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2016-03-31

グッド・シェパード

★★★+
グッド・シェパード
鑑賞No:01439
原題:The Good Shepherd
製作:2006年/アメリカ/165分
監督:ロバート・デ・ニーロ
出演:マット・デイモン/アンジェリーナ・ジョリー

1961年、キューバ・カストロ政権の転覆を狙ったCIAのピッグス湾上陸作戦が失敗する。作戦の指揮を執っていた謀報員エドワードは内通者がいたことを示す証拠物件を受け取るが・・・。時はさかのぼり、第二次世界大戦前夜。イエール大学に在学していたエドワードは、FBIからナチス協力容疑のある教授の調査を頼まれ見事完遂する。その後、学内エリートで構成される秘密結社のメンバーとなり、その関係で対外謀報活動の一員への道を進み始める・・・。

CIA最大の汚職事件といわれる“ピッグス湾事件”をモチーフにした、ロバート・デ・ニーロの監督第2作。3時間近い映画で前半やや中だるみしがちだが、前半の伏線が後半うまくつながっていき、後半からラストにかけては楽しめた。ただ時間軸が次々と変わるため、よく観ていないと分からなくなる箇所もあった。というのもマット・デイモンもアンジェリーナ・ジョリーも年月が変わってもあまり年を取ったイメージに見えないから・・・。マット・デイモンの演技はよかったが、勝手についたイメージなのか、CIAという影・謎・秘密のイメージとマット・デイモンはややマッチングしていないようにも思えた。(個人的偏見ではあるが・・・)意外なラストも用意されており最後まで楽しめるものの、テーマ的にやや重い感じのする映画。「ゴッドファーザー」を彷彿させるシーンのある映画だが、製作総指揮にコッポラ、監督がデニーロなら納得か。

劇場公開日 2007年10月20日



(キャスト一覧)
マット・デイモン
アンジェリーナ・ジョリー
ロバート・デ・ニーロ
ビリー・クラダップ
ウィリアム・ハート
ジョー・ペシ
ジョン・タトゥーロ
マイケル・ガンボン
アレック・ボールドウィン
エディ・レッドメイン


  1. 洋画-く

2016-03-30

CUBE

★★★★+
CUBE.jpg
鑑賞No:00791
原題:Cube
製作:1997年/カナダ/91分
監督:ビンチェンゾ・ナタリ
出演:モーリス・ディーン・ウイント/ニコール・デ・ボア

ある日、突然謎の立方体空間に閉じ込められた、警官、女医、女子大生ら6人の男女。なぜ閉じ込められたか不明のまま、いくつもの部屋の集合体である巨大なキューブ状の建物のからの脱出を図るため唯一の脱出口を目指して部屋を移動していく・・・。

謎の立方体空間からの脱出を図る男女の姿を描く異色サスペンス。斬新な発想と最後まで飽きさせない展開・緊張感には度肝を抜かれた。冒頭から観るものを惹きつけているのは、変な人物紹介や何故ここに閉じ込められたかといった説明を省き、いきなり本題に入っている点。謎は多少気になるものの、この展開の中では謎は些事であり、逆に下手な説明をされて話を台無しにするよりは何も語らない方が却ってミステリアスだったと思う。今までのハリウッド映画と一線を画す映画だなと思っていたら、カナダ映画ということを知り納得。

劇場公開日 1998年9月12日



(キャスト一覧)
モーリス・ディーン・ウィン(Quentin)
ニコール・デ・ボア(Leaven)
ニッキー・グァダーニ(Holloway)
デビッド・ヒューレット(Worth)
アンドリュー・ミラー(Kazan)
ウェイン・ロブソン(Rennes)
ジュリアン・リッチングス(Alderson)


  1. 洋画-き

2016-03-29

ストレンジャー・コール

★+
ストレンジャー・コール
鑑賞No:01453
原題:When a Stranger Calls
製作:2006年/アメリカ/87分
監督:サイモン・ウエスト
出演:カミーラ・ベル/ケイティ・キャシディ

女子高生のジルはベビーシッターとしてある豪邸の留守を預かることになる。家主夫婦は外出し、子供たちも寝静まっていることもあり、一人家の中でくつろぐジルだったが、そんなところに不審な無言電話がかかってくる。ジルは警察に逆探知を頼むが、発信元は邸内にいることが分かる・・・。

アメリカの有名な都市伝説を映画化した1979年製作の「夕暮れにベルが鳴る」のリメイク版。怖くもなく、あまりにもシンプルなストーリーでひねりもなく、何なの?と言わざるを得ない作品。終盤まで犯人が現れず、電話を中心とした音だけで怖がらせようとしていたが、無理があったよう。仕掛けもすべて犯人につながるものではなく、友達の仕業だったり、猫の仕業だったりと肩透かしも多く、盛り上がりかけた恐怖感が何度となく冷めるといった悪循環が目立った。結局、終盤に何の説明もなく現れたよく分からない犯人の、よく分からない犯行ということで終わり、冒頭の伏線の意味も分からず、ラストの意味深かと思いきやなんのことはない終わり方といい、消化不良を通り越して「何だこれは!」という気持ちにさせられた映画。1979年製作版は観ていないが、リメイクされたのは1979年版の前半のみらしいので、1979年版はもう少し内容がありそう。この映画で救いだったのは、ジル役を演じたカミーラ・ベルが可愛かった点ぐらいか。

劇場公開日 2007年6月16日



(キャスト一覧)
カミーラ・ベル(ジル・ジョンソン)
ケイティ・キャシディ(ティファニー)
ブライアン・ジェラティ(ボビー)
トミー・フラナガン(ストレンジャー)


  1. 洋画-す

2016-03-28

ステルス

★★★+
ステルス
鑑賞No:01461
原題:Stealth
製作:2005年/アメリカ/120分
監督:ロブ・コーエン
出演:ジョシュ・ルーカス/ジェシカ・ビール/ジェイミー・フォックス

米海軍が極秘に進めているテロ対策プロジェクトに選ばれた若き3人のパイロット。さらにこの3人に新たな仲間が加わることになる。その仲間とは最新鋭の人工頭脳を持つ無人のステルス戦闘機だった。この4機が訓練中、急遽任務が与えられるが・・・。

ミリタリーものにはあまり関心や知識がないので普段は多少敬遠しているが、本作はそんな知識がなくても十分楽しめる(知識があればより楽しめると思うが・・・)。内容は別にして、迫力ある戦闘シーンは劇場向き。内容はそんなに深いものではなかったが、テンポのよさで補っていたよう。米海軍内の対立、あるいは人と人工知能の対決かと思いきや、最後は悪役は北朝鮮にすり替わっているあたり、要領よく纏めた典型的なアメリカ映画といった感じ。

劇場公開日 2005年10月8日



(キャスト一覧)
ジョシュ・ルーカス(ベン・ギャノン)
ジェシカ・ビール(カーラ・ウェイド)
ジェイミー・フォックス(ヘンリー・パーセル)
サム・シェパード(ジョージ・カミングス)
ジョー・モートン(ディック・マーシュフィールド)
リチャード・ロクスバーグ(キース・オービット)


  1. 洋画-す

2016-03-27

図書館戦争 THE LAST MISSION

★★★
図書館戦争 THE LAST MISSION
鑑賞No:02776
製作:2015年/日本/120分
監督:佐藤信介
出演:岡田准一/榮倉奈々/田中圭/福士蒼汰

ある日、図書隊・特殊部隊(タスクフォース)の堂上篤らに、この世に1冊しか存在しない「図書館法規要覧」の一般展示が行われる芸術の祭典の会場を警備せよとの指令が下される。ごく簡単な任務に思われたが、その指令の裏には、図書隊の解散を目論む手塚光の兄・慧が仕掛けた罠が潜んでいた・・・・。

前作の感想でも書いたが、どうも日本が舞台としては現実感のない作品。内戦状態ともいえる無法地帯の日本という設定がどうしてもついていけないのだ。このような設定になった納得のいく理由があればまだしも、それもない。説得力のない設定の中で、エンターテイメント性だけを追求した作品にしか見えないのは残念。そんな中、ラブ・ストーリーの要素もあるが、それも何か安っぽい感じは否めない。本を守るために人と人が殺し合うという内容で、愛や恋を語るのもどうかと思う。本より人命の方が安っぽく描かれているのに・・・。ただ、メディア規制に対しては否定できない面もある。言論の自由を楯に取ったマスコミの横暴と無責任さ、そして情報社会の名のもと、これこそ無法地帯ともいえるネットの世界。もしかすると、それらに対するメッセージなのかも。

劇場公開日 2015年10月10日



(キャスト一覧)
岡田准一(堂上篤)
榮倉奈々(笠原郁)
田中圭(小牧幹久)
福士蒼汰(手塚光)
西田尚美(折口マキ)
橋本じゅん(玄田竜助)
土屋太鳳(中澤毬江)
松坂桃李(手塚慧)
栗山千明(柴崎麻子)
石坂浩二(仁科巌)
中村蒼(朝比奈修二)
鈴木達央


  1. 邦画-と

2016-03-26

トワイライトゾーン/超次元の体験

★★★
トワイライトゾーン
鑑賞No:00161
原題:Twilight Zone The Movie
製作:1983年/アメリカ/101分
監督:スティーブン・スピルバーグ他
出演:ビッグ・モロー/ダン・エイクロイド

アメリカで人気のTVシリーズ「ミステリー・ゾーン」の映画化で、4話からなるオムニバス・ファンタジー映画。
《第1話》
人種差別の激しい男が時空を超えて差別を体験する話。
《第2話》
魔法のカンにより、老人ホームの老人たちが若さを取り戻す話。
《第3話》
何でも願いがかなう超能力少年の話。
《第4話》
飛行機恐怖症の男が上空で体験した恐怖の話。

どのエピソードもコンパクトにまとまっており、それぞれ特徴があって面白い。ただし、オリジナルの脚本はもっと良かったらしい。それも、撮影中の事故(第1話に出演のビッグ・モローと2人の子役がヘリコプター墜落事故で死亡)の影響でストーリーーが変更になったためのようである。

劇場公開日 1984年2月18日



(キャスト一覧)
バージェス・メレディス(Narrator)
ダン・エイクロイド(Passenger)
アルバート・ブルックス(Driber)
ビック・モロー(Bill)
ダグ・マクグラス(Larry)
チャールズ・ハラハン(Ray)
スキャットマン・クローザース(Mr.Bloom)
ビル・クイン(Mr.Conroy)
マーティン・ガーナー(Mr.Weinstein)
セルマ・ダイアモンド(Mrs.Weinstein)
ヘレン・ショウ(Mrs.Dempsey)
マレイ・マシスン(Mr.Agee)
ピーター・ブロッコ(Mr.Mute)
プリシラ・ポインター(Miss_Cox)
エバン・リチャーズ(Young_Mr.Agee)
キャスリーン・クインラン(Helen_Foley)
ジェレミー・ライト(Anthony)
ケビン・マッカーシー(Uncle_Walt)
パトリシア・バリー(Mother)
ウィリアム・シャラート(Father)
ナンシー・カートライト(Ethel)
ディック・ミラー(Walter_Paisley)
ビル・マミー(Tim)
ジョン・リスゴー(Valentine)
アッベ・レイン(Sr.Stewardess)
ドナ・ディクソン(Jr.Stewardess)
ジョン・デニス・ジョンストン(Co-Pilot)
ラリー・シーダー(Creature)
チャールズ・ナップ(Sky_Marshall)


  1. 洋画-と

2016-03-25

34丁目の奇跡

★★★+
34丁目の奇跡
鑑賞No:00560
原題:Miracle on 34th Street
製作:1994年/アメリカ/114分
監督:レス・メイフィールド
出演:リチャード・アッテンボロー/エリザベス・パーキンス

ニューヨークのメイシー百貨店のクリスマス恒例イベントである街頭パレード。しかし、サンタ役の男が酔いつぶれ、イベント責任者は大弱りだった。そんなところに、白い髭の太った老人が現れ、自分が本物のサンタクロースだと主張する。イベント責任者はこの老人を雇い、イベントは大成功。だが、これを苦々しく思うライバルでパートはこの老人を精神異常者に仕立て上げようとする・・・。

1947年に製作された同名映画のリメイク版。クリスマス映画といえば本作の名が挙がるほどの定番映画。我が子もすでにサンタクロースの存在を信じない年頃になりましたが、大人になっても夢は持ち続けたいいと思わせる作品。あまり考えずに、素直な気持ちで観れるかどうかが、この映画を楽しめるかどうかにかかっているようです。「大脱走」では多少印象の悪い役を演じていたリチャード・アッテンボローですが、まさにサンタクロース役は適役でしたね。一度は子供に観せたい映画。

劇場公開日 1994年12月10日



(キャスト一覧)
リチャード・アッテンボロー(Kriss Kringle)
エリザベス・パーキンス(Dorey Walker)
ディラン・マクダーモット(Bryan Bedford)
J・T・ウォルシュ(Ed Collins)
ジェームズ・レマー(Jack Duff)
ジェーン・リーブス(Alberta Leonard)
サイモン・ジョーンズ(Shellhammer)
ウィリアム・ウィンダム(C.F. Cole)
マーラ・ウィルソン(Susan Walker)
ロバート・プロスキー(Judge Harper)


  1. 洋画-さ

2016-03-24

ジングル・オール・ザ・ウェイ

★★★
ジングル・オール・ザ・ウェイ
鑑賞No:00670
原題:Jingle All The Way
製作:1996年/アメリカ/90分
監督:ブライアン・レヴァント
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/シンバッド

いつもは仕事に追われ家庭を顧みないハワードだが、8歳の息子ジェイミーの機嫌を取るためにクリスマスプレゼントにターボマン人形を買ってくることを約束する。しかし、相変わらず忙しさにかまけてイヴ当日までターボマン人形のことを忘れていた。慌てて買いに行くが、ターボマン人形は大変な人気で、どこに行っても売り切れ状態。息子との約束を守るため、ハワードは人形を求め奔走することになる・・・。

ありきたりなコメディながら、子供のために奔走する父親の姿には、同じ子を持つ父親としてとても共感できる映画。今ではカリフォルニア州知事となったシュワちゃんだが、得意の肉体派演技ではなく、あまり得意ではないコメディで、それなりの好演をしている。サンタの存在を信じている子供も、すでにサンタの存在を信じていない子供も、クリスマスまでに家族一緒で見てもらいたい映画。

劇場公開日 1996年12月14日



(キャスト一覧)
アーノルド・シュワルツェネッガー(Howard Langston)
シンバッド(Myron Larabee_)
フィル・ハートマン(Ted Maltin)
リタ・ウィルソン(Liz Langston)
ロバート・コンラッド(OfficerHummell)
ジェームズ・ベルーシ(Santa Claus)
ジェイク・ロイド(Jamie Langston)


  1. 洋画-し

2016-03-23

女帝 エンペラー

★★★★
女帝エンペラー
鑑賞No:01463
原題:The Banquet
製作:2006年/中国/131分
監督:フォン・シャオガン
出演:チャン・ツィイー/ダニエル・ウー/グォ・ヨウ

五代十国時代の中国。小国同士で覇権争いが続く中、ある皇室で皇帝が義弟によって暗殺される。残された皇后ワンは皇太子ウールアンを守るため、屈辱を押し殺し、新帝となった義弟リーに嫁ぐ。一方、ワンへの思いを断ち切るために隠遁生活を送っていた皇太子ウールアンは父の死を知って、復讐のため帰京する・・・。

シェイクスピアの四大悲劇のひとつ「ハムレット」をベースとした、チャン・ツィイー主演の歴史ドラマ。チェン・ツィイーの可憐な美しさながら凛とした態度の演技はとてもよく、ヌードも辞さない演技に本作に対する並々ならぬ意気込みは感じられた。ただ映像も綺麗だが、ワイヤーアクションはやや現実離れしたやりすぎのところがあり、リアリティに欠けていた。殺陣シーンはリアルながら、「300<スリー・ハンドレッド>」でも感じたが、スローシーンが多く、ややだらける。ストーリーもやや分かりにくい部分があり(人物が描ききれていない?)、全体的に冗長な感じは拭えなかったが、まずまず楽しめた。復讐計画を実行する夜宴のシーンはなかなか緊張できた分、ラストはいただけない終わり方で少々落胆した。

劇場公開日 2007年6月2日



(キャスト一覧)
グォ・ヨウ(リー)
ジョウ・シュン(チンニー)
ダニエル・ウー(ウールアン)
ホァン・シャオミン
リー・ビンビン
マー・チンウー


  1. 洋画-し

2016-03-22

チャーリーとチョコレート工場

★★★
チャーリーとチョコレート工場
鑑賞No:01284
原題:Charlie and the Chocolate Factory
製作:2005年/アメリカ/115分
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ/フレディ・ハイモア

チャーリー少年の楽しみは、年に一度、誕生日に買ってもらえる“ウォンカ”のチョコレートだった。だが、世界的にも大人気の“ウォッカ”のチョコレートだったが、工場の人や工場の中を見た人はいなかった。
そんなある日ウォンカ氏が、工場内に5人の子供を招待すると発表した。そしてチャーリーは拾ったお金で買った“ウォンカ”チョコレートに幸運のゴールデンチケットが入っていたため、工場に招待されることに・・・。

ロアルド・ダールの児童文学「チョコレート工場の秘密」の映画化。本作は1971年に「夢のチョコレート工場」というタイトルで映画化されている。大人向けのファンタジー映画のような紹介もされていた記憶があるが、やはり子供向け(ファミリー向け)のよう。はっきり言って面白い作品とは言いがたい点もありますが、原色系たっぷりの映像は奇麗を通り越して網膜に鮮明に残った。出てくるキャラクターもそれなりに面白いが、原作を読んでいないので、何が起こるのか?というワクワク感がよかった(結局、期待したほど大したことは起こらないが・・・)。「パイレーツ・オブ・カリビアン」の時とはかなり違うジョニー・デップのイメージは必見。

劇場公開日 2005年9月10日



(キャスト一覧)
ジョニー・デップ(ウィリー・ウォンカ)
フレディ・ハイモア(チャーリー・バケット)
デビッド・ケリー(ジョーじいちゃん)
ヘレナ・ボナム・カーター(バケット夫人)
ノア・テイラー(バケット氏)
クリストファー・リー(ドクター・ウォンカ)
アナソフィア・ロブ(バイオレット・ボーレガード)


  1. 洋画-ち

2016-03-21

包帯クラブ

★★★★
包帯クラブ
鑑賞No:01498
製作:2007年/日本/118分
監督:堤幸彦
出演:柳楽優弥/石原さとみ/貫地谷しほり/田中圭

高校生のワラは偶然知り合った少年ディノとのやりとりをきっかけに、タンシオやギモたちと“包帯クラブ”を始める。“包帯クラブ”とは、自分が傷ついた出来事をインターネットサイトに投稿してもらい、その傷ついた場所に包帯を巻き、その写真をメールで投稿者に送るというものだった。自分に自信が持てず、絶望感すら抱いていた彼らは、この活動に充実感を覚えていくが・・・。

天童荒太の同名小説の映画化。ささやかだが他人のために何かをする、他人の痛みを少しでも自分のものとして感じ癒そうとする彼らの行為は、現代人に欠けている“他人への思いやり”というコミュニケーションにおける基本的なアイテムの大切さを訴えているかのように思えた。“包帯クラブ”のメンバーも、他人の痛みを癒しながら、それぞれ内に秘めた傷を抱えており、活動に並行してそれが明らかになっていく展開も非常によかった。ディノ役の柳楽優弥が話すぎこちない関西弁が変に鼻に付いたが、それも設定のうちだったので、一応納得。それにしても「誰も知らない」以降、どちらかと言うと寡黙な少年を演じ続けてきた彼にとって本作は新境地開拓となる作品だったような印象を受けた。同様に(個人的には)可憐なイメージのある石原さとみの演技も、イメージを打ち破るような演技で驚いた。

劇場公開日 2007年9月15日



(キャスト一覧)
柳楽優弥
石原さとみ
田中圭
貫地谷しほり
関めぐみ
佐藤千亜妃
原田美枝子
風吹ジュン
岡本麗
大島蓉子
国広富之
塩見三省


  1. 邦画-ほ

2016-03-20

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

★★★
マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
鑑賞No:01497
原題:Mr. Magorium's Wonder Emporium
製作:2007年/アメリカ/93分
監督:ザック・ヘルム
出演:ダスティン・ホフマン/ナタリー・ポートマン

マゴリアムおじさんが営むおもちゃ屋はちょっと不思議なおもちゃ屋で、町の子供たちからも大人気だった。それもそのはず、マゴリアムおじさんは魔法を使うことができ、それで子供たちの夢を叶えていたのだ。そんなある日、243歳のマゴリアムおじさんは、店を支配人のモリーに譲って引退すると言い出す。魔法も使えず、ピアニストになる夢を持っていたモリーは困惑し、店のおもちゃたちも抗議し始める・・・。

ストーリー的には極めて単純で判りやすいが、その分深みは感じられなかった。それは、余計な説明は極力省かれているせいもあるが、色々な疑問が残るやや消化不良感の残る作品となった。映像的には鮮やかで奇麗だったし、子供向けっぽい映画だが、あまり小さい子にはわかりにくいかも。ダスティン・ホフマンはさすがの演技だったが、全体的にイマイチ描ききれていない盛り上がりにも深みにも欠けるのが残念。

劇場公開日 2008年2月16日



(キャスト一覧)
ダスティン・ホフマン(エドワード・マゴリアム)
ナタリー・ポートマン(モリー・マホーニー)
ジェイソン・ベイトマン(ヘンリー・ウェストン)
ザック・ミルズ(エリック・アップルバウム)


  1. 洋画-ま

2016-03-19

さよならゲーム

★★★★
さよならゲーム
鑑賞No:01582
原題:Bull Durham
製作:1988年/アメリカ/107分
監督:ロン・シェルトン
出演:ケヴィン・コスナー/スーザン・サランドン/ティム・ロビンス

マイナーリーグのダラハム・ブルスは万年Bクラスのチームだったが、英語教師のアニーはこのチームの熱狂的なファンで、毎年有望選手を公私共に世話していた。そんな彼女が今年目をつけたのが、今年からブルスにやってきたキャリア12年の捕手クラッシュだった。クラッシュは150キロ以上の速球を投げる新人投手カルヴィンの教育係りとして雇われたのだが、彼はアニーの申し出を断り、カルヴィンに譲ることに・・・・。

野球映画のサクセスストーリーとしてはノーマルな展開だが、それなりに楽しめる作品。製作が20年前ということで、ケヴィン・コスナーもティム・ロビンスも若く爽やかなのは好印象。一方いただけないのはスーザン・サランドン。20年前でも若さを感じられず、なんであんなオバちゃんを2人の色男が取り合い、まして新人投手役のティム・ロビンスが溺れていくのか理解に苦しんだ。テーマが、野球を題材にこの3人の三角関係を描くのがメインの目的なら仕方ないが、もう少し「ナチュラル」のような波乱万丈さがあったり、「フィールド・オブ・ドリームス」のような感動があるストーリーが欲しかった。

劇場公開日 1988年9月23日



(キャスト一覧)
ケビン・コスナー(Crash_Davis)
スーザン・サランドン(Annie_Savoy)
ティム・ロビンス(Nuke_Laloosh)
トレイ・ウィルソン(Skip)
ロバート・ウール(Larry)
Jenny Robertson(Millie)
Max Patkin(Max_Patkin)
ウィリアム・オリアリー(Jimmy)


  1. 洋画-さ

2016-03-18

アンフェア the end

★★★+
アンフェア the end
鑑賞No:02775
製作:2015年/日本/108分
監督:佐藤嗣麻子
出演:篠原涼子/永山絢斗/阿部サダヲ/加藤雅也

国家を裏で操る権力組織から機密データを手に入れることに成功した警視庁捜査一課刑事・雪平夏見は、ある人物の転落死亡現場で「アンフェアなのは誰か?」という一枚の栞を見つける。それは、10年前の「推理小説事件」から始まる一連の事件で使用されたものと同一の栞だった。さらに、事件の犯人たちを結びつけていた「×サイト」も復活していたことが判明。やがて雪平を巻き込む新たな事件が発生するが、雪平は亡き父が目指した警察内部の浄化を成し遂げるため奔走する・・・・。

シリーズ3部作の完結編。しかし、その前のTVシリーズは観ておらず、映画1作目、2作目は観たものの、結構間があいたので、ほとんどつながりが分からない(あるいは忘れた)まま、本作を観た。よって前半はあまり入り込めなかった。また、通常の警察モノの構図である、警察(刑事)VS犯人という構図はこのシリーズにはなく、テーマが警察の不正を暴くと言っているように警察内部での話になっている。だからたとえフィクションであっても、こんなのあり?といったシーンも多く、リアルさには欠ける冒険的な作品。完結編ということで主要なキャストは皆殺しにしてしまおうといった安易な演出が見られる反面、意外と結局は死なないといった未練がましいチグハグな演出も見受けられた。

劇場公開日 2015年9月5日



(キャスト一覧)
篠原涼子(雪平夏見)
永山絢斗(津島直紀)
阿部サダヲ(小久保祐二)
加藤雅也(三上薫)
向井地美音(雪平美央)
吉田鋼太郎(特捜部長)
AKIRA(武部将臣)
寺島進(山路哲夫)
佐藤浩市(一条道孝)


  1. 邦画-あ

2016-03-17

バケモノの子

★★★
バケモノの子
鑑賞No:02774
製作:2015年/日本/119分
監督:細田守
声の出演:役所広司/宮崎あおい/染谷将太/広瀬すず

バケモノが住む“渋天街”に迷い込んだ一人ぼっちの少年九太は、強さを求めて乱暴者のバケモノ熊徹の弟子になる。彼のもとで厳しい修行を積み、たくましい青年へと成長した九太は、久しぶりに戻った人間界で同い年の少女、楓と出会う。彼女との出会いを通じ、新たな世界を知ったことで、自分らしい生き方を模索し始める九太だったが、そんな時、人間界と渋天街を崩壊させかねない大事件が起こる・・・・。

冒険、友情、絆などあらゆる要素が詰め込まれたドラマとの評価がされた作品だが、思ったほど感動的な作品ではなく、つまらなくはなかったが、かといってのめり込める作品でもなかった。ただ、色々な視点から観れる作品で、私の場合、バケモノの視点から観るのが最も共感できた。それは今、自分が2人の子供の父親であり、不安や悩みを抱えながら成長している子供たちに自分が何ができるかということを考えさせられる点で熊徹と同じ立場になるからだろうと思う。映像はきれいで生き生きとしており、何よりも実際の渋谷をリアルに再現した映像には驚かされた。

劇場公開日 2015年7月11日



(キャスト一覧)
役所広司(熊徹)
宮崎あおい(九太(少年期))
染谷将太(九太(青年期))
広瀬すず(楓)
山路和弘(猪王山)
宮野真守(一郎彦(青年期))
山口勝平(二郎丸(青年期))
長塚圭史(九太の父)
麻生久美子(九太の母)
黒木華(一郎彦(少年期))
諸星すみれ(チコ)
大野百花(二郎丸(少年期))
津川雅彦(宗師)
リリー・フランキー(百秋坊)
大泉洋(多々良)


  1. 邦画-は

2016-03-15

トップガン

★★★★
トップガン
鑑賞No:00159
原題:Top Gun
製作:1986年/アメリカ/110分
監督:トニー・スコット
出演:トム・クルーズ/ケニー・マクギリス

F14トムキャットのパイロット、マーヴェリックと相棒のグースがトップガンの仲間入りをすることになった。そして彼らの教官として紹介されたのが、チャーリーという美人の航空物理学の博士だった。やがてマーヴェリックとチャーリーは恋に落ちるが・・・。

世界最高のパイロットを養成する海軍航空隊基地で訓練を受ける別名“トップガン”たちの姿を描く。トムの演技力もマイチで、ストーリーも単純というかあまり面白みのないラブストーリではあるが、なぜか印象に残る映画であり、日本でも大ヒットした。私も劇場で観たが、やはりこの映画は劇場で観るべき。本物の戦闘機がものすごい轟音で飛び交う迫力はたまらない。バックで流れる音楽もよかった。映画そのものよりも戦闘機や音楽でもっている映画。ただ、当時無名のメグ・ライアンがグースの妻役で出演しているが、主演級のケニー・マクギリスより光って見えたのは私だけだろうか・・・?

劇場公開日 1986年12月6日







(キャスト一覧)
トム・クルーズ
ケリー・マクギリス
バル・キルマー
アンソニー・エドワーズ
トム・スケリット
マイケル・アイアンサイド
ジョン・ストックウェル
バリー・タブ
リック・ロソビッチ
ティム・ロビンス
クラレンス・ギルヤード・Jr.
ウィップ・ヒューブリー
ジェームズ・トルカン
メグ・ライアン
エイドリアン・パスダー


  1. 洋画-と

2016-03-14

タイタニック

★★★★★
タイタニック
鑑賞No:00695
原題:Titanic
製作:1997年/アメリカ/189分
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ウィンスレット

1500人の乗客と共に北大西洋の海の藻屑と消えた豪華客船タイタニック号。その引き揚げ作業が行われれる中、見つかった金庫の中から若い女性を描いた一枚の絵が見つかる。この様子を見ていた老婆ローズが、その絵のモデルは自分だと名乗り出、彼女がタイタニック号沈没事故の生存者であることが判明する。その彼女から当時の様子が語られ、沈没の模様が次第に明らかになっていく・・・。

アカデミー賞11部門を制覇したスペクタル超大作。20世紀最大の海難事故であるタイタニック号の沈没を描く。本作を最初に観たのは海外出張をしたときの飛行機の中だった。以来DVDやTVで何度となく観た。最初観たときの感動はだんだん薄れてきているものの、実際の事件であることと、3時間という長尺でありながら飽きさせないストーリー展開で何度観ても楽しめる。CG技術も素晴らしく、CGで再現されたタイタニック号やその船の中で動く人々など、当時の技術としては最高といえる映像で驚かされた。タイタニック沈没後、恋人のジャック(レオナルド・ディカプリオ)が力尽き海の中に消えた後も、執念で生き抜こうと救出船に向ってホイッスルを吹くローズには何度観ても涙がこみ上げてくる。もし観ていない人がいたら是非必見。

劇場公開日 1997年12月20日





(キャスト一覧)
レオナルド・ディカプリオ(Jack Dawson)
ケイト・ウィンスレット(Rose Dewitt Bukater)
ビリー・ゼイン(Cal Hockley)
キャシー・ベイツ(Molly Brown)
フランシス・フィッシャー(Ruth Dewitt Bukater)
ビル・パクストン(Brock Lovett)
バーナード・ヒル(Captain E. J. Smith)
ジョナサン・ハイド(J. Bruce Ismay)
ビクター・ガーバー(Thomas Andrews)
デビッド・ワーナー(Spicer Lavejoy)
ダニー・ヌッチ(Fabrizio De Rossi)
グロリア・スチュワート(Rose Colbert)
スージー・エイミス(Lizy)
ヨアン・グリフィズ(5th Officer Harold Lowe)
ジャネット・ゴールドスタイン(Irish Mommy)


  1. 洋画-た

2016-03-13

バックドラフト

★★★★
バックドラフト
鑑賞No:00180
原題:Backdraft
製作:1991年/アメリカ/136分
監督:ロン・ハワード
出演:カート・ラッセル/ウィリアム・ボールドウィン

殉職した父の後を継いで消防士になろうとシカゴに戻って来た弟。だが彼が配属されたのは兄が隊長を務める第17分隊だった。二人は徹底的に反目し合う。が、おりしもシカゴでは奇妙な爆発放火事件が続発。それは“バックドラフト”と呼ばれる逆気流現象を伴うものだった・・・・。

消防士兄弟の葛藤と日夜火災と戦い続ける男たちの群像を描いた大作ドラマ。アクション映画では爆破シーンはつきものだが、同じ火を扱っているとはいえ、火災シーンはまた違ったものだ。火災シーンでまず思い出すのは「タワーリング・インフェルノ」だが、本作はさらにリアルで恐怖が真に迫ってきます。ただ、この映画は単なる火災映画ではなく、兄弟愛も描いているし、放火犯探しというサスペンス要素もあり、ロマンスもあるといった多彩な内容です。

劇場公開日 1991年7月6日



(キャスト一覧)
カート・ラッセル(Stephen_McCaffrey)
ウィリアム・ボールドウィン(Brian_McCaffrey)
ロバート・デ・ニーロ(Donald_Rimgale)
スコット・グレム(Adcox)
ジェニファー・ジェイソン・リー(Jennifer)
レベッカ・デモーネイ(Helen)
ドナルド・サザーランド(Ronald)


  1. 洋画-は

2016-03-12

恋愛小説家

★★★
恋愛小説家
鑑賞No:00806
原題:As Good As It Gets
製作:1997年/アメリカ/138分
監督:ジェームズ・L・ブルックス
出演:ジャック・ニコルソン/ヘレン・ハント

マンハッタン。メルヴィン・ユドールは人気恋愛小説家だが、実生活の彼は中年を過ぎていまだ独身の、潔癖症で毒舌家の嫌われ者の変人だった。そんな彼だが、ある日隣人でゲイの画家サイモンの愛犬ヴァーデルをあずかる羽目に。街で拾ったモデルのヴィンセントの仲間がサイモンの部屋を荒らして、彼に重傷を負わせたためだった・・・・。

ジャック・ニコルソンというと、「カッコーの巣の上で」「シャイニング」「バットマン」でのジョーカー役など、精神的に問題のある人物を演じさせたらピカ一の俳優である。そんな映画と対極にあるともいえるラブストーリーには不向きなように思えるが、そこは貫録というか手慣れた演技で自身3度目となるアカデミー賞受賞という快挙をこの作品で達成している。ただ、ラブストーリーではあるが、異常に潔癖症の小説家という、癖のある嫌な中年男という設定はやはり普通ではなく、どこかいつもと通じるところはある。

劇場公開日 1998年4月11日



(キャスト一覧)
ジャック・ニコルソン(Melvin Udall)
ヘレン・ハント(Carol Connelly)
グレッグ・キニア(Simon Bishop)
キューバ・グッディング・Jr.(Frank Sachs)
スキート・ウールリッチ(Vincent)
シャーリー・ナイト(Beverly)
ジル(Verdell)
ジェシー・ジェームズ(Spencer Stone)
ハロルド・ライミス(Dr. Betts)


  1. 洋画-れ

2016-03-09

ファール・プレイ

★★★
ファール・プレイ
鑑賞No:00674
原題:Foul Play
製作:1978年/アメリカ/116分
監督:コリン・ヒギンズ
出演:ゴールディ・ホーン/チェビー・チェイス

図書館勤めの女性グロリアが知り合った男が、“ドワーフに気をつけろ”という言葉を残して殺害される。以来、彼女の身辺には、白色症の男がつきまとい始める。グロリアは、パーティで知り合った刑事トニーに助けを求めるが・・・・。

偶然ヒッチハイクの青年を車に乗せたことから、ごく平凡な若い女性がローマ法王暗殺計画に巻き込まれていくという、ヒッチコックの巻き込まれ型の作品ばりのサスペンス。ただ、単なるサスペンス映画ではない。主演がゴールディ・ホーンということで、彼女の持ち前の魅力を十分引き出したラブ・コメ要素がふんだんに盛り込まれている。さらにそのコメディタッチを共演のチェビー・チェイスやダドリー・ムーアが盛り立てる。見事な伏線が張り巡らされた脚本もよい。

劇場公開日 1979年1月13日



(キャスト一覧)
ゴールディ・ホーン(Gloria_Mundy)
チェビー・チェイス(Det._Tony_Carlson)
バージェス・メレディス(Landlord_Hennesey)
レイチェル・ロバーツ(Gerda_Casswell)
ユージン・ロッシュ(Archbishop)
ダドリー・ムーア(Stanley_Tibbets)
ブルース・ソロモン(Det._Scott)
マリリン・ソコル(Stella)
ブライアン・デネヒー(Det._Fergie)
チャック・マッキャン(Theatre_Manager)
ビリー・バーティ(Religious_Bookseller)
シリル・マグニン(Pope_pius)


  1. 洋画-ふ

2016-03-08

第3逃亡者

★★★★
第3逃亡者
鑑賞No:02742
原題:Young and Innocent
製作:1937年/イギリス/84分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ノバ・ピルブーム/デリック・デ・マーニイ

女優の殺害犯人として、現場に残されたコートから、ロバートという青年の名が上がった。だが彼は無実を主張、警察署長の娘エリカと共に逃走する。捜査の手をかわして逃げる二人は、事件の背後に意外な真相があることを突き止めるが・・・・。

ジョセフィン・テイの1936年の長編推理小説「ロウソクのために一シリングを」の映画化。ヒッチコック監督お得意の追われモノ。殺人事件の第一発見者だが、事件を通報しようとして現場を走り去ったことが逆に犯人として疑われることになる。だが、犯人だったら通報したのち犯行現場にのこのこ戻ってきたりはしないはずだが・・・?あとは無実の罪を証明するために、盗まれたコートを見つけ出すという単純なストーリーではあるが、ヒッチコックお決まり、お得意の追われモノにおけるドキドキ感は堪能できる。

劇場公開日 1977年1月8日

(キャスト一覧)
ノバ・ピルブーム
デリック・デ・マーニイ
エドワード・リグビー
パーシー・マーモント


  1. 洋画-た

2016-03-07

ふしだらな女

★★
ふしだらな女
鑑賞No:02739
原題:Easy Virtue
製作:1927年/イギリス/60分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:イザベル・ジーンズ/ロビン・アーヴィン

ローリタ・フィルトンは酔いどれの夫と離婚したあと、若い芸術家と恋をするが、彼を自殺に追いやったため、悪名を高めてしまった。やがて、ローリタはジョン・ホワイトタッカーという貴族の青年に出会い、再婚する。ジョンは彼女の過去についてなにも知らなかったが、ジョンの母親がローリタの過去を洗い出し、息子を離婚させる。そして、追い込まれたローリタは破滅する・・・・。

ヒッチコック初期の作品。よってサイレント映画なので、ちょっと判りにくく、観るのに根性がいる。幸いにも60分という短尺なのは良かったが、それでも結構長く感じた。サスペンスの神様と言われるヒッチコックだが、この作品はまだ初期のころの作品のせいもあって、サスペンス性は薄い。むしろストーリー、雰囲気はメロドラマのような感じ。ヒッチコック作品と期待して観るとちょっとガッカりするかも?

劇場未公開

(キャスト一覧)
イザベル・ジーンズ
ロビン・アーヴァイン
イアン・ハンター
フランク・エリオット


  1. 洋画-ふ

2016-03-06

バルカン超特急

★★★★+
バルカン超特急
鑑賞No:02738
原題:The Lady Vanishes
製作:1938年/イギリス/97分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ポール・ルーカス/マーガレット・ロックウッド

ロンドン行きの列車に乗り込んだアイリスは、ミス・フロイという老女と知り合う。しかし一眠りしたあと気がつくと彼女の姿がこつ然と消え、乗客のみんなが存在を否定する。魔術師や尼層、脳外科医など疑わしい連中ばかりの四面楚歌の状況下、1人の青年と共に彼女の捜索を始めるが・・・・。

走る列車の中から忽然と一人の老女が消えるが、主人公以外は誰もその老女を知らないという。いきなり目の離せない設定で、もうストーリーにくぎ付けになり、最後までドキドキの、ヒッチコックならでわの極上ミステリー。最初はタチの悪い男かと思った男が、ミステリーに巻き込まれた主人公をサポートする心強い紳士だったり、不思議なミステリーテイストだけかと思いきや銃撃戦があったり、それでも謎解きはスッキリさせてくれる内容であったり、飽きさせない作品。

劇場公開日 1976年11月13日



(キャスト一覧)
ポール・ルーカス
マーガレット・ロックウッド
マイケル・レッドグレーブ
デイム・メイ・ウィッティ


  1. 洋画-は

2016-03-05

恐喝

★★★
恐喝(ゆすり)
鑑賞No:02737
原題:Blackmail
製作:1929年/イギリス/82分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:アニー・オンドラ/サラ・オールグッド

恋人である刑事フランクと喧嘩したアリスは、偶然知り合った画家の男に誘われるがまま、彼の家について行く。ところが、男に襲われそうになったアリスは、誤って男を殺してしまう。捜査の中でアリスが犯人だと気づいたフランクはとっさに証拠を隠すが、事件の真相を知った男が2人を恐喝するようになり・・・・。

イギリス映画界初のトーキー映画となる、アルフレッド・ヒッチコック監督によるサスペンス作品。ストーリーとしては単純で、犯人は最初から明白で犯人当てではない。真相を知る謎の男からの恐喝に対する心理的恐怖を描いており、その緊張感は中盤から終盤にかけて切れることなく続く。ただ、フランクの反撃にあうと、意外と小心者の犯人は動揺し、恐喝を断念し、さらに逃げ出して最後は転落して死んでしまうという哀れさ。それで真相が闇の中になってしまうという結末はちょっと後味悪いが、すべてを見ていた絵画の男の目が「真実を知ってるぞ」と言わんばかりで意味深なラストは印象的。

劇場未公開

(キャスト一覧)
アニー・オンドラ
サラ・オールグッド
チャールズ・ペイトン
ジョン・ロングデン
ドナルド・カルスロップ
シリル・リチャード


  1. 洋画-ゆ

2016-03-04

パラダイン夫人の恋

★★★+
パラダイン夫人の恋
鑑賞No:02736
原題:The Paradine Case
製作:1947年/アメリカ/115分
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:グレゴリー・ペック/アン・トッド

夫殺しの容疑でパラダイン夫人の裁判が開かれた。事件を担当した弁護士キーンは、彼女のミステリアスな魅力の虜になり、無罪を勝ち取ろうと躍起になる。だが、彼女の内面に触れたとき、キーンは意外な事実を知る事になる・・・・。

アガサ・クリスティの「検察側の証人」を原作とした映画「情婦」を見た人は、その共通性を感じたと思う。それぐらい、設定やストーリーがよく似ており、先に「情婦」を観ていたため、この作品の先はある程度読めた。結果、予想通りの結末だったので、意外性はまったくない、フツーの作品に感じられてしまった。でも実はこっちの方が古いのよね。

劇場公開日 1953年2月24日



(キャスト一覧)
グレゴリー・ペック(Anthony_Keane)
アン・トッド(Gay_Keane)
チャールズ・ロートン(Lord_Horfield)
チャールズ・コバーン(Sir_Simon_Flaquer)
エセル・バリモア(Lady_Horfield)
ルイ・ジュールダン(Andre_Latour)
アリダ・バリ(Maddalena_Paradine)
ジョーン・テッツェル(Judy_Flaquer)
レオ・G・キャロル(Sir_Joseph_Farrell)
ジョン・ゴールズワージー(Lankin)
レスター・マシューズ(Inspector_Anbrose)
Patrick Aherne(Sergeant_Leggett)
Colin Hunter(Baker)
イソベル・エルソム(Proprietress at Inn)


  1. 洋画-は

2016-03-03

ミスティック・リバー

★★★
ミスティック・リバー
鑑賞No:01233
原題:Mystic River
製作:2003年/アメリカ/138分
監督:クリント・イーストウッド
出演:ショーン・ペン/ティム・ロビンス/ケビン・ベーコン

ジミー、デイブ、ショーンの3人の少年たちが路上で遊んでいると、警官を装った誘拐犯が現れデイブだけを連れ去り、監禁し陵辱する。それから25年後、ジミーの愛娘が殺害され、刑事となったショーンが捜査にあたり、容疑者としてデイブが挙げられるが・・・・。

デニス・ルヘインの同名ベストセラー小説を「L.A.コンフィデンシャル」の名手ブライアン・ヘレゲランドが脚本化したミステリー映画。子供の頃親しかった3人の少年が、25年後、ひとりは被害者の父、ひとりは刑事、ひとりは容疑者として再会するという、設定からして衝撃的で興味をそそられる。そしてこの事件に影響を及ぼす25年前の不幸な出来事との関係も描く。主要3キャストを実力派の俳優3人が演じることで見ごたえのある作品となっている。

劇場公開日 2004年1月10日



(キャスト一覧)
ショーン・ペン(ジミー・マーカム)
ティム・ロビンス(デイブ・ボイル)
ケビン・ベーコン(ショーン・ディバイン)
ローレンス・フィッシュバーン(ホワイティ・パワーズ)
マーシャ・ゲイ・ハーデン(セレステ・ボイル)
ローラ・リニー(アナベス・マーカム)
エミー・ロッサム(ケイティ・マーカム)


  1. 洋画-み

2016-03-02

愛という名の疑惑

★★★
愛という名の疑惑
鑑賞No:00374
原題:Final Analysis
製作:1992年/アメリカ/124分
監督:フィル・ジョアノー
出演:リチャード・ギア/キム・ベイシンガー/ユマ・サーマン

深層心理を研究している精神科医のアイザックが、患者の姉ヘザーと知り合って恋に落ちる。だが、彼女は夫殺しの容疑者として捕らえられてしまう。アイザックは、ヘザーに精神障害があるとして、無罪を主張するが・・・・。

ヒッチコックばりのサスペンス映画。二転三転するストーリーは面白いと言えば面白いが、思ったほどのミステリー感や緊張感はない。むしろこの映画は、キム・ベイシンガーとユマ・サーマン演じる姉妹が、精神科医を演じるリチャード・ギアを翻弄するところが見ものかもしれない。男とは単純な生き物、そして女とは怖い生き物ということを痛感させられます。

劇場公開日 1992年9月5日



(キャスト一覧)
リチャード・ギア(Issac_Barr)
キム・ベイシンガー(Heather_Evans)
ユマ・サーマン(Diana_Baylor)
エリック・ロバーツ(Jimmy_Evans)
ポール・ギルフォイル(Mike_O'Brien)
キース・デビッド(Detective_Huggins)
ロバート・ハーパー(Alan_Lowenthal)
アグスティン・ロドリゲス(Pepe_Carrero)


  1. 洋画-あ

2016-03-01

お散歩

★★★
お散歩
鑑賞No:02706
製作:2005年/日本/49分
監督:松田彰
出演:村田牧子/鍋山晋一

4カ月前に1度だけ関係を持って以来、毎週日曜日にだけお散歩をしてきた小春とナベ。歩きながら交わされるとりとめのない会話を中心に、友達以上恋人未満の2人の微妙な関係がリアルに浮き彫りになる・・・・。

一風変わった作品。登場人物は1組の男女のみ。2人とも名前も知らないような無名の役者さん。作風はドキュメンタリー風で、ほとんどのシーンは2人の散歩のシーンとそれぞれがインタビューに答えるシーンで構成されている。この会話からわかるのは、男女の恋愛観の典型的な違い。やはり男は理想的、空想的で甘い、女は現実的でシビアというのが、随所に伝わってくる。

劇場公開日 2006年7月22日



(キャスト一覧)
村田牧子
鍋山晋一


  1. 邦画-お