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2015-09-30

もらとりあむタマ子

★★★
もらとりあむタマ子
鑑賞No:02708
製作:2013年/日本/78分
監督:山下敦弘
出演:前田敦子/康すおん/伊東清矢/鈴木慶一

東京の大学を卒業した23歳のタマ子は、父親がスポーツ用品店を営む甲府に戻って来る。彼女は特に就職活動をするわけでもなく、ほぼ毎日惰眠をむさぼり、ぐうたらな日々を送っていた。父親に仕事を探せとせっつかれても聞く耳も持たず、たまに起きているときはマンガやゲームに没頭していたが・・・・。

自堕落な引きこもり生活を送る娘のタマ子が、父親の再婚話をきっかけに少し自立する程度の話? それ以外は取り立てて事件も起こらず、内容もない。主人公のタマ子同様、ストーリーもダラダラ進む。演技の上手い下手は別にして、元AKB48のトップアイドルとしての肩書をかなぐり捨てたタマ子役は、これまでの前田敦子作品の中で一番役柄的には馴染んでいるように思えた。女優を目指すならこの路線かもしれない。

劇場公開日 2013年11月23日



  1. 邦画-も

2015-09-29

ジヌよさらば ~かむろば村へ~

★★★★
ジヌよさらば ~かむろば村へ~
鑑賞No:02716
製作:2015年/日本/121分
監督:松尾スズキ
出演:松田龍平/阿部サダヲ/松たか子/二階堂ふみ

銀行員なのにお金アレルギーになり、会社を辞めるハメになった高見武晴は、お金を1円も使わない暮らしを求めて東北の寒村に移住する。そこで彼は、隠された過去を持つ世話好きな村長とその美人妻、自ら「神様」を名乗り人々から慕われる老人など、ひと癖もふた癖もある村人たちと出会う。そんな村人たちと触れあいながら、お金とかけ離れた毎日を送るうちに、武晴の人生は思わぬ方向へと転がりはじめる・・・・。

いがらしみきお原作の人気コミック「かむろば村へ」の実写映画化。監督は作家、演出家、俳優など多彩な才能を持つ松尾スズキで、「恋の門」「クワイエットルームにようこそ」に続く長編監督3作目。原作は読んでいなかったが、1円も使わないで過疎の村で自給自足生活を送ろうとする青年の話と聞いて、現代生活における自給自足生活のためのアイデア満載のノウハウ映画かと思いきや、全く違っていた。お金は関係なしに、村で人との関係や協力・助け合いなくして一人で生きていくということの難しさ、1円も使わない生活・自給自足生活と言いながら実は村人たちの好意や助けによって成り立っていることを思い知らされる。全体的にはコメディタッチの映画ながら、過疎化・限界集落の問題や、挙句の果てには強姦・殺人といった事件まで出てくる、結構シリアスな内容も含んでいる。松田龍平の自然体の演技が非常に良くて、役柄の武晴にマッチしており、阿部サダヲとの掛け合いも面白い。

劇場公開日 2015年4月4日


  1. 邦画-し

2015-09-28

マエストロ!

★★★
マエストロ!
鑑賞No:02689
製作:2015年/日本/129分
監督:小林聖太郎
出演:松坂桃李/miwa/西田敏行/古館寛治

不況のあおりを受けて解散した名門オーケストラに、再結成の話が持ち上がる。しかし、練習場は廃工場で、集まったのは再就職先も決まらずにいた「負け組」楽団員たちばかり。再結成を企画した張本人である謎の指揮者・天道は、指揮棒の代わりに大工道具を振り回す始末で、団員たちは不安を募らせるが、次第に天道の指揮に引き込まれていく。しかし、バイオリニストの香坂だけは、天道の隠された過去を知ってしまい、反発を強めていく・・・・。

不況のあおりを受けて解散したとはいえ、名門オーケストラ集団という設定にしてはあまりにもプロフェッショナル感が伝わってこない楽団だった。これが、一度も楽器を演奏したことのないド素人集団を、それなりにまともに演奏できる集団にするというストーリーならこのキャストでも良かったが、やはり根源はミスキャストかな。その最たるは西田敏行。決して嫌いな役者ではなく、シリアスからコメディまで、ヤクザだって幽霊だってこなす器用で上手い役者だと思う。ただ、この指揮者役は不釣り合いだった。名門オーケストラを再結成させるほど有名な指揮者というから尚更だ。映画を観る前から、配役の段階でビックリした。演技力も大事だが、その俳優の持つイメージ・印象と役柄の印象も非常に大事だということを再認識させられる作品。

劇場公開日 2015年1月31日



  1. 邦画-ま

2015-09-27

アンリミテッド

★★★
アンリミテッド
鑑賞No:02714
原題:Tracers
製作:2014年/アメリカ/94分
監督:ダニエル・ベンメイヤー
出演:テイラー・ロートナー/マリー・アブゲロプロス

ニューヨークでメッセンジャーをしているカム。配達の途中で謎の美女ニキと接触事故を起こしたことがきっかけで、走る、跳ぶ、登るといった移動に重点を置いて心身を鍛えるスポーツ「パルクール」に魅了される。やがてパルクールのグループ内でその実力が認められ、彼らがやっているプロの運び屋の仲間入りをすることになるが、そんなカムにロシアの大物の隠れ家への強盗計画という大仕事が舞い込む・・・・。

ストーリーは至って平凡。本作の見ものはやはり、全編で披露されるパルクールかな。パルクールとは、フランス発祥の、走る・跳ぶ・登るなどの移動動作で、特別な道具などは使わず周囲の環境を利用した運動方法であるが、これがビルからビルや、車が通る大通りで繰り広げられるから凄い。もちろん、危険なシーンや難易度の高いシーンはスタントマンが演じているのだろうけど、ちょっと見入ってしまう。ただ、アクション主体の作品ではあるが、ロマンス要素もあり。最後は絵に書いたようなハッピーエンドで、意外性は少ないが、消化不良感も少ない。

劇場公開日 2015年3月28日



  1. 洋画-あ

2015-09-26

悼む人

★★★
悼む人
鑑賞No:02713
製作:2015年/日本/138分
監督:堤幸彦
出演:高良健吾/石田ゆり子/井浦新/貫地谷しほり

週刊誌記者・蒔野抗太郎は、死者を「悼む」ために全国を旅しているという青年・坂築静人と出会う。蒔野は残忍な殺人や男女の愛憎がらみの記事を得意とし、日々そうした情報に触れていることから、人の善意などすでに信じることができずにいた。静人の「悼む」という行為も偽善ではないかと猜疑心を抱き、化けの皮をはいでやろうと思った蒔野は、静人の身辺を調べ始めるが・・・・。

第140回直木賞を受賞した天童荒太のベストセラー小説を映画化。これは難しい映画でした。ただ、ストーリーが難しいというのではありません。むしろ、いくつかのストーリーが並行して描かれ、通常はわかりにくくなっていくはずですが、本作はそれらが見事に絡み合い、関係し合い、逆に最初分からなかったことが次第に分かってくるという、分かりやすい構成になっています。分かりにくいのは登場人物の行為です。主人公の静人の悼む行為は結局、最後まで分からなかった。井浦新演じる甲水朔也もよく分からない人物だし、石田ゆり子演じる奈義倖世だってよく分からない女性。ストーリーはわかりやすいが、登場人物が分けのわからない人が多く、理解しがたい作品。

劇場公開日 2015年2月14日



  1. 邦画-い

2015-09-25

GONIN

★★
GONIN.jpg
鑑賞No:02715
製作:1995年/日本/109分
監督:石井隆
出演:佐藤浩市/本木雅弘/根津甚八/竹中直人/椎名桔平

バブル崩壊により暴力団・大越組に多額の借金を抱えてしまったディスコのオーナー万代。彼はさまざまな出会いにより知り合った4人の男たちと共に、大越組事務所からの現金強奪を実行する。しかし、それも些細なミスから大越組に知れ、彼らは命を狙われることになる・・・・。

バブル崩壊で世間からはみ出してしまった五人の男たちが仕組んだ強盗計画の顛末をスタイリッシュな映像で描くバイオレンス・アクション。スタイリッシュを追求したと言えば聞こえがいいが、ただ単に内容の無い、ただのドンパチ映画ともいえる。というのも、描かれている大半はバイオレンスシーンで、ひたすらこれでもかと言わんばかりに、登場人物はほとんど死んでしまう。その割に人物描写は少なく、強盗計画や人選理由、彼らの追跡方法などほとんど説明なく、こんなのあり?といえるストーリー展開で酷過ぎた。ただすごいのはキャスト。こんな作品にこれだけの豪華キャストはすごい。それだけにもったいない気が大いにする。もっと内容のある脚本ならもっともっと大ヒットし有名な作品になったはず。2015年に20年ぶりに続編「GONIN サーガ」が公開されるが、主演が東出昌大では前作よりさらにショボそう。

劇場公開日 1995年9月23日



  1. 邦画-こ

2015-09-24

ビッグ・アイズ

★★★★
ビッグ・アイズ
鑑賞No:02712
原題:Big Eyes
製作:2014年/アメリカ/106分
監督:ティム・バートン
出演:エイミー・アダムス/クリストフ・ワルツ

悲しげで大きな目をした子どもを描いたウォルター・キーンの「ビッグ・アイズ」シリーズは、ハリウッド女優たちにも愛され、世界中で大ブームになる。作者のウォルターも美術界の寵児として脚光を浴びるが、実はその絵はウォルターの妻マーガレットが描いていたものだった。絵は飛ぶように売れていくが、内気な性格のマーガレットは、自分の感情を表すことができる唯一の手段である「ビッグ・アイズ」を守るため、真実を公表することを決意する・・・・。

1960年代アメリカのポップアート界で人気を博した「ビッグ・アイズ」シリーズをめぐり、実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻の間に起こったスキャンダルの映画化。本作の製作年に国内で起きた佐村河内守のゴーストライター問題を彷彿させるような内容だ。映画を観る限り、ウォルターの人間的本質のレベルの低さは伺えるものの、スキャンダルのきっかけは必ずしも後々出てくるような悪意を感じられず、ついついてしまった小さな嘘が次第に抜き差しならないものになり、やがて最初の嘘を隠すためにさらなる嘘をつかなければならなくなって、もはや制御できなくなる怖さがよく出ていた。それもこれも、ウォルターを演じたクリストフ・ワルツの小心さとふてぶてしさ、優しさと狂気といった二面性を持った男を見事に好演した結果だろう。

劇場公開日 2015年1月23日



  1. 洋画-ひ

2015-09-23

映画「暗殺教室」

★★★+
映画「暗殺教室」
鑑賞No:02711
製作:2015年/日本/110分
監督:羽住英一郎
出演:山田涼介/菅田将暉/山本舞香/竹富聖花

名門進学校・椚ヶ丘中学校の落ちこぼればかりが集められた3年E組に、突如として謎のタコ型生物が現われた。すでに月の7割を破壊したというその生物は、1年後に地球の破壊も予告しており、多くの刺客や軍隊が暗殺を試みるも全て失敗に終わっていた。そして謎の生物は、自らの希望で椚ヶ丘中学校3年E組の担任に就任。通称・殺(ころ)せんせーの暗殺を政府から秘密裏に依頼された3年E組の生徒たちは、様々な手段で暗殺に挑む一方で、意外にも生徒思いな殺せんせーのもとで成長していく・・・・。

「週刊少年ジャンプ」連載の松井優征による人気コミックの実写映画化。冒頭観ると、同じような学園を舞台にした「神さまの言うとおり」の類似作品かと思ったが、ちょっと違っていた。「神さまの言うとおり」のような次々と生徒が死んでいくといく残酷なシーンはなく、そしてもっとも奇妙なのが、地球を破壊するためにやってきたという、この最強最悪のタコ型生物が実に言葉丁寧で紳士的であり、生徒と異様な関係ながら次第に奇妙な信頼関係も生まれ、生徒も成長していくという、フツーの学園ドラマ的要素を兼ね備えていることだ。結局本作では殺せんせーの暗殺は成功しないが、すでに続編が決まっており、その告知はエンディングでされている。どんなラストなのか、ちょっと期待。

劇場公開日 2015年3月21日



  1. 邦画-あ

2015-09-22

明烏 あけがらす

★★★★
明烏 あけがらす
鑑賞No:02710
製作:2015年/日本/106分
監督:福田雄一
出演:菅田将暉/城田優/若葉竜也/吉岡里帆

品川でひっそり営業するホストクラブ「明烏」の最下位ホスト、ナオキは借金返済に必要な1000万円を用意することができて安堵し、同僚と祝杯をあげる。しかし翌日に目を覚すと、金が用意できたというのは夢だったことに気付く。目前に迫る返済期限に慌てふためくナオキだったが、同僚も常連客も、周囲はみな頼りにならない人たちばかりで・・・・。

ホストクラブを舞台にしたシチュエーション・コメディ。よって、場面は最初から最後までホストクラブ「明烏」で繰り広げられるが、ともかく、そのドタバタぶりというか、小気味よい台詞のやり取りがともかく面白い。基本ストーリーは、古典落語の人気演目「明烏」や「品川心中」をもとに作られているが、それを現代風に、舞台をホストクラブに置き換えて見事にアレンジし、基の落語の良さも再現している。さらに、登場人物も皆、個性があって面白い。基本的に悪者がいないのもいい。内容は、借金が期限までに返済できないと生きたまま東京湾に沈められるという物騒な話で、その借金取りに新井浩文が演じていてリアル感が出ているにもかかわらず、この借金取りが栄に描いたようなバカという面白さ。他にも、異常に眼力にこだわる店長役のムロツヨシや主人公の父親役の佐藤二朗など個性派俳優たちの怪演も見もの。

劇場公開日 2015年5月16日



  1. 邦画-あ

2015-09-21

アントマン

★★★+
アントマン
鑑賞No:02709
原題:Ant-Man
製作:2015年/アメリカ/117分
監督:ペイトン・リード
出演:ポール・ラッド/エバンジェリン・リリー

仕事もクビになり、養育費が払えないため最愛の娘にも会えないスコット・ラング。そんな崖っぷちのスコットに、謎の男ハンク・ピムから意外な仕事のオファーが届く。それは、体長わずか1.5センチになることができる特殊スーツを着用し、「アントマン」になるというものだった。選択の余地がないスコットは渋々ながらもアントマンとなり、人生をやり直すための戦いに乗り出すが・・・・。

次々と映画化されるアメコミに少々うんざり気味になりつつあったところに、ちょっとユニークな新ヒーローが誕生した感じ。1.5センチという特徴的な体長を限りなく有効に使いつつも、それ以外に取柄はあるのか?と多少心配だったが、それは観ていて払拭された。そもそも予告編を観た感じでは、アントマンという名はその特徴的な体長から由来していると思っていたら、そうではなかった。そう、本物のアリとの関係がよく描かれているのだ。そしてアリ視点の世界やアリの大群。往年の「黒い絨毯」や「ミクロキッズ」を彷彿させる映像世界もあり、懐かしいやら、楽しいやら。さらに主人公の体長からも、コメディ調の映画かと思っていたら意外と真面目でシリアス。ともかく、予告編で感じる第一印象とは少し違った映画でした。ただ、コメディ要素も主人公の仲間たちが担当しており、漏れなくあるのはうれしい限り。

劇場公開日 2015年9月19日



  1. 洋画-あ

2015-09-20

死国

★★
死国
鑑賞No:00816
製作:1999年/日本/100分
監督:長崎俊一
出演:夏川結衣/筒井道隆/栗山千明/根岸季衣

15年ぶりに比奈子は四国・高知の故郷に帰ってくるが、そこで幼馴染の莎代里が16歳のときに死んでいたことを知らされる。さらに莎代里の死にまつわる悪い噂を、初恋の相手・文也から聞かされる。そんな頃、村では奇妙な出来事が続発しており、その原因を作っていたのは莎代里の母・照子だった。照子は死んだ莎代里を蘇えらせるため、四国八十八カ所の札所を死者の歳の数だけ逆に回る逆打ちをしていたのだった・・・・。

「リング」人気に便乗して製作したような感のある映画で、観てもさほど怖くもなく、印象にも残りにくい作品でした。そもそも四国八十八カ所の札所を死者の歳の数だけ逆に回ると死者が蘇るというのも何かピンとこないし、「四国」=「死国」という語呂合わせ的発想は面白いけど、四国の人はどう感じているのでしょうか?

劇場公開日 1999年1月23日




  1. 邦画-し

2015-09-19

バトル・ロワイアル

★★★+
バトル・ロワイアル
鑑賞No:01004
製作:2000年/日本/113分
監督:深作欣二
出演:藤原竜也/前田亜季/ビートたけし/山本太郎

新世紀の初め。自信喪失し、子供たちを恐れた大人たちは新世紀教育改革法、通称“BR法”を可決、施行する。それは年に一度、全国の中学校から1クラスが選ばれ、脱出不可能な無人島でコンピュータの厳重な管理の下、最後の一人になるまで殺し合いをするというものだった。そして今回、岩城学園中学の3年B組が選ばれ、まさに殺し合いが始まろうとしていた・・・・。

ゲーム感覚、非現実世界として完全に割り切って観れるなら、ハラハラドキドキできて楽しめる映画かもしれない。ただ、この映画を観て何が残るのか? 命の尊厳、愛情、友情、信頼・・・・、そんなことを全く考えずに観ても本当に楽しめるか?少なくとも将来ある子供たちには観せるべき映画ではないと強く感じられた。製作サイドとしてはそれなりにメッセージがあるのだろうけれど、そのメッセージが本当に伝わるかは疑問。間違った解釈をされる危険性のある映画であり、今の世の中に多い自己中心的考えを許容した映画とも受け取れる恐ろしい映画である。

劇場公開日 2000年12月16日


  1. 邦画-は

2015-09-18

Love Letter

★★★★
Love Letter
鑑賞No:00445
製作:1995年/日本/113分
監督:岩井俊二
出演:中山美穂/豊川悦司/酒井美紀/柏原崇

神戸に住む渡辺博子は、婚約者だった藤井樹の三回忌の帰り道、彼の母に誘われ、彼の中学時代の卒業アルバムを見せてもらう。そして彼に対する忘れえぬ思いから、そのアルバムに載っていた、昔彼が住んでいた小樽の住所に手紙を出してみることにした。すると来るはずのない返事が返ってきて・・・・。

死んだ婚約者が昔住んでいた住所に手紙を送ったら返事が返ってきたという、いかにも映画らしいミステリアスな導入部だが、そのミステリアスな事件の真相が明らかになっていく話かと思いきや、そうではなく、婚約者と同姓同名の女性がいて、中学時代二人は同級生で、そのころの淡い恋心が描かれていくという展開に多少驚きながらも、とても興味深く入り込んでしまう映画に仕上がっている。この中学時代の婚約者の思いや行動を知ることで、自分の知らなかった婚約者の横顔を、この映画の主人公は知ることになるのだが、直接的ではない彼の愛情表現にじれったさといじらしさを感じてしまった。淡い思春期の恋心を描いた珠玉作。

劇場公開日 1995年3月25日


  1. 邦画-ら

2015-09-17

ブラザーフッド

★★★+
ブラザーフッド
鑑賞No:01241
原題:Brotherhood
製作:2004年/韓国/148分
監督:カン・ジェギュ
出演:チャン・ドンゴン/ウォンビン

1950年のソウル。ジンテは父亡き後の家族の生活を支え、ヨンシンとの結婚、そして弟ジンソクの大学進学のために懸命に働いていた。そんな時、朝鮮戦争が勃発し、ジンテとジンソクは徴兵され、即戦場に送られることに。ジンテは弟ジンソクを除隊させるため、危険な任務を敢えて受けて英雄となり、上層部への力を持とうとする。そしてその願いは叶い、ジンソクを除隊させようとするが、兄の行為が理解できないジンソクはそれを拒否し、二人の仲は険悪になっていく・・・・。

戦争の悲惨さと兄弟愛を描いた作品ということになるだろうが、韓国映画としては感情移入でき、まずまずの出来だと思う。感情移入できたのは私も2人の男の子の親のため、単純に我が子と二重写しで見たせいかもしれない。ただ、兄の弟を思いやる気持ちが兄弟の軋轢を生み、それが結局敵味方にとって不幸な結果になっていくのはとても悲しかった。戦争を題材にお涙頂戴的なストーリー展開が匂わなくもないが、朝鮮戦争の実態と悲惨さを垣間見る上でも参考になる作品。

劇場公開日 2004年6月26日


  1. 洋画-ふ

2015-09-16

フロム・ダスク・ティル・ドーン

★★★+
フロム・ダスク・ティル・ドーン
鑑賞No:00586
原題:From Dusk till Dawn
製作:1996年/アメリカ/119分
監督:ロバート・ロドリゲス
出演:ハーヴェイ・カイテル/ジョージ・クルーニー

冷徹な兄のセスと残忍な弟のリチャードの2人は凶悪な犯罪コンビで、銀行を襲撃し、中年の女性銀行員を人質にとって逃走していた。だが逃走途中にリチャードが人質を惨殺してしまう。困った2人は同じモーテルに泊まっていた親子3人を新たな人質とするが・・・・。

クライム・アクション風の前半から一転して後半はヴァンパイアとの死闘になるホラーアクションに変わってしまう一風変わった異色作。映画自体は多少バカバカしいが、意外な展開と、アクション、コメディ、ホラー、サスペンスといった要素のてんこ盛りで、結構楽しめる。そして何よりの収穫がジョージ・クルーニー。たぶん、私がジョージ・クルーニーを初めて見た映画だと思うが、今から思うと今では想像できない一面と、今を彷彿させる一面の両面を見せつける、何故か印象に強く残る俳優だった。(その後の活躍をみると、その印象も外れていなかったといまさら思える)

劇場公開日 1996年6月15日


  1. 洋画-ふ

2015-09-15

カリフォルニア・ダウン

★★★★
カリフォルニア・ダウン
鑑賞No:02707
原題:San Andreas
製作:2015年/アメリカ/114分
監督:ブラッド・ペイトン
出演:ドウェイン・ジョンソン/カーラ・グギーノ

米カリフォルニア州の太平洋岸に1300キロにわたってのびるサン・アンドレアス断層が横ずれし、巨大地震を引き起こした。ロサンゼルス、サンフランシスコ、ラスベガスと大都市が相次いで壊滅するなか、ヘリコプターを使った高度上空での任務を専門とするレスキュー隊員が、愛する娘と被害にあった人々を救うため駆けめぐるが・・・・。

屈強なレスキュー隊員が巨大地震と津波による未曽有の被害から人々を救うため奔走する姿を描くディザスターパニック大作。さすがにハリウッドの大作映画だけあって、地震や津波、それに伴う巨大高層ビル群の崩壊の迫力が凄い。まさに巨大地震の恐怖が真に迫ってくる。特に津波のシーンは、まだ記憶に新しい東日本大震災の生々しい映像が思い出され、一層リアルで背筋が震えた。一方、ストーリーの世界感はあまりに狭い。主人公はレスキュー隊員にも関わらず、ほとんど被害にあった人々を救助するシーンはなく、終始、妻子の安否と救出に努めるといった個人レベルの、自分本位な行動ばかりで、ちょっと首をかしげたくなった。

劇場公開日 2015年9月12日


  1. 洋画-か

2015-09-14

ロード・トゥ・パーディション

★★★★
ロード・トゥ・パーディション
鑑賞No:01443
原題:Road to Perdition
製作:2002年/アメリカ/119分
監督:サム・メンデス
出演:トム・ハンクス/ポール・ニューマン

ギャングのボスであるルーニーの下で働く殺し屋サリヴァンは、ルーニーに息子のように愛されていた。一方、ルーニーの実の息子コナーはそれを苦々しく思っていた。ある日ルーニーは仕事上のヘマをルーニーに叱責され、サリヴァンへの嫉妬と憎悪からサリヴァンの妻と次男を殺してしまう。サリヴァンは生き残った長男を連れ、コナーへの復讐を誓う。ルーニーはサリヴァンを見捨て、自分の息子を保護することにし、殺し屋を派遣してサリヴァンを殺そうとする・・・。

トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウという三大スターが出演している映画だが、それぞれの俳優が持つ個性・イメージが良く活かされた映画だった。ストーリーの背景が、ギャングもの、復讐ものという暗い側面ながら、親子の絆を描いている部分は心にジーンときます。しかしヒューマンドラマでしたが、やはりギャングもの、最後はハッピーエンドで終わらなかったのは残念で悲しかった。ポール・ニューマンの重厚な演技はさすがで、彼の演じる苦悩の父親もトム・ハンクスと対照的な親子愛を映し出していた。

劇場公開日 2002年10月5日


  1. 洋画-ろ

2015-09-13

アナと雪の女王 エルサのサプライズ

★+
アナと雪の女王 エルサのサプライズ
鑑賞No:02705
原題:Frozen Fever
製作:2015年/アメリカ/7分
監督:クリス・バック/ジェニファー・リー
声の出演:クリステン・ベル/イディナ・メンゼル

エルサとクリストフは、エルサの妹アナの誕生日に今までにない一番のお祝いをしたいと計画を立てていた。ところが、エルサの魔法の力によって誕生日パーティーが危険なものになってしまう・・・・。

「アナと雪の女王」の続編となる短編アニメーション。続編というものの、内容に特筆すべきものはなく、前作の意外なほどの大ヒットを受けて、同時上映されたディズニーの実写長編作品「シンデレラ」の客寄せのために作られたとしか思えない作品。ただ、この短編が併映されたおかげか、「シンデレラ」も意外なほどヒットしましたね。

劇場公開日 2015年4月25日


  1. 洋画-あ

2015-09-12

ウィラード(2003年版)

★★★
ウィラード(2003年)
鑑賞No:01447
原題:Willard
製作:2003年/アメリカ/100分
監督:グレン・モーガン
出演:クリスピン・グローバー/ジャッキー・バロウズ

友達もいない孤独な青年ウィラードは、家の地下室で増殖し始めていたねずみを飼うようになり、白いねずみにソクラテス、体格のよい黒ねずみにはベンと名付けていた。ある日、ウィラードはソクラテスとベンを会社に連れて行くが、社長に見つかりソクラテスは殺されてしまう。日ごろより社長から冷たい仕打ちをされていたウィラードは復讐のため、ベンをリーダーとしたねずみの大群を引き連れ、社長のいる会社に向うが・・・。

1971年製作の「ウイラード」のリメイク。内気な青年の、ねずみの大群による復讐劇を描く。基本的には1971年版のストーリーと変わりないが、ラストが異なっていたように思う。あれだけの気持ち悪いねずみを飼っているのだから、主人公のねずみに対する嫌悪感はないはずだが、ソクラテスを異常に愛し、ベンに対して冷たい仕打ちをする理由がイマイチ描けていなかった。主役のウィラードを演じていたのはクリスピン・グローバー。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公の父親役を演じていた俳優だが、チョット変わった人物を演じるには適役のような配役だった。

劇場未公開


  1. 洋画-う

2015-09-10

コード

★★★★
コード
鑑賞No:00986
原題:Cord
製作:2000年/カナダ/100分
監督:シドニー・J・フューリー
出演:ダリル・ハンナ/ヴィンセント・ギャロ

アンとジャックの夫婦は幸せな生活を送っていたが、ただ一つ子宝に恵まれないことが悩みだった。そこで彼らは悩んだ末、人工授精を行い、ついに妊娠に成功する。だがある日、アンは何者かに誘拐・監禁されてしまう。犯人は産婦人科医夫婦だったが、その目的は・・・。

これは怖い映画です。異常な夫婦の犯罪を描いていますが、特に怖いのがジェニファー・ティリーが演じた犯人の産婦人科医の妻。彼女がキレた時の異常な行動は恐怖そのもの。邦画で言うと「黒い家」を思い出すような背筋がゾォーとする恐怖感を味わえます。

劇場公開日 2000年12月2日


  1. 洋画-こ

2015-09-08

マイケル

★★★+
マイケル
鑑賞No:00719
原題:Michael
製作:1996年/アメリカ/106分
監督:ノーラ・エフロン
出演:ジョン・トラボルタ/アンディ・マクダウェル

シカゴの一流紙の敏腕記者から三流タブロイド紙の記者に落ちぶれたフランクは、モルト編集長の命を受けて相棒のヒューイ、新人記者のドロシー、コラム犬のスパーキーと共にアイオワ州に向かった。「うちに天使がいるので見に来てほしい」という投書が寄せられたためだった・・・・。

天使が出てくる映画だが、おそらく今まで観た天使が出てくる映画の中で最も天使らしくない天使が登場する。だって、天使役があのジョン・トラボルタなのだから。たしかに背中には白い羽を生やし、いちおう天使の風体ではあるのだが、こいつ、酒は飲むし、たばこは吸うし、汚い言葉も平気で放つ、ありえない天使だ。だが、どこか憎めない、人間的な天使で、トラボルタの見事なはまりっぷりに大いに楽しめる。

劇場公開日 1997年5月17日


  1. 洋画-ま

2015-09-07

繕い裁つ人

★★★+
繕い裁つ人
鑑賞No:02704
製作:2015年/日本/104分
監督:三島有紀子
出演:中谷美紀/三浦貴大/片桐はいり/黒木華

神戸の街を見渡す坂の上にある仕立て屋「南洋裁店」。初代の祖母から店を継いだ2代目店主・市江が手がけるオーダーメイドの洋服は大人気だが、昔ながらの職人スタイルを貫く手作りのため、量産はできない。市江はデパートからのブランド化の依頼にも興味を示さず、祖母が常連のために作った服を直し、たまに新しい服を作るという日々に満足していたが・・・・。

町の仕立て屋と常連客たちとの織りなす日々を描いた池辺葵の同名人気コミックを実写映画化。市江の服に魅了されてブランド化を提案するため毎日のように南洋裁店に通う百貨店営業の藤井だが、やがて彼女の仕事ぶりを間近で見ることにより、彼女の服に対する思いを改めて知らされ、ブランド化を断念する。ただ、市江には秘めたる思いがあることもわかってくる。偉大な先代を持ったがゆえにそれを引き継ぐ2代目の重圧。そして伝統を守るが故の自由の抑圧。しかし、やがて彼女の考えも変わってくる。自分にできること、自分にしかできないこと、自分のやりたいことに前向きになろうとする。タイトルの「繕い」は伝統を守ることを意味していると思うが、「裁つ」は自分のオリジナルの服を作るという意思表示ではないだろうか。

劇場公開日 2015年1月31日


  1. 邦画-つ

2015-09-05

スポーン

★★
スポーン
鑑賞No:00761
原題:Spawn
製作:1997年/アメリカ/98分
監督:マーク・ディッペ
出演:マイケル・ジェイ・ホワイト/ジョン・レグイザモ

CIAの特殊工作員アル・シモンズは、上司の裏切りにあい、任務中に惨殺される。やがて地獄に墜ちたシモンズは、最愛の妻に会いたい一心で闇の支配者マレボルギアとある契約を交わす。それは、地獄の軍団の指揮者となって人類を破滅させ、天界へ最終戦争を仕掛けるというものだった・・・・。

これもアメコミ?まったくアメコミには興味がないので知らなかったが、色々といるんだねと、変に感心してしまう。そして、バットマンやスパイダーマンがヒットしたせいかな。次から次へと映画化してくるね。その安易な映画化がこの作品の雑さにもよく出ている。それにしても日本のヒーローものと違って異形なものが多く、純粋に格好いいというのが少ないね。このスポーンもそう。メジャーなアメコミ作品と比較するのは製作費的にも可哀想なので、B級映画として観れば楽しめるかも。

劇場公開日 1998年2月14日


  1. 洋画-す

2015-09-04

世界にひとつのプレイブック

★★★
世界にひとつのプレイブック
鑑賞No:02702
原題:Silver Linings Playbook
製作:2012年/アメリカ/122分
監督:デビッド・O・ラッセル
出演:ブラッドリー・クーパー/ジェニファー・ローレンス

妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパットは、仕事も家も失い、両親とともに実家暮らし。いつか妻とよりを戻そうと奮闘していたある日、事故で夫を亡くして心に傷を抱えた女性ティファニーに出会う。愛らしい容姿とは裏腹に、過激な発言と突飛な行動を繰り返すティファニーに振り回されるパットだったが・・・・。

病気とはいえ、こんな自分本位な一方的に自分の思いを押し付けようとする主人公の強引さには、冒頭から不快感でイッパイ。それでなくても、始終ギャーギャー喚くシーンが多く、何と騒々しい映画かと思ったほど。それでも主人公サイドで描かれているため、どうしても同情しがちになる。その最たるのが父子の間に挟まりながら明るく主人公に接する母の優しさや、主人公と何度も対立しながらも父として子を愛する気持ちには打たれる。そんな主人公を徐々に変えていくのがティファニーだ。彼女も最初は何と口の悪い嫌な女性だなと思ったが、実は・・・。ラストはやっと感動できるのでご安心を。

劇場公開日 2013年2月22日


  1. 洋画-せ

2015-09-03

滝を見にいく

★★★+
滝を見にいく
鑑賞No:02701
製作:2014年/日本/88分
監督:沖田修一
出演:根岸遙子/安澤千草/荻野百合子/桐原三枝

幻の滝を見に行くツアーに参加した7人のおばちゃんたち。写真を撮ったりおしゃべりに花を咲かせたり、それぞれの楽しみ方で紅葉のひろがる山道を進んでいくが、ガイドの男性が先を見に行ったきり戻ってこなくなってしまう。携帯の電波も届かない山中に取り残されたおばちゃんたちは、食料も寝床もないサバイバル生活を送るハメになり・・・・。

7人のおばちゃんが山の中で迷子になって四苦八苦する話だが、出てくる主要キャストの7人のおばさんたち、誰一人知った顔の女優さんではない。それもそのはず、全員がオーディションで選出された人であり、中には演技経験のない人もいたそうだ。そういえば、ぎごちない演技のひとがいたいた。ストーリーは単純で陳腐ではあるが、おばちゃん特有の性格がよく出ていて、最初は対立も起こるが、非常事態状況に置かれたことで次第に協力・協調する姿勢が現れてくる様子を描いている。ただ、描き方が漠然と全体的で、もっとひとりひとりに踏み込んだ内容であればよかった。そのため、タイトルである、見に行きたい「滝」と各個人との関係が感じられず、滝にたどり着いた時の感動もさほどではなかったのは残念。

劇場公開日 2014年11月22日




  1. 邦画-た

2015-09-02

アメリカン・スナイパー

★★★★
アメリカン・スナイパー
鑑賞No:02683
原題:American Sniper
製作:2014年/アメリカ/132分
監督:クリント・イーストウッド
出演:ブラッドリー・クーパー/シエナ・ミラー

米海軍特殊部隊ネイビー・シールズの隊員クリス・カイルは、イラク戦争の際、その狙撃の腕前で多くの仲間を救い、「レジェンド」の異名をとる。しかし、同時にその存在は敵にも広く知られることとなり、クリスの首には懸賞金がかけられ、命を狙われる。数多くの敵兵の命を奪いながらも、遠く離れたアメリカにいる妻子に対して、良き夫であり良き父でありたいと願うクリスは、そのジレンマに苦しみながら、2003年から09年の間に4度にわたるイラク遠征を経験。過酷な戦場を生き延び妻子のもとへ帰還した後も、ぬぐえない心の傷に苦しむことになる・・・・。

実話を基にした作品で、できるだけ事実に即した内容にしようという姿勢が見え、過剰な演出はなく、淡々と描かれている印象があった。それゆえに却ってリアルで、臨場感も半端ではなかった。そして、主人公は最強のスナイパーとして周りから称えられるようになるが、戦争という化け物の恐ろしさは、この英雄にして、戦争から帰還後、恐るべき苦悩に苦しむという現実を目の当たりに見せることだ。そして、あまりにも衝撃的で、やるせない結末。これは戦争による悲劇のほんの一例に過ぎないのだろうが、平和な国・日本で安穏と生活している者には考えさせられる映画。

劇場公開日 2015年2月21日



  1. 洋画-あ

2015-09-01

チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密

★★★+
チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密
鑑賞No:02700
原題:Mortdecai
製作:2015年/アメリカ/107分
監督:デビッド・コープ
出演:ジョニー・デップ/グウィネス・パルトロウ

イギリスでフランシスコ・ゴヤの名画が何者かに盗まれる事件が発生し、英国諜報機関のMI5は、ちょびヒゲがトレードマークの美術商チャーリー・モルデカイに捜索を依頼。チャーリーとは大学時代に恋敵だったマートランド警部補も、嫌々ながらチャーリーの知識と情報網を頼ることに。チャーリーは早速、用心棒のジョックを連れて絵画を探しに出るが、盗まれた名画には世界を揺るがす財宝の秘密が隠されていたことがわかり、事態は大富豪やマフィア、国際テロ組織、警察などを巻き込んだ争奪戦に発展する・・・・。

キリル・ボンフィリオリの小説「チャーリー・モルデカイ」をジョニー・デップ主演で映画化したアドベンチャー。ジョニー演じるチャーリーは、彼の代表作である「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウ船長役に通じるキャラクターで、ジョニーお得意の役どころ。ギャグや下ネタも満載だが、大爆笑というよりは失笑ネタが多い。ジョニーのキャラに負けず劣らずの存在感を見せたのが、用心棒のジョック。100%主人のチャーリーに忠実で献身的、命知らずで頼もしい男だが、どこか可笑しい。渋い、いかにも用心棒らしい風貌ながら、女性関係がだらしないという一面も笑いを誘う。全体のストーリーはさほどではなく、小ネタ集の集まりといった感の作品。

劇場公開日 2015年2月6日


  1. 洋画-ち