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2015-12-31

恋する♥ヴァンパイア

★★
恋する♥ヴァンパイア
鑑賞No:02752
製作:2015年/日本/102分
監督:鈴木舞
出演:桐谷美玲/戸塚祥太/田辺誠一/大塚寧々

世界一のパン職人になる夢を持つキイラは、一見するとごく普通の女の子だが、バンパイアの血を引いている。12歳の時に両親を亡くし、親戚一家に引き取られてから8年がたち、パン屋でアルバイトをしていたキイラは、幼い頃に毎日のように遊んでいた初恋相手の哲と偶然の再会を果たす。哲とデートを重ね、幸福な将来に思いをはせるキイラだったが、バンパイアと人間は恋をしてもいいのか思い悩む・・・・。

アイドル系のタレントを起用しての作品なので多少はしょうがないと思うが、やはり観ていてこっちが恥ずかしくなるようなシーンが多く、そのことからも作品の質の低さがうかがえる。桐谷美玲も今後、女優として大成していくのであれば、早々とこんな作風からは脱却していろんな役に体当たりしてもらいたい。作品自体も、胸キュンもの路線が狙いであれば、恋とヴァンパイアという設定だけにして欲しかった。へたに両親殺しなどの設定を入れたがゆえに、敵同士が恋に落ちるという不自然さが違和感として強く感じられた。

劇場公開日 2015年4月17日



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2015-12-30

クリード チャンプを継ぐ男

★★★+
クリード チャンプを継ぐ男
鑑賞No:02755
原題:Creed
製作:2015年/アメリカ/133分
監督:ライアン・クーグラー
出演:マイケル・B・ジョーダン/シルベスター・スタローン

自分が生まれる前に死んでしまったため、父アポロ・クリードについて良く知らないまま育ったアドニスだったが、彼には父から受け継いだボクシングの才能があった。亡き父が伝説的な戦いを繰り広げたフィラデルフィアの地に降り立ったアドニスは、父と死闘を繰り広げた男、ロッキー・バルボアにトレーナーになってほしいと頼む。ボクシングから身を引いていたロッキーは、アドニスの中にアポロと同じ強さを見出し、トレーナー役を引き受けるが・・・・。

シルベスター・スタローンを一躍スターにした「ロッキー」シリーズの新章。現実と同様、映画の中でも一夜でスターとなったロッキーの、そのきっかけとなった対戦相手であり、その後ライバルとなり、最後には盟友となるアポロ・クリードの息子が新「ロッキー」シリーズの主役となる。もちろんスタローンもロッキー役として登場するが、彼は主人公アドニスのトレーナーとしてローキーの戦法、アポロの血統を継がせる立場となる。ただ、ロッキー自身はリングではなく、病という別の相手との闘いを強いられることにはなるが・・・。ストーリー展開は標準的なロッキーシリーズと同じだが、内容にいまいちハングリーな面や争うシーンが少ないため、やや激しさに欠ける、おとなしい印象がした。それでも終盤のチャンプとの試合のシーンになると、だんだん盛り上がってきて、最後は感動的なシーンで終わるのは良かった。

劇場公開日 2015年12月23日



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2015-12-29

サウンド・オブ・ミュージック

★★★
サウンド・オブ・ミュージック
鑑賞No:00432
原題:The Sound of Music
製作:1965年/アメリカ/174分
監督:ロバート・ワイズ
出演:ジュリー・アンドリュース/クリストファー・プラマー

1938年、オーストリア・ザルツブルグ。古風で厳格な教育方針のトラップ家に家庭教師としてやってきた修道女マリアは、子どもたちに音楽や歌うことの素晴らしさを伝えていこうとするが、子どもたちの父親であるトラップ大佐とは事あるごとに衝突してしまう。やがて、自分がトラップ大佐にひかれていることに気付いたマリアだったが、そんな折、トラップ大佐は再婚が決まってしまう・・・・。

リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタインのヒットミュージカルをロバート・ワイズ監督が映画化した作品。歌う修道女と7人の子供たちという、一見明るく爽やかな設定のようだが、ザルツブルグを襲ったナチスの台頭という大きな脅威がこの家庭を襲う。また家庭内にも問題はある。しつけの厳しすぎる父親の存在だ。しかし、そんな暗いムードを吹き飛ばすかのような数々の曲と歌う場面は印象的だ。

劇場公開日 1965年6月26日



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2015-12-28

メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮

★★★
メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮
鑑賞No:02751
原題:Maze Runner: The Scorch Trials
製作:2015年/アメリカ/132分
監督:ウェス・ボール
出演:ディラン・オブライエン/カヤ・スコデラーリオ

苦闘の末にようやく迷路の出口にたどり着いたトーマスたち。ところが、彼らを迷宮に送り込んだ謎の巨大組織は、さらに過酷な運命を突きつける。迷路の外に出たトーマスたちの前に現われたのは、灼熱の太陽に焼き尽くされて全てが崩壊した砂漠のような世界だった。トーマスたちは別の迷路からやって来た新たな仲間たちと共に、あらゆる場所にトラップが仕掛けられた地球規模の「第2ステージ」の攻略を目指す・・・・。

謎の巨大迷路に閉じ込められた若者たちの戦いを描いたサスペンスアクション「メイズ・ランナー」のシリーズ第2作。本作は地球規模の迷路となったが故、本来の巨大迷路の中を迷走するという基本設定感はなくなり、出口のない迷路物となってしまったのは残念。また、ミステリー感は多少あったものの、ほとんどストーリーの中心はゾンビから追われ逃走するという、結構単純なもの。新規性がなかったのも残念。ゾンビの動きがやたら速かったのにはハラハラさせられたけど・・・。出口のない迷路という設定の中、映画自体もエンディングはなく、続編に続く形で終わる、何とも消化不良感の残る作品。

劇場公開日 2015年10月23日



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2015-12-27

禁断の惑星

★★★
禁断の惑星
鑑賞No:00594
原題:Forbidden Planet
製作:1956年/アメリカ/98分
監督:フレッド・M・ウィルコックス
出演:ウォルター・ピジョン/アン・フランシス

西暦2200年、高度に文明の進んだ地球人は、他の遊星に植民を行い、光より速いスピードの原子艇で宇宙を駈けめぐる。アダムス機長の遊星連合、宇宙巡察機C-57-D号は惑星第4アルテアに赴く。艇の任務は20年前、この惑星に派遣・消息を絶った科学者の一団を探すことだった・・・・。

地球外の惑星を材にとった空想科学スリラー。科学技術が使う者を虜にするという思索的なSF映画の製作に影響を与えたと言われる作品。「イドの怪物」をはじめとする特殊効果、恐るべきクレール人の地下施設、不気味で革新的な電子音楽など楽しめる要素は多い。

劇場公開日 1956年9月8日



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2015-12-26

地上より永遠に

★★★
地上より永遠に
鑑賞No:00962
原題:From Here to Eternity
製作:1953年/アメリカ/118分
監督:フレッド・ジンネマン
出演:バート・ランカスター/モンゴメリー・クリフト

第二次大戦直前の1941年夏、ホノルルのスコーフィールド兵営にロバート・E・プルウィットという青年が転属してきた。彼は上官に反目したため一兵卒に落され、転属の憂き目となったのだ。この新しい部隊の中隊長ダナ・ホルムズ大尉は、拳闘競技に夢中で、プルウが以前、隊でミドル級のチャンピオンであったことを知って、下士官に昇進を条件に彼にチーム入りをすすめるが・・・・。

米国軍隊内部をリアルに描いたジェームズ・ジョーンズの小説(51年)の映画化。バート・ランカスターとデボラ・カーがハワイの海岸の波打ち際で転がりながら抱擁するシーンは映画史に残る有名なシーンになった作品。真珠湾攻撃直前の米軍基地の暮らしを描いた作品だが、密通、売春、腐敗、残虐ないじめに焦点を当てたリアルな映画となっている。

劇場公開日 1953年10月18日



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2015-12-25

羅生門

★★★★+
羅生門
鑑賞No:00694
製作:1950年/日本/88分
監督:黒澤明
出演:三船敏郎/京マチ子/森雅之/志村喬/千秋実

平安時代、都にほど近い山中で貴族女性が山賊に襲われ、供回りの侍が殺された。やがて盗賊は捕われ裁判となるが、山賊と貴族女性の言い分は真っ向から対立する。検非違使は巫女の口寄せによって侍の霊を呼び出し証言を得ようとする、それもまた二人の言い分とは異なっていた・・・・。

世界にクロサワの名を知らしめた歴史的作品。原作は芥川龍之介の短編「藪の中」。ミステリーでもよく使われる、1つの事件に関して複数の証言者による異なった証言で事件が迷走化するという手法の、まさに原点ではないかと思われる作品。言い分のかみ合わない話がフラッシュバック形式で再現され、次から次に出てくる事実に驚きながらも、すぐにその事実も疑わしくなる。まさに先のまったく見えないストーリーで、もはや信じられるものは何もないと思ってしまうほどである。ちょっと暗く、寂しい話だが、黒沢作品の傑作のひとつであることには間違いない。

劇場公開日 1950年8月26日



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2015-12-24

パシフィック・ハイツ

★★★+
パシフィック・ハイツ
鑑賞No:00613
原題:Pacific Heights
製作:1990年/アメリカ/102分
監督:ジョン・シュレシンジャー
出演:メラニー・グリフィス/マシュー・モディーン/マイケル・キートン

サンフランシスコに住む結婚を控えたドレイクとパティは高級住宅街パシフィック・ハイツに豪邸を購入し、2部屋を人に貸すが、その1人のカーターという男が引っ越してきた日から、妙な出来事が頻発するようになる。やがてドレイクは精神の均衡を失っていき・・・・。

法律の裏まで知り尽くした知的な変質者をマイケル・キートンが怪演。映画の中だけでなく、現実にいても不思議ではないくらい具体的な変質者でリアリティは十分。それにしてもこんな理不尽がまかり通る法の盲点というか、法律の不備さには驚かされる。一応、悪は倒されて終わるが、決して後味はよくない作品。

劇場公開日 1991年1月25日



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2015-12-23

騒音

★+
騒音
鑑賞No:02750
製作:2014年/日本/103分
監督:関根勤
出演:温水洋一/村松利史/飯尾和樹/岩井ジョニ男/酒井敏也

再開発に沸き立つ平和な街に、突如出現した謎の生物。人間の抵抗力を奪う有毒ガスを吐きながら、二足歩行で人々を襲う不気味な怪物の正体は「地底人」だった。戦う術もなく、誰もが諦めかけたその時、有毒ガスへの耐性を持つ者が現れた。彼らはなぜか皆、家庭や職場で虐げられている「ダサくてしょぼいオヤジ」たちだった。愛する家族、愛する街を守るため5人の男たちは立ち上がるが・・・・。

関根勤の初監督によるコメディ作品。関根勤の人柄・人脈によるものか、多彩な友情出演で主役のしょぼいオヤジたちの脇を華やかに固めていたが、そもそもの内容はひどい。日頃、会社や家庭で虐げられ蔑まれている惨めなオヤジたちにスポットを当て、活躍させるというところまではいいと思うが・・・。そのために出てくるのが現実離れした地底人、それもリアル感ゼロのコントレベルの風体だから、もう笑えもしない。本当に映画を作りたくて作ったのか甚だ疑問。おふざけもここまでくると嫌悪感すら抱いてしまう作品。

劇場公開日 2015年5月23日



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2015-12-22

海街diary

★★★+
海街diary
鑑賞No:02749
製作:2015年/日本/126分
監督:是枝裕和
出演:綾瀬はるか/長澤まさみ/夏帆/広瀬すず

鎌倉に暮らす長女・幸、次女・佳乃、三女・千佳の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すずと対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める・・・・。

吉田秋生の人気コミックを実写化したドラマ。主役は美人4姉妹、舞台は美しい風景の鎌倉、湘南。主人公を取り巻く周りの人も基本的にいい人ばかり、小さなもめごとはちょくちょくあるが、それは性格の違いにもよるもので、基本は姉妹という気安さと相手への思いやりがベースなので、全編を通して観ていて気持ちはいい。さらに、末妹ながら、実母の犯した行為の責任を密かに背負い続けながらも明るく振る舞うすずの健気な姿には心打たれる。ただ、全体的にストーリーが美しすぎて、ちょっと物足らない気はした。幸たち3姉妹の実母との不和、すずと義母の関係、幸と不倫相手の男、すずと風太の交際の噂など、もっとギスギスした話になった方が緊張感が出て面白かったかもしれない。

劇場公開日 2015年6月13日



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2015-12-21

大忠臣蔵

★★★
大忠臣蔵
鑑賞No:02748
製作:1957年/日本/155分
監督:大曾根辰夫
出演:市川猿翁(2代目)/市川団子/水谷八重子(初代)/高田浩吉

播州赤穂城主浅野内匠頭は、高家筆頭吉良上野介から受けた恥辱にたえかねて殿中刃傷に及んだが、加古川本蔵にさえぎられて吉良を討損じた。お家断絶、内匠頭は切腹。家老大石内蔵助は、無事に城を明渡し、家臣を離散させた。だが、その胸中には、主君の無念を晴らすべく、固い誓いが数十人の連判状と共に秘められているのだった。その時、内匠頭の近習早野勘平は、事件の当日腰元おかると恋に耽り、大事な場に居合わさなかったため・・・・。

大忠臣蔵と「大」の字をつけた「忠臣蔵」だが、「大」がつくほどスケールアップした感はない作品。むしろ、これまでの「忠臣蔵」と比べたら、有名で、スタンダードなエピソードは敢えて外して、オリジナルなストーリーにスポットを当てている印象が強く、言ってみれば「番外編」と言った方が近いかもしれない。

劇場公開日 1957年8月10日


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2015-12-20

モダンタイムス

★★★+
モダン・タイムス
鑑賞No:00978
原題:Modern Times
製作:1936年/アメリカ/87分
監督:チャールズ・チャップリン
出演:チャールズ・チャップリン/ポーレット・ゴダード

チャーリーは大きな工場で職工をしていたが、毎日同じ機械を扱って単調無味な仕事を続けている内に、とうとう気が変になって乱暴を働くようになり病院へ入れられた。全治はしたけれど工場はクビになるし、医者には興奮は禁物だと注意された。とぼとぼ街を歩いていると暴動の群集に捲込まれて、彼は首謀者と見なされて投獄され・・・・。

1914年以来、チャップリンが演じ続け、世界中から愛された「リトル・トランプ」最後の作品。この作品が公開されたのはトーキー映画誕生から10年後で、セリフ劇も想定していたらしいが、セリフなしのパントマイム芸あってのリトル・トランプとなったらしい。ただ、パントマイムだからこそ、無言のメッセージの主張は大きい。この当時の世界情勢は大恐慌の余波が残る多くの問題を抱えた時代であり、その中で失業問題や機械化による影響に対して、人間の価値とは何かを問う作品となっている。

劇場公開日 1938年2月9日



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2015-12-19

バートン・フィンク

★★★
バートン・フィンク
鑑賞No:01217
原題:Barton Fink
製作:1991年/アメリカ/116分
監督:ジョエル・コーエン
出演:ジュディ・デイビス/マイケル・ラーナー

1941年、ニューヨークで活躍する新進気鋭の社会派劇作家バートン・フィンクは、その実力を認められ、ハリウッドに招かれることに。不気味なホテルにチェックインした彼は、薄暗い部屋で早速脚本の執筆に取りかかる。ところが、彼の周囲で次々と奇怪な出来事が起こりはじめ・・・・。

カンヌ国際映画祭でグランプリ、監督賞、主演男優賞の3冠に輝いた異色のサスペンス作品。犯罪スリラーというにはあまりにも非現実的な出来事が多く起こり、その中で主人公は言いようのない焦燥感や不安感に苛まれていく。まさに不条理劇ともいうべき内容。惹きこまれはするが、かといって、観終わっても決してスッキリとはしない作品。

劇場公開日 1992年3月14日



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2015-12-18

マイ・フェア・レディ

★★★
マイ・フェア・レディ
鑑賞No:00518
原題:My Fair Lady
製作:1964年/アメリカ/173分
監督:ジョージ・キューカー
出演:オードリー・ヘプバーン/レックス・ハリソン

ロンドンの下町、夜の巷で花を売っていた少女イライザ。そこへたまたま通りかかったヘンリー・ヒギンズは、彼女の余りにもひどい訛りに対し、正しい発声と淑女としての行儀を身に付けさせると断言するが・・・・。

ブロードウェイとハリウッドが折衷した陽気なミュージカル映画で、オードリー・ヘプバーンの代表作のひとつ。路上の花売り娘にすぎなかったイライザが、最初は厳しい試練の課程を受ける社会実験者から、やがて恋に落ちていく協力者、そして最後は立派なレディに成長する姿をヘプバーンが見事に演じている。

劇場公開日 1964年12月1日



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2015-12-17

★★★
穴
鑑賞No:01224
原題:Le Trou
製作:1960年/フランス/132分
監督:ジャック・ベッケル
出演:ジャン=ケロディ/フィリップ・ルロワ

サンテ監獄の獄房の一室に四人の男がとじこめられていた。ロラン、ジェオ、マニュそれに「和尚」という綽名のボスランの四人は毎日ボール箱を組立てるだけの単調な毎日のくりかえしの中で、やがて重罪裁判所に出廷しなければならないのを知っていた。待つことにたえかねた四人は脱走を決意し、細心な計画がたてられるが・・・・。

ジャック・ベッケル監督最後の作品。また本作は1947年に実際に企てられた脱獄が基になっている。そのため、ベッケル監督は素人役者を使って本物らしさを高めていたが、さらに驚くべきは出演者のひとりジャン・ケロディは実際に脱獄に加わった当人で、本人役で出演している。さらに本物と感じさせるために、独房の石の床を突き崩すシーンをカットせず延々と見せるところである。これにより主人公と観客が同じ時間を共有することで、実際感をより高めているのではと思う。ちなみに本作は監督最後の作品と書いたが、実は完成を見ずに亡くなっている。

劇場公開日 1962年4月7日




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2015-12-16

アース

★★★+
アース
鑑賞No:01581
原題:Earth
製作:2007年/ドイツ、イギリス/98分
監督:アラステア・フォザーギル/マーク・リンフィールド
語り:パトリック・スチュアート

50万年前、地球に巨大な隕石が衝突したことで地球の地軸が23.5度傾いてしまう。しかしこの傾きがあったからこそ、地球に四季やさまざまな生物が生まれることになった。そんな地球の美しくも厳しい大自然の中で生き抜く動物たちの姿をありのまま描いていく・・・。

北極から南極まで、地球上で日々起こるドラマを、製作年数5年、撮影日数4500日を費やして捕えたネイチャー・ドキュメンタリー。地球、そして自然の美しさを見事な映像美で捉えた作品。しかし、その美しい自然の中で、動物たちは生き抜いていくために過酷な試練と戦っていることも目の当たりにする。そこには自然の摂理とはいながら弱肉強食の世界もあるが、カメラは感情を排除し、ありのままの姿を捉えている。たとえばカリブーの子供を追うオオカミのシーン。なんとかオオカミの魔の手から逃げ切って欲しいと思う一方、オオカミはオオカミで生きていくために必要な狩りであることを考えると、なんともいえない気持ちになった。これは自然の摂理といえば何とか納得もできるが、やはり納得できないのが人類による環境破壊だろう。近年、環境保全・環境保護の声や意識は高まっているが、想像以上にこの美しい地球を急速に破壊し、人類を含む全ての動物の生命を脅かしていることもこの映画は警鐘を鳴らしている。己の豊かさと便利さのために環境破壊を続けてきた人類だけができること・・・・それは地球上の生物が共存して生活できる環境を取り戻すために一丸となって本気で環境問題に取り組むことではないだろうか?そんな気持ちにさせる映画です。

劇場公開日 2008年1月12日



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2015-12-15

駆込み女と駆出し男

★★+
駆込み女と駆出し男
鑑賞No:02746
製作:2015年/日本/143分
監督:原田眞人
出演:大泉洋/戸田恵梨香/満島ひかり/内山理名

江戸時代の鎌倉。幕府公認の駆込み寺・東慶寺には離縁を求める女たちがやってくるが、寺に駆け込む前に、御用宿・柏屋で聞き取り調査が行われる。柏屋の居候で戯作者に憧れる駆出しの医者でもある信次郎は、柏屋の主・源兵衛とともに、ワケあり女たちの人生の新たな出発を手助けすることになるが・・・・。

井上ひさしの時代小説「東慶寺花だより」を原案にした人情時代劇。実在の縁切寺・東慶寺を舞台に、寺に駆込む、やむにやまれぬ女性たちの悲哀がよく描かれている。一方、曲亭馬琴や鳥居耀蔵が出てくるなど歴史好きには興味深いところもあったが、何が悪いのか、どうもイマイチ面白さ感に欠けるものがあった。それは主演が大泉洋ということもある。彼のキャラクターに大いに期待し、観る前から面白いコメディ映画という先入観があったが、ふたを開けてみると意外とシリアスな映画で、たまに出る大泉洋のお笑い要素も逆に空回りしていたような気がする。そういう意味でもちょっと中途半端な感じは否めなかった。

劇場公開日 2015年5月16日



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2015-12-14

忠臣蔵

★★★+
忠臣蔵
鑑賞No:02745
製作:1958年/日本/166分
監督:渡辺邦男
出演:長谷川一夫/市川雷蔵/鶴田浩二/勝新太郎/川口浩

元禄十四年三月、江戸城松の廊下で、浅野内匠頭は度重なる侮辱にたえかね、勅使接待役指南の吉良上野介へ刃傷に及んだ。幕府では上野介派の老中柳沢出羽守が目付役多門や老中士屋らの反対を押しきり、上野介は咎めなし、内匠頭は右京太夫邸で即日切腹という処分を裁決した。赤穂で、悲報を受けた内蔵助は、家中の意見を篭城から殉死へ導き、その後初めて仇討の意図を打ち明ける・・・・。

すでに50年以上も前の作品なので、出演者の多くは亡くなっているが、長谷川一夫を筆頭に、鶴田浩二、菅原謙二、山本富士子、京マチ子、市川雷蔵、根上淳、淡島千景、三益愛子、川口浩等々オール・キャストの豪華出演者による忠臣蔵。冒頭、いきなり松の廊下刃傷事件を赤穂に知らせる早籠から始まるので、「ええっ、ここから?」と思うが、すぐに刃傷事件前までさかのぼる。あとはお決まりのシーンをふんだんに取り入れた、スタンダードと言えばスタンダードな忠臣蔵。ただ、討ち入り前までは割と丹念に描かれているが、討ち入りそのものは割とあっさりな描き方。

劇場公開日 1958年4月1日


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2015-12-11

ヴィレッジ

★★★+
ヴィレッジ
鑑賞No:01276
原題:The Village
製作:2004年/アメリカ/108分
監督:M.ナイト・シャマラン
出演:ホアキン・フェニックス/ブライス・ダラス・ハワード

深い森に囲まれた村に住む人々はみな家族のような絆で結ばれていた。しかしこの幸せな村には、決して破ってはならない3つの掟があった。
 ・森に入ってはいけない
 ・赤い色を封印せよ
 ・警告の鐘に注意せよ
何のための掟か誰も知らなかったが、森の中に棲む未知の生物を恐れてのことだった。そんなある日、盲目の少女が恋人の命を救うため、村にはない医薬品を求め、禁断の森を抜けたいと申し出るが・・・。

シャラマン監督作品という意識を捨ててみれば、それなりに楽しめる作品。過度のどんでん返しは期待しないほうがよさそう。ミステリアスな展開だが、愛と冒険のストーリーとして観る見方もあるかなと思った。
時代設定は中世を思わせるが、実は・・・というのが大きなオチになるだろうか?分かってしまえば、それほどのオチではなく、前半のミステリアスな展開から全く違った展開やオチを期待した人には少々肩透かしを食らうように思えた。

劇場公開日 2004年9月11日



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2015-12-10

失われた週末

★★★+
失われた週末

鑑賞No:00875
原題:The Lost Weekend
製作:1945年/アメリカ/101分
監督:ビリー・ワイルダー
出演:レイ・ミランド/ジェーン・ワイマン

売れない作家ドン・バーナムは兄や恋人の懸命な努力にもかかわらず、アルコール依存症から抜け出せずにいた。彼らの目を盗んでは酒を飲んでいたが、ある日、飲み代がなくなったためタイプライターを質に出しに行く。しかし休日のためそれも叶わず、街をさまよっていて気絶してしまう。気がついた彼はそこがアル中患者の収容所と知り逃げ出すが・・・・。

酒に溺れ、それゆえ仕事道具であるタイプライターさえ酒代にしようとする男、そしてそれが叶わなかったときの落胆振り、絶望感から来る自殺願望、そしてアル中の幻覚症状・・・、アル中患者のリアルな恐ろしさをヒシヒシと感じさせる映画である。それまでは大根役者といわれていたらしいレイ・ミランドだが、そんなことは微塵も感じさせない鬼気迫る形相の演技には、アカデミー主演男優賞受賞もうなずける。それにしてもアル中は怖い。酒もほどほどにしなければ・・・・。

劇場公開日 1947年12月30日



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2015-12-09

SF/ボディ・スナッチャー

★★★
SFボディ・スナッチャー
鑑賞No:01532
原題:Invasion of the Body Snatchers
製作:1978年/アメリカ/115分
監督:フィリップ・カウフマン
出演:ドナルド・サザーランド/ブルック・アダムス

サンフランシスコの公衆衛生調査官マシューはある日、同僚のエリザベスから相談を受ける。彼女の恋人ジェフの様子がおかしく、別人のようになったというのだ。マシューは知り合いの精神病理学者デイビッドにエリザベスを合わせるが、そこで同様の患者たちがいることに驚いたマシューは、街でただならぬ事態が起こっていることを確信するが・・・。

ジャック・フェニーのSF小説「盗まれた街」の映画化で、1956年の「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」のリメイク。本作は昨年、ニコール・キッドマン主演でリメイクされた「インベージョン」と同じ原作の映画化。「インベージョン」とは設定やストーリーは大きく違うが、エイリアンによって身体を乗っ取られるという基本は同じ。しかし「インベージョン」同様、エイリアンの目的はイマイチよく分からない。ただ、乗っ取られるシーンは「インベージョン」に比べ具体的に表現されておりリアルで恐怖感は大きかった。結局、エイリアンに勝利できない人類は空しさの残るラストとなるが、それにより争いのない世界が築かれるというところにとても考えさせられるメッセージが含まれている。

劇場公開日 1979年10月20日


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2015-12-08

予告犯

★★★★
予告犯
鑑賞No:02744
製作:2015年/日本/119分
監督:中村義洋
出演:生田斗真/戸田恵梨香/鈴木亮平/濱田岳/荒川良々

ある日、動画サイトに新聞紙製の頭巾で顔を隠した謎の男が現われ、集団食中毒を起こした挙句に開き直った食品加工会社に火を放つと予告する。警視庁サイバー犯罪対策課のキャリア捜査官・吉野絵里香は、その謎に包まれた予告犯「シンブンシ」の捜査を開始。シンブンシが単独犯ではなく複数犯であることを見抜く。やがて予告通り、食品加工会社の工場が放火される事件が発生。その後もシンブンシは、警察や法律で罰することのできない犯罪者たちへの制裁を次々と予告しては実行に移す。ついには政治家の殺人予告にまで至り、シンブンシの存在は社会現象を巻きおこしていく・・・・。

高度情報化社会におけるテロリズムを描いた筒井哲也の同名コミックの映画化。小説(あるいは映画)の中での世界としてはとても面白く、出来すぎと感じるほどの計画的犯罪すぎて、逆にリアル感が乏しく感じる嫌いはあった。ただ、最初の予告対象の食品加工会社こそ社会性は感じられるものの、その後の予告は個人対象で、公開制裁するには対象としてあまりにも小さすぎたため違和感があったが、犯人の真の目的と実行力を持ってすればむしろ現実的という理解もできる。主人公の計算された計画にはラスト驚かされるが、真の目的と、犯罪の動機が必ずしも直結せず、納得できない点は残った。

劇場公開日 2015年6月6日



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2015-12-07

インサイド・ヘッド

★★★
インサイド・ヘッド
鑑賞No:02741
原題:Inside Out
製作:2015年/アメリカ/94分
監督:ピート・ドクター
声の出演:エイミー・ポーラー/フィリス・スミス

ミネソタの田舎町で明るく幸せに育った少女ライリーは、父親の仕事の都合で都会のサンフランシスコに引っ越してくる。新しい生活に慣れようとするライリーを幸せにしようと、彼女の頭の中の司令部では「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」の5つの感情が奮闘していた。しかし、ある時、カナシミがライリーの大切な思い出を悲しい思い出に変えてしまう。慌てて思い出を元通りにしようとしたヨロコビだったが、誤ってカナシミと一緒に司令部の外に放りだされてしまう。ヨロコビは急いで司令部に戻ろうと、ライリーの頭の中を駆けめぐるのだが・・・・。

この作品を観る直前にたまたま真木よう子の「脳内ポイズンベリー」を観てしまったので、図らずも脳内を舞台に描いた作品を立て続けに観たことになる。この両作、非常に似通った設定だが、「脳内ポイズンベリー」が5つの思考(「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」)を擬人化しているのに対し、「インサイド・ヘッド」は5つの感情(「ヨロコビ」「カナシミ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」)を擬人化しているという、微妙だが、大きな違いがある。またこちらはディズニー映画らしく、冒険ファンタジーと心温まるストーリーであるところが大きく違う。

劇場公開日 2015年7月18日



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2015-12-06

イニシエーション・ラブ

★★★★+
イニシエーション・ラブ
鑑賞No:02743
製作:2015年/日本/110分
監督:堤幸彦
出演:松田翔太/前田敦子/木村文乃/三浦貴大

バブル真っただ中の、1980年代後半の静岡。友人から合コンに誘われ、乗り気ではなかったが参加することにした大学生の鈴木は、そこで歯科助手として働くマユと出会う。華やかな彼女にふさわしい男になろうと、髪型や服装に気を使って鈴木は自分を磨く。二人で過ごす毎日を送ってきた鈴木だったが、就職して東京本社への転勤が決まってしまう。週末に東京と静岡を往復する遠距離恋愛を続けるが、同じ職場の美弥子と出会い、心がぐらつくようになる・・・・。

最後の2行に仕掛けられたどんでん返しが評判を呼び、発表から10年以上を経て150万部を超えるベストセラーになった乾くるみの人気小説の映画化。映画の本編は一見、陳腐な青春ラブストーリーもの。ただこの映画が話題になったのは、映画の謳い文句である「衝撃のラスト5分」。いったい何が起こるのか?それにワクワクしながら、また起こるであろう可能性を色々と思いめぐらせながら、映画はそのラスト5分へ。そして、「あっ!」と叫んだかと思うと、一瞬何が起こったのか分からなかったが、事態が分かった時、「騙された~」と叫んでしまう。そしてカセットテープを巻き戻すが如く、真相が明らかにされると、本編中に散りばめられた伏線に驚かされ、感心してしまう。確かに本作は単純なラブストーリーではなく、緻密に計算されたミステリーだった。さらに設定だけではなく、ミステリーのカギを握る鈴木という難しい青年役を演じきった松田翔太の好演も良かったし、演技下手と何かと酷評の多い前田敦子だが、今回は男心をくすぐるロリっこ娘を熱演し、見事に騙してくれた。

劇場公開日 2015年5月23日






  1. 邦画-い
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2015-12-05

ギャラクシー・クエスト

★★★
ギャラクシー・クエスト
鑑賞No:01006
原題:Galaxy Quest
製作:1999年/アメリカ/102分
監督:ディーン・パリソット
出演:ティム・アレン/シガニー・ウィーバー

番組終了から20年経った今でも熱狂的なファンを持つ「ギャラクシー・クエスト」。ある日のサイン会で出演者である5人のTV俳優の前にネビュラ星から来たサーミアンと名乗る4人組が近づいてくる。彼らは「自分たちの星を侵略者から守ってほしい」と助けを求めてきたが、出演者たちはイベントの依頼だと勘違いし快諾してしまう・・・。

「スター・トレック」のパロディ映画。B級映画ながら、豪華な出演陣に加え、なかなかしっかりしたストーリーで笑いあり、涙ありの珠玉作。「スター・トレック」のパロディ映画なので「スター・トレック」を観ているとより楽しめる。イベント依頼だと思って参加したら実は本当だった・・・という設定は「サボテン・ブラザーズ」と同じ。女性クルー役としてシガニー・ウィーバーが出演しているのがチョット意外。

劇場公開日 2001年1月20日




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2015-12-04

オリヲン座からの招待状

★★★+
オリヲン座からの招待状
鑑賞No:01535
製作:2007年/日本/116分
監督:三枝健起
出演:宮沢りえ/加瀬亮/宇崎竜童/原田芳雄

昭和32年、京都の映画館“オリヲン座”に無一文でたどり着いた留吉は、館主の松蔵に頼み込んで住み込みで働き始める。しかし留吉が映写技術を習得した直後、松蔵は病のため死亡する。留吉は、途方に暮れる松蔵の妻トヨを励ましながら、松蔵の遺志を継いでオリヲン座を続けることを決意するが、TVの普及で映画人気は翳りを見せ始め、トヨとの関係について周りから陰口を言われるようになり・・・。

浅田次郎の同名短編小説の映画化。昭和30年代から現代に至る京都の小さな映画館を舞台に、映画館を営む男女の純愛を描く。最近の日本映画は“ゆっくり”“静かに”進むものが多い。この映画もその一つだった。こういう系もいいのかもしれないが、ただ多すぎるのもどうかと思う。この映画の大きなテーマは純愛なので、できるだけドロドロした人間臭さを入れないための手法かもしれないが、その分人間が描かれていない気もした。雇い主の妻と雇われ者から、一緒に映画館を続けていく男女になり、夫婦のようなものになり、最後はつれあいとなるが、それは言葉の点であって、そこに至る過程というか映像的に描かれていないところが何か深みを感じさせない映画になってしまっていた。もうチョット男と女を描くシーンがあればよかったと思う。

劇場公開日 2007年11月3日



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2015-12-03

クローズZERO

★★★★+
クローズZERO
鑑賞No:01531
製作:2007年/日本/130分
監督:三池崇史
出演:小栗旬/山田孝之/黒木メイサ/やべきょうすけ

不良たちの吹き溜まりともいえる鈴蘭男子高校に転入してきた滝谷源治。彼は不可能といわれる鈴蘭制覇を狙っていた。ふとしたことで知り合った矢崎組のヤクザで鈴蘭OBの片桐からアドバイスを受けながら鈴蘭制覇に動き出す。しかし、鈴蘭には制覇に最も近いと言われる芹沢多摩雄をはじめ、頂点を狙う喧嘩の猛者たちが多くいた・・・。

高橋ヒロシの人気コミック「クローズ」の主人公が登場する1年前を描いたオリジナル・ストーリーの映画化。原作もまったく知らないし、最初は全然期待しなかったけど、観始めたら面白くて一気に観終わったという感じでした。また硬派な映画かとおもいきや、(もちろん基本は硬派ですが)、随所にコミカルなシーンもあり、緊張と弛緩が適度に体感でき、心地よさもなかなか良かった。主演の小栗旬の映画はあまり観たことなかったので「キサラギ」のイメージが強く、山田孝之に至っては「電車男」のイメージで入っているので、その役どころは別人のようなイメージだった。主人公がだんだん敵を倒していきながら、倒した相手を仲間にし、のし上がっていく様には男としてやはり興奮するものの、最終決戦で勝った瞬間は爽快感を感じるかとおもいきや、空しさが押し寄せてきたのは私だけだったでしょうか?ずーと気になっていたリンダマンが最後に出てきた時は、「やっと出てきた!」と思いましたが、決着がつかず終わったのはチョット残念。

劇場公開日 2007年10月27日

(予告編なし)

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2015-12-02

フィフス・エレメント

★★★
フィフス・エレメント
鑑賞No:00700
原題:The Fifth Element
製作:1997年/フランス、アメリカ/126分
監督:リュック・ベッソン
出演:ブルース・ウィリス/ミラ・ジョヴォヴィッチ

2214年、宇宙の彼方から巨大なエネルギー体が地球に向かってきたため、破滅の危機に瀕していた。そんな頃、タクシー運転手のコーベンは謎の少女リールーと出会う。リールーこそ火、水、土、風とともに危機に瀕した地球を救う第五の要素フィフス・エレメントだった。やがてコーベンは人類を救うため、リールーとともに宇宙に飛び出していく・・・。

リュック・ベッソン監督のSFアクション大作。ブログ等で評価をみても真っ二つに分かれている感のある本作。昔観た映画なので詳細のストーリーはかなりうろ覚えで、面白かったかどうかの印象も薄い。要はその程度の映画としか言いようがないのであろう。もっとしっかりしたストーリーで真面目な作品と思って観たが、結構ハチャメチャでコミカルな印象が残っている。今でこそ、「バイオハザード」や「ウルトラヴァイオレット」などアクション女優としても開花しているミラ・ジョヴォヴィッチが強い印象に残った作品であることだけは確かである。

劇場公開日 1997年9月13日



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2015-12-01

脳内ポイズンベリー

★★★
脳内ポイズンベリー
鑑賞No:02740
製作:2015年/日本/121分
監督:佐藤祐市
出演:真木よう子/西島秀俊/古川雄輝/成河/吉田羊

携帯小説の作家として生計を立てている櫻井いちこは、飲み会で出会って以来気になっていた青年・早乙女と偶然にも再会を果たす。彼女の頭の中では、「理性」「ポジティブ」「ネガティブ」「衝動」「記憶」という5つの思考がせめぎあい、声を掛けるか否かで会議を繰り広げはじめる。その結果、早乙女を食事に誘ったいちこは彼の部屋にまで押しかけて肉体関係を結び、やがて2人は付きあうことになるが・・・・。

漫画家・水城せとなの同名コミックをもとに、年下男性に翻弄されるアラサー女性の苦悩を、彼女の脳内にある5つの思考を擬人化して描いたラブコメディ。人の行動を、頭の中で5つの異なった思考による会議で決めるという設定は面白い。ただそれぞれ異なる思考が皆自分の考えを主張するのだから、結論がまとまるわけがない。実際、会議は常にもめにもめ、皆が納得する結論が出ないまま、状況は好転と悪化を繰り返しながら進んでいく。最後は自分自身が納得いく結論に持っていくが、何か今までの主人公の優柔不断さが周りを混乱させたような気がしてならない。ラストの越智さんのぶち切れも決して越智さんが悪いのではなく、悪いのは主人公。越智さんはむしろ人間臭さが出て、好感が持てたというか、男としてはスーとした。

劇場公開日 2015年5月9日



(キャスト一覧)
真木よう子(櫻井いちこ)
西島秀俊(理性/議長(吉田))
古川雄輝(早乙女)
成河(越智さん)
吉田羊(ネガティブ(池田))
桜田ひより(衝動(ハトコ))
神木隆之介(ポジティブ(石橋))
浅野和之(記憶(岸さん))
野波麻帆
岡本玲
カンニング竹山
ともさかりえ


  1. 邦画-の
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