健吾
尾上寛之
大塚千弘
筒井真理子
螢雪次朗
田口トモロヲ


  1. 邦画-る

2014-05-03

タイピスト!

★★★

鑑賞No:02503
製作:2012年/フランス/111分
監督:レジス・ロワンサル
出演:ロマン・デュリス/デボラ・フランソワ

故郷の田舎町を飛び出したローズは、あこがれの秘書になるため保険会社に就職するが、すぐにクビを言い渡されてしまう。クビを免れる条件は、彼女の唯一の特技であるタイプライター早打ち世界選手権で頂点に立つこと。上司ルイのもと特訓に励むローズだったが・・・・。

1950年代を舞台にした映画だが、2012年製作とは思えないほど、50年代映画の匂いがプンプンする映画だった。50年代感は見た目だけでなく、ストーリー展開にも表れており、単純で分かりやすいが、50年代映画を知る人にとっては妙な懐かしさを感じる作品である。内容は典型的なシンデレラ・ストーリー、サクセス・ストーリーだが、タイプライターの世界一を決める大会というのにはちょっと興味をそそられた。




出演者
ロマン・デュリス(ルイ・エシャール)
デボラ・フランソワ(ローズ・パンフィル)
ベレニス・ベジョ(マリー・テイラー)
ショーン・ベンソン(ボブ・テイラー)
ミュウ=ミュウ(マドレーヌ・エシャール)
メラニー・ベルニエ
ニコラ・ブドス
エディ・ミッチェル
フレデリック・ピエロ


  1. 洋画-た

2014-05-02

監禁探偵

★★

鑑賞No:02427
製作:2013年/日本/103分
監督:及川拓郎
出演:三浦貴大/夏菜/津田匠子/村杉蝉之介

女性が刺殺されたマンションの一室で、謎の女アカネと遭遇した亮太は、自分を犯人だと疑うアカネを自室に監禁。自力で事件の解決を試みるが、アカネが真犯人探しの協力を提案してくる。2人は互いの素性を明かさないまま協力関係を結び、真犯人の特定を急ぐが・・・・。

設定としては面白い要素はあるが、やはりリアル感は薄い。タイトルが示す通り、ほとんどが室内のため、動的要素がない分、アイデアの質が鍵だったが、推理要素も悪くはないが意表を突くような奇想天外さもなかった。登場人物がほとんど三浦貴大と夏菜の2人だっただけに、キャストの魅力もかなり重要な要素を占めていたが、やや力及ばず感は否めなかった。





  1. 邦画-か

2014-05-01

ゴースト・エージェント R.I.P.D.

★★★

鑑賞No:04236
製作:2013年/アメリカ/96分
監督:ロベルト・シュベンケ
出演:ジェフ・ブリッジス/ライアン・レイノルズ

恋人と幸せな暮らしを送っていたボストン警察のエリート警官ニックは、捜査中に殉職してしまう。しかし成仏できずに、現世にはびこる悪霊を取り締まる組織「R.I.P.D.」にスカウトされる。そこで、西部開拓時代のガンマンだったというベテランのロイとコンビを組んだニックは、R.I.P.D.のエージェントとして活動を開始するが・・・・。

設定は面白いが、この作品特有の個性というものが感じられず、観終わっても印象薄い感じしかなかったのは残念。「ゴースト ニューヨークの幻」や「メン・イン・ブラック」などの過去の有名な作品を思わせる設定やシーンで掴みはOKだけに、あとはこれをうまく生かした独特の展開が欲しかった。特に本人と現世の姿の違いのギャップなどは面白い設定だったので、このあたりの見せ方や展開に広がりがあればもっと面白くなったかも?





  1. 洋画-こ