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2016-02-29

シューテム・アップ

★★★★
シューテム・アップ
鑑賞No:01636
原題:Shoot 'Em Up
製作:2007年/アメリカ/86分
監督:マイケル・デイヴィス
出演:クライヴ・オーウェン/モニカ・ベルッチ

深夜の裏通りで謎の男に追われる妊婦を見たスミスは彼女を助けるが、男の仲間たちが乱入し銃撃戦となる。スミスは打ち合いの最中に妊婦から赤ちゃんを取り上げるが、母親は流れ弾に当たって死んでしまう。残された赤ちゃんを抱え逃走するが、男たちは赤ちゃんの命を狙って追ってくる。なぜ狙われるか分からないまま、スミスは赤ちゃんを抱え、娼婦街へと逃げるが・・・・。

一見ニヒルでスタイリッシュな主人公だが、おバカなシーンも満載のガン・アクション映画。ともかく撃ちまくるシーンが多い。あれだけ敵も主人公も撃ち合いながら、決して主人公には当たらない。また、「出産しながら」「エッチしながら」空中ダイブしながら」といったありえない状況での撃ち合いにはもはやあきれるというよりは敬意すら表したい。またやたら出てくるニンジンを使った撃退シーンもふざけ過ぎて却って面白い。おバカな映画ではあるが、派手な銃撃シーンにはスカッと胸がすく思いがする。アクションものが大好きな我が家の子供にうってつけの映画だが、結構エグいシーンやエッチなシーンも満載なので、見せるにはチョット躊躇する映画。

劇場公開日 2008年5月31日



(キャスト一覧)
クライブ・オーウェン
モニカ・ベルッチ
ポール・ジアマッティ
スティーブン・マクハッティ
グレッグ・ブライク
ダニエル・ピロン
ラモーナ・プリングル
ジュリアン・リチングス


  1. 洋画-し

2016-02-28

駅馬車

★★★★
駅馬車
鑑賞No:00515
原題:Stagecoach
製作:1939年/アメリカ/99分
監督:ジョン・フォード
出演:クレア・トレバー/ジョン・ウェイン

1885年、アリゾナからニューメキシコへ向かう駅馬車に、騎兵隊の夫を訪ねる妊娠中の妻ルーシー、酒に目がない医者ブーン、町を追放された酒場女ダラスなどそれぞれに事情を抱えた男女8人が乗り合わせる。途中、お尋ね者のリンゴ・キッドも乗り込んだ駅馬車は次の町にたどり着くが、ルーシーの夫はインディアンに襲われたことにより負傷してしまい、遠くの町へ運ばれていた・・・・。

アメリカ西部劇の中でも有名な映画の一つで名作と評価されている作品。しかし、1930年代当時の西部劇は赤字続きで、ジョン・フォード監督はこの状態を打破しようとして、女性客も呼び込むためにラブストーリーと赤ん坊の誕生というエピソードを足した企画をしている。それはあえなく却下されるが、逆に本作は銃撃戦やインディアンの襲撃シーンなど、迫力あるシーン満載の古典的西部劇に仕上がっている。広大な砂漠を疾走するちっぽけな駅馬車が乗客の無力さを強調していて印象的。

劇場公開日 1940年6月19日



(キャスト一覧)
クレア・トレバー
ジョン・ウェイン
アンディ・ディバイン
ジョン・キャラダイン
トーマス・ミッチェル
ルイーズ・プラット
ジョージ・バンクロフト
ドナルド・ミーク
バートン・チャーチル
ティム・ホルト
トム・タイラー
ドロシー・アップルビー
フランク・ベイカー
クリス=ピン・マーティン
エルビラ・リオス


  1. 洋画-え

2016-02-26

フレンチ・コネクション

★★★
フレンチ・コネクション
鑑賞No:00461
原題:The French Connection
製作:1971年/アメリカ/104分
監督:ウィリアム・フリードキン
出演:ジーン・ハックマン/ロイ・シャイダー

ニューヨーク、麻薬密売ルートを探るポパイことドイルと相棒のラソー両刑事は、マルセイユからやってきた“フレンチ・コネクション”と呼ばれる黒幕シャルニエの尾行を開始。強引な捜査を行なうドイルは逆にシャルニエによって命を狙われることになり・・・・。

1970年前後の刑事映画の再流行のきっかけを作った作品のひとつ。実話を基にした作品で、麻薬組織を執拗に追う現場刑事を描いている。やはり印象に残るのは、映画史に残ると言われる高架線下でのカーチェイス。地下鉄で逃亡する犯人を、刑事が直下の道路を使って自動車で追跡するシーンはこの映画の象徴的シーン。周りには目もくれず、ひたすら犯人を追う執拗さが強調されている。

劇場公開日 1972年2月12日



(キャスト一覧)
ジーン・ハックマン(ジミー・ドイル)(ポパイ)
ロイ・シャイダー(バディ・ルッソ)(クラウディ)
フェルナンド・レイ(アラン・シャルニエ)


  1. 洋画-ふ

2016-02-25

銀河ヒッチハイク・ガイド

★+
銀河ヒッチハイク・ガイド
鑑賞No:01628
原題:The Hitchhiker's Guide to the Galaxy
製作:2005年/アメリカ/109分
監督:ガース・ジェニングス
出演:マーティン・フリーマン/サム・ロックウェル

ある日、世界各国の上空に無数の巨大な宇宙船が現れる。これらは銀河バイパスの建設船団で、バイパスの通り道にある地球が邪魔なため、地球を破壊するという。そしてものすごい轟音とともに地球は一瞬のうちに消滅してしまう。たまたま「銀河ヒッチハイク・ガイド」の編集者で実はエイリアンだったフォードと友人だった平凡な英国人アーサーは、宇宙船をヒッチハイクすることで間一髪、地球から脱出し、最後の地球人となるが・・・・。

伝説的SF小説「銀河ヒッチハイク・ガイド」の完全映画化。原作はスティーブン・ホーキンス博士やジョージ・ルーカス監督を夢中にさせたらしいが、映画自体は全くといっていいほど面白くない。イギリス・ジョークが満載だが、これが理解不能。どこが面白いのか分からない。映画全体から醸し出される世界観は一種独特の雰囲気は多少興味深いが、ともかくバカバカしいストーリー、訳の分からないストーリーに約2時間近く苦痛だった。多分、この笑いにはまる人にとっては非常に面白い映画かもしれませんが、そうでない人にはちっとも面白くない、大きく評価の分かれると思われる映画。

劇場公開日 2005年9月10日



(キャスト一覧)
サム・ロックウェル(ゼイフォード・ビーブルブロックス)
モス・デフ(フォード・プリーフェクト)
ズーイー・デシャネル(トリシア・マクミラン)(トリリアン)
マーティン・フリーマン(アーサー・デント)
ビル・ナイ(スラーティバートファースト)
ワーウィック・デイビス(マーヴィン)
アラン・リックマン(マーヴィン(声))
アンナ・チャンセラー(ケストゥラー・ロントック)
ヘレン・ミレン(ディープ・ソート(声))
ジョン・マルコビッチ(ハーマ・カヴーラ)
スティーブン・フライ(ナレーター)


  1. 洋画-き

2016-02-24

銀幕版 スシ王子!ニューヨークへ行く

★★
銀幕版スシ王子!
鑑賞No:01638
製作:2008年/日本/114分
監督:堤幸彦
出演:堂本光一/北大路欣也/釈由美子/石原さとみ

“スシ王子”こと米寿(まいず)司はシャリの達人に極意を授かるためニューヨークに赴く。しかし、彼が訪れた達人、源五郎の寿司屋は店の乗っ取りを狙う一味によって窮地に陥っていた。司はなんとか源五郎の弟子として修行することになるが、司の弟分、河太郎が一味のボス、ミスター・リンに騙され殺されてしまう。さらにリンは店の存続を賭けたスシ対決を司に挑んでくるが・・・。

堂本光一主演のTVシリーズを堤幸彦が映画化。例によってTVドラマの方は見ていないが、単純なストーリーなので観る上では不都合はなかった。単純というか、ベタな内容で今どきこんな古臭いストーリーの映画があるの?といった印象が強く残ったが・・・・・。「スシ王子」というタイトルなので、グルメ映画かと思いきや、アクション・コメディ映画といった方がいいような内容。特にコメディというか、もはやおバカ映画に近い感もあり、北大路欣也がいなかったら全然締まらない映画になっていたと思った。堤監督特有の小ネタは満載だが、「トリック」のような冴えはなく、正直つまらなかった。TVドラマのスペシャル版程度をむりやり映画にしたようで、最近の安易な映画化の弊害を見たようだった。

劇場公開日 2008年4月19日



(キャスト一覧)
堂本光一
中丸雄一
釈由美子
石原さとみ
太田莉菜
伊原剛志
北大路欣也


  1. 邦画-す
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-23

ピース オブ ケイク

★★★+
ピース オブ ケイク
鑑賞No:02773
製作:2015年/日本/121分
監督:田口トモロヲ
出演:多部未華子/綾野剛/松坂桃李/木村文乃

仕事も恋愛も、周囲に流されるまま生きてきた女性・梅宮志乃。バイト仲間との浮気がばれたことで、DV体質の恋人・正樹からは振られ、バイトも辞めることに。このままではいけないと心機一転した志乃は家を引越し、そこで出会った隣人で、新しいバイト先の店長でもある男・京志郎に本気の恋をする。しかし、京志郎には同棲中の恋人がいて・・・・。

ジョージ朝倉の同名コミックの映画化。主人公役の多部未華子が最も魅力的に見えたのは「君に届け」でのピュアな女子高生役の時で、以降、観た限りでは、ピュアで可愛い女性というよりも、どちらかというと嫌味な鼻につく女性役が多いように思う。それはそれで残念ではあるが、女優としては演技の幅も出て、いい方向に進んでいるのだろう。この作品で演じた志乃も言ってみればダメな女である。貞操観念は低く、思ったことはずけずけという、容姿は別にして実在していたら決して好きにはならないタイプの女性である。同様に綾野剛演じるヒゲ店もダメ男だ。ダメ男とダメ女のラブストーリーだから、付き合おうが分けれようが何とも感じない。そういう意味では共感できるカップルとは言い難く、個人的には盛り上がりに欠ける作品だった。あと注目すべき俳優は松坂桃李。最近は主演を張る作品は減ったように思えるが、その代わりに演技の幅が大いに広がる個性的な役に積極的にチャレンジしている感が強い。「エイプリルフールズ」ではSEX依存症、「日本でいちばん長い日」ではクーデーターの中心将校、「劇場版MOZU」では殺人鬼、そして本作ではオネエ役と、これまでのイメージを覆す役が多い。同様に役柄の幅の多さで注目している菅田将暉も共演していて期待して観ていたが、こちらは今回はさほど印象に残る役で放ったのは残念。

劇場公開日 2015年9月5日



(キャスト一覧)
多部未華子(梅宮志乃)
綾野剛(菅原京志郎)
松坂桃李(オカマの天ちゃん)
木村文乃(ナナコ)
光宗薫(成田あかり)
菅田将暉(川谷)
柄本佑(正樹)
峯田和伸(千葉)
中村倫也
安藤玉恵
森岡龍
山田キヌヲ
宮藤官九郎
廣木隆一


  1. 洋画-ひ
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  3. CM(0)

2016-02-22

ヴィジット

★★★
ヴィジット
鑑賞No:02772
原題:The Visit
製作:2015年/アメリカ/94分
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:キャスリン・ハーン/ディアナ・デュナガン

休暇を利用して祖父母の待つペンシルバニア州メインビルへとやってきた姉妹は、優しい祖父と料理上手な祖母に迎えられ、田舎町での穏やかな1週間を過ごすことに。祖父母からは、完璧な時間を過ごすためにも「楽しい時間を過ごすこと」「好きなものは遠慮なく食べること」「夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと」という3つの約束を守るように言い渡される。しかし、夜9時半を過ぎると家の中には異様な気配が漂い、不気味な物音が響き渡る。恐怖を覚えた2人は、開けてはいけないと言われた部屋のドアを開けてしまうが・・・・。

最近はあまりパッとしない印象のシャマラン監督だったが、久しぶりに原点復帰したような作品。ただ、内容はオーソドックスなスリラーで、意外と簡単に結末が読めてしまう。そのため、お得意の衝撃のラストはないと言ってもよく、むしろこれで終わり?といった消化不良感は残る。また、祖父母の奇怪な行動は、その瞬間は恐怖を感じるけれど、これが結末の伏線になっている(意味のある行動になっている)かといえばそうでもない。ネタばれになるのでこれ以上は書けないが、そのあたりがもっと納得のいく設定であればいい作品になったかも。

劇場公開日 2015年10月23日



(キャスト一覧)
キャスリン・ハーン(ママ)
ディアナ・デュナガン(祖母)
ピーター・マクロビー(祖父)
エド・オクセンボールド(タイラー(弟))
オリビア・デヨング(ベッカ(姉))


  1. 洋画-う
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  3. CM(0)

2016-02-21

ジャッジ 裁かれる判事

★★★★
ジャッジ 裁かれる判事
鑑賞No:02757
原題:The Judge
製作:2014年/アメリカ/142分
監督:デビッド・ドブキン
出演:ロバート・ダウニー・Jr./ロバート・デュバル

有能な弁護士だが真偽よりも勝利にこだわり、金持ちを強引に無罪することで知られるハンク・パルマー。父のジョセフ・パルマーは世間から信頼を集める判事だったが、そんな父が苦手なハンクは、長らく父と絶縁状態にあった。しかし、ある時、ジョセフが殺人事件の容疑者として逮捕されるという事件が起こり、ハンクが弁護人を務めることに。正義の人である父が殺人を犯すはずがないと信じるハンクだったが、調査が進むにつれて疑わしき証拠が次々と浮上する・・・・。

殺人容疑で裁判にかけられる元判事の父の弁護をすることになった息子のハンク。だが過去の父子の確執により、なかなか協力しあえない進行に少しイライラさせられる。それなのに父の容疑が深まる状況が次々と現れ、観ているほうも疑惑の目で観てしまうほど。それでもやはり実の親子の見えない絆を次第に感じさせる展開になっていくところはさすが。主人公だけでなく、息子は3人いるが、それぞれ個性や過去があり、それを丁寧に交えながら、裁判を通してこの一家の絆を描く形になっている。

劇場公開日 2015年1月17日



(キャスト一覧)
ロバート・ダウニー・Jr.(ハンク・パルマー)
ロバート・デュバル(ジョセフ・パルマー)
ベラ・ファーミガ(サマンサ・パウエル)
ビンセント・ドノフリオ(グレン・パルマー)
ジェレミー・ストロング(デイル・パルマー)
ダックス・シェパード(ケネディ)
ビリー・ボブ・ソーントン(ドワイト・ディッカム)
レイトン・ミースター(カーラ・パウエル)
ケン・ハワード(ウォーレン判事)
エマ・トレンブレイ(ローレン・パルマー)
バルサザール・ゲティ
デビッド・クラムホルツ
グレイス・ザブリスキー(ブラックウェルの母)
デニス・オヘア(モリス医師)
サラ・ランカスター(リサ・パルマー)
マーク・キーリー(マーク・ブラックウェル)


  1. 洋画-し
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-20

ロマンス

★★
ロマンス
鑑賞No:02770
製作:2015年/日本/97分
監督:タナダユキ
出演:大島優子/大倉孝二/野嵜好美/窪田正孝

新宿・箱根間を結ぶロマンスカーで、車内販売を担当しているアテンダントの北條鉢子。仕事の成績も常にトップで、今日もつつがなく業務をこなすつもりだったある日、鉢子は怪しい映画プロデューサーの桜庭と出会う。ふとしたきっかけで桜庭に母親からの手紙を読まれてしまった鉢子は、桜庭に背中を押され、何年も会っていない母親を探すため箱根の景勝地を巡る小さな旅に出ることになる・・・・。

元AKB48の大島優子主演の映画。登場人物は少なく、ほぼ大島優子と大倉孝二2人のロードムービーのような映画。ただし、あまり内容も感動もない。そもそも2人が出会ってから旅に出るまでの経緯が不自然で弱い。旅の最中に2人の過去が明らかになっていくが、どちらも陳腐でありきたり。鉢子の子供時代は多少同情するシーンもあるが、珍しい話ではないし、桜庭に至ってはただ単に才能がないだけ。そんな2人が探す母親が自殺するかもという切迫感は全く感じられないし、結局みつからないという消化不良感だけが残る始末。何を描きたいのかよく分からない映画。

劇場公開日 2015年8月29日



(キャスト一覧)
大島優子(北條鉢子)
大倉孝二(桜庭洋一)
野嵜好美(久保美千代)
窪田正孝(直樹)
西牟田恵(北條頼子)


  1. 邦画-ろ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-19

市民ケーン

★★★★
市民ケーン
鑑賞No:00457
原題:Citizen Kane
製作:1941年/アメリカ/119分
監督:オーソン・ウェルズ
出演:オーソン・ウェルズ/ジョセフ・コットン

新聞王ケーンが、“バラのつぼみ”という謎の言葉を残して死んだ。彼の生涯をまとめたニュース映画の試写を見た経営者ロールストンは不満を持ち、彼の命を受け、編集のトムスンは、ケーンの最後の言葉の意味を探ってケーンに近かった人物にあたるが・・・・。

批評家投票やアメリカ映画協会が選ぶ映画で1位を獲得している名作。こんな作品がさらに伝説として語り継がれているのは、本作を製作した当時、オーソン・ウェルズは24歳の若さだったからといわれている。そして、印象的で、いきなり観客を惹きつけて離さないのは、やはりケーンが「バラのつぼみ」という言葉を残して死んでしまう冒頭のシーン。この謎解きに、ニュース記者は躍起になり、観客も徐々に明らかになっていく真実に興奮する。やや複雑なストーリーだが見ごたえあり。

劇場公開日 1966年6月14日



(キャスト一覧)
オーソン・ウェルズ(Charles_Foster_Kane)
ジョセフ・コットン(Leland)
ルース・ウォリック(Emily_Norton)
ドロシー・カミンゴア(Susan_Alexander)
アグネス・ムーアヘッド(Mrs._Kane)
ジョージ・クールリス(Walter_Thatcher)
ウィリアム・アランド(Thompson)
エベレット・スローン(Bernstein)
レイ・コリンズ(James_W._Gettys)


  1. 洋画-し
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-18

激突!2015

★★★
激突!2015
鑑賞No:02756
原題:Wrecker
製作:2015年/アメリカ/72分
監督:マイケル・バファロ
出演:アンナ・ハッチソン/アンドレア・ウィットバーン

砂漠を越えてドライブをするエミリーとレスリーは、GPSが壊れていたために“悪魔の道”と書かれた道を進んでしまう。しばらくすると故障車を運ぶレッカー車に追いつき、軽い気持ちで追い越すが、立ち寄ったガソリンスタンドで、同じレッカ―車に出会い、その後つきまとわれてしまうのだった・・・・。

もちろん、あの有名なスピルバーグ監督の「激突!」のパクリ映画だが、パクっただけでは原作にはるかに及ばないことの見本のような作品。そもそもパクっているので、内容には新規性がない。そのため、つきまとわれる主人公を敢えて女性2人として奇をてらったのかもしれないが、女性にしたことによる効果はあったかどうか。あと、つきまとうレッカー車に対し、躱すための手は多く打たれるが、それでも執拗に追いつくところのリアル感は皆無。その上、女性のうちの一人を殺してしまうという、パクリにしては新規性に挑んではいるが、どうもついていけない飛躍感が感じられ、これもリアル感なし。パクリ頼りな面と、パックっている割に肝心なところは改悪してしまっているのではと感じる作品。

劇場未公開



(キャスト一覧)
アンナ・ハッチソン
アンドレア・ウィットバーン
ジェニファー・コーニッグ


  1. 洋画-け
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-17

ラブ&ピース

★★+
ラブピース
鑑賞No:02747
製作:2015年/日本/117分
監督:園子温
出演:長谷川博己/麻生久美子/西田敏行/渋川清彦

ロックミュージシャンの夢に破れ、楽器の部品会社で働くサラリーマン鈴木良一。想いを寄せる同僚の寺島裕子にもまともに声をかけることもできず、うだつのあがらない日々を過ごしていた。ある日、良一がデパートの屋上で出会った一匹のミドリガメ。その亀に運命的なものを感じ、ピカドンと名前をつけてかわいがる良一だったが、会社で同僚にからかわれピカドンをトイレに流してしまう。しかし、下水道を流れていったピカドンが地下に住む謎の老人に拾われたことにより、良一とピカドンに思いもよらない展開が待っていた・・・・。

冒頭は結構面白い展開が期待できる内容だったが、トイレで亀のピカドンが流され、行き着いたところで西田敏行扮する謎の老人が出てくるあたりから映画の雰囲気というか、せっかくの面白そうな期待感が一気に萎んでしまう。そして、映画はファンタジックなコメディぽくなってしまう。それでも地上の人間界の方は良一に意外な展開が起こり、成り上がり人間の醜さがよく出ていて面白かったが、如何せん、地下世界に場面が移るとクールダウンしてしまう。そしてもうラストは救いようのない展開に・・・。人生が変わるきっかけは別にして、この映画、地下世界はない方がよいかも。

劇場公開日 2015年6月27日



(キャスト一覧)
長谷川博己(鈴木良一)
麻生久美子(寺島裕子)
西田敏行(謎の老人)
渋川清彦(マネージャー/稲川さとる)
マキタスポーツ(良一の会社の課長)
深水元基(田中透)
手塚とおる(科学者)
奥野瑛太(Revolution Q)
長谷川大(Revolution Q)
谷本幸優(Revolution Q)
IZUMI(Revolution Q)
小倉一郎(良一の会社の同僚A)
真野恵里菜(女子高生)
神楽坂恵(ユリの母)
菅原大吉(記者)
波岡一喜(良一のアパートの隣人)
松田美由紀(レコード会社のプロデューサー/松井)
田原総一朗(司会者)
水道橋博士(コメンテーター)
宮台真司(コメンテーター)
茂木健一郎(コメンテーター)
津田大介(コメンテーター)
星野源(PC-300(声))
中川翔子(マリア(声))
犬山イヌコ(スネ公(声))
大谷育江(大谷育江(声))
横尾和則(スーツアクター)


  1. 邦画-ら
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-16

ゲット スマート

★★★+
ゲット スマート
鑑賞No:01634
原題:Get Smart
製作:2008年/アメリカ/110分
監督:ピーター・シーガル
出演:スティーブ・カレル/アン・ハサウェイ

米国謀報機関「コントロール」の本部がある日、犯罪組織「カオス」によって襲撃され、エージェントの身元がすべて知られてしまう。そのため、顔を知られていない分析官のスマートがエージェントに昇格し、美人エージェント99と共にカオスの陰謀を暴く任務につくことに・・・・。

基本的には知的で成績優秀なスマートが、すました顔で馬鹿なことをやるというギャップが面白い。しかも決めるところは決めるのだから、おバカなのか格好いいのか分からない面白さがある。ストーリーはベタだけれど、好きなスパイ・コメディの「スパイ・ライク・アス」とはまた違った面白さがあった。特に単なるおバカ映画ではなく、アクションシーンはなかなか本格的でハラハラドキドキさせられる。また、共演のアン・ハサウェイがいいですね。個人的には「プラダを着た悪魔」で注目した女優さんですが、美人はアクションも似合いますよね。「プラダ~」とはまた違った魅力を見せていて、またしても虜にさせられます。結構笑える良品に仕上がっている映画です。

劇場公開日 2008年10月11日



(キャスト一覧)
スティーブ・カレル(マックスウェル・スマート)
アン・ハサウェイ(エージェント99)
ドウェイン・ジョンソン(エージェン23)
アラン・アーキン(チーフ)
テレンス・スタンプ(シーグフリード)
ジェームズ・カーン(大統領)
マシ・オカ(ブルース)
ネイト・トレンス(ロイド)
ケン・ダビティアン(シュターカー)
テリー・クルーズ(エージェント91)
デビッド・コークナー(ララビー)
ダリープ・シン(ダリープ)
ビル・マーレイ(エージェント13)


  1. 洋画-け
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-15

ブリッジ・オブ・スパイ

★★★★
ブリッジ・オブ・スパイ
鑑賞No:02771
原題:Bridge of Spies
製作:2015年/アメリカ/142分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス/マーク・ライランス

保険の分野で着実にキャリアを積み重ねてきた弁護士ジェームズ・ドノバンは、ソ連のスパイとしてFBIに逮捕されたルドルフ・アベルの弁護を依頼される。敵国の人間を弁護することに周囲から非難を浴びせられても、弁護士としての職務を果たそうとするドノバンと、祖国への忠義を貫くアベル。2人の間には、次第に互いに対する理解や尊敬の念が芽生えていく。死刑が確実と思われたアベルは、ドノバンの弁護で懲役30年となり、裁判は終わるが、それから5年後、ソ連を偵察飛行中だったアメリカ人パイロットのフランシス・ゲイリー・パワーズが、ソ連に捕らえられる事態が発生。両国はアベルとパワーズの交換を画策し、ドノバンはその交渉役という大役を任じられる・・・・。

1950~60年代の米ソ冷戦下で起こった実話を描いた作品なので、どうしても見入ってしまう作品。展開がやや遅いので、アメリカを舞台とした前半のストーリーは多少中だるみ感があるが、後半、スパイ交換交渉役に選ばれたドノバンが交渉に行く東ベルリンに舞台が移ってからは、ものすごい緊張感と恐怖感に襲われながら観る展開となった。特にベルリンの壁が作られていくシーンなどの緊迫感は画面からひしひしと伝わってきた。さらに当初は1対1のスパイ交換だったのが、アメリカ人大学生がスパイ容疑で東ベルリンで逮捕されたことにより、2対1の交換へとさらに難易度が増す状況に追い込まれますます見逃せなくなる。そんな中、ロシア、ドイツ、そしてCIAからも圧力を受けながら、ひとり大学生を見捨てず、2対1で交換するという信念を貫き通して成功に結びつけるドノバンをトム・ハンクスが熱演していた。

劇場公開日 2016年1月8日



(キャスト一覧)
トム・ハンクス(ジェームズ・ドノバン)
マーク・ライランス(ルドルフ・アベル)
スコット・シェパード(ホフマン)
エイミー・ライアン(メアリー・ドノバン)
セバスチャン・コッホ(ウルフガング・ボーゲル)
アラン・アルダ(トーマス・ワッターズ)
オースティン・ストウェル(フランシス・ゲイリー・パワーズ)
ミハイル・ゴアボイ(イワン・シーシキン)
ウィル・ロジャース(フレデリック・プライヤー)


  1. 洋画-ふ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-14

天空の蜂

★★★★+
天空の蜂
鑑賞No:02768
製作:2015年/日本/138分
監督:堤幸彦
出演:江口洋介/本木雅弘/仲間由紀恵/綾野剛

95年8月8日、自衛隊用の最新大型ヘリコプター「ビッグB」が何者かにより遠隔操作されて動き出し、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止する。犯人は「天空の蜂」と名乗り、国内すべての原発を廃棄するよう要求。従わなければ爆発物が搭載された「ビックB」を原発に墜落させると宣言する。「ビッグB」を開発した設計士の湯原と、原発の設計士・三島は、事件解決のために力を尽くすが・・・・。

ベストセラー作家の東野圭吾が1995年に発表した同名小説の映画化。原発という社会的なテーマを題材としながら、随所に丁寧な説明があるため、難解なストーリーとはなっておらず、とても分かりやすい。事件も分かりやすく、現実の問題としても緊迫感やリアル感があった。ただ、このような最新鋭の自衛隊ヘリに対して、部外者が簡単に制御できるよう操作されたり、一般人の子供が無断でヘリに簡単に乗り込めるなど、ちょっと現実的ではないセキュリティの甘さは気になった。犯人と目される人物は中盤で死んでしまい、VS犯人という印象は少ない構成で、どちらかというと、前半は湯原の息子・高彦の救出、後半は燃料切れのヘリの原発上への墜落を阻止すべく、関係者の奔走ぶりが描かれていたように思う。最後まで緊張感の切れない傑作。

劇場公開日 2015年9月12日



(キャスト一覧)
江口洋介(湯原)
本木雅弘(三島)
仲間由紀恵(赤嶺)
綾野剛(雑賀)
柄本明(室伏)
國村隼(中塚)
石橋蓮司(筒井)
竹中直人(芦田)
向井理(高彦)
佐藤二朗(今井)
光石研(佐久間)
落合モトキ(関根)
やべきょうすけ(根上)
手塚とおる(高坂)
永瀬匡(上条)
石橋けい(篤子)
松島花(野村)
カゴシマジロー
前川泰之
松田悟志
森岡豊
田口翔大


  1. 邦画-て
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-13

マイ・インターン

★★★★+
マイ・インターン
鑑賞No:02769
原題:The Intern
製作:2015年/アメリカ/121分
監督:ナンシー・マイヤーズ
出演:ロバート・デ・ニーロ/アン・ハサウェイ

ニューヨークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールスは、仕事と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。ところがある日、彼女に人生最大の試練が訪れる。そんな折、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。ジュールスは人生の大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく・・・・。

勝ち組の若き女社長の会社が舞台ということで、アン・ハサウェイが嫌味なバリバリのキャリアウーマンを演じているのかと思いきや、実は仕事と家庭の両立に悩む等身大の女性を演じていて、とてもキュートで可愛い。一方、シニアインターンのベスを演じるロバート・デ・ニーロも、持ち前の個性的なキャラは今回出さず、控えめだがきっちり仕事ができる昔気質のビジネスマンを好演している。最初はベンを疎ましく思っていたジュールズもベンの仕事ぶりに次第に注目し、次第に上司と部下の関係を越えた信頼関係が芽生えていく過程がよく描かれている。登場人物は皆イイ人ばかりで、気持ちよく観れる映画。

劇場公開日 2015年10月10日



(キャスト一覧)
ロバート・デ・ニーロ(ベン)
アン・ハサウェイ(ジュールズ)
レネ・ルッソ(フィオナ)
アダム・ディバイン(ジェイソン)
アンダース・ホーム(マット)
ジョジョ・カシュナー(ペイジ)
リンダ・ラビン(パティー・ポメランツ)
ジェイソン・オーリー(ルイス)
ザック・パールマン(デイビス)
アンドリュー・ラネルズ(キャメロン)
クリスティーナ・シェラー(ベッキー)


  1. 洋画-ま
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-12

ムーン・ウォーカーズ

★★★
ムーン・ウォーカーズ
鑑賞No:02766
原題:Moonwalkers
製作:2015年/フランス、ベルギー/94分
監督:アントワーヌ・バルドー=ジャケ
出演:ロン・パールマン/ルパート・グリント

1969年、いっこうに月面着陸成功の気配がないNASAにしびれを切らしたアメリカ政府は、キューブリック監督に月面着陸映像捏造を依頼することに。ロンドンに送り込まれたCIA諜報員キッドマンは、たまたまエージェントオフィスに居合わせた借金まみれの男ジョニーに制作費をだまし取られてしまう。自分がだまされたことに気づいたキッドマンはジョニーから金を奪い返しに向かうのだが・・・・。

アポロ11号の月面着陸映像は、スタンリー・キューブリックによる捏造だったという都市伝説をベースにしたブラックコメディ。似たような作品に「カプリコン・1」があり、こちらはシリアスなSF映画だが、本作はSFには程遠いアクションエロチックコメディ映画といった感じ。そんな中、アメリカ政府からの指令に忠実に任務を果たそうとするクールな男・キッドマンの存在感は強烈。冷酷非道で容赦ない男かと思いきや、意外と男気があって、ちょっと間抜けな一面も見せて笑わせてくれる。

劇場公開日 2015年11月14日



(キャスト一覧)
ロン・パールマン(キッドマン)
ルパート・グリント(ジョニー)
ロバート・シーハン(レオン)
スティーブン・キャンベル・ムーア(デレク・ケイ)
エリック・ランパール(グレン)
ケビン・ビショップ(ポール)
トム・オーデナールト(レナータス)
エリカ・セント(エラ)


  1. 洋画-む
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-11

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド

★★
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド
鑑賞No:02765
製作:2015年/日本/88分
監督:樋口真嗣
出演:三浦春馬/長谷川博己/水原希子/本郷奏多

超大型巨人によって破壊された外壁の修復作戦に出発したエレンたち調査兵団は、巨人の襲撃によって窮地に陥る。エレンも深手を負った上に、仲間のアルミンをかばって巨人に飲み込まれてしまい、その場にいた誰もが絶望の淵に立たされる。しかしその時、謎の黒髪の巨人が現れ、他の巨人たちを駆逐しはじめる・・・・。

諫山創の大ヒットコミックを実写映画化した「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」2部作の後編。インパクトのある前宣伝に比べ、意外にも内容がなく、がっかりした前編だったが、後編はさらにひどかった。巨人対人間の戦いを描いているのかと思いきや、後編はいきなり人間同士の内部対立ともいえる状況からスタート。それに対する説明もなく、コミックを読んでいないと全く経緯が分からない。それぐらい内容が濃く説明できいないのかと言えばそうでもない。88分という、前宣伝の壮大なイメージとは裏腹な短尺もので、短尺の割にストーリー内容はだらだらしていてスピード感はない。その上、壁の中のメインの人間が実は巨人だった!?という、観ていて納得のできる展開ではないことなど、不満感満載の内容。映像はそれなりに良かったがやはり実写化は失敗と言わざるを得ない作品。

劇場公開日 2015年9月19日



(キャスト一覧)
三浦春馬(エレン)
長谷川博己(シキシマ)
水原希子(ミカサ)
本郷奏多(アルミン)
三浦貴大(ジャン)
桜庭ななみ(サシャ)
松尾諭(サンナギ)
渡部秀(フクシ)
水崎綾女(ヒアナ)
武田梨奈(リル)
石原さとみ(ハンジ)
ピエール瀧(ソウダ)
國村隼(クバル)
草なぎ剛
緒川たまき
KREVA


  1. 邦画-し
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-10

スパイダーウィックの謎

★★★+
スパイダーウィックの謎
鑑賞No:01630
原題:The Spiderwick Chronicles
製作:2008年/アメリカ/96分
監督:マーク・ウォーターズ
出演:フレディ・ハイモア/サラ・ボルジャー

母の離婚で、双子のジャレッドとサイモン、姉のマロリーは母とともに叔母の住んでいた森の中の家に引っ越してくる。そこはむかし行方不明になった大叔父のスパイダーウィックの屋敷だったが、ジャレッドは屋根裏部屋でスパイダーウィックが執筆した妖精図鑑を発見する。「読んではいけない」という警告を無視し、封印を解いて本を開くと、そこには要請の秘密が書いていた。すると目の前に小さな妖精が現れ・・・・。

映画自体はありふれたファンタジー映画。最近(でもないけど)観たファンタジー映画では「テラビシアにかける橋」や「パンズ・ラビリンス」などがあるが、悲しいストーリーやダークなストーリーが特徴のこれら映画に比べ、どちらかというと正統派のスタンダードなファンタジー映画といえる。CG技術はさすがに素晴らしく、全体的な映像も綺麗なので、ファンタジー感は十分味わえる。しかし、正統派ゆえ、新規性に乏しく、あっというようなシーンや展開は望めない。子供が主役で、悪役であるゴブリンも明確なので、どちらかというと子供向けでしょうか。主人公の味方になる妖精たち(特に最後においしいところを持っていくホグスクィールあたり)はもう少し、少年たちとゴブリンの戦いに絡んでいれば面白かったかも。

劇場公開日 2008年4月26日



(キャスト一覧)
フレディ・ハイモア
サラ・ボルジャー
メアリー=ルイーズ・パーカー
ジョーン・プロウライト
デビッド・ストラザーン
ニック・ノルティ
セス・ローゲン
マーティン・ショート


  1. 洋画-す
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-09

ブラック・スキャンダル

★★★★+
ブラック・スキャンダル
鑑賞No:02767
原題:Black Mass
製作:2015年/アメリカ/123分
監督:スコット・クーパー
出演:ジョニー・デップ/ジョエル・エドガートン

1970年代、サウス・ボストン。FBI捜査官コナリーはアイルランド系マフィアのボスであるホワイティに、共通の敵であるイタリア系マフィアを協力して排除しようと持ちかける。しかし歯止めのきかなくなったホワイティは法の網をかいくぐって絶大な権力を握るようになり、ボストンで最も危険なギャングへとのし上がっていく・・・・。

FBI史上最高の懸賞金をかけられた実在の凶悪犯ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーをジョニー・デップが演じて話題となったクライムドラマ。これまでも作品ごとにイメージの違ったキャラを見事に演じ分けてきたジョニー・デップだが、印象としてはチョット普通とは違ったユニークなキャラが多かったように思える。しかし本作はそんな中でもまた違ったイメージを印象付けた作品。代表作である「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジャック・スパロウとは全く別人のような、冷酷なギャングのボスを見事に演じ、スクリーンから言い知れぬ恐怖を放っていた。こんな残忍で鬼気迫る演技もできるところがジョニー・デップの凄さなのかもしれない。まさに必見の映画。

劇場公開日 2016年1月30日



(キャスト一覧)
ジョニー・デップ(ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー)
ジョエル・エドガートン(ジョン・コノリー)
ベネディクト・カンバーバッチ(ビリー・バルジャー)
ロリー・コクレイン(スティーブン・フレミ)
ジェシー・プレモンス(ケビン・ウィークス)
デビッド・ハーバー(ジョン・モリス)
ダコタ・ジョンソン(リンジー・シル)
ジュリアンヌ・ニコルソン(マリアン・コノリー)
ケビン・ベーコン(チャールズ・マグワイア)
コリー・ストール(フレッド・ワイシャック)
ピーター・サースガード(ブライアン・ハロラン)
アダム・スコット(ロバート・フィッツパトリック)
ジュノー・テンプル(デボラ・ハッセー)
ジェレミー・ストロング
ブラッド・カーター
W・アール・ブラウン


  1. 洋画-ふ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-08

全然大丈夫

★★+
全然大丈夫
鑑賞No:01631
製作:2007年/日本/110分
監督:藤田容介
出演:荒川良々/木村佳乃/岡田義徳/田中直樹

世界一怖いお化け屋敷を作るのが夢の、古本屋の長男で植木職人の照男。もうすぐ30歳になるというのに暇さえあれば人を怖がらせていた。一方、照男の幼なじみの久信も自分の仕事に自身が持てずに悩んでいた。そんな久信の職場にアルバイトであかりという女性がやってくる。しかし手先が不器用なあかりは失敗ばかり起こし職場をクビになってしまう。心配になった久信は、あかりを照男の古本屋に紹介し、そこで働くことに。そんな彼女に好意を抱き始めた照男と久信は・・・・。

映画全体に流れる雰囲気はまったりしていて、いわゆる脱力系コメディといわれる分野だろうか?
恋も仕事も不器用な男女3人が織りなす三角関係を描いているが、周りを固める俳優陣もどことなくみんなまったりしていて、緩やかな時間の流れの中で次の展開を期待させられながら見せられた映画だった。木村佳乃が演じていた役は、今までの彼女のイメージをぶち壊すような役どころで意外ながら面白かった。(極度の不器用さで、ホームレスをウォッチングしたり、何か不気味な絵を描いたり、ちくわが大好きでいつも持ち歩いていたり・・・と、身近にいたらチョット怖い!?)主演の荒川は、不器用な男部分はよく演じられていたと思うが、コミカルな部分は全然笑えなくて期待外れだった。何が“全然大丈夫”かよく分からなかった、現代の若者に関わるさまざまな問題の、ある側面を捉えた映画だという見方はできるかも?

劇場公開日 2008年1月26日



(キャスト一覧)
荒川良々(遠山照男)
木村佳乃(木下あかり)
岡田義徳(小森久信)
田中直樹(骨董修復職人・湯原)
蟹江敬三(照男の父・英太郎)
きたろう(近所の金物屋・栗田)
伊勢志摩(照男の姉・智子)
村杉蝉之介(旅番組レポーター・ヤマトカタル)
江口のりこ(「デラックリン」社員・梅沢)
小倉一郎(照男の叔父・浩太郎)
根岸季衣(清掃員・豊原)
大久保鷹(ホームレス・ナガやん)
白石加代子(ホームレスのアーティスト・ヌーさん)


  1. 邦画-せ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-07

コールド マウンテン

★★★+
コールドマウンテン
鑑賞No:01556
原題:Cold Mountain
製作:2003年/アメリカ/155分
監督:アンソニー・ミンゲラ
出演:ジュード・ロウ/ニコール・キッドマン/レニー・ゼルウィガー

南北戦争末期、バージニア州の戦場で戦っていた南軍の兵士インマンは、北軍の攻撃によって瀕死の重傷を負い、病院に収容される。そこで故郷コールドマウンテンと、恋人のエイダに思いをはせる毎日だったが、ある日彼の元に届いたエイダからの手紙を読み、ついに死罪覚悟で脱走し彼女の元に向う。
一方、父が死に一人ぼっちとなったエイダは、その日の食べ物にも欠く毎日を送っていた・・・。

チャールズ・フレイジャーの同名小説を映画化した、南北戦争を背景にした壮大なスケールのラブ・ストーリー。上記の出演者以外にも、ドナルド・サザーランド、ナタリー・ポートマン、フィリップ・シーモア・ホフマンと豪華な顔ぶれの作品。ストーリーは至って単純な純愛ものだが、時間軸が前後するのでまるっきり単純な構成ではない。上流階級の娘エイダが、戦争を機に没落していく様と、その彼女を助けるたくましい女性ルビーを見ていると、2人合わせた女性像は「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラを彷彿させた。時代背景が南北戦争期というのも共通している。エイダのことを一途に想い、命の危険を顧みず彼女の元を目指し、そしてついに再会するシーンにはついホロリとさせられる。ゆえに会って間もなく彼女を守るために命を落としてしまうラストは居たたまれない。

劇場公開日 2004年4月24日



(キャスト一覧)
ジュード・ロウ(インマン)
ニコール・キッドマン(エイダ・モンロー)
レニー・ゼルウィガー(ルビー・シューズ)
ドナルド・サザーランド(モンロー牧師)
ナタリー・ポートマン(セーラ)
フィリップ・シーモア・ホフマン(ヴィージー)
ジョバンニ・リビシ(ジュニア)
レイ・ウィンストン(ティーグ)
ブレンダン・グリーソン(スタブロッド)
キャシー・ベイカー(サリー・スワンガー)
ジェームズ・ギャモン(エスコー・スワンガー)
アイリーン・アトキンス(マディ)
チャーリー・ハナム(ボジー)
ジェナ・マローン(渡し船の少女)
ジャック・ホワイト(ジョージア)
ルーカス・ブラック(オークリー)
エミリー・デシャネル
キリアン・マーフィ


  1. 洋画-こ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-06

オデッセイ

★★★★+
オデッセイ
鑑賞No:02764
原題:The Martian
製作:2015年/アメリカ/141分
監督:リドリー・スコット
出演:マット・デイモン/ジェシカ・チャステイン

火星での有人探査の最中、嵐に巻き込まれてしまったワトニー。仲間たちは緊急事態を脱するため、死亡したと推測されるワトニーを置いて探査船を発進させ、火星を去ってしまう。しかし、奇跡的に死を免れていたワトニーは、酸素は少なく、水も通信手段もなく、食料は31日分という絶望的環境で、4年後に次の探査船が火星にやってくるまで生き延びようと、あらゆる手段を尽くしていく・・・・。

アンディ・ウィアーのベストセラー小説「火星の人」の映画化。この手の映画は残された空気や水などからリミットを設定し、カウントダウン方式で次第に恐怖心や絶望感を味あわせていくというものがほとんどだったように思う。でも、この映画は違った。酸素は少なく、水はなく、食料も1カ月分というと、どう見ても典型的な死へのカウントダウン方式が予想されるが、主人公はそれらを作り育てることでリミットを排除し、カウントダウンさせない。いや逆に可能性、希望といったものが見えてくる前向きな作品だ。とはいえ、すべてが順風満帆ではなく、何度も挫折しそうにはなるが、希望を失わない前向きな姿勢の大切さを教えてくれる作品。

劇場公開日 2016年2月5日



(キャスト一覧)
マット・デイモン(マーク・ワトニー)
ジェシカ・チャステイン(メリッサ・ルイス)
クリステン・ウィグ(アニー・モントローズ)
ジェフ・ダニエルズ(テディ・サンダース)
マイケル・ペーニャ(リック・マルティネス)
ショーン・ビーン(ミッチ・ヘンダーソン)
ケイト・マーラ(ベス・ヨハンセン)
セバスチャン・スタン(クリス・ベック)
アクセル・ヘニー(アレックス・フォーゲル)
キウェテル・イジョフォー(ビンセント・カプーア)
ドナルド・グローバー
マッケンジー・デイビス


  1. 洋画-お
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-05

紀元前1万年

★★★+
紀元前1万年
鑑賞No:01542
原題:10,000 B.C.
製作:2008年/アメリカ/109分
監督:ローランド・エメリッヒ
出演:スティーブン・ストレイト/カミーラ・ベル

狩猟部族ヤガル族の狩人デレーは、父親が部族を捨てて去ったことにより、周りからはみ出し者扱いされていた。そんな彼は同じ孤独を抱えている少女エバレットと愛し合い、将来を誓い合っていた。そんなある日、デレーは単独でマンモスを倒したことで、勇者としての証である“白いヤリ”を与えられ、エバレットとの結婚も許されるが、謎の集団によってエバレットが拉致されてしまう。デレーはヤガル族の賢者ティクティクらとエバレット救出の旅に出るが・・・。

紀元前1万年を舞台にしたスペクタル映画。CGによるマンモスやサーベルタイガーはとてもリアルで、今更ながらCG技術の進歩に驚かされる。特にマンモスの大群はさすがにスクリーンで観ると圧巻!映像的には壮大で楽しめるものだったが、ストーリーは至って単純。敵も最初マンモスやサーベルタイガーと思いきや、彼らを奴隷としか見ていない王国だったあたりは、ほとんど「アポカリプト」と同じ。ラストの敵国との戦いはなかなか壮観だったが、エバレット救出のくだりはイマイチすっきりしないシナリオでがっかり。

劇場公開日 2008年4月26日



(キャスト一覧)
スティーブン・ストレイト(デレー)
カミーラ・ベル(エバレット)
クリフ・カーティス(ティクティク)
オマー・シャリフ


  1. 洋画-き
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-04

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

★★★★
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
鑑賞No:01538
原題:There Will Be Blood
製作:2007年/アメリカ/158分
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ダニエル・デイ=ルイス/ポール・ダノ

20世紀初頭のアメリカ。リトル・ボストンの地下に石油が眠っている情報を得た掘削者のダニエルは周辺の土地を安価で買いあさり、石油採掘で一儲けしようと画策していた。だが、地元のカリスマ牧師イーライとの反目や掘削中の事故などにより、次第に狂気を帯びてくる・・・。

ダニエル・デイ=ルイスが第80回アカデミー賞主演男優賞を受賞した作品。実在の石油王をモデルにした小説を基に、石油に夢をかけた男が次第に常軌を逸していく様を描く。ダニエル・デイ=ルイスは流石と思わせる演技を見せている。頑固で非常な一面をみせるものの、石油掘削に賭ける野望に対する不屈の精神は見上げたもの。息子や自称弟ですら、石油掘削に利用し、不要となると容赦なく切り捨てるといった、一代で事業を成す男の姿を垣間見せるものとなっている。一方、彼と対立する牧師は信念と過剰なまでの信仰心のある人物のように描かれているが、ラストでそれが偽善であることが分かると、ダニエルによる報復はすざまじい。ストーリー自体は決して面白いといえない面があるが、ダニエル・デイ=ルイスの一人芝居ではないかとも思える彼の演技によるインパクトは凄い。本作がアカデミーの作品賞を取れなかったのに、主演男優賞は獲得した理由が、本作を観て初めて分かった気がした。

劇場公開日 2008年4月26日



(キャスト一覧)
ダニエル・デイ=ルイス
ポール・ダノ
ケビン・J・オコナー
キアラン・ハインズ
ディロン・フレイジャー
ラッセル・ハーバード
ランダル・カーバー


  1. 洋画-せ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-03

グラディエーター

★★★★
グラディエーター
鑑賞No:00950
原題:Gladiator
製作:2000年/アメリカ/155分
監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ/ホアキン・フェニックス

西暦180年、皇帝に絶大な信頼を置かれていた歴戦の勇者マキシマスは、遠征先のゲルマニアの地で、皇帝マルクス・アウレリウスから次期皇帝の座を託したいと要請を受ける。だが、これを知った野心家の皇帝の息子コモドゥスは、老父をひそかに殺して自ら後継者を宣言する。罠にはまったマキシマスは、処刑の危機に陥る・・・・。

古代ローマを舞台にした久々のスペタクル映画といった感じ。主演のラッセル・クロウは勇者マキシマスを演じるために18kg減量して筋肉をつけたらしい。その努力は見事にスクリーンに現れている。またCGや壮大なセットもすばらしい。これにより、古代ローマの荘厳さがスクリーンに甦ったようだった。ストーリーはわりと陳腐かもしれないが、それがかえって素直に感動できる。そしてやっぱり戦闘シーンでしょうか。迫力があり、見ごたえがある戦闘シーンは手に汗握る面白い作品でした。

劇場公開日 2000年6月17日



(キャスト一覧)
ラッセル・クロウ(Maximus)
ホアキン・フェニックス(Commodus)
コニー・ニールセン(Lucilla)
オリバー・リード(Proximo)
リチャード・ハリス(Marcus Aurelius)
デレク・ジャコビ(Gracchus)
ジャイモン・フンスー(Juba)


  1. 洋画-く
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-02

ソウ4

★★
ソウ4
鑑賞No:01534
原題:Saw IV
製作:2007年/アメリカ/93分
監督:ダーレン・リン・バウズマン
出演:トビン・ベル/リリク・ベント/コスタス・マンディラー

「ソウ3」で死んだジグソウの遺体からメッセージテープが発見される。それはホフマン刑事に宛てた死のゲームの継続メッセージだった。ジグソウに共犯者がいると推理したホフマン刑事たちはただちに捜査を始める。一方、仲間が次々とジグソウの犠牲となっていたSWAT隊長リッグは何者かに襲われ、新たなゲームに強制的に参加させられる。それはホフマン刑事と失踪中のエリック刑事を救うためのゲームだった・・・。

人気シリーズの第4弾。本作ではジョン・クレイマーが殺人鬼ジグソウになっていく過程も描かれているという点で今までとはチョット違う側面を持っている。しかしながらストーリーは複雑になっており、はっきりいってよく分からない。登場人物もあまり特徴がなく、人物の区別すら難しく、より混乱させられる。仕組まれるトラップはだんだん巧妙になり、残虐性は最恐ともいえるが、それによって作品の価値を高めるには至っていない。第1作の、シンプルだが謎めいたトラップ、ストーリー展開、衝撃のラストが良すぎた分、それを超えるのはやはり難しそうで、どうも残虐性だけに走っているようにしか思えない内容だった。

劇場公開日 2007年11月17日



(キャスト一覧)
トビン・ベル
スコット・パターソン
ベッツィ・ラッセル
コスタス・マンディラー
リリク・ベント
アスィナ・カーカニス
ジャスティン・ルイス
サイモン・レイノルズ
マリク・リアルバ
マーティ・アダムズ


  1. 洋画-そ
  2. TB(0)
  3. CM(0)

2016-02-01

at Home アットホーム

★★★★
at Home アットホーム
鑑賞No:02763
製作:2015年/日本/110分
監督:蝶野博
出演:竹野内豊/松雪泰子/坂口健太郎/黒島結菜

両親に長男、長女、次男の5人で暮らす森山家。一見するとどこにでもある平凡な家庭だが、彼らに血のつながりはなく、父は空き巣、母は結婚詐欺師、長男も偽造職人と、全員が犯罪で生計を立てている。ある夜、ターゲットと食事に出かけた母の詐欺がばれ、誘拐されてしまう。和彦は家族を守るため、ある決断を下す・・・・。

本多孝好の人気小説の映画化。小説は読んでいないのでどのように書かれているか分からないが、映画の方は時間軸を戻して事実を明かしていく、いわゆる「逆行映画」に分類される映画だと思う。よって、前半は少々分かりにくい。私の場合はろくにあらすじも知らず、いきなり観始めたので、何の映画だろう? なんだこの家族は?といった戸惑いで一杯だった。やがて、家族は皆、他人同士の集まりで、しかも犯罪者の集まりであることが分かってくる。すると、次に違和感というか、リアリティに疑問が出てくる。どういうこと?どういう家族なの?なんで家族なの?と思ってしまう。クライマックスは中盤にいきなりやってきて驚かされるが、そこから逆行が始まり、これまでの疑問が明かされていくという構成になっており、やっと納得できる。5人が家族になる経緯はやや不自然さもあるが、本当の家族とは何かを問われる作品だ。

劇場公開日 2015年8月22日



(キャスト一覧)
竹野内豊(和彦)
松雪泰子(皐月)
坂口健太郎(淳)
黒島結菜(明日香)
池田優斗(隆史)
村本大輔(ミツル)
千原せいじ
板尾創路
國村隼(ゲンジ)


  1. 邦画-あ
  2. TB(0)
  3. CM(0)