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2015-03-30

風邪(ふうじゃ)

★+
風邪(ふうじゃ)
鑑賞No:02627
製作:2013年/日本/90分
監督:橋本以蔵
出演:小西真奈美/窪塚洋介/秋吉久美子/柄本明

天才科学者の紀久生は、200種類以上にも及ぶ風邪ウイルスを駆逐できる奇跡の特効薬「風邪(ふうじゃ)ワクチン」の開発に成功する。しかし、紀久生の才能に嫉妬する医師・一ノ瀬や、ワクチンの開発技術を盗もうと企む秘密組織の幹部らが、それぞれの目的のため手段を選ばず紀久生を狙う。そして謎めいた女・桜子も紀久生に接触してくるが・・・・。

風邪ウイルスを駆逐できる特効薬の利権をめぐる攻防の割に世界観やスケールは小さい。また謎めいた展開はするものの、結末はありきたりで意外性はない。しいて言えばラストの主人公の誤算による悲劇くらいか。ともかく全体的には何か分かりにくく、あまり面白くもなく、退屈。面白そうなテーマだっただけに残念。

劇場公開日 2014年9月27日


  1. 邦画-ふ

2015-03-29

大逆転

★★★★
大逆転
鑑賞No:00133
原題:Trading Places
製作:1983年/アメリカ/117分
監督:ジョン・ランディス
出演:ダン・エイクロイド/エディ・マーフィ

大富豪のいたづらで、上流階級の若者が一転犯罪者にされ無一文になる反面、ホームレスの黒人が一転お金持ちとなる。人格形成に必要なものは環境か素養かを試す賭けだったが、このたくらみを知った二人はこの大富豪への復讐を企む・・・。

まずは設定が面白く、ストーリーに引き込まれます。また役者もダン・エイクロイドとエディ・マーフィというコメディ映画の代表格が演じており、より面白くしています。最後のドンデン返しも痛快で最後まで楽しめる映画です。

劇場公開日 1983年12月17日


  1. 洋画-た

2015-03-28

捨てがたき人々

★★★
捨てがたき人々
鑑賞No:02624
製作:2012年/日本/123分
監督:榊英雄
出演:大森南朋/三輪ひとみ/美保純/田口トモロヲ

生きることに飽きてしまった勇介は故郷へ戻り、そこで顔にあざのある女性・岡辺京子と出会う。快楽を求める勇介は京子と関係をもち、そのままなし崩し的に同棲を始めるが、やがて京子の妊娠が発覚。父親になる決心がつかない勇介は京子に対して子を堕ろすよう迫る・・・・。

人間の醜い本性の部分を隠さず、本性のまま生きる男を描いた感じ。決して友達にはなれないし、なりたくもないし、人間としては最低を絵で描いたような男。そんな男・勇介から離れられなくなる京子の心境は分からないが、もっとわからないのが美保純演じる叔母。早くから勇介の性悪さを見ぬき、さんざん京子に忠告しておきながら、自らが強引に関係を持たれると、コロッと変わってしまった。やはり男と女は肉体関係が大きな要素を占めるのか?胸くそ悪い映画だが、ある意味真実を突いた映画かも知れない。

劇場公開日 2014年6月7日


  1. 邦画-す

2015-03-26

ソウ3

★★★
ソウ3
鑑賞No:01355
原題:Saw 3
製作:2006年/アメリカ/107分
監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:トビン・ベル/ショウニー・スミス

小学校で発生した殺人事件の現場に呼び出された女刑事ケリーは、現場にある死体が同僚のエリックのものではないと安堵するが、その夜、何者かに拉致され、どこかの地下室に監禁されてしまう。同じころ、交通事故で息子を失い復讐に燃える男と、拉致されてジグソウの延命を強要される女外科医の2人に対し、それぞれゲームが開始される・・・。

シリーズ第3作。本編では、ジグソウによる新たなゲームが展開しながら、「ソウ」「ソウ2」で残された謎も解明されていく。残虐描写では有名な作品だが、シリーズ通して最も残虐で、かつ残虐性だけでなく汚さも加わって、目だけでなく鼻も押さえたくなる。前作、前々作とリンクされていて明らかになる部分は親切だったが、「3」としてのストーリーはイマイチ。「1」でのシンプルさに比べ、だんだん大掛かりになりすぎて、逆に観るももの想像性が薄れさせるものになっている。

劇場公開日 2006年11月18日


  1. 洋画-そ

2015-03-25

ラン・ローラ・ラン

★★★★
ラン・ローラ・ラン
鑑賞No:00879
原題:Lola Rennt
製作:1998年/ドイツ/81分
監督:トム・ティクヴァ
出演:フランカ・ポテンテ/モーリッツ・ブライブトロイ

ローラのもとに突然恋人のマニーから電話が入り、20分以内に10万マルクを持ってくるよう懇願される。マニーは裏金の運び屋で、10万マルクがないとボスに殺されるという。ローラは彼を救うため、金の工面に東奔西走するが・・・。

愛する彼を救うためベルリンの町を走り回る女性を描くラブストーリー。ちょっとしたことが人生をこんなに大きく変えてしまうのかと考えさせられた映画です。最初は「くどいな」と思いましたが、ハリウッド映画にはない斬新的な構成、映像表現で楽しめました。

劇場公開日 1999年7月10日


  1. 洋画-ら

2015-03-24

トゥモロー・ワールド

★★+
トゥモロー・ワールド
鑑賞No:01343
原題:Children of Men
製作:2006年/イギリス、アメリカ/109分
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:クライブ・オーウェン/ジュリアン・ムーア

西暦2027年。原因不明により人類には18年間、子供が誕生していない。 世界各地では暴動が横行し、人々は絶望の中にいた。そんなある日、イギリスの官僚セオは、元妻で反政府組織のリーダー、ジュリアンに拉致され、少女の移送を頼まれる。しかし、移送中ジュリアンは殺され、少女からは妊娠を告げられる・・・。

2027年の近未来を描くSFアクション。人類に子供が誕生しなくなって17年間たった近未来のイギリスで子供を宿した黒人少女を守り抜く男の逃避行を描く。取り上げたテーマや設定に非常に興味を持ち、期待して観た分、肩すかしをくらったような作品だった。また何で子供が生まれないのかもよくわからないし、ラストもいまいち何なの?って感じで終わった。伝わってきたのは、子供を守ろうとする男の必死さだけ。あまりにも単純なストーリーであり、かつ説明不足という感が拭えなかった(いいテーマなのに・・・)。ただ、クライマックスの銃撃シーンは話題どおり臨場感あるもので、実際に戦場にいるような感覚にとらわれた。

劇場公開日 2006年11月18日


  1. 洋画-と

2015-03-23

そして泥船はゆく

★★★
そして泥船はゆく
鑑賞No:02622
製作:2013年/日本/88分
監督:渡辺紘文
出演:渋川清彦/高橋綾沙/飯田芳/武田美奈

栃木県大田原市で祖母と二人暮らしの平山隆志は、36歳にして定職に就かず、離婚した妻に養育費を払っている。怠惰な生活を反省することはさらさらなく、働く気力も起こらない。そんなある日、隆志のもとに死んだ父親の娘を名乗る少女がやって来る・・・・。

栃木県出身の若手映像作家・渡辺紘文が、弟で作曲家の渡辺雄司とともに故郷の栃木で旗揚げした映画制作集団「大田原愚豚舎」の第1回作品。久々に観るモノクロ映像というのも新鮮な気がした。原発事故やカルト宗教、選挙に絡んだ話も出てくるが、メッセージ性は感じられないし、主人公の発言は世間の本音の部分も多分にあるが、主人公自身が自堕落な生活を送る超ダメ男なので、説得力はない。主人公を演じた渋川清彦はまさに当たり役ともいえるキャラクターで面白かったが、ラストの展開はちょっと意味不明でガッカリ。

劇場公開日 2014年12月13日


  1. 邦画-そ

2015-03-22

インファナル・アフェア

★★★★
インファナル・アフェア
鑑賞No:01351
原題:Infernal Affairs
製作:2002年/香港/102分
監督:アンドリュー・ラウ/アラン・マック
出演:アンディ・ラウ/トニー・レオン

マフィアの構成員となったラウは幹部のサムの指示に従い香港警察に入隊した。一方、ヤンは警察学校を強制退学させられていたのだがウォン警視に才能を見込まれ警察官になり、マフィアへの潜入捜査を命じられていた・・・・。

第79回アカデミー賞作品賞を受賞した「ディパーテッド」のオリジナル版。本作を含め全3作が作られ、香港映画の歴史を変えたといわれる傑作ドラマ。ストーリーはリメイク版の「ディパーテッド」とほぼ同じで、マフィアに潜入した警察官と警察に潜入したマフィアとの対決が軸となっている。ストーリー的には良く練られていて面白い。役者としては、アンディ・ラウとトニー・レオンの方がよくハマっていた。(「ディパーテッド」のディカプリオやマット・デイモンの方は、今まで観た映画の役の印象から、刑事やマフィアに結びつきにくかったため)ただし潜入者の苦悩と緊張感は「ディパーテッド」の方がひしひしと伝わってきた。いずれにせよ、オリジナル版、リメイク版ともに観て、見比べてみるのもよいのでは?

劇場公開日 2002年10月11日


  1. 洋画-い

2015-03-21

トンマッコルへようこそ

★★★★+
トンマッコルへようこそ
鑑賞No:01354
原題:Welcome to Dongmakgol
製作:2005年/韓国/132分
監督:パク・クァンヒョン
出演:シン・ハギュン/チョン・ジェヨン

純粋な心を持つトンマッコルの村人との交流がきっかけで、それまで命を懸けて殺し合いをしていた男たちが国境や人種を越えて心が通じ始めていく。そして、トンマッコル村を爆撃しようとする米軍に対し、力を合わせて阻止しようとするが・・・。

敵対する兵士たちがトンマッコルという村に来たことから巻き起こるドラマ。国家や戦争の犠牲になっているのはいつも罪のない人々であることを再認識させられ、改めて戦争に対し憤りを持った。それゆえトンマッコルの純粋な村人に接し、本来の人間らしさを取り戻し、それまで敵だった相手と心を通わせながら、村を出て再び戦場で見えたら殺しあわなければならないと寂しそうに話すシーンは象徴的だった。一味違った韓国映画で、とても良かった。

劇場公開日 2006年10月26日


  1. 洋画-と

2015-03-20

サイコ

★★★★+
サイコ
鑑賞No:00769
原題:Psycho
製作:1960年/アメリカ/109分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:アンソニー・パーキンス/ベラ・マイルズ

4万ドルの現金を横領して逃走した女性秘書は、恋人のもとへ向かう途中、道に迷いノーマン・ベイツが経営するモーテルに泊まるが、正体不明の女性にシャワー室で惨殺される。失踪した彼女の行方を追ってきたボーイフレンドと妹は、ノーマン・ベイツのもう一つの人格を目の当たりにする・・・。

ヒッチコック監督の代表作のひとつ。サイコ・スリラーの語源ともいわれる本作の心理的な恐怖感は一級品。今あらためて観るとさほどでもない結末だが、公開当時は衝撃が走ったラストであり、私も初めて観たときはハッとした。50年近く前の映画だと思うと、やはり傑作である。1998年には本作のほとんどのシーンを忠実に再現したリメイク版も作られている。なお、「サイコ」の原作では、殺される女性の名前がメアリー・クレーンとなっているが、製作にあたり、舞台となるフェニックスの電話帳を調べたら同姓同名の人がいることが分かったらしい。製作会社は名誉毀損で訴えられることを恐れ、ヒロインの名前をマリオンに代えたとか。

劇場公開日 1960年9月17日


  1. 洋画-さ

2015-03-19

ナイト ミュージアム

★★★+
ナイト ミュージアム
鑑賞No:01337
製作:2006年/アメリカ/108分
監督:ショーン・レビィ
出演:ベン・スティラー/ロビン・ウイリアムズ

深夜の博物館の夜警警備員として就職したラリーが最初の夜、館内を巡回していると、展示されている恐竜や歴史上の人物の彫像が動き出す。初日は慌てふためいたラリーだが、彼らの習性を知るため歴史の勉強をし、暴走を止めようとするが・・・。

全米で興行収入2億ドルを突破したファンタジー・アドベンチャー。真夜中の博物館で展示物が動くという発想は面白いが、ストーリーは至って単純。動き出した展示物は暴走はするものの、皆悪意はなく、いまひとつ盛り上がりには欠ける。唯一悪役の老警備員3人もコソ泥程度の悪さのため、退治し甲斐がなかった。何も考えずに子供と一緒に楽しめる映画といった印象。


  1. 洋画-な

2015-03-18

25 NIJYU-GO

★+
25 NIJYU-GO
鑑賞No:02616
製作:2014年/日本/102分
監督:鹿島勤
出演:哀川翔/寺島進/温水洋一/高岡早紀

半グレ集団から金を巻き上げ着服するなど、やりたい放題の悪徳刑事・桜井慎太郎と日影光一は、押収した金の行方が警察内で問題となり、翌朝までに250万円を提出するよう命令される。困った2人は、巨額年金横領事件のニュースを知り、容疑者の九十九信夫に目を付ける。九十九は横領した金の大半を使いこんでいたが、まだ手元に25億円が残っていた・・・・。

東映Vシネマ25周年を記念して製作された作品。Vシネマはほとんど観た記憶がないので、ひょっとしたら本作が初めてかも。まぁ、腰を据えてじっくり観るモノではなく、暇な時の退屈しのぎに観る程度かな。ストーリー展開はまずまず面白いところもあるが、全体的には雑でツッコミどころも多い。そもそも25周年というだけで25という数字にこだわっているが、25億円を狙う25人って・・・?


  1. 邦画-に

2015-03-17

小野寺の弟・小野寺の姉

★★★
小野寺の弟・小野寺の姉
鑑賞No:02620
製作:2014年/日本/114分
監督:西田征史
出演:向井理/片桐はいり/山本美月/及川光博

早くに両親を亡くし、2人で暮らしている33歳の弟・小野寺進と40歳の姉・小野寺より子。引っ込み思案で奥手な進は、過去の失恋の痛手からいまだに抜け出せず、世話好きなより子はそんな弟にとやかく口を出しながら暮らしていた。そんな小野寺家にある日、1通の手紙が誤って配達される。その手紙をきっかけに、進とより子それぞれの恋と人生が動き始める・・・・。

向井理と片桐はいりが姉弟という、何ともありえない落差のある設定で、最後まで違和感が拭えなかった作品。早くに両親を亡くし、幼い時から姉に苦労を掛けているとはいえ、やはりこの姉弟の関係は異様。麻生久美子演じる進の恋人が逃げるのも無理はないかも。それにしても、優しい一面を垣間見せることもありながら、本質は自意識が強く陰険な姉・より子には、その容姿からもどうしても同情はできなかった。それゆえ、ラストの結末にも納得!?


  1. 邦画-お

2015-03-16

イントゥ・ザ・ウッズ

★★★
イントゥ・ザ・ウッズ
鑑賞No:02618
原題:Into the Woods
製作:2014年/アメリカ/124分
監督:ロブ・マーシャル
出演:メリル・ストリープ/エミリー・ブラント

魔女にかけられた呪いのせいで子どもに恵まれなかったパン屋の夫婦は、子どもを授かりたければ「赤いずきん」「黄色い髪」「白い牛」「黄金の靴」の4つのアイテムを森から持ち帰れと魔女に命じられ、森へ向かう。時を同じくして、赤ずきんやラプンツェル、ジャック、シンデレラたちもそれぞれの願いをかなえるために森へとやってくるが・・・・。

童話の主人公、赤ずきんやラプンツェル、ジャックと豆の木のジャック、シンデレラが登場し、それぞれのストーリーがうまく絡まりながら話は進んでいく。それぞれのストーリーは、お馴染みの内容を基本としてはいるが、意外な一面や展開もあって面白い。ただミュージカル仕立てなので、ミュージカル好きでないと楽しめないかもしれない。魔女役を演じた大女優メリル・ストリープは役を楽しみながら演じている雰囲気を感じた。オオカミ役のジョニー・デップの出番が少なかったのは残念。

劇場公開日 2015年3月14日



  1. 洋画-い

2015-03-15

イン・ザ・ヒーロー

★★★+
イン・ザ・ヒーロー
鑑賞No:02619
製作:2014年/日本/124分
監督:武正晴
出演:唐沢寿明/福士蒼汰/黒谷友香/寺島進

ブルース・リーにあこがれる熱血漢の本城渉は、25年間スーツアクターとしてのキャリアを重ねるも、顔出しでの映画出演がかなわず、ついに妻子に逃げられてしまう。さらに、新人の一ノ瀬リョウの台頭によって追い詰められていたある日、千載一遇のチャンスが舞い込むが、その仕事は命を落としかねない危険なスタントだった・・・・。

スーツアクターという言葉はこの映画を観るまで知らなかったが、いわゆる戦隊アクションものなどで、変身前の俳優に代わって、ヒーローのスーツや着ぐるみを着てスタントを行う俳優のこと。そのスーツアクターにスポットを当てたのがこの作品。ヒーローものやアクションものにはなくてはならない存在ながら、作品の中では顔も映らない、いわば日陰の存在だ。それゆえ、うだつのあがらない俳優たちの、卑屈な映画かと思っていたら大きな間違いだった。映画は監督や主演俳優だけのものではなく、ましてや彼らだけで作れるものではない。裏方・スタッフも含めた関係者全員が一丸となって作るもの、そして唐沢寿明演じるスーツアクターたちの気概、心意気を感じる作品になっている。ラストの長尺の殺陣にはちょっと感動。


  1. 邦画-い

2015-03-14

デスノート the Last name

★★★+
デスノート the Last name
鑑賞No:01352
製作:2006年/日本/140分
監督:金子修介
出演:藤原竜也/松山ケンイチ/戸田恵梨香/片瀬那奈

月はキラ対策本部に参入することに成功し、月とLの壮絶な頭脳戦が始まった。一方、別の死神レムのデスノートを手に入れた少女・弥海砂(あまね ミサ)が現れる。海砂は、自らの寿命の半分と引き換えに、顔を見るだけで相手の名前と寿命が見える死神の目を得て、自身を「第2のキラ」と称してキラを否定する者を消し去っていく・・・・。

いわずと知れた【前編】の続編。【前編】のラストで、いよいよ月(ライト)とLの直接対決を予感させたが、「第二のキラ」が現れ予想外の展開となっていく。さらに新たな死神や、第三のキラも現れるなど、どんどんストーリーがエスカレートしていくが・・・。昔の邦画にありがちなわざとらしいシーンや子供じみたシーンはあるものの、月とLとの頭脳戦は楽しめた。【前編】とは対照的に、Lは人間らしさを見せ始め、月はより非情になっていくところも見もの。


  1. 邦画-て

2015-03-13

ドリームガールズ

★★★+
ドリームガールズ
鑑賞No:01350
製作:2006年/アメリカ/131分
監督:ビル・コンドン
出演:ジェイミー・フォックス/ビヨンセ・ノウルズ

ドリームメッツというグループを結成して地元のオーディションに出た、エフィー、ディーナ、ローレルの3人。しかし、カーティスという中古車ディーラーの策略で落選してしまう。カーティスはこの3人の価値を見抜き、人気歌手ジミーのバックコーラスとして売りだそうとする・・・。

ダイアナ・ロスとその所属グループであるシュープリームスのサクセス・ストーリーが元ネタのブロードウェイ・ミュージカルの映画化。成功のために手段を選ばないカーティスと、その野望の中で成功していきながらも翻弄され、3人の仲も変化し、生きる道まで変わっていくが、ラストは感動的な結末となった。映画初出演ながらアカデミー助演女優賞を獲得したジェニファー・ハドソンはさすがに存在感のある演技と歌唱力だった。エディ・マーフィーも久々に見たが、いつものコメディ映画とは違ってシリアスな演技も良かった。


  1. 洋画-と

2015-03-12

ローマの休日

★★★★
ローマの休日
鑑賞No:00261
製作:1953年/アメリカ/118分
監督:ウィリアム・ワイラー
出演:オードリー・ヘプバーン/グレゴリー・ペック

ヨーロッパ旅行中の某国のプリンセスのアンは束縛された今の生活にうんざりしていたため、スキを見て大使館を脱出する。初めての自由にはしゃぎすぎ疲れてベンチで眠りこんだアンを通りがかりの新聞記者が起こしたことから・・・。

オードリー・ヘプバーンがアカデミー主演女優賞を受賞し、一躍彼女を「永遠の妖精オードリー」として有名にした作品。オードリー演じるお姫様と一介の新聞記者とのひとときの甘くせつない恋を描く。何よりもオードリーが可憐で可愛すぎる!映画作品としてのレベルは別にして、オードリーの代表作といえる作品。スペイン広場でジェラートをほおばるシーンや真実の口に手を入れるシーンなど思い浮かぶ有名なシーンが盛りだくさん。身分違いの恋のため、最後まで告白シーンがなく切ない感じは残るが、さわやかなラブストーリーである。


  1. 洋画-ろ

2015-03-11

ブラック・レイン

★★★★
ブラック・レイン
鑑賞No:00201
製作:1989年/アメリカ/125分
監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ダグラス/高倉健/松田優作/アンディ・ガルシア

ニューヨーク市警の刑事2人・ニックとチャーリーは殺人犯・佐藤を護送して大阪空港に降り立つ。しかし偽警官に佐藤を奪われてしまう。2人は言葉も通じない国で困惑しながらも、佐藤追跡捜査に参加させてもらうが、やがてチャーリーが佐藤に惨殺されるという事態に・・・。

マイケル・ダグラスと高倉健の初共演、アメリカ映画初の大阪ロケでも有名になったが、何よりも松田優作の鬼気迫る演技、そして松田優作の遺作となった映画として有名。舞台は日本であり、マイケル・ダグラスやアンディ・ガルシアに比べ、はるかに松田優作や高倉健の演技が光る作品。特に死期を悟った松田優作のこの映画に賭ける執念には脱帽した。ハリウッド映画だが、日本人の映画といえる。


  1. 洋画-ふ

2015-03-10

家族ゲーム

★★★+
家族ゲーム
鑑賞No:00287
製作:1983年/日本/106分
監督:森田芳光
出演:松田優作/伊丹十三/由紀さおり/岡本かおり

高校受験を控える息子・茂之のいる沼田家にやってきた家庭教師は三流大学に通う風変わりな大学生だった。成績が上がれば特別報酬を払うという約束に、家庭教師の吉本は暴力を振るいながらも茂之の成績を上げていく・・・。

本間洋平の同名小説を森田芳光が映画化した話題作。ハードボイルド俳優としてのイメージが強かった松田優作のイメージを演技の幅の広さを感じさせた映画。映画そのものも今までのホームドラマのイメージを覆す森田芳光の才能が光る作品となっている。


  1. 邦画-か

2015-03-09

舞妓はレディ

★★+
舞妓はレディ
鑑賞No:02617
製作:2014年/日本/135分
監督:周防正行
出演:上白石萌音/長谷川博己/富司純子/田畑智子

舞妓がひとりしかいなくなってしまった京都の小さな花街・下八軒の老舗お茶屋・万寿楽に、どうしても舞妓になりたいという少女・春子が現れる。最初は断られた春子だが、そこに居合わせた語学学者の京野が、鹿児島弁と津軽弁の混ざった春子に興味を示し、彼女が万寿楽にいられるよう取り計らうが・・・・。

舞妓映画というとまず阿部サダヲの「舞妓Haaaan!!」が思い浮かぶが、「舞妓Haaaan!!」ほどのコメディさはない。また、舞妓がひとりしかいなくなってしまった京都を舞台に舞妓になるために頑張る少女の成長物語を描いているが、たとえば「フラガール」のような状況の深刻さや舞妓になった時の感動があまり伝わってこない。つまり、中途半端な期待外れ作品としか言えない。オーディションで春子役に抜擢された主演の上白石萌音はそれなりに好演していたとは思うが、やはりパワー不足か・・・?


  1. 邦画-ま

2015-03-08

蘇える金狼

★★★★+
蘇える金狼
鑑賞No:00349
製作:1979年/日本/131分
監督:村川透
出演:松田優作/風吹ジュン/佐藤慶/成田三樹夫

朝倉哲也は、昼間は平凡なサラリーマンを装っているが、夜はボクシングジムに通いながら体を鍛え、自らが勤める東和油脂の乗っ取りを企んでいる。彼は3億円事件を真似て銀行から1億円の強奪に成功するが、その紙幣の番号は控えられていて・・・。

大藪春彦原作の同名小説を村川透・松田優作のコンビで映画化したハードボイルド作品。松田優作の本領を発揮させたハードボイルド映画の傑作。同様の作品に「野獣死すべし」があり、こちらも面白い。ラストの意味不明な一言が印象的。



  1. 邦画-よ

2015-03-07

オトシモノ

★★
オトシモノ
鑑賞No:01349
製作:2006年/日本/94分
監督:古澤健
出演:沢尻エリカ/若槻千夏/小栗旬/杉本彩

駅で定期券を拾った小学生が行方不明になり、続いて女子高生・奈々の妹も行方不明となる。一方、奈々の同級生・香苗のボーイフレンドも同じ駅のホームで謎の言葉を残して命を落とす・・・。

沢尻エリカ初主演作。駅の落し物に宿る呪いが原因で引き起こされる行方不明事件に巻き込まれる女子高生の恐怖を描く。「リング」や「呪怨」などハリウッドでリメイクされるほど日本のホラー映画はメジャーになってきており、内容も面白く(怖く)なっているが、そのレベルを期待して観るとガッカリする。全然怖くないだけでなく、ストーリーの中でも?の部分が多く、謎はイマイチ解明されず、結末には唖然とした。沢尻エリカがわざとらしくない抑えたいい演技をしているだけに、この手の映画に起用するのはもったいないの一言。


  1. 邦画-お

2015-03-06

パフューム ある人殺しの物語

★★★★
パフューム
鑑賞No:01348
製作:2006年/ドイツ/147分
監督:トム・ティクバ
出演:ベン・ウイショー/ダスティン・ホフマン

孤児のグルヌイユは類い稀な嗅覚を持つ男。革なめし職人のもとで重労働を課せられていた彼は、ある日配達でパリに行った際に、芳しい香りを持つ少女と出会う。しかし彼のストーカー行為に怯えた少女を誤って殺してしまう・・・。

パトリック・ジュースキントのベストセラー小説の映画化。香りに魅せられた天才香水調合師の数奇な運命を描く。映像として表現しにくい香りを演技と映像表現で視覚化しようとしているのが伝わって来る映画だった。理想の香りを実現するために殺人を続けるがゆえ、冒頭の映像からも最後は・・・・と思っていた予想を見事に覆されたラスト。グルヌイユの完成させた究極の香りに本気で興味をおこされる作品である。


  1. 洋画-は

2015-03-05

UDON

★★★★
UDON.jpg
鑑賞No:01347
製作:2006年/日本/134分
監督:本広克行
出演:ユースケ・サンタマリア/小西真奈美/トータス松本/小日向文世

コメディアンの夢破れた男が、故郷・香川に戻ってうどんの魅力を再認識し、タウン誌でうどんを紹介したことから「うどんブーム」が沸き起こる・・・。

「踊る大捜査線」の本広克行監督が、讃岐うどんで有名な故郷・香川県を舞台にうどんをテーマにして製作した映画。安価で地味な食べ物でありながら、日本人の食生活に無意識に浸透している「うどん」を見事に表現している。また作品中でタウン誌の編集長が語る宇高連絡船の逸話がうどんの真の魅力を物語っている。うどんに関する情報満載で、描かれている色々なエピソードもほとんど実話とのこと。父がうどん職人ゆえ、うどんに対し一種拒否反応を示す息子との親子の絆も注目。


  1. 邦画-う

2015-03-04

ゴーストライダー

★★+
ゴーストライダー
鑑賞No:01346
製作:2007年/アメリカ/110分
監督:マーク・スティーブン・ジョンソン
出演:ニコラス・ケイジ/エバ・メンデス

病気の父親を救うためメフィストに魂を売った主人公ジョニー。しかし父は回復直後事故死し、恋人ロクサーヌとも別れる。13年後、バイク・スタントのヒーローとなっていたジョニーのもとにメフィストが現れ、魂を売った代償を求めてくる・・・・。

アメコミ・ヒーローの映画化。予告編を見て面白そうだったので観てみた作品だが、思ったほど面白くなかった。ストーリーもイマイチだが、何よりもヒーローがあまりにも異形である。敵役が人間の姿をしているので、感覚的にヒーローと敵役の区別がつきにくかった。前半はもっぱら導入部の感が強く話は単調。後半になってゴーストライダーが登場しだしたことから話にもスピード感がでてきて面白くはなってきたが、ハラハラドキドキすることもなく終わってしまった。期待して観ただけにチョット残念な作品。


  1. 洋画-こ

2015-03-03

愛を読むひと

★★★+
愛を読むひと
鑑賞No:02615
製作:2008年/アメリカ、ドイツ/124分
監督:スティーブン・ダルドリー
出演:ケイト・ウィンスレット/レイフ・ファインズ

1958年のドイツ、15歳のマイケルは21歳も年上のハンナと恋に落ち、やがて、ハンナはマイケルに本の朗読を頼むようになり、愛を深めていった。ある日、彼女は突然マイケルの前から姿を消し、数年後、法学専攻の大学生になったマイケルは、無期懲役の判決を受けるハンナと法廷で再会する・・・・。

第81回アカデミー賞でケイト・ウィンスレットが主演女優賞を受賞した作品。時間軸が現在と過去を行き来し、かつ前半のマイケルとハンナの心理描写がちょっとわかりにくく戸惑う。それでも主題は年齢差のある年下の男の子と年上の女性の禁断ともいえるラブストーリーだけ?と思っていたら、中盤からストーリーは一転する。どこか謎めいた雰囲気のあるハンナだったが、戦争犯罪人として裁かれる身であろうとは・・・。でもこの作品の神髄はそこにあるのではなかった。むしろ、若き日のひと夏の甘い思い出を忘れず、無期懲役刑となったハンナに対する長きにわたるマイケルの行いに切なさと心打たれる作品。それだけに、結末はさらに悲しい。


  1. 洋画-あ

2015-03-02

ワン・デイ 23年のラブストーリー

★★★
ワン・デイ 23年のラブストーリー
鑑賞No:02614
製作:2011年/アメリカ/107分
監督:ロネ・シェルフィグ
出演:アン・ハサウェイ/ジム・スタージェス

しっかり者のエマと自由奔放で恋多きデクスターは、互いにひかれ合いながらも友人でいることを選び、親友として毎年7月15日を一緒に過ごすと決める。旅行や恋愛相談など友人としての交際を続けながらも、エマは秘かにデクスターを思い続けていたが、あるときデクスターから別の女性と結婚することを告げられ・・・。

23年分の7月15日だけを切り取ってつなぎ合わせたストーリー構成という、目新しいアイデアの作品。限りなく恋愛感情に近い気持ちをお互い抱きながら恋人関係ではなく友人という関係を20年以上つづけた2人の男女というのも、ちょっと現実離れした内容だった。最初のボタンのかけ違いから、こうも恋愛に至らないのか、あと一歩、あお一言、勇気を出せば・・・・というシーンも多く、観ていてじれったくなることも。7月15日だけのつなぎ合わせストーリーのため、省略部分が多く展開が早いため、最初は分かりにくいが、だんだんハマってくる。ただ、全体的にはほのぼの系ラブストーリーかと思いきや、ラストの展開は意外だった。


  1. 洋画(わ行)

2015-03-01

ヒミズ

★★+
ヒミズ
鑑賞No:02603
製作:2011年/日本/129分
監督:園子温
出演:染谷将太/二階堂ふみ/渡辺哲/吹越満

どこにでもいる中学3年生の祐一の夢は、成長してごく当たり前のまっとうな大人になること。一方、同い年の景子の夢は、自分が愛する人と支え合いながら人生を歩んでいくことだった。しかしある日、2人の人生を狂わせる大事件が起き・・・・。

古谷実原作の人気漫画の映画化。出演した染谷将太と二階堂ふみは第68回ヴェネツィア国際映画祭で新人賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞しているが、それは納得の熱演ぶり。特に祐一のかなり歪んだ言動に起因する家庭環境の凄まじさには同情するが、それにしても常に怒り、その行き場のない気持ちがやがて異常な行動として発展していく。二階堂ふみが演じた景子も不可思議な少女。どうも、この二人の気持ちや行動には同調、共感、理解しがたいところがあったが、尋常ではない家庭環境の中で生き抜いていく術だったのか・・・。


  1. 邦画-ひ