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2014-11-30

ダイバージェント

★★★+
ダイバージェント
鑑賞No:02585
製作:2014年/アメリカ/139分
監督:ニール・バーガー
出演:シャイリーン・ウッドリー/テオ・ジェームズ/ケイト・ウィンスレット

全人類が16歳になると強制的に5つの共同体(ファクション)に振り分けられ、その中で生涯を過ごすことで平和を築いた近未来世界。少女ベアトリスは、ファクションに振り分けられる「選択の儀式」において、「勇敢」「無欲」「平和」「高潔」「博学」のどのファクションにも該当しない「異端者(ダイバージェント)」であると判定される。異端者は、その存在自体が知られてはならず、政府の抹殺対象でもあることを知った彼女は、儀式の結果を偽って「勇敢」のファクションに所属し、名前もトリスに変えて身を隠すが・・・・。

ベロニカ・ロスの小説を基にしたSFアクション。全3部からなる4作のシリーズ化が決定しているらしいが、本当だろうか?と疑ってしまうほど、そこまでの魅力ある作品とは言い難い。SF映画だが、未来観が薄く、そもそも世界観も狭いことが魅力を狭めている。その上、アクション中心かと思いきや、後半は主人公と教官のラブロマンス色が強くなる。その割には、主人公のトリスを演じた女優の魅力もイマイチ。最初気付かなかったが、「タイタニック」のケイト・ウィンスレットが初の悪役で出演している。ただ、アクが弱く、これもイマイチだった。
  1. 洋画-た

2014-11-29

私は貝になりたい (1959年版)

★★★★
私は貝になりたい(1959年版)
鑑賞No:01660
製作:1959年/日本/113分
監督:橋本忍
出演:フランキー堺/新珠三千代/菅野彰雄/水野久美

高知の漁村町で理髪店を営む清水豊松は、つつましいながらも妻の房江と一人息子の健一の3人で幸せに暮らしていた。だが世の中は戦争中で、ついに豊松にも召集令状が来てしまう。戦地に送られた豊松はある日、逮捕された米兵の処分役を命ぜられ、立ち木に縛られた米兵に向って突進し、銃剣を突き刺してしまう。戦争が終わり、高知に戻った豊松は再び幸せな生活に戻るが、それもつかの間、彼は戦犯として逮捕され、裁判で絞首刑を宣告される・・・・。

この作品は最近、中居正広・仲間由紀恵主演でリメイクされた同名映画のオリジナル版。元々は1958年にTVドラマで放映され大反響となった作品を、ドラマ同様フランキー堺主演で映画化したもの。前々から観たいと思っていた作品だったが、リメイクを機にやっと観ることができた。名作と言われているこの作品だが、そういわれるだけのフランキー堺の名演が光る。ごく普通の理髪店のオヤジが、戦犯容疑で死刑を宣告されるが希望を失わず再審を求め努力する。ごく普通のオヤジの素顔、再審を求め努力している時の必死の顔、そして刑執行を迎えた放心状態の悲しげな顔、同じ人間かと思うほど、希望と絶望でこれだけ人間の表情は変わるものかと思わせる名演だった。もちろん戦争や軍隊を知らない私だが、戦争中の、狂気が支配した環境下で、上官の命令=天皇陛下のお言葉と言われて決して逆らうことのできない虫けらの如し二等兵の行為に対して、死刑を宣告される虚しさ。「貝になりたい」というのはイマイチ分からないが、誰を恨んでいいか分からない虚しさから、人間不信・社会不信に陥った主人公の絶望的な心の声のようで涙なくしては観れない映画である。
  1. 邦画(わ行)

2014-11-26

渇き。

★+
渇き。
鑑賞No:02583
製作:2014年/日本/118分
監督:中島哲也
出演:役所広司/小松菜奈/妻夫木聡/清水尋也

妻の不倫相手に暴行を加えて仕事も家庭も失った元刑事の藤島は、別れた元妻の桐子から娘の加奈子が失踪したと知らされ、その行方を追う。容姿端麗な優等生で、学校ではマドンナ的存在のはずの加奈子だったが、その交友関係をたどるうちに、これまで知らなかった人物像が次々と浮かび上がってくる。娘の本当の姿を知れば知るほどに、昭和は激情に駆られ、次第に暴走していく・・・・。

原作は読んでいないが、第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した原作の映画化ということで期待して観たが、あまりに期待外れの内容にガッカリ! オープニングこそ、タランティーノ監督を思わせるB級映画を大いに匂わし、期待度を上げたが、それもオープニングのみ。ともかく、内容がつかみにくい構成、映像、セリフ、演技、何もかもついていけない。そんな奴は時代遅れとも言わんばかりだが、いやいや、結局は奇をてらった斬新な作品を作ったつもりだろうが、駄作、失敗作に終わってしまったという感じのする作品。狂気じみた元刑事役を怪演している役所広司はこの演技で賞も獲っているようだが、こんな作品ではどうも重みがないな。最後までこのペースだとさすがにきつかったが、ラストはさすがに少しはミステリーらしくはなった。ただ、後味は悪いし、そもそも全体的に気分の悪い映画。
  1. 邦画-か

2014-11-25

X-MEN:フューチャー&パスト

★★★
X-MENフューチャーパスト
鑑賞No:02584
製作:2014年/アメリカ/132分
監督:ブライアン・シンガー
出演:ヒュー・ジャックマン/ジェームズ・マカボイ

2023年の未来。巨大バイオ・ロボット、センチネル軍によりミュータントは絶滅の危機に。共闘するプロフェッサーXとマグニートーはセンチネルの進化のきっかけとなった1973年のある事件を阻止すべく、キティ・プライドの能力を使い、ウルヴァリンを過去に送り込み歴史を変えようとするが・・・・。

シリーズ1作目「X-MEN」の前日譚を描いた「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」の続編。新旧メンバー総登場ともいえるオールスターキャストだが、逆に詰め込み過ぎた感が強く、登場メンバーが多い分、個々の個性の描写は薄い。それは主役ともいえるウルヴァリンですら思ったほどの印象を残す活躍がなかった。そんな中、存在感を示したのは本作のストーリーのカギを握るレイブン(ミスティーク)。そして、そして旧シリーズにおいては存在感ある指導者プロフェッサーXの若かりし頃。特にプロフェッサーXのギャップは別人のよう。ストーリーの骨格は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ターミネーター」「マトリックス」を思わせるシーンが多く、新規性はあまりなく、単純と言えば単純。
  1. 洋画-え

2014-11-24

女子ーズ

★★★
女子ーズ
鑑賞No:02582
製作:2014年/日本/97分
監督:福田雄一
出演:桐谷美玲/藤井美菜/高畑充希/有村架純/山本美月

世界征服を目論む邪悪な怪人を倒すため、名字に色が入っているという理由だけで司令官チャールズに集められた赤木直子、青田美佳、黄川田ゆり、緑山かのこ、紺野すみれは、不本意ながら「女子ーズ」として戦隊を組み、戦うことに。全員がそろって繰り出される必殺技「女子トルネード」が最大の武器だったが、いまどきの女子たちは恋愛や仕事、野暮用で忙しく、なかなか全員がそろうことができず・・・・。

「女子ーズ」というふざけた戦隊名ながら、それなりのストーリーで真面目な戦隊モノかと思いきや、いい意味で期待(期待はしていなかったが・・・)は裏切られた。名前だけで選ばれた5人の女性が片手間に怪人と戦うだけの内容だが、ともかく面白い。特にテキトーな司令官とのやり取りも面白いし、そもそも出てくる怪人たちがいい。気のいい、お人よしの怪人ばかりで、女子ーズに翻弄された上、いとも簡単にやられるほどの弱さは、まさに憎めないキャラ。その他にもやたら濃いキャラばかりで、今が旬の若手女優5名と好対照。ともかく、彼女らがボソッと話すセリフが面白く聞き逃せない。
  1. 邦画-し

2014-11-23

超高速!参勤交代

★★★★
超高速!参勤交代
鑑賞No:02581
製作:2014年/日本/119分
監督:本木克英
出演:佐々木蔵之介/深田恭子/伊原剛志/寺脇康文

8代将軍・吉宗の世。磐城国のわずか1万5000石の弱小藩である湯長谷(ゆながや)藩は、湯長谷の金山を狙う幕府の老中・松平信祝から、通常なら8日間を要するところを、わずか4日間で参勤交代せよと命じられる。湯長谷藩主の内藤政醇は、知恵者の家老・相馬兼嗣とともに4日間での参勤交代を可能にする奇想天外な作戦を練り、実行に移すが、松平もそれを阻止せんと刺客を放っていた・・・・。

大名行列として有名な参勤交代は歴史の教科書ではお馴染みだが、これをテーマにした映画ができようとは思わなかった。それも、大人数の整然とした行列が「したに~、したに」と言いながら優雅に通過して行くイメージとは裏腹に、ただ期限を守るためになりふり構わず江戸まで向かう姿はもはや参勤交代とは程遠い。しかし、映画の中では随所に参勤交代に関するうんちくが入っており、参勤交代の意外な一面も知らされる。基本的にはコメディで、アクションも盛りだくさんだが、ドタバタ場面も多い。俳優陣も個性派が多く、気楽に楽しめるエンターテイメント作品として仕上がっている。
  1. 邦画-ち

2014-11-22

メゾン・ド・ヒミコ

★★+
メゾン・ド・ヒミコ
鑑賞No:01624
製作:2005年/日本/131分
監督:犬童一心
出演:オダギリジョー/柴咲コウ/田中泯/西島秀俊

塗装会社の事務員・沙織のもとに岸本と名乗る男が訪ねてくる。岸本は沙織の父の恋人だという。沙織の父は、沙織が幼い頃に家を出て行き、その後有名なゲイバー“卑弥呼”を経営していたが、引退後ゲイのための老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”を運営していた。その父がガンのため死期が近いので、ホームを手伝ってほしいとのことだった。自分と母を捨てた父を嫌悪する沙織だったが、多額の借金を抱える沙織に破格の日給が提示され・・・・。

ガンで余命いくばくもないゲイの父親とその若い恋人、そしてゲイの父親に捨てられ長年嫌悪してきた娘の3人を中心に、ゲイのための老人ホームを舞台に繰り広げられる人間ドラマ。どうもこの手のドラマは苦手というか、良さがよく分からない。ゲイがテーマというところもどこかとっつき難く、理解もしにくい。よって柴咲コウ演じる沙織が抱くゲイに対する偏見は自然なのかもしれない。一方、最近はTVなどでもオカマキャラのタレントが増え、ゲイに対する距離感というか偏見も薄れつつある。ゲイの人は皆とかく異常に明るい印象があり、話をするだけなら決して嫌悪感はなく逆に楽しいとは思うが、その底抜けの明るさの内側にある悲しみや苦悩をこの映画で見ることができるのでは?と思う。そして本人の悲しみや苦悩だけでなく、彼らを取り巻く家族の悲しみや苦悩も考えなければならない。オカマキャラの台頭によりさらにゲイの人は今後増えてくると思うが、いつか自分も身近で接するかもしれないことを考え、一見の価値があるのでは・・・。
  1. 邦画-め

2014-11-21

キル・ビル Vol.1

★★★★
キル・ビル
鑑賞No:01203
製作:2003年/アメリカ/113分
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ユマ・サーマン/ルーシー・リュー/ダリル・ハンナ

ザ・ブライドは結婚式の最中に、かつて所属していた暗殺団から襲撃を受け、夫と妊娠中の子供を殺されてしまう。奇跡的に一命を取り留めた彼女は、暗殺団とそのボスへの復讐を誓い、伝説の刀鍛冶師を訪ねる。そこで名刀ハットリ・ハンゾウを譲り受けたザ・ブライドは、暗殺団のメンバー5名を血祭りにあげるため、復讐の旅に旅立つ・・・。

作品として評価する際に品格や品質的にはどうかというのはあるかもしれないが、私の評価基準は個人的に面白いか(また観たいか)という一点であり、それによると文句なく面白かったし、ゆえに高評価となる作品である。(B級映画的な位置づけながらA級の面白さ!) 主役のユマ・サーマンもはまり役だったが、終盤の相手役であるルーシー・リューも様になっており、強い印象を残した。女子高生の刺客を演じた栗山千明も彼女らに引けを取らない刺客ぶりを演じていたし、チャンバラ・カンフー・ウェスタンがごちゃ混ぜになった異様な雰囲気にも一種独特な味わいがあった。
  1. 洋画-き

2014-11-20

八甲田山

★★★★+
八甲田山
鑑賞No:00331
製作:1977年/日本/169分
監督:森谷司郎
出演:高倉健/北大路欣也/丹波哲郎/三國連太郎


明治34年末、日露戦争を直前に陸軍は寒冷地教育の一環として冬の八甲田山雪中行軍を行うことにする。演習は、大部隊で自然を克服しようとする部隊と、少数精鋭で自然に逆らわずに進もうとする部隊の2つで行われるが・・・。

新田次郎の原作「八甲田山死の彷徨」の映画化。1902年(明治35年)に実際に起こった雪中行軍演習中の199名凍死事件が題材になっている。まず豪華なキャストに驚かされる作品。2つの隊を率いる大尉にそれぞれ高倉健、北大路欣也を演じる他、丹波哲郎、三國連太郎、加山雄三、小林桂樹、森田健作、緒形拳、島田正吾、大滝秀治などなど。また女優陣も栗原小巻、加賀まりこ、秋吉久美子と豪華。雪中行軍が始まってからは、ひたすら雪の恐ろしさを痛感し、極限状態における人間の生態をまざまざと見せつけられる。この作品は原作を読んだ後に鑑賞したが、原作で感じた悲惨さ・壮絶さを見事に映像化し観る者に伝えていると感じられた。冬山、そして雪と風の怖さを痛感させられた映画。なお、本作の撮影は実際に真冬の八甲田山で行われている。ロケは過酷を極め、このロケに耐えられず、俳優数名が脱走したという話が残っている。


  1. 邦画-は

2014-11-18

ゆれる

★★★★+
ゆれる
鑑賞No:01344
製作:2006年/日本/119分
監督:西川美和
出演:オダギリジョー/香川照之/伊武雅刀/新井浩文

母の一周忌法要のために帰省した弟・猛は、兄・稔と、稔が店長を勤めるガソリンスタンドで働く千恵子の3人で近くの渓谷にドライブに行く。千恵子は昔の猛の恋人で、稔が千恵子に好意を抱いていると知りながら、前日2人は関係を持っていた。そして単独行動をとっていた猛が遠目で見る中、稔と一緒に渓谷の吊り橋にいた千恵子が転落する・・・。

第28回ヨコハマ映画祭や第61回毎日映画コンクールの作品賞などを受賞した人間ドラマ。千恵子の死をきっかけに、兄妹の絆がゆれる様をゆれる吊り橋にかけているのはわかったが、裁判の結末とラストの兄・稔の表情には釈然としないものが残った。まったく違う道を歩んでいる兄と弟は表向き近いようで実は遠い存在なのか?男の子2人の親である私には複雑な思いに駆られる映画だった。オダギリジョーは観るたびに俳優として成長している感があり、その他の出演者も皆地味な俳優だが個性的な俳優を揃え、淡々と進むストーリーを飽きさせない旨みを出していた。
  1. 邦画-ゆ

2014-11-17

百瀬、こっちを向いて。

★★★★
百瀬、こっちを向いて。
鑑賞No:02579
製作:2014年/日本/109分
監督:耶雲哉治
出演:早見あかり/竹内太郎/石橋杏奈/工藤阿須加

冴えない高校生のノボルは、ある日、尊敬する先輩の宮崎瞬から、ショートヘアで野良猫のような鋭い目つきの美少女・百瀬陽を紹介される。瞬には学校のマドンナ的存在の神林徹子という恋人がいたが、百瀬と付き合っているという噂が流れて困っており、ノボルに百瀬と期間限定で付き合うふりをするよう提案。ノボルと百瀬は嘘の恋愛関係を始めるようになるが・・・・。

作家の乙一が、中田永一という別名義で執筆したベストセラー小説を原作とした青春ロマンス。ほろ苦く、せつないストーリーと、現在と15年前の過去を交錯させた構成、そして随所に散りばめられた伏線は秀逸。メインの俳優陣がほとんど無名の若手で、演技力がついてこないのは残念だったが、素人っぽい演技が逆にノボルなどは玲愛経験のない高校生の初心な姿をリアルなものにしていた。ノボルと百瀬、そして宮崎先輩と神林先輩、それぞれが思いを寄せる人のために嘘をつき、演技をし、そのために悩み苦しむといったちょっとやるせない中で、一粒の清涼剤的存在としていいタイミングで登場するノボルの友人・田辺くんの存在感は大きい。
  1. 邦画-も

2014-11-16

スイートプールサイド

★★★
スイートプールサイド
鑑賞No:02580
製作:2014年/日本/103分
監督:松居大悟
出演:須賀健太/刈谷友衣子/落合モトキ/荒井萌

男子なのに毛が生えないことに悩む高校1年生の太田年彦は、同じ水泳部の毛深い女子・後藤綾子をうらやましく思っていた。そんなある日の放課後、綾子から毛深いことに対する悩みを相談され、「私の毛を剃ってくれない?」と依頼されたことから、年彦は綾子の腕の毛とスネ毛を毎週剃るという秘密の関係を結ぶことになるが・・・・。

思春期の少年少女の悩みを描いた青春映画。その内容から剃毛映画と評されてもいるが、毛が生えないことに悩む男子高校生と、毛深いことに悩む女子高校生の切実な思いが伝わってくる映画で、いわゆるエロい映画ではない。ただ、手足からやがて脇毛にまで至る剃毛シーンはもちろんあるが、いやらしさはあまりないものの、無傷で無事に剃れるのかという緊張感はかなりある。なお、観た感じの良い青春映画感は前半だけで、後半、須賀健太演じる主人公はそれまでの童顔のおとなしい少年から次第に狂気を帯びていく、意外な展開に驚く。
  1. 邦画-す

2014-11-15

少林サッカー

★★★
少林サッカー
鑑賞No:01135
製作:2001年/香港/112分
監督:チャウ・シンチー
出演:チャウ・シンチー/ン・マンタ

かつて有望なサッカー選手だったが、同輩の策略でサッカー選手としての生命を絶たれたファン。その彼がある日少林寺拳法の使い手シンと出会う。シンの並外れた脚力を見たファンはシンの仲間らを集めてサッカーチームを結成し、全国大会に出場するが・・・・。

常少林寺拳法の使い手がサッカーに挑むスポーツエンタテイメント映画。識外れのマンガをそのまま映画にした感じ。当然、ありえないシーンはすべてワイヤーアクションやCG処理してあるが、分かっていてもあまりにも馬鹿馬鹿しい展開で、思わず大笑いしてしまった。ともかくあまり真剣に考えず、リラックスして観れる映画です。(我が家の子供には大ウケでした!)
  1. 洋画-し

2014-11-14

ソウ2

★★★★
ソウ2
鑑賞No:01342
製作:2005年/アメリカ/100分
監督:ダレン・リン・バウズマン
出演:トビン・ベル/ショウニー・スミス

殺人事件の現場に呼ばれたエリックは、死体から犯人のアジトを割り出す。SWATらと踏み込んだアジトは案の定、連続殺人犯として追っていたジグソウのアジトだった。しかしそれはジグソウによる罠で、新たなるゲームの始まりだった・・・。

衝撃的なラストで話題となった「ソウ」の続編。前作と内容はリンクしているが、核となるストーリーは独立している。前作の「ソウ」の衝撃度が大きく、期待しすぎた分、前作ほどの衝撃はなかったものの、やはりラストはやられた~という結果に終わった。相変わらず目を背けたくなる残酷なシーンが満載だが、完成度の高いストーリーで楽しめた。
  1. 洋画-そ

2014-11-13

ラビリンス 魔王の迷宮

★★★
ラビリンス
鑑賞No:00250
製作:1986年/アメリカ/102分
監督:ジム・ヘンソン
出演:ジェニファー・コネリー/デビッド・ボウイ

サラは子守をしていた幼い弟の泣き声に嫌気がさし、愛読書「ラビリンス」の一節を口にする。するとそのとおり、魔王が現れ、弟を連れ去ってしまう。13時間以内に魔王の城にたどり着けば弟を帰すとういう魔王に対し、サラは城に向かって旅立つが・・・・。

ジョージ・ルーカス総指揮のもと、マペット界の第一人者ジム・ヘンソンが監督したファンタジー映画。城に行くために足を踏み入れたゴブリン・シティに住む奇怪な住人たちは、さすがマペット界の第一人者が監督だけあって当時としてもよくできている。住人たちも個性はあるが悪い者はおらず、子供が観ても楽しめる。何よりもサラを演じたジェニファー・コネリーがかわいい。
  1. 洋画-ら

2014-11-12

幸せのちから

★★★★
幸せのちから
鑑賞No:01340
製作:2006年/アメリカ/117分
監督:ガブリエレ・ムッチーニ
出演:ウィル・スミス

医療機器のセールスをしているクリスは思うように商品が売れず、経済的に追い詰められていく。貧しさに耐えかねた妻は彼の元を去る。彼は息子の面倒を見ながら、一流証券会社のインターンとなり、無給で半年の実習生となるが・・・。

一度はホームレスにまで落ちぶれた男が、愛する息子のために成功を掴み取るサクセスストーリー。アメリカの貧困者の悲惨な状況はよく伝わってきた。これでもか、これでもかとクリスを襲う不幸には同情したが、そんな中でなぜ成功したのかがよく分からなかった(努力しているシーンよりも困難にぶち当たっているシーンが圧倒的に多い!?)。逆に上流層の人々が皆、紳士的に描かれているのも少し違和感があった。ただ、ウィル・スミスの実子である子役の子は可愛い演技で好感が持てた。
  1. 洋画-し

2014-11-11

WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常

★★★★+
WOOD JOB! 神去なあなあ日常
鑑賞No:02578
製作:2014年/日本/116分
監督:矢口史靖
出演:染谷将太/長澤まさみ/伊藤英明/優香

大学受験に失敗し、彼女にもフラれて高校を卒業した平野勇気は、たまたま目に留まった林業研修プログラムのパンフレットの美女につられ、ケータイの電波も届かない田舎の神去村で林業の研修に参加することになる。だが、想像を絶する現場の過酷さに、早くも逃げ出したくなるが、パンフレットの美女が村に住んでいることを知り・・・・。

直木賞作家・三浦しをんの「神去なあなあ日常」の映画化。全体的には軽いタッチのコメディ映画だが、林業という珍しいテーマを扱っている点で新鮮であり、林業の実態もよく分かる。また、軽いタッチだけでなく、ヨキ夫妻の夜の営みのエピソードやラストの巨大神木の突入など下ネタ満載だが、村の人は明るく開けっぴろげすぎて、いやらしさは感じないのがいい。これまであまり好きとは言えなかった俳優・染谷将太も少々ちゃらんぽらんな男子を演じているが、いい味を出していた。ただ、1年の林業研修を通して、主人公は村の人とも心を通わし、林業に対する考えや取り組みも変わってくるのだが、研修期限の1年が経つと、割とあっさり元の都会生活に帰って行ってしまうラストにはかなり消化不良感が残るが・・・・・。最後の最後にスッキリできてよかったが、あの静かな終わり方はちょっとさびしい。
  1. 邦画-う

2014-11-10

MONSTERZ モンスターズ

★★★+
MONSTERZ モンスターズ
鑑賞No:02576
製作:2014年/日本/112分
監督:中田秀夫
出演:藤原竜也/山田孝之/石原さとみ/田口トモロヲ

まなざしひとつですべての人を操ることができ、その能力ゆえに孤独に生きてきた男の前に、初めて力の通じない人物、田中終一が現れる。終一もまた、両親のいない孤独な人生を歩んできたが、男によって数少ない大切な人を奪われてしまう。自分の世界を守るため男は終一の抹殺を図り、終一は大切な人を守れなかった自分を責め、男への復讐を誓うが・・・・。

設定は興味深い。すべての人を操ることができる男。最強だ。だが、ただ一人、操ることのできない男。こいつこそ最強の上をいく男・田中終一だ。しかし、終一に攻撃力はない。よって、人を操ることができる男によって徹底的に攻撃され、打撃を受ける。だが、終一二は驚くべき回復力がある。そのため、どんなに傷ついてもあっという間に回復する。そんな2人の対決だから決着がつかない。藤原竜也と山田孝之という配役も良い。設定も良く、配役も良いのに、なぜか薄っぺらい。それなりに面白くはあったが、何のために戦っているのか、何を描きたいのかが伝わってこない作品。やたら、無意味に人が死ぬシーンがあるのは空しいだけ。
  1. 邦画-も

2014-11-09

美女と野獣(2014年版)

★★
美女と野獣(2014)
鑑賞No:02577
製作:2014年/フランス、ドイツ/113分
監督:クリストフ・ガンズ
出演:バンサン・カッセル/レア・セドゥー

バラを盗んだ父の罪を背負い、野獣の城に閉じ込められた美しい娘ベル。しかし、城の主の野獣は毎夜ディナーを共にすること以外、何も強要してこない。やがてベルは野獣の恐ろしい姿の下にある、もうひとつの姿に気付きはじめ、野獣が犯した罪や城で過去に起こった出来事の真実が解き明かされていく・・・・。

ディズニーアニメ版で広く知られるファンタジードラマの名作「美女と野獣」の実写版。ただ、ディズニーアニメにはほとんど興味がなかったので、この「美女と野獣」もタイトルは知っていたが、ストーリーは皆無。今回のこの作品の鑑賞で初めて内容を知った。ストーリーは割と単純で、理解はしやすいが、実写版のせいなのか、どうも美女感も野獣感も強烈な印象がなく、タイトルが空回りした感があった。これは実は、元々の原作を映画化したもので、ディズニーの原作ではないところにも関係しているかもしれない。
  1. 洋画-ひ

2014-11-08

ディパーテッド

★★★★
ディパーテッド
鑑賞No:01324
製作:2006年/アメリカ/152分
監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン

犯罪者の一族に生まれたビリーは、自らの生い立ちと決別するため警察官を志し、優秀な成績で警察学校を卒業。しかし、警察に入るなり、彼はマフィアへの潜入捜査を命じられる。一方、マフィアのボス、コステロにかわいがられて育ったコリンは、内通者となるためコステロの指示で警察官になるが・・・・。

第79回アカデミー賞作品賞を獲得した作品なので、期待して観た。香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクだそうだが、こちらは観ていないのでまずは新鮮な気持ちで観ることができた。ストーリーは、マフィアに潜入した警察官と警察に潜入したマフィアとの対決という設定の、いたって簡単な構成。しかし共に危険と隣り合わせの潜入活動で、その苦悩と緊張は時間を追うごとにヒシヒシと伝わってくる。前半はスローペースな展開ながら、後半はスピーディかつ意外な展開となり、そして衝撃のラスト・・・。巷では評価が分かれているようだが、やや長尺ながら十分楽しめた。ディカプリオは「タイタニック」から比べると役者としての成長の跡が見られる。ジャック・ニコルソンは相変わらず存在感があり、マフィアのボスを怪演している。ディグナムを演じたマーク・ウオルバーグは役のせいもあるのか、今までとは違った印象で、脇役ながら要所要所で存在感を出しており、助演男優賞ノミネートもうなずける。
  1. 洋画-て

2014-11-07

プロデューサーズ

★★
プロデューサーズ
鑑賞No:01323
製作:2005年/アメリカ/134分
監督:スーザン・ストローマン
出演:ネイサン・レイン/マシュー・ブロデリック

ショーはコケたほうが大金が転がり込むというカラクリを発見した落ち目のプロデューサーのマックスと気弱な会計士レオは、出資金を集めてわざと興行に失敗する計画を立てる。すなわち、史上最低の脚本と演出家と役者を使うことで失敗確実を狙ったのだ。ヒトラーを礼賛する内容の駄作脚本獲得、ゲイの演出家への誘惑、オーディションによるヘボ役者キャスティングなどを進め、街じゅうのオババたちから出資金を集め、いざ開幕。しかし、コケるどころか大ヒットしてしまう・・・。

ブロードウェイ・ミュージカルの映画化。また第41回アカデミー賞脚本賞を受賞したメル・ブルックスによる同名映画の再映画化。ストーリーは単純で面白い設定と思うが、ミュージカル好きでないと分からないミュージカルナンバーやパロディがちりばめられ過ぎているため、ミュージカルに通じてないと面白さは半減するように思える。私もいまひとつ、笑えなかった。
  1. 洋画-ふ

2014-11-06

gift

★★★★
gift.jpg
鑑賞No:02573
製作:2014年/日本/91分
監督:宮岡太郎
出演:遠藤憲一/松井玲奈/柿澤勇人/石井貴就

一代で財を成したものの、傍若無人で偏屈な性格から周囲にうとまれている会社社長の篠崎善三は、娘への贈り物を届けるための旅に出ることを決める。片足が不自由で杖が手放せない篠崎は、キャバクラ嬢の山根沙織を旅に同行させるため、「お前の100時間を100万円で買ってやる」と言い出し、ホストに騙されて借金を抱えていた沙織も篠崎の申し出を受けるが・・・・。

おじさんとキャバクラ嬢の何とも奇妙なロードムービーを描いた映画だと思っていたら違っていた! タイトルの「gift」、冒頭の不可解な手紙、目的不明の指輪らしき贈り物、そして妻子を蔑ろにしてまで一代で財を成すほどお金に執着した男の大判振る舞いの金の使い方など、疑問は膨らみながら奇妙な旅は続く。途中、2人は反目しあいながらも次第に打ち解けていくシーンも。ロードムービーならではの展開。だが、ラストも近づき、真相を知ると愕然とさせられる。これまで張られていた伏線が一気に意味を成す。疑問が解けると同時に、単なるロードムービーではなく、何とも重いテーマの映画だなぁと考えさせられる。愛知県他限定公開の映画らしいが、こういう映画こそもっと広く公開してほしい。
  1. 邦画-き

2014-11-05

銀の匙 Silver Spoon

★★★+
銀の匙 Silver Spoon
鑑賞No:02570
製作:2014年/日本/111分
監督:吉田恵輔
出演:中島健人/広瀬アリス/市川知宏/黒木華

進学校に通いながらも挫折し、逃げるように大蝦夷農業高校に入学した八軒勇吾は、将来の目標や夢を抱く同級生たちに劣等感を抱き、酪農実習や部活には四苦八苦。慣れない農業高校の生活の中で悩み、戸惑いながらも、次第に自分なりの答えを見つけ始める八軒だったが・・・・。

荒川弘の人気コミックの映画化。学園モノの映画はこれまでも数多く観てきたが、このような農業高校を舞台にした学園モノは初めて。主人公自身は受験競争から脱落した夢なきエリートだが、授業を受ける周りの同級生たちは厳しい酪農が実生活を支える家庭の子が多く、遊びではない、生活に直結した学業であることが身に沁みる。そのギャップは主人公にも感じられるが、主人公は彼らしさの考えで自分の思い、道を貫こうとし、その姿勢はやがて周りにも受け入れられていく。青春ドラマの体を取りながら、農業高校の実態、現実をリアルに描いた作品。
  1. 邦画-き

2014-11-04

闇金ウシジマくん Part2

★★★★
闇金ウシジマくん Parts2
鑑賞No:02574
製作:2014年/日本/133分
監督:山口雅俊
出演:山田孝之/綾野剛/崎本大海/やべきょうすけ

ある日、ウシジマの事務所に暴走族のヘッド・愛沢とトラブルを起こしたヤンキーのマサルが、愛沢に連行されてくる。愛沢はマサルに借金をさせ、その金を自分への慰謝料として払うよう要求するが、マサルはウシジマに懇願してカウカウ・ファイナンスで働くことに。当てがはずれてしまった愛沢だが、彼にもまた、すぐにでも金が必要なある事情があった・・・・。

真鍋昌平の人気コミックを山田孝之主演で2010年にテレビドラマ化、2012年には映画化された劇場版第2作。闇金業者、ヤクザ、ホスト、風俗嬢、ヤンキー、ストーカーといった裏社会に生きる人々が描かれており、非現実でありながら、まんざら嘘でもないそこそこリアル感があって、恐怖が伝わってくる。裏社会の怖さ、そして際限のない欲望のエスカレート、その先には破滅、そして死が待っているという、負の連鎖。決して関わりたくない、別世界である。そんな中、クールで毅然に生きるウシジマはある意味、魅力的。ただ、Part2はエピソードが多すぎて、逆にどれも中途半端で、かつウシジマがイマイチ目立たなかった感は否めない。
  1. 邦画-や

2014-11-03

猿の惑星:新世紀(ライジング)

★★★★
猿の惑星:新世紀(ライジング)
鑑賞No:02575
製作:2014年/アメリカ/131分
監督:マット・リーブス
出演:アンディ・サーキス/ジェイソン・クラーク/ゲイリー・オールドマン

猿のシーザーたちが人類への反乱を起こしてから10年、彼らは森の奥深くに文明的なコロニーを築いていた。一方の人類は、わずかな生存者たちが荒廃した都市の一角で息をひそめて日々を過ごしていた。そんなある日、資源を求めた人間たちが猿たちのテリトリーを侵食したことから、一触即発の事態が発生し、シーザーは生き残るための重大な決断を迫られる・・・・。

「猿の惑星」の前日譚として、往年の人気SFシリーズをリブートしたシリーズ第1作「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の続編。往年のシリーズがまさにSF映画の金字塔であり、SF色が強かったのに対し、本シリーズはヒューマンドラマというか類人猿ドラマ色が強い。そして、国とは何か、平和とは何か、リーダーとは何かなど、今の世界が抱える問題・テーマを突いてくる内容の映画になっている。そんな中、猿のシーザーの考えはブレないし、人間側の穏健派のマルコムを信用し、人間との信頼関係を維持しようとする。こういう指導者が共にいれば人種や思想が違っても理解し分かり合えるのかもしれないが、一方、そんな指導者の思いを無視した1個の行動が大きな反目・対立・騒動に発展する怖さも目の当たりにさせてくれる作品。
  1. 洋画-さ

2014-11-02

復讐するは我にあり

★★★★+
復讐するは我にあり
鑑賞No:00335
製作:1979年/日本/140分
監督:今村昌平
出演:緒形拳/三國連太郎/ミヤコ蝶々/倍賞美津子

タバコ集金人の柴田種次郎、馬場大八の惨殺死体が発見され、現金41万円余が奪われていた。かつてタバコ配給に従事した運転手榎津厳が容疑者として浮かぶが、数日後、宇高連絡船甲板に遺書等自殺の痕跡を残して消えた。その後、浜松に現れた榎津は、行きずりで知り合った弁護士を殺し、その弁護士になりすます・・・・。

実際に起きた連続殺人事件を題材にした映画。専売公社職員を強盗目的で惨殺した榎津巌の78日間の逃走劇を描く。逃走中も弁護士などに変装して詐欺を繰り返しながら、さらに殺人を犯していく。史上最大の重要指名手配をかいくぐって逃亡を続けるが、最後は子供に見破られて・・・・。緒形拳の鬼気迫る演技も見もの。原作は佐木隆三の同名小説だが、原作も一読の価値あり。
  1. 邦画-ふ

2014-11-01

バタリアン2

★★★
バタリアン2
鑑賞No:00176
製作:1987年/アメリカ/91分
監督:ケン・ウィーダーホーン
出演:ジェームズ・カレン/トム・マシューズ

軍のトラックがゾンビ・ガスを運送中、ゾンビ・ガスの入ったドラム缶を1つ落として走り去ってしまう。そこにジェシーら3人の少年が現れ、ドラム缶を見つけた彼らは缶を叩いてガスを発生させてしまう。ジェシー以外の2人はガスを吸い、やがて恐るべき姿に変身していく。さらにガスは墓場に流れ込み、雨によって地中に浸み込んだことにより、死人が蘇えることに・・・・。

コメディ・ホラーとして有名な「バタリアン」のシリーズ2作目。「2」と銘打っているが、基本的なストーリーは「1」と変わらない。変わらな過ぎてビックリするぐらいだが、しいて言えば今回は子供が主役となっている。「1」でコメディ・ホラーという位置づけを確立し、ファミリー向けゾンビものとなった所以だろうか?ただ、何も考えず家族でゾンビ映画を楽しむなら、「バタリアン」かもしれない。多少グロイところもあるが、恐ろしさよりもコミカルなシーンが多く、観ていて楽しめる。大したことのない映画だが、妙に印象に残る映画。
  1. 洋画-は