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2016-07-31

地球の静止する日 (1951年版)

★★★
地球の静止する日
鑑賞No:01667
原題:The Day the Earth Stood Still
製作:1951年/アメリカ/92分
監督:ロバート・ワイズ
出演:マイケル・レニー/パトリシア・ニール

ある日現れた奇怪な船体から降り立った男クラートゥ。彼は他の惑星から着たが危害は加えないと伝えるが、警備兵によって撃たれてしまう。すると船体から巨大なロボットが現れ、攻撃を加えようとした。それをとどめたクラートゥは、人類が他の惑星の征服を考えるならば他の惑星は地球を攻撃する旨を伝えるが・・・・。

リメイク版「地球が静止する日」を観て、どうしてもオリジナル版が観てみたくなった。さすがに50年以上も前の作品のため、CGなどもなく、映像的には古めかしさや単純さは感じるが、それ以上にリメイク版と趣きの違う感じがした。特に宇宙人クラートゥが紳士的でより人間的であり、人類への警鐘も停電という比較的穏やかな方法で非常に友好的な宇宙人振りだったこと。テーマはリメイク版とは異なり、当時の時代背景を感じさせる東西冷戦と核問題。あまりにストレートすぎて分かりやすいが、当時としては受け入れやすいメッセージだったと思う。派手さはないが古典映画の雰囲気は十分感じられるSF映画。リメイク版ではよく分からなかったタイトルが、このオリジナル版でよく分かった。

劇場公開日 1952年3月21日



(キャスト一覧)
マイケル・レニー(Klaatu)
パトリシア・ニール(Helen_Benson)
ヒュー・マーロウ(Tom_Sevens)
サム・ジャッフェ(Dr._Bernhardt)
ビリー・グレイ(Bobby_Benson)
フランセス・バビア(Mrs._Barley)
ロック・マーティン(Gort)
Drew Pearson(Drew_Pearson)
フランク・コンロイ(Harley)
カールトン・ヤング(Colonel)
Fay Roope(Major_General)
エディス・エバンソン(Mrs._Crockett)
ロバート・オスターロー(Major_White)
タイラー・マクヴェイ(Brady)
ジェームズ・シーイ(Goverment_Man)
ジョン・ブラウン(Mr._Barley)
Marjorie Crossland(Hilda)
Glenn Hardy(Interviewer)


  1. 洋画-ち

2016-07-30

千と千尋の神隠し

★★★+
千と千尋の神隠し
鑑賞No:01108
製作:2001年/日本/124分
監督:宮崎駿
声の出演:柊瑠美/入野自由/夏木マリ/菅原文太

10歳の少女、千尋は両親と共に引越し先の新しい家に向う途中だったが、彼女らを乗せた車はいつの間にか、不思議の町に迷い込んでしまう。その町の奇妙さに釣られ、どんどん町の中に足を踏み込んでいった両親は、町の掟を破ったためブタにされてしまう。一人残った千尋は、町を支配する魔女“湯婆婆”に名前を奪われ、湯屋で働くことに・・・・。

ジブリ作品は実は本作以外は「もののけ姫」「ハウルの動く城」ぐらいしか観ていない。よってこう言うのもなんだが、宮崎作品で一番印象深い作品がこの作品である。他の作品も現実世界とはチョット違った感じのする世界が描かれているが、その中でもこの「千と千尋」は現実世界とはかなり隔絶感を感じさせる異次元空間を創出していたように感じた。ゆえにそんな世界にわずか10歳の少女がたった一人で迷い込んだにも関わらず、決してくよくよすることなく、明るくたくましく生き抜こうとする姿に感動すら覚えたから、特に印象深く残っている。そういった中で登場人物(?)も、湯婆婆をはじめ、一度見ると忘れられないカオナシ、汚れの塊のようなオクサレさまなどユニークなものが多い。

劇場公開日 2001年7月20日



(キャスト一覧)
柊瑠美(千尋)
入野自由(ハク)
夏木マリ(湯婆婆/銭婆)
内藤剛志(お父さん)
沢口靖子(お母さん)
我修院達也(青蛙)
神木隆之介(坊)
玉井夕海(リン)
大泉洋(番台蛙)
はやし・こば(河の神)
上條恒彦(父役)
小野武彦(兄役)
菅原文太(釜爺)
脇田茂
斎藤志郎
山本道子
塚本景子
中村彰男
得丸伸二
山像かおり
香月弥生
浅野雅博
林田一高
山本郁子
目黒未奈
石橋徹郎
椎原克知
片渕忍
鬼頭典子
鍛冶直人
助川嘉隆
太刀川亞希
東幸枝
安田顕
佐藤重幸
佐古真弓
添田園子
冨平晶子
増田美奈子
小野香織
山田里奈
高地美和
竹内裕美
奥真紀子


  1. 邦画-せ

2016-07-29

スパイダーマン

★★★+
スパイダーマン
鑑賞No:01098
原題:Spider-Man
製作:2002年/アメリカ/121分
監督:サム・ライミ
出演:トビー・マグワイア/キルスティン・ダンスト

幼くして両親を失ったピーターはNY郊外の伯父夫妻の家で暮らしていた。ある日、社会見学のため訪れた大学で、遺伝子を組み換えられた蜘蛛に刺されたピーターは身体に異変が起き始め、驚異的な視力と体力を身につけていた。さらに手首からはクモの糸が飛び出し、天井やビルの壁を自在に飛びまわれる能力まで有していた・・・・。

アメリカの人気コミックの映画化。スパイダーマンは他のアメコミヒーローと比べても、ビジュアル的にはイケてると思うが、変身前のダサさが魅力でもあり、落胆させられる点でもある不思議なヒーロー。スーパーマンのような変身シーンであればよりカッコいいのだろが、手作りの衣装をッ身に着けて変身するあたり、なんかヒーローっぽくなく、華麗なジャンプシーンとは落差が大きすぎる。ストーリーは単純なヒーローものだが、ただ悪役には同情する点もあり、本当に悪いとは思えないため、勧善懲悪ものとして純粋には楽しめなかった。あと、一番頂けなかったのはヒロイン。今でこそ出演作も増えて馴染んできたが、この時のキルスティン・ダンストはヒロインとは思えないほど可愛らしさに欠けていたのが残念。

劇場公開日 2002年5月11日



(キャスト一覧)
トビー・マグワイア(スパイダーマン/ピーター・パーカー)
キルステン・ダンスト(メリー・ジェーン・ワトソン)
ウィレム・デフォー(グリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーン)
ジェームズ・フランコ(ハリー・オズボーン)
J・K・シモンズ(J・ジョナ・ジェイムソン)
クリフ・ロバートソン(ベン・パーカー)
ローズマリー・ハリス(メル・パーカー)


  1. 洋画-す

2016-07-28

ザ・マジックアワー

★★★★+
ザ・マジックアワー
鑑賞No:01588
製作:2008年/日本/136分
監督:三谷幸喜
出演:佐藤浩市/妻夫木聡/深津絵里/綾瀬はるか

港町・守加護(すかご)のクラブ「赤い靴」の支配人・備後はギャングのボス・手塩の情婦であるマリと密通したことがばれて絶体絶命のピンチになる。しかし、ひょんなことから助かる唯一として、5日以内に幻の殺し屋であるデラ富樫を連れてくればよいことになる。だが、顔も居場所も分からないデラ富樫を連れてくることは不可能で、窮余の一策として彼はとんでもないことを考え出す。それは、備後が映画監督になりすまし、無名の俳優・村田大樹を映画の撮影と騙してデラ富樫に仕立て上げ、このピンチを切り抜けることだった・・・・。

136分というやや長尺な映画ながら、そんな長さを感じさせない好作品。全編随所に散りばめられたユーモアやギャグは瞬間的なバカ笑いというよりも、腹の底からジワジワくる失笑とでも言おうか、「ククククッ」といった思いきっり吐き出せない笑いでおなかがよじれてしまった。ともかく、売れない俳優が自分の夢であった役柄を与えられ、その役を演じきようとする姿と、本物のギャングたちの微妙な勘違いが生み出す見事な辻褄に三谷幸喜の本領発揮を見ることができる。あたふたする備後役の妻夫木聡を尻目に、自己主張の強い演技に没頭する村田大樹役の佐藤浩市の演技は絶品で、この人のための映画なんだなと感じる作品でした。出演者も豪華で、メインの佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行らはもちろん、チョイ役でも主役級の俳優が目白押しなのは「THE 有頂天ホテル」同様、三谷監督の人脈の広さを感じさせられる。

劇場公開日 2008年6月7日



(キャスト一覧)
佐藤浩市(村田大樹)
妻夫木聡(備後登)
深津絵里(高千穂マリ)
綾瀬はるか(鹿間夏子)
西田敏行(天塩幸之助)
小日向文世(長谷川謙十郎)
寺島進(黒川裕美)
戸田恵子(マダム蘭子)
伊吹吾郎(鹿間隆)
浅野和之(清水医師)
市村萬次郎(菅原虎真)
柳澤愼一(高瀬允)
香川照之(江洞潤)
甲本雅裕(太田垣直角)
近藤芳正(今野貴之介)
梶原善(西さん)
阿南健治(野島)
榎木兵衛(なべさん)
堀部圭亮(バンビ)
山本耕史(愚痴る男)
市川亀治郎(カメ)
市川崑(監督)
中井貴一(磐田とおる)
鈴木京香(小夜子)
谷原章介(ニコ)
寺脇康文(ワンチャイ・バンダラビカル)
天海祐希(喪服の女)
唐沢寿明(ゆべし)


  1. 邦画-さ

2016-07-27

セブン

★★★★+
セブン
鑑賞No:00523
原題:Seven(Se7en)
製作:1995年/アメリカ/126分
監督:デビッド・フィンチャー
出演:ブラッド・ピット/モーガン・フリーマン

巨漢の男が汚物にまみれ、食べ物の中に顔を埋めた格好で死んでいるという事件が起こる。男は何者かに極限まで食べ続けるように強要されたことが判明し、さらに現場には“GLUTTONY=大食”と書かれた文字が残っていた。退職まで1週間というベテラン刑事サマセットと、新人刑事ミルズがこの事件を担当するが、間もなく第二の殺人事件が起こる。そして今度は“GREED=強欲”という文字が・・・・。

キリスト教の七つの大罪に基づく連続殺人事件を描くサイコ・スリラー。独特の色調の中で、キリスト教の七つの大罪になぞらえて行われる猟奇殺人。しかし、気持ち悪さは多少あったが、残虐性は意外と低く、むしろラストにむけて淡々と進むストーリーに見入ってしまいます。ブラピ、モーガン・フリーマン、そして犯人役のケビン・スペーシーと役者も揃って素晴らしい作品に仕上がっているが、やはりこの作品の評価を決定づけたラストはやはり衝撃的で、すべての布石はこのラストのためにあるがごとくだった。映画のラストとしては後味が悪すぎるとの印象もあるが、「う~ん!こう来たか!」と思わず唸ってしまった衝撃のラストは必見です。

劇場公開日 1996年1月27日



(キャスト一覧)
ブラッド・ピット(デヴィッド・ミルズ刑事)
モーガン・フリーマン(ウィリアム・サマセット部長刑事)
グウィネス・パルトロー(トレイシー・ミルズ)
R・リー・アーメイ(警部)
リチャード・ラウンドトゥリー(マーティン・タルボット地方検事)
ダニエル・ザカパ(テイラー刑事)
ジョン・C・マッギンレー(カリフォルニア)
ケビン・スペイシー(ジョン・ドゥ)
リチャード・シフ
マーク・ブーン・ジュニア(FBIの男)


  1. 洋画-せ

2016-07-26

やじきた道中 てれすこ

★★+
やじきた道中てれすこ
鑑賞No:01567
製作:2007年/日本/103分
監督:平山秀幸
出演:中村勘三郎/柄本明/小泉今日子/ラサール石井

5年前に亡くした妻とそっくりの花魁・お喜乃に想いを寄せる弥次はある日、彼女から遊郭を抜け出し病気の父を見舞うために一緒に故郷の沼津に行って欲しいと頼まれる。その遊郭で偶然再会した幼馴染の喜多さんも加え、3人で西に向う珍道中が始まるが・・・。

「東海道中膝栗毛」に「てれすこ」「狸賽」などの落語ネタを取り入れた人情時代劇。中村勘三郎と柄本明という少々年配の役者を配したことで、演技的には安心して観れたものの地味さは拭えなかった。原作の「東海道中膝栗毛」よりも落語ネタ満載の内容で、ストーリーを彩る小ネタ的役割は果たしていたものの、メインストーリーは配役同様やはり地味で単純という感じがした。タイトルに冠している「テレスコ」についても落語ネタ以上の突っ込みはなく、本編との絡みもあまりなかったのが残念。その分、キョンキョンが紅一点、目立っており、いい女優になってきたと感心した。常道の時代劇ではあるが、少々中だるみのする作品。

劇場公開日 2007年11月10日



(キャスト一覧)
中村勘三郎(弥次郎兵衛)
柄本明(喜多八)
小泉今日子(お喜乃)
ラサール石井(梅八)
笑福亭松之助(与兵衛)
淡路恵子(おきん)
間寛平(奉行)
松重豊(地廻りの太十)
山本浩司(地廻りの甚八)
吉川晃司(沓脱清十郎)
鈴木蘭々(清十郎の妻・菊)
藤山直美(お仙)
國村隼(代貸)
笹野高史(お喜乃の父・杢兵衛)


  1. 邦画-や

2016-07-25

ランボー/怒りの脱出

★★★★+
ランボー2
鑑賞No:00252
原題:Rambo: First Blood Part II
製作:1985年/アメリカ/96分
監督:ジョージ・P・コスマトス
出演:シルヴェスター・スタローン/リチャード・クレンナ

前作の事件で服役中のランボーのもとに、元上司トラウトマンがやってくる。特殊任務を受けるのであれば釈放するというのだ。その特殊任務とは、戦地で行方不明となっているアメリカ人兵士の動向を調査することだった。任務を受けたランボーは目的地に向かい、早速調査を始めるが、そこで見たのは捕虜になっていた米兵に対する過酷な拷問だった・・・。

シルヴェスター・スタローンの「ランボー」シリーズ第2弾。前作と比べ、アクション性に重点を置いた本作は、スタローンの本領発揮といえる作品で、面白さは倍増した。しかし、ベトナム帰還兵の社会復帰の難しさを描いた前作からみればアクションのみに重点をおいた本作はかなり批判されたよう。だが、サバイバル戦、ゲリラ戦において圧倒的な強さをみせるランボーの戦いぶりは圧巻で、シリーズ通しても一番面白い。

劇場公開日 1985年8月3日



(キャスト一覧)
シルベスター・スタローン(ジョン・J・ランボー)
リチャード・クレンナ(サミュエル・トラウトマン大佐)
チャールズ・ネイピア(マーシャル・マードック)
マーティン・コーブ(エリクソン)
スティーブン・バーコフ(ポドフスキー)
ジュリア・ニクソン(コー・バオ)


  1. 洋画-ら

2016-07-22

A.I.

★★★
AI.jpg
鑑賞No:01053
原題:A.I. Artificial Intelligence
製作:2001年/アメリカ/146分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント/ジュード・ロウ

人間に代わってロボットが雑用や労働をする未来社会。そんな中で、不治の病に冒された息子を持つ夫婦のもとに少年型のロボット、デヴィットが届けられる。デヴィットには母親を愛するようプログラムされていたが、そのうち実の息子が生き返り、デヴィットは捨てられてしまう・・・。

スピルバーグ作品でよく感じるのが、人間と人間以外との“コミュニケーション”である。人間以外とは、異星人であったり、本作のようなロボットであったりする。人間と人間というケースもあるが、その場合も異民族であったり、言語が通じなかったりというケース。いずれにせよ、現代の希薄な人間同士のコミュニケーションを批判し、嘆いているかのよう。本作も前半はそんなイメージで観ていたが、後半は少し違ってきていた。最終的には、ロボット版ピノキオのような印象が拭えなかったが、これもスピルバーグ・カラーなのだろうか?もともとキューブリックが撮る予定だった作品だが、彼が撮っていたらどうなっていただろうか?

劇場公開日 2001年6月30日



(キャスト一覧)
ハーレイ・ジョエル・オスメント
フランシス・オコナー
ジュード・ロウ
サム・ロバーズ
ブレンダン・グリーソン
ジェイク・トーマス
ウィリアム・ハート
ベン・キングズレー
ロビン・ウィリアムズ
メリル・ストリープ


  1. 洋画-え

2016-07-21

チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道

★★★★
チルドレン・オブ・ホァンシー
鑑賞No:01724
原題:The Children of Huang Shi
製作:2008年/オーストラリア、中国、ドイツ/125分
監督:ロジャー・スポティスウッド
出演:ジョナサン・リース・マイヤーズ/ラダ・ミッチェル

1930年代、内戦と日本軍の侵攻によって戦火が広がっていた中国・南京に取材のため入ったジョージ・ホッグはそこで日本軍による中国人の虐殺を目の当たりにする。その場を命からがら脱出したホッグは、ホァンシーの養護施設に身を寄せることになるが、そこにいた子供たちと打ち解けられず・・・・。

イギリス人ジャーナリストのジョージ・ホッグの感動の実話の映画化。戦火を避けるために孤児70人近くを引きつれ、シルクロードを徒歩で700マイルも歩いて平和な土地にたどり着くという話です。取材のため中国入りした彼が、いつの間にか孤児院の子供たちの面倒を見るようになり、そして命懸けで彼らを救おうとする姿に感銘を受けます。彼自身、「何でここにいるのか?」「何でこんなことをしているのか?」「早く故郷に帰りたい」といった自問自答を何度もしたことでしょう。でも彼は子供たちを見捨てず、絶望の淵にいた彼らに愛と勇気と希望を与えたのです。一介のジャーナリストの歴史に残る行為に感動する一作です。

劇場未公開



(キャスト一覧)
ジョナサン・リス・マイヤーズ
ラダ・ミッチェル
チョウ・ユンファ
ミシェル・ヨー
デヴィッド・ウェンハム
グァン・リー


  1. 洋画-ち

2016-07-20

ベッドタイム・ストーリー

★★★
ベッドタイム・ストーリー
鑑賞No:01722
原題:Bedtime Stories
製作:2008年/アメリカ/100分
監督:アダム・シャンクマン
出演:アダム・サンドラー/ケリー・ラッセル

スキーターはホテルに勤める、うだつのあがらない中年の独身男。ある日、姉から1週間ほど幼い甥と姪の面倒をみて欲しいと頼まれる。スキーターは子供たちを喜ばせるため、寝る前に中世のファンタジーや古代ローマの馬車レース、宇宙でのSF物語など、彼を主人公にした作り話を話してあげると、子供たちも勝手に話を膨らませていった。ところが翌日、子供たちが語った話がスキーターの身の周りで現実となっていく・・・。

子供を寝かしつけるためにした作り話に途中で子供たちが付け足したことが現実になるというファンタジーだが、今ひとつ現実になることのスケールが小さすぎて夢がなかった。イメージ的には「ジュマンジ」や「ザスーラ」、「ネバーエンディングストーリー」などを思い起こさせたが、そこまでインパクトはなく、どうみても大人には物足らない感じ。(子供にはそれなりにうけていたが・・・・)ディズニー映画らしく最後はハッピーエンドだが、ファンタジーとしても、ラブストーリーとしても、サクセスストーリーとしてもどれも中途半端でチョット残念な作品。

劇場公開日 2009年3月20日



(キャスト一覧)
アダム・サンドラー
ケリー・ラッセル
ガイ・ピアース
ラッセル・ブランド
リチャード・グリフィス
ジョナサン・プライス
コートニー・コックス
ルーシー・ローレス
テリーサ・パーマー


  1. 洋画-へ

2016-07-19

燃えよドラゴン

★★★★
燃えよドラゴン
鑑賞No:00239
原題:Enter The Dragon
製作:1973年/アメリカ/100分
監督:ロバート・クローズ
出演:ブルース・リー/ジョン・サクソン

南シナ海の要寒島ハンで大武術大会が開催されることになり、世界中の武術の名人が招待されることになった。そして香港に近い田舎で少林寺拳法を修行中のリーのもとにも出場の打診がある。リーはいったん断るものの、数年前、妹のスー・リンが要寒島の支配者ハンの手下に殺されたことを知り、大会に出場することに・・・・。

ブルース・リーの代表作にして、彼をスターダムに押し上げた映画。彼の、芸術的な肉体と動き。初めて観たときは衝撃を受けざるを得なかったし、ハリウッドでもない日本映画でもない、独特の雰囲気の香港映画にも衝撃を受けた記憶のある映画である。ストーリー的には単純で分かりやすいが、格闘シーンでの息遣いが間近に感じられる映画で、観終わった後も興奮覚めやらなかった。この作品を最初に観たのはまだ子供の頃だが、男の子はみんなブルース・リーの真似をしていたような記憶がある。一大ブームを巻き起こしたのも納得の作品である。

劇場公開日 1973年12月22日



(キャスト一覧)
ブルース・リー(Lee)
ジョン・サクソン(Roper)
ジム・ケリー(Williams)
アーナ・カプリ(Tania)
ロバート・ウォール(Oharra)
シー・キエン(Han)
アンジェラ・マオ(Su_Lin)
ベティ・チュン(Mei_Ling)
ジェフリー・ウィークス(Braitwaite)
ヤン・スエ(Bolo)


  1. 洋画-も

2016-07-18

明日の記憶

★★★★
明日の記憶
鑑賞No:01502
製作:2005年/日本/122分
監督:堤幸彦
出演:渡辺謙/樋口可南子/吹石一恵/水川あさみ

広告会社の営業部長の雅行は、大きなプロジェクトと娘の結婚を控え忙しい毎日を送っていた。そんなある日、体調不良に襲われたり、ミーティングのスケジュールや部下の名前を忘れるなどの出来事に不安を覚え、妻と共に病院に診察に行く。診断の結果、「若年性アルツハイマー」と宣告された雅行は絶望感に襲われるも、妻の枝実子とともに病気と闘うことを決意するが・・・。

第18回山本周五郎賞を受賞した荻原浩の同名小説の映画化。50歳を前にして不幸にもアルツハイマーを発症した夫と、それを献身的に支える妻の愛のドラマではあるが、それよりもアルツハイマーの恐ろしいさを目の当たりに見せつけられた映画でもあった。エリートサラリーマンからアルツハイマーを宣告された衝撃、そして次第にアルツハイマーに冒されていく雅行を実に見事に丁寧に演じていた渡辺謙もさすがだったが、映画そのものも非常に丁寧で見ごたえがあった。治療できるすべのない病気とのことだが、ラストはやはり衝撃的で、とても切なかった。最近、物忘れをすることが増えた自分にとっても決して他人事ではない、とても考えさせられる映画。

劇場公開日 2006年5月13日



(キャスト一覧)
渡辺謙(佐伯雅行)
樋口可南子(佐伯枝実子)
吹石一恵(佐伯梨恵)
水川あさみ(生野啓子)
市川勇
松村邦洋
MCU
木梨憲武(木崎茂之)
及川光博(吉田武宏)
遠藤憲一
木野花
渡辺えり子(浜野喜美子)
香川照之(河村篤志)
大滝秀治(菅原卯三郎)


  1. 邦画-あ

2016-07-17

パッセンジャーズ

★★★
パッセンジャーズ
鑑賞No:01721
原題:Passengers
製作:2008年/アメリカ/93分
監督:ロドリゴ・ガルシア
出演:アン・ハサウェイ/パトリック・ウイルソン

セラピストのクレアは、飛行機墜落事故で奇跡的に生き残った5人の心のケアにあたることになった。しかし、その中で一人だけ、事故のトラウマを感じさせず、戸別訪問を希望するエリックに戸惑いを感じながらも惹かれていくことに。一方、事故の記憶をたどる過程で、彼らを監視している人物がいることに気付いたクレアは、事故の真相を隠蔽しようとしている航空会社の陰謀ではないかと疑い始める・・・・。

この手の映画は宣伝する側も、そしてこうしてレビューを書くときも難しいものです。ちょっとでも核心に触れるとネタばれになってしまうからです。特に心理サスペンスものと謳っている映画などはその最たるものです。だからほとんど触れることはできませんが・・・。ただ前半の展開とは打って変わった後半の展開というか結末が待っています。意外な展開に驚く人、裏切られた感じを抱く人、それぞれいるかと思います。これも最近よく見かける意外性を主軸にしているが故に、全体的におかしな部分もあり、賛否両論の的になりやすいように思えますが、こういう内容ではこういう展開しかしょうがないのでしょうね。

劇場公開日 2009年3月7日



(キャスト一覧)
アン・ハサウェイ(クレア・サマーズ)
パトリック・ウィルソン(エリック・クラーク)
デビッド・モース(アーキン)
アンドレ・ブラウアー(ペリー)
クレア・デュバル(シャノン)
ダイアン・ウィースト(トニ)


  1. 洋画-は

2016-07-16

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

★★★
レボリューショナリー・ロード
鑑賞No:01718
原題:Revolutionary Road
製作:2008年/アメリカ/119分
監督:サム・メンデス
出演:レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ウィンスレット

1950年代のアメリカ、コネチカット州。フランクとエイプリルの夫婦は2人の子供にも恵まれ、はた目には幸福な理想のカップルに映っていた。しかし、互いに家庭のために夢を犠牲にしたと感じており、次第に二人の間に亀裂が生まれてくる。そんな時、それぞれの夢を実現するため、エイプリルはパリで暮らすことを提案する・・・・。

現実の豊かで幸せな生活を捨ててまでも夢に向ってチャレンジする映画?と勝手に思いながら観ていたら、大きな勘違いだった。というのも、そもそもストーリーはあまり知らないまま、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの、いわゆる「タイタニック」コンビの共演ということだけで観たため、先述のような思い込みになった次第。映画自体はラストに向うほど夫婦の絆が崩れ、夫婦仲は悪化していく。そしてあまりにも重くつらいラストを迎えてしまう・・・・。しょせん男と女はなかなか分かり合えないものなのかもしれないが、レオちゃんの気持ちはやはり男である私には分かるような気がするものの、ケイト・ウィンスレット演じるエイプリルの方は理解しがたい。これはロマンチストな面と現実的な面の、男女の比重の違いなのかも知れない。男性と女性では感じ方が大きく異なる映画なのかもしれません。ちなみに「タイタニック」でレオちゃんに何かと親切だった貴婦人“不沈のモリー・ブラウン”を演じたキャシー・ベイツも出演しています。

劇場公開日 2009年1月24日



(キャスト一覧)
レオナルド・ディカプリオ(フランク・ウィーラー)
ケイト・ウィンスレット(エイプリル・ウィーラー)
キャスリン・ハーン(ミリー・キャンベル)
マイケル・シャノン(ジョン・ギヴィングス)
デビッド・ハーバー(シェップ・キャンベル)
キャシー・ベイツ(ヘレン・ギヴィングス夫人)


  1. 洋画-れ

2016-07-15

Shall we Dance ? シャル・ウィ・ダンス?

★★★
Shall we Dance
鑑賞No:01263
原題:Shall we Dance?
製作:2004年/アメリカ/106分
監督:ピーター・チェルソム
出演:リチャード・ギア/ジェニファー・ロペス

シカゴで弁護士をしているジョンは、仕事も家庭も順調で、何不自由のない生活をおくっていたが、何か物足らなさを感じていた。ある日、ジョンは帰宅の電車から見える社交ダンス教室の窓に佇む一人の女性を見つける。あまりにも美しいその女性に目を奪われた彼は、衝動的に電車を降り、そのダンス教室を訪れ、ダンスを習い始めることに・・・・。

周防正行監督の大ヒット作「Shall we ダンス?」のハリウッド・リメイク版。基本的なストーリーラインはオリジナルの日本語版と同じ。しかし、日本版は人生に空しさを感じた中年サラリーマンが社交ダンスを始めることによってもう一度人生に希望を見出すところに主題を置いているが、本作はどちらかというと家族のつながりを深めるようなストーリーとなっている。主人公が中年サラリーマンということで、日本では多くの共感を得た部分もあるだろうし、草刈民代演じる物静かながら芯の強そうな日本人女性も、しがない中年男性が惹かれる理由としては説得力があったように思う。そういう意味では弁護士という職業、ジェニファー・ロペスが醸し出す肉感的な魅力という点からも、日本版とはちょっと違うイメージがあり、オリジナルの作品性の高さを再認識させられた。

劇場公開日 2005年4月23日



(キャスト一覧)
リチャード・ギア(ジョン・クラーク)
ジェニファー・ロペス(ポリーナ)
スーザン・サランドン(ビヴァリー・クラーク)
スタンリー・トゥッチ(リンク・ピーターソン)
ボビー・カナベイル(チック)
リサ・アン・ウォルター(ボビー)
オマー・ミラー(ヴァーン)
アニタ・ジレット(ミス・ミッツィー)
リチャード・ジェンキンス(ディバイン探偵)


  1. 洋画-し

2016-07-14

ソウ5

★+
ソウ5
鑑賞No:01717
原題:Saw V
製作:2008年/アメリカ/93分
監督:デイヴィッド・ハックル
出演:トビン・ベル/コスタス・マンディラー

ジクソウの死によって一連の事件は終結したかに思われた。しかしFBI捜査官ストラムは、無傷でゲームから生還し、しかも連続殺人事件解決の手柄を独り占めしたホフマン刑事こそがジグソウの後継者ではないかと疑い、独自に捜査を開始する。一方、ある密室では、男女5人が監禁され、死のゲームが始まろうとしていた・・・・。

1作目があまりにも鮮烈で衝撃的だったために、それだけで続いているようなシリーズだが、もははストーリーはあってないようなもの。本気で観る気なら今一度、「1」から「4」を観て整理しないと、ただ「5」だけ観ていても訳が分からなくなっている。謎解きや意外性ももはやなく、エスカレートしていくのは残虐な描写だけ。ただ、正視に堪えられないようなシーンは増えている。このシリーズ、まだ続くような気配だが、さすがにもういいか!といった気分の映画。

劇場公開日 2008年11月28日



(キャスト一覧)
トビン・ベル
コスタス・マンディラー
スコット・パターソン
ベッツィ・ラッセル
マーク・ロルストン
カルロ・ロータ
ジュリー・ベンツ
グレッグ・ブリック
ローラ・ゴードン
ミーガン・グッド


  1. 洋画-そ

2016-07-13

釣りバカ日誌19 ようこそ!鈴木建設御一行様

★★★
釣りバカ日誌19
鑑賞No:01714
製作:2008年/日本/110分
監督:朝原雄三
出演:西田敏行/三國連太郎/常盤貴子/山本太郎

ある日、ハマちゃんは会社の健康診断にひっかかるが、胃カメラ検査を拒否し、担当である総務課の派遣社員・河井波子は困り果ててしまう。そこにハマちゃんの後輩である中途新入社員の大輔が助け船を出し、結局ハマちゃんは胃カメラを飲むことになる。検査結果は大したことはなく、その後、ハマちゃんは晴れて大分に社員旅行に行くことになるが、その旅行の幹事は波子だった・・・・。

お馴染みのシリーズ最新作だが、今まで観た中でも一番何も起こらなかった作品ではないか。パート16がかなり行き過ぎだった感じがあったが(米軍に監禁されて米国まで行ってしまう話)、それと比べると両極をなるぐらい、平々凡々としたストーリーだった。終始ほのぼのとした感じで気分よく観れたが、大輔と波子の恋の行方もあっさり行くし、兄妹でもめていたという話も実際は何のドタバタもなく、チョット物足らなさは感じられた。一番盛り上がったのはラストの披露宴でのスピーチのシーンだが、そのきっかけとなる総務部長役の俳優も見もの。

劇場公開日 2008年10月25日



(キャスト一覧)
西田敏行(浜崎伝助)
浅田美代子(浜崎みち子)
常盤貴子(河井波子)
竹内力(河井康平)
山本太郎(高田大輔)
三國連太郎(鈴木一之助)


  1. 邦画-つ

2016-07-12

ワルキューレ

★★★★+
ワルキューレ
鑑賞No:01713
原題:Valkyrie
製作:2008年/アメリカ/120分
監督:ブライアン・シンガー
出演:トム・クルーズ/ケネス・ブラナー

名門貴族の出身のシュタウフェンベルク大佐は国家への忠誠心が強く、赴任先のチュニジアでも無益な戦いよりも部下の命を優先する男だった。しかし連合軍の爆撃に遭い、左目と右手、そして左手の指2本を失ってしまう。やがて彼は良心と忠誠心の葛藤の末、祖国のためヒトラー暗殺を考えるようになり、画期的な暗殺計画“ワルキューレ作戦”を立案するが・・・・。

第二次世界大戦中に実際にあった、最後にして最大のヒトラー暗殺計画の映画化。史実に基づいて、暗殺計画の全貌をスピーディにスリリングに描いている。テンポがいい分、この史実をある程度知っていないと、ややこしい登場人物名もあって最初少々分かりにくく戸惑うかもしれない。ただストーリーが進むにつれ、緊張感はどんどん高まり、例え結末が分かっていてもドキドキするような重苦しさが襲ってきます。この暗殺計画に加わった人々もみんながすべて100%成功を信じているわけではなく、成功するか失敗するか五分五分のところで自分の保身もちらつかせながら揺れ動く心情も良く描かれています。ここ最近、いまいちパッとしなかったトム・クルーズ作品だが、これはなかなかの出来であると思われる。

劇場公開日 2009年3月20日



(キャスト一覧)
トム・クルーズ(シュタウフェンベルク大佐)
ケネス・ブラナー(ヘニング・フォン・トレスコウ少将)
ビル・ナイ(オルブリヒト将軍)
トム・ウィルキンソン(フロム将軍)
カリス・ファン・ハウテン(ニーナ・フォン・シュタウフェンベルク)
トーマス・クレッチマン(オットー・エルンスト・レーマー少佐)
テレンス・スタンプ(ルートヴィヒ・ベック)
エディ・イザード(エーリッヒ・フェルギーベル将軍)
ケビン・マクナリー
クリスチャン・ベルケル(メルツ・フォン・クヴィルンハイム大佐)
ジェイミー・パーカー(ヴェルナー・フォン・ヘフテン中尉)
デビッド・バンバー
トム・ホランダー
デビッド・スコフィールド
ケネス・クランハム
ハリナ・ライン
ベルナー・ダーエン
ハーベイ・フリードマン


  1. 洋画(わ行)

2016-07-11

虹蛇と眠る女

★★+虹蛇と眠る女
鑑賞No:02803
原題:Strangerland
製作:2015年/オーストラリア、アイルランド/111分
監督:キム・ファラント
出演:ニコール・キッドマン/ジョセフ・ファインズ

砂漠地帯の小さな街に引っ越して来たマシューとキャサリン夫婦。ある満月の晩、彼らの子どもたちが突如として姿を消してしまう。地元のベテラン警官レイらが捜索を開始するが、手がかりは全く見つからず、やがて夫婦に疑惑の目が向けられるように。次第に神経をすり減らしていったキャサリンは、先住民族アボリジニに語り継がれる神話「虹蛇の伝説」を知り・・・・。

子供たちが謎の失踪をし、その両親が必死で捜索するという、単純なストーリー。ただ、なぜ失踪したのか、誰が連れ去ったのか、生きているのか殺されたのか、さらにこの土地に語り継がれているこれまた謎の「虹蛇の伝説」といった具合に、単純な失踪・捜索劇ながら、前半はそれなりに盛り上げてくれる。ところが中盤からは中だるみが始まり、テンポは遅く、ストーリー内容まで停滞する始末。そして、唐突な弟の発見があるものの謎は解明せず、姉は結局みつからず、何故という謎はまったく解明されずになんとエンディングに突入してしまい、あっけにとられた作品。映画タイトルにもある「虹蛇の伝説」は説明もほとんどなければ、この失踪事件の関連性も感じられない、何ともひどい脚本に呆れてしまった。唯一の救いは、母国オーストラリアでの主演ということで、ヌードも辞さない身体を張った演技ぐらいだろうか。

劇場公開日 2016年2月27日



(キャスト一覧)
ニコール・キッドマン(キャサリン)
ジョセフ・ファインズ(マシュー)
ヒューゴ・ウィービング(レイ)
マディソン・ブラウン(リリー)
ニコラス・ハミルトン(トミー)
リサ・フラナガン(コリーン)
メイン・ワイアット(バーティ)
ジム・ラッセル(アラン)
ショーン・キーナン(スティーブ)
ブロンウィン・ペンリス(ローズ)
トランギ・スピィーディー=コー(ジャラ)


  1. 洋画-に

2016-07-10

ピンクとグレー

★★★+
ピンクとグレー
鑑賞No:02802
製作:2015年/日本/119分
監督:行定勲
出演:中島裕翔/菅田将暉/夏帆/柳楽優弥

人気俳優の白木蓮吾が6通の遺書を残し急逝した。自殺か他殺かも判明しない中、彼の少年時代からの親友で死の瞬間にも立ち会った売れない俳優・河田大貴は、遺書に導かれるまま蓮吾の人生を綴った伝記を発表し世間の注目が集まるが・・・・。

ジャニーズ所属のアイドルの原作、主演ということでノーマークの作品だったが、作品あらすじを読むとちょっと興味を惹くミステリーのようで、なおかつ気になったのが、開始62分で物語が一変するという謳い文句だった。幕開けから62分後に何が起こるのか?その興味のみで観始めた作品。取っ掛かりは意外と面白くなかったが、それでも徐々に映画の中に惹きこまれていく展開であったが、ともかく、気になるのは白木蓮吾の自殺の真相ではなく、開始62分後の驚愕の展開のみ。その時間が近づくに従って、興味のボルテージが上がっていく展開は良くできているのかもしれない。ただ、62分後の展開は確かに予想外の展開ではあったが、「イニシエーション・ラブ」のラスト5分ほどの衝撃はなかったかも!?

劇場公開日 2016年1月9日



(キャスト一覧)
中島裕翔(白木蓮吾)
菅田将暉(河田大貴)
夏帆(サリー)
柳楽優弥
岸井ゆきの
千葉哲也
マキタスポーツ
入江甚儀
橋本じゅん
篠原ゆき子
矢柴俊博
宮崎美子


  1. 邦画-ひ

2016-07-09

うた魂(たま)♪

★★★+
うた魂♪
鑑賞No:01620
製作:2008年/日本/120分
監督:田中誠
出演:夏帆/ゴリ/石黒英雄/薬師丸ひろ子

歌っている自分が大好きなかすみは女子合唱部に所属する、ちょっと自信過剰な高校生。ある日、イケメン生徒会長である牧村から「歌っている君の写真を撮りたい」と言われ有頂点になるが、できあがった写真を見せられ、さらに「産卵中の鮭にそっくりと言われて大ショックを受ける。悲しみと自信喪失で合唱部を辞めると言い出すかすみだったが、ヤンキー高校合唱部の権藤からそんなやる気のない態度を激しく指摘される・・・・。

主役の夏帆はまだまだ素人さが抜けない女優さんですが、それが却って自然な女子高生に映ってよかったように思った。ストーリー的には極めて単純で、さわやかな青春ストーリー。がレッジセールのゴリは個人的にはあまり好きではありませんが、ここでのヤンキー合唱部の主将役はなかなか良かった。ヤンキー合唱部の見た目と実際の言動のギャップも面白いが、建前と本音を完全に言い分けるシーンは特に面白かった。薬師丸ひろ子は今回、ちょっと冴えない産休代用教師役だったが、相変わらずほんわり感のある役どころはうまい!でも実は伝説のストリートミュージシャンという設定も意外性があってよかった。あと、短いシーンだが喫茶店のシーンで草薙幸二郎さんが出演されていたのが懐かしかった。インテリ系の悪役が多かった名脇役だが、本作が遺作となったのは残念である。

劇場公開日 2008年4月5日



(キャスト一覧)
夏帆(荻野かすみ)
ゴリ(権藤洋)
石黒英雄(牧村純一)
徳永えり(野村ミズキ)
亜希子(松本楓)
岩田さゆり(青柳レナ)
ともさかりえ(黒木杏子)
間寛平(荻野知恵蔵)
薬師丸ひろ子(瀬沼容子)


  1. 邦画-う

2016-07-08

ウォンテッド

★★★+
ウォンテッド
鑑賞No:01622
原題:Wanted
製作:2008年/アメリカ/110分
監督:ティムール・ベクマンベトフ
出演:ジェームズ・マカヴォイ/アンジェリーナ・ジョリー

企業の顧客管理を担当するウェスリーは、イヤミな女上司にも恋人を寝取った同僚にも何も言えない負け犬人生を送るダメ男だった。そのためストレスがたまり、常にそれを抑える薬が必要だった。ある日、いつもの薬を買いに行った店で謎の美女フォックスが声をかけてくるが、その直後、突然起こった銃撃戦にウェスリーは巻き込まれる・・・・。

映像は完全に「マトリックス」を意識した(というか真似た)作りになっていましたね。CG技術の発達で映像的には凄いと思いましたが、CG慣れしているせいか、最近はあまり感動もできず、CGで何でも表現できてしまうため、却ってリアル感が薄れてきたように思います。また分かりやすくするためか、スローモーション表現が多用されていますが、それも多用しすぎると却ってスピード感を失わせる結果になっているのでは?と思うシーンも多々ありました。内容的には分かりやすいもので、後半には意外な展開も用意されていますが、ラストはちょっとあっけなかったような気がしました。それにしてもアンジーは相変わらずかっこよく、さまになってましたね。

劇場公開日 2008年9月20日



(キャスト一覧)
ジェームズ・マカボイ(ウェスリー・ギブソン)
モーガン・フリーマン(スローン)
アンジェリーナ・ジョリー(フォックス)
テレンス・スタンプ(ペクワースキー)
トーマス・クレッチマン(クロス)
コモン(ザ・ガンスミス)
マーク・ウォーレン
デビッド・オハラ
コンスタンチン・ハベンスキー
ダート・バクタデツ


  1. 洋画-う

2016-07-07

アイアンマン

★★★
アイアンマン
鑑賞No:01625
原題:Iron Man
製作:2008年/アメリカ/125分
監督:ジョン・ファヴロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr/ジェフ・ブリッジス

巨大軍事企業スターク・インダストリーズの社長トニー・スタークは自社の新型兵器のデモ実験参加のため赴いたアフガニスタンでテロリストに襲撃され、拉致されてしまう。そこで最新兵器の開発を強要されるが、彼は隙をみてパワードスーツを開発し、それを身に着けて脱出に成功する。無事生還したトニーだったが、自社兵器がテロ集団に利用されていたことにショックを受け、武器製造を中止し、テロ撲滅のためパワースーツの改良に着手するが・・・・。

マーベル・コミックの人気キャラクターの実写映画化。全米で興行収入3億ドルを超えの大ヒットを記録したが、ヒーローものとしての面白さはあまりなかった。防御力、破壊力、飛行スピードなどアイアンマンの能力は凄いが、見た目があまり格好よくない。また適役もパワースーツをきたオッサンで、今ひとつアイアンマンの相手として脅威を感じなかったためか?本作はどちらかというと誕生秘話的なストーリーで、テロ集団から脱出するために作ったパワースーツに改良に改良を加えることで最強兵器に変貌していくのだが、そこまでに映画の約3分の2の時間を費やしている。ヒーロー以上にインパクトのある適役もおらず、戦闘シーンも少ないので子供には不向きかも?大人向けのヒーローものというべきか・・・。

劇場公開日 2008年9月27日



(キャスト一覧)
ロバート・ダウニー・Jr.(トニー・スターク)
テレンス・ハワード(ローディ)
ジェフ・ブリッジス(オバディア・ステイン)
グウィネス・パルトロウ(ペッパー・ポッツ)
ショーン・トーブ(インセン)
ファラン・タヒール(ラザ)
レスリー・ビブ(クリスティン)
ポール・ベタニー(JARVIS(声))
クラーク・グレッグ(コールソン)
サミュエル・L・ジャクソン(ニック・フューリー)


  1. 洋画-あ

2016-07-06

あゝ野麦峠

★★★★
あゝ野麦峠
鑑賞No:00275
製作:1979年/日本/154分
監督:山本薩夫
出演:大竹しのぶ/原田美枝子/友里千賀子/古手川祐子

明治36年、飛騨から野麦峠を越えて信州諏訪に向う少女たちの集団があった。少女たちはわずかな契約金で女工として製糸工場で働くために連れてこられていたのだ。河合村のみね、はな、きく、ときもこの一行の中におり、新工として山安足立組で働くことになっていた・・・。

明治から昭和初期にかけて、長野県の製糸工場で低賃金と長時間労働を強いられた女工たちの悲惨な現実を描いた作品。「クワイエットルームにようこそ」や「黒い家」などで見せた大竹しのぶの、一種狂気じみた役柄とは180度違う、初々しい演技がまぶしくすら感じる作品でもある。また、原作の山本茂実が10数年かけて取材しただけあって、女工たちの悲惨な実情が見事に浮き彫りにされている。そんな悲惨な実情の中で、時には励ましあい、時には対立しながらも、それぞれ力強く、たくましく生きる女性のすごさには驚かされる。(近代日本の飛躍的進歩の裏には女性の力が大であったことを改めて感じさせられた)
それにしても、やはり悲しく哀れな彼女たちの青春には涙せずに入られない。

劇場公開日 1979年6月30日



(キャスト一覧)
大竹しのぶ(政井みね)
原田美枝子(篠田ゆき)
友里千賀子(三島はな)
古手川祐子(庄司きく)
浅野亜子(平井とき)
岡本業利(久保えい)
黒川明子(杉山みつ)
志方亜紀子(荒井たみ)
今村文美(山村さわ)
森次晃嗣(足立春夫)
山本亘(野中新吉)
赤塚真人(川瀬音松)
地井武男(政井辰次郎)
北林谷栄(お助け茶屋の老婆)
三國連太郎(足立藤吉)
斉藤美和(足立とみ)
三上真一郎(黒木権三)
小松方正(金山徳太郎)
西村晃(政井友二郎)
野村昭子(政井もと)
渡辺由光(政井菊五郎)
中原早苗(石部いわ)
津田京子(木谷やえ)
采野圭子(井上まさ)
石井くに子(松本さだ)
江幡高志(丸正の検番)
長浜藤夫(山安の守衛)
福原秀雄(きくの父親)
平田昭彦(伏見宮殿下)
三条泰子(伏見宮妃殿下)


  1. 邦画-あ

2016-07-05

アメリカン・ビューティー

★★★★
アメリカン・ビューティー
鑑賞No:00991
原題:American Beauty
製作:1999年/アメリカ/117分
監督:サム・メンデス
出演:ケヴィン・スペイシー/アネット・ベニング

突然会社からリストラ宣告されたレスターは、家でもまったく威厳のない中年男で、不動産ブローカーの妻と反抗的な高校生の娘の3人暮らし。ある日、娘の高校を訪れたレスターはチアガールである娘の友人に恋をしてしまう。そんな折、レスター一家の運命を変える新しい住人が隣に引っ越してくる・・・。

第72回アカデミー賞で作品賞ほか5部門を受賞したファミリー・ドラマ。平凡な中流家庭が見せかけの美を追求するがゆえ、そこにゆがみが生じ、次第に歯車がずれていくといった感じ。平凡で中流とはいいながら、出演者は皆、普通とは言いがたい異常さを持っており、それが次第に露呈していく様が見ていて面白いというか、何か現実めいていて寂しくもあった。赤がまぶしい映像美には驚かされたが、やはりラストに向けての意外な展開にも驚かされた。

劇場公開日 2000年4月29日



(キャスト一覧)
ケビン・スペイシー
アネット・ベニング
ソーラ・バーチ
ウェス・ベントリー
ミーナ・スバーリ
ピーター・ギャラガー
クリス・クーパー
アリソン・ジャネイ
スコット・バクラ
サム・ロバーズ


  1. 洋画-あ

2016-07-03

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち

★★★★+
パイレーツ・オブ・カリビアン
鑑賞No:01186
原題:Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pearl
製作:2003年/アメリカ/143分
監督:ゴア・ヴァービンスキー
出演:ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム

カリブ海の港町ポートロイヤルをバルボッサ船長率いる海賊が襲い、スワン総督の娘エリザベスをさらっていく。彼らの目的は彼女が持つアステカの金貨だったのだ。彼女に思いを寄せる鍛冶職人ウィルは、バルボッサからブルックパール号を取り戻そうとしている海賊ジャック・スパロウと手を組み、彼女を救おうとする・・・。

ディズニーランドの人気アトラクションである“カリブの海賊”を映画化。本作は人気シリーズとなった第1作目。完結編となる3作目「ワールド・エンド」を近く鑑賞すべく復習のため改めて観た。楽しめる映画としては良くできており、ワクワクドキドキさせながら随所で笑わせてくれる。ストーリーもさることながら、より面白くさせているのはジョニー・デップの演技によるところも大きい。

劇場公開日 2003年8月2日



(キャスト一覧)
ジョニー・デップ(ジャック・スパロウ)
オーランド・ブルーム(ウィル・ターナー)
キーラ・ナイトレイ(エリザベス・スワン)
ジェフリー・ラッシュ(キャプテン・バルボッサ)
ジョナサン・プライス(スワン総督)
ジャック・ダベンポート


  1. 洋画-は

2016-07-02

クリフハンガー

★★★★
クリフハンガー
鑑賞No:00356
原題:Cliffhanger
製作:1993年/アメリカ/113分
監督:レニー・ハーリン
出演:シルヴェスター・スタローン/ジョン・リスゴー

天才クライマーのゲイブはロッキー山脈でレスキューの仕事をしていたが、同僚で親友のハルとその恋人のサラの救出に向った際にハルの目の前で救出に失敗しサラを死なせてしまう。ハルはゲイブを責め、責任を感じたゲイブは山から遠ざかる。それからしばらく経ったある日、財務省造幣局の輸送機が犯罪組織のジェット機に襲われるが、ジェット機は不時着し、奪われた大金とともに山中に消えてしまう・・・。

「ランボー」「ロッキー」の大ヒット後、あまりさえなかったスタローンが久々にアクションスターとして存在感を示した作品。ランボーのようなプロの戦闘員ではない、一山岳レスキュー隊員ではあるが、雪山という環境を逆手に取って武装集団に立ち向かう姿には爽快感すら感じられる作品となっている。(雪山のプロとは言いながら、素人にしては強すぎる感はあるが・・・)この爽快感は、ジョン・リスゴーが演じる悪役キャラの好演にもよると思われる。見事なまでに悪役を演じきっているがゆえに、それをやっつける爽快感はたまらない。同じように雪山でのアクションを扱った最近の映画(邦画)に「ミッドナイトイーグル」があるが、設定的には「ミッドナイトイーグル」の方が圧倒的にスケールが大きいはずなのに、観ていて受ける迫力の大きさはこちらの方がはるかにスケールが大きいように感じた。

劇場公開日 1993年12月4日



(キャスト一覧)
シルベスター・スタローン(Gabe_Walker)
ジョン・リスゴー(Qualen)
マイケル・ルーカー(Hal Tucker)
ジャニン・ターナー(Jessie Deighan)
レックス・リン(Travers)
キャロライン・グッドオール(Kristel)
ポール・ウィンフィールド(Walter Wright)


  1. 洋画-く