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2014-08-31

恋の渦

★★★★
恋の渦
鑑賞No:02553
製作:2013年/日本/140分
監督:大根仁
出演:新倉健太/若井尚子/柴田千紘/後藤ユウミ/松澤匠

部屋コンに集まった9人のチャラ男とギャル。目的はイケてないオサムにユウコを紹介することだった。しかし、やって来たユウコのルックスに男たちはドン引きし、コンパは大した盛り上がりも見せず終了。だが、その夜から彼らの浮気や嫉妬、下心が交錯する恋の駆け引きが展開していくが・・・・。

2006年に上演された劇団ポツドールの三浦大輔による同名戯曲で、本音と嘘が入り混じった男女9人の恋をめぐる室内劇の映画化。登場人物はほぼ、部屋コンに参加した9人だが、9人とも役者名も知らない無名?の俳優のため、最初は顔と名前が一致しづらく、ついていけるかな・・・?と思ったが、観ているとだんだん惹きこまれていく展開で、非常に面白かった。舞台劇の映画化だけあって、シチュエーションは男たちの部屋(4部屋)に限られ、そこを舞台に男女の恋模様が描かれる。刻々と変化する恋模様と意外な展開ではあるが、ありがちな恋愛劇で、とても分かりやすかった。それにしても、最後は、女はしたたかでズル賢く、男は単純でバカであることを痛感させられるが、これも現実か・・・?




  1. 邦画-こ

2014-08-30

エリン・ブロコビッチ

★★★★+
エリン・ブロコビッチ
鑑賞No:01052
製作:2000年/アメリカ/131分
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジュリア・ロバーツ/アルバート・フィニー

カリフォルニア州モハベ砂漠の小さな町に住むエリンは2回の離婚歴があり、3人の子持ちながら無職という有様。貯金も尽きかけ、困ったエリンは以前弁護を依頼したことのある弁護士の事務所で強引に働き始める。そこで彼女は不審なファイルを見つけ一人調査すると、大企業の工場が有害物質を垂れ流ししていることを突き止める・・・・。

全米史上最高額の和解金を手にした実在の女性を描いた作品。「プリティ・ウーマン」でのブレイク以来、ラブ・ロマンス系の女優という印象が強かったが、この映画で意志が強く行動力のある女性像を強く印象づけられた。生きていくのが精一杯の女性が、こんな大それたことを・・・と思うがこれは実際の話が元になっている。精一杯だが真剣に生きているからこそ、他のことにも真剣に打ち込めるのか?それとも若い頃はミス・ウィチタにも選ばれるほどの美貌ながら、恵まれない人生を送っている女性が、人々から期待されたり人々の役に立つような生きがいを見つけたからだろうか?いづれにせよ、破天荒な実在の女性エリンをジュリア・ロバーツが好演している。アカデミー主演女優賞受賞も納得の作品。

  1. 洋画-え

2014-08-29

DRIVE ドライブ

★★+
DRIVE.jpg
鑑賞No:01150
製作:2001年/日本/102分
監督:SABU
出演:堤真一/柴咲コウ/安藤政信/筧利夫

薬品会社の営業マン・朝倉はいつもと同じように営業車である交差点の信号を待っていた。きまって午後一時に交差点に現れる名前も知らないOLを待つためだった。ところが彼女が現れた瞬間、黒い車が通り抜け、朝倉の営業車に3人の男が乗り込んできた。男たちは、いま走り去った黒い車の後を追うように脅すが・・・・。

取っ掛かりの設定は面白かったので興味を持って観たが、意外と退屈な映画となってしまった。個性のある俳優も多く出ていて、部分部分では面白いシーンも多くあるのだが、全体的な構成というか纏まりがイマイチだった。今思えばそれなりに豪華なキャストだっただけに残念。堤真一は最近活躍の役どころとはチョット違う役だったが、演技力の高さを予感させる役どころを見事に好演していた。

  1. 邦画-と

2014-08-28

ゲット・ア・チャンス!

★★★
ゲット・ア・チャンス
鑑賞No:01063
製作:2000年/アメリカ/88分
監督:マレク・カニエフスカ
出演:ポール・ニューマン/リンダ・フィオレンティーノ

元ミス・ハイスクールのキャロルは老人ホームの看護婦。若く輝いていた昔に比べ、今の平凡で退屈な毎日にうんざりしていた。そんなある日、ホームに元・銀行強盗のボケ老人ヘンリーが送り込まれてくる。なぜか彼が気になるキャロルはヘンリーのボケが演技であることを見破り、さらに彼に好奇心を抱く。やがて夫のウェインも巻き込んで3人は現金輸送車襲撃を計画するが・・・・。

2008年9月26日に亡くなったポール・ニューマン主演の映画。この映画が製作されたときニューマンは75歳だったが、全然年齢を感じさせない演技だった。往年の名作「スティング」を思わせるペテン師ぶりも見せているが、「スティング」の時と同じ役名というのも粋で面白い。特にボケ老人から一転、銀行強盗計画のイニシアティブを取ったあたりは、老いたりと言えど周りを圧倒する演技でさすがの名優振りを発揮していた。全体的にはおとなしい映画だが、結構ドキドキさせられる。

  1. 洋画-け

2014-08-27

フォーリング・ダウン

★★★+
フォーリング・ダウン
鑑賞No:00381
製作:1993年/アメリカ/118分
監督:ジョエル・シュマッチャー
出演:マイケル・ダグラス/ロバート・デュヴァル

猛暑のロサンゼルス中心部。大渋滞のハイウェイに巻き込まれていたDフェンスは、突然車を乗り捨て、別れた妻と娘に電話をするため歩き出す。この行為が悲劇の始まりとなる。電話をするための小銭を手に入れるためコンビニで両替を求めるが断られる。しかたなくコーラを買うが店で小競り合いになり、電話中にはチンピラに絡まれる始末。やがてチンピラに銃撃されるようになり、理性を失い始めたDフェンスは狂気の行動に走り始める・・・・。

普段は平凡な男が、ちょっとしたことで理性を失っていき、想像を絶する狂気に走っていくさまを描いた映画。たまり溜まったストレスが爆発した時の恐ろしさを垣間見た映画だが、観た当時はあくまで映画の中の話だという認識だった。しかし最近立て続けに起こる信じがたい事件の数々を見ると、世の中にたまりに溜まったさまざまなストレスがこの映画と同じ、想像を絶した形で爆発しているのでは?とある意味時代を先読みしたこの映画に改めて驚いた。政治、経済、教育、地域・家庭・・・、さまざまな問題を抱える現代社会においてこの傾向は続くどころかさらに増加していくと思われる。今一度この映画を観て、抜本的な手を打たないと・・・・と感じさせられる一本です。

  1. 洋画-ふ

2014-08-26

サイコ (1998年版)

★★★
サイコ(1999)
鑑賞No:00936
製作:1998年/アメリカ/104分
監督:ガス・バン・サント
出演:ヴィンス・ヴォーン/アン・ヘッシュ

恋人との結婚を望むOLのマリオンは、預かった会社の大金を持ったまま町を出奔する。夜、人里離れたモーテルについたマリオンはそこに宿泊することに。そこは好青年のノーマン・ベイツが年老いた母の面倒を見ながら一人で経営している寂れたモーテルだった。ノーマンから食事の招待を受けたマリオンは一緒に食事をするが、その後部屋に戻ってシャワーを浴びていると・・・・。

アルフレッド・ヒッチコック監督のサスペンスの古典「サイコ」のリメイク。ヒッチコック監督の「サイコ」が製作されたのが1960年なので38年ぶりのリメイクということになるが、これは何のためのリメイクだったのだろうか? ヒッチコック版「サイコ」と全く同じカット割りで作られていることが一つの売りになっていたようだが、それだとなおさらリメイクの目的がよく分からない。違うところといえば、もちろん俳優は異なるが、あとは白黒がカラーになったぐらい。(映像技術の進歩による追加映像はあるようだが・・・) もちろん、ヒッチコック版「サイコ」は観ているので、新鮮さはなく、結末も知っているので「アッ!」という驚きもなかったが、忠実にリメイクしている割には、ヒッチコック版「サイコ」が醸し出すなんともいえないスリラー感があまり感じられなかった。リメイクの唯一良かった点はヒッチコック作品の素晴らしさを再認識させたことだろうか?

  1. 洋画-さ

2014-08-25

アメイジング・スパイダーマン2

★★★+
アメイジング・スパイダーマン2
鑑賞No:02552
製作:2014年/アメリカ/143分
監督:マーク・ウェブ
出演:アンドリュー・ガーフィールド/エマ・ストーン

スパイダーマンとしてニューヨークの人々を守り、ひとりの男性として恋人グウェンを愛する日々を送るピーター・パーカー。しかし、街を離れていた旧友のハリー・オズボーンが戻ってきたことから、その生活に少しずつ変化が現れる。そんな中、高圧電流を武器とするエレクトロが街に現れ・・・・。

強力な3人の敵との戦いとのことだったが、中心はエレクトロとの戦いで、グリーン・ゴブリン、ライノとはわずかしかない。また、長尺の割に、決着もつかないまま終わるので消化不良感は残る。その分、内容はバトル中心というよりは、主人公が恋人、親友との関係に悩む人間ドラマ的要素が強い作品となっている。そんな中、原作通りなのか(?)、ヒロインのグウェンが死ぬのは意外な展開だった。ラストの終り方といい、まだ続編を作る思惑がありあり。CG映像はさすがにすごいが、凄い分、リアル感は逆に感じにくい。




  1. 洋画-あ

2014-08-24

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

★★★+
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
鑑賞No:01642
製作:2007年/アメリカ/101分
監督:マイク・ニコルズ
出演:トム・ハンクス/ジュリア・ロバーツ

1980年、ニュース番組でソ連に侵攻されたアフガニスタンの現状を目にした下院議員のチャーリー・ウィルソン。衝撃を受けた彼は、わずか500万ドルのアフガン支援予算を倍額にするよう政府に働きかける。しかし米国はソ連との対立を避けたいため表だって動けないと知ったチャーリーはCIAのガストを参謀にしてアフガンのゲリラに武器を提供する計画を極秘に進めるが・・・・。

80年代、自らの立場を超えてアフガニスタンからソ連軍を撤退させようとした下院議員の実話を基にした政治ドラマ。実話に基づいているので基本的な部分は事実なのでしょうが、トム・ハンクスが演じている少々お気楽な議員振りと同様、ストーリーが薄っぺらい。これだけの題材だからもっと重厚に扱ってもよかったのでは? あまりに話がトントン拍子に進む様に、実話というセールスポイントが妙に嘘くさく聞こえなくもなかった。そして一人の下院議員にこれだけのことができる米国という国が空恐ろしくも感じた。アフガン難民を助けたいという気持ちはいいかもしれないが、所詮はゲリラに武器提供して影で戦争を助長し、挙句の果ては9.11テロにつながっていく・・・・。世界を変えたといいながらその影で暴力の犠牲になっているのは弱者であることは描ききれていない。そもそもトム・ハンクスというキャスティングに問題があったのかもしれない。その反面、フィリップ・シーモア・ホフマンの強烈な印象の残る演技はよかった。




  1. 洋画-ち

2014-08-23

ポストマン

★★★
ポストマン
鑑賞No:01641
製作:2007年/日本/111分
監督:今井和久
出演:長嶋一茂/北乃きい/原沙知絵/竹中直人

郵便局に勤める龍兵は、妻亡き後、中学生の娘あゆみと小学生の息子鉄兵を男手一つで育てていた。そんなある日、あゆみが高校進学のことで、家を出て寮に入りたいと龍兵に訴える。しかし、家族は一緒に住んで一緒に食事をするのが一番と考えている龍兵は頑として耳を貸さなかった。次第にあゆみは父への反発を強めていくが・・・。

長島一茂の素人くさいぎこちない演技は多少気になるが、全体的にはジワッーとした感動が伝わる映画。主人公の龍兵は、生き方や考え方の違いから、娘や職場の同僚と対立する局面も迎えるが、彼の妻や郵便配達業務に対する一途な思いがやがて周りにも伝わって理解し合えるようになっていくさまはよく描かれている。長島の朴訥な演技がかえって田舎臭さを演出していてよかったが、映画としての完成度としてはイマイチかな。犬塚弘と手紙をやり取りする相手と、その内容のオチも粋でよかった。(ネタばれになるので書けないが・・・) でも郵便配達業務にこだわることは理解できなくもないが、何で龍兵が自転車での配達にこだわるのかは理解できなかった。(効率化に反対イコール郵政民営化反対のメッセージが製作サイドにあるのだろうか?)

  1. 邦画-ほ

2014-08-22

メジャーリーグ

★★★+
メジャーリーグ
鑑賞No:00238
製作:1989年/アメリカ/107分
監督:デヴィッド・S・ウォード
出演:トム・ベレンジャー/チャーリー・シーン

アメリカンリーグの東地区クリーブランド・インディアンズは何十年も優勝から遠ざかっている弱小チーム。そんなチームの本拠地をマイアミに移そうと、女オーナーのレイチェル・フェルプスは秘かに企んでいた。それは1年間の観客動員数を60万以下とすること。そのため彼女は、監督のルー・ブラウンをはじめ一癖も二癖もある連中を集めさせた。もともと実力のない彼らの試合は散々で、連戦連敗を繰り返すことに・・・・。

いまでこそ、野茂やイチロー、松井をはじめ、最近ではダルビッシュや田中将大など日本野球界のスターたちがこぞって海を渡りメジャーリーグで活躍する昨今、メジャーリーグは野球にさほど詳しくない日本人にとっても身近になったが、この映画の頃はまだまだメジャーリーグは一部の通の人はいざ知らず、一般の人にはまだまだ馴染みが薄かったのではないだろうか?そういう意味で映画とはいえ、この映画は本場メジャーリーグをより身近に感じさせた映画ではないだろうか。(少なくとも私自身はこの映画でメジャーリーグのことが多少なりとも分かった次第) 内容的にはドタバタコメディの感は拭えず、ベタなストーリーではあるが、野球の楽しさを随所に感じさせる。人材の海外流出も原因にはあるが、日本の野球は年毎につまらなくなっているが、この映画が魅せるエンターテイメントをもう少し取り入れないとますますだめになっていくかも!?




  1. 洋画-め

2014-08-20

抱きしめたい 真実の物語

★★★★
抱きしめたい 真実の物語
鑑賞No:02551
製作:2014年/日本/122分
監督:塩田明彦
出演:北川景子/錦戸亮/上地雄輔/國村隼/風吹ジュン

高校時代に遭った交通事故の影響で左半身がマヒし、記憶障害も抱えている女性つかさ。それでも前向きに笑顔で生きる彼女に恋をしたタクシー運転手の雅己は、付き合っていた恋人と別れ、つかさと真剣に向き合う。いつしかかけがえのない存在となった2人は結婚を決意するが、周囲に猛反対され・・・・。

TVドキュメンタリーにも取り上げられた、実話を基にした恋愛ドラマ。ストーリーは全く知らずに観始めたが、観る前から“結末は死”を予感していると、何といきなり主人公が死ぬことを明らかにされてしまう。そのため、泣く映画なんだろうけど、涙の出ない映画となってしまった。実際、主人公が死ぬシーンもあまりにもあっけなく描かれており、涙が出る暇がないほど。錦戸亮演じる雅巳は、つかさに対しては好感の持てるピュアな男性に思えるが、つかさと付き合うために、付き合っている恋人に対する仕打ちはあまりにも理不尽で人間性を疑うし、美化した描き方にも疑問は残る。




  1. 邦画-た

2014-08-19

ニシノユキヒコの恋と冒険

★★★+
ニシノユキヒコの恋と冒険
鑑賞No:02545
製作:2014年/日本/122分
監督:井口奈己
出演:竹野内豊/尾野真千子/成海璃子/木村文乃/本田翼

父と2人暮らしの女子高生、みなみのもとに、かつて母の夏美と不倫していたニシノが幽霊になってやってくる。なぜか、彼の姿が見えるみなみは、ニシノとともに彼の葬式に訪れることに。そこで生前のニシノを知る中年女性のサユリに会い、彼女からニシノのせつない恋愛遍歴を聞かされる・・・・。

芥川賞作家川上弘美の原作小説の映画化。女性にモテモテの主人公役を竹野内豊が演じるということで、男性諸氏にとってはさぞかし嫌味な映画かと思っていたが、予想に反した映画だった。確かにモテモテではあるが、映画全体の雰囲気と同様、なんかまったりとした感じで、主人公も嫌みがなく、モテるがフラれてしまうという、何とも憎めない役どころを好演していた。




  1. 邦画-に

2014-08-18

潜伏 senpuku

★★★
潜伏 senpuku
鑑賞No:02544
製作:2013年/日本/96分
監督:保坂延彦
出演:土屋貴子/なだぎ武/東野克/真由子

介護ヘルパーとして施設で働く波子は、職場で内装工の山路と知り合い、やがて二人は同居するようになる。しかし彼女は、かつて世間を震撼させた無差別テロを行った新興宗教団体「カーマの家」の元信者で、指名手配中の逃亡犯であることを自ら明かし・・・・。

地下鉄サリン事件ほか、数々の社会的事件を引き起こしたオウム真理教の元信者、菊地直子の17年間にわたる逃亡生活をモデルにした作品。実録映画ではないため、この事件の本質を追求したものではないが、実際に17年も逃亡生活をしていた菊池直子の潜伏生活はある程度再現できているのではないかと思った。ただ、犯した犯罪には特に言及せず、ひたすら主人公サイドに立った潜伏状態を描いているためえ、ともすれば美化された部分には疑問が残る。本作でもお笑い芸人を重要な役どころで登用しているが、昨今の安易なお笑い芸人のキャスティングにも不満が残る。




  1. 邦画-せ

2014-08-17

陽だまりの彼女

★★★
陽だまりの彼女
鑑賞No:02513
製作:2013年/日本/129分
監督:三木孝浩
出演:松本潤/上野樹里/玉山鉄二/大倉孝二

新人営業マンの浩介は、仕事先で幼なじみの真緒と10年ぶりに再会する。中学時代は「学年有数のバカ」と呼ばれ、いじめられっ子だった真緒は、見違えるほど美しい大人の女性になっていた。浩介は彼女と恋に落ち、やがて結婚を決意するが、真緒には誰にも知られてはいけない不思議な秘密があった・・・・。

越谷オサムのベストセラー小説を実写化したラブストーリー。ベタなストーリーで、おじさんには観ていて恥ずかしくなるような内容だが爽やかではある。そしてラストはお決まりのお涙頂戴的な悲しい結末かと思いきや、なんとファンタジーだった!ただ、意外性はなく、途中でネタバレした内容ではあった。ラストの結末で一気に現実性のないファンタジーラブストーリーと化してしまう本作ではあるが、ピュアな気持ちで観るとそれなりに楽しめる。




  1. 邦画-ひ

2014-08-16

マイティ・ソー/ダーク・ワールド

★★★
マイティ・ソー ダーク・ワールド
鑑賞No:02547
製作:2013年/アメリカ/112分
監督:アラン・テイラー
出演:クリス・ヘムズワースソー/ナタリー・ポートマン

ロンドンに原因不明の重力異常が発生し、ソーの恋人で天文学者のジェーンが調査に向かうが、そこでジェーンは地球滅亡の鍵となる「ダーク・エルフ」の力を宿してしまう。ソーはジェーンを連れてアスガルドに戻るが、そのせいで家族や故郷を危機的状況に陥れてしまう。最後の手段としてソーは、血のつながらない弟で宿敵でもあるロキの力を借りることにするが・・・・。

「マイティ・ソー」の続編。前作のストーリーの記憶はあまりなく、主人公ソーの故郷と地球が時空を超えてつながっている設定と、ソーの弟ロキが前作では敵キャラだったことぐらいしか覚えていなかったが、それでも十分鑑賞できる。内容は至って単純なアメコミもの。映像は「スターウォーズ」によく似ていて、ナタリー・ポートマンの出演がそれに拍車をかけている。




  1. 洋画-ま

2014-08-15

愛の渦

★★★+
愛の渦
鑑賞No:02548
製作:2013年/日本/123分
監督:三浦大輔
出演:池松壮亮/門脇麦/滝藤賢一/中村映里子/新井浩文

都内の高級マンションの一室に設けられた秘密のクラブ“ガンダーラ”。そこで開催される乱交パーティにフリーター、女子大生、サラリーマン、OL、保育士など8人の男女が集う。快楽に溺れていく彼らは、やがて性行為のパートナーを巡って、愛憎渦巻く争いを始める・・・・。

第50回岸田國士戯曲賞を受賞した、演劇ユニット「ポツドール」の同名舞台劇の映画化。「着衣時間が全編中たった18分半」というのを売りにした乱交パーティが舞台の映画ということでどんだけ淫乱な内容かと思いきや、いわゆる濡れ場シーンは思ったほどなく、またそこまで過激でもなかった。大半はバスタオルい1枚の格好で、男女8人が次第に本能、本性をさらけ出しいていく待合室での言動が中心。それにしても、この映画でも感じられるが、男って単純で純粋でバカだなって思うこと。男に比べ女は残酷で表と裏の顔の差が激しく、男以上にスケベだということ。それは本作のラストでも象徴的で、何か切ない。


  1. 邦画-あ

2014-08-14

サンブンノイチ

★★★+
サンブンノイチ
鑑賞No:02549
製作:2013年/日本/119分
監督:品川ヒロシ
出演:藤原竜也/田中聖/小杉竜一/中島美嘉/窪塚洋介

人生の一発逆転をかけて銀行強盗を成功させた、キャバクラ「ハニーバニー」店長のシュウ、ボーイのコジ、常連客の健さん。手にした数億円の大金は3人で山分けするはずだったが、それぞれが自分の取り分を少しでも増やそうと駆け引きを始める。さらに謎の女や闇の帝王など、さまざまな人物がその金を狙って現れ・・・・。

これも吉本芸人監督作かと思うとチョット引くところはあったが、本当につまらない吉本芸人作品の中では出来のいい作品で、つっこみどころは多々あるが、目まぐるしく変化するストーリーは観ていて面白かった。銀行強盗犯3人のうちの一人を、芸人の小杉竜一が演じていたが、はっきり言って演技はへたくそだが、テンポ良い会話のやり取りが特徴のこの作品にあって、芸風の小気味よいつっこみは作品にマッチしていてなかなかよかった。ただ、チョイ役とはいいながら意味もなく吉本芸人を多用しているのは気になるところ。そんな中で主役ではないが、窪塚洋介の存在感ある演技は秀逸。ラストは中途半端な終わり方で、続編を匂わせる終わり方。




  1. 邦画-さ

2014-08-13

ポンペイ

★★★+
ポンペイ
鑑賞No:02550
製作:2014年/アメリカ/105分
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:キット・ハリントン/キャリー=アン・モス/エミリー・ブラウニング

ローマ人に一族を滅ぼされたケルト人騎馬族の生き残りで、奴隷となりグラディエーターとして成長したマイロは、ポンペイの有力者の娘カッシアと出会い、身分の差を乗り越え恋に落ちる。しかし、カッシアは、かつてマイロの家族を殺したローマの上院議員コルヴスに婚約を迫られていた・・・・。

現在のCG技術があってこそ映像化できたと思われる作品。ただ災害パニックを多大に期待していたが、前半は主人公とヒロインのロマンスや奴隷たちの格闘シーンがメインで、火山の大爆発に関してはほとんど触れられず、後半になって唐突にパニック映画になってしまうつながりのなさは感じられる。後半の火山爆破や津波シーンはさすがにCGによる迫力ある映像だが、街を壊滅させる本格的な噴火シーンはラストのみ。史実に即した終わり方なのかもしれないが、どこかスッキリしないむなしさの残るラストだった。ただ残念なのはヒロイン。有力議員と主人公で命がけで取り合うにしてはあまり美しすぎるとは言い難いキャスティングだった。




  1. 洋画-ほ

2014-08-12

ぼくらの七日間戦争

★★+
ぼくらの七日間戦争
鑑賞No:02206
製作:1988年/日本/94分
監督:菅原比呂志
出演:宮沢りえ/五十嵐美穂/安孫子里香/菊池健一郎

ある日、校則に反発した青葉中学の一年・菊地ら男子生徒8人が学校を無断欠席し失跡した。彼らは自衛隊の廃工場に立てこもっていたが、ひとみら女生徒3人も加わり、11人での自炊生活か始まった。彼らの居場所を知った教師や親が説得にやってくるが、それを追い帰し、やがてバリケードを作って武装し始める・・・・。

酷い大人たちへの、中学生の精一杯の反抗だが、やはり大人側の仕打ちが酷いため、子供たちを自然、応援したくなる内容。ただ、中学生の反抗にしては戦車も登場してくるなど、まさにタイトル通り、戦争さながらで、ぶっ飛んだストーリーになっているが、といって青春ドラマの域は超えないテイストも保っている。内容的にはさほどでもないが、やはり当時、美少女として名を売った宮沢りえの可愛さが際立って印象深い作品。




  1. 邦画-ほ

2014-08-11

赤々煉恋

★★
赤々煉恋
鑑賞No:02543
製作:2013年/日本/83分
監督:小中和哉
出演:土屋太鳳/清水富美加/吉沢亮/吉田羊

自殺したことで浮遊霊となり、この世をさまよい続けている女子高生の樹里は、自分のことが普通に見えるらしい小さな女の子と出会い、その子をりんごちゃんと呼んで交流を深める。しかし、りんごの母親に、人間を自殺へと追いやる「虫男」という死神がとり憑いているのを見つけ・・・・。

単なるホラー映画くらいの気持ちで観始めた作品だが、テーマは自殺で、結構真面目で重い内容だった。ただ、主人公が自殺して、孤独な浮遊霊になって初めて自殺したことを後悔することで、自殺に対する強いメッセージは感じることができる。時間軸がよく変わるので、少しわかりにくく、中だるみする部分もあるが、ラストは緊張の展開に。しかし、結末はせつなく、後味は悪い。




  1. 邦画-せ

2014-08-10

小さいおうち

★★★★
小さいおうち
鑑賞No:02546
製作:2014年/日本/136分
監督:山田洋次
出演:松たか子/黒木華/片岡孝太郎/吉岡秀隆

昭和11年、山形から出てきた純真な娘・布宮タキは、東京郊外に建つモダンな赤い三角屋根の小さな家で女中として働き始める。家の主人で玩具会社に勤める平井雅樹、その妻・時子、2人の5歳になる息子の恭一とともに穏やかな日々を送っていたある日、雅樹の部下で板倉正治という青年が現れ、時子の心が板倉へと傾いていく・・・・。

第143回直木賞を受賞した中島京子の小説の映画化。映画はタキの死から始まり、タキの自叙伝に基づいて昭和と平成の2つの時代を交錯させながらストーリーが進んでいくという見事な構成。予告編を観たときは何やら淫靡な感じすらした「60年の時を超えた若奥様の秘密」だったが、いざ観てみるとそこは山田洋次監督、そんな印象は吹き飛び、どこか純粋でせつない、そしてノスタルジックな作品でした。世の中は支那事変から太平洋戦争にかけての激動の時代が舞台ですが、そんな世の中を感じさせない平穏な「小さいおうち」の日常がゆったりと描かれます。それから板倉さんの登場で秘密の恋愛事件が描かれていきます。そしてタキが誰にも言えなかった本当の秘密がラストで明かされます。察しはついていた結末ではありましたが、60年の時を超えたよくできた結末でした。




  1. 邦画-ち

2014-08-09

オーストラリア

★★★★
オーストラリア
鑑賞No:01832
製作:2008年/オーストラリア/165分
監督:バズ・ラーマン
出演:ニコール・キッドマン/ヒュー・ジャックマン

第二次世界大戦前の1939年。イギリス人貴族婦人のサラ・アシュレイは、金策に出たまま1年もロンドンに戻らない夫の浮気を疑い、単身、オーストラリアに乗り込んでくる。しかし、夫の領地に着いたサラは、夫が何者かに殺されたことを知る。サラは遺された牧場を立て直すため、所有する1500頭の牛を売ることを決意、礼儀知らずのカウボーイ・ドローヴァーの力を借りて9000km離れたダーウィン港まで牛を連れて行くことに・・・・。

広大なオーストラリアを舞台にした、冒険活劇&ラブロマンス映画。最初はニコール・キッドマンのややオーバーアクションもあってか、ライト・コメディ・アドベンチャーかと思えるような軽いノリの冒険活劇だが、後半は先住民への弾圧や日本軍の侵攻などを描いたシリアスなドラマに変わり、やや一貫性には欠ける。ただ、ニコール・キッドマンの美しさはオーストラリアの自然をバックにさらに映え渡り、ヒュー・ジャックマンの野性味はいかにもカウボーイらしさを見せる見事なキャスティングだった。ドラマ自体はありきたりともいえる展開だが、観ているものの期待を裏切らず最後はスッキリさせてくれる。3時間弱とやや長尺なのは欠点かもしれないが、あまり飽きさせない内容となっている。前半の牛追いシーンは圧巻で見もの。




  1. 洋画-お

2014-08-08

探偵<スルース>

★★★+
探偵スルース
鑑賞No:01811
製作:1972年/アメリカ/128分
監督:ジョセフ・L・マンキーウィッツ
出演:ローレンス・オリヴィエ/マイケル・ケイン

イギリスの有名な推理小説家アンドリュー・ワイクはロンドン郊外の大豪邸に妻マーゲリットと住んでいたが、彼女には美容師マイロ・ティンドルという愛人がいた。ある日、アンドリューはマイロを自宅に呼び寄せる。そして2人の関係を認めた上で、贅沢なマーゲリットを物質的に満足させるために、アンドリューが持つ高価な宝石を盗んで海外で売るよう提案するが・・・・。

先日このブログでも紹介した「スルース」のオリジナル。リメイク版「スルース」でアンドリュー・ワイクを演じていたマイケル・ケインが、オリジナル版ではマイロ・ティンドルを演じている。スピーディな展開だった「スルース」を先に観てしまっていたので、長尺な本作はテンポが遅く冗長な感じは否めなかった。それでもこれだけの時間をたった2人で魅せる演技とストーリーはやはり凄いのでしょう。大筋の内容はリメイク版で知っていたので格段の新鮮味はなかったものの、細かい点では色々と異なっており、また時代や屋敷内の感じの違いからくる雰囲気などはかなり違っているため、リメイク版とはまた異なった映画のようにも感じられた。

  1. 洋画-た

2014-08-07

THE 焼肉 MOVIE プルコギ

★★★
プルコギ
鑑賞No:01824
製作:2006年/日本/114分
監督:グ・スーヨン
出演:松田龍平/山田優/ARATA/田村高廣

日本中が空前の焼肉ブームの中、斬新かつ前人未踏の焼肉料理で人気テレビ番組「焼肉バトルロワイヤル」のキングに君臨する男がいた。その名は、巨大焼肉チェーン店「虎王」の御曹司、トラオ。その「虎王」が唯一業績不振なのが北九州だった。そこには焼肉の達人が営む「プルコギ食堂」があり、達人の一番弟子・タツジが切り盛りしていた・・・・。

映画そのものは大した内容ではなく、随所にバカバカしいシーンもあり、真面目に観る映画ではない。基本は赤肉VS白肉の焼肉対決で、昔、TVでやっていた「料理の達人」のような内容。やはりこの手の映画を観ると、どうしても焼肉が食べたくなってしまうが、さほど良質ではない素材の肉を、達人が焼くと究極の焼肉になるのがよく分からなかった(焼くタイミングだけでそこまで味が変わる?)。ただ、達人役を演じた田村高廣の演技はまさに際立っており、この映画が遺作となったのは非常に残念。個人的には赤肉が好きだが、達人の焼いた白肉も食べてみたい衝動に駆られる映画。

  1. 邦画-さ

2014-08-06

光州5・18

★★★★
光州5・18
鑑賞No:01806
製作:2007年/韓国/121分
監督:キム・ジフン
出演:キム・サンギョン/イ・ヨウォン

1980年の韓国・光州市。タクシー運転手の青年ミヌは早くに両親を亡くし、たったひとりの成績優秀な弟ジヌと暮らしていた。そんなミヌは、ジヌと同じ教会に通う看護師のシネに思いを寄せていた。5月18日、ミヌはジヌとシネの3人で映画を観に行くが、その最中、館内に兵士が乱入し館内は催涙弾の煙に包まれる・・・・。

1980年5月18日に韓国・光州で起こったいわゆる“光州事件”を題材にしたヒューマンドラマ。事件としての客観的事実は描きながらも、その政治的背景は映画の中では明らかにされず、ただ、クーデターにより樹立された軍事政権と、それに反発する人々の中で一般市民も巻き添えになっていくさまを中心に描いています。よって光州事件の真実を知る映画ではありませんが、こういう事件の中で家族や恋人のために戦う男のドラマといえるのかもしれません。しかしこの事件で多くの市民が亡くなり、そのため多くの家族が悲しい思いをしたことは十分伝わってくる映画です。




  1. 洋画-こ

2014-08-05

ララピポ

★+
ララピポ
鑑賞No:01794
製作:2008年/日本/94分
監督:宮野雅之
出演:成宮寛貴/村上知子/中村ゆり/濱田マリ

風俗スカウトマンの栗野は、街行く女に声をかけては部屋に連れ込み、一晩中セックスの相手をする毎日。そんな栗野に口説かれ、OLからAV嬢へと堕ちていくトモコ。栗野の階下に住む杉山は対人恐怖症のフリーター。そんな杉山をたらしこみ、デブ専AVを隠し撮りしている声優志望の小百合。SFヒーローに憧れるオタク青年と、ゴミ屋敷に住む欲求不満な中年女。東京という大都会の底でうごめくダメ人間6人の生活ぶりを描く・・・。

個人的には全くといっていいほど面白くなかった作品。下ネタ連発でうんざりするほどだが(下ネタは嫌いではないが)、別にいやらしさは感ぜず、ただ下品というか、あまりにも品がなさ過ぎで、観ていて不快感すら感じられた。ただ共感はできないものの、大都会・東京で生きる人々の、特殊ではあると思いますがこんな世界もあるのかと、一種驚きと興味を持って観ることができた。人はみんな生きている。生きるために必死になっている。そして生きるためにいろんな手段がある。そんなことが伝わってくる映画ではあった。「ララピポ」なる変なタイトルも、作品中にその名の由来が分かる。




  1. 邦画-ら

2014-08-04

チェイサー

★★★+
チェイサー
鑑賞No:01809
製作:2008年/韓国/125分
監督:ナ・ホンジン
出演:キム・ユンソク/ハ・ジョンウ

元刑事で今はデリヘル嬢の斡旋を行っているジュンホは、失踪した2人のデリヘル嬢が同じ客に斡旋された後に行方をくらましたことに気づく。さらに探りを入れさせたデリヘル嬢ミジンも失踪してしまう。しかし偶然ジュンホは深夜の住宅街でその客ヨンミンを捕えることができた。ところが警察でヨンミンはあっさりと殺人を自供し始める・・・・。

10ヶ月の間に21人が犠牲になった、韓国で実際に起こった連続猟奇殺人事件をモデルにした映画。レオナルド・ディカプリオがリメイク権を獲得したことでも注目されている。犯行動機や登場人物に関する説明を排除し、スピーディで緊迫感溢れるストーリー展開になっている一方、説明不足や国情の違いなどからくる理解できない展開もあり、完成度についてはやや評価が低くなる気がした。また、排除された説明は最後まで解き明かされないため、鑑賞後のモヤモヤ感や結末に対する消化不良感も否めない。映像的にもストーリー的にも暗く重苦しく澱んでおり、殺人シーンは目を背けたくなる箇所もあるので、ある程度覚悟して観る必要もあります。韓国で2008年上半期最大のヒット作らしいが、映画的によかったというよりも韓国ではあまりにも衝撃的だった実際の事件だからではないでしょうか?




  1. 洋画-ち

2014-08-03

三国志

★★★★
三国志
鑑賞No:01808
製作:2008年/中国、韓国、香港/102分
監督:ダニエル・リー
出演:アンディ・ラウ/マギーQ/サモ・ハン

中国・三国時代。中国統一を夢みる趙雲は劉備の率いる軍に参加し、そこで同じ常山出身の平安と出会って親交を深める。やがて、孔明の助言を元に、曹操の軍勢に奇襲をかけた趙雲は、平安を窮地から救うと共に敵の前衛隊長を討ち取る。しかしその功績を平安の手柄とするのだった・・・・。

関羽、張飛とともに蜀の有名な武将の一人である趙雲子龍の半生を描いた映画。大ヒット映画となった「レッドクリフ」でも趙雲の活躍は描かれているが、「レッドクリフ」が赤壁の戦いに絞って描かれているのに対し、この映画では趙雲が劉備軍に加わるところから、その最期までが描かれている。その中でも趙雲の有名な功績で、かつ彼の忠義心の篤さを物語る劉備の子息・阿斗の救出の逸話はかなり誇張されていたが、趙雲主役の映画では致し方ないか・・・。2時間弱という限られた長さの中では、この救出シーンと、あとは趙雲の最期の戦いがメインとなっており、少々物足らなさは感じたが、蜀の命運を背負って名誉ある引退をせず、最後までその命を蜀に捧げる姿に心を打たれる。




  1. 洋画-さ

2014-08-02

スノーピアサー

★★★+
スノーピアサー
鑑賞No:02541
製作:2013年/韓国、アメリカ、フランス/125分
監督:ポン・ジュノ
出演:クリス・エバンス/ソン・ガンホ/ティルダ・スウィントン

2014年、地球温暖化を防止するため78カ国でCW-7と呼ばれる薬品が散布されるが、その結果、地球上は深い雪に覆われ、氷河期が再来してしまう。それから17年後、かろうじて生き延びた人々は「スノーピアサー」と呼ばれる列車の中で暮らし、地球上を移動し続けていた。列車の前方は一握りの上流階級が支配し、贅沢な生活を送る一方、後方車両には貧しい人々がひしめいていたが・・・・。

ハリウッド映画とは少し雰囲気が違ったので、製作国を見ると、韓国人監督による韓国、アメリカ、フランスの合作の英語作品ということで何となく納得。設定が面白そうだったので観てみた作品だが、よくよく考えるとかなり無理がある割には、設定については特に詳しい説明はない。氷河期が来るほどの薬散布にしても、どんだけ撒いたんだ?と思うし、生き延びた人々は何故、電車を走り続けさせるのか?疑問は次々と浮かぶが、納得する解説はなく、特に深く考えずに現状を素直に受け入れて楽しむしかないようだった。結局は走る電車という密室の中で起こる、上流階級に対する貧困層の反乱劇ということになるが、それはそれで十分楽しめた。ただグロいシーンも多々あるので、鑑賞の際は要注意。




  1. 洋画-す

2014-08-01

解夏

★★★★
解夏
鑑賞No:02542
製作:2003年/日本/114分
監督:磯村一路
出演:大沢たかお/石田ゆり子/富司純子/松村達雄

“ベーチェット病”と言う難病に冒され、やがて失明すると宣告された小学校教師の隆之。将来を憂い職を辞した彼は、婚約者の陽子にも黙って故郷・長崎へ帰る。だが、それを知った陽子は彼を追って長崎にやって来て、彼の実家に滞在し、論文を書きながら、徐々に視力を失っていく彼との日々を過ごすようになるが・・・・。

いつ失明するかわからないという恐怖に苛まれながら生きなければならないという深刻な病気に冒された青年の話だが、かといって映画自体は暗い感じはしない。それは登場人物に悪い人は一人もおらず、皆、温かく、思いやりのある人ばかりだからだ。そして、それぞれの人が、主人公やその恋人のことを本気で考え、思いやりを見せるがゆえに、辛く悲しく涙を誘うシーンが何度も出てくる。映画を観るまでは「解夏」という言葉の意味がよく分からなかったが、作品の中で説明があって、よくわかった。ただ、ラストは主人公が悟りの境地に達したという感じよりも、正直で素直な気持ちになれたような感じが強く、「解夏」というイメージは薄かった。




  1. 邦画-け