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2015-01-31

トロピック・サンダー 史上最低の作戦

★+
トロピック・サンダー
鑑賞No:01738
製作:2008年/アメリカ/107分
監督:ベン・スティラー
出演:ベン・スティラー/ジャック・ブラック

ベトナム戦争「トロピック・サンダー」の撮影のためにベトナムでロケを行っていたが、わがままな俳優たちのせいで撮影中止の危機に晒されてしまう。そこで追い詰められた監督は、リアリティをだすために俳優たちをジャングルの奥地に放り込んでゲリラ撮影を試みるが、地雷を踏んで爆死する。しかし、それも撮影だと信じ込んだ落ち目のアクションスター、タグは単独行動を始める・・・・。

「地獄の黙示録」「プラトーン」「ランボー」といったベトナム戦争を扱った映画のパロディが満載のコメディ映画。全米では3週連続No.1を獲得したらしいが、正直言って全然面白くないし、笑えない映画だった。たぶん、この映画特有の笑のツボがあって、それにはまれば面白いのかもしれないが、少なくとも万人に受けるコメディ映画とはいいがたい。さらにエグいシーンも多い。戦争映画だから多少の残酷なシーンは仕方ないが、ラストで子供を背負ったタグが子供にナイフでメッタ刺しにされるシーン、そしてその子供を投げ飛ばしてしまうシーンはちょっと問題のあるシーンのように思えた。ただ、トム・クルーズが意外な風体の役どころで出演しており、異彩を放っている。


  1. 洋画-と

2015-01-30

私をスキーに連れてって

★★★★
私をスキーに連れてって
鑑賞No:00351
製作:1987年/日本/98分
監督:馬場康夫
出演:原田知世/三上博史/原田貴和子/沖田浩之

矢野文男はある商社に勤める26歳のサラリーマン。仕事ぶりも恋もいまひとつパッとしない都会人だが、スキーはプロ級の腕前だった。クリスマス、奥志賀のスキーツアーで矢野はOLの池上優と知り合い、一目ぼれ。矢野の高校時代からのスキー仲間、正明、真理子、和彦、ヒロコの四人もなんとか二人をくっつけようとするが・・・・。

ホイチョイプロダクションの馬場康夫が監督したラブ・ストーリー。スキー場を舞台にした若者たちの恋物語だが、ホイチョイプロならではのモノやテクニックへの懲りようが見もの。ストーリー自体は単純だが、小気味よいテンポで展開する物語が受けて大ヒットした。少し顔を赤らめるようなラブ・ストーリーだが、スキーヤーにとっては結構楽しめるシーンやファッションが満載。ユーミンの曲もドラマにとてもマッチしていて、盛り上げ効果抜群だった。


  1. 邦画(わ行)

2015-01-29

キャスト・アウェイ

★★★★
キャスト・アウェイ
鑑賞No:01002
製作:2000年/アメリカ/144分
監督:ロバート・ゼメキス
出演:トム・ハンクス/ヘレン・ハント

チャックは速さを誇る宅配便“フェデックス”のシステム・エンジニア。世界中を駆け回り、システム上の問題解決に明け暮れる日々。一秒も無駄にしないことが信条の彼は、恋人ケリーとのデートも秒刻みだった。そんな彼はある時、飛行機事故に遭い、1人無人島に流れ着く・・・・。

飛行機事故に遭い、無人島に漂流したシステムエンジニアのサバイバル生活を描く。たった一人になりながら、無人島で生きていく術をしだいにつけていくところが見もの。4年後、ついにいかだを作って無人島から脱出を試みるが・・・。一緒に漂着したバレーボールをブランド名の「ウィルソン」と呼んで友達として扱うシーンは微笑ましい。144分とやや長尺だが、飽きずに観ることができた。自然に帰った人間の生きるたくましさを垣間見ることができ、参考となった。ただし現実的なラストは、折角の脱出成功を無にする感があり、すっきりしないものとなった。


  1. 洋画-き

2015-01-26

ナイロビの蜂

★★★
ナイロビの蜂
鑑賞No:01335
製作:2005年/イギリス/128分
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:レイフ・ファインズ/レイチェル・ワイズ

新妻テッサとともにケニアに赴任した外交官ジャスティン。だがテッサは外出先で交通事故に遭い死亡。妻の死に疑問を抱いたジャスティンは、やがて妻の死の裏に隠された巨大な陰謀があることに気づく・・・。

活動家で行動的な妻テッサと、穏やかな性格の夫ジャスティン。相反する性格ながら、2人の愛は本物で、ジャスティンは巨大な陰謀を知ったとき、妻の自分への愛の深さも知ることになる。テッサは実在の人物をモデルとしており、戦争・飢餓・病気に苦しむアフリカの現実と合わせると、単なるサスペンス映画とはいえないメッセージが含まれている。すべてを知ったジャスティンが、最後、妻の死んだ湖畔に向かうところは言い知れぬ愛情が感じられる。


  1. 洋画-な

2015-01-24

デスノート【前編】

★★★★
デスノート【前編】
鑑賞No:01336
製作:2006年/日本/126分
監督:金子修介
出演:藤原竜也/松山ケンイチ/瀬戸朝香/香椎由宇

死神の落としたノートを拾った夜神月(ライト)。そのノートは「デスノート」と呼ばれる死のノート。名前を書いた相手を確実に殺せるものだった。月は法律で裁けない犯罪者を次々と殺し、「キラ」と呼ばれる救世主として世界を震撼させる。完全犯罪と思われたこれら殺人も、謎の探偵Lの登場により、次第に追い詰められていく・・・。

話題性の高い映画ながら、原作との相違やキャスティングへの不満等もあり賛否両論の感があったが、原作を読んでない私にとっては期待以上に楽しめた。キャスティングに関しても先入観がない分、抵抗なく受け入れられ違和感もなかった。藤原竜也演じる夜神月と松山ケンイチ演じる竜崎との頭脳戦は見もの。


  1. 邦画-て

2015-01-23

フラガール

★★★★
フラガール
鑑賞No:01334
製作:2006年/日本/120分
監督:李相日
出演:松雪泰子/蒼井優/豊川悦司/山崎静代

昭和40年、閉山を目前とした常磐炭鉱の町を救おうと、ハワイ風のリゾート施設建設計画が持ち上がる。そのため、元ダンサーのまどかがやってきて、炭鉱娘にフラダンスを教え始めるが・・・。

常磐ハワイアンセンターの誕生秘話を映画化。幾多の苦難を乗り越え誕生する常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)誕生に関わった人々の実話である。「明日への記憶」「男たちの大和 YAMATO」「武士の一分」などを押さえ、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した。作品賞以外にも監督賞、助演女優賞(蒼井優)など計部門に輝いた。女性の社会進出めざましい昨今だが、閉山のため失職する現実をなす術もなく迎えている男たちに対し、新たな可能性に向けてチャレンジしていこうとする若き女性たちは、まさに女性の社会進出の魁ともいえる。3ヶ月に渡って猛特訓したラストのフラダンスシーンはさすがに圧巻。


  1. 邦画-ふ

2015-01-22

るろうに剣心 伝説の最期編

★★★
るろうに剣心 伝説の最期編
鑑賞No:02606
製作:2014年/日本/135分
監督:大友啓史
出演:佐藤健/武井咲/福山雅治/藤原竜也

海を漂流し流れ着いたところを、剣術の師匠である比古清十郎に助けられた緋村剣心。その後剣心は、山中で居を構え陶器作りに励む師匠に対し、飛天御剣流の奥義を教えてほしいと懇願する。一方、甲鉄艦・煉獄に搭載した大砲で一つの村を襲撃した志々雄真実は、政府に対して剣心を指名手配し、捕らえて処刑するように求める・・・・。

原作でも人気の高いエピソード「京都編」2部作の後編。1本に纏めるには盛り沢山な内容のような気もするが、かといって2部作にしたことでスピード感あふれる展開の前編に比べ、この後編は妙に間延びした内容で正直、前半は眠くなった。(感じとしては、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の2作目ラストから3作目前半のような展開と似ている) さすがに師匠との特訓の成果があり、四乃森蒼紫や瀬田宗次郎との対決は思ったほど苦戦しなかったが、さすがに志々雄真実は強すぎるほど強く敵ながら天晴。もはや剣心だけでは歯が立たず、斉藤一や四乃森蒼紫、相楽左之助も加勢して戦うという、主役側では通常考えられないなりふり構わない所業に、却って志々雄を応援したくなったほど。それほど、藤原竜也の入れ込んだ志々雄は主役を食うほどの存在感だっただけに、前半の間延びは残念。


  1. 邦画-る

2015-01-21

仁義なき戦い・完結篇

★★★+
仁義なき戦い・完結編
鑑賞No:00494
製作:1974年/日本/98分
監督:深作欣二/皆川隆之
出演:菅原文太/小林旭/北大路欣也/松方弘樹

警察の“頂上作戦”で幹部連中が大量に検挙された後、大友組が勢力を回復、広島やくざ組織は、山守組、打本会、大友組の三巴の対立となっていた。だが、山守組最高幹部の武田明は警察の目を欺くために山守義雄を会長に、傘下の組や近郊都市の組織までも大同団結させて、政治結社「天政会」を発足させた。しかし、武田ら主流派と大友勝利ら反主流派が対立し・・・・。

広島抗争を描いたシリーズの完結篇であるが、予定していた第二次広島抗争まではすでに「仁義なき戦い 頂上作戦」で描き切っていたにもかかわらず、映画が続けてヒットしていたため、急きょ作られたもの。そのため、「広島死闘篇」で主役を食うほどの鮮烈な印象を残した大友勝利役の千葉真一が別作品の撮影のため出演できず、宍戸錠に代わったのは残念。内容も第三次広島抗争を描いたもので、新旧交代の感が強く、菅原文太や小林旭の露出度は低く、北大路欣也演じる松村保が中心に描かれている。1つの時代の終わりを感じさせるラストだが、また新たな若い勢力の台頭は続くことを予感させ、ヤクザ社会の終わりはないことを無言で訴える空しい最後である。


  1. 邦画-し

2015-01-20

オー!ファーザー

★★★+
オー!ファーザー
鑑賞No:02568
製作:2013年/日本/102分
監督:藤井道人
出演:岡田将生/忽那汐里/佐野史郎/河原雅彦

性格も個性もバラバラな父親と呼ぶべき人物が4人もいる高校生の由紀夫は、4人から受ける愛情に煩わしさも感じていた。クラスメイトの多恵子には「父親たち全員に似ている」と言われ、複雑な思いを抱いたある日、由紀夫は賭博場で鞄の盗難事件を目撃。そのことがきっかけで、一家はとんでもない事件に巻き込まれていく・・・・。

4人の父親とはあまりに非現実的な設定だけど、映画的には逆に珍しく面白い。ただ、4人の父親たちは妙に仲が良く、ほんわかムードは観ていて気持ちはいいものの、父親たちの間でドラマが展開したり、それぞれの父親のキャラクターが活きる演出があればもっと面白かったかも。4人の父親をこれほどまでに虜にしたママが最後には登場するかと期待していたが、顔見せなく終わったのは残念。


  1. 邦画-お

2015-01-19

101日

★★★
101日
鑑賞No:02610
製作:2010年/クロアチア/82分
監督:ネヴィオ・マラソヴィッツ
出演:スヴェン・メドヴェセク/ナターシャ・ドルチッチ

TV番組の企画で集められ、ある家から6ヵ月間外に出ずに過ごすことになった6人のカップル。視聴者の投票で一人ずつ脱落していくが、そんな中、第三次世界大戦が勃発する。だが、参加者は戦争が始まった事実を知らされず、眠っている間に地下の核シェルターに移送される。やがて核ミサイルが撃ち込まれ、参加者6人を除く人類は死滅してしまう・・・・。

予備知識なく、何気に観始めた映画だけど、クロアチア映画だったんですね。どうりで、どうもハリウッド映画とはちょっと雰囲気が違う気が随所に出てたね。いきなり冒頭で、ある部屋にいる複数の男女が映し出されるが、状況や理由など全く分からないままストーリーは進んでいく。ストーリー展開も時系列ではなく、時間軸があちこち飛びながら進むので最初は戸惑うが、次第に状況が分かってくる。主人公夫婦の最大の懸念事項である息子をどうするか?の結末には親としての愛情とエゴが入り混じった行動で複雑な気持ちにさせられたが、核シェルターの中の人々の結末に言及しなかったのはやや消化不良。


  1. 洋画-ひ

2015-01-18

万能鑑定士Q モナ・リザの瞳

★★★★
万能鑑定士Q モナ・リザの瞳
鑑賞No:02605
製作:2014年/日本/119分
監督:佐藤信介
出演:綾瀬はるか/松坂桃李/初音映莉子/ピエール・ドゥラドンシャン

驚異的な鑑定眼と記憶力を持つ天才鑑定士で「万能鑑定士Q」の店主・凛田莉子は、40年ぶりにフランス・パリのルーブル美術館から来日することになった「モナ・リザ」の警備強化のため、臨時学芸員に推薦される。渡仏してルーブル美術館で受けた採用テストにも受かり、連日「モナ・リザ」について学ぶ莉子だったが、「モナ・リザ」についての知識が深まるにつれ、謎の頭痛に襲われ、今までもっていた鑑定能力が失われていく・・・・。

サブタイトルに「モナ・リザ」を冠していたのでモナ・リザに関わるミステリーがらみかと思って観たが、モナ・リザそのもののミステリーではなく、ちょっと残念。日本版「ダ・ヴィンチ・コード」を期待していたので少し肩すかしを食わされた感じ。でもライト・ミステリーとして観るとそれなりに楽しめる。ただ、万能鑑定士の能力のバラつき(凄過ぎる時と、あれっ?と思う時)があるのが少し気になった。また、後半は鑑定士というよりは探偵のような感じになるし、単なる雑誌記者である松坂桃李演じる小笠原が意外と重要な活躍をするのも見逃せない。


  1. 邦画-は

2015-01-17

幕末高校生

★★★
幕末高校生
鑑賞No:02609
製作:2014年/日本/108分
監督:李闘士男
出演:玉木宏/石原さとみ/柄本時生/川口春奈

江戸時代末期の1868年、国内での無益な戦いを避けるため西郷隆盛との和平交渉に奔走していた勝海舟は、未来からやってきたという高校教師の未香子と出会う。西郷からの使者を待つ勝に対し、未来で歴史を教えているという未香子は「和平交渉が行われるから、江戸で戦は起こらない」と言い切るが、歴史はすでに思わぬ方向へと変わり始めていた・・・・。

現代人がタイムスリップして、歴史上の人物や歴史的事件に関わるというのはよくあるパターンの話で、設定自体には新規性は感じられない。かかわる人物・事件は勝海舟と西郷隆盛の江戸城無血開城だが、歴史好きにはちょっと物足らない内容。ただ、西郷ではなく勝にスポットを当てたこと、従来の勝のイメージを少し変えるようなやや軽薄な感じさえ受けるイメージ設定は意外ながら親しみやすく面白かった。一番ウケたのは今どきの女子高生の順応ぶり。陸軍副総裁の柳田龍三にも物おじせず、逆に虜にしてしまうところは笑える。それにしても柳田龍三って誰?タイムスリップもので実在の人物を絡ませるのはいいけど、史実とは違う架空の人物を出すのはやめて欲しいな。


  1. 邦画-は

2015-01-15

ローズ・イン・タイドランド


ローズ・イン・タイドランド
鑑賞No:01333
製作:2005年/イギリス、カナダ/117分
監督:テリー・ギリアム
出演:ジョデル・フェルランド/ジェフ・ブリッジフ

ママがヘロイン中毒で急死したため、ジェライザ=ローズはパパと共にお婆ちゃんの家に行く。しかしパパも長い旅に出てしまい、一人になったジェライザ=ローズは現実と幻想の不思議な世界に入っていく・・・。

「不思議の国のアリス」をモチーフにしたダークファンタジー映画。一言で言ってよく分からない映画。テリー・ギリアム監督独特の幻想的な世界観ではあるが、観終わっても何だったのか、何が言いたかったのか結局分からず、何も伝わってこなかった。ただ主演のジョデル・フェルランドは可愛く、今後注目すべき女優。


  1. 洋画-ろ

2015-01-14

ファイナル・デスティネーション

★★
ファイナル・デスティネーション
鑑賞No:01003
製作:2000年/アメリカ/98分
監督:ジェームズ・ウォン
出演:デヴォン・サワ/アリ・ラーター

フランス行きの修学旅行で乗るはずの飛行機が離陸寸前で大爆発する夢を見た高校生のアレックス。実際に飛行機が離陸する直前になって彼はパニックに陥り、大騒ぎになる。結局アレックスとこの混乱に巻き込まれた6人が飛行機から降ろされ、飛行機は離陸する。すると飛行機はアレックスの見た夢の通り、爆発してしまう。アレックスを含め7人は運よく生き残るが、その喜びもつかの間、彼らは次々と不可解な死を遂げていく・・・・。

いかに観客の意表をついてグロく殺していくかを追求したような映画で、それ以外の見どころはないかもしれません。ともかく運よく生き残った人々が、訳もなく次々と奇怪な死を遂げますが結局、訳の分からないままです。しいて言えば訳は「運命」なのですから。この「運命」の正体を追及してくれるのなら、これはひょっとしたら高尚な映画になりうるかもしれませんが、ただ単に「運命」のせいにして次々と人を殺していくだけだったら誰でも作れてしまうと思ってしまうほど企画力のなさだと思います。何も考えずに、殺される人を見るだけならこれでもいいかもしれませんが、消化不良感の残る映画です。


  1. 洋画-ふ

2015-01-13

ベイマックス

★★★★
ベイマックス
鑑賞No:02607
製作:2014年/アメリカ/102分
監督:ドン・ホール/クリス・ウィリアムズ
声の出演:スコット・アツィット/ライアン・ポッター

兄タダシの誘いを受け、大学の研究発表会に参加したヒロ。独創的な発表をすれば、飛び級入学できるという。極小ロボットの集合体をさまざまな形に変化させる発明を披露したヒロは、見事に合格する。だが直後に会場で起きた爆破事件に巻き込まれた兄は死亡。不審に感じたヒロは兄が遺したケア・ロボットのベイマックスを相棒に兄の死の真相を探るが・・・・。

マーベルコミックスのヒット作「BIG HERO 6」を基にしたディズニーのファンタジー・アドベンチャー。同年製作のディズニー作品としては記録的ヒット作となった「アナと雪の女王」があるが、こちらの方が断然面白いし感動できるし、ほんわりした、いわゆるゆるキャラ系のベイマックスのキャラクターも好感が持てる。しかも、ただ単にゆるキャラに留まらず、アクションロボットに進化していくという展開も意外で面白い。舞台は一見外国のようで、日本の風景も融合させた架空都市だが、どこか親近感が感じられる作品。


  1. 洋画-へ

2015-01-12

デンジャラス・ビューティー

★★★
デンジャラス・ビューティー
鑑賞No:01080
製作:2000年/アメリカ/110分
監督:ドナルド・ピートリー
出演:サンドラ・ブロック/マイケル・ケイン

男勝りのグレイシー・ハートは仕事一筋のFBI捜査官。ある日、現行犯逮捕の際に判断を誤り、同僚に重傷を負わせてしまう。これにより上司からデスクワークを命じられ、気落ちするグレイシー。そんな折、手配中の連続爆弾魔からFBIに爆破予告が届く。そして次のターゲットとしてミス・アメリカ・コンテストが狙われていた・・・・。

男勝りの女捜査官が、潜入捜査のためとはいえ美人コンテストに出場し、次第に女を磨いていくというコメディ要素満載のポリスストーリーで、サンドラ・ブロックの個性が十分に活きた映画。典型的な美女ではなく、サンドラのようなどこか憎めない、健康的でどぎつい色気のない女優が演じたからこそ面白かったのだと思う。それにしても日本のTVにもあるような変身をテーマにしたビューティクリニックもそうだけど、女性って見事に変身するもの(あるいは変身できるもの)なんですね。チョッピリ怖いです。


  1. 洋画-て

2015-01-11

フライング☆ラビッツ

★★
フライング・ラビッツ
鑑賞No:01704
製作:2008年/日本/120分
監督:瀬々敬久
出演:石原さとみ/真木よう子/高田純次/渡辺有菜

憧れのCA(キャビンアテンダント)として航空会社に入社するが、ありえないミスで会社のバスケットボールチーム“ラビッツ”に入部させられることになった早瀬ゆかり。ゆかりは、バスケットは全くのど素人でチームの足を引っ張る存在だったが、ゆかりの隠れた才能を見抜いた林監督によって・・・・。

2004年に全日本総合選手権で初優勝した実在のチーム“JALラビッツ”をモデルにしたスポーツ・ムービー。昔でいうスポ根モノだが、ちょっと中途半端。若手女優・石原さとみのためのアイドル系映画とちょっとおバカなコメディ映画を足して2で割ったような感じの映画だった。バスケなんて全く経験のないど素人が社会人トップリーグの試合に出て最終的には互角に戦うなんてこと自体、フィクションを越えて笑っちゃいそうな内容だが、せめてラストぐらいスッキリ!を期待したがそれも叶わなかった。珍しいところでは高田純次がバスケチームの監督役で出演していたが、一見クールに見えてところどころでボケるという、この映画を象徴するような中途半端さはここにも出ていた。期待せずに暇つぶしに観る程度の映画。


  1. 邦画-ふ

2015-01-10

みんな~やってるか!

★+
みんな~やってるか!
鑑賞No:02601
製作:1995年/日本/110分
監督:北野武
出演:ダンカン/日野陽仁/芹沢名人/小池幸次

日々、女性にモテることばかりを考えている朝男。そのため、車を購入するがすぐ使い物にならなくなる。そこで、あの手この手で大金を手に入れてモテようとするものの、どれも目標を達成できず。それどころか、偶然出会ったヤクザのせいで朝男の人生は予期せぬ方向へと進んでしまう・・・・。

芸人監督の松本人志の作品とは異なり、北野作品には芸術性の高い、評価できる作品もあるが、この作品は松本人志作品に通じる、極めて低評価の作品。そもそも、何を描きたかったのか分からない。最初こそ、モテない男が女にモテるためにあらゆる努力をしようとするが、途中から度を越しすぎてもはやついていけないし、実の本人すらそれを見失ったかのような方向に進んでいく。ストーリーも低俗なテレビのショートコントをつなぎ合わせたような構成で、とても映画にできるような内容ではない。ショートコントも使い古されたギャグを多用し、決して笑えるものではなく、ともかく北野作品としては最低ランクに位置する作品。ラストのハエ男のくだりには酷いを通り越して呆れ返った。


  1. 邦画-み

2015-01-09

LUCY ルーシー

★★★
LUCY ルーシー
鑑賞No:02600
製作:2014年/フランス/89分
監督:リュック・ベッソン
出演:スカーレット・ヨハンソン/モーガン・フリーマン

ごく普通の生活を送っていた女性ルーシーは、台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれてしまう。マフィアによってルーシーの体内にある物質を埋め込まれるが、その物質が漏れ出すアクシデントが発生。その影響により、普通の人間なら全体の10%しか機能していないと言われる脳の機能が、徐々に覚醒していく・・・・。

ストーリーは至って単純で分かりやすい。だが、内容はやりすぎ。人間の脳が10%しか使われていないとしても、100%使われたとしてあの運動神経や超能力は非現実的。もっと知的面での覚醒たとえば記憶力、判断力、推理力、計算力などが異常に発達するというのなら分かるけど。運動神経の発達はある程度、許せるとしてもあの超能力は行き過ぎ。でも単純にエンターテイメントとして楽しむならいいかもしれない。映像はきれいだったし、スカーレット・ヨハンソンの覚醒ぶりもよかった。ただ、痛いシーンがちょくちょく出てきたのがちょっと見づらい。


  1. 洋画-る

2015-01-08

仁義なき戦い・頂上作戦

★★★★
仁義なき戦い 頂上作戦
鑑賞No:00491
製作:1974年/日本/101分
監督:深作欣二
出演:菅原文太/小林旭/梅宮辰夫/黒沢年男

昭和38年春/西日本広域暴力団明石組と、ライバル神和会との代理戦争とも言うべき広島抗争は、激化する一方だった。明石組系の打本組(広島)と広能組(呉)、神和会系の山守組(広島)の双方は、はっきりと対立の様相を呈していた。相次ぐ暴力事件への市民の批判は高まり、警察は暴力団撲滅運動に乗り出し“頂上作戦”を敷くが・・・・。

シリーズ第4部。主演は広能を演じる菅原文太だが、前半で広能が逮捕されシャバの舞台から消えるため、後半は小林旭演じる武田を中心に描かれている。内容は前作に続き、第二次広島抗争を描いているが、これまではヤクザVSヤクザという対立構造だけだったのに対し、これに加え本作では警察やマスコミも絡んできてより面白くなってきている。シリーズ通して曲者ぶりを如何なく発揮する金子信雄演じる山守は相変わらず健在だが、これに負けない曲者ぶりを見せる加藤武演じる打本も見逃せない。敵対しながらヤクザとしての生き方には相通じる広能と武田のラストでの再会シーンはやはり見逃せない名場面。


  1. 邦画-し

2015-01-07

仁義なき戦い・代理戦争

★★★★
仁義なき戦い・代理戦争
鑑賞No:00477
製作:1973年/日本/102分
監督:深作欣二
出演:菅原文太/小林旭/梅宮辰夫/金子信雄

昭和35年、広島最大の暴力団・村岡組で跡目を巡り、打本と山守が対立。打本は広能を介して、神戸の明石組と手を組む。それを知った村岡は跡目を山守に譲り、山守組は広島最大の暴力団となった。孤立した打本は明石組の傘下に入り、山守組も神戸の神和会と手を組む。この結果、打本と山守の対立は、明石組と神和会による代理戦争へと発展する・・・・。

シリーズ第3部。ただし内容的には第1部の続編に位置づけられる。第1部、第2部に続き、相変わらず超豪華なキャストだが、さらに本作から日活の大スター、小林旭が加わり、さらに豪華さが増している。第1部では菅原文太演じる広能もチンピラ風体が中心だったが、本作では呉の一角を仕切る親分に成長し、威風・貫禄の十分備わったやくざになっている。ストーリーの中心は第二次広島抗争だが、実録もので基本、事実に即して描かれており、広島だけでなく神戸やくざも絡んだ複雑な人間関係、組織関係なため、1回観ただけでは分かりにくいところはある。いずれにせよ、超豪華キャストに加え、個性豊かな登場人物が多いため、最初から最後まで楽しめる。


  1. 邦画-し

2015-01-06

わたしのハワイの歩きかた

★★★
わたしのハワイの歩きかた
鑑賞No:02595
製作:2014年/日本/119分
監督:前田弘二
出演:榮倉奈々/高梨臨/瀬戸康史/加瀬亮

出版社で働く26歳の女性編集者・小山田みのりは、ある日、ハワイで挙式する友人の愛子から2次会の企画を頼まれる。これまでに何冊もハワイの関連書籍を出しているにもかかわらず、一度もハワイ取材に行ったことがないみのりは、「新しいハワイ特集の企画」という口実を作り、会社の経費でハワイへ旅立つが・・・・。

主人公のみのり、自分に正直で誰に対しても正直に生きており、言動も一応相手のことを考えているようだが、口悪く、自分勝手・自分本位でわがまま、本当にこんな女性が自分の前にいたら苦手かも!? 見知らぬ相手ともすぐ親しくなれる反面、どんなに親しくなっても意見が合わないと毒舌を吐き喧嘩する。かと思いきや、次の場面ではケロッとして仲直りしている。感情の起伏・変化が激しく、現実にいたら決して付き合えないタイプ。そういう視点から入っているので、この映画自体、全く感情移入できなかった。ストーリー的にも必ずしもみんなが納得できる結末ではないのでは?


  1. 邦画(わ行)

2015-01-05

42 世界を変えた男

★★★+
42 世界を変えた男
鑑賞No:02597
製作:2013年/アメリカ/128分
監督:ブライアン・ヘルゲランド
出演:チャドウィック・ボーズマン/ハリソン・フォード

1947年、ブルックリン・ドジャースのGMだったリッキーは周囲の反対を押し切り、ロンビンソンとメジャー契約を結ぶ。2人はファンやマスコミ、チームメイトからも誹謗中傷を浴びせられるが、自制心を貫き通し、プレーに徹するロンビンソンの姿勢に、次第に周囲の人々の心もひとつになっていくが・・・・。

アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを描いた作品。タイトルの「42」はロビンソンが付けていた背番号で、現在アメリカの全ての野球チームで永久欠番となっている。このジャッキー・ロビンソンの半生を描いた作品だが、単なる野球人生だけでなく、今でも根強く残るアメリカ社会での人種差別との戦いの人生を描いた内容である。作品からも十分うかがえるが、当時の人種差別のすさまじさを感じることができ、あのような環境の中、くじけずに世間を変えていったジャッキー・ロビンソンの生き様には感動する。そしてそんな彼を支えたブランチ・リッキーの存在も印象深く、ハリソン・フォードが好演していた。


  1. 洋画-ふ

2015-01-04

かぐや姫の物語

★★+
かぐや姫の物語
鑑賞No:02589
製作:2013年/日本/137分
監督:高畑勲
声の出演:朝倉あき/高良健吾/地井武男/宮本信子

その昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中からかわいらしい女の子が現れ、翁は媼と共に大切に育てることに。女の子は瞬く間に美しい娘に成長しかぐや姫と名付けられ、うわさを聞き付けた男たちが求婚してくるようになる。彼らに無理難題を突き付け次々と振ったかぐや姫は、やがて月を見ては物思いにふけるようになり・・・・。

原作は昔話のかぐや姫ではなく、古典文学の「竹取物語」。今さら何で映画化?と思うほど、一部オリジナルの登場人物を除き、基本、原作に忠実のストーリー。特に変わり映えはありません。それでも宣伝で強調されていた「かぐや姫の罪」とは何か?その真相が解き明かされるかと期待して観ていたが、具体的な真相は語られず、思いっきり肩すかしを食らった感じ。かぐや姫の物語に対する新解釈をこの作品に求めると期待外れかもしれません。


  1. 邦画-か

2015-01-03

春を背負って

★★★★
春を背負って
鑑賞No:02604
製作:2014年/日本/116分
監督:木村大作
出演:松山ケンイチ/蒼井優/豊川悦司/檀ふみ/小林薫

立山連峰で父とともに幼少期を過ごした亨は、厳格な父に反発し、金融の世界でトレーダーとして過ごしていた。しかし父が他界し、通夜のために帰省して久々に故郷の山に触れた亨は、父の山小屋を継ぐことを決意する。当初は山での生活に苦労する亨だったが、亡き父の友人のゴロさんや、父に救われたことのある女性・愛に囲まれ、新しい人生に向き合っていく・・・・。

観ていてとても気持ちのいい作品。やはり悪い人が一人も出てこないからだろうか。主人公の亨の父の死や登場人物の悲しい過去は描かれてはいるが、それを糧やきっかけに前向きに生きようとしているからだろうか。はたまた、お互いがお互いを思いやり、優しく接するからだろうか。この作品は観ていて清々しく心地よい。一時、就職のため去った故郷だが、戻ってきても故郷の人たちはみな温かく迎え、亨の山小屋継承に協力してくれる。故郷のありがたさも改めて感じさせる。ストーリーは単純だが、期待通りのラストで気持ち良く安心して観れる作品。


  1. 邦画-は

2015-01-02

リーガル・マインド 裏切りの法廷

★★★
リーガル・マインド裏切りの法廷
鑑賞No:02561
製作:2013年/アメリカ/97分
監督:カレン・モンクリーフ
出演:ケイト・ベッキンセール/ニック・ノルティ

腐敗した法システムと戦い続けてきた女性弁護士のケイトは、そのストレスからアルコール依存症となり、娘の養育権を失ってしまう。娘との関係修復のため、依存症から抜け出そうと努めるケイトは、ある日、殺人事件で有罪判決を受けた女性レイシーの弁護を依頼される。涙ながらに自分はやっていないと訴えるレイシーに冤罪の可能性を感じたケイトは、事件の真相を調査。さまざまな偽証が明らかになっていく・・・・。

法廷サスペンスものながら、それだけではなく、むしろアルコール依存症から立ち直り社会復帰しようとしている一人の女性の生活に焦点を置いたような作品。よって、短尺にもかかわらず、描く要素が多かったためか、法廷事件についてはほとんど無駄なく、展開も早い。途中からストーリー展開も読めてくるほど単純な内容ではあるが、テンポ良い展開なのでそれなりに楽しめた。


  1. 洋画-り

2015-01-01

ブタがいた教室

★★★+
ブタがいた教室
鑑賞No:01732
製作:2008年/日本/109分
監督:前田哲
出演:妻夫木聡/原田美枝子/大杉漣/田畑智子

6年2組担当の新任教師・星先生はいきなり教室に子ブタを連れてきて、「卒業までの1年間このブタを飼い、最後にはみんなで食べます」と提案する。最初はとまどう子供たちも校庭の片隅に飼育小屋を作り、慣れない餌やりや掃除に奮闘するように。さらに子ブタに“Pちゃん”と名付け、家畜ではなくペットとして可愛がるようになる。しかし、卒業の時が近づいてきて、Pちゃんを食べる・食べないで教室を二分する論争が始まることに・・・・。

1990年に大阪の新任小学校教師が行った“命の授業”がドキュメンタリーとしてTV放映され、賛否両論を巻き起こした実話の映画化。映画自体は実話に基づいて構成されているみたいだが、食べる・食べないの議論のシーンには台本がなくアドリブだったらしい。でもそもそも映画は別にして、どうしてもこの授業が教育として妥当だったかどうかを考えさせられてしまう。命の大切さを教えたいという教師の純粋な気持ちは分からないでもないが、やはり取っ掛かりは軽率なような気がする。実際に目の当たりにしていないだけで、子供たちだって飼っている牛や豚を殺して食べていることは頭で理解している。よって自分たちで飼わしてそれを殺すという行為をさせないと本当に理解しないという考えはチョット違うように思う。結局、命の大切さよりも、自分たちの罪悪感がトラウマとして残っただけではないのか?変に子供たちを苦しめただけではないのか?目的はよいが手法に疑問を感じるテーマを題材にした、考えさせられる映画。


  1. 邦画-ふ