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2015-07-31

奪還者

★★
奪還者
鑑賞No:02686
原題:The Rover
製作:2013年/オーストラリア、アメリカ/103分
監督:デビッド・ミショッド
出演:ガイ・ピアース/ロバート・パティンソン

世界経済の崩壊から10年、オーストラリアの地は鉱物資源を求める無法者たちが暴れ回っていた。すべてを失い、唯一の財産は命より大切な愛車だけというエリックだったが、その愛車がヘンリー率いる強盗団に奪われてしまう。あらゆる手段を使って車の奪還を試みるエリックが強盗団を執拗に追いかける。その追跡の途中、強盗中に撃たれ、瀕死の重傷の状態で現場に置き去りにされたヘンリーの弟レイと出会う。さらなる追跡を続けるエリックとレイの間に、いつしか奇妙な友情が芽生え始める・・・・。

冒頭のイメージから、スティーブン・スピルバーグ監督の「激突!」のような雰囲気があったが、それは最初だけで、全然違った展開の映画だった。いまいち、この映画の世界観が分からなかったが、唯一の財産とはいえ、あそこまで殺戮を繰り返してまで取り戻したい車の理由に最後まで疑問に思ったが、最後のオチも何とも納得するには呆れたオチ。そう思って振り返ると、至る所で雑さの目立つ作品。描くということはあまりせず、すぐ殺すという、安易な展開に、そもそも単純なストーリー展開の本作を高めるだけのアイデアは持ち合わせていなかったよう。とても「激突!」には及ばない作品。

劇場公開日 2015年7月25日


  1. 洋画-た

2015-07-30

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

★★★+
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
鑑賞No:02684
原題:Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
製作:2004年/アメリカ/142分
監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:ダニエル・ラドクリフ/ルパート・グリント/エマ・ワトソン

ホグワーツ魔法魔術学校の3年生になるハリー。人々の噂では、囚人シリウス・ブラックがアズカバン監獄を脱獄し、ハリーの命を狙っているという。ホグワーツにはブラックを捕縛するためという名目で、アズカバンの看守たち=人間の魂を吸い取る恐ろしい吸魂鬼ディメンターたちが配備される。「闇の魔術に対する防衛術」の新たな担当教授として就任したリーマス・ルーピンらの下で、学校生活を送るハリーは、やがてブラックがかつて父の親友であったこと、そして親友である父を裏切り闇の魔法使いの手下になったことを知るが・・・・。

1、2作目の監督と今回変わったせいもあり、また子役たちも成長したせいもあるだろうが、これまでの作品とはちょっと違った雰囲気の作品となっている。ホグワーツ学校で学ぶハリーたちの学園生活を柱としたストーリーから、いよいよ本格的に核心に入り始めたと感じさせるミステリー的な展開への変化、さらに新たなキャラクターの登場などが大きな要因と思える。よって、人物や設定紹介的要素もあった前2作を必ずしも観ていなくても、本作から観始めても十分楽しめる、独立した作品となっている。ただ、シリーズ中、最も面白いという評価のある本作だったが、そこまで感じる内容ではなかったのは残念。

劇場公開日 2004年6月26日


  1. 洋画-は

2015-07-29

ウィッカーマン (2006年版)

★★★
ウィッカーマン(2006年版)
鑑賞No:01490
原題:The Wicker Man
製作:2006年/アメリカ/101分
監督:ニール・ラビュート
出演:ニコラス・ケイジ/エレン・バースティン

白バイ警官メイラスは、車事故で親娘が焼死するところを目の当たりに見て、精神的ダメージを受けていた。そんな矢先、失踪したかつての婚約者ウィローから、行方不明になった娘ローワンを捜して欲しいという手紙が届く。今でもウィローのことが忘れられないメイラスは、ウィローの住むサマーズアイル島に向う。しかし、その島の人々は不気味な雰囲気と、外部の者に対する警戒心で一杯だった・・・。

1973年にイギリスで製作された同名映画のリメイク版。基本的なストーリー・結末は1973年版と同じなので、1973年版を観たときの意外性はなかった。製作時から30数年経っていて、映像的には現代風になっているが、本作の持つカルト的な雰囲気は1973年版の映像の方が真に迫ってくるものがあり、1973年版に比べ緊張感も減じられた。また、ニコラス・ケイジを主演に迎え、イギリス映画からアメリカ映画へ、1973年から2006年と変わったことで、違った演出やアレンジを期待したが、それもなく、個人的に少し期待外れだった。ミステリー的に見るとラストのドンデン返しに持っていくための色々な伏線も、謎解きがあって改めて考えると、不自然さは拭えない伏線が多く、ツッコミどころの多い映画である。ちなみに、“ウィッカーマン”とは、ガリア戦記に出てくる柳の枝で編まれた巨大な人間型の檻で、人を生贄として入れて燃やすもの。

劇場公開日 2007年9月1日


  1. 洋画-う

2015-07-28

福福荘の福ちゃん

★★★
福福荘の福ちゃん
鑑賞No:02685
製作:2014年/日本、イギリス、台湾、イタリア、ドイツ/111分
監督:藤田容介
出演:大島美幸/水川あさみ/荒川良々/芹澤興人

はみだし者たちが集まるおんぼろアパート「福福荘」に暮らす塗装職人の福ちゃんこと福田辰男は、面倒見もよく、住人たちにも慕われている。しかし、恋愛には奥手で女性恐怖症のため、親友のシマッチがセッティングしてくれたお見合いもうまくいかない。そんなある日、福ちゃんの初恋相手で、女性恐怖症になってしまった原因でもある女性・千穂が、福ちゃんを訪ねて福福荘にやってくる。最初は千穂を突き放した福ちゃんだったが、次第に打ち解け、恋心が芽生えていく・・・・。

お笑いトリオ、森三中の大島美幸を主演に迎えた人情喜劇。大島は丸刈り頭と体重増量でオッサン役にチャレンジ。違和感無いオッサン役を見事に演じ切った。不器用ながら、愛すべき愛嬌があり、なぜか応援したくなるキャラの福ちゃんだが、福福荘は福ちゃんにとどまらず、ちょっと得体の知れない住人が多く、福ちゃんの周りはどこか独特の雰囲気が醸し出されている。ストーリーは平凡ながら、ほのぼのとできる作品。ただし、水川あさみとのロマンスや、写真集の採用などリアル感が乏しい内容もある。

劇場公開日 2014年11月8日


  1. 邦画-ふ

2015-07-27

アゲイン 28年目の甲子園

★★★★
アゲイン 28年目の甲子園
鑑賞No:02679
製作:2014年/日本/120分
監督:大森寿美男
出演:中井貴一/波瑠/和久井映見/柳葉敏郎

46歳の晴彦のもとに、高校時代にともに甲子園を目指したチームメイトの娘・美枝が訪ねてくる。美枝は東日本大震災で亡くなった父の遺品から、出さずにしまいこんであった27年分の年賀状の束を見つけ、その宛先である晴彦に会いに来たのだった。美枝がボランティアとして働いている「マスターズ甲子園」に誘われた晴彦は、気乗りしないままかつての野球部員たちと再会を果たすが・・・・。

元高校球児たちが再び甲子園を目指す「マスターズ甲子園」を題材に描いた重松清の小説「アゲイン」の映画化。再び甲子園を目指す理由が傷害事件が原因で決勝戦辞退となったことや、そのマスターズ出場のため関係者を説いて回る女性が実は傷害事件を起こした選手の娘であることなどが絡まって、当時辛酸をなめたチームメイトの葛藤をよく描いている。ストーリー自体は単純で、様々な葛藤やわだかまりを越えて出場する選手たちだったが、傷害事件の当事者の一人である女子マネージャーの衝撃の告白によってわだかまりは解け、思わず涙ぐんでしまえるシーンは感動的。ただ、主人公の晴彦とその娘の関係の描写が中途半端で、あれだけ父に反発していた娘が急にラスト、球場に来て父親とキャッチボールをするシーンはあまりにも唐突で不自然だった。

劇場公開日 2015年1月17日


  1. 邦画-あ

2015-07-26

相棒 -劇場版-

★★★
相棒
鑑賞No:01572
製作:2008年/日本/117分
監督:和泉聖治
出演:水谷豊/寺脇康文/木村佳乃/西村雅彦

現場に謎の記号が残されるという不可解な事件が連続して発生する。この記号がチェスの棋譜と見抜いた警視庁特命係の杉下右京は亀山とともに独自の捜査を始める。捜査は一時暗礁に乗り上げるが、右京は事件に関連するサイトの管理人とメール交換によるチェスを行ったことからある手がかりを掴む。それは3万人のランナーと15万人の観衆を人質に取るという前代未聞の大規模テロ計画だった・・・。

人気TVドラマの映画版。正式名称は「相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」。2008年のGWのNo.1作ということで期待して観た。相変わらずTVドラマの方は一度も見たことがなかったので新鮮な気持ちで観れたが、ドラマのスペシャル版の感は否めなかった。ただ事件の舞台が東京シティマラソンというところに映画としてのスケールの大きさはでていたので、これをもう少し活かせれば良かったかも?(イマイチ、危機感やハラハラ感がなかった)あと、理詰めで事件を解決していく手法は大好きですが、チェスのことがよく分からないのでチェスをヒントに事件を解き明かしていく過程は理解に苦しんだ。こんなにヒットするほどの映画との印象は持たなかったが、まずまず楽しめる作品。

劇場公開日 2008年5月1日


  1. 邦画-あ

2015-07-23

娚の一生

★★★+
娚の一生
鑑賞No:02682
製作:2015年/日本/119分
監督:廣木隆一 
出演:榮倉奈々/豊川悦司/向井理/安藤サクラ

東京で仕事に追われる毎日を送っていたOLのつぐみは、祖母が他界して空き家になった田舎の一軒家に引っ越すことに。そこへ、つぐみの祖母を慕っていたという50代の大学教授・海江田が現われる。つぐみに一方的に好意を抱いた海江田は、その家になかば強引に住みついてしまう。そんな海江田に戸惑いを隠しきれないつぐみだったが、一緒に暮らすうちに少しずつ心を開いていく・・・・。

つらい恋愛をしてきた女性と謎多き年上男性の奇妙な共同生活を描く、西炯子の同名コミックの映画化。この手の若い女性と、年の差のある男性とのラブ・ストーリーは、とかく魅力的な年上男性に恋い焦がれる女性が描かれているものという先入観があったが、本作はチョット違う。たしかに、年上男性役は豊川悦司が演じており、見た目は魅力的であるが、人間的には強引で馴れ馴れしく、自分勝手なちょっと嫌な性格の男性。そのため、主人公のつぐみも最初は拒絶反応を示すが、観客同様、次第に海江田に魅力を感じていく。そして、つぐみへの一途な想いも年齢に似合わず真剣であることがだんだんわかってくる。非常に緩やかなストーリー展開だが、その分、2人の関係、心情の変化を丁寧に描いている。

劇場公開日 2015年2月14日


  1. 邦画-お

2015-07-22

バンクーバーの朝日

★★+
バンクーバーの朝日
鑑賞No:02681
製作:2014年/日本/132分
監督:石井裕也
出演:妻夫木聡/亀梨和也/勝地涼/上地雄輔

1900年代初頭、新天地を夢見てカナダへと渡った多くの日本人が、過酷な肉体労働や貧困、差別という厳しい現実に直面する。日本人街に誕生した野球チーム「バンクーバー朝日」は、体格で上回る白人チーム相手に負け続け、万年リーグ最下位だった。ある年、キャプテンに就いたレジー笠原は、偶然ボールがバットに当たって出塁できたことをきっかけに、バントと盗塁を多用するプレースタイルを思いつく。その大胆な戦法は「頭脳野球」と呼ばれ、同時にフェアプレーの精神でひたむきに戦い抜く彼らの姿は、日系移民たちに勇気や希望をもたらし、白人社会からも賞賛と人気を勝ち取っていくが・・・・。

1914~41年、戦前のカナダで活躍し、2003年にカナダ野球殿堂入りを果たした日系移民の野球チーム「バンクーバー朝日」の実話の映画化。実話が基になった作品なので、かなり感動できるだろうと期待していたのだが、思ったほどではなかった。実話ゆえ逆に事実に忠実に製作したからかもしれないが、ストーリー展開や結末はありきたり、予想通りで、意外性に乏しく、感動し損なった感が強い。また、カナダにおける日本人への差別の現実を多く描いているが、それが暗く、緩慢なストーリーにさらに拍車をかけて全体的に冗長感を増長していた。後半はやや明るくなって盛り上がってくるが、やはりラストは重苦しい現実で終るため、後味はあまり良くない。

劇場公開日 2014年12月20日


  1. 邦画-は

2015-07-21

イン・ザ・プール

★★★★
イン・ザ・プール
鑑賞No:01544
製作:2005年/日本/101分
監督:三木聡
出演:松尾スズキ/オダギリジョー/市川実和子/田辺誠一

豹柄のシャツとブーツに白衣を羽織った、見るからに怪しげな精神科医・伊良部。その彼の元に色々な患者がやってくる。何に興奮したというわけでもないのに、24時間勃起しているという“継続性勃起症”の会社員・田口。戸締りや火の元を何度も確認しないと気がすまない“強迫神経症”のルポライター・涼美。
ストレス発散のために始めたプール通いがいつのまにかプールで泳がないと精神に異常をきたしてしまう“プール依存症”のサラリーマン・田口。どこか奇妙なこれら患者と、破天荒な医者・伊良部が巻き起こすコメディ。

不覚にも三木聡という監督・脚本家を知らなかったが、「図鑑に載ってない虫」「亀は意外と速く泳ぐ」「転々」と立て続けに三木聡作品を観、三木ワールドに完全にはまってしまった。そういう意味ではこの作品はこれら3作よりも旧く、まさに三木ワールドの原点とも言うべき作品かもしれない。相変わらず脱力系&小ネタはふんだんだが、他の3作と明らかに違うのは、主演の松尾スズキが醸し出す雰囲気ではないか。彼独特のこの雰囲気は、まさに彼しかできない演技であり、独り舞台のよう。脇を固める俳優も面白そうな面々ばかりで、たまらない世界を提供してくれます。

劇場公開日 2005年5月21日


  1. 邦画-い

2015-07-20

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス

★★★★+
スター・ウォーズ1
鑑賞No:00865
原題:Star Wars: Episode I - The Phantom Menace
製作:1999年/アメリカ/133分
監督:ジョージ・ルーカス
出演:リーアム・ニーソン/ユアン・マクレガー/ナタリー・ポートマン

平和な惑星ナブーが銀河通商連合に襲撃され、その事件の調査に向かったジェダイ騎士のクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービは、メカの不調で砂の惑星タトゥイーンに不時着する。そこで出会った9歳の少年アナキンに眠るフォースの力を感じ取ったクワイ=ガンは、アナキンをジェダイ騎士団に入団させようとするが・・・・。

「スター・ウォーズ」3部作から16年を経て新たに描かれたシリーズ前章。時代は前作シリーズよりも遡るが、CG・VXF技術の進歩により、映像的にも格段に上がり、未来感は前作シリーズよりも高い。新シリーズは少年アナキン・スカイウォーカーが、ダースベイダーになるまでの姿を描く3部作の第1部で、キャストも一新され、本作から観ても問題ないが、最終的には前作シリーズにつながるので、新シリーズを観る前に前作シリーズを観ておくことがお奨め。ただ、ヨーダやジャバ・ザ・ハット、若き日のオビ=ワン・ケノービなど前作シリーズでお馴染みのキャストも登場する。見せ場は何と言っても中盤のポッドレース。スピード感あふれるレースシーンに思わず興奮する。また終盤のバトルも壮大なスケールで圧巻。CG技術を如何なく発揮した映像で迫ってくる。

劇場公開日 1999年7月10日


  1. 洋画-す

2015-07-19

クレイマー、クレイマー

★★★★
クレイマークレイマー
鑑賞No:00946
原題:Kramer vs. Kramer
製作:1979年/アメリカ/105分
監督:ロバート・ベントン
出演:ダスティン・ホフマン/メリル・ストリープ

結婚8年にして仕事一筋のテッドに愛想を尽かし、自分を取り戻すために妻のジョアンナは7歳の息子ビリーを残して家を出る。最初は冗談だと思っていたテッドも翌日事の重大さを知り、その日から息子ビリーとの2人の生活が始まる・・・。

第52回アカデミー作品賞ほか計5部門を受賞したハートウォームドラマ。女性の自立心と父親の子育てを描いた秀作。仕事一筋だったテッドが妻との別離をきっかけに子供のことを思い、子供のために仕事を失っても子供との関係を維持しようとする姿は感動もの。テッドが朝食のフレンチトーストを作るシーンは本作を象徴する有名なシーンで特に印象深い。子供の親権を裁判で争うことになるが、ラストは感動的。離婚件数の増える昨今、考えさせられる映画である。

劇場公開日 1980年4月5日


  1. 洋画-く

2015-07-16

ランボー

★★★+
ランボー
鑑賞No:00251
原題:First Blood
製作:1982年/アメリカ/97分
監督:テッド・コッチェフ
出演:シルベスター・スタローン/リチャード・クレンナ

ベトナム時代の戦友を訪ねたことがきっかけで立ち寄った街の警官とトラブルになったランボー。逮捕され警察署で受けた虐待に対し、怒りを爆発させたランボーは警官を叩きのめし逃走する。山の中に逃れたランボーに対し、警察も大動員を図りランボーを追い詰めようとするが・・・。

シルベスター・スタローンの人気シリーズの第1弾。本作は「ロッキー」とともにスタローンの代表作であり人気シリーズである。生身の人間でありながら、人間離れした強靭な肉体と戦闘能力は観ていて感心する。多数の敵に対してたった1人で立ち向かうという単純な構成ではあるが、2作目以降のヒーロー的扱いに比べ、やや暗いストーリー展開であるのは、ベトナム戦争に対する反戦メッセージが色濃くあるからだろうか?

劇場公開日 1982年12月18日


  1. 洋画-ら

2015-07-12

ターミネーター:新起動/ジェニシス

★★★+
ターミネーター 新起動 ジェニシス
鑑賞No:02678
原題:Terminator Genisys
製作:2015年/アメリカ/126分
監督:アラン・テイラー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/エミリア・クラーク

2029年、ロサンゼルスでは人類抵抗軍が人工知能による機械軍との戦いに終止符を打とうとしていた。一方、未来の人類反乱軍のリーダーであるジョン・コナーの母サラ・コナーを歴史から抹消するため、未来から殺戮マシーンのターミネーター「T-800」が送り込まれる。しかし、そこには老いた姿の同型ターミネーターが待ち受けていた・・・・。

「ターミネーター3」以来となるアーノルド・シュワルツェネッガーが戻ってきたSFアクション大作。原点回帰を目指した作品と聞いていたが、確かに1作目、2作目の有名なシーンを再現したシーンを多く取り入れ、本来のターミネーターのイメージに戻った感はあった。ただ1作目でカイル・リースを演じたマイケル・ビーン、サラ・コナーを演じたリンダ・ハミルトン、2作目でジョン・コナーを演じたエドワード・ファーロングの印象が強すぎるため、配役が変わると(仕方はないが・・・)どうしても入り込めない部分があった。また、ターミネーターの1作目、2作目が面白かったのは、ストーリーは簡単で複雑な説明はなく、追われモノに徹していたからだと思う。本作は原点復帰を目指すと言いながら、結構説明が多く、時間軸も複雑でありながら、追われモノの要素が思ったほど多くなかったのが、評価を下げている要因だろうか。

劇場公開日 2015年7月10日


  1. 洋画-た

2015-07-10

カオス

★★★
CHAOS.jpg
鑑賞No:01381
原題:Chaos
製作:2006年/アメリカ/107分
監督:トニー・ジグリオ
出演:ジェイソン・ステイサム/ライアン・フィリップ

シアトルの銀行に武装した強盗団が人質をとって立てこもった。犯人のリーダーは交渉人として停職処分中のコナーズ刑事を指名する。コナーズは直ちに現場復帰し、新米刑事のデッカーと組んでこの事件に当たることになるが・・・。

カオス理論を題材にしたサスペンスアクション。「あっと驚く大ドンデン返し」という謳い文句もあったが、結末自体は途中で予測できてしまったので、少しガッカリした。カオス理論といえば、「バタフライ・エフェクト」が印象に残っており理論としては分かりやすかったが、本作とカオス理論との関わりはイマイチ理解しがたかった。(カオス理論をよく理解していないせいもあるが・・・)「どうなっていくの?」「数々の事象はどう組合されていくの?」と期待しながら観ていたらいつの間にか終わっちゃった・・・という感じの映画だった。あまり考えすぎずに観る方がラストは楽しめそう。

劇場公開日 2006年11月4日


  1. 洋画-か

2015-07-09

海月姫

★★★
海月姫
鑑賞No:02677
製作:2014年/日本/126分
監督:川村泰祐
出演:能年玲奈/菅田将暉/長谷川博己/池脇千鶴

幼いころからクラゲに憧れて生きてきたオタク女子・月海は、男を必要としない人生を目指すオタク女子集団「尼~ず」が暮らす男子禁制のアパート「天水館」で、それなりに楽しい毎日を送っていた。ある日、行きつけのペットショップでひとりの美女と出会った月海は、その正体が女装趣味のイケメン・蔵之介であることを知る。月海の心配をよそに、蔵之介は自分が男であることを隠して天水館に出入りするように。そんな中、尼~ずの心の拠り所である天水館が、土地再開発による取り壊しの危機に陥り・・・・。

アニメ化もされた東村アキコのベストセラー・コミックの実写化。全体的にオーバーではあるが、コミカルな作りでそれなりに楽しめる。基本的に悪人が出てこないのも良かったのかも。オタク集団「尼~ず」のキャラも一風変わっていて面白いが、蔵之助の兄や、その兄を色仕掛けで落とそうとする翔子役の片瀬那奈なんかも強烈に面白かった。また、菅田将暉の女装もなかなかのもの。男装の時とかなり違って本当に女性に見間違うほど。ちなみにばんばさん役は池脇千鶴だったんですね。気付かなかった・・・。それくらい、オタク女子になり切っていたのかなぁ。そう言えば、池脇千鶴と菅田将暉は「そこのみにて光輝く」で姉弟役で共演してたけど、全然印象違ったね。

劇場公開日 2014年12月27日



  1. 邦画-く

2015-07-08

コミック雑誌なんかいらない!

★★★
コミック雑誌なんかいらない
鑑賞No:00295
製作:1986年/日本/124分
監督:滝田洋二郎
出演:内田裕也/渡辺えり/麻生祐未/原田芳雄

ワイドショーの人気レポーター、キナメリは有名人のスキャンダルをハイエナのごとく嗅ぎ回る男。今日も事件を求めて街へ繰り出す。ロス疑惑の三浦和義にマイクを向け、神田正輝との結婚を控えた聖子の家に張り込み、ヤクザの抗争を取材するが・・・・。

1985年に実際に起こった事件を、内田裕也演じる芸能レポーターの目を通し、再現ドラマ風に仕立てた作品。この年は有名な事件が多く、また本人も登場したりするのでリアル感は半端ではなく、ドラマなのか真実なのか分からなくなってしまう。それにしても、今の時代では考えられない、内田裕也のふてぶてしいまでの芸能レポーターぶりには驚嘆。ここまでではないにしろ、こんな時代もあったのかと、なぜか懐かしさすら感じる。あと、この映画のクライマックスともいえる、豊田商事事件を描いたシーン。ビートたけしの鬼気迫る演技は凄かった。

劇場公開日 1986年2月1日


  1. 邦画-こ

2015-07-07

グランドピアノ 狙われた黒鍵

★★★
グランドピアノ 狙われた黒鍵
鑑賞No:02676
原題:Grand Piano
製作:2013年/スペイン、アメリカ/91分
監督:エウヘニオ・ミラ
出演:イライジャ・ウッド/ジョン・キューザック

過去の失敗からステージ恐怖症に陥り、演奏から遠ざかっていたピアニストのトムは、5年ぶりに表舞台へ復帰することになる。演奏会にはベーゼンドルファー社製の名器インペリアルが用意され、トムは恩師パトリックが残した難曲の演奏に挑むが、その譜面には「一音でも間違えたら、お前を殺す」というメッセージが記されていた。やがて会場に潜む謎のスナイパーの銃口が自分をとらえていることを知ったトムは、誰にも助けを求めることもできず、絶体絶命の中で演奏を続けるが・・・・。

コンサートホールでの演奏中に命を狙われたピアニストの危機がワン・シチュエーションで描かれるサスペンス。ワン・シチュエーション作品ははストーリーが単純明快な分、アイデア勝負のところがあり、それがないと最後まで観客の興味を惹きつけることはできない。そういう意味で以前より非常に期待していた作品だったが、期待が大きかっただけに落胆も大きかった。設定からして不自然というか違和感の感じるものだが、それでも最後に納得させるだけのオチが用意されていれば大成功だと思う。だが、この作品はそのオチがない。途中、結構ハラハラするシーンがあっただけにオチがないのは残念。また、オチがないだけではなく、終盤は暴走し始め、もはや前半の緊迫感が何だったのかと思わざるを得ないのは残念。

劇場公開日 2014年3月8日


  1. 洋画-く

2015-07-06

アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン

★★+
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
鑑賞No:02675
原題:Avengers: Age of Ultron
製作:2015年/アメリカ/141分
監督:ジョス・ウェドン
出演:ロバート・ダウニー・Jr./クリス・ヘムズワース

アイアンマンとして何度も人類の危機を救い、だからこそアベンジャーズの限界を誰よりも強く知るトニー・スタークは、自分たちの手に負えない敵の襲来に備え、禁断の平和維持システムである人工知能「ウルトロン」を起動させる。しかし、ウルトロンは「究極の平和」を実現するため、平和を脅かす唯一の存在である人類の抹消を選択する。再び訪れた人類滅亡の危機に、アベンジャーズは人知を超えたウルトロンを相手に戦うことになるが・・・・。

「アバター」「タイタニック」に次ぐ興行収入を記録し、世界的に大ヒットとなった前作の続編。ただ、世界的にはヒットしたが、日本では思ったほどではなかったのではないか?アメコミヒーロー総登場と言ってはいるが、日本人にとってはほとんど馴染のないヒーローばかり。逆に馴染があると言えば、スーパーマン、スパイダーマン、バットマンだが、いづれも出ていない。それゆえ、アメリカではいざ知らず、どうも興奮度が低い。現に本作も、いきなり冒頭、訳が分からないまま襲撃アクションシーンで始まり、興味がそそられはするものの、その後の中だるみは尋常ではなく、何度となく睡魔が襲ってくる始末。そしてやたらアクションに頼るシーンが多く、ストーリーの面白さは少ない。何でこんな映画が世界的ヒットなのか、非常に疑問。

劇場公開日 2015年7月4日


  1. 洋画-あ

2015-07-05

映画 ST赤と白の捜査ファイル

★★★★
ST赤と白の捜査ファイル
鑑賞No:02674
製作:2015年/日本/110分
監督:佐藤東弥
出演:藤原竜也/岡田将生/志田未来/芦名星

ある日、囚人の脱獄を仕組んだ天才ハッカー・鏑木徹が焼死体で発見される事件が発生。赤城が容疑者として逮捕され、STは解散となってしまう。赤城は拘置所から脱走し、警察は元STメンバーに追跡を命じるが、赤城の無実を信じる百合根は、独自の捜査で新種のコンピューターウィルス「フギン」が事件の鍵を握っていることに気付く・・・・。

警視庁の特殊機関・科学特捜班(Scientific Taskforce=通称「ST」)の活躍を描いたTVドラマ「ST 赤と白の捜査ファイル」の映画化。TVドラマは観ていないので、最初、役職や人間関係がよく分からなかったが、観ていると次第に分かってくるし、進行上、分からなくても大して支障にはならない。ただ、岡田将生があまりに軽くて軽薄っぽいので、とてもキャリア警部には見えず、そこだけが違和感があった。ストーリーは割と単純で分かりやすく、また藤原竜也が犯人ではないこと、ユースケ・サンタマリアが焼死体でないことはすぐ分かるので、ミステリー的要素はない。やはりこの作品の魅力は藤原と岡田のコミカルなコンビぶりではないだろうか。

劇場公開日 2015年1月10日



  1. 邦画-え

2015-07-04

センチメンタルヤスコ

★★
センチメンタルヤスコ
鑑賞No:02339
製作:2012年/日本/87分
監督:堀江慶
出演:岡本あずさ/池田成志/滝藤賢一/和田正人

両親の命日になると自殺未遂を繰り返してきたキャバクラ嬢のヤスコが、何者かに首を絞められ意識不明の重体で病院に搬送される。容疑者としてヤスコの恋人だった7人の男が浮かび上がるが、7人の証言は食い違い、隠されていたヤスコの過去が明らかになっていく・・・・。

「ベロニカは死ぬことにした」の堀江慶監督が旗揚げした劇団「CORCFLASES」で上演された舞台劇を、堀江監督自ら映画化した作品。舞台劇の場合、その特有の雰囲気と、舞台劇ゆえの制限もあるので、ある程度突飛な設定も許されるのかもしれないが、本作は舞台劇の設定をそのまま映画に持ってきたような気がする(舞台劇の設定は知らないが・・・)。それゆえ、違和感のある、おかしな設定の作品になっている。そもそも、携帯電話の履歴に名前があっただけで容疑者扱い、しかも病院の待合室に全員呼び出して集団尋問だなんて、絶対ありえない設定。もうこの時点でこの映画に対する底の浅さが露呈している。実際、内容も底が浅い。面白そうなテーマだっただけに残念な作品。

劇場公開日 2012年4月21日


  1. 邦画-せ

2015-07-03

五条霊戦記 GOJOE

★★
五条霊戦記
鑑賞No:00984
製作:2000年/日本/137分
監督:石井聰亙
出演:浅野忠信/永瀬正敏/隆大介/岸部一徳

平安時代末期。平家が支配する京の都は荒れ果て、世紀末の様相を呈していた。五条橋では、平家武者が次々と襲われ、人々に“鬼”の仕業と恐れられていたが、その正体は源氏の生き残り、遮那王こと源義経だった。その頃、夢の中で「鬼を退治せよ」との掲示を受けた弁慶は、義経を討つべく立ち上がる。そして五条橋で弁慶が見たものは、希有なる容姿を持ち最強の気を操る美青年の姿だった・・・・。

歴史好きの私にとって、この手の映画が一番許せないというか、嫌いなタイプだ。義経と弁慶の名を出すなら彼らのことは史実に忠実に描くか、あるいは多少誇張してもいいので万人がある程度知っている、あるいは納得する逸話・エピソードを描くか、あるいはギリギリの線で義経がジンギスカンになったというところまでは映画としても許せるが、本作はもはや史実や逸話の域をはるかに逸脱し、何これ?の世界である。義経と弁慶の新解釈の物語と銘打っているが思い上がりも甚だしい。内容は義経と弁慶に全く関係ない。よって、オリジナルのキャラクターで描くべきなのにストーリーやキャラクターに自信がないのだろうか、客の興味を惹くための義経と弁慶というネームバリューの大きいキャラの名を騙ったとしか思えない。だから内容のない、つまらない作品となってしまっている。とても残念。

劇場公開日 2000年10月7日


  1. 邦画-こ

2015-07-02

リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い

★★+
リーグ・オブ・レジェンド
鑑賞No:01378
原題:The League of Extraordinary Gentlemen
製作:2003年/アメリカ/110分
監督:スティーブン・ノリントン
出演:ショーン・コネリー/ナセールディン・シャー

19世紀末のロンドンで、英国銀行がファントム率いる謎の軍団に襲撃され、古い海上都市の設計図面が盗まれた。世界大戦勃発の危機を感じた英国政府は、冒険家アラン・クォーターメインに阻止を依頼する。そうして、クォーターメインのもとにトム・ソーヤー、ネモ船長、ジキル&ハイド、透明人間ロドニー・スキナーなどが集まってくる・・・。

「ソロモン王の洞窟」、「海底二万海里」、「トム・ソーヤの冒険」などのヒーローが登場するファンタスティック・アクション・アドベンチャー。何となく聞いたような名前のヒーローばかりで全員詳細を知っていたわけではないので、少々わかりづらかった。特にヒーローと俳優が一致するのに時間がかかり、楽しめたのは後半に入ってから。もう少し前半に登場人物の親切な説明が欲しかった。ストーリーは単純で記憶に残るような話ではありませんが、児童文学の好きな子供には受けるかも・・・?

劇場公開日 2003年10月11日


  1. 洋画-り

2015-07-01

エクソダス:神と王

★★★+
エクソダス神と王
鑑賞No:02673
原題:Exodus: Gods and Kings
製作:2014年/アメリカ/150分
監督:リドリー・スコット
出演:クリスチャン・ベール/ジョエル・エドガートン

紀元前1300年。最強の王国として名をはせるエジプトの王家に養子として迎えられて育ったモーゼは、兄弟同然のような固い絆で結ばれていたはずのエジプト王ラムセスとたもとを分かつ。その裏には、苦境に立たされている40万にも及ぶヘブライの人々を救わねばならないというモーゼの信念があった。そして、彼らのための新天地「約束の地」を探し求めることに・・・・。

旧約聖書の出エジプト記に登場する、モーゼのエピソードをベースにしたアドベンチャー。同世の映画としては1956年のチャールトン・ヘストン主演の「十戒」があまりにも有名だが、さすがに最近のVFX技術を駆使しているだけあって、あまりにも有名な紅海が割れるシーンなど、CGを使ったシーンの迫力は凄い。そのほかにも、モーゼが起こしたといわれる「10の奇跡」である、血に染まるナイル川、空から降る雹、カエルの大量発生など圧倒的な映像で迫ってくる。それ以外でも、エジプトの都市景観や軍勢、戦闘なども圧巻。ちなみにタイトルの「エクソダス」は旧約聖書にある出エジプト記のことで、転じて大量の国外脱出のことをいう。

劇場公開日 2015年1月30日


  1. 洋画-え