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2015-11-30

ボーン・アイデンティティー

★★★★
ボーン・アイデンティティー
鑑賞No:01455
原題:The Bourne Identity
製作:2002年/アメリカ/119分
監督:ダグ・リーマン
出演:マット・デイモン/フランカ・ポテンテ

マルセイユ沖で漁船に救助された男は記憶喪失だった。その男は唯一の手がかりであるチューリッヒの銀行の貸金庫にあったパスポートから自分がジェイソン・ボーンであることを知る。しかし自分が何者か分からないまま命を狙われ、たまたま居合わせた女性マリーとパリに逃れようとするが・・・。

ロバート・ラドラムの小説「暗殺者」の映画化。観るまではスパイものだと思っていて、多少敬遠していた嫌いがあったが、いざ観ると、派手さはないがテンポよくスマートなアクション映画であり、またいわゆる追われモノの要素もあり、結構楽しめた。マット・デイモンのアクションも意外やハマっていて、彼に対する印象が変わった。ちなみに、ボーンと行動を共にしていたマリー役の女性(フランカ・ボテンテ)はどこかで見た記憶があったが、後で「ラン・ローラ・ラン」の主演女優だったことを思い出した。

劇場公開日 2003年1月25日




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2015-11-28

シン・シティ

★★★★
シン・シティ
鑑賞No:01430
原題:Sin City
製作:2005年/アメリカ/124分
監督:ロバート・ロドリゲス/フランク・ミラー
出演:ブルース・ウィリス/ミッキー・ローク/クライブ・オーウェン

シン・シティの刑事ハーディガンは誘拐された少女ナンシーを救うべく、誘拐犯ロアーク・ジュニアを半殺しにする。しかしロアーク・ジュニアの父親で、シン・シティを牛耳っている権力者ロアーク上院議員とつながっているボブ刑事の裏切りによりハーディガンは投獄されることになる。一方、シン・シティに住む前科者マーヴは唯一自分を愛してくれた美女ゴールディと一夜を共にする。しかし朝、目を覚ますとッゴールディはベッドで死んでおり、マーヴは殺人犯として追われることになる・・・。

犯罪都市シン・シティを舞台とした同名グラフィック・ノベルの映画化。3話のオムニバス形式のストーリー。それぞれの話は微妙にリンクしてはいるが独立したストーリーとなっている。ロバート・ロドリゲスにさらにクエンティン・タランティーノがゲスト監督として参加しているだけあってアクションシーンは強烈(というかかなりエグイシーンあり)。さらに原作のフランク・ミラーも共同監督を務めていることから、映像的に今までにない感性の映像を作り上げている。冒頭はすぐに入り込めなかったが、次第にのめり込んでいき、ラストまで一気に観れた。出演者も豪華で、3話のそれぞれの主役以外にもジェシカ・アルバ、ベネチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネット、マイケル・クラーク・ダンカンなどが出演している。ただ殺し屋を演じていたジョシュ・ハートネットの役どころがイマイチ分からなかった。

劇場公開日 2005年10月1日


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2015-11-27

新・猿の惑星

★★★★
新・猿の惑星
鑑賞No:00110
原題:Escape from the Planet of the Apes
製作:1971年/アメリカ/98分
監督:ドン・テイラー
出演:ロディ・マクドウォール/キム・ハンター

ミュータントと猿族との戦いは最終兵器による地球滅亡という結果に終わった。滅亡直前に未来の地球からタイムトラベルした3匹の猿人は1973年の地球にたどり着く・・・。

「猿の惑星」シリーズ第3弾。全2作とは一転し、舞台を現代の地球にした点は意表をついて面白かった。ただ、猿族が過去から来た人類を恐れ抹殺しようとしたように、未来から来た猿族に対し恐れ慄く人類の傲慢さ・エゴを垣間見る映画となっている。そのため、ラストは非常に悲しく切ない思いにさせられる。

劇場公開日 1971年7月31日


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2015-11-26

母なる証明

★★★
母なる証明
鑑賞No:02735
原題:Mother
製作:2009年/韓国/129分
監督:ポン・ジュノ
出演:キム・ヘジャ/ウォンビン/チン・グ/ユン・ジェムン

貧しいながらも幸せに暮らしていた親子であったが、ある日1人息子が警察に拘束されてしまう。殺人事件の容疑者にされてしまった息子の無実を信じ、孤立無援の母は悲しむ間もなく、たった1人で真相に迫ろうとするのだが・・・・。

この作品をネタばれなしで紹介できるか?殺人罪で逮捕された息子の無実を立証しようと、たった一人で事件の真相を追う母親。母親の必死の努力で真相を突き止め、息子の無罪を晴らすという、ありきたりなストーリーかと思いきや、全然違っていた。どう見ても、息子が犯人ではなくて、それ以外の人物となると、主要人物としては息子の悪友か、母親が懇意にしている刑事ぐらいだが、どちらもそれらしくない。と思っている所に真犯人が!「ええっ、そんなのあり?」と思っていると、真犯人から衝撃の言葉が・・・。終盤の意外な展開に衝撃と結末への興味が一気に膨らむが、なんと盛り上げるだけ盛り上げて、この結末は消化不良感いっぱい。

劇場公開日 2009年10月31日




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2015-11-25

ライアの祈り

★★★+
ライアの祈り
鑑賞No:02734
製作:2015年/日本/119分
監督:黒川浩行
出演:鈴木杏樹/宇梶剛士/武田梨奈/宅間孝行

ある日、桃子は鮮烈なイメージの不思議な夢を見る。それは縄文時代、巨大イノシシに襲われた若い女(ライア)が仲間の若い男(マウル)に助けられ、2人の親代わりである族長(テレマン)により新たな運命を受け入れるというものだった。桃子は縄文遺跡の発掘を研究している佐久間五朗と出会い、2人は交際へと発展する。縄文時代の夢をたびたび見るようになった桃子は夢を現実の自分と重ね、夢で出てきた祈りの紐を五朗に贈るために編み始める。そんな矢先、五朗は研究のためにパプアニューギニアに行くこととなる・・・・。

現代の青森県と夢の中の縄文時代、この2つの時代をつなぐ男女の運命的な出会いと絆を描いた、森沢明夫の同名小説の映画化。不妊が原因で離婚し、二度と再婚はないと断言している桃子と、考古学研究に没頭し、恋愛には奥手のクマゴロウのもどかしいほどピュアなラブストーリーを描いている。作品中では、縄文時代に関する豆知識もたくさん出てきてとても興味深い。

劇場公開日 2015年6月13日




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2015-11-24

愛を積むひと

★★★★
愛を積むひと
鑑賞No:02733
製作:2015年/日本/125分
監督:朝原雄三
出演:佐藤浩市/樋口可南子/北川景子/野村周平/杉咲花

東京の下町で営んでいた工場をたたみ、豊かな老後を求めて北海道に移住してきた篤史と良子。しかし、ガーデニングや内装アレンジなど充実した毎日を楽しむ良子に対し、仕事一筋だった篤史は暇を持て余すばかりで、そんな夫を見かねた良子は、篤史に家の周りの石塀づくりを頼む。ところが、良子の持病である心臓病が悪化し、篤史の願いもむなしく亡くなってしまう。妻の死に絶望し、心を閉ざした篤史だったが、彼女が死の直前につづった自分宛の手紙を読んだことをきっかけに、周囲の人々や疎遠だった娘との関わりを取り戻していく・・・・。

エドワード・ムーニー・Jr.の小説「石を積むひと」を原作にしたヒューマン・ドラマ。お互いのことを思いやる熟年夫婦がとても素敵に描かれている。特に妻の夫に対する思いやりは凄い。余命短いことを悟った自分の亡きあとのことを不安に思い、至る所に書き綴った手紙が、何度もタイムリーに夫を救う形になっている。また、そんな夫婦は若いカップルと関わっていくことで、互いに拠り所となっていくストーリー展開にも惹きこまれる。もうひとり、見逃せないのが柄本明演じる紗英の父親。頑固ながら、一時の感情に流されず、血のつながらない娘の紗英の本当の幸せを一番に考える、筋の通った父親を好演。その後、篤史とも友情が芽生えるようでとても好感が持てる。ただ、もう一つのストーリーの柱であるべき父・篤史と娘・聡子の確執についてもう少し詳しく描いて欲しかった。

劇場公開日 2015年6月20日



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2015-11-23

ストレイヤーズ・クロニクル

★★
ストレイヤーズ・クロニクル
鑑賞No:02732
製作:2015年/日本/126分
監督:瀬々敬久
出演:岡田将生/染谷将太/成海璃子/松岡茉優

1990年代の日本で、生まれてくる子どもに突然変異を促して人間の能力を極限まで発達させる実験と、遺伝子操作で動物や昆虫の能力を持つ子どもたちを生みだす実験が秘密裏に行なわれた。20年後、実験により視覚や筋力をそれぞれ異常発達させられた昴らは、特殊能力の代償として精神崩壊の危機におびやかされながら、その解消の鍵を握る外務副大臣・渡瀬から裏の仕事を請けおっていた。ある日、渡瀬を狙う謎の殺人集団アゲハが現われるが、彼らの正体もまた、20年前の実験で生みだされた特殊能力者たちだった・・・・。

本多孝好の同名ベストセラー小説の映画化。ファンタスティック・フォーを彷彿させるような超能力者たちの戦いを描いているが、それぞれが持つ超能力自体、あまり興味深くなく、面白味に欠ける。そもそも冒頭から全く説明なく始まり、よく分からないままストーリーが進んでいくので、なかなか惹きこまれない。設定自体が説得力ないので、リアル感が全くないし、何をしているのだろう?何を描いているんだろう?という思いが一杯での鑑賞となった。

劇場公開日 2015年6月27日



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2015-11-22

トータル・リコール

★★★+
トータル・リコール
鑑賞No:00156
原題:Total Recall
製作:1990年/アメリカ/113分
監督:ポール・バーホーベン
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/レイチェル・ティコティン

西暦2084年、地球の植民地となっていた火星はコーヘイゲンの圧制がしかれていた。そのころ地球で肉体労働に従事していたダン・クエイドはいつも同じ火星旅行の夢を見てうなされていた。ある日、夢の世界を体験できる“リコール・マシーン”を試したことから、自分がハウザーという男で、コーヘイゲンの謀報員であることを知る・・・。

フィリップ・K・ディックの短編「追憶売ります」の映画化。設定や全体的なストーリーは結構面白いが、観ていてやや分かりくいところがあった。また百年後の未来を描いていたが、どことなくリアリティもあった。
映像的にも斬新なイメージで、ミュータントなんかは特に特徴的。シュワちゃんが太ったおばちゃんから出てくるシーンもとても印象に残るシーン。ラストは続編があるような感じにもとれたが、未だその気配はないですね。

劇場公開日 1990年12月1日




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2015-11-21

アラジン

★★
アラジン
鑑賞No:00382
原題:Aladdin
製作:1992年/アメリカ/90分
監督:ジョン・マスカー/ロン・クレメンツ
声の出演:スコット・ウェインガー/ロビン・ウィリアムズ

アグアバの都で美しい娘ジャスミンと出会い一目ぼれしたアラジン。彼は彼女が盗人として捕まった果物屋から彼女を助け出すが、逆に彼が役人に捕まってしまう。実はジャスミンがアグラバ国王の娘だったからだ。アラジンはジャスミンとの恋を成就させるため、魔法の洞窟に入り、不思議なランプを手に入れる・・・。

「アラビアン・ナイト」の物語をもとにしたファンタジー・アニメ。本作は第65回アカデミー賞最優秀オリジナル作曲賞及び最優秀主題歌賞を受賞した。子供向けにはよい映画と思うが、個人的にはさほど楽しめなかった。(元々、個人的にアニメ映画に対する評価が低いせいもあります)ストーリー自体はテンポよく、アニメとはいえCGを導入するなど当時としては先進のアニメとなっている。ともかく子供に見せたい映画であることには変わりなく、子供向けアニメとしての評価は★5つです。

劇場公開日 1993年8月7日


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2015-11-20

ブラックブック

★★★★+
ブラックブック
鑑賞No:01423
原題:Zwartboek
製作:2006年/オランダ、ドイツ、イギリス、ベルギー/144分
監督:ポール・バーホーベン
出演:カリス・ファン・ハウテン/トム・ホフマン

1944年、ナチス占領下にあるオランダ。ユダヤ人歌手ラヘルは家族とともにユダヤ人狩りから逃れるため、オランダ南部に脱出しようとしていた。しかし手引きしたレジスタンスの一員の裏切りにより家族は殺戮され、ラヘルは命からがら逃げのびる。ハーグのレジスタンスに参加したラヘルはエリスと名を変え、その美貌を武器にドイツ人将校ムンツェに近づいていく・・・。

第二次世界大戦中のレジスタンス運動を背景に、復讐と裏切りの中でたくましく生き抜くユダヤ人歌手の過酷な運命の半生を描く。ユダヤ人歌手の波乱の半生を描いた人間ドラマであるが、裏切りに次ぐ裏切りで誰が味方で誰が敵かといった点はサスペンス映画でもあり、全編通してとても楽しめる。2時間20分強の長さを感じさせないテンポよいストーリー展開とハラハラドキドキ感はさすが。主演のラヘル(エリス)を演じたカリス・ファン・ハウテンの体当たりの演技もよい。

劇場公開日 2007年3月24日




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2015-11-19

フォーン・ブース

★★★★+
フォーン・ブース
鑑賞No:01246
原題:Phone Booth
製作:2002年/アメリカ/81分
監督:ジョエル・シューマカー
出演:コリン・ファレル/フォレスト・ウィッテカー

一流のパブリシストを自認するスチュは、クライアントで女優のパメラを電話でくどこうと電話ボックスに入る。口説きは失敗して外に出ようとしたところ、ベルが鳴り思わず受話器を取ってしまう。すると相手はスチュのことを知っており、言う事をきかないとライフルで撃ち殺すと脅迫し始めた・・・。

電話ボックスの中で脅迫され続ける男の恐怖を描く。電話ボックスの中だけで、会話も犯人とスチュとの電話でのやり取りが映画の中心という限られた設定の中で、最後まで緊張感を維持させているところは見事。短編・低予算ながら非常によくできている。イマイチ最後に謎が残ったままになるのがやや消化不良だが、お勧めの映画。

劇場公開日 2003年11月22日




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2015-11-18

トランスフォーマー

★★★+
トランスフォーマー
鑑賞No:01407
原題:Transformers
製作:2007年/アメリカ/144分
監督:マイケル・ベイ
出演:シャイア・ラブーフ/ミーガン・フォックス

ある日、未知の惑星より巨大ロボットに姿を変えられる金属生命体が地球にやってくる。彼らはある目的のため、一斉にトランスフォームし人間に攻撃を加えてきた。一方、中古で車を入手した高校生のサムは同級生のミケーラのナンパに成功するが、突然愛車のカマロが無人で暴走を始める・・・。

日本のおもちゃからアメリカ製アニメに発展したSFアクションを実写化。製作総指揮をスティーブン・スピルバーグが担当。視覚がついていけないほどのスピード感ある映像が印象的。「未知との遭遇」や「E.T.」の頃の友好的な異星人とのふれあいを描いていたころのスピルバーグとは一転し、最近は「宇宙戦争」や本作のように攻撃的な異星人が目立つような気がするが、何か意図があるのだろうか?ロボットに擬した別のメッセージを奥に感じた。ロボット好きの子供にもオススメの作品。

劇場公開日 2007年8月4日


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2015-11-17

人間の証明

★★★★
人間の証明
鑑賞No:00324
製作:1977年/日本/132分
監督:佐藤純彌
出演:岡田茉莉子/松田優作/岩城滉一/鶴田浩二

ひとりの黒人青年が「キスミーに行く」という言葉を残してスラム街をあとにし、東京の超高層ホテルのエレベータの中で「ストウハ・・・」という言葉を残して死んだ。棟居刑事とベテラン刑事の横渡はこの事件の担当となり、捜査を始める。同じ夜、ホステスのひき逃げ事件が発生するが、この2つの事件が次第に絡み合ってくる・・・。

「犬神家の一族」に続く角川映画第2弾。当時大ブームだった森村誠一の同名小説の映画化である。
特に森村誠一の手法の一つに、複数のストーリーを一見何の関わりもないかの如く並行して描きながら、次第に関係しあっていく、というのがある。本作はまさにその手法の代表的なもので、並行して進むストーリーがそれぞれ終盤に向けての伏線となっている。若くして亡くなった松田優作の好演も光る。

劇場公開日 1977年10月8日



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2015-11-16

インデペンデンス・デイ

★★★★
インデペンデンス・デイ
鑑賞No:00591
原題:Independence Day (ID4)
製作:1996年/アメリカ/145分
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:ビル・プルマン/ウィル・スミス

アメリカ各地に突如巨大UFOが出現する。だが巨大UFOは何もすることなく、ただ浮かんで信号を発しているだけだった。天才コンピュータ技師のデビットはその信号の解析に努めたところ、地球攻撃のカウントダウンであることを突き止める。しかしそのときはすでに遅く、巨大UFOは一斉に攻撃を仕掛けてきた・・・。

地球征服のために襲来した巨大UFOと人間との戦いを描いたSFパニック。本作で一番感心したのは巨大UFO。今までの異星人やUFOは人間感覚で創られており、人間と同じような姿態、人間と同じような大きさがほとんどだった。UFOのサイズにしても人間が作る飛行物体と同程度の大きさが基本だった。
しかし、本作のUFOは違った。想像を超える大きさのUFO。やはり宇宙から飛来するのだから地球サイズで物事を考えてはいけないということ。近年の「宇宙戦争(リメイクだが・・)」の異星人の大きさにしろ、「メン・イン・ブラック」の異形な異星人など、過去の常識にとらわれないところは大変気に入っている。

劇場公開日 1996年12月7日


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2015-11-15

映画 ビリギャル

★★★★
映画 ビリギャル
鑑賞No:02731
製作:2015年/日本/117分
監督:土井裕泰
出演:有村架純/伊藤淳史/吉田羊/田中哲司

名古屋の女子高に通うさやかは、偏差値30の学年ビリという成績。見かねた母に塾へ通うことを提案され、入塾面接で教師の坪田と運命的な出会いを果たす。金髪パーマに厚化粧、耳にはピアス、極端に短いミニスカートというギャル全開なさやかに面を食らう坪田だったが、さやかの素直な性格に気付き、ふたりは慶應大学への受験合格を約束することに・・・・。

投稿サイトに掲載された実話を書籍化しベストセラーとなった「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を映画化した作品。偏差値30という何とも絶望的な成績で、わずか1年であの慶應義塾大学を受験しようというのだがら、常識では無謀な話。しかし、坪田の前向きで肯定的な指導と、さやかの素直な性格が見事にマッチし、さやかはメキメキ学力を上げていく。しかし、現実はそう甘くない。学校教師の否定的な言動や父親との不和、そして必ずぶち当たる伸び悩み・スランプ。そのたびに挫けそうになりながら、さらに一念発起していく。これは学力アップのストーリーだけでなく、さやかの人間的成長も描かれている。最終的に慶應に合格するシーンはやはり感動ものだが、実話とはいえ、1年前まで聖徳太子を「セイトクタコ」と読み、太った女性だと思っていた子が慶應合格とは非常に驚き。

劇場公開日 2015年5月1日



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2015-11-14

GO

★★★
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鑑賞No:01096
製作:2001年/日本/122分
監督:行定勲
出演:窪塚洋介/柴咲コウ/大竹しのぶ/山崎努

在日韓国人三世の杉原は、視野を広めるため日本の普通高校に入学する。そこで初めて知る恋や、親友との友情などを経験しながらも、自分が在日である疎外感を感じるようになる・・・。

直木賞を受賞した金城一紀の同名小説の映画化。日本人には判らない在日であることか生じる疎外感・苦悩を窪塚洋介が好演している。柴咲コウは「バトルロワイアル」でその存在を知ったが、「バトル~」とはまったく違う不思議な魅力の女子高生をこれまた好演している。在日であることで恋に破れかけ、落胆した杉原がやり場のない思いを父親(山崎努)にぶつけるシーンは見もの。

劇場公開日 2001年10月20日


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2015-11-13

夫婦フーフー日記

★★★+
夫婦フーフー日記
鑑賞No:02730
製作:2015年/日本/95分
監督:前田弘二
出演:佐々木蔵之介/永作博美/佐藤仁美/高橋周平

出会って17年目にしてようやく結婚したコウタ(ダンナ)とユーコ(ヨメ)。入籍直後に妊娠が発覚し、幸せの絶頂のさなか、ヨメの直腸に悪性腫瘍が見つかる。夫婦の一大事を、自分のブログで報告するダンナ。やがてそのブログは、夫婦の闘病記としてつづられていく。夫婦待望の赤ん坊が誕生し、家族の未来に希望をもち始めた矢先、ヨメは病状が悪化し他界してしまう。そんな折り、ブログに書籍化の話が持ち上がり、ダンナは原稿に向き合うことで現実逃避をする。そんな彼の前に、死んだはずのヨメが現れる。原稿をまとめたいのに、ちゃちゃを入れるヨメ。次第にふたりは夫婦として過ごしてきた日々を振り返り、伝えられなかったそれぞれの思いを見つけることになる・・・・。

実話ブログから生まれた同名原作の映画化。実在の闘病生活が基になっているのだから実は決して笑える話ではないのだが、泣けるシーンよりも笑えるシーンが圧倒的に多い内容。これも、佐々木蔵之介と永作博美のまるで夫婦漫才の掛け合いのような絶妙なやりとりのせいであろう。特に妻の死をなかなか受け入れられない夫に対し、強烈なツッコミはどれもこれも面白い。亡くなった人間が見えたり、現世に現れたりというのは映画の世界でもよくある設定だが、これだけリアルに、最初から最後まで出ずっぱりの死者は珍しい。

劇場公開日 2015年5月30日


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2015-11-12

極道大戦争

★+
極道大戦争
鑑賞No:02729
製作:2015年/日本/125分
監督:三池崇史
出演:市原隼人/成海璃子/リリー・フランキー/高島礼子

神浦に憧れて極道の世界に入った舎弟の影山亜喜良は、映画のような理想の世界からほど遠い現在のヤクザ社会に退屈な毎日を送っていた。そんなある日、神浦の命を狙う刺客たちが次々と現れる。死闘の果てに倒れた神浦は、死にぎわに影山の首筋に噛みつき「ヤクザバンパイアとして生きろ」との言葉を残して絶命。影山の体内には神浦の血が逆流し、ヤクザバンパイアとして覚醒する・・・・。

バンパイアのヤクザに噛みつかれた人間が次々とヤクザ化してしまうという荒唐無稽な世界を描いた作品。荒唐無稽ながら、前半はまだまともなストーリー展開だったが、中盤くらいからストーリーは暴走を始める。そして後半は「なんじゃこりゃ!」といった内容で観るに堪えない。もう内容がぶっ飛びすぎてついていけないにも拘らず、通常なら90分程度の作品であるべきなのに125分と意外に長尺な分、中だるみ感も半端ではない。市原隼人、成海璃子、リリー・フランキー、高島礼子とそれなりのキャストを揃えながらこれは酷過ぎる。

劇場公開日 2015年6月20日


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2015-11-11

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター

★★★
ビッグゲーム 大統領と少年ハンター
鑑賞No:02725
原題:Big Game
製作:2014年/フィンランド、イギリス、ドイツ/91分
監督:ヤルマリ・ヘランダー
出演:サミュエル・L・ジャクソン/オンニ・トンミラ

アメリカ大統領を乗せたエアフォースワンがテロリストの地対空ミサイルに攻撃され、フィンランドの山岳地帯に墜落した。大統領は緊急脱出ポッドで森の奥深くに着地するが、アメリカ国防総省はポッドの位置を見失ってしまう。山奥に潜んでいたテロリストたちは、孤立無援となった大統領を捕えようと動き出す。窮地に追い込まれた大統領は、伝説の狩人を父に持つ13歳の少年に命を救われ、極限状態の中で固い友情を結んでいく・・・・。

サミュエル・L・ジャクソンが大統領役で主演と聞いててっきりハリウッド大作かと思いきや、フィンランド、イギリス、ドイツ合作の、いわゆるB級アクション映画。大統領プラス少年ハンターVSテロリストという、あり得ない設定アイデアが先行したのか、その設定にするためいろいろツッコミどころの多い作品となってしまっている。大統領らしくない大統領と、未熟なハンターとのコンビは面白いのだが、イマイチその面白い設定も生かし切れていない気がした。ストーリーはごく普通の、特に意外性はない展開のため、少々盛り上がりに欠ける。

劇場公開日 2015年8月15日


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2015-11-10

網走番外地

★★★★
網走番外地
鑑賞No:02726
製作:1965年/日本/92分
監督:石井輝男
出演:高倉健/南原宏治/丹波哲郎/安部徹/嵐寛寿郎

義父と不仲だった橘真一は、やくざの世界へ飛び込み、傷害事件を起こして網走刑務所に収容される。曲がったことが嫌いな彼は、大部屋の顔役・依田や、野卑な権田らと反りが合わない。やがて、母が危篤との報が橘に知らされる。刑期の終わりは目前だったが、大部屋では集団脱走計画が持ち上がっていた・・・・。

有名な映画タイトルで、調べるとシリーズ18作にもなる最初の作品だが、高倉健が主演していること以外まったく予備知識がない作品だった。チラシなどを見る限り、任侠映画らしいという想像だけはしていたが、「網走」は単なる作品の舞台なのか、任侠ものなら単純に網走刑務所が頭に浮かぶが、どういうつながりになるのか、などサッパリわからないまま鑑賞に入った。すると、想像とかなり違っていて驚いた。網走はやはり網走刑務所を指していたが、任侠というより、獄中&脱獄映画だった。それだけに予想に反してワクワクして観れた。まだ若き日のやんちゃで少しお茶目な高倉健も意外だったが、意地悪いワルのよく似合う南原宏治や安部徹、粋な役の丹波哲郎や嵐寛寿郎など、ハマり役も多く、なかなかいい出来。

劇場公開日 1965年4月18日


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2015-11-09

エベレスト 3D

★★★
エベレスト 3D
鑑賞No:02728
原題:Everest
製作:2015年/アメリカ、イギリス/121分
監督:バルタザール・コルマウクル
出演:ジェイソン・クラーク/ロビン・ライト

エベレスト登頂を目指して世界各地から集まったベテラン登山家たち。それぞれの想いを抱えながら登頂アタックの日を迎えるが、道具の不備やメンバーの体調不良などトラブルが重なり、下山が大幅に遅れてしまう。さらに天候も急激に悪化し、人間が生存していられない死の領域「デス・ゾーン」で離ればなれになってしまう。ブリザードと酸欠の恐怖が迫る極限状態の中、登山家たちは生き残りを賭けて闘うが・・・・。

世界最高峰エベレストで1996年に起きた実話を、3Dで映画化したサバイバルドラマ。実話なのはいいけど、実話にこだわり過ぎたのか、人物描写があまりされておらず、ドラマ性は低い。さらにやたら登場人物だけは多いので最初、顔と名前が一致しにくく、また前半部は盛り上がりに欠けるので少々退屈気味。それでも登頂後、いよいよ過酷なサバイバルが始まると緊迫したシーンが続きます。色々なアクシデントや天候の急変など不幸な事態もありますが、ルールを守らない自分勝手な行動が遭難を拡大したことも否めないようです。登山者にとやかく言うつもりはありませんが、山を甘く見て軽い気持ちで登山する人も増えているようですが、そんな人へのメッセージになればいいのですが・・・。

劇場公開日 2015年11月6日


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2015-11-08

寄生獣 完結編

★★★★
寄生獣 完結編
鑑賞No:02727
製作:2015年/日本/117分
監督:山崎貴
出演:染谷将太/深津絵里/阿部サダヲ/橋本愛

右手に寄生生物ミギーを宿した高校生・泉新一の暮らす東福山市は、広川市長を中心に組織化されたパラサイトたちが一大ネットワークを構築。寄生生物殲滅を目指す人間側も、対パラサイト特殊部隊を結成して奇襲作戦の準備を進めていた。一方、人間の子を産み、人間との共存を模索するパラサイト・田宮良子は、ミギーと共生する高校生・泉新一の存在に、その可能性を見出していたが、新一は母親を殺されたことをきっかけに寄生生物への憎しみを募らせていた。そんな彼らの前に、最強のパラサイト・後藤が現れる・・・。

人気コミック「寄生獣」を実写映画化した2部作の後編。前編に当たる前作が、寄生生物の恐怖や寄生生物とのバトル、そして寄生生物が人間社会に侵食し組織化していく様子を描いたパニックホラー的な要素が強かったのに対し、本作は寄生生物と人間との対決を軸に人間の反撃が始まる。そんな中、前作とは逆に人間の怖さや愚かさ、寄生生物の弱さに触れ、現代の人間社会に警鐘を鳴らすが如く、メッセージ性の強い内容となっている。本作の見ものの一つだったのが浅野忠信演じる最強パラサイトの登場。しかし、SATを全滅させるも、そのシーンは描かれておらず、人間に戻った新一とのタイマンでも新一を仕留めることができず逆に反撃をくらうなど、最強度にクエスチョンがつく感じがした。むしろ、本当に最強の寄生生物と言えるのはミギーではなかったか?

劇場公開日 2015年4月25日



  1. 邦画-き

2015-11-07

スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー

★★★+
スカイキャプテン
鑑賞No:01370
原題:Sky Captain and the World of Tomorrow
製作:2004年/アメリカ/107分
監督:ケリー・コンラン
出演:ジュード・ロウ/グウィネス・パルトロウ

1939年のニューヨークに突如現れた巨大ロボット。新聞記者のポリーは取材に向うが、危うくロボットに潰されそうになるところを、元恋人のスカイキャプテンに救われる。この事件が最近頻発している科学者失踪事件と関係があると睨んだポリーはスカイキャプテンと調査を始めるが・・・。

人物以外すべてCGという映像は独特のレトロな雰囲気を醸し出している。出てくるロボットデザインも現代的ではなく、クラシック感が漂う。アイパッチしたアンジェリーナ・ジョリーも懐古的な演出だが、妙に似合っていてカッコよかった。ストーリーは非常に分かりやすく、気楽に楽しめる娯楽作品。

劇場公開日 2004年11月27日


  1. 洋画-す

2015-11-06

プレステージ

★★★★
プレステージ
鑑賞No:01398
原題:The Prestige
製作:2006年/アメリカ/130分
監督:クリストファー・ノーラン
出演:ヒュー・ジャックマン/クリスチャン・ベイル

19世紀のロンドンで、人気マジシャンのアンジャーがマジックショー中に巨大水槽の中で溺死する。そして近くにいたライバルのマジシャン、ボーデンが殺人罪で捕まり投獄される。かつて2人は共に修行時代を過ごした中だが、アンジャーの妻の事故死をきっかけに宿敵となっていた。そしてボーデンの発表した瞬間移動マジックにアンジャーはあせりを覚え・・・。

天才奇術師2人の人生を賭けた対決を描く。「メメント」の監督だけあって、時間軸が複雑に前後し分かりにくいストーリー展開ではある。(ラストのトリックにむけての伏線でもあると思うが・・・)あまり内容に踏み込むとトリックがメインの映画だけにネタばれになってしまうので控えるとして、至る所に伏線があるのでよく見てると何となく分かってきます。むちゃくちゃ奇想天外なトリックではないため多少ガッカリするかもしれませんが、マジシャンのトリックに対する執念は十分感じます。本当に楽しむには1回観ただけではダメかもしれませんね。

劇場公開日 2007年6月9日


  1. 洋画-ふ

2015-11-05

ダイ・ハード4.0

★★★★
ダイ・ハード4
鑑賞No:01399
原題:Live Free or Die Hard
製作:2007年/アメリカ/132分
監督:レン・ワイズマン
出演:ブルース・ウィリス/ジャスティン・ロング

独立記念日の前夜、サイバー・テロ集団により全米のインフラを監視するシステムがハッキングされ、全米の都市機能が麻痺する。FBIはブラックリストに載っているハッカーたちの一斉捜査を始め、その依頼がジョン・マクレーンにも来る。久しぶりにニュージャージー州の大学に通う娘のルーシーを訪ねていたマクレーンは、近くに住むマットというハッカーの身柄を確保することになるのだが・・・。

ブルース・ウィリス演じるNY市警刑事ジョン・マクレーンの活躍を描く人気シリーズ第4弾。今回の敵はサイバー・テロ集団。アクションに関しては、「ありえない~」レベルの派手さでシリーズを通しても一番といえる。ただし、従来の“ダイ・ハード”の基本ともいうべき、「閉鎖空間」「孤独な戦い」「冷徹な悪役」「妻への愛情」がどれも薄らいで感じた。「1」でのビル、「2」での空港という閉鎖空間とは異なり、今回の行動範囲は広い。故に追い詰められ度という点で弱かったような・・・。またハッカーのマットを始め、警察もマクレーンに協力的で孤独感もあまり感じられなかった。悪役も印象に残りにくいタイプだし、犯罪規模はシリーズ最大にも拘らずパソコン主体の内容なのでゲーム感覚の感があり現実感があまり伝わってこなかった。ただテンポは悪くなく、劇場での迫力は最高なので、まあ何も考えず劇場で観ることをオススメする作品。

劇場公開日 2007年6月29日


  1. 洋画-た

2015-11-04

ミスター・ソウルマン

★★★
ミスターソウルマン
鑑賞No:00235
原題:Soulman
製作:1986年/アメリカ/105分
監督:スティーブ・マイナー
出演:C・トーマス・ハウエル/アリー・グロス

経済的に何一つ自由のないマークはハーバード大学に合格、前途洋々の人生を送っていた。ところが急に両親から、大学卒業まで一切経済的援助を打ち切ると宣言される。困ったマークは最後の手段として、黒人学生に適用される奨学金制度に目をつけ、黒人に変装するが・・・。

黒人学生対象 の奨学金を得るため、黒人に変装して大学に通う白人の若者を描く青春コメディ。基本的にはコメディで笑いどころは多いが、といって単なるコメディではなく、人生や人種問題も考えさせる良品。

劇場公開日 1987年2月28日


  1. 洋画-み

2015-11-03

犬と私の10の約束

★★★+
犬と私の10の約束
鑑賞No:01652
製作:2007年/日本/117分
監督:本木克英
出演:田中麗奈/加瀬亮/福田麻由子/豊川悦司

病院に勤める父と優しい母のもとで幸せな暮らしをしていた14歳のあかり。しかしある日、母が病気で入院してしまう。父は病院の仕事で忙しく、一人ぼっちのあかりは寂しさを紛らすために庭に迷い込んだ一匹の犬を飼うことにする。そんなあかりに母は犬を飼う時は「10の約束」をしないといけないと教える。それからほどなくして母は他界してしまい・・・・。

人の日常生活において最も近しい動物である犬を家族の一員と位置づけて“家族愛”を描いている点、あまり重くもならず、かといってやはりラストは泣けてしまうといった、いい具合に感動できる映画。物語としては犬を飼い始めてから犬の死までの約10年という長いスパンだが、その中で母の死、父の転勤、そして主人公の成長と、幼馴染との別れと再会、そして結婚と、ごく自然に起きるだろう人生の出来事を、犬と絡ませながらさらりと悲喜こもごもが上手く演出されていた。豊川悦司は役柄によって色々な印象を感じる俳優だが、ここではいい感じの父親役を良く演じていた。

劇場公開日 2008年3月15日


  1. 邦画-い

2015-11-02

風に立つライオン

★★★★
風に立つライオン
鑑賞No:02723
製作:2015年/日本/139分
監督:三池崇史
出演:大沢たかお/石原さとみ/真木よう子/萩原聖人

アフリカ医療に生涯を捧げたシュバイツァーの自伝に感銘を受け医師を志した航一郎は、大学病院からケニアの研究施設に派遣される。日本に恋人を残しながらも、ケニアの地で充実した日々を送っていた航一郎は、現地の赤十字病院から1カ月の派遣要請を受ける。そこで彼が目にしたのは、重傷を負って次々と運ばれてくる少年が、みな麻薬を注射され戦場に立たされた少年兵であるという事実だった。そんな中、病院に少年兵・ンドゥングが担ぎ込まれた。目の前で両親を惨殺され、麻薬でかき消されたという深刻な心の傷を抱えたンドゥングに、航一郎は真正面から向かっていくが・・・・。

実在の医師である柴田紘一郎(元長崎大学熱帯医学研究所)のエピソードにインスパイアされ、さだ自身が作詞・作曲をした作品の映画化。監督は三池崇史だが、持ち前の過激な暴力的表現はほとんどなく、逆にリアルな表現に努めているが、それが却って戦場における恐怖をまざまざと伝える格好となっている。そんな戦場にあって、献身的な治療を続けるだけでなく、心まで傷ついた少年たちに笑顔、そして夢や希望も与える主人公の姿に心打たれる。結末は観る前から予感はあったが、やはり・・・・という内容。

劇場公開日 2015年3月14日


  1. 邦画-か

2015-11-01

イーグル・アイ

★★★★
イーグル・アイ
鑑賞No:01644
原題:Eagle Eye
製作:2008年/アメリカ/118分
監督:D・J・カルーソー
出演:シャイア・ラブーフ/ミシェル・モナハン

双子の兄イーサンの葬儀を終えてシカゴの自宅に戻る途中立ち寄ったATMで、ジェリーは身に覚えのない大金が口座に振り込まれていることを知る。さらに自宅には組立て式の軍事用機材が届いていた。不審に思っている彼の元に謎の女性から、すぐ逃げなければFBIに逮捕されるという警告が入るが、逃げる間もなく逮捕されてしまう。一方、シングルマザーのレイチェルは息子のサムをコンサートに向けて送り出した後、女友達と羽を伸ばしていると、彼女に同じ謎の女から電話が入る。それは指示に従わないとサムを殺すというものだった・・・・。

ストーリー展開はスピード感があってどんどん引き込まれていくし、アクションシーンも緊張感いっぱいで結構楽しめた。単純に娯楽映画として観る分には星4つぐらい楽しめる。ただ豪快なアクションシーンはさすがハリウッドと思わせる反面、いたずらにカメラワークの動きが激しすぎて何がなんだか分からないシーンもあり、目も疲れた。また、大掛かりな設定にしている分、ツッコミどころも多い。この手の映画は緻密な計画と準備の下、ハラハラドキドキさせられながら進行するのがとても面白いと思うが、こんなに何でもアリ(あまり言うとネタばれになるが、電話、信号機、列車等々あらゆるものをあんなに自由に統制できてしまうと非現実的で興醒め。主人公の男女2人がこの事件に関わった必然性も乏しく、謎の女(誰かは言うとネタばれになるので伏せますが)の能力だったら素人2人にこんなややこしいことをさせなくても目的を達する方法はいくらでもあるだろうに・・・なんて事も思った。現代あるいは近未来のコンピュータ社会に警鐘を鳴らしている映画かもしれないが、思ったほどメッセージ性は感じられない。深く考えず純粋にエンターテイメント映画として観れば楽しめる。

劇場公開日 2008年10月18日


  1. 洋画-い