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2016-09-30

ブラッド・ダイヤモンド

★★★★★
ブラッド・ダイヤモンド
鑑賞No:01362
原題:Blood Diamond
製作:2006年/アメリカ/143分
監督:エドワード・ズウィック
出演:レオナルド・ディカプリオ/ジャイモン・ハンスゥ

内戦が続くシエラレオネ共和国で捕虜として収監されていたソロモンは、採掘場で大粒のピンク・ダイヤをみつけ、ある場所に隠す。それを刑務所で耳にしたアーチャーはソロモンを釈放させ、ピンク・ダイヤを手に入れるべく、ソロモンに近づくが・・・。

コンフリクト(紛争)・ダイヤモンドをテーマにした社会派サスペンス映画。ディカプリオは本作で今年のアカデミー主演男優賞にノミネートされたが、惜しくも逃した。政治や紛争に関わる話ということで最初入り込むのが難しいかな?と思ったが、意外と分かりやすく観るものに配慮された感じがした。紛争ダイヤモンドという実際の問題を扱っているだけでなく、アクションも満載であり、サスペンス性あり、家族愛あり、そして息もつかせぬ展開とエンターテイメント性も十分。舞台となっているシエラレオネ共和国は世界で一番平均寿命が短い国という記録があるらしいが、それもうなずけるような内戦状態もよく描ききっている。「ディパーテッド」といい、最近のディカプリオは子供らしさが抜けワイルド感がでてきており、演技も良くなっていると感じられる一作。必見です。なお、紛争ダイヤモンド(コンフリクト・ダイヤモンド)は反政府ゲリラやRUF(国民統一戦線)の主要な財源となっている。シエラレオネは違法なダイヤモンドを隣国リベリアに供給し、その資金とリベリアでのゲリラ特訓の成果を反政府活動に充てている。よってこのダイヤは「血塗られたダイヤ(ブラッド・ダイヤモンド)とも呼ばれている。

劇場公開日 2007年4月7日



(キャスト一覧)
レオナルド・ディカプリオ(ダニー・アーチャー)
ジェニファー・コネリー(マディー・ボウエン)
ジャイモン・フンスー(ソロモン・バンディー)
マイケル・シーン(シモンズ)
アーノルド・ボスルー(大佐)


  1. 洋画-ふ

2016-09-29

夜のピクニック

★★★+
夜のピクニック
鑑賞No:01360
製作:2006年/日本/96分
監督:長澤雅彦
出演:多部未華子/石田卓也/郭智博/西原亜希

全校生徒が徹夜で80kmを歩く行事で、貴子は一度も話したことがないクラスメートの融に話しかける決意をする。しかしなかなか話しかけられないまま、時は過ぎていく・・・。

茨城県の高校で実際に行われている行事を題材にした、恩田陸の同名小説の映画化。映画のほとんどは歩行祭と呼ばれる80kmを歩く行事が中心。はっきり言って約2時間ダラダラ歩くシーンが大半だが、これが意外と面白かった。時間の流れは緩やかでまったりしており、もどかしい気もするが、このまったりさが心地よくなってくる。歩くシーンが多いと言いながら、随所に回想シーンやエピソード風の話が満載で飽きさせない構成になっているのがすごい。主演の二人も素人ぽっさが残っているのがかえってさわやかに感じた。

劇場公開日 2006年9月30日



(キャスト一覧)
多部未華子
石田卓也
郭智博
西原亜希
貫地谷しほり
柄本佑
加藤ローサ
池松壮亮
嶋田久作
田山涼成
南果歩


  1. 邦画-よ

2016-09-28

地下鉄(メトロ)に乗って

★★★★
地下鉄に乗って
鑑賞No:01356
製作:2006年/日本/121分
監督:篠原哲雄
出演:堤真一/大沢たかお/岡本綾/常盤貴子

地下鉄の駅で亡き兄の姿を見かけた長谷部は、その後ろ姿を追って出口を出る。するとそこは東京オリンピックで賑わう昭和39年の東京だった。そこで彼は若き日の父親や、長谷部の現在での不倫相手であるみち子に出会うが・・・。

原作は浅田次郎の同名小説。絶縁状態にあった父親の過去と、その父親の子供に対する本当の愛情を知ることで、父親に対する長谷部の気持ちの変化を丁寧に描いている。最初はタイムスリップの入り口が地下鉄の駅として描かれているが、次第に無意識のうちにタイムスリップしだし、タイムスリップする時代も微妙に変化していくところなどは、1972年製作のアメリカ映画「スローターハウス5」を思い起こさせた。不倫相手のみち子に関わる真相と結末は少し衝撃。全体としては面白い設定とストーリーで十分楽しめる。

劇場公開日 2006年10月21日



(キャスト一覧)
堤真一(長谷部真次)
岡本綾(軽部みち子)
常盤貴子(お時)
大沢たかお(小沼佐吉)
田中泯(野平啓吾)
笹野高史(岡村)
北条隆博(小沼昭一)
吉行和子(長谷部民枝)


  1. 邦画-め

2016-09-27

OUT

★★★+
OUT.jpg
鑑賞No:01173
製作:2002年/日本/119分
監督:平山秀幸
出演:原田美枝子/倍賞美津子/室井滋/西田尚美

東京郊外の弁当工場で働く雅子、ヨシエ、邦子、弥生はそれぞれ家庭に問題を抱えていた。そんなある日、弥生が衝動的にギャンブル狂の夫を殺害してしまう。弥生に泣きつかれ、死体処理させられるはめになった雅子は、ヨシエと邦子も巻き込んで死体を解体し、ごみと一緒に廃棄するが・・・・。

はっきり言ってあまりにも現実性に乏しい設定なので俄かには入り込めなかった。そもそも仲のよい主婦同士かもしれないが、そんなに簡単に死体処理の片棒を担ぐものなのか? 4人はそれぞれ家庭に問題は抱えているものの、その問題自体は現実でも普通にあり得るものばかりで、共犯になるような設定ではない。そういう意味でもちょっと強引なストーリー展開という印象は否めなかった。ただしそれは映画という風に解釈して観ると、それなりに前半部は緊張して観ることができる。強引ながら前半のつかみは良かった分、後半の展開にはやや疑問と落胆が残る作品。

劇場公開日 2002年10月19日

(キャスト一覧)
原田美枝子(香取雅子)
倍賞美津子(吾妻ヨシエ)
室井滋(城之内邦子)
西田尚美(山本弥生)
香川照之(十文字彬)
間寛平(佐竹光義)
千石規子(吾妻千代子)
吉田日出子
大森南朋(山本健司)
小木茂光(香取良樹)
吉永雄紀
江藤漢
斎藤歩
浜田道彦
田中要次
伊藤グロリア
眞島秀和
佐藤貢三


  1. 邦画-あ

2016-09-26

アレックス

★★+
アレックス
鑑賞No:01218
原題:Irreversible
製作:2002年/フランス/99分
監督:ギャスパー・ノエ
出演:モニカ・ベルッチ/ヴァンサン・カッセル

マルキュスの恋人アレックスがレイプされる。事件を知ったマルキュスは友人で、かつアレックスの元恋人でもあるピエールと共に犯人を捜し始める。そして犯人を捜しだした2人は、犯人のいるゲイクラブに押し入り、その男を殴り殺すが・・・・。

映画は事件の結末からスタートし、時間を逆行しながら進んでいくという珍しい作品。また、主演のモニカ・ベルッチの壮絶なレイプシーンが話題となった作品。性的行為もさることながら、彼女に対する暴力シーンは観ていて目を背けたくなるほど残忍で、暴力描写に賛否が渦巻いたのもうなずけなくもない。
時間を逆行したストーリー展開も意表をついた手法で、最初観ていて分かり難かったが、最後まで観るとなかなか面白い手法。時間逆行で少し分かりにくいが、それがなければ逆に至って単純なストーリーだったため、この手法は成功だったといえる。ただしレイプ&暴力シーンと、それ以外のチョット見づらい映像も含め、あまりお勧めはできない映画。

劇場公開日 2003年2月8日



(キャスト一覧)
モニカ・ベルッチ
バンサン・カッセル
アルベール・デュポンテル


  1. 洋画-あ

2016-09-25

ライラの冒険 黄金の羅針盤

★★★
ライラの冒険
鑑賞No:01499
原題:The Golden Compass
製作:2007年/アメリカ、イギリス/112分
監督:クリス・ウエイツ
出演:ダコタ・ブルー・リチャーズ/ニコール・キッドマン

我々の世界とよく似た異次元世界<パラレルワールド>に住む12歳の少女ライラは、幼い頃両親を亡くし、オックスフォード大学のジョーダン学寮で育てられた。この世界にはダイモンと呼ばれる動物の形をした自分の分身と共に生きており、ライラにもパンダライモンというダイモンがいて、いつも一緒に遊んでいた。そんな頃、謎の組織によって子供たちが次々と誘拐される事件が起こる。そして親友ロジャーまでも・・・。一方、ライラの元に上流階級のコールター夫人が現れ、ライラを引き取ることに。しかし、ある日夫人の部屋でライラは子供たちの誘拐リストを見て驚愕する・・・。

イギリスの同名ファンタジー小説の映画化。原作は「黄金の羅針盤」「神秘の短剣」「琥珀の望遠鏡」の3部で構成される。少し前置きが長く、最初の部分で退屈感が襲ってきた。逆に冒険と言える部分が思ったよりも短く薄っぺらかったので、全体的に満足感を得られる内容とは言い難かった。悪人よりも味方が多く、ちょっとピンチになるとすぐに味方が現れて助けてくれるという構図なので、緊張感やドキドキハラハラ感も少なかった。予告編で「救うのか-、滅ぼすのか-」というキャッチフレーズのような台詞があるが、もともとそんな危機感も感じられないし、異次元世界といっているが規模や世界観もよくわからない。原作を読んでいると判るのかもしれないが、映画としては説明が少なく、入り込めなかった原因にもなった。(もっとも説明を充実させるとさらに前置きが長くなって、メインの冒険部分がよけい薄くなる恐れがあるが・・・)

劇場公開日 2008年3月1日



(キャスト一覧)
ダコタ・ブルー・リチャーズ(ライラ・ベラクア)
ニコール・キッドマン(コールター夫人)
ダニエル・クレイグ(アスリエル卿)
サム・エリオット(リー・スコーズビー)
エバ・グリーン(セラフィナ・ペカーラ)
クリストファー・リー(第一評議員)
トム・コートネイ(ファーダー・コーラム)
イアン・マッケラン(イオレク・バーニソン(声))
イアン・マクシェーン(ラグナー・スタールソン(声))
フレディ・ハイモア(パンタライモン(声))
キャシー・ベイツ(ヘスター(声))
クリスティン・スコット・トーマス(ステルマリア(声))
ベン・ウォーカー(ロジャー)
サイモン・マクバーニー(フラ・パベル)
ジム・カーター(ファー統領)
クレア・ヒギンズ(マ・コスタ)
ジャック・シェパード(学寮長)


  1. 洋画-ら

2016-09-24

選挙

★★+
選挙
鑑賞No:01494
製作:2006年/日本/120分
監督:想田和弘
出演:山内和彦/山内さゆり/小泉純一郎/川口順子

東京で切手コイン商を営む山内和彦は、ひょんなことから川崎市宮前区議員補欠選挙に立候補することに。しかしまったく政治の素人であり、選挙区も縁もゆかりもない土地。そんな地盤もないところで激しい選挙戦に入るが・・・・。

2005年10月に行われた川崎市宮前区議員補欠選挙に立候補した山内和彦氏に密着したドキュメンタリー。何も知らず、選挙を題材にしたドラマかと思って観始めたが、実際にあった選挙のドキュメンタリーだった。自民党公認候補として出馬しているだけあって、応援には石原伸晃や川口順子、橋本聖子、萩原健司など著名な政治家が多数やってきて、挙句の果てには当時の首相である小泉首相までも応援に駆けつけてくる。本編は特にナレーションもなく、実際の選挙運動を淡々と映している。本人はまったくしがらみのない候補者で改革を進めるといっているが、実際の選挙の内情をこのように目の当たりに見せられると、立候補した時点ですでにさまざまなしがらみが発生しており、自分一人の考えや思想なんか到底貫き通すことなど難しいことがよく判る。決して面白いわけではなく、映画というより報道特集のような作品。

劇場公開日 2010年6月19日(日本初公開 2007年6月9日)



(キャスト一覧)
山内和彦
山内さゆり
小泉純一郎
川口順子
石原伸晃
萩原健司
橋本聖子


  1. 邦画-せ

2016-09-23

エリザベス:ゴールデン・エイジ

★★★+
エリザベス ゴールデン・エイジ
鑑賞No:01609
原題:Elizabeth: The Golden Age
製作:2007年/イギリス/114分
監督:シェカール・カプール
出演:ケイト・ブランシェット/クライヴ・オーウェン

父王ヘンリー8世の遺志を継いでプロテスタントの女王として25歳でイングランド女王に即位したエリザベス。しかし国内にはカトリック信者が大勢おり、スペインを中心としたヨーロッパ列強もイングランド占領を狙うなど、内憂外患を抱えていた。さらにスコットランド女王メアリー・スチュアートの存在も争いの火種としてくすぶっていた。そんな女王の前に、新世界から戻ったばかりの冒険家ローリー卿が現れる・・・・。

前半は女王としてよりも女として悶々とするエリザベスの姿を描いていたため、今ひとつ盛り上がれなかったが、終盤のスペインの無敵艦隊との戦いには思わず興奮して観た。スペインの無敵艦隊を前に死を決意して雄雄しく戦おうとする一面があるかと思うと、従妹のメアリーを処刑しその罪の意識に苛まれるという、強さと弱さを併せ持った女王をケイト・ブランシェットが好演していた。ウォルター・ローリーにまつわる色々なエピソードも歴史好きには大いに楽しめるものとなっている。

劇場公開日 2008年2月16日



(キャスト一覧)
ケイト・ブランシェット
ジェフリー・ラッシュ
クライブ・オーウェン
リス・エバンス
ジョルディ・モリャ
アビー・コーニッシュ
サマンサ・モートン
エディ・レッドメイン
トム・ホランダー
アダム・ゴドリー


  1. 洋画-え

2016-09-21

家族はつらいよ

★★★+
家族はつらいよ
鑑賞No:02807
製作:2016年/日本/108分
監督:山田洋次
出演:橋爪功/吉行和子/西村雅彦/夏川結衣

結婚50年を目前に控えた平田夫妻。夫はもうすぐ誕生日を迎える妻にプレゼントを贈ろうと欲しいものを尋ねるが、その答えはなんと「離婚届」だった。突如として持ち上がった離婚話に、彼らの子どもたちは大慌て。すぐに家族会議が開かれることになるが、それぞれが抱えてきた不満が噴出してしまう・・・・。

山田洋次監督が「男はつらいよ」シリーズ終了から約20年ぶりに手がけた喜劇。まさに熟年離婚をテーマにしたホームドラマ。主人公の夫にとってはまさに青天の霹靂だが、妻は冷静に離婚届を夫に差し出す。その冷静だが、有無を言わさない行動に空恐ろしさを感じる。自分に置き換えたらと思うと・・・・。2013年の「東京家族」と同じ家族のキャストで描かれているが、「東京家族」の人々そのものではない。あくまでキャストが同じだが設定は違うという妙な仕業になっている。ただし、小林稔侍、風吹ジュンらは「東京家族」と同じ役で出演している。熟年離婚は夫にとっては衝撃だが、今や珍しいことでもなく、また映画の雰囲気から深刻性は感じられず、またちゃんと丸く収まるオチが用意されていそうなので安心して観れる映画。

劇場公開日 2016年3月12日



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  1. 邦画-か
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2016-09-20

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生

★★+
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
鑑賞No:02809
原題:Batman v Superman: Dawn of Justice
製作:2016年/アメリカ/152分
監督:ザック・スナイダー
出演:ベン・アフレック/ヘンリー・カビル

バットマンは、両親の殺害現場を目撃したという過去のトラウマから犯罪者一掃に力を注ぎ、一方超人的能力を持つスーパーマンは、その力を人類のために惜しみなく使ってきた。だが、その破壊力の強大さゆえに、スーパーマンは人々からバッシングを受けるようになり・・・・。

アメコミのスーパーヒーローともいえるバットマンとスーパーマン。その2人が対決するというのだから、はてさてどんな内容かと興味を持って観たが、まずオープニングからして分かりにくい。そのため、すんなり映画に入っていけない。この手の映画は、むしろ何も考えなくても、映像的にすんなりストーリーが入ってくるのがベストだと思うが、どうも何気に観ていたらさっぱり分からない。難しくなってしまった内容を説明するためか、あるいは伏線を張るためか、ストーリーが断片的に構成されているので余計に分かりにくいのだ。ストーリーも分かりにくければ、両者が戦う理由も釈然としない。衝撃的なラストは用意されているが、そうも続編?のための伏線というのが見え見えでチョットいやらしい。

劇場公開日 2016年3月25日



(キャスト一覧)
ベン・アフレック(ブルース・ウェイン/バットマン)
ヘンリー・カビル(クラーク・ケント/スーパーマン)
エイミー・アダムス(ロイス・レイン)
ジェシー・アイゼンバーグ(レックス・ルーサー)
ダイアン・レイン(マーサ・ケント)
ローレンス・フィッシュバーン(ペリー・ホワイト)
ジェレミー・アイアンズ(アルフレッド)
ホリー・ハンター(フィンチ議員)
ガル・ギャドット(ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン)
TAO(マーシー・グレイブス)
スクート・マクネイリー
カラン・マルベイ
ローレン・コーハン
マイケル・シャノン(ゾッド将軍)
リプリー・ソーボ
レベッカ・ブラー(ジェニー)
ハリー・レニックス(スワンウィック)
ケビン・コスナー(ジョナサン・ケント)
レイ・フィッシャー(サイボーグ)
エズラ・ミラー(ザ・フラッシュ)
ジェイソン・モモア(アクアマン)


  1. 洋画-は

2016-09-19

映画 クロサギ

★★★+
映画クロサギ
鑑賞No:01517
製作:2008年/日本/127分
監督:石井康晴
出演:山下智久/堀北真希/山崎努/竹中直人

詐欺師を専門に騙す詐欺師“クロサギ”の黒崎は、詐欺界のフィクサー・桂木の仲介で、レイコから依頼を受ける。レイコはかつて会社を経営していたが、贈答詐欺を生業とする詐欺師・石垣の魔の手にかかり会社をつぶされていた。黒崎はレイコの金を取り戻すために、IT企業の社長に変装し、石垣に接近するが・・・。

山下智久主演の人気TVドラマの映画化。相変わらずTVドラマは見てないので、設定やキャストは何も知らないまま観たが、冒頭にそれなりの説明があったので支障はなかった。あらかじめ、詐欺師を対象に騙す詐欺師の話とは聞いていたので、「スティング」のような映画(綿密な準備・設定と最後のドンデン返し、そして爽快感)を期待していたが、ちょっと違っていた。まず、前半に繰り広げられる話が何とも暗い。そしてそんな話が長く、期待しているトリックとか騙しの技術がおざなりになっている気がした。そして後半からラストのあまりにもうまく行き過ぎる展開と、綿密な計画のはずが警察の介入によって狂っているはずなのに、展開に影響しなかったり、説明のつかない行動があったりと、謎や違和感の残るストーリーが目立った。そして笑福亭鶴瓶演じる役どころもラストで重要となるが、まったく説明なく不満が残った(TVドラマを見ていないせいかも?)。最後はそれなりにモヤモヤは解消するが、爽快感を味わうまではいかない。映画化にあたってはもう少し練った内容にしてもらいたかった。

劇場公開日 2008年3月8日

(キャスト一覧)
山下智久
堀北真希
加藤浩次
市川由衣
大地真央
竹中直人
飯島直子
笑福亭鶴瓶
田山涼成
奥貫薫
岸部シロー
杉田かおる
石橋蓮司
峰岸徹
北村有起哉
西村清孝
哀川翔
山崎努


  1. 邦画-く

2016-09-18

キル・ビル Vol.2

★★★
キル・ビル2
鑑賞No:01230
原題:Kill Bill: Vol. 2
製作:2004年/アメリカ/136分
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ユマ・サーマン/デヴィッド・キャラダイン

東京での復讐を終えたザ・ブライドは、残る標的を求めてテキサスの荒野にやってくる。ここでの標的はビルの弟バド。ブライドは闇夜にまぎれてバドを急襲するも、バドの計略にはまり、生き埋めにされてしまう・・・。

ザ・ブライドの復讐劇を描く「キル・ビル Vol.1」の続編。ストーリー性はあまりなかったけど、アクションで楽しませてくれたVol.1にくらべ、ラブ・ストーリーを絡ませたストーリー性があった点は評価できるが、もともとのアクションはあまり継承されず、物足らなさは残った。単純に楽しむならVol.1の方が断然面白かった!ただこの作品、2部作にする必要があったの?Vol.1のノリで一気に最後まで描いて欲しかった気がします。Vol.2ではダリル・ハンナがなかなかよかったですね。アクション性が低い中、ユマ・サーマンとダリル・ハンナとの闘いは、Vol.1のルーシー・リューよりも壮絶で凄かった!

劇場公開日 2004年4月24日



(キャスト一覧)
ユマ・サーマン
デビッド・キャラダイン
ダリル・ハンナ
マイケル・マドセン
ゴードン・リュウ
マイケル・パークス
サミュエル・L・ジャクソン


  1. 洋画-き

2016-09-17

隠し砦の三悪人 (1958年版)

★★★★+
隠し砦の三悪人
鑑賞No:01516
製作:1958年/日本/109分
監督:黒澤明
出演:三船敏郎/千秋実/藤原釜足/上原美佐

戦国の世、秋月家は隣国の山名家に敗れ、秋月家跡継ぎの雪姫は侍大将の真壁六郎太と隠し砦にこもった。砦近くの泉には軍資金の黄金二百貫を隠して。六郎太は同盟国の早川領に逃れるべく、砦近くで出会った百姓の太平と又七を利用しようと考える。ここに、敗軍の将と美女、そして百姓2人が敵中突破するための旅がはじまる・・・。

物語は一言で言うと、戦に敗れた真壁六郎太と雪姫が百姓2人とともに数々の難関を突破して同盟国に脱出するというストーリーだが、息もつかせない展開にハラハラドキドキさせられる。といって緊張感ばかりではなく、合間合間に行われる太平と又七の掛け合いが絶妙。強いものに対してはすぐ屈服するものの、生きることや金への執着、隙あらばといった、身分制度の厳しかった頃の百姓のしたたかさが見事に描かれている。敵中をクリアしていく策略も面白く、折角策略で切り抜けていこうとする六郎太を尻目に隙あらば出し抜こうとする百姓2人に、予想外の物語の展開を期待させられる。CG技術のない頃の映像としてはスリル感たっぷりの乗馬シーン(特に三船敏郎が両手に刀を振りかざして疾走するシーン)は圧巻!また、絶体絶命のピンチにあって、敵ながら六郎太と心の通じ合う田所兵衛の「裏切り御免!」のシーンは最高にスカッとする名シーンである。ちなみに、裏話とはいえないくらい有名な話が、太平と又七の百姓コンビが、あの「スター・ウォーズ」のC-3POとR2-D2のモデルだということ。また、「スター・ウォーズ」のストーリー自体、本作の影響を受けている。

劇場公開日 1958年12月28日



(キャスト一覧)
三船敏郎
藤原釜足
藤田進
千秋実
上原美佐
志村喬
三井弘次
佐藤允


  1. 邦画-か

2016-09-16

蒲田行進曲

★★★★+
蒲田行進曲
鑑賞No:00289
製作:1982年/日本/109分
監督:深作欣二
出演:松坂慶子/風間杜夫/平田満/高見知佳

花形スターだが、人情に篤く激情家の銀四郎は、妊娠した恋人の女優、小夏を彼の取り巻きの一人であるヤスに押し付けて結婚させてしまう。ヤスは、小夏と生まれてくる子供のために、危険を顧みずスタントマンを進んで引き受けるが、生傷が耐えなかった・・・。

第86回直木賞を受賞したつかこうへいの同名小説の映画化。本作は第6回日本アカデミー賞で作品賞、監督賞、主演男優・主演女優賞など各賞を総なめにした作品。風間杜夫演じる銀ちゃんを中心に、古きよき時代の撮影現場を再現している。ただ、後半からラストのクライマックスにかけてはいわゆる“階段落ち”にスポットが当たり、10mの高さの階段から落ちる志士役を演じるヤスが一躍前面に出てくる。命懸けの階段落ちに、妻と生まれ来る子供のために挑むヤスの心情を見事に描いており、ヤス役の平田満も見事に演じている。さらに松坂慶子の大胆演技も、中村雅俊が歌う主題歌「恋人も濡れる街角」もよかったな~。

劇場公開日 1982年10月9日

(キャスト一覧)
松坂慶子(小夏)
風間杜夫(銀四郎)
平田満(ヤス)
高見知佳(朋子)
原田大二郎(橘)
蟹江敬三(監督)
岡本麗(トクさん)
汐路章(山田)
榎木兵衛(トメ)
高野嗣郎(太)
石丸謙二郎(大部屋A)
萩原流行(勇二)
酒井敏也(マコト)
清水昭博(助監督)
佐藤晟也(カメラマン)
清川虹子(ヤスの母)
千葉真一
真田広之
志穂美悦子


  1. 邦画-か

2016-09-15

ALLDAYS 二丁目の朝日

★+
ALLDAYS.jpg
鑑賞No:01621
製作:2008年/日本/81分
監督:村上賢司
出演:三浦涼介/谷桃子/松田祥一/中原和宏

売春防止法が施行される昭和33年のほんの少し前、新宿二丁目には個性豊かな人たちが住んでいた。女性に興味が持てない軽演劇場の役者・真雄は、戦時中に出会ったアイパッチの男のことが忘れられず、その男を捜す毎日を送っていた。そんなこととは知らず、真雄にほれた新人の踊り子・さと子は真雄に告白し、振られてしまう・・・・。

タイトルは「ALLWAYS 三丁目の夕日」の完全なパクリですが、「ALLWAYS~」のような映画を決して期待してはいけませんし、パロディ映画でもありません。いわゆる新宿二丁目誕生秘話のような映画で、内容はパクリでもパロディでもないオリジナルの映画でした。それゆえタイトルのパクリは残念です。しかしながらそうでもしなければ、観なかった映画かもしれません。そして観終わった後も特に感動も共感もありませんでした。私の理解できない世界が描かれているせいもありましたが、私の知らない俳優ばかりの決して上手くない演技にも起因しているかもしれません。ストーリー自体は単純ですが、細かい部分の展開が理解できなかったり不自然だったりと荒が目立ちすぎです。また、リアル感も伝わってこないので、ホント別世界の話で共感できませんでした。

劇場公開日 2008年2月2日



(キャスト一覧)
三浦涼介
松田祥一
谷桃子
竹下宏太郎


  1. 邦画-お

2016-09-13

大いなる陰謀

★★
大いなる陰謀
鑑賞No:01613
原題:Lions for Lambs
製作:2007年/アメリカ/92分
監督:ロバート・レッドフォード
出演:トム・クルーズ/メリル・ストリープ/ロバート・レッドフォード

次期大統領候補と噂される上院議員アーヴィングのオフィスに呼び出されたベテラン報道記者のジャニーンは、彼から対テロ戦争の極秘作戦に関するスクープ情報を提供される。同じ頃、カリフォルニア大学の教授マレーは、最近講義をさぼっている優秀な学生トッドを呼び出し、志願兵となった教え子2人の話を始めていた。そしてまさにその頃、その2人はアフガニスタンで、アーヴィング発案の作戦決行のため最前線に送られていた・・・・。

評価基準に則れば星2つとなってしまうぐらいエンタテイメント性はなく、面白くはない映画である。ただし、そもそもエンタテイメントを追究した映画ではことは明らか。9・11から6年を経たアメリカのテロ戦争に対する裏側を色々な角度から捉え、問題提起している映画といったほうが正しいかもしれない。何が正義で何が悪か? 正義の裏側には隠された政治家の野心や思惑があり、それを煽り立てるマスメディアによって真実は覆い隠され、国民は虚像に踊らされる。そんな現代アメリカ(そして何の疑問もなくその影響を受けている日本)の歪みを、政治家、ジャーナリスト、大学教授と生徒、そして志願兵といったそれぞれ立場の違う人間の対話により浮き彫りにしている。興味深いテーマであるが、はっきりいって地味で面白くはない。でもこの映画を観て日本や世界の出来事に関心を持ち、自分なりの意見・考えは持ちたいと思えるようになるかも。

劇場公開日 2008年4月18日



(キャスト一覧)
ロバート・レッドフォード
メリル・ストリープ
トム・クルーズ
マイケル・ペーニャ
アンドリュー・ガーフィールド
デレク・ルーク
ピーター・バーグ
ケビン・ダン


  1. 洋画-お

2016-09-12

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

★★★★+
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
鑑賞No:01165
原題:Catch Me If You Can
製作:2002年/アメリカ/141分
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:レオナルド・ディカプリオ/トム・ハンクス

16歳のフランクは両親の離婚を機に家を飛び出し、生きていくために小切手詐欺を思いつく。やがてパイロットや医師、弁護士などに変装し、世界各地で小切手偽造事件を起こしていく。彼を追うFBI捜査官カールはあと一歩のところまでフランクを追い詰めていくが・・・。

実在した天才詐欺師の半生を描く。フランクとカールの追いつ追われつの様子は「ルパン三世」に通じるところもあるし、色々な職業に変装しながら逃亡を続けるところは「復讐するは我にあり」の主人公を彷彿させた。犯罪者が主役と言うことでいわゆるピカレスクものだが、ストーリーは痛快で大いに楽しめる。ディカプリオが演じた天才詐欺師フランク・W・アバグネイルJr.は実在の人物で、本作にもカメオ出演している。

劇場公開日 2003年3月21日



(キャスト一覧)
レオナルド・ディカプリオ
トム・ハンクス
クリストファー・ウォーケン
マーティン・シーン
ナタリー・バイ
エイミー・アダムス
ジェニファー・ガーナー


  1. 洋画-き

2016-09-11

口裂け女

★★
口裂け女
鑑賞No:01412
製作:2006年/日本/90分
監督:白石晃士
出演:佐藤江梨子/加藤晴彦/水野美紀/桑名里瑛

1970年代後半、全国の子供を震え上がらせた口裂け女の噂。その噂が再び広まる中、1人の少年が何者かに連れ去られる。小学校は対策として集団下校を行うが、小学校教師の京子は、担任の生徒・美佳を自宅近くまで送るが、口裂け女に遭遇し美佳を連れ去られる・・・。

現代の家庭や学校の持つ問題を提起した点は多少評価できるも、全体的には作品としてのレベルは低い。本来の噂になった口裂け女のイメージとはほど遠く、知名度のある「口裂け女」を利用した全く違った映画だった。怖いというよりも目を背けたくなる残虐なシーンの目立つ和製ホラー。ただ、口裂け女役を買ってでた水野美紀の好演(怪演?)は他の出演者より目立っていた。

劇場公開日 2007年3月17日



(キャスト一覧)
佐藤江梨子
加藤晴彦
水野美紀
桑名里瑛
入江紗綾
松澤一之
坂上香織


  1. 邦画-く

2016-09-10

靴をなくした天使

★★★★
靴をなくした天使
鑑賞No:00369
原題:Hero
製作:1992年/アメリカ/117分
監督:スティーブン・フリアーズ
出演:ダスティン・ホフマン/アンディ・ガルシア

飛行機事故が起こった場所に偶然居合わせたコソ泥のバーニーは、助けを求める乗客を救出し、そのままその場から立ち去る。TVレポーターのゲイルはTV番組の中で賞金100万ドルをつけて、この命の恩人の捜索を開始する。そこに名乗り出たのはホームレスのジョンだったが、マスコミは彼を一躍ヒーローとして祭り上げる・・・。

邦題はストーリーを端的に表現しているが、原題の「HERO」が示す通りヒーローとは何かを問う映画。マスコミが取り上げる事実、あるいはあたかも事実のように作り上げられた内容、曲解された内容等々と、真実との違いをまざまざと見せつける映画。いかに真実は伝わりにくいかということも最近のマスコミ報道を見ていて感じる。また昨今どの企業でもコンプライアンス(法令遵守)が叫ばれているが、まずいことを隠そうとしてつくちょっとした嘘が後に大騒ぎになる例はあとを絶たない。「嘘はいずれバレル」ということを肝に銘じ、また真実を見極める目を養うことが肝要だと思う。

劇場公開日 1993年4月24日



(キャスト一覧)
ダスティン・ホフマン
アンディ・ガルシア
ジョーン・キューザック
スティーブン・トボロウスキー
トム・アーノルド
ジーナ・デイビス
ケビン・J・オコナー
モーリー・チェイキン
クリスチャン・クレメンソン
スージー・キューザック


  1. 洋画-く

2016-09-09

カッコーの巣の上で

★★★★
カッコーの巣の上で
鑑賞No:00723
原題:One Flew Over the Cuckoo's Nest
製作:1975年/アメリカ/133分
監督:ミロス・フォアマン
出演:ジャック・ニコルソン/ルイーズ・フレッチャー

刑務所での強制労働から逃れえるため、マクマーフィは精神病患者を装ってオレゴン州立精神病院に送られてくる。そこは絶対的な権限を持つラチェッド婦長により患者は無気力に管理されていた。病院の管理体制に反発を感じたマクマーフィはやがてラチェッド婦長に反抗を続けながら無気力な患者たちに生きる気力を与えようとする・・・。

人間の自由と尊厳をテーマとしたちょっと重い映画であり、結末も非常に辛いものである。当時の医学会を痛烈に批判した結果であろうが、表からは見えにくい部分で弱者に対する人を人とも思わない行為は現代での隠然として行われているだろうということを感じさせる恐ろしい映画に仕上がっている。考えさせられれる映画だが、一見する価値あり。ジャック・ニコルソンは本作でアカデミー主演男優賞を受賞しているが納得!

劇場公開日 1976年4月3日



(キャスト一覧)
ジャック・ニコルソン
ルイーズ・フレッチャー
ウィリアム・レッドフィールド
マイケル・ベリーマン
ウィル・サンプソン
クリストファー・ロイド
ダニー・デビート
ブラッド・ドゥーリフ


  1. 洋画-か

2016-09-08

ゲゲゲの鬼太郎

★★+
ゲゲゲの鬼太郎
鑑賞No:01441
製作:2007年/日本/103分
監督:本木克英
出演:ウエンツ瑛士/井上真央/大泉洋/田中麗奈

ある日、鬼太郎のもとに小学生の健太から助けを求める手紙がくる。テーマパーク建設のための立ち退きを強要するため、団地周辺に不気味な妖怪が出現しているとのことだった。一方、妖怪の世界でも事件が勃発する。ねずみ男が偶然迷い込んだ地下世界で見つけた不思議な石を盗んだことから、妖怪たちはその奪還を図ろうとするが、その妖怪石を手に入れたのは健太だった・・・。

水木しげる原作の同名人気アニメの実写映画化。子供たちは結構入り込んで観ていたが、やはりアニメ世代には少し違和感が拭えない作品。CG技術は素晴らしく、アニメの実写化としては良く出来ていると思ったが、逆にCGや特殊メイクにより綺麗に仕上がりすぎて映像的にも美しいがゆえに、妖怪世界という一種おどろおどろしい、どろどろ感が全く感じられなかった。CGによる目玉おやじ、一反木綿、ぬり壁などはリアルでよかったが、やはり実写の鬼太郎はチョット違和感があったか?ねずみ男はイメージにうまく合っていたが・・・。キャストは結構豪華で、脇を固める妖怪たちに田中麗奈、西田敏行、小雪、中村獅童、谷啓らが出てくるほか、妖怪の声役で伊集院光、柳沢慎吾、石原良純、デープ・スペクター、きたろう、立川志の輔、石井一久など多彩な顔ぶれが名を連ねている。しかし、やっぱりこれは「ゲゲゲの鬼太郎」なんだと認識させられたのは、目玉親父の変わらぬ声だったか・・・。

劇場公開日 2007年4月28日



(キャスト一覧)
ウエンツ瑛士
井上真央
田中麗奈
大泉洋
間寛平
室井滋
西田敏行
小雪
中村獅童
谷啓


  1. 邦画-け

2016-09-07

怪盗ジゴマ/音楽篇

★★+
快盗ルビイ
鑑賞No:00285
製作:1988年/日本/23分
監督:和田誠
声の出演:斉藤俊夫/斉藤晴彦/伊達英二/仲代圭吾

寺山修司原作の短編ミュージカル・アニメ。小泉今日子・真田広之の「怪盗ルビイ」の併映作品として公開されている。女性歌手から“心の歌”を盗んだ怪盗ジゴマを探偵が追跡するという独特のファンタジー映画。

「怪盗ルビイ」を観に行った時に、やっていた記憶はあるが、内容はイマイチ覚えていない。ただなんとなくほのぼのとした感じのするアニメだったように記憶している。心の歌を盗まれた女性歌手の声を由紀さおりが演じているが、エンドロールでこのことが分かった瞬間、劇場内でどよめきがあったことが唯一、鮮明に記憶している。

劇場公開日 1988年11月12日

(キャスト一覧)
斎藤俊夫(名医)
斎藤晴彦(ジゴマ)
伊達英二(音楽商会の主人)
仲代圭吾(街頭歌手)
山崎イサオ(探偵)
由紀さおり(さみしい女)


  1. 邦画-か

2016-09-06

監督・ばんざい!

★★
監督・ばんざい
鑑賞No:01450
製作:2007年/日本/104分
監督:北野武
出演:ビートたけし/江守徹/岸本加世子/鈴木杏

「バイオレンス映画はもう撮らない」と宣言したキタノ・タケシ映画監督は次回何を撮るか悩んでいた。過去12本の映画を撮っているが、ヒットしたのは1本。そこでなんとかヒット作を撮ろうと、今まで作ったことのないタイプの映画に挑戦することに。小津安二郎風、昭和30年代、ラブストーリー、ホラー、時代劇、と片っ端からチャレンジするが、どれも完成前に失敗し・・・。

今までの北野作品として観ると、あまりにも落胆する作品。何もしたいのか、何を描きたいのかよく分からなかった。予告編でも象徴的に出てきていたタケシ人形が本編中にも随所に出てくるが、まったく意味が分からない。さすがにお笑い出身だけあって、コミカルなシーンが随所にあって笑わせるツボは心得ているが、クスッと笑わす程度。人脈が広いのか、出演陣は多彩で、ほとんどがチョイ役だが、この点は楽しめる。また、たけし軍団も大勢出ていて懐かしかった。群を抜いていたのは江守徹。「ここまでやるか」という演技・役どころは半分感心、半分あきれるほど。

劇場公開日 2007年6月2日



(キャスト一覧)
ビートたけし
江守徹
岸本加世子
鈴木杏
吉行和子
宝田明
藤田弓子
内田有紀
木村佳乃
松坂慶子
大杉漣
寺島進
六平直政
渡辺哲
井手らっきょ
モロ師岡
菅田俊
石橋保
蝶野正洋
天山広吉


  1. 邦画-か

2016-09-05

アポロ13

★★★★
アポロ13
鑑賞No:00530
原題:Apollo 13
製作:1995年/アメリカ/141分
監督:ロン・ハワード
出演:トム・ハンクス/ケビン・ベーコン

1970年4月11日、アポロ13号は月に向かって打ち上げられる。飛行は順調に進むが、月に到着直前になって機内で爆発が起こり酸素が漏れ始める。やがて事態の重大さを悟った乗員や管制官たちは、決死の思いで帰還作戦を開始する・・・。

爆発事故に見舞われ、絶望的な状況の中で奇跡の生還を果たしたアポロ13号の実話を描く。一部脚色されている部分もあるようだが、概略は事実に基づいている話なので真に迫ってくる。また次々と見舞われるトラブルで最後まで緊張が持続するストーリーは素晴らしい。当時の最新CGによるアポロ13号の発射シーンは今観てもリアルで迫力があり、現物と見間違うほど。主演の船長役のトム・ハンクスの演技は安定しているが、特に地上で指揮を執っていたエド・ハリスの好演が光った。

劇場公開日 1995年7月22日



(キャスト一覧)
トム・ハンクス(Jim Lovell)
ケビン・ベーコン(Jack Swigert)
ビル・パクストン(Fred Haise)
ゲイリー・シニーズ(Ken Mattingly)
エド・ハリス(Gene Kranz)
キャスリーン・クインラン(Marilyn Lovell)
ローレン・ディーン(John Arthur)
トレイシー・ライナー(Mary Haise)


  1. 洋画-あ

2016-09-04

お葬式

★★★★+
お葬式
鑑賞No:00283
製作:1984年/日本/124分
監督:伊丹十三
出演:山崎努/宮本信子/菅井きん/大滝秀治

俳優の夫婦である井上侘助と雨宮千鶴子もとに千鶴子の父・真吉の訃報が届く。親族代表として葬式を出すことになった侘助だが、初めてもことで途方に暮れる。マネージャーや葬儀屋の助けを借りて葬儀の準備を進めるが、真吉の兄からの横槍があったり、侘助の愛人がお通夜にやって来たりと・・・。

伊丹十三の監督デビュー作。初めてお葬式を出すことになった一家と、お葬式に集まった人々の様子をユーモラスに描いた傑作コメディ。“お葬式”をテーマとして捉えただけでも斬新であるが、暗く厳粛であるべきこの儀式を多少皮肉りながらユーモラスに描いた点が秀逸。また“お葬式”の要領も丁寧に描かれており、葬式マニュアルとしても十分役に立つ内容となっている。本作は1984年の日本アカデミー賞で、作品賞ほか計5部門を受賞している。

劇場公開日 1984年11月17日



(キャスト一覧)
山崎努(井上佗助)
宮本信子(雨宮千鶴子)
菅井きん
大滝秀治
財津一郎
江戸家猫八
奥村公延
友里千賀子
尾藤イサオ
岸部一徳
津村隆
横山通乃
西川ひかる
海老名美どり
双葉弘子
関弘子
吉川満子
藤原釜足
田中春男
香川良介
佐野浅夫
関山耕司
左右田一平
加藤善博
里木佐甫良
金田明夫
利重剛
中村まり子
福原秀雄
津川雅彦
小林薫
高瀬春奈
笠智衆


  1. 邦画-お

2016-09-02

海の上のピアニスト

★★★★+
海の上のピアニスト
鑑賞No:00939
原題:The Legend of 1900
製作:1999年/イタリア、アメリカ/125分
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:ティム・ロス/プルット・テイラー・ヴィンス

1900年に豪華客船内に捨てられた赤ん坊が“ナインティーン・ハンドレッド”と名付けられ、船内で成長する。名付け親のダニーが事故で死んだ後も、彼は一度も船を降りずに、船内でピアニストとしての才能を開花させていく。そして1946年。老朽化したこの船がついに爆破されることになり・・・。

豪華客船の上で生まれ育ち、一度も船を降りなかった天才ピアニストの一生を描く。リアリティに欠ける部分はあるものの、ひとつのおとぎ話のようなものとして観ると、まずまず感動させられる。流れる音楽はとてもよく、主人公の演奏するピアノが船の揺れに合わせて滑りながら回転するシーンはこの映画の最も印象に残るシーン。生まれてから死ぬまで一度も船を降りなかった男の話だが、この船を観ている人はそれぞれ何に例えるのか? そして一度だけ降りようとしてやはり断念するときの心情。人それぞれに自分の船があり、その船から降りるかどうかを決断する機会というのが人生で一度はあるのではないかと思いながら観ていた。考えさせられる映画。

劇場公開日 1999年12月18日



(キャスト一覧)
ティム・ロス
プルイット・テイラー・ビンス
メラニー・ティエリー
クラレンス・ウィリアムズ3世
ビル・ナン
ピーター・ボーン
ニオール・オブライエン
ガブリエル・ラビア
アルベルト・バスケス
イーストン・ゲイジ
コリー・バック



  1. 洋画-う

2016-09-01

あげまん

★★★★
あげまん
鑑賞No:00278
製作:1990年/日本/118分
監督:伊丹十三
出演:宮本信子/津川雅彦/大滝秀治/金田龍之介

捨て子だったナヨコは芸者の置き屋に預けられ、やがて僧侶の旦那を持つようになるが、その僧侶の位はどんどん高くなっていった。僧侶の死後、OLとなったナヨコはふとしたことからうだつのあがらない銀行員と知り合うが、その男もどんどん出世していった。ナヨコは、周囲の男の運を開いていく“あげまん”だったのだ・・・。

“あげまん”と呼ばれる上昇運をもたらすヒロインを中心に、彼女を取り巻く男たちの葛藤を描く。“あげまん”はもともとは色街で使われていた隠語らしいが、この映画で広く流行した。そういう意味でも伊丹映画はあまり知られていないが興味深い世界を我々に紹介し分かりやすく映画という形で紹介してくれている。本作も他の作品と違わず、いい構成・展開で楽しめた。宮本信子の18歳役には少々無理があったが、あげまん芸者を見事に演じていた。この映画のヒットからも、宮本信子自身があげまん女優ともいえるのではないか。

劇場公開日 1990年6月2日



(キャスト一覧)
宮本信子(ナヨコ)
津川雅彦(鈴木主水)
大滝秀治
金田龍之介
一の宮あつ子
菅井きん
三田和代
ミツコ
洞口依子
南麻衣子
黒田福美
橋爪功
高瀬春奈
杉山とく子
柳谷寛
横山通乃
関弘子
矢野宣
北見治一
久保晶
加藤善博
内田あかり
柴田美保子
不破万作
上田耕一
押阪忍
東野英治郎
猿若清方
北村和夫
宝田明
島田正吾


  1. 邦画-あ